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技術 撮像機器

出願人 オリンパス株式会社
発明者 横川恒野中修
出願日 2015年2月2日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-018806
公開日 2016年8月8日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2016-144050
状態 特許登録済
技術分野 スタジオ装置 カメラの表示・駒の計数
主要キーワード 機能限界 サンプル画像情報 材状態 鑑賞モード アドバイス処理 アドバイス選択 省電モード 手本画像
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年8月8日)のものです。
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図面 (11)

課題

手本画像に近い撮影ができるよう撮影をトータル援助する撮像機器を提供すること。

解決手段

撮像部20と操作部80と画像を表示する表示部75とを、少なくとも有する撮像機器10において、撮影者により撮影される撮影画像と撮影者により選択されたサンプル画像とを比較する画像比較部51と、前記撮影画像における撮影時の操作を前記サンプル画像撮影時の操作と比較する操作比較部57と、前記画像比較部及び前記操作比較部による比較結果に基づき、前記撮影画像をサンプル画像に近づけるための撮影方法を撮影者にアドバイスするアドバイス部58と、を備える。

概要

背景

撮影される作品の出来は、撮影時の設定条件撮影動作あるいは使用する撮影機材によって大きく左右される。しかし、如何なる使用機材を用いて、どのような条件で撮影すれば、自分の狙う作品が撮影できるかは、初心者にとっては、難しい問題である。

例えば、撮影画像画質は、撮影機材や、その各種パラメータ値(ISO感度圧縮率フラッシュの有無、輝度値等)の組み合わせで決まるが、初心者が、アクセサリを含む適切な機材を選んだり各パラメータを自分のイメージする画質になるように調整するのは困難である。

また、撮影においては、撮影構図重要な要素になるが、被写体や状況に合わせて的確な機材の取り扱いや、その保持や把持撮影姿勢画角を設定するのも、かなりな経験が必要とされる。解決策の1つとして、初心者でも適切な撮影構図を設定できるように、撮影姿勢等をアドバイスする撮像装置が提案されている(特許文献1)。

概要

手本画像に近い撮影ができるよう撮影をトータル援助する撮像機器を提供すること。撮像部20と操作部80と画像を表示する表示部75とを、少なくとも有する撮像機器10において、撮影者により撮影される撮影画像と撮影者により選択されたサンプル画像とを比較する画像比較部51と、前記撮影画像における撮影時の操作を前記サンプル画像撮影時の操作と比較する操作比較部57と、前記画像比較部及び前記操作比較部による比較結果に基づき、前記撮影画像をサンプル画像に近づけるための撮影方法を撮影者にアドバイスするアドバイス部58と、を備える。

目的

本願発明は、上記課題に鑑み、手本画像に近い撮影ができるようトータルに撮影を援助する撮像機器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

撮像部と操作部と画像を表示する表示部とを、少なくとも有する撮像機器において、前記表示部へ表示する画像を制御する表示制御部と、撮影者により撮影される撮影画像と撮影者により選択されたサンプル画像とを比較する画像比較部と、前記撮影画像における撮影時の操作と前記サンプル画像撮影時の操作とを比較する操作比較部と、前記画像比較部及び前記操作比較部による比較結果に基づき、前記撮影画像をサンプル画像に近づけるための撮影方法を撮影者にアドバイスするアドバイス部と、を備えることを特徴とする撮像機器。

請求項2

前記撮影画像における機材の性能または該機材と連携する連携機器情報と、前記サンプル画像における機材の性能または該機材と連携する連携機器情報と、を比較する機能比較部を備え、前記アドバイス部は、更に、前記機能比較部による比較結果を考慮して、前記アドバイスを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項3

前記操作比較部は、前記撮影時の操作として、前記撮像機器の設定操作または撮影時の撮像機器の撮影時の動き、の少なくともいずれか一つを比較することを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項4

前記操作比較部は、前記サンプル画像が撮影された際の操作情報を含むサンプ補助情報に基づき、前記サンプル画像と前記撮影画像との撮影時の操作や操作過程を比較することを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項5

前記アドバイス部は、複数のアドバイス情報の中から推奨するアドバイス情報を選択して決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項6

前記アドバイス部は、撮影時の操作で前記サンプル画像と同等な操作をおこなうことが出来ないときには、特殊効果置換えるアドバイスを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項7

前記撮影画像は、当該撮像機器によるライブビュー画像または撮影済みの画像であることを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項8

更に、前記表示制御部は、撮影者に前記サンプル画像を選択させるために、撮影画像と共に、サンプル画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項9

前記表示制御部は、前記アドバイス情報を、撮影画像及び選択されたサンプル画像と共に前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。

請求項10

撮像部と操作部と画像を表示する表示部とを、少なくとも有する撮像機器における制御方法において、撮影者により撮影される撮影画像と撮影者により選択されたサンプル画像とを比較する画像比較ステップと、前記撮影画像における撮影時の操作と前記サンプル画像撮影時の操作とを比較する操作比較ステップと、前記画像比較ステップ及び前記操作比較ステップによる比較結果に基づき、前記撮影画像をサンプル画像に近づけるための撮影方法を撮影者にアドバイスするアドバイスステップと、を含むことを特徴とする制御方法。

請求項11

撮像部と操作部と画像を表示する表示部とを、少なくとも有する撮像機器のコンピュータに、撮影者により撮影される撮影画像と撮影者により選択されたサンプル画像とを比較する画像比較ステップと、前記撮影画像における撮影時の操作と前記サンプル画像撮影時の操作とを比較する操作比較ステップと、前記画像比較ステップ及び前記操作比較ステップによる比較結果に基づき、前記撮影画像をサンプル画像に近づけるための撮影方法を撮影者にアドバイスするアドバイスステップと、の各ステップを含む処理を実行させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、希望する作品に近づく撮影を可能にする撮像機器に関する。

背景技術

0002

撮影される作品の出来は、撮影時の設定条件撮影動作あるいは使用する撮影機材によって大きく左右される。しかし、如何なる使用機材を用いて、どのような条件で撮影すれば、自分の狙う作品が撮影できるかは、初心者にとっては、難しい問題である。

0003

例えば、撮影画像画質は、撮影機材や、その各種パラメータ値(ISO感度圧縮率フラッシュの有無、輝度値等)の組み合わせで決まるが、初心者が、アクセサリを含む適切な機材を選んだり各パラメータを自分のイメージする画質になるように調整するのは困難である。

0004

また、撮影においては、撮影構図重要な要素になるが、被写体や状況に合わせて的確な機材の取り扱いや、その保持や把持撮影姿勢画角を設定するのも、かなりな経験が必要とされる。解決策の1つとして、初心者でも適切な撮影構図を設定できるように、撮影姿勢等をアドバイスする撮像装置が提案されている(特許文献1)。

先行技術

0005

特開2014−17865号公報

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1のように、プロの写真家が撮影した手本サンプル)画像が提示されると、自分もこのような作品を撮影したい気持ちになる。しかし、手本画像は、撮影者が撮影しようとする現実の被写体や背景とは異なる箇所が多く、また、撮影機材も同じとは限らない。初心者は、手本画像と同じような画像を撮影したくても、どのようにアプローチしてよいか分からない場合が多い。これを解決するためには、個々の場面に応じて、手本画像に近い画像を撮影するための単なるパラメータ設定にとどまらない具体的なアドバイスが必要になる。
本願発明は、上記課題に鑑み、手本画像に近い撮影ができるようトータルに撮影を援助する撮像機器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、撮像部と操作部と画像を表示する表示部とを、少なくとも有する撮像機器において、前記表示部へ表示する画像を制御する表示制御部と、撮影者により撮影される撮影画像と撮影者により選択されたサンプル画像とを比較する画像比較部と、前記撮影画像における撮影時の操作を前記サンプル画像撮影時の操作と比較する操作比較部と、前記画像比較部と前記操作比較部による比較結果に基づき、前記撮影画像をサンプル画像に近づけるための撮影方法を撮影者にアドバイスするアドバイス部と、を備える。

発明の効果

0008

本発明によれば、手本画像に近い撮影ができるようトータルに撮影を援助する撮像機器を提供することができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の第1実施形態の撮像機器におけるハードウェア構成図である。
第1実施形態のアドバイス処理に関する機能ブロック図である。
アドバイス表示処理の手順を説明するフローチャート1である。
アドバイス表示処理の手順を説明するフローチャート2である。
アドバイス表示の手順を説明するサブルーチンである。
ボケ調整アドバイスの手順を説明するサブルーチンである。
テップS22で表示される画面例である。
特殊効果がアドバイスとして表示された画面例である。
特殊なアドバイス表示画面の例である。
第2実施形態の構成を示すシステム図である。

実施例

0010

以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態の撮像機器10におけるハードウェア構成図である。撮像機器10は、デジタルカメラとも呼ばれるが、動画静止画いずれの撮影も可能である。

0011

撮像機器10は、被写体像を画像データに変換して出力する撮像部20、画像データにAWB等の処理を施す画像処理部30、撮像機器10全体を統括的に制御するCPU40、撮影された画像データや後述するサンプル画像等を不揮発的に記憶する記憶部60、画像データやプログラム一時記憶するRAM70、撮影画像や各種情報を表示する表示部75及び撮像機器10の設定や条件が入力される操作部80を備える。

0012

なお以下で、撮影モードで構図確認用に出力される画像をライブビュー画像LV画像とも略す)と呼び、撮影されて記憶部60に保存された画像を撮影済画像と呼んで、区別する。ライブビュー画像及び撮影済画像を合わせて、撮影画像とも称す。

0013

また、撮像部20は、被写体像を結像する光学系22と、結像された光学像光電変換する撮像素子を有し撮像素子からの画像信号にADやAGC等を行う前処理部24を有する。記憶部60は、CPU40で実行される制御プログラム62を、画像データとともに格納する。操作部80には、撮影を指示するレリースボタン撮影条件を設定するダイヤル、あるいは、ズーム比を調整するボタン等が含まれる。

0014

図2は、撮像機器10で実現されるアドバイス表示処理に関する機能ブロック図である。制御部40aは、制御プログラム62を読込んだCPU40により実現される機能部である。また、撮像機器10には、動き検出部90、動き記憶部92が設けられる。

0015

動き検出部90は、加速度センサを有し、加速度センサの出力によって撮像機器10の動きを検出する。動き検出部90は、手振れ検出用センサを利用してもよい。動き記憶部92には、動き検出部90から出力される動き情報が連続して記憶される。動き記憶部92は、RAM70の一部であってもよい。動き記憶部92には、所定時間分(例えば、5秒間)の撮像機器10の姿勢や動きが記憶される。

0016

記憶部60は、データを不揮発的に格納するメモリで、例えば、HDDフラッシュメモリである。記憶部60は、前述した制御プログラム62以外に、撮影画像情報64、サンプル画像情報66、サンプル補助情報67、アドバイス情報68の各データを格納する。撮影画像情報64は、撮影済画像のデータであって、制御部40aにより記録される撮影画像の情報である。

0017

サンプル画像情報66は、予め撮影・記録された、サンプル画像のデータである。サンプル画像とは、撮影者に手本として示す画像のことで、手本画像とも呼ぶ。サンプル画像は、プロのカメラマンにより撮影された画像でも良いが、これに限らず、アマチュアにより撮影されてネット経由で取得された画像でもよいし、自分で撮影してサンプル画像として登録した画像であってもよい。

0018

サンプル補助情報67には、機材記録67a、設定記録67b、動き記録67cの各データが含まれる。機材記録67aは、サンプル画像の撮影に使用した撮影機材の情報である。設定記録67bは、サンプル画像の撮影時の撮像機器の設定情報である。動き記録67cは、サンプル画像の撮影時の撮像機器の動きを示す情報である。

0019

アドバイス情報68は、撮影画像をサンプル画像に近づけるための具体的な撮影方法の情報である。アドバイス情報68は、例えば、「感度を上げろ」、「もっと近づけ」、「早く動かせ」、「高速シャッターにしろ」、「機材を変えろ」等々である。

0020

制御部40aは、記録制御部42、画像加工部44、表示制御部46、撮影制御部48、画像特徴判定部50、画像比較部51、機材検出部52、機能限界判定部53、機能比較部54、設定検出部55、操作判定部56、操作比較部57及びアドバイス選択部58を機能部として有する。

0021

記録制御部42は、画像処理部30から出力された画像データを、記憶部60に撮影済画像(保存画像)として記録するよう制御する。画像加工部44は、撮影者の操作部80からの指示に基づき、撮影画像(ライブビュー画像あるいは撮影済画像)の加工を行う。特に、画像加工部44は、特殊効果処理や特殊撮影を行う。表示制御部46は、画像処理や画像加工されたライブビュー画像や撮影済画像、あるいは撮影情報撮影メニュー等々を表示部75に表示する。

0022

撮影制御部48は、操作部80の設定に応じて、撮影条件(撮影モード、撮影開始指示、ズーム比、感度設定画質設定等々)を制御する。また、撮影制御部48は、不図示のAE部やAF部の制御も行う。

0023

画像特徴判定部50は、撮影画像の特徴を判定する。撮影画像の特徴とは、被写体の種類(子供、動物、花、ビル等々)、主被写体の距離・輝度色相、主被写体の構図、背景の輝度・色相・解像等々である。画像特徴判定部50は、撮像部20から出力される画像データによって画像の特徴を判定するが、画像処理部30により処理された画像によって判定してもよい。また、画像特徴判定部50は、撮影済画像からその画像の特徴を判定してもよい。

0024

画像比較部51は、撮影者により選択されたサンプル画像の「画像の特徴」と、撮影画像の特徴を比較する。具体的には、画像比較部51は、画像特徴判定部50で判定された撮影画像の特徴とサンプル画像情報66の画像の特徴を比較して、被写体のカテゴリが同一であるかや色調・輝度が同等であるかなどを判断する。

0025

機材検出部52は、撮像機器10に装着されたフラッシュや交換レンズの種類を検出する。機能限界判定部53は、機材検出部52によって検出された機材情報に基づき、現撮像機器10の機能の限界シャッター速絞りの範囲、レンズの明るさ)を判定する。

0026

機能比較部54は、現撮像機器10とサンプル画像撮影に使用された撮像機器の機能を比較する。機能比較部54は、機能限界判定部53の判定結果と、機材記録67aを比較する。

0027

設定検出部55は、撮像機器10に設定された撮影条件等を検出する。設定検出部55は、操作部80への設定入力により、各種設定を検出する。操作判定部56は、動き記憶部92及び設定検出部55に基づき、撮影画像における「撮影時の操作」を判定する。詳しくは、操作判定部56は、操作部80による「撮像機器設定の操作(以下で、設定操作と略す)」、及び撮像機器の「撮影時の動き」の両方に基づき、「撮影時の操作」を判定する。

0028

「撮像機器設定の操作(設定操作)」とは、撮影条件(撮影モード、撮影開始指示、ズーム比、感度設定、画質設定等々)の設定に関する操作である。撮像機器の「撮影時の動き」とは、例えば、撮像機器の構え方(例えば、上向き、下向き)、撮像機器の動かし方(パンスピードやパンの方向)である。撮像機器の動かし方は、特にパノラマ撮影時や、流し撮り撮影時に重要である。

0029

撮像機器の構え方や動かし方は、動き検出部90から出力される動き情報により判定する。なお、操作判定部56は、「設定操作」と「撮影時の動き」のいずれか一方だけで、「撮影時の操作」を判定してもよい。例えば、「撮影時の動き」が取得される撮影画像の内容に影響しない場合には、操作判定部56は、「設定操作」だけで、判定してもよい。

0030

操作比較部57は、操作判定部56により判定された現撮像機器10の「撮影時の操作」と、サンプル画像の設定記録67b及び動き記録67cを比較する。具体的には、操作比較部57は、現撮像機器10での「設定操作」と設定記録67bを対比し、現撮像機器10での「撮影時の動き」と動き記録67cを対比する。

0031

アドバイス選択部58は、画像比較部51、機能比較部54及び操作比較部57で比較した各結果に基づき、撮影画像をサンプル画像に近づけるための推奨する撮影方法に関するアドバイスを、記憶部60のアドバイス情報68の中から選択して決定する。

0032

選択して決定されたアドバイス情報は、表示制御部46によって、表示部75に表示される。アドバイス選択部58は、アドバイス部とも呼ぶ。アドバイス選択部58は、複数のアドバイス情報を組み合わせ、あるいはアレンジして、表示させるアドバイスを生成してもよい。

0033

撮像部で得られる画像情報とサンプル画像を比較し、2つの画像の特徴を比較し、類似点相違点を判定し、相違点を減らすような操作をユーザに行わせるようなアドバイスを出すようにすれば、ユーザはサンプル画像に近い画像(イメージに近い画像)を取得、観察、撮影などが出来るはずである。より適切なアドバイスを出すためには、現在の画像とサンプル画像との画像だけの比較ではなく、上述した画像以外の他の条件も考慮することが、必要である。上述した画像以外の他の条件を整理すると、以下のようになる。

0034

まず、第1に、機能比較部54による機材の機能比較結果が考慮される。画像は、機材の機能、性能、あるいは連携する連携機材、アクセサリ等によって制限される。そのため、機能比較部54は、撮影機材の検出によって利用中の機材(機能、性能限界)とサンプル画像の機材を比較する。

0035

第2に、操作比較部57による「設定操作」の比較結果が考慮される。具体的には、現撮像機器10の各種パラメータとサンプル画像の撮像機器の各種パラメータ(サンプル補助情報67の設定記録67b)との比較結果が考慮される。

0036

第3に、操作比較部57による「撮影時の動き」の比較結果が考慮される。撮影や観察は、単に各種パラメータの設定や、機材やアクセサリ等連携機器、システムを、サンプル画像と揃えれば同様な撮影が出来るとは限らない。撮像機器、装置や連携機材を適正に動かすことで、ようやく出来る撮影や観察もある。このような撮影では、撮像機器10の動き情報と、サンプル補助情報67に含まれる動き記録67cと照らし合わせることが必要になる。

0037

以上のように、画像比較部51による画像比較に加えて、「設定操作」や「撮影時の動き」等の操作比較を行うことで、アドバイス選択部58は、アドバイスの精度をアップさせることができる。サンプル画像が撮影された際の操作情報であるサンプル補助情報67に基づき、前記サンプル画像と前記撮影画像との撮影時の操作や操作過程を比較してアドバイスを出す撮像機器を利用することで、画像取得(撮影)ノウハウなども共有して撮影や観察を楽しむことが出来る。

0038

なお、アドバイス選択部58は、画像比較、機能比較、操作比較(設定操作や撮影時の動き)の全ての項目に基づきアドバイスを決定する必要はなく、適宜比較する項目を選択するようにしてもよい。例えば、アドバイス選択部58は、画像比較と機能比較のみで、アドバイスを選択してもよく、個々のサンプル画像の内容に応じて選択すればよい。

0039

図3A図3Bは、アドバイス表示処理の手順を説明するフローチャート1,2である。アドバイス表示処理は、主に、制御部40aによって制御される。最初に、制御部40aの機能限界判定部53は、撮像機器10の機材状態として、機材検出部52によって、装着されているアクセサリと機能限界を判定する(ステップS10)。

0040

アクセサリとは、照明用のフラッシュや、撮像機器10がレンズ交換カメラの場合には装着される交換レンズである。機能限界とは、現撮像機器10における絞り・シャッター速・ISO感度等の可変範囲、あるいは、内蔵されている特殊撮影や特殊効果の種類である。

0041

制御部40aは、撮像機器10の動作モードが鑑賞モードであるかを判断する(ステップS12)。機器の動作モードは、操作部80に含まれるモードボタン切換えられる。動作モードとしては、鑑賞モード以外に、撮影モード、再生モード、通信モード等が用意される。

0042

制御部40aは、機器の動作モードが鑑賞モードでない、例えば、撮影モードであると判断すると(ステップS12No)、撮影モードを開始し、ライブビュー(LV)画像を表示部75に表示する(ステップS14)。なお、制御部40aは、機器のモードが鑑賞モードであると判断した場合(ステップS12Yes)、図3Bに進む。鑑賞モードの詳細は後述する。

0043

ライブビュー画像の表示中に、制御部40aは、撮影者の動き(カメラワーク)を動き検出部90で検出し、動きのデータを動き記憶部92に記録する(ステップS16)。また、ライブビュー画像の表示中に、制御部40aは、被写体の動きや変化も記憶部60やRAM70の所定のエリアに記録しておく(ステップS18)。

0044

制御部40aは、ライブビュー画像の表示中に、アドバイス表示を行うか判断する(ステップS20)。アドバイス表示を行わせるか否かは、ユーザが自ら選択する。また、ユーザの選択とは別に、状況に応じて、自動的にアドバイス表示を行わせるようにしてもよい。例えば、撮影時の動かし方が決め手となる「流し撮り」の場合である。また、初めて機器を使う場合にも、アドバイスを表示するようにしてよい。アドバイス表示を希望する場合には、ユーザはアドバイス表示ボタンを押下する。アドバイス表示ボタンは、不図示であるが、操作部80に含まれるボタンである。

0045

制御部40aは、アドバイス表示を行うと判断すると(ステップS20Yes)、サンプル画像を表示する(ステップS22)。

0046

制御部40aは、記憶部60からサンプル画像情報66を読み出して、表示部75に表示する。制御部40aは、記憶部60のサンプル画像情報66の中から、ランダムにサンプル画像を選択して表示しても良いし、以前に使用したサンプル画像を優先的に表示するようにしてもよい。また、制御部40aは、ライブビュー画像の被写体の種類を画像特徴判定部50で判定させて、ライブビュー画像の被写体の種類(例えば、)と関連する被写体の種類のサンプル画像を、サンプル補助情報67に基づいて選択して、優先的に表示するようにしてもよい。

0047

図6は、ステップS22で表示部75に表示される画面例である。画面中央に大きいサイズで、ライブビュー画像Lが表示され、ライブビュー画像Lの下に、3枚のサンプル画像(SP1、SP2、SP3)が横一列に表示される。撮影者は、気に入ったサンプル画像がなければ、操作してサンプル画像を順番に切換えていくことができる。また、気に入ったサンプル画像を予め登録しておいて、呼び出すようにしてもよい。

0048

撮影者は表示部75の画面を見て、手本にしたいサンプル画像が表示されたら、これを選択する。制御部40aは、撮影者によりサンプル画像が選択されたかを判断する(ステップS24)。制御部40aは、撮影者によりサンプル画像の選択が中止されたような場合には(ステップS24No)、ステップS30に進む。

0049

制御部40aは、サンプル画像が選択されたと判断すると(ステップS24Yes)、画像比較部51、機能比較部54及び操作比較部57は、それぞれ選択されたサンプル画像とライブビュー画像を比較する(ステップS26)。

0050

画像比較部51は、選択されたサンプル画像とライブビュー画像の「画像の特徴」を比較する。画像比較部51は、画像特徴判定部50からライブビュー画像の「画像の特徴」を取得する。画像比較部51は、サンプル画像情報66から、選択されたサンプル画像の「画像の特徴」を抽出し、ライブビュー画像の「画像の特徴」と比較する。

0051

機能比較部54は、選択されたサンプル画像とライブビュー画像の機材を比較する。機能比較部54は、機能限界判定部53の判定結果から現撮像機器10の機材情報を取得する。機能比較部54は、サンプル補助情報67の機材記録67aから、選択されたサンプル画像の撮影機材の情報を読み出し、取得した現撮像機器10の機材情報と比較する。

0052

操作比較部57は、選択されたサンプル画像とライブビュー画像の「撮影時の操作」を比較する。前述のように、「撮影時の操作」とは、撮像機器10の「設定の操作(設定操作)」と、撮像機器10の「撮影時の動き」である。

0053

操作判定部56は、動き記憶部92及び設定検出部55に基づき、撮影画像における「撮影時の操作」を判定し、操作比較部57は、操作判定部56の判定結果からライブビュー画像の「撮影時の操作」を取得する。そして、操作比較部57は、サンプル補助情報67の設定記録67bと動き記録67cから、選択されたサンプル画像の「撮影時の操作」を読み出し、取得したライブビュー画像の「撮影時の操作」と比較する。そして、制御部40aは、画像の特徴と機材と撮影時の操作の、それぞれの比較結果に基づきアドバイス表示を行う(ステップS28)。

0054

図4は、アドバイス表示のサブルーチンである。制御部40aは、操作開始前かを判断する(ステップS80)。操作開始前とは、撮影モードや鑑賞モードにカメラが設定されていない状態である。制御部40aは、操作開始前であると判断すると(ステップS80Yes)、サンプル画像固有のアドバイスの表示を行う(ステップS82)。ステップS82の後は、元のフローチャートに戻る。サンプル画像固有のアドバイスとは、サンプル画像が人のポートレート写真であれば、「フラッシュを使用しない」とか、「背景をぼかす」、あるいは、「顔向きを少し変化させる」等の、アドバイスである。

0055

制御部40aは、操作開始後であると判断すると(ステップS80No)、サンプル画像と撮影画像の比較を行い、その比較結果により両者の相違点を判定し、相違点に基づき、アドバイスを表示する。相違点には、色々な項目があるので、以下では、代表的な相違点と対応するアドバイスの例につき説明する。

0056

操作比較部57は、比較結果に基づき、サンプル画像と撮影画像における「撮影時の操作」の中の「撮影時の動き」に差異があるかを判断する(ステップS84)。前述のように、「撮影時の動き」とは、撮像機器の動かし方や撮影姿勢である。操作比較部57は、サンプル補助情報67の設定記録67b及び動き記録67cと、操作判定部56の結果に基づき、比較する。

0057

操作比較部57は、「撮影時の動き」に所定の差異があると判断すると(ステップS84Yes)、アドバイス選択部58は、サンプル画像の「撮影時の動き」との差異に応じて、「撮影時の動き」に関するアドバイスを表示部75に表示する(ステップS86)。アドバイス選択部58は、アドバイス情報68を参照して適当なアドバイスを探して、表示する。

0058

例えば、流し撮りモードで、サンプル画像のパンの速度に比べて、撮影画像のパンの速度が遅い場合に、アドバイス選択部58は、アドバイスとして、パンの速度を速めるよう表示する。また、サンプル画像のカメラアングルローアングルハイアングル)と違う場合にも、アドバイス選択部58は、違いを表示する。

0059

アドバイス選択部58は、「撮影時の動き」に所定の差異がないと判定すると(ステップS84No)、ステップS88に進む。

0060

次に、画像比較部51は、サンプル画像と撮影画像のそれぞれの特徴を比較して、サンプル画像と撮影画像のカテゴリが同一であるかを判断する(ステップS88)。カテゴリとは、ポートレート風景等の撮影の種類、あるいは、子供・犬といった具体的な被写体の種類でもよい。画像比較部51は、カテゴリが同一であると判断すると(ステップS88Yes)、主被写体の画面内での位置や向きや大きさが異なるかを判断する(ステップS90)。

0061

画像比較部51は、主被写体の画面内での位置や向きや大きさが異なると判断すると(ステップS90Yes)、アドバイス選択部58は、例えば、光学ズームをアドバイスする(ステップS92)。アドバイス選択部58は、サンプル画像に比べて、撮影画像の被写体の画面内での割合が小さい場合には、ズームアップ指示のアドバイスをし、逆の場合には、ズームダウン指示のアドバイスを表示する。

0062

画像比較部51が、カテゴリが同一ではないと判断した場合には(ステップS88No)、ステップS94に進む。被写体のカテゴリが違う場合には、被写体の位置や大きさを揃えることは無意味だからである。画像比較部51が、位置や向きや大きさが異ならないと判断した場合には(ステップS90No)、ステップS94に進む。また、ステップS92の後、ステップS94に進む。

0063

画像比較部51は、サンプル画像と撮影画像の背景ボケが異なるかを判断する(ステップS94)。画像比較部51は、サンプル画像情報66と画像特徴判定部50による判定の結果に基づき、背景ボケの差異について判断する。

0064

画像比較部51は、サンプル画像と撮影画像の背景ボケが異なると判断すると(ステップS94Yes)、アドバイス選択部58は、ボケ調整アドバイスを行う(ステップS96)。

0065

図5は、ボケ調整アドバイスの手順を説明するサブルーチンである。機能比較部54は、現在の撮像機器10がサンプル画像と同様な機能があるかを判断する(ステップS110)。つまり、ボケの調整に必要な撮像機器のパラメータ(具体的には、レンズの焦点距離、レンズの絞りやシャッター速)を、サンプル画像と同一値に設定できるかを、機能比較部54は判断する。ステップS10で、機能限界判定部53は、撮像機器10の機材状態として、装着されているアクセサリと機能限界を判定しているので、これを利用する。機能比較部54は、機能限界判定部53の判定結果とサンプル補助情報67の機材記録67aを参照して、サンプル画像と撮影画像の「機能」を比較する。

0066

機能比較部54は、機能に余裕があり、サンプル画像と同様な操作が可能であると判断すると(ステップS110Yes)、アドバイス選択部58は、アドバイス情報68を参照して、サンプル画像と同様な操作をするようなアドバイスを選択し、制御部40aは選択されたアドバイスを表示部75に表示する(ステップS112)。例えば、サンプル画像に比べてF値明るい場合には、F値を下げるようアドバイスをする。

0067

機能比較部54によって、サンプル画像と同様な機能はないと判断すると(ステップS110No)、操作比較部57は、撮影者が被写体により近づけるかを判断する(ステップS114)。撮影画像の背景ボケがサンプル画像に比べて足りない場合には、現在が最至近距離でなければ、より被写体に近づいて撮影することで、背景を更にぼかすことができるからである。

0068

操作比較部57が、被写体により近づけると判断すると(ステップS114Yes)、アドバイス選択部58は、アドバイス情報68を参照して、被写体により近づくようなアドバイスを選択し、制御部40aは近づくアドバイスを表示部75に表示する(ステップS116)。

0069

操作比較部57が、現撮影距離の値から撮影者が被写体に近づくことができないと判断すると(ステップS114No)、アドバイス選択部58は、アドバイス情報68を参照して、例えば、画像加工のアドバイスを選択し、制御部40aはそのアドバイスを表示部75に表示する(ステップS118)。画像加工とは、例えば、主被写体と背景を別々に撮影した画像を貼り合わせて1枚の画像を合成する処理である。画像加工は、画像加工部44により行われる。

0070

制御部40aは、ライブビュー画像から加工された画像を作例として、ライブビュー画像と共に表示部75に表示する(ステップS120)。画像加工部44が、ライブビュー画像から合成画像を作成して、作例とする。

0071

制御部40aは、加工の作例を見た撮影者からOKが入力されたかを判断する(ステップS122)。制御部40aは、撮影者からOKが入力されたと判断すると(ステップS122Yes)、画像加工部44により画像処理された画像をライブビュー画像として表示部75に表示する(ステップS126)。

0072

制御部40aは、撮影者からOKが入力されないと判断すると(ステップS122No)、アドバイス選択部58は、お勧め機材の紹介を行う(ステップS124)。ボケは、レンズや絞り値に大きく依存し、画像加工や撮影条件の設定による調整には、限界があるからである。ステップS112、ステップS116、ステップS124、ステップS126の後、図4のステップS98に進む。

0073

図4に戻る。また、画像比較部51は、サンプル画像と撮影画像の背景ボケが異ならないと判断すると(ステップS94No)、ステップS98に進む。画像比較部51は、サンプル画像と撮影画像の色調・画像処理が異なるかを判断する(ステップS98)。

0074

画像比較部51は、色調・画像処理が異なると判断すると(ステップS98Yes)、アドバイス選択部58は、適当な設定操作のアドバイスを選択し(ステップS100)、選択されたアドバイスが表示される。さらに、アドバイス選択部58は、設定操作や機器操作など通常の差異調整を全て行った後でも、画像を比較して差異があるかを判断する(ステップS102)。

0075

アドバイス選択部58は、設定操作や機器操作など通常の差異調整を全て行った後でも、画像を比較して差異があると判断すると(ステップS102Yes)、制御部40aは、置換え手段があるかを判断する(ステップS104)。

0076

置換え手段とは、撮像機器10に搭載された特殊効果や特殊撮影を利用することである。特殊効果や特殊撮影によっても、色調・画面の調子を変化させることができるからである。特殊効果とは、例えば、ソフトフォーカス処理や、コントラスト強調処理である。また、特殊撮影とは、例えば、ピント位置を変えた複数の画像を合成して、画面全体にピントの合った画像を生成する撮影である。

0077

なお、撮影者が、これまで特殊効果や特殊撮影を使用した経験がなければ、これらを利用することでサンプル画像と同等な色調や雰囲気再現できることを体験する良い機会なので、積極的にアドバイスするようにしてもよい。制御部40aは、撮像機器10の操作の履歴を記憶部60に保存しておき、記憶部60で操作の履歴を参照すればよい。

0078

制御部40aが、置換え手段があると判断すると(ステップS104Yes)、アドバイス選択部58は、アドバイス情報68を参照して、サンプル画像と同等な色調や雰囲気を再現できる特殊効果や特殊撮影があれば、その種類や項目をアドバイスとして選択する(ステップS106)。

0079

図7は、ステップS102のアドバイスが表示された画面例である。画面には、ライブビュー画像Lとサンプル画像SP4とともに、「置換え手段で解決する」というアドバイスAD1が、表示される。AD2は、「置換え」を動作させるボタンである。撮影者が、AD2にタッチすると、ライブビュー画像Lに所定の特殊効果が施された画像や特殊撮影された画像が表示される。

0080

画像比較部51は、色調・画像処理が異ならないと判断する場合(ステップS98No)や、ステップS102Noの後、あるいは制御部40aで置換え手段がないと判断する場合には(ステップS104No)、ステップS108に進む。

0081

図4のフローチャートでは、最終段階で置換え手段の実行を指示しているが、撮影前に置換え手段を実行するように設定しておくことで、通常の設定操作と同時に特殊効果を操作するようにしても良い。例えば、撮影機材の違いによって背景ボケがサンプル画像と同じにできない場合に、絞り値操作延長上に特殊効果(例えば、ソフトフォーカス処理)のボケ効果を配置し連続して操作することである。

0082

アドバイス選択部58は、サンプル画像との差異の大きい項目を探し、差異の大きい項目のアドバイスを選択する。そして、制御部40aは差異の大きい項目のアドバイスを優先して表示する(ステップS108)。

0083

上記ステップS80〜S102では、種々の項目を代表して「撮影時の動き」、「カテゴリ」、「背景ボケ」、「色調・画像処理」に対するアドバイスを説明したが、これ以外の項目についても、アドバイスがなさるようにしてもよい。しかし、差異のある項目の全てにつき、アドバイスが表示されると、かえって煩雑になる可能性がある。そこで、ステップS108のように、差異の大きい項目につき優先してアドバイスすれば、効率的に撮影画像をサンプル画像に近づけることができる。また、差異の大きい順に所定数の項目(例えば2つ)だけを、アドバイスするようにしてもよい。

0084

図3Aに戻る。また、制御部40aは、アドバイス表示ボタンが押下されないと判断すると(ステップS20No)、ステップS30に進む。制御部40aは、撮影者により操作部80から何らか操作がされたかを判断する(ステップS30)。制御部40aは、何らか操作がされたと判断すると(ステップS30Yes)、撮影制御部48は、操作に応じてパラメータ等を変更する(ステップS32)。制御部40aは、何らか操作がされていないと判断すると(ステップS30No)、ステップS34に進む。

0085

制御部40aは、操作部80に含まれるレリースボタンで撮影指示がされたかを判断する(ステップS34)。制御部40aは、撮影指示がされないと判断すると(ステップS34No)、ステップS42に進む。

0086

制御部40aは、撮影指示がされたと判断すると(ステップS34Yes)、制御部40aは、撮影処理を実行する(ステップS36)。記録制御部42は、撮影画像と関連情報を記憶部60に記録する(ステップS38)。関連情報は、例えば、撮影機材の種類、設定操作(撮影条件)及び撮影時の動き(撮像機器の構え方や撮像機器の動かし方)である。「撮影時の動き」として、制御部40aは、ステップS16で動き記憶部92に記録された情報を記録する。撮影画像と関連情報は、記憶部60に撮影画像情報64として記録される。

0087

アドバイス選択部58は、必要に応じてあるいは指示に従って、アドバイス情報を表示する(ステップS40)。例えば、撮影実行前にサンプル画像を選択してステップS28のアドバイス表示をさせたような場合である。一例として、サンプル画像を使って流し撮り撮影が行われた場合には、現に行われた流し撮り時の動かし方を、サンプル画像の動かし方と比較して、アドバイスを表示する。アドバイス表示をさせずに撮影が実行された場合には、制御部40aは、アドバイス表示を行わないようにしてもよい。

0088

制御部40aは、操作部80の操作が一定時間行われずに、スタンバイ状態になったかを判断する(ステップS42)。制御部40aは、スタンバイ状態になっていないと判断すると(ステップS42No)、ステップS12に戻る。制御部40aは、スタンバイ状態になったと判断すると(ステップS42Yes)、省電モード移行する(ステップS44)。

0089

ステップS12に戻る。制御部40aは、鑑賞モードであると判断すると(ステップS12Yes)、図3BのステップS50に進む。鑑賞モードとは、撮影済画像に対応するアドバイスを表示させるモードである。撮影済画像でサンプル画像に近づくための手法を学んでおけば、次の撮影時に生かすことができるからである。

0090

制御部40aは、撮影済画像のサムネイル画像を表示部75に表示する(ステップS50)。サムネイル画像は、記憶部60の撮影画像情報64から読み出した画像である。撮影者は、操作部80によりスクロールして、サンプル画像と比較したい撮影済画像を探す。撮影者は、比較したい画像が見つかったら、その画像の選択を指示するボタンを押下する。

0091

制御部40aは、サンプル画像と比較したい撮影済画像が選択されたかを判断する(ステップS52)。制御部40aは、撮影済画像が選択されないと判断すると(ステップS52No)、ステップS66に進む。制御部40aは、撮影済画像が選択されたと判断すると(ステップS52Yes)、サムネイル状態で選択された画像を拡大表示する(ステップS54)。

0092

制御部40aは、アドバイス表示指示がされたかを判断する(ステップS56)。制御部40aは、操作部80に含まれる所定のボタンが押下されたら、アドバイス表示指示がされたと判断する。制御部40aは、アドバイス表示指示がされたと判断すると(ステップS56Yes)、サンプル画像情報66によりサンプル画像を表示する(ステップS58)。図6に示したような画面で、ライブビュー画像Lの替りに、選択された撮影済画像が表示される。なお、制御部40aは、操作部80からの指示に応じて表示するサンプル画像を切換えていく。

0093

制御部40aは、アドバイス表示指示がされないと判断すると(ステップS56No)、ステップS66に進む。

0094

制御部40aは、サンプル画像が選択されたかを判断する(ステップS60)。制御部40aは、サンプル画像が選択されていないと判断すると(ステップS60No)、ステップS66に進む。

0095

制御部40aは、サンプル画像が選択されたと判断すると(ステップS60Yes)、画像比較部51は、選択された撮影済画像と選択されたサンプル画像を比較する(ステップS62)。ステップS26と同等な処理であるので、説明は省略する。

0096

アドバイス選択部58が、比較結果によりアドバイスを選択し、制御部40aはアドバイス表示を行う(ステップS64)。比較結果によるアドバイス表示は、図4図5のサブルーチンで示す処理である。図4図5のサブルーチンについては、ステップS28で説明したので省略する。

0097

制御部40aは、撮影者から鑑賞モードの終了が指示されたかを判断する(ステップS66)。制御部40aは、鑑賞モードの終了が指示されたと判断すると(ステップS66Yes)、ステップS42に進む。制御部40aは、撮影者から鑑賞モードの終了が指示されていないと判断すると(ステップS66No)、撮影者から戻る指示がされたかを判断する(ステップS68)。制御部40aは、撮影者から戻る指示がされていないと判断すると(ステップS68No)、ステップS60に戻る。制御部40aは、撮影者から戻る指示がされたと判断すると(ステップS68Yes)、ステップS52に戻る。

0098

以上のように、第1実施形態による撮像機器10によれば、手本とするサンプル画像を選択することで、現撮影条件等をどのように変更すればサンプル画像のような画像が撮影できるかのアドバイスが表示される。アドバイスに従って撮影することで、自分の写真を狙い通りの画像あるいは思い通りの画像に近づけることができる。また、サンプル画像を閲覧することで、色々な撮影テクニック勉強することもできる。

0099

また、サンプル画像には、そのサンプル画像の撮影に必要な「撮影時の動き(撮像機器の構え方や撮像機器の動かし方)」の情報も含まれているので、自分の行った「撮影時の動き」の適否もアドバイスを受けることができる。このような「撮影時の動き」は、通常、写真セミナ等に行かないと、身につけることが難しいが、第1実施形態による撮像機器10を使用することで、写真セミナで教わるような初心者には難しい流し撮りテクニックレッスンを受けることができる。

0100

また、特殊なアドバイス表示画面の例を図8に示す。図8は、撮像機器10の一例である内視鏡カメラによる、挿入時の画面例である。サンプル画像は、スコープ先端のカメラが体内へ挿入される際の動画像である。ライブビュー画像Lが大きな画面で表示され、同時にサンプル画像SP5とアドバイスAD3が表示される。アドバイスAD3として「操作速すぎ」という注意が表示される。

0101

この場合には、操作比較部57が、サンプル画像の動き記録67cに含まれる体内へのスコープ挿入速度と現撮影の挿入速度とを比較して、現撮影の挿入速度が速すぎると判断する。そして、アドバイス選択部58が、操作比較部57の判断に対応して、アドバイス情報26からアドバイスAD3のようなアドバイスを選択することで、図8のようなアドバイスが表示される。

0102

〔第2実施形態〕
第2実施形態は、ネットワーク経由でサーバ保管されたサンプル画像やアドバイス情報を利用して、アドバイス表示を行う例である。図9は、第2実施形態の構成を示すシステム図である。

0103

本例では、撮像機器100として、カメラ部120(光学系)が本体部200と別体化されものを例にする。カメラ部120と本体部200がWiFiやブルートゥース(登録商標)等で通信されて、撮像機器100を構成する。なお、本体部はスマートフォーンであっても良い。本体部200は、サンプル画像が保管されたサーバ400にネットワーク300経由で接続され、サーバ400からサンプル画像やアドバイス情報を通信で入手して利用する。

0104

撮像機器100は、カメラ部120と本体部200から構成される。カメラ部120は、撮像部130と通信部140を有する。撮像部130は、第1実施形態の撮像部20と同様に、被写体像を結像する光学系と、結像された光学像を光電変換する撮像素子を有し撮像素子からの画像信号をADやAGC等を行う前処理部を有する。

0105

通信部140は、本体部200と無線(WiFiやブルートゥース(登録商標))で各種データの通信を行うものである。通信部140は、本体部200に前処理後の画像信号を送信したり、本体部200から撮像部130への制御信号、例えば撮像素子への制御信号や光学系のズーム・絞りの調整信号を受信する。

0106

本体部200のハードウェア構成は、図1から撮像部20を除いた構成と同等であるので、省略する。本体部200は、画像処理部230、制御部240a、記憶部260、表示部275、操作部280、動き検出部290、動き記憶部292、本体通信部294及び外部通信部296を有する。

0107

画像処理部230、表示部275、操作部280、動き検出部290、動き記憶部292は、それぞれ第1実施形態の画像処理部30、表示部75、操作部80、動き検出部90、動き記憶部92と、同等な機能部であるので説明は省略する。

0108

制御部240aは、読込んだ制御プログラムに従って不図示のCPUにより実現されるもので、本体部200を統括的に制御する。制御部240aは、記録制御部242、画像加工部244、表示制御部246、撮影制御部248を有する。

0109

記録制御部242、画像加工部244、表示制御部246及び撮影制御部248は、それぞれ第1実施形態の記録制御部42、画像加工部44、表示制御部46及び撮影制御部48と、同等な機能であるので説明は省略する。

0110

さらに、制御部240aは、画像特徴判定部250、画像比較部251、機材検出部252、機能限界判定部253、機能比較部254、設定検出部255、操作判定部256、操作比較部257、アドバイス選択部258を有する。そして、画像特徴判定部250〜アドバイス選択部258は、それぞれ第1実施形態の画像特徴判定部50〜アドバイス選択部58と、同等な機能であるので説明は省略する。

0111

記憶部260は、前述した制御プログラム以外に、制御部240aにより記録される撮影画像情報264を格納する。本体通信部294は、カメラ部120の通信部140と無線で各種データの通信を行うものである。外部通信部296は、ネットワーク300を経由してサーバ400と通信を行うもので、特に、サーバ400にサンプル画像情報とアドバイス情報の要求を送信し、送信されるサンプル画像情報とアドバイス情報を受信する。

0112

サーバ400は、通信部410と記憶部420を有する。サーバ400は、例えば、画像投稿サイトやSNSの画像を管理するサーバでもよい。通信部410は、ネットワーク300に接続された端末との通信を行う。

0113

記憶部420は、画像データ422、サンプル画像情報424、アドバイス情報426、サンプル補助情報427を保管する。画像データ422は、会員から提供あるいは投稿された撮影画像のデータである。画像データ422の中で、撮影者からサンプル画像として利用することが承認されたデータが、サンプル画像情報424である。

0114

サンプル画像情報424は、前述のサンプル画像情報66と同様に、予め撮影されて、撮影者に手本として示す画像のデータである。サンプル画像情報424は、サンプル補助情報427を有する。サンプル補助情報427には、サンプル補助情報67と同様に、各サンプル画像を撮影した際の機材記録427a、設定記録427b、動き記録427cが含まれる。

0115

アドバイス情報426は、アドバイス情報68と同様に、撮影画像をサンプル画像に近づけるための色々な撮影方法を撮影者にアドバイスするための情報である。

0116

前述した第1実施形態では、サンプル画像やアドバイス情報が撮像機器10に格納されていて、撮影者によりアドバイス表示指示がされた場合には(図3AのステップS20や図3BのステップS56)、撮像機器10から、必要な情報を読み出して、アドバイスを表示する方式であった。

0117

これに対して、第2実施形態では、撮像機器は、サンプル画像やアドバイス情報をサーバ400から取得して、アドバイスを表示する方式である。サンプル画像やアドバイス情報をネットワーク経由で取得する点を除けば、第2実施形態の撮像機器100によるアドバイス表示処理は、第1実施形態のアドバイス表示処理と同じである。第2実施形態の撮像機器100によるアドバイス表示処理は、第1実施形態のアドバイス表示処理(図3A図3B図4図5)と実質同じであるので、説明は省略する。

0118

以上説明した第2実施形態の撮像機器100によれば、サーバに格納されたサンプル画像やアドバイス情報を利用するので、撮像機器内部に格納された情報に比べて、大量でかつ最新の情報を利用することができる。

0119

なお、以上の実施形態において、制御部40a(または240a)は、ソフトウェア処理として説明したが、一部あるいは全部をハードウェアで構成してもよい。

0120

なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。

0121

10、100撮像機器
20、130撮像部
30、230画像処理部
40 CPU
40a、240a 制御部
42、242記録制御部
44、244画像加工部
46、246表示制御部
48、248撮影制御部
50、250画像特徴判定部
51、251画像比較部
52、252 機材検出部
53、253機能限界判定部
54、254 機能比較部
55、255 設定検出部
56、256操作判定部
57、257 操作比較部
58、258アドバイス選択部
60、420 記憶部
64、264撮影画像情報
66、426サンプル画像情報
67、427サンプル補助情報
68、428アドバイス情報
70 RAM
75、275 表示部
80、280 操作部
90、290動き検出部
92、292動き記憶部
120カメラ部
200 本体部

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