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技術 二重カーテン装置

出願人 立川ブラインド工業株式会社
発明者 山岸万人津崎俊彦
出願日 2015年1月30日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-017797
公開日 2016年8月8日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2016-140505
状態 特許登録済
技術分野 カーテン・垂れ幕等戸・窓の付帯設備 ウイング開閉機構;ウイング用付属品
主要キーワード 移送用ベルト 四角棒状 被当接片 各当接片 係止ブロック 走行ローラー カーテン材 モーターユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

二重のカーテン材開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置を提供する。

解決手段

本発明の二重カーテン装置は、第1のカーテン材7Fを移送可能に吊下支持する第1レール1Fと、第2のカーテン材7Rを移送可能に吊下支持する第2レール1Rと、第1のカーテン材7Fと第2のカーテン材7Rの移送を異なる動作で伝達可能とする伝達手段(移送用ベルト9、先頭ランナー5F,5R、係止ブロック12等)とを備える。移送用ベルト9は、第1レール1Fと第2レール1Rに跨るよう構成される。或いは、移送用ベルト9は、第1レール1Fと第2レール1Rにそれぞれ設けられ、これらによる移送を連動させて伝達可能とする連動伝達機構15が設けられる。

概要

背景

重カーテン装置は、二重のカーテン材、例えば厚地のドレープカーテン薄地レースカーテンをそれぞれ室内側、室外側に吊下支持するのが一般的である。

通常、このような二重カーテン装置において、例えば、電動でドレープカーテンとレースカーテンをそれぞれ開閉するよう構成するときは、それぞれのカーテン材の開閉駆動を独立して実現するべく個別にモーターが設けられる。

ところで、通常の二重カーテン装置の利用形態では、レースカーテンとドレープカーテンが全開の状態からドレープカーテンを閉めるときは、まず、レースカーテンも閉めてからドレープカーテンを閉める。また、レースカーテンとドレープカーテンが全閉の状態からドレープカーテンを開閉するときは、レースカーテンは全閉状態に維持されるのが望ましい。そして、ドレープカーテンが全開の状態からレースカーテンを開閉するときは、ドレープカーテンは全開状態に維持されるのが望ましい。

しかしながら、通常の二重カーテン装置では、ドレープカーテンとレースカーテンを閉じるには2回の動作が必要となり、操作者操作負担や、2つのモーターによるコスト、及び各モーターの制御負担の問題が生じる。

この問題を解決するために、ドレープカーテン用の先頭ランナー掛け具を設け、レースカーテン用の先頭ランナーに受け具を設けて、これら掛け具と受け具を各レール側部から突出させて、掛け具と受け具の係合・非係合により、一方のカーテンを開くと他方のカーテンも共に開き、他方のカーテンを閉めると一方のカーテンも共に閉まるよう構成する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

また、1個のモーターでクラッチを介して2個の駆動出力軸に接続し、ドレープカーテンとレースカーテンを個々に移動させるよう構成する装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。

概要

二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置を提供する。本発明の二重カーテン装置は、第1のカーテン材7Fを移送可能に吊下支持する第1レール1Fと、第2のカーテン材7Rを移送可能に吊下支持する第2レール1Rと、第1のカーテン材7Fと第2のカーテン材7Rの移送を異なる動作で伝達可能とする伝達手段(移送用ベルト9、先頭ランナー5F,5R、係止ブロック12等)とを備える。移送用ベルト9は、第1レール1Fと第2レール1Rに跨るよう構成される。或いは、移送用ベルト9は、第1レール1Fと第2レール1Rにそれぞれ設けられ、これらによる移送を連動させて伝達可能とする連動伝達機構15が設けられる。

目的

本発明の目的は、上述の問題を鑑みて、二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

二重のカーテン材開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置であって、第1のカーテン材を移送可能に吊下支持する第1レールと、第2のカーテン材を移送可能に吊下支持する第2レールと、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を異なる動作で伝達可能とする伝達手段と、を備えることを特徴とする二重カーテン装置。

請求項2

前記伝達手段は、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材を移送可能に前記第1レールと前記第2レールに跨る移送手段を備え、該移送手段により前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を異なる動作で直接的に伝達可能とするよう構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の二重カーテン装置。

請求項3

前記伝達手段は、前記第1のカーテン材を移送可能にする第1の移送手段と、前記第2のカーテン材を移送可能にする第2の移送手段と、前記第1の移送手段による移送と前記第2の移送手段による移送とを連動させて伝達可能とする連動伝達機構とを備え、該連動伝達機構により前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を異なる動作で間接的に伝達可能とするよう構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の二重カーテン装置。

請求項4

二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置であって、第1のカーテン材を移送可能に吊下支持する第1レールと、第2のカーテン材を移送可能に吊下支持する第2レールと、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材を移送可能に前記第1レールと前記第2レールに跨る移送手段とを備え、前記第1レール内で前記第1のカーテン材を吊下支持する第1の先頭ランナーは前記移送手段に対して固定とし、前記第2レール内で前記第2のカーテン材を吊下支持する第2の先頭ランナーは前記移送手段に対して非固定とし、前記移送手段に対して固定される係止ブロックが前記第2レール内に設けられていることを特徴とする二重カーテン装置。

請求項5

二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置であって、第1のカーテン材を移送可能に吊下支持する第1レールと、第2のカーテン材を移送可能に吊下支持する第2レールと、前記第1のカーテン材を移送可能にする第1の移送手段と、前記第2のカーテン材を移送可能にする第2の移送手段と、前記第1の移送手段による移送と前記第2の移送手段による移送とを連動させて伝達可能とする連動伝達機構とを備え、前記第1レール内で前記第1のカーテン材を吊下支持する第1の先頭ランナーは前記第1の移送手段に対して固定とし、前記第2レール内で前記第2のカーテン材を吊下支持する第2の先頭ランナーは前記第2の移送手段に対して非固定とし、前記第2の移送手段に対して固定される係止ブロックが前記第2レール内に設けられていることを特徴とする二重カーテン装置。

請求項6

前記係止ブロックと前記第2の先頭ランナーが当接するときは、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を連動させ、前記係止ブロックと前記第2の先頭ランナーが非当接のときは、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を連動させないよう構成されていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の二重カーテン装置。

請求項7

前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送は電動又は手動で操作可能に構成され、且つ前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材に対する手引き操作を可能に構成されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の二重カーテン装置。

請求項8

前記移送手段は、移送用ベルトワイヤ、又はこれらの組み合わせのうちいずれか1つにより構成されていることを特徴とする、請求項2から7のいずれか一項に記載の二重カーテン装置。

請求項9

前記第2の先頭ランナー及び前記係止ブロックは、前記第2レール内で前記第2のカーテン材を両開き可能に複数設けられていることを特徴とする、請求項4から8のいずれか一項に記載の二重カーテン装置。

請求項10

前記第1の先頭ランナーは、前記第1レール内で前記第1のカーテン材を両開き可能に複数設けられていることを特徴とする、請求項4から9のいずれか一項に記載の二重カーテン装置。

技術分野

0001

本発明は、二重のカーテン材開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置に関する。

背景技術

0002

二重カーテン装置は、二重のカーテン材、例えば厚地のドレープカーテン薄地レースカーテンをそれぞれ室内側、室外側に吊下支持するのが一般的である。

0003

通常、このような二重カーテン装置において、例えば、電動でドレープカーテンとレースカーテンをそれぞれ開閉するよう構成するときは、それぞれのカーテン材の開閉駆動を独立して実現するべく個別にモーターが設けられる。

0004

ところで、通常の二重カーテン装置の利用形態では、レースカーテンとドレープカーテンが全開の状態からドレープカーテンを閉めるときは、まず、レースカーテンも閉めてからドレープカーテンを閉める。また、レースカーテンとドレープカーテンが全閉の状態からドレープカーテンを開閉するときは、レースカーテンは全閉状態に維持されるのが望ましい。そして、ドレープカーテンが全開の状態からレースカーテンを開閉するときは、ドレープカーテンは全開状態に維持されるのが望ましい。

0005

しかしながら、通常の二重カーテン装置では、ドレープカーテンとレースカーテンを閉じるには2回の動作が必要となり、操作者操作負担や、2つのモーターによるコスト、及び各モーターの制御負担の問題が生じる。

0006

この問題を解決するために、ドレープカーテン用の先頭ランナー掛け具を設け、レースカーテン用の先頭ランナーに受け具を設けて、これら掛け具と受け具を各レール側部から突出させて、掛け具と受け具の係合・非係合により、一方のカーテンを開くと他方のカーテンも共に開き、他方のカーテンを閉めると一方のカーテンも共に閉まるよう構成する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

0007

また、1個のモーターでクラッチを介して2個の駆動出力軸に接続し、ドレープカーテンとレースカーテンを個々に移動させるよう構成する装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。

先行技術

0008

特許第4013096号明細書
特開2014−218827号公報

発明が解決しようとする課題

0009

二重カーテン装置の実際の利用形態を鑑みると、レースカーテンとドレープカーテンが全開の状態からドレープカーテンを閉めるときは、同時にレースカーテンも閉まるよう構成することが望ましく、レースカーテンが全閉の状態でドレープカーテンを開閉するときは、レースカーテンは全閉状態に維持されるのが望ましい。そして、ドレープカーテンが全開の状態でレースカーテンを開閉するときは、ドレープカーテンは全開状態に維持されるのが望ましい。また、電動で二重カーテン装置を構成するときは、モーターを1個として低コスト化を図り、各モーターの制御負担を軽減させることが望まれる。

0010

このとき、特許文献1の技法では、1個のモーターで構成して、掛け具と受け具の係合・非係合により一方のカーテンを開くと他方のカーテンも共に開き、他方のカーテンを閉めると一方のカーテンも共に閉まるよう構成しているが、これら掛け具と受け具を各レール側部から突出させる必要があり、レール内に埃等の異物混入しやすく、品質上の問題が生じる。

0011

また、特許文献2の技法では、1個のモーターでクラッチを介して2個の駆動出力軸に接続するよう構成して、その制御負担を軽減させることができるが、精密さを要するクラッチや、このクラッチとランナーとを接続する機構が必要となり、装置コストが大きくなるという問題がある。

0012

本発明の目的は、上述の問題を鑑みて、二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0013

本発明の二重カーテン装置は、二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置であって、第1のカーテン材を移送可能に吊下支持する第1レールと、第2のカーテン材を移送可能に吊下支持する第2レールと、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を異なる動作で伝達可能とする伝達手段(移送用ベルト9、先頭ランナー5F,5R、係止ブロック12及び連動伝達機構15)と、を備えることを特徴とする。

0014

また、本発明の二重カーテン装置において、前記伝達手段(後述する第1実施形態の例では移送用ベルト9、先頭ランナー5F,5R及び係止ブロック12)は、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材を移送可能に前記第1レールと前記第2レールに跨る移送手段(後述する第1実施形態の例では移送用ベルト9)を備え、該移送手段により前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を異なる動作で直接的に伝達可能とするよう構成されていることを特徴とする。

0015

また、本発明の二重カーテン装置において、前記伝達手段(後述する第2及び第3実施形態の例では移送用ベルト9、先頭ランナー5F,5R、係止ブロック12及び連動伝達機構15)は、前記第1のカーテン材を移送可能にする第1の移送手段(後述する第2及び第3実施形態の例では移送用ベルト9)と、前記第2のカーテン材を移送可能にする第2の移送手段(後述する第2及び第3実施形態の例では移送用ベルト9)と、前記第1の移送手段による移送と前記第2の移送手段による移送とを連動させて伝達可能とする連動伝達機構(後述する第2及び第3実施形態の例では連動伝達機構15)とを備え、該連動伝達機構により前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を異なる動作で間接的に伝達可能とするよう構成されていることを特徴とする。

0016

また、本発明の二重カーテン装置は、二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置であって、第1のカーテン材を移送可能に吊下支持する第1レールと、第2のカーテン材を移送可能に吊下支持する第2レールと、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材を移送可能に前記第1レールと前記第2レールに跨る移送手段とを備え、前記第1レール内で前記第1のカーテン材を吊下支持する第1の先頭ランナーは前記移送手段に対して固定とし、前記第2レール内で前記第2のカーテン材を吊下支持する第2の先頭ランナーは前記移送手段に対して非固定とし、前記移送手段に対して固定される係止ブロックが前記第2レール内に設けられていることを特徴とする。

0017

また、本発明の二重カーテン装置は、二重のカーテン材を開閉可能に吊下支持する二重カーテン装置であって、第1のカーテン材を移送可能に吊下支持する第1レールと、第2のカーテン材を移送可能に吊下支持する第2レールと、前記第1のカーテン材を移送可能にする第1の移送手段と、前記第2のカーテン材を移送可能にする第2の移送手段と、前記第1の移送手段による移送と前記第2の移送手段による移送とを連動させて伝達可能とする連動伝達機構とを備え、前記第1レール内で前記第1のカーテン材を吊下支持する第1の先頭ランナーは前記第1の移送手段に対して固定とし、前記第2レール内で前記第2のカーテン材を吊下支持する第2の先頭ランナーは前記第2の移送手段に対して非固定とし、前記第2の移送手段に対して固定される係止ブロックが前記第2レール内に設けられていることを特徴とする。

0018

また、本発明の二重カーテン装置において、前記係止ブロックと前記第2の先頭ランナーが当接するときは、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を連動させ、前記係止ブロックと前記第2の先頭ランナーが非当接のときは、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送を連動させないよう構成されていることを特徴とする。

0019

また、本発明の二重カーテン装置において、前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材の移送は電動又は手動で操作可能に構成され、且つ前記第1のカーテン材と前記第2のカーテン材に対する手引き操作を可能に構成されていることを特徴とする。

0020

また、本発明の二重カーテン装置において、前記移送手段は、移送用ベルト、ワイヤ、又はこれらの組み合わせのうちいずれか1つにより構成されていることを特徴とする。

0021

また、本発明の二重カーテン装置において、前記第2の先頭ランナー及び前記係止ブロックは、前記第2レール内で前記第2のカーテン材を両開き可能に複数設けられていることを特徴とする。

0022

また、本発明の二重カーテン装置において、前記第1の先頭ランナーは、前記第1レール内で前記第1のカーテン材を両開き可能に複数設けられていることを特徴とする。

発明の効果

0023

本発明によれば、品質上の問題を生じさせることなくコストを改善しつつ、実際の利用形態に適合した構成とすることができる。

図面の簡単な説明

0024

本発明による第1実施形態の二重カーテン装置の概略構成を示す斜視図である。
本発明による第1実施形態の二重カーテン装置の概略構成を示す平面図である。
本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における室内側レール用の先頭ランナーの概略構成を示す分解斜視図である。
本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における室外側レール用の先頭ランナーの概略構成を示す分解斜視図である。
(a),(b),(c)は、それぞれ本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における室外側レール用の先頭ランナーから突出する被当接片の構成例を示す説明図である。
本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における室外側レール内で移動可能な移送用ベルトに取着される係止ブロックの概略構成を示す分解斜視図である。
(a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における先頭ランナーと係止ブロックとの相対配置関係と、ランナーと係止ブロックとの相対配置関係を示す平面図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンの全閉動作を説明する説明図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンのうち一方のカーテン材の開閉動作を説明する説明図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第1実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンのうち他方のカーテン材の開閉動作を説明する説明図である。
本発明による第2実施形態の二重カーテン装置の概略構成を示す平面図である。
(a),(b),(c)は、本発明による第2実施形態の二重カーテン装置における連動伝達機構の概略構成を説明する説明図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第2実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンの全閉動作を説明する説明図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第2実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンのうち一方のカーテン材の開閉動作を説明する説明図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第2実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンのうち他方のカーテン材の開閉動作を説明する説明図である。
本発明による第3実施形態の二重カーテン装置の概略構成を示す平面図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第3実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンの全閉動作を説明する説明図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第3実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンのうち一方のカーテン材の開閉動作を説明する説明図である。
(a),(b),(c),(d)は、本発明による第3実施形態の二重カーテン装置における二重カーテンのうち他方のカーテン材の開閉動作を説明する説明図である。

実施例

0025

以下、図面を参照して、本発明に係る二重カーテン装置として、片開き式の第1及び第2実施形態と、両開き式の第3実施形態を例にそれぞれ説明する。尚、本願明細書中図1にて視認される二重カーテン装置の斜視図に対して、図示上方及び図示下方をカーテン材の吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を二重カーテン装置の左側、図示右方向を二重カーテン装置の右側と定義する。また、図1の斜視図を視認する側を前側(室内側)、及び、その反対側を後側(又は室外側)とする。

0026

〔第1実施形態〕
まず、図1乃至図10を参照して、本発明による第1実施形態の二重カーテン装置を説明する。図1及び図2は、それぞれ第1実施形態の二重カーテン装置の概略構成を示す斜視図と、平面図である。図3は、室内側レール1F用の先頭ランナー5Fの概略構成を示す分解斜視図であり、図4は、室外側レール1R用の先頭ランナー5Rの概略構成を示す分解斜視図である。図5(a),(b),(c)は、室外側レール1R用の先頭ランナー5Rから突出する被当接片90の構成例を示す説明図である。図6は、室外側レール1R内で移動可能な移送用ベルト9に取着される係止ブロック12の概略構成を示す分解斜視図である。そして、図7は、先頭ランナー5Rと係止ブロック12との相対配置関係、ランナー4と係止ブロック12との相対配置関係を示す平面図である。また、図8乃至図10は、第1実施形態の二重カーテン装置における動作の説明図である。

0027

まず、図1及び図2に示すように、第1実施形態の二重カーテン装置は、主に、室内側レール1F、室外側レール1R、室外側レール1Rの左右両端に設けられる移送装置2a,2b、室内側レール1Fの左右両端に設けられる移送装置3a,3b、複数のランナー4、各レール用の先頭ランナー5F,5R、室内側カーテン材7F、室外側カーテン材7R、1つのモーターユニット8、及び1つの移送用ベルト9から構成される。

0028

本実施形態の二重カーテン装置は、室内側レール1Fと室外側レール1Rが2列に配設され、各レール1F,1Rの一端側から他端側に向かってカーテン材7F,7Rが引き出され、或いは各レール1F,1Rの他端側から一端側に向かってカーテン材7F,7Rが畳み込まれる。尚、本例では、室内側カーテン材7Fは右端側から左端側へ引き出され、室外側カーテン材7Rは左端側から右端側へ引き出されるよう構成した例を説明する。

0029

各レール1F,1Rには、それぞれ先頭ランナー5F,5Rが移動可能に支持されている。また、先頭ランナー5Fと各レール1Fの右端との間、及び先頭ランナー5Rと各レール1Rの左端との間に、それぞれ多数のランナー4が移動可能に支持されている。

0030

そして、カーテン材7F,7Rは、それぞれの先頭ランナー5F,5R及びランナー4に吊下支持されている。尚、図1に示すように、移送装置3bにフック12が取着され、このフック12にカーテン材7Fの上縁後端部を吊下支持可能になっている。同様に、フック12を移送装置2aに取着し、カーテン材7Rの上縁後端部を吊下支持することができる(図示せず)。また、カーテン材7Fの上縁先端部は先頭ランナー5Fに設けられたランナーアーム6により吊下支持される。同様に、カーテン材7Rの上縁先端部は先頭ランナー5Rに設けられたランナーアーム6により吊下支持される(図示せず)。

0031

室外側レール1Rの左右両端には移送装置2a,2bが取着され、室内側レール1Fの左右両端には移送装置3a,3bが取着されており、各移送装置2a,2b,3a,3bには駆動プーリー11が設けられている。また、移送装置2a,3aのそれぞれの対向側面、及び移送装置2b,3bのそれぞれの対向側面には、無端状の移送用ベルト9を挿通可能な挿通孔10が設けられ、この挿通孔10を介して各移送装置2a,2b,3a,3bの駆動プーリー11に、移送用ベルト9が掛装されている。駆動プーリー11の外周面歯車状に形成され、その外周面に合成樹脂で形成された移送用ベルト9が噛み合うよう掛装される。移送用ベルト9は、1本のタイミングベルトの両端部9aを先頭ランナー5Fに取り付けられるベルトジョイント51,52に狭着保持することで無端状となっている(図3参照)。

0032

また、室内側レール1Fの右端側の移送装置3bにはモーターユニット8が吊下支持され、モーターユニット8内に配設されたモーターの駆動力により移送用ベルト9が室外側レール1R及び室内用レール1Fに跨って移動する。

0033

各移送装置2a,2b,3a,3bの駆動プーリー11の中心部には下方に延びる入力軸が設けられ、その入力軸の中心部には四角孔が設けられている。また、モーターユニット8におけるモーターの出力軸は、この四角孔に嵌合可能に構成されている。本例では、モーターユニット8を移送装置3bに吊下支持させてモーターユニット8内に配設されたモーターの回転により移送用ベルト9を移動させる例を説明するが、モーターユニット8は各移送装置2a,2b,3a,3bのいずれにも吊下支持させて、移送用ベルト9を移動可能に駆動伝達できるようになっている。

0034

ところで、本実施形態の二重カーテン装置では、図2に示すように、室内側レール1F内で移動可能な先頭ランナー5Fは室内側レール1F内で移送用ベルト9に固着されているが、室外側レール1R内で移動可能な先頭ランナー5Rは移送用ベルト9に固着されていない。そして、室外側レール1R内で係止ブロック12が移送用ベルト9に固着されており、移送用ベルト9の移動に伴って係止ブロック12も移動するようになっている。

0035

この係止ブロック12は、後述するように当接片25を有しており(図6参照)、当接片25は、移送用ベルト9の移動に伴って先頭ランナー5Rから突出する被当接片90と当接可能となっている。この被当接片90と当接片25との当接・非当接により、カーテン材7Rとカーテン材7Fが全開の状態からカーテン材7Fを閉めるときは、同時にカーテン材7Rも閉まるよう構成され、且つカーテン材7Rが全閉の状態でカーテン材7Fを開閉するときは、カーテン材7Rは全閉状態に維持され、そして、カーテン材7Fが全開の状態でカーテン材7Rを開閉するときは、カーテン材7Fは全開状態に維持されるようになっている。

0036

以下、先頭ランナー5F、先頭ランナー5R、及び係止ブロック12の構造について順に説明する。

0037

図3に示すように、先頭ランナー5Fは、主に、合成樹脂製の一対のランナー部材64a, 64bと、一対のランナー部材64a, 64bが取り付けられる金属製の連結板63(図3では図示しない)と、金属製のランナーアーム6とがネジ83によって一体的に連結された部材である。

0038

一対のランナー部材64a, 64bには、それぞれその厚み方向で挟むように一対の走行ローラー68が回転可能に支持されている。走行ローラー68は、室内側レール1F内のランナー通路走行可能に収容される。一対のランナー部材64a, 64bには、走行ローラー68の斜め下方補助ローラー70が回転可能に支持されている。補助ローラー70は、室内側レール1Fの底面側開口部の開口縁に挟まれる位置に配置され、先頭ランナー5Fが移動する際にその開口縁を転動する。一対のランナー部材64a, 64bには、それぞれその厚み方向から見て、走行ローラー68及び補助ローラー70とは重ならない位置に、ベルトジョイント51,52の各取付軸51a,52aと嵌合する保持孔84が形成されている。この保持孔84に各取付軸51a,52aが嵌合することによって、ベルトジョイント51,52は先頭ランナー5Fに連結される。

0039

ベルトジョイント51,52は、合成樹脂によって形成されており、それぞれ移送用ベルト9の端部9aを保持するベルト保持部53を備えている。それぞれのベルト保持部53は、各取付軸51a,52aが一体的に形成されるとともに、挟持部材51b,52bとスナップ係合可能に構成されている。即ち、ベルト保持部53に設けられた凹部56に囲まれる空間を通って挟持部材51b,52bの爪部57がスナップ係合するようになっている。そして、移送用ベルト9は、その端部9aの幅が他の部分9cの幅よりも幅狭になっており、所定ピッチ係合歯9bを有している。ベルト保持部53には、係合歯9bが係合する係合凹部55が複数形成されている。したがって、ベルトジョイント51,52は、それぞれのベルト保持部53と挟持部材51b,52bとで移送用ベルト9の端部9aを厚み方向で挟持することによって移送用ベルト9の端部9aを保持することができるようになっている。

0040

このようにして、室内側レール1F内で移動可能な先頭ランナー5Fは室内側レール1F内で移送用ベルト9に固着されている。

0041

図4に示すように、先頭ランナー5Rは、主に、合成樹脂製の一対のランナー部材64a, 64bと、一対のランナー部材64a, 64bが取り付けられる金属製の連結板63とがネジ83によって一体的に連結された部材である。一対のランナー部材64a,64bの本体67には下方から連結板63の嵌合片78を嵌合可能とした嵌合孔79が形成されている。そして、一対のランナー部材64a,64bの本体67の下方から連結板63の嵌合片78を嵌合させて、一対のランナー部材64a, 64bの各本体67の下部に設けられた挿通孔80と、連結板63に設けられたネジ孔82を位置合わせし、挿通孔80を経てネジ83を本体67内に位置する連結板63のネジ孔82に螺入して、本体67を貫通させることで一体的に連結される。

0042

一対のランナー部材64a, 64bには、それぞれその厚み方向で挟むように一対の走行ローラー68が回転可能に支持されている。走行ローラー68は、室外側レール1R内のランナー通路を走行可能に収容される。一対のランナー部材64a, 64bには、走行ローラー68の斜め下方に補助ローラー70が回転可能に支持されている。補助ローラー70は、室内側レール1Fの底面側開口部の開口縁に挟まれる位置に配置され、先頭ランナー5Rが移動する際にその開口縁を転動する。ピン72を本体67の上部73に設けられた支持孔74を経て補助ローラー70に挿通し、次いで走行ローラー68を芯軸77で本体67に取着することで各ランナー部材64a, 64bを構成することができる。

0043

一対のランナー部材64a, 64bには、それぞれその厚み方向から見て、走行ローラー68及び補助ローラー70とは重ならない位置に、略四角棒状突起した被当接片90の本体90aと嵌合する保持孔84が形成されている。この保持孔84に被当接片90の本体90aを取着することによって、被当接片90は先頭ランナー5Rに連結され、先頭ランナー5Rの側部から本体90aの先端が走行ローラー68の厚みよりも長尺に突出する。

0044

被当接片90は、合成樹脂によって形成されており、本体90aと、基端部90bからなる。基端部90bは、保持孔84に対する本体90aの抜け防止として機能する。

0045

尚、被当接片90は、その取着方法によってさまざまな形態とすることができる。保持孔84に対する被当接片90の取着方法として、例えば嵌合、圧入、又は接着等が想定される。例えば、図5(a)に示すように、嵌合により取着する際には、被当接片90の本体90aの側部に鑓状の嵌合突起部90cを設け、本体90aの先端を保持孔84に挿入して後、この嵌合突起部90cにより係止するよう構成することができる。或いは、図5(b)に示すように、圧入により取着する際には、本体90aの形状を先端から基端側にかけて断面拡大する形状で構成し、本体90aの先端を保持孔84に挿入して後、押圧して係止するよう構成することができる。また、図5(c)に示すように、接着により取着する際には、例えば本体90aの先端を保持孔84に挿入して後、接着剤95で固着するよう構成することができる。

0046

このようにして、室外側レール1R内で移動可能な先頭ランナー5Rは、被当接片90を除いて、先頭ランナー5Fを構成する大部分の部材と共通化させて構成することができ、そのコスト上昇を抑制させている。ただし、先頭ランナー5Rに関する先頭ランナー5Fとの共通化を意図しない場合には、ランナー部材64bと非当接片90を一体部品としてもよい。

0047

一方、室外側レール1R内で移送用ベルト9に固着される係止ブロック12は、先頭ランナー5Rの被当接片90と当接可能な当接片25を有している。尚、係止ブロック12は、被当接片90の本体90aを短尺化した形態で構成することもできる。

0048

図6に示すように、係止ブロック12は、合成樹脂によって形成されており、ベルト保持部材12aと挟持部材12bから構成される。ベルト保持部材12aは、ベルト保持部材12aに設けられた凹部23に囲まれる空間を通って挟持部材12bの爪部21がスナップ係合するようになっている。そして、移送用ベルト9は、係止ブロック12を取着する箇所ではない他の部分9cの幅よりも幅狭な幅狭部9dを有し、所定ピッチの係合歯9bを有している。ベルト保持部材12aには、係合歯9bが係合する係合凹部24が複数形成されている。したがって、係止ブロック12は、ベルト保持部12aと挟持部材12bとで移送用ベルト9の幅狭部9dを厚み方向で挟持することによって移送用ベルト9の幅狭部9dを保持することができる。そして、ベルト保持部材12aには、先頭ランナー5Rの被当接片90と当接可能な当接片25が突出して形成されている。

0049

このようにして、室外側レール1R内で移送用ベルト9に固着される係止ブロック12は、先頭ランナー5Rの被当接片90と当接可能な当接片25を有するよう構成されている。

0050

次に、図7を参照して、室外側レール1Rにおける先頭ランナー5Rと係止ブロック12との相対配置関係と、室外側レール1Rにおけるランナー4と係止ブロック12との相対配置関係を説明する。図7(a),(b)は、それぞれ先頭ランナー5Rと係止ブロック12との相対配置関係と、ランナー4と係止ブロック12との相対配置関係を示す平面図である。

0051

図7(a)に示すように、先頭ランナー5Rと係止ブロック12との相対配置関係は、先頭ランナー5Rの被当接片90と、係止ブロック12の当接片25が互いに当接可能に
室外側レール1Rにて案内されている。一方、図7(b)に示すように、ランナー4は、本体40の厚み方向で挟むように一対の走行ローラー41が回転可能に芯軸42で支持されている。また、本体40は、カーテン材を吊下するための吊下げ部材43を水平面上で回動可能に支持しているが、一対の走行ローラー41は、室外側レール1Rのランナー通路を走行可能に収容されるため、ランナー4と係止ブロック12との相対配置関係は、常時、互いに非当接となるよう室外側レール1Rにて案内されている。

0052

以上のように構成された第1実施形態の二重カーテン装置では、係止ブロック12の当接片25と、先頭ランナー5Rの被当接片90との当接・非当接により、カーテン材7Rとカーテン材7Fが全開の状態からカーテン材7Fを閉めるときは、同時にカーテン材7Rも閉まるよう構成され、且つカーテン材7Rが全閉の状態でカーテン材7Fを開閉するときは、カーテン材7Rは全閉状態に維持され、そして、カーテン材7Fが全開の状態でカーテン材7Rを開閉するときは、カーテン材7Fは全開状態に維持されるようになっている。

0053

この動作について、図8乃至図10を参照して説明する。図8乃至図10の各図において、(a),(c)は平面図、(b),(d)は概略的に示す正面図であり、(a)と(b)が互いに対応する状態説明図、(c)と(d)が互いに対応する状態説明図である。

0054

まず、図8(a),(b)を参照するに、図8(a),(b)は、それぞれカーテン材7F,7Rが共に全開の状態からカーテン材7Fを閉めるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7F,7Rが共に全開の状態からカーテン材7Fを左方向に閉めるよう動作させると、カーテン材7Fを吊下支持する先頭ランナー5Fは左方向に室内側レール1F内で移動する。すると、先頭ランナー5Fは移送用ベルト9に固着されているため、移送用ベルト9は、図示右回りに移動する。このとき、室外側レール1R内で右方向に移動する移送用ベルト9には係止ブロック12が固着されており、係止ブロック12の当接片25が先頭ランナー5Rの被当接片90と当接して先頭ランナー5Rを室外側レール1R内で右方向に移動させる。したがって、先頭ランナー5Rに吊下支持されたカーテン材7Rは、カーテン材7Fの左方向の移動に同期して右方向に移動する。よって、カーテン材7Rとカーテン材7Fが全開の状態からカーテン材7Fを閉めるときは、同時にカーテン材7Rも閉まるよう動作し、結果として、図8(c),(d)のように、1回の操作で、双方のカーテン材7F,7Rを全閉状態とすることができる。

0055

次に、図9(a),(b)を参照するに、図9(a),(b)は、それぞれカーテン材7Rが全閉の状態で、カーテン材7Fを全開状態から閉めるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7Rが全閉の状態で、カーテン材7Fを全開状態から閉めるよう動作させると、カーテン材7Fを吊下支持する先頭ランナー5Fは左方向に室内側レール1F内で移動する。すると、先頭ランナー5Fは移送用ベルト9に固着されているため、移送用ベルト9は、図示右回りに移動する。このとき、室外側レール1R内で右方向に移動する移送用ベルト9には係止ブロック12が固着されており、係止ブロック12も右方向に移動するが、カーテン材7Rが全閉の状態であるため先頭ランナー5Rは室外側レール1Rの右端に位置している。このため、係止ブロック12の当接片25は、室外側レール1Rの右端に位置するまで先頭ランナー5Rの被当接片90と当接することはなく、先頭ランナー5Rの位置は変化しない。したがって、先頭ランナー5Rに吊下支持されたカーテン材7Rの動きも変化しない。同様に、図9(c),(d)を参照するに、図9(c),(d)は、それぞれカーテン材7Rが全閉の状態で、カーテン材7Fを全閉状態から開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。この場合も、カーテン材7Rが全閉の状態であるため先頭ランナー5Rは室外側レール1Rの右端に位置している。このため、係止ブロック12の当接片25は、移送用ベルト9が移動しても、室外側レール1Rの右端に位置するまで先頭ランナー5Rの被当接片90と当接することはなく、先頭ランナー5Rの位置は変化しない。したがって、先頭ランナー5Rに吊下支持されたカーテン材7Rの動きも変化しない。よって、カーテン材7Rが全閉の状態からカーテン材7Fを開閉するときは、カーテン材7Rの動きに変化を与えず、その全閉の状態を維持することができる。

0056

次に、図10(a),(b)を参照するに、図10(a),(b)は、それぞれカーテン材7Fが全開の状態で、カーテン材7Rを全閉状態から右寄りに畳み込んで開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7Fが全開の状態で、カーテン材7Rを全閉状態から開けるよう動作させると、移送用ベルト9に固着されていない先頭ランナー5Rは図示右方向に移動するため係止ブロック12と当接することが無い。したがって、係止ブロック12が移動することはなく移送用ベルト9も移動しないことから、カーテン材7Fも全開の状態で維持される。同様に、図10(c),(d)を参照するに、図10(c),(d)は、それぞれカーテン材7Fが全開の状態で、カーテン材7Rを全閉状態から左寄りに畳み込んで開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。この場合も、先頭ランナー5Rが左端に移動するまで係止ブロック12に当接することはなく、係止ブロック12が移動しないため移送用ベルト9も移動しないことから、カーテン材7Fも全開の状態で維持される。よって、カーテン材7Fが全開の状態からカーテン材7Rを開閉するときは、カーテン材7Fの動きに変化を与えず、その全開の状態を維持することができる。

0057

以上のように、第1実施形態によれば、カーテン材7R(例えばレースカーテン)とカーテン材7F(例えばドレープカーテン)が全開の状態からドレープカーテンを閉めるときは、同時にレースカーテンも閉まるよう構成することができ、レースカーテンが全閉の状態でドレープカーテンを開閉するときは、レースカーテンは全閉状態に維持され、ドレープカーテンが全開の状態でレースカーテンを開閉するときは、ドレープカーテンは全開状態に維持される。また、本実施形態のように、電動で二重カーテン装置を構成するにあたり、モーターを1個として低コスト化を図ることができ、各モーターの制御負担を軽減させることができるので、移送用ベルト9を挿通するのに十分な程度に小さい挿通孔10を各移送装置2a,2b,3a,3bの側面に設けるだけで済み、埃等の異物が混入しづらい構成となっており、品質上の問題を生じさせることなくコストを改善しつつ、実際の利用形態に適合した構成とすることができる。

0058

〔第2実施形態〕
次に、図11乃至図15を参照して、本発明による第2実施形態の二重カーテン装置を説明する。図11は、第2実施形態の二重カーテン装置の概略構成を示す平面図である。図12は、第2実施形態の二重カーテン装置における連動伝達機構の概略構成を説明する説明図である。また、図13乃至図15は、第2実施形態の二重カーテン装置における動作の説明図である。

0059

まず、図11に示すように、第2実施形態の二重カーテン装置は、主に、室内側レール1F、室外側レール1R、室外側レール1Rの左右両端に設けられる移送装置2a,2b、室内側レール1Fの左右両端に設けられる移送装置3a,3b、複数のランナー4、各レール用の先頭ランナー5F,5R、室内側カーテン材7F、室外側カーテン材7R、1つのモーターユニット8、室内側レール1Fと室外側レール1Rに各々設けられる移送用ベルト9、及び連動伝達機構15から構成される。

0060

本実施形態の二重カーテン装置は、第1実施形態と同様に、室内側レール1Fと室外側レール1Rが2列に配設され、各レール1F,1Rの一端側から他端側に向かってカーテン材7F,7Rが引き出され、或いは各レール1F,1Rの他端側から一端側に向かってカーテン材7F,7Rが畳み込まれる。ただし、第1実施形態では、カーテン材7F,7Rの引き出し方向(又は畳み込み方向)を異なる方向としていたが、本実施形態では、カーテン材7F,7Rの引き出し方向(又は畳み込み方向)を同一方向とする。

0061

各レール1F,1Rには、それぞれ先頭ランナー5F,5Rが移動可能に支持されている。また、先頭ランナー5Fと各レール1Fの左端との間、及び先頭ランナー5Rと各レール1Rの左端との間に、それぞれ多数のランナー4が移動可能に支持されている。

0062

そして、カーテン材7F,7Rは、それぞれの先頭ランナー5F,5R及びランナー4に吊下支持されている。

0063

室外側レール1Rの左右両端には移送装置2a,2bが取着され、室内側レール1Fの左右両端には移送装置3a,3bが取着されており、各移送装置2a,2b,3a,3bには駆動プーリー11が設けられている。また、移送装置2a,2b間、及び移送装置3a,3b間で、それぞれの駆動プーリー11に無端状の移送用ベルト9が掛装されている。

0064

また、移送装置2b,3b間で駆動プーリー11の伝達する連動伝達機構15が、移送装置2b,3bの底面側に設置されている。各レール1F,1Rにおける移送用ベルト9は、先頭ランナー5Fのベルトジョイント51,52と、別個のベルトジョイント54により、それぞれ1本のタイミングベルトの両端部9aを狭着保持することで無端状となっている。尚、ベルトジョイント54は、移送用ベルト9の係合歯9bを多数(本例では6つ)噛み合わせ、その両端部9aを保持するよう構成するのが好ましい。これにより、移送用ベルト9の両端部9aの連結を安定化させることができる。尚、ベルトジョイント54の代わりに、係止ブロック12により移送用ベルト9の両端部9aを保持するよう構成することもできる。その場合にも、係止ブロック12における係合凹部24を多数(例えば6つ)設けるのが好ましい。

0065

また、本例では、室外側レール1Rの左端側の移送装置2aにモーターユニット8が吊下支持され、モーターユニット8内に配設されたモーターの駆動力により室外側レール1Rの移送用ベルト9が移動し、この移送用ベルト9の移動が連動伝達機構15を介して室内側レール1Fの移送用ベルト9に伝達されることで、室外側レール1R及び室内用レール1Fの双方の移送用ベルト9が同期して移動する。

0066

連動伝達機構15は、図12(a)に示すように移送装置2b,3bの底面側にスナップ係合等で設置される。そして、図12(b),(c)に示すように、連動伝達機構15は、それぞれ平ギア状の第1駆動歯車16、伝達歯車17、及び第2駆動歯車18からなり、第1駆動歯車16の回転が伝達歯車17を介して第2駆動歯車18に同一回転速度で伝達可能とされ、或いは第2駆動歯車18の回転が伝達歯車17を介して第1駆動歯車16に同一回転速度で伝達可能とされている。したがって、第1及び第2駆動歯車16,18の回転方向は同じである。

0067

また、各移送装置2b,3bの駆動プーリー11の中心部には下方に延びる入力軸が設けられ、その入力軸の中心部には四角孔が設けられている。そして、第1及び第2駆動歯車16,18の中心部には上方に延びる伝達軸19が設けられ、各移送装置2b,3bの駆動プーリー11の入力軸に設けられている四角孔に嵌合可能に構成されている。第1駆動歯車16、伝達歯車17、及び第2駆動歯車18の中心軸は、連動伝達機構15の底部で支持され、これにより第1及び第2駆動歯車16,18の回転が同期して伝達される。

0068

ところで、本実施形態の二重カーテン装置において、室内側レール1F内で移動可能な先頭ランナー5Fは、室内側レール1F内の左右端部の駆動プーリー11に掛装される移送用ベルト9に固着されている。また、室外側レール1R内で移動可能な先頭ランナー5Rは、室外側レール1R内の左右端部の駆動プーリー11に掛装される移送用ベルト9に固着されていない。そして、室外側レール1R内で係止ブロック12が移送用ベルト9に固着されており、移送用ベルト9の移動に伴って係止ブロック12も移動するようになっている。

0069

これらの係止ブロック12、先頭ランナー5F、5Rの構造は、第1実施形態と同様の構造を有している。したがって、先頭ランナー5Rの被当接片90と係止ブロック12の当接片25との当接・非当接により、カーテン材7Rとカーテン材7Fが全開の状態からカーテン材7Fを閉めるときは、同時にカーテン材7Rも閉まるよう構成され、且つカーテン材7Rが全閉の状態でカーテン材7Fを開閉するときは、カーテン材7Rは全閉状態に維持され、そして、カーテン材7Fが全開の状態でカーテン材7Rを開閉するときは、カーテン材7Fは全開状態に維持されるようになっている。

0070

以上のように構成された第2実施形態の二重カーテン装置の動作について、図13乃至図15を参照して説明する。図13乃至図15の各図において、(a),(c)は平面図、(b),(d)は概略的に示す正面図であり、(a)と(b)が互いに対応する状態説明図、(c)と(d)が互いに対応する状態説明図である。

0071

まず、図13(a),(b)を参照するに、図13(a),(b)は、それぞれカーテン材7F,7Rが共に全開の状態からカーテン材7Fを閉めるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7F,7Rが共に全開の状態からカーテン材7Fを右方向に閉めるよう動作させると、カーテン材7Fを吊下支持する先頭ランナー5Fは右方向に室内側レール1F内で移動する。すると、先頭ランナー5Fは移送用ベルト9に固着されているため、室内側レール1F内の移送用ベルト9は、図示右回りに移動し、第1駆動歯車16も図示右回りに回転する。このとき、第1駆動歯車16の回転は第2駆動歯車18に伝達され、室外側レール1R内の移送用ベルト9も図示右回りに回転する。室外側レール1R内の移送用ベルト9には係止ブロック12が固着されており、係止ブロック12の当接片25が先頭ランナー5Rの被当接片90と当接して先頭ランナー5Rを室外側レール1R内で右方向に移動させる。したがって、先頭ランナー5Rに吊下支持されたカーテン材7Rは、カーテン材7Fの右方向の移動に同期して共に右方向に移動する。よって、カーテン材7Rとカーテン材7Fが全開の状態からカーテン材7Fを閉めるときは、同時にカーテン材7Rも閉まるよう動作し、結果として、図13(c),(d)のように、1回の操作で、双方のカーテン材7F,7Rを全閉状態とすることができる。

0072

次に、図14(a),(b)を参照するに、図14(a),(b)は、それぞれカーテン材7Rが全閉の状態で、カーテン材7Fを全閉状態から開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7Rが全閉の状態で、カーテン材7Fを全閉状態から開けるよう動作させると、カーテン材7Fを吊下支持する先頭ランナー5Fは左方向に室内側レール1F内で移動する。すると、先頭ランナー5Fは室内側レール1F内の移送用ベルト9に固着されているため、この移送用ベルト9は、図示左回りに移動し、第1駆動歯車16も図示左回りに回転する。このとき、第1駆動歯車16の回転は第2駆動歯車18に伝達され、室外側レール1R内の移送用ベルト9も図示左回りに回転し、係止ブロック12は左方向に移動する。このとき、カーテン材7Rが全閉の状態であるため先頭ランナー5Rは室外側レール1Rの右端に位置している。このため、係止ブロック12の当接片25は、先頭ランナー5Rの被当接片90と当接することはなく、先頭ランナー5Rの位置は変化しない。したがって、先頭ランナー5Rに吊下支持されたカーテン材7Rの動きも変化しない。同様に、図14(c),(d)を参照するに、図14(c),(d)は、それぞれカーテン材7Rが全閉の状態で、カーテン材7Fを全開状態から閉じるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。この場合も、カーテン材7Rが全閉の状態であるため先頭ランナー5Rは室外側レール1Rの右端に位置している。このため、係止ブロック12の当接片25は、室外側レール1Rの右端に位置するまで先頭ランナー5Rの被当接片90と当接することはなく、先頭ランナー5Rの位置は変化しない。したがって、先頭ランナー5Rに吊下支持されたカーテン材7Rの動きも変化しない。よって、カーテン材7Rが全閉の状態からカーテン材7Fを開閉するときは、カーテン材7Rの動きに変化を与えず、その全閉の状態を維持することができる。

0073

次に、図15(a),(b)を参照するに、図15(a),(b)は、それぞれカーテン材7Fが全開の状態で、カーテン材7Rを全閉状態から右寄りに畳み込んで開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7Fが全開の状態で、カーテン材7Rを全閉状態から開けるよう動作させると、移送用ベルト9に固着されていない先頭ランナー5Rは図示右方向に移動するため係止ブロック12と当接することが無い。したがって、各レール1R,1Fの移送用ベルト9は移動せず、先頭ランナー5Fが移動することはないことから、カーテン材7Fも全開の状態で維持される。同様に、図15(c),(d)を参照するに、図15(c),(d)は、それぞれカーテン材7Fが全開の状態で、カーテン材7Rを全閉状態から左寄りに畳み込んで開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。この場合も、先頭ランナー5Fが移動することはないことから、カーテン材7Fも全開の状態で維持される。よって、カーテン材7Fが全開の状態からカーテン材7Rを開閉するときは、カーテン材7Fの動きに変化を与えず、その全開の状態を維持することができる。

0074

以上のように、第2実施形態によれば、カーテン材7R(例えばレースカーテン)とカーテン材7F(例えばドレープカーテン)が全開の状態からドレープカーテンを閉めるときは、同時にレースカーテンも閉まるよう構成することができ、レースカーテンが全閉の状態でドレープカーテンを開閉するときは、レースカーテンは全閉状態に維持され、ドレープカーテンが全開の状態でレースカーテンを開閉するときは、ドレープカーテンは全開状態に維持される。また、電動で二重カーテン装置を構成するにあたり、モーターを1個として低コスト化を図ることができ、各モーターの制御負担を軽減させることができるので、品質上の問題を生じさせることなくコストを改善しつつ、実際の利用形態に適合した構成とすることができる。

0075

〔第3実施形態〕
次に、図16乃至図19を参照して、本発明による第3実施形態の二重カーテン装置を説明する。図16は、第3実施形態の二重カーテン装置の概略構成を示す平面図である。また、図17乃至図19は、第3実施形態の二重カーテン装置における動作の説明図である。第3実施形態は、両開き式の二重カーテン装置を構成する例である。

0076

まず、図16に示すように、第3実施形態の二重カーテン装置は、主に、室内側レール1F、室外側レール1R、室外側レール1Rの左右両端に設けられる移送装置2a,2b、室内側レール1Fの左右両端に設けられる移送装置3a,3b、複数のランナー4、各レール用に複数の先頭ランナー5F‐1,5F‐2,5R‐1,5R‐2、室内側カーテン材7F‐1,7F‐2、室外側カーテン材7R‐1,7R‐2、1つのモーターユニット8、室内側レール1Fと室外側レール1Rに各々設けられる移送用ベルト9、及び連動伝達機構15から構成される。

0077

本実施形態の二重カーテン装置は、第1及び第2実施形態と同様に、室内側レール1Fと室外側レール1Rが2列に配設されるが、各レール1F,1Rの左右端側から中央部側に向かってカーテン材7F‐1,7F‐2(又は7R‐1,7R‐2)が引き出され、或いは各レール1F,1Rの中央部側から左右端側に向かってカーテン材7F‐1,7F‐2(又は7R‐1,7R‐2)が畳み込まれる。

0078

レール1Fには、2つの先頭ランナー5F‐1,5F‐2が対称的に対向配置されて移動可能に支持されている。また、レール1Rには、2つの先頭ランナー5R‐1,5R‐2が対称的に対向配置されて移動可能に支持されている。また、先頭ランナー5Fと各レール1Fの左右端との間、及び先頭ランナー5Rと各レール1Rの左右端との間に、それぞれ多数のランナー4が移動可能に支持されている。

0079

そして、カーテン材7F‐1,7F‐2は、それぞれの先頭ランナー5F‐1,5F‐2及びランナー4に吊下支持されている。また、カーテン材7R‐1,7R‐2は、それぞれの先頭ランナー5R‐1,5R‐2及びランナー4に吊下支持されている。

0080

室外側レール1Rの左右両端には移送装置2a,2bが取着され、室内側レール1Fの左右両端には移送装置3a,3bが取着されており、各移送装置2a,2b,3a,3bには駆動プーリー11が設けられている。また、移送装置2a,2b間、及び移送装置3a,3b間で、それぞれの駆動プーリー11に無端状の移送用ベルト9が掛装されている。

0081

また、移送装置2b,3b間で駆動プーリー11の伝達する連動伝達機構15が、移送装置2b,3bの底面側に設置されている。レール1Rにおける移送用ベルト9には、2つの係止ブロック12‐1,12‐2が対称的に対向配置されて狭着保持されている。そして、各レール1F,1Rにおける移送用ベルト9は、先頭ランナー5F‐1のベルトジョイント51,52と、別個のベルトジョイント54により、それぞれ1本のタイミングベルトの両端部9aを狭着保持することで無端状となっている。

0082

また、本例では、室外側レール1Rの左端側の移送装置2aにモーターユニット8が吊下支持され、モーターユニット8内に配設されたモーターの駆動力により室外側レール1Rの移送用ベルト9が移動し、この移送用ベルト9の移動が連動伝達機構15を介して室内側レール1Fの移送用ベルト9に伝達されることで、室外側レール1R及び室内用レール1Fの双方の移送用ベルト9が同期して移動する。

0083

連動伝達機構15は、前述した図12と同様に、移送装置2b,3bの底面側に設置される。そして、連動伝達機構15は、第1駆動歯車16、伝達歯車17、及び第2駆動歯車18からなり、第1駆動歯車16の回転が伝達歯車17を介して第2駆動歯車18に同一回転速度で伝達可能とされ、或いは第2駆動歯車18の回転が伝達歯車17を介して第1駆動歯車16に同一回転速度で伝達可能とされている。したがって、第1及び第2駆動歯車16,18の回転方向は同じである。

0084

また、各移送装置2b,3bの駆動プーリー11の中心部には下方に延びる入力軸が設けられ、その入力軸の中心部には四角孔が設けられている。そして、第1及び第2駆動歯車16,18の中心部には上方に延びる伝達軸19が設けられ、各移送装置2b,3bの駆動プーリー11の入力軸に設けられている四角孔に嵌合可能に構成されている。第1駆動歯車16、伝達歯車17、及び第2駆動歯車18の中心軸は、連動伝達機構15の底部で支持され、これにより第1及び第2駆動歯車16,18の回転が同期して伝達される。

0085

ところで、本実施形態の二重カーテン装置において、室内側レール1F内で移動可能な先頭ランナー5F‐1,5F‐2は、室内側レール1F内の左右端部の駆動プーリー11に掛装される移送用ベルト9に固着されている。また、室外側レール1R内で移動可能な先頭ランナー5R‐1,5R‐2は、室外側レール1R内の左右端部の駆動プーリー11に掛装される移送用ベルト9に固着されていない。そして、室外側レール1R内で係止ブロック12‐1,12‐2が移送用ベルト9に固着されており、移送用ベルト9の移動に伴って係止ブロック12‐1,12‐2も移動するようになっている。

0086

これらの係止ブロック12‐1,12‐2、先頭ランナー5F‐1,5F‐2、及び先頭ランナー5R‐1,5R‐2の構造は、それぞれ第1及び第2実施形態における係止ブロック12、先頭ランナー5F、及び先頭ランナー5Rと同様の構造を有している。したがって、先頭ランナー5R‐1,5R‐2の各被当接片90と、対応する係止ブロック12‐1,12‐2の各当接片25との当接・非当接により、カーテン材7R‐1,7R‐2とカーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態からカーテン材7F‐1,7F‐2を閉めるときは、同時にカーテン材7R‐1,7R‐2も閉まるよう構成され、且つカーテン材7R‐1,7R‐2が全閉の状態でカーテン材7F‐1,7F‐2を開閉するときは、カーテン材7R‐1,7R‐2は全閉状態に維持され、そして、カーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態でカーテン材7R‐1,7R‐2を開閉するときは、カーテン材7F‐1,7F‐2は全開状態に維持されるようになっている。

0087

以上のように構成された第2実施形態の二重カーテン装置の動作について、図17乃至図19を参照して説明する。図17乃至図19の各図において、(a),(c)は平面図、(b),(d)は概略的に示す正面図であり、(a)と(b)が互いに対応する状態説明図、(c)と(d)が互いに対応する状態説明図である。

0088

まず、図17(a),(b)を参照するに、図17(a),(b)は、それぞれカーテン材7F‐1,7F‐2とカーテン材7R‐1,7R‐2が共に全開の状態からカーテン材7F‐1,7F‐2を閉めるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7F‐1,7F‐2とカーテン材7R‐1,7R‐2が共に全開の状態からカーテン材7F‐1,7F‐2を中央方向に閉めるよう動作させると、カーテン材7F‐1,7F‐2を吊下支持する先頭ランナー5F‐1,5F‐2は中央方向に室内側レール1F内で移動する。すると、先頭ランナー5F‐1,5F‐2はレール1F内の移送用ベルト9に固着されているため、この移送用ベルト9は、図示右回りに移動し、第1駆動歯車16も図示右回りに回転する。

0089

このとき、第1駆動歯車16の回転は第2駆動歯車18に伝達され、室外側レール1R内の移送用ベルト9も図示右回りに回転する。室外側レール1R内の移送用ベルト9には係止ブロック12‐1,12‐2が固着されており、係止ブロック12‐1,12‐2の各当接片25が、対応する先頭ランナー5R‐1,5R‐2の各被当接片90と当接して先頭ランナー5R‐1,5R‐2を室外側レール1R内で中央方向に移動させる。したがって、先頭ランナー5R‐1,5R‐2に吊下支持されたカーテン材7R‐1,7R‐2は、カーテン材7F‐1,7F‐2の移動に同期して共に移動する。よって、カーテン材7R‐1,7R‐2とカーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態からカーテン材7F‐1,7F‐2を閉めるときは、同時にカーテン材7R‐1,7R‐2も閉まるよう動作し、結果として、図17(c),(d)のように、1回の操作で、双方のカーテン材7F‐1,7F‐2,7R‐1,7R‐2を全閉状態とすることができる。

0090

次に、図18(a),(b)を参照するに、図18(a),(b)は、それぞれカーテン材7R‐1,7R‐2が全閉の状態で、カーテン材7F‐1,7F‐2を全閉状態から開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7R‐1,7R‐2が全閉の状態で、カーテン材7F‐1,7F‐2を全閉状態から開けるよう動作させると、カーテン材7F‐1,7F‐2を吊下支持する先頭ランナー5F‐1,5F‐2はそれぞれ左右方向に室内側レール1F内で移動する。すると、先頭ランナー5F‐1,5F‐2は移送用ベルト9に固着されているため、この移送用ベルト9は、図示左回りに移動し、第1駆動歯車16も図示左回りに回転する。このとき、第1駆動歯車16の回転は第2駆動歯車18に伝達され、室外側レール1R内の移送用ベルト9も図示左回りに回転し、係止ブロック12‐1,12‐2はそれぞれ左右方向に移動する。このとき、カーテン材7R‐1,7R‐2が全閉の状態であるため先頭ランナー5R‐1,5R‐2はそれぞれ係止ブロック12‐1,12‐2とは非当接に室外側レール1Rの中央部に位置している。このため、係止ブロック12‐1,12‐2の各当接片25は、先頭ランナー5R‐1,5R‐2の被当接片90と当接することがないため、先頭ランナー5R‐1,5R‐2の位置は変化しない。したがって、先頭ランナー5R‐1,5R‐2に吊下支持されたカーテン材7R‐1,7R‐2の動きも変化しない。

0091

同様に、図18(c),(d)を参照するに、図18(c),(d)は、それぞれカーテン材7R‐1,7R‐2が全閉の状態で、カーテン材7F‐1,7F‐2を全開状態から閉じるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。この場合も、カーテン材7R‐1,7R‐2が全閉の状態であるため先頭ランナー5R‐1,5R‐2はそれぞれ係止ブロック12‐1,12‐2とは非当接に室外側レール1Rの中央部に位置している。このため、係止ブロック12‐1,12‐2の各当接片25は、対応する先頭ランナー5R‐1,5R‐2の各被当接片90と当接することはなく、先頭ランナー5R‐1,5R‐2の位置は変化しない。したがって、先頭ランナー5R‐1,5R‐2に吊下支持されたカーテン材7R‐1,7R‐2の動きも変化しない。よって、カーテン材7R‐1,7R‐2が全閉の状態からカーテン材7F‐1,7F‐2を開閉するときは、カーテン材7R‐1,7R‐2の動きに変化を与えず、その全閉の状態を維持することができる。

0092

次に、図19(a),(b)を参照するに、図19(a),(b)は、それぞれカーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態で、カーテン材7R‐1を全閉状態から左寄りに畳み込んで開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。カーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態で、カーテン材7R‐1を全閉状態から開けるよう動作させると、移送用ベルト9に固着されていない先頭ランナー5R‐1は図示左方向に移動するため係止ブロック12‐1と当接することが無い。したがって、各レール1R,1Fの移送用ベルト9は移動せず、先頭ランナー5F‐1,5F‐2が移動することはないことから、カーテン材7F‐1,7F‐2も全開の状態で維持される。同様に、図19(c),(d)を参照するに、図19(c),(d)は、それぞれカーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態で、カーテン材7R‐1を全閉状態から中央部寄りに畳み込んで開けるときの動作を示す平面図と、概略的に示す正面図である。この場合も、先頭ランナー5R‐1は係止ブロック12‐1と当接すること無く移送され、先頭ランナー5F‐1,5F‐2が移動することはないことから、カーテン材7F‐1,7F‐2も全開の状態で維持される。

0093

よって、カーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態からカーテン材7R‐1,7R‐2を開閉するときは、カーテン材7F‐1,7F‐2の動きに変化を与えず、その全開の状態を維持することができる。また、カーテン材7F‐1,7F‐2が全開の状態で、カーテン材7R‐1のみを開閉するときやカーテン材7R‐1,7R‐2の双方を開閉するときも、カーテン材7F‐1,7F‐2の動きに変化を与えず、その全開の状態を維持することができる。

0094

以上のように、第3実施形態によれば、カーテン材7R‐1,7R‐2(例えばレースカーテン)とカーテン材7F‐1,7F‐2(例えばドレープカーテン)が全開の状態からドレープカーテンを閉めるときは、同時にレースカーテンも閉まるよう構成することができ、レースカーテンが全閉の状態でドレープカーテンを開閉するときは、レースカーテンは全閉状態に維持され、ドレープカーテンが全開の状態でレースカーテンを開閉するときは、ドレープカーテンは全開状態に維持される。また、電動で二重カーテン装置を構成するにあたり、モーターを1個として低コスト化を図ることができ、各モーターの制御負担を軽減させることができるので、品質上の問題を生じさせることなくコストを改善しつつ、実際の利用形態に適合した構成とすることができる。

0095

以上、特定の実施形態の実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の実施例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。

0096

例えばカーテン材は、生地状でも板状でもよい。そして、上述の実施形態の例では、電動による操作手段でカーテン材を駆動する例をその利点を挙げて説明したが、ボールチェーン紐状操作コードを用いた手動による操作手段でカーテン材を駆動する構成とすることもでき、更には、このような電動又は手動による操作手段で構成したときも、カーテン材やその把手を直接的に掴持して手引き操作が可能である。

0097

また、上述の実施形態の例では特定の例を挙げて説明したが、移送用ベルト9に対する先頭ランナー5Fと係止ブロック12の狭着保持位置は、二重カーテン装置の用途に応じた位置で調整して構成することができる。

0098

また、上述した実施形態の例では、係止ブロック12及び先頭ランナー5Rを設けるレールを室外側とし、先頭ランナー5Fを設けるレールを室外側とする例を説明したが、これは逆の構成としてもよい。

0099

また、上述の実施形態の例では、所定数の平ギア状の歯車から、各レール間の移送用ベルトの駆動を伝達するよう連動伝達機構15を構成する例を説明したが、同一の回転速度であって、好適には同一の回転方向に伝達するものであれば、この例に限定されず、平ギア以外の歯車とすることや、ワイヤや紐等により各レール間の移送用ベルト9の駆動を伝達するよう連動伝達機構15を構成することができる。

0100

また、上述した実施形態の例では、各ランナー4及び先頭ランナー5F(又は5R)の移動に移送用ベルト9を用いる例を説明したが、移送用ベルト、紐、ワイヤ、又はこれらの組み合わせのうちいずれか1つにより構成することができる。

0101

本発明によれば、品質上の問題やコストの問題を改善しつつ、実際の利用形態に適合した構成とすることができるので、二重カーテン装置の用途に有用である。

0102

1F室内側レール
1R室外側レール
2a,2b 室外側レール用の移送装置
3a,3b 室内側レール用の移送装置
4ランナー
5F,5F‐1,5F‐2 室内側レール用の先頭ランナー
5R,5R‐1,5R‐2 室外側レール用の先頭ランナー
7F,7F‐1,7F‐2 室内側レール用のカーテン材
7R,7R‐1,7R‐2 室外側レール用のカーテン材
8モーターユニット
9移送用ベルト
10 移送用ベルト用の挿通孔
11駆動プーリー
12係止ブロック
15連動伝達機構
25 係止ブロックの当接片
90 室外側レール用の先頭ランナーの被当接片

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