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技術 情報処理装置、データ退避方法およびプログラム

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 竹下篤
出願日 2015年1月27日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2015-013762
公開日 2016年8月4日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2016-139275
状態 特許登録済
技術分野 電源 ストアードプログラム 記憶装置の機密保護
主要キーワード 保護措置 管理構造体 復元情報 保存制御 ケーパビリティ プロセス管理 復帰制御 ハイバネーション
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年8月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

休止状態移行した不揮発性記憶装置に保存された情報の安全性の向上を図る。

解決手段

第1不揮発性記憶装置120と、記憶した情報に対する保護措置が取られた第2不揮発性記憶装置130とを備える。処理装置140は、電源を切断する際に、メインメモリ110に保持されている情報のうち、予め定められた条件に基づいて判別された機密情報を第2不揮発性記憶装置130に記憶させ、機密情報ではない一般情報を第1不揮発性記憶装置120に記憶させる。

概要

背景

情報処理装置には、ハイバネーションと呼ばれる機能を有するものがある。ハイバネーションは、情報処理装置の電源を切る際に、メインメモリに記憶されているメモリ・イメージ等、情報処理装置の動作状態を示す情報を不揮発性記憶装置に保存し、次の起動時に、不揮発性記憶装置に保存されている情報に基づいて、電源を切る前の情報処理装置の動作状態を復元する機能である(例えば、特許文献1参照)。ハイバネーションの機能を用いて情報処理装置の電源が切られた状態(電源を切る前の情報処理装置の動作状態の情報が保存されており、次の起動時に電源を切る前の動作状態を復元可能な状態)を休止状態と呼ぶ。

概要

休止状態へ移行した不揮発性記憶装置に保存された情報の安全性の向上をる。第1不揮発性記憶装置120と、記憶した情報に対する保護措置が取られた第2不揮発性記憶装置130とを備える。処理装置140は、電源を切断する際に、メイン・メモリ110に保持されている情報のうち、予め定められた条件に基づいて判別された機密情報を第2不揮発性記憶装置130に記憶させ、機密情報ではない一般情報を第1不揮発性記憶装置120に記憶させる。

目的

本発明は、休止状態へ移行した不揮発性記憶装置に保存された情報の安全性の向上を図ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

メモリに保持されている情報を不揮発性記憶装置に記憶させ、起動時に、当該不揮発性の記憶装置に記憶されている情報に基づいて電源を切断する前の状態に復帰させる制御部と、前記不揮発性の記憶装置であって、前記メモリに保持されていた情報のうち、少なくとも一部の情報を記憶する第1記憶部と、前記不揮発性の記憶装置であって、前記メモリに保持されていた情報のうち、前記第1記憶部に記憶される情報とは異なる情報を記憶する第2記憶部と、前記メモリに保持されている情報を、予め定められた条件に基づいて仕分ける仕分け部と、を備え、前記制御部は、前記仕分け部による仕分けにしたがって、前記メモリに保持されている情報を、前記第1記憶部または前記第2記憶部に記憶させることを特徴とする、情報処理装置

請求項2

前記仕分け部は、予め定められた条件に基づき、前記メモリに保持されている情報を、機密情報とその他の一般情報とに仕分け、前記制御部は、前記一般情報を前記第1記憶部に記憶させ、前記機密情報を前記第2記憶部に記憶させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記仕分け部は、前記メモリに保持されている情報を、当該情報を扱う実行プログラムに対して与えられた条件に基づいて、機密情報と一般情報とに仕分けることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。

請求項4

前記仕分け部は、前記メモリに保持されている情報を、当該情報が保護措置の取られたファイルを読み込んで得られた情報である場合に機密情報と判別することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の情報処理装置。

請求項5

前記仕分け部は、予め定められた条件に基づき、前記メモリに保持されている情報を、機密情報とその他の一般情報とに仕分け、前記制御部は、前記機密情報を、さらに複数の部分に分割し、当該機密情報の一部と前記一般情報とを前記第1記憶部に記憶させ、当該機密情報の他の部分を前記第2記憶部に記憶させること、を特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。

請求項6

前記第2記憶部は、記憶した情報に対する保護措置が取られた記憶装置であることを特徴とする、請求項1、請求項2または請求項5に記載の情報処理装置。

請求項7

第1不揮発性記憶装置と、前記第1不揮発性記憶装置とは異なる、第2不揮発性記憶装置と、メモリに保持されている情報のうち、予め定められた条件に基づいて判別された機密情報を前記第2不揮発性記憶装置に記憶させ、当該機密情報ではない一般情報を前記第1不揮発性記憶装置に記憶させる処理装置と、を備えることを特徴とする、情報処理装置。

請求項8

電源を切断する際に、メモリに保持されている情報を、予め定められた条件に基づいて、一の種類の情報と、当該一の種類の情報ではない他の種類の情報とに仕分け、前記情報の仕分けにしたがって、前記一の種類の情報を、第1不揮発性記憶装置に保存し、前記情報の仕分けにしたがって、前記他の種類の情報を、前記第1不揮発性記憶装置とは別に設けられた第2不揮発性記憶装置に保存すること、を特徴とする、データ退避方法

請求項9

電源を切断する際に、メモリに保持されている情報を不揮発性の記憶装置に退避させる機能を備えたコンピュータに、メモリに保持されている情報を、予め定められた条件に基づいて、一の種類の情報と、当該一の種類の情報ではない他の種類の情報とに仕分ける処理と、前記情報の仕分けにしたがって、前記一の種類の情報を、第1不揮発性記憶装置に保存する処理と、前記情報の仕分けにしたがって、前記他の種類の情報を、前記第1不揮発性記憶装置とは別に設けられた第2不揮発性記憶装置に保存する処理と、を含むことを特徴とする、プログラム

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置データ退避方法およびプログラムに関する。

背景技術

0002

情報処理装置には、ハイバネーションと呼ばれる機能を有するものがある。ハイバネーションは、情報処理装置の電源を切る際に、メインメモリに記憶されているメモリ・イメージ等、情報処理装置の動作状態を示す情報を不揮発性記憶装置に保存し、次の起動時に、不揮発性記憶装置に保存されている情報に基づいて、電源を切る前の情報処理装置の動作状態を復元する機能である(例えば、特許文献1参照)。ハイバネーションの機能を用いて情報処理装置の電源が切られた状態(電源を切る前の情報処理装置の動作状態の情報が保存されており、次の起動時に電源を切る前の動作状態を復元可能な状態)を休止状態と呼ぶ。

先行技術

0003

特開2010−267246号公報

発明が解決しようとする課題

0004

休止状態へ移行した情報処理装置においては、電源を切る前の情報処理装置の動作状態の情報(以下、復元情報と呼ぶ)が不揮発性記憶装置に保存されている。そのため、この不揮発性記憶装置に保存されている復元情報の中から、電源を切る前の情報処理装置により扱われていた情報を取得可能な場合がある。
本発明は、休止状態へ移行した不揮発性記憶装置に保存された情報の安全性の向上を図ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

請求項1に記載の発明は、
メモリに保持されている情報を不揮発性記憶装置に記憶させ、起動時に、当該不揮発性の記憶装置に記憶されている情報に基づいて電源を切断する前の状態に復帰させる制御部と、
前記不揮発性の記憶装置であって、前記メモリに保持されていた情報のうち、少なくとも一部の情報を記憶する第1記憶部と、
前記不揮発性の記憶装置であって、前記メモリに保持されていた情報のうち、前記第1記憶部に記憶される情報とは異なる情報を記憶する第2記憶部と、
前記メモリに保持されている情報を、予め定められた条件に基づいて仕分ける仕分け部と、を備え、
前記制御部は、前記仕分け部による仕分けにしたがって、前記メモリに保持されている情報を、前記第1記憶部または前記第2記憶部に記憶させることを特徴とする、情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記仕分け部は、予め定められた条件に基づき、前記メモリに保持されている情報を、機密情報とその他の一般情報とに仕分け、
前記制御部は、前記一般情報を前記第1記憶部に記憶させ、前記機密情報を前記第2記憶部に記憶させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記仕分け部は、前記メモリに保持されている情報を、当該情報を扱う実行プログラムに対して与えられた条件に基づいて、機密情報と一般情報とに仕分けることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記仕分け部は、前記メモリに保持されている情報を、当該情報が保護措置の取られたファイルを読み込んで得られた情報である場合に機密情報と判別することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、
前記仕分け部は、予め定められた条件に基づき、前記メモリに保持されている情報を、機密情報とその他の一般情報とに仕分け、
前記制御部は、前記機密情報を、さらに複数の部分に分割し、当該機密情報の一部と前記一般情報とを前記第1記憶部に記憶させ、当該機密情報の他の部分を前記第2記憶部に記憶させること、
を特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、
前記第2記憶部は、記憶した情報に対する保護措置が取られた記憶装置であることを特徴とする、請求項1、請求項2または請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、
第1不揮発性記憶装置と、
前記第1不揮発性記憶装置とは異なる、第2不揮発性記憶装置と、
メモリに保持されている情報のうち、予め定められた条件に基づいて判別された機密情報を前記第2不揮発性記憶装置に記憶させ、当該機密情報ではない一般情報を前記第1不揮発性記憶装置に記憶させる処理装置と、
を備えることを特徴とする、情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、
電源を切断する際に、メモリに保持されている情報を、予め定められた条件に基づいて、一の種類の情報と、当該一の種類の情報ではない他の種類の情報とに仕分け、
前記情報の仕分けにしたがって、前記一の種類の情報を、第1不揮発性記憶装置に保存し、
前記情報の仕分けにしたがって、前記他の種類の情報を、前記第1不揮発性記憶装置とは別に設けられた第2不揮発性記憶装置に保存すること、
を特徴とする、データ退避方法である。
請求項9に記載の発明は、
電源を切断する際に、メモリに保持されている情報を不揮発性の記憶装置に退避させる機能を備えたコンピュータに、
メモリに保持されている情報を、予め定められた条件に基づいて、一の種類の情報と、当該一の種類の情報ではない他の種類の情報とに仕分ける処理と、
前記情報の仕分けにしたがって、前記一の種類の情報を、第1不揮発性記憶装置に保存する処理と、
前記情報の仕分けにしたがって、前記他の種類の情報を、前記第1不揮発性記憶装置とは別に設けられた第2不揮発性記憶装置に保存する処理と、
を含むことを特徴とする、プログラムである。

発明の効果

0006

請求項1の発明によれば、メモリに保持されていた情報を第1記憶部と第2記憶部とに分けて保存することにより、一方の記憶部から全ての情報を取得することができない。これにより、情報の保護を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、メモリに保持されていた情報を機密情報と一般情報とに仕分け、第1記憶部と第2記憶部とに分けて保存することにより、一般情報が保存された記憶部からは機密情報を取得することができない。これにより、情報の保護を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、メモリに保持されていた情報を、機密情報と一般情報とに機械的に仕分けることができる。
請求項4の発明によれば、メモリに保持されていた情報を、機密情報と一般情報とに機械的に仕分けることができる。
請求項5の発明によれば、メモリに保持されていた情報を機密情報と一般情報とに仕分け、さらに機密情報を分割して第1記憶部と第2記憶部とに分けて保存することにより、一般情報が保存された記憶部からは機密情報の全部を取得することができない。これにより、情報の保護を向上させることができる。
請求項6の発明によれば、情報に対する保護措置が取られた記憶装置に機密情報を記憶させることにより、機密情報に対する保護をより向上させることができる。
請求項7の発明によれば、休止状態へ移行するに際して、メモリに保持されていた情報のうち一般情報を第1記憶部に保存し、機密情報を第2記憶部に保存することにより、第1記憶部からは機密情報を取得することができない。これにより、情報の保護を向上させることができる。
請求項8の発明によれば、メモリに保持されていた情報を機密情報と一般情報とに仕分け、第1記憶部と第2記憶部とに分けて保存することにより、一般情報が保存された記憶部からは機密情報を取得することができない。これにより、情報の保護を向上させることができる。
請求項9の発明によれば、メモリに保持されていた情報を機密情報と一般情報とに仕分け、第1記憶部と第2記憶部とに分けて保存することにより、一般情報が保存された記憶部からは機密情報を取得することができない。これにより、情報の保護を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0007

本実施形態が適用される情報処理装置の全体構成例を示す図である。
仕分け部および保存制御部の動作を説明するフローチャートである。

実施例

0008

以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
システム構成
図1は、本実施形態が適用される情報処理装置の全体構成例を示す図である。
本実施形態による情報処理装置は、長時間使用されない場合に、ハイバネーション機能(休止状態へ移行する機能)を有する。本実施形態は、例えば、パーソナル・コンピュータ、プリンタコピー機等の画像形成装置、その他の様々な情報処理装置に対して適用可能である。

0009

図1に示すように、本実施形態が適用される情報処理装置100は、記憶手段として、メイン・メモリ110と、第1不揮発性記憶装置120と、第2不揮発性記憶装置130とを備える。また、制御手段として、処理装置140とを備える。処理装置140は、例えばCPU(Central Processing Unit)で実現され、メイン・メモリ110に読み込まれたプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。本実施形態において、処理装置140は、仕分け部141、保存制御部142および復帰制御部143として機能する。本実施形態において、情報処理装置100が休止状態に移行する際に、メイン・メモリ110に保持されている情報は、一の種類の情報と他の種類の情報に仕分けられ、第1不揮発性記憶装置120と第2不揮発性記憶装置130とに分けて保存される。

0010

なお、図1には、情報処理装置100の構成のうち、本実施形態を実現する構成のみを記載している。実際には、情報処理装置100の種類に応じて図1に示す以外に種々の構成が存在する。例えば、情報処理装置100がパーソナル・コンピュータである場合は、ディスプレイ装置テキストや画像等の情報を表示させるための画像表示制御手段や、キーボードマウス等の入力装置を用いた入力を受け付けるための受け付け手段等を備える。また、情報処理装置100が画像形成装置である場合は、用紙等の媒体に画像を形成するための画像形成エンジンや、装置内部で媒体を搬送するための搬送機構等を備える。

0011

メイン・メモリ110は、電源が切断されると記憶内容消失する揮発性のメモリである。メイン・メモリ110には、例えばRAM(Random Access Memory)が用いられる。このメイン・メモリ110には、処理装置140が実行するプログラム(プロセス)が保持される。プログラムは、磁気ディスク装置等の外部記憶装置に格納されており、この外部記憶装置からメイン・メモリ110にコピーされた後に、処理装置140により実行される。また、メイン・メモリ110は、処理装置140が演算処理を行う場合に、処理の過程で一時的に生成されるデータを保持する作業用メモリとしても用いられる。メイン・メモリ110に保持されているプログラム・コードやデータ等の情報は、情報処理装置100が休止状態へ移行する際に、復元情報(ハイバネーション・イメージ)として不揮発性記憶装置に退避される対象となる。

0012

第1不揮発性記憶装置120は、情報処理装置100が休止状態へ移行する際に、メイン・メモリ110から取得された復元情報が保存される、第1記憶部としての記憶装置である。第1不揮発性記憶装置120には、例えば、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュ・メモリ等の不揮発性記憶装置が用いられる。第1不揮発性記憶装置120としては、上記のプログラムを格納した外部記憶装置を用いても良い。後述するように、第1不揮発性記憶装置120に保存される復元情報は、本実施形態で機密性が高くないと判断される情報(以下、一般情報とも呼ぶ)である。

0013

第2不揮発性記憶装置130は、情報処理装置100が休止状態へ移行する際に、メイン・メモリ110から取得された復元情報が保存される、第2記憶部としての記憶装置である。第2不揮発性記憶装置130には、例えば、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュ・メモリ等の不揮発性記憶装置が用いられる。ただし、第1不揮発性記憶装置120と異なり、第2不揮発性記憶装置130には、記憶している情報の機密性に関する保護手段が設けられている。具体的には、第2不揮発性記憶装置130として、例えば、暗号化機能パスワード・ロック機能を有する記憶装置、オン・ボード・メモリ(基板に直付けされたメモリ)等、不正な読み出しに対する安全性を高める措置が施された不揮発性記憶装置が用いられる。このような安全性の高い不揮発性記憶装置を第2不揮発性記憶装置130として用いることにより、第2不揮発性記憶装置130が不正に取り外された場合であっても、取り外された第2不揮発性記憶装置130に格納されている情報を不正に読み出されることはない。また、第2不揮発性記憶装置130がオン・ボード・メモリであれば、そのオン・ボード・メモリを取り外すこと自体が困難である。当然ながら、第2不揮発性記憶装置130を実現する記憶装置に対して複数の安全性を高める措置を組み合わせて適用しても良い。後述するように、第2不揮発性記憶装置130に保存される復元情報は、本実施形態で機密性が高いと判断される情報(以下、機密情報とも呼ぶ)である。

0014

仕分け部141は、情報処理装置100が休止状態へ移行する際に、メイン・メモリ110から復元情報となるプログラム・コードやデータを取得する。そして、仕分け部141は、取得した個々の復元情報(プログラム・コードやデータ)を、第1不揮発性記憶装置120に保存する復元情報と第2不揮発性記憶装置130に保存する復元情報とに仕分ける。ここで、仕分け部141は、取得した復元情報のうち、機密性の高いデータを含む復元情報(機密情報)の保存先を第2不揮発性記憶装置130とし、その他の復元情報(一般情報)の保存先を第1不揮発性記憶装置120とする。言い換えれば、仕分け部141は、メイン・メモリ110から取得した復元情報が、機密情報か、一般情報かを判別する。

0015

仕分け部141は、メイン・メモリ110から取得した復元情報に含まれるデータが機密性の高いデータか否かの判別を、例えば、各々のデータを扱うプロセス(実行プログラム)が、下記に例示するような特定の条件に該当するか否かを判定することにより行う。
(1)プロセスが、メモリにロックされている。
(2)プロセスが、保護措置が取られたファイルを読み込んでいる。
(3)プロセスが、データの保護に関する特定の権限を持つ。

0016

(1)の「プロセスが、メモリにロックされている」とは、プロセスに割り当てられた仮想アドレス空間ページ物理メモリ(メイン・メモリ110)上にロックすることを言う。この機能は、例えば、Linux(登録商標)等の種々のOS(Operating System)で用意される「mlock」等のシステムコールを用いて実現される。物理メモリにロックされたページに書き込まれているデータは、物理メモリから退避されることはない。そのため、これらのデータを重要度の高いデータであると仮定して、本実施形態において仕分け部141は、機密性の高いデータと判別する。これは、プロセスに与えられた条件に基づく判別である。プロセスがメモリにロックされているか否かは、例えば、プロセスの管理構造体またはページ管理構造体のフラグを参照することで判別することができる。

0017

(2)の「プロセスが、保護措置が取られたファイルを読み込んでいる」とは、プロセスにおいてメイン・メモリ110へ読み込まれたデータが、何らかの保護措置が取られたファイルであったことを言う。具体的には、例えば、暗号化されたファイルシステム暗号化ファイルステム)上のファイル、暗号化されたメモリ・デバイスから読み込まれたファイル、Linuxで用いられるSELinux(Security-Enhanced Linux)の特定のポリシーによって保護されたファイル等が該当する。本実施形態において仕分け部141は、これらの保護措置が取られたファイルを機密性の高いデータと判別する。これは、メイン・メモリ110に読み込まれる前のファイルの格納場所に基づく判別である。なお、上記の各措置は、保護措置の例に過ぎず、本実施形態で機密性の高いデータとして判別されるファイルを、上記の具体的措置が取られたファイルのみに限定するものではない。保護措置が取られたファイルか否かは、例えば、情報処理装置のプロセス管理モジュールに問い合わせることで判別することができる。

0018

(3)の「プロセスが、データの保護に関する特定の権限を持つ」において、「特定の権限」とは、例えば、Linuxカーネルケーパビリティ等のPOSIX Capabilityによる権限等が該当する。本実施形態において仕分け部141は、このような特定の権限を持ったプロセスにおいてメイン・メモリ110へ読み込まれたデータを、機密性の高いデータと判別する。これは、プロセスに与えられた条件に基づく判別である。特定の権限を持ったプロセスか否かは、例えば、プロセスの管理構造体やページ管理構造体のフラグ等を参照することで判別することができる。

0019

本実施形態では、上記のように、特定の条件に該当するプロセスによりメイン・メモリ110へ読み込まれたデータを、機密性の高いデータと判別し、この機密性の高いデータを含む復元情報(機密情報)の保存先を第2不揮発性記憶装置130とする。そして、その他の復元情報(一般情報)の保存先を第1不揮発性記憶装置120とする。なお、上記に特定の条件の例を示したが、特定の条件として適用する具体的な条件は、上記の例に限定するものではない。

0020

保存制御部142は、情報処理装置100が休止状態へ移行する際に、メイン・メモリ110からプログラム・コードやデータを読み出し、復元情報として不揮発性記憶装置に記憶(退避)させる。本実施形態において、この制御部としての保存制御部142は、仕分け部141による仕分けにしたがって、メイン・メモリ110から取得した復元情報のうちの機密情報を、第2不揮発性記憶装置130に保存する。また、保存制御部142は、メイン・メモリ110から取得した復元情報のうち、機密情報以外の一般情報を、第1不揮発性記憶装置120に保存する。

0021

復帰制御部143は、情報処理装置100が休止状態から起動する際に、第1不揮発性記憶装置120および第2不揮発性記憶装置130に保存されている復元情報を読み出し、メイン・メモリ110に書き込む。この制御部としての復帰制御部143の機能により、情報処理装置100は、休止状態へ移行する前の状態に復帰する。

0022

<仕分け部および保存制御部の動作>
図2は、仕分け部141および保存制御部142の動作(データ退避方法)を説明するフローチャートである。
図2に示すように、情報処理装置100の処理装置140は、休止状態への移行条件成立すると(S201)、メイン・メモリ110に保持されている復元情報としてのプログラム・コードやデータを読み出す(S202)。なお、休止状態への移行条件は、予め設定された時間、情報処理装置100に対して何らの操作も行われなかった場合等、既存のハイバネーション技術において移行条件として用いられる条件を適用して良い。

0023

次に、処理装置140の仕分け部141が、S202で取得した復元情報に対して、機密情報か否かを判別する(S203)。そして、仕分け部141により機密情報であると判別された場合(S203でYes)、処理装置140の保存制御部142が、その復元情報(機密情報)を第2不揮発性記憶装置130に保存する(S204)。一方、仕分け部141により一般情報であると判別された場合(S203でNo)、保存制御部142が、その復元情報(一般情報)を第1不揮発性記憶装置120に保存する(S205)。

0024

<変形例>
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、保存制御部142は、仕分け部141により機密情報と判別された復元情報を、第2不揮発性記憶装置130に保存した。これに対し、保存制御部142は、機密情報を、第1不揮発性記憶装置120と第2不揮発性記憶装置130とに分けて保存するようにしても良い。

0025

機密情報を第1不揮発性記憶装置120と第2不揮発性記憶装置130とに分けて保存する場合、保存制御部142は、少なくとも、第1不揮発性記憶装置120に保存する機密情報に対しては、不可逆な状態まで情報量を減らすように分割する。このようにすれば、第1不揮発性記憶装置120に保存された復元情報のみから機密情報を復元することはできない。したがって、機密情報の機密性は保たれる。なお、第1不揮発性記憶装置120に保存される機密情報の部分に関しては、暗号化やパスワードによるアクセス制御等の保護措置を行って第1不揮発性記憶装置120に記憶させるようにしても良い。

0026

上記のような機密情報の分割は、例えば、機密情報のデータ量が大きく、第2不揮発性記憶装置130の記憶容量を超える場合や一定の閾値を超える場合に行う。また、機密情報のデータ量に関わらず、機密情報を、不可逆な状態となるまで情報量を減らすように分割し、不可逆となった機密情報の部分を第1不揮発性記憶装置120に保存し、他の機密情報の部分を第2不揮発性記憶装置130に保存するようにしても良い。

0027

100…情報処理装置、110…メイン・メモリ、120…第1不揮発性記憶装置、130…第2不揮発性記憶装置、140…処理装置、141…仕分け部、142…保存制御部、143…復帰制御部

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