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技術 浴室換気装置

出願人 TOTO株式会社
発明者 川上哲也岩下裕之園畑勲矢野剛広木村昂史力丸光生
出願日 2015年1月29日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-014996
公開日 2016年8月4日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2016-138732
状態 特許登録済
技術分野 換気1 換気3 空調制御装置
主要キーワード 蓄電池電源 高速回転動作 追加工事 通電禁止 損失抵抗 圧力損失値 要否フラグ 開始回数
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作違いしてしまうことを防ぐとともに、必要な換気風量を得る。

解決手段

浴室換気装置が、浴室および外部を連通する排気路に設けられたファンと、浴室の換気時にファンを第一回転数で回転させる換気制御部と、電力供給開始時において、ファンを第一回転数よりも高い第二回転数で回転させることにより排気路の圧力損失値演算する圧力損失演算部と、圧力損失演算部の演算回数が3回以上のいずれかの回数、並びに停電と次回の停電の間隔、圧力損失値の変化、および停電と停電との間のファンの駆動回数の少なくともいずれか一つが予め定められた条件になった場合に、圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する禁止部と、を備える。

概要

背景

従来の浴室換気装置では、商用電源投入時の一定時間、デューティ100%でファンを回転させ排気ダクト損失抵抗圧力損失)を自動測定するようになっていた。このような場合、停電が発生した後に電力供給が再度開始される度に損失抵抗(圧力損失)を測定することとなる(例えば、特許文献1参照。)。

また別の方式として、最初のパワーオンリセット時(商用電源の投入時)にのみ排気ダクトの圧力損失を推定し、運転条件不揮発性記憶手段に記憶し、次のパワーオンリセット時には圧力損失の推定を行わず、運転条件の記憶を実施しないようにしているものもあった(例えば、特許文献2参照。)。

概要

使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作違いしてしまうことを防ぐとともに、必要な換気風量を得る。浴室換気装置が、浴室および外部を連通する排気路に設けられたファンと、浴室の換気時にファンを第一回転数で回転させる換気制御部と、電力供給開始時において、ファンを第一回転数よりも高い第二回転数で回転させることにより排気路の圧力損失値演算する圧力損失演算部と、圧力損失演算部の演算回数が3回以上のいずれかの回数、並びに停電と次回の停電の間隔、圧力損失値の変化、および停電と停電との間のファンの駆動回数の少なくともいずれか一つが予め定められた条件になった場合に、圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する禁止部と、を備える。

目的

本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、使用者の意図しない動作が頻繁に行われ、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いしてしまうことを防ぐとともに、途中で圧力損失が変わってしまった場合に、必要な換気風量を得ることが可能な浴室換気装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

浴室および外部を連通する排気路に設けられたファンと、前記浴室の換気時に前記ファンを第一回転数で回転させる換気制御部と、電力供給開始時において、前記ファンを第一回転数よりも高い第二回転数で回転させることにより前記排気路の圧力損失値演算する圧力損失演算部と、前記圧力損失演算部の演算回数が3回以上のいずれかの回数、並びに停電と次回の停電の間隔、圧力損失値の変化、および停電と停電との間の前記ファンの駆動回数の少なくともいずれか一つが予め定められた条件になった場合に、前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する禁止部と、を備える浴室換気装置

請求項2

前記禁止部は、N−1回目(N≧2)の電力の供給開始時の圧力損失値の演算結果と、N回目の電力の供給開始時の圧力損失値の演算結果との差が予め定められた範囲内である場合に、N+1回目の電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気装置。

請求項3

前記禁止部は、1回目の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果と、N回目(N≧2)の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果との差が予め定められた範囲内である場合に、N+1回目の電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気装置。

請求項4

前記禁止部は、1回目の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果から、N回目(N≧2)の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果までの変化率が予め定められた範囲内であった場合に、N+1回目の電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気装置。

請求項5

電力供給の停止を検出する停電検出部と、前記停電検出部が停電を検出した後に再度電力供給開始されてから、次に前期停電検出部が停電を検出するまでの時間を計時する停電間隔計時部と、を備え、前記禁止部は、前記停電間隔計時部で計時した時間が予め定められた時間以下である場合に、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気装置。

請求項6

電力供給の停止を検出する停電検出部と、前記停電検出部が停電を検出した後に再度電力供給開始されてから、次に前記停電検出部が停電を検出するまでの間の、前記ファンの駆動回数をカウントする換気動作回数計数部と、を備え、前記禁止部は、前記換気動作回数計数部でカウントした前記ファンの動作回数が予め定められた回数以下である場合に、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気装置。

請求項7

前記禁止部は、前記圧力損失演算部の演算回数が予め定められた回数となった場合、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気装置。

請求項8

電力供給開始時からの通電時間を計時する通電時間計時部を備え、前記禁止部は、前記圧力損失演算部の演算回数が予め定められた回数となったときに、前期通電時間計時部が計時した通電時間が予め定められた時間以内であった場合、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする請求項1に記載の浴室換気装置。

請求項9

電力供給開始時に圧力損失値の演算が禁止された後、電力供給の停止および開始が予め定められた回数行われた場合、前記圧力損失演算部は電力供給開始時に前記圧力損失値を演算する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の浴室換気装置。

請求項10

電力供給開始時に圧力損失値の演算が禁止された後、電力供給の時間が予め定められた時間経過した場合、前記圧力損失演算部は電力供給開始時に前記圧力損失値を演算する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の浴室換気装置。

請求項11

電力供給開始時に圧力損失値の演算が禁止された後、換気運転の時間が予め定められた時間以上となった場合、前記圧力損失演算部は電力供給開始時に前記圧力損失値を演算する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の浴室換気装置。

請求項12

N−1回目(N≧2)の圧力損失値の演算結果と、N回目の圧力損失値の演算結果との差に応じて、電力供給開始時の圧力損失値の演算が禁止された後、次に圧力損失値の演算を行うまでの電力供給の停止および開始回数を変更する、ことを特徴とする請求項9に記載の浴室換気装置。

請求項13

N−1回目(N≧2)の圧力損失値の演算結果と、N回目の圧力損失値の演算結果との差に応じて、電力供給開始時の圧力損失値の演算が禁止された後、次に圧力損失値の演算を行うまでの通電時間又は換気運転時間を変更する、ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の浴室換気装置。

技術分野

0001

本発明は、浴室換気装置に関する。

背景技術

0002

従来の浴室換気装置では、商用電源投入時の一定時間、デューティ100%でファンを回転させ排気ダクト損失抵抗圧力損失)を自動測定するようになっていた。このような場合、停電が発生した後に電力供給が再度開始される度に損失抵抗(圧力損失)を測定することとなる(例えば、特許文献1参照。)。

0003

また別の方式として、最初のパワーオンリセット時(商用電源の投入時)にのみ排気ダクトの圧力損失を推定し、運転条件不揮発性記憶手段に記憶し、次のパワーオンリセット時には圧力損失の推定を行わず、運転条件の記憶を実施しないようにしているものもあった(例えば、特許文献2参照。)。

先行技術

0004

特開2000−28192号公報
特開2003−279106号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、停電が発生した後に電力供給が再度開始される度に圧力損失を測定するようになっていると、例えば商用電源と蓄電池電源との切り替り時に発生する停電(例えば5秒)で圧力損失の測定を毎回行ってしまうこととなり、使用者が意図していない動作が頻繁に行われてしまうため、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作違いしてしまうという問題があった。

0006

また、最初のパワーオンリセット時にのみ圧力損失を測定し、次のパワーオンリセット時には圧力損失の測定を行わないようになっていると、浴室換気装置を設置して一旦商用電源を投入して試運転を行った後に、追加工事が行われて圧力損失が変化する、あるいは排気ダクトに埃や木の葉などの異物が溜まるなどして圧力損失が変わってしまうと、正しくない圧力損失に基づいて換気ファン目標回転数を決定し換気運転を行うため、換気風量目標値と異なってしまい、必要な換気風量が得られなくなるという問題があった。

0007

そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、使用者の意図しない動作が頻繁に行われ、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いしてしまうことを防ぐとともに、途中で圧力損失が変わってしまった場合に、必要な換気風量を得ることが可能な浴室換気装置を提供することを目的の一つとしている。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために第1の態様に係わる浴室換気装置は、浴室および外部を連通する排気路に設けられたファンと、前記浴室の換気時に前記ファンを第一回転数で回転させる換気制御部と、電力供給開始時において、前記ファンを第一回転数よりも高い第二回転数で回転させることにより前記排気路の圧力損失値演算する圧力損失演算部と、前記圧力損失演算部の演算回数が3回以上のいずれかの回数、並びに停電と次回の停電の間隔、圧力損失値の変化、および停電と停電との間の前記ファンの駆動回数の少なくともいずれか一つが予め定められた条件になった場合に、前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する禁止部と、を備えることを特徴とする。

0009

この構成によれば、停電が発生した後に電力供給が再び開始されても、予め定められた条件になった場合に圧力損失演算部による演算が禁止されるので、ファンの回転が行われないため、停電が発生して電力供給が再開される度に圧力損失の演算を行うことを防ぐことで、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いすることを防ぐことが可能となる。また、これと共に、予め定められた条件が成立しない場合には、それ以降の停電後の電力供給開始時にも圧力損失の演算を行うことができるため、浴室換気装置設置後の追加工事により圧力損失が変わったり、排気路の詰まりにより圧力損失が変わっても、変化後の圧力損失を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。

0010

また第2の態様に係わる浴室換気装置は、前記禁止部は、N−1回目(N≧2)の電力の供給開始時の圧力損失値の演算結果と、N回目の電力の供給開始時の圧力損失値の演算結果との差が予め定められた範囲内である場合に、N+1回目の電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする。

0011

この構成によれば、圧力損失の変化がなく安定していることを検出して電力供給開始時の圧力損失の演算を行わないようにできるため、試運転で数回電源遮断・投入を行うことで圧力損失の演算を行い、以降の停電後の電力供給開始時には不要な圧力損失の演算は行われなくなり、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いすることを防ぐことが可能となる。また、これと共に、圧力損失が変化している場合には、以降の停電後の電力供給開始時にも圧力損失の演算を行うことができるため、浴室換気装置設置後の追加工事により圧力損失が変わったり、排気路の詰まりにより圧力損失が変わっても、変化後の圧力損失を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。

0012

また第3の態様に係わる浴室換気装置は、前記禁止部は、1回目の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果と、N回目(N≧2)の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果との差が予め定められた範囲内である場合に、N+1回目の電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする。

0013

この構成によれば、圧力損失が設置時から変化せず安定していることを検出して、電力供給開始時の圧力損失の演算を行わないようにできるため、試運転で数回電源の遮断・投入を行うことで圧力損失の演算を行い、以降の停電後の電力供給開始時には不要な圧力損失の演算は行われなくなり、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違することを防ぐことが可能となる。また、これと共に、圧力損失が設置時と異なり変化している場合には、停電後の電力供給開始時にも圧力損失演算の実施を継続することができるため、浴室換気装置設置後の追加工事により圧力損失が変わったり、排気路の詰まりにより圧力損失が変わっても、変化後の圧力損失を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。

0014

また第4の態様に係わる浴室換気装置は、前記禁止部は、1回目の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果から、N回目(N≧2)の電力供給開始時の圧力損失値の演算結果までの変化率が予め定められた範囲内であった場合に、N+1回目の電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする。

0015

この構成によれば、圧力損失の変化がなく安定していることを検出して電力供給開始時の圧力損失の演算を行わないようにできるため、試運転で数回電源の遮断・投入を行うことで圧力損失の演算を行い、以降の停電後の電力供給開始時には不要な圧力損失の演算は行われなくなり、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いすることを防ぐことが可能となる。また、これと共に、圧力損失が変化している場合には、以降の停電後の電力供給開始時にも圧力損失の演算を行うことができるため、浴室換気装置設置後の追加工事により圧力損失が変わったり、排気路の詰まりにより圧力損失が変わっても、変化後の圧力損失を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。

0016

また第5の態様に係わる浴室換気装置は、電力供給の停止を検出する停電検出部と、前記停電検出部が停電を検出した後に再度電力供給開始されてから、次に前期停電検出部が停電を検出するまでの時間を計時する停電間隔計時部と、を備え、前記禁止部は、前記停電間隔計時部で計時した時間が予め定められた時間以下である場合に、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする。

0017

この構成によれば、商用電源と、太陽光発電などで発電した電力を一時的に蓄える蓄電池との切り替えなど、1日の中で定期的に停電が起こる場合は圧力損失の演算を行わないので、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いすることを防ぐことが可能となる。また、1年に1回など低い頻度で発生する商用電源の停電時には圧力損失の演算が行われるので、浴室換気装置設置後の追加工事により圧力損失が変わったり、排気路の詰まりにより圧力損失が変わっても、変化後の圧力損失を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。

0018

また第6の態様に係わる浴室換気装置は、電力供給の停止を検出する停電検出部と、前記停電検出部が停電を検出した後に再度電力供給開始されてから、次に前記停電検出部が停電を検出するまでの間の、前記ファンの駆動回数をカウントする換気動作回数計数部と、を備え、前記禁止部は、前記換気動作回数計数部でカウントした前記ファンの動作回数が予め定められた回数以下である場合に、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする。

0019

この構成によれば、商用電源と、太陽光発電などで発電した電力を一時的に蓄える蓄電池との切り替えなど、1日の中で定期的に停電が起こる場合は、換気動作回数が少ないため圧力損失の演算を行わないので、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いすることを防ぐことが可能となる。また、1年に1回など低い頻度で発生する商用電源の停電時には、その間の換気動作回数が多く圧力損失の演算が行われるので、浴室換気装置設置後の追加工事により圧力損失が変わったり、排気路の詰まりにより圧力損失が変わっても、変化後の圧力損失を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。

0020

また第7の態様に係わる浴室換気装置は、前記禁止部は、前記圧力損失演算部の演算回数が予め定められた回数となった場合、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする。

0021

この構成によれば、浴室換気装置を設置後に一旦試運転を行った後、追加工事などにより圧力損失が変化したとしても、再度電源を投入することで正しい圧力損失を演算でき、しかもそこで試運転で電力供給の遮断・投入を数回行っておけば、以降の停電後の電力供給開始時には不要な圧力損失の演算は行われなくなり、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能となる。

0022

また第8の態様に係わる浴室換気装置は、電力供給開始時からの通電時間を計時する通電時間計時部を備え、前記禁止部は、前記圧力損失演算部の演算回数が予め定められた回数となったときに、前期通電時間計時部が計時した通電時間が予め定められた時間以内であった場合、電力供給開始時に前記圧力損失演算部による圧力損失値の演算を禁止する、ことを特徴とする。

0023

この構成によれば、浴室換気装置を設置後に一旦試運転を行った後、追加工事などにより圧力損失が変化したとしても、再度電源を投入することで正しい圧力損失を演算でき、しかもそこで試運転で電力供給の遮断・投入を数回行っておけば、短期間に所定回数圧損演算が行われることで、以降の停電後の電力供給開始時には不要な圧力損失の演算は行われなくなり、使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能となる。

0024

また第9の態様に係わる浴室換気装置は、電力供給開始時に圧力損失値の演算が禁止された後、電力供給の停止および開始が予め定められた回数行われた場合、前記圧力損失演算部は電力供給開始時に前記圧力損失値を演算する、ことを特徴とする。

0025

この構成によれば、浴室換気装置を設置し使用を続けている間に、排気路に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまい、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、所定の回数換気運転を行えば正しい圧力損失を演算しなおすことができ、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0026

また第10の態様に係わる浴室換気装置は、電力供給開始時に圧力損失値の演算が禁止された後、電力供給の時間が予め定められた時間経過した場合、前記圧力損失演算部は電力供給開始時に前記圧力損失値を演算する、ことを特徴とする。

0027

この構成によれば、浴室換気装置を設置し使用を続けている間に、排気路に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまい、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、一定時間経過すれば(電力供給を行えば)正しい圧力損失を演算しなおすことができ、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0028

また第11の態様に係わる浴室換気装置は、電力供給開始時に圧力損失値の演算が禁止された後、換気運転の時間が予め定められた時間以上となった場合、前記圧力損失演算部は電力供給開始時に前記圧力損失値を演算する、ことを特徴とする。

0029

この構成によれば、浴室換気装置を設置し使用を続けている間に、排気路に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまい、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、一定時間換気運転を行えば正しい圧力損失を演算しなおすことができ、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0030

また第12の態様に係わる浴室換気装置は、N−1回目(N≧2)の圧力損失値の演算結果と、N回目の圧力損失値の演算結果との差に応じて、電力供給開始時の圧力損失値の演算が禁止された後、次に圧力損失値の演算を行うまでの電力供給の停止および開始回数を変更する、ことを特徴とする。

0031

この構成によれば、圧力損失の変化の兆候があるかどうかを推定し、圧力損失の変化の兆候がなければ、電力供給開始時の圧力損失の演算を行わなくなってから、再度圧力損失の演算を実施するまでの期間を長くすることで、使用者の意図しない動作を行う頻度を低減し、圧力損失の変化の兆候があれば、電力供給開始時の圧力損失の演算を行わなくなってから、再度圧力損失の演算を実施するまでの期間を短くすることで、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行っている期間を短くすることが可能となる。

0032

また第13の態様に係わる浴室換気装置は、N−1回目(N≧2)の圧力損失値の演算結果と、N回目の圧力損失値の演算結果との差に応じて、電力供給開始時の圧力損失値の演算が禁止された後、次に圧力損失値の演算を行うまでの通電時間又は換気運転時間を変更する、ことを特徴とする。

0033

この構成によれば、圧力損失の変化の兆候があるかどうかを推定し、圧力損失の変化の兆候がなければ、電力供給開始時の圧力損失の演算を行わなくなってから、再度圧力損失の演算を実施するまでの期間を長くすることで、使用者の意図しない動作を行う頻度を低減し、圧力損失の変化の兆候があれば、電力供給開始時の圧力損失の演算を行わなくなってから、再度圧力損失の演算を実施するまでの期間を短くすることで、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行っている期間を短くすることが可能となる。

発明の効果

0034

本発明によれば、使用者の意図しない動作が頻繁に行われ、使用者がうるさいと感じる、あるいは誤動作と勘違いしてしまうことを防ぐとともに、途中で圧力損失が変わってしまった場合に、必要な換気風量を得ることが可能となる。

図面の簡単な説明

0035

本発明の第1実施形態に係わる浴室換気装置の第1の構成を表すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第1の制御フローチャートである。
本発明の第1実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第1のタイミングチャートである。
本発明の第1実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第2のタイミングチャートである。
本発明の第2実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第2の制御フローチャートである。
本発明の第2実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第3のタイミングチャートである。
本発明の第2実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第4のタイミングチャートである。
本発明の第3実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第3の制御フローチャートである。
本発明の第3実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第5のタイミングチャートである。
本発明の第3実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第6のタイミングチャートである。
本発明の第4実施形態に係わる浴室換気装置の第2の構成を表すブロック図である。
本発明の第4実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第4の制御フローチャートである。
本発明の第4実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第7のタイミングチャートである。
本発明の第5実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第5の制御フローチャートである。
本発明の第5実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第8のタイミングチャートである。
本発明の第6実施形態に係わる浴室換気装置の第3の構成を表すブロック図である。
本発明の第6実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第6の制御フローチャートである。
本発明の第6実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第9のタイミングチャートである。
本発明の第7実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第7の制御フローチャートである。
本発明の第7実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第10のタイミングチャートである。
本発明の第8実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第8の制御フローチャートである。
本発明の第8実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第11のタイミングチャートである。
本発明の第9実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第9の制御フローチャートである。
本発明の第10実施形態に係わる浴室換気装置の第4の構成を表すブロック図である。
本発明の第10実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第10の制御フローチャートである。
本発明の第10実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第12のタイミングチャートである。
本発明の第11実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第1の制御フローチャートである。
本発明の第11実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第13のタイミングチャートである。
本発明の第12実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第2の制御フローチャートである。
本発明の第12実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第14のタイミングチャートである。
本発明の第13実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第3の制御フローチャートである。
本発明の第13実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第15のタイミングチャートである。
本発明の第14実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第4の制御フローチャートである。
本発明の第14実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第16のタイミングチャートである。
本発明の第15実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第5の制御フローチャートである。
本発明の第15実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第17のタイミングチャートである。
本発明の第16実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第11の制御フローチャートである。
本発明の第16実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第6の制御フローチャートである。
本発明の第16実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第18のタイミングチャートである。
本発明の第16実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第19のタイミングチャートである。
本発明の第16実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第20のタイミングチャートである。
本発明の第17実施形態に係わる圧力損失演算要否判定処理を表す第12の制御フローチャートである。
本発明の第17実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第7の制御フローチャートである。
本発明の第17実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第21のタイミングチャートである。
本発明の第17実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第22のタイミングチャートである。
本発明の第17実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第23のタイミングチャートである。
本発明の第18実施形態に係わる圧力損失演算再開判定処理を表す第8の制御フローチャートである。
本発明の第18実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第24のタイミングチャートである。
本発明の第18実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第25のタイミングチャートである。
本発明の第18実施形態に係わる圧力損失演算の動作タイミングを表す第26のタイミングチャートである。

実施例

0036

以下、添付図面を参照しながら本発明の<第1実施形態>〜<第18実施形態>、<変形例>の順序に従って複数の実施形態について説明する。理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符合を付し、重複する説明は省略する。

0037

<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係わる浴室換気装置100の構成を表すブロック図である。

0038

ファン1はDCモータ2に接続されており、浴室3の天井もしくは壁面の開口部に吸気口が設置されている。さらに排気路4の一端はファン1に接続され、もう一端は浴室外部へとつながる排気口に接続されており、DCモータ2の回転に連動してファン1が回転することにより、排気路4を通して浴室3内の湿った空気を浴室外部へ排気する構成となっている。

0039

DCモータ2にはモータ駆動部5と回転数検出部6とが接続されており、モータ駆動部5は制御部7からの制御指令に応じてDCモータ2への通電を変化させ、DCモータ2の回転数はその通電に応じて変化する。また、回転数検出部6はDCモータ2の回転数の検出を行い、その検出値を制御部7に入力する。

0040

制御部7には、後述する換気制御部8と、圧力損失演算部9と、禁止部10と、記憶手段11と、が含まれている。例えば、換気制御部8と圧力損失演算部9と禁止部10とは、同じプロセッサで構成され、記憶手段11はメモリで構成される。

0041

換気制御部8は、ファン1による換気運転のためにDCモータ2へ通電を行い、DCモータ2の回転数の検出結果が目標の回転数と一致するように制御を行うようになっている。

0042

圧力損失演算部9は、換気運転のときより高い回転数でファン1を回転させるためにDCモータ2へ通電を行い、DCモータ2の回転数の検出結果が目標の回転数と一致するように制御を行うとともに、そのときのDCモータ2への通電電力により排気路4の圧力損失値を演算するようになっており、演算した圧力損失は記憶手段11に記憶するようになっている。また禁止部10は圧力損失演算部9による圧力損失値の演算を行わないよう(禁止するよう)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を止めるようになっている。

0043

また、浴室換気装置100に電力を供給するための商用電源13、および図示しない太陽光発電などの電力または商用電源13からの電力を蓄える蓄電池14、そしてこれら商用電源13と蓄電池14から供給される電力を選択的に切り替えて制御部7に供給する電源部12より構成されている。

0044

電源部12による切り替えは、例えば太陽光発電により発電した電力を蓄電池14に蓄え、その蓄電電力を浴室換気装置100に供給しているときに、蓄電池14に蓄電された電力が低下してきたために商用電源13に切り替えたり、夜から昼になり太陽光発電の発電電力が大きくなり蓄電池14に蓄えられた電力が大きくなったため、商用電源13から蓄電池14に切り替えるといった場合に行われる。また、商用電源13のバックアップ電源として蓄電池14に蓄電しておき、商用電源13が停電したため蓄電池14に切り替え、商用電源13の停電が回復すると、蓄電池14から商用電源13に切り替えるといった場合などに行われる。

0045

以上の構成において、本発明の浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する動作についてフローチャートにより説明する。図2は浴室換気装置の圧力損失演算要否判定処理を表す制御フローチャートである。

0046

まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続していれば(S101:No)、何も行わず通常動作を継続する。また商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S101:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S102)、制御部7は電力供給開始回数Nをカウントアップする(S103)。そして圧力損失値(以下、圧損という)の演算の要否を、後述するステップS109またはS110でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S104)、圧損演算が要であれば(S104:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が例えば1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S105)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。続いて、電力供給開始回数Nが例えば5以上(N≧5)となったかをチェックし(S106)、5回未満であれば(S106:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S110)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0047

以上の動作を繰り返しながら圧損演算を5回行い、電力供給開始回数Nが5回になったら(S106:Yes)、最新の5回目(N回目)に演算した圧損値と、前回の4回目(N−1回目)に演算した圧損値との差の絶対値、すなわち圧損の差を求める(S107)。もし圧損の差が1を超えていれば(S108:No)、圧損がまだ変化しているため、次回の電力供給開始時にも圧損を演算する必要があるので、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S110)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0048

もし5回目の圧損と、4回目の圧損との差の絶対値(圧損の差)が1以下であれば(S108:Yes)、圧損が安定しているため次回の停電後の電力供給開始時には圧損を演算する必要がないので、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S109)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。その後、再び停電が発生した後(S101:Yes)、電力供給が開始されると(S102)、電力供給開始回数Nをカウントアップした後(S103)、制御部7は圧損演算=否となっているため(S104:No)、禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、圧損演算処理は行わずに通常動作に移行するようになっている。

0049

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図3Aおよび図3Bのタイミングチャートを用いて説明する。

0050

図3Aのタイミングチャートにおいて、まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が100であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が101、5回目が100であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が1(≦1)であり、圧損が安定しているため次回以降の圧損演算は否となる。その結果、6回目と7回目の電力供給開始時には圧損演算が行われない。

0051

また図3Bのタイミングチャートでは、同様に電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が100であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が102、5回目が105であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が3(>1)となり、圧損が変化しているため次回以降の圧損演算は要となる。その結果6回目と7回目の電力供給開始時にも圧損演算は行われる。

0052

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100で、圧損の変化している状態では、電力供給開始時の圧損演算を継続して行い、正しい圧損を演算し直して、正しい圧損に基づいて換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。また圧損の変化がなく安定している状態では、圧損演算が禁止されて、電力供給開始時にファン1が回転しないため、停電が発生して電力供給が復帰する度に圧力損失の演算を行うことを回避できる。そうすることで使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能となる。

0053

<第2実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第2実施形態について図4のフローチャートを用いて説明する。

0054

第2実施形態は、1回目に演算した圧損値と5回目に演算した圧損値との差により、圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態と異なる。

0055

まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続していれば(S121:No)、何も行わず通常動作を継続する。また商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S121:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S122)、制御部7は電力供給開始回数Nをカウントアップする(S123)。そして圧損の演算の要否を、後述するステップS129またはS130でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S124)、圧損演算が要であれば(S124:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が例えば1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S125)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。続いて、電力供給開始回数Nが例えば5以上(N≧5)となったかをチェックし(S126)、5回未満であれば(S126:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S130)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0056

以上の動作を繰り返しながら圧損演算を5回行い、電力供給開始回数Nが5回になったら(S126:Yes)、最新の5回目(N回目)に演算した圧損値と、最初に電力供給されたとき(1回目)の圧損値との差の絶対値、すなわち圧損の差を求める(S127)。もし圧損の差が2を超えていれば(S128:No)、圧損がまだ変化しているため、次回の電力供給開始時にも圧損を演算する必要があるので、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S130)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0057

もし5回目の圧損と、1回目の圧損との差の絶対値(圧損の差)が2以下であれば(S128:Yes)、圧損が安定しているため次回の停電後の電力供給開始時には圧損を演算する必要がないので、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S129)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。その後、再び停電が発生した後(S121:Yes)、電力供給が開始されると(S122)、制御部7は電力供給開始回数Nをカウントアップした後(S123)、圧損演算=否となっているため(S124:No)、禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、圧損演算処理は行わずに通常動作に移行するようになっている。

0058

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図5Aおよび図5Bのタイミングチャートを用いて説明する。

0059

図5Aのタイミングチャートにおいて、まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の75であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値75に応じた回転数(例えば700rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が75であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、5回目が76であったとすると、1回目の圧損値と5回目の圧損値との差が1(≦2)であり、圧損が安定しているため次回以降の圧損演算は否となる。その結果6回目と7回目の電力供給開始時には圧損演算が行われない。

0060

また図5Bのタイミングチャートでは、同様に電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の75であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値75に応じた回転数(例えば700rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が75であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、5回目が80であったとすると、1回目の圧損値と5回目の圧損値との差が5(>2)となり、圧損が変化しているため次回以降の圧損演算は要となる。その結果6回目と7回目の電力供給開始時にも圧損演算は行われる。

0061

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100で、圧損の変化している状態では、電力供給開始時の圧損演算を継続して行い、正しい圧損を演算し直して、正しい圧損に基づいて換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。また圧損の変化がなく安定している状態では、圧損演算が禁止されて、電力供給開始時にファン1が回転しないため、停電が発生して電力供給が復帰する度に圧力損失の演算を行うことを回避できる。そうすることで使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能となる。

0062

<第3実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第3実施形態について図6のフローチャートを用いて説明する。

0063

第3実施形態は、1回目に演算した圧損値と5回目に演算した圧損値との変化率により、圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第2実施形態と異なる。

0064

まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続していれば(S141:No)、何も行わず通常動作を継続する。また商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S141:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S142)、制御部7は電力供給開始回数Nをカウントアップする(S143)。そして圧損の演算の要否を、後述するステップS149またはS150でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S144)、圧損演算が要であれば(S144:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が例えば1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S145)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。続いて、電力供給開始回数Nが例えば5以上(N≧5)となったかをチェックし(S146)、5回未満であれば(S146:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S150)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0065

以上の動作を繰り返しながら圧損演算を5回行い、電力供給開始回数Nが5回になったら(S146:Yes)、最新の5回目(N回目)に演算した圧損値と、最初(1回目)に演算した圧損値との差の絶対値を、1回目の圧損値で割り、圧損の変化率を求める(S147)。もし圧損の変化率が0.01を超えていれば(S148:No)、圧損がまだ変化しているため、次回の電力供給開始時にも圧損を演算する必要があるので、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S150)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0066

もし圧損の変化率が0.01以下であれば(S148:Yes)、圧損が安定しているため次回の停電後の電力供給開始時には圧損を演算する必要がないので、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S149)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。その後、再び停電が発生した後(S141:Yes)、電力供給が開始されると(S142)、制御部7は電力供給開始回数Nをカウントアップした後(S143)、圧損演算=否となっているため(S144:No)、禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、圧損演算処理は行わずに通常動作に移行するようになっている。

0067

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図7Aおよび図7Bのタイミングチャートを用いて説明する。

0068

図7Aのタイミングチャートにおいて、まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の180であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値180に応じた回転数(例えば1000rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が180であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、5回目が181であったとすると、1回目の圧損値と5回目の圧損値の変化率が0.0056(≦0.01)であり、圧損が安定しているため次回以降の圧損演算は否となる。その結果6回目、7回目の電力供給開始時には圧損演算が行われない。

0069

また図7Bのタイミングチャートでは、同様に電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の180であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値180に応じた回転数(例えば1000rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が180であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、5回目が185であったとすると、1回目の圧損値と5回目の圧損の変化率が0.0278(>0.01)となり、圧損が変化しているため次回以降の圧損演算は要となる。その結果6回目、7回目の電力供給開始時にも圧損演算は行われる。

0070

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100で、圧損の変化している状態では、電力供給開始時の圧損演算を継続して行い、正しい圧損を演算し直して、正しい圧損に基づいて換気ファンの目標回転数を変更でき、必要な換気風量を得ることが可能となる。また圧損の変化がなく安定している状態では、圧損演算が禁止されて、電力供給開始時にファン1が回転しないため、停電が発生して電力供給が復帰する度に圧力損失の演算を行うことを回避できる。そうすることで使用者の意図しない動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能となる。

0071

<第4実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第4実施形態について説明する。

0072

第4実施形態は、停電と次の停電との間隔により圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第3実施形態と異なる。

0073

図8は、本発明の第4実施形態にかかわる浴室換気装置110の構成を表すブロック図である。なお浴室換気装置110の以下で説明する構成以外の構成は、第1実施形態の浴室換気装置100の構成と同様である。

0074

浴室換気装置110は、制御部7に停電と次の停電との間隔を計時する停電間隔計時部16を備え、電源部12からの制御部7への電力供給が途絶えたことを検出する停電検出部15より構成されている。

0075

以上の構成において、第4実施形態の圧力損失演算の要否を判定する動作についてフローチャートにより説明する。図9は浴室換気装置の圧力損失演算要否判定処理を表す制御フローチャートである。

0076

まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続している状態で停電間隔計時部16は停電間隔時間をカウントアップしながら(S201、S202:No)、通常動作を継続する。そこで商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S202:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S203)、制御部7は停電間隔計時部16でカウントした停電間隔時間が例えば4000時間より長いかをチェックする(S204)。もし4000時間より長ければ(S204:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S205)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。続いて、停電間隔計時部16の停電間隔時間を0にリセットする(S206)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0077

また、停電間隔計時部16でカウントした停電間隔時間が4000時間未満であった場合(S204:No)、禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止して圧損演算処理は行わないようにする。そして停電間隔計時部16の停電間隔時間を0にリセットして(S206)、通常動作に移行するようになっている。

0078

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図10のタイミングチャートを用いて説明する。

0079

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、停電間隔時間のカウントアップを始める。続いて、停電間隔時間のカウントアップを継続しながら、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として先ほど求めた圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生すると、停電間隔時間のカウントアップが止まり、再度電力供給が開始され、停電間隔時間を確認すると10000時間(≧4000時間)であるため、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算が行われる。そして、再び停電間隔時間を0からカウントアップしながら、使用者により換気運転が指示されると、先ほど演算した圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生すると、停電間隔時間のカウントアップが止まり、再度電力供給が開始され、停電間隔時間を確認すると14時間(<4000時間)であるため、圧損演算は行われない。

0080

そして記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転を行っている途中で停電、電力供給が開始され、停電間隔時間を確認すると10時間(<4000時間)であるため、圧損演算は行われない。引き続き記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転を行っている途中で停電、電力供給が開始され、停電間隔時間を確認すると6000時間(≧4000時間)であるため、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算が行われる。

0081

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置110で、商用電源13と太陽光発電などの発電電力を基にした蓄電池14とをと夕方に切り替えるような、1日の中で数回起こるような短い間隔(例えば、図10のタイミングチャートでは14時間や10時間)で発生する停電の場合は圧損の演算を行わず、商用電源の停電のように1年に1回のような低い頻度で起こる長い間隔(例えば図10のタイミングチャートでは10000時間や6000時間)の停電の場合は、圧損の演算を行うようできる。そのため、使用者の意図しないファンの高速回転動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能になるとともに、排気路4に埃などが堆積して長期間に渡って徐々に圧損が変化したような場合には、圧損を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更し、本来必要な換気風量を得ることが可能となる。

0082

<第5実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第5実施形態について図11のフローチャートを用いて説明する。

0083

第5実施形態は、停電と次の停電との間隔により圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第3実施形態と異なり、また、圧損演算要否の判断結果をフラグとしてセットする点で、第4実施形態と異なる。

0084

まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続している状態で停電間隔計時部16は停電間隔時間をカウントアップしながら(S221、S222:No)、通常動作を継続する。そこで商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S222:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S223)、制御部7は停電間隔計時部16でカウントした停電間隔時間が例えば4000時間より長いかをチェックする(S224)。もし4000時間より長ければ(S224:Yes)、圧損の演算の要否を、後述するステップS227またはS228でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S225)、圧損演算が要であれば(S225:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S226)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。そして、停電と次の停電との間隔が長く、商用電源13と蓄電池14との頻繁な切り替りがなく、次回の停電からの電力供給開始時にも圧損を演算しても差し支えないため、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S227)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。続いて、停電間隔計時部16の停電間隔時間を0にリセットする(S229)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0085

また、停電間隔計時部16でカウントした停電間隔時間が4000時間より短ければ(S224:No)、停電と停電との間隔が短く、商用電源13と蓄電池14との切り替りがある可能性が高いため、禁止部10は圧損演算=非にフラグをセットして(S228)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。続いて、停電間隔計時部16の停電間隔時間を0にリセットする(S229)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。

0086

さらに、停電間隔計時部16でカウントした停電間隔時間が4000時間より長い場合で(S224:Yes)、圧損演算の要否が否であったときは(S225:No)、今回の停電と停電の間隔は長かったが、以前起こった停電と停電との間隔が短く、商用電源13と蓄電池14との切り替りっている可能性があるため、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S228)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。続いて、停電間隔計時部16の停電間隔時間を0にリセットする(S229)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。

0087

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図12のタイミングチャートを用いて説明する。

0088

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、停電間隔時間のカウントアップを始める。続いて、停電間隔時間のカウントアップを継続しながら、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として先ほど求めた圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生すると、停電間隔時間のカウントアップが止まり、再度電力供給が開始され、停電間隔時間を確認すると10000時間(≧4000時間)であるため、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算が行われる。そして、再び停電間隔時間を0からカウントアップしながら、使用者により換気運転が指示されると、先ほど演算した圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生すると、停電間隔時間のカウントアップが止まり、再度電力供給が開始され、停電間隔時間を確認すると14時間(<4000時間)であるため、圧損演算=否となり圧損演算は行われない。

0089

そして記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転を行っている途中で停電、電力供給が開始されると、圧損演算=否であるため圧損演算は行われない。引き続き記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転を行っている途中で停電、電力供給が開始され、停電間隔時間を確認すると6000時間(≧4000時間)であるが、圧損演算=否となっているため、ここでも圧損演算は行われない。

0090

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置110で、商用電源13と太陽光発電などの発電電力を基にした蓄電池14とを朝と夕方に切り替えるような、1日の中で数回起こるような短い間隔(例えば、図12のタイミングチャートでは14時間や10時間)で発生する停電の場合は圧損の演算を行わず、商用電源の停電のように1年に1回のような低い頻度で起こる長い間隔(例えば図12のタイミングチャートでは10000時間や6000時間)の停電の場合は、圧損の演算を行うようできる。そのため、使用者の意図しないファンの高速回転動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能になるとともに、排気路4に埃などが堆積して長期間に渡って徐々に圧損が変化した場合には、圧損を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更し、本来必要な換気風量を得ることが可能となる。

0091

<第6実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第6実施形態について説明する。

0092

第6実施形態は、ファン1の駆動回数により圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第5実施形態と異なる。

0093

図13は、本発明の第6実施形態にかかわる浴室換気装置120の構成を表すブロック図である。なお浴室換気装置120の以下で説明する構成以外の構成は、第1実施形態の浴室換気装置100の構成と同様である。

0094

浴室換気装置120は、制御部7に停電と次の停電との間に換気運転が何回行われたかをカウントする換気動作回数計数部17を備え、電源部12からの制御部7への電力供給が途絶えたことを検出する停電検出部15より構成されている。

0095

以上の構成において、第6実施形態の圧力損失演算の要否を判定する動作についてフローチャートにより説明する。図14は浴室換気装置の圧力損失演算要否判定処理を表す制御フローチャートである。

0096

まず制御部7は換気運転がオン状態かどうかをチェックし(S241)、オン状態であれば(S241:Yes)次に換気動作回数のカウントアップが済んだかどうかをチェックする(S242)。もしカウントアップされていなければ(S242:No)、換気動作回数計数部17により換気動作回数のカウントアップを行い(S243)、カウントアップ済にフラグを設定する(S244)。そして停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続している状態であれば(S246:No)、そのまま換気運転を継続する。そして、再度換気運転がオン状態かどうかをチェックし(S241)、オン状態が継続していれば(S241:Yes)次に換気動作回数のカウントアップが済んだかどうかをチェックし(S242)、先ほどカウントアップ済になっているので(S242:Yes)、何もせずそのまま停電が起こったかをチェックし(S246)換気運転を継続する。これを繰り返しながら、使用者が換気運転をオフにすると(S241:No)、次の換気運転開始時に換気動作回数計数部17により換気動作回数をカウントアップするためカウントアップ未にフラグを設定する(S245)。

0097

上記の動作を繰り返しながら、そこで商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S246:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S247)、制御部7は換気動作回数計数部17によりカウントした換気動作回数が180回未満かどうかをチェックする(S248)。もし換気動作回数が180回以上であれば(S248:No)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S249)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。続いて、換気動作回数計数部17の換気動作回数を0にリセットする(S250)。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0098

また、換気動作回数計数部17でカウントした換気動作回数が180回未満であった場合(S248:Yes)、禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止して圧損演算処理は行わないようにする。換気動作回数計数部17の換気動作回数を0にリセットして(S250)、通常動作に移行するようになっている。

0099

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図15のタイミングチャートを用いて説明する。

0100

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、第二回転数として例えばファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として先ほど求めた圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われ、換気動作回数を1にカウントアップする。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始されると、換気動作回数が1回(<180回)であるため圧損演算は行われない。そして使用者から換気運転を指示されると記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転を行う。

0101

引き続き記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転が繰り返され、換気動作回数が200回となったところで、再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、換気動作回数が200回(≧180回)であるため、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算が行われる。そして、再び使用者から換気運転を指示されると換気動作回数を1からカウントアップしていき、換気動作回数が100となったところで、再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、換気動作回数が100回(<180回)であるため、今度は圧損演算が行われない。

0102

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置120で、商用電源13と太陽光発電などの発電電力を基にした蓄電池14とを朝と夕方に切り替えるような、1日の中で数回起こるような停電の場合は、停電と次の停電との間の換気動作回数が0回から多くても数回程度であるため圧損の演算を行わず、商用電源の停電のように1年に1回といった少ない頻度で起こるような停電の場合は、停電と次の停電との間に180回以上の換気動作が行われるので圧損の演算を行うようになる。そのため、使用者の意図しないファンの高速回転動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能になるとともに、排気路4に埃などが堆積して長期間に渡って徐々に圧損が変化した場合には、圧損を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更し、本来必要な換気風量を得ることが可能となる。

0103

<第7実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第7実施形態について図16のフローチャートを用いて説明する。

0104

第7実施形態は、ファン1の駆動回数により圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第5実施形態と異なり、また、圧損演算要否の判断結果をフラグとしてセットする点で、第6実施形態と異なる。

0105

まず制御部7は換気運転がオン状態かどうかをチェックし(S261)、オン状態であれば(S261:Yes)次に換気動作回数のカウントアップが済んだかどうかをチェックする(S262)。もしカウントアップされていなければ(S262:No)、換気動作回数計数部17により換気動作回数のカウントアップを行い(S263)、カウントアップ済にフラグを設定する(S264)。そして停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続している状態であれば(S266:No)、そのまま換気運転を継続する。そして、再度換気運転がオン状態かどうかをチェックし(S261)、オン状態が継続していれば(S261:Yes)次に換気動作回数のカウントアップが済んだかどうかをチェックし(S262)、先ほどカウントアップ済になっているので(S262:Yes)、何もせずそのまま停電が起こったかをチェックし(S266)換気運転を継続する。これを繰り返しながら、使用者が換気運転をオフにすると(S261:No)、次の換気運転開始時に換気動作回数計数部17により換気動作回数をカウントアップするためカウントアップ未にフラグを設定する(S265)。

0106

上記の動作を繰り返しながら、そこで商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S266:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S267)、制御部7は換気動作回数計数部17によりカウントした換気動作回数が例えば180回未満かどうかをチェックする(S268)。もし換気動作回数が180回以上であれば(S268:No)、圧損の演算の要否を、後述するステップS271またはS272でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S269)、圧損演算が要であれば(S269:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S270)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。そして禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S271)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。続いて、換気動作回数計数部17の換気動作回数を0にリセットする(S273)。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0107

また、換気動作回数計数部17でカウントした換気動作回数が180回以上であれば(S268:Yes)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S272)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。続いて、換気動作回数計数部17の換気動作回数を0にリセットする(S273)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。

0108

さらに、換気動作回数計数部17でカウントした換気動作回数が180回以上の場合で(S268:No)、圧損演算の要否が否であったときは(S269:No)、今回の停電と停電の間では換気動作回数は多く、停電と停電との間隔が長かったが、以前起こった停電と停電との間隔が短く、商用電源13と蓄電池14との切り替りっている可能性があるため、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S272)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。続いて、換気動作回数計数部17の換気動作回数を0にリセットする(S273)。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。

0109

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図17のタイミングチャートを用いて説明する。

0110

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として先ほど求めた圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われ、換気動作回数を1にカウントアップする。その後、換気運転が何度か繰り返され換気動作回数が200回となったところで、再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、換気動作回数が200回(≧180回)であるため、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算が行われる。

0111

再度使用者により換気運転が指示されると換気動作回数を1からカウントアップしていき、換気動作回数が2となったところで、再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、換気動作回数が2回(<180回)であるため、今度は圧損演算=否となり圧損演算が行われない。続いて、使用者から換気運転を指示されると、記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転を行うこととなる。そして引き続き記憶している圧損値に基づいた回転数で換気運転を繰り返し、換気動作回数が200回となったところで、再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、換気動作回数が200回(≧180回)であるが、圧損演算=否となっているため、今度も圧損演算が行われない。

0112

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置120で、商用電源13と太陽光発電などの発電電力を基にした蓄電池14とを朝と夕方に切り替えるような、1日の中で数回起こるような停電の場合は、停電と次の停電との間の換気動作回数が0回から多くても数回程度であるため圧損の演算を行わず、商用電源の停電のように1年に1回といった少ない頻度で起こるような停電の場合は、停電と次の停電との間に180回以上の換気動作が行われるので圧損の演算を行うようになる。そのため、使用者の意図しないファンの高速回転動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能になるとともに、排気路4に埃などが堆積して長期間に渡って徐々に圧損が変化した場合には、圧損を覚え直して換気ファンの目標回転数を変更し、本来必要な換気風量を得ることが可能となる。

0113

<第8実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第8実施形態について図18のフローチャートを用いて説明する。

0114

第8実施形態は、圧損演算を行った回数により圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第7実施形態と異なる。

0115

図1の浴室換気装置100の構成において、まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続していれば(S301:No)何も行わず通常動作を継続する。また商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生し(S301:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S302)、制御部7は圧損演算回数が例えば5回より小さいかを確認する(S303)。もし圧損回数が5回未満であれば(S303:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S304)、圧損演算回数をカウントアップする(S305)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0116

また、圧損演算回数が5回以上となった場合(S303:No)、禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止して圧損演算処理は行わないようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行するようになっている。

0117

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図19のタイミングチャートを用いて説明する。

0118

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損演算回数を1にカウントアップする。続いて、再び設置後の試運転として電力供給の遮断、開始が行われると、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損演算回数を2にカウントアップする。

0119

このように電力供給の遮断および開始を繰り返しながら、圧損演算回数が5までカウントアップされると、以降の次の電力供給の遮断および開始では圧損演算が行われなくなる。そして使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として5回目に行った圧損演算値に応じた回転数(例えば800rpm)により換気運転を行う。

0120

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100で、設置後から停電が5回発生するまでは圧損演算を行うため、浴室換気装置を設置後に一旦試運転を行った後、追加工事などにより圧力損失が変化したとしても正しい圧力損失を演算でき、6回目以降の停電発生時には圧損演算を行わなくなる。そのため、使用者の意図しないファンの高速回転動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能になる。

0121

<第9実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第9実施形態について図20のフローチャートを用いて説明する。

0122

第9実施形態は、圧損演算を行った回数により圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第7実施形態と異なり、また、圧損演算要否の判断結果をフラグとしてセットする点で、第8実施形態と異なる。

0123

図1の浴室換気装置100の構成において、まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続していれば(S321:No)何も行わず通常動作を継続する。また商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S321:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S322)、制御部7は圧損演算の要否を、後述するステップS327またはS328でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S323)、圧損演算が要であれば(S323:Yes)、圧損演算回数が例えば5回より小さいかを確認する(S324)。もし圧損回数が5回未満であれば(S324:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S325)、圧損演算回数のカウントアップを行う(S326)。そして禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S327)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0124

また、圧損演算の要否が否であったときは(S323:No)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S328)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、圧損演算回数を0にリセットする(S329)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。

0125

さらに、圧損演算の要否が要であった場合で(S323:Yes)、圧損演算回数が5回以上となったときも(S324:No)、同様に禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S328)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、圧損演算回数を0にリセットする(S329)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。

0126

以上のフローチャートに従って制御された場合の浴室換気装置は、図19のタイミングチャートと同様の圧損演算動作を行うこととなる。

0127

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100で、設置後から停電が5回発生するまでは圧損演算を行うため、浴室換気装置を設置後に一旦試運転を行った後、追加工事などにより圧力損失が変化したとしても正しい圧力損失を演算でき、6回目以降の停電発生時には圧損演算を行わなくなる。そのため、使用者の意図しないファンの高速回転動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能になる。

0128

<第10実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第10実施形態について説明する。

0129

第10実施形態は、通電時間により圧損演算の要否を判断する点で、第1実施形態〜第9実施形態と異なる。

0130

図21は、本発明の第6実施形態にかかわる浴室換気装置130の構成を表すブロック図である。なお浴室換気装置130の以下で説明する構成以外の構成は、第1実施形態の浴室換気装置100の構成と同様である。

0131

浴室換気装置130は、制御部7に電源部12から電力が供給されている時間を計測する通電時間計時部18を備え、電源部12からの制御部7への電力供給が途絶えたことを検出する停電検出部15より構成されている。

0132

以上の構成において、第10実施形態の圧力損失演算の要否を判定する動作についてフローチャートにより説明する。図22は浴室換気装置の圧力損失演算要否判定処理を表す制御フローチャートである。

0133

まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続している状態で通電時間計時部18は通電時間をカウントアップしながら(S341、S342:No)、通常の浴室換気装置の動作を継続する。そこで商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S342:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S343)、制御部7は圧損演算の要否を、後述するステップS351またはS352でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S344)、圧損演算が否であれば(S344:No)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S352)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。

0134

もし圧損演算が要であれば(S344:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S345)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。つぎに圧損演算回数のカウントアップを行い(S346)、圧損演算回数が例えば3回以上かを確認し(S347)、圧損演算回数が3回未満であれば(S347:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S351)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0135

もし圧損演算回数が3回以上であれば(S347:Yes)、圧損演算回数を0にリセットする(S348)。そして、通電時間計時部18でカウントした通電時間が例えば4000時間より短いかをチェックし(S349)、4000時間以上であれば(S349:No)、通電時間を0にリセットし(S350)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S351)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0136

また、通電時間計時部18でカウントした通電時間が4000時間未満であったときは(S349:Yes)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S352)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。そして、通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。

0137

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図23のタイミングチャートを用いて説明する。

0138

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損演算回数を1にカウントアップし、通電時間のカウントアップを始める。続いて、通電時間のカウントアップを継続しながら、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として先ほど求めた圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その後再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損演算回数を2にカウントアップし、通電時間のカウントアップを継続する。続いて、通電時間のカウントアップを継続しながら、使用者により換気運転が指示されると、先ほど求めた圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。そして再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損演算回数を3にカウントアップする。そして通電時間をチェックすると9000時間(≧4000時間)であるため、圧損演算=要となり、次回以降の電力供給開始時にも圧損演算が行われる。

0139

そして通電時間を0からカウントアップし直しながら、再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損演算回数を1にカウントアップし、通電時間のカウントアップを継続する。続いて、通電時間のカウントアップを継続しながら、使用者により換気運転が指示されると、先ほど求めた圧損値に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。そして再び停電が発生し、再度電力供給開始された時に圧損の演算が行われ、この動作が繰り返されて圧損演算回数が3にカウントアップされると、このとき通電時間は100時間(<4000時間)であるため、圧損演算=否となる。そして以降の電力供給の遮断、開始では圧損演算=否となっているため、圧損演算は行われない。

0140

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置130で、商用電源13と太陽光発電などの発電電力を基にした蓄電池14とを朝と夕方に切り替えるような、1日の中で数回起こるような停電の場合は、4000時間以内に3回以上の停電が発生するため、圧損演算を3回行えば、以降の停電発生時には圧損演算を行わなくなる。そのため、使用者の意図しないファンの高速回転動作が頻繁に発生することにより、使用者がうるさいと感じたり、誤動作と勘違いしたりすることを防ぐことが可能になる。

0141

<第11実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第11実施形態について図24のフローチャートを用いて説明する。

0142

第11実施形態は、浴室換気装置の圧力損失演算を行わなくなった後、電力供給開始回数により再度圧力損失の演算を行うようにする点で第1実施形態〜第10実施形態と異なる。

0143

まず禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S401)、圧損演算=要であれば(S401:No)そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし圧損演算=否であれば(S401:Yes)、続いて、商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生していないかをチェックし(S402)、停電の発生がなければ(S402:No)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。

0144

もし停電の発生があった場合(S402:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S403)、制御部7は電力供給開始回数nをカウントアップし(S404)、続いて、電力供給開始回数nが例えば360未満かどうかをチェックする(S405)。もし電力供給開始回数nが360未満であれば(S405:Yes)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S406)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電禁止を継続する。また電力供給開始回数nが360以上の場合(S405:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S407)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、電力供給開始回数nを0にクリアする(S408)。

0145

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図25のタイミングチャートを用いて説明する。

0146

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、最初は圧損演算=要となっているのでファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う。その後再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、同様にファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行うという動作を繰り返す。そして電力供給の遮断、開始が発生したときに、図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立すると、圧損演算は行われず、そこから電力供給開始回数のカウントアップが始まる。

0147

以降、停電が発生し、電力供給開始が発生するたびに、圧損演算は行われず、電力供給開始回数が2、3、・・・359とカウントアップされていき、圧損演算が行われなくなってから360回目の停電、電力供給開始が発生したところで、圧損演算=要となる。そして次の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、圧損演算が行われる。そして、再び図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0148

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100、110、120または130で、停電後に電力供給開始されても圧損演算を行わない状態に一旦なっている場合でも、商用電源13と太陽光発電などの発電電力を基にした蓄電池14とが定期的に切り替るような場合、数ヶ月以上のある程度の期間使用していれば、停電後の電力供給開始時に圧損演算を再度行うようになる。そのため、排気路4に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまった場合、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、正しい圧力損失を演算しなおして換気ファンの目標回転数を変更し、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0149

<第12実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第12実施形態について図26のフローチャートを用いて説明する。

0150

第12実施形態は、浴室換気装置の圧力損失演算を行わなくなった後、通電時間により再度圧力損失の演算を行うようにする点で第1実施形態〜第11実施形態と異なる。

0151

まず禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S421)、圧損演算=要であれば(S421:No)そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし圧損演算=否であれば(S421:Yes)、続いて、通電時間が例えば4000時間以上となったかどうかをチェックする(S422)。もし4000時間未満であれば通電時間をカウントアップし(S423)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S424)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。もし通電時間が4000時間以上であった場合は(S422:Yes)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S425)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、通電時間を0時間にクリアする(S426)。

0152

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図27のタイミングチャートを用いて説明する。

0153

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、最初は圧損演算=要となっているのでファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う。その後再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、同様にファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行うという動作を繰り返す。そして電力供給の遮断、開始が発生したときに、図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立すると、圧損演算は行われず、通電時間が0からカウントアップされ始める。

0154

以降、使用者の指示により換気運転を行いながら動作を継続し、停電、電力供給の開始があっても、圧損演算は行われないことになる。そして電力供給されている間、通電時間がカウントアップされていき、通電時間が4000時間になる。そして通電時間が4000時間以上となってから、最初の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、圧損演算が行われる。そして、再び図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0155

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100、110、120または130で、一旦停電後に電力供給開始されても圧損演算を行わない状態になっている場合でも、例えば圧損演算が否となっている状態での通電時間が4000時間を越えると、停電後の電力供給開始時に圧損演算を再度行うようになる。そのため、排気路4に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまった場合、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、正しい圧力損失を演算しなおして換気ファンの目標回転数を変更し、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0156

<第13実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第13実施形態について図28のフローチャートを用いて説明する。

0157

第13実施形態は、浴室換気装置の圧力損失演算を行わなくなった後、通電時間により再度圧力損失の演算を行うようにする点で第1実施形態〜第11実施形態と異なり、また圧力損失の演算を行う条件が成立している間も通電時間の積算を行う点で第12実施形態と異なる。

0158

まず禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S441)、圧損演算=要であれば(S441:No)、通電時間のカウントアップを行い(S444)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし圧損演算=否であれば(S441:Yes)、続いて、通電時間が例えば4000時間以上となったかどうかをチェックする(S442)。もし4000時間未満であれば(S442:No)禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S443)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、通電時間のカウントアップを行い(S444)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし通電時間が4000時間以上であった場合は(S442:Yes)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして、(S445)圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、通電時間を0時間にクリアする(S446)。

0159

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図29のタイミングチャートを用いて説明する。

0160

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、通電時間が0からカウントアップされ始め、また最初は圧損演算=要となっているのでファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う。その後再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、同様にファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う、という動作を繰り返す。そして電力供給の遮断、開始が発生したときに、図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立すると、圧損演算は行われなくなる。

0161

以降、使用者の指示により換気運転を行いながら動作を継続し、停電、電力供給の開始があっても、圧損演算は行われないことになる。そして電力供給されている間、通電時間がカウントアップされていき、通電時間が4000時間になる。そして通電時間が4000時間以上となってから、最初の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、再び圧損演算が行われる。そして、再び図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0162

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100、110、120または130で、停電後に電力供給開始されても圧損演算を行わない状態に一旦なっている場合でも、例えば圧損演算の要否の状態に関係なく通電時間が4000時間を越えると、停電後の電力供給開始時に圧損演算を再度行うようになる。そのため、排気路4に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまった場合、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、正しい圧力損失を演算し直して換気ファンの目標回転数を変更し、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0163

<第14実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第14実施形態について図30のフローチャートを用いて説明する。

0164

第14実施形態は、浴室換気装置の圧力損失演算を行わなくなった後、換気運転時間により再度圧力損失の演算を行うようにする点で第1実施形態〜第13実施形態と異なる。

0165

まず禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S461)、圧損演算=要であれば(S461:No)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし圧損演算=否であれば(S461:Yes)、続いて、換気運転中かどうかのチェックを行い(S462)、換気運転中でなければ(S462:No)、同様にそのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。

0166

換気運転中であった場合(S462:Yes)、換気運転時間が例えば4000時間以上となったかどうかをチェックする(S463)。もし4000時間未満であれば(S463:No)換気運転時間のカウントアップを行い(S464)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S465)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし通電時間が4000時間以上であった場合は(S463:Yes)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S466)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、そして換気運転時間を0時間にクリアする(S467)。

0167

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図31のタイミングチャートを用いて説明する。

0168

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、圧損演算=要となっているのでファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う。その後再び停電が発生し、再度電力供給が開始されると、同様にファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行うという動作を繰り返す。そして電力供給の遮断、開始が発生したときに、図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立すると、圧損演算は行われなくなる。

0169

以降、停電、電力供給の開始があっても、圧損演算は行われないことになる。そして使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として直前に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)により換気運転が行われ、その換気運転が行われている間、換気運転時間がカウントアップされていき、ここでは24時間換気運転により連続で2000時間換気運転が継続されたとする。そして使用者により一旦換気運転が停止され、再び使用者により24時間換気運転が再開され、再開されてから1500時間経過したところで、停電、電力供給の開始が発生する。しかしこの時点で換気運転時間は3500時間(<4000時間)であるため、圧損演算を再び行う条件を満たしておらず、圧損演算=否のままであるため、圧損演算は行われない。

0170

そして再び使用者により換気運転が指示されると、記憶している圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)により換気運転が行われ、今回の換気運転が500時間に到達すると、換気運転時間が合計で4000時間となり、その時点で圧損演算=要となり、換気運転時間は0にクリアされる。圧損演算=要となってから最初の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、再び圧損演算が行われる。そして、再び図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0171

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100、110、120または130で、一旦停電後に電力供給開始されても圧損演算を行わない状態になっている場合でも、例えば圧損演算が要となっている状態での換気運転時間が4000時間を越えると、停電後の電力供給開始時に圧損演算を再度行うようになる。そのため、排気路4に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまった場合、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、正しい圧力損失を演算しなおして換気ファンの目標回転数を変更し、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0172

<第15実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第15実施形態について図32のフローチャートを用いて説明する。

0173

第15実施形態は、浴室換気装置の圧力損失演算を行わなくなった後、換気運転時間により再度圧力損失の演算を行うようにする点で第1実施形態〜第13実施形態と異なり、また圧力損失の演算を行う条件が成立している間も換気運転時間の積算を行う点で第12実施形態と異なる。

0174

まず禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S481)、圧損演算=要であれば(S481:No)、続いて、換気運転中かどうかのチェックを行い(S484)、換気運転中でなければ(S484:No)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。換気運転中であった場合は(S484:Yes)、換気運転時間をカウントアップし(S485)、同様にそのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。

0175

戻って、圧損演算=否であった場合(S481:Yes)、続いて、換気運転時間が例えば4000時間以上となったかどうかをチェックする(S482)。もし4000時間未満であれば(S482:No)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S483)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。続いて、換気運転中かどうかのチェックを行い(S484)、換気運転中でなければ(S484:No)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。また換気運転中であった場合は(S484:Yes)、換気運転時間をカウントアップし(S485)、同様にそのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし、圧損演算=否で換気運転時間が4000時間未満であった場合は(S481:Yes、S482:Yes)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S486)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、換気運転時間を0時間にクリアする(S487)。

0176

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図33のタイミングチャートを用いて説明する。

0177

まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、圧損演算=要となっているので、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う。そして使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として直前に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)により換気運転が行われ、その換気運転が行われている間、換気運転時間がカウントアップされていく。そして24時間換気運転により連続で50時間換気運転が継続した時点で停電が発生し、再度電力供給が開始されると、同様にファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行う。そして再び使用者により換気運転が指示され、ここでは150時間換気運転が行われたところで、また電力供給の遮断、開始が発生したとする。このとき図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立すると、圧損演算は行われなくなる。

0178

以降、停電、電力供給の開始があっても、圧損演算は行われないことになる。そして使用者により換気運転が指示されると、直前に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)により換気運転が行われ、その換気運転が行われている間、換気運転時間がカウントアップされていき、24時間換気運転により連続で2000時間換気運転が継続される。そして使用者により一旦換気運転が停止され、再び使用者により24時間換気運転が再開され、再開されてから1500時間経過したところで、停電、電力供給の開始が発生する。しかしこの時点で換気運転時間は3700時間(<4000時間)であるため、圧損演算を再び行う条件を満たしておらず、圧損演算=否のままであるため、圧損演算は行われない。

0179

そして再び使用者により換気運転が指示されると、記憶している圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)により換気運転が行われ、今回の換気運転が300時間に到達すると、換気運転時間が合計で4000時間となり、その時点で圧損演算=要となり、換気運転時間は0にクリアされる。そして、圧損演算=要となってから最初の停電が発生し電力供給が開始されると、ファンを1500rpmの回転数で駆動し、再び圧損演算が行われる。そして、再び図1図23で説明したいずれかの制御により圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0180

このようにして、停電後の電力供給開始時に圧損の演算を行う浴室換気装置100、110、120または130で、一旦停電後に電力供給開始されても圧損演算を行わない状態になっている場合でも、例えば圧損演算の要否の状態に関係なく換気運転時間が4000時間を越えると、停電後の電力供給開始時に圧損演算を再度行うようになる。そのため、排気路4に埃や木の葉などの異物が溜まったりして圧力損失が変わってしまった場合、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行ったとしても、正しい圧力損失を演算しなおして換気ファンの目標回転数を変更し、換気風量を目標値どおりにすることが可能となる。

0181

<第16実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第16実施形態について図34および図35のフローチャートを用いて説明する。

0182

第16実施形態は、圧力損失の差の大きさによって、圧力損失演算を行わなくなってから再度圧力損失の演算を行うようになるまでの電力供給開始回数を可変させる点で、第1実施形態〜第15実施形態と異なる。

0183

図34のフローチャートにおいて、まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続していれば(S501:No)、何も行わず通常動作を継続する。また商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S501:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S502)、制御部7は電力供給開始回数Nをカウントアップする(S503)。そして圧損の演算の要否を、後述するステップS509またはS513でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S504)、圧損演算が要であれば(S504:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が例えば1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S505)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。続いて、電力供給開始回数Nが例えば5以上(N≧5)となったかをチェックし(S506)、5回未満であれば(S506:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S513)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0184

以上の動作を繰り返しながら圧損演算を5回行い、電力供給開始回数Nが5回になったら(S506:Yes)、最新の5回目(N回目)に演算した圧損値と、前回の4回目(N−1回目)に演算した圧損値との差の絶対値、すなわち圧損の差を求める(S507)。もし圧損の差が2を超えていれば(S508:No)、圧損がまだ変化しているため、次回の電力供給開始時にも圧損を演算する必要があるので、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S513)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0185

もし5回目の圧損と、4回目の圧損との差の絶対値(圧損の差)が2以下であれば(S508:Yes)、圧損が安定しているため次回の停電後の電力供給開始時には圧損を演算する必要がないので、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S509)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。次に圧損の差が1以下かどうかをチェックし(S510)、圧損の差が1以下であった場合(S510:Yes)、圧損は非常に安定しており変化の兆候も見られないため、圧損演算を再度行うまでの復帰条件回数を例えば360回にセットする(S511)。もし圧損の差が2であった場合は(S510:No)、圧損は安定しているものの変化が始まっている可能性が否定できないため、圧損演算を再度行うまでの復帰条件回数を半分の180回にセットする(S512)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。その後、再び停電が発生した後(S501:Yes)、電力供給が開始されると(S502)、電力供給開始回数Nをカウントアップした後(S503)、制御部7は圧損演算=否となっているため(S504:No)禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、圧損演算処理は行わずに通常動作に移行するようになっている。

0186

次に図35のフローチャートにおいて、まず禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S601)、圧損演算=要であれば(S601:No)そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし圧損演算=否であれば(S601:Yes)、続いて、商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生していないかをチェックし(S602)、停電の発生がなければ(S602:No)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。

0187

もし停電の発生があった場合(S602:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S603)、制御部7は電力供給開始回数nをカウントアップし(S604)、続いて、電力供給開始回数nが図34のフローチャートで設定した復帰条件回数(360回もしくは180回)未満かどうかをチェックする(S605)。もし電力供給開始回数nが復帰条件回数未満であれば(S605:Yes)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S606)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電禁止を継続する。また電力供給開始回数nが復帰条件回数以上であった場合(S605:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S607)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、電力供給開始回数nを0にクリアする(S608)。

0188

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図36A図36Bおよび図36Cのタイミングチャートを用いて説明する。

0189

図36Aのタイミングチャートにおいて、まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が100であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が101、5回目が100であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が1(≦2)であり、圧損が安定しているため、次回以降の停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われなくなり、そこから電力供給開始回数のカウントアップが始まる。また、4回目と5回目との圧損値の差が1(≦1)であるため、圧損の演算を再度実施するまでの復帰条件回数は360回となる。

0190

以降、停電が発生し、電力供給開始が発生しても、圧損演算は行われず、電力供給開始回数が2、3、・・・359とカウントアップされていき、圧損演算が行われなくなってから360回目の停電、電力供給開始が発生したところで、圧損演算=要となる。そして次の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、圧損演算が行われる。そして、再び圧損演算を5回行い、圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0191

また図36Bのタイミングチャートでは、同様に電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が100であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が100、5回目が102であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が2(≦2)であり、圧損は安定しているため、次回以降の圧損演算は行われなくなり、そこから電力供給開始回数のカウントアップが始まる。また4回目と5回目との圧損の差が2(>1)であるため、圧損の演算を再度実施するまでの復帰条件回数は180回となる。

0192

以降、停電が発生し、電力供給開始が発生しても、圧損演算は行われず、電力供給開始回数が2、3、・・・179とカウントアップされていき、圧損演算が行われなくなってから180回目の停電、電力供給開始が発生したところで、圧損演算=要となる。そして次の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、圧損演算が行われる。そして、再び圧損演算を5回行い、圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0193

また図36Cのタイミングチャートでは、同様に電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が101であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が102、5回目が105であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が3(>2)となり、圧損が変化しているため次回以降の圧損演算は要となる。その結果6回目と7回目の電力供給開始時にも圧損演算は行われる。

0194

このようにして、圧力損失の変化が始まっているかどうかを推定し、圧力損失の変化の兆候がなければ、圧力損失の演算を再度実施するまでの期間を長くして、不要な圧力損失の測定を防ぐことができる。また、圧力損失の変化の兆候が見られれば、圧力損失の演算を再度実施するまでの期間を短くすることで、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行っている期間を短くすることが可能となる。

0195

<第17実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第17実施形態について図37および図38のフローチャートを用いて説明する。

0196

第17実施形態は、圧力損失の差の大きさによって、圧力損失演算を行わなくなってから再度圧力損失の演算を行うようになるまでの通電時間を可変させる点で、第1実施形態〜第16実施形態と異なる。

0197

図37のフローチャートにおいて、まず停電が起こらず商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が継続していれば(S521:No)何も行わず通常動作を継続する。また商用電源13の停電、もしくは商用電源13と蓄電池14との切り替り時に停電が発生して(S521:Yes)、その後商用電源13もしくは蓄電池14からの電力供給が開始されると(S522)、制御部7は電力供給開始回数Nをカウントアップする(S523)。そして圧損演算の要否を、後述するステップS529またはS533でセットする圧損演算要否フラグにて確認し(S524)、圧損演算が要であれば(S524:Yes)、圧力損失演算部9によりファン1の回転数が例えば1500rpmとなるようDCモータ2へ通電を行い、そのときのDCモータ2の通電電力とファン1の回転数より圧損値(例えば0〜255段階のレベル)を演算し(S525)、記憶手段11に最新の圧損値を記憶する。続いて、電力供給開始回数Nが例えば5以上(N≧5)となったかをチェックし(S526)、5回未満であれば(S526:No)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S533)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0198

以上の動作を繰り返しながら圧損演算を5回行い、電力供給開始回数Nが5回になったら(S526:Yes)、最新の5回目(N回目)の圧損値と、前回の4回目(N−1回目)の圧損値との差の絶対値、すなわち圧損の差を求める(S527)。もし圧損の差が2を超えていれば(S528:No)、圧損が変化しているため、次回の電力供給開始時にも圧損を演算する必要があるので、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S533)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにする。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し、使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数(例えば800rpm)となるよう、換気制御部8によりDCモータ2への通電を制御する。

0199

もし5回目の圧損と、4回目の圧損との差の絶対値(圧損の差)が2以下であれば(S528:Yes)、圧損が安定しているため次回の停電後の電力供給開始時には圧損を演算する必要がないので、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S529)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。次に圧損の差が1以下かどうかをチェックし(S530)、圧損の差が1以下であった場合(S530:Yes)、圧損は非常に安定しており変化の兆候も見られないため、圧損演算を再度行うまでの復帰条件時間を例えば4000時間にセットする(S531)。もし圧損の差が2であった場合は(S530:No)、圧損は安定しているものの変化が始まっている可能性が否定できないため、圧損演算を再度行うまでの復帰条件時間を半分の2000時間にセットする(S532)。そして通常の浴室換気装置の動作に移行し使用者により換気運転の指示があった場合、記憶手段11に記憶した圧損値に応じたファン1の回転数となるよう、換気制御部8によりDCモータ2を制御する。その後、再び停電が発生した後(S521:Yes)、電力供給が開始されると(S522)、電力供給開始回数Nをカウントアップした後(S523)、制御部7は圧損演算=否となっているため(S524:No)禁止部10により圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、圧損演算処理は行わずに通常動作に移行するようになっている。

0200

次に図38のフローチャートにおいて、まず禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S621)、圧損演算=要であれば(S621:No)そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし圧損演算=否であれば(S621:Yes)、続いて、電力供給開始回数Nを0にリセットし(S622)、通電時間が復帰条件時間(4000時間もしくは2000時間)以上となったかどうかをチェックする(S623)。もし通電時間が復帰条件時間未満であれば(S623:No)、通電時間をカウントアップし(S624)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S625)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止する。また通電時間が復帰条件時間以上であった場合は(S623:Yes)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S626)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、通電時間を0時間にクリアする(S627)。

0201

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図39A図39Bおよび図39Cのタイミングチャートを用いて説明する。

0202

図39Aのタイミングチャートにおいて、まず商用電源13が投入される等により電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が100であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が101、5回目が100であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が1(≦2)であり、圧損が安定しているため、次回以降の圧損演算が行われなくなり、そこから通電時間のカウントアップが始まる。また、4回目と5回目との圧損値の差が1(≦1)であるため、圧損の演算を再度実施するまでの復帰条件時間は4000時間となる。

0203

以降、使用者の指示により換気運転を行いながら動作を継続し、停電、電力供給の開始があっても、圧損演算は行われないことになる。そして電力供給されている間、通電時間がカウントアップされていき、通電時間が4000時間になる。そして通電時間が4000時間以上となってから、最初の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、圧損演算が行われる。そして、再び圧損演算を5回行い、圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0204

また図39Bのタイミングチャートでは、同様に電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が100であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が100、5回目が102であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が2(≦2)であり、圧損は安定しているため、次回以降の圧損演算は行われなくなり、そこから通電時間のカウントアップが始まる。また4回目と5回目との圧損の差が2(>1)であるため、圧損の演算を再度実施するまでの復帰条件時間は2000時間となる。

0205

以降、使用者の指示により換気運転を行いながら動作を継続し、停電、電力供給の開始があっても、圧損演算は行われないことになる。そして電力供給されている間、通電時間がカウントアップされていき、通電時間が2000時間になる。そして通電時間が2000時間以上となってから、最初の停電が発生し電力供給が開始されると、ファン1を1500rpmの回転数で駆動し、圧損演算が行われる。そして、再び圧損演算を5回行い、圧損演算=否という条件が成立するまで、停電後の電力供給開始時に圧損演算が行われるようになる。

0206

また図39Cのタイミングチャートでは、同様に電力供給が開始されると、ファン1を第二回転数として例えば1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行い、圧損が0〜255段階の100であったとする。続いて、使用者により換気運転が指示されると、第一回転数として圧損値100に応じた回転数(例えば800rpm)でファン1を駆動し、換気運転が行われる。その換気運転中に停電が発生し、再度電力供給が開始され、再びファン1を1500rpmの回転数で駆動し圧損演算を行った結果が101であったとする。このように停電、電力供給開始を繰り返し、電力供給が開始されたときに圧損を演算した結果、4回目が102、5回目が105であったとすると、4回目の圧損値と5回目の圧損値との差が3(>2)となり、圧損が変化しているため次回以降の圧損演算は要となる。その結果6回目と7回目の電力供給開始時にも圧損演算は行われる。

0207

このようにして、圧力損失の変化が始まっているかどうかを推定し、圧力損失の変化の兆候がなければ、圧力損失の演算を再度実施するまでの期間を長くして、不要な圧力損失の測定を防ぐことができる。また圧力損失の変化の兆候が見られれば、圧力損失の演算を再度実施するまでの期間を短くすることで、一時的に正しくない圧力損失を基に換気運転を行っている期間を短くすることが可能となる。

0208

<第18実施形態>
次に、浴室換気装置の圧力損失演算の要否を判定する第18実施形態について図40のフローチャートを用いて説明する。

0209

第18実施形態は、圧力損失の差の大きさによって、圧力損失演算を行わなくなってから再度圧力損失の演算を行うようになるまでの換気運転時間を可変させる点で、第1実施形態〜第17実施形態と異なる。

0210

まず図37のフローチャートにより復帰条件時間を設定する。そして図40のフローチャートにおいて、最初に禁止部10による圧損演算要否の状態がどのようになっているかを圧損演算要否フラグにてチェックし(S641)、圧損演算=要であれば(S641:No)、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし圧損演算=否であれば(S641:Yes)、続いて、電力供給開始回数N=0にリセットし(S642)、次に換気運転中かどうかのチェックを行い(S643)、換気運転中でなければ(S643:No)、同様にそのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。

0211

換気運転中であった場合(S643:Yes)、換気運転時間が復帰条件時間(4000時間もしくは2000時間)以上となったかどうかをチェックする(S644)。もし復帰条件時間未満であれば(S644:No)換気運転時間のカウントアップを行い(S645)、禁止部10は圧損演算=否にフラグをセットして(S646)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を禁止し、そのまま通常の浴室換気装置の動作を継続する。もし通電時間が復帰条件時間以上であった場合は(S644:Yes)、禁止部10は圧損演算=要にフラグをセットして(S647)、圧力損失演算部9からDCモータ2への通電を行えるようにし、換気運転時間を0時間にクリアする(S648)。

0212

以上のフローチャートに従って制御された場合の、浴室換気装置の圧損演算動作の具体例について図41A図41Bおよび図41Cのタイミングチャートを用いて説明する。

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