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技術 記録装置及び検品方法

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 向山潔
出願日 2015年1月27日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-013587
公開日 2016年8月4日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2016-137631
状態 特許登録済
技術分野 連続用紙の取扱い
主要キーワード テンション調整装置 三角記号 丸記号 繰出モータ 経路構成 跳ね上げ式 複合体フィルム ドットインパクトプリンター
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

被搬送媒体検品を容易に開始することができる記録装置及び検品方法を提供する。

解決手段

記録装置11は、ロール状の連続紙Pを装置本体13内に繰り出す繰出部14と、装置本体13内に配置され、繰出部14から繰り出された連続紙Pに対し、装置本体13内で記録を行う記録部22と、連続紙Pが記録部22により記録が行われるときに搬送される第1搬送経路RT1と、連続紙Pを繰出部14に巻き戻すときに搬送される第2搬送経路RT2とを備える。そして第2搬送経路RT2は、第1搬送経路RT1とは異なる。

概要

背景

従来から、記録装置の一例として、搬送部により支持部上に搬送される連続紙等の被搬送媒体に対して記録部からインク等の液体噴射することにより、被搬送媒体に画像等を印刷するインクジェット式プリンターが知られている。このようなプリンターとして、繰出部から繰り出されて記録部により画像等が印刷された被搬送媒体を繰出部とは反対側に巻き取る巻取装置を備えるものもある(例えば、特許文献1参照)。

概要

被搬送媒体の検品を容易に開始することができる記録装置及び検品方法を提供する。記録装置11は、ロール状の連続紙Pを装置本体13内に繰り出す繰出部14と、装置本体13内に配置され、繰出部14から繰り出された連続紙Pに対し、装置本体13内で記録を行う記録部22と、連続紙Pが記録部22により記録が行われるときに搬送される第1搬送経路RT1と、連続紙Pを繰出部14に巻き戻すときに搬送される第2搬送経路RT2とを備える。そして第2搬送経路RT2は、第1搬送経路RT1とは異なる。

目的

本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被搬送媒体の検品を容易に開始することができる記録装置及び検品方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

長尺被搬送媒体を装置本体内に繰り出す繰出部と、前記装置本体内に配置され、前記繰出部から繰り出された前記被搬送媒体に対して前記装置本体内で記録を行う記録部と、前記被搬送媒体が前記記録部により記録が行われるときに搬送される第1搬送経路と、前記被搬送媒体を前記繰出部に巻き戻すときに搬送される第2搬送経路とを備え、前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路とは異なる経路であることを特徴とする記録装置

請求項2

前記第2搬送経路は、前記被搬送媒体を前記装置本体の外部であって前記装置本体の前面側を通過させて前記繰出部に巻き戻し可能とすることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。

請求項3

前記装置本体に形成された排出口から排出された前記被搬送媒体を巻き取る巻取部を備え、前記第2搬送経路は、前記巻取部により巻き取られた前記被搬送媒体を前記繰出部に巻き戻し可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。

請求項4

前記第2搬送経路の途中に、前記被搬送媒体を前記被搬送媒体における前記記録部により記録が行われた面とは反対側の面から付勢する付勢部を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録装置。

請求項5

前記被搬送媒体の搬送に関する操作を行う操作部を備え、前記操作部の操作に基づいて、前記第2搬送経路における前記被搬送媒体の搬送速度が変更可能である請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録装置。

請求項6

前記被搬送媒体の搬送に関する操作を行う操作部と、前記被搬送媒体が搬送される搬送方向と交差する方向における前記被搬送媒体の両側に設けられ、前記繰出部に前記被搬送媒体を巻き戻すときに駆動されるモーターとを備え、前記操作部の操作に基づいて、前記モーターのそれぞれの回転速度を個別に制御する請求項1〜5のいずれか一項に記載の記録装置。

請求項7

請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録装置において前記記録部により記録が行われた前記被搬送媒体の検品方法であって、前記記録部により記録が行われた前記被搬送媒体が、前記第1搬送経路において前記記録部よりも下流側に搬送される搬送工程と、前記被搬送媒体の上流側の自由端部が前記第2搬送経路を経て前記繰出部に取り付けられる媒体取付工程と、前記媒体取付工程の後、前記繰出部により前記被搬送媒体が前記第2搬送経路を経て巻き戻される巻き戻し工程とを備えることを特徴とする検品方法。

技術分野

0001

本発明は、記録装置及び検品方法に関する。

背景技術

0002

従来から、記録装置の一例として、搬送部により支持部上に搬送される連続紙等の被搬送媒体に対して記録部からインク等の液体噴射することにより、被搬送媒体に画像等を印刷するインクジェット式プリンターが知られている。このようなプリンターとして、繰出部から繰り出されて記録部により画像等が印刷された被搬送媒体を繰出部とは反対側に巻き取る巻取装置を備えるものもある(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2011−161783号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、使用者は、記録部により画像等が印刷された被搬送媒体について、画像等が正確に印刷されているか否かを確認する、所謂検品を行う。そして、そのような検品を行う場合、使用者は、検品専用の検品装置巻取軸に被搬送媒体の自由端部である終端を取り付け、この巻取軸に被搬送媒体が巻き取られる際に被搬送媒体に印刷されている画像等を目視にて確認する。

0005

このように、使用者が被搬送媒体の検品を行う際には、プリンターとは別に検品装置が必要であると共に、その検品装置に対して被搬送媒体をセットする必要があり、検品を開始するための作業が煩雑となっていた。

0006

本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被搬送媒体の検品を容易に開始することができる記録装置及び検品方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、長尺の被搬送媒体を装置本体内に繰り出す繰出部と、前記装置本体内に配置され、前記繰出部から繰り出された前記被搬送媒体に対して前記装置本体内で記録を行う記録部と、前記被搬送媒体が前記記録部により記録が行われるときに搬送される第1搬送経路と、前記被搬送媒体を前記繰出部に巻き戻すときに搬送される第2搬送経路とを備え、前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路とは異なる経路である。

0008

被搬送媒体に記録が行われているとき、被搬送媒体が装置本体内を経由する第1搬送経路で搬送されるため、使用者は被搬送媒体を視認することが困難である。一方、被搬送媒体を繰出部に巻き戻す際には、第1搬送経路とは異なる第2搬送経路で巻き戻されるため、第2搬送経路を被搬送媒体が装置本体の外部を経て繰出部に巻き戻される経路とすることができる。これにより、使用者は、装置本体の外部から被搬送媒体に記録が行われた部分を視認することができるため、第2搬送経路を経て被搬送媒体が繰出部に巻き戻される期間に被搬送媒体の検品を行うことができる。したがって、記録装置とは別の検品装置に対して被搬送媒体をセットする作業が省略されるため、使用者が被搬送媒体の検品を容易に開始することができる。

0009

上記記録装置において、前記第2搬送経路は、前記被搬送媒体を前記装置本体の外部であって前記装置本体の前面側を通過させて前記繰出部に巻き戻し可能とすることが好ましい。

0010

この構成によれば、被搬送媒体が装置本体の前面側を通ることにより、使用者が被搬送媒体における記録が行われた部分を見やすくなる。したがって、被搬送媒体の検品を容易に行うことができる。

0011

上記記録装置においては、前記装置本体に形成された排出口から排出された前記被搬送媒体を巻き取る巻取部を備え、前記第2搬送経路は、前記巻取部により巻き取られた前記被搬送媒体を前記繰出部に巻き戻し可能とすることが好ましい。

0012

この構成によれば、被搬送媒体が巻取部により巻き取られるため、記録部により記録が行われた被搬送媒体が例えば床面上に置かれることが抑制される。したがって、被搬送媒体が汚れることが抑制される。

0013

上記記録装置においては、前記第2搬送経路の途中に、前記被搬送媒体を前記被搬送媒体における前記記録部により記録が行われた面とは反対側の面から付勢する付勢部を備えることが好ましい。

0014

この構成によれば、付勢部により被搬送媒体が付勢されることにより、被搬送媒体の弛みが少なくなる。これにより、検品時に使用者が被搬送媒体における記録が行われた部分を見やすくなる。したがって、被搬送媒体を容易に検品することができる。

0015

上記記録装置においては、前記被搬送媒体の搬送に関する操作を行う操作部を備え、前記操作部の操作に基づいて、前記第2搬送経路における前記被搬送媒体の搬送速度が変更可能であることが好ましい。

0016

この構成によれば、被搬送媒体が繰出部に巻き戻される方向における被搬送媒体の位置に応じて被搬送媒体の搬送速度を変更することができる。例えば使用者が被搬送媒体において単色で塗りつぶされた部分等の検品しやすい部分について被搬送媒体を搬送する搬送速度を速くすることにより、使用者が被搬送媒体の検品を効率良く行うことができる。

0017

上記記録装置においては、前記被搬送媒体の搬送に関する操作を行う操作部と、前記被搬送媒体が搬送される搬送方向と交差する方向における前記被搬送媒体の両側に設けられ、前記繰出部に前記被搬送媒体を巻き戻すときに駆動されるモーターとを備え、前記操作部の操作に基づいて、前記モーターのそれぞれの回転速度を個別に制御することが好ましい。

0018

この構成によれば、例えば被搬送媒体が繰出部に巻き戻されているときに、被搬送媒体が傾いた状態で巻き戻される、所謂斜行が発生した場合、モーターのそれぞれの回転速度を制御することにより被搬送媒体の傾きを小さくすることができる。

0019

上記課題を解決する検品方法は、上記記録装置において前記記録部により記録が行われた前記被搬送媒体の検品方法であって、前記記録部により記録が行われた前記被搬送媒体が、前記第1搬送経路において前記記録部よりも下流側に搬送される搬送工程と、前記被搬送媒体の上流側の自由端部が前記第2搬送経路を経て前記繰出部に取り付けられる媒体取付工程と、前記媒体取付工程の後、前記繰出部により前記被搬送媒体が前記第2搬送経路を経て巻き戻される巻き戻し工程とを備える。

0020

この構成によれば、使用者は、巻き戻し工程において被搬送媒体を繰出部に巻き戻すときに被搬送媒体の検品を行うことができる。このため、記録装置とは別の検品装置に対して被搬送媒体をセットする作業が省略されるため、使用者が被搬送媒体の検品を容易に開始することができる。

図面の簡単な説明

0021

記録装置の一実施形態の斜視図。
図1の記録装置の内部構成を示す模式構成図。
被搬送媒体の検品時の記録装置の斜視図。
記録装置の操作部の模式平面図。
変形例の記録装置の模式側面図。
(a)は別の変形例の記録装置の模式側面図、(b)は(a)の記録装置における付勢部の拡大図。
さらに別の変形例の記録装置の模式側面図。

実施例

0022

以下、記録装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の記録装置は、例えば、液体の一例であるインクを被搬送媒体に噴射することにより記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターで構成されている。また、そのプリンターは、印刷方式が被搬送媒体の搬送方向と交差する方向である幅方向に記録部を移動させて印刷を行う、所謂シリアル方式のプリンターである。

0023

図1に示すように、記録装置11は、脚台12に支持された略直方体形状の装置本体13と、装置本体13の背面部から上側後方に向けて斜めに突き出るように設けられる繰出部14とを備えている。なお、以下において「前後」「左右」「上下」の方向をいう場合は、図1において装置本体13が左右に長い記録装置11を前面側から見た場合の方向をいうものとする。

0024

繰出部14は、跳ね上げ式開閉カバー15を備えている。繰出部14内には、開閉カバー15を開状態として、被搬送媒体の一例である長尺状の連続紙Pがロール状に巻き重ねられて形成されたロール体RBが装填される。ロール体RBは、繰出部14内においてロール体RBの長手方向の両端部に対応する位置に設けられた一対のロール体支持部16により支持されている。またロール体支持部16には、ロール体RBを回転させるための繰出モーター17(図2参照)が減速機構(図示略)を介して駆動連結されている。繰出部14は、繰出モーター17により連続紙Pを装置本体13内に繰り出す。なお、図2では、繰出モーター17が繰出部14の外部に位置しているが、実際には、繰出モーター17は繰出部14の内部に収容されている。

0025

装置本体13の右手前側には、使用者が記録装置11を操作するための操作部18が設けられている。操作部18は、操作内容が表示される液晶パネルからなる表示部19と、操作内容の変更又は選択を行うための操作ボタン20とを備えている。

0026

図2に示すように、装置本体13内には、支持部21、記録部22、搬送ローラー対23、切断部24、及び搬送モーター25が収容されている。支持部21は、繰出部14から繰り出されて搬送ローラー対23により挟持された状態で搬送される連続紙Pを、その連続紙Pの裏面側から支持する。記録部22は、支持部21上に設定される記録領域において連続紙Pに対してインクを噴射することにより画像等を形成する液体噴射ヘッドで構成されている。切断部24は、記録部22により画像等が記録(印刷)された連続紙Pを、搬送方向Yと交差する連続紙Pの幅方向X(図2紙面直交方向)において切断する。搬送モーター25は、搬送ローラー対23の駆動ローラーに減速機構(図示略)を介して駆動連結されている。

0027

また、脚台12には、装置本体13の前面部に形成された排出口13Aから排出された連続紙Pを巻き取る巻取部26が設けられている。巻取部26は、幅方向Xに延びる巻取軸27を備えている。巻取軸27には、巻取軸27を回転させて連続紙Pを巻き取るための巻取モーター28が減速機構(図示略)を介して駆動連結されている。

0028

また、記録装置11は、前述した繰出モーター17、記録部22、搬送モーター25、切断部24、及び巻取モーター28を制御する制御装置30を備えている。制御装置30には、無線又は有線通信により、ホストコンピューター100から印刷データや各種処理の実行指令であるコマンドが送信される。そして、制御装置30は、ホストコンピューター100から送信されたデータ及びコマンドに基づいて、繰出モーター17、記録部22、搬送モーター25、切断部24、及び巻取モーター28を制御する。

0029

制御装置30は、制御モードとして、連続紙Pに印刷を行う印刷モードと、使用者が連続紙Pの検品を実行するための検品モードとを備えている。印刷モード及び検品モードは、例えば操作部18(図1参照)の操作に基づいて切り替えられる。

0030

制御装置30が印刷モードにおいては、繰出モーター17、搬送モーター25、及び巻取モーター28が正回転することによる連続紙Pの記録領域への搬送と、記録部22による連続紙Pへのインクの噴射とが交互に行われることにより、ホストコンピューター100から受信した画像等が連続紙Pに印刷される。そして装置本体13の排出口13Aから排紙された連続紙Pが巻取軸27に巻き取られる。

0031

制御装置30が検品モードにおいては、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが繰出部14に取り付けられた状態で巻取モーター28及び繰出モーター17が逆回転することにより巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが繰出部14に巻き取られる。一方、検品モードにおいては、搬送モーター25は停止している。

0032

次に、図2図4を参照して、連続紙Pの検品方法について説明する。
この検品方法は、記録部22により記録された連続紙Pが巻取軸27に巻き取られる巻取工程と、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが繰出部14に取り付けられる媒体取付工程である連続紙取付工程と、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pを繰出部14に巻き戻す巻き戻し工程とを含む。なお、巻取工程は、記録部22により記録が行われた連続紙Pが第1搬送経路RT1において記録部22よりも下流側に搬送される搬送工程に相当する。

0033

巻取工程において、印刷コマンドに基づいて記録部22による連続紙Pへの記録が全て終了した後、切断部24により連続紙Pが幅方向Xにおいて切断される。そして、切断された連続紙Pが巻取モーター28により巻取軸27に全て巻き取られる。又は、連続紙Pが全て繰り出され、連続紙Pの上流側端部が繰出部14から離れた状態の連続紙Pが、巻取軸27に全て巻き取られる。

0034

次に、連続紙取付工程において、繰出部14の開閉カバー15が開状態とされ、繰出部14のロール体支持部16に支持されたロール体RB(ロール体RBにおける連続紙Pの全てが繰り出された場合は、その紙管)が取り外される。そして、連続紙Pを巻き取るための新たな紙管PT(図3参照)がロール体支持部16に取り付けられる。そして、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pの自由端部である終端が巻取軸27から繰り出され、紙管PTに例えばテープ(図示略)などにより取り付けられる。このとき、図2二点鎖線及び図3に示すように、巻取軸27から繰り出された連続紙Pは、装置本体13の外部であって、その前面13B側及び上面13C側を通り、紙管PTに取り付けられる。

0035

このように、印刷が行われる際の連続紙Pの搬送経路である第1搬送経路RT1と検品が行われる際の連続紙Pの搬送経路である第2搬送経路RT2とは互いに異なる。この場合、印刷終了後、巻取軸27が記録装置11から取り外されず、連続紙Pの終端が巻取軸27から繰り出されるため、画像等が印刷された連続紙Pの面が前面側となる。第2搬送経路RT2を通る連続紙Pは、装置本体13の前面13B側及び上面13C側を通るため、排出口13Aよりも上側を通る。また連続紙Pは、幅方向Xにおいて移動しないため、操作部18を覆うことはない。また、図2の二点鎖線に示すとおり、第2搬送経路RT2においては、連続紙Pを挟持するローラー対と、連続紙Pにおいて画像等が印刷された面と接触するローラーとが存在しない。なお、連続紙Pの検品の際には、開閉カバー15が開状態のままである。

0036

次に、巻き戻し工程において、操作部18の操作により印刷モードから検品モードに変更されたとき、巻取モーター28及び繰出モーター17が逆回転することにより、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが紙管PTに巻き取られる。このとき、検品を行う使用者は、記録装置11よりも前方に位置し、巻き戻される連続紙Pの画像等を目視にて確認する。

0037

ここで、図4に示すように、制御装置30が検品モードのとき、操作部18の表示部19は、操作部18の操作に基づいて、印刷モードの際の通常画面ではなく、検品モード専用の操作画面に切り替えられる。具体的には、連続紙Pを巻取部26から繰出部14に巻き戻す速度である搬送速度の表示及び搬送速度の変更を操作する操作画面となる。すなわち、制御装置30が検品モードのとき、操作部18の操作により連続紙Pの搬送速度が変更可能である。連続紙Pの搬送速度の操作には、例えば操作ボタン20が用いられる。詳細には、操作ボタン20のうちのボタン20Aが押操作されたとき、連続紙Pの搬送速度が速くなり、操作ボタン20のうちのボタン20Bが押操作されたとき、連続紙Pの搬送速度が遅くなる。

0038

表示部19では、表示された5個の丸記号19A〜19Eのうちの中央位置の丸記号19Cが連続紙Pの搬送を停止した状態を示す。そして、丸記号19Cよりも上側に表示された丸記号19A,19Bのうち、丸記号19Bは搬送速度の基準速度を示し、丸記号19Aが最高速度を示す。一方、丸記号19Cよりも下側に表示された丸記号19D,19Eのうち、丸記号19Dは丸記号19Bとは逆方向へ搬送する基準速度を示し、丸記号19Eが最高速度を示す。例えば、連続紙Pの搬送が停止した状態のとき、丸記号19Cの内部の色が黒色に変化するなど、丸記号19Cの表示が変更される。そしてボタン20Aが一度押操作されたとき、丸記号19Cの表示が元に戻り、丸記号19Bの表示が変更される。一方、連続紙Pの搬送が停止した状態のときからボタン20Bが一度押操作されたとき、丸記号19Cの表示が元に戻り、丸記号19Dの表示が変更される。また、停止ボタンを押操作することにより、丸記号19Cの表示を変更するとともに連続紙Pの搬送を停止してもよい。

0039

また、表示部19がタッチパネルの場合、連続紙Pの搬送速度の操作には、操作ボタン20に加えて、表示部19の2つの三角記号19F,19Gを押操作してもよい。三角記号19Fは、丸記号19A〜19Eよりも上側に配置され、連続紙Pの搬送速度を速くするためのものである。三角記号19Gは、丸記号19A〜19Eよりも下側に配置され、連続紙Pの搬送速度を遅くするためのものである。また、タッチパネル上を使用者からみて上方向に操作した場合は連続紙Pの搬送速度を速くし、下方向に操作した場合は連続紙Pの搬送速度を遅くしてもよい。また、タッチパネル上をフリックスライド)した操作量もしくは操作量の累積量に応じて、連続紙Pの搬送速度を決定してもよい。

0040

本実施形態の記録装置11によれば、以下に示す作用効果を得ることができる。
(1)巻取軸27に巻き取られた連続紙Pの終端が連続紙Pの印刷時の搬送経路である第1搬送経路RT1とは異なる第2搬送経路RT2を経て、繰出部14の紙管PTに取り付けられる。そして巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが紙管PTに巻き戻される期間に使用者が連続紙Pの検品を行う。第2搬送経路RT2は、巻取軸27から繰出部14の紙管PTに連続紙Pが巻き戻される経路であり、連続紙Pが装置本体13の外部を通るため、使用者から連続紙Pが視認可能となる。これにより、使用者が連続紙Pの検品を行うことができる。このため、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pを記録装置11とは別の検品装置に対してセットする作業が省略されるため、使用者が連続紙Pの検品を容易に開始することができる。

0041

また、連続紙Pが紙管PTに巻き戻される際に第1搬送経路RT1を通らないため、連続紙Pが搬送ローラー対23に挟持されることがない。このため、搬送ローラー対23により連続紙Pの画像等が傷付くことが抑制される。

0042

(2)連続紙Pは、第2搬送経路RT2により装置本体13の前面13B側を通る。このため、使用者が記録装置11の前方から連続紙Pを容易に見ることができるため、連続紙Pの検品を容易に行うことができる。

0043

(3)記録部22により印刷された連続紙Pが巻取軸27により巻き取られるため、連続紙Pが例えば床面上に置かれることが抑制される。したがって、連続紙Pが汚れることが抑制される。

0044

(4)制御装置30が検品モードのとき、操作部18は、巻取軸27から紙管PTへの連続紙Pの搬送速度を変更可能である。このため、連続紙Pにおいて画像等が印刷されていない部分又は単色で塗りつぶされた部分等の検品が容易な部分について搬送速度を速くすることにより、使用者が連続紙Pの検品を効率良く行うことができる。

0045

(5)連続紙Pは、第2搬送経路RT2において装置本体13の排出口13Aよりも上側を通るため、連続紙Pが第1搬送経路RT1を通る場合と比較して、装置本体13の外部に露出する連続紙Pの面積が大きくなる。このため、検品の際、使用者が連続紙Pを見やすくなる。

0046

本実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。なお、図5図7では、ロール体支持部16を省略して示している。
・上記実施形態において、図5に示すように、記録装置11は、装置本体13の前面13Bと上面13Cとの角部に連続紙Pを支持する搬送支持部40を備えてもよい。搬送支持部40は、装置本体13に対して着脱可能である。搬送支持部40は、幅方向Xにおいて延び、装置本体13に取付可能な支持本体部41を備える。支持本体部41の上側及び下側には、幅方向Xにおいて延びる一対のローラー42A,42Bが設けられる。一対のローラー42A,42Bは、支持本体部41に対して回転可能な状態で支持本体部41に取り付けられる。

0047

図5に示す記録装置11によれば、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが紙管PTに巻き取られるとき、一対のローラー42A,42Bが連続紙Pの搬送にともない回転する。このため、連続紙Pが巻取軸27から紙管PTに円滑に搬送される。

0048

・上記実施形態において、図6(a)に示すように、記録装置11は、連続紙Pにおいて画像等が印刷された面とは反対側の面(裏面)から付勢する付勢部50を備えてもよい。付勢部50は、装置本体13に対して着脱可能である。付勢部50は、装置本体13の幅方向Xの両端部に取り付けられた一対のアーム51と、一対のアーム51に架けられたローラー52とを備える。一対のアーム51は、幅方向Xにおいて連続紙Pよりも外側に位置している。図6(b)に示すように、各アーム51の長手方向に延び、各アーム51を幅方向Xに貫通する長孔51Aにローラー52が挿入される。各アーム51には、ローラー52を回転可能な状態で支持するローラー支持部53と、ローラー支持部53を上側に向けて付勢する付勢部材としてのコイルばね54とが取り付けられている。ローラー支持部53においてローラー52とは反対側の端部は、アーム51に形成された支持穴51Bに挿入されている。また図6(a)に示すとおり、ローラー52は、紙管PTよりも上側となることが好ましい。

0049

図6に示す記録装置11によれば、付勢部50により連続紙Pが上側に付勢されるため、巻取部26と付勢部50との間の連続紙Pに弛みが発生することが抑制される。このため、使用者が記録装置11の前方側から連続紙Pの検品を行いやすくなる。また、付勢部50のローラー52は、連続紙Pの搬送にともない回転するため、連続紙Pが巻取軸27から紙管PTに円滑に搬送される。

0050

・上記実施形態において、第2搬送経路RT2は、第1搬送経路RT1と異なる経路であれば、連続紙Pを装置本体13の内部を通って搬送する経路構成であってもよい。例えば、図7に示すように、連続紙Pが装置本体13の前面13Bに形成された前面開口部13Dを介して装置本体13の内部に搬送され、装置本体13の上面13Cに形成された上面開口部13Eを介して装置本体13の外部に搬送されてもよい。なお、前面開口部13Dは、装置本体13において排出口13Aよりも上側に形成されることが好ましい。

0051

・上記実施形態において、記録装置11から巻取部26を省略してもよい。すなわち、繰出部14から繰り出されて記録部22により記録が行われた後、切断部24により切断された連続紙Pは床面上などに一旦置かれた後、検品時にその終端が繰出部14の紙管PTに取り付けられる構成であってもよい。

0052

・上記実施形態において、巻取部26は、幅方向Xに並べられ、連続紙Pの幅方向Xの両端部を巻き取る2個の巻取軸27と、各巻取軸27に設けられ、連続紙Pの幅方向Xの両端部をそれぞれ巻き取る駆動源となる巻取モーター28とを備えてもよい。この場合、巻取モーター28のそれぞれは、操作部18の操作に基づいて個別に制御される。この構成によれば、例えば巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが紙管PTに巻き戻された際に、連続紙Pが幅方向Xに対して傾いた状態で巻き戻される、所謂斜行が発生した場合、巻取モーター28のそれぞれの回転速度を制御することにより連続紙Pの幅方向Xに対する傾きを小さくすることができる。

0053

なお、繰出部14についても巻取部26と同様の構成、すなわち繰出モーター17が各ロール体支持部16に設けられ、連続紙Pの両端部をそれぞれ巻き取るようにしてもよい。この場合、各ロール体支持部16には、連続紙Pの幅方向Xの両端部を巻き取るように紙管PTが取り付けられる。この紙管PTの幅方向Xの寸法は、上記実施形態の紙管PTの幅方向Xの寸法の半分以下である。

0054

・上記実施形態において、検品モードの際の表示部19には、5個の丸記号19A〜19Eにより5段階の連続紙Pの搬送速度の調整が可能であったが、連続紙Pの搬送速度は、2段階〜4段階、又は6段階以上の調整であってもよい。また連続紙Pの搬送速度は、無段階であってもよい。

0055

・上記実施形態において、巻取モーター28及び繰出モーター17の回転速度を調整することにより、連続紙Pの張力を調整してもよい。また、繰出部14には、連続紙Pの張力を調整するテンション調整装置(図示略)が設けられてもよい。この場合、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pを紙管PTに取り付ける際、連続紙Pがテンション調整装置を通るようにする。この構成によれば、巻取軸27に巻き取られた連続紙Pが紙管PTに巻き戻される際、テンション調整装置により連続紙Pの弛みが小さくなる。このため、使用者が連続紙Pを見やすくなる。

0056

・上記実施形態において、記録装置11は、被搬送媒体に印刷することができるものであれば、ドットインパクトプリンターレーザープリンターであってもよい。また、記録装置11は、印刷機能だけを備えた構成に限定されず、複合機であってもよい。さらに、記録装置11は、シリアルプリンターに限定されず、ラインプリンター又はページプリンターであってもよい。

0057

・被搬送媒体は、連続紙Pに限定されず、単票紙、樹脂製のフィルム金属箔金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルムラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシート等であってもよい。

0058

・記録部22から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、記録部22から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体ゾルゲル、その他の無機溶剤有機溶剤溶液液状樹脂のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料などの固形物からなる粒子溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体がインクである場合、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物包含するものとする。

0059

11…記録装置、13…装置本体、13A…排出口、13B…前面、14…繰出部、18…操作部、22…記録部、26…巻取部、28…モーターの一例である巻取モーター、50…付勢部、P…被搬送媒体の一例である連続紙、RT1…第1搬送経路、RT2…第2搬送経路、X…被搬送媒体が搬送される方向と交差する方向の一例である幅方向、Y…被搬送媒体が搬送される方向である搬送方向。

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