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技術 動力工具

出願人 株式会社マキタ
発明者 小池洋一郎蜂須賀智弘熊谷竜之助
出願日 2015年1月27日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-013256
公開日 2016年8月4日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2016-137539
状態 特許登録済
技術分野 携帯用動力工具一般
主要キーワード 端部同士間 操作トリガ 右側ハウジング グリップハウジング 第四指 左右略対称 第三指 第五指
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年8月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

グリップ部を手で握っている場合の使用者握り感触をより良いものにして、動力工具を使用する際の快適さを向上させて工具使用上のストレス軽減を図る。

解決手段

グリップハウジング40の左側面51および右側面52は、左右方向に膨らまされた曲面形状にて形成される。この左側面51および右側面52は、前側面および後側面54と比較して、大きな曲率半径に設定された曲面形状にて形成される。これら左側面51および右側面52とには、上記した曲面形状のうち最も膨らまされる膨らみ頂点55,56が設定される。ここで右側面52の右側面頂点56は、筒形外周面50を握る手Hののうち、中指第三指)の中手骨薬指第四指)の中手骨との間の第1骨間範囲の掌に当たるように設定される。

概要

背景

例えばインパクトドライバのような動力工具にあっては、使用し易くするために電源として着脱可能にされる充電式バッテリが利用されている。このような動力工具は、大まかに、駆動部とグリップ部とを有する。駆動部は、出力軸回転駆動させるモータを内蔵して構成される。グリップ部は、使用者により手で握られる部分であり、駆動部に対して相対的に下側に配置される。このグリップ部は、出力軸が延在する方向に対して、略直交する方向に延びるようにグリップハウジング成形されている(例えば特許文献1参照)。

概要

グリップ部を手で握っている場合の使用者の握り感触をより良いものにして、動力工具を使用する際の快適さを向上させて工具使用上のストレス軽減をる。グリップハウジング40の左側面51および右側面52は、左右方向に膨らまされた曲面形状にて形成される。この左側面51および右側面52は、前側面および後側面54と比較して、大きな曲率半径に設定された曲面形状にて形成される。これら左側面51および右側面52とには、上記した曲面形状のうち最も膨らまされる膨らみ頂点55,56が設定される。ここで右側面52の右側面頂点56は、筒形外周面50を握る手Hののうち、中指第三指)の中手骨薬指第四指)の中手骨との間の第1骨間範囲の掌に当たるように設定される。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

モータと、前記モータにより回転する出力軸と、前記出力軸が延在する方向に対して交差する方向に延びるグリップハウジングと、を有し、前記グリップハウジングは、使用者の手により握られる筒形外周面を有し、前記筒形外周面は、使用者により握られた場合の手に対応する曲面形状を有し、前記曲面形状は、前記出力軸が延在する方向と前記グリップハウジングが延在する方向の両方の方向に交差する方向の膨らみ方向に向かって成形される第1曲面形状を有し、前記第1曲面形状のうち最も膨らまされる膨らみ頂点は、前記筒形外周面を握る手の第三指第四指中手骨同士の間の骨間範囲のに対して接触するように設定される、動力工具

請求項2

請求項1に記載の動力工具において、前記骨間範囲は、前記中手骨の互いの端部同士の間の範囲を除く該中手骨の互いの中央部同士の間の範囲で設定される、動力工具。

請求項3

請求項1または請求項2に記載の動力工具において、前記曲面形状は、前記出力軸が延在する方向と前記グリップハウジングが延在する方向の両方の方向に交差する方向の凹み方向に向かって成形される第2曲面形状を有し、前記第2曲面形状は、前記筒形外周面を握る掌の小指球範囲と接触するように設定される、動力工具。

技術分野

0001

本発明は、手で握られるグリップ部を有する動力工具に関する。

背景技術

0002

例えばインパクトドライバのような動力工具にあっては、使用し易くするために電源として着脱可能にされる充電式バッテリが利用されている。このような動力工具は、大まかに、駆動部とグリップ部とを有する。駆動部は、出力軸回転駆動させるモータを内蔵して構成される。グリップ部は、使用者により手で握られる部分であり、駆動部に対して相対的に下側に配置される。このグリップ部は、出力軸が延在する方向に対して、略直交する方向に延びるようにグリップハウジング成形されている(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2014−240114号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記した動力工具にあっては、使用者はグリップ部を手で握りながら使用する。このため、使用者の使用上の快適さを向上させるために、手で握られるグリップ部の感触をより良いものにしておきたい。

0005

本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、手で握られるグリップ部を有する動力工具において、グリップ部を手で握っている場合の使用者の握り感触をより良いものにして、動力工具を使用する際の快適さを向上させて工具使用上のストレス軽減を図ることにある。

課題を解決するための手段

0006

上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る動力工具は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明に係る動力工具は、モータと、前記モータにより回転する出力軸と、前記出力軸が延在する方向に対して交差する方向に延びるグリップハウジングと、を有し、前記グリップハウジングは、使用者の手により握られる筒形外周面を有し、前記筒形外周面は、使用者により握られた場合の手に対応する曲面形状を有し、前記曲面形状は、前記出力軸が延在する方向と前記グリップハウジングが延在する方向の両方の方向に交差する方向の膨らみ方向に向かって成形される第1曲面形状を有し、前記第1曲面形状のうち最も膨らまされる膨らみ頂点は、前記筒形外周面を握る手の第三指第四指中手骨同士の間の骨間範囲のに対して接触するように設定される、という構成である。ちなみに、第三指は一般に中指と称される指であり、第四指は一般に薬指と称される指である。

0007

この第1の発明に係る動力工具によれば、最も膨らまされる膨らみ頂点が第三指と第四指の中手骨同士の間の骨間範囲の掌に対して接触することとなる。これによって、最も膨らまされる膨らみ頂点は、筒形外周面を握る手の掌のうち、心地良い箇所となる第三指の中手骨と第四指の中手骨との間に配置されることとなる。つまり、握られる手の筒形外周面の曲面形状から受ける圧力は中手骨に集中してしまわない分散されたものとなり、筒形外周面を握る場合の使用者の手の握り感触をより良いものにすることができる。つまり、動力工具を使用する際の快適さを向上させて、工具使用上のストレス軽減を図ることができる。

0008

本発明の第2の発明に係る動力工具は、前記第1の発明に係る動力工具において、前記骨間範囲は、前記中手骨の互いの端部同士の間の範囲を除く該中手骨の互いの中央部同士の間の範囲で設定される、という構成である。なお、中手骨の中央部は、一般的な骨と同様、中手骨の端部に対して相対的に細くなっている。つまり、第三指と第四指の中手骨同士の間の骨間範囲は、中手骨の互いの端部同士間の範囲に比して中手骨の互いの中央部同士間の範囲の方が広くなっている。

0009

この第2の発明に係る動力工具によれば、第三指と第四指の中手骨同士の間の骨間範囲は、最も広くなる中手骨の互いの中央部同士間の範囲で設定される。これによって、最も膨らまされる膨らみ頂点は、骨間範囲が最も広くなる掌に当てることができる。つまり、膨らみ頂点と中手骨(第三指および第四指)との間の距離を、より稼ぐことができる。したがって、中手骨(第三指および第四指)に対する膨らみ頂点の当たりを好ましく軽減することができ、握られる使用者の手への筒形外周面の曲面形状から受ける圧力をより分散することができ、使用者の握り感触を更により良いものにして、工具使用上のストレス軽減をより図ることができる。

0010

本発明の第3の発明に係る動力工具は、前記第1または前記第2の発明に係る動力工具において、前記曲面形状は、前記出力軸が延在する方向と前記グリップハウジングが延在する方向の両方の方向に交差する方向の凹み方向に向かって成形される第2曲面形状を有し、前記第2曲面形状は、前記筒形外周面を握る掌の小指球範囲と接触するように設定される、という構成である。なお、小指球に関して言えば、手の性質上、掌の中で張り出されるように膨らんだ形をなしている。

0011

この第3の発明に係る動力工具によれば、凹み方向に向かって成形される第2曲面形状は筒形外周面を握る掌の小指球範囲と接触するので、膨らんだ形をなす小指球範囲への圧力を減らすことができる。これによって、握られる使用者の手への筒形外周面の曲面形状から受ける圧力はより分散されたものとなって、使用者の握り感触を更により良いものにして、工具使用上のストレス軽減をより図ることができる。

図面の簡単な説明

0012

手で握った状態のインパクトドライバの左側面視を示す側面図である。
手で握った状態のインパクトドライバの後面視を示す後面図である。
図1および図2のインパクトドライバの後側斜視を示す後側斜視図である。
図3のインパクトドライバの左側面視を示す側面図である。
図3のインパクトドライバの後面視を示す後面図である。
図4の(VI)-(VI)断面矢視を示す断面図である。
図4の(VII)-(VII)断面矢視を示す断面図である。
図4の(VIII)-(VIII)断面矢視を示す断面図である。
図4の(IX)-(IX)断面矢視を示す断面図である。
手の骨格掌側から模式的に示す手の骨格模式図である。
手の外観を掌側から模式的に示す手の外観模式図である。

実施例

0013

以下、本発明に係る動力工具を実施するための実施の形態について説明する。図1および図2に示すインパクトドライバ10は、従前より広く利用される電動工具であり、本発明に係る動力工具に相当する。図1および図2では、このインパクトドライバ10を手で握った状態が図示される。図1の側面図では手Hで握った状態のインパクトドライバ10の左側面視を示し、図2の後面図では手Hで握った状態のインパクトドライバ10の後面視を示す。図3の後側斜視図では、図1および図2のインパクトドライバ10の後側斜視を示す。図4の側面図では、図3のインパクトドライバ10の左側面視を示す。図5の後面図では、図3のインパクトドライバ10の後面視を示す。なお、図示符号H1は第一指である親指であり、図示符号H2は第二指である人差指である。また、図示符号H3は第三指である中指であり、図示符号H4は第四指である薬指である。図示符号H5は第五指である小指であり、図示符号H6は掌である。

0014

図1および図2に示すインパクトドライバ10は、使用者の手Hでピストルを握るかのようにグリップ部21が握られ、操作トリガ25を引き操作することにより駆動操作される。ちなみに、図1および図2に示すグリップ部21を握る手Hは、使用者の右手となっている。また、以下のインパクトドライバ10の説明にあっては、このインパクトドライバ10の通常の使用態様に鑑みて規定される図に記載の前後上下左右の方向に基づく。具体的には、加工される材(被加工材)が配置される方向がインパクトドライバ10の前側(工具前側)として規定され、この逆側がインパクトドライバ10の後側(工具後側)として規定される。また、充電式バッテリ30の装着側がインパクトドライバ10の下側(工具下側)として規定され、この逆側がインパクトドライバ10の上側(工具上側)として規定される。

0015

インパクトドライバ10は、概略、工具本体11と充電式バッテリ30とを有する。充電式バッテリ30は、このインパクトドライバ10の電源として機能する。この充電式バッテリ30は、工具本体11のバッテリ装着部28にスライドさせることにより着脱される。つまり、充電式バッテリ30は、充電量が少なくなると工具本体11から取り外されて専用の充電器により充電される。また、十分に充電された充電式バッテリ30は、工具本体11に装着される。なお、この充電式バッテリ30としては、例えば2012年4月発行マキタ総合カタログにおける『BL1430』の製品等が挙げられる。工具本体11は、概略、駆動部12とグリップ部21とを有する。駆動部12は、詳細な説明を割愛するが、外装をなすモータハウジング13を有する。モータハウジング13は、左右2つ割の分割成形品として形成される。このモータハウジング13は、後に説明するグリップハウジング40のハウジング本体41と一体に成形される。

0016

モータハウジング13の内部には、電動モータ14と、この電動モータ14の回転駆動を適宜に動力変換する駆動機構16とが装置される。電動モータ14は、本発明に係るモータに相当し、ブラシレスモータで構成される。電動モータ14は、充電式バッテリ30から供給される電力によりモータ軸(不図示)を回転駆動させる。モータ軸は、入力ギヤが取り付けられ、発生する回転駆動力を駆動機構16に伝達する。駆動機構16は、電動モータ14からの回転駆動を減速させる減速機構と、電動モータ14からの回転駆動を打撃駆動に変換する打撃機構とを有する。つまり、出力軸17は、駆動機構16により減速され、かつ打撃駆動が加えられて回転駆動することとなる。なお、出力軸17には、図示省略の先端工具把持するチャック機構18が設けられる。この出力軸17の回転軸線Xは、図示の前後方向に延びるものであり、螺旋回し対象を螺旋回しする回転軸線である。なお、この回転軸線Xは、電動モータ14のモータ軸(図示省略)の回転軸線と同一の軸線となっている。

0017

上記した駆動部12の下側には、グリップ部21が一体に設けられる。グリップ部21は、グリップハウジング40を有する。図6図9の断面図は図4におけるグリップハウジング40の各断面であり、図10および図11の模式図は、グリップハウジング40を握る手Hの骨格および外観を示す(「ネッター解剖学アトラス」2004年9月10日第1刷発行(発行者:小立鉦彦)など参照)。具体的には、図6の断面図は図4の(VI)-(VI)断面矢視を示しており、図7の断面図は図4の(VII)-(VII)断面矢視を示している。また、図8の断面図は図4の(VIII)-(VIII)断面矢視を示しており、図9の断面図は図4の(IX)-(IX)断面矢視を示している。また、図10の模式図は手Hの骨格を掌H6側から模式的に示しており、図11の模式図は手Hの外観を掌H6側から模式的に示している。グリップハウジング40の内部には、図示省略する入力装置23が装置される。

0018

入力装置23は、操作トリガ25からの操作入力により制御基板電力供給のための制御信号を送信する。操作トリガ25は、グリップ部21を手Hで握った状態で、この手Hの人差指(第二指)H2でピストルのトリガを引くように引き操作可能に設定される。入力装置23は、操作トリガ25の引き操作に応じて操作入力される。回転切替スイッチ26は、操作トリガ25の上側かつ後側に配置される。この回転切替スイッチ26は、モータハウジング13から左右方向でスライドし、左右の各位置で制御基板に電力供給のための制御信号を送信する。

0019

グリップハウジング40は、手Hで握った状態での操作がし易くなるようにピストルグリップを模すように、モータハウジング13と一体に成形されている。このため、グリップハウジング40が延びる方向は、上記した出力軸17が延在する方向に対して交差する方向に延びている。グリップハウジング40は、出力軸17が延在する方向とは略直交する方向となる図示の上下方向に延びて成形される。グリップハウジング40は、使用者の手Hにより握られる略円筒形を有して形成される。グリップハウジング40は、ハウジング本体41と外装エラストマ45とが一体に成形されることにより形成される。なお、グリップハウジング40の下部には、充電式バッテリ30を着脱可能とするバッテリ装着部28が設けられる。また、ハウジング本体41の内部には、バッテリ装着部28に装着された充電式バッテリ30から電動モータ14に電力供給するための電線配線される。

0020

グリップハウジング40は、図6図9に示すように各断面が略楕円形をなす。この筒形外周面50は、略円筒形をなすグリップハウジング40外周面として設定される。この筒形外周面50は、使用者により握られた場合の手Hに対応する曲面形状を有して形成される。グリップハウジング40は、モータハウジング13と同様、左右2つ割の分割成形品として形成される。つまり、グリップハウジング40は、左右2つ割の左側ハウジング43と右側ハウジング44とを合体させることにより形成される。なお、これら左側ハウジング43と右側ハウジング44とは、互いに左右略対称となるハウジング本体41に対して、互いに左右略対称となる外装エラストマ45が一体に成形されることにより形成される。この外装エラストマ45は、グリップ部21を手Hで握る場合の滑り止め効果や、グリップ部21の外観意匠を高める効果を有している。なお、左右方向は、出力軸17が延在する前後方向とグリップハウジング40が延在する上下方向の両方の方向に交差する方向である。

0021

グリップハウジング40の左側面51および右側面52は、左右方向に膨らまされた曲面形状にて形成される。この左側面51および右側面52は、前側面53および後側面54と比較して、大きな曲率半径に設定された曲面形状にて形成される。言い換えれば、グリップハウジング40の前側面53および後側面54は、左側面51および右側面52と比較して、小さな曲率半径に設定された曲面形状にて形成される。さらに、前側面53は、後側面54と比較して、小さな曲率半径に設定された曲面形状にて形成される。なお、前側面53は、左側面51と右側面52との両側面を前面側にて連接する面である。また、後側面54は、左側面51と右側面52との両側面を後面側にて連接する面である。

0022

ここで、左側面51および右側面52は、本発明に係る第1曲面形状に相当する。左側面51および右側面52の曲面形状は、左右方向の膨らみ方向に向かって膨らんで成形される。ここで、グリップハウジング40の上端後面には、押圧凹み部47が設けられている。この押圧凹み部47は、親指(第一指)H1と人差指(第二指)H2との間の挟込部Hdにて挟み込まれる形状に形成される。この押圧凹み部47は、グリップハウジング40の後側面54のうち最も前側に向かって凹むように形成されている。

0023

ところで、これら左側面51および右側面52とには、上記した曲面形状のうち最も膨らまされる膨らみ頂点55,56が設定される。個別的に言えば、左側面51には、左側に膨らむ曲面形状のうち、最も左側に膨らまされる膨らみ左側面頂点55が設定されている。また、右側面52には、右側に膨らむ曲面形状のうち、最も右側に膨らまされる膨らみ右側面頂点56が設定されている。これらの頂点55,56は、互いに左右対称となる位置に設定される。右側面52の右側面頂点56は、筒形外周面50を握る右手Hの掌H6に接触するように設定される。なお、筒形外周面50を握る手が左手の場合には、左手の掌に左側面51の左側面頂点55が接触することとなる。

0024

ここで、右側面52の右側面頂点56は、筒形外周面50を握る手Hの掌H6のうち、図10に示す中指(第三指)H3の中手骨H7と薬指(第四指)H4の中手骨H8との間の第1骨間範囲S1の掌H6に当たるものとなっている。さらに言えば、右側面52の右側面頂点56は、上記した第1骨間範囲S1のうち、略中央に位置する範囲で限定される第2骨間範囲S2の掌H6に当たるものとなっている。この第2骨間範囲S2は、中指(第三指)H3の中手骨H7と薬指(第四指)H4の中手骨H8との間のうち、中手骨H7,H8の互いの端部H7a,H8a(H7b,H8b)同士の間の範囲を除く、中手骨H7,H8の互いの中央部H7c,H8c同士の間の範囲により設定される。

0025

なお、左側面51の左側面頂点55にあっても、右側面52の右側面頂点56と左右対称となる左側面51の位置に設定される。ここで、中指(第三指)H3の中手骨H7と薬指(第四指)H4の中手骨H8との間の第1骨間範囲S1では、これら中手骨H7,H8の互いの端部H7a,H8a(H7b,H8b)同士間の範囲に比して中手骨H7,H8の互いの中央部H7c,H8c同士間の第2骨間範囲S2の方が互いの中手骨H7,H8の間の隔たりが広くなっている。ちなみに、本発明がなされる前の右側面52の右側面頂点56は、中指(第三指)H3の中手骨H7に当たるものとなっていた。

0026

また、上記した筒形外周面50の下部には、小指球当接部位60が設定される。この小指球当接部位60は、筒形外周面50を握る掌H6の小指球範囲H9と触するように設定される。この小指球当接部位60は、筒形外周面50の下部のうち、左側面51と後側面54と右側面52とに亘って形成される。具体的には、小指球当接部位60は、筒形外周面50の下部全周のうち後側の略半周の範囲に亘って設定される。つまり、小指球当接部位60は、左側面51の下部に設定される左側当接部位61と、右側面52の下部に設定される右側当接部位62と、後側面54の下部に設定される後側当接部位63とを有する。後側当接部位63は、左側当接部位61と右側当接部位62とを連接するように設定される。

0027

左側当接部位61および右側当接部位62は、左側および右側に膨らむ左側面51および右側面52の曲面形状のうち、この膨らみ量が抑えられるようにして左右方向の凹み方向に向かって成形される。これら左側当接部位61および右側当接部位62は、本発明に係る第2曲面形状に相当する。また、後側当接部位63にあっても、左側当接部位61と右側当接部位62とを連接するにあたって、膨らみ量が抑えられるようにして前方向の凹み方向に向かって成形される。このように設定される右側当接部位62および後側当接部位63は、筒形外周面50を握る右手Hの掌H6の小指球範囲H9と触するように設定されることとなる。

0028

なお、グリップハウジング40の前後幅および左右幅の寸法については、下記の[表1]に示すような相対的な関係が成立している。この[表1]によれば、前後幅に関しては「U4<U1<U2<U3」に設定されている。また、左右幅に関しては「V4<V3<V2」に設定されている。

0029

0030

上記したインパクトドライバ10によれば、次の作用効果を奏することができる。すなわち、上記したインパクトドライバ10によれば、最も膨らまされる膨らみ右側面頂点56が第三指H3の中手骨H7と第四指H4の中手骨H8同士の間の第1骨間範囲S1の掌H6に対して接触することとなる。これによって、最も膨らまされる膨らみ右側面頂点56は、筒形外周面50を握る手Hの掌H6のうち、心地良い箇所となる第三指H3の中手骨H7と第四指H4の中手骨H8との間に配置されることとなる。つまり、握られる手の筒形外周面50の曲面形状から受ける圧力は中手骨H7,H8に集中してしまわない分散されたものとなり、筒形外周面50を握る場合の使用者の手の握り感触をより良いものにすることができる。つまり、インパクトドライバ10を使用する際の快適さを向上させて、工具使用上のストレス軽減を図ることができる。

0031

また、上記したインパクトドライバ10によれば、中指(第三指)H3の中手骨H7と薬指(第四指)H4の中手骨H8との間の第1骨間範囲S1は、互い最も広くなる中手骨H7,H8の互いの中央部H7c,H8c同士間の第2骨間範囲S2で設定される。これによって、最も膨らまされる膨らみ右側面頂点56は、第1骨間範囲S1が最も広くなる第2骨間範囲S2の掌H6に当てることができる。つまり、膨らみ右側面頂点56と中手骨H7,H8との間の距離をより稼ぐことができる。したがって、膨らみ右側面頂点56の中手骨H7,H8に対する当たりをより軽減することができ、握られる使用者の手への筒形外周面の曲面形状から受ける圧力をより分散することができ、使用者の握り感触を更により良いものにして、工具使用上のストレス軽減をより図ることができる。

0032

なお、中手骨H7,H8の中央部H7c,H8cは、一般的な骨と同様、中手骨H7,H8の端部H7a,H8a(H7b,H8b)に対して相対的に細くなっている。つまり、中指(第三指)H3と薬指(第四指)H4の中手骨H7,H8同士の間の第1骨間範囲S1は、中手骨H7,H8の互いの端部H7a,H8a(H7b,H8b)同士間の骨間範囲に比して中手骨H7,H8の互いの中央部H7c,H8c同士間の第2骨間範囲S2の方が広くなっている。

0033

また、上記したインパクトドライバ10によれば、凹み方向に向かって成形される右側当接部位62は筒形外周面50を握る掌H6の小指球範囲H9と接触するので、膨らんだ形をなす小指球範囲H9への圧力を減らすことができる。これによって、握られる使用者の手Hへの筒形外周面50の曲面形状から受ける圧力はより分散されたものとなって、使用者の握り感触を更により良いものにして、工具使用上のストレス軽減をより図ることができる。なお、小指球に関して言えば、手の性質上、掌H6の中で張り出されるように膨らんだ形をなしている。

0034

なお、本発明に係る動力工具にあっては、上記した実施の形態のインパクトドライバ10の構成に限定されるものではなく、ピストル形のグリップ部21を有する適宜の電動工具にて構成することができる。また、外装エラストマ45などの形状に関しては、適宜の形状を選択することができる。

0035

10インパクトドライバ(動力工具、電動工具)
11工具本体
12 駆動部
13モータハウジング
14電動モータ
16駆動機構
17出力軸
18チャック機構
21グリップ部
23入力装置
25操作トリガ
26回転切替スイッチ
28バッテリ装着部
30充電式バッテリ
40グリップハウジング
41ハウジング本体
43 左側ハウジング
44右側ハウジング
45外装エラストマ
47押圧凹み部
50筒形外周面
51 左側面
52 右側面
53 前側面
54 後側面
55 左側面頂点
56 右側面頂点
60小指球当接部位
61 左側当接部位
62 右側当接部位
63 後側当接部位
H使用者の(右)手
H1第一指(親指)
H2第二指(人差指)
H3第三指(中指)
H4第四指(薬指)
H5第五指(小指)
H6掌
H7 第三指(中指)の中手骨
H8 第四指(薬指)の中手骨
H7a,H7b,H8a,H8b 端部
H7c,H8c 中央部
H9 小指球範囲
Hd 挟込部
S1 第1骨間範囲
S2 第2骨間範囲
X 回転軸線

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