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技術 複眼撮像装置および複眼撮像制御プログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 井上智暁
出願日 2015年1月21日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-009068
公開日 2016年7月25日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2016-134817
状態 特許登録済
技術分野 カメラ一般 カメラの表示・駒の計数 スタジオ装置
主要キーワード ズームアップ画像 デジタルズーム画像 長焦点レンズ 実焦点 ズーム効果 観察用画像 mm判 中間画角
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

複眼撮像装置において、焦点距離が異なる複数の光学系により得られる焦点距離(画角)の可変範囲において撮像に使用する範囲の選択を可能とし、画像データ容量を低減する。

解決手段

複眼撮像装置1は、互いに焦点距離が異なる複数の結像光学系101a〜101dにより形成された複数の光学像をそれぞれ撮像する複数の撮像領域102a〜102dを含む撮像手段と、複数の結像光学系を用いて得られる焦点距離または画角の可変範囲を示す指標を表示する表示手段114,200と、可変範囲のうち撮像に使用する焦点距離または画角の使用範囲使用者に選択させる選択手段108とを有する。また、複数の結像光学系のうち、上記使用範囲に対応する焦点距離または画角を有する少なくとも1つの結像光学系に対応する撮像領域で撮像を行わせる制御手段106,111を有する。

概要

背景

上記のような複眼撮像装置として、特許文献1には、短焦点距離レンズ長焦点距離のレンズを備え、これらのレンズを通して被写体の同じ部分を含むように撮像する複眼撮像装置が開示されている。この複眼撮像装置では、短焦点レンズにより形成された被写体像を撮像して得られたワイド画像の一部に、長焦点レンズにより形成された被写体像を撮像して得られたズームアップ画像を嵌め込む。これにより、ズームアップ画像部分は高い解像度を有し、他の画像部分は解像度は低いものの広い画角を有する合成画像を得ることができる。

また、複眼撮像装置では、焦点距離(画角)が異なる複数の結像光学系を通して得られる複数のプレビュー画像(撮像前にモニタに表示される観察用画像)をどのように表示させるかが問題となる。特許文献2には、2つのズーム光学系を有し、それぞれのズーム光学系を通して得られた互いに画角が異なる画像を並列的に表示する複眼撮像装置が開示されている。この複眼撮像装置では、2つのズーム光学系で得られる焦点距離範囲を表示するズームバー上にそれぞれのズーム光学系の焦点距離(ズーム位置)を重ねて表示する。さらに特許文献3には、互いに画角が異なる複数の光学系を有し、最も画角が狭い光学系を通して得られた画像をモニタに表示するとともに、その光学系と他の光学系との撮像範囲の関係を示すガイダンスも表示する複眼撮像装置が開示されている。

概要

複眼撮像装置において、焦点距離が異なる複数の光学系により得られる焦点距離(画角)の可変範囲において撮像に使用する範囲の選択を可能とし、画像データ容量を低減する。複眼撮像装置1は、互いに焦点距離が異なる複数の結像光学系101a〜101dにより形成された複数の光学像をそれぞれ撮像する複数の撮像領域102a〜102dを含む撮像手段と、複数の結像光学系を用いて得られる焦点距離または画角の可変範囲を示す指標を表示する表示手段114,200と、可変範囲のうち撮像に使用する焦点距離または画角の使用範囲使用者に選択させる選択手段108とを有する。また、複数の結像光学系のうち、上記使用範囲に対応する焦点距離または画角を有する少なくとも1つの結像光学系に対応する撮像領域で撮像を行わせる制御手段106,111を有する。

目的

本発明は、焦点距離が異なる複数の光学系により得られる焦点距離(画角)の可変範囲において撮像に使用する範囲の選択を可能とし、これにより画像データ容量を低減することができるようにした複眼撮像装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

互いに焦点距離が異なる複数の結像光学系により形成された複数の光学像をそれぞれ撮像する複数の撮像領域を含む撮像手段と、前記複数の結像光学系を用いて得られる焦点距離または画角可変範囲を示す指標を表示する表示手段と、前記可変範囲のうち撮像に使用する焦点距離または画角の使用範囲使用者に選択させる選択手段とを有することを特徴とする複眼撮像装置

請求項2

前記選択手段は、1回の撮像に対して前記可変範囲のうち複数の前記使用範囲の選択を可能とすることを特徴とする請求項1に記載の複眼撮像装置。

請求項3

前記複数の結像光学系のうち、前記使用範囲に対応する焦点距離または画角を有する少なくとも1つの結像光学系に対応する前記撮像領域で撮像を行わせる制御手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の複眼撮像装置。

請求項4

前記制御手段は、前記複数の結像光学系のうち、前記使用範囲における焦点距離の上限よりも長い焦点距離または前記使用範囲における画角の下限よりも小さい画角を有する結像光学系に対応する前記撮像領域で撮像を行わせることを特徴とする請求項3に記載の複眼撮像装置。

請求項5

前記制御手段は、前記複数の結像光学系のうち、前記使用範囲における焦点距離の下限よりも短い焦点距離または前記使用範囲における画角の上限よりも大きい画角を有する結像光学系に対応する前記撮像領域で撮像を行わせることを特徴とする請求項3に記載の複眼撮像装置。

請求項6

前記制御手段は、前記複数の結像光学系のうち、前記使用範囲に含まれる焦点距離または画角を有する全ての結像光学系に対応する前記撮像領域で撮像を行わせることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の複眼撮像装置。

請求項7

前記複数の結像光学系のうち2つの結像光学系を用いた撮像により得られた2つの画像から、該2つの結像光学系の画角の間の中間画角に対応する画像を生成する画像生成手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の複眼撮像装置。

請求項8

互いに焦点距離が異なる複数の結像光学系により形成された複数の光学像をそれぞれ撮像する複数の撮像領域を含む撮像手段を有する複眼撮像装置のコンピュータに処理を行わせるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、前記複数の結像光学系を用いて得られる焦点距離または画角の可変範囲を示す指標を表示させる処理と、前記可変範囲のうち撮像に使用する焦点距離または画角の使用範囲を使用者に選択させる処理とを行わせることを特徴とする複眼撮像制御プログラム

技術分野

0001

本発明は、互いに焦点距離画角)が異なる複数の結像光学系を有する複眼撮像装置に関する。

背景技術

0002

上記のような複眼撮像装置として、特許文献1には、短焦点距離レンズ長焦点距離のレンズを備え、これらのレンズを通して被写体の同じ部分を含むように撮像する複眼撮像装置が開示されている。この複眼撮像装置では、短焦点レンズにより形成された被写体像を撮像して得られたワイド画像の一部に、長焦点レンズにより形成された被写体像を撮像して得られたズームアップ画像を嵌め込む。これにより、ズームアップ画像部分は高い解像度を有し、他の画像部分は解像度は低いものの広い画角を有する合成画像を得ることができる。

0003

また、複眼撮像装置では、焦点距離(画角)が異なる複数の結像光学系を通して得られる複数のプレビュー画像(撮像前にモニタに表示される観察用画像)をどのように表示させるかが問題となる。特許文献2には、2つのズーム光学系を有し、それぞれのズーム光学系を通して得られた互いに画角が異なる画像を並列的に表示する複眼撮像装置が開示されている。この複眼撮像装置では、2つのズーム光学系で得られる焦点距離範囲を表示するズームバー上にそれぞれのズーム光学系の焦点距離(ズーム位置)を重ねて表示する。さらに特許文献3には、互いに画角が異なる複数の光学系を有し、最も画角が狭い光学系を通して得られた画像をモニタに表示するとともに、その光学系と他の光学系との撮像範囲の関係を示すガイダンスも表示する複眼撮像装置が開示されている。

先行技術

0004

特開2005−303694号公報
特開2008−35348号公報
特開2011−45039号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記のような複眼撮像装置において焦点距離が異なる光学系の数を増加させた場合に、常に1回の撮像にて全ての光学系を通した撮像を行うと、1回の撮像で生成される画像データ量が増大し、複眼撮像装置に必要となる画像データの記録容量がきわめて多くなる。また、使用者も、常に全ての光学系を通した撮像を望むとは限らない。特許文献1〜3にて開示された複眼撮像装置では、撮像によって生成される画像データ量の低減を図ることについては考慮されていない。

0006

本発明は、焦点距離が異なる複数の光学系により得られる焦点距離(画角)の可変範囲において撮像に使用する範囲の選択を可能とし、これにより画像データ容量を低減することができるようにした複眼撮像装置を提供する。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一側面としての複眼撮像装置は、互いに焦点距離が異なる複数の結像光学系により形成された複数の光学像をそれぞれ撮像する複数の撮像領域を含む撮像手段と、複数の結像光学系を用いて得られる焦点距離または画角の可変範囲を示す指標を表示する表示手段と、可変範囲のうち撮像に使用する焦点距離または画角の使用範囲を使用者に選択させる選択手段とを有することを特徴とする。

0008

また、本発明の他の一側面としての複眼撮像プログラムは、互いに焦点距離が異なる複数の結像光学系により形成された複数の光学像をそれぞれ撮像する複数の撮像領域を含む撮像手段を有する複眼撮像装置のコンピュータに処理を行わせるコンピュータプログラムである。該プログラムは、コンピュータに、複数の結像光学系を用いて得られる焦点距離または画角の可変範囲を示す指標を表示させる処理と、可変範囲のうち撮像に使用する焦点距離または画角の使用範囲を使用者に選択させる処理とを行わせることを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、焦点距離が異なる複数の結像光学系により得られる焦点距離または画角の可変範囲において使用者が撮像に使用する使用範囲の選択が可能となる。このため、常に全ての結像光学系および全ての撮像素子を用いた撮像を行う場合に比べて、撮像により生成される画像データ量を低減することができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の実施例1である複眼撮像装置の構成を示すブロック図。
実施例1の複眼撮像装置の背面図。
実施例1の複眼撮像装置の正面図。
実施例1の複眼撮像装置による撮像によって得られる画像を示す図。
実施例1の複眼撮像装置の撮像動作を示すフローチャート
本発明の実施例2である複眼撮像装置の背面図。
本発明の実施例3である複眼撮像装置の背面図。

0011

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。

0012

本発明の実施例1の複眼撮像装置(以下、複眼カメラという)は、焦点距離(画角)が離散的に異なる複数の単焦点結像光学系を用いて連続的なズーム効果を実現する。具体的には、複数の結像光学系のそれぞれを通した撮像により得られた複数の撮像画像間中間画角の画像を、その中間画角に近い画角の撮像画像の一部をトリミングして拡大するデジタルズーム処理により補間することで、擬似的な連続ズーム効果を得る。単焦点結像光学系のみを用いて連続ズーム効果を得ることができるので、ズーム駆動機構を必要せず、薄型の複眼カメラを構成することができる。

0013

また、本実施例の複眼カメラでは、デジタルズーム処理により得られた中間画角の画像の一部に、その中間画角よりも狭い画角(長い焦点距離)の結像光学系を通して得られた撮像画像を嵌め込む異画角画像合成処理も行う。これにより、嵌め込んだ画像部分の解像度が高く、他の画像部分の解像度は低いものの広い画角を有する中間画角画像を得ることができる。

0014

異画角画像合成処理を行うために異なる画角の撮像画像を複数取得しておくことで、撮像後に所望の中間画角画像をデジタルズーム処理のみで生成する場合よりも高画質に生成することができる。ただし、常に複眼カメラが備えている複数の結像光学系の全てを用いて複数の撮像画像を生成するのでは、画像データ量が増大し、複眼カメラに求められる画像データの記録容量が多くなる。

0015

そこで、本実施例の複眼カメラでは、画像データ量を低減するため、複数の結像光学系を用いて得られる焦点距離または画角の可変範囲を示す指標を表示部に表示し、該可変範囲のうち撮像に使用する焦点距離または画角の使用範囲を使用者に選択させる。そして、複数の結像光学系のうち選択された使用範囲に対応する焦点距離または画角を有する少なくとも1つの結像光学系を通した撮像を行わせる。以下、本実施例の複眼カメラの具体的な構成と処理について説明する。

0016

図1には、本実施例の複眼カメラ1の内部構成を示している。また、図2には複眼カメラ1の背面を、図3は複眼カメラの正面をそれぞれ示している。

0017

複眼カメラ1は、撮像ユニット100と、A/D変換器103と、画像処理部104と、中間画角画像生成部(画像生成手段)105と、システムコントローラ106と、情報入力部107とを有する。また、複眼カメラ1は、ズーム範囲選択部(選択手段)108と、AFゲート109と、AF信号処理部110と、光学系選択部111と、撮像制御部112と、画像記録媒体113と、表示制御部114と、表示部200とを有する。システムコントローラ106および光学系選択部111により制御手段が構成される。また、表示制御部114および表示部200により表示手段が構成される。

0018

複眼カメラ1は、複数の結像光学系(レンズ)を一体に有するレンズ一体型撮像装置であってもよいし、複数の結像光学系を有するレンズユニットが取り外し可能に装着されるレンズ交換型撮像装置であってもよい。本実施例では、レンズ一体型撮像装置について説明する。

0019

図1および図3に示すように、撮像ユニット100は、互いに焦点距離(画角)が異なる4つの結像光学系101a,101b,101c,101dを有する。結像光学系101aは、4つの結像光学系101a〜101dのうち最も短い焦点距離を有する広角結像光学系である。結像光学系101bは結像光学系101aに比べて長い焦点距離を有するワイドドル結像光学系であり、結像光学系101cは結像光学系101bよりもさらに長い焦点距離を有するテレミドル結像光学系である。結像光学系101dは、結像光学系101cよりもさらに長い(4つの結像光学系101a〜101dのうち最も長い)焦点距離を有するテレ結像光学系である。

0020

また、撮像ユニット100は、4つの結像光学系101a,101b,101c,101dにより形成される4つの光学像(被写体像)のそれぞれを撮像する4つの撮像素子(撮像領域)102a,102b,102c,102dを有する。4つの撮像素子102a〜102dにより撮像手段が構成される。各撮像素子は、CCDセンサCMOSセンサ等の光電変換素子により構成され、被写体像を光電変換して電気信号アナログ撮像信号)を出力する。なお、本実施例では、複数の結像光学系のそれぞれに対して撮像素子を設ける場合について説明するが、複数の結像光学系に対応する複数の撮像領域を有する1つの撮像素子を用いてもよい。

0021

図4には、4つの結像光学系101a〜101dを通した撮像により得られる画像の例を示している。ワイド結像光学系101aに対応する画像1010aが最も広い被写体空間(画角)を含む画像である。ワイドミドル結像光学系101b、テレミドル結像光学系101cおよびテレ結像光学系101dに対応する画像1010b,1010c,1010dはこの順で画像1010aに比べて狭い被写体空間を含む画像である。

0022

図1において、A/D変換器103は、撮像素子102a〜102dから出力されたアナログ撮像信号をデジタル撮像信号に変換し、該デジタル撮像信号を画像処理部104およびAFゲート109に供給する。

0023

画像処理部104は、A/D変換器103からのデジタル撮像信号に対して画素補間処理色変換処理およびデジタルズーム処理等の画像処理を行って撮像画像データ(以下、単に撮像画像ともいう)を生成する。撮像画像には、画像記録媒体113に記録するための記録用画像だけでなく、記録用画像を取得するための撮像に先立って生成されるプレビュー画像も含まれる。

0024

画像処理部104にて生成された撮像画像は、システムコントローラ106、画像記録媒体113および表示部200に送られる。

0025

画像処理部104内に設けられた中間画角画像生成部105は、互いに異なる画角の2つの撮像画像を用いて、それらの画角の中間の画角を有する中間画角画像をデジタルズーム処理によって生成したり、異画角画像合成処理により生成したりする。また、複数の撮像画像を用いて高解像度化された中間画角画像を生成する超解像処理を行ってもよい。

0026

AFゲート109は、A/D変換器103からのデジタル撮像信号のうち、システムコントローラ106が設定した焦点検出に用いられる領域(AF枠)内の信号のみをAF信号処理部110に供給する。

0027

AF信号処理部110は、AFゲート109から供給された撮像信号からフィルタを用いて高周波成分を抽出し、AF評価値を生成する。AF評価値は、システムコントローラ106に出力され、システムコントローラ106は該AF評価値を用いて各結像光学系焦点調節制御(AF)を行う。また、システムコントローラ106は、画像処理部104からの撮像画像のうち輝度情報を用いて測光および露出制御AE)を行う。

0028

情報入力部107は、使用者が所望の撮像条件絞り値や露出時間等)を選択して入力した情報をシステムコントローラ106に供給する。情報入力部107は、ズーム範囲選択部108を含む。ズーム範囲選択部108は、使用者に所望の焦点距離または画角の使用範囲(以下、ズーム使用範囲という)を選択させ、該ズーム使用範囲の情報をシステムコントローラ106に供給する。ズーム使用範囲は、4つの結像光学系101a〜101dにより得られる焦点距離または画角の可変範囲(ワイド端からテレ端の範囲であり、以下、ズーム可変範囲という)のうち使用者が選択した一部または全部の範囲である。

0029

光学系選択部111は、ズーム範囲選択部108から得たズーム使用範囲の情報に基づいて、4つの結像光学系101a〜101dのうち撮像に用いる少なくとも1つの結像光学系(以下、選択光学系という)を選択する。また、光学系選択部111は、4つの撮像素子102a〜102dのうち、選択光学系に対応する撮像素子も選択される。

0030

システムコントローラ106は、供給された情報やデータを用いて、光学系選択部111および撮像制御部112を制御する。

0031

撮像制御部112は、システムコントローラ106からのAF制御信号に応じて、光学系選択部111により選択された選択光学系に含まれるフォーカスレンズ(図示せず)を移動させる。さらに、撮像制御部112は、選択光学系の絞り値を設定したり、選択光学系に対応する撮像素子の露出時間を制御したりする。これにより、選択光学系およびこれに対応する撮像素子のみを用いた撮像が行われる。

0032

画像記録媒体113は、記録用の撮像画像(静止画動画)を格納する。表示部200は、液晶表示パネル等の表示デバイスにより構成される。表示制御部114は、システムコントローラ106からのズーム可変範囲の情報に基づいて、該ズーム可変範囲を示す指標としてのズームインジケータを表示部200にプレビュー画像とともに表示させる。さらに、表示制御部114は、システムコントローラ106からのズーム使用範囲の情報に基づいて、表示部200に、ズーム使用範囲をズーム可変範囲に重畳するように表示させる。その他、表示制御部114は、システムコントローラ106から供給される撮像に関する各種情報も表示部200に表示させる。

0033

図2には、表示制御部114が表示部200に表示させるズームインジケータ10を示している。ズームインジケータ10は、全ての結像光学系101a,101b,101c,101dの焦点距離11a,11b,11c,11dとそれらの間でのデジタルズーム処理により得られる焦点距離相当値とを含むズーム可変範囲の全範囲を示している。ここでは、焦点距離11a,11b,11c,11dとしてそれぞれ、35mm判換算値の24mm,35mm,50mmおよび85mmを例として示している。

0034

表示制御部114は、このズームインジケータ10に重畳させて、使用者が選択したズーム使用範囲12を表示させる。このように、使用者に撮像に使用する所望のズーム使用範囲12を選択させ、これをズーム可変範囲(ズームインジケータ10)とともに表示させることで、使用者に撮像後に画角を変更できる範囲を容易に確認させることができる。そして、このズーム使用範囲12に対応する、言い換えればズーム使用範囲12の画角が得られるように光学系選択部111により選択光学系が選択され、該選択光学系に対応する撮像素子のみで撮像が行われる。これにより、常に1回の撮像において4つの結像光学系101a〜101dと4つの撮像素子102a〜102bの全てを用いて撮像を行う場合に比べて、1回の撮像により生成される画像データ量(つまりは画像データの記録容量)を低減することができる。

0035

表示制御部114は、さらに表示部200に、ズーム使用範囲12で撮像画像を取得した場合に必要となる画像データの記録容量13を表示させる。これにより、使用者に選択したズーム使用範囲12での撮像で必要となる画像データ量を明確に認識させることができる。使用者は、画像記録媒体113の残り記録容量を考慮してズーム使用範囲を調整することで、その後に行う撮像に対して画像記録媒体113の残り記録容量が不足する状況を回避することができる。

0036

図2において、複眼カメラ1の背面における表示部200の側方には、ズーム範囲選択部108を構成する操作部材としてのメニューボタン31、セットボタン32および移動ボタン33が設けられている。メニューボタン31は、記録画像サイズの選択、日付時刻の設定、ズームインジケータ10の表示のオンオフ等の様々なメニューの選択と設定を開始するために使用者により操作される。セットボタン32は、各メニューにおける選択(例えば、ズーム使用範囲の選択)を確定するために使用者により操作される。移動ボタン33は、各メニューでの選択(例えば、ズーム使用範囲の拡大/縮小)を行う際に使用者により操作される。

0037

また、レリーズボタン34は、AFや撮像を行わせるために使用者により操作される。

0038

次に、図5のフローチャートを用いて、システムコントローラ106および光学系選択部111が行う撮像処理について説明する。システムコントローラ106および光学系選択部111は、CPUやMPU等を含むコンピュータとして構成され、コンピュータプログラムである複眼撮像制御プログラムに従って本処理を実行する。

0039

使用者が複眼カメラ1の電源を入れると、システムコントローラ106は、ステップ(図ではSと略記する)100において表示制御部114を通じて表示部200にズームインジケータ10を表示させる。

0040

次に、使用者がズーム範囲選択部108のメニューボタン31、セットボタン32および移動ボタン33を操作して所望のズーム使用範囲を選択する。これに応じて、システムコントローラ106は、ステップ101において、表示制御部114を通じて表示部200のズームインジケータ10上にズーム使用範囲12を表示する。なお、後述する実施例3のようにズームインジケータ10上においてズーム使用範囲を複数同時に(つまりは1回の撮像に対して複数のズーム使用範囲を)選択することも可能である。

0041

次に、システムコントローラ106は、ステップ102において、ステップ101で選択されたズーム使用範囲を確認し、光学系選択部111にズーム使用範囲に対応する結像光学系を選択させる。また、システムコントローラ106は、選択された結像光学系(選択光学系)に対応する撮像素子による撮像も開始させる。

0042

例えば、図2の例では、ズーム使用範囲12がほぼ30mm〜40mmの焦点距離範囲として選択されている。光学系選択部111は、以下のルールで4つの結像光学系101a〜101dのうちズーム使用範囲12に対応する少なくとも1つの結像光学系を選択する。光学系選択部111は、ズーム使用範囲12の焦点距離の上限(図2の例ではほぼ40mm)よりも長い焦点距離を有する結像光学系(焦点距離50mmの結像光学系101c)を選択する。また、光学系選択部111は、ズーム使用範囲12の焦点距離の下限(図2の例ではほぼ30mm)よりも短い焦点距離を有する結像光学系(焦点距離24mmの結像光学系101a)を選択する。さらに、光学系選択部111は、ズーム使用範囲12に含まれる焦点距離を有する全ての結像光学系(図2の例では焦点距離35mmの結像光学系101bのみ)を選択する。

0043

すなわち、図2に示したズーム使用範囲12に対しては、焦点距離が24mm、35mm、50mmの結像光学系101a,101b,101cが選択される。そして、1回の撮像において、これら選択光学系101a,101b,101cに対応する撮像素子102a,102b,102cによる撮像のみが1回の撮像において行われる。

0044

ほぼ30mmと35mmの間の焦点距離範囲に対応する画角範囲の画像は、結像光学系101a,101bと撮像素子102a,102bによる撮像によって生成される2つの撮像画像を用いた中間画角画像生成部105による異画角画像合成処理により生成される。また、焦点距離35mmに対応する画角の画像は、結像光学系101bおよび撮像素子102bによる撮像によって生成される撮像画像として得られる。35mmとほぼ40mmの間の焦点距離範囲に対応する画角範囲の画像は、結像光学系101b,101cおよび撮像素子102b,102cによる撮像によって生成される2つの撮像画像を用いた中間画角画像生成部105による異画角画像合成処理により生成される。

0045

このように、図2に示した例では結像光学系101dおよび撮像素子102dによる撮像を行う必要がない。このため、1回の撮像において全ての結像光学系101a〜101dおよび全ての撮像素子102a〜102dによる撮像を行う場合に比べて画像データ量を低減することができる。この結果、画像データの記録容量を低減することができる。

0046

次に、ステップ103において、システムコントローラ106は、ステップ102で選択された選択光学系および撮像素子による撮像によって生成された画像を表示部200にプレビュー画像として表示する。例えば、選択光学系のうち最も焦点距離が短い結像光学系を通して得られる撮像画像一部にデジタルズーム処理を行って得られたデジタルズーム画像を表示部200の全画面にプレビュー画像として表示する。

0047

次に、ステップ104では、システムコントローラ106は、レリーズボタン34が半押し操作されたか否かを判定する。半押し操作された場合は、システムコントローラ106はステップ105に進んでAF、測光およびAE等の撮像準備動作を行い、その後ステップ106に進む。レリーズボタン34が半押し操作されていない場合または半押し操作が解除された場合は、システムコントローラ106は、ステップ101に戻る。

0048

ステップ106では、システムコントローラ106は、レリーズボタン34が全押し操作されたか否かを判定する。全押し操作された場合は、システムコントローラ106は、ステップ107に進み、選択光学系およびこれに対応する撮像素子による撮像を行う。そして、ステップ108に進む。レリーズボタン34が全押し操作されていない場合は、システムコントローラ106は、ステップ105に戻る。

0049

ステップ108では、システムコントローラ106は、撮像により生成された撮像画像または前述した異画角画像合成処理により生成された中間画角画像を画像記録媒体113に記録する。

0050

本実施例によれば、複数の結像光学系のうち使用者が選択したズーム使用範囲に対応する選択光学系および撮像素子のみを用いた撮像を行う。これにより、1回の撮像において常に全結像光学系および全撮像素子を用いて撮像を行う場合に比べて画像データの記録容量を低減することができる。

0051

なお、本実施例では全ての結像光学系が互いに異なる焦点距離を有する場合について説明したが、焦点距離が同じ2以上の結像光学系を含んでいてもよい。同じ焦点距離の2以上の結像光学系を有することで、さらに画像合成処理によりノイズ低減等の効果を得ることもできる。さらに、本実施例ではズームインジケータにおいて表示する各結像光学系の焦点距離を35mm判換算値としたが、結像光学系の実焦点距離をそのまま表示してもよい。

0052

次に、本発明の実施例2である複眼カメラについて説明する。本実施例の複眼カメラの内部構成は、実施例1(図1)に示した構成と同じであり、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。

0053

図6には、本実施例の複眼カメラにおいて表示制御部114が表示部200に表示させるズーム可変範囲として、4つの結像光学系101a〜101dを用いて得られる画角の可変範囲(ズーム可変範囲)を示す指標としての画角インジケータ20を示している。また、図6には、画角可変範囲内において使用者により選択された撮像に使用する画角の範囲(ズーム使用範囲:以下、画角使用範囲という)22を示している。画角インジケータ20において、21aは結像光学系101aに対応する撮像画角を示す指標としての画角枠であり、21bは結像光学系101bに対応する撮像画角を示す指標としての画角枠である。また、21cは結像光学系101cに対応する撮像画角を示す指標としての画角枠であり、21dは結像光学系101dに対応する撮像画角を示す指標としての画角枠である。

0054

使用者は、画角使用範囲22内での任意の画角に対応する画像を取得したいときに、該画角使用範囲22をズーム範囲設定部108を通じて選択する。このように、使用者に撮像に使用する所望の画角使用範囲22を選択させ、これを画角インジケータ20とともに表示させることで、使用者に撮像後に画角を変更できる範囲を容易に確認させることができる。

0055

図6に示す例では、画角使用範囲22が画角枠21cと画角枠21dの間の画角以下の画角範囲として選択されている。本実施例では、光学系選択部111は、以下のルールで4つの結像光学系101a〜101dのうち画角使用範囲22に対応する少なくとも1つの結像光学系を選択する。光学系選択部111は、画角使用範囲22の画角の下限よりも小さい画角を有する結像光学系(図6の例では該当なし)を選択する。また、光学系選択部111は、画角使用範囲22の画角の上限よりも大きい画角を有する結像光学系((図6の例では画角枠21cに対応する結像光学系101c)を選択する。さらに、光学系選択部111は、画角使用範囲22に含まれる画角を有する全ての結像光学系(図6の例では画角枠21dに対応する結像光学系101dのみ)を選択する。

0056

つまり、図6の例では、光学系選択部111により結像光学系101c,101dが選択される。このため、1回の撮像において、これら選択光学系101c,101dに対応する撮像素子102c,102dによる撮像のみが行われる。

0057

画角枠21c,21dの間の画角と画角枠21dの画角との間の画角範囲の画像は、結像光学系101c,101dと撮像素子102c,102dによる撮像にて生成される2つの撮像画像を用いた中間画角画像生成部105での異画角画像合成処理により生成される。また、画角枠21dの画角の画像は、結像光学系101dおよび撮像素子102dによる撮像により生成される撮像画像として得られる。画角枠21dよりも狭い画角範囲の画像は、結像光学系101dおよび撮像素子102dによる撮像により生成される撮像画像の一部に対してデジタルズーム処理を行った結果得られるデジタルズーム画像として生成される。

0058

このように、図6に示した例では結像光学系101a,101bおよび撮像素子102a,102bによる撮像を行う必要がない。このため、1回の撮像において全ての結像光学系101a〜101dおよび全ての撮像素子102a〜102dによる撮像を行う場合に比べて画像データ量を低減することができる。この結果、画像データの記録容量を低減することができる。

0059

表示制御部114は、実施例1と同様に、表示部200に、画角使用範囲22で撮像画像を取得した場合に必要となる画像データの記録容量23を表示させる。これにより、使用者に選択した画角使用範囲22での撮像で必要となる画像データ量を明確に認識させることができる。

0060

本実施例では、表示部200には、ズーム範囲設定部108の一部を構成するタッチパネル201が設けられている。使用者は、タッチパネル201に指で触れて指を動かすことにより所望の画角使用範囲22を選択することができる。また、本実施例でも、画角使用範囲を複数同時に(1回の撮像に対して複数)選択することも可能である。

0061

本実施例における撮像処理については、実施例1(図5)と同じであるので、説明は省略する。

0062

次に、本発明の実施例3である複眼カメラについて説明する。本実施例の複眼カメラの内部構成および背面の構成は、実施例1(図1および図2)に示した構成と同じであり、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。

0063

本実施例では、図7に示すように、1回の撮像に対して、実施例1にて説明したズームインジケータ10上において複数(ここでは2つ)のズーム使用範囲12a,12bを選択する例を示している。ズーム使用範囲12aは24mmから35mmの焦点距離範囲に設定され、ズーム使用範囲12bは85mm以上の焦点距離範囲に設定されている。

0064

本実施例では、光学系選択部111は、ズーム使用範囲12a,12bに対応する結像光学系を、ズーム使用範囲12a,12bに含まれる焦点距離を有する全ての結像光学系を選択するというルールで選択する。すなわち、光学系選択部111は、ズーム使用範囲12aに含まれる焦点距離を有する結像光学系101a,101bを選択するとともに、ズーム使用範囲12bに含まれる結像光学系101dを選択する。24mmから35mmの間の焦点距離範囲に対応する画角範囲の画像は、結像光学系101a,101bおよび撮像素子102a,102bによる撮像により生成される2つの撮像画像を用いた中間画角画像生成部105による異画角画像合成処理によって生成される。また、85mm以上の焦点距離範囲に対応する画角範囲の画像は、結像光学系101dおよび撮像素子102dによる撮像により生成された撮像画像の一部をデジタルズーム処理して得られるデジタルズーム画像として生成される。

0065

このように、図7に示した例では結像光学系101cおよび撮像素子102cによる撮像を行う必要がない。このため、1回の撮像において全結像光学系101a〜101dおよび全撮像素子102a〜102dによる撮像を行う場合に比べて画像データ量を低減することができる。この結果、画像データの記録容量を低減することができる。

0066

本実施例における撮像処理については、実施例1(図5)と同じであるので、説明は省略する。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

実施例

0067

以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。

0068

1複眼撮像装置
10ズームインジケータ
12ズーム使用範囲
20画角インジケータ
22 画角使用範囲
101a,101b,101c,101d結像光学系
102a,102b,102c,102d撮像素子
106システムコントローラ
108ズーム範囲選択部
111光学系選択部
114表示制御部
200 表示部

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