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技術 拭き取り用ニキビ予防ローション

出願人 株式会社マンダム
発明者 松元輝礁桑田郁子
出願日 2015年1月16日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2015-007148
公開日 2016年7月25日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-132626
状態 特許登録済
技術分野 医薬品製剤 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 化粧料 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード コットンシート スティッチボンド 箱状容器 潤い効果 エンボス加工処理 汚れ除去能 皮脂除去効果 物理刺激
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月25日)のものです。
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課題

大人ニキビの一要因である皮脂汚れを除去するとともに、肌の乾燥を防ぎ、べたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与することのできる拭き取り用ニキビ予防ローションの提供。

解決手段

本発明に係る拭き取り用ニキビ予防ローションは、抗炎症剤および抗菌剤を含む拭き取り用のニキビ予防ローションであって、成分A:ジエチレングリコールモノエチルエーテル、成分B:ブチレンオキシド平均付加モル数が2〜8、エチレンオキシドの平均付加モル数が5〜15、プロピレンオキシドの平均付加モル数が3〜10のポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル、成分C:トリメチルグリシンを含むことを特徴とする。

概要

背景

近年、主に20代〜40代の人の中で、ニキビに悩む人が増えてきている。このような、主に20以上の人が罹患するニキビである所謂「大人ニキビ」は、従来広く知られており、10代が主に罹患するニキビである所謂「思春期ニキビ」とは様々な点で異なり、再発しやすい、ニキビ跡やシミが残りやすいなどの問題がある。また、思春期ニキビは皮脂分泌の増大が主な原因とされているのに対し、大人ニキビは、肌のターンオーバー乱れによる角質肥厚などが主な原因といわれている(例えば、特許文献1〜3を参照)。

ニキビの予防方法としては、思春期ニキビが洗顔によって皮脂を除去することが有効な手段である一方で、大人ニキビは肌の乾燥も一要因であることから、皮脂の除去に加えて保湿することが有効な手段であると言われている。特にメイクを行う女性の大人ニキビ予防の方法としては、優しくクレンジングメイクアップ除去)を行った後に、保湿化粧料によって保湿を行う方法などが推奨されている。さらに、その後にニキビ予防成分を含むクリームゲル等を塗布することも推奨されている(例えば、特許文献2、4を参照)。また、他の形態としては、拭き取り用抗菌性清浄組成物でニキビを予防する手段も知られている(例えば、特許文献5を参照)。

しかしながら、従来から推奨されている優しくクレンジングを行うという行為では、十分にメイク汚れ皮脂汚れを除去することができず、逆に大人ニキビに悪影響を及ぼすといった懸念がある。そのため、皮膚刺激の懸念があるものの、洗浄効果の高いクレンジング剤を使用せざるを得ないのが現状であり、過度脱脂により十分な保湿効果を付与しにくいといった問題がある。そもそも肌を洗浄する行為自体が、肌の乾燥を誘発することが知られており、大人ニキビに悩む女性にとって肌を保湿して潤いを保つことは難しい。

一方、拭き取り剤型よる施術では、肌上を擦る強さによっては拭き取りに用いるシート基材と皮膚との摩擦によって肌荒れを引き起こし易くなり、逆に大人ニキビに悪影響を及ぼすといった懸念がある。また、拭き取りによるニキビ予防の方法では、肌上に潤いを残し難く、十分な保湿効果を付与できないといった問題がある。このように従来から推奨されている方法を用いたとしても大人ニキビを予防するのに十分に満足のいくものではないのが現状である。

概要

大人ニキビの一要因である皮脂汚れを除去するとともに、肌の乾燥を防ぎ、べたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与することのできる拭き取り用ニキビ予防ローションの提供。本発明に係る拭き取り用ニキビ予防ローションは、抗炎症剤および抗菌剤を含む拭き取り用のニキビ予防ローションであって、成分A:ジエチレングリコールモノエチルエーテル、成分B:ブチレンオキシド平均付加モル数が2〜8、エチレンオキシドの平均付加モル数が5〜15、プロピレンオキシドの平均付加モル数が3〜10のポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル、成分C:トリメチルグリシンを含むことを特徴とする。なし

目的

本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、大人ニキビの一要因である皮脂汚れを除去するとともに、肌の乾燥を防ぎ、べたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与することのできる拭き取り用ニキビ予防ローションを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

抗炎症剤および抗菌剤を含む拭き取り用ニキビ予防ローションであって、下記成分A〜成分Cを含有することを特徴とする拭き取り用ニキビ予防ローション。成分A:ジエチレングリコールモノエチルエーテル成分B:ブチレンオキシド平均付加モル数が2〜8、エチレンオキシドの平均付加モル数が5〜15、プロピレンオキシドの平均付加モル数が3〜10のポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル成分C:トリメチルグリシン

請求項2

前記成分Aの含有量が0.05〜2質量%であり、前記成分Bの含有量が0.5〜5質量%であり、前記成分Cの含有量が0.5〜10質量%である請求項1に記載の拭き取り用ニキビ予防ローション。

請求項3

さらに、下記成分Dを含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の拭き取り用ニキビ予防ローション。成分D:多価アルコール

請求項4

さらに、下記成分Eを含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の拭き取り用ニキビ予防ローション。成分E:脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤

技術分野

0001

本発明は、拭き取り用ニキビ予防ローションに関する。

背景技術

0002

近年、主に20代〜40代の人の中で、ニキビに悩む人が増えてきている。このような、主に20以上の人が罹患するニキビである所謂「大人ニキビ」は、従来広く知られており、10代が主に罹患するニキビである所謂「思春期ニキビ」とは様々な点で異なり、再発しやすい、ニキビ跡やシミが残りやすいなどの問題がある。また、思春期ニキビは皮脂分泌の増大が主な原因とされているのに対し、大人ニキビは、肌のターンオーバー乱れによる角質肥厚などが主な原因といわれている(例えば、特許文献1〜3を参照)。

0003

ニキビの予防方法としては、思春期ニキビが洗顔によって皮脂を除去することが有効な手段である一方で、大人ニキビは肌の乾燥も一要因であることから、皮脂の除去に加えて保湿することが有効な手段であると言われている。特にメイクを行う女性の大人ニキビ予防の方法としては、優しくクレンジングメイクアップ除去)を行った後に、保湿化粧料によって保湿を行う方法などが推奨されている。さらに、その後にニキビ予防成分を含むクリームゲル等を塗布することも推奨されている(例えば、特許文献2、4を参照)。また、他の形態としては、拭き取り用の抗菌性清浄組成物でニキビを予防する手段も知られている(例えば、特許文献5を参照)。

0004

しかしながら、従来から推奨されている優しくクレンジングを行うという行為では、十分にメイク汚れ皮脂汚れを除去することができず、逆に大人ニキビに悪影響を及ぼすといった懸念がある。そのため、皮膚刺激の懸念があるものの、洗浄効果の高いクレンジング剤を使用せざるを得ないのが現状であり、過度脱脂により十分な保湿効果を付与しにくいといった問題がある。そもそも肌を洗浄する行為自体が、肌の乾燥を誘発することが知られており、大人ニキビに悩む女性にとって肌を保湿して潤いを保つことは難しい。

0005

一方、拭き取り剤型よる施術では、肌上を擦る強さによっては拭き取りに用いるシート基材と皮膚との摩擦によって肌荒れを引き起こし易くなり、逆に大人ニキビに悪影響を及ぼすといった懸念がある。また、拭き取りによるニキビ予防の方法では、肌上に潤いを残し難く、十分な保湿効果を付与できないといった問題がある。このように従来から推奨されている方法を用いたとしても大人ニキビを予防するのに十分に満足のいくものではないのが現状である。

先行技術

0006

特開2011−011993号公報
特表2005−537306号公報
特表2008−537537号公報
特開2006−249001号公報
特表2002−541181号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、大人ニキビの一要因である皮脂汚れを除去するとともに、肌の乾燥を防ぎ、べたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与することのできる拭き取り用ニキビ予防ローションを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

即ち、本発明は、
〔1〕抗炎症剤および抗菌剤を含む拭き取り用のニキビ予防ローションであって、
下記成分A〜成分Cを含有することを特徴とする拭き取り用ニキビ予防ローション、
成分A:ジエチレングリコールモノエチルエーテル
成分B:ブチレンオキシド平均付加モル数が2〜8、エチレンオキシドの平均付加モル数が5〜15、プロピレンオキシドの平均付加モル数が3〜10のポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル
成分C:トリメチルグリシン
〔2〕前記成分Aの含有量が0.05〜2質量%であり、前記成分Bの含有量が0.5〜5質量%であり、前記成分Cの含有量が0.5〜10質量%である前記〔1〕に記載の拭き取り用ニキビ予防ローション、
〔3〕さらに、下記成分Dを含有することを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の拭き取り用ニキビ予防ローション、
成分D:多価アルコール
〔4〕さらに、下記成分Eを含有することを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載の拭き取り用ニキビ予防ローション
成分E:脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤
に関する。

発明の効果

0009

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、大人ニキビの一要因である皮脂汚れを刺激なく除去することができるとともに、べたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与し、大人ニキビの一要因である肌の乾燥や肌荒れを防ぐという効果を奏する。

0010

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、抗炎症剤および抗菌剤を含み、かつ、下記成分A〜成分Cを含むことを特徴とする。
成分A:ジエチレングリコールモノエチルエーテル
成分B:ブチレンオキシドの平均付加モル数が2〜8、エチレンオキシドの平均付加モル数が5〜15、プロピレンオキシドの平均付加モル数が3〜10のポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル
成分C:トリメチルグリシン

0011

拭き取り用ニキビ予防ローションに含まれる抗炎症剤としては、例えば、グリチルリチン酸グリチルリチン酸ジカリウムグリチルリチン酸モノアンモニウム等のグリチルリチン酸およびその誘導体グリチルレチン酸グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチン酸グリセリル等のグリチルレチン酸およびその誘導体;チアミンチアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン酢酸リボフラビン、ニコチン酸ニコチン酸アミドパントテン酸ピリドキシン塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキサールピリドキサミンビオチン葉酸シアノコバラミン等のビタミンB複合体およびその誘導体;アラントインイクタモールイプシロンアミノカプロン酸インドメタシンアズレングアイアズレンクロルフェニラミンクロルフェニラミンマレイン酸塩塩化リゾチーム塩酸ジフェンヒドラミンヒノキチオールトラネキサム酸ヒドロコルチゾン、γ−オリザノール酢酸トコフェロール甘草エキスエイジツエキスカマズレンシコンエキスなどが挙げられる。これら抗炎症剤は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。

0012

上記した抗炎症剤の中でも、抗炎症作用によるニキビ予防の観点から、グリチルリチン酸およびその誘導体を用いることが好ましく、中でも、グリチルリチン酸ジカリウムを用いることがより好ましい。

0013

抗炎症剤の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、抗炎症作用によるニキビ予防の観点から、ローション剤型中、0.01質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましい。また、製剤安定性の観点から、5質量%以下であることが好ましく、2質量%以下であることがより好ましく、1質量%以下であることが更に好ましい。

0014

拭き取り用ニキビ予防ローションに含まれる殺菌剤としては、例えば、イソプロピルメチルフェノールグルコン酸クロルヘキシジントリクロサントリクロロカルバニリドハロカルバン、フェノキシエタノールサリチル酸サリチル酸ナトリウムサリチル酸メチルサリチル酸グリコールアセチルサリチル酸等のフェノール誘導体塩化ベンザルコニウム塩化ベンゼトニウム塩化セチルトリメチルアンモニウム塩化セチルピリジニウム等の4級アンモニウム塩感光素101号、感光素201号、感光素401号等の感光素;ソルビン酸ソルビン酸カリウム塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、茶エキス、ヒノキチオールなどが挙げられる。これら成分Bは、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。

0015

上記した殺菌剤の中でも、殺菌作用によるニキビ予防の観点から、フェノール誘導体を用いることが好ましく、中でも、イソプロピルメチルフェノールを用いることがより好ましい。

0016

殺菌剤の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、殺菌作用によるニキビ予防の観点から、ローション剤型中、0.01質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましい。また、刺激の観点から、2質量%以下であることが好ましく、1質量%以下であることがより好ましく、0.5質量%以下であることが更に好ましい。

0017

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションには、成分A:ジエチレングリコールモノエチルエーテルが用いられる。該成分を用いることにより、大人ニキビの一要因である皮脂の溶解性を高めて除去を容易に行うことが可能となる。

0018

上記成分Aは、市販品を用いることができる。具体的には、シーホゾール DG−S(商品名,日本触媒社製)などが挙げられる。

0019

成分Aの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、皮脂溶解性を高める観点から、ローション剤型中、0.05質量%以上であることが好ましく、0.1質量%以上であることがより好ましい。また、刺激の観点から、2質量%以下であることが好ましく、1質量%以下であることがより好ましい。

0020

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションには、成分B:ブチレンオキシドの平均付加モル数が2〜8、エチレンオキシドの平均付加モル数が5〜15、プロピレンオキシドの平均付加モル数が3〜10のポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテルが用いられる。該成分を用いることにより、過度の脱脂による肌荒れを抑えて、クレンジング後の肌に優れた潤いを付与することが可能となる。

0021

具体的な成分Bとしては、例えば、PEG/PPGポリブチレングリコール−8/5/3グリセリンポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(5)ポリオキシブチレン(3)グリセリルエーテル、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)と称される化合物などが挙げられる。なお、前記数値は、オキシアルキレンアルキレンオキシド)の平均付加モル数を表す。

0022

上記成分Bは、市販品を用いることができる。具体的には、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)の市販品としては、例えば、ウィルブライドS−753(商品名,日油社製)などが挙げられる。

0023

成分Bの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、肌に優れた潤いを付与する観点から、ローション剤型中、0.5質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。また、べたつきの観点から、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。

0024

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションには、成分C:トリメチルグリシンが用いられる。該成分を上記した成分Bとともに用いることにより、べたつきのない持続性のある豊かな潤いをクレンジング後の肌に付与することが可能となる。なお、本発明のトリメチルグリシンとは、グリシンベタイン又は単にベタインと称される成分である。

0025

上記成分Cは、市販品を用いることができる。具体的には、アミノコート(商品名,旭化成ケミカルズ社製)などが挙げられる。また、本発明においては、トリメチルグリシンを含む混合原料を用いても良く、その市販品としては、例えば、プロデュウ400(商品名,味の素社製)などが挙げられる。

0026

成分Cの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、べたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与する観点から、ローション剤型中、0.5質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。また、使用感の悪化を抑える観点から、10質量%以下であることが好ましく、8質量%以下であることがより好ましい。

0027

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションでは、上記した成分Bと成分Cとを併用することにより、クレンジング後の肌にべたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与することで肌荒れを抑え、肌質を整えることでニキビの発生を予防することが可能となる。

0028

また、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションには、潤いを更に高める観点から、成分Dとして多価アルコールを含有させることもできる。具体的な多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコールプロピレングリコールジプロピレングリコールポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリンジグリセリントリグリセリングルコースマルトースマルチトールスクロースマンニトールソルビトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールなどが挙げられる。これら成分Dは、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。

0029

成分Dの含有量は、潤いを付与できる量であれば特に限定されないが、ローション剤型中、0.1質量%以上10質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上5質量%以下であることがより好ましい。

0030

さらに、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションには、皮脂除去効果を高める観点から、成分Eとして脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤を含有させることもできる。該成分を配合させることにより、皮脂除去効果に加えてメイク汚れの除去効果(メイクアップ除去)も期待できる。本発明における脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤とは、脂肪酸エステルである非イオン性界面活性剤である。

0031

具体的な成分Eとしては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルグリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。中でも、皮脂汚れやメイク汚れの除去能を向上させる観点から、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル(ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル)を用いることが好ましい。これら成分Eは、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。

0032

上記ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルにおけるエチレンオキシドの平均付加モル数は、特に限定されないが、汚れ除去能および製剤安定性の観点から、2〜50であることが好ましく、5〜25であることがより好ましい。また、上記ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸としては、特に限定されないが、オレイン酸ミリスチン酸ラウリン酸パルミチン酸ステアリン酸イソステアリン酸カプリル酸カプリン酸ヤシ油脂肪酸パーム核油脂肪酸などが挙げられる。

0033

本発明において、ニキビ予防効果をより一層向上するためには、拭き取り用ニキビ予防ローションは低刺激性であることが好ましい。拭き取り用ニキビ予防ローションの刺激性を低減する観点では、成分Eの配合量をできるだけ少なくすることが好ましい。成分Eの配合量を低減させながら、なおかつ、十分な汚れ除去効果を発揮させるには、成分Eとして、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル(ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル)の中でも、ポリオキシエチレン直鎖脂肪酸グリセリルおよびポリオキシエチレン分岐鎖脂肪酸グリセリルを併用することが好ましい。即ち、成分Eは、必須の成分として、ポリオキシエチレン直鎖脂肪酸グリセリル及びポリオキシエチレン分岐鎖脂肪酸グリセリルを含むことが好ましい。なお、本明細書においては、上記「ポリオキシエチレン直鎖脂肪酸グリセリル」を「成分e1」;上記「ポリオキシエチレン分岐鎖脂肪酸グリセリル」を「成分e2」と称する場合がある。成分e1および成分e2は、それぞれ、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。

0034

上記成分e1であるポリオキシエチレン直鎖脂肪酸グリセリルは、構成する脂肪酸が、直鎖脂肪酸であるポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルである。上記直鎖脂肪酸としては、ラウリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、カプリル酸(オクタン酸)、カプリン酸(デカン酸)、ヤシ油脂肪酸などが挙げられる。成分e1としては、汚れ除去効果を向上させる観点から、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノミリスチン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル等のポリオキシエチレンモノ直鎖脂肪酸グリセリルが好ましく、特に、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルが好ましい。

0035

上記成分e2であるポリオキシエチレン分岐鎖脂肪酸グリセリルは、構成する脂肪酸が、分岐鎖脂肪酸であるポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルである。上記分岐鎖脂肪酸としては、イソステアリン酸などが挙げられる。なお、成分e2は、モノエステルジエステルトリエステルなどのいずれであってもよい。成分e2としては、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルなどが挙げられる。

0036

上記成分Eは、市販品を用いることができる。具体的には、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリルの市販品としては、例えば、ソフチゲン767(商品名,サソール社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:6)、GYSEROX767(商品名,クロージャパン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:6)、ハイバーオイルCC−6(商品名,交洋ファインケミカル社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:6);CETIOLHE810(商品名,BASFジャパン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:7);L.A.S.(商品名,ガデフォッセ社製エチレンオキシドの平均付加モル数:8)、MファインオイルMCG−8M(商品名,ミヨシ油脂社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:8)、ユニグリMC−208(商品名,日油社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:8)などが挙げられる。

0037

ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルの市販品としては、例えば、MファインオイルCOG−7M(商品名,ミヨシ油脂社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:7)、NIKKOL TMGCO−7(商品名,日光ケミカルズ社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:7)、ハイバーオイルHE(商品名,交洋ファインケミカル社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:7)、ユニグリMK−207(商品名,日油社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:7)、GYSEROX HE(商品名,クローダジャパン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:7)などが挙げられる。

0038

モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルの市販品としては、例えば、EMALEX GWIS−115、EMALEX GWIS−115EX(商品名,何れも日本エマルジョン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:15);EMALEX GWIS−120、EMALEX GWIS−120EX(商品名,何れも日本エマルジョン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:20);EMALEX GWIS−125(商品名,日本エマルジョン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:25)などが挙げられる。

0039

ジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルの市販品としては、例えば、EMALEX GWIS−220EX(商品名,日本エマルジョン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:20)などが挙げられる。

0040

トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルの市販品としては、例えば、EMALEX GWIS−320、EMALEX GWIS−320EX(商品名,何れも日本エマルジョン社製,エチレンオキシドの平均付加モル数:20)などが挙げられる。

0041

なお、成分e1と成分e2とを併用することにより、低刺激性と汚れ除去効果とをより一層高いレベル両立できる原因は明確ではないが、成分e1と成分e2とが異なる汚れ除去特性を有するためと推定している。成分e1は汚れを比較的短時間で溶解する力が高いが刺激が強い特性があり、これに対して成分e2は刺激が比較的低く汚れをゆっくりと溶解する特性があると推定される。異なる汚れ除去特性により、比較的少量であっても、優れた汚れ除去効果を発揮できると推定される。但し、本発明は、これらの推定によって限定されるものではない。

0042

成分Eの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、汚れ除去効果を高める観点から、ローション剤型中、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、刺激を抑えてニキビ予防効果を高める観点から、15質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。

0043

また、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションには、製剤安定性を高める観点、並びに防腐効果を発揮させる観点から、成分FとしてN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩を含有させることが好ましい。成分FであるN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩とは、L−アルギニンとヤシ油脂肪酸との縮合物エステル化し、DL−ピロリドンカルボン酸塩としたものである。

0044

上記成分Fは、市販品を用いることができる。具体的には、CAE(商品名,味の素社製)などが挙げられる。

0045

成分Fの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、製剤安定性を高める観点、並びに防腐力を付与する観点から、ローション剤型中、0.05質量%以上であることが好ましく、0.1質量%以上であることがより好ましい。また、刺激の観点から、0.3質量%以下であることが好ましく、0.2質量%以下であることがより好ましい。

0046

加えて、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、皮膚刺激をより一層低減させる観点から、実質的にエタノールを含有させないことが好ましい。尚、本発明における「実質的にエタノールを含有させない」とは、「別途、エタノールを含有させることはしない」という意味であり、各配合成分中に含まれる微量のエタノールまでを除外するものではない。

0047

ただし、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションをシート基材に含浸させた形態で保管する場合には、エタノールを含有させてもよい。その場合のエタノールの含有量は、1質量%以上7質量%以下であることが好ましい。

0048

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションの残部には、水が用いられる。水は、化粧品原料として使用できるものであれば特に限定されないが、通常、精製水が用いられる。水の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、ローションの形態とする観点から、ローション剤型中、50質量%以上98質量%以下であることが好ましく、65質量%以上95質量%以下であることがより好ましい。

0049

本発明に係る拭き取り用ニキビ予防ローションには、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記に記した成分の他、アスコルビン酸およびその誘導体等のビタミン類ヒアルロン酸およびその誘導体等の保湿剤抗酸化剤金属封鎖剤シリコーン類動植物抽出エキスパール化剤着色剤、各種香料防腐剤などを目的に応じて適宜配合しても良い。

0050

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、常法により製造することができる。例えば、上記した各構成成分を混合し、公知の方法、具体的には、ホモミキサー等で撹拌する方法などが挙げられる。

0051

本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、容器充填して、製品として販売される。上記容器としては、特に限定されず、例えば、化粧水用の容器として公知の容器を用いることができる。具体的には、例えば、ポンプ容器スプレー容器ボトル容器スタンディングパウチ等の袋状容器などが挙げられる。容器の材質は、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレートポリプロピレンなどのプラスチックガラス;紙;アルミニウム等の金属などが挙げられる。

0052

上記した本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、脂汚れを除去するとともに、べたつきのない持続性のある豊かな潤いを付与することから、「大人ニキビ」などの肌トラブルを抱えた人でも安心して使用することができる。さらに、拭き取り用の形態とすることで、抗炎症剤や殺菌剤が肌に留まり、抗炎症作用や殺菌作用が十分に発揮され、より一層ニキビ予防効果を高めることができる。また、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、格段に優れた潤いを付与できることから、化粧水として用いることもできる。

0053

上記拭き取り方法としては、例えば、織布や不織布等のシート基材にローションを含浸させて拭き取りながら皮脂やメイクなどの汚れを除去する方法、若しくは、ローションを皮脂等の汚れを除去したい部位に塗布して馴染ませた後、織布や不織布等のシート基材を用いて拭き取りながら除去する方法などが挙げられる。

0054

「大人ニキビ」などの肌トラブルを抱えた人にとって、シート基材を用いた拭き取り方法は、肌に対する物理刺激を齎す要因となり得るが、本発明のクレンジングローションでは、上記した成分B(ブチレンオキシドの平均付加モル数が2〜8、エチレンオキシドの平均付加モル数が5〜15、プロピレンオキシドの平均付加モル数が3〜10のポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル)が肌への摩擦を低減させるに一役かっており、肌トラブルを抱えた人でも安心して拭き取り施術を行うことができるように設計されている。

0055

即ち、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、上記効果に加えて、拭き取りに用いるシート基材と皮膚との摩擦を低減させることができることから、物理刺激による肌荒れを防ぐことができるという効果も奏する。

0056

上記シート基材は、特に限定されず、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションを含浸可能なシート状の支持体である。上記シート基材としては、織布、不織布が好ましい。上記シート基材は、使用感、加工のし易さ等の観点から、不織布が好ましい。上記不織布としては、例えば、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スティッチボンド不織布などが挙げられる。上記シート基材には、エンボス加工処理を施してもよい。上記シート基材の目付は、特に限定されないが、拭き心地の観点から、20〜100g/m2が好ましく、より好ましくは25〜80g/m2である。

0057

上記織布や不織布を構成する繊維としては、特に限定されず、例えば、天然繊維合成繊維、半天然繊維などが挙げられる。上記天然繊維としては、綿、パルプシルクセルロースリンター、カボックなどが挙げられる。上記合成繊維としては、ナイロン繊維ポリエステル繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート繊維ポリブチレンテレフタレート繊維等)、アクリル繊維ポリオレフィン繊維(例えば、ポリプロピレン繊維ポリエチレン繊維等)などが挙げられる。上記半天然繊維としては、レーヨンアセテートなどが挙げられる。上記繊維は、上記繊維は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。また、2種以上の上記繊維からなる混紡繊維を用いても良い。

0058

上記シート基材は、織布や不織布等の種類に応じて、公知慣用の製造方法により製造することができる。また、市販品を用いることもできる。

0059

また、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションは、予めシート基材に含浸させることにより、シート化粧料とすることができる。上記シート化粧料は、シート基材と、上記シート基材に含浸された本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションを、必須の構成成分として備える。

0060

上記シート化粧料における、上記シート基材に対する、含浸された本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションの質量割合は、特に限定されないが、上記シート基材1.0質量部に対して、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションが1.0〜10.0質量部であることが好ましく、より好ましくは2.0〜7.0質量部である。

0061

上記シート化粧料は、容器に充填して、製品として販売される。上記容器としては、例えば、袋体包装袋)、箱状容器などが挙げられる。上記容器の材質としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂;アルミニウム等の金属などが挙げられる。上記容器としては、軽量であり優れた揮発防止効果を有する観点から、表面にアルミニウム等の金属層が積層又は蒸着された樹脂製の包装袋が好ましい。

0062

以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、各成分の配合量(即ち、各原料中の有効成分の配合量)であり、特記しない限り「質量%」で表す。

0063

試料の調製)
表1に記した組成に従い、実施例1〜9の拭き取り用ニキビ予防ローションを調製し、下記評価試験に供した。評価は5名の専門評価員により行った。結果を表1に併記する。
尚、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。

0064

試験例1:油脂汚れ除去効果)
コットンシートに約3mgの各ニキビ予防ローションを含浸させた後、得られたニキビ予防ローションを含浸させたシートにより、顔全体の皮脂を拭き取り、下記の基準により、皮脂汚れ除去効果を評価した。
尚、拭き取りは、ニキビ予防ローションを含浸させたシートを肌の上に軽く押し当てて、ニキビ予防ローションを肌に馴染ませた後に、一方向に拭き取る方法とした(拭き取り回数:3回)。拭き取り後に洗い流しは行わなかった。

0065

評価基準
◎(優れる):皮脂が良く除去できた。
○(良好) :皮脂が除去できた。
×(不良) :皮脂がほとんど除去できなかった。

0066

(試験例2:摩擦低減効果
上記試験例1の拭き取り除去時のシートと肌との摩擦を、下記の基準により評価した。

0067

<評価基準>
◎(優れる):シートと肌との摩擦が非常に小さい。
○(良好) :シートと肌との摩擦が小さい。
×(不良) :シートと肌との摩擦が大きい。

0068

(試験例3:刺激のなさ)
上記試験例1の拭き取り後の肌への刺激を、下記の基準により評価した。

0069

<評価基準>
◎(優れる):ピリピリとした刺激が全く感じられなかった。
○(良好) :ピリピリとした刺激がほとんど感じられなかった。
×(不良) :ピリピリとした刺激が明らかに感じられた。

0070

(試験例4:べたつきのなさ)
上記試験例3の評価直後に、皮脂を拭き取った後の肌のべたつきの有無を、下記の基準により評価した。

0071

<評価基準>
◎(優れる):べたつきが全く感じられなかった。
○(良好) :べたつきがほとんど感じられなかった。
×(不良) :明らかにべたつきが感じられた。

0072

(試験例5:潤い効果
上記試験例3の評価の30分後、皮脂を拭き取った後の肌の潤い感の有無を、下記の基準により評価した。

0073

<評価基準>
◎(優れる):しっとりとした潤い感が十分に感じられる。
○(良好) :しっとりとした潤い感が少し感じられる。
×(不良) :潤い感が感じられない。

0074

0075

表1の結果から、各実施例の拭き取り用ニキビ予防ローションは、大人ニキビの一要因である皮脂汚れを刺激なく除去することができ、また、拭き取り時の肌への摩擦が低く、肌に対する物理刺激が抑えられ、拭き取り後の肌にべたつきのない持続性のある豊かな潤いが付与されていることが分かる。

0076

さらに、上記実施例5の拭き取り用ニキビ予防ローションについて以下の評価を行った。

0077

アンケートによりニキビができやすいと回答した25歳〜35歳の日本人女性22名を被験者として評価を行った。
被験者は、以下の方法により、実施例5の拭き取り用ニキビ予防ローションを4週間使用した。

0078

<拭き取り用ニキビ予防ローションの使用方法
1日1回帰宅後に、コットンシートに拭き取り用ニキビ予防ローションを含浸させて、得られた拭き取り用ニキビ予防ローションを含浸させたシートにより、顔全体のメイクや皮脂などの汚れを拭き取り除去する。拭き取り後の洗い流しは行わない。さらに入浴後には、顔全体に拭き取り用ニキビ予防ローションを化粧水として再度塗布する。

0079

被験者の拭き取り用ニキビ予防ローションの使用前と、4週間使用後の肌状態(乾燥、鱗屑)を皮膚科医が観察し、以下の評価基準でスコアを判定した。

0080

<評価基準>
0点:症状が見られない。
1点:僅かに症状が見られる。
2点:少し症状が見られる。
3点:明らかな症状が見られる。
4点:著しい症状が見られる。

0081

その結果、ウィルコクソン(Wilcoxson)の符号付順位和検定で有意に改善(スコアの減少)が見られた。

0082

また、被験者によるアンケートの結果、22名中15名が、実施例5の拭き取り用ニキビ予防ローションの4週間の使用により、肌質が改善傾向にあると回答した。さらに、実施例5の拭き取り用ニキビ予防ローションの4週間の使用により、ニキビや肌荒れが悪化した被験者はいなかった。

0083

即ち、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションを用いることにより、肌荒れを抑え、肌質を整えるといった肌質改善効果が期待できることから、大人ニキビの予防用のクレンジングローションとして有効であることが示唆された。

0084

以下に、本発明の拭き取り用ニキビ予防ローションの処方例を示す。

0085

(処方例1:拭き取り用ニキビ予防ローション)
ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル2.0質量%
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル2.0質量%
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 0.5質量%
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 0.5質量%
ジエチレングリコールモノエチルエーテル1.0質量%
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル
(3B.O.)(8E.O.)(5P.O) 1.5質量%
トリメチルグリシン2.0質量%
グリセリン4.0質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩
0.1質量%
キサンタンガム0.03質量%
乳酸0.1質量%
クエン酸三ナトリウム0.5質量%
エデト酸二ナトリウム0.1質量%
フェノキシエタノール0.3質量%
1,2−オクタンジオール0.1質量%
グリチルリチン酸ジカリウム0.1質量%
サリチル酸0.1質量%
精製水残 部
合計 100.0質量%

実施例

0086

(処方例2:シート化粧料)
<拭き取り用ニキビ予防ローション>
ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル2.0質量%
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル2.0質量%
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 0.5質量%
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 0.5質量%
ジエチレングリコールモノエチルエーテル1.0質量%
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル
(3B.O.)(8E.O.)(5P.O) 1.5質量%
トリメチルグリシン2.0質量%
グリセリン4.0質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩
0.1質量%
キサンタンガム0.03質量%
クエン酸0.05質量%
クエン酸三ナトリウム0.2質量%
エデト酸二ナトリウム0.1質量%
フェノキシエタノール0.3質量%
1,2−オクタンジオール0.1質量%
グリチルリチン酸ジカリウム0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール0.1質量%
L−メントール0.05質量%
エタノール3.0質量%
精製水残 部
合計 100.0質量%
<シート基材>
不織布(パルプ50%、レーヨン50%) 100.0質量%
シート基材1.0質量部に対して、拭き取り用ニキビ予防ローションを4.0質量部含浸させた。

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