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技術 車両用ペダル装置の後退防止装置

出願人 豊田鉄工株式会社
発明者 藤原昇
出願日 2015年1月15日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-005680
公開日 2016年7月21日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2016-131002
状態 特許登録済
技術分野 機械式制御装置 制動要素、初動装置
主要キーワード 支持軸まわり 支軸周り 離脱機構 後退変位 防止状態 後退防止装置 離脱荷重 サブブラケット
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

車両の前方衝突に伴ってダッシュパネル車両後側変位した場合に、操作ペダル後退することを抑制する車両用ペダル装置後退防止装置に関し、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの後退を抑制し得る車両用ペダル装置の後退防止装置を提供する。

解決手段

ブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット10と、操作ペダル20と、中間レバー25と、連結リンク30と、サブペダルブラケット40を有している。中間レバー25は、梁部27と開口部28を有する変形誘導部26を備えており、サブペダルブラケット40は、当接部45としてのストッパ46を有している。車両前方から大荷重が入力された場合、ダッシュパネルPと、インパネリインフォースメントIとの相対的な変位によって、変形誘導部26の梁部27に、サブペダルブラケット40のストッパ46を当接させて梁部27を折損させ、変形誘導部26を中心に中間レバー25を折曲させる。

概要

背景

従来、車両の前方衝突時に操作ペダル車体後方乗員側に移動することを抑制する車両用ペダル装置後退防止装置として、例えば、特許文献1記載の発明が知られている。特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置は、ペダルブラケットと、ブレーキペダルと、中間レバーに相当する第1リンクと、連結リンクに相当する第2リンクを有する車両用ペダル装置に関し、ダッシュパネル運転席側へ後退変位させられた際に前記操作ペダルの踏部がその運転席側へ後退することを抑制するように構成されている。

具体的に説明すると、特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置において、ペダルブラケットは、ダッシュパネル側に支持されたメインペダルブラケットと、インパネリインフォース側に支持されたサブペダルブラケットと、両者の間に配置されたペダルブラケットサポートによって構成されている。ブレーキペダルは、ペダルブラケットに対して揺動可能に支持されており、第1リンク、第2リンクを介してプッシュロッドに連結されている。そして、サブペダルブラケットの下部側には、ビードが形成されており、前記荷重入力時曲げ変形するように構成されている。又、中間レバーに相当する第1リンクのアーム部は、前記荷重入力時にビードよりも上方側において、サブペダルブラケットの底壁部に当接するように配置されている。

従って、当該特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置は、サブペダルブラケットの曲げ変形の影響を受けることなく、中間レバーに相当する第1リンクのアーム部を、サブペダルブラケットの底壁部で車両前方側へ押圧することができ、ブレーキペダルの踏面支軸周りに車両前方側へ回転変位させることができる。

概要

車両の前方衝突に伴ってダッシュパネルが車両後側変位した場合に、操作ペダルが後退することを抑制する車両用ペダル装置の後退防止装置に関し、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの後退を抑制し得る車両用ペダル装置の後退防止装置を提供する。ブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット10と、操作ペダル20と、中間レバー25と、連結リンク30と、サブペダルブラケット40を有している。中間レバー25は、梁部27と開口部28を有する変形誘導部26を備えており、サブペダルブラケット40は、当接部45としてのストッパ46を有している。車両前方から大荷重が入力された場合、ダッシュパネルPと、インパネリインフォースメントIとの相対的な変位によって、変形誘導部26の梁部27に、サブペダルブラケット40のストッパ46を当接させて梁部27を折損させ、変形誘導部26を中心に中間レバー25を折曲させる。

目的

本発明は、車両の前方衝突に伴ってダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、操作ペダルが後退することを抑制する車両用ペダル装置の後退防止装置に関し、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの後退を確実に抑制し得る車両用ペダル装置の後退防止装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両前側ダッシュパネルに固定されたペダルブラケットと、前記ペダルブラケットの第1支持軸によって回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を有する操作ペダルと、前記ペダルブラケットに配設され、前記第1支持軸に平行な第2支持軸まわりに回動可能に支持されると共に、前記第2支持軸を軸とした出力方向への回動によって、所定の出力部材を車両前側へ変位させる中間レバーと、前記操作ペダルと前記中間レバーを連結し、前記操作ペダルに対する踏込み操作に連動して、前記中間レバーを前記出力方向へ回動させる連結リンクと、を有する車両用ペダル装置に関し、車両衝突時に前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、前記操作ペダルの踏部の車両後側への変位を抑制する後退防止装置であって、前記出力部材との連結部と、前記連結リンクとの連結部の間であり、且つ、前記中間レバーにおける車両後方側となる位置に形成され、車両衝突時に当該中間レバーの変形を促す変形誘導部と、前記変形誘導部の車両後方側に隣接する位置に配設され、車両衝突時に前記変形誘導部と当接する当接部と、を有することを特徴とする車両用ペダル装置の後退防止装置。

請求項2

前記変形誘導部は、前記中間レバーにおける車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバーの長手方向に沿って延びる梁部を有して当該中間レバーに構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ペダル装置の後退防止装置。

請求項3

前記変形誘導部は、前記中間レバーにおける車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバーの長手方向に沿って延びる部分を残すように、当該中間レバーを貫通する開口部を形成することによって構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ペダル装置の後退防止装置。

請求項4

前記ペダルブラケットに対して車両後方側に配設され、車体側部材に対する相対的な位置関係が固定されたサブブラケットを有し、前記当接部は、前記変形誘導部に対して車両後方側において、前記中間レバーの長手方向と交差する方向に延び、車両衝突時に当該変形誘導部と当接するストッパを、前記サブブラケットに形成することによって構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用ペダル装置の後退防止装置。

請求項5

前記当接部は、前記操作ペダルにおける前記第1支持軸よりも車両上方側で当該操作ペダルに突出形成され、車両衝突時に当該変形誘導部と当接する突出部によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用ペダル装置の後退防止装置。

技術分野

0001

本発明は、車両の前方衝突に伴ってダッシュパネル車両後側変位した場合に、操作ペダル後退することを抑制する車両用ペダル装置後退防止装置に関する。

背景技術

0002

従来、車両の前方衝突時に操作ペダルが車体後方乗員側に移動することを抑制する車両用ペダル装置の後退防止装置として、例えば、特許文献1記載の発明が知られている。特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置は、ペダルブラケットと、ブレーキペダルと、中間レバーに相当する第1リンクと、連結リンクに相当する第2リンクを有する車両用ペダル装置に関し、ダッシュパネルが運転席側へ後退変位させられた際に前記操作ペダルの踏部がその運転席側へ後退することを抑制するように構成されている。

0003

具体的に説明すると、特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置において、ペダルブラケットは、ダッシュパネル側に支持されたメインペダルブラケットと、インパネリインフォース側に支持されたサブペダルブラケットと、両者の間に配置されたペダルブラケットサポートによって構成されている。ブレーキペダルは、ペダルブラケットに対して揺動可能に支持されており、第1リンク、第2リンクを介してプッシュロッドに連結されている。そして、サブペダルブラケットの下部側には、ビードが形成されており、前記荷重入力時曲げ変形するように構成されている。又、中間レバーに相当する第1リンクのアーム部は、前記荷重入力時にビードよりも上方側において、サブペダルブラケットの底壁部に当接するように配置されている。

0004

従って、当該特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置は、サブペダルブラケットの曲げ変形の影響を受けることなく、中間レバーに相当する第1リンクのアーム部を、サブペダルブラケットの底壁部で車両前方側へ押圧することができ、ブレーキペダルの踏面支軸周りに車両前方側へ回転変位させることができる。

先行技術

0005

特開2008−204096号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置のような車両用ペダル装置の後退防止装置においては、第1リンクのアーム部を、サブペダルブラケットの底壁部で車両前方側へ押圧し、出力部材であるプッシュロッドを車両前方側(出力方向)へ変位させることによって、ブレーキペダルの踏面の後退量を抑制している。即ち、特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置の場合、第1リンクがプッシュロッドを車両前側に位置するブレーキブースタ側へ押圧しながら出力方向へ回動することを前提としている。

0007

この点、車両衝突時の各部の変形等の影響によっては、プッシュロッドがブレーキブースタ内へ押し込むことができない場合も生じ得る。この為、特許文献1のような車両用ペダル装置の後退防止装置においては、プッシュロッドをブレーキブースタ内に押し込むことができない場合に、中間レバーを出力方向へ回動させることができず、結果的に、ブレーキペダルを踏込み方向へ回動させて踏部の後退を抑制する後退防止作用が適切に得られない可能性があった。

0008

又、特許文献1記載のブレーキペダル後退防止装置においては、ペダルブラケットは、メインペダルブラケットと、サブペダルブラケットと、ペダルブラケットサポートによって構成されている。従って、この構成の場合、当該ブレーキペダル後退防止装置を構成する部品点数の増大を招いてしまう。又、特許文献1の場合には、ペダルブラケットサポートは、離脱機構を介して、サブペダルブラケットの下部に対して締結されており、車両衝突時において、離脱機構を介して、サブペダルブラケットから離脱することによって、特許文献1におけるブレーキペダルの後退量を確実に抑制している。しかしながら、サブペダルブラケットとペダルブラケットサポートとを締結する構成である為、サブペダルブラケットからペダルブラケットサポートが離脱する離脱荷重を適切に設定することが困難であった。

0009

本発明は、車両の前方衝突に伴ってダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、操作ペダルが後退することを抑制する車両用ペダル装置の後退防止装置に関し、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの後退を確実に抑制し得る車両用ペダル装置の後退防止装置を提供する。

課題を解決するための手段

0010

本発明の一側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、車両前側のダッシュパネルに固定されたペダルブラケットと、前記ペダルブラケットの第1支持軸によって回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を有する操作ペダルと、前記ペダルブラケットに配設され、前記第1支持軸に平行な第2支持軸まわりに回動可能に支持されると共に、前記第2支持軸を軸とした出力方向への回動によって、所定の出力部材を車両前側へ変位させる中間レバーと、前記操作ペダルと前記中間レバーを連結し、前記操作ペダルに対する踏込み操作に連動して、前記中間レバーを前記出力方向へ回動させる連結リンクと、を有する車両用ペダル装置に関し、車両衝突時に前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、前記操作ペダルの踏部の車両後側への変位を抑制する後退防止装置であって、前記出力部材との連結部と、前記連結リンクとの連結部の間であり、且つ、前記中間レバーにおける車両後方側となる位置に形成され、車両衝突時に当該中間レバーの変形を促す変形誘導部と、前記変形誘導部の車両後方側に隣接する位置に配設され、車両衝突時に前記変形誘導部と当接する当接部と、を有することを特徴とする。

0011

当該車両用ペダル装置の後退防止装置は、ペダルブラケットと、操作ペダルと、中間レバーと、連結リンクとを有しており、踏込み操作に伴う操作ペダルの回動に連動して、第1連結リンクを介して中間レバーを回動させることができ、もって、出力部材を車両前側へ変位させ得る。ここで、当該車両用ペダル装置の後退防止装置は、変形誘導部と、当接部とを更に有している。変形誘導部は、前記出力部材との連結部と、前記連結リンクとの連結部の間であり、且つ、前記中間レバーにおける車両後方側となる位置に形成されている。従って、当該車両用ペダル装置の後退防止装置は、車両衝突時に前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、中間レバーの変形誘導部が当接部と当接することによって、中間レバーを変形させることができ、もって、操作ペダルの踏部を車両後側へ変位することを抑制することができる。又、当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、中間レバーの変形は、当該変形誘導部を中心に屈曲するように行われ、出力部材が車両前側へ変位することを必要としていない為、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの後退を確実に抑制することができる。

0012

又、本発明の他の側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、請求項1記載の車両用ペダル装置の後退防止装置であって、前記変形誘導部は、前記中間レバーにおける車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバーの長手方向に沿って延びる梁部を有して当該中間レバーに構成されていることを特徴とする。

0013

当該車両用ペダル装置の後退防止装置においては、前記変形誘導部は、梁部を有して当該中間レバーに構成されており、当該梁部は、前記中間レバーにおける車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバーの長手方向に沿って延びている。従って、当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、操作ペダルの踏込操作に伴い作用する圧縮荷重を、中間レバーの長手方向に沿って延びる梁部によって十分に受けることができ、同時に、車両衝突時に当接部との当接に伴って梁部に作用する曲げ荷重によって、容易に屈曲変形する構成にできる。即ち、当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、通常の操作ペダルの踏込操作に十分に対応することができ、車両衝突時には、中間レバーを確実に所望の態様に変形させて操作ペダルの後退を確実に抑制することができる。

0014

そして、本発明の他の側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用ペダル装置の後退防止装置であって、前記変形誘導部は、前記中間レバーにおける車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバーの長手方向に沿って延びる部分を残すように、当該中間レバーを貫通する開口部を形成することによって構成されていることを特徴とする。

0015

当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、中間レバーにおける所定位置に開口部を形成する加工を施すことによって、変形誘導部を形成することができるので、安価且つ簡単に後退防止構造を実現することができる。又、この構成によれば、様々な形状の中間レバーに対して変形誘導部を形成することができ、後退防止構造に関する設計的自由度を高めることができる。

0016

そして、本発明の他の側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用ペダル装置の後退防止装置であって、前記ペダルブラケットに対して車両後方側に配設され、車体側部材に対する相対的な位置関係が固定されたサブブラケットを有し、前記当接部は、前記変形誘導部に対して車両後方側において、前記中間レバーの長手方向と交差する方向に延び、車両衝突時に当該変形誘導部と当接するストッパを、前記サブブラケットに形成することによって構成されていることを特徴とする。

0017

当該車両用ペダル装置の後退防止装置は、当接部としてのストッパを有するサブブラケットを備えて構成されている。当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、サブブラケットを配置することで、当接部としてのストッパを、変形誘導部に対して車両後方側に位置させることができ、より確実に、車両衝突時における操作ペダルの後退を確実に抑制することができる。

0018

そして、本発明の他の側面に係る車両用ペダル装置の後退防止装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用ペダル装置の後退防止装置であって、前記当接部は、前記操作ペダルにおける前記第1支持軸よりも車両上方側で当該操作ペダルに突出形成され、車両衝突時に当該変形誘導部と当接する突出部によって構成されていることを特徴とする。

0019

当該車両用ペダル装置の後退防止装置によれば、前記当接部は、前記操作ペダルに突出形成された突出部によって構成されており、突出部は、車両衝突時に当該変形誘導部と当接する為、従来構造に対して大きな設計変更部品の追加を行うことなく、より一層安価且つ簡単な後退防止構造を実現することができる。

発明の効果

0020

この発明は、ペダルブラケットと、操作ペダルと、中間レバーと、連結リンクと、変形誘導部と、当接部を有しており、車両衝突時に前記ダッシュパネルが車両後側へ変位した場合に、中間レバーの変形誘導部が当接部と当接することによって、変形誘導部を中心に屈曲するように中間レバーを変形させることができ、もって、出力部材の状態に関わらず、操作ペダルの踏部を車両後側へ変位することを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0021

第1実施形態に係るブレーキペダル装置概略構成を示す側面図である。
第1実施形態に係るブレーキペダル装置の衝突初期状態の側面図である。
第1実施形態に係るブレーキペダル装置の後退防止状態の側面図である。
第2実施形態に係るブレーキペダル装置の概略構成を示す側面図である。
第2実施形態に係るブレーキペダル装置の後退防止状態の側面図である。
本発明における車両用ペダル装置の後退防止装置の他の実施形態を示す側面図である。

実施例

0022

(第1実施形態)
以下、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置を、常用ブレーキ用のブレーキペダル装置1に適用した実施形態(第1実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。

0023

(ブレーキペダル装置の概略構成)
先ず、第1実施形態に係るブレーキペダル装置1の概略構成について、図1を参照しつつ詳細に説明する。尚、図1は、ブレーキペダル装置1の概略構成を示す側面図であり、ペダルブラケット10を仮想線破線)で示すことで、その内側の構造が分かるように示している。

0024

第1実施形態に係るブレーキペダル装置1は、エンジンルーム車室内とを区切るダッシュパネルPに対して固設されており、ペダルブラケット10と、操作ペダル20と、中間レバー25と、連結リンク30と、サブペダルブラケット40とを有している。当該ブレーキペダル装置1は、操作ペダル20の踏込み操作によって当該操作ペダル20が回動した場合に、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを車両前方側へ変位させることで、車両に対する制動力を発生させるように構成されている。

0025

ブレーキブースタBは、ダッシュパネルPの車両前側(即ち、エンジンルーム側)に一体的に固設されており、出力部材としてのオペレーティングロッドRを有している。当該ブレーキブースタBは、オペレーティングロッドRが車両前側へ変位した場合に、操作ペダル20を介して伝達された制動力を倍化して、倍化した制動力を車両に伝達する。そして、オペレーティングロッドRは、ダッシュパネルPから車両後側の車室内へ突き出すように配設されており、車両前後方向へ変位可能に構成されている。

0026

図1に示すように、インパネリインフォースメントIは、ダッシュパネルPよりも車両後側(運転席側)に配設されており、車体側部材に相当する。そして、当該インパネリインフォースメントIは、一般に、衝突時等の車両前方からの大荷重入力時に車両後側へ変位する可能性や変形量がダッシュパネルPよりも少ないものである。図1に示すように、インパネリインフォースメントIには、衝突用ブラケットCが一定的に固設されている。

0027

ペダルブラケット10は、ダッシュパネルPの車室側に対して、ボルト等を用いて固定されており、車幅方向に間隔をおいて対向する一対の側板を有している。当該ペダルブラケット10は、第1支持軸11と、第2支持軸12を有している。

0028

第1支持軸11は、ペダルブラケット10における一対の側板の間に亘って、略水平で且つ車幅方向と略平行に延びており、ペダルブラケット10に対して固定されている。そして、第2支持軸12は、操作ペダル20よりも車両前側に位置しており、第1支持軸11と平行に延びるように配設されている。

0029

操作ペダル20は、ペダルブラケット10の第1支持軸11によって、その上部を回動可能に支持されており、下端部に踏部21を有している。従って、操作ペダル20は、踏部21を利用して踏込み操作が行われた場合、第1支持軸11を中心に回動し、踏部21は、車両前側に向かって移動する。

0030

そして、中間レバー25は、ペダルブラケット10に配設された第2支持軸12によって、その下端部を回動可能に支持されており、変形誘導部26を有している。中間レバー25の上部には、オペレーティングロッドRが、クレビスを介して連結されている。従って、中間レバー25が第2支持軸12を中心として回動することによって、オペレーティングロッドRは、車両前後方向へ変位し得る。つまり、当該ブレーキペダル装置1によれば、中間レバー25によって、オペレーティングロッドRを車両前側へ押圧することで、ブレーキブースタBを介して制動力を発生させ得る。

0031

変形誘導部26は、当該中間レバー25におけるオペレーティングロッドRとの連結部と、後述する連結リンク30の連結ピン32との間であって、中間レバー25における車両後方側となる位置に形成されており、梁部27と開口部28によって構成されている。具体的には、中間レバー25における車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバー25の長手方向に沿って延びる部分を残すように、当該中間レバー25を貫通する開口部28を形成することによって、梁部27を含む変形誘導部26を形成している。

0032

このように形成することによって、変形誘導部26の梁部27は、当該中間レバー25におけるオペレーティングロッドRとの連結部と、後述する連結リンク30の連結ピン32との間において、中間レバー25における車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバー25の長手方向に沿って延びるように形成される。

0033

連結リンク30は、操作ペダル20の上部と、中間レバー25の下部を連結しており、操作ペダル20及び中間レバー25に対して回動可能に取り付けられている。連結リンク30の一端側は、操作ペダル20の上方前側部分に対して、連結ピン31を介して連結されている為、連結リンク30は、連結ピン31を中心として、操作ペダル20に対して回動し得る。又、連結リンク30の他端側は、中間レバー25の下方後側部分に対して、連結ピン32を介して連結されている為、連結リンク30は、連結ピン32を中心として、中間レバー25に対して回動し得る。従って、当該ブレーキペダル装置1においては、第1支持軸11を中心とした操作ペダル20の回動を、連結リンク30を介して、中間レバー25に伝達することができ、中間レバー25を、第2支持軸12を中心として回動させることができる。

0034

サブペダルブラケット40は、ペダルブラケット10後方に配設されており、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットC側に固定されている。当該サブペダルブラケット40は、左右一対側壁部を有して構成されており、全体として、車両下方側から見てコ字状に形成されている。

0035

そして、第1実施形態においては、サブペダルブラケット40には、当接部45としてのストッパ46が形成されている。当該ストッパ46は、サブペダルブラケット40の一対の側壁部の間を、水平方向(即ち、中間レバー25の長手方向に交差する方向)に延びる略三角柱状に形成されており、前記中間レバー25の変形誘導部26に対して車両後方側に隣接する位置に固設されている。当該ストッパ46は、後述するように、車両衝突に伴い、ダッシュパネルPが車両後方側に変位した場合に、中間レバー25の梁部27と当接して、梁部27を折損するように構成されている。

0036

(操作ペダルの踏込み操作に伴う各部の動作)
次に、上述したブレーキペダル装置1において、操作ペダル20の踏込み操作が行われた場合の各部の動きについて説明する。

0037

操作ペダル20に対して踏込み操作が行われた場合、踏部21が車両前側へ踏み込まれることになる為、操作ペダル20は、第1支持軸11を中心として回動する。この時、操作ペダル20の上部は、第1支持軸11を中心として車両上方へ向かって回動する為、操作ペダル20の回動は、連結リンク30を介して、中間レバー25に対して伝達される。尚、中間レバー25の梁部27は、中間レバー25の長手方向に沿って延びている為、操作ペダルの踏込み操作に伴う圧縮荷重に十分に耐えることができる。

0038

上述したように、連結リンク30は、中間レバー25の下方後側部分に対して、連結ピン32を介して連結されている為、中間レバー25は、操作ペダル20の回動に伴って、第2支持軸12を中心として回動し、中間レバー25の上部を車両前側に向かって移動させ得る。中間レバー25の上部には、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRが、クレビスを介して連結されている為、当該ブレーキペダル装置1は、操作ペダル20の踏込み操作に連動して、オペレーティングロッドRを出力方向(車両前側)へ押圧することができ、車両に対する制動力を発生させ得る。

0039

(前方衝突時におけるブレーキペダル装置の動作)
次に、車両の前方衝突時におけるブレーキペダル装置1の動作について、図1図3を参照しつつ詳細に説明する。車両の前方衝突等によって車両前側から大荷重が入力された場合、ダッシュパネルPは、入力された大荷重によって車両後側へ変位する。この時、サブペダルブラケット40は、インパネリインフォースメントIに固設された衝突用ブラケットCに対して固定されている為、ペダルブラケット10は、ダッシュパネルPとインパネリインフォースメントIとの相対的な変位に基づいて、車両前後方向に関して圧縮変形する。

0040

車両衝突等に起因してダッシュパネルPが車両後方側へ変位して、ペダルブラケット10が車両の前後方向に圧縮変形することによって、サブペダルブラケット40のストッパ46は、中間レバー25の梁部27に対して、車両後方側から当接する(図2参照)。この衝突初期状態においては、中間レバー25における変形誘導部26としての梁部27には、サブペダルブラケット40のストッパ46の当接によって、梁部27の軸方向に対して交差する方向の荷重が作用する。

0041

その後、ダッシュパネルPの車両後方側への変位の増大に伴って、ストッパ46から梁部27に作用する曲げ荷重も増大していく。変形誘導部26の梁部27は、中間レバー25の長手方向に沿って延びる梁状に形成されている為、ストッパ46からの曲げ荷重が増大していくと、変形誘導部26の開口部28へ向かって折損する(図3参照)。この結果、中間レバー25は、変形誘導部26を中心として、当該中間レバー25の上部が車両後方側へ御辞儀をするように変形する為、オペレーティングロッドRを出力方向に変位させることはない。

0042

又、図1図3に示すように、中間レバー25は、変形誘導部26を中心として、当該中間レバー25の上部が車両後方側へ御辞儀をするように変形する為、中間レバー25に生じた力が、連結リンク30を介して、操作ペダル20を回転させる力として作用することはなく、操作ペダル20の踏部21が車両後方側に変位することを抑制することができる。

0043

このように、第1実施形態に係るブレーキペダル装置1によれば、前方衝突等によって車両前方から大荷重が入力された場合には、ダッシュパネルPと、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCとの相対的な変位によって、中間レバー25に形成された変形誘導部26の梁部27に対して、サブペダルブラケット40に形成された当接部45としてのストッパ46を当接させ、当該ストッパ46によって梁部27を折損させることができる。これにより、当該ブレーキペダル装置1によれば、変形誘導部26を中心として、中間レバー25を折曲させることができる為、第1支持軸11を中心とした操作ペダル20の回動を抑制し、踏部21の運転席側への後退を抑制することができる。この動作に際し、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを出力方向へ変位させる必要はない為、当該ブレーキペダル装置1によれば、オペレーティングロッドRの状態に関わらず、操作ペダル20の踏部21の後退量を抑制し得る。

0044

以上説明したように、第1実施形態に係るブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット10と、操作ペダル20と、中間レバー25と、連結リンク30と、サブペダルブラケット40を有しており、踏込み操作に伴う操作ペダル20の回動に連動して、連結リンク30を介して中間レバー25を回動させることができ、もって、オペレーティングロッドRを車両前側へ変位させて、車両に制動力を発生し得る。

0045

そして、当該ブレーキペダル装置1においては、中間レバー25は、梁部27と開口部28を有する変形誘導部26を備えており、サブペダルブラケット40は、当接部45としてのストッパ46を有している。当該ブレーキペダル装置1によれば、前方衝突等によって車両前方から大荷重が入力された場合には、ダッシュパネルPと、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCとの相対的な変位によって、変形誘導部26の梁部27に対して、サブペダルブラケット40のストッパ46を当接させ、当該ストッパ46によって梁部27を折損させることができる(図2図3参照)。

0046

これにより、当該ブレーキペダル装置1によれば、変形誘導部26を中心として、中間レバー25を折曲させることができる為、第1支持軸11を中心とした操作ペダル20の回動を抑制し、踏部21の運転席側への後退を抑制することができる。この動作に際し、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを出力方向へ変位させる必要はない為、当該ブレーキペダル装置1によれば、オペレーティングロッドRの状態に関わらず、操作ペダル20の踏部21の後退量を抑制し得る。

0047

又、当該ブレーキペダル装置1においては、前記変形誘導部26の梁部27は、中間レバー25における車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバー25の長手方向に沿って延びている。従って、当該ブレーキペダル装置1によれば、操作ペダル20の踏込操作に伴い作用する圧縮荷重を、中間レバー25の長手方向に沿って延びる梁部27によって十分に受けることができ、同時に、車両衝突時にストッパ46との当接に伴って梁部27に作用する曲げ荷重によって、中間レバー25が容易に屈曲変形する構成にできる。即ち、当該ブレーキペダル装置1によれば、通常の操作ペダル20の踏込操作に十分に対応することができ、車両衝突時には、中間レバー25を確実に所望の態様に変形させて操作ペダル20の後退を確実に抑制することができる。

0048

又、当該ブレーキペダル装置1によれば、中間レバー25における所定位置に開口部28を形成する加工を施すことによって、梁部27を含む変形誘導部26を形成することができるので、安価且つ簡単に後退防止構造を実現することができる。又、この構成によれば、様々な形状の中間レバー25に対して、梁部27を含む変形誘導部26を形成することができ、後退防止構造に関する設計的自由度を高めることができる。

0049

更に、当該ブレーキペダル装置1においては、中間レバー25の一部(つまり、梁部27)のみを折損する構成であり、オペレーティングロッドR、中間レバー25、連結リンク30の破断等を必要とするものではない為、操作ペダル20が第1支持軸11を軸として自由に揺動する状態になることはない。又、ペダルブラケット10に対する第1支持軸11の離脱を必要とするものでもない。従って、図3に示すように、操作ペダル20の後退量を抑制した後に、操作ペダル20が揺動して運転席に着座した運転者負傷させることはなく、安全性の高い状態を維持し得る。

0050

(第2実施形態)
次に、上述した第1実施形態と異なる実施形態(第2実施形態)に係るブレーキペダル装置1の概略構成について、図4図5を参照しつつ詳細に説明する。尚、第2実施形態に係るブレーキペダル装置1は、操作ペダル20及びサブペダルブラケット40の構成を除き、上述した第1実施形態に係るブレーキペダル装置1と同様の構成を有している。従って、以下の説明においては、第1実施形態と同様の構成についての説明を省略し、相違する構成について詳細に説明する。

0051

第2実施形態に係るブレーキペダル装置1においては、操作ペダル20は、ペダルブラケット10の第1支持軸11によって、その上部を回動可能に支持されており、下端部に踏部21を有している。従って、操作ペダル20は、踏部21を用いて踏込み操作が行われた場合、第1支持軸11を中心に回動し、踏部21は、車両前側に向かって移動する。そして、当該操作ペダル20は、第1実施形態に係る操作ペダル20とは異なり、当接部45としての突出部47を有している。

0052

図4に示すように、当該突出部47は、操作ペダル20における第1支持軸11よりも車両上方側で当該操作ペダル20に突出形成されており、中間レバー25の変形誘導部26に対して車両後方側に隣接する位置に配置されている。当該突出部47は、後述するように、車両衝突に伴い、ダッシュパネルPが車両後方側に変位した場合に、中間レバー25の梁部27と当接して、梁部27を折損するように構成されている(図5参照)。

0053

そして、第2実施形態に係るサブペダルブラケット40は、第1実施形態に係るサブペダルブラケット40と異なり、当接部45としてのストッパ46を有していない。即ち、第2実施形態に係るサブペダルブラケット40は、ペダルブラケット10後方に配設されており、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットC側に固定されている。当該サブペダルブラケット40は、左右一対の側壁部を有して構成されており、全体として、車両下方側から見てコ字状に形成されている。

0054

(前方衝突時におけるブレーキペダル装置の動作)
次に、車両の前方衝突時における第2実施形態に係るブレーキペダル装置1の動作について、図4図5を参照しつつ詳細に説明する。車両の前方衝突等によって車両前側から大荷重が入力された場合、ダッシュパネルPは、入力された大荷重によって車両後側へ変位する。この時、サブペダルブラケット40は、インパネリインフォースメントIに固設された衝突用ブラケットCに対して固定されている為、ペダルブラケット10は、ダッシュパネルPとインパネリインフォースメントIとの相対的な変位に基づいて、車両前後方向に関して圧縮変形する。

0055

車両衝突等に起因してダッシュパネルPが車両後方側へ変位して、ペダルブラケット10が車両の前後方向に圧縮変形することによって、操作ペダル20の上端部に突出形成された突出部47は、中間レバー25の梁部27に対して、車両後方側から当接する。これにより、中間レバー25における変形誘導部26としての梁部27には、操作ペダル20の突出部47の当接によって、梁部27の軸方向に対して交差する方向の荷重が作用する(図5参照)。

0056

その後、ダッシュパネルPの車両後方側への変位の増大に伴って、ストッパ46から梁部27に作用する曲げ荷重も増大していく。変形誘導部26の梁部27は、中間レバー25の長手方向に沿って延びる梁状に形成されている為、突出部47からの曲げ荷重が増大していくと、変形誘導部26の開口部28へ向かって折損する(図5参照)。この結果、中間レバー25は、変形誘導部26を中心として、当該中間レバー25の上部が車両後方側へ御辞儀をするように変形する為、オペレーティングロッドRを出力方向に変位させることはない。

0057

又、図5に示すように、中間レバー25は、変形誘導部26を中心として、当該中間レバー25の上部が車両後方側へ御辞儀をするように変形する為、中間レバー25に生じた力が、連結リンク30を介して、操作ペダル20を回転させる力として作用することはなく、操作ペダル20の踏部21が車両後方側に変位することを抑制することができる。

0058

このように、第2実施形態に係るブレーキペダル装置1によれば、前方衝突等によって車両前方から大荷重が入力された場合には、ダッシュパネルPと、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCとの相対的な変位によって、中間レバー25に形成された変形誘導部26の梁部27に対して、操作ペダル20に形成された当接部45としての突出部47を当接させ、当該突出部47によって梁部27を折損させることができる。これにより、当該ブレーキペダル装置1によれば、変形誘導部26を中心として、中間レバー25を折曲させることができる為、第1支持軸11を中心とした操作ペダル20の回動を抑制し、踏部21の運転席側への後退を抑制することができる。又、この動作に際し、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを出力方向へ変位させる必要はない為、第2実施形態におけるブレーキペダル装置1によっても、オペレーティングロッドRの状態に関わらず、操作ペダル20の踏部21の後退量を抑制し得る。

0059

以上説明したように、第2実施形態に係るブレーキペダル装置1は、第1実施形態と同様に、ペダルブラケット10と、操作ペダル20と、中間レバー25と、連結リンク30と、サブペダルブラケット40を有しており、踏込み操作に伴う操作ペダル20の回動に連動して、連結リンク30を介して中間レバー25を回動させることができ、もって、オペレーティングロッドRを車両前側へ変位させて、車両に制動力を発生し得る。

0060

そして、当該ブレーキペダル装置1においては、操作ペダル20は、当接部45としての突出部47を有しており、中間レバー25は、梁部27と開口部28を有する変形誘導部26を備えている。当該ブレーキペダル装置1によれば、前方衝突等によって車両前方から大荷重が入力された場合には、ダッシュパネルPと、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCとの相対的な変位によって、変形誘導部26の梁部27に対して、操作ペダル20の突出部47を当接させ、当該突出部47によって梁部27を折損させることができる(図5参照)。

0061

これにより、第2実施形態に係るブレーキペダル装置1によっても、変形誘導部26を中心として、中間レバー25を折曲させることができる為、第1支持軸11を中心とした操作ペダル20の回動を抑制し、踏部21の運転席側への後退を抑制することができる。この動作に際し、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを出力方向へ変位させる必要はない為、第2実施形態に係るブレーキペダル装置1においても、オペレーティングロッドRの状態に関わらず、操作ペダル20の踏部21の後退量を抑制し得る。

0062

そして、第2実施形態に係るブレーキペダル装置1によれば、当接部45としての突出部47は、前記操作ペダル20の上端部に形成されており、中間レバー25の変形誘導部26に対して、車両後方側に配置されているので、従来構造に対して大きな設計変更や部品の追加を行うことなく、より一層安価且つ簡単な後退防止構造を実現することができる

0063

又、第2実施形態においても、前記変形誘導部26の梁部27は、中間レバー25における車両後方側の端縁に沿い、且つ、当該中間レバー25の長手方向に沿って延びている。従って、第2実施形態に係るブレーキペダル装置1によっても、操作ペダル20の踏込操作に伴い作用する圧縮荷重を、中間レバー25の長手方向に沿って延びる梁部27によって十分に受けることができ、同時に、車両衝突時にストッパ46との当接に伴って梁部27に作用する曲げ荷重によって、中間レバー25が容易に屈曲変形する構成にできる。つまり、当該ブレーキペダル装置1においても、通常の操作ペダル20の踏込操作に十分に対応することができ、車両衝突時には、中間レバー25を確実に所望の態様に変形させて操作ペダル20の後退を確実に抑制することができる。

0064

又、第2実施形態においても、中間レバー25における所定位置に開口部28を形成する加工を施すことによって、梁部27を含む変形誘導部26を形成できるので、安価且つ簡単に後退防止構造を実現することができる。又、この構成によれば、様々な形状の中間レバー25に対して、梁部27を含む変形誘導部26を形成することができ、後退防止構造に関する設計的自由度を高めることができる。

0065

更に、当該ブレーキペダル装置1においては、中間レバー25の一部(つまり、梁部27)のみを折損する構成であり、オペレーティングロッドR、中間レバー25、連結リンク30の破断等を必要とするものではない為、操作ペダル20が第1支持軸11を軸として自由に揺動する状態になることはない。又、ペダルブラケット10に対する第1支持軸11の離脱を必要とするものでもない。従って、図5に示すように、操作ペダル20の後退量を抑制した後に、操作ペダル20が揺動して運転席に着座した運転者を負傷させることはなく、安全性の高い状態を維持し得る。

0066

以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した実施形態においては、何れの実施形態においても、サブペダルブラケット40を備えた構成であったが、この構成に限定されるものではない。本発明においては、当接部45が、中間レバー25の変形誘導部26に対して車両後方側に位置しており、車両衝突時に、変形誘導部26に当接する構成であればよい。例えば、当接部45が、インパネリインフォースメントIの衝突用ブラケットCに対して固設されていてもよい。

0067

又、上述した実施形態においては、車両前方側において、中間レバー25が第2支持軸12を中心に回動可能に支持されており、車両後方側において、操作ペダル20が第1支持軸11を中心に回動可能に支持して構成されていたが、この態様に限定されるものではない。例えば、図6に示すように、車両前方側に配置された第1支持軸11によって、操作ペダル20を回動可能に支持し、車両後方側に配置された第2支持軸12によって、梁部27及び開口部28を有する変形誘導部26を備えた中間レバー25を回動可能に支持する構成とすることも可能である。この構成の場合においても、第1実施形態と同様に、サブペダルブラケット40には、当接部45としてのストッパ46が形成されている為、第1実施形態に係るブレーキペダル装置1と同様の効果を生じさせ得る。

0068

又、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置における各動作を実現することができれば、構成部材の形状を適宜変更することができる。各構成部材の形状は、上述した実施形態におけるブレーキペダル装置1の各構成部材の形状に限定されるものではなく、例えば、本発明に係る車両用ペダル装置の後退防止装置における各動作を実現する際に、各構成部材間干渉を避ける為に、構成部材夫々の形状を変更してもよい。

0069

1ブレーキペダル装置
10ペダルブラケット
11 第1支持軸
12 第2支持軸
20操作ペダル
21 踏部
25中間レバー
26 変形誘導部
27 梁部
30連結リンク
40サブペダルブラケット
45 当接部
46ストッパ
47 突出部

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