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技術 強制排気型換気棟

出願人 株式会社トーコー
発明者 藤見和憲
出願日 2015年1月15日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2015-005506
公開日 2016年7月21日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-130438
状態 特許登録済
技術分野 屋根ふき・それに関連する装置または器具
主要キーワード 立ち上げ板 開口隙間 屋内気 水侵入防止 換気カバー 取り付け用部材 換気性 開口部上方
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

取り付け用部材を新たに設けることなく送風ファンを設置することができ、メンテナンス性に優れ、また、勾配対応ができる強制排気型換気を提供すること。

解決手段

本発明の強制排気型換気棟は、野地板13が斜め下方に傾斜して設けられ、野地板13の上面に屋根材14が敷設される建造物10に取り付けられ、送風ファン30が、ファンモータ部31を支持する筐体32と、筐体32から延出させた取付片33とを有し、取付片33と捨水切立ち上げ板16bとを用いて送風ファン30を捨水切16に設置することを特徴とする。

概要

背景

換気量を高めるために太陽電池モジュールを用いたファンを使用する換気棟が従来から提案されている。
特許文献1は、屋根の頂頭部の開口面に対して垂直方向を軸方向とする軸流ファン通風孔とからなる基板を換気棟内部の開口部上方に備え、軸流ファンを太陽電池モジュールにより回動することを提案している。

概要

取り付け用部材を新たに設けることなく送風ファンを設置することができ、メンテナンス性に優れ、また、勾配対応ができる強制排気型換気を提供すること。本発明の強制排気型換気棟は、野地板13が斜め下方に傾斜して設けられ、野地板13の上面に屋根材14が敷設される建造物10に取り付けられ、送風ファン30が、ファンモータ部31を支持する筐体32と、筐体32から延出させた取付片33とを有し、取付片33と捨水切立ち上げ板16bとを用いて送風ファン30を捨水切16に設置することを特徴とする。

目的

本発明は、取り付け用部材を新たに設けることなく送風ファンを設置することができ、メンテナンス性に優れ、また、勾配対応ができる強制排気型換気棟を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

野地板斜め下方に傾斜して設けられ、前記野地板の上面に屋根材が敷設される建造物に取り付けられる強制排気型換気であり、前記野地板の頂部に形成される野地開口に捨水切を配置し、前記捨水切の上方を換気本体で覆い、前記捨水切は、前記野地板と前記屋根材との間に配置される捨水切取付板と、前記捨水切取付板の端部から立ち上げた捨水切立ち上げ板とを有し、前記野地開口に送風ファンを配置し、電源によって前記送風ファンを駆動する強制排気型換気棟であって、前記送風ファンが、ファンモータ部を支持する筐体と、前記筐体から延出させた取付片とを有し、前記取付片と前記捨水切立ち上げ板とを用いて前記送風ファンを前記捨水切に設置することを特徴とする強制排気型換気棟。

請求項2

前記換気本体の上方を換気カバーで覆い、前記電源としての太陽電池モジュールを前記換気カバーに設置したことを特徴とする請求項1に記載の強制排気型換気棟。

請求項3

前記捨水切が、前記捨水切立ち上げ板の端部から延出し、前記捨水切取付板の方向に折り曲げた捨水切折り曲げ板を有し、前記送風ファンが、前記取付片の端部から折り返して形成した係合片を有し、前記取付片と前記係合片との間に、前記捨水切折り曲げ板をはめ込むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の強制排気型換気棟。

請求項4

前記送風ファンを前記捨水切に設置した状態で、前記ファンモータ部が前記捨水切立ち上げ板の上端より上方に突出しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の強制排気型換気棟。

請求項5

前記換気カバーの上面に前記太陽電池モジュールを配設し、前記太陽電池モジュールと前記送風ファンとを配線によって接続し、前記換気カバーに前記配線を通す孔を設け、前記換気カバーの下方端は、下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出し、前記孔を、前記下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出した位置に設けたことを特徴とする請求項2に記載の強制排気型換気棟。

請求項6

前記建造物が両流れ屋根であり、前記換気本体は、一対の底面板材を備え、一対の前記底面板材の間に底面開口部を形成し、前記両流れ屋根の棟頂部に前記換気本体を取り付けることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の強制排気型換気棟。

技術分野

0001

本発明は、建造物屋根の上に設置して屋内気屋外気を換気する強制排気型換気に関する。

背景技術

0002

換気量を高めるために太陽電池モジュールを用いたファンを使用する換気棟が従来から提案されている。
特許文献1は、屋根の頂頭部の開口面に対して垂直方向を軸方向とする軸流ファン通風孔とからなる基板を換気棟内部の開口部上方に備え、軸流ファンを太陽電池モジュールにより回動することを提案している。

先行技術

0003

特開2009−197392号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1記載の発明は、軸流ファン(送風ファン)を取り付けるための部材を換気棟に設ける必要があるので、その取り付け用部材コストが発生してしまう。また、太陽電池モジュールと軸流ファンが換気棟に取り付けられた一体型のため、メンテナンスや軸流ファンの交換が困難である。また、換気棟の内部に軸流ファンが取り付けられているため、屋根の様々な勾配に対応することが困難である。

0005

そこで本発明は、取り付け用部材を新たに設けることなく送風ファンを設置することができ、メンテナンス性に優れ、また、勾配対応ができる強制排気型換気棟を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

請求項1記載の本発明の強制排気型換気棟は、野地板斜め下方に傾斜して設けられ、前記野地板の上面に屋根材が敷設される建造物に取り付けられる強制排気型換気棟であり、前記野地板の頂部に形成される野地開口に捨水切を配置し、前記捨水切の上方を換気本体で覆い、前記捨水切は、前記野地板と前記屋根材との間に配置される捨水切取付板と、前記捨水切取付板の端部から立ち上げた捨水切立ち上げ板とを有し、前記野地開口に送風ファンを配置し、電源によって前記送風ファンを駆動する強制排気型換気棟であって、前記送風ファンが、ファンモータ部を支持する筐体と、前記筐体から延出させた取付片とを有し、前記取付片と前記捨水切立ち上げ板とを用いて前記送風ファンを前記捨水切に設置することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の強制排気型換気棟において、前記換気本体の上方を換気カバーで覆い、前記電源としての太陽電池モジュールを前記換気カバーに設置したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の強制排気型換気棟において、前記捨水切が、前記捨水切立ち上げ板の端部から延出し、前記捨水切取付板の方向に折り曲げた捨水切折り曲げ板を有し、前記送風ファンが、前記取付片の端部から折り返して形成した係合片を有し、前記取付片と前記係合片との間に、前記捨水切折り曲げ板をはめ込むことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の強制排気型換気棟において、前記送風ファンを前記捨水切に設置した状態で、前記ファンモータ部が前記捨水切立ち上げ板の上端より上方に突出しないことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項2に記載の強制排気型換気棟において、前記換気カバーの上面に前記太陽電池モジュールを配設し、前記太陽電池モジュールと前記送風ファンとを配線によって接続し、前記換気カバーに前記配線を通す孔を設け、前記換気カバーの下方端は、下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出し、前記孔を、前記下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出した位置に設けたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の強制排気型換気棟前記建造物が両流れ屋根であり、前記換気本体は、一対の底面板材を備え、一対の前記底面板材の間に底面開口部を形成し、前記両流れ屋根の棟頂部に前記換気本体を取り付けることを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明の強制排気型換気棟によれば、送風ファンは従来の捨水切を利用して設置されるため、取り付け用部材を新たに設ける必要がない。
また、送風ファンは捨水切に設置されるため、換気本体と一体に設ける必要がなく、換気棟全体の高さを低くして意匠性を良くすることができる。
また、送風ファンを換気本体から独立させることで、送風ファンと換気本体が一体型の場合と比べて、送風ファンの交換やメンテナンスが容易となる。
また、送風ファンと換気本体が干渉しないので、建造物の屋根の勾配が変わってもその勾配に対応した換気棟を設置することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の一実施例による強制排気型換気棟を屋根頂部に設置した状態を示す断面図(4.5寸勾配
本実施例による強制排気型換気棟を建造物の屋根頂部に設置した状態を示す断面図(2.5寸勾配)
本実施例による強制排気型換気棟を建造物の屋根頂部に設置した状態を示す断面図(7寸勾配)
本実施例による強制排気型換気棟の分解斜視図
本実施例による強制排気型換気棟の送風ファンを示す図

0009

本発明の第1の実施の形態による強制排気型換気棟は、送風ファンが、ファンモータ部を支持する筐体と、筐体から延出させた取付片とを有し、取付片と捨水切立ち上げ板とを用いて送風ファンを捨水切に設置するものである。本実施の形態によれば、送風ファンは捨水切を利用して設置できるため、取り付け用部材を新たに設ける必要がない。また、送風ファンは捨水切に設置されるため、換気本体と分離して設けることができ、換気棟全体の高さを低くして意匠性を良くすることができる。また、送風ファンを換気本体から独立させることで、送風ファンと換気本体が一体型の場合と比べて、送風ファンの交換やメンテナンスが容易となる。

0010

本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による強制排気型換気棟において、換気本体の上方を換気カバーで覆い、電源としての太陽電池モジュールを換気カバーに設置したものである。本実施の形態によれば、電源として太陽電池モジュールを用いることで、日照が得られる時間帯においては、送風ファンによる強制換気により屋内気を強制的に排出することができるので、特に夏場など外気温が高い状態において有効である。

0011

本発明の第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による強制排気型換気棟において、捨水切が、捨水切立ち上げ板の端部から延出し、捨水切取付板の方向に折り曲げた捨水切折り曲げ板を有し、送風ファンが、取付片の端部から折り返して形成した係合片を有し、取付片と係合片との間に、捨水切折り曲げ板をはめ込むものである。本実施の形態によれば、捨水切立ち上げ板と一体で形成できる捨水切折り曲げ板と、取付片と一体で形成できる係合片とを用いて送風ファンを捨水切に設置できるため、製作が容易であるとともに、振動気流によって送風ファンがずれることがない固定を行える。

0012

本発明の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態による強制排気型換気棟において、送風ファンを捨水切に設置した状態で、ファンモータ部が捨水切立ち上げ板の上端より上方に突出しないものである。本実施の形態によれば、送風ファンと換気本体が干渉しないので、建造物の屋根頂部の勾配が変わってもその勾配に対応した換気棟を設置することができる。

0013

本発明の第5の実施の形態は、第2の実施の形態による強制排気型換気棟において、換気カバーの上面に太陽電池モジュールを配設し、太陽電池モジュールと送風ファンとを配線によって接続し、換気カバーに配線を通す孔を設け、換気カバーの下方端は、下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出し、孔を、下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出した位置に設けたものである。本実施の形態によれば、太陽電池モジュールを配設することで、家庭用電源等に繋げなくても強制排気型換気棟単独で送風ファンを駆動することができる。また、太陽電池モジュールと送風ファンとの配線を通す孔を下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出した位置に設けることで、雨水が配線を通す孔から入ったとしても、その雨水が野地開口から建造物の内部に侵入するのを防止することができる。

0014

本発明の第6の実施の形態は、第1から第5のいずれかの実施の形態による強制排気型換気棟において、建造物が両流れ屋根であり、換気本体は、一対の底面板材を備え、一対の底面板材の間に底面開口部を形成し、両流れ屋根の棟頂部に換気本体を取り付けるものである。本実施の形態によれば、両流れ屋根に換気棟を設置することができる。

0015

以下本発明の一実施例による強制排気型換気棟について説明する。
図1から図3は本実施例による強制排気型換気棟を屋根に設置した状態を示す断面図であり、図1は4.5寸勾配、図2は2.5寸勾配、図3は7寸勾配の屋根頂部に設置した状態を示す。また、図4は、本発明の一実施例による強制排気型換気棟の分解斜視図であり、図4(a)は換気カバーの上面、図4(b)は換気カバーの底面、図4(c)は換気本体、図4(d)は捨水切に装着された状態の送風ファンを示す。

0016

本実施例による強制排気型換気棟20は建造物10の屋根頂部に取り付けられる。図1では両流れ屋根の建造物10を示しており、建造物10は、柱(図示無し)の上端に棟木11を設け、棟木11の上部には垂木12を斜め下方に傾斜して設けている。また、垂木12の上部には野地板13が斜め下方に傾斜して設けられ、野地板13の上面に屋根材14が敷設される。
野地板13の頂部に形成される野地開口15には捨水切16が配置される。捨水切16は、野地板13と屋根材14との間に配置される捨水切取付板16aと、捨水切取付板16aの端部から立ち上げた捨水切立ち上げ板16bと、捨水切立ち上げ板16bの端部から延出し、捨水切取付板16aの方向に折り曲げた捨水切折り曲げ板16cとを有する。
なお、この捨水切16には、従来の自然換気型換気棟を設置する際に用いるものと同様の一般的な捨水切を用いることができるが、送風ファン30が設置される面積だけ捨水切16の有効開口面積が小さくなるので、その減少分を補うために捨水切16の開口面積を自然換気型換気棟の場合よりも送風ファン30の設置面積だけ大きくすることが好ましい。このことにより、送風ファン30が稼働しない状態における自然換気による換気だけの場合であっても、従来の自然換気型換気棟と同等の換気性能を発揮できる。

0017

強制排気型換気棟20は、それぞれ左右対称の一対の換気本体21と一対の換気カバー22を備え、捨水切16の上方を換気本体21で覆い、換気本体21の上方を換気カバー22で覆うことで、換気本体21と換気カバー22との間に通気路Aが形成され、排気口60から屋内気が排出される。
また、野地開口15に送風ファン30が配置されており、換気カバー22の上面に配設した太陽電池モジュール(電源)40によって送風ファン30が駆動する。なお、太陽電池モジュール40と送風ファン30とは配線50によって直結される。太陽電池モジュール40を備えることで、日照が得られる時間帯においては、送風ファン30による強制換気により屋内気を強制的に排出することができるので、特に夏場など外気温が高い状態において有効である。

0018

図4(a)(b)に示すように、太陽電池モジュール40は、一対の換気カバー22の一方に取り付けられ、配線50のうちの太陽電池モジュール40側の配線52を有する。配線52は、一端が太陽電池モジュール40に接続され、他端にはコネクタ52aを備える。コネクタ52aは、図5に示す送風ファン30側のコネクタ51aと接続する。
太陽電池モジュール40を用いることで、家庭用電源等に繋げなくても強制排気型換気棟20単独で送風ファン30を駆動することができる。

0019

図4(c)に示すように、換気本体21は、野地板13に沿って傾斜して配置される一対の底面板材21aと、一対の底面板材21aの上方側端部に形成される底面開口部21bと、底面板材21aの上方側端部に立設される上方側立ち上げ板材21cと、底面板材21aの下方側端部に立設される下方側立ち上げ板材21dとを有し、本体固定具アングル材)17を介して両流れ屋根の頭頂部に取り付けられる。上方側立ち上げ板材21cは、底面板材21aの上方側端部と底面開口部21bとの間に位置する。
また、換気本体21は、換気カバー22を換気本体21に固定するためのビス70用の孔が設けられた換気カバー固定具21fと、換気カバー固定具21fを換気本体21に保持する換気カバー固定具用保持材21gと、仕切り板21hを備える。換気カバー固定具21fは、下面側が開口したコの字形で、換気本体21の長手方向全長に亘って配設され、ビス70用の孔が設けられた上面は換気カバー22と密着し、側面の下端と底面板材21aとは所定の間隔を持たせている。換気カバー固定具用保持材21gは、換気本体21の長手方向両端部に、仕切り板21hを挟んで左右2箇所に配置され、その合計8箇所で換気カバー固定具21fを支える。仕切り板21hは、換気カバー固定具21fの短手方向中央に換気本体21の長手方向全長に亘って設けられ、その上端と換気カバー22とは所定の間隔を持たせている。
太陽電池モジュール40が設けられた側の換気カバー固定具用保持材21gの上面には、断面がU字型切欠き溝21eが形成されている。切欠き溝21eの直径は、配線52の直径と略同一としている。この切欠き溝21eに配線52を配設することで、配線52は換気カバー固定具21fを迂回させずに送風ファン30側に引き出すことができる。また、切欠き溝21eの直径と配線52の直径とを略同一とすることで、切欠き溝21eで配線52を挟持することができる。

0020

太陽電池モジュール40が設けられた方の換気カバー22には、配線52を通す孔22aが設けられる。換気カバー22の下方端は、下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出しており、孔22aは、下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出した位置に設けられる。
配線52が配設された孔22aの開口隙間には雨水侵入防止のためコーキング等を施すことが好ましいが、上記のように配線52を通す孔22aを下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出した位置に設けることで、たとえ雨水が孔22aから入ったとしても、その雨水は排気口60から排水されるので、孔22aから入った雨水が野地開口15を経由して建造物10の内部に侵入するのを防止することができる。

0021

換気本体21の切欠き溝21eは、換気カバー22の孔22aと重ならないように孔22aが設けられた位置よりも横方向にずらして形成される。配線52の長さに余裕がないと、配線52のコネクタ52aと配線51のコネクタ51aとの接続や、換気本体21への換気カバー22の取り付け・取り外しが困難となるため、配線52の長さには余裕を持たせることが好ましい。しかし、配線52の長さを長くすると配線52が他の部材と干渉しやすくなってしまうので、本実施例のように、切欠き溝21eを、孔22aの直下ではなく所定の距離をずらした位置に形成することで、配線52の長さに余裕を持たせた場合であっても、他の部材と干渉することなく配線52を収納することができる。

0022

図5は、本発明の一実施例による強制排気型換気棟の送風ファンを示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は左側面図、図5(c)は背面図である。
送風ファン30には軸流ファンを用い、ファンモータ部31を支持する筐体32と、筐体32から延出させた一対の取付片33と、取付片33の端部から折り返して形成した一対の係合片34とを有する。
また、送風ファン30は、配線50のうちの送風ファン30側の配線51を有する。配線51は、一端がファンモータ部31に接続され、他端にはコネクタ51aを備える。コネクタ51aは、太陽電池モジュール40側のコネクタ52aと接続する。このように、コネクタ51a、52aによって送風ファン30と太陽電池モジュール40とを直結することで、バッテリー基盤を用いることなく太陽エネルギーによって送風ファン30を駆動することができる。
略円筒状のファンモータ部31は、複数の羽根35が装着されており、上面側に等間隔に配置した三つの支持材36を介して筐体32に固定される。支持材36は、一端がファンモータ部31に接続され、他端が筐体32に接続されている。ファンモータ部31の上面31aの高さ位置は筐体32の上面32aの高さ位置と同一以下であれば良いが、本実施例では両者の高さは同一としている。なお、三つの支持材36のうちの一つは内部が中空の中空支持材36aであり、配線51の一端は中空支持材36aの内部を通ってファンモータ部31と接続する。

0023

送風ファン30は、取付片33と係合片34との間に、一対の捨水切折り曲げ板16cをはめ込むことで、捨水切16に設置する(図4(d)参照)。取付片33と係合片34との間に、一対の捨水切折り曲げ板16cをはめ込むことで固定できるため、振動や気流によって送風ファン30がずれない。送風ファン30は、軸が野地開口15の開口面と垂直になるように取り付けられる。ファンモータ部31の上面31aの高さ位置と筐体32の上面32aの高さ位置は同一にしているので、捨水切16に設置した状態で、ファンモータ部31は捨水切立ち上げ板16bの上端より上方に突出しない(図1図3参照)。
このように、送風ファン30は従来の捨水切16を利用して設置できるので、取り付け用部材を新たに設ける必要がない。また、送風ファン30は捨水切16に設置されるので換気本体21と分離して設けることができ、強制排気型換気棟20全体の高さを低くして意匠性を良くすることができる。また、送風ファン30を換気本体21から独立させることで、送風ファン30と換気本体21が一体型の場合と比べて、送風ファン30の交換やメンテナンスが容易となる。
また、送風ファン30を捨水切16に設置した状態で、ファンモータ部31が捨水切立ち上げ板16bの上端より上方に突出しないようにすることで、送風ファン30と換気本体21が干渉せず、図2又は図3に示すように、建造物10の屋根の勾配が変わってもその勾配に対応した換気棟を設置することができる。
なお、送風ファン30は、図4(d)に示すように捨水切16のどちらか一端に寄せて配置しても良いが、捨水切16の中央に配置することが換気性の観点からより好ましい。

0024

本実施例によれば、送風ファン30は捨水切16を利用して設置されるので、取り付け用部材を新たに設ける必要がない。また、送風ファン30は捨水切16に設置されるので換気本体21と一体に設ける必要がなく、換気棟全体の高さを低くして意匠性を良くすることができる。また、送風ファン30を換気本体21から独立させることで、送風ファン30と換気本体21が一体型の場合と比べて、送風ファン30の交換やメンテナンスが容易となる。
また、送風ファン30と換気棟が一体となった従来のものでは勾配対応が困難であったが、送風ファン30を換気本体21から分離して捨水切16に設置し、捨水切16に設置した状態で、ファンモータ部31が捨水切立ち上げ板16bの上端より上方に突出しないようにすることで、送風ファン30と換気本体21が干渉せず、建造物10の屋根の勾配が変わってもその勾配に対応した換気棟を設置することができる。
また、孔22aを、下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出した位置に設けることにより、配線52を通す孔22aを下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出した位置に設けることで、雨水が配線52を通す孔22aから入ったとしても、その雨水が野地開口15から建造物10の内部に侵入するのを防止することができる。
また、換気カバー22の上面に太陽電池モジュール40を配設し、太陽電池モジュール40と送風ファン30とを配線50によって接続することで、家庭用電源等に繋げなくても強制排気型換気棟20単独で送風ファン30を駆動できるため、自然換気と強制排気を併用した換気を行うことができる。

実施例

0025

なお、本施例では、換気本体21は、一対の底面板材21aを備え、一対の底面板材21aの間に底面開口部21bを形成し、両流れ屋根の棟頂部に換気本体21を取り付ける両流れ屋根に対応した強制排気型換気棟20として説明したが、底面板材21aや換気カバー22を一方のみ備えるものとすれば、片流れ屋根に対応した強制排気型換気棟20とすることができる。
また、本実施例では電源40として太陽電池モジュールを用いて説明したが、屋内の電源を用いてもよい。
また、本実施例における強制排気型換気棟20は、換気本体21と換気カバー22とを備えたもので説明したが、換気本体21内に通気路Aが形成されれば換気カバー22は必ずしも必要としない。

0026

本発明の強制排気型換気棟は、取り付け用部材を新たに設けることなく送風ファンを設置することができ、メンテナンス性に優れ、また、屋根頂部の異なる勾配に対応できる。

0027

10建造物
13野地板
14屋根材
15野地開口
16捨水切
16a 捨水切取付板
16b 捨水切立ち上げ板
16c 捨水切折り曲げ板
20強制排気型換気棟
21換気本体
21a底面板材
21b底面開口部
21c 上方側立ち上げ板材
21d 下方側立ち上げ板材
21e切欠き溝
22換気カバー
22a 孔
30送風ファン
31ファンモータ部
32筐体
33取付片
34係合片
40太陽電池モジュール(電源)
50配線
60排気口
A 通気路

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