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技術 処方箋共有システムおよび処方箋共有方法

出願人 根占賢志
発明者 根占賢志
出願日 2016年1月5日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2016-000654
公開日 2016年7月21日 (5年1ヶ月経過) 公開番号 2016-129668
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置 医療・福祉事務
主要キーワード プリセット領域 調剤室 属性アイコン 投薬時刻 識別アイコン 関連アイコン 調剤時間 薬手帳
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月21日)のものです。
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図面 (14)

課題

処方箋および処方箋に記載された薬の調剤が終了したか否かを共有することで、調剤の効率化を図ることを目的とする。

解決手段

サーバ20と複数のタブレット30a〜30cとが通信可能に構成される処方箋共有システム1であって、複数のタブレット30a〜30cは、処方箋の画像と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを識別可能識別アイコン127と、を表示する表示処理手段と、操作者による操作に応じて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報をサーバ20に送信する送信処理手段と、サーバ20により記憶された情報に基づいて、識別アイコン127の表示を更新する更新手段と、を有し、サーバ20は、複数のタブレット30a〜30cのうち何れか1つのタブレットから送信される情報に基づいて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報を記憶する記憶処理手段を有する。

概要

背景

従来から、調剤薬局業務を簡単かつ効率的に行う技術が提案されている。特許文献1のネットワーク化した薬局システムは、薬局と入力センターとにより構成され、薬局で処方箋を画像化して入力センターに送信する。入力センターでは処方箋の画像に基づいて薬剤師調剤設計入力を行い、薬剤ピッキングデータなどの所定データを抽出して薬局に送信することで、調剤薬局業務を効率的に行うことが開示されている。

概要

処方箋および処方箋に記載された薬の調剤が終了したか否かを共有することで、調剤の効率化をることを目的とする。サーバ20と複数のタブレット30a〜30cとが通信可能に構成される処方箋共有システム1であって、複数のタブレット30a〜30cは、処方箋の画像と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを識別可能識別アイコン127と、を表示する表示処理手段と、操作者による操作に応じて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報をサーバ20に送信する送信処理手段と、サーバ20により記憶された情報に基づいて、識別アイコン127の表示を更新する更新手段と、を有し、サーバ20は、複数のタブレット30a〜30cのうち何れか1つのタブレットから送信される情報に基づいて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報を記憶する記憶処理手段を有する。

目的

本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、処方箋および処方箋に記載された薬の調剤が終了したか否かを共有することで、調剤の効率化を図ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

サーバと複数の端末装置とが通信可能に構成される処方箋共有システムであって、前記複数の端末装置は、処方箋の画像と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを識別可能識別表示と、を表示する表示処理手段と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報を前記サーバに送信する送信処理手段と、前記サーバにより記憶された情報に基づいて、前記識別表示の表示を更新する更新手段と、を有し、前記サーバは、前記複数の端末装置のうち何れか1つの端末装置から送信される情報に基づいて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報を記憶する記憶処理手段を有することを特徴とする処方箋共有システム。

請求項2

前記送信処理手段は、調剤が完了した旨の情報を前記サーバに送信し、前記記憶処理手段は、前記複数の端末装置のうち何れか1つの端末装置から送信される情報に基づいて、調剤が完了したことを示す情報を記憶し、前記表示処理手段は、調剤が完了した処方箋の画像を非表示にすることを特徴とする請求項1に記載の処方箋共有システム。

請求項3

前記表示処理手段は、前記調剤が完了した処方箋の画像を非表示にするタイミングを遅延させることを特徴とする請求項2に記載の処方箋共有システム。

請求項4

前記送信処理手段により調剤が完了した旨の情報が送信され、前記表示処理手段により前記調剤が完了した処方箋の画像を非表示にするまでの時間は、前記送信処理手段により調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報が送信され、前記更新手段により前記識別表示の表示が更新されるまでの時間よりも長いことを特徴とする請求項2または3に記載の処方箋共有システム。

請求項5

前記サーバに接続される表示装置を、更に備え、前記表示装置は、前記記憶処理手段により記憶された情報に基づいて、薬の受け渡しを待機する待人数を表示することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の処方箋共有システム。

請求項6

前記表示処理手段は、操作者による操作に応じて前記処方箋の画像に薬の属性情報を表示し、前記送信処理手段は、前記属性情報に関する情報を前記サーバに送信することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の処方箋共有システム。

請求項7

サーバと複数の端末装置とが通信可能に構成される処方箋共有システムによる処方箋共有方法であって、前記複数の端末装置において、処方箋の画像と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを識別可能な識別表示と、を表示する表示処理ステップと、操作者による操作に応じて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報を前記サーバに送信する送信処理ステップと、前記サーバにおいて、前記複数の端末装置のうち何れか1つの端末装置から送信される情報に基づいて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報を記憶する記憶処理ステップと、前記複数の端末装置において、前記サーバにより記憶された情報に基づいて、前記識別表示の表示を更新する更新ステップと、を有することを特徴とする処方箋共有方法。

技術分野

0001

本発明は、処方箋共有システムおよび処方箋共有方法に関するものである。特に、調剤薬局において処方箋に基づいた調剤を行う場合に用いられて好適である。

背景技術

0002

従来から、調剤薬局業務を簡単かつ効率的に行う技術が提案されている。特許文献1のネットワーク化した薬局システムは、薬局と入力センターとにより構成され、薬局で処方箋を画像化して入力センターに送信する。入力センターでは処方箋の画像に基づいて薬剤師調剤設計入力を行い、薬剤ピッキングデータなどの所定データを抽出して薬局に送信することで、調剤薬局業務を効率的に行うことが開示されている。

先行技術

0003

特開2007−334904号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、調剤薬局によっては効率化を図るために、1つの処方箋に対して調剤の種類ごとに担当割り振られた複数の薬剤師が調剤を行い、1つの処方箋の調剤を完了させる。このとき、複数の処方箋に対して複数の薬剤師が平行して調剤を行うと、自身が担当する調剤が終了したか否か、処方箋に記載された全ての調剤が終了したか否かなどを判断する必要が生じてしまい、逆に調剤の効率が妨げられてしまう虞がある。

0005

本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、処方箋および処方箋に記載された薬の調剤が終了したか否かを共有することで、調剤の効率化を図ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、サーバと複数の端末装置とが通信可能に構成される処方箋共有システムであって、前記複数の端末装置は、処方箋の画像と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを識別可能識別表示と、を表示する表示処理手段と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報を前記サーバに送信する送信処理手段と、前記サーバにより記憶された情報に基づいて、前記識別表示の表示を更新する更新手段と、を有し、前記サーバは、前記複数の端末装置のうち何れか1つの端末装置から送信される情報に基づいて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報を記憶する記憶処理手段を有することを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、処方箋および処方箋に記載された薬の調剤が終了したか否かを共有することで、調剤の効率化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0008

調剤薬局の一例を示す図である。
処方箋共有システムの構成の一例を示す図である。
サーバおよびタブレット概略構成の一例を示す図である。
第1実施形態の処方箋共有システムの処理を示すフローチャートである。
第1実施形態のテーブルの一例を示す図である。
第1実施形態のタブレットの表示部に表示される一例を示す図である。
第1実施形態のタブレットの表示部に表示される一例を示す図である。
識別アイコンの設定画面の一例を示す図である。
第2実施形態のタブレットの表示部に表示される一例を示す図である。
第2実施形態の処方箋共有システムの処理を示すフローチャートである。
第2実施形態の処方箋共有システムの処理を示すフローチャートである。
第2実施形態のテーブルの一例を示す図である。
第2実施形態のタブレットの表示部に表示される一例を示す図である。

実施例

0009

以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る処方箋共有システム1が用いられる調剤薬局10の一例を示す図である。ここでは、1つの処方箋に対して複数の薬剤師が薬を調剤する調剤薬局を想定している。また、図1に示す調剤薬局10は一例であって、本発明を限定するものではない。

0010

図1に示す調剤薬局10は、患者から処方箋を受け取る受付部11、調剤した薬を患者に受け渡す受渡部12、調剤が完了するのを患者が待機する待合室13、受付部11で受け取った処方箋に基づいて薬を調剤する調剤室14などを備えている。
調剤室14には、様々な薬が配置された薬品棚15a〜15c、薬剤師が調剤を行う調剤台16などが設置されている。
図1に示す調剤室14には、受付部11で受け取った1つの処方箋に記載された複数の薬に対してそれぞれ分担して調剤する薬剤師3人(A〜C)が待機する。また、受付部11には、患者から処方箋を受け取る受付職員Dが待機する。また、受渡部12には、調剤した薬を受け渡すと共に、服薬指導を行う薬剤師Eが待機する。

0011

ここで、患者から処方箋を受け取ってから薬を患者に受け渡すまでの調剤薬局10内での業務の流れについて簡単に説明する。
まず、受付職員Dは、受付部11にて患者から処方箋R1を受け取ると会計機器などを用いて、窓口入力/会計などのレセプト事務を行う。レセプト事務と平行して調剤室14では、薬剤師A〜Cが受付部11で受け取った処方箋R1に基づいて薬を調剤する。ここでは、薬剤師A〜Cは、それぞれ担当する調剤の種類が割り振られている。例えば、薬剤師Aは錠剤を調剤し、薬剤師Bは粉薬を調剤し、薬剤師Cは軟膏薬を調剤するものとする。

0012

調剤台16上には1つの処方箋R1に対応して1つの処方箱18が用意される。薬剤師Aは処方箋R1に記載された錠剤の調剤が終了すると、処方箱18に調剤した薬を投入する。同様に、薬剤師Bは処方箋R1の粉薬を調剤して処方箱18に投入し、薬剤師Cは処方箋R1の軟膏薬を調剤して処方箱18に投入する。
薬剤師Eは、受渡部12にて調剤が完了した薬を患者に受け渡すと共に、服薬指導などを行う。

0013

ところで、調剤室14では1つの処方箋のみの調剤を行う場合は稀であって、複数の処方箋に対して平行して調剤が行う。すなわち、調剤台16上には複数の処方箋に対応した多くの処方箱18が置かれている。処方箱18が多くなると、薬剤師A〜Cは調剤する薬を覚えるのが困難になり受付部11で処方箋R1を確認する必要が生じたり、薬剤師A〜C自身が担当する調剤が終了したか否かを処方箱18内の薬から判断する必要が生じたりしまう。そのため、複数の処方箋に対して平行に調剤を行う場合には、調剤の効率化が妨げられてしまう虞がある。
そこで、本実施形態では薬剤師A〜Cがそれぞれ処方箋を共有するだけではなく、処方箋に記載された薬の調剤が終了したか否かの情報も共有できるようにする。薬剤師A〜Cが、処方箋および処方箋の調剤が終了したか否かの情報を共有することで調剤の効率化を図ることができ、患者に薬を迅速に受け渡すことができる。

0014

(第1実施形態)
以下、本実施形態に係る処方箋共有システム1について具体的に説明する。
<処方箋共有システムの構成>
図2は、処方箋共有システム1の構成の一例を示す図である。
処方箋共有システム1は、情報処理装置としてのサーバ20、端末装置としての複数のタブレット30(30a〜30c)、画像読取装置としてのスキャナ40、印刷装置としてのプリンタ50、表示装置としてのモニタ70、ハブ80などにより構成されている。なお、本実施形態では、スキャナ40とプリンタ50とは、画像読取装置および印刷装置の両方の機能を有する複合機60を用いている。

0015

サーバ20は、いわゆるウェブサーバとしてのコンピュータであって、処方箋共有システム1全体を制御する。サーバ20は、例えば図1に示す受付部11に設置され、受付職員D(以下、操作者Dという)などが操作する。
複数のタブレット30(30a〜30c)は、いわゆる携帯可能なコンピュータであって、サーバ20や操作者による指示に基づいて動作する。タブレット30(30a〜30c)は、例えば図1に示す調剤台16上に載置され、薬剤師A〜C(以下、操作者A〜Cという)がそれぞれ操作する。なお、ここでは、タブレット30が3つであり、操作者Aがタブレット30aを、操作者Bがタブレット30bを、操作者Cがタブレット30cを使用する場合について説明する。ただし、操作者A〜Cが使用するタブレット30a〜30cは限定する必要がなく、操作者A〜Cは近くにあるタブレット30a〜30cを使用することができる。したがって、タブレット30の数は、操作者の人数と必ずしも一致させる必要はなく、操作者の人数よりも多くても少なくてもよい。

0016

スキャナ40は、患者の処方箋の画像を読み取る。スキャナ40は、サーバ20に有線または無線によって通信可能に接続される。スキャナ40が読み取った処方箋の画像はサーバ20に送信される。ここで、タブレット30a〜30cはサーバ20に送信された処方箋の画像を表示することで、操作者A〜Cは処方箋を共有することができる。スキャナ40は、例えば図1に示す受付部11に設置され、操作者Dなどが操作する。
プリンタ50は、処方箋の識別番号(受付番号)を印刷する。プリンタ50は、サーバ20に有線または無線によって通信可能に接続される。プリンタ50は、例えば図1に示す受付部11に設置され、操作者Dなどが操作する。

0017

モニタ70は、薬を受け取るために待機している患者の待人数などを表示する。モニタ70は、サーバ20に有線または無線によって通信可能に接続される。モニタ70は、例えば図1に示す待合室13に設置される。
ハブ80は、サーバ20と、複数のタブレット30とを通信可能に接続する。ここで、処方箋共有システム1は、例えばインターネットなどの他のネットワークには接続されず、他のネットワークから独立したLANを構成している。このように、独立したLANを構成するのは、処方箋などの個人情報が外部に漏洩するのを防止するためである。

0018

図3は、サーバ20およびタブレット30の概略構成の一例を示す図である。
<サーバの構成>
図3(a)はサーバ20の構成を示している。
サーバ20は、入力部21、表示部22、記憶部23、通信部24、スピーカ部19、制御部25などを備えている。入力部21は、例えばキーボードマウスであって、操作者によるサーバ20に対する指示、操作および選択を受け付ける。表示部22は、例えばディスプレイであって、後述する識別アイコンの設定画面などを表示する。記憶部23は、例えば、ハードディスクドライブであって、後述するテーブル100やプログラムなどを記憶する。通信部24は、例えばアンテナであって、ハブ80を介して複数のタブレット30との間で通信する。スピーカ部19は、音声呼び出し音等を出力する。

0019

制御部25は、サーバ20および処方箋共有システム1全体を制御する。制御部25は、例えばサーバ20のCPUがROMや記憶部23などに記憶されたプログラムを実行することで実現される。制御部25は、送受信処理部26、入出力処理部27、記憶処理部28、印刷処理部29などを有する。送受信処理部26は、通信部24を制御して各種情報送受信する。入出力処理部27は、入力部21を制御したり、表示部22およびモニタ70の表示を制御したり、スピーカ部19を制御したりする。また、入出力処理部27は、後述する統計処理をする。記憶処理部28は、記憶処理手段の一例であって、記憶部23を制御して、各種情報を記憶部23に記憶したり、記憶部23から読み出したりする。また、記憶処理部28は、後述する識別番号を付与したり、テーブル100の管理をしたりする。印刷処理部29は、プリンタ50を制御する。

0020

<タブレットの構成>
図3(b)はタブレット30(30a〜30c)の構成を示している。
タブレット30は、入力部31、表示部32、記憶部33、通信部34、スピーカ部39、制御部35などを備えている。入力部31は、例えばタッチパネルであって、操作者によるタブレット30に対する指示、操作および選択を受け付ける。表示部32は、例えばディスプレイであって、後述する処方箋の画像、識別アイコンなどを表示する。入力部31と表示部32とは、一体的に構成され、操作者があたかも表示部32上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成する。記憶部33は、例えばフラッシュメモリである。通信部34は、例えばアンテナであって、ハブ80を介してサーバ20との間で通信する。スピーカ部39は、音声や呼び出し音等を出力する。

0021

制御部35は、タブレット30全体を制御する。制御部35は、例えばタブレット30のCPUがROMや記憶部33などに記憶されたオペレーションシステム、サーバ20からの指示に基づいて実行することで実現される。制御部35は、送受信処理部36、入出力処理部37、更新部38などを有する。送受信処理部36は、送信処理手段の一例であって、通信部34を制御して各種情報を送受信する。入出力処理部37は、表示処理手段の一例であって、入力部31を制御したり、表示部32の表示を制御したり、スピーカ部39を制御したりする。更新部38は、更新手段の一例であって、表示部32の表示を更新する。

0022

<処方箋共有システムの全体処理>
図4は、処方箋共有システム1の処理を示すフローチャートである。具体的には、図4のうち左側がサーバ20の処理を示し、図4のうち右側がタブレット30の処理を示している。図4に示すサーバ20およびタブレット30のフローチャートの処理は、サーバ20のCPUが記憶部23に記憶したプログラムを実行することで実現される。すなわち、本実施形態では、タブレット30はオペレーションシステムおよびサーバ20の指示に基づいて動作する(サーバ20からプログラムを受信して実行する)ものとし、処方箋共有システム1の処理を実現するための特別なプログラムを記憶していないものとする。ただし、この場合に限られず、図4に示すタブレット30のフローチャートの処理を、タブレット30のCPUがタブレット30のROM、記憶部33に記憶したプログラムを実行することで実現してもよい。

0023

図4のフローチャートは、受付部11の操作者Dがスキャナ40で、患者の処方箋の画像を読み取ることで開始される。処方箋には、医師が処方した単一あるいは複数の薬、服用量服用回数などが記載されている。なお、サーバ20は、処理を開始することで後述する識別アイコンの設定情報に基づいて処方箋のテーブルを生成する。

0024

テップS20では、サーバ20はスキャナ40が読み取った処方箋の画像を受信し、記憶部23の所定の記憶領域に記憶する。
ステップS21では、サーバ20は受信した処方箋の画像に識別番号(受付番号)を付与して、プリンタ50で識別番号を印刷する。ここでは、操作者Dは、プリンタ50が印刷した識別番号のうち1つ目を患者に手渡し、2つ目を処方箋と共に受付部11で保管し、3つ目を調剤室14の処方箱18に添付したり貼付したりする。
ステップS22では、サーバ20は受信した処方箋の画像、付与した識別番号、および、処方箋の情報を関連付けて処方箋のテーブルに記憶する。

0025

図5は、サーバ20が記憶する処方箋のテーブル100の一例を示す図である。ここでは、既に処方箋が数枚(処方箋R1〜R3)読み取られている。
図5(a)に示すテーブル100には、処方箋の識別番号101、処方箋の画像ファイル名102、調剤の種類ごとの終了情報103、開始時刻104、完了時刻105などが記憶される。
処方箋の識別番号101は、サーバ20が受信した処方箋ごとに1から順番に付与する番号である。ここでは、処方箋R1〜R3に対して識別番号1〜3が付与されている。
処方箋の画像ファイル名102は、サーバ20が処方箋の画像を受信して、記憶した画像のファイル名である。
終了情報103は、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報である。図5(a)では、錠(錠剤)の終了情報103a、粉(粉剤)の終了情報103b、軟(軟膏剤)の終了情報103cの3つが設定されている。なお、「−」は調剤が終了していないことを示し、「1」は調剤が終了したことを示している。
開始時刻104は、サーバ20が処方箋の画像を受信したときの時刻である。
完了時刻105は、後述するようにタブレット30a〜30cの1つから、調剤が完了した旨の情報を受信したときの時刻である。

0026

図5(a)では、処方箋R1、処方箋R2については既に調剤が完了しており、新たに処方箋R3の画像を受信している。サーバ20が処方箋R3の画像を受信すると、処方箋R3に識別番号3を付与し、画像ファイル名「処方箋R3.JPG」と、開始時刻「10:14」をテーブル100に記憶する。なお、終了情報103および完了時刻105は、何れも「−」である。すなわち、何れの種類の調剤も終了しておらず、調剤が完了していない。

0027

ステップS30では、タブレット30は、サーバ20の指示に応じて、サーバ20の記憶部23に記憶された情報、すなわちテーブル100に基づいて処方箋の画像などを表示部32に表示する。具体的には、タブレット30は、通信部24、34を介して処方箋の画像などをサーバ20から受信することで表示部32に表示する。
図6(a)は、タブレット30の表示部32に表示される表示画面の一例を示す図であり、処方箋R3について表示されている。
表示部32には、処方箋の画像120、識別番号121、開始時刻122、残数123、反転アイコン124、一覧アイコン125、ページ移行アイコン126、識別表示としての識別アイコン127、完了アイコン128などが表示される。なお、表示部32に表示される各種画像データおよびレイアウトデータなどもサーバ20の記憶部23に記憶されている。
処方箋の画像120は、図5(a)のテーブル100の画像ファイル名102に対応する。ここでは、タブレット30は、画像ファイル名「処方箋R3.JPG」に基づいて、処方箋R3の画像を表示する。本実施形態では、タブレット30の表示部32に、スキャナ40で読み取ったままの処方箋の画像を表示する。処方箋は、医師が手書きで記載する場合があり、例えばサーバ20がOCR機能を用いて文字変換した場合には誤変換される虞がある。したがって、スキャナ40で読み取ったままの画像を表示することで誤った調剤を防止することができる。

0028

識別番号121は、図5(a)のテーブル100の処方箋の識別番号101に対応する。ここでは、タブレット30は、テーブル100の識別番号「3」に基づいて、「NO.3」を表示する。
開始時刻122は、図5(a)のテーブル100の開始時刻104に対応する。ここでは、タブレット30は、テーブル100の開始時刻「10:14」に基づいて、「10:14」を表示する。
残数123は、調剤が完了していない処方箋の数である。サーバ20あるいはタブレット30はテーブル100の完了時刻105が記憶されていない処方箋の数を算出し、タブレット30は算出された残数「1」を表示する。
反転アイコン124は、スキャナ40で読み取ったときに処方箋の画像が上下逆である場合に画像の上下を反転させるアイコンである。タブレット30は、操作者による反転アイコン124の押下に応じて、処方箋の画像の上下を反転させて表示する。

0029

一覧アイコン125は、調剤が完了していない処方箋を一覧で表示させるアイコンである。タブレット30は、操作者による一覧アイコン125の押下に応じて、処方箋のリストを表示する。
図6(b)は、処方箋の一覧が表示される一例を示す図である。
表示部32には、処方箋の一部の画像130a〜130c、識別番号131a〜131c、開始時刻132a〜132cなどが表示される。
タブレット30は、テーブル100のうち完了時刻105が記憶されていない処方箋の画像130a〜130c、識別番号131a〜131c、開始時刻132a〜132cを受信して表示する。なお、タブレット30は、一覧表示から操作者による何れかの処方箋の画像の押下に応じて、図6(a)に示すように単一の処方箋の画像120および各種情報を表示する。

0030

図6(a)に戻り、ページ移行アイコン126は、次の処方箋の画像および情報を表示させるアイコンである。タブレット30は、操作者によるページ移行アイコン126の押下に応じて、調剤が完了していない次の処方箋の画像および情報を表示する。
図6(c)は、次の処方箋の画像および情報の一例を示す図である。
表示部32には、次の識別番号の処方箋の画像120などが表示される。ここでは、タブレット30は、例えば図5(b)に示すテーブル100に基づいて次の識別番号「4」の処方箋R4の画像および情報を表示する。また、図6(c)では、タブレット30は、ページ戻しアイコン129を表示し、ページ戻しアイコン129の押下に応じて識別番号「3」の処方箋R3の画像および情報を表示する。
なお、例えばタブレット30aがページ移行アイコン126の押下に応じて次の処方箋の画像を表示したとしても、他のタブレット30bおよびタブレット30cの表示は変わらない。すなわち、タブレット30a〜30dではそれぞれ独立して、任意の処方箋の画像および情報を表示させることができる。したがって、操作者A〜Cは、任意の処方箋を確認できるために、他の処方箋の調剤と平行して1つの処方箋の調剤を行うことができる。

0031

図6(a)に戻り、識別アイコン127(127a〜127c)は、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを操作者に識別させるアイコンである。タブレット30は、テーブル100の終了情報103(103a〜103c)に基づいて、識別アイコン127(127a〜127c)を表示する。具体的には、タブレット30は、錠剤の終了情報103aに基づいて「錠」の識別アイコン127aを表示し、粉剤の終了情報103bに基づいて「粉」の識別アイコン127bを表示し、軟膏剤の終了情報103cに基づいて「軟」の識別アイコン127cを表示する。後述するように、操作者による識別アイコン127a〜127cの押下に応じて、タブレット30は識別アイコン127a〜127cの色をそれぞれ変更する。
完了アイコン128は、調剤が完了したときに押下するアイコンである。なお、完了とは、全ての調剤が終了したことをいう。

0032

図4に戻り、ステップS31では、タブレット30は操作者により何れかの識別アイコン127が押下されたか否かを判定する。識別アイコン127が押下された場合にはステップS32に進み、押下されていない場合にはステップS34に進む。例えば、処方箋R3に記載された薬のうち、操作者Aが担当する錠剤の調剤が終了した場合には、操作者Aは処方箱18に調剤した薬を投入すると共に、操作者Aはタブレット30aに表示されている「錠」の識別アイコン127aを押下する。
ステップS32では、タブレット30は押下された識別アイコンの情報をサーバ20に送信する。この処理は、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報をサーバ20に送信する処理の一例に相当する。例えば、「錠」の識別アイコン127aが押下された場合には、タブレット30は「錠」の識別アイコン127aが押下された情報をサーバ20に送信する。このとき、タブレット30は、「錠」の識別アイコン127aの情報と共に、表示している処方箋R3の情報も送信する。なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態(表示されている処方箋)および表示内容(識別アイコン127の位置)を管理している場合には、タブレット30は押下された位置情報をサーバ20に送信する。この場合、位置情報が調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報に相当する。

0033

ステップS23では、サーバ20は、タブレット30から押下された識別アイコン127の情報を受信したか否かを判定する。識別アイコン127の情報を受信した場合にはステップS24に進み、受信していない場合にはステップS25に進む。
ステップS24では、サーバ20は、受信した識別アイコン127の情報に基づいてテーブル100を更新して記憶する。すなわち、サーバ20はテーブル100のうち受信した識別アイコン127の情報に対応する終了情報を「1」にする。この処理は、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報を記憶する処理の一例に相当する。例えば、タブレット30から「錠」の識別アイコン127aの情報と共に表示していた処方箋R3の情報を受信すると、サーバ20は図5(b)に示すように、識別番号3の錠の終了情報103aを「1」にする。なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容を管理している場合には、タブレット30から送信された位置情報に基づいて、何れの処方箋の何れかの識別アイコン127が押下されたかを判定できる。したがって、サーバ20はテーブル100のうち判定した処方箋の識別アイコンに対応する終了情報を「1」にする。

0034

ステップS33では、タブレット30は、サーバ20からの指示に応じてサーバ20の記憶部23に記憶された情報、すなわちテーブル100に基づいて表示部32の表示を更新する。
なお、サーバ20はステップS33のタイミングに限られず、一定時間間隔で全てのタブレット30に対して表示の更新を指示している。ここでは、一定時間間隔のうちの1つのタイミングを取り上げたものである。
図7(a)は、タブレット30が更新して表示する表示内容の一例を示す図であり、処方箋R3について表示されている。タブレット30は、テーブルの終了情報103(103a〜103c)に基づいて、識別アイコン127(127a〜127c)を表示する。ここでは、タブレット30は、終了情報103のうち錠剤の終了情報103aに終了した旨の情報が記憶されていることに基づいて、「錠」の識別アイコン127aをグレーアウトで表示する。したがって、操作者は、「錠」の識別アイコン127aがグレーアウトで表示されていることにより、錠剤の調剤は終了したことを把握することができる。一方、終了情報103b、103cが変更されていない他の識別アイコン127b、127cについては図6(a)と同様に表示される。
ここで、全てのタブレット30a〜30cはサーバ20のテーブル100の情報に基づいて更新して表示するために、処方箋R3を表示した場合には、全てのタブレット30a〜30cで図7(a)と同一の内容が表示される。したがって、操作者A〜Cは、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを共有することができる。

0035

ステップS34では、タブレット30は操作者により完了アイコン128が押下されたか否かを判定する。完了アイコン128が押下されていない場合にはステップS31に戻り、上述したようにタブレット30は、引き続き操作者により識別アイコン127が押下されたか否かを判定する。例えば、操作者B、Cは、処方箋R3に記載された薬のうち、操作者B、Cが担当する調剤が終了した場合には、操作者B、Cは処方箱18に調剤した薬を投入すると共に、タブレット30b、30cに表示されている「粉」、「軟」の識別アイコン127b、127cをそれぞれ押下する。したがって、サーバ20は、タブレット30b、30cから受信した識別アイコン127の情報に基づいてテーブル100を更新する。タブレット30a〜30cは、サーバ20の記憶部23に記憶された情報、すなわちテーブル100に基づいて表示部32の表示を更新する。

0036

図7(b)は、処方箋R3の全ての調剤が終了したときに表示される表示内容の一例を示す図であり、処方箋R3について表示されている。タブレット30は、全ての終了情報103(103a〜103c)に終了した旨の情報が記憶されていることに基づいて、全ての識別アイコン127a〜127bをグレーアウトで表示する。
なお、グレーアウトで表示された識別アイコン127が再度押下されることで、タブレット30は識別アイコン127の情報をサーバ20に送信する。この場合、サーバ20は該当する終了情報を「1」から「−」に戻す。したがって、タブレット30a〜30cは表示部32の表示を更新すると、再度押下された識別アイコン127は調剤が終了していないときの表示に戻される。
また、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容を管理している場合には、タブレット30から送信された位置情報に基づいて、何れの処方箋の何れかの識別アイコン127が押下されたかを判定できる。したがって、サーバ20はテーブル100のうち判定した処方箋の識別アイコンに対応する終了情報が「1」であった場合には、「−」に戻すことができる。

0037

一方、ステップS34において、完了アイコン128が押下された場合にはステップS35に進む。例えば、処方箋R3の調剤が完了したときに、何れかの操作者A〜Cは調剤が完了した処方箱18を薬剤師Eに受け渡すと共に、タブレット30a〜30cの何れかの完了アイコン128を押下する。
ステップS35では、タブレット30は完了アイコン128が押下された情報をサーバ20に送信する。この処理は、調剤が完了した旨の情報をサーバ20に送信する処理の一例に相当する。このとき、タブレット30は、完了アイコン128の押下の情報と共に、表示している処方箋の情報も送信する。
なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容(完了アイコン128の位置)を管理している場合には、タブレット30は押下された位置情報をサーバ20に送信する。この場合、位置情報が調剤が完了した旨の情報に相当する。

0038

ステップS25では、サーバ20は、タブレット30から完了アイコン128の押下の情報を受信したか否かを判定する。完了アイコン128の押下の情報を受信した場合にはステップS26に進み、受信していない場合にはステップS23に戻る。
ステップS26では、サーバ20は、受信した完了アイコン128の押下の情報に基づいてテーブル100に完了時刻105を記憶する。すなわち、サーバ20はテーブル100のうち受信した完了アイコン128に対応する処方箋に完了時刻105を記憶する。この処理は、調剤が完了したことを示す情報を記憶する処理の一例に相当する。例えば、タブレット30から完了アイコン128の押下の情報と共に、表示していた処方箋R3の情報を受信すると、サーバ20は図5(c)に示すように、識別番号3の完了時刻として完了アイコン128の押下の情報を受信した時刻「10:26」を記憶する。
また、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容を管理している場合には、タブレット30から送信された位置情報に基づいて、何れの処方箋の完了アイコン128が押下されたかを判定できる。したがって、サーバ20はテーブル100のうち判定した処方箋の完了時刻を記憶することができる。

0039

ステップS36では、タブレット30は、サーバ20からの指示に応じてサーバ20のテーブル100に基づいて表示部32の表示を更新する。ここで、タブレット30は、テーブル100のうち、完了時刻105が記憶されていない処方箋の画像および情報を表示するために、ステップS35において送信した完了アイコン128に対応する処方箋の画像を表示しない。この処理は、調剤が完了した処方箋の画像を非表示にする処理の一例に相当する。
上述したように、サーバ20は一定時間間隔でタブレット30に対して表示の更新を指示している。ここでは、一定時間間隔のうちの1つのタイミングを取り上げたものである。

0040

なお、タブレット30は、調剤が完了した処方箋の画像を非表示にするタイミングを所定時間(例えば5秒〜15秒)だけ遅延させる。このように、非表示にするタイミングを遅延させることで、操作者A〜Cが誤って完了アイコン128を押下した場合であっても、処方箋の画像を確認して見直すことができる。
ここで、非表示にするタイミングを遅延させる処理としては、サーバ20が所定時間を経過した後に完了時刻105をテーブル100に記憶したり、タブレット30に対して完了時刻から所定時間の経過した後に非表示にするように指示したりすることで実現される。
なお、所定時間は、操作者がタブレット30の完了アイコン128を押下してから非表示になるまでの時間が、操作者がタブレット30の識別アイコン127を押下してから識別アイコン127が更新して表示されるまでの時間よりも長くなるように設定されていることが好ましい。また、所定時間は、操作者がサーバ20の入力部21を介した操作に応じて任意に設定できるようにしてもよい。
また、タブレット30は、残数123をサーバ20に記憶されたテーブル100のうち完了時刻105が記憶されていない処方箋の数になるように更新する。

0041

<識別アイコンの設定>
次に、上述した調剤薬局の例では、操作者A〜Cにそれぞれ錠剤、粉剤、軟膏剤の調剤を割り振っていたために、識別アイコン127として錠剤、粉剤、軟膏剤の識別アイコン127a〜127cを表示する場合について説明した。しかしながら、調剤薬局によって調剤の種類を増減したい場合がある。そこで、本実施形態では、識別アイコン127を任意に設定できるようにしている。

0042

以下、識別アイコンの設定について図8を参照して説明する。
図8は、サーバ20の表示部22に表示される、識別アイコン127の設定画面の一例を示す図である。
サーバ20は、操作者による識別アイコンの設定を行う指示に応じて図8に示す設定画面を表示する。
図8に示すようにサーバ20は、作業アイコン領域140と、プリセット領域142とを表示する。作業アイコン領域140には、操作者がタブレット30に表示させたい識別アイコンと、識別アイコンを削除するための削除ボタン141とが表示される。一方、プリセット領域142には、識別アイコンとして表示できる全ての識別アイコン127a〜127iが表示される。ここで、「外」の識別アイコン127dは外用薬を示し、「内」の識別アイコン127eは内服薬を示し、「」の識別アイコン127fは点鼻薬を示し、「眼」の識別アイコン127gは点眼薬を示し、「水」の識別アイコン127hは水薬を示し、「包」の識別アイコン127iは一包化薬を示している。

0043

サーバ20は、操作者によるプリセット領域142から作業アイコン領域140への識別アイコンのコピー(例えばドラッグドロップ)の操作に応じて所望する識別アイコン127を作業アイコン領域140に追加する。また、サーバ20は、操作者による削除ボタン141の押下に応じて作業アイコン領域140内の識別アイコンを削除する。
サーバ20は、操作者による確定の操作に応じて、作業アイコン領域140内の識別アイコンの情報を設定情報として記憶部23に記憶する。

0044

したがって、サーバ20は、図4に示すフローチャートの処理を開始するときに、記憶した識別アイコンの設定情報に基づいてテーブル100を生成する。すなわち、サーバ20は、作業アイコン領域140内の識別アイコンに対応した終了情報103を用意する。具体的には、設定情報に「錠」の識別アイコン127a、「粉」の識別アイコン127b、「軟」の識別アイコン127cが記憶されている場合、図5(a)に示すように、錠剤の終了情報103a、粉剤の終了情報103b、軟膏剤の終了情報103cが含まれるテーブル100を生成する。
このように、本実施形態の処方箋共有システム1によれば、使用される調剤薬局の業務形態に応じて識別アイコン127を任意に設定することができる。

0045

<モニタの待人数表示
次に、待合室13のモニタ70に表示される表示内容について図2を参照して説明する。
図2に示すように、モニタ70の画面には、待人数表示領域71、第1の識別番号表示領域72、第2の識別番号表示領域73が表示される。待人数表示領域71には、薬を受け取るために待機している患者の「待人数」が表示される。
第1の識別番号表示領域72には、調剤が完了している処方箋に対応する識別番号(受付番号)が表示される。したがって、第1の識別番号表示領域72に表示された識別番号の患者は、受渡部12でもうすぐ呼び出されることを認識できる。
第2の識別番号表示領域73には、調剤が完了していない処方箋に対応する識別番号(受付番号)が表示される。したがって、第2の識別番号表示領域73に表示された識別番号の患者は、薬の受け渡しに時間が掛かることを認識することができる。

0046

次に、サーバ20によるモニタ70に対する表示処理について説明する。
サーバ20は、記憶部23に記憶された情報、すなわちテーブル100に基づいて第1の識別番号表示領域72、第2の識別番号表示領域73の内容を表示する。
サーバ20は、テーブル100に記憶される処方箋の情報のうち完了時刻105が記憶されていない処方箋の識別番号を第2の識別番号表示領域73に表示する。完了時刻105が記憶されていない処方箋は調剤が完了していないために薬を受け渡すのに時間が要するためである。このとき、サーバ20は、テーブル100の終了情報が「1」の数に相当する印74を識別番号に近接して表示する。
また、サーバ20は、現在時刻から所定時間前(例えば5分前)までの間の完了時刻105が記憶されている処方箋の識別番号を第1の識別番号表示領域72に表示する。完了時刻105が記憶されている処方箋は調剤が完了しているために薬を直ぐに受け渡すことができるためである。一方、現在時刻から所定時間前までの間に限定したのは、所定時間よりも更に前の完了時刻105が記憶されている処方箋は、既に受渡部12にて患者に薬を受け渡している可能性が高いためである。
また、サーバ20は、第1の識別番号表示領域72と第2の識別番号表示領域73とに表示されている数を加算し、加算した数を待人数表示領域71に表示する。

0047

例えば、図5(c)に示すテーブル100が記憶部23に記憶され、現在時刻「10:27」であったものとする。この場合、図2に示すように、サーバ20は、テーブル100のうち完了時刻105が記憶されていない識別番号4と識別番号5をそれぞれ、第2の識別番号表示領域73に「NO.4」、「NO.5」として表示する。更に、サーバ20は、テーブル100に基づいて各識別番号における終了情報が「1」の数をカウントし、カウントした数の印74、具体的には黒丸を「NO.」に近接して表示する。ここでは、識別番号4の終了情報の「1」の数が2つであるから「NO.4」の近くには2個の黒丸が表示され、識別番号5の終了情報の「1」の数が0であるから「NO.5」の近くには黒丸が表示されない。
また、サーバ20は、テーブル100のうち現在時刻「10:27」から所定時間前(ここでは5分前)までの間の完了時刻105が記憶された識別番号3を、第1の識別番号表示領域72に「NO.3」として表示する。また、サーバ20は、第1の識別番号表示領域72に1つの識別番号が表示され、第2の識別番号表示領域73に2つの識別番号を表表示されていることから、表示されている数を加算して3を算出し、算出して数を待人数表示領域71に「3人」として表示する。

0048

なお、所定時間は上述した例に限定されず、操作者がサーバ20の入力部21を介した操作に応じて任意に設定できるようにしてもよい。
このように、サーバ20に記憶された調剤が完了したか否かを示す情報、具体的には完了時刻105の情報に基づいてモニタ70に持ち人数を表示することで、患者は待人数を把握することができる。

0049

<サーバの統計処理>
次に、サーバ20による統計処理について説明する。
サーバ20は一日ごとにテーブル100を記憶する。操作者による入力部21を介した操作に応じて、サーバ20は一日ごとに処方箋の処理件数を表示したり、その日の平均調剤時間を表示したりすることができる。すなわち、サーバ20は、テーブル100に記憶された識別番号のうち、最後の識別番号を参照することで処方箋の処理件数を表示することができる。例えば、最後の識別番号が100の場合には、サーバ20は表示部22に処理件数100件として表示する。
また、サーバ20は、テーブル100の処方箋ごとに完了時刻から開始時刻を減算することで調剤時間を算出でき、算出した全ての処方箋の調剤時間を平均することで、平均調剤時間を表示することができる。

0050

以上、第1実施形態の処方箋共有システム1によれば、タブレット30a〜30cは処方箋の画像と、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを識別可能な識別アイコン127とを表示し、タブレット30a〜30cの1つは操作者による操作に応じて調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報をサーバ20に送信する。サーバ20はタブレット30から送信される情報に基づいて、調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かを示す情報をそれぞれ記憶する。タブレット30a〜30cは、サーバ20により記憶された情報に基づいて、識別アイコン127を更新する。したがって、タブレット30a〜30cを視認することで、処方箋および処方箋に記載された薬の調剤が終了したか否かを共有することができ、調剤の効率化を図ることができる。

0051

また、タブレット30a〜30cの1つは操作者による操作に応じて、調剤が完了した旨の情報をサーバ20に送信する。サーバ20は調剤が完了したことを示す情報を記憶し、タブレット30a〜30cは調剤が完了した処方箋の画像を非表示にする。したがって、タブレット30a〜30cを視認することで、調剤が完了していない処方箋だけを把握することができ、調剤の効率化を図ることができる。

0052

また、タブレット30a〜30cは、調剤が完了した処方箋の画像を非表示するタイミングを遅延させる。具体的には、タブレット30a〜30cの1つが調剤が完了した旨の情報を送信してから、調剤が完了した処方箋の画像を非表示にするまでの時間を、タブレット30a〜30cの1つが調剤の種類ごとに調剤が終了したか否かに関する情報をサーバ20に送信してから、識別アイコン127の表示を更新するまでの時間よりも長くする。このように調剤が完了した処方箋の画像を非表示するまでの時間を長くすることで、誤って調剤が完了した旨の情報が送信されたとしても、しばらくの間、確認して見直すことができる。
また、モニタ70は、サーバ20により記憶された情報に基づいて、薬の受け渡しを待機している待人数を表示する。したがって、患者は待人数を把握することができる。

0053

(第2実施形態)
第2実施形態では、薬の属性情報、および、処方箋あるいは患者に関する関連情報を共有することができる。なお、処方箋共有システム1の構成、サーバ20の構成、タブレット30の構成は、第1実施形態と同様であり、その説明を省略する。ここでは、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態では、受付部11にも受付職員Dが操作するタブレット30が配置され、受渡部12にも薬剤師Eが操作するタブレット30が配置されているものとして説明する。
図9は、タブレット30の表示部32に表示される表示画面の一例を示す図であり、処方箋R3について表示されている。

0054

図9に示すように、表示部32の処方箋R3の画像120には、処方された薬として手書きで記載された「錠剤A」、「粉剤B」および「軟膏剤C」が表示されている。
本実施形態では、表示部32に属性情報としての属性アイコンを任意の位置に貼付して表示させることができる。属性アイコンは薬の属性を示し、ここでは後発医薬品ジェネリック医薬品)を示す後発薬アイコン150aと、先発医薬品を示す先発薬アイコン150bが用意されている。

0055

操作者は、表示部32内の属性アイコン領域151内に表示された後発薬アイコン150aおよび先発薬アイコン150bの何れか一方をドラッグ&ドロップすることで、処方箋の画像に重畳させた任意の位置に配置することができる。したがって、例えば、患者が処方箋に記載された薬のうち後発薬または先発薬を要望する場合に、受付職員Dは表示部32に表示させた処方箋の画像のうち該当する薬の近接した位置に、後発薬アイコン150aまたは先発薬アイコン150bをドラッグ&ドロップで配置することができる。なお、後発薬アイコン150aおよび先発薬アイコン150bは、一つに限らず、それぞれ複数配置することができる。

0056

また、本実施形態では、表示部32に関連情報としての関連アイコンを表示させることができる。関連アイコンとは、処方箋あるいは患者に関する情報を示し、ここでは4つの第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dが用意されている。第1の関連アイコン160aは、患者がお薬手帳所有しているかを識別するアイコンである。第2の関連アイコン160bは、一人の患者から複数の処方箋を受け取ったことを識別するアイコンである。第3の関連アイコン160cは、患者が薬を後で受け取ることを要望したことを識別するアイコンである。第4の関連アイコン160dは、患者が薬を後日に受け取ることを要望したことを識別するアイコンである。なお、関連アイコンは4つに限られない。また、第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dが表す意味は上述した意味に限られず各調剤薬局10内で自由に取り決めることができる。
操作者は、表示部32内の関連アイコン領域161内に表示された第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dを押下することで例えばアイコンの色が変化して、選択状態であることを識別できる。
なお、表示部32に表示される、後発薬アイコン150a、先発薬アイコン150bおよび第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dの画像データやレイアウトデータなどはサーバ20の記憶部23に記憶されている。

0057

<処方箋共有システムの全体処理>
次に、本実施形態の処方箋共有システムの全体の処理について説明する。
図10および図11は、本実施形態の処方箋共有システム1の処理を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同様な処理は、同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。ここでは、サーバ20のステップS20〜S22、S23〜S26、および、タブレット30のステップS30、S31〜S35までが第1実施形態と同様であり、サーバ20のステップS40〜S45、および、タブレット30のステップS50〜S59が追加あるいは変更した処理である。

0058

ステップS50では、タブレット30は操作者により属性アイコンがドラッグ&ドロップされたか否かを判定する。ドラッグ&ドロップされた場合にはステップS51に進み、ドラッグ&ドロップされていない場合にはステップS53に進む。例えば、患者が錠剤Aを後発薬にしたい要望がある場合、受付職員Dは表示部32に対応する処方箋を表示させた状態で後発薬アイコン150aを錠剤Aの近くにドラッグ&ドロップする。また、例えば、粉剤Bを後発薬にしたい要望がある場合には後発薬アイコン150aを粉剤Bの近くにドラッグ&ドロップし、軟膏剤Cを先発薬にしたい要望の場合には、先発薬アイコン150bを軟膏剤Cの近くにドラッグ&ドロップする。
なお、図13(a)は、後発薬アイコン150aを錠剤Aおよび粉剤Bの近くに配置し、先発薬アイコン150bを軟膏剤Cの近くに配置した一例を示している。

0059

ステップS51では、タブレット30はドラッグ&ドロップされた属性アイコンに関する情報をサーバ20に送信する。例えば、後発薬アイコン150aがドラッグ&ドロップされた場合には、タブレット30は後発薬アイコン150aの情報と共に、ドロップされた位置および表示している処方箋R3の情報も送信する。なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態(表示されている処方箋)および表示内容(属性アイコン領域151の位置)を管理している場合には、タブレット30はドラッグ&ドロップされた位置情報をサーバ20に送信する。この場合、位置情報が属性アイコンに関する情報に相当する。
ステップS40では、サーバ20はタブレット30からドラッグ&ドロップされた属性アイコンに関する情報を受信したか否かを判定する。属性アイコンに関する情報を受信した場合にはステップS41に進み、受信していない場合にはステップS42に進む。

0060

ステップS41では、サーバ20は、受信した情報に基づいてテーブル200を更新して記憶する。ここでは、サーバ20は受信した属性アイコンに対応する位置情報を記憶する。
図12は、サーバ20が記憶する処方箋のテーブル200の一例を示す図である。テーブル200には、第1実施形態で説明した項目に加えて、投薬時刻201、属性アイコンの位置202、関連アイコンの選択状態203などが記憶される。

0061

投薬時刻201は、後述する投薬アイコンが押下されたときの時刻である。
属性アイコンの位置202は、後発薬アイコン150aまたは先発薬アイコン150bがドロップされた表示部32上の座標(X,Y)である。ここでは、後発薬アイコンの位置202aと後発薬アイコンの位置202bとがそれぞれ一つずつのみであるが、ドロップされた属性アイコンの数が増える度に属性アイコンの位置202の欄が増えて対応する座標が記憶される。
関連アイコンの選択状態203は、第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dが押下され選択されたか否かを示す情報である。ここでは、第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dに対応して4つの関連アイコンの選択状態203a〜203dが記憶される。なお、関連アイコンの数に応じた関連アイコンの選択状態が記憶される。
例えば、サーバ20が後発薬アイコン150aの情報と、後発薬アイコン150aがドロップされた位置および処方箋R3の情報を受信した場合には、図12に示すように、サーバ20は処方箋R3の後発薬アイコンの位置として、座標(700、1100)を記憶する。
なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容を管理している場合には、タブレット30から送信されたドラッグ&ドロップの位置情報に基づいて、何れの処方箋の何れかの属性アイコンが何れの位置にドロップされたかを判定できる。したがって、サーバ20はテーブル200のうち判定した処方箋の属性アイコンの位置に対応する座標を記憶する。

0062

ステップS52では、タブレット30は、サーバ20からの指示に応じてサーバ20の記憶部23に記憶された情報、すなわちテーブル200に基づいて表示部32の表示を更新する。ここで、全てのタブレット30はサーバ20のテーブル200の情報に基づいて更新して表示するために、処方箋R3を表示した場合には、全てのタブレット30で錠剤Aに近接して後発薬アイコン150aが表示される。したがって、各操作者は、薬ごとに後発医薬品であるか先発医薬品であるかを共有することができ、患者の要望する薬を正確に調剤することができる。
また、このときタブレット30は、サーバ20からの指示に応じてスピーカ部39を介して処方箋に属性アイコンが貼付された旨を音や音声で報知する。

0063

ステップS53では、タブレット30は操作者により関連アイコンが押下され、選択されたか否かを判定する。選択された場合にはステップS54に進み、選択されていない場合にはステップS31に進む。例えば、患者がお薬手帳を所有している場合には、受付職員Dは表示部32に表示された第1の関連アイコン160aを押下する。また、例えば、患者から複数枚の処方箋を受け取った場合には、受付職員Dは表示部32に表示された第2の関連アイコン160bを押下する。また、例えば、患者が薬を後に、または、後日に受け取ることを要望した場合には、受付職員Dは表示部32に表示された第3の関連アイコン160c、または、第4の関連アイコン160dを押下する。
なお、図13(a)は、第2の関連アイコン160b、第4の関連アイコン160dが選択された状態の一例を示している。

0064

ステップS54では、タブレット30は押下された関連アイコンに関する情報を送信する。例えば、第2の関連アイコン160bが押下された場合には、タブレット30は第2の関連アイコン160bの情報と共に、表示している処方箋R3の情報も送信する。なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容(関連アイコン領域161の位置)を管理している場合には、タブレット30は押下された位置情報をサーバ20に送信する。この場合、位置情報が関連アイコンに関する情報に相当する。
ステップS42では、サーバ20は、タブレット30から押下された関連アイコンに関する情報を受信したか否かを判定する。関連アイコンに関する情報を受信した場合にはステップS43に進み、受信していない場合にはステップS23に進む。

0065

ステップS43では、サーバ20は受信した情報に基づいてテーブル200を更新して記憶する。ここでは、サーバ20は関連アイコンの選択状態を記憶する。例えば、サーバ20は第2の関連アイコン160bの情報および処方箋R3の情報を受信した場合には、処方箋R3の第2の関連アイコンの選択状態203bを「−」から「1」にして記憶する。

0066

ステップS55では、タブレット30はサーバ20からの指示に応じてサーバ20の記憶部23に記憶されたテーブル200に基づいて表示部32の表示を更新する。ここで、全てのタブレット30cはサーバ20のテーブル200の情報に基づいて更新して表示するために、処方箋R3を表示した場合には、全てのタブレット30で第2の関連アイコン160bが選択された状態で表示される。したがって、各操作者は、処方箋R3の患者から複数の処方箋を受け取ったことを共有することができるので、複数の処方箋に基づく各薬を同じタイミングで患者に受け渡せるように、調整しながら調剤することができる。また、第1の関連アイコン160aが選択されている場合には、各操作者は、処方箋R3の患者がお薬手帳を所有していることを共有することができる。また、第3の関連アイコン160cまたは第4の関連アイコン160dが選択されている場合には、各操作者はその処方箋の調剤を後回しにして、他の処方箋の調剤を優先することができる。
また、このときタブレット30はサーバ20からの指示に応じてスピーカ部39を介して処方箋に関連アイコンが選択された旨を音や音声で報知する。

0067

その後、ステップS26においてサーバ20が受信した完了アイコン128の押下の情報に基づいてテーブル200に完了時刻105を記憶されることで、ステップS56では、タブレット30はサーバ20からの指示に応じてサーバ20のテーブル200に基づいて表示部32の表示を更新する。このとき、図13(a)に示すように、タブレット30は、テーブル200のうち完了時刻105が記憶されている完了アイコン128を投薬アイコン145に変更して表示する。

0068

ステップS57では、タブレット30は操作者により投薬アイコン145が押下されたか否かを判定する。押下された場合にはステップS58に進み、押下されていない場合には押下を待機する。ここでは、例えば、受渡部12の操作者Eがタブレット30の投薬アイコン145を押下することを想定する。
ステップS58では、タブレット30は投薬アイコン145が押下された情報をサーバ20に送信する。この処理は、調剤が完了した旨の情報をサーバ20に送信する処理の一例に相当する。このとき、タブレット30は、投薬アイコン145の押下の情報と共に、表示している処方箋の情報も送信する。
なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容(投薬アイコン145の位置)を管理している場合には、タブレット30は押下された位置情報をサーバ20に送信する。この場合、位置情報が調剤が完了した旨の情報に相当する。

0069

ステップS44では、サーバ20は、タブレット30から投薬アイコン145の押下の情報を受信したか否かを判定する。投薬アイコン145の押下の情報を受信した場合にはステップS45に進み、受信していない場合には押下を待機する。
ステップS45では、サーバ20は、受信した投薬アイコン145の押下の情報に基づいてテーブル200に投薬時刻201を記憶すると共に、薬を受け渡すためにスピーカ部19を介して患者を呼び出す。例えば、サーバ20は薬を受け渡すことができる旨を音声で出力したり、投薬アイコン145が押下された処方箋に対応する識別番号を音声で出力したりすることで患者を呼び出す。更に、サーバ20は、投薬時刻が記憶された識別番号をモニタ70の第1の識別番号表示領域72から消去する。
なお、サーバ20が各タブレット30の表示状態および表示内容を管理している場合には、タブレット30から送信された位置情報に基づいて、何れの処方箋の投薬アイコン145が押下されたかを判定できる。したがって、サーバ20はテーブル200のうち判定した処方箋の投薬時刻を記憶することができる。

0070

ステップS59では、タブレット30は、サーバ20からの指示に応じてサーバ20のテーブル200に基づいて表示部32の表示を更新する。ここで、タブレット30はテーブル200のうち、投薬時刻201が記憶された処方箋の画像を非表示にし、投薬時刻201が記憶されていない処方箋の画像および情報のみを表示する。この処理は、調剤が完了した処方箋の画像を非表示にする処理の一例に相当する。

0071

なお、第1実施形態と同様に操作者が誤って投薬アイコン145を押下した場合を考慮して、タブレット30は調剤が完了した処方箋の画像を非表示にするタイミングを所定時間(例えば5秒〜15秒)だけ遅延させる。ここで、非表示にするタイミングを遅延させる処理としては、サーバ20が所定時間を経過した後に投薬時刻201をテーブル200に記憶したり、タブレット30に対して投薬時刻から所定時間の経過した後に非表示にするように指示したりすることで実現される。所定時間は、第1実施形態と同様である。また、タブレット30は、残数123をサーバ20に記憶されたテーブル200のうち投薬時刻201が記憶されていない処方箋の数になるように更新する。

0072

図13(b)は、一覧アイコン125が押下されて、処方箋の一覧が表示される一例を示す図である。本実施形態では、テーブル200に属性アイコンの位置202、関連アイコンの選択状態203が記憶されている場合、タブレット30は該当するアイコンを処方箋の一部の画像130a〜130cの近くに表示する。
具体的には、図12に示すテーブル200の処方箋R3には、先発薬アイコンの位置202aおよび後発薬アイコンの位置202bのそれぞれに座標が記憶されている。したがって、図13(b)に示すように、タブレット30は処方箋R3の画像130aの近くに先発薬アイコン150aおよび後発薬アイコン150bを表示する。このとき、先発薬アイコンの位置202aに複数の座標が記憶されたり、後発薬アイコンの位置202bに複数の座標が記憶されたりしていても、処方箋R3の画像130aの近くに表示する先発薬アイコン150aの数および後発薬アイコン150bの数はそれぞれ一つとする。
同様に、図12に示すテーブル200の処方箋R3には、第2の関連アイコンの選択状態203bおよび第4の関連アイコンの選択状態203dのそれぞれに「1」が記憶されている。したがって、図13(b)に示すようにタブレット30は処方箋R3の画像130aの近くに第2の関連アイコン160bおよび第4の関連アイコン160dを表示する。
このように、処方箋の一覧を表示するときに処方箋ごとに属性アイコンおよび関連アイコンを表示することで、各操作者は何れの処方箋に属性アイコンおよび関連アイコンが貼付されているかを容易に把握することができる。

0073

以上、第2実施形態の処方箋共有システム1によれば、処方箋の画像に後発薬アイコン150aまたは先発薬アイコン150bを表示させることで、各操作者は薬の属性情報を共有することができる。また、第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dを表示させることで、各操作者は処方箋あるいは患者に関連する情報を共有することができ、効率よく調剤を行うことができる。
なお、本実施形態では、タブレット30は操作者による後発薬アイコン150a上あるいは先発薬アイコン150b上を長押しする操作に応じてアイコンを削除するメニューを表示することができる。タブレット30はユーザによる削除する操作に応じてサーバ20にアイコンを削除する情報を送信し、サーバ20はテーブル200から削除する操作に対応する属性情報の位置情報を削除する。

0074

また、本実施形態では、タブレット30は選択状態の第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dが再度押下されることで、第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dの情報をサーバ20に送信する。この場合、サーバ20は該当する関連アイコンの選択状態を「1」から「−」に戻す。したがって、タブレット30は表示部32の表示を更新すると、第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dが選択されていない表示に戻される。
また、本実施形態では、第1実施形態で説明した識別アイコンの設定と同様な方法により、第1の関連アイコン160a〜第4の関連アイコン160dの増減を任意に設定することができる。

0075

以上、本発明を上述した実施形態と共に説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、各実施形態を組み合せることができる。
上述した実施形態では、1人の薬剤師が担当する調剤の種類が1種類である場合について説明したが、この場合に限られず、1人の薬剤師が2種類以上の調剤を担当してもよく、複数の薬剤師が1種類の調剤を担当してもよい。

0076

また、タブレット30の表示部32に表示する処方箋の画像は、処方箋の画像の一部であってもよい。また、タブレット30の表示部32に表示する処方箋は、サーバ20のOCR機能により文字変換したものであってもよいが、誤変換を考慮するとスキャナ40で読み取ったままの画像であることが好ましい。
また、上述した説明では、サーバ20が一定時間間隔でタブレット30に対して表示の更新を指示する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、サーバ20でステップS24やステップS26などのイベントが生じたときに、タブレット30に対して表示の更新を指示してもよい。
また、上述した説明では、調剤が終了した識別アイコン127をグレーアウトで表示する場合について説明したが、この場合に限られず、調剤が終了したことを識別できれば、どのような表示であってもよい。

0077

1:処方箋共有システム20:サーバ(情報処理装置) 21:入力部 22:表示部 23:記憶部 24:通信部 25:制御部 26:送受信処理部 27:入出力処理部 28:記憶処理部 29:印刷処理部 30(30a〜30c):タブレット(端末装置) 31:入力部 32:表示部 33:記憶部 34:通信部 35:制御部
36:送受信処理部 37:入出力処理部 38:更新部 40:スキャナ50:プリンタ70:モニタ(表示装置)

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