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技術 ジッパーテープ、ジッパーテープ付袋体、および、ジッパーテープ付袋体の製造方法

出願人 出光ユニテック株式会社
発明者 戸高匠後藤修一
出願日 2015年1月14日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2015-005422
公開日 2016年7月21日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2016-129628
状態 特許登録済
技術分野 スライドファスナー 紙容器等紙製品の製造
主要キーワード 釣り針形状 長手帯状 操出装置 接合突起 形状保形性 爪領域 目打ち ジッパーテープ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月21日)のものです。
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図面 (10)

課題

高い封止性易開封性との相反する双方が得られ、製造が容易なジッパーテープに関する。

解決手段

雌側部22Cが連設された雌側帯状基部22Aに、雌側鉤部22Cの基端幅方向における収納空間14側に、薄肉部22A1を設ける。内圧が増大した際、第二係合部24の基端に圧力が作用し、薄肉部22A1が切断する。雌側帯状基部22Aは、幅方向の開口部12側のみが取り付けられ、高い封止性と易開封性とが得られるいわゆる片側外し状態となる。薄肉部22A1を設けた簡単な構造のジッパーテープ20を用い、一対の帯状基部21A,22Aの幅方向の両端側を袋本体10に取り付ける通常の取付方法でも、高い封止性と易開封性とが得られ、容易に製造できる。

概要

背景

従来、薬品食品などを包装する袋体において、ジッパーテープが取り付けられた各種袋体が知られている。このようなジッパーテープ付き袋体において、ジッパーテープが係合した状態で、収容物粉体または液体などが漏れ出さないように、封止性耐圧強度とが望まれた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に記載のものは、一対の帯状基部に第1係合部と第2係合部とを並列に備えたジッパーテープが、袋本体の開口部に設けられている。ジッパーテープの一方の帯状基部は袋本体に取り付けられ、他方の帯状基部は幅方向における開口部側のみが袋本体に取り付けられ、幅方向における収容部側は袋本体に接着されないようになっている。そして、袋本体に内圧が作用した際、他方の帯状基部と袋本体との間に圧力が作用し、互いに係合する係合部には圧力の一部が作用し、係合部から収容物が漏れ出ないようにしている。

概要

高い封止性と易開封性との相反する双方が得られ、製造が容易なジッパーテープに関する。雌側部22Cが連設された雌側帯状基部22Aに、雌側鉤部22Cの基端で幅方向における収納空間14側に、薄肉部22A1を設ける。内圧が増大した際、第二係合部24の基端に圧力が作用し、薄肉部22A1が切断する。雌側帯状基部22Aは、幅方向の開口部12側のみが取り付けられ、高い封止性と易開封性とが得られるいわゆる片側外し状態となる。薄肉部22A1を設けた簡単な構造のジッパーテープ20を用い、一対の帯状基部21A,22Aの幅方向の両端側を袋本体10に取り付ける通常の取付方法でも、高い封止性と易開封性とが得られ、容易に製造できる。

目的

本発明は、高い封止性と易開封性との相反する双方が得られ、製造が容易なジッパーテープ、ジッパーテープ付袋体、および、ジッパーテープ付袋体の製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して、切断可能領域が設けられることを特徴とするジッパーテープ

請求項2

請求項1に記載のジッパーテープにおいて、前記雄部および前記雌部は、複数対設けられ、前記切断可能領域は、前記複数対設けられた前記雌部のうち、前記雌側帯状基部の幅方向の一端側に位置する前記雌部の突出領域の基端に位置して設けられていることを特徴とするジッパーテープ。

請求項3

雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、前記雌部に並行に突出して設けられ、前記雌側帯状基部の幅方向の他端側に向けて突出する断面釣り針形状の雌側鉤状領域を有した雌側鉤部と、前記雌側帯状基部の幅方向の一端側で、かつ前記雌側鉤部の基端に位置して設けられた切断可能領域とを有し、前記雄側帯状基部は、前記雌側鉤状領域に係合可能な雄側鉤状領域を有した雄側鉤部を有していることを特徴とするジッパーテープ。

請求項4

請求項3に記載のジッパーテープにおいて、前記雄側鉤部および前記雌側鉤部は、複数対設けられ、前記切断可能領域は、前記複数対設けられた前記雌側鉤部のうち、前記雌側帯状基部の幅方向の一端側に位置する前記雌側鉤部の基端に位置して設けられていることを特徴とするジッパーテープ。

請求項5

請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のジッパーテープにおいて、前記切断可能領域は、当該切断可能領域が設けられた雌側帯状基部の厚さ寸法より薄く形成された薄肉部、小穴が連続する目打ち部、および、当該切断可能領域が設けられた雌側帯状基部より軟質の部材にて形成された軟質部のうちの少なくともいずれかであることを特徴とするジッパーテープ。

請求項6

開口を有し被包装物収納可能な袋本体と、前記袋本体に取り付けられる雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、前記袋本体に取り付けられる雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備えたジッパーテープとを具備し、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して、切断可能領域が設けられることを特徴とするジッパーテープ付袋体。

請求項7

開口を有し内容物が収納可能な袋本体と、前記袋本体に取り付けられる雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、前記袋本体に取り付けられる雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有したジッパーテープと、前記雌側帯状基部に離間して並列に、前記袋本体に取り付けられた帯状部材と、を備え、前記雌側帯状基部は、前記雌部が設けられた領域より幅方向の前記開口側のみが前記袋本体に取り付けられ、前記帯状部材は、前記雌側帯状基部に離間しかつ並列に、前記袋本体の被包装物側に位置して前記袋本体に取り付けられていることを特徴とするジッパーテープ付袋体。

請求項8

請求項7に記載のジッパーテープ付袋体において、前記帯状部材は、前記ジッパーテープにおける雌側帯状基部の幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して設けられた切断可能領域が切断されたことで、形成されたものであることを特徴とするジッパーテープ付袋体。

請求項9

雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して、切断可能領域が設けられたジッパーテープを用い、前記雄側帯状基部の幅方向の両端側を基材フィルムに取り付ける工程と、前記雌側帯状基部における前記雌部および前記切断可能領域が設けられた領域を除いて幅方向の両端側のみを前記基材フィルムに取り付ける工程と、を実施することを特徴とするジッパーテープ付袋体の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、ジッパーテープジッパーテープ付袋体、および、ジッパーテープ付袋体の製造方法に関する。

背景技術

0002

従来、薬品食品などを包装する袋体において、ジッパーテープが取り付けられた各種袋体が知られている。このようなジッパーテープ付き袋体において、ジッパーテープが係合した状態で、収容物粉体または液体などが漏れ出さないように、封止性耐圧強度とが望まれた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

特許文献1に記載のものは、一対の帯状基部に第1係合部と第2係合部とを並列に備えたジッパーテープが、袋本体の開口部に設けられている。ジッパーテープの一方の帯状基部は袋本体に取り付けられ、他方の帯状基部は幅方向における開口部側のみが袋本体に取り付けられ、幅方向における収容部側は袋本体に接着されないようになっている。そして、袋本体に内圧が作用した際、他方の帯状基部と袋本体との間に圧力が作用し、互いに係合する係合部には圧力の一部が作用し、係合部から収容物が漏れ出ないようにしている。

先行技術

0004

特開平8−268445号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、特許文献1に記載のような一方の帯状基部の幅方向における一端側のみを袋本体に取り付ける構成の場合、袋本体に取り付ける際に専用のシールバーが必要となる。
本発明は、高い封止性と易開封性との相反する双方が得られ、製造が容易なジッパーテープ、ジッパーテープ付袋体、および、ジッパーテープ付袋体の製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明のジッパーテープは、雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して、切断可能領域が設けられることを特徴とする。
この発明では、雌側帯状基部の幅方向における一端側に、雌部の突出領域の基端に位置して切断可能領域を設けている。このことにより、切断可能領域を設けた幅方向の一端を内容物側として、一対の帯状基部の幅方向の両端側を、袋本体に取り付けた状態で、袋本体の内圧が増大した際、雌部の基端に圧力が作用し、切断可能領域で切断される。このため、雌側帯状基部は、幅方向の他端側のみが取り付けられ、高い封止性と易開封性との相反する双方が得られるいわゆる片側外し状態となる。したがって、高い封止性と易開封性とが得られる構成が、一対の帯状基部の幅方向の両端側を袋本体に取り付ける通常の取付方法でも容易に得られる。
ここで、雄部および雌部の係合とは、雄部の雄側爪領域や雄側鉤領域と、雌部の雌側爪状領域とが互いに引っ掛かっている、もしくは外力が作用した際に引っ掛かる、いわゆる互いに引っ掛かり合う状態の他、噛み合うこと(噛合、咬合)、嵌め合う状態も含むものである。

0007

また、本発明では、前記雄部および前記雌部は、複数対設けられ、前記切断可能領域は、前記複数対設けられた前記雌部のうち、前記雌側帯状基部の幅方向の一端側に位置する前記雌部の突出領域の基端に位置して設けられていることが好ましい。
この発明では、複数対の雄部および雌部を設けることで、雄部および雌部による係合力が増大し、より高い封止性が得られる。

0008

本発明のジッパーテープは、雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、前記雌部に並行に突出して設けられ、前記雌側帯状基部の幅方向の他端側に向けて突出する断面釣り針形状の雌側鉤状領域を有した雌側鉤部と、前記雌側帯状基部の幅方向の一端側で、かつ前記雌側鉤部の基端に位置して設けられた切断可能領域とを有し、前記雄側帯状基部は、前記雌側鉤状領域に係合可能な雄側鉤状領域を有した雄側鉤部を有していることを特徴とする。
この発明では、本発明のジッパーテープに雄側鉤部および雌側鉤部を設けたもので、本発明のジッパーテープに加え、雄部および雌部の係合と合わせて、雄側鉤部および雌側鉤部の係合により、開封性があまり損なわれることなく、係合力を大きく増大でき、より高い封止性が得られるものです。
ここで、雄側鉤部および雌側鉤部の係合は、雄側鉤状領域および雌側鉤状領域が互いに引っ掛かっている、もしくは外力が作用した際に引っ掛かる、雄側鉤状領域および雌側鉤状領域がいわゆる互いに引っ掛り合う状態である。

0009

さらに、本発明では、前記雄側鉤部および前記雌側鉤部は、複数対設けられ、前記切断可能領域は、前記複数対設けられた前記雌側鉤部のうち、前記雌側帯状基部の幅方向の一端側に位置する前記雌側鉤部の基端に位置して設けられていることが好ましい。
この発明では、雄側鉤部および雌側鉤部を複数対設けることで、開封性があまり損なわれることなく、係合力を大きく増大でき、より高い封止性が得られる。

0010

そして、本発明では、前記切断可能領域は、当該切断可能領域が設けられた雌側帯状基部の厚さ寸法より薄く形成された薄肉部、小穴が連続する目打ち部、および、当該切断可能領域が設けられた雌側帯状基部より軟質の部材にて形成された軟質部のうちの少なくともいずれかであることが好ましい。
この発明では、薄肉部や、目打ち部、あるいは軟質部の簡単な構造で、高い封止性および易開封性が得られるいわゆる片側外しの構成が、従来と同様の製造方法で容易に提供できる。

0011

本発明のジッパーテープ付袋体は、開口を有し被包装物収納可能な袋本体と、前記袋本体に取り付けられる雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、前記袋本体に取り付けられる雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備えたジッパーテープとを具備し、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して、切断可能領域が設けられることを特徴とする。
この発明では、袋本体の内圧が増大した際、切断可能領域を設けた幅方向の一端を内容物側として、一対の帯状基部の幅方向の両端側を、袋本体に取り付けた状態では、雌部の基端に圧力が作用し、切断可能領域で切断される。このことにより、雌側帯状基部は、幅方向の他端側のみが取り付けられ、高い封止性と易開封性との相反する双方が得られるいわゆる片側外し状態となる。このため、高い封止性と易開封性とが得られる構成が、切断可能領域を設けたジッパーテープを用いることで、一対の帯状基部の幅方向の両端側を袋本体に取り付ける通常の取付方法でも容易に得られ、製造性も向上できる。

0012

本発明のジッパーテープ付袋体は、開口を有し内容物が収納可能な袋本体と、前記袋本体に取り付けられる雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、前記袋本体に取り付けられる雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有したジッパーテープと、前記雌側帯状基部に離間して並列に、前記袋本体に取り付けられた帯状部材と、を備え、前記雌側帯状基部は、前記雌部が設けられた領域より幅方向の前記開口側のみが前記袋本体に取り付けられ、前記帯状部材は、前記雌側帯状基部に離間しかつ並列に、前記袋本体の被包装物側に位置して前記袋本体に取り付けられていることを特徴とする。
この発明では、本発明の切断可能領域が設けられたジッパーテープが取り付けられたものにおいて、袋本体の内圧が増大して係合部の基端に圧力が作用し、切断可能領域で切断された後のジッパーテープおよび帯状部材がそれぞれ袋本体に取り付けられている状態であり、高い封止性と易開封性とが確実に得られる。

0013

そして、本発明では、前記帯状部材は、前記ジッパーテープにおける雌側帯状基部の幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して設けられた切断可能領域が切断されたことで、形成されたものである。
このため、切断可能領域が設けられたジッパーテープを従来の取付方法で袋本体に取り付けても、高い封止性と易開封性とが確実に得られる。

0014

本発明のジッパーテープ付袋体の製造方法は、雄側帯状基部および前記雄側帯状基部に突出して設けられた雄部を有する雄部材と、雌側帯状基部および前記雌側帯状基部に設けられ前記雄部が取り外し可能に係合する雌部を有する雌部材とを備え、前記雄部は、前記雄側帯状基部から突出する首領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の一側に向けて突出する雄側爪領域と、前記首領域から前記雄側帯状基部の幅方向の他側に向け突出する雄側鉤領域とを有し、前記雌部は、雌側帯状基部の長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域と、突出領域から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪状領域とを有し、前記雌側帯状基部は、幅方向の一端側で、かつ前記突出領域の基端に位置して、切断可能領域が設けられたジッパーテープを用い、前記雄側帯状基部の幅方向の両端側を基材フィルムに取り付ける工程と、前記雌側帯状基部における前記雌部および前記切断可能領域が設けられた領域を除いて幅方向の両端側のみを前記基材フィルムに取り付ける工程と、を実施することを特徴とする。
この発明では、内圧が増大してジッパーテープの切断可能領域が切断されることで、高い封止性および易開封性が得られるジッパーテープ付袋体を、通常のジッパーテープの取り付けと同様にして容易に製造でき、高い封止性および易開封性のジッパーテープ付袋体の製造性を向上できる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の一実施形態におけるジッパーテープ付袋体を示す断面図。
本実施形態のジッパーテープを示す一部を切り欠いた断面図。
本実施形態のジッパーテープ付袋体の製造装置を示す概略斜視図。
本実施形態の内圧が加わった際のジッパーテープ付袋体を示す断面図。
前記内圧が加わった際の雄部および雌部の係合状態を説明する断面図。
本実施形態の開封時の雄部および雌部の係合解除を説明する断面図。
本発明の他の実施形態におけるジッパーテープ付袋体を示す断面図。
本発明のさらに他の実施形態におけるジッパーテープ付袋体を示す断面図。
本発明のさらに他の実施形態におけるジッパーテープを示す断面図。

実施例

0016

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、ジッパーテープ付袋体として、食品、薬品、医療品文具雑貨などの各種物品を包装する袋体を例示するが、この限りではない。

0017

[ジッパーテープ付袋体の構造]
図1に示すように、ジッパーテープ付袋体1は、袋本体10と、袋本体10の内面接合、例えばヒートシールされたジッパーテープ20と、を備えている。

0018

(袋本体の構成)
袋本体10は、フィルムである基材フィルム11が折り返されて重ね合わされ、重なり合う両縁に図示しない一対のサイドシール部とトップシール部が形成される。
そして、袋本体10は、折り返されて重なり合う縁が、ジッパーテープ20を取り付ける開口部12の縁となり、内部に被包装物を収納する収納空間14を区画形成している。なお、開口部12の縁は、被包装物が収納された後、トップシール部が形成されて封止される。

0019

基材フィルム11としては、例えば、(直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Low Density Polyethylene:LLDPE)、ポリプロピレン(Polypropylene:PP)などの熱可塑性樹脂にて形成された単層または多層のフィルムを利用できる。多層のフィルムとしては、表基材に、二軸延伸したポリプロピレン(Oriented Polypropylene:OPP)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)、二軸延伸ナイロン(ONy)、キャストポリプロピレン(Cast Polypropylene:CPP)などを用いることができる。なお、多層フィルムとして、いわゆるガスバリアー遮光などの目的で、アルミニウム蒸着アルミニウム箔の積層など、無機系の層を備えた構成としてもよい。
また、基材フィルム11は、包装袋用材料であれば特に限定されないが、例えば厚み寸法が10μm以上200μm以下であることが好ましい。厚み寸法が10μm未満であると、シール強度袋強度が弱くなる場合がある。一方、厚み寸法が200μmを超えると、袋の開封がしにくくなる場合がある。

0020

(ジッパーテープの構成)
ジッパーテープ20は、図1,2に示すように、雄部材21および雌部材22を備えている。
雄部材21は、長手帯状に形成された雄側帯状基部21Aと、雄側帯状基部21Aに長手方向に沿って突出して設けられた雄部21Bと、雄部21Bに並行に雄側帯状基部21Aに突出して設けられた雄側鉤部21Cとを有している。そして、雄部材21は、袋本体10の開口部12に沿って、雄側帯状基部21Aの幅方向の両端側が袋本体10に接合されて取り付けられている。
雄部21Bは、雄側帯状基部21Aから雄側帯状基部21Aの長手方向に沿った壁状に突出する首領域21B1と、首領域21B1から雄側帯状基部21Aの幅方向の一端側に向けて長手方向に沿って突出し、断面三角形状の雄側爪領域21B2と、首領域21B1から雄側帯状基部21Aの幅方向の他端側に向けて長手方向に沿って突出し、断面が釣り針形状の雄側鉤領域21B3とを有している。
雄側鉤部21Cは、雄部21Bの鉤領域21B3が突出する方向に突出し、断面が釣り針形状の雄側鉤状領域21C1を有している。

0021

雌部材22は、長手帯状に形成された雌側帯状基部22Aと、雌側帯状基部22Aに長手方向に沿って突出して設けられ、雄部21Bが係脱可能な雌部22Bと、雌部22Bに並行に雌側帯状基部22Aに突出して設けられた雌側鉤部22Cとを有している。そして、雌部材22は、袋本体10の開口部12に沿って、幅方向の両端側が袋本体10に接合されて取り付けられている。
雌部22Bは、雌側帯状基部22Aの長手方向に沿って壁状に突出する一対の突出領域22B1と、突出領域22B1から互いに基端側に向けて折り返すように内側に向けて長手方向に沿って突出する断面釣り針形状の雌側爪領域22B3とを有している。
雌側鉤部22Cは、雌部22Bの雌側爪領域22B3が突出する方向に突出し、断面が釣り針形状の雌側鉤状領域22C1を有している。
また、雌側帯状基部22Aには、雌側帯状基部22Aから突出する雌側鉤部22Cで、かつ幅方向の一端側である雌側鉤状領域22C1が突出する側と反対側の収納空間14側に位置して、切断可能領域としての薄肉部22A1が設けられている。この薄肉部22A1は、壁状の雌側鉤部22Cに沿った凹溝状となる薄肉に形成されている。

0022

雄部21Bの雄側爪領域21B2は、雌部22Bの収納空間14側に向けて突出する雌側爪領域22B3に係脱可能な構成となっている。また、雄部21Bの雄側鉤領域21B3は、雌部22Bの開口部12側に向けて突出する雌側爪領域22B3に係脱可能な構成となっている。
雄部21Bと雌部22Bとにより第一係合部23が構成され、雄側鉤部21Cと雌側鉤部22Cとにより第二係合部24が構成される。

0023

雄部21Bの雄側爪領域21B2は、図2に示すように、首領域21B1から突出する先端点である頂点Mが、雄側爪領域21B2の断面三角形状の首領域21B1に面する底面の垂線上に位置する。さらに、頂点Mにおける雄側帯状基部21Aの平面に平行な平行線Lに対して雄側爪領域21B2の斜辺Nのなす角θは、不用意な開封を防止しつつ、開封性が損なわれることを防止して係合解除時の良好な手感触を提供するために、0°以上90°未満の鋭角である。

0024

そして、このようなジッパーテープ20は、例えばポリオレフィン系樹脂を用いて形成されている。なお、ジッパーテープ20は、長手方向に対して折り曲げることで、その状態を保持する形状保形性を有し、開口部12の開口が維持される状態となるように形成してもよい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂ポリプロピレン系樹脂が好ましい。特に、伸びにくいポリプロピレン系樹脂が好ましい。ポリプロピレン系樹脂としては、ホモポリプロピレン(H−PP)、ブロックポリプロピレン(B−PP)、ランダムポリプロピレン(R−PP)、プロピレンエチレンブテンランダム三元共重合体などが利用できる。

0025

[ジッパーテープ付袋体の製造]
次に、上記ジッパーテープ付袋体1の製造について説明する。
なお、ジッパーテープ付袋体1の製造には、種々の方法を採用することができる。

0026

(製造装置)
図3は、ジッパーテープ付袋体1の製造装置を示す概略斜視図である。
図3に示す製造装置3は、いわゆる三方製袋機基本構成とするものである。
この製造装置3は、雄部材21および雌部材22が係合されたジッパーテープ20を送り出す一対のテープ操出装置31と、ジッパーテープ20を基材フィルム11にヒートシールするジッパーテープ接合装置32と、基材フィルム11からジッパーテープ付袋体1を形成させる製袋装置33と、などを備えている。

0027

テープ操出装置31は、雄部材21および雌部材22を係合したジッパーテープ20を巻回しテープ巻ロール311を着脱可能に装着し、ジッパーテープ20を送り出す。
ジッパーテープ20の操出は、例えば連続的に一定速度で繰り出す構成に限らず、間欠的に繰り出す構成とするなど、いずれの操出方法を適用できる。
なお、図3は、説明の都合上、一対のテープ操出装置31のうちの一方のみを示す。

0028

ジッパーテープ接合装置32は、フィルム巻取ロール111から繰り出される基材フィルム11と、テープ操出装置31から繰り出されるジッパーテープ20とを位置決めする図示しない位置決めガイド部と、基材フィルム11にジッパーテープ20をヒートシールする一対のシールバー321と、を備えている。
一対のシールバー321は、雄側帯状基部21Aにおける雄部21Bおよび雄側鉤部21C、あるいは雌側帯状基部22Aにおける雌部22Bおよび雌側鉤部22Cを除く、断面U字状に形成され、雄側帯状基部21Aや雌側帯状基部22Aの幅寸法とそれぞれ略同幅寸法に形成されている。
なお、基材フィルム11とジッパーテープ20との接合は、ヒートシールに限らず、超音波による溶着接着剤などを用いた接着など、各種方法を利用できる。

0029

製袋装置33は、ボトムシール部13を形成するボトムシールバー331と、ジッパーテープ20を潰す潰しバー332と、ジッパーテープ20を潰した位置でサイドシール部を形成するサイドシールバー333と、ジッパーテープ20間で切断する第一切断部334と、サイドシール部毎に切断し、ボトムシール部13とサイドシール部との三方がヒートシールされたジッパーテープ付袋体1を得る第二切断部335と、を備えている。
そして、製造装置3の次工程として、形成されたジッパーテープ付袋体1に被包装物Pを充填する充填装置(図示せず)が備えられている。

0030

(ジッパーテープ付袋体の製造方法)
次に、上記製造装置3を用いたジッパーテープ付袋体1の製造方法について図面を参照して説明する。

0031

ジッパーテープ付袋体1の製造方法は、例えば図3に示す三方製袋する製造装置3を用いて製造され、ジッパーテープ20を繰り出すテープ操出工程と、ジッパーテープ20を基材フィルム11に接合させるテープ取付工程と、基材フィルム11からジッパーテープ付袋体1を形成させる製袋工程と、などを実施する。

0032

テープ操出工程で、テープ巻取ロール311からジッパーテープ20を引き出し、ジッパーテープ接合装置32へ繰り出し、テープ取付工程を実施させる。
テープ取付工程では、ジッパーテープ接合装置32により、位置決めガイド部でジッパーテープ20と基材フィルム11とを位置決めする。そして、ジッパーテープ接合装置32は、シールバー321によりジッパーテープ20の雄部材21および雌部材22を基材フィルム11にそれぞれヒートシールする。
このジッパーテープ20のシールの際、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aは、それぞれ幅方向の両端側がシールされる。

0033

この後、製袋工程でジッパーテープ付袋体1を製袋する。製袋に際して、まずボトムシールバー331によりボトムシール部13を形成する。この後、潰しバー332により、ジッパーテープ20を所定間隔で潰す。続いて、潰しバー332でジッパーテープ20を潰した位置でサイドシールバー333により、基材フィルム11をシールしてサイドシール部を形成する。第一切断部334および第二切断部335によりそれぞれ切断し、ボトムシール部13とサイドシール部との三方がシールされたジッパーテープ付袋体1を切り出す。
そして、得られたジッパーテープ付袋体1に、図示しない充填装置により、開口部12側から被包装物Pが所定量投入され、ジッパーテープ20の係合により封止する。

0034

[内圧作用時および開封時の動作]
次に、上記ジッパーテープ付袋体1の内圧作用時および開封時の動作を、図面を参照して説明する。
図4は、ジッパーテープ付袋体1に内圧を加えた際の雄部および雌部の係合状態を説明する断面図である。図5は、内圧が加わった際のジッパーテープ付袋体1の雄部および雌部の係合状態を説明する断面図である。図6は、ジッパーテープ付袋体1を開封する際の雄部および雌部の係合解除を説明する断面図である。

0035

(内圧作用時)
被包装物を封止した状態で、ジッパーテープ付袋体1に外力が作用したり加熱などにて内圧が高くなると、内圧は、第二係合部24に作用する。このことにより、図4および図5に示すように、第二係合部24の雌側鉤部22Cの基端の弱い部分である薄肉部22A1が切断される。なお、切断された雌側帯状基部22Aの一端側となる部分が帯状部材22A3として袋本体10に接合したままの状態となる。この薄肉部22A1が切断した状態では、雌部材22は、雌側帯状基部22Aの幅方向における開口部12側のみが袋本体10に取り付けられた、いわゆる片側外し状態となる。
この片側外し状態で、内圧が作用すると、図5中の矢印方向に雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aが移動する状態となる。この状態では、雄部21Bの雄側鉤領域21B3と雌部22Bの雌側爪領域22B3と、および、雄側鉤部21Cの雄側鉤状領域21C1と雌側鉤部22Cの雌側鉤状領域22C1とが、互いに引っ張り合うように噛合する。このことにより、第一係合部23および第二係合部24の係合がより強くなり、開口部12は開封されない。
なお、高まった内圧の一部は、袋本体10と雌側帯状基部22Aとの間に作用し、雄部材21および雌部材22の係合部分には残りの内圧が作用することとなり、内圧の作用により直接係合が解除されにくく、漏れを防止できる。

0036

(開封時)
一方、開封に際しては、トップシール部を除去して開口部12を開口させる。そして、図6に示すように、開口部12の縁を互いに離間する矢印方向に引っ張る。このことにより、雄側帯状基部21Aおよび雌側帯状基部22Aが湾曲するように屈曲される状態となる。
このため、雄部21Bの雄側爪領域21B2および雌部22Bの雌側爪領域22B3が外れる方向に移動され、雄側爪領域21B2の先端および雄部21Bの先端が雌部22Bの雌側爪領域22B3の先端を滑動するように第一係合部23の係合が外れる。同様に、第二係合部24についても、雄側鉤部21Cの雄側鉤状領域21C1と雌側鉤部22Cの雌側鉤状領域22C1とが外れる方向に移動されて外れ、開口部12が小さな力で容易に開封できる。

0037

[実施形態の効果]
上述したように、上記実施形態では、袋本体10の内圧が増大した際、一対の帯状基部21A,22Aの幅方向の両端側を袋本体10に取り付けた状態では、第二係合部24の基端に圧力が作用し、薄肉部22A1が切断する。このことにより、雌側帯状基部22Aは、幅方向における他端側である開口部12に対応する側のみが袋本体10に取り付けられた状態となり、高い封止性と易開封性との相反する双方が得られるいわゆる片側外しの状態となる。
このため、高い封止性と易開封性とが得られる構成が、薄肉部22A1を設けた簡単な構造のジッパーテープ20を用い、一対の帯状基部21A,22Aの幅方向の両端側を袋本体10に取り付ける通常の取付方法でも容易に得られ、製造性も向上できる。

0038

そして、上記実施形態では、第一係合部23および第二係合部24をそれぞれ設けている。
このため、雄側鉤部21Cおよび雌側鉤部22Cの係合と合わせて、雄部21Bおよび雌部22Bの係合により、開封性があまり損なわれることなく、係合力を大きく増大でき、より高い封止性が得られる。

0039

さらに、切断可能領域として薄肉部22A1としている。
このため、内圧が作用した際に切断して片側外しの構成が、薄肉に形成する簡単な構成で容易に得られる。

0040

[変形例]
なお、本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した材質、層構成などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した名称での記載は、本発明に含まれるものである。

0041

例えば、上記実施形態では、第一係合部23および第二係合部24を設けたジッパーテープ20を例示したが、例えば、図7に示すように、第二係合部24を設けず第一係合部23のみとし、雌部22Bの基端に、切断可能領域を設けてもよい。

0042

さらに、ジッパーテープ20としては、第一係合部23や第二係合部24を複数対設けてもよい。
このような構成とすることで、より係合力が向上し、高い封止性が得られる。
なお、この場合には、切断可能領域より収納空間14側には、他の第一係合部23や第二係合部24は設けられていない構成とする必要がある。具体的には、第一係合部23を複数対設けた構成では、図8に示すように、最も収納空間14側に位置する雌部22Bの収納空間24側の基端に、切断可能領域(例えば、薄肉部22A1)を設ける必要がある。第二係合部24を複数対設けた構成も同様に、最も収納空間14側に位置する雌側鉤部22Cの収納空間24側の基端に、切断可能領域を設ける必要がある。

0043

また、本発明では、切断可能領域が設けられる帯状基部21A,22Aには、例えば図9に示すように、ヒートシールの際に基材フィルム11に取り付けられる接合領域としての接合突起21A2,22A2が、切断可能領域、例えば薄肉部22A1より幅方向の一端側に位置して設けられることが好ましい。この図9に示すような帯状基部21A,22Aの幅方向の両端側に、積極的にシールされる接合突起21A2,22A2を設けることで、内圧が作用して切断可能領域で切断された際に、確実に片側外しの構成が得られ、内圧に対して高い封止性が確実に得られる。

0044

さらに、本発明では、例えば図9に示すように、雄側鉤部21Cや雌側鉤部22Cが変形した際に当接可能に補強部25を設けてもよい。さらに、雄部21Bや雌部22Bが変形した際に当接可能に補強部25を設けてもよい。
このような補強部25を設けることで、例えば、ジッパーテープ付袋体1に大きな内圧が作用し、雄側鉤部21Cや雌側鉤部22Cが変形したり、雄部21Bや雌部22Bが変形したりすると、補強部25に当接して変形が抑制される。このため、係合が解除されてしまうことを防止でき、より高い封止性を提供できる。

0045

そして、切断可能領域としては、薄肉部22A1に限らない。例えば、小穴が連続する目打ち部、帯状基部21A,22Aの他の部位より軟質の部材にて形成された軟質部、これらの組み合わせのいずれの構成としてもよい。

0046

1………ジッパーテープ付袋体
10………袋本体
11………基材フィルム
20………ジッパーテープ
21A……雄側帯状基部
21B……雄部
21B1…首領域
21B2…雄側爪領域
21B3…雄側鉤領域
22A……雌側帯状基部
22A1…切断可能領域としての薄肉部
22A3…帯状部材
22B……雌部
22B1…突出領域
22B3…雌側爪状領域

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