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技術 情報処理装置、入力手段選択方法、およびコンピュータプログラム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 金井一晃伊藤昌之冨安和弘上田博貴久田幸奈
出願日 2015年1月8日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2015-002280
公開日 2016年7月11日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2016-126704
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 操作キーパネル トグル入力 画面コード 接続元端末 センシティブ情報 トグル方式 切換え後 モジュール識別子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

センシティブな情報を従来よりも安全に入力できるようにする。

解決手段

ユーザが情報を入力する音声入力モジュール171およびフルキーボードモジュール172とを有する画像形成装置1に、ユーザが入力しようとする入力対象情報がセンシティブであるか否かを判別する好適モジュール判別部104と、入力対象情報を入力するに当たって、入力対象情報がセンシティブでないと判別された場合は音声入力モジュール171を呼び出し、センシティブであると判別された場合はフルキーボードモジュール172を呼び出す入力モジュール呼出部105と、を設ける。

概要

背景

ユーザが装置へ情報を入力するための様々な入力装置が、普及している。例えば、キーボードタッチパネルディスプレイ、およびマウスなどである。

タッチパネルディスプレイには、フルキーボードおよびテンキーボードなど様々な形態のキーボードの画面(図4、図5参照)を表示させることができる。このようなキーボードの画面は、一般に「ソフトウェアキーボード」または「仮想キーボード」などと呼ばれる。ユーザは、符号(文字数字、または記号)を、キーボードの画面の中からそれに対応するキータッチすることによって、入力する。

符号を、タッチパネルディスプレイの表示面を指またはペンで書くことによって入力することも、できる(図6参照)。このような入力の方法は、一般に「手書入力」と呼ばれる。

このように、入力装置と種々の画面とを組み合わせることによって、様々な入力手段が実現される。

そのほか、マイクロフォンによって得られた音声の信号に基づいて、ユーザが発した言葉を符号に変換する入力手段が、普及している。

さらに、タッチパネルディスプレイによる入力のシステムとして、次のシステムが提案されている。

ユーザが手元で操作するためのタッチパネル式入出力部を有する接続元端末と、接続元端末から通信ネットワークを介してアクセスされる接続先端末とを具えるリモートアクセス制御システムであって、接続先端末は、遠隔操作によりフォーカスされたアプリケーション種別または項目を接続元端末に通知するアプリケーション監視部を具えるとともに、接続元端末は、接続先端末から通知されたアプリケーションまたは項目に対応するキーボード種別を判定し、適切な仮想キーボードをタッチパネルに表示させる仮想キーボード表示部を具える(特許文献1)。

また、バックライトを備えた表示部と、表示部にパスワードを入力するためのパスワード入力フィールドを含む画面を表示させ、パスワード入力フィールドが選択されると、バックライトを消灯するための制御信号を表示部107に送出する制御部103とを有する携帯電話機が、提案されている(特許文献2)。

概要

センシティブな情報を従来よりも安全に入力できるようにする。ユーザが情報を入力する音声入力モジュール171およびフルキーボードモジュール172とを有する画像形成装置1に、ユーザが入力しようとする入力対象情報がセンシティブであるか否かを判別する好適モジュール判別部104と、入力対象情報を入力するに当たって、入力対象情報がセンシティブでないと判別された場合は音声入力モジュール171を呼び出し、センシティブであると判別された場合はフルキーボードモジュール172を呼び出す入力モジュール呼出部105と、を設ける。

目的

本発明は、このような問題点に鑑み、センシティブな情報を従来よりも安全に入力できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

ユーザが情報を入力する入力手段として、第一の入力手段と、入力中である情報が周囲の人に前記第一の入力手段よりも気付かれにくい第二の入力手段と、を有し、さらに、前記ユーザが入力しようとする入力対象情報センシティブであるか否かを判別する判別手段と、前記入力対象情報を入力するに当たって、当該入力対象情報がセンシティブでないと判別された場合は前記第一の入力手段を呼び出し、センシティブであると判別された場合は前記第二の入力手段を呼び出す呼出手段と、を有することを特徴とする情報処理装置

請求項2

画像を用紙に印刷する印刷手段と、用紙から画像を読み取る読取手段と、を有し、前記第一の入力手段および前記第二の入力手段は、前記印刷手段または前記読取手段を操作するために用いられる、請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記第一の入力手段および前記第二の入力手段は、画像形成装置を操作するために用いられる、請求項1に記載の情報処理装置。

請求項4

前記第一の入力手段は、マイクロフォンによって音声集音し、当該音声を処理することによって前記情報を取得し、前記第二の入力手段は、タッチパネルディスプレイキーボード画面を表示し、当該画面のタッチされた位置に基づいて前記情報を取得し、または、デジタルカメラで前記ユーザの目を撮影して視線を検知し当該視線に基づいて前記情報を取得する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。

請求項5

前記第一の入力手段は、タッチパネルディスプレイのなぞられた位置に基づいて前記情報を取得し、前記第二の入力手段は、前記タッチパネルディスプレイにキーボードの画面を表示し、当該画面のタッチされた位置に基づいて前記情報を取得し、または、デジタルカメラで前記ユーザの目を撮影して視線を検知し当該視線に基づいて前記情報を取得する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。

請求項6

前記判別手段は、前記入力対象情報がセンシティブであるか否かを、当該入力対象情報の入力先であるテキストボックスに基づいて判別する、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。

請求項7

前記判別手段は、前記入力対象情報がセンシティブであるか否かを、当該入力対象情報を入力することができる状態であるときの当該情報処理装置の姿勢に基づいて判別する、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。

請求項8

前記判別手段は、前記入力対象情報がセンシティブであるか否かを、当該入力対象情報を入力することができる状態であるときの当該情報処理装置と前記ユーザとの距離に基づいて判別する、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。

請求項9

ユーザが情報を入力する複数の入力手段と、特定の項目の情報を入力する際の、前記複数の入力手段それぞれの使用された回数計数する計数手段と、前記特定の項目の情報を入力するに当たって、前記複数の入力手段のうちの前記回数が最も多い入力手段をデフォルトの入力手段の代わりに呼び出す呼出手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。

請求項10

ユーザが情報を入力する入力手段として、第一の入力手段と、入力中である情報が周囲の人に前記第一の入力手段よりも気付かれにくい第二の入力手段と、を有する情報処理装置における入力手段選択方法であって、前記ユーザが入力しようとする入力対象情報がセンシティブであるか否かを判別する判別処理を前記情報処理装置に実行させ、前記入力対象情報を入力するに当たって、当該入力対象情報がセンシティブでないと判別された場合は前記第一の入力手段を呼び出し、センシティブであると判別された場合は前記第二の入力手段を呼び出す呼出処理を、前記前記情報処理装置に実行させる、ことを特徴とする入力手段選択方法。

請求項11

ユーザが情報を入力する入力手段として、第一の入力手段と、入力中である情報が周囲の人に前記第一の入力手段よりも気付かれにくい第二の入力手段と、を有するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、前記ユーザが入力しようとする入力対象情報がセンシティブであるか否かを判別する判別処理を実行させ、前記入力対象情報を入力するに当たって、当該入力対象情報がセンシティブでないと判別された場合は前記第一の入力手段を呼び出し、センシティブであると判別された場合は前記第二の入力手段を呼び出す呼出処理を実行させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。

請求項12

ユーザが情報を入力する複数の入力手段を有するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、特定の項目の情報を入力する際の、前記複数の入力手段それぞれの使用された回数を計数する処理を実行させ、前記特定の項目の情報を入力するに当たって、前記複数の入力手段のうちの前記回数が最も多い入力手段をデフォルトの入力手段の代わりに呼び出す処理を実行させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置における複数の入力手段の使い方に関する。

背景技術

0002

ユーザが装置へ情報を入力するための様々な入力装置が、普及している。例えば、キーボードタッチパネルディスプレイ、およびマウスなどである。

0003

タッチパネルディスプレイには、フルキーボードおよびテンキーボードなど様々な形態のキーボードの画面図4図5参照)を表示させることができる。このようなキーボードの画面は、一般に「ソフトウェアキーボード」または「仮想キーボード」などと呼ばれる。ユーザは、符号(文字数字、または記号)を、キーボードの画面の中からそれに対応するキータッチすることによって、入力する。

0004

符号を、タッチパネルディスプレイの表示面を指またはペンで書くことによって入力することも、できる(図6参照)。このような入力の方法は、一般に「手書入力」と呼ばれる。

0005

このように、入力装置と種々の画面とを組み合わせることによって、様々な入力手段が実現される。

0006

そのほか、マイクロフォンによって得られた音声の信号に基づいて、ユーザが発した言葉を符号に変換する入力手段が、普及している。

0007

さらに、タッチパネルディスプレイによる入力のシステムとして、次のシステムが提案されている。

0008

ユーザが手元で操作するためのタッチパネル式入出力部を有する接続元端末と、接続元端末から通信ネットワークを介してアクセスされる接続先端末とを具えるリモートアクセス制御システムであって、接続先端末は、遠隔操作によりフォーカスされたアプリケーション種別または項目を接続元端末に通知するアプリケーション監視部を具えるとともに、接続元端末は、接続先端末から通知されたアプリケーションまたは項目に対応するキーボード種別を判定し、適切な仮想キーボードをタッチパネルに表示させる仮想キーボード表示部を具える(特許文献1)。

0009

また、バックライトを備えた表示部と、表示部にパスワードを入力するためのパスワード入力フィールドを含む画面を表示させ、パスワード入力フィールドが選択されると、バックライトを消灯するための制御信号を表示部107に送出する制御部103とを有する携帯電話機が、提案されている(特許文献2)。

先行技術

0010

特開2014−137671号公報
特開2003−348224号公報

発明が解決しようとする課題

0011

従来、ユーザは、様々な入力手段の中から自分の好みのものを任意に選択して使用する。また、好みの入力手段をデフォルトの入力手段として予め装置に設定しておくことができる。これにより、入力の必要が生じた際に、デフォルトの入力手段をすぐに使用することができる。

0012

しかし、デフォルトの入力手段では、センシティブな情報(機密の情報)を入力するのに相応しくないことがある。

0013

本発明は、このような問題点に鑑み、センシティブな情報を従来よりも安全に入力できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0014

本発明の一形態に係る情報処理装置は、ユーザが情報を入力する入力手段として、第一の入力手段と、入力中である情報が周囲の人に前記第一の入力手段よりも気付かれにくい第二の入力手段と、を有し、さらに、前記ユーザが入力しようとする入力対象情報がセンシティブであるか否かを判別する判別手段と、前記入力対象情報を入力するに当たって、当該入力対象情報がセンシティブでないと判別された場合は前記第一の入力手段を呼び出し、センシティブであると判別された場合は前記第二の入力手段を呼び出す呼出手段と、を有する。

0015

好ましくは、画像を用紙に印刷する印刷手段と、用紙から画像を読み取る読取手段と、を有し、前記第一の入力手段および前記第二の入力手段は、前記印刷手段または前記読取手段を操作するために用いられる。

0016

または、前記第一の入力手段および前記第二の入力手段は、画像形成装置を操作するために用いられる。

0017

または、前記第一の入力手段は、マイクロフォンによって音声を集音し、当該音声を処理することによって前記情報を取得し、前記第二の入力手段は、タッチパネルディスプレイにキーボードの画面を表示し、当該画面のタッチされた位置に基づいて前記情報を取得し、または、デジタルカメラで前記ユーザの目を撮影して視線を検知し当該視線に基づいて前記情報を取得する。

0018

または、前記第一の入力手段は、タッチパネルディスプレイのなぞられた位置に基づいて前記情報を取得し、前記第二の入力手段は、前記タッチパネルディスプレイにキーボードの画面を表示し、当該画面のタッチされた位置に基づいて前記情報を取得し、または、デジタルカメラで前記ユーザの目を撮影して視線を検知し当該視線に基づいて前記情報を取得する。

0019

または、前記判別手段は、前記入力対象情報がセンシティブであるか否かを、当該入力対象情報の入力先であるテキストボックスに基づいて判別する。または、当該入力対象情報を入力することができる状態であるときの当該情報処理装置の姿勢に基づいて判別する。または、当該入力対象情報を入力することができる状態であるときの当該情報処理装置と前記ユーザとの距離に基づいて判別する。

0020

本発明の他の一形態に係る情報処理装置は、ユーザが情報を入力する複数の入力手段と、特定の項目の情報を入力する際の、前記複数の入力手段それぞれの使用された回数を記憶する計数手段と、前記特定の項目の情報を入力するに当たって、前記複数の入力手段のうちの前記回数が最も多い入力手段を呼び出す呼出手段と、を有する。

発明の効果

0021

本発明によると、センシティブな情報を従来よりも安全に入力することができる。

図面の簡単な説明

0022

ネットワークシステムの全体的な構成の例を示す図である。
画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。
画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。
フルキーボード画面の例を示す図である。
テンキーボード画面の例を示す図である。
手書パッド画面の例を示す図である。
センシティブオブジェクト記憶部に記憶される画面コードおよびオブジェクトコードの例を示す図である。
パスワード入力画面の例を示す図である。
パスワード入力画面の上へのテンキーボード画面の表示の態様の例を示す図である。
符号入力モジュールの制御に関する全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。
端末装置の機能的構成の例を示す図である。
符号入力モジュールの制御に関する全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
テキストボックスごとの切換回数を記憶するテーブルの例を示す図である。
符号入力モジュールの制御に関する全体的な処理の流れの変形例を説明するフローチャートである。
ユーザと端末装置との位置関係の例を示す図である。

実施例

0023

〔第一の実施形態〕
図1は、ネットワークシステム4の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。図4は、フルキーボード画面52の例を示す図である。図5は、テンキーボード画面53の例を示す図である。図6は、手書パッド画面54の例を示す図である。図7は、センシティブオブジェクト記憶部101に記憶される画面コードおよびオブジェクトコードの例を示す図である。図8は、パスワード入力画面57の例を示す図である。図9は、パスワード入力画面57の上へのテンキーボード画面53の表示の態様の例を示す図である。

0024

図1に示すように、ネットワークシステム4は、ローカルエリアネットワーク(LAN)4A、4B、および通信回線4Nなどによって構成される。

0025

ローカルエリアネットワーク4Aは、複数台の画像形成装置1、複数台の端末装置2、LAN回線31、およびルータ32などによって構成される。

0026

LAN回線31は、ハブ、ツイストペアケーブル、および無線基地局などによって構成される。各画像形成装置1および各端末装置2は、LAN回線31を介して通信を行うことができる。

0027

ルータ32は、通信回線4Nを介してローカルエリアネットワーク4Bと接続する。これにより、ローカルエリアネットワーク4Aの各装置が、ローカルエリアネットワーク4Bの各装置と通信を行うことができる。

0028

画像形成装置1は、一般に複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる画像処理装置であって、コピープリントスキャンファックス、およびドキュメントサーバなどの機能を集約した装置である。

0029

画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、D−RAM(Dynamic Random Access Memory)10b、S−RAM(Static Random Access Memory)10c、NV−RAM(Nonvolatile Random Access Memory)10d、ROM(Read Only Memory)10e、ハードディスク10f、時計回路10g、タッチパネルディスプレイ10h、操作キーパネル10i、NIC(Network Interface Card)10j、無線LANインタフェース10k、短距離無線インタフェース10m、モデム10n、スキャンユニット10p、プリントユニット10q、およびマイクロフォン10rなどによって構成される。

0030

時計回路10gは、時間を計測しCPU10aへその信号を送るIC(IntegratedCircuit)である。

0031

タッチパネルディスプレイ10hは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10hは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。

0032

操作キーパネル10iは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキースタートキー、およびストップキーなどのほか、プリントキーおよびログアウトキーなどのファンクションキーによって構成される。

0033

ユーザは、タッチパネルディスプレイ10hの代わりに端末装置2を用いて遠隔的に画像形成装置1を操作することができる。これについては、第二の実施形態で説明する。第一の実施形態では、ユーザは、タッチパネルディスプレイ10hまたは操作キーパネル10iを用いて画像形成装置1を操作する。

0034

NIC10jは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルによって通信を行う。

0035

無線LANインタフェース10kは、無線LAN規格すなわちIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11の規格に基づいて、基地局を介してTCP/IPなどのプロトコルによって通信を行う。

0036

短距離無線インタフェース10mは、Bluetooth(登録商標)またはIrDA(Infrared Data Association)などの近距離無線通信の規格に基づいて通信を行う。

0037

モデム10nは、デジタル信号である画像データをアナログ信号に変換してファックス端末へ送信し、または、ファックス端末から受信したアナログ信号を画像データに変換する。

0038

スキャンユニット10pは、プラテンガラスの上にセットされた用紙に記されているドキュメントの画像を読み取って画像データを生成する。

0039

プリントユニット10qは、スキャンユニット10pによって読み取られた画像のほか、他の装置から受信した画像データに示される画像を用紙に印刷する。

0040

マイクロフォン10rは、音声を集音し信号に変換する。第一の実施形態では、特に、後述する音声入力のために用いられる。

0041

NV−RAM10d、ROM10e、またはハードディスク10fには、上述のコピーなどの機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。さらに、図3に示すモジュール制御プログラム1Pおよび複数の符号入力モジュール17が記憶されている。

0042

これらのプログラムおよびモジュールは、適宜、D−RAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。ただし、少なくともモジュール制御プログラム1Pは、D−RAM10bに常駐する。

0043

S−RAM10cは、CPU10aがプログラムを実行する際のキャッシュ用のメモリとして用いられる。

0044

端末装置2は、画像形成装置1の上述のプリントおよびスキャンなどの機能を使用するためのクライアントである。また、タッチパネルディスプレイ10hの代わりの入力装置としても、用いられる。端末装置2の詳細は、第二の実施形態で説明する。

0045

ローカルエリアネットワーク4Bも、基本的にローカルエリアネットワーク4Aと同様に構成される。

0046

ここで、符号入力モジュール17およびモジュール制御プログラム1Pについて、詳細に説明する。

0047

符号入力モジュール17は、ユーザが文字、数字、または記号などの符号を入力するための入力手段である。一般に「IME(Input Method Editor)」、「IM(Input Method)」、または「FEP(Front-end Processor)」などと呼ばれるソフトウェアが、符号入力モジュール17の一例である。符号入力モジュール17は、特に、モデム10n、スキャンユニット10p、およびプリントユニット10qなどにユーザが種々の処理(コピー、ファックス送信、スキャンなど)を実行させるために用いられる。

0048

第一の実施形態では、次の4つの符号入力モジュール17が画像形成装置1に用意されている。

0049

音声入力モジュール171は、マイクロフォン10rによって得られた音声の信号に基づいて、ユーザが発した言葉を符号に変換する。

0050

フルキーボードモジュール172は、図4のようなフルキーボード画面52をタッチパネルディスプレイ10hに表示し、ユーザがタッチした位置の信号をタッチパネルディスプレイ10hから受け付け、符号に変換する。

0051

フルキーボード画面52には、アルファベットごとの入力用のキー、スペースキーシフトキーバックスペースキー、符号の種類の切換用のキー、カーソルキー、および改行キーなどによって構成される。各アルファベットのキーの配列の一例は、QWERTY配列である。また、切換用のキーがタッチされると、アルファベットの入力用のキーが、数字または記号の入力用のキーに切り換わる。再び切換用のキーがタッチされると、アルファベットの入力用のキーに戻る。

0052

テンキーボードモジュール173は、図5のようなテンキーボード画面53をタッチパネルディスプレイ10hに表示し、ユーザがタッチした位置の信号をタッチパネルディスプレイ10hから受け付け、符号に変換する。

0053

テンキーボード画面53は、数字の入力用のキー、スペースキー、カーソルキー、バックスペースキー、符号の種類の切換用のキー、および改行キーなどによって構成される。テンキーボード画面53は、トグル入力およびフリック入力に対応している。つまり、切換用のキーがタッチされると、数字の入力用のキーが、アルファベットの入力用のキーに切り換わる。1つのキーに複数のアルファベットが割り当てられ、タッチする回数またはフリックする方向に応じて、アルファベットが入力される。さらに切換用のキーがタッチされると、仮名の入力用のキーに切り換わる。1つのキーに複数の仮名が割り当てられ、タッチする回数またはフリックする方向に応じて、仮名が入力される。さらに切換用のキーがタッチされると、数字の入力用のキーに戻る。

0054

手書入力モジュール174は、図6のような手書パッド画面54をタッチパネルディスプレイ10hに表示し、ユーザが指またはペンでなぞった位置の信号をタッチパネルディスプレイ10hから受け付ける。そして、なぞった位置が表わす符号を識別することによって、符号に変換する。

0055

画像形成装置1には、音声入力モジュール171、フルキーボードモジュール172、テンキーボードモジュール173、および手書入力モジュール174のうちのいずれかが、デフォルトの符号入力モジュール17として予め設定されている。以下、デフォルトの符号入力モジュール17を「デフォルトモジュール」と記載する。また、音声入力モジュール171がデフォルトモジュールに設定されているものとする。

0056

従来は、ある画面のあるテキストボックスにカーソルが移動し、そのテキストボックスへの符号の入力が可能になった場合に、常にデフォルトモジュールが呼び出される。ユーザは、デフォルトモジュールによって符号を入力する。または、所定の操作を行うことによって、他の符号入力モジュール17に切り換えて符号を入力することもできるし、再びデフォルトモジュールに切り換えて符号を入力することもできる。

0057

そして、符号入力モジュール17は、ユーザが入力した符号を示すデータを、その画面に係るアプリケーションなどに渡す。

0058

しかし、第一の実施形態においては、テキストボックスへの符号の入力が可能になった場合に、センシティブな(機密の、取扱いに注意を要する)情報の漏洩の防止を図るために、モジュール制御プログラム1Pによって、符号入力モジュール17を切り換える処理などが行われる。

0059

モジュール制御プログラム1Pによると、図3に示すセンシティブオブジェクト記憶部101、入力モジュール設定記憶部102、入力情報属性判別部103、好適モジュール判別部104、入力モジュール呼出部105、および入力符号通知部106などが実現される。

0060

ところで、ハードディスク10fには予め様々な画面が用意されている。各画面には、ユニークな画面コードが与えられている。そして、ユーザの操作または処理の結果などに応じて、適宜、選択的にいずれかの画面がタッチパネルディスプレイ10hに表示される。これらの画面は、1つまたは複数のオブジェクトによって構成されている。各オブジェクトには、ユニークなオブジェクトコードが与えられている。また、画面には、テキストボックスが配置されていることがある。テキストボックスは、特定の項目に関する情報を符号として入力するためのオブジェクトである。

0061

センシティブオブジェクト記憶部101には、図7に示すように、予め、画面ごとに、その画面の識別子である画面コードとその画面に配置されているセンシティブオブジェクトごとの識別子であるオブジェクトコードとが互いに対応付けて記憶されている。「センシティブオブジェクト」は、センシティブな情報を入力するためのオブジェクトである。

0062

入力モジュール設定記憶部102には、デフォルトモジュールとして設定されている符号入力モジュール17の識別子であるデフォルトモジュール識別子が予め記憶されている。第一の実施形態では、上述の通り、音声入力モジュール171がデフォルトモジュールなので、音声入力モジュール171の識別子がデフォルトモジュール識別子として記憶されている。

0063

そのほか、入力モジュール設定記憶部102には、後述するセンシティブ情報用モジュール識別子が予め記憶されている。

0064

入力情報属性判別部103、好適モジュール判別部104、入力モジュール呼出部105、および入力符号通知部106は、ある画面の中のあるテキストボックスにカーソルが移動し、そのテキストボックスへの符号の入力が可能になった場合に、符号入力モジュール17の切換えなど処理を行う。

0065

ここで、図8に示すパスワード入力画面57のテキストボックス57aへユーザが入力を行う場合を例に、入力情報属性判別部103ないし入力符号通知部106による処理を説明する。

0066

パスワード入力画面57は、アクセスが制限されている特定のリソース(例えば、特定のファイル)へユーザがアクセスする際にパスワードを入力するための画面であって、アクセス制御プログラムによって表示される。

0067

入力情報属性判別部103は、テキストボックス57aがセンシティブオブジェクトであるか否かを次のように判別する。パスワード入力画面57の画面コードとテキストボックス57aのオブジェクトコードとが対応付けられてセンシティブオブジェクト記憶部101に記憶されていれば、センシティブオブジェクトであると判別する。記憶されていなければ、センシティブオブジェクトでないと、判別する。

0068

または、インターネットからダウンロードされたウェブページのように、パスワード入力画面57が他の装置から得られたものである場合は、次のように判別してもよい。入力情報属性判別部103は、パスワード入力画面57のデータ(例えば、HTML(Hypertext Markup Language)で記述されたデータ)の中から、テキストボックス57aの属性を表わす情報(例えば、特定のタグまたはテキストボックス名)を抽出する。そして、その情報に、予め設定した特定の語句が含まれていれば、センシティブオブジェクトであると判別する。含まれていなければ、センシティブオブジェクトでないと、判別する。

0069

好適モジュール判別部104は、テキストボックス57aへの符号の入力に適した符号入力モジュール17(以下、「好適モジュール」と記載する。)を次のように判別する。

0070

テキストボックス57aがセンシティブオブジェクトであると入力情報属性判別部103によって判別された場合は、好適モジュール判別部104は、センシティブ情報用モジュールが好適モジュールであると、判別する。

0071

「センシティブ情報用モジュール」は、画像形成装置1に用意されている符号入力モジュール17(音声入力モジュール171、フルキーボードモジュール172、テンキーボードモジュール173、および手書入力モジュール174)のうち、センシティブオブジェクトへの入力に最も適した符号入力モジュール17である。

0072

上述の通り、センシティブ情報用モジュール識別子が予め入力モジュール設定記憶部102に記憶されている。「センシティブ情報用モジュール識別子」は、センシティブ情報用モジュールとして設定されている符号入力モジュール17の識別子である。

0073

よって、好適モジュール判別部104は、入力モジュール設定記憶部102に記憶されているセンシティブ情報用モジュール識別子によって特定される符号入力モジュール17が好適モジュールであると判別する。

0074

第一の実施形態では、テンキーボードモジュール173がセンシティブ情報用モジュールとして設定されているものとする。よって、テンキーボードモジュール173が好適モジュールであると判別される。

0075

一方、テキストボックス57aがセンシティブオブジェクトでないと入力情報属性判別部103によって判別された場合は、好適モジュール判別部104は、デフォルトモジュールが好適モジュールであると、判別する。よって、音声入力モジュール171が好適モジュールであると判別される。

0076

入力モジュール呼出部105は、好適モジュール判別部104によって好適モジュールであると判別された符号入力モジュール17を、テキストボックス57aへの符号の入力用の符号入力モジュール17として呼び出す。

0077

テキストボックス57aがセンシティブオブジェクトである場合は、テンキーボードモジュール173が呼び出される。

0078

テンキーボードモジュール173は、図9のように、パスワード入力画面57の上にテンキーボード画面53が表示される。ユーザは、テンキーボード画面53のキーをタッチすることによって、パスワードを構成する符号を入力する。すると、テンキーボードモジュール173は、タッチされた位置に基づいて、ユーザが入力した符号を認識する。

0079

一方、テキストボックス57aがセンシティブオブジェクトでない場合は、音声入力モジュール171が呼び出される。ユーザは、マイクロフォン10rに向かって声を発することによって、パスワードを構成する符号を入力する。すると、音声入力モジュール171は、マイクロフォン10rによって集音された音声の信号に基づいて、ユーザが入力した符号を認識する。

0080

入力符号通知部106は、音声入力モジュール171、フルキーボードモジュール172、テンキーボードモジュール173、および手書入力モジュール174のいずれかによって認識された符号を、パスワード入力画面57に係るプログラムつまりアクセス制御プログラムへ通知する。

0081

図10は、符号入力モジュール17の制御に関する全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。

0082

次に、モジュール制御プログラム1Pによる画像形成装置1の全体的な処理の流れを、図10を参照しながら説明する。

0083

画像形成装置1は、ある画面の中のあるテキストボックスにカーソルが移動し、そのテキストボックスへの符号の入力が可能な状態になると、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトであるか否かを判別する(図10の#11)。

0084

そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトであると判別した場合は(#12でYes)、画像形成装置1は、センシティブ情報用モジュール識別子の符号入力モジュール17が好適モジュールであると、判別する(#13)。その結果、第一の実施形態では、テンキーボードモジュール173が好適モジュールであると判別される。

0085

一方、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトでないと判別した場合は(#12でNo)、画像形成装置1は、デフォルトモジュール識別子の符号入力モジュール17が好適モジュールであると、判別する(#14)。その結果、第一の実施形態では、音声入力モジュール171が好適モジュールであると判別される。

0086

画像形成装置1は、好適モジュールを、そのテキストボックスへの入力用の符号入力モジュール17として呼び出す(#15)。そして、好適モジュールによって符号の入力を受け付けられると、そのテキストボックスに係るアプリケーションなどに、入力された符号を通知する(#16)。

0087

第一の実施形態によると、タッチパネルディスプレイ10hによるセンシティブな情報の入力を従来よりも安全に行うことができる。

0088

〔第二の実施形態〕
図11は、端末装置2のハードウェア構成の例を示す図である。

0089

第一の実施形態では、ユーザは、画像形成装置1をタッチパネルディスプレイ10hによって操作した。第二の実施形態では、ユーザは、画像形成装置1をタッチパネルディスプレイ10hの代わりに端末装置2によって操作する。

0090

以下、端末装置2による画像形成装置1の操作について説明する。第一の実施形態と重複する点については、説明を省略する。

0091

ネットワークシステム4の全体的な構成および画像形成装置1のハードウェア構成は、第一の実施形態と同様であり、図1および図2に示した通りである。

0092

端末装置2として、タブレットコンピュータスマートフォン、またはパーソナルコンピュータなどが用いられる。以下、端末装置2としてタブレットコンピュータが用いられる場合を例に、説明する。

0093

端末装置2は、図11に示すように、CPU20a、RAM20b、ROM20c、フラッシュメモリ20d、タッチパネルディスプレイ20e、操作ボタン群20f、無線LANインタフェース20g、短距離無線インタフェース20h、デジタルカメラ20i、マイクロフォン20j、スピーカ20k、加速度センサ20m、および近接センサ20nなどによって構成される。

0094

タッチパネルディスプレイ20eは、種々の画面を表示する。第二の実施形態では、特に、タッチパネルディスプレイ10hに表示される画面と同一のまたは模した画面を表示する。また、タッチパネルディスプレイ20eは、タッチされた位置を検知し、CPU20aにその位置を通知する。

0095

操作ボタン群20fは、いわゆるホーム画面に戻るためのボタン音量を調整するためのボタン、および電源オンオフを切り換えるためのボタンなどによって構成される。

0096

無線LANインタフェース20gは、無線LANの規格に基づいて基地局を介してTCP/IPなどのプロトコルによって通信を行う。

0097

短距離無線インタフェース20hは、BluetoothまたはIrDAなどの近距離無線通信の規格に基づいて通信を行う。

0098

無線LANインタフェース20gおよび短距離無線インタフェース20hは、特に、画像形成装置1と通信するために用いられる。どちらを用いて画像形成装置1と通信してもよい。

0099

デジタルカメラ20iは、画像を撮影し画像データを生成する。また、デジタルカメラ20iは、タッチパネルディスプレイ20eの上方に備えられている。よって、タッチパネルディスプレイ20eを見たりタッチしたりするユーザの姿を撮影することができる。

0100

マイクロフォン20jは、音声を集音し信号に変換する。マイクロフォン10rと同様、音声入力のために用いられる。スピーカ20kは、音声データに基づいて音声を出力する。

0101

加速度センサ20mは、端末装置2の姿勢を検知する。近接センサ20nは、タッチパネルディスプレイ20eが覆われているか否かを検知する。

0102

端末装置2にも、画像形成装置1に用意されている符号入力モジュール17と同様の符号入力モジュール27が用意されている。したがって、符号入力モジュール27として、音声入力モジュール271、フルキーボードモジュール272、テンキーボードモジュール273、および手書入力モジュール274が用意されている(図12参照)。そのほか、端末装置2には、画像形成装置1のドライバインストールされている。

0103

〔リモートアクセスの場合〕
端末装置2が画像形成装置1へリモートアクセスする場合は、符号入力モジュール27ではなく、符号入力モジュール17が用いられる。したがって、第一の実施形態と同様に、モジュール制御プログラム1Pによって符号入力モジュール17の切換えが行われる。

0104

具体的には、タッチパネルディスプレイ20eは、タッチパネルディスプレイ10hに表示される画面(例えば、図8のパスワード入力画面57)と同一の画面を表示する。

0105

ユーザがタッチパネルディスプレイ20eをタッチすると、タッチされた位置を示すデータ(タッチ位置データ)が端末装置2から画像形成装置1へ送信される。したがって、画面の中のテキストボックスの位置をタッチすると、その位置を示すタッチ位置データが画像形成装置1へ送信される。

0106

すると、そのテキストボックスへカーソルが移動し、そのテキストボックスへの符号の入力が可能になる。そして、入力情報属性判別部103、好適モジュール判別部104、入力モジュール呼出部105、および入力符号通知部106によって、第一の実施形態で説明した処理が実行される。第一の実施形態との違いは、次の通りである。

0107

フルキーボードモジュール172、テンキーボードモジュール173、または手書モジュール174が好適モジュールであると好適モジュール判別部104によって判別された場合は、フルキーボード画面52、テンキーボード画面53、または手書パッド画面54がタッチパネルディスプレイ20eに表示される。ユーザは、タッチパネルディスプレイ20eをタッチすることによって、符号を入力する。

0108

そして、好適モジュールは、端末装置2から送信されてきたタッチ位置データに基づいて、ユーザが入力した符号を認識する。

0109

一方、音声入力モジュール171が好適モジュールであると判別された場合は、ユーザは、マイクロフォン20jへ声を発することによって符号を入力する。マイクロフォン20jは、ユーザの声を集音して音声データに変換し、画像形成装置1へ送信する。

0110

そして、音声入力モジュール171は、端末装置2から送信されてきた音声データに基づいて、ユーザが入力した符号を認識する。

0111

ウェブサーバ機能などを用いる場合〕
図12は、端末装置2の機能的構成の例を示す図である。

0112

画像形成装置1に表示される画面を模した画面(以下、「擬似画面」と記載する。)をHTMLなどで記述することによって用意し、端末装置2に表示させることができる。そして、音声入力モジュール271、フルキーボードモジュール272、テンキーボードモジュール273、および手書入力モジュール274のうちのいずれかによって、擬似画面の中のテキストボックスへの符号の入力を受け付け、この符号のデータを画像形成装置1へ送信することができる。端末装置2への擬似画面の提供および端末装置2からの符号のデータの受付を、ウェブサーバの機能によって行うことができる。

0113

端末装置2のROM20cまたはフラッシュメモリ20dに、モジュール制御プログラム2Pを予め記憶させておく。モジュール制御プログラム2Pは、RAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。

0114

モジュール制御プログラム2Pによると、図12に示すセンシティブオブジェクト記憶部201、入力モジュール設定記憶部202、入力情報属性判別部203、好適モジュール判別部204、入力モジュール呼出部205、および入力符号通知部206などが実現される。

0115

センシティブオブジェクト記憶部201および入力モジュール設定記憶部202の機能は、基本的にそれぞれ第一の実施形態のセンシティブオブジェクト記憶部101および入力モジュール設定記憶部102(図3参照)の機能と同様である。

0116

ただし、センシティブオブジェクト記憶部201には、擬似画面ごとに、その擬似画面の識別子(画面コード)とその擬似画面に配置されているセンシティブオブジェクトごとの識別子(オブジェクトコード)とが互いに対応付けて記憶されている。

0117

入力モジュール設定記憶部202には、デフォルトモジュールとして設定されている符号入力モジュール27の識別子(デフォルトモジュール識別子)およびセンシティブ情報用モジュールとして設定されている符号入力モジュール27の識別子(センシティブ情報用モジュール識別子)が予め記憶されている。

0118

第二の実施形態においても、デフォルトモジュールとして手書入力モジュール274が設定され、センシティブ情報用モジュールとしてテンキーボードモジュール273が設定されるのが、望ましい。

0119

入力情報属性判別部203、好適モジュール判別部204、および入力モジュール呼出部205は、擬似画面の中のいずれかのテキストボックスにカーソルが移動し、そのテキストボックスへの符号の入力が可能になった場合に、符号入力モジュール27の切換えの処理を行う。処理の内容は、基本的に、第一の実施形態の入力情報属性判別部103、好適モジュール判別部104、および入力モジュール呼出部105による処理の内容と同様である。

0120

ただし、入力情報属性判別部203は、テキストボックスがセンシティブオブジェクトであるか否かを、その擬似画面の画面コードとそのテキストボックスのオブジェクトコードとが対応付けられてセンシティブオブジェクト記憶部201に記憶されているか否かによって、判別する。対応付けられていれば、センシティブオブジェクトであると判別し、対応付けられていなければ、センシティブオブジェクトでないと判別する。または、第一の実施形態と同様に、そのテキストボックスの属性を表わす情報に基づいて判別してもよい。

0121

好適モジュール判別部204は、入力情報属性判別部203による判別の結果およびセンシティブオブジェクト記憶部201に記憶されているセンシティブ情報用モジュール識別子に基づいて、そのテキストボックスへの符号の入力に適した符号入力モジュール27(好適モジュール)を判別する。

0122

入力モジュール呼出部205は、好適モジュール判別部204によって好適モジュールであると判別された符号入力モジュール27を、そのテキストボックスへの符号の入力用の符号入力モジュール27として呼び出す。

0123

そして、ユーザは、タッチパネルディスプレイ20eにタッチし、または、マイクロフォン20jに声を発することによって、符号を端末装置2へ入力する。すると、好適モジュール(音声入力モジュール271、フルキーボードモジュール272、テンキーボードモジュール273、または手書入力モジュール274)は、音声入力モジュール171、フルキーボードモジュール172、テンキーボードモジュール173、または手書入力モジュール174と同様の方法で、ユーザが入力した符号を認識する。

0124

入力符号通知部206は、好適モジュールによって認識された符号を示すデータを、画像形成装置1へ送信する。

0125

図13は、符号入力モジュール27の制御に関する全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。

0126

次に、モジュール制御プログラム2Pによる端末装置2の全体的な処理の流れを、図13を参照しながら説明する。

0127

端末装置2は、ある擬似画面の中のあるテキストボックスにカーソルが移動し、そのテキストボックスへの符号の入力が可能な状態になると、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトであるか否かを判別する(図13の#21)。

0128

そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトであると判別した場合は(#22でYes)、端末装置2は、センシティブ情報用モジュール識別子の符号入力モジュール27が好適モジュールであると、判別する(#23)。

0129

一方、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトでないと判別した場合は(#22でNo)、端末装置2は、デフォルトモジュール識別子の符号入力モジュール27が好適モジュールであると、判別する(#24)。

0130

端末装置2は、好適モジュールを、そのテキストボックスへの入力用の符号入力モジュール27として呼び出す(#25)。そして、好適モジュールによって符号の入力を受け付けられると、画像形成装置1へ、入力された符号を通知する(#26)。

0131

第二の実施形態によると、タッチパネルディスプレイ20eによるセンシティブな情報の入力を従来よりも安全に行うことができる。

0132

図14は、テキストボックスごとの切換回数を記憶するテーブルの例を示す図である。図15は、符号入力モジュール17の制御に関する全体的な処理の流れの変形例を説明するフローチャートである。図16は、ユーザと端末装置2との位置関係の例を示す図である。

0133

第一の実施形態および第二の実施形態では、センシティブ情報用モジュールがテンキーボードモジュール173、273である場合を例に説明したが、フルキーボードモジュール172、272であってもよい。また、第一の実施形態では、デフォルトモジュールが音声入力モジュール171である場合を例に説明したが、手書入力モジュール174であってもよい。第二の実施形態では、デフォルトモジュールが手書入力モジュール274である場合を例に説明したが、音声入力モジュール271であってもよい。

0134

または、ユーザの視線の方向に基づいて符号を入力するモジュールが端末装置2に備わっている場合は、このモジュールをセンシティブ情報用モジュールとして用いてもよい。視線は、デジタルカメラ20iによって目を撮影し検知することができる。同様に、画像形成装置1にデジタルカメラおよびこのモジュールを設け、このモジュールをセンシティブ情報用モジュールとして用いてもよい。デジタルカメラの位置は、端末装置2におけるデジタルカメラ20iの位置と同様に、タッチパネルディスプレイ10hの上方であるのが望ましい。以下、同様である。

0135

または、ユーザの口唇動きまたは形に基づいて符号を入力するモジュールが端末装置2に備わっている場合は、このモジュールをセンシティブ情報用モジュールとして用いてもよい。口唇は、デジタルカメラ20iによって撮影することができる。同様に、画像形成装置1にデジタルカメラおよびこのモジュールを設け、このモジュールをセンシティブ情報用モジュールとして用いてもよい。

0136

センシティブな情報の例としてパスワードを挙げたが、これ以外の情報もセンシティブな情報として取り扱ってもよい。例えば、画像形成装置1の所定の記憶領域(ディレクトリフォルダボックス)に保存する新規のファイルのファイル名、既に保存されているファイルの新たなファイル名、ログインする際のユーザコードおよびパスワード、ならびに住所電話番号、およびクレジットカードの番号などの個人情報を、センシティブな情報として取り扱ってもよい。そして、これらを入力する際に、センシティブ情報用モジュールが用いられるようにすればよい。

0137

好適モジュール判別部104は、符号の入力が可能になったテキストボックスの好適モジュールを、入力情報属性判別部103による判別の結果に基づいて判別したが、他の方法であってもよい。例えば、次の方法によって判別してもよい。

0138

図14のように、テキストボックスごとに、そのテキストボックスへの符号の入力が可能であるときにデフォルトモジュールから音声入力モジュール171、フルキーボードモジュール172、テンキーボードモジュール173、および手書入力モジュール174のそれぞれへ切り換えられた回数(以下、「切換回数」と記載する。)を記録する。切換回数は、ハードディスク10fなどの記録媒体に記憶させておく。なお、本例では、手書入力モジュール174がデフォルトに設定されているものとする。

0139

好適モジュール判別部104は、図15に示す手順で処理を実行する。あるテキストボックスへの符号の入力が可能になったら、そのテキストボックスの最も多い切換回数の符号入力モジュール17を選出する(#121)。例えば、そのテキストボックスの画面コードが「G001」でありオブジェクトコードが「B004」である場合は、フルキーボードモジュール172が選出される。

0140

そして、その切換回数が所定の回数以上である場合は(#122でYes)、好適モジュール判別部104は、その符号入力モジュール17(本例では、フルキーボードモジュール172)が好適モジュールであると判別する(#123)。そうでない場合は(#122でNo)、デフォルトモジュール(本例では、手書入力モジュール174)が好適モジュールであると判別する(#124)。

0141

そのテキストボックスへの入力の際に、デフォルトモジュールから他の符号入力モジュール17への切換えが行われた場合は(#125でYes)、好適モジュール判別部104は、そのテキストボックスに対応する、当該他の符号入力モジュール17の切換回数に「1」を加算する(#126)。

0142

この方法によると、ユーザによる切換えの実績に基づいて、テキストボックスにこれから入力される情報がセンシティブな情報であるか否かを判別することができる。

0143

この方法は、好適モジュール判別部204においても使用することができる。ただし、切換回数を画像形成装置1で一元的に管理してもよい。そして、この場合は、好適モジュール判別部204は、ステップ#121の処理の前に、画像形成装置1から切換回数を示すデータを取得する。また、ステップ#126の処理の代わりに、そのテキストボックスおよび切換え後の符号入力モジュール17を示すデータを画像形成装置1へ送信する。画像形成装置1は、受信したデータに基づいて、そのテキストボックスに対応する、当該他の符号入力モジュール17の切換回数に「1」を加算する。

0144

入力情報属性判別部203は、センシティブオブジェクト記憶部201に記憶されるデータに基づいて、テキストボックスがセンシティブオブジェクトであるか否かを判別したが、他の方法によって判別してもよい。

0145

あるテキストボックスへの符号の入力が可能である状態において、図16(A)に示すように地面(水平面)に対するタッチパネルディスプレイ20eの表示面の角度が所定の角度よりも小さい場合は、入力情報属性判別部203は、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトでないと判別する。この角度は、加速度センサ20mによって計測すればよい。一方、図16(B)に示すように地面に対するタッチパネルディスプレイ20eの表示面の角度が所定の角度よりも大きい場合は、センシティブオブジェクトであると判別する。タッチパネルディスプレイ10hの表示面の角度を調整することができる場合は、画像形成装置1においても、この方法を用いることができる。

0146

または、あるテキストボックスへの符号の入力が可能である状態において、図16(A)に示すようにユーザと端末装置2との距離が所定の距離以上である場合は、入力情報属性判別部203は、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトでないと判別する。この距離は、デジタルカメラ20iによって撮影されるユーザの顔またはそのパーツ(例えば、目)の大きさによって判別すればよい。または、近接センサ20nが物体を検知しなかった場合にこの距離が所定の距離以上であるとみなしてもよい。または、顔の全体または特定のパーツ(例えば、目)が写っていれば、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトでないと判別してもよい。一方、図16(B)に示すようにユーザと端末装置2との距離が所定の距離未満である場合は、センシティブオブジェクトであると判別する。近接センサ20nが物体を検知した場合にこの距離が所定の距離未満であるとみなしてもよい。または、顔が全く写っておらず、または、特定のパーツ(例えば、目)が写っていなければ、そのテキストボックスがセンシティブオブジェクトであると判別してもよい。

0147

加速度センサ20m、デジタルカメラ20i、または近接センサ20nによって得られたデータを画像形成装置1へ送信し、入力情報属性判別部103がこの方法によってテキストボックスがセンシティブオブジェクトであるか否かを判別してもよい。

0148

センシティブ情報用モジュールとして手書入力モジュール174を呼び出す場合は、入力の方式をトグル方式またはフリック方式のいずれか一方しか使用できないように制限してもよい。

0149

その他、ネットワークシステム4、画像形成装置1、端末装置2の全体または各部の構成、処理内容処理順序、データの構成、画面の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。

0150

1画像形成装置(情報処理装置、コンピュータ
104、204 好適モジュール判別部(判別手段)
105、205入力モジュール呼出部(呼出処理
10pスキャンユニット(スキャナ
10qプリントユニット(印刷手段)
17、27符号入力モジュール(入力手段)
171、271音声入力モジュール(第一の入力手段)
172、272フルキーボードモジュール(第二の入力手段)
173、273テンキーボードモジュール(第二の入力手段)
174、274手書入力モジュール(第一の入力手段)
2端末装置(情報処理装置、コンピュータ)

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