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技術 産業機械

出願人 東芝機械株式会社
発明者 渡邉譲岡本敏仁
出願日 2015年1月7日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-001793
公開日 2016年7月11日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-124259
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の射出成形
主要キーワード メンテナンス部分 修理時期 炭化化合物 メンテナンスマニュアル 移動盤 カメラ付き端末 取り扱い説明 部品交換時期
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月11日)のものです。
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図面 (6)

課題

ユーザが初期状態あるいは使用による状態変化を容易に把握することができる産業機械を提供する。

解決手段

本実施形態による産業機械は、産業機械においてメンテナンスを必要とするメンテナンス部分の実際の画像データを外部から取り込むことができる入力部と、メンテナンス部分ごとに画像データを格納する記憶部と、記憶部に格納された或るメンテナンス部分の画像データを時系列的に表示する表示部とを備えている。

概要

背景

射出成形機工作機械等の産業機械には、数多くの様々なメンテナンス項目がある。それらのメンテナンスの方法はメンテナンスマニュアルに記載されており、ユーザは、メンテナンスマニュアルを用意して、それを参照しながら産業機械のメンテナンスを行う必要がある。

概要

ユーザが初期状態あるいは使用による状態変化を容易に把握することができる産業機械を提供する。本実施形態による産業機械は、産業機械においてメンテナンスを必要とするメンテナンス部分の実際の画像データを外部から取り込むことができる入力部と、メンテナンス部分ごとに画像データを格納する記憶部と、記憶部に格納された或るメンテナンス部分の画像データを時系列的に表示する表示部とを備えている。

目的

本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、ユーザが初期状態あるいは使用による状態変化を容易に把握することができる産業機械を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

産業機械においてメンテナンスを必要とするメンテナンス部分の実際の画像データを外部から取り込むことができる入力部と、前記メンテナンス部分ごとに前記画像データを格納する記憶部と、前記記憶部に格納された或るメンテナンス部分の前記画像データを時系列的に表示する表示部とを備えた産業機械。

請求項2

記入力部は、ユーザが撮像した前記画像データを取り込み、前記記憶部は、前記画像データの撮像日時あるいは前記画像データの取込み日時と該画像データとを関連付けて格納する、請求項1に記載の産業機械。

請求項3

前記表示部は、前記産業機械の全体画像を表示し、該全体画像のうち或るメンテナンス部分が選択されたときに、該メンテナンス部分の前記画像データを時系列で表示する、請求項1または請求項2に記載の産業機械。

請求項4

前記表示部は、前記画像データと関連付けられた撮像日時あるいは取込み日時を該画像データとともに表示する、請求項2に記載の産業機械。

請求項5

前記表示部は、前記産業機械の全体画像を表示し、該全体画像のうち或るメンテナンス部分が選択されたときに、該メンテナンス部分の前記画像データを前記表示部に表示させる第1タグと該メンテナンス部分のマニュアルを前記表示部に表示させる第2タグとを選択可能に表示し、前記第1ダグが選択された場合、前記表示部は、前記メンテナンス部分の前記画像データを時系列で表示し、前記第2ダグが選択された場合、前記表示部は、前記メンテナンス部分の前記マニュアルを表示する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の産業機械。

請求項6

前記記憶部は、前記産業機械の各メンテナンス部分の初期状態の画像データを格納し、前記表示部は、前記産業機械の全体画像を表示し、該全体画像のうち或るメンテナンス部分が選択されたときに、該メンテナンス部分の初期状態の画像データと該メンテナンス部分の使用開始後の画像データとを並べて表示する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の産業機械。

請求項7

前記記憶部は、前記画像データに関するユーザのコメントと該画像データとを関連付けて格納し、前記表示部は、前記コメントを、対応する前記画像データとともに表示する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の産業機械。

請求項8

前記入力部と通信可能に接続され、前記メンテナンス部分を撮像するカメラをさらに備えた、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の産業機械。

請求項9

前記表示部は、前記画像データの取り込み時に前記産業機械の全体画像を表示し、前記記憶部は、前記入力部から取り込んだ前記画像データを、前記表示部において選択されたメンテナンス部分の画像データとして格納する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の産業機械。

請求項10

前記表示部は、前記画像データの取り込み後に、前記産業機械の全体画像と前記入力部から取り込んだ前記画像データとを並べて表示し、ユーザが前記表示部上の前記画像データをドラッグし、前記産業機械の全体画像のうち対応する前記メンテナンス部分へ該ドラッグした画像データを移動させてドロップしたときに、前記記憶部は、前記表示部上の前記画像データを対応する前記メンテナンス部分の画像データとして格納する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の産業機械。

技術分野

0001

本発明による実施形態は、産業機械に関する。

背景技術

0002

射出成形機工作機械等の産業機械には、数多くの様々なメンテナンス項目がある。それらのメンテナンスの方法はメンテナンスマニュアルに記載されており、ユーザは、メンテナンスマニュアルを用意して、それを参照しながら産業機械のメンテナンスを行う必要がある。

先行技術

0003

特許第4476895号明細書
特許第3781718号明細書

発明が解決しようとする課題

0004

メンテナンスマニュアルは、通常、文字、図、写真等を掲載してメンテナンスの方法を示す。

0005

しかし、メンテナンスマニュアルに掲載される図や写真は、その種類の産業機械の一般的な図または写真であり、メンテナンスマニュアルに共通に汎用されるものである。即ち、メンテナンスマニュアルの図や写真は、ユーザが実際に使用している機械固有の状態を示すものではなく、実際の機械の状態を示しているとは言えなかった。従って、従来の産業機械では、ユーザは、使用によって刻々と変化する機械の状態を把握することが困難であり、初期状態からの変化やメンテナンス時期を把握することが困難であった。

0006

そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、ユーザが初期状態あるいは使用による状態変化を容易に把握することができる産業機械を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本実施形態による産業機械は、産業機械においてメンテナンスを必要とするメンテナンス部分の実際の画像データを外部から取り込むことができる入力部と、メンテナンス部分ごとに画像データを格納する記憶部と、記憶部に格納された或るメンテナンス部分の画像データを時系列的に表示する表示部とを備えている。

0008

入力部は、ユーザが撮像した前記画像データを取り込み、記憶部は、画像データの撮像日時あるいは画像データの取込み日時と該画像データとを関連付けて格納してもよい。

0009

表示部は、産業機械の全体画像を表示し、該全体画像のうち或るメンテナンス部分が選択されたときに、該メンテナンス部分の画像データを時系列で表示してもよい。

0010

表示部は、画像データと関連付けられた撮像日時あるいは取込み日時を該画像データとともに表示してもよい。

0011

表示部は、産業機械の全体画像を表示し、該全体画像のうち或るメンテナンス部分が選択されたときに、該メンテナンス部分の画像データを表示部に表示させる第1タグと該メンテナンス部分のマニュアルを表示部に表示させる第2タグとを選択可能に表示し、第1ダグが選択された場合、表示部は、前記メンテナンス部分の画像データを時系列で表示し、第2ダグが選択された場合、表示部は、メンテナンス部分のマニュアルを表示してもよい。

0012

記憶部は、産業機械の各メンテナンス部分の初期状態の画像データを格納し、表示部は、産業機械の全体画像を表示し、該全体画像のうち或るメンテナンス部分が選択されたときに、該メンテナンス部分の初期状態の画像データと該メンテナンス部分の使用開始後の画像データとを並べて表示してもよい。

0013

記憶部は、画像データに関するユーザのコメントと該画像データとを関連付けて格納し、表示部は、コメントを、対応する画像データとともに表示してもよい。

0014

産業機械は、入力部と通信可能に接続され、メンテナンス部分を撮像するカメラをさらに備えてもよい。

0015

表示部は、画像データの取り込み時に産業機械の全体画像を表示し、記憶部は、入力部から取り込んだ画像データを、表示部において選択されたメンテナンス部分の画像データとして格納してもよい。

0016

表示部は、画像データの取り込み後に、産業機械の全体画像と入力部から取り込んだ画像データとを並べて表示し、ユーザが表示部上の画像データをドラッグし、産業機械の全体画像のうち対応するメンテナンス部分へ該ドラッグした画像データを移動させてドロップしたときに、記憶部は、表示部上の画像データを対応するメンテナンス部分の画像データとして格納してもよい。

図面の簡単な説明

0017

第1の実施形態に従った射出成形機1の構成例を示すブロック図。
制御部8の構成の一例を示す図。
MI/F60の表示部100のメンテナンス画面を示す図。
画像データの取り込み画面を示す図。
第1の実施形態の変形例2に従った射出成形機1の表示部100の画面を示す図。

実施例

0018

以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。

0019

(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に従った射出成形機1の構成例を示すブロック図である。産業機械1は、射出成形機の他、例えば、工作機械、ダイカストマシン押出成形機等でもよい。

0020

産業機械としての射出成形機1は、フレーム2と、固定盤3と、移動盤4と、タイバー5と、型締駆動機構6と、射出装置7と、制御部8と、押出機構9と、ヒューマンマシンインタフェース60とを備えている。

0021

フレーム2は、射出成形機1の土台である。固定盤3は、フレーム2上に固定されている。固定盤3には、固定金型11が取り付けられる。タイバー5の一端は、固定盤3に固定されており、その他端は、支持盤10に固定されている。タイバー5は、固定盤3から移動盤4を通過して支持盤10まで延びている。

0022

移動盤4は、フレーム2に設けられたリニアガイド(図示せず)上に載置されている。移動盤4は、タイバー5またはリニアガイドに案内され、固定盤3に接近しあるいは固定盤3から離れるように移動することができる。移動盤4には、移動金型12が取り付けられる。移動金型12は、固定金型11に対向しており、移動盤4とともに固定金型11へ接近し、固定金型11に組み合わされる。移動金型12と固定金型11とが組み合わされ型閉めされることによって、移動金型12と固定金型11との間に製品形状に対応した空間が形成される。

0023

型締駆動機構6は、トグル機構13と、トグル機構駆動部14とを備えている。トグル機構駆動部14は、トグル機構13を駆動するために、型締サーボモータ21と、ボールねじ22と、伝達機構23とを備えている。ボールねじ22の先端部には、クロスヘッド15が取り付けられている。ボールねじ22が回転することで、クロスヘッド15が移動盤4に接近し、あるいは、移動盤4から離れるように移動する。伝達機構23は、型締サーボモータ21の回転をボールねじ22に伝達し、クロスヘッド15を移動させる。

0024

トグル機構駆動部14がクロスヘッド15を移動させると、トグル機構13が作動する。例えば、クロスヘッド15が移動盤4へ向かって移動すると、移動盤4が固定盤3に向かって移動し、型閉が行われる。逆に、クロスヘッド15が移動盤4から離れる方向に移動すると、移動盤4が固定盤3から離れる方向に移動し、型開が行われる。

0025

押出機構9は、成形後の製品を移動金型12から取り外すために、押出サーボモータ71と、ボールねじ72と、伝達機構73とを備えている。ボールねじ72の先端部は、移動金型12の内面に貫通している。ボールねじ72が回転することによって、ボールねじ72が移動金型12の内面に付着した製品を押し出す。伝達機構73は、押出サーボモータ71の回転をボールねじ72に伝達し、ボールねじ72を図1の左右方向に移動させる。

0026

射出装置7は、加熱バレルバンドヒータ)41と、スクリュ42と、計量部43と、射出装置駆動部44とを備えている。加熱バレル41は、溶融材料金型内注入するノズル41aを備えるとともに、ホッパ45に接続されている。スクリュ42は、加熱バレル41の内部で移動可能に設けられている。

0027

計量部43は、計量サーボモータ46と、計量サーボモータ46の回転をスクリュ42に伝える伝達機構47とを有する。計量サーボモータ46が駆動され、加熱バレル41内でスクリュ42が回転されると、成形材料樹脂がホッパ45から加熱バレル41内に導入される。導入された樹脂は、加熱されかつ混練されながら加熱バレル41の先端側に送られる。樹脂は、溶融されて加熱バレル41の先端部分に貯えられる。成形材料は樹脂に限定されることはなく、金属、ガラスゴム炭素繊維を含む炭化化合物など成形材料として用いることができるものであればよい。

0028

射出装置駆動部44は、射出サーボモータ51と、ボールねじ52と、伝達機構53とを有する。ボールねじ52が回転することで、加熱バレル41内でスクリュ42が図1の左右方向に移動する。伝達機構53は、射出サーボモータ51の回転をボールねじ52に伝達する。これにより、射出サーボモータ51が回転されると、スクリュ42が移動する。スクリュ42が加熱バレル41の先端部分に貯えられた成形材料をノズル41aから押し出すことによって、成形材料がノズル41aから射出される。

0029

ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI/F)60は、射出成形機1に関する様々な情報を表示する。HMI/F60は、例えば、表示部およびキーボードを備えてもよく、あるいは、タッチパネル式ディスプレイであってもよい。オペレータは、HMI/F60を通じて、射出成形機1の動作に関する指令等の設定を入力することができる。また、ユーザは、HMI/F60を通じて、メンテナンスを必要とするメンテナンス部分の画像データ、あるいは、メンテナンスマニュアルを表示させることができる。メンテナンス部分は、射出成形機1を構成する部品であり、使用により摩耗、変形、材料の付着等によって変化する部分である。従って、メンテナンス部分は、定期的に交換清掃修理等のメンテナンスを必要とする。画像データは、カメラなどで撮像されたメンテナンス部分の実際の写真データであり、データ形式は任意でよい。

0030

制御部8は、射出工程中に各種センサ(図示せず)から受け取るセンサ情報監視し、そのセンサ情報から得られた数値が予め設定された閾値を超えないように射出装置7を制御する。また、制御部8は、HMI/F60を通じて、ユーザの指令を受けて必要なデータを表示部に表示させる。

0031

図2は、制御部8の構成の一例を示す図である。制御部8は、情報処理部61と、設定部62と、記憶部63と、射出装置制御部64と、入出力部65とを含む。

0032

演算処理部61は、各種センサから得られた検出値と設定部62に格納された設定値とを比較しながら、型締力、加熱バレル41の温度、射出圧力を制御する。また、演算処理部61は、制御部8の各構成要素の制御も行う。

0033

設定部62は、HMI/F60を介して入力された情報を格納する。例えば、設定部62は、オペレータから入力された最大射出圧力の設定値、型締力の設定値、動作モードの設定等に関する情報を格納する。

0034

記憶部63は、射出成形機1を動作させるためのプログラム、上記設定値、各種センサから得られた検出値等の情報を格納する。また、記憶部63は、メンテナンスに関する情報を格納する。例えば、記憶部63は、メンテナンスマニュアル、メンテナンス部分の画像データを格納する。記憶部63は、画像データを産業機械1のメンテナンス部分ごとに分類して格納している。さらに、記憶部63は、画像データが撮像された日時あるいは画像データが入出力部65から取り込まれた日時と関連付けて格納している。これらの画像データは、HMI/F60の表示部に表示され、ユーザがメンテナンスを実行する際に参照される。画像データの表示については図3(A)、図3(B)を参照して後で説明する。

0035

射出装置制御部64は、射出サーボモータ51の駆動を制御する。射出装置制御部64は、例えば射出サーボモータ51の駆動を制御することで、射出装置7の射出圧力を制御する。

0036

入出力部65は、外部からの情報を制御部8へ取り込み、あるいは、制御部8の情報を外部へ出力するように構成されている。入出力部65は、他の端末有線または無線で通信可能に接続され得る。入出力部65と他の端末との通信接続は、特に限定しないが、例えば、USB、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、Bluetooth(登録商標)等でよい。これにより、入出力部65は、射出成形機1のメンテナンス部分の実際の画像データを外部から取り込むことができる。例えば、画像データは、ユーザがカメラまたは端末のカメラ機能を用いてメンテナンス部分の画像を撮像して得られる。ユーザは、この画像データをカメラや端末から射出成形機1へ送信する。入出力部65は、ユーザの端末等から送信されたメンテナンス部分の画像データを受け取り、記憶部63へ格納する。

0037

より詳細には、ユーザは、定期的に各メンテナンス部分の実際の画像をカメラや端末で撮像し、その画像データを射出成形機1へ送信する。このとき、カメラまたは端末は、画像データとともに、その画像データの撮像日時を送信してもよい。制御部8は、画像データを受け取ると、撮像日時あるいは受取り日時とその画像データとを関連付けて記憶部63に格納する。このとき、ユーザは、その画像データに対応するメンテナンス部分を、HMI/F60の表示部上で選択する。制御部8は、ユーザによって選択されたメンテナンス部分にその画像データを分類する。これにより、記憶部63は、射出成形機1の複数のメンテナンス部分のそれぞれについて、画像データの履歴を保存することができる。尚、メンテナンス部分の選択および画像データの分類については、後で「画像データの取り込み」において説明する。

0038

このように、記憶部63が各メンテナンス部分の変化を画像データとして格納しているので、射出成形機1の各メンテナンス部分が使用により徐々に劣化しても、ユーザは、図3(B)に示すように、画像データの履歴を参照することによって、メンテナンス部分の変化を容易に把握することができる。その結果、ユーザは、メンテナンス部分の修理時期または交換時期を比較的容易に判断することができる。尚、ユーザがメンテナンス部分を撮像する周期は、特に限定しない。従って、例えば、ユーザがメンテナンス部分を撮像する周期は、メンテナンス部分に依って相違させてもよく、あるいは、射出成形機1の使用時間によって決定してもよい。好ましくは、メンテナンス部分を撮像する周期は、メンテナンスマニュアルで規定する。

0039

図3(A)および図3(B)は、HMI/F60の表示部100のメンテナンス画面を示す図である。表示部100は、射出成形機1の動作工程、各種センサから受け取るセンサ情報等を表示する。その他、表示部100は、ユーザの指令を受けて必要なデータを表示する。例えば、メンテナンス時には、表示部100は、ユーザの指令を受けて、図3(A)に示すメンテナンス画面を表示する。

0040

メンテナンス画面では、まず、表示部100は、図3(A)に示すように射出成形機1全体の図または写真を表示する。図3(A)の画面では、射出成形機1全体の図または写真101の他、ユーザのコメント103、現在の日時105(年、月、日、時間)、マニュアル表示ボタン107等が表示されている。

0041

次に、ユーザが表示部100に示された射出成形機1のうち或るメンテナンス部分を選択すると、表示部100は、選択されたメンテナンス部分の画像データを時系列で表示する。図3(B)は、或るメンテナンス部分の実際の画像データの履歴を表示している。例えば、IMG0〜IMG3は、同一メンテナンス部分の画像データであり、IMG0、IMG1、IMG2、IMG3と古い画像データから順番に時系列的に表示されている。即ち、画像データIMG0が最も古い画像データであり、初期状態に近いメンテナンス部分の画像データである。画像データIMG1が画像データIMG0の次に古い画像データであり、画像データIMG2が画像データIMG1の次に古い画像データであり、並びに、画像データIMG3が最も新しい画像データである。

0042

また、表示部100は、画像データIMG0〜MIMG3と関連付けられた画像データIMG0〜IMG3のそれぞれの撮像日時あるいは取込み日時を画像データIMG0〜IMG3ともに表示している。

0043

さらに、表示部100は、ユーザのコメント欄103を、対応する画像データIMG0〜IMG3とともに表示してもよい。ユーザのコメントは、画像データIMG0〜IMG3に関連付けられて記憶部63に格納されている。

0044

このように、表示部100が単一画面で複数の画像データを時系列で表することによって、ユーザは、メンテナンス部分の状態変化(例えば、変形、摩耗、樹脂の付着等)を容易に把握することができる。その結果、ユーザは、メンテナンス部分の交換または修理を適切な時期に行うことができ、射出成形機1の故障や過剰なメンテナンスを抑制することができる。

0045

画像IMG0は、初期状態のメンテナンス部分の画像データであってもよい。この場合、記憶部63は、メンテナンス部分の初期状態の画像データを予め格納する。そして、表示部100は、該メンテナンス部分が選択されたときに、メンテナンス部分の初期状態の画像データIMG0と該メンテナンス部分の使用開始後の画像データIMG1〜IMG3とを並べて表示する。画像データIMG1〜IMG3は、例えば、直近に撮像した3枚の画像データである。これにより、ユーザは、メンテナンス部分の現状を初期状態と比較しながら確認することができる。

0046

また、本実施形態によれば、ユーザは、メンテナンス部分の部品交換時期を容易に判断することができるだけでなく、メンテナンス部分の部品の交換前後の状態も画像データにて確認することができる。さらに、記憶部63が画像データの履歴を保存するので、メンテナンス日誌としても利用可能である。この場合、ユーザが他のユーザに交替しても、他のユーザは、表示部100で画像データを参照すれば、射出成形機1の各メンテナンス部分の状態や交換履歴を容易に把握することができる。

0047

また、複数の産業機械がネットワークで接続されている場合、ホストコンピュータ(図示せず)が複数の産業機械の画像データを一括管理してもよい。この場合、各産業機械は、自己の画像データを格納しつつ、ホストコンピュータへ画像データを送信する。これにより、ユーザは、ホストコンピュータにおいて、複数の産業機械の画像データを参照し、それらのメンテナンス部分の状態を容易に把握することができる。

0048

また、本実施形態によれば、画像データは、射出成形機1に配備された記憶部63に格納され、かつ、射出成形機1に配備された表示部100に表示される。従って、ユーザは、作業現場でメンテナンス部分の過去の履歴を確認することができる。さらに、カメラやカメラ付き端末は必要となるものの、メンテナンスのためにメンテナンスマニュアルを表示させる他の端末は不要となる。

0049

尚、図3(B)では、表示部100は、1つの画面を4分割して4つの画像データを同時に表示させている。しかし、表示部100は、他の方法で画像データの履歴を表示させてもよい。例えば、表示部100は、1つの画面に1の画像データを表示し、ユーザが画面を縦方向または横方向にスクロールしたときに、画像データの履歴を時系列順に表示してもよい。

0050

(画像データの取り込み)
ユーザの端末から画像データを取り込む場合、制御部8は、取り込んだ画像データを対応するメンテナンス部分へ分類して記憶部63へ格納する必要がある。例えば、ユーザが端末から画像データを送信する際に、制御部8は、画像データの取り込み画面を表示部100に表示する。画像データの取り込み画面は、図3(A)と同様に射出成形機1の図または写真101の画面でよい。表示部100は、射出成形機1の図または写真の画面において、画像データに対応するメンテナンス部分を選択可能にする。ユーザは、送信予定の画像データに対応するメンテナンス部分を表示部100上で選択し、その後、端末から画像データを送信する。これにより、制御部8は、受け取った画像データを、対応するメンテナンス部分に分類して記憶部63に格納することができる。

0051

代替的に、制御部8は、画像データを取り込んだ後に、その画像データに対応するメンテナンス部分を選択可能にしてもよい。例えば、ユーザが端末から画像データを制御部8へ送信する。制御部8は、画像データを受け取ると、画像データの登録画面を表示部100に表示させる。このとき、表示部100は、画像データの登録画面として、図4に示すように、射出成形機1の全体の図または写真101と、外部から取り込んだ画像データIMG10〜IMG12とを同一画面に並べて表示する。図4は、画像データの取り込み画面を示す図である。

0052

ユーザは、表示部100上の画像データIMG10〜IMG12のいずれかをドラッグし、射出成形機1の全体の図または写真101のうち対応するメンテナンス部分へ、ドラッグした画像データを移動させてドロップする。このドラッグ・アンド・ドロップの作業は、画像データIMG10〜IMG12のそれぞれについて実行される。これにより、記憶部63は、表示部100上の画像データIMG10〜IMG12を、対応するメンテナンス部分の画像データとして格納することができる。

0053

(変形例1)
上記実施形態による射出成形機1は、図2破線で示すように、カメラ90をさらに備えてもよい。カメラ90は、メンテナンス部分を撮像するために射出成形機1のフレーム2に固定されており、入出力部65と通信可能に接続されている。カメラ90のシャッタが押されると、カメラ90は、メンテナンス部分の撮像および入出力部65への画像データの送信を自動で実行する。よって、ユーザが定期的にカメラ90のシャッタを押すだけで、メンテナンス部分の画像データは記憶部63に定期的に自動で格納される。

0054

複数のカメラ90が複数のメンテナンス部分のそれぞれに対応して設けられていることが好ましい。この場合、複数のカメラ90は、画像データとともに自己の識別子を制御部8へ送信する。これにより、制御部8は、画像データを撮像したカメラ90、および、画像データに対応するメンテナンス部分を特定することができる。従って、制御部8は、画像データをメンテナンス部分ごとに自動で分類して記憶部63へ格納することができる。

0055

(変形例2)
図5は、第1の実施形態の変形例2に従った射出成形機1の表示部100の画面を示す図である。

0056

変形例2では、表示部100は、図3(A)に示す射出成形機1の或るメンテナンス部分が選択されたときに、そのメンテナンス部分の画像データとメンテナンス部分のマニュアルとの選択画面を表示する。このとき、例えば、図5に示すように、表示部100は、メンテナンス部分の画像データを表示させる第1タグTag1とメンテナンス部分のマニュアルを表示させる第2タグTag2とを選択可能に表示する。

0057

ユーザが第1タグTag1を選択した場合、図3(B)に示すように、表示部100は、メンテナンス部分の画像データの履歴を表示すればよい。一方、ユーザが第1タグTag2を選択した場合、表示部100は、メンテナンス部分のマニュアルを表示する。この場合、マニュアルのデータは、メンテナンス部分ごとに分割されて、図3(A)に示す射出成形機1の画面のメンテナンス部分にリンクしている必要がある。尚、マニュアルは、メンテナンス部分の取り扱い説明メンテナンス方法メンテナンス周期等の情報を記載している。

0058

変形例2によれば、ユーザは、図5に示す同一画面からメンテナンス部分の画像データの履歴とメンテナンス部分のマニュアルとの両方へ容易にアクセスすることができる。また、この場合、ユーザは、マニュアルを検索する必要が無く、表示部100の画面上のメンテナンス部分をタッチまたはクリックすれば、そのメンテナンス部分のマニュアルに容易にアクセスすることができる。

0059

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

0060

1・・・産業機械、10・・・メイン制御部、20・・・表示操作部、30・・・サーボ制御部、40・・・電流制御部、50・・・モータ

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