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技術 インクジェット印刷による印刷工程を含むおむつの製造方法

出願人 ユニ・チャーム株式会社
発明者 丹治浩之大坪俊文長谷川麻里大尾守
出願日 2014年12月26日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-266539
公開日 2016年7月11日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-123616
状態 特許登録済
技術分野 吸収性物品とその支持具 繊維材料の処理
主要キーワード 文字柄 空白域 印刷域 印刷領域間 繰返し印刷 折返し線 接合域 テープタイプ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

図柄をインクジェット印刷するとき製品見栄えが悪くなることの無い印刷工程を含むおむつの製造方法の提供。

解決手段

機械方向に走行するウェブに、インクジェット印刷により複数個一組で異なる図柄を含む図柄群繰返し印刷する印刷工程を含む使い捨ておむつの製造方法であって、印刷工程において、図柄群に含まれる個々の図柄を複数個の印刷領域に順次印刷し、複数個の印刷領域それぞれの幅は、おむつを平面に展開したときの長辺または短辺の寸法に等しく、複数個の印刷領域の内、図柄が最初に印刷される最先印刷領域と、図柄が最後に印刷される最終印刷領域との少なくとも一方に、機械方向に直交する交差方向に延在してウェブを横断する第1空白域が配置され、第1空白域においてインクジェット印刷を休止した後、インクジェット印刷を再開して図柄群を順次印刷する。

概要

背景

従来、おむつの製造時に、おむつ製造用ウェブインクジェット印刷する様々な方法が提案されている。例えば特許文献1には、少なくとも2つのインクジェット印刷ヘッド切り替えることで連続生産可能なインクジェット印刷方法が開示されている。特許文献1に開示されているようなインクジェット印刷を用いれば、おむつの全面に様々な図柄をしておむつの装飾性を高めることが可能になる。

概要

柄をインクジェット印刷するとき製品見栄えが悪くなることの無い印刷工程を含むおむつの製造方法の提供。機械方向に走行するウェブに、インクジェット印刷により複数個一組で異なる柄を含む柄群を繰返し印刷する印刷工程を含む使い捨ておむつの製造方法であって、印刷工程において、柄群に含まれる個々の柄を複数個の印刷領域に順次印刷し、複数個の印刷領域それぞれの幅は、おむつを平面に展開したときの長辺または短辺の寸法に等しく、複数個の印刷領域の内、柄が最初に印刷される最先印刷領域と、柄が最後に印刷される最終印刷領域との少なくとも一方に、機械方向に直交する交差方向に延在してウェブを横断する第1空白域が配置され、第1空白域においてインクジェット印刷を休止した後、インクジェット印刷を再開して柄群を順次印刷する。

目的

本発明は、ウェブに一群の図柄をインクジェット印刷する際、おむつの見栄えが悪くなったり、製品の不良率が高くなったりすることの無い印刷工程を含むおむつの製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

機械方向に走行するウェブに、インクジェット印刷により複数個一組で異なる図柄を含む図柄群繰返し印刷する印刷工程を含む使い捨ておむつの製造方法であって、前記印刷工程において、前記図柄群に含まれる個々の前記図柄を複数個の印刷領域に順次印刷し、複数個の前記印刷領域それぞれの幅は、前記おむつを平面に展開したときの長辺または短辺の寸法に等しく、複数個の前記印刷領域の内、前記図柄が最初に印刷される最先印刷領域と、前記図柄が最後に印刷される最終印刷領域との少なくとも一方に、前記機械方向に直交する交差方向に延在して前記ウェブを横断する第1空白域が配置され、前記第1空白域において前記インクジェット印刷を休止した後、前記インクジェット印刷を再開して前記図柄群を順次印刷することを特徴とするおむつの製造方法。

請求項2

前記第1空白域が、前記最先印刷領域の前記機械方向における最前部と、前記最終印刷領域の前記機械方向における最後部との少なくとも一方に配置され、前記第1空白域が配置された前記最先印刷領域及び前記最終印刷領域の少なくとも一方において前記インクジェット印刷を休止して第2空白域を形成し、前記第2空白域は、前記交差方向に延びる印刷領域中心線に関して前記第1空白域に対しほぼ対称となる、請求項1に記載の製造方法。

請求項3

前記交差方向において前記印刷領域の寸法と前記ウェブの寸法とが等しく、前記最終印刷領域及び前記最先印刷領域の少なくとも一方を除く複数個の前記印刷領域の全面に前記図柄を印刷する、請求項1又は2に記載の製造方法。

請求項4

前記最終印刷領域及び前記最先印刷領域の少なくとも一方を除く複数個の前記印刷領域において、前記機械方向に互いに平行に延びる前記ウェブの両側縁に沿って連続する前記図柄をインクジェット印刷する、請求項1から3のいずれか1項に記載の製造方法。

請求項5

前記最終印刷領域及び前記最先印刷領域の少なくとも一方を除く複数個の前記印刷領域において、少なくとも一つの前記印刷領域の前記機械方向における最前部及び最後部のそれぞれにおいて前記インクジェット印刷を休止して、前記交差方向に延在して前記ウェブを横断する一対の第3空白域を形成する、請求項1から4のいずれか1項に記載の製造方法。

請求項6

前記おむつの製造方法に、排尿視認可能な視認要素を備える吸収体を前記ウェブに取り付ける吸収体取付工程がさらに含まれ、前記印刷工程において、複数の前記印刷域のそれぞれに前記インクジェット印刷が休止される股部空白域が前記交差方向に延びる印刷領域中心線をまたいで配置され、前記吸収体取付工程において、前記吸収体の前記視認要素が前記股部空白域に対応する位置に配置される、請求項1から5のいずれか1項に記載の製造方法。

請求項7

前記おむつの製造方法に、前記インクジェット印刷により前記図柄が印刷された前記ウェブを前記機械方向に平行な方向に延びる折返し線に沿って二つ折りにして重ね合わせ、重ね合わせた前記ウェブどうしを前記印刷領域間の前記境界を含んで前記交差方向に延びる接合域において接合し、さらに前記接合域を前記交差方向に切断して個別のパンツ型おむつ仕上げ仕上工程がさらに含まれ、前記第1空白域の幅が前記接合部の幅より小さく、前記第1空白域が前記接合域の内部に配置される、請求項1から6のいずれか1項に記載の製造方法。

請求項8

前記おむつの製造方法に、前記インクジェット印刷により前記図柄が印刷された前記ウェブを前記機械方向に平行な方向に延びる折返し線に沿って二つ折りにして重ね合わせ、重ね合わせた前記ウェブどうしを前記印刷領域間の前記境界を含んで前記交差方向に延びる接合域において接合し、さらに前記接合域を前記交差方向に切断して個別のパンツ型おむつに仕上げる仕上工程がさらに含まれ、前記第2空白域の幅が前記接合部の幅より小さく、前記第2空白域が前記接合域の内部に配置される、請求項2から6のいずれか1項に記載の製造方法。

請求項9

前記おむつの製造方法に、前記インクジェット印刷により前記図柄が印刷された前記ウェブを前記機械方向に平行な方向に延びる折返し線に沿って二つ折りにして重ね合わせ、重ね合わせた前記ウェブどうしを前記印刷領域間の前記境界を含んで前記交差方向に延びる接合域において接合し、さらに前記接合域を前記交差方向に切断して個別のパンツ型おむつに仕上げる仕上工程がさらに含まれ、前記第3空白域の幅が前記接合部の幅より小さく、前記第3空白域が前記接合域の内部に配置される、請求項5または6に記載の製造方法。

請求項10

前記おむつの製造方法に、前記仕上工程の後、個別の前記おむつを集積して包装する包装工程がさらに含まれ、前記包装工程において、複数個一組の前記図柄がそれぞれに印刷された複数個の前記個別のおむつを1つのパッケージ内に収納する、請求項7から9のいずれか1項に記載の製造方法。

技術分野

0001

この発明は、インクジェット印刷による印刷工程を含むおむつの製造方法に関する。

背景技術

0002

従来、おむつの製造時に、おむつ製造用ウェブにインクジェット印刷する様々な方法が提案されている。例えば特許文献1には、少なくとも2つのインクジェット印刷ヘッド切り替えることで連続生産可能なインクジェット印刷方法が開示されている。特許文献1に開示されているようなインクジェット印刷を用いれば、おむつの全面に様々な図柄をしておむつの装飾性を高めることが可能になる。

先行技術

0003

特許第4425914号公報

発明が解決しようとする課題

0004

おむつの全面に図柄をインクジェット印刷する場合、ウェブの機械方向に沿って連続的に図柄を印刷することになる。具体的には、複数のおむつに対応する印刷データに基づきウェブに一群の図柄を印刷した後、印刷データを更新して新たな一群の図柄を印刷する。ところで、おむつにインクジェット印刷するとき用いられる従来のインクジェットプリンタは、高速で機械方向に走行するウェブに対し直交する方向に多数のプリントヘッドが一列に配列され、各プリントヘッドが複数のノズルを有する構造となっており、複数のノズルのそれぞれから異なる色のインク吐出される。このため、各ノズルから吐出されるインクの着弾位置が、ウェブの機械方向にばらついてしまうことがある。このようなばらつきがあると、印刷データを更新して図柄を切り替えたとき、吐出されたインクが最初の一群の図柄と次の一群の図柄との境目で重なり合っておむつの見栄えが悪くなる結果、製品不良率が高くなるという問題が生じる。

0005

本発明は、ウェブに一群の図柄をインクジェット印刷する際、おむつの見栄えが悪くなったり、製品の不良率が高くなったりすることの無い印刷工程を含むおむつの製造方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、機械方向に走行するウェブに、インクジェット印刷により複数個一組で異なる図柄を含む図柄群繰返し印刷する印刷工程を含む使い捨ておむつの製造方法に関する。

0007

本発明は、印刷工程において、図柄群に含まれる個々の図柄を複数個の印刷領域に順次印刷し、複数個の印刷領域それぞれの幅は、おむつを平面に展開したときの長辺または短辺の寸法に等しく、複数個の印刷領域の内、図柄が最初に印刷される最先印刷領域と、図柄が最後に印刷される最終印刷領域との少なくとも一方に、機械方向に直交する交差方向に延在してウェブを横断する第1空白域が配置され、第1空白域においてインクジェット印刷を休止した後、インクジェット印刷を再開して図柄群を順次印刷することを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明のインクジェット印刷による印刷工程を含むおむつの製造方法では、おむつの見栄えが悪くなったり、製品の不良率が高くなったりすることが防止される。

図面の簡単な説明

0009

図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明の印刷工程を含むおむつの製造方法を模式的に表す図。
インクジェット印刷され製品化されたおむつを模式的に表す図。
視認要素を備えるおむつの製造方法を模式的に表す図。

実施例

0010

下記の実施の形態は、添付の図面に示すインクジェット印刷による印刷工程を含む使い捨ておむつの製造方法に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。以下、添付の図面を参照して、本発明に係るおむつの製造方法の例を説明する。

0011

図1に示すように、本発明のおむつの製造方法には、おむつ製造用のウェブ11を機械方向MDに連続的に供給する供給工程50と、供給されるウェブ11に図柄をインクジェットプリンタ18により印刷する印刷工程51と、印刷されたウェブ11に吸収体31を取り付ける吸収体取付工程52と、ウェブ11を機械方向MDに直交する交差方向CDに切断して個別のパンツ型おむつ1に仕上げ仕上工程53と、切断された個別のおむつ1を集積して包装する包装工程54とが含まれる。本願で図柄というときは、均一な色、濃淡が次第に変化する色、濃淡が段階的に変化する色、絵柄文字柄、及び幾何学模様のうちの少なくとも1つ又はこれらの組合せを意味する。また、本願で色というときは、有彩色及び無彩色を意味する。なお、ウェブ11を構成するシート材(典型的には不織布)の生地の色は、本願でいう色には含まれない。但し、絵柄及び文字柄の背景にシート材の生地が露出していてもよい。

0012

本実施形態のウェブ11には、おむつ1において着用者の肌に対向する肌側シート12と、おむつ1において最外面に位置する外装シート13とが含まれる。供給工程50では、肌側シート12と外装シート13とが機械方向MDに連続的に供給され、さらに、肌側シート12と外装シート13の間に、機械方向MDに連続的に供給されるレッグ弾性部材15及びウエスト弾性部材14が伸長状態接合される。肌側シート12、外装シート13には、例えば不織布または樹脂フィルムを用いることができ、レッグ弾性部材15及びウエスト弾性部材14には、例えばゴム紐または伸縮性不織布を用いることができる。

0013

印刷工程51では、連続的に供給されるウェブ11に含まれる外装シート13に、複数個一組で異なる図柄を含む図柄群を、制御装置17に電気的に接続されたインクジェットプリンタ18により印刷する。インクジェットプリンタ18は、制御装置17に格納された複数のおむつ1のそれぞれに割り当てられた印刷データに基づいて複数個の印刷領域20に図柄を順次印刷する。複数個の印刷領域20は、ウェブ11において機械方向MDに連続して並ぶ。また、複数個の印刷領域20それぞれの機械方向MDにおける寸法(以下、幅と呼ぶ)は、おむつ1を平面に展開したときの長辺又は短辺の寸法に等しい。制御装置17は、図柄群の印刷終了時に、インクジェットプリンタ18に対し、データを更新して図柄を順次印刷する動作を再開する指示を出す。なお、図1では図柄群に3個の図柄が含まれる場合を例示しているが、図柄群に4個以上の図柄を含めることもできる。

0014

本発明では、複数個一組の印刷領域20のうち図柄が最初に印刷される最先印刷領域20aと、図柄が最後に印刷される最終印刷領域20bとの少なくとも一方において、インクジェット印刷を休止した後、インクジェット印刷を再開して図柄群を順次印刷する。すなわち、第1空白域21は印刷領域20内において図柄の一部に含まれ、図柄と一体化しているので、図柄を印刷するデータを切り替えるときでもおむつ1の見栄えが悪くなることは無く、したがって製品の不良率が高くなることも無い。

0015

図1に示す例では、第1空白域21は最終印刷領域20bの機械方向MDにおける最後部28に配置されている。これに代えて、第1空白域21を最先印刷領域20aの機械方向MDにおける最前部27に配置することもできる。また、最終印刷領域20bの最後部28と、最終印刷領域20bに隣接する最先印刷領域20aの最前部27との両方に第1空白域21を配置して、2つの第1空白域21を一体化することもできる。ここで、機械方向MDはウェブ11の走行方向に一致し、各印刷領域20において、機械方向MDにおける最前部27は、機械方向MDにおける最後部28から見てウェブ11の走行方向下流側に位置する。

0016

第1空白域21の最小幅は、図柄を印刷するデータを切り替える際の図柄の重なり合いを防止するために最低限必要な距離と同じか、又はそれより大きく設定される。別言すれば、第1空白域21の幅が一定である必要は無い。第1空白域21が設けられたおむつ1の例として、図1に示したストライプ状の図柄に含まれる最後のストライプを第1空白域21とする場合のほか、図2(a)に示すステンドグラスのような図柄が挙げられるが、これに限定されない。

0017

印刷工程51では、最先印刷領域20a及び最終印刷領域20bの少なくとも一方において、インクジェット印刷を休止することにより第2空白域22を形成することもできる。これにより、図2(b)に示すような、第1及び第2空白域21,22がほぼ左右対称に配置されたおむつ1が得られる。第2空白域22は、複数の印刷領域20それぞれの幅を二分して交差方向CDに延びる印刷領域中心線26に関して第1空白域21に対しほぼ対称となるようにして配置することが好ましい。この結果、第1及び第2空白域21,22はほぼ左右対称となって図柄の一部に組み込まれるので、おむつ1の見栄えが良くなる。しかし、本発明では第1及び第2空白域21,22をほぼ左右対称にすることは必須ではなく、図柄としての美観が損なわれない範囲で第1及び第2空白域21,22を非対称にすることもできる。

0018

交差方向CDにおける印刷領域20の寸法をウェブ11の寸法と同じにし、最終印刷領域20b及び最先印刷領域20aの少なくとも一方を除く複数個の印刷領域20の全面に図柄を印刷することができる(図1参照)。また、最先印刷領域20a及び最終印刷領域20bの少なくとも一方を除く複数個の印刷領域20において、機械方向MDに互いに平行に延びるウェブの両側縁11aに沿って連続する図柄をインクジェット印刷することもできる(図1参照)。さらに、最先印刷領域20a及び最終印刷領域20bの少なくとも一方を除く複数個の印刷領域20において、少なくとも一つの印刷領域20の機械方向MDにおける最前部27及び最後部28のそれぞれにおいてインクジェット印刷を休止して、交差方向CDに延在してウェブ11を横断する一対の第3空白域23を形成することもできる(図3参照)。これにより、図2(b)に示したおむつ1と同様に、それぞれが左右対称な空白領域を有する複数個のおむつ1を製造することができる。これらの図柄の配置方法を単独又は組み合わせることにより、多様な見栄えの良い図柄が印刷されたおむつ1を同一の生産ラインで容易に製造することができる。複数個の印刷領域20においてウェブの両側縁11aに沿って連続する図柄をインクジェット印刷すれば、複数個のおむつ1の図柄に統一感が生ずるので好ましい。

0019

吸収体取付工程52では、ウェブ11に含まれる肌側シート12に吸収体31を取り付ける。吸収体31は、ウェブ11の各印刷領域20において印刷領域中心線26に関し対称となるように配置される。また、図3に示すように、吸収体31の肌側シート12に対抗する面に、排尿視認可能な視認要素32を設けることができる。視認要素32は吸収体31の任意の位置に配置することができる。図示例では、視認要素32を吸収体31の中央部に配置し、吸収体31の長手方向に延在させている。吸収体31及び視認要素32は、本発明が属する技術分野で公知のものを用いることができる。吸収体31が視認要素32を備えている場合、印刷工程51では、外装シート13の各印刷領域20に、インクジェット印刷が休止される股部空白域24を、印刷領域中心線26をまたいで配置する。股部空白域24はウェブ11を横断する必要は無く、おむつ1の使用時に着用者の股部に向き合う領域に位置すればよい。吸収体取付工程52では、吸収体31の視認要素32を外装シート13の股部空白域24に対応する位置に配置して、吸収体31を肌側シート12に取り付ける。外装シート13に股部空白域24を配置することにより、吸収体31に設けられた視認要素32の視認性が向上する。なお、印刷工程51及び吸収体取付工程52を行う順序には任意であり、ウェブ11に図柄を印刷してから吸収体31を取り付けることもできるし、ウェブ11に吸収体31を取り付けてから図柄を印刷することもできる。視認要素32は本発明の製造方法において必須ではなく、省略可能である。

0020

仕上工程53では先ず、図柄が印刷されるとともに吸収体31が接合されたウェブ11において互いに隣り合う吸収体31の間を丸く切り取る。次に、ウェブ11を吸収体31が内側になるようにして機械方向MDに延びる折返し線33に沿って二つ折りにして重ね合わせた後、重ね合わせたウェブ11どうしを印刷領域20間の境界25を含んで交差方向CDに延びる接合域34において互いに溶着又は接着により接合する。さらに、印刷領域20間の境界25を含んで交差方向CDに延びる切断線35に沿って接合域34を半分に切断して個別のパンツ型おむつ1にする。ここで、印刷工程51において、第1〜第3空白域21,22,23のうちの少なくとも一つの幅を接合域34よりも小さくしておき、第1〜第3空白域21,22,23のうちの少なくとも一つが接合域34と重なり合って接合域34の内部に位置させることが好ましい。例えば、第1空白域21の幅を接合域34よりも小さくしておき、第1空白域21を接合域34と重なり合わせて接合域34の内部に位置させることが好ましい。これにより、おむつ1の見栄えが向上する。

0021

包装工程54では、個別に切断されたおむつ1を複数個集積して、1つのパッケージ55に収納する。このとき、複数個一組の図柄がそれぞれに印刷された複数個のおむつ1を1つのパッケージ55内に収納することが好ましい。これにより、多様な見栄えの良い図柄が印刷されたおむつ1を1つのパッケージ55に収納し、商品差別化を図ることができる。

0022

本発明は上記の実施形態に限定されず、種々変更して実施することができる。例えば、図柄を肌側シート12に印刷し、外装シート13を通して視認可能にすることもできる。また、例えば1つのおむつ1の図柄を半分に分けて印刷して、第1空白域21をおむつ1の中央に位置させることもできる。図1,3に示した例では、おむつ1の長手方向が機械方向MDに直交しているが、おむつ1の長手方向が機械方向MDに平行になるようにして本発明を実施することもできる。本発明のおむつの製造方法によって製造されるおむつ1はパンツ型のおむつ1に限定されず、テープタイプのおむつ1を製造することもできる。また、肌側シート12及び外装シート13は、いずれも一枚のシート材で構成することができるし、複数のシート材を組合わせて構成してもよい。また、ウェブ11に肌側シート12及び外装シート13以外のシート材が含まれていてもよい。おむつ1の製造に用いる材料は、上記に例示した材料に限定されず、本発明が属する技術分野で公知の材料を適宜選択して用いることができる。

0023

以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記の事項に整理することができる。
機械方向に走行するウェブに、インクジェット印刷により複数個一組で異なる図柄を含む図柄群を繰返し印刷する印刷工程を含む使い捨ておむつの製造方法であって、印刷工程において、図柄群に含まれる個々の図柄を複数個の印刷領域に順次印刷し、複数個の印刷領域それぞれの幅は、おむつを平面に展開したときの長辺または短辺の寸法に等しく、複数個の印刷領域の内、図柄が最初に印刷される最先印刷領域と、図柄が最後に印刷される最終印刷領域との少なくとも一方に、機械方向に直交する交差方向に延在してウェブを横断する第1空白域が配置され、第1空白域においてインクジェット印刷を休止した後、インクジェット印刷を再開して図柄群を順次印刷する。

0024

上記段落0023に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)第1空白域が、最先印刷領域の機械方向における最前部と、最終印刷領域の機械方向における最後部との少なくとも一方に配置され、第1空白域が配置された最先印刷領域及び最終印刷領域の少なくとも一方においてインクジェット印刷を休止して第2空白域を形成し、第2空白域は、交差方向に延びる印刷領域中心線に関して第1空白域に対しほぼ対称となる。
(2)交差方向において印刷領域の寸法とウェブの寸法とが等しく、最終印刷領域及び最先印刷領域の少なくとも一方を除く複数個の印刷領域の全面に図柄を印刷する。
(3)最終印刷領域及び最先印刷領域の少なくとも一方を除く複数個の印刷領域において、機械方向に互いに平行に延びるウェブの両側縁に沿って連続する図柄をインクジェット印刷する。
(4)最終印刷領域及び最先印刷領域の少なくとも一方を除く複数個の印刷領域において、少なくとも一つの印刷領域の機械方向における最前部及び最後部のそれぞれにおいてインクジェット印刷を休止して、交差方向に延在してウェブを横断する一対の第3空白域を形成する。
(5)おむつの製造方法に、排尿を視認可能な視認要素を備える吸収体をウェブに取り付ける吸収体取付工程がさらに含まれ、印刷工程において、複数の印刷域のそれぞれにインクジェット印刷が休止される股部空白域が交差方向に延びる印刷領域中心線をまたいで配置され、吸収体取付工程において、吸収体の視認要素が股部空白域に対応する位置に配置される。
(6)おむつの製造方法に、インクジェット印刷により図柄が印刷されたウェブを機械方向に平行な方向に延びる折返し線に沿って二つ折りにして重ね合わせ、重ね合わせたウェブどうしを印刷領域間の境界を含んで交差方向に延びる接合域において接合し、さらに接合域を交差方向に切断して個別のパンツ型おむつに仕上げる仕上工程がさらに含まれ、第1空白域の幅が接合部の幅より小さく、第1空白域が接合域の内部に配置される。
(7)おむつの製造方法に、インクジェット印刷により図柄が印刷されたウェブを機械方向に平行な方向に延びる折返し線に沿って二つ折りにして重ね合わせ、重ね合わせたウェブどうしを印刷領域間の境界を含んで交差方向に延びる接合域において接合し、さらに接合域を交差方向に切断して個別のパンツ型おむつに仕上げる仕上工程がさらに含まれ、第2空白域の幅が接合部の幅より小さく、第2空白域が接合域の内部に配置される。
(8)おむつの製造方法に、インクジェット印刷により図柄が印刷されたウェブを機械方向に平行な方向に延びる折返し線に沿って二つ折りにして重ね合わせ、重ね合わせたウェブどうしを印刷領域間の境界を含んで交差方向に延びる接合域において接合し、さらに接合域を交差方向に切断して個別のパンツ型おむつに仕上げる仕上工程がさらに含まれ、第3空白域の幅が接合部の幅より小さく、第3空白域が接合域の内部に配置される。
(9)おむつの製造方法に、仕上工程の後、個別のおむつを集積して包装する包装工程がさらに含まれ、包装工程において、複数個一組の図柄がそれぞれに印刷された複数個の個別のおむつを1つのパッケージ内に収納する。

0025

1使い捨ておむつ、
11ウェブ
20印刷領域
20a 最先印刷領域
20b最終印刷領域
21 第1空白域
22 第2空白域
23 第3空白域
24 股部空白域
25境界
26 印刷領域中心線
31吸収体
32視認要素
33折返し線
34接合域
51印刷工程
52 吸収体取付工程
53仕上工程
54包装工程
55パッケージ
MD機械方向
CD 交差方向

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