図面 (/)

技術 ルテイン含有飲料

出願人 アサヒビール株式会社
発明者 阿部裕子高橋朋子板垣洋
出願日 2014年12月26日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2014-264804
公開日 2016年7月11日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2016-123289
状態 特許登録済
技術分野 酒類 非アルコール性飲料
主要キーワード ベース液 カーボネーション 天然添加物 柑橘系フレーバー 指定添加物 減少抑制 中間液 濃縮状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

飲料中ルテイン劣化を防止し、飲料の風味改善を行い、及び飲料の保存による風味劣化を防止する方法の提供。

解決手段

ビタミンC及びルテインを含む飲料であって、ルテイン1.7mgあたり0.05〜1gのビタミンCを含み、ルティンを0.43〜6.0mg/100ml含む飲料。さらに、クエン酸リンゴ酸及びそれらの塩から選択される1以上の酸味物質を含む飲料。飲料にルテインを添加する飲料の風味改善方法及び飲料の保存による風味劣化を防止する方法の提供。

概要

背景

ルテインは、緑黄色野菜卵黄動物脂肪等に含まれるカロテノイドであり、眼の健康維持、加齢黄斑症治療又は予防に効果があることが知られている。しかしながら、ルテインは光及び熱に不安定であり、飲料では加熱による退色、保存中の機能性の減弱が避けられない。

ルテインの劣化防止に関して、特許文献1は、トコトリエノールによるルテインの酸化劣化および熱劣化の抑制を開示する。しかしながら、トコトリエノールは脂溶性物質であり、飲料への利用には必ずしも適したものではない。

特許文献2は、ツルレンゲ抽出物を含有することを特徴とするルテイン劣化防止剤を開示する。しかしながら、ツルレンゲ抽出物は食品において一般的な原料とはいえない。

したがって、飲料への使用に適した原材料を用いて、ルテインの劣化防止を達成することへの要望がいまだ存在する。

また、これらの特許文献は、ルテインを添加することによる、飲料の風味改善及び保存中に進行する飲料の風味劣化の抑制について開示も示唆もない。

概要

飲料中のルテインの劣化を防止し、飲料の風味改善を行い、及び飲料の保存による風味劣化を防止する方法の提供。ビタミンC及びルテインを含む飲料であって、ルテイン1.7mgあたり0.05〜1gのビタミンCを含み、ルティンを0.43〜6.0mg/100ml含む飲料。さらに、クエン酸リンゴ酸及びそれらの塩から選択される1以上の酸味物質を含む飲料。飲料にルテインを添加する飲料の風味改善方法及び飲料の保存による風味劣化を防止する方法の提供。なし

目的

本発明は、ルテインの劣化を抑制した、ルテイン含有飲料を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ルテインおよびビタミンCを含有する飲料であって、ルテイン1.7mgあたり0.05〜1gのビタミンCを含む、飲料。

請求項2

ルテインを0.43mg〜6.0mg/100ml含む、請求項1に記載の飲料。

請求項3

アルコール飲料である、請求項1又は2に記載の飲料。

請求項4

ノンアルコール飲料である、請求項1又は2に記載の飲料。

請求項5

さらに、クエン酸リンゴ酸及びそれらの塩からなる群から選択される1以上の酸味物質を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料。

請求項6

ルテインがフリー体である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の飲料。

請求項7

飲料のフレーバーが、柑橘類又はベリー類である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の飲料。

請求項8

飲料にルテインを0.43mg〜6.0mg/100ml添加することを含む、飲料の風味を改善する方法。

請求項9

飲料にルテインを0.43mg〜6.0mg/100ml添加することを含む、飲料の保存による風味劣化を抑制する方法。

技術分野

0001

本発明はビタミンCを有効成分とするルテイン劣化防止剤ルテインを添加することによる飲料の風味改善方法、ルテインを含有する飲料及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

ルテインは、緑黄色野菜卵黄動物脂肪等に含まれるカロテノイドであり、眼の健康維持、加齢黄斑症治療又は予防に効果があることが知られている。しかしながら、ルテインは光及び熱に不安定であり、飲料では加熱による退色、保存中の機能性の減弱が避けられない。

0003

ルテインの劣化防止に関して、特許文献1は、トコトリエノールによるルテインの酸化劣化および熱劣化の抑制を開示する。しかしながら、トコトリエノールは脂溶性物質であり、飲料への利用には必ずしも適したものではない。

0004

特許文献2は、ツルレンゲ抽出物を含有することを特徴とするルテイン劣化防止剤を開示する。しかしながら、ツルレンゲ抽出物は食品において一般的な原料とはいえない。

0005

したがって、飲料への使用に適した原材料を用いて、ルテインの劣化防止を達成することへの要望がいまだ存在する。

0006

また、これらの特許文献は、ルテインを添加することによる、飲料の風味改善及び保存中に進行する飲料の風味劣化の抑制について開示も示唆もない。

先行技術

0007

特開2008−61528号公報
特開2009−107946号公報

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は、ルテインの劣化を抑制した、ルテイン含有飲料を提供することを目的とする。また、風味の改善された飲料を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明者らは上記課題に鑑み、鋭意検討した結果、ビタミンCを添加することによりルテインの劣化が抑制され、さらにルテイン含有飲料の風味が改善されることを見出した。合わせて、ルテインを添加することにより、飲料の風味を改善し、さらに飲料の保存中に進行する風味劣化を抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。

0010

すなわち、本発明は以下を提供するものである:
(1)ルテインおよびビタミンCを含有する飲料であって、ルテイン1.7mgあたり0.05〜1gのビタミンCを含む、飲料、
(2)ルテインを0.43mg〜6.0mg/100ml含む、(1)の飲料、
(3)アルコール飲料である、(1)又は(2)の飲料、
(4)ノンアルコール飲料である、(1)又は(2)の飲料、
(5)さらに、クエン酸リンゴ酸及びそれらの塩からなる群から選択される1以上の酸味物質を含む、(1)〜(4)のいずれかの飲料、
(6)ルテインがフリー体である、(1)〜(5)のいずれかの飲料、
(7)飲料のフレーバーが、柑橘類又はベリー類である、(1)〜(6)のいずれかの飲料
(8)飲料にルテインを0.43mg〜6.0mg/100ml添加することを含む、飲料の風味を改善する方法、
(9)飲料にルテインを0.43mg〜6.0mg/100ml添加することを含む、飲料の保存による風味劣化を抑制する方法。

発明の効果

0011

本発明により、飲料中のルテインの劣化を抑制することが可能となる。また、ルテインにより飲料の風味を改善することも可能となる。

図面の簡単な説明

0012

ビタミンCの添加量の違いによる、ルテインの60℃保存における減少抑制を示すグラフである。

0013

本発明は第一の態様において、ビタミンCおよびルテインを含有する飲料に関する。

0014

ルテインとは、β,ε−カロチン−3,3’−ジオールとも称される、カロテノイドの一種である。特に断りのない限り、ルテインはフリー体のルテインだけでなく、脂肪酸エステルなどの形態も含む。好ましくは、ルテインはフリー体のルテインである。

0015

本発明で用いられるルテインの起源は特に限定されず、例えば、動物、植物又は藻類などから抽出、さらに必要に応じて精製して得られるものなどが挙げられる。典型的には、ルテインはマリーゴールドから抽出される。

0016

本発明で用いられるビタミンCとは、アスコルビン酸およびその塩である。また、ビタミンCは油溶性であってもよく、水溶性であってもよい。ビタミンCは単独で用いられてもよく、またビタミンCを含む製剤の形態で用いられてもよい。

0017

本発明でのビタミンCの添加量は、好ましくはルテイン1.7mgあたり0.05〜1gである。ビタミンC含有量が少なすぎると、所望の効果が得られない場合がある。また、多すぎても、効果が頭打ちとなる場合がある。好ましい添加量の例として、ルテイン1.7mgあたり、0.05〜0.8g、0.05〜0.4g、0.1〜0.8g、0.1〜0.4g、0.1〜0.2gなどが挙げられる。

0018

本発明でのルテインの添加量は特に限定されないが、好ましくは0.43〜6.0mg/100mlである。好ましい添加量の例として、0.86〜6.0mg、1.29〜6.0mg、0.43〜3.4mg、0.86〜3.4mg、1.29〜3.4mg、1〜3g、1.5〜2.0mgなどが挙げられる。

0019

本発明のルテイン含有飲料の種類は特に限定されず、ビール、酎ハイカクテルといったアルコール飲料、ビール風味、酎ハイ風味、カクテル風味などのノンアルコール飲料、清涼飲料水が挙げられる。濃縮状態ベース液であってもよい。濃縮状態のベース液にあっては、含有量等の数値は必要に応じて濃縮倍率を乗じたものとなる。アルコール飲料の場合、アルコール含有量は特に限定されるものではなく、製品特性等を考慮して適宜調整できる。本発明では、アルコール含有量は30容量%以下、より好ましくは9容量%以下が好ましい。またアルコール濃度が4〜9容量%であってもよく、アルコール濃度が4容量%以下のいわゆる低アルコール飲料であってもよい。また、ノンアルコール飲料であってもよく、ノンアルコール飲料のアルコール濃度は、酒法上は温度15℃の時において原容量百分中に含有するエチルアルコールが1容量%未満である。本発明のルテイン含有飲料は、二酸化炭素を含んでもよいし、含まなくても良い。本発明のルテイン含有飲料は、二酸化炭素を含む、カクテル及び酎ハイ風味の低アルコール又はノンアルコール飲料が好ましい。

0020

本発明のルテイン含有飲料のフレーバーの種類は特に限定されず、アルコール飲料、ノンアルコール飲料に用いられるフレーバーが適宜選択される。本発明のルテイン含有飲料のフレーバーの例として、ビール風味、柑橘類およびベリー類などの果物風味、トマトおよび人参などの野菜風味、コーヒーなどの嗜好飲料の風味、乳風味等が挙げられる。好ましくは、本発明のルテイン含有飲料のフレーバーは果物風味または野菜風味であり、より好ましくは柑橘類又はベリー類であり、さらに好ましくは柑橘類である。ベリー類なる用語は当業者に周知であり、例えば、ストロベリーブルーベリーラズベリーブラックベリークランベリーマルベリー、グーズベリー、レッドカーラント、ブラックカーラントなどを含む。

0021

本発明のルテイン含有飲料は、好ましくは酸味物質を含む。本発明において、ルテイン含有飲料に用いられる酸味物質は、食品に使用でき、酸味を付与する原料であれば特に限定されない。例えば果汁などの天然物質に含まれる酸なども含まれる。一般に、酸味物質は人体無害な酸又はその塩であり、典型的には厚生労働大臣が指定した「指定添加物」と長年使用されてきた天然添加物として品目が決められている「既存添加物」に「酸味料」と分類されている物質をいう。「指定添加物」及び「既存添加物」に含まれる物質は日本食品添加物協会のホームページに記載されている。

0022

酸味物質の具体例としては、アジピン酸、クエン酸、クエン酸三ナトリウムグルコノデルタラクトングルコン酸グルコン酸カリウムグルコン酸ナトリウムコハク酸、コハク酸一ナトリウムコハク酸二ナトリウム酢酸ナトリウム、DL−酒石酸、L−酒石酸、DL−酒石酸ナトリウム、L−酒石酸ナトリウム、二酸化炭素、乳酸乳酸ナトリウム氷酢酸フマル酸フマル酸一ナトリウム、DL−リンゴ酸、DL−リンゴ酸ナトリウム及びリン酸が挙げられる。これらは、カリウム塩ナトリウム塩といった塩の形態で用いることも可能であるし、緩衝液の形態で用いることも可能である。

0023

酸味物質としては、一種類の物質が用いられてもよく、複数の種類の物質が用いられてもよい。好ましくは、酸味物質は、クエン酸、リンゴ酸及びそれらの塩からなる群から選択される1以上の酸味物質である。

0024

本発明のルテイン含有飲料に含まれる酸味物質の量は甘味などとのバランスを考慮して当業者が適宜設定できる。例えば、酸味物質の量を0.1〜0.7w/v%としてもよい。

0025

また、本発明のルテイン含有飲料のpH、甘味度なども当業者が所望の製品に応じて適宜設定できる。例えば、pHを2.8〜3.9としてもよい。

0026

本発明のルテイン含有飲料は、他に、飲料に通常用いられる他の食品原料、食品添加物等を含めることができる。例えば、糖類、甘味料色素香料ビタミン類アミノ酸水溶性食物繊維安定化剤乳化剤酸化防止剤等、食品分野で通常用いられている原料や食品添加物を用いてもよい。

0027

本発明のルテイン含有飲料は、ルテインの劣化が抑制されている。例えば、60℃で7日間保存した後も、製造直後と比較して90%以上のルテインが残存している。ルテインの残存率測定方法は当業者に周知であり、例えば製造直後の飲料及び60℃7日間の保管後の飲料の447nmでの吸光度の値を用いて算出することができる。

0028

本発明は他の態様において、ビタミンCおよびルテインを含有する飲料の製造方法を提供する。

0029

本発明の飲料の製造方法は、一例として次に説明するとおり、飲料を製造する際に通常行われる工程を包含する。飲用水、香料、酸味料、甘味物質、食品添加物を所定量、均一に混合する。次いで、得られた混合液を冷却し、必要に応じてカーボネーションを行う。その後、容器充填密封することにより目的とするルテイン含有飲料を製造することができる。容器に充填する前に膜ろ過フィルターを用いてろ過してもよい。また、濃厚な状態で中間液を作成した後に、炭酸水を添加して酸味料含有飲料を調製してもよい。

0030

ビタミンCおよびルテインの添加時期は特に制限されず、当業者が適宜決定できる。また、ビタミンCおよびルテインの添加順序も特に制限されず、ビタミンCを添加した後にルテインを添加してもよく、ルテインを添加した後にビタミンCを添加してもよく、又は両者を同時に添加してもよい。

0031

本発明は、他の態様においてルテインを添加することを含む、飲料の風味改善方法を提供する。

0032

本発明でのルテインの添加量は特に限定されないが、好ましくは0.43〜6.0mg/100mlである。好ましい添加量の例として、0.86〜6.0mg、1.29〜5.1mg、0.43〜3.4mg、0.86〜3.4mg、1.29〜3.4mg、1〜3g、1.5〜2.0mgなどが挙げられる。

0033

本発明の方法に用いられる飲料の種類は特に限定されず、ビール、酎ハイ、カクテルといったアルコール飲料、ビール風味、酎ハイ風味、カクテル風味などのノンアルコール飲料、清涼飲料水が挙げられる。濃縮状態のベース液であってもよい。濃縮状態のベース液にあっては、含有量等の数値は必要に応じて濃縮倍率を乗じたものとなる。アルコール飲料の場合、アルコール含有量は特に限定されるものではなく、製品特性等を考慮して適宜調整できる。本発明では、アルコール含有量は30容量%以下、より好ましくは9容量%以下が好ましい。またアルコール濃度が4〜9容量%であってもよく、アルコール濃度が4容量%以下のいわゆる低アルコール飲料であってもよい。また、ノンアルコール飲料であってもよく、ノンアルコール飲料のアルコール濃度は、酒税法上は温度15℃の時において原容量百分中に含有するエチルアルコールが1容量%未満である。本発明の方法に用いられる飲料は、二酸化炭素を含んでもよいし、含まなくても良い。本発明の方法に用いられる飲料は、二酸化炭素を含む、カクテル及び酎ハイ風味の低アルコール又はノンアルコール飲料が好ましい。

0034

本発明の方法に用いられる飲料のフレーバーの種類は特に限定されず、アルコール飲料、ノンアルコール飲料に用いられるフレーバーが適宜選択される。本発明の方法に用いられる飲料のフレーバーの例として、ビール風味、柑橘類およびベリー類などの果物風味、トマトおよび人参などの野菜風味、コーヒー、茶などの嗜好飲料の風味、乳風味等が挙げられる。好ましくは、本発明の方法に用いられる飲料のフレーバーは果物風味または野菜風味であり、より好ましくは柑橘類又はベリー類であり、さらに好ましくは柑橘類である。ベリー類なる用語は当業者に周知であり、例えば、ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、クランベリー、マルベリー、グーズベリー、レッドカーラント、ブラックカーラントなどを含む。

0035

本発明の方法に用いられる飲料は、好ましくは酸味物質を含む。本発明の方法において、飲料に用いられる酸味物質は、食品に使用でき、酸味を付与する原料であれば特に限定されない。例えば果汁などの天然物質に含まれる酸なども含まれる。一般に、酸味物質は人体に無害な酸又はその塩であり、典型的には厚生労働大臣が指定した「指定添加物」と長年使用されてきた天然添加物として品目が決められている「既存添加物」に「酸味料」と分類されている物質をいう。「指定添加物」及び「既存添加物」に含まれる物質は日本食品添加物協会のホームページに記載されている。酸味物質の具体例は上述の通りである。

0036

酸味物質としては、一種類の物質が用いられていてもよく、複数の種類の物質が用いられていてもよい。好ましくは、飲料に含まれる酸味物質は、クエン酸、リンゴ酸及びそれらの塩からなる群から選択される1以上の酸味物質である

0037

本発明の方法では、製造直後の飲料の風味改善だけでなく、飲料保存時に進行する風味劣化を抑制することもできる。飲料保存時の風味劣化を測定する方法は当業者が適宜選択、採用できる。例えば60℃で数日〜数週間保存した後、官能検査によって評価することができる。

0038

以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。

0039

実施例1
水にクエン酸、リンゴ酸及び、クエン酸ナトリウムを添加し、pH3.26の水溶液を調製した。この水溶液に、ルテイン1.7mg/mlを添加し、ビタミンC無添加品および0.025〜0.4g/100mlの範囲(250〜4000ppm)の添加品をそれぞれ調製し、60℃7日間の保存試験を実施した。1日ごとに、各製品のルテイン残存率を447nmでの吸光度から算出した。結果を下表および図1に示す。

0040

0041

ビタミンC250ppm添加品はルテインの減少を抑制することはできなかったが、他の添加品はルテイン減少抑制効果を示し、特に2000ppm以上で優れた効果を示した。

0042

実施例2
市販のアルコール飲料およびノンアルコール飲料にルテインを1.7mg/100ml添加して、無添加品と比較して風味の変化を4人のパネリストによる官能試験で評価した。無添加品を3点として、各項目について1〜5点の5段階評価で評価し、平均値評点とした。数字が大きい程、良好であることを示す。また、添加品と無添加品のどちらを好むかを選択した。ルテインを添加した飲料及び結果を表2に示す。

0043

0044

上述のとおり、いずれの飲料もルテイン添加により風味の改善がみられた。柑橘系、ベリー系の飲料において特に好ましい結果が得られた。苦味が軽減され、柑橘系のフレーバーが強化された。また、ボディ感が増すが、後に残る味が軽減され、すっきりとした風味となった。

0045

実施例3
市販のアルコール飲料およびノンアルコール飲料にルテインを1.7mg/100ml添加したもの、および無添加品を4℃または60℃で3日間保存し、風味の変化を4人のパネリストによる官能試験で評価した。無添加の4℃保存品を対照品として3点とし、風味劣化を1〜5点の5段階評価で評価し、平均値を評点とした。数字が大きい程、劣化による風味変化が大きいことを示す。ルテインを添加した飲料及び結果を表3に示す。

0046

実施例

0047

ビール風味飲料では、保存による飲料の風味劣化を抑制することはできなかったが、レモン風味飲料では、ノンアルコール、低アルコール飲料とも、ルテインを添加することにより保存による風味劣化を抑制できた。特に柑橘系フレーバーにおいて、ルテインによる優れた風味劣化防止効果が得られた。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社ヴィガラスの「 黒ウコン含有組成物、その使用、および黒ウコン含有組成物混合食品」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】黒ウコンに添加物を配合した組成物、及びその含有量の最適化による著しい男性機能の向上が可能な組成物の提供。【解決手段】黒ウコンと、該黒ウコン成分に対して特定の比率の亜鉛、アルギニン、シトルリン、... 詳細

  • 会津天宝醸造株式会社の「 甘酒用米麹の製造方法」が 公開されました。( 2019/07/18)

    【課題】保存によって米麹の品質を向上させることが可能な甘酒用米麹の製造方法を提供する。【解決手段】製麹後の米麹を0〜5℃の温度に冷却する出麹冷却段階と、出麹冷却段階の後、米麹を容器内に充填して密閉する... 詳細

  • サッポロビール株式会社の「 ビールテイスト飲料」が 公開されました。( 2019/07/04)

    【課題】麦様の香りが改善された、原料として麦原料及びホップを含まないビールテイスト飲料の提供。【解決手段】原料として麦原料及びホップを含まず、色度が7以上18以下であり、プリン体含有量が0.20mg/... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ