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技術 コンテンツ提供サーバ、コンテンツ表示端末、コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、および、コンテンツ表示プログラム

出願人 凸版印刷株式会社
発明者 永見卓也
出願日 2014年12月24日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2014-260940
公開日 2016年7月7日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-122277
状態 特許登録済
技術分野 計算機間の情報転送 デジタル計算機のユーザインターフェイス 検索装置 イメージ処理・作成 表示による位置入力
主要キーワード Y座標 DCADデータ 江戸時代 DCGデータ 検出態様 付加設定 景観データ モデラー
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

ユーザの置かれた状況とユーザに提供されるコンテンツとの適合度合いを高めることのできるコンテンツ提供サーバコンテンツ表示端末コンテンツ提供システムコンテンツ提供方法、および、コンテンツ表示プログラムを提供する。

解決手段

コンテンツ提供サーバ20は、情報取得部が取得した位置情報に基づいて仮想空間内視点を設定し、情報取得部が取得した方向情報に基づいて、上記視点から、端末10の表示面の背後方向に向いた視線を仮想空間内に設定し、視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを3Dデータから生成するコンテンツデータ生成部と、ユーザにコンテンツを提供するためにコンテンツデータを端末10に送信する送信部とを備える。

概要

背景

ユーザにコンテンツを提供するシステムのなかには、ユーザが携帯する端末位置情報を利用して、ユーザの位置に適合したコンテンツを提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

ユーザの置かれた状況とユーザに提供されるコンテンツとの適合の度合いを高めることのできるコンテンツ提供サーバコンテンツ表示端末コンテンツ提供システムコンテンツ提供方法、および、コンテンツ表示プログラムを提供する。コンテンツ提供サーバ20は、情報取得部が取得した位置情報に基づいて仮想空間内視点を設定し、情報取得部が取得した方向情報に基づいて、上記視点から、端末10の表示面の背後方向に向いた視線を仮想空間内に設定し、視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを3Dデータから生成するコンテンツデータ生成部と、ユーザにコンテンツを提供するためにコンテンツデータを端末10に送信する送信部とを備える。

目的

ユーザにコンテンツを提供するシステムのなかには、ユーザが携帯する端末の位置情報を利用して、ユーザの位置に適合したコンテンツを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

画像を表示する表示面を有してユーザに携帯される端末と、ネットワークを介して接続されるサーバであって、前記端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを前記端末から取得する情報取得部と、仮想的な景観を示す仮想空間を構築する3Dデータを記憶する記憶部と、前記情報取得部が取得した前記位置情報に基づいて前記仮想空間内視点を設定し、前記情報取得部が取得した前記方向情報に基づいて前記仮想空間内に前記視点から前記背後方向に向いた視線を設定し、前記視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを前記3Dデータから生成するコンテンツデータ生成部と、前記ユーザにコンテンツを提供するために前記コンテンツデータを前記端末に送信する送信部と、を備えるコンテンツ提供サーバ

請求項2

前記方向情報は、東西南北天地方位が定められた3軸の直交座標系において1つの方向を示す請求項1に記載のコンテンツ提供サーバ。

請求項3

前記情報取得部は、前記方向情報を取得する時点での時刻を示す時刻情報をさらに取得し、前記コンテンツ提供サーバは、前記情報取得部が取得した前記時刻情報に基づいて、前記時刻情報が示す時刻に応じた光源を前記仮想空間内に設定する付加設定部をさらに備え、前記コンテンツデータ生成部は、前記光源が設定された前記仮想空間内に前記視点と前記視線とを設定して前記コンテンツデータを生成する請求項1または2に記載のコンテンツ提供サーバ。

請求項4

前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視線の先に位置する景観の画像のみを含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンテンツ提供サーバ。

請求項5

前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視点を囲む景観の画像を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンテンツ提供サーバ。

請求項6

前記記憶部には、互いに異なる景観を示す仮想空間を構築する複数の前記3Dデータが記憶され、前記コンテンツデータ生成部は、前記複数の3Dデータから1つの前記3Dデータを選択し、選択された前記3Dデータが構築する前記仮想空間内に前記視点と前記視線とを設定して前記コンテンツデータを生成する請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンテンツ提供サーバ。

請求項7

前記景観は、現在とは異なる時代の景観であって、前記仮想空間内の位置は、現実空間の位置と対応付けられ、前記コンテンツデータ生成部は、前記仮想空間内において、前記情報取得部が取得した前記位置情報が示す位置に対応付けられている位置に、前記視点を設定する請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンテンツ提供サーバ。

請求項8

画像を表示する表示面を有してユーザに携帯される端末であって、前記端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを収集する情報収集部と、仮想的な景観を示す仮想空間のなかに、前記位置情報に基づいて視点が設定され、前記視点から前記背後方向に向いた視線が前記方向情報に基づいて設定され、前記仮想空間のなかで前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成する表示データ生成部と、前記表示データに基づいて、前記画像をコンテンツとして前記表示面に表示する表示部と、を備えるコンテンツ表示端末

請求項9

前記方向情報は、東西南北天地の方位が定められた3軸の直交座標系において1つの方向を示す請求項8に記載のコンテンツ表示端末。

請求項10

前記情報収集部が収集した前記位置情報と前記方向情報とを、当該コンテンツ表示端末とネットワークを介して接続されたコンテンツ提供サーバに送信し、前記コンテンツ提供サーバから、前記仮想空間のなかで、前記位置情報に基づいて設定された視点から、前記方向情報に基づいて設定された視線の先に位置する景観の画像を含むコンテンツデータを受信する通信部をさらに備え、前記表示データ生成部は、前記コンテンツデータに基づいて前記表示データを生成する請求項8または9に記載のコンテンツ表示端末。

請求項11

前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視線の先に位置する景観の画像のみを含み、前記通信部は、前記位置情報および前記方向情報の少なくとも一方の変化に応じて新たなコンテンツデータを受信する請求項10に記載のコンテンツ表示端末。

請求項12

前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視点を囲む景観の画像を含み、前記表示データ生成部は、前記方向情報の変化に応じて、前記視点を囲む景観のなかで前記表示部に表示させる領域を変更して前記表示データを生成する請求項10に記載のコンテンツ表示端末。

請求項13

画像を表示する表示面を有してユーザに携帯されるコンテンツ表示端末と、前記コンテンツ表示端末とネットワークを介して接続されるコンテンツ提供サーバとを備えるコンテンツ提供システムであって、前記コンテンツ提供サーバは、前記コンテンツ表示端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを前記コンテンツ表示端末から取得する情報取得部と、仮想的な景観を示す仮想空間を構築する3Dデータを記憶する記憶部と、前記情報取得部が取得した前記位置情報に基づいて前記仮想空間内に視点を設定し、前記情報取得部が取得した前記方向情報に基づいて前記仮想空間内に前記視点から前記背後方向に向いた視線を設定し、前記視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを前記3Dデータから生成するコンテンツデータ生成部と、前記コンテンツデータを前記コンテンツ表示端末に送信する送信部と、を備え、前記コンテンツ表示端末は、前記位置情報と前記方向情報とを収集する情報収集部と、前記情報収集部が収集した前記位置情報と前記方向情報とを前記コンテンツ提供サーバに送信し、前記コンテンツ提供サーバから前記コンテンツデータを受信する通信部と、前記通信部が受信した前記コンテンツデータに基づいて、前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成する表示データ生成部と、前記表示データに基づいて、前記画像をコンテンツとして前記表示面に表示する表示部と、を備えるコンテンツ提供システム。

請求項14

画像が表示される表示面を有してユーザに携帯されるコンテンツ表示端末、および、前記コンテンツ表示端末とネットワークを介して接続され、仮想的な景観を示す仮想空間を構築する3Dデータを記憶するコンテンツ提供サーバを用いて行われるコンテンツ提供方法であって、前記コンテンツ表示端末が、前記コンテンツ表示端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを収集し、前記位置情報と前記方向情報とを前記コンテンツ提供サーバに送信するステップと、前記コンテンツ提供サーバが、前記コンテンツ表示端末から受信した前記位置情報に基づいて前記仮想空間内に視点を設定し、かつ、前記コンテンツ表示端末から受信した前記方向情報に基づいて、前記仮想空間内に前記視点から前記背後方向に向いた視線を設定し、前記視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを生成するステップと、前記コンテンツ提供サーバが、前記コンテンツデータを前記コンテンツ表示端末に送信するステップと、前記コンテンツ表示端末が、前記コンテンツ提供サーバから受信した前記コンテンツデータに基づいて、前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成するステップと、前記コンテンツ表示端末が、前記表示データに基づいて、前記コンテンツ表示端末の有する表示部の前記表示面に前記画像をコンテンツとして表示するステップと、を含むコンテンツ提供方法。

請求項15

ユーザに携帯される端末を、情報収集部と、表示データ生成部と、画像を表示する表示面を有した表示部とを備える装置として機能させるプログラムであって、前記情報収集部は、前記端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを収集し、仮想的な景観を示す仮想空間のなかで、前記位置情報に基づいて視点が設定され、前記視点から前記背後方向に向いた視線が前記方向情報に基づいて設定され、前記表示データ生成部は、前記仮想空間のなかで前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成し、前記表示部は、前記表示データに基づいて、前記画像をコンテンツとして前記表示面に表示するコンテンツ表示プログラム

技術分野

0001

本発明は、ユーザが携帯する端末コンテンツを提供するコンテンツ提供システムおよびコンテンツ提供方法、ならびに、上記システムにて用いられるコンテンツ提供サーバコンテンツ表示端末コンテンツ表示プログラムに関する。

背景技術

0002

ユーザにコンテンツを提供するシステムのなかには、ユーザが携帯する端末の位置情報を利用して、ユーザの位置に適合したコンテンツを提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2002−351905号公報

発明が解決しようとする課題

0004

端末の位置情報から得られるユーザの位置は、ユーザの置かれた状況を示す要素の1つであり、ユーザの置かれた状況には、ユーザの位置以外にも様々な要素が含まれる。上記特許文献1に記載のシステムは、ユーザの置かれた状況に含まれる様々な要素のうちでユーザの位置のみをコンテンツの提供に反映させている。そのため、ユーザに提供されるコンテンツがユーザの置かれた状況に適合していない場合がある。

0005

本発明は、ユーザの置かれた状況とユーザに提供されるコンテンツとの適合の度合いを高めることのできるコンテンツ提供サーバ、コンテンツ表示端末、コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、および、コンテンツ表示プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するためのコンテンツ提供サーバは、画像を表示する表示面を有してユーザに携帯される端末と、ネットワークを介して接続されるサーバであって、前記端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを前記端末から取得する情報取得部と、仮想的な景観を示す仮想空間を構築する3Dデータを記憶する記憶部と、前記情報取得部が取得した前記位置情報に基づいて前記仮想空間内視点を設定し、前記情報取得部が取得した前記方向情報に基づいて前記仮想空間内に前記視点から前記背後方向に向いた視線を設定し、前記視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを前記3Dデータから生成するコンテンツデータ生成部と、前記ユーザにコンテンツを提供するために前記コンテンツデータを前記端末に送信する送信部とを備える。

0007

端末を利用する際のユーザの視線は、通常、端末が備える表示面に向けられる。上述した方向情報によって特定可能な方向は、こうした表示面の背後方向であって、すなわち、ユーザの視点から出て表示面を通る視線が向く方向である。上記構成によれば、ユーザが携帯する端末に送信されるコンテンツデータの生成に、端末の位置情報と方向情報とが用いられる。そのため、コンテンツの生成に端末の位置情報のみが用いられる構成と比較して、ユーザの視線の先に広がる景観をコンテンツとして表示面が表示することに際し、ユーザに提供されるコンテンツとユーザの置かれた状況との適合の度合いを高めることができる。
上記コンテンツ提供サーバにおいて、前記方向情報は、東西南北天地方位が定められた3軸の直交座標系において1つの方向を示すことが好ましい。

0008

上記構成によれば、3次元空間で表示面が向き得るすべての方向について、方向情報を特定可能である。そして、こうして特定された方向が視線の設定に反映されるため、端末に送信されるコンテンツデータの生成にユーザの視線が詳細に反映される。したがって、ユーザに提供されるコンテンツとユーザの置かれた状況との適合の度合いを高めることができる。

0009

上記コンテンツ提供サーバにおいて、前記情報取得部は、前記方向情報を取得する時点での時刻を示す時刻情報をさらに取得してもよい。この際に、コンテンツ提供サーバは、前記情報取得部が取得した前記時刻情報に基づいて、前記時刻情報が示す時刻に応じた光源を前記仮想空間内に設定する付加設定部をさらに備え、前記コンテンツデータ生成部は、前記光源が設定された前記仮想空間内に前記視点と前記視線とを設定して前記コンテンツデータを生成することが好ましい。

0010

上記構成によれば、方向情報を取得する時点での時刻に応じた光源が設定された仮想空間内に視点と視線とが設定されるため、ユーザにコンテンツが提供されるときの時刻が、提供されるコンテンツデータの生成に反映される。したがって、ユーザに提供されるコンテンツとユーザの置かれた状況との適合の度合いを高めることができる。
上記コンテンツ提供サーバにおいて、前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視線の先に位置する景観の画像のみを含んでもよい。
上記構成によれば、コンテンツデータを生成するための処理が簡易になる。
上記コンテンツ提供サーバにおいて、前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視点を囲む景観の画像を含んでもよい。

0011

上記構成によれば、コンテンツデータに含まれる仮想空間内の画像が、視線の先に位置する景観の画像のみである構成と比較して、端末に送られる画像の示す景観の範囲が拡大されるため、1つのコンテンツデータに基づいて端末の表示部に表示可能な景観の範囲が拡大される。

0012

上記コンテンツ提供サーバにおいて、前記記憶部には、互いに異なる景観を示す仮想空間を構築する複数の前記3Dデータが記憶され、前記コンテンツデータ生成部は、前記複数の3Dデータから1つの前記3Dデータを選択し、選択された前記3Dデータが構築する前記仮想空間内に前記視点と前記視線とを設定して前記コンテンツデータを生成することが好ましい。

0013

上記構成によれば、コンテンツデータを構成する画像は、互いに異なる複数の景観から選択された景観の一部を示す。したがって、提供されるコンテンツの多様性が高められる。

0014

上記コンテンツ提供サーバにおいて、前記景観は、現在とは異なる時代の景観であって、前記仮想空間内の位置は、現実空間の位置と対応付けられ、前記コンテンツデータ生成部は、前記仮想空間内において、前記情報取得部が取得した前記位置情報が示す位置に対応付けられている位置に、前記視点を設定してもよい。

0015

上記構成によれば、現在とは異なる時代の景観のなかで、現実空間の位置と対応する位置から見た光景が、コンテンツデータを構成する画像に含まれる。したがって、臨場感の高いコンテンツの提供ができる。

0016

上記課題を解決するためのコンテンツ表示端末は、画像を表示する表示面を有してユーザに携帯される端末であって、前記端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを収集する情報収集部を備える。そして、仮想的な景観を示す仮想空間のなかに、前記位置情報に基づいて視点が設定され、前記視点から前記背後方向に向いた視線が前記方向情報に基づいて設定され、コンテンツ表示端末は、前記仮想空間のなかで前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成する表示データ生成部と、前記表示データに基づいて、前記画像をコンテンツとして前記表示面に表示する表示部とをさらに備える。

0017

上記課題を解決するためのコンテンツ提供プログラムは、ユーザに携帯される端末を、情報収集部と、表示データ生成部と、画像を表示する表示面を有した表示部とを備える装置として機能させるプログラムである。このコンテンツ提供プログラムにおいて、前記情報収集部は、前記端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを収集し、仮想的な景観を示す仮想空間のなかで、前記位置情報に基づいて視点が設定され、前記視点から前記背後方向に向いた視線が前記方向情報に基づいて設定され、前記表示データ生成部は、前記仮想空間のなかで前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成し、前記表示部は、前記表示データに基づいて、前記画像をコンテンツとして前記表示面に表示する。

0018

上記各構成によれば、ユーザが携帯する端末における画像の表示に用いられる表示データの生成に、端末の位置情報と方向情報とが用いられる。したがって、提供されるコンテンツの生成に端末の位置情報のみが用いられる構成と比較して、ユーザに提供されるコンテンツとユーザの置かれた状況との適合の度合いを高めることができる。そして、提供されるコンテンツには、端末の位置と向きとに応じて仮想空間内に設定された視点からの視線の先に見える景観の画像が含まれるため、臨場感の高いコンテンツの提供が可能となる。
上記コンテンツ表示端末において、前記方向情報は、東西南北天地の方位が定められた3軸の直交座標系において1つの方向を示すことが好ましい。

0019

上記構成によれば、3次元空間で表示面が向き得るすべての方向について、方向情報を特定可能である。そして、こうして特定された方向が視線の設定に反映されるため、表示部の表示に用いられる表示データの生成にユーザの視線が詳細に反映される。したがって、ユーザに提供されるコンテンツとユーザの置かれた状況との適合の度合いを高めて、臨場感の高いコンテンツの提供が可能となる。

0020

上記コンテンツ表示端末において、前記情報収集部が収集した前記位置情報と前記方向情報とを、当該コンテンツ表示端末とネットワークを介して接続されたコンテンツ提供サーバに送信し、前記コンテンツ提供サーバから、前記仮想空間のなかで、前記位置情報に基づいて設定された視点から、前記方向情報に基づいて設定された視線の先に位置する景観の画像を含むコンテンツデータを受信する通信部をさらに備え、前記表示データ生成部は、前記コンテンツデータに基づいて前記表示データを生成することが好ましい。

0021

上記構成によれば、コンテンツ表示端末は、コンテンツ提供サーバにて生成された画像を含むコンテンツデータに基づいて表示データを生成するため、コンテンツ表示端末が3Dデータから画像を生成して表示データを生成する構成と比較して、コンテンツ表示端末における処理が簡易になる。

0022

上記コンテンツ表示端末において、前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視線の先に位置する景観の画像のみを含み、前記通信部は、前記位置情報および前記方向情報の少なくとも一方の変化に応じて新たなコンテンツデータを受信してもよい。

0023

上記構成によれば、端末の位置情報や方向情報に変化が生じたとき、コンテンツ表示端末は、コンテンツ提供サーバにて生成された新たなコンテンツデータを受信する。したがって、位置情報や方向情報の変化に応じてコンテンツ表示端末内でコンテンツデータを処理することによって新たな表示データを生成する構成と比較して、コンテンツ表示端末の構成が簡易になる。

0024

上記コンテンツ表示端末において、前記コンテンツデータは、前記仮想空間内の画像として、前記視点を囲む景観の画像を含み、前記表示データ生成部は、前記方向情報の変化に応じて、前記視点を囲む景観のなかで前記表示部に表示させる領域を変更して前記表示データを生成してもよい。

0025

上記構成によれば、端末の方向情報に変化が生じたときには、視点を囲む景観のなかから新たな表示データが生成される。したがって、コンテンツ表示端末内での処理によって新たな表示データが生成されるため、方向情報の変化に応じてコンテンツ提供サーバから新たなコンテンツデータを受信する構成と比較して、コンテンツ表示端末とコンテンツ提供サーバとの通信の頻度データ通信量が削減される。

0026

上記課題を解決するためのコンテンツ提供システムは、画像を表示する表示面を有してユーザに携帯されるコンテンツ表示端末と、前記コンテンツ表示端末とネットワークを介して接続されるコンテンツ提供サーバとを備えるコンテンツ提供システムである。このコンテンツ提供システムにおいて、前記コンテンツ提供サーバは、前記コンテンツ表示端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを前記コンテンツ表示端末から取得する情報取得部と、仮想的な景観を示す仮想空間を構築する3Dデータを記憶する記憶部と、前記情報取得部が取得した前記位置情報に基づいて前記仮想空間内に視点を設定し、前記情報取得部が取得した前記方向情報に基づいて前記仮想空間内に前記視点から前記背後方向に向いた視線を設定し、前記視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを前記3Dデータから生成するコンテンツデータ生成部と、前記コンテンツデータを前記コンテンツ表示端末に送信する送信部とを備える。そして、前記コンテンツ表示端末は、前記位置情報と前記方向情報とを収集する情報収集部と、前記情報収集部が収集した前記位置情報と前記方向情報とを前記コンテンツ提供サーバに送信し、前記コンテンツ提供サーバから前記コンテンツデータを受信する通信部と、前記通信部が受信した前記コンテンツデータに基づいて、前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成する表示データ生成部と、前記表示データに基づいて、前記画像をコンテンツとして前記表示面に表示する表示部とを備える。

0027

上記課題を解決するためのコンテンツ提供方法は、画像が表示される表示面を有してユーザに携帯されるコンテンツ表示端末、および、前記コンテンツ表示端末とネットワークを介して接続され、仮想的な景観を示す仮想空間を構築する3Dデータを記憶するコンテンツ提供サーバを用いて行われるコンテンツ提供方法である。このコンテンツ提供方法は、前記コンテンツ表示端末が、前記コンテンツ表示端末の位置を示す位置情報と、前記表示面の背後方向を特定可能な情報である方向情報とを収集し、前記位置情報と前記方向情報とを前記コンテンツ提供サーバに送信するステップと、前記コンテンツ提供サーバが、前記コンテンツ表示端末から受信した前記位置情報に基づいて前記仮想空間内に視点を設定し、かつ、前記コンテンツ表示端末から受信した前記方向情報に基づいて、前記仮想空間内に前記視点から前記背後方向に向いた視線を設定し、前記視線の先に位置する景観の画像を含むデータであるコンテンツデータを生成するステップと、前記コンテンツ提供サーバが、前記コンテンツデータを前記コンテンツ表示端末に送信するステップと、前記コンテンツ表示端末が、前記コンテンツ提供サーバから受信した前記コンテンツデータに基づいて、前記視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成するステップと、前記コンテンツ表示端末が、前記表示データに基づいて、前記コンテンツ表示端末の有する表示部の前記表示面に前記画像をコンテンツとして表示するステップとを含む。

0028

上記各構成によれば、コンテンツ表示端末にて表示データの生成に用いられるコンテンツデータの生成に、コンテンツ表示端末の位置情報と方向情報とが用いられる。そのため、提供されるコンテンツの生成に端末の位置情報のみが用いられる構成と比較して、ユーザに提供されるコンテンツと、ユーザの置かれた状況との適合の度合いが高められる。そして、提供されるコンテンツには、端末の位置と向きとに応じて仮想空間内に設定された視点からの視線の先に見える景観の画像が含まれるため、臨場感の高いコンテンツの提供が可能となる。

発明の効果

0029

本発明によれば、ユーザに提供されるコンテンツとユーザの置かれた状況との適合の度合いを高めることができる。

図面の簡単な説明

0030

一実施形態のコンテンツ提供システム、および、コンテンツ提供システムに含まれるコンテンツ提供端末としてのユーザ端末ならびにコンテンツ提供サーバの構成を示す図である。
一実施形態のコンテンツ提供サーバにおける仮想空間での視点および視線の設定の態様を模式的に示す図である。
一実施形態のコンテンツ提供システムによるコンテンツの提供の手順を示すシーケンス図である。
一実施形態のコンテンツ提供システムによってコンテンツが提供される場面の一例を示す図である。
一実施形態のコンテンツ提供システムによって提供されたコンテンツのユーザ端末への表示態様の一例を示す図である。
一実施形態のコンテンツ提供システムによってコンテンツが提供される場面の一例を示す図である。

実施例

0031

図1図6を参照して、コンテンツ提供サーバ、コンテンツ表示端末、コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、および、コンテンツ表示プログラムの一実施形態について説明する。本実施形態のコンテンツ提供システムは、ユーザがいる場所における例えば江戸時代等の過去の光景を、コンテンツとしてユーザが所持する端末に提供するシステムである。なお、本実施形態では、ユーザが、屋外で端末を使用することによりコンテンツの提供を受ける場合が想定されている。

0032

[コンテンツ提供システムの構成]
図1を参照して、コンテンツ提供システムの構成、および、コンテンツ提供システムを構成する装置の構成について説明する。
図1に示されるように、コンテンツ提供システムは、コンテンツ表示端末としてのユーザ端末10と、コンテンツ提供サーバ20とを備えている。ユーザ端末10とコンテンツ提供サーバ20とは、インターネット携帯電話網等の汎用通信回線専用通信回線等のネットワークNWに接続され、ネットワークNWを通じて相互にデータの送信および受信を行う。
ユーザ端末10は、ユーザに携帯される端末であって、例えば、タブレット端末スマートフォンに具体化される。

0033

ユーザ端末10は、通信部11と、表示部12と、制御部13と、記憶部14とを備えている。さらに、ユーザ端末10は、コンテンツの生成に用いられる情報を検出するための構成として、位置情報検出部15と、方向情報検出部16と、時刻情報検出部17とを備えている。

0034

通信部11は、ネットワークNWを通じて、ユーザ端末10とコンテンツ提供サーバ20との接続処理を実行する。また、通信部11は、ユーザ端末10とコンテンツ提供サーバ20との間でデータの送信および受信を行う。

0035

表示部12は、例えばディスプレイに具体化され、制御部13からのデータや信号を受けて、表示面に画像を表示する。具体的には、表示部12の表示面には、ユーザ端末10がコンテンツ提供サーバ20から受信したコンテンツデータに基づく画像を含む画面である初期画面と更新画面とが表示される。初期画面と更新画面とは、ユーザがいる場所における過去の景観の画像をコンテンツとして表示する画面である。

0036

位置情報検出部15は、GPS(グローバルポジショニング・システム)の受信機に具体化され、GPS衛星からの信号を受信してユーザ端末10の位置を示す情報である位置情報を検出する。位置情報は緯度経度とによって表される。

0037

方向情報検出部16は、磁気センサーを利用した電子コンパスとしての機能と、加速度センサー角速度センサーを利用して、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向の成分からなる物体の傾きを検出する機能とを有し、ユーザ端末10の姿勢を示す方向情報を検出する。

0038

詳細には、方向情報は、ユーザ端末10における表示面の背後方向、すなわち、表示面の向きとは反対側を向く方向を特定可能な情報である。換言すれば、背後方向は、ユーザ端末10における表示部12の背面が向いている方向、すなわち、ユーザが、ユーザの目と表示部12の表示面とが対向するようにユーザ端末10を持ったときに、ユーザの視点から出て表示面を通る視線が向く方向を示す。方向情報は、ユーザ端末10に対する東西南北天地の方位を示す方位情報と、上下、前後、左右の3方向へのユーザ端末10の傾きを示す傾き情報とから構成される。要するに、方向情報は、東西南北天地の方位に合わせてX軸、Y軸、Z軸の3軸を設定した直交座標系において、ユーザ端末10における表示部12の背面が向いている1つの方向を示す。
時刻情報検出部17は、時計としての機能を有し、その時点での時刻を示す時刻情報を検出する。

0039

制御部13は、CPUやRAMを含み、記憶部14に記憶されたプログラムやデータに基づいて、通信部11における通信の制御、記憶部14における情報の読み出しや書き込み、表示部12や各情報検出部15〜17とのデータや信号の授受、各種の演算処理等、ユーザ端末10の各部の制御を行う。

0040

制御部13は、コンテンツ提供システムにおけるコンテンツ提供方法を実現する構成の一部として、情報収集部13aと、表示データ生成部13bとを備えている。

0041

情報収集部13aは、位置情報検出部15が検出した位置情報と、方向情報検出部16が検出した方向情報と、時刻情報検出部17が検出した時刻情報とを収集する。情報収集部13aが取集した情報は、通信部11を介してコンテンツ提供サーバ20に送信され、あるいは、表示データ生成部13bの処理に用いられる。

0042

表示データ生成部13bは、通信部11がコンテンツ提供サーバ20から受信したコンテンツデータに基づいて、表示部12の表示に用いられる表示データを生成する。具体的には、コンテンツデータは画像を含むデータであって、コンテンツデータが受信されたとき、表示データ生成部13bは、コンテンツデータにて正面として設定されている領域を表示部12に表示される初期画面として設定し、初期画面の表示データを生成して表示部12に出力する。

0043

また、初期画面の表示後においては、表示データ生成部13bは、情報収集部13aが収集した情報に基づいて、コンテンツデータにて正面として設定されている領域から所定の距離だけ離れた領域を表示部12に表示される更新画面として設定し、更新画面の表示データを生成して表示部12に出力する。
記憶部14は、フラッシュメモリ等から構成され、制御部13の処理に必要なプログラムやデータを記憶している。

0044

なお、制御部13において、情報収集部13aおよび表示データ生成部13bとしての機能を有する構成は、複数のCPUや、RAM等からなるメモリ等の各種のハードウェアによって具体化されてもよく、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。こうしたソフトウェアは、コンテンツ表示プログラムとして、記憶部14に記憶される。なお、こうしたソフトウェアは、ユーザ端末10に予めインストールされていてもよく、ネットワークを通じたダウンロードを経て、ユーザ端末10にインストールされてもよい。
コンテンツ提供サーバ20は、通信部21と、制御部22と、記憶部23とを備えている。

0045

通信部21は、情報取得部および送信部として機能し、ネットワークNWを通じて、コンテンツ提供サーバ20とユーザ端末10との接続処理を実行する。また、通信部21は、コンテンツ提供サーバ20とユーザ端末10との間でデータの送信および受信を行う。

0046

記憶部23は、ハードディスクドライブ等から構成され、制御部22の処理に必要なプログラムやデータを記憶している。こうしたデータの一例として、記憶部23は、景観データ23aを記憶している。景観データ23aは、江戸時代の町並み等の景観を立体的表現した3Dデータであって、例えば、ポリゴンを利用して形成された3DCGデータに具体化される。なお、景観データ23aのデータの種類は、仮想的な景観を示す仮想空間を構築可能な3Dデータであれば特に制限されず、景観データ23aは、3DCADデータであってもよいし、景観データ23aの形成に用いられるモデラーは、サーフェイスモデラーであってもよいし、ソリッドモデラーであってもよい。

0047

景観データ23aが構築する仮想空間には、X軸、Y軸、Z軸の3軸から構成される直交座標系と、この直交座標系における軸方向に沿った東西南北天地の方位とが設定されている。詳細には、Z軸に沿って天地が定められ、XY平面と平行な平面が、景観データ23aの表現する景観における地表面とされる。そして、例えば、景観データ23aの表現する景観が、実在する地域における江戸時代の町並みである場合、仮想空間内での町並みに対する方位が、実在する地域に対する方位に従った方位となるように、仮想空間内における町並みが形成されている。

0048

景観データ23aが構築する仮想空間において、XY平面における座標は、現実空間での位置を示す座標である緯度および経度と対応付けられている。例えば、景観データ23aの表現する景観が、実在する地域における江戸時代の町並みである場合、実在する地域における所定の地点の緯度および経度が、仮想空間における江戸時代の町並みのなかで上記地点に対応する位置の座標に対応付けられている。

0049

制御部22は、CPUやRAMを含み、記憶部23に記憶されたプログラムやデータに基づいて、通信部21における通信の制御、記憶部23における情報の読み出しや書き込み、各種の演算処理等、コンテンツ提供サーバ20の各部の制御を行う。

0050

制御部22は、コンテンツ提供システムにおけるコンテンツ提供方法を実現する構成の一部として、付加設定部22aと、コンテンツデータ生成部22bとを備えている。

0051

付加設定部22aは、通信部21がユーザ端末10から受信した情報に基づいて、景観データ23aにて種々の設定を行う。具体的には、付加設定部22aは、ユーザ端末10から受信した時刻情報に基づき、景観データ23aが構築する仮想空間内に、一日のなかでの時刻情報が示す時刻に応じた明るさや位置の光源を設定する。すなわち、付加設定部22aは、ユーザ端末10から受信した時刻情報に基づき、ライティングを行う。

0052

コンテンツデータ生成部22bは、付加設定部22aによる設定が行われた後、通信部21がユーザ端末10から受信した位置情報と方向情報とに基づいて、景観データ23aが構築する仮想空間内に視点とその視点から出る視線とを設定し、設定した視線の先に位置する景観を画像として含むデータであるコンテンツデータを生成する。すなわち、コンテンツデータ生成部22bは、景観データ23aが構築する仮想空間内に仮想的なカメラを設定して、レンダリングを行う。コンテンツデータは、上記仮想的なカメラで撮影された画像を含む。生成されたコンテンツデータは、通信部21を介してユーザ端末10に送信される。

0053

なお、制御部22において、付加設定部22aおよびコンテンツデータ生成部22bとしての機能を有する構成は、複数のCPUや、RAM等からなるメモリ等の各種のハードウェアによって具体化されてもよく、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。

0054

[コンテンツデータの生成手法
図2を参照して、コンテンツデータ生成部22bによる視点と視線との設定と、コンテンツデータの生成の態様について詳細に説明する。
図2に示されるように、コンテンツデータ生成部22bは、景観データ23aが構築する仮想空間S内における視点PのX方向およびY方向の位置を、ユーザ端末10から受信した位置情報が示す緯度および経度と対応付けられている仮想空間S内での座標が示す位置に設定する。なお、視点PのZ方向の位置、すなわち、視点Pの高さは、仮想空間S内で設定されている地表面から、人間の平均的な目の高さの分だけ離れた位置に設定される。

0055

さらに、コンテンツデータ生成部22bは、視点Pから出る視線Lの向く方向を、ユーザ端末10から受信した方向情報が示す方向、すなわち、現実空間において表示部12の表示面とは反対側を向く背後方向に設定する。方向情報が示す方向は、軸方向に沿って東西南北天地の方位が定められた3軸の成分によって表される1つの方向であり、コンテンツデータ生成部22bは、この3軸の軸方向を仮想空間S内で設定されているXYZ軸の軸方向と方位を基準に一致させて、視点Pにおける視線Lの向きを設定する。

0056

コンテンツデータ生成部22bは、視点Pおよび視線Lを設定した後、仮想空間が示す景観のなかで視点Pを囲む領域の画像を生成することによって、これらの画像から構成されるコンテンツデータを生成する。例えば、コンテンツデータ生成部22bは、仮想空間内で、視点Pの正面、すなわち、視線Lの先に位置する領域A、視点Pの背面に位置する領域B、視点Pの左側面に位置する領域C、視点Pの右側面に位置する領域D、視点Pの上面に位置する領域E、および、視点Pの下面に位置する領域Fの6面の画像を生成し、これらの画像からコンテンツデータを構成する。コンテンツデータでは、領域Aの画像が含む領域が正面として設定されるとともに、6面の画像によって1つの閉空間が形成されるように各画像の位置関係が規定されている。

0057

[コンテンツの提供の手順]
図3を参照して、コンテンツ提供システムによるコンテンツの提供の手順について説明する。
図3に示されるように、コンテンツの提供を要求するユーザ端末10にて、情報収集部13aが位置情報と方向情報と時刻情報とを収集し、収集された情報が、コンテンツ提供サーバ20に送信される(ステップ10)。これらの情報の収集と送信とは、例えば、コンテンツ表示プログラムを含むアプリケーションソフトウェアがユーザ端末10にて起動されることに伴って行われてもよいし、上記アプリケーションソフトウェアの起動によって表示部12に表示される画面の所定の箇所をユーザがタップすることに伴って行われてもよい。

0058

なお、コンテンツ提供サーバ20に送信される位置情報と方向情報とが初期情報であり、情報収集部13aは初期情報の取得後、所定の間隔で、位置情報検出部15と方向情報検出部16とから位置情報と方向情報とを収集することを繰り返す。

0059

ユーザ端末10から、位置情報と方向情報と時刻情報とを受信すると、コンテンツ提供サーバ20では、付加設定部22aが、時刻情報に基づいて、景観データ23aが構築する仮想空間内に光源を設定する(ステップS11)。さらに、光源が設定された状態で、コンテンツデータ生成部22bが、位置情報と方向情報とに基づいて、景観データ23aが構築する仮想空間内に視点と視線とを設定する(ステップS12)。そして、コンテンツデータ生成部22bは、景観データ23aから、設定した視点を囲む領域の画像を生成して、コンテンツデータを生成する(ステップS13)。生成されたコンテンツデータは、コンテンツ提供サーバ20からユーザ端末10に送信される(ステップS14)。

0060

コンテンツ提供サーバ20からコンテンツデータを受信すると、ユーザ端末10にて、表示データ生成部13bは、コンテンツデータが含む画像、すなわち、視点とされた仮想的な点を囲む画像のなかで正面として設定されている領域を初期画面として設定し、初期画面の表示データを生成する(ステップS15)。生成された表示データが表示部12に出力されることにより、表示部12の表示面には初期画面が表示される(ステップS16)。

0061

初期画面の表示後、ユーザがユーザ端末10を動かすことによって、ユーザ端末10における表示面の向きが変わった場合、表示データ生成部13bは、更新画面の表示データを生成する(ステップS17)。

0062

具体的には、情報収集部13aが定期的に収集している方向情報が、初期情報に含まれる方向情報とは異なる情報になったとき、表示データ生成部13bは、初期情報に含まれる方向情報が示す方向からその時点における方向情報が示す方向への移動度を算出する。そして、表示データ生成部13bは、コンテンツデータが含む画像のなかで、正面として設定されている領域、すなわち初期画面として設定した領域から、算出した移動度に応じて移動した領域を更新画面として設定して、更新画面の表示データを生成する。

0063

要は、更新画面として設定される領域は、コンテンツデータを構成する画像によって囲まれる視点における視線の向きを、算出した移動度に応じて変えたときに、視線の先に位置する領域であり、初期画面として設定される領域と更新画面として設定される領域とは、1つのコンテンツデータを構成する画像のなかでの互いに異なる領域である。更新画面として設定される領域の画像は、コンテンツデータを構成する画像、すなわち、1つの閉空間を形成する6面の画像のデータと算出された移動度のデータとに基づいて演算が行われることにより生成される。
そして、生成された更新画面の表示データが表示部12に出力されることにより、表示部12の表示面には更新画面が表示される(ステップS18)。

0064

ステップS17およびステップS18の処理が繰り返されることによって、ユーザ端末10における表示面の向きが変わる度に、その向きの変化に応じて、表示面に表示される画像が変化する。なお、方向の移動度は、常に初期情報に含まれる方向情報が示す方向を基準として算出されてもよいし、前回の更新画面の生成時に収集された方向情報の示す方向を基準として算出されてもよい。すなわち、更新画面は、コンテンツデータが含む画像のなかで、常に、初期画面として設定された領域から、算出された移動度に応じて移動した領域とされてもよいし、前回、更新画面として設定された領域から、算出した移動度に応じて移動した領域とされてもよい。また、方向情報が変化したか否かの判断や、移動度の算出には、方向情報のなかで、上下、前後、左右の3方向へのユーザ端末10の傾きを示す傾き情報のみが用いられてもよい。

0065

また、ユーザが移動することによって、情報収集部13aが定期的に収集している位置情報が、初期情報に含まれる位置情報とは異なる情報になったときには、ステップS10〜ステップS16の処理が繰り返される。すなわち、景観データ23aが構築する仮想空間内に、新たな位置情報および方向情報に基づいて視点および視線が設定され、この視点を囲む領域の画像から構成される新たなコンテンツデータが、コンテンツ提供サーバ20からユーザ端末10に送信される。そして、このコンテンツデータに基づく画像が表示部12の表示面に表示される。

0066

新たな視点の位置は、その端末から初期情報を受信したときと同様に、位置情報が示す緯度および経度と対応付けられている仮想空間S内での座標が示す位置に設定されてもよいし、初期情報に含まれる位置情報が示す位置から新たに取得した位置情報が示す位置への移動度を算出し、初期情報に基づいて設定した視点を、算出した移動度に応じて移動させることによって設定されてもよい。また、既に視点の設定が複数回行われている場合には、移動度は、前回の視点の設定に用いられた位置情報の示す位置を基準として算出されてもよい。

0067

なお、コンテンツデータを構成する画像に含まれる領域が大きく、ユーザ端末10のわずかな位置の移動によっては、新たなコンテンツデータを取得せずとも位置の移動に応じた領域を表示可能な場合には、上記ステップS17と同様に、更新画面の表示データが生成されればよい。すなわち、表示データ生成部13bは、初期情報に含まれる位置情報が示す位置からその時点における位置情報が示す位置への移動度を算出し、コンテンツデータが含む画像のなかで、初期画面として設定した領域から、算出した移動度に応じて移動した領域を更新画面として設定して、更新画面の表示データを生成する。そして、位置の移動度が、コンテンツデータを構成する画像に含まれる領域内ではその移動度に応じた領域を表示できない程度に大きい場合に、新たなコンテンツデータの取得が行われればよい。

0068

なお、初期画面および更新画面として表示される画像における仮想空間の縮尺は、表示面の大きさに対応する大きさの領域を通して見える現実空間の縮尺と同一であることが好ましい。

0069

[作用]
図4図6を参照して、本実施形態の作用について説明する。
図4に示されるように、本実施形態のコンテンツ提供システムによれば、ユーザ端末10の位置および表示部12における表示面の向き、すなわち、ユーザの位置およびユーザの視線の向きに応じたコンテンツが、表示部12の表示面に表示されることによりユーザに提供される。つまり、現実空間におけるユーザの視線方向(表示面の背後方向)と仮想空間における視線の表示方向(視線の指す方向)とを一致させたコンテンツが提供される。具体的には、景観データ23aが構築する仮想空間内において、ユーザの位置および向きに応じて設定された視点からの視線の先に位置する景観の画像が表示部12の表示面に表示され、例えば、ユーザが江戸時代にいればその位置および向きから見えるはずの光景が表示部12の表示面に表示される。

0070

換言すれば、現実空間において、表示部12の配置されている部分に景観データ23aが構築する仮想空間が重ね合わされ、表示部12には、ユーザの目線から見た光景として、仮想空間内の光景が表示される。
したがって、図5に示されるように、ユーザの視界には、現実空間のなかで表示部12の配置されている部分が仮想空間に置き換えられた景観が入る。ユーザは、現実空間と重ね合わせつつ仮想空間内の光景を見ることでコンテンツを楽しみ、現実空間のなかに仮想空間がはめ込まれることによって、コンテンツの魅力が発揮される。

0071

そして、図6に示されるように、ユーザ端末10の位置や表示面の向きとともにユーザの位置や視線の向きが変わると、位置や向きの変化に応じて表示部12の表示面に表示される景観の画像が変化する。例えば、ユーザが江戸時代にいてその位置および向きを変化させているかのように、表示部12の表示面に表示される光景が変化する。

0072

このように、本実施形態によれば、ユーザの位置およびユーザの視線の向きに応じて、ユーザが現実の世界とは異なる世界にいるかのように、その世界にいればユーザに見えるはずの光景がコンテンツとしてユーザ端末10に表示される。したがって、ユーザに対して臨場感の高いコンテンツを提供することができる。

0073

特に、方向情報が、東西南北天地の方位が定められた3軸の直交座標系において1つの方向を示すため、3次元空間でユーザ端末10の表示面が向き得るすべての方向について、方向情報が検出可能であり、検出された方向が視線の設定に反映される。例えば、左右方向や前後方向だけでなく、ユーザ端末10とともにユーザが上を見上げれば、表示部12には空が表示され、ユーザ端末10とともにユーザが下を見れば、表示部12に地面が表示される。こうした構成では、ユーザが位置を変えずに、ユーザ端末10とともにユーザの視線の向きのみを変える場合にも、その視線の向きの変化が詳細に反映されて、表示部12に表示される光景が変化する。したがって、より臨場感の高いコンテンツを提供することができる。

0074

また、景観データ23aが構築する仮想空間内に、位置情報と方向情報とが取得された時点での時刻に応じた光源が設定されるため、例えば、同じ視点の位置から同じ視線の向きで見える光景であっても、昼間であれば、表示部12には明るく照らされた光景が表示され、夕方であれば、表示部12には薄暗い光景が表示される。これによっても、より臨場感の高いコンテンツを提供することができる。

0075

以上説明したように、本実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)ユーザ端末10にて表示データの生成に用いられるコンテンツデータの生成に、ユーザ端末10の位置情報と方向情報とが用いられるため、提供されるコンテンツの生成にユーザ端末10の位置情報のみが用いられる構成と比較して、ユーザに提供されるコンテンツとユーザの置かれた状況との適合の度合いを高めることができる。そして、提供されるコンテンツには、ユーザ端末10の位置と表示面の向きとに応じて仮想空間内に設定された視点から見える領域の画像が含まれるため、臨場感の高いコンテンツの提供が可能となる。

0076

(2)方向情報が、東西南北天地の方位が定められた直交座標系によって表される1つの方向を示すため、3次元空間でユーザ端末10がとり得るすべての姿勢について、方向情報が検出可能である。そして、こうして検出された方向が視線の設定に反映されるため、ユーザ端末10における表示面の向きが、コンテンツデータの生成に詳細に反映される。したがって、ユーザの置かれた状況に適合した、臨場感の高いコンテンツを提供することができる。

0077

(3)景観データ23aが構築する仮想空間内に、時刻情報が示す時刻に応じた光源が設定される。こうした構成によれば、位置情報と方向情報とが取得された時点での時刻に応じた光源が設定された仮想空間内に視点および視線が設定されるため、コンテンツが提供されるときの時刻がコンテンツデータの生成に反映される。したがって、ユーザの置かれた状況により適合した、臨場感の高いコンテンツを提供することができる。

0078

(4)コンテンツデータには、仮想空間内の画像として、設定された視点からの視線の先に位置する景観の画像を含めて当該視点を囲む景観の画像が含まれる。こうした構成によれば、コンテンツデータに含まれる仮想空間内の画像が、視線の先に位置する景観の画像のみである構成と比較して、ユーザ端末10に送られる画像の示す景観の範囲が拡大されるため、1つのコンテンツデータに基づいてユーザ端末10の表示部12に表示可能な景観の範囲が拡大される。

0079

(5)景観データ23aの表現する景観は、現在とは異なる時代の景観であって、景観データ23aが構築する仮想空間内の位置は、現実空間の位置と対応付けられている。そして、コンテンツデータ生成部22bは、上記仮想空間内において、ユーザ端末10から受信した位置情報が示す位置に対応付けられている位置に視点を設定する。こうした構成によれば、現在とは異なる時代の景観のなかで、現実空間の位置と対応する位置から見た景観が、コンテンツデータを構成する画像に含まれる。したがって、臨場感の高いコンテンツの提供ができる。

0080

(変形例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・コンテンツデータに含まれる仮想空間内の画像が、設定された視線の先に位置する景観の画像のみであってもよい。この場合、コンテンツ提供サーバ20において、コンテンツデータ生成部22bは、景観データ23aによって構築される仮想空間内で、視線の先に位置する景観の画像を生成し、この画像を含むコンテンツデータを生成する。そして、ユーザ端末10において、表示データ生成部13bは、受信したコンテンツデータに含まれる上記画像を用いて、表示データを生成する。

0081

ユーザ端末10では、位置情報と方向情報と時刻情報とが定期的に収集されて、コンテンツ提供サーバ20に送信され、コンテンツ提供サーバ20は、これらの情報を受信するたびに、これらの情報に基づいてコンテンツデータを生成し、ユーザ端末10に送信する。なお、位置情報や方向情報に変化があった場合にのみ、ユーザ端末10からコンテンツ提供サーバ20への情報の送信や、コンテンツ提供サーバ20での新たなコンテンツデータの生成が行われてもよい。要は、ユーザ端末10が、位置情報や方向情報の変化に応じて新たなコンテンツデータを受信する構成であればよい。

0082

こうした構成によれば、ユーザ端末10では、位置情報や方向情報の変化に基づく更新画面の生成を行う必要がないため、ユーザ端末10の構成が簡易になる。また、コンテンツ提供サーバ20にて1つのコンテンツデータを生成するための処理が簡易になる。一方、ユーザ端末10にて、位置情報や方向情報の変化に応じて更新画面が生成される構成では、コンテンツ提供サーバ20にてコンテンツデータが生成される頻度が削減されるため、コンテンツ提供サーバ20における演算の負荷が軽減される。また、ユーザ端末10とコンテンツ提供サーバ20との間での通信頻度やデータ通信量が抑えられるため、通信にかかる負荷が軽減される。

0083

・上記実施形態では、付加設定部22aは、一日のなかでの時刻に応じた光源の設定を行ったが、付加設定部22aは、季節天気に応じた光源の設定を行ってもよい。こうした設定に用いられる時刻や日時や天気の情報は、ユーザ端末10から送信されることによって、コンテンツ提供サーバ20に取得されてもよいし、コンテンツ提供サーバ20が、コンテンツ提供サーバ20自身もしくは外部のサーバ等、ユーザ端末10とは異なる装置から取得してもよい。また、付加設定部22aが行う設定は、光源に限られず、景観データ23aによって構築される仮想空間に対して設定可能な要素の設定であればよい。
・付加設定部22aが割愛され、光源の設定が行われなくてもよい。こうした構成によっても上記(1)の効果は得られる。

0084

・上記実施形態では、ユーザ端末10は、GPSを利用して位置情報を検出したが、位置情報の検出態様はこれに限らない。例えば、ユーザ端末10は、Bluetooth(登録商標)を利用した近距離無線通信による信号の授受を通じて、位置情報を検出してもよい。具体的には、ユーザ端末10は、所定の位置に設置された発信機から上記信号を受信し、信号に含まれる発信機の識別情報や信号を受信した際の電波の強度、および、発信機の位置と識別情報とが対応付けられているデータ等に基づいて、ユーザ端末10の位置を検出する。位置情報の検出に複数の発信機から受信した信号を用いることによって、より精度の高い位置情報の検出が可能となる。上記実施形態では、屋外でユーザ端末10が利用される形態が想定されているが、コンテンツ提供システムは、屋内でユーザ端末10が利用される形態に用いられてもよく、屋内でのユーザ端末10の位置情報の検出には、上述のようにBluetooth(登録商標)が利用されると、位置情報の検出精度が高められるため好ましい。

0085

また、ユーザ端末10は、NFC(ニアフィールドコミュニケーション)を利用した近距離無線通信による信号の授受に基づいて、位置情報を検出してもよい。この場合、例えば、ユーザ端末10がICタグから読み取った情報に基づき、この情報に含まれる位置情報やこの情報と対応付けられている位置情報が、ユーザ端末10の位置情報として検出される。

0086

また、ユーザ端末10が通信にWi−Fi(登録商標)を利用する場合には、ユーザ端末10は、接続したアクセスポイントからの信号を利用して取得したアクセスポイントの位置に基づいて、ユーザ端末10の位置を検出してもよい。また、ユーザ端末は、GPS信号と上記アクセスポイントからの信号とを利用して、位置情報を検出してもよい。

0087

・上記実施形態では、景観データ23aが構築する仮想空間内における視点のZ方向の位置、すなわち、視点の高さは、仮想空間内で設定されている地表面からの人間の目の高さに設定された。これに代えて、ユーザ端末10の位置情報に、ユーザ端末10の高さを示す情報である高さ情報が含まれ、この高さ情報に基づいて、仮想空間内における視点のZ方向の位置が設定されてもよい。ユーザ端末10の高さ情報は、例えば、GPS信号から導出される高度情報に基づいて検出されてもよいし、位置情報が上述のようにBluetooth(登録商標)を利用して検出される場合には、発信機の位置を示す情報に発信機の高さを示す情報を含めることによって、こうした情報に基づき検出可能である。また、ユーザ端末10が、ユーザ端末10の付近気圧を示す情報を取得し、気圧に基づいて、ユーザ端末10の高さ情報が検出されてもよい。
また、ユーザによって、仮想空間内における視点の高さが設定可能とされてもよい。この場合、ユーザがユーザ端末10を操作して希望する視点の高さを指定することにより、指定された高さを示す情報がユーザ端末10からコンテンツ提供サーバ20に送信されて、この情報に基づき仮想空間内における視点のZ方向の位置が設定される。

0088

・景観データ23aは、仮想的な景観を示す仮想空間を構築する3Dデータであればよく、景観は、江戸時代に限らず、現在とは異なる過去や未来の時代の景観であってもよい。また、景観は、屋内の景観であってもよいし、例えば漫画アニメ小説に描かれた世界がキャラクターと共に設定された景観や、映画ドラマに描かれた世界が俳優乗り物と共に設定された景観等、架空の世界の景観であってもよく、仮想空間内に、現実空間の位置と対応付けが可能なXY座標を設定できる景観であればよい。また、仮想空間内に人物動物が配置され、仮想空間が示す上述のような景観に、人物や動物が含まれてもよい。

0089

・コンテンツ提供サーバ20の記憶部23に、例えば、互いに異なる時代の景観等、互いに異なる景観を表現する複数の景観データ23aが記憶され、付加設定部22aとコンテンツデータ生成部22bとは、複数の景観データ23aから選択した1つの景観データ23aに対して、光源の設定や視点および視線の設定を行ってコンテンツデータを生成してもよい。この場合、現実空間の位置を示す座標は、複数の景観データ23aの各々における仮想空間のXY座標と対応付けられている。

0090

例えば、ユーザがユーザ端末10を操作して希望する景観を選択することにより、選択された景観の情報がコンテンツ提供サーバ20に送られ、この選択された景観の情報に基づいて、複数の景観データ23aから1つの景観データ23aが選択されてもよい。あるいは、位置情報や時刻情報等、コンテンツ提供サーバ20が取得した情報に基づいて、複数の景観データ23aから1つの景観データ23aが選択されてもよい。例えば、時刻情報に基づいて景観データ23aが選択される場合、コンテンツ提供サーバ20にて、予め、時間帯ごとに、その時間帯に選択される景観データ23aが設定されている。

0091

こうした構成によれば、コンテンツデータを構成する画像に含まれる景観は、互いに異なる複数の景観から選択された景観の一部となるため、提供されるコンテンツの多様性が高められる。

0092

・景観データ23aが構築する仮想空間内でのXY座標は、現実空間での位置を示す座標と予め対応付けられていなくてもよい。例えば、ユーザ端末10から最初に受信した位置情報の示す座標が、仮想空間が示す架空の世界の入り口等、仮想空間内での初期位置である所定のXY座標に対応付けられ、初期位置に視点が設定される。その後、ユーザ端末10から受信する位置情報の変化に応じて、最初に受信した位置情報の示す位置から新たに受信した位置情報の示す位置への移動量に相当する量だけ、仮想空間内での初期位置から移動した位置に、新たな視点が設定される。

0093

・コンテンツデータは、景観の画像に加え、画像とは異なる情報として、画像に含まれる対象に関する情報である属性情報を含んでいてもよい。例えば、景観データ23aにて、仮想空間内の建物に、建物についての説明や、建物の説明が記載されたWebページへのリンク等に具体化される属性情報が埋め込まれ、コンテンツデータ生成部22bは、設定された視点を囲む領域について、属性情報を含めて、コンテンツデータを生成してもよい。そして、ユーザ端末10では、表示部12の表示面に、景観の画像とともに建物の説明である文字情報が表示されたり、初期画面や更新画面から建物の説明が記載されたWebページへの移動が可能に構成されたりすればよい。こうした構成によれば、コンテンツとして、画像だけでなく、画像に含まれる対象に関する情報がユーザに提供される。

0094

・コンテンツデータは、ユーザ端末10が収集した位置情報と方向情報とに基づいて仮想空間のなかで設定された視線の先に位置する景観の画像を含む表示データを生成可能なデータであればよい。例えば、コンテンツデータは、景観データ23aの一部を構成するデータであって、設定された視点の周囲の領域の3Dデータであってもよい。この場合、コンテンツ提供サーバ20からユーザ端末10へは、コンテンツデータとして、画像データではなく3Dデータが送信される。

0095

あるいは、ユーザ端末10が景観データ23aを有し、ユーザ端末10が、収集した位置情報と方向情報とに基づいて、景観データ23aが構築する仮想空間内に視点および視線を設定し、視線の先に位置する景観の画像データであるコンテンツデータを生成してもよい。そして、ユーザ端末10は、コンテンツデータに基づいて表示データを生成すればよい。すなわち、コンテンツの提供にコンテンツ提供サーバ20が用いられなくてもよい。

0096

ただし、コンテンツ提供サーバ20にて、上記視線の先に位置する景観の画像を含むコンテンツデータが3Dデータから生成され、ユーザ端末10がコンテンツデータに基づいて表示データを生成する構成では、ユーザ端末10が3Dデータから画像を生成して表示データを生成する構成と比較して、ユーザ端末10における処理が簡易になる。したがって、コンテンツ提供サーバ20が有する景観データ23aにて景観が詳細に作り込まれることにより、ユーザ端末10では、簡易な処理で、高精度な光景を表示部12に表示させることができる。その結果、例えば、江戸時代の町並みとして、学術的知見に沿った緻密な町並みをコンテンツとして提供することも可能となる。
・ユーザ端末10は、ユーザが手に持って携帯する端末に限らず、ユーザの付近にて支持台等に置かれた端末であってもよく、ユーザの動作に応じて端末の位置や表示面の向きが変更される端末であればよい。

0097

NW…ネットワーク、10…ユーザ端末、11…通信部、12…表示部、13…制御部、13a…情報収集部、13b…表示データ生成部、14…記憶部、15…位置情報検出部、16…方向情報検出部、17…時刻情報検出部、20…コンテンツ提供サーバ、21…通信部、22…制御部、22a…付加設定部、22b…コンテンツデータ生成部、23…記憶部、23a…景観データ。

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