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技術 画像処理装置、その制御方法、画像処理システム、およびプログラム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 山口智広船川尚孝
出願日 2014年12月24日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-260675
公開日 2016年7月7日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-122266
状態 特許登録済
技術分野 記録担体の読み取り
主要キーワード 待ちモード 裏面近傍 マスクROM 通信成功率 近距離通信用 データサーバー USBメモリー タッチエリア
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年7月7日)のものです。
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図面 (16)

課題

近距離通信における通信相手同士の機器の位置合わせを、確実にかつ容易に行なうことができるようにすること。

解決手段

情報端末200の機種に対応したガイドライン登録されていない場合、MFP100は、複数のガイドライン(ラインL21〜L27)を、順に提示する。ユーザーは、提示されたガイドラインに従って、操作パネル190に情報端末200を翳す位置を変更する。そして、MFP100と情報端末200との間の近距離通信が確立すれば、そのときのガイドラインが、情報端末200の機種名に関連付けられて登録される。

概要

背景

近年、スマートフォンタブレット端末などの端末装置には、NFC(Near Field Communication)などの近距離で通信を行なう機能が搭載されたものがある。これにより、ユーザーは、このような端末装置を他の電子機器の予め定められた位置に翳すことで、当該端末装置を用いてデータ通信を行うことができる。上記した「他の電子機器」の一例として、MFP(Multi-Functional Peripheral)のような画像処理装置が採用される場合がある。画像処理装置は、主に、当該装置の前面に配置される操作パネルにおいて操作を受け付ける。このことから、画像処理装置では、多くの場合、端末装置と近距離無線通信を行なうための上記「予め定められた位置」(以下、「タッチエリア」ともいう)は、操作パネルの近傍に配置される。

電子機器と携帯端末等との近距離通信における位置合わせについて、種々の技術が提案されている。

たとえば、特開2008−165651号公報(特許文献1)には、通信装置の表示部の中央に近距離通信手段を配置し、そして、カードを表示部上で走査させる際に、カードの裏面側から撮影した画像とガイドラインとを合成して表示部に合成することが開示されている。

また、特開2008−165650号公報(特許文献2)には、特許文献1に開示されたような技術において、カードを表示部上で走査する際に、カードを移動させるべき方向を示す情報をカードの画像と合成して表示部に表示することが開示されている。

概要

近距離通信における通信相手同士の機器の位置合わせを、確実にかつ容易に行なうことができるようにすること。情報端末200の機種に対応したガイドラインが登録されていない場合、MFP100は、複数のガイドライン(ラインL21〜L27)を、順に提示する。ユーザーは、提示されたガイドラインに従って、操作パネル190に情報端末200を翳す位置を変更する。そして、MFP100と情報端末200との間の近距離通信が確立すれば、そのときのガイドラインが、情報端末200の機種名に関連付けられて登録される。

目的

本開示は、かかる実情を鑑み考え出されたものであり、その目的は、近距離通信における通信相手同士の機器の位置合わせを、確実にかつ容易に行なうことができるようにすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

端末と近距離で無線通信する画像処理装置であって、近距離無線通信のための電波送受信する近距離通信手段と、前記近距離通信手段の近傍に設けられた表示手段と、端末を特定するための特定手段と、前記表示手段の表示を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記近距離通信手段と通信する通信装置を備えた端末について、前記特定手段によって特定された情報に基づいて、端末ごとに前記表示手段に表示すべきガイドラインの情報を記憶する記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断し、前記ガイドラインが取得できた場合には、当該ガイドラインを前記表示手段に表示し、前記ガイドラインが取得できなかった場合には、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを前記表示手段に表示し、また、前記複数のガイドラインの中の、前記端末と前記近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインについて、当該ガイドラインによって特定される前記通信装置の位置を特定する情報を、前記近距離通信手段と通信している端末に関連付けて前記記憶装置に格納する、画像処理装置。

請求項2

前記制御手段は、前記近距離通信手段が予め定められた通信成功率以上の確率で前記端末と通信した場合に、前記端末と前記近距離通信手段との間の通信が確立されたと判断する、請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記確率は、前記複数のガイドラインにおいて表示されるガイドラインが入れ替えられるたびに特定され、前記通信成功率は、通信回数に対する前記端末からの返信を受信した回数の割合によって特定される、請求項2に記載の画像処理装置。

請求項4

前記制御手段は、前記確率が前記予め定められた通信成功率に満たない場合には、前記表示手段に、端末の移動を促すメッセージを表示する、請求項3に記載の画像処理装置。

請求項5

前記制御手段は、前記ガイドラインが取得できなかった場合、前記端末と前記近距離通信手段との間の通信が確立されたときには、前記端末を特定する情報として当該端末の機種名を前記記憶装置に格納し、また、前記端末と前記近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインの前記表示手段における表示位置を特定する情報を、前記機種名に関連付けて、前記記憶装置に格納する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項6

前記近距離通信手段よりも通信距離が長い無線通信手段をさらに備え、前記端末の機種名は、前記無線通信手段によって、前記近距離通信手段の通信距離よりも前記画像処理装置から離れた位置で取得される、請求項5に記載の画像処理装置。

請求項7

前記記憶装置は、端末の機種名に関連付けてガイドラインを特定する情報を格納し、前記制御手段は、前記記憶装置から、前記端末の機種名に対応するガイドラインを特定する情報を取得し、さらに、当該端末についての認証を待機する状態に移行する、請求項5に記載の画像処理装置。

請求項8

前記制御手段は、前記無線通信手段によって機種名を取得された端末が、一度前記無線通信手段との通信ができなくなった後、再度前記無線通信手段と通信したことに応じて、当該端末について、前記記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断する、請求項6または請求項7に記載の画像処理装置。

請求項9

前記記憶装置をさらに備える、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項10

前記制御手段は、ネットワークを介して前記記憶装置と通信可能である、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項11

端末との間の近距離無線通信のための電波を送受信する近距離通信手段と、前記近距離通信手段の近傍に設けられた表示手段とを備えた画像処理装置の制御方法であって、端末を特定するステップと、前記近距離通信手段と通信する通信装置を備えた端末について、特定された情報に基づいて、端末ごとに前記表示手段に表示すべきガイドラインの情報を記憶する記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断するステップと、前記ガイドラインが取得できた場合に、当該ガイドラインを前記表示手段に表示するステップと、前記ガイドラインが取得できなかった場合に、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを前記表示手段に表示し、また、前記複数のガイドラインの中の、前記端末と前記近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインについて、当該ガイドラインによって特定される前記通信装置の位置を特定する情報を、前記近距離通信手段と通信している端末に関連付けて前記記憶装置に格納するステップとを備える、画像処理装置の制御方法。

請求項12

請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置と、前記端末とを備える、画像処理システム

請求項13

端末との間の近距離無線通信のための電波を送受信する近距離通信手段と、前記近距離通信手段の近傍に設けられた表示手段とを備えた画像処理装置によって実行される、コンピューター読取可能なプログラムであって、前記プログラムは、前記コンピューターに、端末を特定するステップと、前記近距離通信手段と通信する通信装置を備えた端末について、特定された情報に基づいて、端末ごとに前記表示手段に表示すべきガイドラインの情報を記憶する記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断するステップと、前記ガイドラインが取得できた場合に、当該ガイドラインを前記表示手段に表示するステップと、前記ガイドラインが取得できなかった場合に、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを前記表示手段に表示し、また、前記複数のガイドラインの中の、前記端末と前記近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインについて、当該ガイドラインによって特定される前記通信装置の位置を特定する情報を、前記近距離通信手段と通信している端末に関連付けて前記記憶装置に格納するステップとを実行させる、プログラム。

技術分野

0001

本開示は、画像処理装置、その制御方法画像処理システム、およびプログラムに関し、特に、近距離通信端末通信する画像処理装置およびその制御方法、そのような画像処理装置を備える画像処理システム、ならびに、そのような画像処理装置において実行されるプログラムに関する。

背景技術

0002

近年、スマートフォンタブレット端末などの端末装置には、NFC(Near Field Communication)などの近距離で通信を行なう機能が搭載されたものがある。これにより、ユーザーは、このような端末装置を他の電子機器の予め定められた位置に翳すことで、当該端末装置を用いてデータ通信を行うことができる。上記した「他の電子機器」の一例として、MFP(Multi-Functional Peripheral)のような画像処理装置が採用される場合がある。画像処理装置は、主に、当該装置の前面に配置される操作パネルにおいて操作を受け付ける。このことから、画像処理装置では、多くの場合、端末装置と近距離無線通信を行なうための上記「予め定められた位置」(以下、「タッチエリア」ともいう)は、操作パネルの近傍に配置される。

0003

電子機器と携帯端末等との近距離通信における位置合わせについて、種々の技術が提案されている。

0004

たとえば、特開2008−165651号公報(特許文献1)には、通信装置の表示部の中央に近距離通信手段を配置し、そして、カードを表示部上で走査させる際に、カードの裏面側から撮影した画像とガイドラインとを合成して表示部に合成することが開示されている。

0005

また、特開2008−165650号公報(特許文献2)には、特許文献1に開示されたような技術において、カードを表示部上で走査する際に、カードを移動させるべき方向を示す情報をカードの画像と合成して表示部に表示することが開示されている。

先行技術

0006

特開2008−165651号公報
特開2008−165650号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、特許文献1に開示された技術では、近距離通信に利用されるカード(携帯端末等)の大きさがガイドラインに示されたものから変わった場合には、対応できない。

0008

また、特許文献2に開示された技術では、示されるのは方向のみである。このため、ユーザーは、示された方向に応じて徐々にカードの位置合わせを行う必要がある。このため、ユーザーは、煩わしい作業を必要とされる。

0009

本開示は、かかる実情を鑑み考え出されたものであり、その目的は、近距離通信における通信相手同士の機器の位置合わせを、確実にかつ容易に行なうことができるようにすることである。

課題を解決するための手段

0010

本開示のある局面に従うと、端末と近距離で無線通信する画像処理装置であって、近距離無線通信のための電波送受信する近距離通信手段と、近距離通信手段の近傍に設けられた表示手段と、端末を特定するための特定手段と、表示手段の表示を制御する制御手段とを備え、制御手段は、近距離通信手段と通信する通信装置を備えた端末について、特定手段によって特定された情報に基づいて、端末ごとに表示手段に表示すべきガイドラインの情報を記憶する記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断し、ガイドラインが取得できた場合には、当該ガイドラインを表示手段に表示し、ガイドラインが取得できなかった場合には、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを表示手段に表示し、また、複数のガイドラインの中の、端末と近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインについて、当該ガイドラインによって特定される通信装置の位置を特定する情報を、近距離通信手段と通信している端末に関連付けて記憶装置に格納する、画像処理装置が提供される。

0011

好ましくは、制御手段は、近距離通信手段が予め定められた通信成功率以上の確率で端末と通信した場合に、端末と近距離通信手段との間の通信が確立されたと判断する。

0012

好ましくは、確率は、複数のガイドラインにおいて表示されるガイドラインが入れ替えられるたびに特定され、通信成功率は、通信回数に対する端末からの返信を受信した回数の割合によって特定される。

0013

好ましくは、制御手段は、確率が予め定められた通信成功率に満たない場合には、表示手段に、端末の移動を促すメッセージを表示する。

0014

好ましくは、制御手段は、ガイドラインが取得できなかった場合、端末と近距離通信手段との間の通信が確立されたときには、端末を特定する情報として当該端末の機種名を記憶装置に格納し、また、端末と近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインの表示手段における表示位置を特定する情報を、機種名に関連付けて、記憶装置に格納する。

0015

好ましくは、画像処理装置は、近距離通信手段よりも通信距離が長い無線通信手段をさらに備え、端末の機種名は、無線通信手段によって、近距離通信手段の通信距離よりも画像処理装置から離れた位置で取得される。

0016

好ましくは、記憶装置は、端末の機種名に関連付けてガイドラインを特定する情報を格納し、制御手段は、記憶装置から、端末の機種名に対応するガイドラインを特定する情報を取得し、さらに、当該端末についての認証を待機する状態に移行する。

0017

好ましくは、制御手段は、無線通信手段によって機種名を取得された端末が、一度無線通信手段との通信ができなくなった後、再度無線通信手段と通信したことに応じて、当該端末について、記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断する。

0018

好ましくは、画像処理装置は、記憶装置をさらに備える。
好ましくは、制御手段は、ネットワークを介して記憶装置と通信可能である。

0019

本開示の他の局面に従うと、端末との間の近距離無線通信のための電波を送受信する近距離通信手段と、近距離通信手段の近傍に設けられた表示手段とを備えた画像処理装置の制御方法であって、端末を特定するステップと、近距離通信手段と通信する通信装置を備えた端末について、特定された情報に基づいて、端末ごとに表示手段に表示すべきガイドラインの情報を記憶する記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断するステップと、ガイドラインが取得できた場合に、当該ガイドラインを表示手段に表示するステップと、ガイドラインが取得できなかった場合に、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを表示手段に表示し、また、複数のガイドラインの中の、端末と近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインについて、当該ガイドラインによって特定される通信装置の位置を特定する情報を、近距離通信手段と通信している端末に関連付けて記憶装置に格納するステップとを備える、画像処理装置の制御方法が提供される。

0020

本開示のさらに他の局面に従うと、上記の画像処理装置と端末とを備える、画像処理システムが提供される。

0021

本開示のさらに他の局面に従うと、端末との間の近距離無線通信のための電波を送受信する近距離通信手段と、近距離通信手段の近傍に設けられた表示手段とを備えた画像処理装置によって実行される、コンピューター読取可能なプログラムであって、プログラムは、コンピューターに、端末を特定するステップと、近距離通信手段と通信する通信装置を備えた端末について、特定された情報に基づいて、端末ごとに表示手段に表示すべきガイドラインの情報を記憶する記憶装置から、ガイドラインの情報を取得できるかどうかを判断するステップと、ガイドラインが取得できた場合に、当該ガイドラインを表示手段に表示するステップと、ガイドラインが取得できなかった場合に、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを表示手段に表示し、また、複数のガイドラインの中の、端末と近距離通信手段との間の通信が確立されたときに表示されていたガイドラインについて、当該ガイドラインによって特定される通信装置の位置を特定する情報を、近距離通信手段と通信している端末に関連付けて記憶装置に格納するステップとを実行させる、プログラムが提供される。

図面の簡単な説明

0022

画像処理装置の一例であるMFPの外観を示す図である。
端末の一例である情報端末の外観を示す図である。
MFPと情報端末との間で近距離の通信が行なわれるときの状態を示す図である。
本実施の形態のMFPが実行する処理の概要を説明するための図である。
第1の実施の形態の画像処理システムに含まれるMFPと情報端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
MFPの機能的構成を模式的に示す図である。
データ保持部における、機種名に対応する機種情報の記憶態様の一例を示す図である。
ガイドライン制御部に表示されるガイドラインの位置と機種情報との関係を説明するための図である。
MFPが、ネットワークを介して、機種情報および/または複数のガイドラインを表示するための情報を取得することを説明するための図である。
画像処理システムにおける処理のシーケンスを示す図である。
情報端末との近距離通信のためにMFPにおいて実行される処理のフローチャートである。
情報端末との近距離通信のためにMFPにおいて実行される処理のフローチャートである。
情報端末との近距離通信のためにMFPにおいて実行される処理のフローチャートである。
情報端末との近距離通信のためにMFPにおいて実行される処理のフローチャートである。
MFPにおいて表示される複数のガイドラインを示す図である。

実施例

0023

以下に、図面を参照しつつ、画像処理装置および画像処理システムの実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。

0024

[1.装置の外観]
本開示で説明される画像処理システムは、画像処理装置と、当該画像処理装置と近距離で通信する端末とを備える。図1は、画像処理装置の一例であるMFP100の外観を示す図である。また、図2は、端末の一例である情報端末200の外観を示す図である。

0025

図1に示されるように、MFP100は、原稿光学的に読取って画像データを得るスキャナー部2(後述するスキャナー部108に相当)と、画像データに基づいて用紙上に画像を印刷するプリント部6(後述するプリンター部109に相当)とを含む。画像形成装置MFP100の本体の上面には、スキャナー部2に原稿を送るフィーダー4が配置される。また、MFP100の下部には、プリント部6に用紙を供給する複数の給紙部9が配置される。また、MFP100の中央部には、プリント部6によって画像を形成された用紙が排出されるトレー5が配置される。

0026

MFP100は、当該MFP100の本体の上部の前面側に、操作パネル190を装着している。「前面」とは、MFP100において、当該MFP100を利用するユーザーと対向する面である。操作パネル190の外形は、ほぼプレート状である。そして、MFP100では、操作パネル190は、その主面が垂直方向に対して傾斜するように、設置されている。また、操作パネル190には、ユーザーの状態(背の高さや車いすに乗っている等)に応じて、当該操作パネル190の角度を変更するための機構が設けられていてもよい。

0027

操作パネル190は、たとえばNFCの方式で情報端末200と近距離で通信するための通信装置(後述する通信装置106)を内包する。また、操作パネル190は、タッチパネル107を備える。MFP100は、タッチパネル107において、情報を表示し、また、情報の入力を受け付ける。さらに、操作パネル190には、近距離通信でMFPと通信する端末の好ましい配置を示すための領域が、タッチエリア106Aとして設定されている。タッチエリア106Aは、たとえば操作パネル190の筐体に印刷された枠として示される。タッチエリア106Aの裏面近傍には、上記の通信装置(後述する通信装置106)のアンテナ部が配置されている。タッチエリア106Aは、図1に示されるように、タッチパネル107の近傍に配置される。これにより、ユーザーは、タッチパネル107を見ながら端末をMFP100と通信させることができる。

0028

一方、図2に示されるように、情報端末200は、その主面にディスプレイ204を備える。また、情報端末200は、たとえばNFCの方式でMFP100と近距離で通信するための通信装置206を内包する。

0029

図3は、MFP100と情報端末200との間で近距離の通信が行なわれるときの状態を示す図である。図3には、通信装置206がMFP100の操作パネル190に内包された通信装置(後述する通信装置106)に重なるように、情報端末200が操作パネル190に翳されている。本実施の形態の画像処理では、図3に示されるように情報端末200がMFP100に翳されることにより、情報端末200とMFP100との間で近距離の通信が行なわれる。

0030

[2.処理の概要]
図4は、本実施の形態のMFP100が実行する処理の概要を説明するための図である。図4には、3つの状態(A)〜(C)のそれぞれにおける操作パネル190と情報端末200とが示されている。なお、本実施の形態の画像処理システムでは、MFP100は、種々の形状の端末と近距離通信を行なう。このことから、図4に示された情報端末200の形状は、図2に示された情報端末200の形状とは異なっている。

0031

図4の3つの状態(A)〜(C)のそれぞれでは、操作パネル190において、エリア105Aが示されている。エリア105Aは、情報端末200との間でNFC等の近距離通信より通信距離の長い無線通信における電波の送受信を行なう部分である。なお、エリア105Aは、無線通信のためのアンテナ部の位置より離間している場合があり得る。

0032

本実施の形態において、近距離通信より通信距離の長い通信の一例は、Bluetooth(登録商標)方式に従った通信である。そして、本実施の形態では、通信距離が異なる2つの通信方式を区別するために、NFC等の通信距離の短い方式による通信を「近距離通信」といい、また、当該方式よりも通信距離が長いBluetooth等の方式による通信を「無線通信」という。

0033

さて、図4の状態(A)では、情報端末200は、MFP100と、無線通信(Bluetooth等)により通信をしている。これにより、MFP100は、情報端末200の接近を検知する。そして、MFP100は、当該無線通信により、情報端末200の情報(たとえば、機種名)を取得する。より具体的には、たとえばMFP100は、情報端末200に対して機種名を要求する。これに応じて、情報端末200は、MFP100に当該情報端末200の機種名を送信する。これにより、MFP100は、情報端末200の機種名を取得する。

0034

MFP100には、端末ごと(たとえば、端末の機種名ごと)に、当該端末の大きさや近距離通信のための通信装置の位置等を含む、種々の情報(機種情報)が登録されている。MFP100は、情報端末200の情報を取得すると、当該情報に関連付けられた機種情報が登録されているか否かを判断する。そして、登録されている場合には、状態(B)に移行する。一方、登録されていない場合には、状態(C)に移行する。

0035

状態(B)では、MFP100は、情報端末200の機種名に対応するガイドライン(図4中のラインL11)をタッチパネル107に表示する。ラインL11は、情報端末200の端部が当該ラインL11に沿って配置されることにより、情報端末200の通信装置206が操作パネル190のタッチエリア106A(通信装置のアンテナ部)に重なるような、ラインである。

0036

一方、状態(C)では、MFP100は、タッチパネル107に、予め定められた複数のガイドラインの中の1つ目のガイドライン(図4中のラインL21)を表示する。そして、MFP100は、所定の時間、1つ目のガイドラインを表示した後、一定の通信成功率で情報端末200と近距離通信ができない場合には、2つ目のガイドラインを表示する。このような態様で、MFP100は、一定の通信成功率で情報端末200と近距離通信ができるようになるまで、予め定められた複数のガイドラインを、1つずつ順に、タッチパネル107に表示する。

0037

MFP100は、たとえば、当該MFP100から情報端末200に対する情報が送信された回数に対する、情報端末200から返信が得られた回数の割合を、通信成功率として利用する。

0038

なお、状態(C)において、MFP100は、情報端末200と一定の通信成功率で近距離通信が行なわれたときに表示されていたガイドラインを特定する情報(たとえば、当該ガイドラインから想定される端末の通信装置の位置)を、無線通信により取得した情報端末200の機種名と関連付けて、登録する。これにより、次回、同じ情報端末200がMFP100に近づいてきた場合には、MFP100は、当該登録された情報によって特定されるガイドラインをタッチパネル107に表示する。

0039

[3.ハードウェア構成]
図5は、第1の実施の形態の画像処理システムに含まれるMFP100と情報端末200のハードウェア構成の一例を示す図である。以下に、MFP100と情報端末200のそれぞれについて、ハードウェア構成の一例を説明する。

0040

(MFP100)
図5に示されるように、MFP100は、主な構成要素として、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、補助記憶装置104と、無線通信用の通信装置105と、近距離通信用の通信装置106と、タッチパネル107と、スキャナー部108と、プリンター部109とを備えている。CPU101と、ROM102と、RAM103と、補助記憶装置104と、通信装置105と、通信装置106と、タッチパネル107と、スキャナー部108と、プリンター部109とは、互いに内部バスで接続されている。

0041

CPU101は、MFP100の動作を統括的に制御するための処理を実行するプロセッサーの一例である。

0042

ROM102は、CPU101が実行するプログラムを含む各種のデータを格納する。
RAM103は、CPU101におけるプログラム実行時のワークエリアとして機能する。RAM103は、スキャナー部108で読み取られた画像データ等を一時的に保存する場合もある。

0043

補助記憶装置104は、MFP100に登録されている宛先情報ドキュメントなどの各種のデータを保存する。ドキュメントのデータは、ネットワークを介してMFP100に入力される場合もあれば、スキャナー部108で画像が読み取られることによって生成される場合もある。

0044

通信装置105は、MFP100がBluetooth等の方式による無線通信で情報端末200と情報をやり取りする際の通信インターフェースであり、通信回路とアンテナ部とを含む。

0045

通信装置106は、MFP100がNFC等の方式による近距離通信で情報端末200と情報をやり取りする際の通信インターフェースであり、通信回路とアンテナ部とを含む。

0046

タッチパネル107は、コピー画質または用紙のための設定値スキャン送信先宛先登録)を登録または選択するための情報など、各種の情報の入力を受け付ける。タッチパネル107の表面には、たとえばタッチパネルが積層された液晶表示部が設けられている。タッチパネル107は、たとえばMFP100における設定内容を表示する。

0047

スキャナー部108は、セットされた原稿をスキャンし、原稿の画像データを生成する。スキャナー部108における画像データの生成方法は公知の方法を採用することができるため、ここでは詳細な説明は繰り返さない。

0048

プリンター部109は、たとえば電子写真方式により、スキャナー部108で読み取られた画像データや、情報端末200等の外部の情報処理装置から送信されたプリントデータを、印刷のためのデータに変換し、変換後のデータに基づいて文書等の画像を印刷する装置である。電子写真方式などの画像形成の態様は、公知の技術を採用することができる。

0049

なお、MFP100では、CPU101が適切なプログラムを実行することによって、本明細書に記載されたようなMFP100の動作が実現される。CPU101によって実行されるプログラムは、上記したようにROM102に格納されている代わりに、補助記憶装置104に格納されていてもよいし、MFP100に対して着脱可能な記憶媒体に格納されていてもよい。当該プログラムが格納される記憶媒体は、たとえばCD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリーメモリーカードFD(Flexible Disk)、ハードディスクSSD(Solid State Drive)、磁気テープカセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(IntegratedCircuit)カード(メモリーカードを除く)、光カードマスクROMEPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にデータを格納する媒体である。

0050

本開示にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS:Operating System)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。

0051

また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。

0052

提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。

0053

(情報端末200)
情報端末200は、主な構成要素として、CPU201と、RAM202と、記憶装置203と、ディスプレイ204と、入力装置205と、近距離通信用の通信装置206と、無線通信用の通信装置207とを備えている。CPU201と、RAM202と、記憶装置203と、ディスプレイ204と、入力装置205と、通信装置206と、通信装置207とは、互いに内部バスで接続されている。

0054

CPU201は、情報端末200の全体的な動作を制御するための処理を実行する演算装置の一例である。

0055

RAM202は、CPU201における処理実行時のワークエリアとして機能する。
記憶装置203は、CPU201が実行するOSやブラウザーアプリケーションなどの各種のプログラムやこれらのプログラムの実行に利用されるデータを含む、各種のデータを保存する。記憶装置203は、たとえば、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリー、メモリーカード、FD、ハードディスク、SSD、磁気テープ、カセットテープ、MO、MD、ICカード(メモリーカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの、不揮発的にデータを格納する媒体が挙げられる。また、記憶装置203には、ネットワークを介してダウンロードされたプログラムがインストールされる場合も有り得る。

0056

ディスプレイ204は、CPU201によって実行されるプログラムの処理結果を示す画像を表示するための表示装置である。

0057

入力装置205は、たとえばディスプレイ204上に配置されたタッチセンサーおよび/または情報端末200の本体に設けられた操作ボタンによって実現される。入力装置205は、情報の入力を受け付けると、当該情報をCPU201へ送る。

0058

通信装置106は、情報端末200がNFC等の方式による近距離通信でMFP100と情報をやり取りする際の通信インターフェースであり、通信回路とアンテナ部とを含む。

0059

通信装置105は、情報端末200がBluetooth等の方式による無線通信でMFP100と情報をやり取りする際の通信インターフェースであり、通信回路とアンテナ部とを含む。

0060

[4.機能的構成]
図6は、MFP100の機能的構成を模式的に示す図である。図6に示されるように、MFP100は、中央制御部151と、ガイドライン制御部152と、表示パネル153と、NFC送受信部154と、NFC送受信部154と、無線送受信部155と、データ保持部156とを含む。

0061

タッチパネル107は、ディスプレイとタッチセンサとを含む。表示パネル153は、たとえば、タッチパネル107のディスプレイによって実現される。ガイドライン制御部152は、たとえば、タッチパネル107のディスプレイの表示を制御するためのプログラムを実行するCPU101によって実現される。NFC送受信部154は、通信装置106によって実現される。無線送受信部155は、通信装置105によって実現される。データ保持部156は、たとえば補助記憶装置104によって実現される。中央制御部151は、たとえばMFP100中の各要素を制御するためのプログラムを実行するCPU101によって実現される。

0062

MFP100では、無線送受信部155によって、情報端末200がMFP100に近づいてきたことを検知する。中央制御部151は、図4を参照して説明されたように、MFP100に近づいてきた情報端末200から当該情報端末200の機種名を取得する。そして、中央制御部151は、データ保持部156において、取得した機種名に対応した機種情報を検索する。

0063

そして、中央制御部151は、取得した機種名に対応した機種情報が取得できれば、ガイドライン制御部152に、当該機種情報に従ったガイドラインの表示を指示する。これに応じて、ガイドライン制御部152は、表示パネル153で、当該ガイドラインを表示する。

0064

図7は、データ保持部156における、機種名に対応する機種情報の記憶態様の一例を示す図である。図7に示されるように、機種情報は、機種名ごとのガイドライン情報を含む。ガイドライン情報は、横線位置(Ypos)と、縦線位置(Xpos)とを含む。横線位置は、端末における近距離通信のための通信装置(図7中の「NFCセンサー」)の中心から当該端末の筐体の縦方向の端部(上端および/または下端)までの距離である。縦線位置は、当該中心から端末の筐体の横方向の端部(右端および/または左端)までの距離である。端末における縦と横とは、たとえば、当該端末が一般的に使用されるときの当該端末の筐体の向きに基づいて特定される。

0065

図7に示された機種情報では、たとえば機種名「A」では、横線位置は5cmであり、縦線位置は10cmである。つまり、情報端末200が機種名「A」の端末である場合、通信装置206の中心から情報端末200の左端までの距離が5cmであり、また、通信装置206の中心から情報端末200の下端までの距離が10cmである。

0066

図8は、ガイドライン制御部152に表示されるガイドラインの位置と機種情報との関係を説明するための図である。図8では、タッチパネル107においてガイドラインLが表示されている状態が示されている。

0067

ガイドラインLの垂直方向に延びる部分の表示位置は、縦線位置(Xpos)の値に基づいて決定される。より具体的には、ガイドラインLの垂直方向に延びる部分のタッチパネル107上の位置は、タッチパネル107の右端から、縦線位置(Xpos)の値からXoffsetの値が差し引かれた距離だけ離れた位置である。Xoffsetの値は、タッチエリア106Aの中心からタッチパネル107の右端までの距離である。

0068

また、ガイドラインLの水平方向に延びる部分の表示位置は、横線位置(Ypos)の値に基づいて決定される。より具体的には、ガイドラインLの水平方向に延びる部分のタッチパネル107上の位置は、タッチパネル107の上端から、横線位置(Ypos)の値からYoffsetの値が差し引かれた距離だけ離れた位置である。Yoffsetの値は、タッチエリア106Aの中心からタッチパネル107の上端までの距離である。

0069

図8に示された例では、ガイドライン情報の横線位置(Ypos)および縦線位置(Xpos)は、端末における通信装置の中心から当該端末の筐体の端部までの距離を特定している。そして、CPU101は、横線位置(Ypos)および縦線位置(Xpos)とYoffsetおよびXoffsetの値とに基づいて、タッチパネル107におけるガイドラインの表示位置を導出する。なお、ガイドライン情報は、横線位置(Ypos)および縦線位置(Xpos)の代わりに、または、横線位置(Ypos)および縦線位置(Xpos)に加えて、タッチパネル107におけるガイドラインの表示位置そのものを含んでいても良い。

0070

図6を参照して、MFP100の機能の説明に戻る。
一方、中央制御部151は、取得した機種名に対応した機種情報を取得できなかった場合には、ガイドライン制御部152に、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを順次表示することを指示する。これに応じて、ガイドライン制御部152は、NFC送受信部154が情報端末200と一定の通信成功率で通信するまで、予め定められた複数のガイドラインのそれぞれを、予め定められた順序で、所定の時間ずつ、表示パネル153で表示する。上記された複数のガイドラインを表示するための情報は、たとえばデータ保持部156に格納される。

0071

本実施の形態では、上記されたように、図7に示されたような機種情報および複数のガイドラインを表示するための情報は、データ保持部156(補助記憶装置104)に格納されている。なお、これらの情報は、MFP100のCPU101がネットワークを介してアクセス可能な記憶媒体上に格納されていても良い。図9は、CPU101が、ネットワークを介して、機種情報および/または複数のガイドラインを表示するための情報を取得することを説明するための図である。

0072

図9に示されたシステムでは、MFP100は、ネットワークを介して、3台のMFP901〜903およびデータサーバー910と接続されている。図9に示されたようなシステムでは、MFP100のCPU101は、情報端末200の機種名を取得すると、データ保持部156において当該機種名に対応する機種情報を検索し、当該機種名に対応する機種情報が取得できなければ、ネットワークを介して、3台のMFP901〜903およびデータサーバー910において上記機種情報を検索することができる。

0073

また、CPU101は、3台のMFP901〜903およびデータサーバー910からも上記機種情報を取得することができなければ、上記したように複数のガイドラインを表示するための情報をデータ保持部156(補助記憶装置104)から取得する。なお、CPU101は、複数のガイドラインを表示するための情報も、3台のMFP901〜903およびデータサーバー910のいずれかから取得することもできる。

0074

[5.処理のシーケンス]
図10は、画像処理システムにおける処理のシーケンスを示す図である。

0075

図10の左端には、MFP100の動作モードが示されている。MFP100は、情報端末200と、近距離通信を行なう際に、3つのモード、つまり、端末情報取得モード、NFC認証待ちモード、および端末登録モードで動作し得る。

0076

まず、MFP100が無線通信(Bluetooth等)によって情報端末200との通信を開始すると、CPU101は、MFP100を端末情報取得モードに移行させる。端末情報取得モードでは、CPU101は、無線通信により、情報端末200に対して、情報端末200の機種名を要求する。当該要求に応じて、情報端末200のCPU201は、MFP100に当該情報端末200の機種名を送信する。

0077

本実施の形態において、情報端末200の機種名は、情報端末200を特定する情報の一例である。本実施の形態において、情報端末200を特定する情報は、情報端末200における通信装置206から情報端末200の筐体の端部までの距離を特定するために利用される。したがって、このような距離を特定できる情報であれば、情報端末200を特定する情報は他の種類の情報であっても良い。

0078

MFP100のCPU101は、情報端末200の機種名を取得すると、データ保持部156の機種情報において、当該機種名に対応する機種情報を検索する。そして、情報端末200の機種名に対応する機種情報を取得すると(図10中のデータ保持手段における「機種情報あり」)、当該機種名の機種情報の中のガイドライン情報を取得する。そして、CPU101は、取得したガイドライン情報に基づいてタッチパネル107に表示する。これにより、図4の状態(B)におけるラインL11が表示される。そして、CPU101は、MFP100をNFC認証待ちモードに移行させる。

0079

NFC認証待ちモードでは、CPU101は、近距離通信によって、情報端末200に対して認証用情報の送信を要求する。認証用情報とは、たとえばユーザーIDとパスワードのセットである。CPU101は、認証用情報を受信すると、当該認証用情報が予めユーザーを認証するために登録された情報と一致するかどうかを判断する。そして、CPU101は、情報端末200から受信した認証用情報があらかじめ登録された認証用情報と一致すると判断すると、認証されたユーザーのための態様で動作する。認証されたユーザーのための態様の一例は、特定のユーザーに対してのみ許容される動作の指示を許可することである。

0080

一方、図10中のデータ保持手段における「機種情報あり」として示されるように、データ保持部156の機種情報に、情報端末200の機種名に対応する機種情報が含まれない場合またはデータ保持部156に機種情報自体が格納されていない場合、CPU101は、データサーバー910(図9参照)において、情報端末200の機種名に対応する機種情報を検索する。データサーバー910に情報端末200の機種名に対応する機種情報が含まれる場合(図10中のデータサーバーにおける「機種情報あり」)、CPU101は、データサーバー910から、情報端末200の機種名に対応する機種情報の中のガイドライン情報を取得する。そして、CPU101は、取得したガイドライン情報に基づいてタッチパネル107に表示する。これにより、図4の状態(B)におけるラインL11が表示される。そして、CPU101は、MFP100をNFC認証待ちモードに移行させる。

0081

なお、CPU101は、データサーバー910に加えて、MFP901〜903(図9参照)においても機種情報を検索しても良い。

0082

一方、データサーバー910にも情報端末200の機種名に対応する機種情報が格納されていない場合には(図10中のデータサーバーにおける「機種情報あり」)、CPU101は、MFP100を端末登録モードへと移行させる。端末登録モードでは、CPU101は、図13を参照して後述されるように、予め定められたガイドラインをタッチパネル107に表示し、情報端末200との近距離通信が確立されたときに表示されているガイドラインに関する情報を、情報端末200の機種名に関連付けて、データ保持部156に格納する。

0083

[6.処理の流れ]
図11図14は、情報端末200との近距離通信のためにCPU101によって実行される処理のフローチャートである。

0084

まず図11を参照して、CPU101は、無線通信によりMFP100が情報端末200との通信を開始すると、ステップS10で、MFP100を端末情報取得モードへと移行させる。図12には、端末情報取得モードにおいてCPU101が実行する処理のフローチャートが示されている。

0085

図12を参照して、端末情報取得モードでは、まずステップSA10で、CPU101は、無線通信を介して(端末情報取得手段から)、情報端末200の端末情報(たとえば、機種名)を要求する。そして、制御はステップSA20へ進められる。

0086

ステップSA20で、CPU101は、情報端末200からの端末情報の返信を受信したかどうかを判断する。そして、CPU101は、端末情報を受信したと判断すると(ステップSA20でYES)、ステップSA30へ制御を進める。一方、CPU101は、たとえばステップSA10の要求から一定時間が経過しても情報端末200から端末情報を受信できない場合には(ステップSA20でNO)、ステップSA40へ制御を進める。なお、端末情報の受信は、たとえば無線通信で実現される。

0087

ステップSA40では、CPU101は、タッチパネル107における表示をクリアして、制御を図11に戻す。これにより、CPU101は、再度情報端末200と無線通信が開始されるまで、図11の処理を開始しない。

0088

ステップSA30で、CPU101は、情報端末200までの距離を計算する。当該距離は、たとえば無線通信において受信された電波の強度に基づいて計算される。この場合、当該計算には、たとえば、MFP100から情報端末200までの距離が短いほど、受信された電波の強度が高くなるという特性が利用される。そして、制御はステップSA50へ進められる。

0089

ステップSA50では、CPU101は、ステップSA30で算出された距離が、MFP100における近距離通信の通信エリア内であることを示す距離であるかどうかを判断する。そして、算出された距離が当該通信エリア内であることを示す距離であると判断すると(ステップSA50でYES)、CPU101は、制御を図11のステップS20へ進める。一方、算出された距離が当該通信エリア内であることを示す距離ではないと判断すると(ステップSA50でNO)、CPU101は、制御をステップSA10へ戻す。

0090

つまり、端末情報取得モードでは、CPU101は、情報端末200から端末情報を取得し、かつ、情報端末200がMFP100の近距離通信の通信エリア内にあると判断すると、ステップS20へ制御を進める。

0091

図11に戻って、ステップS20で、CPU101は、データ保持部156において、情報端末200の機種名に対応する機種情報の有無を確認する。データ保持部156において当該機種情報があれば(ステップS20で「有」)、CPU101は、ステップS50において、MFP100をNFC認証待ちモード(ステップS50)へと移行させる。NFC認証待ちモードにおける制御の内容は、図14を参照して後述する。一方、データ保持部156において当該機種情報が無ければ(ステップS20で「無」)、CPU101は、ステップS30へ制御を進める。

0092

ステップS30で、CPU101は、データサーバー910において、情報端末200の機種名に対応する機種情報の有無を確認する。データサーバー910において当該機種情報があれば(ステップS30で「有」)、CPU101は、ステップS50において、MFP100をNFC認証待ちモードへと移行させる。一方、データサーバー910において当該機種情報が無ければ(ステップS30で「無」)、CPU101は、MFP100を端末登録モード(ステップS40)へ移行させる。

0093

図13を参照して、端末登録モードにおけるCPU101の制御内容を説明する。
端末登録モードでは、まずステップSB10で、CPU101は、タッチパネル107において、ユーザーに情報端末200をタッチエリア106Aに近づけさせるためのメッセージ(たとえば、「端末をタッチエリアに近づけてください」)を表示する。そして、制御はステップSB20へ進められる。

0094

なお、ステップSB10で、CPU101は、タッチパネル107に、予め定められた複数のガイドラインの候補の中から1番目のガイドラインを表示する。ここで、複数のガイドラインについて、図15をさらに参照する。

0095

図15には、7つの状態(A)〜(G)が示されている。7つの状態(A)〜(G)のそれぞれでは、MFP100の操作パネル190に対して、異なる態様で情報端末200が翳される状態が示されている。

0096

図15の状態(A)〜(G)のそれぞれでは、タッチパネル107に、予め定められた7つのラインL21〜L27のそれぞれが表示されている。この中で、たとえば状態(A)のラインL21が、1つ目のガイドラインである。

0097

図13に戻って、ステップSB20で、CPU101は、MFP100と情報端末200との近距離通信が確立したか否かを判断する。

0098

CPU101は、たとえば、近距離通信によるMFP100からの情報の送信の回数に対する、情報端末200からの近距離通信による返信を受信した回数の割合が一定の割合以上になったとき、つまり、近距離通信による通信成功率が一定の値以上となったとき、情報端末200との近距離通信が確立したと判断する。

0099

ステップSB20で、CPU101は、近距離通信が確立したと判断すると(ステップSB20でYES)、ステップSB30へ制御を進める。一方、CPU101は、近距離通信が確立していないと判断すると(ステップSB20でNO)、ステップSB40へ制御を進める。

0100

ステップSB30で、CPU101は、ステップSB20で近距離通信が確立したと判断されたときにタッチパネル107に表示されていたガイドライン(図15のラインL21〜L27のいずれか)を特定する情報をRAM103に保持する。そして、制御はステップSB40へ進められる。

0101

ステップSB40で、CPU101は、チェックが完了したかどうかを判断する。CPU101は、たとえば図15のラインL21〜L27のすべての表示を完了した場合に、チェックが完了したと判断する。チェックが完了したと判断すると(ステップSB40でYES)、CPU101は、ステップSB60へ制御を進める。一方、まだチェックが完了していないと判断すると(ステップSB40でNO)、CPU101は、ステップSB50へ制御を進める。

0102

ステップSB50で、CPU101は、タッチパネル107における表示を、それまで表示されていたガイドラインから、その次のガイドラインへと変更する。たとえば、図15のラインL21〜L27においては、ラインL21、ラインL22、ラインL23、ラインL24、ラインL25、ラインL26、ラインL27の順に、順序が設定されており、また、ラインL21の次には、ラインL21の代わりにラインL22が表示される。そして、制御はステップSB20へ戻される。

0103

つまり、ステップSB20〜ステップSB50の制御が繰り返されることにより、タッチパネル107において表示されるガイドラインは、図15の状態(A)〜(G)に示された順に変更される。

0104

図13に戻って、ステップSB60で、CPU101は、ステップSB30で保持されたガイドラインの候補があったか否かを判断する。そして、保持されたガイドラインが無いと判断すると(ステップSB60でNO)、CPU101は、図11に処理を戻す。これにより、CPU101による制御は、ステップS40からステップS50へと進められる。一方、保持されたガイドラインが有ると判断すると(ステップSB60でYES)、CPU101は、ステップSB70へ制御を進める。

0105

ステップSB70で、CPU101は、ステップSB30で保持されたガイドラインに基づいて、情報端末200の端部から近距離通信用の通信装置(通信装置206)の中央までの距離を、データ保持部156の機種情報内に格納(登録)する。情報端末200の端部から通信装置206の中央までの距離は、図8に示されたような関係に基づいて導出される。つまり、ステップSB70では、ステップSB30で保持されたガイドラインを図8のラインLとした場合の、XposおよびYposに相当する距離が導出されて、格納(登録)される。なお、情報端末200の端部から通信装置206の中心までの距離の代わりに、ステップSB30で保持されたガイドラインそのものが、格納(登録)されても良い。そして、制御はステップSB80へ進められる。

0106

ステップSB80で、CPU101は、ステップSB30で保持されたガイドラインを、タッチパネル107に表示する。そして、制御はステップSB90へ進められる。

0107

ステップSB90で、CPU101は、さらに、ステップSB70で格納(登録)された距離(または、ガイドライン)に関連付けて、情報端末200の端末情報(たとえば機種名)を格納(登録)する。そして、制御は、図11に戻される。これにより、CPU101による制御は、ステップS40からステップS50へと進められる。

0108

ステップSB70〜ステップSB90の制御によって、機種情報を登録されていなかった情報端末200について、その機種名に関連付けられて、情報端末200の端部から通信装置206の中央までの距離(または、情報端末200がMFP100と近距離通信が可能な位置を示すガイドライン)がデータ保持部156等に登録される。

0109

次に、図15を参照して、図11のステップS50におけるNFC認証待ちモードにおけるCPU101の制御を説明する。

0110

NFC認証待ちモードでは、まずステップSC10で、CPU101は、タッチパネル107に、ステップSB30(図13参照)で保持されたガイドラインを表示させる。そして、制御はステップSC20へ進められる。

0111

ステップSC20で、CPU101は、近距離通信が確立したかどうかを判断する。そして、近距離通信が確立していると判断すると(ステップSC20でYES)、CPU101は、ステップSC30へ制御を進める。一方、近距離通信が確立していないと判断すると(ステップSC20でNO)、CPU101は、ステップSC40へ制御を進める。

0112

ステップSC40では、CPU101は、タッチパネル107に近距離通信ができないことを示すメッセージ(たとえば、「通信できません」)を表示させる。そして、制御は図11に戻される。なお、ステップSC40の後、CPU101は、たとえば、情報端末200と、無線通信で、通信する。

0113

一方、ステップSC30では、CPU101は、ユーザー認証のための処理を実行する。また、CPU101は、認証が成功すれば、ダイレクトプリント等の、認証されたユーザーのための態様での動作を実行する。そして、制御は図11に戻される。この場合、CPU101は、情報端末200との通信が切断されるまで、情報端末200との近距離通信および無線通信を実行する。

0114

以上説明された本実施の形態によれば、情報端末200の機種に対応したガイドラインが登録されていない場合であっても、図15に示された態様で、MFP100は、複数のガイドライン(ラインL21〜L27)を順次提示する。ユーザーは、提示されたガイドラインに従って、操作パネル190に情報端末200を翳す位置を変更する。そして、MFP100と情報端末200との間の近距離通信が確立すれば、そのときのガイドラインが、情報端末200の機種名に関連付けられて登録される。

0115

なお、複数のガイドラインにおける表示の順序(図15の状態(A)〜(G))によれば、表示されるガイドラインの位置が徐々に変更され得る。

0116

つまり、状態(A)のラインL21の次に表示される状態(B)のラインL22によって囲われる範囲は、ラインL21によって囲われる範囲に対して上方に位置している。

0117

状態(B)のラインL22の次に表示される状態(C)のラインL23によって囲われる範囲は、ラインL22によって囲われる範囲に対して上方に位置している。

0118

状態(C)のラインL23の次に表示される状態(D)のラインL24によって囲われる範囲は、ラインL23(または、ラインL21およびラインL22)によって囲われる範囲に対して左方に位置している。

0119

状態(D)のラインL24の次に表示される状態(E)のラインL25によって囲われる範囲は、ラインL24によって囲われる範囲に対して上方に位置している。

0120

状態(E)のラインL25の次に表示される状態(F)のラインL26によって囲われる範囲は、ラインL25によって囲われる範囲に対して上方に位置している。

0121

そして、状態(F)のラインL26の次に表示される状態(G)のラインL27によって囲われる範囲は、ラインL26(または、ラインL24およびラインL25)によって囲われる範囲に対して左方に位置している。

0122

つまり、状態(A)〜状態(G)へのタッチパネル107における表示態様の段階的な変更において、表示されるガイドラインによって囲われる範囲は、まず上方に移動し、次に左方に移動した後、再度上方に移動するように、徐々に変更される。

0123

これにより、ユーザーは、次回、情報端末200と同じ機種の端末(情報端末200そのものを含む)とMFP100との近距離通信を試みた場合、当該端末に対応するガイドラインが、最初に表示されるようになる。したがって、ユーザーは、容易に、情報端末200を、近距離通信にとって適した位置に翳すことができる。

0124

以上説明された本実施の形態では、機種名に関連付けられて登録される機種情報は、通信装置206の中心を基準とされた。なお、通信装置206において基準とされる位置は、アンテナ部に含まれる位置であれば、その中心である必要はない。また、通信装置206の一端から多端までの寸法が近距離通信の通信距離に影響を与えない場合など、通信装置206が小さい場合には、基準とされる位置は、通信装置206において端部等の特定が容易な位置であっても良い。

0125

今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。

0126

100,901〜903MFP、101,201 CPU、106Aタッチエリア、107タッチパネル、151中央制御部、152ガイドライン制御部、153表示パネル、154送受信部、155無線送受信部、156データ保持部、190操作パネル、200情報端末、910データサーバー。

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