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技術 漢方成分含有油剤

出願人 今井淳
発明者 今井淳
出願日 2014年12月19日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2014-257785
公開日 2016年6月30日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-117677
状態 特許登録済
技術分野 植物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード モリンガ油 漢方成分 ボルネオ脂 カシュー油 茵陳蒿 サッチ 外用鎮 アザミ油
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この項目の情報は公開日時点(2016年6月30日)のものです。
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課題

漢方薬油溶出部分を含む油剤、ならびに疎経活血湯の油溶出部分を含む鎮痛外用油剤を提供する。

解決手段

漢方薬の油溶出部分を含む植物油からなる漢方成分含有油剤、及び疎経活血湯の油溶出部分を含む植物油からなる疎経活血湯含有鎮痛外用油剤。

概要

背景

漢方薬は、一般的に複数の生薬をあらかじめ組み合わせた方剤をさす。漢方薬を構成する生薬の組み合わせは、各々の生薬の分量やその比率に理論・意図があり、種々の経験、歴史を経て、効果的で安全な薬として確立されたものが漢方薬である。例えば、「葛根湯」という漢方薬は、「葛根・麻黄枝・芍薬生姜・大棗(タイソウ)・甘草」という生薬で構成されている。

これらの漢方薬は、水やお湯を加えて煎じた液を服用するものであり、煎じた後の滓(煎じ滓)は利用されることなく廃棄されている。

生薬は、漢方薬を構成する原料であり、薬草の根・葉・皮・果実・種等を用いる。この生薬には水溶性部分だけでなく精油などの水に不溶な成分があることは知られており、西洋では精油に着目してハーブアロマとして、美容等に用いられている。

特許文献1(特開2001−86931号公報)には、生薬ウコンの精油等の油溶性成分食用油脂中に溶出させて腸に吸収されやすくすること、ウコン特有異臭苦味を除いた食用油脂の製造方法が記載されている。

概要

漢方薬の油溶出部分を含む油剤、ならびに疎経活血湯の油溶出部分を含む鎮痛外用油剤を提供する。漢方薬の油溶出部分を含む植物油からなる漢方成分含有油剤、及び疎経活血湯の油溶出部分を含む植物油からなる疎経活血湯含有鎮痛外用油剤。なし

目的

本発明は、生薬を組合せた漢方薬の油溶出部分に着目し、漢方薬の油溶出部分を含む製剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

漢方薬油溶出部分を含む植物油からなる漢方成分含有油剤

請求項2

外用剤である請求項1に記載の漢方成分含有油剤。

請求項3

前記油溶出部分が、漢方薬の細末を植物油に浸漬して植物油中に溶出したものである請求項1または2に記載の漢方成分含有油剤。

請求項4

前記漢方薬の細末が、漢方薬を水性溶媒により煎じた後の煎じ滓を粉砕したものである請求項3に記載の漢方成分含有油剤。

請求項5

前記漢方薬が疎経活血湯である請求項1〜4のいずれか一項に記載の漢方成分含有油剤。

請求項6

疎経活血湯の油溶出部分を含む植物油からなる疎経活血湯含有鎮痛外用油剤。

技術分野

0001

本発明は、漢方成分含有油剤に関する。詳しくは、本発明は、漢方薬油溶出部分からなる漢方成分含有油剤に関する。

背景技術

0002

漢方薬は、一般的に複数の生薬をあらかじめ組み合わせた方剤をさす。漢方薬を構成する生薬の組み合わせは、各々の生薬の分量やその比率に理論・意図があり、種々の経験、歴史を経て、効果的で安全な薬として確立されたものが漢方薬である。例えば、「葛根湯」という漢方薬は、「葛根・麻黄枝・芍薬生姜・大棗(タイソウ)・甘草」という生薬で構成されている。

0003

これらの漢方薬は、水やお湯を加えて煎じた液を服用するものであり、煎じた後の滓(煎じ滓)は利用されることなく廃棄されている。

0004

生薬は、漢方薬を構成する原料であり、薬草の根・葉・皮・果実・種等を用いる。この生薬には水溶性部分だけでなく精油などの水に不溶な成分があることは知られており、西洋では精油に着目してハーブアロマとして、美容等に用いられている。

0005

特許文献1(特開2001−86931号公報)には、生薬ウコンの精油等の油溶性成分食用油脂中に溶出させて腸に吸収されやすくすること、ウコン特有異臭苦味を除いた食用油脂の製造方法が記載されている。

先行技術

0006

特開2001−86931号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、生薬を組合せた漢方薬の油溶出部分に着目し、漢方薬の油溶出部分を含む製剤を提供するものである。また本発明は、疎経活血湯の油溶出部分を含む外用鎮痛製剤を提供するものである。

課題を解決するための手段

0008

すなわち本発明は、漢方薬の油溶出部分を含む植物油からなる漢方成分含有油剤である。

0009

さらに本発明は、疎経活血湯の油溶出部分を含む植物油からなる疎経活血湯含有鎮痛外用油剤である。

発明の効果

0010

本発明により、漢方薬の油溶出部分を含む製剤を提供することが可能となる。また本発明により、従来は廃棄されていた漢方薬の煎じ滓の油溶出部分を含む製剤を提供することが可能となる。

0011

さらに本発明により、疎経活血湯の油溶出部分を含む植物油からなる疎経活血湯含有鎮痛外用油剤を提供することができる。

0012

本発明は、漢方薬の油溶出部分を含む植物油からなる漢方成分含有油剤に関する。

0013

本発明に用いる漢方薬は、薬局方記載の生薬を組合せたものを用いることができる。漢方薬としては、例えば、葛根湯、葛根湯加川キュウ辛夷、乙字湯、安中散、十味敗毒湯八味地黄丸大柴胡湯、小柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、半夏瀉心湯、黄連解毒湯半夏厚朴湯、五苓散、桂枝加朮附湯、小青竜湯、防已黄耆湯、小半夏加茯苓湯、消風散、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、桂枝加竜骨牡蛎湯、麻黄湯、越婢加朮湯、麦門湯、真武湯、呉茱萸湯、人参湯、大黄牡丹皮湯、白虎加人参湯、四逆散、木防已湯、半夏白朮湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、苓桂朮甘湯、猪苓湯、補中益気湯、六君子湯、桂枝湯、七物降下湯、釣散、十全大補湯、荊芥連翹湯、潤腸湯、ヨク苡仁湯、疎経活血湯、抑肝散、麻杏甘石湯、五淋散、温清飲、清上防風湯、治頭瘡一方、桂枝加芍薬湯、核承気湯、防風通聖散、五積散、炙甘草湯、帰湯、参蘇飲、神散、芍薬甘草湯、茯苓飲、香蘇散、四物湯、甘麦大棗湯、柴陥湯、調承気湯、四君子湯竜胆瀉肝湯、キュウ帰艾湯、麻杏ヨク甘湯、平胃散、柴胡清肝湯、二陳湯、桂枝人参湯、抑肝散加陳皮半夏、大黄甘草湯、神秘湯、当帰飲子、六味丸、二朮湯、治打撲一方、清湯、ジョ温胆湯、滋陰至宝湯、滋陰降火湯、五虎湯、柴朴湯、大防風湯、黄耆建中湯、小建中湯、大建中湯、升麻葛根湯、当帰湯、酸棗仁湯、辛夷清肺湯、通導散、温経湯牛車気丸、人参養栄湯、小柴胡湯加桔梗石膏、立効散、清心蓮子飲、猪苓湯合四物湯、三黄瀉心湯、胃風湯、胃苓湯、茵陳蒿湯、茵陳五苓散、温胆湯、黄耆建中湯、黄ゴン湯、応散、黄連阿膠湯、黄連湯、化食養脾湯、葛根黄連黄ゴン湯、葛根紅花湯、加味温胆湯、加味帰脾湯、加味逍遙散合四物湯、乾姜人参半夏丸、甘草瀉心湯、甘草湯、桔梗湯、帰耆建中湯、キュウ帰調血飲、響声破丸、杏蘇散、苦参湯、駆風解毒湯、桂枝加黄耆湯、桂枝加葛根湯、桂枝加厚朴杏仁湯、桂枝加芍薬生姜人参湯、桂枝加芍薬大黄湯、桂枝加苓朮附湯、桂枝茯苓丸加ヨク苡仁、啓脾湯、荊防敗毒湯、桂麻各半湯、鶏鳴散加茯苓、堅中湯、字湯、香砂平胃散、香砂六君子湯、厚朴生姜半夏人参甘草湯、五虎湯、牛膝散、五物解毒散、柴芍六君子湯、柴朴湯、三黄散、三物黄ゴン湯、紫雲膏、四逆散、蒂湯、鷓胡菜湯、生姜瀉心湯、小建中湯、小承気湯、小青竜湯加石膏、小青竜湯合麻杏甘石湯、升麻葛根湯、逍遙散、四苓湯、参苓白朮散、清肌安蛔湯、清暑益気湯、清上ケン痛湯、折衝飲、千金鶏鳴散、銭氏白朮散、大建中湯、大半夏湯、中黄膏、猪苓湯合四物湯、当帰建中湯、当帰散、当帰四逆湯、当帰母苦参丸、独活葛根湯、独活湯、理中丸、排膿散、排膿湯、白虎桂枝湯、白虎湯、不換金正気散、茯苓飲加半夏、茯苓飲合半夏厚朴湯、茯苓沢瀉湯、分消湯、防已黄耆湯、補気建中湯、麻子丸、苓桂甘棗湯及び苓桂朮甘湯を挙げることができる。
これらの中でも、疎経活血湯を好ましいものとして挙げることができる。
疎経活血湯を用いる場合、本発明の油剤は、例えば、関節痛神経痛腰痛筋肉痛浮腫、ならびに浮腫に起因する痛み等に効果がある。

0014

本発明に用いる漢方薬は、漢方薬を粉砕して細末とし、抽出用の植物油に浸漬して、その上澄みをそのまま、あるいは希釈して使用することができる。
この際、処方そのものを粉砕した漢方薬の細末を用いてもよく、水やお湯などの水性溶媒により煎じた後の煎じ滓を粉砕した漢方薬の細末を用いても良い。煎じ滓を用いることで漢方薬を有効に利用することができ、資源の有効活用ゴミの減量にも貢献できる。

0015

本発明に用いる植物油は、植物由来の油を使用することができる。
植物油としては、例えば、ココナッツ油コーン油綿実油オリーブ油パーム油パーム核油ピーナッツ油菜種油サフラワー油(紅花油)、ゴマ油大豆油ヒマワリ油アーモンド油、カシュー油ヘーゼルナッツ油マカダミアナッツ油、モンゴンゴ油、ペカン油、の実油、ピスチオ油、クルミ油ヒョウタン実油、バッファローカボチャ油、カボチャ実油、スイカ実油、アサイーベリーエキスカシス油、ルリジサ種子油月見草油アマランサス油、あんず種子油、リンゴ油アルガン油、アーティチョーク油、アボカド油ババス油モリンガ油ボルネオ脂ケープ油、ココアバターキャロブ油、コフヤシ油コリアンダー種油ディカ油、アマナズナ油、アマニ油グレーシード油、ヘンプ油、カポック実油、ラッレマンチア油、マルーラ油、メドウフォーム油カラシ油ナツメグバターオクラ油、パパイヤ油、シソ油、ペクイ油、松の実油、ケシ油プルーン油、キヌア油、ニガー種子油、こめ油、サッチインチ油、ツバキ油アザミ油トマト油、コムギ油、カブ油、ブドウ油、ヤシの実油、スクワレン油、及びホホバ油を挙げることができる。
これらの中でも、ゴマ油、スクワレン油、ホホバ油、グレープシード油、スイートアーモンド油、及びセサミ油を好ましいものとして挙げることができる。

0016

本発明において、漢方薬粉砕物を浸漬する植物油の温度は、0℃から80℃、または1℃から30℃(室温)とすることができる。
本発明において、漢方薬の細末を植物油に浸漬する時間は、細末の細かさ、植物油の温度、漢方薬の種類などに応じて、適宜選択することができる。好ましくは、1時間から1ヶ月程度、あるいは、1日から14日程度である。

0017

本発明の漢方成分含有油剤は、経口または非経口により投与することが可能である。必要に応じて漢方薬の溶出に用いる油と同じ油、または異なる油で希釈して使用してもよい。希釈に用いる油として、上述の植物油を用いることができる。
経口投与の場合は、カプセル等に充填し、カプセル製剤として服用することができ、非経口投与の場合は、患部またはその周辺の皮膚に塗布する外用(経皮投与)剤として適用することができる。

0018

本発明のカプセル製剤に用いるカプセルは、当業者に周知の方法により製造しても、商業的に入手可能なものを用いてもよい。カプセルの素材は、特に限定されないが、例えば、ゼラチン等を用いることができる。さらに、カプセルの素材には、必要に応じて可塑剤保存剤分散剤、その他公知の添加剤を加えることができる。

0019

本発明の油剤を外用剤として用いる場合、患部に直接適用できるため、即効性に優れ、消化器系副作用を排除することができる。
外用の場合は、油剤を直接塗布しても良いが、ハップ剤テープ剤のような貼付剤として用いても良い。その場合、本発明の油剤以外に、基材界面活性剤防腐剤抗酸化剤pH調整剤等の添加物を加えることができる。

0020

本発明の漢方成分含有油剤は、水等で煎じて用いる漢方薬の煎じ液の成分とは異なる、水等では抽出できない油性の成分や揮発性の成分を含んでいる。すなわち本発明の油剤は、同じ漢方薬を煎じた煎じ液とは、全体として構成が異なるほか、その含有比率が異なる。そのため、同じ漢方薬であっても煎じ液の場合とは異なる薬効を発揮する。

0021

本発明は、疎経活血湯の油溶出部分を含む植物油からなる疎経活血湯含有鎮痛外用油剤に関する。
疎経活血湯を粉砕して細末とし、抽出用の植物油に浸漬してその上澄みをそのまま、あるいは希釈して使用する。この際、処方そのものを粉砕した疎経活血湯の細末を用いてもよく、煎じ滓を粉砕した疎経活血湯の細末を用いても良い。煎じ滓を用いることで疎経活血湯を有効に利用することができ、資源の有効活用、ゴミの減量にも貢献できる。
植物油は、上述の植物油を用いることができる。

0022

本発明の疎経活血湯含有鎮痛外用油剤は、例えば、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛、または浮腫に起因する痛み等に効果がある。本発明の製剤は、外用の油剤であるため、痛みのある部分のみに適用することができ、即効性に優れ、経口投与の際に生じる消化器系や全身性の副作用を避けることができる。
また、症状や適用部位に応じて、本発明の外用油剤を適用しながら、あるいは適用した後、マッサージを行うことでさらに効果を促進することができる。

実施例

0023

疎経活血湯を粉砕器で砕き、16号篩を通過させて細末とした。この細末100gをゴマ油200gに加え、室温で10日間浸漬し、濾過して濾液を得た。この濾液100gをとり、スクワラン油100gを加えて疎経活血湯油を作成した。この疎経活血湯油を、足首捻挫して浮腫及び痛みのある部位に塗布したところ、浮腫が減少し、痛みが軽減された。

0024

本発明の漢方成分含有油剤ならびに疎経活血湯含有鎮痛外用油剤は、治療剤漢方処方製剤として利用することができる。本発明の漢方成分含有油剤ならびに疎経活血湯含有鎮痛外用油剤は、鎮痛効果あるいは浮腫に効果を有する治療剤や漢方処方製剤として利用することができる。

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