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技術 入力装置および電子機器

出願人 カシオ計算機株式会社
発明者 野崎貴大小笠原聡史岩田義彦
出願日 2014年12月18日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2014-255700
公開日 2016年6月23日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2016-115292
状態 特許登録済
技術分野 キーボード等からの入力 押釦スイッチ
主要キーワード 可動シート 挿入軌道 連結リブ 型抜き孔 電子レジスタ ABS樹脂 キー釦 各弾性部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

ケースの構造の簡素化を図り、ケースの肉厚を薄くして、低コスト化を図ることができる入力装置およびそれを備えた電子機器を提供する。

解決手段

複数のキー釦8が複数のキーブロック9ごとに配列されたキー入力釦部10と、このキー入力釦部10に対応して設けられたケース開口部14を有する機器ケース1と、この機器ケース1に設けられ、複数のキーブロック9それぞれに対応して設けられた複数の化粧開口部18を有する化粧用補強板11と、を備えている。従って、機器ケース1にケース開口部14をキー入力釦部10に対応させて形成した構成であるから、機器ケース1の構造を簡素化することができる。また、機器ケース1に化粧用補強板11が設けられているので、機器ケース1の肉厚を薄くすることができ、これにより機器ケース1の軽量化を図り、材料費を削減して低コスト化を図ることができる。

概要

背景

例えば、情報処理装置入力装置においては、特許文献1に記載されているように、複数のキー釦が複数のキーブロックごとに配列されたキー入力釦部を備え、このキー入力釦部をケースに組み込む際に、ケースにキー入力釦部の複数のキーブロックそれぞれに対応する複数の開口部を設け、これら複数の開口部から複数のキー入力釦部の上部を複数のキーブロックごとに露出させた構成のものが知られている。

概要

ケースの構造の簡素化をり、ケースの肉厚を薄くして、低コスト化をることができる入力装置およびそれを備えた電子機器を提供する。 複数のキー釦8が複数のキーブロック9ごとに配列されたキー入力釦部10と、このキー入力釦部10に対応して設けられたケース開口部14を有する機器ケース1と、この機器ケース1に設けられ、複数のキーブロック9それぞれに対応して設けられた複数の化粧開口部18を有する化粧用補強板11と、を備えている。従って、機器ケース1にケース開口部14をキー入力釦部10に対応させて形成した構成であるから、機器ケース1の構造を簡素化することができる。また、機器ケース1に化粧用補強板11が設けられているので、機器ケース1の肉厚を薄くすることができ、これにより機器ケース1の軽量化をり、材料費を削減して低コスト化をることができる。

目的

この発明が解決しようとする課題は、ケースの構造の簡素化を図り、ケースの肉厚を薄くして、低コスト化を図ることができる入力装置およびそれを備えた電子機器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数のキー釦が複数のキーブロックごとに配列されたキー入力釦部と、前記キー入力釦部に対応して設けられ、前記キー入力釦部が挿入するケース開口部を有するケースと、前記ケースに設けられ、前記ケース開口部に挿入する前記キー入力釦部の前記複数のキーブロックそれぞれに対応して設けられた複数の化粧開口部を有する化粧用補強板と、前記ケース内に設けられ、前記キー入力釦部の前記複数のキー釦それぞれをキー操作可能に保持するキー保持部材と、を備えていることを特徴とする入力装置

請求項2

請求項1に記載の入力装置において、前記化粧用補強板は、光透過性を有する硬質合成樹脂で形成され、その表裏面の少なくとも一方に化粧膜が設けられていることを特徴とする入力装置。

請求項3

請求項1または請求項2に記載の入力装置において、前記ケースの表裏面の少なくとも一方には、複数の補強リブが設けられていることを特徴とする入力装置。

請求項4

請求項1〜請求項3のいずれかに記載の入力装置において、前記キー保持部材は、前記複数のキー釦それぞれをキー操作可能に保持する複数のキー保持筒部と、これら複数のキー保持筒部を相互に連結する連結部と、を備えていることを特徴とする入力装置。

請求項5

請求項1〜請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記化粧用補強板は、前記複数の化粧開口部の各境界仕切部がそれぞれ設けられており、前記キー保持部材には、前記化粧用補強板の前記各仕切部を支持する複数の支持リブが設けられていることを特徴とする入力装置。

請求項6

請求項1〜請求項5のいずれかに記載の入力装置において、前記複数のキー釦それぞれのキー操作に応じてスイッチ動作する複数の接点部を有するスイッチ基板を備えていることを特徴とする入力装置。

請求項7

請求項1〜請求項6のいずれかに記載された入力装置を備えていることを特徴とする電子機器

技術分野

0001

この発明は、情報処理装置などの電子機器に用いられる入力装置およびそれを備えた電子機器に関する。

背景技術

0002

例えば、情報処理装置の入力装置においては、特許文献1に記載されているように、複数のキー釦が複数のキーブロックごとに配列されたキー入力釦部を備え、このキー入力釦部をケースに組み込む際に、ケースにキー入力釦部の複数のキーブロックそれぞれに対応する複数の開口部を設け、これら複数の開口部から複数のキー入力釦部の上部を複数のキーブロックごとに露出させた構成のものが知られている。

先行技術

0003

特開2005−302384号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、このような入力装置では、複数のキーブロックの各境界部に位置するケースにそれぞれ仕切部を形成する必要があるため、ケースの構造が複雑になるばかりか、ケースの仕切部が細長いため、強度を確保するために、ケースの肉厚を厚く形成する必要があり、ケースの製作コストが高くなるという問題がある。

0005

この発明が解決しようとする課題は、ケースの構造の簡素化を図り、ケースの肉厚を薄くして、低コスト化を図ることができる入力装置およびそれを備えた電子機器を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

この発明は、複数のキー釦が複数のキーブロックごとに配列されたキー入力釦部と、このキー入力釦部に対応して設けられ、前記キー入力釦部が挿入するケース開口部を有するケースと、このケースに設けられ、前記ケース開口部に挿入する前記キー入力釦部の前記複数のキーブロックそれぞれに対応して設けられた複数の化粧開口部を有する化粧用補強板と、前記ケース内に設けられ、前記キー入力釦部の前記複数のキー釦それぞれをキー操作可能に保持するキー保持部材と、を備えていることを特徴とする入力装置である。

発明の効果

0007

この発明によれば、ケースの構造の簡素化を図ることができると共に、ケースの肉厚を薄くすることができ、これらによって低コスト化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0008

この発明を電子レジスタに適用した一実施形態を示した斜視図である。
図2に示された電子レジスタにおいて、化粧用補強板を取り外した状態の機器ケースを示した斜視図である。
図1に示された電子レジスタの内部を裏面側から見て示した斜視図である。
図3に示された電子レジスタの内部を示した裏面図である。
図4に示された電子レジスタのA−A矢視における拡大断面図である。
図1に示された電子レジスタのB−B矢視における拡大断面図である。
図6に示された電子レジスタにおける入力装置の要部を更に拡大して示した断面図である。
図3に示された電子レジスタにおいて、モータ取付部にモータが取り付けられた箇所の要部を裏面側から見て示した拡大斜視図である。
図8に示されたモータ取付部およびモータを機器ケースの手前側から見て示した拡大側面図である。
図8に示されたモータ取付部およびモータを分解して記録紙収納部側から見て示した拡大斜視図である。

実施例

0009

以下、図1図10を参照して、この発明を電子レジスタに適用した一実施形態について説明する。
この電子レジスタは、図1に示すように、機器ケース1を備えている。この機器ケース1は、前側(図1では手前側)が平坦状に形成され、後部側が前側から後部側に向けて次第に高くなる傾斜部2に形成された構成になっている。

0010

この機器ケース1の前側部には、図1に示すように、受皿部3が窪んで形成されている。また、この機器ケース1の傾斜部2における右側には、入力装置4、入力表示部5、および施錠部6が設けられており、傾斜部2の左側には、プリンタ部7が設けられている。この機器ケース1は、図示しないが、その下面に底板が設けられ、この状態で紙幣硬貨金券などを収納するドロアの上に配置されるように構成されている。

0011

入力装置4は、図1図6および図7に示すように、複数のキー釦8が複数のキーブロック9ごとに配列されたキー入力釦部10と、機器ケース1の上面に設けられた化粧用補強板11と、機器ケース1内に設けられたキー保持部材12と、このキー保持部材12に取り付けられたスイッチ基板13と、を備えている。

0012

この機器ケース1は、PS樹脂(ポリスチレン)などの硬質合成樹脂によって形成されている。なお、機器ケース1を形成するための合成樹脂としては、PS樹脂に限らず、PP樹脂(ポリプロピレン)、ABS樹脂アクリル樹脂などの硬質の合成樹脂であってもよい。また、この機器ケース1は、金型成形により形成されるものである。

0013

複数のキー釦8は、図1に示すように、テンキーなどの電子レジスタに必要な各種のキーであり、図6および図7に示すように、それぞれキートップ8aとキー軸部8bとを備えている。キー入力釦部10は、図1に示すように、複数のキー釦8がキーの種類によって複数のキーブロック9ごとに配列され、これら複数のキーブロック9の全体がほぼ四角形状の領域内に配置されるように構成されている。

0014

この場合、機器ケース1の傾斜部2には、図2に示すように、キー入力釦部10の全域に対応する四角形状のケース開口部14が設けられている。また、この機器ケース1の傾斜部2には、入力表示部5に対応する表示開口部15および釦挿入部16が設けられていると共に、施錠部6に対応する施錠孔17が設けられている。

0015

化粧用補強板11は、図1図6および図7に示すように、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの光透過性を有する透明または半透明の硬質の合成樹脂によって肉厚の厚い平板状に形成されている。この化粧用補強板11は、プリンタ部7を除いて、入力装置4、入力表示部5、および施錠部6に対応する機器ケース1の傾斜部2における上面のほぼ全域に配置されて、機器ケース1の傾斜部2を補強するように構成されている。

0016

また、この化粧用補強板11には、図1図6および図7に示すように、キー入力釦部10の複数のキーブロック9それぞれに対応する複数の化粧開口部18、入力表示部5に対応して機器ケース1の傾斜部2に設けられた釦挿入部16に対応する釦挿入孔19、および施錠部6に対応する施錠孔20がそれぞれ設けられている。この場合、化粧用補強板11には、キー入力釦部10の複数のキーブロック9の各境界部、つまり複数の化粧開口部18の境界部にそれぞれ複数の仕切部11aが形成されている。

0017

この化粧用補強板11は、図1に示すように、機器ケース1の傾斜部2を補強するように構成されている。これにより、機器ケース1の傾斜部2は、化粧用補強板11が配置される箇所の肉厚が薄く形成されている。このため、この肉厚の薄い機器ケース1の傾斜部2の上面には、図2に示すように、複数の補強リブ2aが約45度の斜め方向に沿って設けられている。

0018

さらに、この化粧用補強板11の下面には、図1図6および図7に示すように、化粧膜21が印刷などによって設けられている。この化粧膜21は、装飾性を有するものであり、この化粧膜21には、機器ケース1の表示開口部15に対応する表示窓部21aが形成されている。この表示窓部21aは、これに対応する領域に化粧膜21が設けられておらず、後述する入力表示部5の第1表示パネル34に表示された情報が機器ケース1の外部から見えるように構成されている。

0019

また、入力装置4のキー保持部材12は、図6および図7に示すように、機器ケース1の傾斜部2に設けられたケース開口部14に対応する枠状に形成され、この枠状内にキー入力釦部10の複数のキー釦8それぞれをキー操作方向(図6では斜め上下方向)にスライド可能に保持する複数のキー保持筒部22がそれぞれ連結リブ12aによって相互に連結された状態で、一体に形成された構成になっている。

0020

このキー保持部材12は、図3および図4に示すように、機器ケース1の傾斜部2における上部内面に設けられたボス部(図示せず)にビス止めされるように構成されている。これにより、キー保持部材12は、キー釦8のキー軸部8bをキー操作方向にスライド可能に保持する複数のキー保持筒部22がそれぞれ連結リブ12aによって相互に連結されていることにより、キー保持部材12全体の剛性および強度が高められるように形成されている。

0021

このため、このキー保持部材12は、図6に示すように、機器ケース1の傾斜部2の上部内面に取り付けられることにより、機器ケース1の傾斜部2を補強するように構成されている。また、このキー保持部材12には、図6および図7に示すように、化粧用補強板11に設けられた複数の化粧開口部18の各境界に設けられた複数の仕切部11aを支持する複数の支持リブ12bが起立した状態で一体に形成されている。

0022

さらに、入力装置4のスイッチ基板13は、図7に示すように、ベース板23上に配線シート24が設けられ、この配線シート24上にスペーサ25を介して可動シート26が設けられた構成になっている。配線シート24の上面には、一対の固定接点24aがキー入力釦部10の複数のキー釦8にそれぞれ対応して設けられていると共に、これら複数の固定接点24aにそれぞれ接続された配線パターン(図示せず)が設けられている。

0023

スペーサ25は、図7に示すように、配線シート24に設けられた複数の固定接点24aそれぞれに対応する箇所に開口部25aが設けたシートである。可動シート26は、その下面に可動接点26aが配線シート24の複数の固定接点24aにそれぞれ接離可能に対応して設けられた構成になっている。

0024

これにより、スイッチ基板13は、図7に示すように、可動シート26の可動接点26aに対応する箇所が上方から押されて可動シート26が下側に撓んだ際に、可動接点26aがスペーサ25の開口部25aを通して配線シート24の一対の固定接点24aに接触して一対の固定接点24aを導通させるように構成されている。この場合、一対の固定接点24aとこれらに接離可能に接触する可動接点26aとによって、接点部が構成されている。

0025

一方、スイッチ基板13の上面、つまり可動シート26の上面には、図7に示すように、複数のキー釦8をそれぞれ弾力的に押し上げる複数の弾性部材27が配置されている。この弾性部材27は、ゴムなどの弾性を有するシートをドーム状に形成したものであり、その上部がキー釦8の下端部に当接した状態で、下部がキー釦8の下側に突出した状態で可動シート26の上面に配置されている。

0026

この場合、弾性部材27は、図7に示すように、その内部に可動シート26の可動接点26aを上方から押圧する押圧部27aが設けられていると共に、下部外周に可動シート26の可動接点26aの外周に位置する箇所に配置される鍔部27bが設けられた構成になっている。また、この弾性部材27は、この実施形態ではキー釦8ごとにそれぞれ独立して設けられているが、1枚のゴムシートに複数のドーム部を複数のキー釦8にそれぞれ対応させて形成した構成であっても良い。

0027

これにより、弾性部材27は、図7に示すように、キー釦8を弾力的に押し上げ、この状態でキー釦8が押された際に、その押されたキー釦8によって押し下げられて弾性変形し、内部に設けられた押圧部27aが可動シート26を押し下げて撓み変形させることにより、可動シート26の可動接点26aを配線シート24の一対の固定接点24aに接触させるように構成されている。

0028

ところで、入力表示部5は、図6に示すように、表示部28、入力部29、回路基板30、および表示保持部材31を備え、機器ケース1の傾斜部2における後側内部に配置されている。この場合、表示保持部材31は、第1表示搭載部32と第2表示搭載部33を有し、これらが互いに交差する角度をもって一体に形成されている。

0029

すなわち、第1表示搭載部32は、図6に示すように、機器ケース1の傾斜部2とほぼ平行に形成されており、第2表示搭載部33は、傾斜部2の後端部に位置する機器ケース1の背面部2bとほぼ平行に形成されている。この場合、機器ケース1の背面部2bは、傾斜部2に対してほぼ直角に形成され、これにより機器ケース1の水平面である下面に対して急峻な角度で形成されている。

0030

表示部28は、図6に示すように、第1表示パネル34と第2表示パネル35とを有している。これら第1表示パネル34と第2表示パネル35とは、それぞれ液晶表示パネルやEL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルなどの平面型の表示パネルであり、電子レジスタにおける売上データなどの各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。

0031

この場合、第1表示パネル34は、図6に示すように、表示保持部材31の第1表示搭載部32に取り付けられ、機器ケース1の傾斜部2上に設けられた化粧用補強板11の表示窓部21aに対応し、この状態で表示された情報が機器ケース1の前側上方から見えるように構成されている。第2表示パネル35は、表示保持部材31の第2表示搭載部33に取り付けられ、機器ケース1の背面部2bに設けられた表示開口部36に対応し、この状態で表示された情報が機器ケース1の後方から見えるように構成されている。

0032

また、表示保持部材31には、図6に示すように、回路基板30を搭載する基板取付部37が、第1表示搭載部32に対応して第1表示パネル34の裏面側に位置されるように設けられている。これにより、回路基板30は、第1表示パネル34の裏面側に配置されて第1表示搭載部32と重なるように構成されている。この回路基板30には、第1表示パネル34および第2表示パネル35が電気的に接続されているほか、入力部29の複数のスイッチ38が電気的に接続された状態で設けられている。

0033

入力部29は、図4および図6に示すように、回路基板30に設けられた複数のスイッチ38と、表示保持部材31に設けられた複数の釦部39と、を備えている。複数の釦部39は、ファンクションキーであり、図4に示すように、一対の屈曲連結部40によって表示保持部材31に弾性変形可能な状態で連結された構成になっている。

0034

この場合、釦部39は、図1図2、および図6に示すように、その上部が機器ケース1の傾斜部2に設けられた釦挿入部16および化粧用補強板11に設けられた釦挿入孔19に下側から挿入して、化粧用補強板11の上面に突出するように構成されている。また、この釦部39は、その下部が回路基板30の複数のスイッチ38に対応した状態で、複数のスイッチ38の上側に位置するように構成されている。

0035

一対の屈曲連結部40それぞれは、図4に示すように、釦部39の釦操作方向と異なる方向に屈曲した状態で、釦部39と表示保持部材31とに一体に形成され、釦部39を表示保持部材31に対して弾性変形可能に連結するように構成されている。すなわち、一対の屈曲連結部40それぞれは、釦部39が釦操作された際に、その釦操作方向に沿って釦部39を変位させるように弾性変形するように構成されている。

0036

この場合、一対の屈曲連結部40は、図4に示すように、釦部39の釦操作方向と異なる方向の屈曲長さが、釦部39と表示保持部材31との間の間隔よりも長く形成されている。また、一対の屈曲連結部40は、表示保持部材31に対応する釦部39の一側部における両側にそれぞれ片持ち状態でU字形状に屈曲して形成されている。

0037

これにより、入力部29は、図4および図6に示すように、釦部39が上方から押されると、一対の屈曲連結部40が弾性変形して、釦部39をその釦操作方向に沿って押し下げることにより、釦部39の下部が回路基板30上のスイッチ38を押圧してスイッチ動作させるように構成されている。

0038

一方、施錠部6は、図1図3および図5に示すように、錠本体41aと施錠基板41bとを備えている。錠本体41aは、電子レジスタのオペレータ所有する鍵(図示せず)が差し込まれて回転された際に、電子レジスタのロック解除して施錠基板41bのスイッチ(図示せず)をオン状態にして、電子レジスタを使用可能な状態にするように構成されている。

0039

ところで、プリンタ部7は、図1および図5に示すように、プリンタカバー42を備えている。このプリンタカバー42は、前後方向における中央部が少し高い緩やかな山形形状に形成され、機器ケース1の傾斜部2における左側に着脱可能に取り付けられるように構成されている。このプリンタカバー42には、図1に示すように、印刷された記録紙(図示せず)をレシートとして発行するレシート発行口42aが、プリンタカバー42の手前側に位置して設けられている。

0040

また、このプリンタ部7には、図2および図5に示すように、記録紙を収納する記録紙収納部43がほぼ円弧状に湾曲して設けられている。この記録紙収納部43内における手前側は、図2図4に示すように、印字部45がプリンタカバー42のレシート発行口42aに対応して設けられている。また、この記録紙収納部43内における後部側には、図5に示すように、ジャーナル紙(図示せず)を巻き取るジャーナルリール46が回転可能に設けられている。

0041

この場合、記録紙収納部43には、図3図5に示すように、入力装置4および入力表示部5との境界に位置する仕切壁44が設けられている。この記録紙収納部43に隣接する入力装置4と入力表示部5との間に位置する箇所の機器ケース1内には、モータ取付部47が設けられている。このモータ取付部47には、ジャーナルリール46を回転させるためのモータ48が取り付けられている。

0042

このモータ48は、図8図10に示すように、モータ本体部48aに出力軸48bが設けられ、この出力軸48bにゴムローラ48cが取り付けられ、モータ本体部48aによって出力軸48bが回転してゴムローラ48cを回転させ、このゴムローラ48cの回転によってジャーナルリール46を回転させるように構成されている。この場合、ゴムローラ48cは、仕切壁44に設けられたほぼV字形状の開口部44aを通して記録紙収納部43内に突出して配置されている。

0043

モータ取付部47は、図8図10に示すように、機器ケース1の傾斜部2の上部内面に一体に形成された台座部49と、この台座部49に一体に形成されてモータ本体部48aがその軸方向に沿って挿入して取り付けられるほぼ半円形状のモータ保持部50と、を備えている。台座部49は、モータ本体部48aの軸方向の長さよりも短く、かつモータ本体部48aの径方向の長さとほぼ同じ大きさで形成されている。

0044

この場合、台座部49は、図2に示すように、これを機器ケース1の傾斜部2に一体に形成するために、機器ケース1の傾斜部2の上部に成型用型抜き孔49aが形成された構成になっている。この成型用の型抜き孔49aは、入力装置4と入力表示部5との間に位置する傾斜部2に記録紙収納部43と隣接して設けられている。この場合、型抜き孔49aは、図1に示すように、化粧用補強板11の化粧膜21によって隠されて機器ケース1の外部から見えないように構成されている。

0045

モータ保持部50は、図8図10に示すように、台座部49の下端部(図10では上端部)にモータ本体部48aの外径と同じ大きさのほぼ半円形のアーチ形状に形成されている。これに伴って、台座部49の下端部(図10では上端部)には、モータ保持部50に対応して連続するほぼ半円形状の凹部が形成されている。これにより、モータ保持部50は、モータ本体部48aがその軸方向に沿って挿入して配置されるように構成されている。

0046

また、このモータ取付部47は、図8図10に示すように、モータ本体部48aの軸方向の位置を規制する位置規制部51を備えている。この位置規制部51は、記録紙収納部43側に位置するモータ本体部48aの一端部(図10では右端部)を位置規制する第1規制部52と、その反対側に位置するモータ本体部48aの他端部(図10では左端部)を位置規制する第2規制部53と、を備えている。

0047

第1規制部52は、図10に示すように、記録紙収納部43側に位置する台座部49の端部(図10では右端部)からモータ保持部50の円形領域内に対応する位置に向けて延出され、モータ保持部50と記録紙収納部43側の仕切壁44との間に位置して設けられている。これにより、第1規制部52は、モータ本体部48aがモータ保持部50に記録紙収納部43側と反対側から挿入された際に、記録紙収納部43側に位置するモータ本体部48aの一端部(図10では右端部)が当接するように構成されている。

0048

第2規制部53は、図8図10に示すように、モータ保持部50の上部から記録紙収納部43側と反対側(図10では左端部)に向けて延出されて形成されたフック部である。この第2規制部53は、モータ保持部50の外径方向に弾性変形可能に形成され、その先端部に記録紙収納部43側と反対側に位置するモータ本体部48aの他端部(図9では左端部)を係脱可能に係止する係止部53aが形成された構成になっている。

0049

これにより、第2規制部53は、図8図10に示すように、モータ本体部48aがモータ保持部50に記録紙収納部43側と反対側から挿入する際に、モータ保持部50の外径方向に弾性変形し、この状態でモータ本体部48aがモータ保持部50内に配置された際に、元の形状に弾性復帰して、先端部の係止部53aが記録紙収納部43側と反対側に位置するモータ本体部48aの他端部の縁部を係止するように構成されている。

0050

さらに、このモータ取付部47は、図8図10に示すように、モータ本体部48aの回転方向における回転位置を規制する回転規制部54を備えている。この回転規制部54は、記録紙収納部43側に位置するモータ本体部48aの一端部(図10では右端部)に設けられた係止孔54aと、第1規制部52に一体に形成されてモータ本体部48aの係止孔54aに挿入する係合突起54bと、を備えている。

0051

これにより、回転規制部54は、図9および図10に示すように、モータ本体部48aがモータ保持部50内に挿入された際に、モータ本体部48aの係止孔54aに第1規制部52の係合突起54bが挿入することにより、モータ本体部48aがモータ保持部50内に配置された状態で、モータ本体部48aが回転しないように構成されている。

0052

次に、このような電子レジスタの作用について説明する。
この電子レジスタを組み立てる場合には、まず、機器ケース1の傾斜部2における上面全域に亘って化粧用補強板11を取り付ける。この場合には、予め、化粧用補強板11に複数の化粧開口部18、釦挿入孔19、および施錠孔20を設けると共に、化粧用補強板11の下面に表示窓部21aを除いて化粧膜21を設ける。

0053

この化粧用補強板11を機器ケース1の傾斜部2の上面に取り付ける際には、化粧用補強板11の複数の化粧開口部18を機器ケース1の傾斜部2のケース開口部14に対応させ、化粧用補強板11の釦挿入孔19を機器ケース1の傾斜部2の釦挿入部16に対応させ、化粧用補強板11の施錠孔20を機器ケース1の傾斜部2の施錠孔17に対応させ、化粧用補強板11の表示窓部21aを機器ケース1の傾斜部2の表示開口部15に対応させる。

0054

この状態で、化粧用補強板11を機器ケース1の傾斜部2の上面に接着によって取り付ける。すると、機器ケース1の傾斜部2の上面に設けられた補強リブ2a、および機器ケース1の傾斜部2の上面に位置するモータ取付部47の台座部49における成型用の型抜き孔49aが、化粧用補強板11の化粧膜21によって覆われて隠される。

0055

また、化粧用補強板11が機器ケース1の傾斜部2に取り付けられた状態では、化粧用補強板11が配置される箇所における機器ケース1の傾斜部2の肉厚が薄く形成されていても、化粧用補強板11によって機器ケース1の傾斜部2の強度が確保される。このため、この後、機器ケース1の傾斜部2内に入力装置4、入力表示部5、および施錠部6を組み付ける際に、機器ケース1の破損を防ぐことができる。

0056

この状態で、機器ケース1の傾斜部2に入力装置4を組み付ける。このときには、まずキー保持部材12に設けられた複数のキー保持筒部22にそれぞれ複数のキー釦8の各キー軸部8bを上方から挿入する。この状態では、複数のキー釦8が複数のキーブロック9ごとに配列された状態で、複数のキー釦8が複数のキー保持筒部22にキー操作方向(図6では上下方向に)にスライド可能に保持される。

0057

そして、キー保持部材12を機器ケース1の傾斜部2における上部内面に設けられたボス部(図示せず)にビス止めする。このときには、複数のキー釦8の各キートップ8aを機器ケース1の傾斜部2に設けられたケース開口部14に下側から挿入させると共に、化粧用補強板11に設けられた複数の化粧開口部18に挿入させる。

0058

この状態で、複数のキー釦8の各下端部にそれぞれ弾性部材27を配置して、キー保持部材12の下面にスイッチ基板13を取り付ける。このときには、スイッチ基板13の可動シート26に設けられた複数の可動接点26aを複数のキー釦8の各下端部に対応させると共に、各弾性部材27の押圧部27aに対応させ、この状態でスイッチ基板13をキー保持部材12の下面に取り付ける。

0059

この状態で、キー保持部材12を機器ケース1の傾斜部2に取り付けると、キー保持部材12に設けられた複数の支持リブ12bを複数の化粧開口部18の境界部に位置する化粧用補強板11の複数の仕切部11aの下面に当接させて、複数の仕切部11aを複数の支持リブ12bで支持する。

0060

この場合には、複数のキー保持筒部22が連結リブ12aによって相互に連結された状態で、キー保持部材12が形成された構成であるから、キー保持部材12全体の剛性および強度が高い。このため、このキー保持部材12を機器ケース1の傾斜部2における上部内面に取り付けた際には、このキー保持部材12によっても機器ケース1の傾斜部2が補強される。これにより、入力装置4が機器ケース1の傾斜部2に取り付けられる。

0061

また、入力表示部5を機器ケース1の傾斜部2に取り付ける場合には、まず、表示保持部材31に回路基板30および表示部28を取り付ける。この場合には、予め、回路基板30に入力部29の複数のスイッチ38を取り付ける。この回路基板30を表示保持部材31の基板取付部37に取り付けて、表示保持部材31に一対の屈曲連結部40を介してそれぞれ一体に形成された複数の釦部39に、回路基板30の複数のスイッチ38をそれぞれ対応させる。

0062

この状態で、表示部28の第1表示パネル34を回路基板30の上側に重なるように対応させた状態で表示保持部材31の第1表示搭載部32に取り付ける。また、表示部28の第2表示パネル35を表示保持部材31の第2表示搭載部33に取り付ける。そして、第1表示パネル34と第2表示パネル35とを回路基板30に電気的に接続する。

0063

この後、表示保持部材31を機器ケース1の傾斜部2内に取り付ける。このときには、第1表示パネル34を機器ケース1の傾斜部2に設けられた表示開口部15に対応させて化粧用補強板11の表示窓部21aに対応させる。また、第2表示パネル35を機器ケース1の背面部2bに設けられた表示開口部36に対応させる。

0064

これにより、化粧用補強板11の表示窓部21aを通して第1表示パネル34に表示された情報が機器ケース1の前側上方から見ると共に、機器ケース1の背面部2bの表示開口部36を通して第2表示パネル35に表示された情報が機器ケース1の背面側から見る。

0065

また、施錠部6を機器ケース1の傾斜部2に取り付ける場合には、錠本体41aと施錠基板41bとを機器ケース1の傾斜部2に設けられた施錠孔17に対応させて化粧用補強板11の施錠孔20に対応させ、この状態で錠本体41aと施錠基板41bとを機器ケース1の傾斜部2の上部内面に取り付ける。

0066

これにより、錠本体41aの鍵穴(図示せず)に電子レジスタのオペレータが所有する鍵(図示せず)を差し込んで回すことができる。このため、施錠部6による電子レジスタのロックを解除して施錠基板41のスイッチ(図示せず)をオン状態にさせて、電子レジスタを使用可能な状態にすることができる。

0067

さらに、プリンタ部7の印字部45、ジャーナルリール46、およびモータ48を機器ケース1に取り付ける。この場合には、まず、モータ48を機器ケース1に設けられたモータ取付部47に取り付ける。このときには、モータ取付部47の台座部49に一体に形成されたモータ保持部50にモータ48のモータ本体部48aをその軸方向に沿って挿入させれば良い。

0068

この場合、モータ取付部47は、入力装置4と入力表示部5との間に位置する傾斜部2の上部内面に記録紙収納部43と隣接して設けられているので、モータ本体部48aをモータ取付部47のモータ保持部50に挿入する際には、モータ本体部48aをモータ保持部50に記録紙収納部43側と反対側から挿入すればよい。

0069

このときには、位置規制部51の第2規制部53をモータ保持部50の外径方向に弾性変形させ、この状態でモータ本体部48aをモータ保持部50内に挿入させる。すると、記録紙収納部43側に位置するモータ本体部48aの一端部が位置規制部51の第1規制部52に当接して位置規制されると共に、記録紙収納部43側と反対側に位置するモータ本体部48aの他端部の縁部が第2規制部53の係止部53aに係止される。これにより、モータ本体部48aの軸方向の位置が規制される。

0070

この場合には、モータ本体部48aをモータ保持部50に挿入させる際に、第2規制部53をモータ本体部48aの軸方向に対して直交する方向に弾性変形させることにより、係止部53aがモータ本体部48aの挿入軌道上から外れる。このため、係止部53aが邪魔にならず、モータ本体部48aがモータ保持部50に挿入される。また、モータ本体部48aがモータ保持部50に挿入された際には、第2規制部53が元の状態に弾性復帰する。

0071

このため、第2規制部53の係止部53aがモータ保持部50に対する挿入方向と反対側に位置するモータ本体部48aの他端部を係止して、モータ本体部48aの一端部を位置規制すると共に、第2規制部53が弾性復帰することにより、モータ本体部48aがモータ本体部48aに弾力的に押え付けられる。これにより、モータ本体部48aがモータ保持部50内でガタツクことがなく、モータ本体部48aがモータ取付部47に取り付けられる。

0072

また、このときには、記録紙収納部43側に位置するモータ本体部48aの一端部に設けられた回転規制部54の係止孔54aに、第1規制部52に一体に形成された回転規制部54の係合突起54bが挿入する。これにより、モータ本体部48aがモータ保持部50内に配置された状態で、モータ本体部48aがモータ保持部50内で回転しないように位置規制される。

0073

この場合には、モータ取付部47が、モータ本体部48aの軸方向の長さよりも短く、かつモータ本体部48aの径方向の長さとほぼ同じ大きさで形成されていることにより、モータ取付部47を最小限の設置スペースで設置することができるほか、ねじ部材などの別部品としての取付金具を用いずに、簡単にかつ容易にモータ48が取り付けられる。この場合、モータ48をモータ取付部47に取り付ける際に、入力表示部5が邪魔になる場合には、入力表示部5を取り付ける前に、モータ48をモータ取付部47に取り付ければ良い。

0074

この後、プリンタ部7の印字部45およびジャーナルリール46を機器ケース1に取り付ける。このときには、機器ケース1の記録紙収納部43内における手前側に印字部45を取り付け、記録紙収納部43内における後部側にジャーナルリール46を配置し、このジャーナルリール46の外周面にモータ48のゴムローラ48cを当接させる。この状態で、記録紙収納部43上にプリンタカバー42を配置して記録紙収納部43を塞ぐ。このときには、プリンタカバー42のレシート発行口42aが印字部45に対応する。

0075

次に、このような電子レジスタを使用する場合について説明する。
このときには、まず、オペレータが所有する鍵を機器ケース1の施錠部6に差し込んで回転させる。これにより、電子レジスタのロックが解除されて電子レジスタが使用可能な状態になる。この状態で、オペレータが入力装置4のキー釦8をキー操作することにより、売上データなどの清算処理を行うことができる。

0076

このときには、オペレータによる入力装置4のキー釦8のキー操作に応じて、表示部28の第1表示パネル34に入力操作に応じた情報が順次表示されると共に、第2表示パネル35にも同じ情報が順次表示される。これにより、第1表示パネル34に表示された情報をオペレータが化粧用補強板11の表示窓部21aを通して見ることができる。また、第2表示パネル35に表示された情報をお客が機器ケース1の傾斜部2の背面部2bに設けられた表示開口部36を通して見ることができる。

0077

そして、売上データなどの情報が入力された後は、オペレータが入力装置4の印刷キーに対応するキー釦8を操作すると、プリンタ部7で印刷が開始される。このときには、表示部28に表示された内容の情報が印字部45によって記録紙に順次印刷され、この印刷された記録紙がプリンタカバー42のレシート発行口42aから順次送り出される。これにより、送り出された記録紙をレシートとして発行することができる。

0078

また、記録紙に印刷された情報は、ジャーナル紙にも同様に印刷される。この印刷されたジャーナル紙はジャーナルリール46に順次巻き取られる。このときには、モータ48が動作して、モータ本体部48aの出力軸48bが回転し、この出力軸48bの回転に伴ってゴムローラ48cが回転し、このゴムローラ48cの回転に伴ってジャーナルリール46が回転してジャーナル紙を順次巻き取る。

0079

このように、この電子レジスタによれば、複数のキー釦8が複数のキーブロック9ごとに配列されたキー入力釦部10と、このキー入力釦部10に対応して設けられたケース開口部14を有する機器ケース1と、この機器ケース1に設けられ、キー入力釦部10の複数のキーブロック9それぞれに対応して設けられた複数の化粧開口部18を有する化粧用補強板11と、機器ケース1内に設けられ、キー入力釦部10の複数のキー釦8それぞれをキー操作可能に保持するキー保持部材12と、を備えていることにより、機器ケース1の構造の簡素化を図ることができると共に、機器ケース1の肉厚を薄くすることができ、これらによって低コスト化を図ることができる。

0080

すなわち、この電子レジスタでは、機器ケース1にケース開口部14を複数のキー釦8が配列されたキー入力釦部10の全域に対応させて形成した構成であるから、機器ケース1の構造を簡素化することができ、これにより機器ケース1の製作が容易にできる。また、機器ケース1に化粧用補強板11が設けられていることにより、この化粧用補強板11によって機器ケース1を補強することができ、これにより機器ケース1の肉厚を薄くすることができるので、機器ケース1の軽量化を図ることができると共に、材料費を削減することができ、これらによって低コスト化を図ることができる。

0081

この場合、化粧用補強板11は、透明または半透明の光透過性を有する硬質の合成樹脂で形成され、その下面に装飾性を有する化粧膜21が設けられていることにより、機器ケース1の傾斜部2を化粧膜21によって覆い隠することができると共に、機器ケース1の外観性およびデザイン性を確保することができる。

0082

例えば、この化粧用補強板11では、機器ケース1にモータ取付部37の型抜き孔49aが設けられていても、この型抜き孔49aを化粧用補強板11の化粧膜21によって覆い隠すことができるので、型抜き孔49aによって機器ケース1の外観やデザイン性が損なわれることがなく、機器ケース1の外観性およびデザイン性を確保することができる。

0083

また、化粧用補強板11では、機器ケース1に設けられた表示開口部15に対応する化粧用補強板11の箇所に、化粧膜21を設けずに、表示窓部21aを設けることができ、この表示窓部21aによって機器ケース1の表示開口部15に対応する表示部28の第1表示パネル34を良好に保護することができる。

0084

また、この電子レジスタでは、機器ケース1の傾斜部2の上面に複数の補強リブ2aが設けられていることにより、これら複数の補強リブ2aによって機器ケース1の傾斜部2を補強することができ、このため機器ケース1の傾斜部2の肉厚を更に薄くすることができ、これにより、より一層、機器ケース1の材料を削減することができる。

0085

この場合、複数の補強リブ2aは、機器ケース1の傾斜部2の上面に約45度の角度で斜めに形成されていることにより、効率良く機器ケース1の傾斜部2を補強することができる。また、機器ケース1の傾斜部2の上面に複数の補強リブ2aを設けても、化粧用補強板11によって複数の補強リブ2aを覆い隠すことができるので、複数の補強リブ2aによって機器ケース1の外観やデザイン性が損なわれることがない。

0086

また、この電子レジスタでは、機器ケース1内に設けられたキー保持部材12が、キー入力釦部10の複数のキー釦8それぞれをキー操作可能に保持する複数のキー保持筒部22と、これら複数のキー保持筒部22を相互に連結する連結リブ12aと、を有し、これらが合成樹脂で一体に形成された構成であることにより、キー保持筒部22によってキー釦8を良好にスライドさせることができるほか、キー保持部材12全体の剛性および強度を確保することができるので、このキー保持部材12によっても機器ケース1の傾斜部2を補強することができる。

0087

また、この電子レジスタでは、化粧用補強板11の複数の化粧開口部18の各境界に仕切部11aがそれぞれ設けられており、キー保持部材12に化粧用補強板11の各仕切部11aを支持する複数の支持リブ12bが設けられていることにより、化粧用補強板11に複数のキーブロック9を仕切る仕切部11aを設けても、この仕切部11aをキー保持部材12の複数の支持リブ12bによって確実に支持することができ、これにより仕切部11aが細長く形成されていても、仕切部11aの破損を防ぐことができる。

0088

さらに、この電子レジスタでは、複数のキー釦8それぞれのキー操作に応じてスイッチ動作する複数の接点部を有するスイッチ基板13を備えていることにより、このスイッチ基板13の接点部によってキー操作に応じた電気信号を確実にかつ良好に得ることができる。この場合、スイッチ基板13は、ベース板23上に配線シート24を設け、この配線シート24上にスペーサ25を配置し、このスペーサ25上に可動シート26を設けた構成であるから、構造が簡単で、容易にキー保持部材12の下部に取り付けることができる。

0089

すなわち、このスイッチ基板13では、配線シート24の上面に一対の固定接点24aがキー入力釦部10の複数のキー釦8に対応して設けられ、スペーサ25に開口部25aが固定接点24aに対応して設けられ、可動シート26の下面に可動接点26aが固定接点24aに接離可能に対応して設けられているので、可動シート26の可動接点26aに対応する箇所が上方から押された際に、スペーサ25の開口部25aを通して可動接点26aを固定接点24aに接触させて固定接点24aを導通させることができ、これによりキー操作に応じた電気信号を確実にかつ良好に得ることができる。

0090

なお、上述した実施形態では、化粧用補強板11の下面に化粧膜21を設けた場合について述べたが、これに限らず、化粧用補強板11の上面に化粧膜21を設けても良く、また化粧用補強板11の上下両面に化粧膜21を設けても良い。

0091

また、上述した実施形態では、機器ケース1の傾斜部2の上面に補強リブ2aを設けた場合について述べたが、これに限らず、機器ケース1の傾斜部2の下面に補強リブ2aを設けても良く、また機器ケース1の傾斜部2の上下両面に補強リブ2aを設けても良い。

0092

また、上述した実施形態では、複数のキー釦8を弾力的に押し上げる弾性部材27を別部品としてスイッチ基板13の上側に配置した場合について述べたが、これに限らず、例えばスイッチ基板13の可動シート26にドーム状の弾性部を複数のキー釦8に対応させて一体に形成した構成であっても良い。また、弾性部材27は、これらに限らず、コイルばねなどのばね部材であっても良い。

0093

さらに、上述した実施形態では、モータ取付部47における回転規制部54の係止孔54aを、モータ保持部50に対する挿入方向に位置するモータ本体部48aの一端部に設け、係合突起54bをモータ本体部48aの挿入方向に位置する第1規制部52に設けた場合について述べたが、これに限らず、係止孔を、モータ保持部50に対する挿入方向と反対側に位置するモータ本体部48aの他端部に設け、係合突起をモータ本体部48aの挿入方向と反対側に位置する第2規制部53の係止部53aに設けた構成であっても良い。

0094

なおまた、上述した実施形態では、電子機器として電子レジスタに適用した場合について述べたが、必ずしも電子レジスタである必要はなく、例えばパーソナルコンピュータや情報処理装置などの入力装置を備えた電子機器に広く適用することができる。

0095

以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。

0096

(付記)
請求項1に記載の発明は、複数のキー釦が複数のキーブロックごとに配列されたキー入力釦部と、前記キー入力釦部に対応して設けられ、前記キー入力釦部が挿入するケース開口部を有するケースと、前記ケースに設けられ、前記ケース開口部に挿入する前記キー入力釦部の前記複数のキーブロックそれぞれに対応して設けられた複数の化粧開口部を有する化粧用補強板と、前記ケース内に設けられ、前記キー入力釦部の前記複数のキー釦それぞれをキー操作可能に保持するキー保持部材と、を備えていることを特徴とする入力装置である。

0097

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の入力装置において、前記化粧用補強板は、光透過性を有する硬質の合成樹脂で形成され、その表裏面の少なくとも一方に化粧膜が設けられていることを特徴とする入力装置である。

0098

請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の入力装置において、前記ケースの表裏面の少なくとも一方には、複数の補強リブが設けられていることを特徴とする入力装置である。

0099

請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の入力装置において、前記キー保持部材は、前記複数のキー釦それぞれをキー操作可能に保持する複数のキー保持筒部と、これら複数のキー保持筒部を相互に連結する連結部と、を備えていることを特徴とする入力装置である。

0100

請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記化粧用補強板は、前記複数の化粧開口部の各境界に仕切部がそれぞれ設けられており、前記キー保持部材には、前記化粧用補強板の前記各仕切部を支持する複数の支持リブが設けられていることを特徴とする入力装置である。

0101

請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の入力装置において、前記複数のキー釦それぞれのキー操作に応じてスイッチ動作する複数の接点部を有するスイッチ基板を備えていることを特徴とする入力装置である。

0102

請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載された入力装置を備えていることを特徴とする電子機器である。

0103

1機器ケース
2 傾斜部
2a補強リブ
4入力装置
7プリンタ部
8キー釦
9キーブロック
10キー入力釦部
11化粧用補強板
11a仕切部
12キー保持部材
12a連結リブ
12b支持リブ
13スイッチ基板
14ケース開口部
18化粧開口部
21化粧膜
22 キー保持筒部
24配線シート
24a固定接点
25スペーサ
26可動シート
26a可動接点
27弾性部材
45印字部
46ジャーナルリール
47モータ取付部
48 モータ
48a モータ本体部
48b出力軸
49台座部
49a型抜き孔
50 モータ保持部
51位置規制部
52 第1規制部
53 第2規制部
53a係止部
54回転規制部
54a係止孔
54b 係合突起

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