図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2016年6月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

装置の大型化や複雑化を抑えつつ、多様な光学的特性を有する画像を出力することが可能な液晶表示素子及び画像投影システムを提供する。

解決手段

液晶6を透過する光に任意の光パターン位相差を与えて画像として出力する液晶表示素子(空間光位相変調素子)5に、アナログ駆動電圧を発生するアナログ駆動電圧発生回路1と、デジタル駆動電圧を発生するデジタル駆動電圧発生回路2を設け、液晶表示素子5をアナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧の何れか一方を選択的に用いて駆動できるようにする。

概要

背景

図3は、従来の画像投影システムを示す概念図である。図3に示す従来の画像投影システムでは、光源15から出射された光をビームエキスパンダ16で拡大した後、拡大された光に液晶表示素子空間光位相変調素子)17により所定の光パターン位相差を与えて二次元的な投影用画像(以下、プロジェクション画像)を生成し、スクリーン18に投影する。液晶表示素子17にはECBモードを採用したTFT型液晶パネルが使用され、例えば1.7Vから4.5Vのアナログ駆動電圧により動作して、透過する光に0から2πの位相差を連続的又は段階的に与えるように構成されている。(例えば、特許文献1参照)。

図4は、従来の画像投影システムを示す概念図である。図4に示す従来の画像投影システムでは、光源15から出射された光に液晶表示素子17により所定の光パターンと位相差を与えて三次元的な投影用画像(以下、ホログラム画像を)生成し、車両のウィンドシールドフロントガラス)19に投影する。液晶表示素子17は、例えば0及び5Vのデジタル駆動電圧により動作して、透過する光に0及びπの位相差を選択的に与えるように構成されている。また、画像のコントラスト鮮明度の調整を可能とする場合などには、例えば0から5Vのアナログ駆動電圧により動作して、透過する光に0からπの位相差を連続的又は段階的に与えるように構成される。(例えば、特許文献2参照)

概要

装置の大型化や複雑化を抑えつつ、多様な光学的特性を有する画像を出力することが可能な液晶表示素子及び画像投影システムを提供する。液晶6を透過する光に任意の光パターンと位相差を与えて画像として出力する液晶表示素子(空間光位相変調素子)5に、アナログ駆動電圧を発生するアナログ駆動電圧発生回路1と、デジタル駆動電圧を発生するデジタル駆動電圧発生回路2を設け、液晶表示素子5をアナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧の何れか一方を選択的に用いて駆動できるようにする。

目的

本発明は、以上の問題点に鑑みたもので、装置の大型化や複雑化を抑えつつ、多様な光学的特性を有する画像を出力することが可能な液晶表示素子及び画像投影システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

入力された映像信号に基づき、液晶を透過する光に任意の光パターン及び位相差を与えて画像として出力する液晶表示素子であって、前記映像信号に基づき、前記液晶表示素子を駆動させるアナログ駆動電圧を発生するアナログ駆動電圧発生回路と、前記映像信号に基づき、前記液晶表示素子を駆動させるデジタル駆動電圧を発生するデジタル駆動電圧発生回路と、を有することを特徴とする液晶表示素子。

請求項2

前記アナログ駆動電圧発生回路が発生した前記アナログ駆動電圧と、前記デジタル駆動電圧発生回路が発生した前記デジタル駆動電圧のうち、何れか一方を選択して前記液晶表示素子へ出力する駆動電圧選択回路を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。

請求項3

前記アナログ駆動電圧発生回路と前記デジタル駆動電圧発生回路が正常な動作を行える状態にあるかどうかを判定する動作判定回路を有し、前記駆動電圧選択回路は、前記動作判定回路による前記判定の結果に基づき、前記アナログ駆動電圧発生回路と前記デジタル駆動電圧発生回路のうち正常な動作が行える駆動電圧発生回路が発生した駆動電圧を選択して前記液晶表示素子へ出力することを特徴とする請求項2に記載の液晶表示素子。

請求項4

前記映像信号を前記アナログ駆動電圧発生回路と前記デジタル駆動電圧発生回路へ分配する映像信号分配回路と、前記映像信号分配回路により分配された前記映像信号を前記アナログ駆動電圧発生回路へ入力させるための第一の映像信号入力ライン及び第二の映像信号入力ラインと、前記映像信号分配回路により分配された前記映像信号を前記デジタル駆動電圧発生回路へ入力させるための第三の映像信号入力ライン及び第四の映像信号入力ラインと、前記第一の映像信号入力ラインと前記第二の映像信号入力ラインのうち何れか一方の経路上に設けられ、前記映像信号をデジタル映像信号からアナログ映像信号へ変換するD/A変換機と、前記第三の映像信号入力ラインと前記第四の映像信号入力ラインのうち何れか一方の経路上に設けられ、前記映像信号をアナログ映像信号からデジタル映像信号へ変換するA/D変換機と、を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の液晶表示素子。

請求項5

前記映像信号がアナログ映像信号であるかデジタル映像信号であるかを判別する映像信号判別回路を有し、前記映像信号分配回路は、前記映像信号判別回路による前記判別の結果に基づき、前記映像信号を前記第一の映像信号入力ライン、前記第二の映像信号入力ライン、前記第三の映像信号入力ライン、及び前記第四の映像信号入力ラインへ選択的に出力することを特徴とする請求項4に記載の液晶表示素子。

請求項6

前記アナログ駆動電圧は、前記液晶を透過する光に第一の位相差を与えるように前記液晶表示素子を駆動させるアナログ駆動電圧であり、前記前記デジタル駆動電圧は、前記液晶を透過する光に前記第一の位相差とは異なる第二の位相差を与えるように前記液晶表示素子を駆動させるデジタル駆動電圧であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の液晶表示素子。

請求項7

請求項1〜6の何れか一つに記載の液晶表示素子と、前記液晶表示素子から出力された前記画像が投影されるスクリーンと、を有することを特徴とする画像投影システム

請求項8

前記スクリーンは、車両のウィンドシールドであることを特徴とする請求項7に記載の画像投影システム。

技術分野

0001

本発明は、液晶表示素子及び画像投影システムに関するものである。

背景技術

0002

図3は、従来の画像投影システムを示す概念図である。図3に示す従来の画像投影システムでは、光源15から出射された光をビームエキスパンダ16で拡大した後、拡大された光に液晶表示素子(空間光位相変調素子)17により所定の光パターン位相差を与えて二次元的な投影用画像(以下、プロジェクション画像)を生成し、スクリーン18に投影する。液晶表示素子17にはECBモードを採用したTFT型液晶パネルが使用され、例えば1.7Vから4.5Vのアナログ駆動電圧により動作して、透過する光に0から2πの位相差を連続的又は段階的に与えるように構成されている。(例えば、特許文献1参照)。

0003

図4は、従来の画像投影システムを示す概念図である。図4に示す従来の画像投影システムでは、光源15から出射された光に液晶表示素子17により所定の光パターンと位相差を与えて三次元的な投影用画像(以下、ホログラム画像を)生成し、車両のウィンドシールドフロントガラス)19に投影する。液晶表示素子17は、例えば0及び5Vのデジタル駆動電圧により動作して、透過する光に0及びπの位相差を選択的に与えるように構成されている。また、画像のコントラスト鮮明度の調整を可能とする場合などには、例えば0から5Vのアナログ駆動電圧により動作して、透過する光に0からπの位相差を連続的又は段階的に与えるように構成される。(例えば、特許文献2参照)

先行技術

0004

特許第3832093号公報
特開2008−233875号公報

発明が解決しようとする課題

0005

従来技術において、プロジェクション画像を表示することを目的として設計された液晶表示素子には、アナログ駆動電圧を発生するアナログ駆動電圧発生回路とデジタル駆動電圧を発生するデジタル駆動電圧発生回路のうち、その画像の表示に適した駆動電圧発生回路のみ(例えば、アナログ駆動電圧発生回路のみ)が搭載され、ホログラム画像を表示することを目的として設計された液晶表示素子には、上述のアナログ駆動電圧発生回路とデジタル駆動回路のうち、その画像の表示に適した駆動電圧発生回路のみ(例えば、デジタル駆動電圧発生回路のみ)が搭載されていることから、例えば、1つの画像投影システムにおいて、アナログ駆動電圧を用いてプロジェクション画像を表示し、デジタル駆動電圧を用いてホログラム画像を表示したい場合や、アナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧を選択的に用いてホログラム画像を表示したい場合には、アナログ駆動発生回路が搭載された液晶表示素子と、デジタル駆動電圧発生回路が搭載された液晶表示素子の2つが必要となり、その分、装置の大型化や複雑化を招くという問題点がある。

0006

本発明は、以上の問題点に鑑みたもので、装置の大型化や複雑化を抑えつつ、多様な光学的特性を有する画像を出力することが可能な液晶表示素子及び画像投影システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

入力された映像信号に基づき、液晶を透過する光に任意の光パターン及び位相差を与えて画像として出力する液晶表示素子であって、前記映像信号に基づき、前記液晶表示素子を駆動させるアナログ駆動電圧を発生するアナログ駆動電圧発生回路と、前記映像信号に基づき、前記液晶表示素子を駆動させるデジタル駆動電圧を発生するデジタル駆動電圧発生回路と、を有する液晶表示素子とする。

0008

前記アナログ駆動電圧発生回路が発生した前記アナログ駆動電圧と、前記デジタル駆動電圧発生回路が発生した前記デジタル駆動電圧のうち、何れか一方を選択して前記液晶表示素子へ出力する駆動電圧選択回路を有する液晶表示素子とすることができる。

0009

前記アナログ駆動電圧発生回路と前記デジタル駆動電圧発生回路が正常な動作を行える状態にあるかどうかを判定する動作判定回路を有し、前記駆動電圧選択回路は、前記動作判定回路による前記判定の結果に基づき、前記アナログ駆動電圧発生回路と前記デジタル駆動電圧発生回路のうち正常な動作が行える駆動電圧発生回路が発生した駆動電圧を選択して前記液晶表示素子へ出力する液晶表示素子とすることができる。

0010

前記映像信号を前記アナログ駆動電圧発生回路と前記デジタル駆動電圧発生回路へ分配する映像信号分配回路と、前記映像信号分配回路により分配された前記映像信号を前記アナログ駆動電圧発生回路へ入力させるための第一の映像信号入力ライン及び第二の映像信号入力ラインと、前記映像信号分配回路により分配された前記映像信号を前記デジタル駆動電圧発生回路へ入力させるための第三の映像信号入力ライン及び第四の映像信号入力ラインと、前記第一の映像信号入力ラインと前記第二の映像信号入力ラインのうち何れか一方の経路上に設けられ、前記映像信号をデジタル映像信号からアナログ映像信号へ変換するD/A変換機と、前記第三の映像信号入力ラインと前記第四の映像信号入力ラインのうち何れか一方の経路上に設けられ、前記映像信号をアナログ映像信号からデジタル映像信号へ変換するA/D変換機と、を有する液晶表示素子とすることができる。

0011

前記映像信号がアナログ映像信号であるかデジタル映像信号であるかを判別する映像信号判別回路を有し、前記映像信号分配回路は、前記映像信号判別回路による前記判別の結果に基づき、前記映像信号を前記第一の映像信号入力ライン、前記第二の映像信号入力ライン、前記第三の映像信号入力ライン、及び前記第四の映像信号入力ラインへ選択的に出力する液晶表示素子とすることができる。

0012

前記アナログ駆動電圧は、前記液晶を透過する光に第一の位相差を与えるように前記液晶表示素子を駆動させるアナログ駆動電圧であり、前記前記デジタル駆動電圧は、前記液晶を透過する光に前記第一の位相差とは異なる第二の位相差を与えるように前記液晶表示素子を駆動させるデジタル駆動電圧である液晶表示素子とすることができる。

0013

上述の何れか一つの液晶表示素子と、前記液晶表示素子から出力された前記画像が投影されるスクリーンと、を有する画像投影システムとする。

0014

前記スクリーンは、車両のウィンドシールドである画像投影システムとすることができる。

発明の効果

0015

本発明によれば、装置の大型化や複雑化を抑えつつ、多様な光学的特性を有する画像を出力することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の液晶表示素子における駆動回路を示すブロック図
本発明の液晶表示素子を示す断面図
従来の画像投影システムを示す概念図
従来の画像投影システムを示す概念図

実施例

0017

図1は、本発明の液晶表示素子における駆動回路を示すブロック図である。図1に示す駆動回路は、液晶表示素子5を駆動させるアナログ駆動電圧を発生するアナログ駆動電圧発生回路1と、液晶表示素子5を駆動させるデジタル駆動電圧を発生するデジタル駆動電圧発生回路2と、アナログ駆動電圧発生回路1とデジタル駆動電圧発生回路2の動作状態を判定する動作判定回路3と、アナログ駆動電圧発生回路1から出力されたアナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧発生回路2から出力されたデジタル駆動電圧のうち何れか一方を選択して液晶表示素子5へ出力する駆動電圧選択回路4と、外部から入力された映像信号の種類を判別する映像信号判別回路11と、外部から入力された映像信号を映像信号入力ライン14a、14bを介してアナログ駆動電圧発生回路1へ分配すると共に、映像信号入力ライン14c、14dを介してデジタル駆動電圧発生回路2へ分配する映像信号分配回路11と、映像信号分配回路11から映像信号入力ライン14bを介して入力されたデジタル映像信号をアナログ映像信号へ変換するD/A変換機9と、映像信号分配回路11から映像信号入力ライン14cを介して入力されたアナログ映像信号をデジタル映像信号へ変換するD/A変換機10と、以上の各回路の動作を統括的に制御する図示しない制御回路(CPU)を備えている。

0018

入力信号判別回路11は、外部から入力された映像信号がアナログ映像信号とデジタル映像信号の何れであるかを判別し、その結果を判別信号として映像信号分配回路12へ出力する。映像信号分配回路12は、入力信号判別回路11から入力された判別信号に基づき、仮に外部から入力された映像信号がアナログ映像信号である場合には、そのアナログ映像信号を、映像信号入力ライン14aを介してアナログ駆動電圧発生回路1へ、又は、映像信号入力ライン14cを介してA/D変換機10へ出力し、仮に外部から入力された映像信号がデジタル映像信号である場合には、そのデジタル映像信号を、映像信号入力ライン14bを介してD/A変換機9へ、又は、映像信号入力ライン14dを介してデジタル駆動電圧発生回路2へ出力する。

0019

尚、ここでは、外部から映像信号分配回路12に繋がる一系統の映像信号入力ラインにアナログ映像信号とデジタル映像信号が混在するものとしているが、外部から映像信号分配回路12に繋がる映像信号入力ラインがアナログ映像信号専用の映像信号入力ラインとデジタル映像信号専用の映像信号入力ラインの二系統に分かれている場合には、外部から入力された映像信号の種類を判別する必要が無いことから、入力信号判別回路11は、省略することができる。

0020

映像信号分配回路12が外部から入力された映像信号を映像信号ライン14a〜14dのどの映像信号入力ラインへ分配するかは、外部から入力された映像信号がアナログ映像信号とデジタル映像信号の何れであるか、ならびに、液晶表示素子5をアナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧の何れにより駆動させるか、に応じて適宜決定される。例えば、外部から入力された映像信号がアナログ映像信号であって、液晶表示素子5をアナログ駆動電圧により駆動させる場合には、映像信号分配回路12は、外部から入力されたアナログ映像信号を映像信号入力ライン14aのみへ選択的に出力し、外部から入力された映像信号がアナログ映像信号であって、液晶表示素子5をデジタル駆動電圧により駆動させる場合には、映像信号分配回路12は、外部から入力されたアナログ映像信号を映像信号入力ライン14cのみへ選択的に出力する。

0021

また、その前後の任意のタイミングにおいて、映像信号分配回路12から映像信号が入力されない映像信号入力ラインと電気的に関連する回路であって、その時点で必ずしも動作することが求められない回路については、消費電力の低減等を目的として、必要に応じてその動作が停止される。このような回路としては、例えばD/A変換機9、A/D変換機10、アナログ駆動電圧発生回路1、デジタル駆動電圧発生回路2が挙げられるが、これらには限定されない。

0022

アナログ駆動電圧発生回路1は、映像信号分配回路12から映像信号入力ライン14aを介して入力されたアナログ映像信号、又は、映像信号分配回路12から映像信号入力ライン14bを介して入力されたデジタル映像信号がD/A変換機9によりアナログ変換されたアナログ映像信号に基づいてアナログ駆動電圧を発生し、駆動電圧選択回路4へ出力する。ここで、アナログ駆動電圧発生回路1が発生するアナログ駆動電圧には、液晶表示素子5が有する複数の画素の各々に所定の動作をさせるための電圧が含まれている。

0023

デジタル駆動電圧発生回路2は、映像信号分配回路12から映像信号入力ライン14dを介して入力されたデジタル映像信号、又は、映像信号分配回路12から映像信号入力ライン14cを介して入力されたアナログ映像信号がA/D変換機10によりデジタル変換されたデジタル映像信号に基づいてデジタル駆動電圧を発生し、駆動電圧選択回路4へ出力する。ここで、デジタル駆動電圧発生回路2が発生するデジタル駆動電圧には、液晶表示素子5が有する複数の画素の各々に所定の動作をさせるための電圧が含まれている。

0024

映像信号分配回路12からアナログ駆動電圧発生回路1とデジタル駆動電圧発生回路2に入力された映像信号がRGB各色に対応する3つの映像信号を含む場合には、アナログ駆動電圧発生回路1とデジタル駆動電圧発生回路2は、それら3つの映像信号に応じた三種類の駆動電圧を発生し、駆動電圧選択回路4へ出力する。

0025

駆動電圧選択回路4は、アナログ駆動電圧発生回路1から入力されたアナログ駆動電圧と、デジタル駆動電圧発生回路2から入力されたデジタル駆動電圧のうち、何れか一方を選択して液晶表示素子5へ出力する。駆動電圧選択回路4がアナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧のうち何れを選択するかは、液晶表示素子5にどのような光学的特性を有する画像を出力させるかに応じて適宜決定される。例えば、アナログ的な光学的特性を示す画像(アナログ画像)を表示させる場合には、アナログ駆動電圧を選択し、デジタル的な光学的特性を示す画像(デジタル画像)を表示させる場合には、デジタル駆動電圧を選択する。

0026

動作判定回路3は、アナログ駆動電圧発生回路1とデジタル駆動電圧発生回路2が正常に動作しているか否かを判定し、その結果を判定信号として駆動電圧選択回路4へ出力する。駆動電圧選択回路4は、動作判定回路3から入力された判定信号に基づき、仮にアナログ駆動電圧発生回路1とデジタル駆動電圧発生回路2の何れか一方が故障等により正常な動作が行えない状態にある場合には、正常な動作が行えない駆動電圧発生回路から入力された駆動電圧を遮断すると同時に、他方の駆動電圧発生回路から入力された駆動電圧を液晶表示素子5へ出力する。

0027

ここでは、正常な動作が行えない駆動電圧発生回路から入力された駆動電圧を駆動電圧選択回路4が遮断することとしたが、そのことに代えて又はそのことと併せて、正常な動作が行えない駆動電圧発生回路の動作を停止させて駆動電圧そのものが出力されないようにしても良い。尚、駆動電圧を切り替える際に、他方の駆動電圧発生回路の動作が停止していた場合には、他方の駆動電圧発生回路を予め動作させた上で、他方の駆動電圧発生回路から駆動電圧を出力させる。

0028

具体的には、例えばアナログ駆動電圧発生回路1から入力されたアナログ駆動電圧を用いて液晶表示素子5を駆動している際に、アナログ駆動電圧発生回路1に何らかの不具合が生じた場合には、駆動電圧選択回路4は、動作判定回路3から入力された判定信号に基づき、アナログ駆動電圧発生回路1から入力されたアナログ駆動電圧を遮断すると同時に、デジタル駆動電圧発生回路2から入力されたデジタル駆動電圧を液晶表示素子5へ出力する。このようにすれば、アナログ駆動電圧による駆動は行えないものの、少なくとも、正常な画像が表示されない、あるいは画像が全く表示されないといった状況を回避することができる。即ち、デジタル駆動電圧発生回路2をアナログ駆動電圧発生回路1のバックアップ回路として機能させることができる。但し、動作判定回路3を用いたこのような機能は、必須ではなく、省略することが可能である。

0029

図2は、本発明の液晶表示素子を示す断面図である。液晶表示素子5は、例えばECB(Electrically Controlled Birefringence)モードを使用したTFT液晶表示素子であり、透過する光に任意の光パターンと例えば0から2πまでの任意の位相差を与えるように構成されている。セル構造としては、例えばガラス基板5aとシリコン基板5bとの間に液晶6が封入された一般的な構造が採用される。液晶6の材料としては、例えばΔn(屈折率方性)が大きい材料が採用され、Δnが大きい材料を用いることにより、液晶6を薄くすることが可能となり、また、それに伴い液晶6の応答速度を高速にすることが可能となるが、その材料には限定されない。

0030

シリコン基板5bの液晶6に接する側の面には、液晶6に駆動電圧を印加するための複数の画素電極6がマトリクス状に配置されている。画素電極6は、ガラス基板5aの液晶6に接する側の面に設けられた図示しない対向電極との間で画素を構成している。画素電極6は、シリコン基板5bの内部に設けられた対応するピクセル回路8と電気的に接続されている。ピクセル回路8としては、例えばTFT等の回路素子が適宜組み合わされることにより構成された、アナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧の何れでも動作可能な回路が採用される。尚、図示されていないが、ガラス基板5aとシリコン基板5bの互いに対向する側の面には、画素電極7と電気的対を成す対向電極や液晶6を配向させる配向膜などの構成要素が適宜設けられている。

0031

駆動電圧選択回路4から液晶表示素子5へ入力されたアナログ駆動電圧とデジタル駆動電圧は、ピクセル回路8を介して各画素電極7に印加される。液晶6に対する実効電圧は、各画素電極7への印加電圧にて調整が可能であり、例えば実効電圧を0から5Vとすることで、透過する光に0から2πの位相差を与えることができる。

0032

ここで、画素電極7にアナログ駆動電圧を印加すれば、液晶6を透過する光に0から2πの位相差を連続的又は段階的に与えることができることから、ホログラム画像を表示する際にコントラストや画像鮮明度を向上させることが可能となり、また、液晶6を透過する光に0からπまでの位相差を連続的又は段階的に与えることで、複雑なプロジェクション画像を表示させることも可能となる。

0033

一方、画素電極7にデジタル駆動電圧を印加すれば、液晶6を透過する光に0及び2πの位相差を選択的に与えることで、単純なホログラム画像を表示することが可能となり、また、液晶6を透過する光に0及びπの位相差を選択的に与えることで、単純なプロジェクション画像を表示することが可能となる。

0034

このように、本発明の液晶表示素子5は、任意に光位相変調が可能な構成に加え、アナログ駆動電圧発生回路1とデジタル駆動電圧発生回路2の二つを備えているため、多様な光学的特性を有する画像を出力することができる。

0035

具体的な実施例としては、ホログラム画像を表示する場合には、液晶表示素子5をアナログ駆動電圧により駆動して、液晶6を透過する光に0から2πの位相差を連続的又は段階的に与えるようにし、一方、プロジェクション画像を表示する場合には、液晶表示素子5をデジタル駆動電圧により駆動して、液晶6を透過する光に0及びπの位相差を選択的に与えるようにすることができる。

0036

別の実施例としては、ホログラム画像を表示する場合には、液晶表示素子5をデジタル駆動電圧により駆動して、液晶6を透過する光に0及びπの位相差を選択的に与えるようにし、一方、プロジェクション画像を表示する場合には、液晶表示素子5をアナログ駆動電圧により駆動して、液晶6を透過する光に0からπの位相差を連続的又は段階的に与えるようにすることができる。

0037

別の実施例としては、ホログラム画像を表示する場合とプロジェクション画像を表示する場合の両方において、液晶表示素子5をアナログ駆動電圧により駆動して、液晶6を透過する光にそれぞれ0から2πの位相差と0からπの位相差を連続的又は段階的に与えるようにすることができる。

0038

別の実施例としては、ホログラム画像を表示する場合とプロジェクション画像を表示する場合の両方において、液晶表示素子5をデジタル駆動電圧により駆動して、液晶6を透過する光にそれぞれ0及び2πの位相差と0及びπの位相差を選択的に与えるようにすることができる。尚、液晶6を透過する光に与える位相差は、上述の値に限らず、その他の値を適宜選択することが可能である。

0039

以上説明したような本発明の液晶表示素子5を画像投影システムに適用すれば、従来のように出力する画像の光学的特性が互いに異なる複数の液晶表示素子を必要としないことから、画像投影システムの大型化や複雑化を抑えることができる。本発明の液晶表示素子5を適用した画像投影システムとしては、例えば液晶表示素子5から出力された画像を遮光性のスクリーンや車両のウィンドシールド(フロントガラス)に投影するシステムが挙げられるが、それらには限定されない。

0040

1アナログ駆動電圧発生回路
2デジタル駆動電圧発生回路
3動作判定回路
4駆動電圧選択回路
5液晶表示素子
5aガラス基板
5bシリコン基板
6液晶
7画素電極
8ピクセル回路
9 A/D変換機
10 D/A変換機
11映像信号判別回路
12 映像信号分配回路
14a映像信号入力ライン
14b 映像信号入力ライン
14c 映像信号入力ライン
14d 映像信号入力ライン
15光源
16ビームエキスパンダ
17 液晶表示素子(空間光位相変調素子)
18スクリーン
19ウィンドシールド(フロントガラス)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 林テレンプ株式会社の「 シェード装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題・解決手段】シェード装置1は、本体(2)と制御部50を有する。本体(2)は、遮光状態を有する第一層状部110と、第一面2aに入射した光L5を鏡面反射させる反射状態を有する第二層状部120と、を含... 詳細

  • 株式会社半導体エネルギー研究所の「 発光装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】トランジスタの閾値電圧のばらつきによる、発光素子の輝度のばらつきを抑制する。また、電界発光層の劣化による、発光素子の輝度の低下を抑制する。【解決手段】発光素子101と、ソースが発光素子のアノー... 詳細

  • 京東方科技集團股ふん有限公司の「 ラッチおよびその駆動方法、ソース駆動回路及び表示装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題・解決手段】ラッチおよびその駆動方法、ソース駆動回路及び表示装置を提供する。当該ラッチは、第1のラッチ回路と第2のラッチ回路とを含み、当該第1のラッチ回路は、第1の制御信号端子、第2の制御信号端... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ