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技術 画像形成装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 齋藤文芳岡田紀行
出願日 2014年12月12日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2014-252135
公開日 2016年6月23日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2016-114711
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における乾式現像 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード 薄板シート状 除去構造 出力検知 検知開始タイミング 貼付部分 インダクタンスセンサ 攪拌室内 ドラム形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月23日)のものです。
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図面 (18)

課題

第1開口部107a、第2開口部107bの封止シート51a、51bが除去されているか否かを判断でき、且つ、判断までの時間を早くできる構成を実現する。

解決手段

CPUは、画像形成時にインダクタンスセンサ出力値が第1の下限値以下となった場合、或いは、出力値が第1の上限値以上となった場合に、画像形成装置が異常である旨を通知する。また、現像装置100aの初期駆動時にインダクタンスセンサの出力値が第1の下限値よりも大きい第2の下限値以下となった場合、或いは、第1の上限値よりも小さい第2の上限値以上となった場合に、封止シート51a、51bが除去されていない旨を通知する。

概要

背景

電子写真方式静電記録方式等の画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体の表面に静電潜像を形成し、この潜像トナーにより現像することでトナー像を形成する。このように潜像をトナーにより現像する現像装置として、トナーとキャリアとを有する2成分現像剤を使用したものが従来から知られている。このような現像装置は、第1室と第2室とを有し、第1室と第2室とで現像剤を循環搬送することで、トナーとキャリアとを摺擦させてトナーを帯電させている。そして、第1室に配置された現像剤担持体としての現像スリーブに現像剤を担持させることで、感光ドラムとの対向部に現像剤を搬送し、感光ドラム上の潜像をトナーにより現像している。

また、上述のような現像装置として、初期の現像剤を第2室に収納し、第1室と第2室とを連通させる開口部を封止部材により封止することで、現像剤を現像装置の第2室内に封入する構成が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。

このような封止部材を有する現像装置は、初期駆動時に封止部材を除去すると共に、第2室に設けられた搬送スクリューにより現像剤を搬送する。そして、一方の開口部から第1室に流入した現像剤は第1室に設けられた搬送スクリューにより搬送されて、他方の開口部から第2室に流入する。これにより、第1室と第2室とで現像剤が循環する。このとき、第1室に流入した現像剤は、第1室に配置された現像スリーブに担持される。

但し、このような現像装置では、初期駆動時に封止部材が正常に除去されていない可能性がある。そこで、感光ドラム上に検知用画像を形成し、この検知用画像を検知することで、封止部材が除去されたか否かを検知する構成が提案されている(特許文献3参照)。即ち、封止部材が除去されて第2室から第1室に現像剤が流入すれば、第1室に配置される現像スリーブにより現像剤を担持でき、感光ドラムに検知用画像を形成できるため、検知用画像が検知されれば封止部材が除去されたと判断できる。一方、封止部材が除去されずに第1室に現像剤が流入しなければ、現像スリーブに現像剤が担持されず、検知用画像が形成されないため、検知用画像が検知されなければ封止部材が除去されていないと判断できる。

概要

第1開口部107a、第2開口部107bの封止シート51a、51bが除去されているか否かを判断でき、且つ、判断までの時間を早くできる構成を実現する。CPUは、画像形成時にインダクタンスセンサ出力値が第1の下限値以下となった場合、或いは、出力値が第1の上限値以上となった場合に、画像形成装置が異常である旨を通知する。また、現像装置100aの初期駆動時にインダクタンスセンサの出力値が第1の下限値よりも大きい第2の下限値以下となった場合、或いは、第1の上限値よりも小さい第2の上限値以上となった場合に、封止シート51a、51bが除去されていない旨を通知する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

静電潜像担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内トナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、画像形成時に前記濃度検知手段の出力値が第1の下限値以下となった場合に、画像形成装置が異常である旨を通知し、前記現像装置の初期駆動時に前記濃度検知手段の出力値が前記第1の下限値よりも大きい第2の下限値以下となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知する、ことを特徴とする画像形成装置。

請求項2

静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、画像形成時に前記濃度検知手段の出力値が第1の上限値以上となった場合に、画像形成装置が異常である旨を通知し、前記現像装置の初期駆動時に前記濃度検知手段の出力値が前記第1の上限値よりも小さい第2の上限値以上となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知する、ことを特徴とする画像形成装置。

請求項3

前記濃度検知手段の出力値は、移動平均値である、ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。

請求項4

静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記濃度検知手段の出力値が所定の下限値以下となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知する、ことを特徴とする画像形成装置。

請求項5

前記濃度検知手段の出力値は、最小値である、ことを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。

請求項6

前記濃度検知手段の出力値は、移動平均値である、ことを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。

請求項7

静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記濃度検知手段の出力値が所定の上限値以上となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知する、ことを特徴とする画像形成装置。

請求項8

前記濃度検知手段の出力値は、移動平均値である、ことを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。

請求項9

静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記濃度検知手段の検知結果に基づいて、前記封止部材が除去されていない旨を通知する、ことを特徴とする画像形成装置。

請求項10

前記制御手段は、前記現像装置の初期駆動の開始から所定時間経過後に前記濃度検知手段による検知を開始する、ことを特徴とする、請求項1ないし9のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。

請求項11

前記封止部材を除去する除去手段を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に前記除去手段を駆動する、ことを特徴とする、請求項1ないし10のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。

請求項12

前記濃度検知手段は、前記第2室内で前記第2搬送部材と対向する位置に配置されている、ことを特徴とする、請求項1ないし11のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。

請求項13

前記現像容器に収容される現像剤は、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアであり、前記濃度検知手段は、現像剤の透磁率からトナー濃度を検知するインダクタンスセンサであり、前記第2搬送部材は、回転軸上に螺旋状の羽根と複数の攪拌リブとが形成されている、ことを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。

請求項14

前記複数の攪拌リブのうち、少なくとも前記濃度検知手段と対向する位置に設けられた攪拌リブは、磁性体を有する、ことを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。

請求項15

前記複数の攪拌リブのうち、少なくとも前記濃度検知手段と対向する位置に設けられた攪拌リブは、周囲にウレタンシートが設けられている、ことを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、複写機プリンタファクシミリ、これらの複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関し、特に、第1室と第2室とで現像剤の循環経路を形成する現像装置初期状態で、現像剤が第2室に封入されている構成に関する。

背景技術

0002

電子写真方式静電記録方式等の画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体の表面に静電潜像を形成し、この潜像トナーにより現像することでトナー像を形成する。このように潜像をトナーにより現像する現像装置として、トナーとキャリアとを有する2成分現像剤を使用したものが従来から知られている。このような現像装置は、第1室と第2室とを有し、第1室と第2室とで現像剤を循環搬送することで、トナーとキャリアとを摺擦させてトナーを帯電させている。そして、第1室に配置された現像剤担持体としての現像スリーブに現像剤を担持させることで、感光ドラムとの対向部に現像剤を搬送し、感光ドラム上の潜像をトナーにより現像している。

0003

また、上述のような現像装置として、初期の現像剤を第2室に収納し、第1室と第2室とを連通させる開口部を封止部材により封止することで、現像剤を現像装置の第2室内に封入する構成が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。

0004

このような封止部材を有する現像装置は、初期駆動時に封止部材を除去すると共に、第2室に設けられた搬送スクリューにより現像剤を搬送する。そして、一方の開口部から第1室に流入した現像剤は第1室に設けられた搬送スクリューにより搬送されて、他方の開口部から第2室に流入する。これにより、第1室と第2室とで現像剤が循環する。このとき、第1室に流入した現像剤は、第1室に配置された現像スリーブに担持される。

0005

但し、このような現像装置では、初期駆動時に封止部材が正常に除去されていない可能性がある。そこで、感光ドラム上に検知用画像を形成し、この検知用画像を検知することで、封止部材が除去されたか否かを検知する構成が提案されている(特許文献3参照)。即ち、封止部材が除去されて第2室から第1室に現像剤が流入すれば、第1室に配置される現像スリーブにより現像剤を担持でき、感光ドラムに検知用画像を形成できるため、検知用画像が検知されれば封止部材が除去されたと判断できる。一方、封止部材が除去されずに第1室に現像剤が流入しなければ、現像スリーブに現像剤が担持されず、検知用画像が形成されないため、検知用画像が検知されなければ封止部材が除去されていないと判断できる。

先行技術

0006

特開2004−252174号公報
特開2011−242639号公報
特許5183103号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、特許文献3に記載の構成の場合、封止部材の除去を検知できない場合がある。例えば、第2室から第1室に現像剤が流入する一方の開口部から封止部材を除去でき、第1室から第2室に現像剤が流入する他方の開口部から封止部材が除去されなかった場合には、この他方の開口部の封止部材の除去は検知できない。即ち、一方の開口部の封止部材が除去されていれば、他方の開口部の封止部材が除去されていなくても、第1室に現像剤が流入して現像スリーブに現像剤が担持されるため、検知用画像が形成されてしまう。このため、上述の場合には、特許文献3に記載の構成では検知できない。

0008

また、特許文献3に記載の構成の場合、第2室から第1室に流入して現像スリーブに現像剤が担持されるまでは時間がかかるため、初期駆動の開始から封止部材が除去されたか否かを検知するまで時間がかかってしまう。このため、第2室から第1室に現像剤が流入する一方の開口部の封止部材を除去できていない場合でも、これを検知するために時間がかかってしまう。このように封止部材が除去されているか否かの検知までに時間がかかると、封止部材が除去されていない場合に、現像容器から多くの現像剤が溢れる可能性がある。

0009

本発明は、このような事情に鑑み、開口部の封止部材が除去されているか否かを判断でき、且つ、判断までの時間を早くできる構成を実現すべく発明したものである。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内トナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、画像形成時に前記濃度検知手段の出力値が第1の下限値以下となった場合に、画像形成装置が異常である旨を通知し、前記現像装置の初期駆動時に前記濃度検知手段の出力値が前記第1の下限値よりも大きい第2の下限値以下となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知することを特徴とする画像形成装置にある。

0011

また、本発明は、静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、画像形成時に前記濃度検知手段の出力値が第1の上限値以上となった場合に、画像形成装置が異常である旨を通知し、前記現像装置の初期駆動時に前記濃度検知手段の出力値が前記第1の上限値よりも小さい第2の上限値以上となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知することを特徴とする画像形成装置にある。

0012

また、本発明は、静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記濃度検知手段の出力値が所定の下限値以下となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知することを特徴とする画像形成装置にある。

0013

また、本発明は、静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記濃度検知手段の出力値が所定の上限値以上となった場合に、前記封止部材が除去されていない旨を通知することを特徴とする画像形成装置にある。

0014

また、本発明は、静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動手段と、画像形成装置を制御する制御手段と、を備え、前記現像装置は、それぞれがトナー及びキャリアを含む現像剤を収容する第1室及び第2室と、前記第1室と前記第2室とを仕切ると共に、前記第1室と前記第2室とを連通させる第1開口部及び第2開口部が形成された隔壁とを有して、前記第1室と前記第2室とで現像剤の循環経路が形成される現像容器と、前記第1室内の現像剤を搬送する第1搬送部材と、前記第2室内の現像剤を前記第1室とは逆方向に搬送する第2搬送部材と、前記第1室の現像剤を担持して回転し、前記像担持体に担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする現像剤担持体と、前記現像容器内のトナー濃度を検知する濃度検知手段と、前記現像装置の初期駆動前に、前記第2室に現像剤を収容した状態で、前記第2搬送部材の現像剤搬送方向上流側の前記第1開口部及び下流側の前記第2開口部を封止する封止部材と、を有し、前記駆動手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材を駆動し、前記制御手段は、前記現像装置の初期駆動時に、前記濃度検知手段の検知結果に基づいて、前記封止部材が除去されていない旨を通知することを特徴とする画像形成装置にある。

発明の効果

0015

本発明によれば、開口部の封止部材が除去されているか否かを判断でき、且つ、判断までの時間を早くできる。

図面の簡単な説明

0016

第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
第1の実施形態に係る現像装置の概略構成を示す横断面図。
第1の実施形態に係る現像装置の概略構成を示す縦断面図。
インダクタンスセンサが対向する第2攪拌スクリューの一部を拡大して示す模式図。
第1の実施形態に係るインダクタンスセンサの出力波形時間推移を示す図。
第1の実施形態に係る初期状態の現像装置の概略構成縦断面図と制御ブロック図とを組み合わせた図。
第1の実施形態に係る初期状態の現像装置の、(a)概略構成横断面図、(b)(a)のX−X断面図。
第1の実施形態に係る現像装置の駆動伝達部の構成を示す側面図。
封止シート巻き取り成功した場合のインダクタンスセンサの出力波形の時間推移を示す図。
封止シートの巻き取りが成功した場合のインダクタンスセンサの出力の移動平均値の時間推移を示す図。
第1の実施形態において、封止シートの巻き取りに成功した場合と、第2攪拌スクリューの搬送方向下流の封止シートの巻き取りが失敗した場合におけるインダクタンスセンサの出力の移動平均値の時間推移を示す図。
第1の実施形態において、封止シートの巻き取りに成功した場合と、第2攪拌スクリューの搬送方向上流の封止シートの巻き取りが失敗した場合におけるインダクタンスセンサの出力の移動平均値の時間推移を示す図。
第1の実施形態に係る現像装置の初期設置シーケンスフローチャート
第2の実施形態に係る、(a)内部に磁性体を有する攪拌リブを、(b)周囲にウレタンシートを設けた攪拌リブを、それぞれ示す模式図。
第2の実施形態に係るインダクタンスセンサの出力波形の時間推移を示す図。
第2の実施形態に係る現像装置の初期設置シーケンスのフローチャート。
第2の実施形態において、第2攪拌スクリューの搬送方向上流の封止シートの巻き取りが失敗した場合におけるインダクタンスセンサの出力波形の時間推移を示す図。

実施例

0017

<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図13を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。

0018

[画像形成装置]
画像形成装置200は、フルカラー画像形成装置の一例であり、中間転写体としての中間転写ベルト7の回転方向(矢印R7方向)に沿って4個の画像形成部(画像形成ステーション)Sa、Sb、Sc、Sdが配設されている。各画像形成部Sa、Sb、Sc、Sdは、この順に、イエローマゼンタシアンブラックの各色のトナー像を形成する画像形成部であり、それぞれ像担持体としてドラム形電子写真感光体である感光ドラム1a、1b、1c、1dを備えている。以下、各画像形成部は各色で同じ構成なので、代表して画像形成部Saについて説明して、その他の画像形成部については対応する添え字を付して図示し、説明を省略する。

0019

感光ドラム1aは、それぞれ矢印Raの方向(図1中の時計回り)に回転駆動されるようになっている。各感光ドラム1aの周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電手段である一次帯電器2a、潜像形成手段である露光装置3aが配設される。さらに、各感光ドラム1aの周囲には、現像手段である現像装置100a、一次転写手段である一次転写ローラ5a、帯電補助手段である二次帯電器6aが配設される。

0020

一次転写ローラ5a、二次転写対向ローラ8、テンションローラ17、18には、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト7が掛け渡されている。中間転写ベルト7は、その裏面側から一次転写ローラ5aによって押圧されていて、その表面を感光ドラム1aに当接させている。これにより、感光ドラム1aと中間転写ベルト7との間には、一次転写部である一次転写ニップT1aが形成されている。中間転写ベルト7は、駆動ローラも兼ねる二次転写対向ローラ8の回転に伴って、矢印R7方向に回転するようになっている。この中間転写ベルト7の回転速度は、上述の感光ドラム1aの回転速度(プロセススピード)とほぼ同じに設定されている。

0021

中間転写ベルト7表面における、二次転写対向ローラ8に対応する位置には、二次転写手段である二次転写ローラ9が配設されている。二次転写ローラ9は、二次転写対向ローラ8との間に中間転写ベルト7を挟持しており、二次転写ローラ9と中間転写ベルト7との間には、二次転写部である二次転写ニップ部T2が形成されている。また、中間転写ベルト7表面における、テンションローラ17に対応する位置には、中間転写体クリーナであるベルトクリーナ11が当接されている。

0022

画像形成に供される記録材(例えば、用紙、OHPシートなどのシート材)Pは、カセット10に積載された状態で収納されている。この記録材Pは、給送ローラ搬送ローラレジストローラ等を有する給搬送装置(いずれも不図示)によって、上述の二次転写ニップ部T2に供給されるようになっている。記録材Pの搬送方向に沿っての二次転写ニップ部T2の下流側には、定着ローラ14とこれに加圧された加圧ローラ15とを有する定着装置13が配設されており、さらに定着装置13の下流側には、排出トレイ(不図示)が配設されている。

0023

上述構成の画像形成装置200においては、以下のようにして、記録材P上にフルカラーのトナー像が形成される。まず、不図示のスキャナにより原稿を読み取るとイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの成分による画像信号が決定される。なお、パーソナルコンピュータなどの外部端末から画像信号が送られる場合もある。続いて、感光ドラム1aは、感光ドラム駆動モータ(不図示)によって矢印方向に所定のプロセススピードで回転駆動され、一次帯電器2aによって所定の極性電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム1aには、露光装置3aによって画像情報に基づく露光が行われ、露光部分の電荷が除去されて各色に対応した静電潜像が形成される。

0024

そして、感光ドラム1a、1b、1c、1d上の静電潜像は、現像装置100a、100b、100c、100dによりそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像として現像される。これら4色のトナー像は、一次転写ニップT1a、T1b、T1c、T1dにおいて、一次転写ローラ5a、5b、5c、5dにより、中間転写ベルト7上に順次に一次転写される。こうして、4色のトナー像が中間転写ベルト7上で重ね合わされる。感光ドラム1a上に残ったトナーは現像装置100a、100b、100c、100dの現像容器101の各々に回収される。

0025

上述のようにして中間転写ベルト7上で重ね合わされた4色のトナー像は、記録材Pに二次転写される。カセット10から給搬送装置によって搬送された記録材Pは、レジストローラによって中間転写ベルト7上のトナー像にタイミングを合わせるようにして二次転写ニップ部T2に供給される。供給された記録材Pには、二次転写ニップ部T2において、二次転写ローラ9により、中間転写ベルト7上の4色のトナー像が一括で二次転写される。

0026

4色のトナー像が二次転写された記録材Pは、定着装置13に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の記録材Pは、排出トレイ(不図示)上に排出される。以上で、1枚の記録材Pの片面(表面)に対するフルカラーの画像形成が終了する。

0027

[現像装置]
次に、本実施形態の現像装置100a、100b、100c、100dについて、図2ないし図5を用いて説明する。なお、各色の現像装置はそれぞれ収容されている現像剤が異なるだけで構成は同じであるため、以下、代表して、画像形成部Saの現像装置100aについて説明する。図2及び図3に示すように、現像装置100aは現像容器101を備える。現像容器101の、感光ドラム1aに近接対向する位置の開口部には、非磁性の現像剤担持体としての円筒状の現像スリーブ102が設けられる。

0028

現像容器101の内部には、第1室としての現像室110と、第2室としての攪拌室111とが互いに平行になるように区画される。このために現像室110と攪拌室111との間は、隔壁としての仕切り壁103で仕切られる。現像室110の内部(第1室内)は、第1搬送部材としての第1攪拌スクリュー110aが回転自在に取り付けられる。また、攪拌室111の内部(第2室内)には、第2搬送部材として第2攪拌スクリュー111aが回転自在に取り付けられる。第1攪拌スクリュー110a及び第2攪拌スクリュー111aは、それぞれ回転軸上に螺旋状の羽根が形成されている。

0029

現像室110及び攪拌室111は、それぞれ非磁性のトナーと磁性を有するキャリアと少量の外添剤が混合された二成分現像剤を収容可能に構成される。そして、第2攪拌スクリュー111aが回転すると、二成分現像剤は、矢印Aに示すように攪拌室111の上流側から下流側に向かって搬送される。また、第1攪拌スクリュー110aが回転すると、二成分現像剤は、矢印Bに示すように現像室110の上流側から下流側に向かって搬送される。即ち、第2攪拌スクリュー111aは、攪拌室111内の現像剤を現像室110とは逆方向に搬送する。

0030

また、仕切り壁103の第2攪拌スクリュー111aの現像剤搬送方向上流側と下流側とには、それぞれ第1開口部107a、第2開口部107bが形成されている。これにより、現像室110と攪拌室111とが第1開口部107a、第2開口部107bで連通し、現像剤の循環経路が形成される。即ち、現像室110から攪拌室111への現像剤の受け渡しは、第1開口部107aを介して、攪拌室111から現像室110への現像剤の受け渡しは、第2開口部107bを介して、それぞれ行われる。

0031

現像剤は、攪拌室111の内部で第2攪拌スクリュー111aによって攪拌されながら攪拌室111の下流側へ搬送された後に、仕切り壁103の無い第2開口部107bを通過して現像室110に流入する。そして、現像剤は、現像室110の内部で、第1攪拌スクリュー110aによって現像室110の下流側へ搬送される過程で現像スリーブ102に担持される。このように構成された循環経路を、現像剤が攪拌を受けつつ循環する過程で、トナー粒子キャリア粒子摩擦して、トナーが負極性、キャリアが正極性に帯電する。

0032

上述の現像スリーブ102は、現像室110の現像剤を担持して回転し、感光ドラム1aに担持された静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする。現像スリーブ102の周囲で、現像スリーブ102と感光ドラム1aとが対向する現像領域回転方向上流には、層厚規制ブレード121が配置されて、現像スリーブ102に担持される現像剤の厚さを規制している。

0033

現像スリーブ102の内側には、表面に複数の磁極を配置して非回転に支持されたマグネット102mが配置される。現像剤は、磁性体のキャリアがマグネット102mの磁極間に形成された磁束に拘束されて現像スリーブ102の表面に担持され、正極性に帯電したキャリアの表面に負極性に帯電したトナーが静電気的に拘束されて磁気ブラシを形成している。画像形成装置200を制御する制御手段としてのCPU300は、電源302に、負極性の直流電圧交流電圧重畳した振動電圧印加させて、負極性に帯電して磁気ブラシに担持されたトナーを感光ドラム1aの静電潜像へ移転させる。

0034

また、攪拌室111の現像剤搬送方向上流側の上方には、トナー補給機構105が設けられている。不図示のトナーボトルに収容されたトナーは、不図示のトナー搬送経路を通じてトナー補給機構105まで搬送され、トナー補給口106を通過して攪拌室111内に落下補給される。なお、本実施形態の場合、後述する図4及び図5に示すように、攪拌室111内で、第2攪拌スクリュー111aの上方に第3攪拌スクリュー111bを配置している。そして、後述する現像装置100aの初期状態からの立ち上げ時に、攪拌室111内に封入された現像剤を第2攪拌スクリュー111aの搬送方向(A方向)とは逆方向(C方向)に搬送することで、現像剤を攪拌室111内で循環させるようにしている。

0035

本実施形態の現像装置100aでは、補給用トナーとして、初期現像剤と同一種のトナーを用いた。ここで、トナー及びキャリアを用いた二成分現像剤においては、トナーの帯電量、及び、二成分現像剤中に含まれるトナーの割合(「T/D」、トナー濃度)には相関関係がある。トナーはキャリアとの接触摩擦により帯電することから、トナーはキャリアとの接触機会が多くなるほどに帯電量は大きくなる。したがって、二成分現像剤はトナー濃度が小さいほど、トナーの帯電量は大きくなり、トナー濃度が大きいほどトナーの帯電量は小さくなる。このため、現像室110と攪拌室111を循環する現像剤のトナー濃度は、濃度検知手段であるインダクタンスセンサ108を用いて検知される。そして、CPU300は、インダクタンスセンサ108の検知結果から、適切なトナー帯電量となるよう、トナー補給機構105からのトナー補給量を調整し、トナー濃度を調整する。

0036

ここで、現像容器101内のトナー濃度を検知するインダクタンスセンサ108について、図4及び図5を用いて説明する。インダクタンスセンサ108は、前述の図2及び図3に示したように、攪拌室111内で第2攪拌スクリュー111aと対向する位置に配置されている。特に本実施形態では、攪拌室内補給トナーが十分に攪拌される第2攪拌スクリュー111aの現像剤搬送方向下流側容器側面に、インダクタンスセンサ108を配置している。なお、インダクタンスセンサ108を攪拌室111の上流側に配置しても良い。これにより、後述する、攪拌室111の上流側の第1開口部107aを封止する封止シート51aの除去の有無をできるだけ早く検知できる。

0037

第2攪拌スクリュー111aは、図4に示すように、回転軸1110上に螺旋状の羽根1111と複数の攪拌リブ1112とが形成されている。そして、インダクタンスセンサ108は、この攪拌リブ1112と対向するように配置されている。これにより、インダクタンスセンサ108の近傍の現像剤の攪拌性を向上させるようにしている。即ち、インダクタンスセンサ108の周辺は現像剤が滞留し易いが、センサ周辺で現像剤の入れ替わりが適切に行われないと、正確にトナー濃度を検出できない。このため、本実施形態では、第2攪拌スクリュー111aのインダクタンスセンサ108の対向位置に攪拌リブ1112を備えて、現像剤の攪拌性を向上させている。

0038

このようなインダクタンスセンサ108は、現像剤の透磁率からトナー濃度を検知する。即ち、透磁率に応じて出力電圧が変化する。上述したように、キャリアが磁性体であり、トナーが非磁性体であるため、透磁率を検知することでトナー濃度を検知できる。また、インダクタンスセンサ108は現像剤の嵩密度に依存して出力電圧が変動する。したがって、第2攪拌スクリュー111aが回転すると回転周期に応じて嵩密度が変化するため、第2攪拌スクリュー111aの回転周期で振幅を持つ特性がある。

0039

図5に、現像容器101内のトナー濃度が一定の時のインダクタンスセンサ108の出力波形を示す。図5に示すように、第2攪拌スクリュー111aの回転周期で現像剤の嵩密度が変動するため、インダクタンスセンサ108の出力電圧が第2攪拌スクリュー111aの回転周期で変動し、Peek to Peekを形成する。

0040

[初期現像剤の封止構造及び封止除去構造
次に、図6ないし図8を用いて、本実施形態の初期現像剤の封止構造及び封止除去構造について説明する。本実施形態の場合、現像装置100aは、画像形成装置200の装置本体201(図1)に着脱自在であり、交換可能となっている。このため、例えば、感光ドラム1aや一次帯電器2aなどと共に、装置本体201に対して着脱自在なプロセスカートリッジを構成する。なお、これらの部材とは別の現像装置100aのみから構成されて、装置本体201に対して着脱自在とするトナーカートリッジであっても良い。何れにしても、現像装置100aの交換直後などの新品の状態(初期状態)では、図6及び図7に示すように、現像剤(梨地部分)が攪拌室111に封入されている。なお、画像形成装置200の出荷時にも、装置本体201内に配置された現像装置100aの攪拌室111に、同様に現像剤が封入される。

0041

また、攪拌室111内に現像剤が封入された状態で、現像室110と攪拌室111とを連通させる第1開口部107a、第2開口部107bには、それぞれ封止部材であるシート状の封止シート51a、51bが設けられている。即ち、封止シート51aは、仕切り壁103の第1開口部107aの周囲に接着されて、第2攪拌スクリュー111aの現像剤搬送方向上流側の第1開口部107aを封止する。一方、封止シート51bは、仕切り壁103の第2開口部107bの周囲に接着されて、第2攪拌スクリュー111aの現像剤搬送方向下流側の第2開口部107bを封止する。このような封止構造により、現像装置100aの初期駆動前の初期状態では、現像剤は攪拌室111にのみ充填されて、現像室110の内部には現像剤はキャリア、トナーともに存在しない。なお、現像装置100aの初期駆動とは、事前に新品の現像装置100aが装着された画像形成装置200が設置されてから、或いは、新品の現像装置100aが装置本体201に装着されてから、最初に現像装置100aを駆動する場合を言う。

0042

このように封止シート51a、51bにより封止される第1開口部107a、第2開口部107bは、それぞれ図7(b)に示すように、略矩形状に開口されている。後述するように、封止シート51a、51bは、図7の上方向(除去方向)に剥がされることで除去されるが、第1開口部107a、第2開口部107bは、この除去方向と略平行な辺を有する略矩形状に形成されている。また、封止シート51a、51bは、第1開口部107a、第2開口部107bをそれぞれ囲むように周囲4辺(周囲全体)で接着されている。なお、封止シート51a、51bと仕切り壁103との接着は、接着剤によるもの以外に、例えば、熱により封止シート51a、51bの接着部を溶かすこと(溶着)などで行っても良い。要は、封止シート51a、51bにより第1開口部107a、第2開口部107bを密封できれば良い。

0043

次に、上述のような封止シート51a、51bを除去するための封止除去構造について説明する。なお、封止シート51a、51bを除去するための基本的な構成は同じであるため、以下、代表して封止シート51aについて説明する。封止シート51aは、図7(a)に示すように、封止シート51aの一端部から中間部の間で仕切り壁103に接着されて第1開口部107aを覆う封止部500と、封止部500の他端部から折り返された折り返し部501とを有する。

0044

一方、封止シート51aを除去する除去手段である巻き取り装置600は、巻き取り部である巻き取り軸601を有する。巻き取り軸601には、封止シート51aの折り返し部501の封止部500と反対側の端部が接続されている。そして、巻き取り軸601が回転することで、封止シート51aがこの巻き取り軸601に折り返し部501から巻き取られ、封止部500が第1開口部107aから剥ぎ取られる。

0045

ここで、巻き取り軸601は、1個の現像装置100aに対して1個配置され、この1個の巻き取り軸601が、仕切り壁103に形成された第1開口部107a、第2開口部107bをそれぞれ封止する2個の封止シート51a、51bを巻き取る。即ち、封止シート51bの折り返し部501も巻き取り軸601に接続されている。そして、巻き取り軸601が回転することで、封止シート51a、51bがそれぞれこの巻き取り軸601に折り返し部501から巻き取られ、それぞれの封止部500が第1開口部107a、第2開口部107bから剥ぎ取られる。

0046

なお、本実施形態では、このように巻き取り軸601に巻き取るために、封止シート51a、51bは、例えば厚さ0.1mm程度のポリエステルを含む薄板シート状樹脂を用いた。なお、それぞれに用いられる材料および形状に関しては、本実施形態で述べるものに限らない。封止シート51a、51bとしては、例えば、ポリエステル、ナイロンポリエチレン等を基材とするフィルムであって、ラミネート加工で積層される構成としており、厚さが100〜200μm程度とすることが好ましい。

0047

このように封止シート51a、51を巻き取るために回転する巻き取り軸601は、図6に示すように、現像装置100aを駆動する駆動手段としての駆動モータMにより駆動される。ここで、現像装置100aを構成する現像スリーブ102、第1攪拌スクリュー110a、第2攪拌スクリュー111a、第3攪拌スクリュー111b、巻き取り軸601は、図8に示すギア列により連結されている。駆動モータMは、図6に示すように、現像スリーブ102の回転軸に接続されている。なお、現像スリーブ102には、高圧電源HV)302により現像バイアス印加可能となっている。駆動モータM及び高圧電源302は、制御手段としてのCPU300の指令によりそれぞれ制御される。CPU300は、操作部として装置本体201に設けられた操作パネル301の操作に応じて、画像形成装置200の各部を動作させる。

0048

現像装置100aの初期駆動時に、CPU300の指令により、駆動モータMが回転すると現像スリーブ102が回転し、図6及び図8に示すように、ギア列を介して各部に回転が伝達される。即ち、現像装置100aは、現像スリーブ102が軸方向へ着脱自在なカプリング(不図示)を介して画像形成装置200の装置本体201側に設置された駆動モータMに接続される。駆動モータMは、CPU300の指示により制御されて現像スリーブ102を回転駆動する。現像スリーブ102の回転は、駆動モータMが接続された反対側のギア列によって分配され、第2攪拌スクリュー111a、第1攪拌スクリュー110a、巻き取り軸601、及び第3攪拌スクリュー111bを一体に回転させる。現像スリーブ102が回転すると、中心のギア151が回転する。ギア151に噛み合うギア150は第1攪拌スクリュー110aを回転させる。ギア151に噛み合うギア152は第2攪拌スクリュー111aを回転させる。

0049

ギア151、153、156の噛み合いを経て、第3攪拌スクリュー111bが回転する。ギア151、153、157、154、155の噛み合いを経て、巻き取り軸601が回転する。巻き取り軸601が封止シート51a、51bを引き剥がす際に必要なトルクを確保できるように、ギア154、155は、ウォームギアを用いて大きく減速する構成となっている。

0050

それぞれの回転数は、例えば、現像スリーブ102は250rpm、第1攪拌スクリュー110aは300rpm、第2攪拌スクリュー111aは400rpm、第3攪拌スクリュー111bは300rpmに設定される。また、巻き取り軸601は、例えば20rpmに設定される。このように第2攪拌スクリュー111aの攪拌力は、第1攪拌スクリュー110aの攪拌力に比べて大きく設定される。また、巻き取り軸601とギア155との接続は、2つの封止シート51a、51bの内、後述するように先に剥ぎ取りが開始される封止シート51bに近い位置で行われる。本実施形態では、このように駆動モータMにより巻き取り軸601を回転させて、自動で封止シート51a、51bの除去を行うようにしている。

0051

次に、現像装置100aにおける2個の封止シート51a、51bの剥ぎ取り開始タイミングについて説明する。上述のように初期状態の現像装置100aは、攪拌室111内に現像剤が封入されており、現像室110内には現像剤がない。このため、現像装置100aの初期駆動時(初期立ち上げ時)には、上述の巻き取り軸601を回転させて封止シート51a、51bを巻き取ることで、第1開口部107a、第2開口部107bから封止シート51a、51bを除去する。そして、現像室110と攪拌室111とを連通させることで、現像剤を現像室110内にも行き渡らせるようにする。即ち、使用時には、現像室110と攪拌室111とで現像剤の循環経路を形成する。

0052

封止シート51a、51bは、それぞれ仕切り壁103に接着されているため、各シートの封止部500の剥ぎ取りの開始時期及び終了時期が重なると、駆動モータMにかかる負荷が大きくなる。このため、本実施形態では、2個の封止シート51a、51bの剥ぎ取り開始時期及び剥ぎ取り終了時期が相互に重ならないようにしている。具体的には、第2攪拌スクリュー111aの現像剤搬送方向下流側の第2開口部107bを封止する封止シート51bの方が、現像剤搬送方向上流側の第1開口部107aを封止する封止シート51aよりも先に剥ぎ取りが開始されるようにしている。このために封止シート51bの折り返し部501の方が、封止シート51aの折り返し部501よりも短くなるようにしている。言い換えれば、封止シート51aの封止部500から折り返してから巻き取り軸601までの長さが、封止シート51bの封止部500から折り返してから巻き取り軸601までの長さよりも長くしている。

0053

また、現像室110との間を封止シート51a、51bで封止して、攪拌室111に初期現像剤を密封保管した状態で現像装置100aが動作した場合に、駆動モータMの負荷が大きくなる。特に、封止シート51bを取り除いていない状態で第2攪拌スクリュー111aが回転し続けると、攪拌室111から現像室110へ現像剤が移動できないために、現像装置100aの駆動負荷が非常に大きくなる。したがって、封止シート51bの引き剥がし開始時期を封止シート51aの引き剥がし開始時期よりも早くしている。

0054

[現像装置の初期設置時の封止シートの巻き取り]
次に、現像装置100aの初期設置時における封止シート51a、51bの巻き取りについて説明する。上述したように、事前に新品の現像装置100aが装着された画像形成装置200が設置されてから、或いは、新品の現像装置100aが装置本体201に装着されてから、現像装置100aの初期駆動を行う。この初期駆動時には、駆動モータMの駆動により、第1攪拌スクリュー110a及び第2攪拌スクリュー111aが駆動されて現像剤の搬送が開始されると共に、巻き取り軸601が回転して、封止シート51bから巻き取りが開始される。即ち、現像装置100aの初期駆動時に、除去手段としての巻き取り装置600も駆動モータMにより駆動される。

0055

この時に、封止シート51a、51bの巻き取りが何れも成功した場合の、インダクタンスセンサ108の出力波形の時間推移を図9に示す。図9は、封止シート51bの巻き取り開始タイミングからの2つの封止シート51a、51bの巻き取りが終了して、何れの封止シート51a、51bの巻き取りにも成功した場合の時間推移である。また、この場合の、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値の時間推移を図10に示す。

0056

図9及び図10から明らかなように、封止シート51bが剥がれ始める前は攪拌室111内の現像剤の嵩密度が高いため、攪拌室111に配置されるインダクタンスセンサ108の出力は大きい。封止シート51bが剥がれ始め、現像剤が攪拌室111から現像室110に流入すると、インダクタンスセンサ108の出力は低下する。そして、封止シート51aの巻き取りに成功し、現像剤が現像室110から攪拌室111に流入し循環を開始する。この時、攪拌室111の現像剤量は現像剤が一周して循環が安定した時に比べ低下するため、インダクタンスセンサ108の出力も低下する。現像剤が一周し、攪拌室111に現像剤が戻ってくるとインダクタンスセンサ108の出力は上昇し、現像剤の循環の安定とともに、インダクタンスセンサ108の出力も安定する。

0057

次に、封止シート51a、51bの少なくとも一方の封止シートの巻き取りに失敗した時を考える。ここで、封止シートの巻き取りに失敗した際に起こる現象として以下の2パターンが存在する。1つ目は、第2攪拌スクリュー111aの現像剤搬送方向下流側の封止シート51bの巻き取りに失敗した場合である。なお、この場合、下流側の封止シート51aの巻き取りが失敗していた場合でも成功している場合でも、ほぼ同様の現象となる。この場合は、攪拌室111に封入された現像剤が現像室110に流入できない。このため、図7(b)に示す矢印A方向下流側に現像剤が集まってくる。この状態になると、図3に示すように、攪拌室111に配置されたインダクタンスセンサ108付近の現像剤の嵩密度が徐々に高くなり、その結果としてインダクタンスセンサ108の出力が増加していく。

0058

ここで、図11に、2つの封止シート51a、51bの巻き取りに成功した場合(実線)、封止シート51bの巻き取りに失敗した場合(破線)のインダクタンスセンサ108の出力波形の移動平均値V_aveの時間推移を示す。なお、図11も、封止シート51bの巻き取り開始タイミングからの時間推移である。

0059

図11の破線に示すように、封止シート51bの巻き取りに失敗した場合は、インダクタンスセンサ108の出力が増加していくことがわかる。前述の特許文献3に記載の提案では、封止シート51bが剥がれてから現像スリーブ102が現像剤を担持する予定までの時間を待たないと、封止シート51bの巻き取り成功の可否を判断することができない。これに対して本実施形態のように、インダクタンスセンサ108の出力で判断すると、それより前に判断することが可能である。

0060

本実施形態では、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveと、後述する第1の上限値よりも小さい第2の上限値(所定の上限値)としての巻き取り失敗閾値1:Vth1とを比較して、封止シート51bの巻き取り失敗を検知する。具体的には、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値1:Vth1(本実施形態では4.5Vとした)以上(第2の上限値以上)となった場合に、CPU300が封止シート51bの巻き取りが失敗したと判断する。即ち、封止シート51bが除去されていないと判断する。

0061

次に、封止シートの巻き取りに失敗した際に起こる現象の2つ目は、封止シート51bの巻き取りが成功し、封止シート51aの巻き取りが失敗した場合である。この場合、攪拌室111に封入された現像剤が攪拌室111から現像室110に流入するが、封止シート51aによって第1開口部107aが連通しない。このため、現像室110に流入した現像剤が現像室110から攪拌室111に戻ることができないため、攪拌室111内の現像剤が徐々に少なくなっていく。この状態になると、インダクタンスセンサ108付近の現像剤も少なくなるため、その結果としてインダクタンスセンサ108の出力が低下していく。

0062

図12に、封止シート51bの巻き取りに成功し、封止シート51aの巻き取りに失敗した場合(破線)のインダクタンスセンサ108の出力波形の移動平均値V_aveの時間推移を示す。なお、図12も、封止シート51bの巻き取り開始タイミングからの時間推移であり、合わせて、封止シート51a、51bの巻き取りに成功した場合(実線)も示している。

0063

図12の破線に示すように、封止シート51aの巻き取りに失敗した場合は、インダクタンスセンサ108の出力が低下していくことがわかる。前述の特許文献3に記載の提案では、この場合に現像室110に現像剤が流入するため、現像スリーブ102に現像剤を担持されてしまう。したがって、封止シート51aの巻き取りの失敗を検知することができない。

0064

本実施形態では、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveと、後述する第1の下限値よりも大きい第2の下限値(所定の下限値)としての巻き取り失敗閾値2:Vth2とを比較して、封止シート51aの巻き取り失敗を検知する。具体的には、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値2:Vth2(本実施形態では0.5Vとした)以下(第2の下限値以下)となった場合に、CPU300が封止シート51aの巻き取りが失敗したと判断する。即ち、封止シート51aが除去されていないと判断する。

0065

なお、インダクタンスセンサ108の出力は、駆動してからしばらくの間は、出力が安定しない。このため、現像装置100aの初期駆動の開始から所定時間経過後に、例えば、巻き取り開始タイミングが遅い封止シート51aの巻き取り開始タイミングから、CPU300が、上述のインダクタンスセンサ108による検知を開始するようにしても良い。

0066

このように本実施形態では、CPU300は、現像装置100aの初期駆動時に、インダクタンスセンサ108の検知結果に基づいて封止シート51a、51bが除去されたか否かを判断する。そして、封止シート51a、51bが除去されていないと判断した場合には、画像形成装置200の動作を停止する。即ち、初期駆動時に駆動されている現像装置100aや感光ドラム1aなどの駆動を全て停止する。これと共に、例えば操作パネル301や画像形成装置200に接続された外部端末などに、封止シート51a、51bが除去されていない旨を通知する。

0067

[画像形成時の異常]
ここで、インダクタンスセンサ108により画像形成時に発生する異常を検知する場合について説明する。本実施形態では、上述のように、現像装置100aの初期駆動時に封止シートが除去されたか否かをインダクタンスセンサ108の出力により判断している。但し、画像形成時にもインダクタンスセンサ108の出力が異常となる場合がある。例えば、現像剤の補給が適切にされないなどの理由で、現像容器101内の現像剤が異常に少なくなった場合や、現像剤が過剰に補給されるなどの理由で、現像容器101内の現像剤が異常に多くなる場合である。このような場合、CPU300は、画像形成装置200を停止すると共に、画像形成装置200が異常である旨を操作パネル301などに通知する。

0068

このような画像形成時の異常は、インダクタンスセンサ108の出力により次のように検知する。まず、この場合も、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveを検知する。そして、この移動平均値が巻き取り失敗閾値2:Vth2よりも小さい第1の下限値以下となった場合に、画像形成装置200が異常である旨を通知する。即ち、現像剤の補給が適切にされないなどの理由で現像容器101内の現像剤が異常に少なくなった場合、インダクタンスセンサ108の出力値が低くなる。このとき、第2の下限値を巻き取り失敗閾値2:Vth2とした場合、判断する閾値が高すぎるため、誤検知してしまう可能性がある。一方で、巻き取り失敗閾値2:Vth2を低くして画像形成時の異常検知の閾値である第1の下限値と同じとすることが考えられる。但し、この場合には、閾値が低すぎるため、封止シートの巻き取りを検知するために時間がかかってしまう。

0069

同様に、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveを検知して、この移動平均値が巻き取り失敗閾値1:Vth1よりも大きい第1の上限値以上となった場合に、画像形成装置200が異常である旨を通知する。即ち、現像剤が過剰に補給されるなどの理由で現像容器101内の現像剤が異常に多くなった場合、インダクタンスセンサ108の出力値が高くなる。このとき、第1の上限値を巻き取り失敗閾値1:Vth1とした場合、判断する閾値が低すぎるため、誤検知してしまう可能性がある。一方で、巻き取り失敗閾値1:Vth1を低くして画像形成時の異常検知の閾値である第1の上限値と同じとすることが考えられる。但し、この場合には、閾値が高すぎるため、封止シートの巻き取りを検知するために時間がかかってしまう。

0070

このため、本実施形態では、現像装置100aの初期駆動時と画像形成時とで、インダクタンスセンサ108の出力により異常を判断する閾値を異ならせている。即ち、CPU300は、画像形成時には第1検知モードを、現像装置100aの初期駆動時には第1検知モードと異なる第2検知モードを、それぞれ実行するようにしている。そして、第2検知モードで所定の条件を満たした場合に、CPU300は封止シートが除去されていないと判断する。即ち、インダクタンスセンサ108の出力値が第1の下限値よりも大きい第2の下限値以下(移動平均値が巻き取り失敗閾値2:Vth2以下)となった場合に、CPU300は封止シートが除去されていないと判断する。また、インダクタンスセンサ108の出力値が第1の上限値よりも小さい第2の上限値以上(移動平均値が巻き取り失敗閾値1:Vth1以上)となった場合に、CPU300は封止シートが除去されていないと判断する。

0071

一方、第1検知モードでは、インダクタンスセンサ108の出力値が第2の下限値よりも小さい第1の下限値以下となった場合に、CPU300は画像形成装置200が異常である(例えば、現像容器101内の現像剤が異常に少ない)と判断する。また、インダクタンスセンサ108の出力値が第2の上限値よりも大きい第1の上限値以上となった場合に、CPU300は画像形成装置200が異常である(例えば、現像容器101内の現像剤が異常に多い)と判断する。

0072

[現像装置の初期設置シーケンス]
次に、本実施形態の現像装置100aの初期設置シーケンスについて、図13を用いて説明する。上述のように、本実施形態の現像装置100aでは、封止シート51a、51bをユーザやサービスマン手動で除去するのではなく、画像形成装置200の駆動モータMを用いて、自動で封止シート51a、51bを除去する。そのため、ユーザービリティの高い現像装置100aを提供することができる。まず、ユーザ或いはサービスマンが、新品の現像剤が封入された現像装置100aを画像形成装置200の装置本体201にセットする。なお、予め新品の現像装置100aがセットされた画像形成装置200の立ち上げ時でも同様である。

0073

続いて、ユーザ或いはサービスマンが操作パネル301に初期設置の指令入力を行う。或いは、不記載のメモリタグが現像装置100aに備えられている場合には、メモリタグが新品現像装置と判断した場合、現像装置100aの初期設置シーケンスがスタートする(S1)。初期設置シーケンスがスタートすると、CPU300は、画像形成装置200に配置された駆動モータMを作動させて、現像装置100aの駆動を開始し、現像スリーブ102を回転させる(S2)。上述したギア列により、現像スリーブ102の回転に連動して、第1攪拌スクリュー110a、第2攪拌スクリュー111a、第3攪拌スクリュー111b、巻き取り軸601が同時に回転する。

0074

図7(b)に示したように、第2攪拌スクリュー111aが回転して攪拌室111内で現像剤を矢印A方向に搬送する。しかし、下流側の封止シート51bは、まだ剥がれていないため、矢印A方向下流側に現像剤が集まってくる。しかし、集まってきた現像剤は、第3攪拌スクリュー111bが矢印C方向へ搬送するので、攪拌室111内で現像剤が縦に分かれて循環する。このため、第2攪拌スクリュー111aのトルクが急激に上昇することを抑制することができ、封止シート51bが剥がれる間に関しては、第2攪拌スクリュー111aのトルクが過剰になってしまうことを抑制することができる。

0075

封止シート51aよりも封止シート51bの方が折り返し長さが短いため、攪拌室111内で現像剤が循環している間にも巻き取り軸601の回転によって封止シート51bの貼付部分が封止シート51aの貼付部分よりも先に剥がれ始める(S3)。そして、第2開口部107bが開封され始める。次に、封止シート51bに遅れて、封止シート51aの封止部分が引き剥がされる状態となり、第1開口部107aも開封し始める。

0076

封止シート51bが剥がれ、第2開口部107bが開封し始めると、第2攪拌スクリュー111aによって現像室110へ押し出される現像剤は徐々に増える。そして、第1攪拌スクリュー110aによって現像室110の現像剤が、第1攪拌スクリュー110aの現像剤搬送方向下流側へ搬送される。

0077

第1攪拌スクリュー110aによって搬送される現像剤が第1開口部107aに到達するには、封止シート51aも剥がれ始めてしばらく経過している。このため、現像剤は、封止シート51aに遮られることなく現像室110から第1開口部107aを通じて攪拌室111へ流れ込み、第2攪拌スクリュー111aにより攪拌室111内で搬送される。これにより、現像容器101内で現像剤が循環を開始する。

0078

インダクタンスセンサ108の出力検知は、封止シート51aが引き剥がされ始めるタイミングから検知を開始する。このインダクタンスセンサ108の検知開始タイミングは、少なくとも現像装置100aが駆動してから検知を開始すれば良いが、本実施例ではインダクタンスセンサ108の出力が安定し始める、封止シート51aの巻き取り開始タイミングとした(S4)。なお、センサの出力がもっと早く安定するならば、インダクタンスセンサ108の検知開始タイミングは、封止シート51bの巻き取り開始タイミングとしても良い。

0079

インダクタンスセンサ108の出力を検知し始めてからは、第2攪拌スクリュー111aの回転周期の間隔で、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveを算出する(S5)。なお、平均値算出方法は単純移動平均に限るものではない。そして、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveを算出し、巻き取り失敗閾値1:Vth1と比較する(S6)。S6では、CPU300が、移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値1:Vth1以上であるか否かを判断する。移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値1:Vth1未満(V_ave<Vth1)であれば、次のステップに進む。

0080

次いで、移動平均値V_aveと巻き取り失敗閾値2:Vth2と比較する(S7)。S7では、CPU300が、移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値2:Vth2以下であるか否かを判断する。移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値2:Vth2よりも大きい(V_ave>Vth2)のであれば、次のステップに進む。そして、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveが、巻き取り失敗閾値1:Vth1より小さく、巻き取り失敗閾値2:Vth2より大きければ、現像駆動とインダクタンスセンサ108の出力の検知を継続する。即ち、初期設置シーケンスの現像駆動時間(本実施形態では駆動開始から120秒)まで継続する(S8)。初期設置シーケンスの現像駆動時間が経過すると、現像容器101に充填された二成分現像剤を十分に攪拌混合され、現像装置100aの初期設置は終了し(S9)、画像形成装置200を停止(S10)となる。以降、画像形成を行う場合には、通常通り画像形成動作を行う。

0081

一方、S6で、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値1:Vth1以上、或いは、S7で、移動平均値:V_aveが巻き取り失敗閾値2:Vth2以下であれば、その回数カウントアップする。即ち、S6及びS7のそれぞれで「N」と判断された回数(NG回数)をCPU300がカウントする。そして、S6とS7の少なくとも何れかのNG回数が5回連続で検知された場合(S11)に、CPU300は、封止シート51a又は封止シート51bの巻き取りが失敗と判断し、操作パネル301などに警告を通知する(S12)。その後、画像形成装置200を停止する(S10)。なお、S11では、より判断の正確性を高めるためにNG回数が5回連続となった場合に巻き取り失敗と判断したが、この判断の回数はこの限りではない。

0082

上より、本実施形態の場合には、初期設置シーケンス中の現像駆動開始後のインダクタンスセンサ108の出力の移動平均値と巻き取り失敗閾値1:Vth1、巻き取り失敗閾値2:Vth2とを比較している。そして、封止シート51aもしくは封止シート51bの巻き取りの成否を判断している。これにより、第1開口部107aと第2開口部107bの何れの開口部の封止シートであっても除去されているか否かを判断できる。また、前述の特許文献3に記載の提案に比べて、判断までの時間を早くできる。そして、何れかの封止シートが除去されていないと判断した場合には、画像形成装置200の動作を停止することにより、現像装置100aあるいは画像形成装置200の駆動系の破損、現像剤の溢れによる画像形成装置200の汚れを低減できる。

0083

<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図14ないし図16を用いて説明する。なお、本実施形態は、第2攪拌スクリュー111aの攪拌リブに磁性体を設けた点で上述の第1の実施形態と異なる。したがって、以下、第1の実施形態と同様の構成については、図示及び説明を省略又は簡略にし、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。

0084

図14(a)に示すように、本実施形態の第2攪拌スクリュー111aが有する複数の攪拌リブのうち、少なくともインダクタンスセンサ108(図3参照)と対向する位置に設けられた攪拌リブ1112aは、磁性体1113を有する。磁性体1113は、例えば、磁束密度50mTのフェライトである。なお、このように磁性体1113を備えた攪拌リブ1112aは、第2攪拌スクリュー111aの全ての攪拌リブとしても良いし、インダクタンスセンサ108に対向する攪拌リブのみとしても良い。このように攪拌リブ1112aが磁性体1113を有することで、現像剤を保持して攪拌するため、インダクタンスセンサ108周辺の現像剤の滞留をより抑制できる。そして、インダクタンスセンサ108周辺の現像剤の入れ替わりがより行われて、インダクタンスセンサ108による検知をより正確に行える。

0085

このように磁性体1113を有する攪拌リブ1112aを有する第2攪拌スクリュー111aを用いた場合の、インダクタンスセンサ108の出力波形を、図15に示す。インダクタンスセンサ108の出力の時間推移は第2攪拌スクリュー111aの回転周期でPeek to Peekを形成する。また、攪拌リブ1112aに磁性体1113を備えた場合、磁性体1113により現像剤が攪拌リブ1112aに保持される。このため、インダクタンスセンサ108の対向位置付近に攪拌リブ1112aが近接した時に、保持された現像剤がインダクタンスセンサ108付近で圧接される。その結果、攪拌リブ1112a付近のインダクタンスセンサ108付近の現像剤の嵩密度が上昇し、前述の図5に示した場合と比べて、インダクタンスセンサ108の出力電圧が上昇する。このため、インダクタンスセンサ108の出力電圧の最大値は、磁性体を備えていない場合に比べて上昇する。

0086

また、攪拌室111(図3参照)の現像剤量が低下しても、磁性体1113により攪拌リブ1112aが現像剤を担持し続けるため、攪拌リブ1112aがインダクタンスセンサ108の付近に最近接した場合の出力値が大きくなる。そのため、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveは、攪拌室111に十分に現像剤がある場合と、ない場合とで差異が小さくなる。このため、第1の実施形態で説明したように、移動平均値と巻き取り失敗閾値Vth2とで判断を行うようにすると、巻き取り失敗の判断を誤検知したり、判断するまでに時間を要したりする可能性がある。

0087

この点について、封止シート51b(図7(b))の巻き取りに成功し、封止シート51a(図7(b))の巻き取りに失敗した場合のインダクタンスセンサ108の出力波形の時間推移を示す図17を用いて説明する。図17に示すように、初期設置時のインダクタンスセンサ108の出力の時間推移は第2攪拌スクリュー111aの回転周期でPeek to Peekを形成する。また、Peek to Peekの最大値の時間変化が少ないのに対して、最小値の時間変化が大きいことが分かる。これは、Peek to Peekの最大値が、インダクタンスセンサ108付近に攪拌リブ1112aが近接し、保持されている現像剤が圧接される時の値であるため、攪拌室111の現像剤量の変化に対して影響が少ないからである。これに対して、Peek to Peekの最小値は、攪拌リブ1112aがインダクタンスセンサ108に対して遠くなる位相の時であるため、第2攪拌スクリュー111aによって搬送される現像剤量に大きく依存するからである。

0088

封止シート51bの巻き取りが成功し、封止シート51aの巻き取りを失敗した場合においては、第1の実施形態と同様に、攪拌室111の現像剤量が大きく低下する。このため、第2攪拌スクリュー111aの回転周期における、インダクタンスセンサ108の出力の最小値と閾値とを比較することで、封止シート51bの巻き取りが成功した場合の、封止シート51aの巻き取りの成否判断を精度良く行える。

0089

そこで、本実施形態では、第2攪拌スクリュー111aの回転周期における、インダクタンスセンサ108の出力値の最小値V_minと、第2の下限値(所定の下限値)としての巻き取り失敗閾値3:Vth3とを比較する。これにより、封止シート51aの巻き取りの成否を判断する。図16に、本実施形態における現像装置100aの初期設置シーケンスの制御フローチャートを示す。図16において、S51、S71以外は、第1の実施形態の図13のフローチャートと同様である。

0090

本実施形態では、S51において、図13のS5に対して、第2攪拌スクリュー111aの回転周期におけるインダクタンスセンサ108の出力の最小値V_minを算出する点を追加している。また、S71において、図13のS7に代えて、インダクタンスセンサ108の出力の最小値V_minと、巻き取り失敗閾値3:Vth3とを比較するようにしている。なお、巻き取り失敗閾値3:Vth3は、第1の実施形態の巻き取り失敗閾値2:Vth2と同様に、0.5Vとした。

0091

S71では、CPU300(図3参照)が、最小値V_minが巻き取り失敗閾値3:Vth3以下であるか否かを判断する。最小値V_minが巻き取り失敗閾値3:Vth3よりも大きい(V_min>Vth3)のであれば、次のステップに進む。そして、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値1:Vth1より小さく、最小値V_minが巻き取り失敗閾値3:Vth3より大きければ、現像駆動とインダクタンスセンサ108の出力の検知を継続する。即ち、初期設置シーケンスの現像駆動時間(本実施形態では駆動開始から120秒)まで継続する(S8)。

0092

一方、S6で、インダクタンスセンサ108の出力の移動平均値V_aveが巻き取り失敗閾値1:Vth1以上、或いは、S71、最小値V_minが巻き取り失敗閾値3:Vth3以下であれば、その回数をカウントアップする。即ち、S6及びS71のそれぞれで「N」と判断された回数(NG回数)をCPU300がカウントする。そして、S6とS71の少なくとも何れかのNG回数が5回連続で検知された場合(S11)に、CPU300は、封止シート51a又は封止シート51bの巻き取りが失敗と判断し、操作パネル301などに警告を通知する(S12)。その後、画像形成装置200を停止する(S10)。なお、S11では、より判断の正確性を高めるためにNG回数が5回連続となった場合に巻き取り失敗と判断したが、この判断の回数はこの限りではない。

0093

以上より、本実施形態の場合には、初期設置シーケンス中の現像駆動開始後のインダクタンスセンサ108の出力の移動平均値と巻き取り失敗閾値1:Vth1とを、最小値と巻き取り失敗閾値3:Vth3とをそれぞれ比較している。そして、封止シート51aもしくは封止シート51bの巻き取りの成否を判断している。これにより、第1の実施形態と同様に、第1開口部107aと第2開口部107bの何れの開口部の封止シートであっても除去されているか否かを判断できる。特に本実施形態のように攪拌リブに磁性体を備えている構成で、上流側の封止シート51aの巻き取りの失敗をより正確に判断できる。また、第1の実施形態と同様に、前述の特許文献3に記載の提案に比べて、判断までの時間を早くできる。そして、何れかの封止シートが除去されていないと判断した場合には、画像形成装置200の動作を停止することにより、現像装置100aあるいは画像形成装置200の駆動系の破損、現像剤の溢れによる画像形成装置200の汚れを低減できる。

0094

なお、上述の説明では、攪拌リブ1112aに磁性体1113を備えた場合について説明したが、図14(b)に示すように、攪拌リブ1112bとして、周囲にウレタンシート1114を設けた構成でも、本実施形態を適用可能である。即ち、この構成の場合も、ウレタンシート1114により現像剤が保持されるため、インダクタンスセンサ108周辺の現像剤の滞留をより抑制できる。但し、インダクタンスセンサ108の出力波形が、磁性体1113を有する場合と同様の波形となるため、このように攪拌リブ1112bにウレタンシート1114を備えた構成にも、本実施形態を好ましく適用できる。

0095

<他の実施形態>
上述の各実施形態では、封止シートの巻き取りが自動で行われる場合について説明した。但し、本発明は、ユーザなどが現像装置を装置本体に設置する前に、封止シートなどの封止部材を手動で除去する場合にも適用可能である。即ち、ユーザなどが封止部材を除去し忘れた場合にも、上述の各実施形態の制御が実行されることで、封止部材が除去されていないことを検知できる。

0096

また、上述の各実施形態では、インダクタンスセンサを攪拌室の第2攪拌スクリューの現像剤搬送方向下流側に配置した。但し、インダクタンスセンサの位置は、現像容器101内の現像剤の量が検知できれば良いため、現像室であっても良いし、攪拌室の上流側にあっても良い。但し、何れの場合も、封止シートの近傍に配置すると、封止シートが除去されていないことをより早く検知し易くなる。上述の各実施形態では、攪拌室に補給された現像剤が十分に攪拌されてから検知できるように、攪拌室の下流側に配置している。

0097

1a、1b、1c、1d・・・感光ドラム(像担持体)/51a、51b・・・封止シート(封止部材)/100a、100b、100c、100d・・・現像装置/101・・・現像容器/102・・・現像スリーブ(現像剤担持体)/103・・・仕切り壁(隔壁)/107a・・・第1開口部/107b・・・第2開口部/108・・・インダクタンスセンサ(濃度検知手段)/110・・・現像室(第1室)/110a・・・第1攪拌スクリュー(第1搬送部材)/111・・・攪拌室(第2室)/111a・・・第2攪拌スクリュー(第2搬送部材)/200・・・画像形成装置/201・・・装置本体/300・・・CPU(制御手段)/600・・・巻き取り装置(除去手段)/601・・・巻き取り軸/1110・・・回転軸/1111・・・羽根/1112、1112a、1112b・・・攪拌リブ/1113・・・磁性体/1114・・・ウレタンシート/M・・・駆動モータ(駆動手段)

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