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技術 車両用表示装置

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 佐藤剛生米山精一
出願日 2014年12月17日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-254978
公開日 2016年6月23日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-114543
状態 特許登録済
技術分野 測定値の指示 計測器の細部 計器板
主要キーワード 確認状態 回転数表示 状況画像 エコモード 幅方向右側 幅方向左側 移動タイミング 残燃料
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

演出性を向上させることができる車両用表示装置を提供する。

解決手段

メータECUが非同期移動、第1異方向移動、第2異方向移動、第1非同期異方向移動、及び、第2非同期異方向移動を実行可能であることから、リング部材4と第1情報とを同じ移動タイミングで同じ移動方向に移動させる構成と比較して、リング部材4の動作及び第1情報の移動が認識されやすくなるとともに、表現バリエーションを増やすことができ、演出性を向上させることができる。

概要

背景

車両のインストルメントパネルには、車両の速度やエンジン回転数燃料の残量、冷却水の温度等を画像として表示可能なディスプレイを有した車両用表示装置が設けられる。このような車両用表示装置では、車両の運転状態に応じて表示する画像が切り換えられ、必要に応じて強調表示したり、画像と他の部材とを組み合わせたりすることによって、視認性及び意匠性の向上が図られることがある。

画像と他の部材とを組み合わせる車両用表示装置として、ディスプレイ(表示器)の表示領域の一部を囲う仕切り部材装飾部材)を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両用表示装置では、仕切り部材が、円環状に形成されてディスプレイの一部の情報を囲うとともに、ディスプレイに沿って平行移動可能に設けられている。さらに、この車両用表示装置は、所定の情報が仕切り部材によって常に囲まれるように、仕切り部材の移動タイミングと、情報のディスプレイ上での移動タイミングと、を同期させ、これらを同一方向に移動させるように構成されている。

概要

演出性を向上させることができる車両用表示装置を提供する。メータECUが非同期移動、第1異方向移動、第2異方向移動、第1非同期異方向移動、及び、第2非同期異方向移動を実行可能であることから、リング部材4と第1情報とを同じ移動タイミングで同じ移動方向に移動させる構成と比較して、リング部材4の動作及び第1情報の移動が認識されやすくなるとともに、表現バリエーションを増やすことができ、演出性を向上させることができる。

目的

本発明の目的は、演出性を向上させることができる車両用表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

車両のインストルメントパネル内に設けられるとともに搭乗者に向けて画像を表示する車両用表示装置であって、車両後方側に向けて画像を表示可能な表示器と、前記表示器によって表示された画像のうち少なくとも第1情報を装飾するように設けられる装飾部材と、前記装飾部材を動作させる動作機構と、前記表示器を制御して搭乗者の視線上の画像面内で前記第1情報を移動させるとともに、前記動作機構を制御して前記装飾部材を動作させる制御手段と、を備え、前記制御手段が、前記第1情報の移動タイミング及び前記装飾部材の動作タイミング同士と、前記第1情報の移動方向及び前記装飾部材の動作方向同士と、のうち少なくとも一方が異なるように前記表示器及び前記動作機構を制御することを特徴とする車両用表示装置。

請求項2

前記動作機構が、前記画像面に沿って前記装飾部材を平行移動させるスライド機構と、前記装飾部材の前記画像面に対する傾斜角度を変更するチルト機構と、のうち少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。

請求項3

前記装飾部材が、前記第1情報と第2情報とを装飾するように設けられ、前記制御手段が、前記装飾部材を動作させる際に、前記第2情報を消去するように前記表示器を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。

請求項4

前記制御手段が、前記装飾部材を動作させる際に、動作後の該装飾部材によって装飾される新たな第3情報を表示するように前記表示器を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。

技術分野

0001

本発明は、車両のインストルメントパネル内に設けられる車両用表示装置に関する。

背景技術

0002

車両のインストルメントパネルには、車両の速度やエンジン回転数燃料の残量、冷却水の温度等を画像として表示可能なディスプレイを有した車両用表示装置が設けられる。このような車両用表示装置では、車両の運転状態に応じて表示する画像が切り換えられ、必要に応じて強調表示したり、画像と他の部材とを組み合わせたりすることによって、視認性及び意匠性の向上が図られることがある。

0003

画像と他の部材とを組み合わせる車両用表示装置として、ディスプレイ(表示器)の表示領域の一部を囲う仕切り部材装飾部材)を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両用表示装置では、仕切り部材が、円環状に形成されてディスプレイの一部の情報を囲うとともに、ディスプレイに沿って平行移動可能に設けられている。さらに、この車両用表示装置は、所定の情報が仕切り部材によって常に囲まれるように、仕切り部材の移動タイミングと、情報のディスプレイ上での移動タイミングと、を同期させ、これらを同一方向に移動させるように構成されている。

先行技術

0004

特開2006−132951号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、仕切り部材の移動と画像情報の移動とを同期させると、表現バリエーションが限られてしまう。また、例えば移動の前後で仕切り部材によって囲われる領域において表示内容を変更しても、その変化が搭乗者に認識されにくくなってしまう。従って、仕切り部材を移動させる際の演出性のさらなる向上が望まれていた。

0006

本発明の目的は、演出性を向上させることができる車両用表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、車両のインストルメントパネル内に設けられるとともに搭乗者に向けて画像を表示する車両用表示装置であって、車両後方側に向けて画像を表示可能な表示器と、前記表示器によって表示された画像のうち少なくとも第1情報を装飾するように設けられる装飾部材と、前記装飾部材を動作させる動作機構と、前記表示器を制御して搭乗者の視線上の画像面内で前記第1情報を移動させるとともに、前記動作機構を制御して前記装飾部材を動作させる制御手段と、を備え、前記制御手段が、前記第1情報の移動タイミング及び前記装飾部材の動作タイミング同士と、前記第1情報の移動方向及び前記装飾部材の動作方向同士と、のうち少なくとも一方が異なるように前記表示器及び前記動作機構を制御することを特徴とする車両用表示装置である。

0008

請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記画像面に沿って前記装飾部材を平行移動させるスライド機構と、前記装飾部材の前記画像面に対する傾斜角度を変更するチルト機構と、のうち少なくとも一方を有することを特徴とするものである。

0009

請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記装飾部材が、前記第1情報と第2情報とを装飾するように設けられ、前記制御手段が、前記装飾部材を移動させる際に、前記第2情報を消去するように前記表示器を制御することを特徴とするものである。

0010

請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記制御手段が、前記装飾部材を移動させる際に、動作後の該装飾部材によって装飾される新たな第3情報を表示するように前記表示器を制御することを特徴とするものである。

発明の効果

0011

請求項1に記載された発明によれば、移動タイミング及び動作タイミング同士と、移動方向及び動作方向同士と、のうち少なくとも一方が異なるように、装飾部材を動作させて第1情報を移動させることにより、装飾部材と第1情報とを同じタイミングで同じ方向に移動させる構成と比較して、装飾部材の動作及び第1情報の移動が認識されやすくなり、演出性を向上させることができる。尚、第1情報は、少なくとも動作前の装飾部材によって装飾されていればよく、装飾部材と異なる方向に移動し、動作後の装飾部材によって装飾されなくなってもよい。

0012

請求項2に記載された発明によれば、動作機構がスライド機構を有していれば、簡単な構成で装飾部材を動作させることができる。また、動作機構がチルト機構を有していれば、装飾部材における車両後方側(搭乗者側)の面又は仮想面を画像面に交差するように位置づけることができる。従って、搭乗者から見て装飾部材を立体的に動作させ、この動作と第1情報の画像面上の平行移動とを組み合わせることによって、演出性をさらに向上させることができる。

0013

請求項3に記載された発明によれば、装飾部材を動作させる際に、装飾部材によって装飾されていた第2情報を消去することにより、表現のバリエーションを増やして演出性をさらに向上させることができる。尚、第2情報は任意のタイミングで消去されればよく、装飾部材の動作開始前や動作中、動作完了後のいずれであってもよい。また、装飾部材の動作に合わせて第2情報をフェードアウトさせてもよい。

0014

請求項4に記載された発明によれば、装飾部材を動作させる際に、装飾部材によって装飾される新たな第3情報を表示することで、表現のバリエーションを増やして演出性をさらに向上させることができる。尚、第3情報は任意のタイミングで表示されればよく、装飾部材の動作開始前や動作中、動作完了後のいずれであってもよい。また、装飾部材の動作に合わせて第3情報をフェードインさせてもよい。

図面の簡単な説明

0015

本発明の実施形態に係る車両用表示装置を示す斜視図である。
図1のX−X線に沿った断面図である。
図1の車両用表示装置の装飾部材が移動する様子を示す正面図である。
図1の車両用表示装置によって表示される画像と装飾部材との組み合わせの一例を示す正面図である。
図4の画像における第1情報と装飾部材とを平行移動させる際の途中の状態を示す正面図である。
図4の画像における第1情報と装飾部材との移動後の様子を示す正面図である。
図1の車両用表示装置によって表示される画像の他の例を示す正面図である。
変形例に係る車両用表示装置によって表示される画像の一例を示す正面図である。

実施例

0016

以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の車両用表示装置1は、図1、2に示すように、車両のインストルメントパネルIと一体に形成されたケース2と、画像を表示する表示器3と、表示器3よりも全体が車両後方側(搭乗者側)に設けられた装飾部材としてのリング部材4と、リング部材4を動作させる動作機構5と、表示器3及び動作機構5を制御する図示しない制御手段としてのメータECUと、を備える。車両用表示装置1は、例えばガソリンエンジンモータとによって走行するハイブリッド車に設けられ、図4〜7に示すように、車両の各種情報を画像として表示可能に構成されている。

0017

ケース2は、表示器3及びリング部材4を収容する。ケース2の車両後方側には開口部Oが形成されるとともに透明なカバー部21が設けられ、車両後方側の搭乗者が開口部Oを通してケース2の内部を視認可能であるとともに、ケース2の内部がカバー部21によって水や埃等から保護される。カバー部21は、車両前方側に向かうにしたがって上方側に向かう傾斜を有している。

0018

表示器3は、例えば全体が板状に形成された液晶ディスプレイであって、画像を表示可能な表示面31が車両後方側に向けられて設置されている。この表示面31が搭乗者の視線上の画像面となる。本実施形態において、表示面31は、上下方向に沿って延びるものとするが、上下方向に対して多少の傾きを有していてもよい。

0019

リング部材4は、例えば表面に金属のような光沢を有して円環状に形成され、表示面31の一部を囲って強調することができるように構成されている。リング部材4の外周部分には、図3に示すように複数の溝部41が略等間隔で形成されている。リング部材4の下端4aは、動作機構5の後述するアーム部50によって支持される。後述するような動作機構5により、リング部材4は、図2に示すように車両の上下方向に対する傾斜角度(表示面31に対する傾斜角度)を変更可能に構成されるとともに、図3に示すように車両幅方向に平行移動可能に構成される。

0020

動作機構5は、リング部材4を支持するアーム部50と、リング部材4を傾斜させるためのチルト機構51と、リング部材4を平行移動させるためのスライド機構52と、を有する。

0021

チルト機構51は、アーム部50を案内するレール部511と、アーム部50を前後方向に移動させる図示しない第1アクチュエータと、を備える。アーム部50は、一端50aが円弧状のレール部511に案内されることによりリング部材4を支持した他端50bが前後方向に移動し、車両後方側に移動するにしたがって全体が上下方向に対して傾斜していく。アーム部50の傾斜に伴ってリング部材4も傾斜する。リング部材4は、アーム部50の他端50bが車両前方側に位置することにより、図2実線で示すように正面部42が車両後方側に向いた起立位置に位置づけられ、他端50bを車両後方側に位置させることにより、二点鎖線で示すように起立位置よりも正面部42を上方に向けるとともに、正面部42が車両前方側に向かうにしたがって上方側に向かう傾斜を有した(車両前方側上がりに傾斜した)傾斜位置に位置づけられる。リング部材4は、チルト機構51によって、起立位置と傾斜位置との間で傾斜角度を変更可能に構成される。また、リング部材4は、傾斜位置において下端4aが車両後方側に移動するとともに正面部42を上方に向けて傾斜することにより、傾斜したカバー部21の下方に収容されていき、その上端4bはほとんど車両前方側に移動しない。

0022

スライド機構52は、チルト機構51の下方に設けられ、チルト機構51全体を車両の幅方向に平行移動させる図示しない第2アクチュエータを備える。第2アクチュエータを動作させることで、リング部材4は図3に示すように車両の幅方向に平行移動する。

0023

以下、メータECUが表示器3A及び動作機構5を制御し、画像とリング部材4とを組み合わせて搭乗者に視認させ、画像のうちリング部材4によって装飾された第1情報を移動させるとともにリング部材4を動作させる方法について説明する。メータECUは、第1情報の移動タイミングとリング部材4の動作タイミングとが異なるように略同一方向に移動及び動作させる非同期移動と、略同一のタイミングで第1情報の移動方向とリング部材4の動作方向とが異なるように移動及び動作させる異方向移動と、移動タイミングと動作タイミングとが異なるとともに移動方向と動作方向とが異なるように第1情報及びリング部材4を移動及び動作させる非同期異方向移動と、を実行可能に構成されている。

0024

非同期移動を実行する際、メータECUは、スライド機構52を制御してリング部材4を幅方向の一方側に平行移動させるとともに、この動作タイミングとは異なる移動タイミングで第1情報を表示面31A上で幅方向の一方側に平行移動させる。このとき、リング部材4の平行移動距離と第1情報の平行移動距離とは略等しいものとするが、多少の差があってもよい。また、第1情報とリング部材4とは、移動(動作)開始のタイミング及び移動(動作)終了のタイミングのうち少なくとも一方が異なっていればよい。

0025

異方向移動は、リング部材4を平行移動させる第1異方向移動と、リング部材4の傾斜角度を変更する第2異方向移動と、に区別される。第1異方向移動を実行する際、メータECUは、スライド機構52を制御してリング部材4を幅方向の一方側に平行移動させるとともに、第1情報を表示面31A上で幅方向の他方側に移動させるか、或いは、上下方向又は斜め方向に移動させる。第2異方向移動を実行する際、メータECUは、チルト機構51を制御してリング部材4の傾斜角度を変更するとともに、第1情報を表示面31A上で任意の方向に移動させる。

0026

非同期異方向移動は、リング部材4を平行移動させる第1非同期異方向移動と、リング部材4の傾斜角度を変更する第2非同期異方向移動と、に区別される。非同期異方向移動を実行する際、メータECUは、非同期移動と同様の移動(動作)タイミング、且つ、異方向移動と同様の移動(動作)方向で第1情報及びリング部材4を移動及び動作させる。

0027

これらの非同期移動や異方向移動、非同期異方向移動を実行する際、動作前のリング部材4によって装飾されていた第2情報を消去したり、動作後のリング部材4によって装飾される第3情報を新たに表示したりしてもよい。

0028

以下、メータECUが非同期移動及び異方向移動を実行する際の表示面31における画像とリング部材4との様子の具体例について説明する。

0029

まず、車両用表示装置1が、図4に示すような通常画像A1を表示するとともに、リング部材4を起立位置且つ幅方向の略中央に位置づけ、この状態を通常状態とする。通常画像A1は、車両の速度を表示する速度表示部A11と、エンジンの回転数を表示する回転数表示部A12と、燃料の残量を表示する残燃料表示部A13と、バッテリの残容量を表示する残容量表示部A14と、冷却水の温度を表示する冷却水温度表示部A15と、バッテリの温度を示すバッテリ温度表示部A16と、を有する。速度表示部A11がリング部材4に囲まれるとともに、回転数表示部A12がリング部材4の内周に沿って表示される。また、残燃料表示部A13と、残容量表示部A14と、冷却水温度表示部A15と、バッテリ温度表示部A16と、がリング部材4の外周に沿って表示され、リング部材4の外周に形成された複数の溝部41が各表示部A13〜A16の目盛りとなる。即ち、これらの表示部A11〜A16は、リング部材4によって装飾されている。

0030

このような通常状態において、搭乗者が車両状況確認モードを選択すると、メータECUが非同期移動を実行し、車両用表示装置1は、図5に示す状態を経由して図6に示すような車両状況確認状態となる。即ち、メータECUは、図5に示すようにまずリング部材4の幅方向右側への平行移動を開始した後、速度表示部A11及び回転数表示部A12を幅方向右側へ移動させるとともに、残燃料表示部A13、残容量表示部A14、冷却水温度表示部A15、及び、バッテリ温度表示部A16を消去する。尚、これらの表示部A13〜A16は任意のタイミングで消去されればよく、リング部材4の動作開始前や動作中、動作完了後のいずれであってもよい。

0031

その後、メータECUは、図6に示すように、リング部材4及び表示部A11、A12が移動して空白となった幅方向左側の領域に、車両状況表示部A21を表示し、状況画像A2を表示する。車両状況表示部A21は、例えばタイヤ空気圧等の情報を搭乗者が任意に選択し、表示するものである。尚、車両状況表示部A21は任意のタイミングで表示されればよく、リング部材4の動作開始前や動作中、動作完了後のいずれであってもよい。このとき、移動する表示部A11、A12が第1情報となり、消去される表示部A13〜A16が第2情報となる。

0032

通常状態において、搭乗者がエコモードを選択すると、メータECUが第2異方向移動を実行し、車両用表示装置1は、図7に示すような充放電状況表示状態となる。メータECUは、リング部材4を傾斜位置に位置づけ、速度表示部A11を上方に移動させ、残燃料表示部A13及び残容量表示部A14を移動させつつ形状を変更して残燃料表示部A33及び残容量表示部A34とし、表示部A12、A15、A16を消去し、バッテリの充放電状況を表示する充放電表示部A31を新たに表示することで、回生画像A3を表示する。

0033

充放電表示部A31は、上下方向に対して傾斜した円環状に形成され、中央部を中立位置として、右側に向かって点灯することによりバッテリの放電量が大きくなることを示し、左側に向かって点灯することにより回生エネルギーによるバッテリの充電量が大きくなることを示すとともに、リング部材4の外周に沿って形成された複数の溝部41が充放電表示部A31の目盛りとなる。即ち、充放電表示部A31は、リング部材4によって装飾される。このとき、移動する表示部A11、A13、A14が第1情報となり、消去される表示部A12、A15、A16が第2情報となり、新たに表示される充放電表示部A31が第3情報となる。

0034

尚、通常状態において搭乗者がエコモードを選択した際、メータECUが第2非同期異方向移動を実行してもよい。即ち、リング部材4を傾斜位置に位置づける動作タイミングと、速度表示部A11を上方に移動させる移動タイミングと、が異なるようにメータECUが表示器3及びチルト機構51を制御してもよい。

0035

このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、メータECUが非同期移動、第1異方向移動、第2異方向移動、第1非同期異方向移動、及び、第2非同期異方向移動を実行可能であることから、リング部材4と第1情報とを同じ移動タイミングで同じ移動方向に移動させる構成と比較して、リング部材4の動作及び第1情報の移動が認識されやすくなるとともに、表現のバリエーションを増やすことができ、演出性を向上させることができる。

0036

また、動作機構5がチルト機構51及びスライド機構52を有することから、リング部材4の傾斜角度を変更する動作と、リング部材4を平行移動させる動作と、の両方を実行することができ、表現のバリエーションをさらに増やすことができる。

0037

また、メータECUが非同期移動や異方向移動、非同期異方向移動を実行する際、動作前のリング部材4によって装飾されていた第2情報を消去したり、動作後のリング部材4によって装飾される第3情報を新たに表示したりすることにより、表現のバリエーションを増やして演出性をさらに向上させることができる。

0038

なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。

0039

例えば、前記実施形態では、通常状態において搭乗者が車両状況確認モードを選択すると、メータECUが非同期移動を実行するものとしたが、このとき、メータECUは、第1異方向移動や第1非同期異方向移動を実行してもよい。即ち、メータECUは、図8に示すように、リング部材4を幅方向右側に平行移動させるとともに、速度表示部A11を左側に移動させ、第4画像A4を表示させてもよい。このとき、リング部材4の動作タイミングと速度表示部A11の移動タイミングとが略同一であれば第1異方向移動となり、これらのタイミングが異なれば第1非同期異方向移動となる。

0040

また、前記実施形態では、通常状態において搭乗者が車両状況確認モードを選択した際、リング部材4が速度表示部A11及び回転数表示部A12の移動よりも先に動作を開始するものとしたが、速度表示部A11及び回転数表示部A12が先に移動を開始してもよいし、速度表示部A11及び回転数表示部A12が一旦消去され、リング部材4が動作を終了したら再び表示されてもよい。このとき、表示部A11、A12の消去のタイミングとリング部材4の動作開始のタイミングが異なるか、表示部A11、A12の再表示のタイミングとリング部材4の動作終了のタイミングが異なるか、これらのタイミングの両方が異なっていればよい。尚、車両の停止時であれば、速度表示部A11は一旦消去されたりリング部材4が重なることで隠されたりしてもよい。一方、車両の走行時に速度表示部A11が消去されたり隠されたりする場合には、他の表示装置(例えばヘッドアップディスプレイ)等に車両の速度を表示すればよい。

0041

また、前記実施形態では、チルト機構51とスライド機構52とを個別に動作させるものとしたが、チルト機構51及びスライド機構52を同時に動作させ、幅方向に平行移動しつつ傾斜角度を変更するようにリング部材4を動作させてもよい。

0042

また、前記実施形態では、動作機構5が、リング部材4の上下方向に対する傾斜角度を変更するチルト機構51と、リング部材4を幅方向に平行移動させるスライド機構52と、を有するものとしたが、動作機構は、チルト機構とスライド機構とのうち少なくとも一方を有していればよい。また、チルト機構は、リング部材4の表示面31に対する傾斜角度を変更するものであればよく、例えば幅方向に対する傾斜角度を変更するものであってもよい。また、スライド機構は、リング部材4を表示面31に沿って平行移動させるものであればよく、例えば上下方向に平行移動させるものであってもよい。

0043

また、前記実施形態では、メータECUが非同期移動、第1異方向移動、第2異方向移動、第1非同期異方向移動、及び、第2非同期異方向移動を実行可能なものとしたが、メータECUはこれらのうち少なくとも1つを実行可能であればよい。

0044

また、前記実施形態では、第1情報としての速度表示部A11が単に移動するものとしたが、速度表示部A11は、車両の速度を表示するものであればよく、移動に伴って大きさや形状、表現方法等が変更されてもよく、例えばデジタル表示の速度表示部がアナログ表示に変更されてもよい。

0045

また、前記実施形態では、表示器3に表示された実像が搭乗者に視認されるものとしたが、表示器とハーフミラー等の反射部材とを組み合わせることで虚像が搭乗者に視認される構成としてもよい。このとき、虚像が形成される面が搭乗者の視線上の画像面となる。

0046

また、前記実施形態では、リング部材4を動作させる際に第2情報としての各表示部が消去されたり、第3情報としての各表示部が新たに表示されたりするものとしたが、車両用表示装置1の状態を切り替える際に不必要な情報を消去するとともに必要な情報を追加すればよく、第2情報や第3情報としての表示部は適宜に選択されればよい。また、リング部材4を動作させる際に、表示面31において各表示部が移動するのみで表示されている内容が変わらなくてもよい。

0047

また、前記実施形態では、装飾部材として画像の一部を囲う円環状のリング部材4を例示したが、装飾部材は、画像の一部を装飾することで強調したり視認性や意匠性を向上させたりするものであればよく、多角形の環状に形成されていてもよいし、画像を囲わない任意の形状を有したものであってもよい。

0048

その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。

0049

1車両用表示装置
3表示器
4リング部材(装飾部材)
5動作機構
51チルト機構
52スライド機構
A11速度表示部(第1情報)
A12回転数表示部(第1情報、第2情報)
A13残燃料表示部(第1情報、第2情報)
A14残容量表示部(第1情報、第2情報)
A15冷却水温度表示部(第2情報)
A16バッテリ温度表示部(第2情報)
A31充放電表示部(第3情報)
I インストルメントパネル

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