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技術 断熱箱体およびこれを備える冷蔵庫

出願人 シャープ株式会社
発明者 内田武長濃篤史吉岡政明
出願日 2014年12月12日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-251887
公開日 2016年6月23日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-114267
状態 特許登録済
技術分野 冷蔵庫の箱体(壁体)2
主要キーワード 補助入口 開口部群 壁状部材 格子状部材 主開口 流通穴 外箱表面 テーパ形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月23日)のものです。
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図面 (20)

課題

外箱に凹みが生じないような断熱箱体を提供する。

解決手段

断熱箱体101は、一方に開口する外箱2と、外箱2の内部に配置される内箱1と、内箱1の内部空間を分割する仕切り壁3とを備え、外箱2と内箱1との間には第1発泡断熱材部5が配置されている。仕切り壁3は、中空構造の仕切り壁外殻31と、仕切り壁外殻31の内部空間33に充填された第2発泡断熱材部6とを含み、仕切り壁外殻31は、内箱1と接する仕切り壁外殻側面32を有する。外箱2は外部から発泡断熱材を注入するための外箱断熱材入口を有し、内箱1は、仕切り壁外殻側面32と接する部分に内箱断熱材流通口11を有し、仕切り壁外殻側面32は、内箱断熱材流通口11と連通する仕切り壁断熱材入口15を有し、仕切り壁断熱材入口15には、流通抵抗部材として開口領域分割部材17が設けられている。

概要

背景

一般的に冷蔵庫などは断熱箱体を備えている。断熱箱体は、通常、内壁を構成する内箱外壁を構成する外箱との2重構造になっており、内箱と外箱との間に断熱材が配置されている。断熱箱体を作製する際には、特開昭60−283号公報(特許文献1)、特開昭59−109762号公報(特許文献2)に記載されているように、内箱と外箱との間に発泡ウレタンなどの発泡性合成樹脂注入し、発泡させ、固化させることによって、内箱と外箱との間隙を満たすように発泡断熱材を形成する方法を採用することが考えられる。

冷蔵庫などにおいてユーザが物を出し入れする開口部を「間口」(まぐち)という。発泡断熱材を形成する工程においては、まず内箱を作製し、間口が下を向くように内箱を伏せた状態で、外箱が間口を下向きにして内箱に被さるように配置される。外箱と内箱との間の相対的位置関係を、何らかの手段によって固定する。この状態では、外箱の背面が上を向いている。外箱の背面などに予め設けられた注入口から発泡ウレタンなどの発泡性合成樹脂を注入する。このような注入を行なっている例が、特開昭59−5039号公報(特許文献3)に記載されている。

1つの断熱箱体が1つの貯蔵室のみを備えるものであれば、これで足りるが、温度が異なる複数の貯蔵室を備える断熱箱体も求められる。冷蔵庫においては、たとえば冷蔵室冷凍室野菜室といった複数の貯蔵室を備えていることが求められる。この場合、1つの断熱箱体に含まれる異なる貯蔵室同士を仕切るための壁となる部材(以下「仕切り壁」という。)が必要となる。貯蔵室ごとに求められる温度が違うのだから仕切り壁にも断熱性が求められる。

特開2014−43987号公報(特許文献4)に記載されているように、仕切り壁は、内箱とは別の部品として作製しておいて内箱の内部に間口側から挿入することによって取り付けられる。外箱−内箱間の空間のみならず仕切り壁の内部にも発泡断熱材がいきわたるように発泡断熱材の流通穴を設けておき、外箱の注入口から発泡性合成樹脂を注入する際には、仕切り壁の内部も含めて発泡断熱材が形成される。

発泡性合成樹脂は注入直後は液状である。この液状の発泡性合成樹脂が外箱−内箱間の空間から仕切り壁の内部へと流れ込むための流通穴は、仕切り壁の側面に設けられる。注入作業は、間口を下に向けた状態で行なわれるので、外箱−内箱間の空間においても仕切り壁の内部空間においても、発泡性合成樹脂の液面が下から上へと進行することとなる。最終的には、外箱−内箱間の空間と、仕切り壁の内部空間との全体が発泡断熱材によって満たされることが予定されている。発泡性合成樹脂は、発泡体に変化してしまう前の液状であるうちにできるだけ円滑に仕切り壁の内部へも流入すべきであるので、仕切り壁の側面に設けられる流通穴はある程度大きな穴として設けられる。

概要

外箱に凹みが生じないような断熱箱体を提供する。断熱箱体101は、一方に開口する外箱2と、外箱2の内部に配置される内箱1と、内箱1の内部空間を分割する仕切り壁3とを備え、外箱2と内箱1との間には第1発泡断熱材部5が配置されている。仕切り壁3は、中空構造の仕切り壁外殻31と、仕切り壁外殻31の内部空間33に充填された第2発泡断熱材部6とを含み、仕切り壁外殻31は、内箱1と接する仕切り壁外殻側面32を有する。外箱2は外部から発泡断熱材を注入するための外箱断熱材入口を有し、内箱1は、仕切り壁外殻側面32と接する部分に内箱断熱材流通口11を有し、仕切り壁外殻側面32は、内箱断熱材流通口11と連通する仕切り壁断熱材入口15を有し、仕切り壁断熱材入口15には、流通抵抗部材として開口領域分割部材17が設けられている。

目的

本発明は、外箱に凹みが生じることをなるべく防止できるような断熱箱体およびこれを備える冷蔵庫を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一方に開口する外箱主開口部を有する外箱と、前記外箱の内部に配置され、前記外箱主開口部と同じ側に開口する内箱主開口部を有する内箱と、前記内箱主開口部から前記内箱の奥行き方向に延在するように前記内箱の内部に嵌め込まれて配置されることによって、前記内箱の内部空間を分割する仕切り壁とを備え、前記外箱と前記内箱との間の空間には発泡断熱材充填されることによって第1発泡断熱材部が配置されており、前記仕切り壁は、中空構造の仕切り壁外殻と、前記仕切り壁外殻の内部空間に充填された第2発泡断熱材部とを含み、前記仕切り壁外殻は、前記内箱と接する仕切り壁外殻側面を有し、前記外箱は外部から発泡断熱材を注入するための外箱断熱材入口を有し、前記内箱は、前記仕切り壁外殻側面と接する部分に前記第1発泡断熱材部と前記第2発泡断熱材部とを連通させることが可能な内箱断熱材流通口を有し、前記仕切り壁外殻側面は、前記内箱断熱材流通口と連通する仕切り壁断熱材入口を有し、前記仕切り壁断熱材入口には、流通抵抗部材が設けられている、断熱箱体

請求項2

前記流通抵抗部材は、前記仕切り壁断熱材入口を横切る部材である、請求項1に記載の断熱箱体。

請求項3

前記横切る部材は、前記仕切り壁外殻から前記仕切り壁の内側に向かって延在する壁状部材である、請求項2に記載の断熱箱体。

請求項4

前記壁状部材は、前記仕切り壁外殻から前記仕切り壁の内側に進むにつれて厚みが増している、請求項3に記載の断熱箱体。

請求項5

請求項1から4のいずれかに記載の前記断熱箱体を備える、冷蔵庫

技術分野

0001

本発明は、断熱箱体およびこれを備える冷蔵庫に関するものである。

背景技術

0002

一般的に冷蔵庫などは断熱箱体を備えている。断熱箱体は、通常、内壁を構成する内箱外壁を構成する外箱との2重構造になっており、内箱と外箱との間に断熱材が配置されている。断熱箱体を作製する際には、特開昭60−283号公報(特許文献1)、特開昭59−109762号公報(特許文献2)に記載されているように、内箱と外箱との間に発泡ウレタンなどの発泡性合成樹脂注入し、発泡させ、固化させることによって、内箱と外箱との間隙を満たすように発泡断熱材を形成する方法を採用することが考えられる。

0003

冷蔵庫などにおいてユーザが物を出し入れする開口部を「間口」(まぐち)という。発泡断熱材を形成する工程においては、まず内箱を作製し、間口が下を向くように内箱を伏せた状態で、外箱が間口を下向きにして内箱に被さるように配置される。外箱と内箱との間の相対的位置関係を、何らかの手段によって固定する。この状態では、外箱の背面が上を向いている。外箱の背面などに予め設けられた注入口から発泡ウレタンなどの発泡性合成樹脂を注入する。このような注入を行なっている例が、特開昭59−5039号公報(特許文献3)に記載されている。

0004

1つの断熱箱体が1つの貯蔵室のみを備えるものであれば、これで足りるが、温度が異なる複数の貯蔵室を備える断熱箱体も求められる。冷蔵庫においては、たとえば冷蔵室冷凍室野菜室といった複数の貯蔵室を備えていることが求められる。この場合、1つの断熱箱体に含まれる異なる貯蔵室同士を仕切るための壁となる部材(以下「仕切り壁」という。)が必要となる。貯蔵室ごとに求められる温度が違うのだから仕切り壁にも断熱性が求められる。

0005

特開2014−43987号公報(特許文献4)に記載されているように、仕切り壁は、内箱とは別の部品として作製しておいて内箱の内部に間口側から挿入することによって取り付けられる。外箱−内箱間の空間のみならず仕切り壁の内部にも発泡断熱材がいきわたるように発泡断熱材の流通穴を設けておき、外箱の注入口から発泡性合成樹脂を注入する際には、仕切り壁の内部も含めて発泡断熱材が形成される。

0006

発泡性合成樹脂は注入直後は液状である。この液状の発泡性合成樹脂が外箱−内箱間の空間から仕切り壁の内部へと流れ込むための流通穴は、仕切り壁の側面に設けられる。注入作業は、間口を下に向けた状態で行なわれるので、外箱−内箱間の空間においても仕切り壁の内部空間においても、発泡性合成樹脂の液面が下から上へと進行することとなる。最終的には、外箱−内箱間の空間と、仕切り壁の内部空間との全体が発泡断熱材によって満たされることが予定されている。発泡性合成樹脂は、発泡体に変化してしまう前の液状であるうちにできるだけ円滑に仕切り壁の内部へも流入すべきであるので、仕切り壁の側面に設けられる流通穴はある程度大きな穴として設けられる。

先行技術

0007

特開昭60−283号公報
特開昭59−109762号公報
特開昭59−5039号公報
特開2014−43987号公報

発明が解決しようとする課題

0008

実際には、発泡断熱材を形成し終えた後の断熱箱体の外箱において、仕切り壁の側面に対応する位置にわずかな凹みが生じる場合がある。たとえわずかな凹みであっても外箱表面における光の反射加減でユーザにも見えてしまい、外観劣化させる場合がある。

0009

そこで、本発明は、外箱に凹みが生じることをなるべく防止できるような断熱箱体およびこれを備える冷蔵庫を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上記目的を達成するため、本発明に基づく断熱箱体は、一方に開口する外箱主開口部を有する外箱と、上記外箱の内部に配置され、上記外箱主開口部と同じ側に開口する内箱主開口部を有する内箱と、上記内箱主開口部から上記内箱の奥行き方向に延在するように上記内箱の内部に嵌め込まれて配置されることによって、上記内箱の内部空間を分割する仕切り壁とを備え、上記外箱と上記内箱との間の空間には発泡断熱材が充填されることによって第1発泡断熱材部が配置されており、上記仕切り壁は、中空構造の仕切り壁外殻と、上記仕切り壁外殻の内部空間に充填された第2発泡断熱材部とを含み、上記仕切り壁外殻は、上記内箱と接する仕切り壁外殻側面を有し、上記外箱は外部から発泡断熱材を注入するための外箱断熱材入口を有し、上記内箱は、上記仕切り壁外殻側面と接する部分に上記第1発泡断熱材部と上記第2発泡断熱材部とを連通させることが可能な内箱断熱材流通口を有し、上記仕切り壁外殻側面は、上記内箱断熱材流通口と連通する仕切り壁断熱材入口を有し、上記仕切り壁断熱材入口には、流通抵抗部材が設けられている。

発明の効果

0011

本発明によれば、仕切り壁断熱材入口に流通抵抗部材が設けられているので、第1発泡断熱材部および第2発泡断熱材部を形成するための注入直後の断熱材の密度差による吸込現象を抑えることができ、外箱に凹みが生じることをなるべく防止することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明に基づく実施の形態1および10における冷蔵庫の斜視図である。
本発明に基づく実施の形態1における断熱箱体の分解図である。
本発明に基づく実施の形態1における断熱箱体の斜視図である。
本発明に基づく実施の形態1における断熱箱体の、背面の様子がわかる斜視図である。
本発明に基づく実施の形態1における断熱箱体の側面図である。
本発明に基づく実施の形態1および9における断熱箱体が備える仕切り壁の斜視図である。
本発明に基づく実施の形態1および9における断熱箱体が備える仕切り壁の側面図である。
図7におけるVIII−VIII線に関する矢視断面図である。
図5におけるIX−IX線に関する矢視断面図である。
図5におけるX−X線に関する矢視断面図である。
本発明に基づく実施の形態1における断熱箱体が備える仕切り壁の仕切り壁断熱材入口近傍の拡大図である。
発泡性合成樹脂の注入開始直後の状態を図5におけるIX−IX断面で見たところの説明図である。
発泡性合成樹脂の注入開始直後の状態を図5におけるX−X断面で見たところの説明図である。
発泡性合成樹脂の注入を開始してからしばらく経った後の状態を図5におけるIX−IX断面で見たところの説明図である。
発泡性合成樹脂の注入を開始してからしばらく経った後の状態を図5におけるX−X断面で見たところの説明図である。
発泡性合成樹脂の注入を開始してからさらにしばらく経った後の状態を図5におけるIX−IX断面で見たところの説明図である。
発泡性合成樹脂の注入を開始してからさらにしばらく経った後の状態を図5におけるX−X断面で見たところの説明図である。
発泡性合成樹脂が断熱材として固まる際の図17における右下部分における挙動の説明図である。
本発明に基づく実施の形態2における断熱箱体が備える仕切り壁の仕切り壁断熱材入口近傍の拡大図である。
図19におけるXX−XX線に関する矢視断面図である。
本発明に基づく実施の形態3における断熱箱体が備える仕切り壁の仕切り壁断熱材入口近傍の拡大図である。
本発明に基づく実施の形態4における断熱箱体が備える仕切り壁の仕切り壁断熱材入口近傍の拡大図である。
本発明に基づく実施の形態5における断熱箱体が備える仕切り壁の仕切り壁断熱材入口近傍の拡大図である。
本発明に基づく実施の形態6における断熱箱体が備える仕切り壁の仕切り壁断熱材入口近傍の拡大図である。
本発明に基づく実施の形態7における断熱箱体が備える仕切り壁の部分断面図である。
本発明に基づく実施の形態7における断熱箱体の第1の変形例が備える仕切り壁の部分断面図である。
本発明に基づく実施の形態7における断熱箱体の第2の変形例が備える仕切り壁の部分断面図である。
本発明に基づく実施の形態7における断熱箱体の第3の変形例が備える仕切り壁の部分断面図である。
本発明に基づく実施の形態8における断熱箱体の部分断面図である。
本発明に基づく実施の形態8における断熱箱体を作製するために外箱の内部に注入された発泡性合成樹脂が仕切り壁内へ流入する様子の説明図である。
本発明に基づく実施の形態8における断熱箱体を作製するために注入された発泡性合成樹脂が仕切り壁の内部空間において発泡している様子の説明図である。

実施例

0013

外箱に生じるわずかな凹みの原因を調べるために、発明者らが外箱を外してみると、この凹みに対応する位置において発泡断熱材に凹みが生じていることがわかった。この発泡断熱材に生じる凹みの原因を追究した発明者らは、断熱材が固まる際に密度差による吸引現象が生じていると考えた。発明者らは、この吸引現象を防ぐことができれば、外箱に生じるわずかな凹みを防ぐことができると考え、本発明をなすに至った。

0014

ここでいう断熱箱体は、冷蔵庫に用いられるものとは限らないが、以下では、冷蔵庫(冷凍室を備えるものも含む。)に用いられる断熱箱体を例にとって説明する。一般的に、冷蔵庫は内箱と外箱とを備え、内箱と外箱との間に断熱材が配置される。内箱の内部は仕切り壁によって複数の貯蔵室に分割される。

0015

(実施の形態1)
(構成)
図1図11を参照して、本発明に基づく実施の形態1における断熱箱体および冷蔵庫について説明する。図1に、本実施の形態における冷蔵庫201の外観を示す。冷蔵庫201は、冷蔵庫201は、複数の貯蔵室を有する断熱箱体101と、各貯蔵室開閉するための蓋体4a,4b,4cとを備える。冷蔵庫201は、さらに図示しない冷却回路制御装置などを備える。冷蔵庫201は、複数の貯蔵室を有する。複数の貯蔵室とは、たとえば上から順に、冷蔵室、冷凍室、野菜室である。もっとも、貯蔵室の種類、数、配置はこれに限らない。

0016

断熱箱体101の分解図を図2に示す。断熱箱体101は、外箱2と、内箱1と、仕切り壁3とを含む。仕切り壁3は、図2に矢印91で示すように内箱1の内側に嵌め込まれる。内箱1は矢印92に示すように外箱2の内側に嵌め込まれる。外箱2は主に鋼板によって形成されている。これらを組み立てたところを、図3に示す。この状態の断熱箱体101を斜め後ろから見たところを図4に示す。図4では、外箱2の背面2bが見えている。さらにこの状態の断熱箱体101の側面図を図5に示す。図5においては、外箱2に収納された状態の内箱1および仕切り壁3を透視して破線で示している。

0017

ここでは、断熱箱体101は、蓋体4a,4b,4cを含まないものとしたが、蓋体を取り付けた後のものを断熱箱体と呼んでもよい。

0018

本実施の形態における断熱箱体101は、一方に開口する外箱主開口部2aを有する外箱2と、外箱2の内部に配置され、外箱主開口部2aと同じ側に開口する内箱主開口部1aを有する内箱1と、内箱主開口部1aから内箱1の奥行き方向に延在するように内箱1の内部に嵌め込まれて配置されることによって、内箱1の内部空間を分割する仕切り壁3とを備える。

0019

図2に示した例では、1つの内箱1に対して2つの仕切り壁3が嵌め込まれる構成となっているが、これはあくまで一例である。1つの内箱1に対して嵌め込まれる仕切り壁3の数は2以外であってもよいし、仕切り壁3を嵌め込む位置なども図示したものに限らない。

0020

図4に示した例では、背面2bの下部に2個の外箱断熱材入口12が設けられていたが、これはあくまで一例である。外箱断熱材入口12の数、形状、位置は、図4に示したものに限らない。外箱断熱材入口12は、冷蔵庫の下部にのみ設けられるとは限らず、たとえば上部に設けられていてもよく、上部と下部との両方に設けられていてもよい。

0021

図2図3および図5に示されている仕切り壁3を単独で取り出したところを図6に示す。ここでは、断熱材が形成される前の仕切り壁3の構造について示している。仕切り壁3を側方から見たところを図7に示す。図7におけるVIII−VIII線に関する矢視断面図を図8に示す。図5におけるIX−IX線に関する矢視断面図を図9に示し、図5におけるX−X線に関する矢視断面図を図10に示す。

0022

図9に示すように、外箱2と内箱1との間の空間には発泡断熱材が充填されることによって第1発泡断熱材部5が配置されている。図10に示すように、仕切り壁3は、中空構造の仕切り壁外殻31と、仕切り壁外殻31の内部空間33に充填された第2発泡断熱材部6とを含む。図6に示すように、仕切り壁外殻31は、内箱1と接する仕切り壁外殻側面32を有する。図4に示したように、外箱2は外部から発泡断熱材を注入するための外箱断熱材入口12を有する。図2および図10に示すように、内箱1は、仕切り壁外殻側面32と接する部分に第1発泡断熱材部5と第2発泡断熱材部6とを連通させることが可能な内箱断熱材流通口11を有する。図2図6および図7に示すように、仕切り壁外殻側面32は、内箱断熱材流通口11と連通する仕切り壁断熱材入口15を有する。図7に示すように、仕切り壁断熱材入口15には、流通抵抗部材として開口領域分割部材17が設けられている。

0023

図7に示される仕切り壁断熱材入口15の近傍を拡大したところを図11に示す。仕切り壁外殻側面32に設けられた仕切り壁断熱材入口15は、開口領域分割部材17によって、開口部15aと開口部15bとの2つに分割されている。

0024

(作用・効果)
本実施の形態では、仕切り壁3の内部空間33への発泡断熱材の充填を十分良好に実現しつつ、外箱2の外観に影響を及ぼすような発泡断熱材の凹みをなるべく防止することができる。その理由を明らかにするために、発泡断熱材を形成する方法について、以下に詳しく説明する。

0025

図10に示した第1発泡断熱材部5および第2発泡断熱材部6を形成するためには、各空間へ液状の発泡性合成樹脂を注入する作業が行なわれる。この作業は、図3図5に示したように、内箱1と外箱2と仕切り壁3とを組み合わせたものを用意し、この組み合わせたものの間口が下方を向くように配置した状態で行なわれる。間口が下方を向いているので、内箱主開口部1aおよび外箱主開口部2aが下方を向いている。この状態では、図4に示した外箱断熱材入口12が上方を向く。この状態で、外箱断熱材入口12から外箱2内部に向けて液状の発泡性合成樹脂が注入される。

0026

まず、液状の発泡性合成樹脂の注入を開始した直後の状態について、図5におけるIX−IX断面で見たところを図12に示し、図5におけるX−X断面で見たところを図13に示す。IX−IX断面においては、図12に示すように、外箱2と内箱1との間の空間に発泡性合成樹脂7が溜まり始め、発泡性合成樹脂7の液面は上昇し続ける。一方、X−X断面においては、図13に示すように、外箱2と内箱1との間の空間に溜まり始めた発泡性合成樹脂7は内箱断熱材流通口11を通ってさらに仕切り壁断熱材入口15を通って仕切り壁3の内部空間33へと流入する。図12および図13においては説明の便宜のために、発泡性合成樹脂7の挙動を模式的に液体の挙動として図示しているが、実際にはこの時点で発泡性合成樹脂7の一部は既に発泡を開始している可能性がある。発泡している部分も流動性を有しているので、液体と同様に低い方へと流れ込む。

0027

さらに若干の時間が経過した後の状態について、図5におけるIX−IX断面で見たところを図14に示し、図5におけるX−X断面で見たところを図15に示す。外箱2と内箱1との間の空間においても、仕切り壁3の内部空間33においても、発泡性合成樹脂7の液面が上昇し続け、発泡も進行する。仕切り壁3の内部空間33に対して外箱2と内箱1との間の空間は、内箱断熱材流通口11および仕切り壁断熱材入口15を経由して連通するだけでなく、他の位置に設けられた仕切り壁断熱材補助入口16によっても連通している。したがって、図15に示すように、外箱2と内箱1との間の空間において発泡性合成樹脂7の液面が上昇すれば、仕切り壁3の内部空間33においてもこれに追従するようにして発泡性合成樹脂7の液面が上昇する。

0028

さらに若干の時間が経過した後の状態について、図5におけるIX−IX断面で見たところを図16に示し、図5におけるX−X断面で見たところを図17に示す。図16に示すように、外箱2と内箱1との間の空間において発泡性合成樹脂7は発泡しながら上部に達し、左右からの流れが合流する。図17に示すように、仕切り壁3の内部空間33においてもこれに追従するようにして発泡性合成樹脂7の液面が上昇し、発泡が進行する。こうして、仕切り壁3の内部空間33は、発泡性合成樹脂7によってほぼ満たされる。

0029

断熱材で満たされるべき空間がほぼ全て、発泡進行中の発泡性合成樹脂7によって満たされた後、発泡性合成樹脂7は、第1発泡断熱材部5および第2発泡断熱材部6として固まる。図10に示したように、外箱2と内箱1との間の空間には第1発泡断熱材部5が形成され、仕切り壁3の内部空間33には第2発泡断熱材部6が形成されるが、実際には、前者に比べて後者は密度が低いものとなる。

0030

既に発泡している発泡性合成樹脂7が断熱材として固まる際の図17における右下部分の様子を拡大したところを図18に示す。第2発泡断熱材部6の方が密度が低いので、固まる直前の時点で、矢印95に示すように、内箱断熱材流通口11および仕切り壁断熱材入口15を通って第1発泡断熱材部5から第2発泡断熱材部6へと向かう発泡性合成樹脂7の流れが生じる。

0031

従来は、この流れによって仕切り壁3の内部空間33へと断熱材が吸い込まれることによって、部位19において第1発泡断熱材部5に凹みが生じていた。部位19は、内箱断熱材流通口11および仕切り壁断熱材入口15を外箱2に投影した位置の部位である。第1発泡断熱材部5の部位19に凹みが生じたことにより、外箱2の部位20は圧力差から内側へと引っ張られ、わずかな凹みを生じる。従来はこのわずかな凹みが外観劣化の原因となっていた。しかし、本実施の形態では、仕切り壁断熱材入口15には、流通抵抗部材として開口領域分割部材17が設けられているので、図18の矢印95nに示すように、内部空間33へと断熱材が吸い込まれる流れの少なくとも一部が阻害される。したがって、部位19に凹みが生じる程度を抑制することができる。したがって、外箱2の部位20に凹みが生じる度合を低減することができる。

0032

流通抵抗部材の形状はこれに限るわけではないが、流通抵抗部材は、仕切り壁断熱材入口15を横切る部材であることが好ましい。この構成を採用することにより、単純な部材でありながら、発泡性合成樹脂の注入時の仕切り壁内への流入は著しく阻害することなく、発泡中の発泡性合成樹脂が固まる際の密度差による流れに関しては適度に阻害することができ、外箱における凹みの発生をなるべく防止することができる。

0033

本実施の形態では、図11に示したように、流通抵抗部材としての開口領域分割部材17が設けられることによって、仕切り壁断熱材入口15が開口部15aと開口部15bとの2つに分かれていたが、これはあくまで一例であり、さまざまな変形例が考えられる。

0034

(実施の形態2)
図19を参照して、本発明に基づく実施の形態2における断熱箱体について説明する。本実施の形態における断熱箱体は、基本的な構成は実施の形態1で説明した断熱箱体101と同様であるが、以下の点で異なる。

0035

本実施の形態では、図19に示すように仕切り壁断熱材入口15に2本の横切る部材、すなわち2本の開口領域分割部材17が設けられている。これによって、仕切り壁断熱材入口15が3つの開口部15c,15d,15eに分かれている。

0036

図19におけるXX−XX線に関する矢視断面図を図20に示す。仕切り壁外殻31は板状の部材であり、図20における仕切り壁外殻31より上側すなわち内側は内部空間33となっている。仕切り壁断熱材入口15においては、仕切り壁外殻31と同じ材料で仕切り壁外殻31と一体となるように2本の開口領域分割部材17が設けられている。本実施の形態では、このような構成であってもよい。このように仕切り壁外殻31の一部を利用して形成したような棒状部材を流通抵抗部材としてもよい。

0037

本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図21を参照して、本発明に基づく実施の形態3における断熱箱体について説明する。本実施の形態における断熱箱体は、基本的な構成は実施の形態1で説明した断熱箱体101と同様であるが、以下の点で異なる。

0038

本実施の形態では、図21に示すように仕切り壁断熱材入口15が大きく2つに分かれて互いに離れた箇所に開口部群15sと開口部群15tとして存在し、その各々に開口領域分割部材17が設けられることによってさらにそれぞれ複数の開口部に分かれている。

0039

本実施の形態においても、これまでの実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図22を参照して、本発明に基づく実施の形態4における断熱箱体について説明する。本実施の形態における断熱箱体は、基本的な構成は実施の形態1で説明した断熱箱体101と同様であるが、以下の点で異なる。

0040

実施の形態1において図11に示した例では、開口領域分割部材17は仕切り壁断熱材入口15の短手方向に平行な棒状部材であったが、開口領域分割部材17が配置されるのはこの方向とは限らない。本実施の形態では、図22に示すように、流通抵抗部材としての開口領域分割部材17は、仕切り壁断熱材入口15の長手方向と平行な棒状部材となっている。これにより、仕切り壁断熱材入口15は開口部15fと開口部15gとに分かれている。ここでは仕切り壁断熱材入口15の長手方向と平行な1本の開口領域分割部材17によって2つに分けられている例を示したが、2本以上の開口領域分割部材17によって3つ以上に分けられていてもよい。

0041

本実施の形態においても、これまでの実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図23を参照して、本発明に基づく実施の形態5における断熱箱体について説明する。本実施の形態における断熱箱体は、基本的な構成は実施の形態1で説明した断熱箱体101と同様であるが、以下の点で異なる。

0042

本実施の形態では、図23に示すように開口領域分割部材17は十字型の部材となっている。仕切り壁断熱材入口15は開口領域分割部材17によって4つの小さな開口部に分けられている。

0043

本実施の形態においても、これまでの実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図24を参照して、本発明に基づく実施の形態6における断熱箱体について説明する。本実施の形態における断熱箱体は、基本的な構成は実施の形態1で説明した断熱箱体101と同様であるが、以下の点で異なる。

0044

本実施の形態では、図24に示すように、開口領域分割部材17は格子状部材となっている。仕切り壁断熱材入口15は開口領域分割部材17によって多数の小さな開口部に分けられる。

0045

本実施の形態においても、これまでの実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
(構成)
図25を参照して、本発明に基づく実施の形態7における断熱箱体について説明する。

0046

本実施の形態における断熱箱体は、全体的な構造に関しては、実施の形態1で説明した断熱箱体と同様であるが、実施の形態1で説明した断熱箱体101と比べて以下の点で異なる。

0047

実施の形態2で示した図20と同じ断面で見ると、本実施の形態における断熱箱体は、図25に示すような構造を備えている。

0048

本実施の形態では、流通抵抗部材として設けられている横切る部材、すなわち、仕切り壁断熱材入口15を横切る部材は、仕切り壁外殻31から仕切り壁3の内側に向かって延在する壁状部材17iである。

0049

(作用・効果)
本実施の形態では、仕切り壁断熱材入口15の流通抵抗部材として壁状部材17iが設けられているので、発泡性合成樹脂の注入時の仕切り壁3内への流入は円滑に許容しつつ、発泡中の発泡性合成樹脂が固まる際の密度差による不規則な流れに対しては適度に阻害することができ、外箱における凹み発生の度合を低減することができる。

0050

なお、壁状部材は、仕切り壁外殻31から仕切り壁3の内側に進むにつれて厚みが増していることが好ましい。すなわち、たとえば図26に示すように壁状部材17jを備えることが好ましい。壁状部材17jは、仕切り壁外殻31から仕切り壁3の内側に進むにつれて厚みが増しているので、図26の断面図においては、テーパ形状のように見えている。この構成を採用することにより、発泡性合成樹脂の注入時の仕切り壁内への流入はあまり妨げず、発泡中の発泡性合成樹脂が固まる際の密度差による流れに対しては適度に阻害することができ、外箱における凹み発生の度合を低減することができる。

0051

なお、図27に示すように、仕切り壁断熱材入口15の外縁の少なくとも一部において仕切り壁外殻31から仕切り壁3の内側に向かって壁状に延在する誘導部材18を備えることも好ましい。この構成を採用することにより、誘導部材18の働きにより発泡性合成樹脂の流れをさらに整えることができる一方、不規則な角度で生じる流れについては誘導部材18によって阻害することができる。したがって、発泡性合成樹脂の注入時の仕切り壁内への流入はあまり妨げず、発泡中の発泡性合成樹脂が固まる際の密度差による不規則な流れに対しては阻害することができる。

0052

図28に示したように、上述の壁状部材17jと、誘導部材18とを併用してもよい。
(実施の形態8)
(構成)
図29を参照して、本発明に基づく実施の形態8における断熱箱体について説明する。

0053

本実施の形態における断熱箱体は、全体的な構造に関しては、実施の形態1で説明した断熱箱体と同様であるが、実施の形態1で説明した断熱箱体101と比べて以下の点で異なる。

0054

実施の形態1で示した図10の右下部分に相当する部分を断面図で見ると、本実施の形態における断熱箱体においては、図29に示すような構造を備えている。ただし、図29では、断熱材を充填する前の状態を示している。

0055

本実施の形態では、流通抵抗部材は、仕切り壁断熱材入口15に入ろうとする流れによって仕切り壁断熱材入口15を開放する方向に作用し、仕切り壁断熱材入口15から出ようとする流れによって仕切り壁断熱材入口15を閉鎖する方向に作用する、弁部材23である。

0056

さらに、弁部材23は、仕切り壁断熱材入口15を塞ぐように仕切り壁外殻31の内側に配置された弾性を有する板であることが好ましい。この構成を採用することにより、簡単な構造によって所望の開閉を行なう弁部材を実現することができる。図30に一例を示すように、弁部材23は、固定部24を含む。弁部材23は、固定部24を以て仕切り壁外殻31の内面に固定されている。

0057

(作用・効果)
図30には、発泡性合成樹脂の注入時の仕切り壁3内への流入の様子が示されている。内箱1と外箱2との間の空間では発泡性合成樹脂7の液面は矢印96に示すように上昇する。一方、発泡性合成樹脂7の一部は、矢印97に示すように、内箱断熱材流通口11および仕切り壁断熱材入口15を通って仕切り壁3の内部空間33へと流入する。弁部材23は弾性変形することによって仕切り壁断熱材入口15を開放する。発泡性合成樹脂7は既に発泡現象を開始していてもよいが、より低い方へと流れることができる程度の流動性は有している。

0058

次に、内部空間33に十分な量の発泡性合成樹脂7が入り込んで発泡現象が進行したときの様子を図31に示す。内部空間33における発泡性合成樹脂7の発泡現象により、矢印98に示すように仕切り壁外殻31を外向きに押す力が作用する。この力により、弁部材23は外向きに押されて仕切り壁断熱材入口15を閉鎖しようとする。このときの弁部材23による仕切り壁断熱材入口15の閉鎖は、完全でなくてもよい。たとえ不完全な閉鎖であってもその後に生じる密度差に起因した流れの阻害のためには一定の効果がある。

0059

本実施の形態では、発泡性合成樹脂の注入時の仕切り壁3内への流入の際には矢印96の流れに押されて仕切り壁断熱材入口15を開放することとなって、流れを許容し、仕切り壁3の内部空間33において発泡現象が起こったときには、矢印98に示す力によって弁部材23が押されることによって、仕切り壁断熱材入口15が完全にあるいは不完全に閉鎖される。したがって、その後に生じる発泡性合成樹脂が固まる際の密度差による不規則な流れに対しては弁部材23を以て阻害することができる。その結果、外箱における凹みの発生の度合を低減することができる。

0060

(実施の形態9)
(構成)
図6および図7を再び参照して、本発明に基づく実施の形態9における断熱箱体について説明する。本実施の形態における断熱箱体は、全体的な構造に関しては、実施の形態1で説明した断熱箱体と同様であり、実施の形態1で説明した断熱箱体101も既に本実施の形態としての特徴を備えていたが、実施の形態1とは着目点が異なるので、以下に改めて説明する。

0061

本実施の形態では、仕切り壁外殻側面32は、第1発泡断熱材部5と連通するように、内箱1の奥行き方向に沿って配列された1以上の仕切り壁断熱材補助入口16を含む。仕切り壁断熱材入口15は、前記1以上の仕切り壁断熱材補助入口16のいずれよりも、内箱主開口部1aの側に近い位置にある。仕切り壁断熱材補助入口16には流通抵抗部材が設けられている必要はない。図6および図7でいうと、仕切り壁前面34がある側が内箱主開口部1aの側に相当する。

0062

言い換えれば、仕切り壁外殻側面32に複数の入口が並んでいて、そのうち最も内箱主開口部1a側にある入口が仕切り壁断熱材入口15であり、他は仕切り壁断熱材補助入口16であるということである。さらに言い換えれば、仕切り壁外殻側面32に配列された複数の入口のうち、少なくとも最も内箱主開口部1a側にある入口には流通抵抗部材が設けられているということである。

0063

図6および図7に示した例では、仕切り壁断熱材入口15が長方形であって仕切り壁断熱材補助入口16が円形となっているが、これはあくまで例示であって、これらの入口の形状は図示したものに限らない。また、図6および図7に示した例では、複数個並んでいる仕切り壁断熱材補助入口16はいずれも同じ形状、同じサイズとなっているが、これはあくまで一例であって、複数の仕切り壁断熱材補助入口16が存在する場合に、これらの中に異なる形状、異なるサイズのものが混在していてもよい。

0064

(作用・効果)
発泡性合成樹脂を注入する際には間口側すなわち内箱主開口部1a側が下方になるような姿勢で行なわれる。本実施の形態では、仕切り壁外殻側面32に設けられた複数の入口のうち最も内箱主開口部1a側にある入口に流通抵抗部材が設けられていることとなり、最も下方の入口すなわち最も密度差による断熱材吸込み現象が顕著となる入口において流通抵抗部材が設けられているので、外箱における凹みの発生の防止に対して特に効果的である。

0065

(実施の形態10)
(冷蔵庫)
図1を再び参照して、本発明に基づく実施の形態10における冷蔵庫について説明する。

0066

本実施の形態における冷蔵庫は、これまでの実施の形態のいずれかで説明した断熱箱体を備える。この冷蔵庫の外観は、たとえば図1に示したようなものである。冷蔵庫201の外観からは仕切り壁断熱材入口15の様子は見えないが、冷蔵庫201は内部に仕切り壁3を備え、仕切り壁3は仕切り壁外殻側面32に仕切り壁断熱材入口15を有し、仕切り壁断熱材入口15にはこれまでに説明したような流通抵抗部材が設けられている。

0067

(作用・効果)
本実施の形態では、仕切り壁断熱材入口15に流通抵抗部材が設けられているので、第1発泡断熱材部5および第2発泡断熱材部6を形成するための注入直後の断熱材の密度差による吸込み現象を抑えることができ、その結果、外箱における凹みの発生を抑えた冷蔵庫とすることができる。

0068

なお、これまでに述べた実施の形態の全体にわたっていえることだが、図2図6などに示された仕切り壁3の形状はあくまで一例であり、これに限らない。仕切り壁外殻側面32に設けられた仕切り壁断熱材入口15の位置、形状などもあくまで一例であり、これに限らない。

0069

上述のように、本発明に基づく断熱箱体の適用対象は、冷蔵庫には限らない。本発明に基づく断熱箱体は、たとえば保冷庫保温庫冷凍庫などのように冷蔵庫以外のものにも適用することができる。

0070

これまでの説明に用いた各図においては、本発明にとって本質的ではない部分の形状、構造などに関しては、単純化して表示している。各部位の寸法比は、忠実に図示のとおりであることを意図するものではなく、説明の便宜のために誇張して表示している場合がある。

0071

なお、これまでに述べた発明のうちいくつかを整理し、以下の付記に示す。
(付記1)
前記仕切り壁断熱材入口の外縁の少なくとも一部において前記仕切り壁外殻から前記仕切り壁の内側に向かって壁状に延在する誘導部材を備える、上述のいずれかの断熱箱体。

0072

(付記2)
前記流通抵抗部材は、前記仕切り壁断熱材入口に入ろうとする流れによって前記仕切り壁断熱材入口を開放する方向に作用し、前記仕切り壁断熱材入口から出ようとする流れによって前記仕切り壁断熱材入口を閉鎖する方向に作用する、弁部材である、上述のいずれかの断熱箱体。

0073

(付記3)
前記弁部材は、前記仕切り壁断熱材入口を塞ぐように前記仕切り壁外殻の内側に配置された弾性を有する板である、付記2に記載の断熱箱体。

0074

(付記4)
前記仕切り壁外殻側面は、前記第1発泡断熱材部と連通するように、前記内箱の奥行き方向に沿って配列された1以上の仕切り壁断熱材補助入口を含み、前記仕切り壁断熱材入口は、前記1以上の仕切り壁断熱材補助入口のいずれよりも、前記内箱主開口部の側に近い位置にある、上述のいずれかの断熱箱体。

0075

なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。

0076

1内箱、1a 内箱主開口部、2外箱、2a 外箱主開口部、2b 背面、3仕切り壁、4a,4b,4c蓋体、5 第1発泡断熱材部、6 第2発泡断熱材部、7 (液状の)発泡性合成樹脂、11 内箱断熱材流通口、12 外箱断熱材入口、15 仕切り壁断熱材入口、15a,15b,15c,15d,15e,15f,15g 開口部、15s,15t開口部群、16 仕切り壁断熱材補助入口、17 開口領域分割部材、17i,17j壁状部材、18誘導部材、19 (仕切り壁断熱材入口に対応する)部位、20 部位、23弁部材、24 固定部、31 仕切り壁外殻、32 仕切り壁外殻側面、33 (仕切り壁の)内部空間、34 仕切り壁前面、91,92,93,94,95,95n,96,97,98 矢印、101断熱箱体、201冷蔵庫。

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