図面 (/)

技術 ダイエット食品セット

出願人 佐藤琢磨西島雅嗣
発明者 佐藤琢磨西島雅嗣
出願日 2014年12月17日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2014-254652
公開日 2016年6月23日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2016-111977
状態 特許登録済
技術分野 食品の着色及び栄養改善
主要キーワード 成年男子 エネルギー貯蔵庫 ササミ プロテインパウダー リバウンド現象 総窒素量 危機的 自己防衛
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

LBMの喪失を極力抑えつつ、長期間にわたって持続的に体脂肪を減少させることができる順応ダイエット方法に適したダイエット食品を提供する。

解決手段

順応式ダイエット用のダイエット食品は、1日分に含まれる摂取カロリーが、平均的な基礎代謝量の40〜60%となるように調整され、且つ、1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されている。このダイエット食品を用いることにより、容易に順応式ダイエットを実践することができる。

概要

背景

ダイエットとは、食事により摂取したカロリー摂取カロリー)を運動などよって消費したカロリー(消費カロリー)よりも少なくすることにより、カロリーバランスマイナスにし、体脂肪を消費させることであるといえる。従来から、種々のダイエット方法提唱されており、例えば、ダイエットのためにカロリーを全く摂取しない絶食療法や、1日の摂取カロリーを200〜600kcalにする超低エネルギー食療法(Very low calorie diet、以下VLCD)、等が知られている。また、ダイエット期間中に、摂取カロリーを抑えつつ、効率的に必要な栄養素補給するためのダイエット食品も知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。そして、特定のダイエット方法を実践するために開発されたダイエット食品もある。

概要

LBMの喪失を極力抑えつつ、長期間にわたって持続的に体脂肪を減少させることができる順応式ダイエット方法に適したダイエット食品を提供する。順応式ダイエット用のダイエット食品は、1日分に含まれる摂取カロリーが、平均的な基礎代謝量の40〜60%となるように調整され、且つ、1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されている。このダイエット食品を用いることにより、容易に順応式ダイエットを実践することができる。

目的

本発明の目的は、LBMの喪失を極力抑えつつ、長期間にわたって持続的に体脂肪を減少させることができるダイエット方法を提供し、そのようなダイエット方法に好適なダイエット食品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

順応ダイエット用のダイエット食品であって、前記ダイエット食品の1日分に含まれる摂取カロリーが、平均的な基礎代謝量の40%〜60%であり、前記ダイエット食品の1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されていることを特徴とするダイエット食品。

請求項2

前記ダイエット食品は、1日分に含まれる摂取カロリーが、平均的な基礎代謝量の40%〜60%となるように調整されたフード部と、前記フード部と別体に構成されたプロテイン部であって、1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されたプロテイン部とを備えるダイエット食品。

請求項3

順応式ダイエット用のダイエット食品セットであって、請求項1又は2に記載のダイエット食品と、第2のダイエット食品であって、前記第2のダイエット食品の1日分に含まれる摂取カロリーが、平均的な基礎代謝量の90%〜110%であり、前記第2のダイエット食品の1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されている第2のダイエット食品とを備えるダイエット食品セット。

請求項4

さらに、第3のダイエット食品であって、前記第3のダイエット食品の1日分に含まれる摂取カロリーが、前記第1のダイエット食品と前記第2のダイエット食品の中間になるように調整され、前記第3のダイエット食品の1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されている第3のダイエット食品とを備える、請求項3に記載のダイエット食品セット。

技術分野

0001

本発明は、基礎代謝順応を考慮に入れた順応式ダイエットのためのダイエット食品に関する。

背景技術

0002

ダイエットとは、食事により摂取したカロリー摂取カロリー)を運動などよって消費したカロリー(消費カロリー)よりも少なくすることにより、カロリーバランスマイナスにし、体脂肪を消費させることであるといえる。従来から、種々のダイエット方法提唱されており、例えば、ダイエットのためにカロリーを全く摂取しない絶食療法や、1日の摂取カロリーを200〜600kcalにする超低エネルギー食療法(Very low calorie diet、以下VLCD)、等が知られている。また、ダイエット期間中に、摂取カロリーを抑えつつ、効率的に必要な栄養素補給するためのダイエット食品も知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。そして、特定のダイエット方法を実践するために開発されたダイエット食品もある。

先行技術

0003

特開2003−125732号公報
特開2006−223293号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記絶食療法を行った場合、摂取するカロリーがないために体重の減少は著明である。しかしながら、筋肉などの徐脂肪活性組織の量(徐脂肪体組織、除脂肪体重とも言う、Lean body mass、以下LBMと記載)が大幅に減少してしまう、体脂肪の分解の過程で生じるケトン体が過剰に生成されてしまう、等の問題があった。そして、絶食療法におけるLBMの大幅な減少を克服する目的で、上記VLCDが開発された。VLCDは、現在のところ、最も効果的なダイエット方法として知られている。VLCDにおいては、摂取カロリーを、1日あたり200〜600kcalに下げるものの、最低限のタンパク質糖質ビタミンミネラルを摂取することで、LBMの著しい減少を防止している。また、体脂肪の分解の過程で生じるケトン体の過剰な生成を抑えながらダイエットを行うことができることも知られている。

0005

過去の研究において、VLCDによる体重の減少を週ごとにチェックすると、第一週目における体重の減少は顕著であるものの、第二週目以降からは、体重の減少が大幅に鈍ることが分かった。また、第一週目における体重の減少は、全てが体脂肪の減少による訳ではなく、体重の減少分における、LBMの減少及び水分の喪失が占める割合が多いことも分かった。実際、VLCDを開始した初めの時期においては、窒素平衡が負に傾いていることが確認されている。ここで、「窒素平衡が負に傾く」とは、生体投与された総窒素量よりも排泄された総窒素量の方が多くなることを意味している。生体の窒素化合物はほとんどがタンパク質であるので、生体への窒素の取り込みと排出とを測定することによってタンパク質の増減概算することができる。ダイエット中に、窒素平衡が負に傾くことは、タンパク質やエネルギーの摂取不足により、LBMが失われている状態であることを表している。

0006

VLCDを開始して負に傾いた窒素平衡がどのくらいで回復するかを調べた研究では、1日あたり420kcalのエネルギーを摂取しつつ行ったVLCDでは、4週目で回復したのに対して、1日あたり240kcalのエネルギーを摂取しつつ行ったVLCDでは、4週目でも窒素平衡は負のままで回復しなかったことが確認されている。

0007

また、VLCDを長期で見た場合には、VLCDの1〜2年後で半数以上の症例で体重が元に戻ったとされる報告がある。別の報告では、VLCD単独でダイエットをした場合、平均8.6kg体重が減ったにもかかわらず、1年後に平均3.3kg、2年後に5.7kg、3年後に7.1kgの体重増加が確認されている。このようなVLCD終了後のリバウンド現象の原因としては、LBMの喪失が影響していると考えられてる。

0008

このようにVLCDは、絶食療法よりは改善されたと言えるがまだまだ不完全であり、LBMを大幅に喪失してしまうなどの、多くの解決するべき課題があるといえる。

0009

そこで、本発明の目的は、LBMの喪失を極力抑えつつ、長期間にわたって持続的に体脂肪を減少させることができるダイエット方法を提供し、そのようなダイエット方法に好適なダイエット食品を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明の態様に従えば、順応式ダイエット用のダイエット食品であって、
前記ダイエット食品の1日分に含まれる摂取カロリーが、平均的な基礎代謝量の40%〜60%であり、
前記ダイエット食品の1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されていることを特徴とするダイエット食品が提供される。

0011

本発明のダイエット食品によれば、ダイエット食品の1日分に含まれる摂取カロリーが、平均的な基礎代謝量の50%±10%に調整されているので、後述の順応式ダイエットにおける最後の段階で摂取すべきとされているエネルギー量を容易に摂取することができる。また、ダイエット食品の1日分に含まれるタンパク質の量が、標準体重1kgあたり0.8g〜1.5gとなるように調整されているので、後述の順応式ダイエットにおける最後の段階で摂取すべきとされているタンパク質の量を容易に摂取することができる。

発明の効果

0012

そのため、本発明のダイエット食品を用いることにより、容易に、後述の順応式ダイエットを実践することができる。

図面の簡単な説明

0013

図1は、順応式ダイエットの開始前と終了後に撮影したCT写真である。図1左側の4枚の写真が順応式ダイエットの開始前に撮影したものであり、図1右側の4枚の写真が順応式ダイエットの終了後に撮影したものである。

実施例

0014

<VLCDの問題点>
上述のVLCDにおいては、1日の摂取カロリーを200〜600kcalにするとされているが、実際の過去の事例では、摂取カロリーが500kcal以下になっていることが多い。VLCDは、もともと絶食療法の時に生じたLBMの著明な喪失という問題点を解決するために、絶食療法から改良されたダイエット方法であり、LBMの著明な喪失を和らげることに主眼が置かれている。そのためLBMの喪失を完全に、もしくは、ほぼ完全に防ごうという目的をもっていない。

0015

過去に、1日あたりの摂取カロリーを420kcalと240kcalにしてVLCDを行った研究が報告されている。この研究の結果では、1日の摂取カロリーが420kcalの場合、VLCDを開始した当初、窒素平衡が負となっており、LBMが喪失されていたが、4週間後に、窒素平衡が正に転じた。また、240kcalの場合は、窒素平衡はVLCDを開始した当初からずっと負のままであり、4週間後も正に転じることはなく、LBMの喪失が止まらなかった。なお、1日の摂取カロリーが420kcalの場合には、体重は4週間で約7.8kg減少し、1日の摂取カロリーが240kcalの場合には、体重は4週間で8.3kg減少していた。そのため、上記研究においては、いずれの場合もダイエットとしては成功しているとされている。しかしながら1日の摂取カロリーが240kcalの場合には、VLCDを開始した当初からずっと窒素平衡が負のままであったことを鑑みると、LBMが大きく喪失していることがわかる。また、1日の摂取カロリーが420kcalの場合には、窒素平衡が最終的に正に転じたとはいえ、3週間は負のままであったことを考えると、LBMの喪失は相当量あったと推察される。これらのことは、VLCDが絶食療法におけるLBMの喪失についての問題点を完全に克服したものではなく、ある程度和らげたに過ぎないことを示している。

0016

また、過去の報告では、VLCDの開始後1〜2週間は順調に体脂肪が減少するが、徐々に、体脂肪の減少が鈍くなっていくことが観察されている。このように、ダイエットを続けるにつれて体脂肪の減少が抑えられてしまう現象は、順応、適応現象、あるいは停滞期などと呼ばれている。摂取しているカロリーが一定であるにもかかわらず、体脂肪の減少が抑えられたり、体脂肪の減少が停滞したりしてしまうのは、人体側で、基礎代謝を下げることにより消費カロリーを下げているからであると考えられる。ここで、消費カロリーは、主に内臓などの活動による基礎代謝と、筋肉の活動によって消費されるカロリーとで構成されているが、基礎代謝が全消費カロリーの約60%を占めている。そして、人体は、摂取カロリーと消費カロリーとのバランス崩れて摂取カロリーが不足すると、体脂肪が減少するのを防ぐために、基礎代謝を下げて消費カロリーを下げていると考えられる。このような「順応」とよばれる反応は、人間という動物に備わった自己防衛の機能の一つと考えられる。体脂肪は、もともと、飢餓状態に陥った時、エネルギーを供給するためのエネルギー貯蔵庫であるので、そのエネルギー源の減少を防ぐために、基礎代謝を下げて、できるだけエネルギーの貯蔵庫の減少を防ごうとしていると考えられる。長期間にわたって、体脂肪を持続的に減少させるためには、上述の基礎代謝の順応という現象を克服するようなダイエット方法が有効であると考えられるが、これまで、この基礎代謝の順応を克服することを考慮に入れたダイエット方法は存在しなかった。

0017

本発明者らは、鋭意検討の末、LBMの喪失を極力防ぐことができるとともに、基礎代謝の順応を克服して、長期間にわたって体脂肪を持続的に減少させることができる新しいダイエット方法(順応式ダイエット)を考案した。以下、本発明者らが考案した順応式ダイエットについて説明する。なお、順応式ダイエットは、健康状態が良好な人を対象としており、糖尿病、あるいは、栄養状態の問題のある人、その他、健康状態に何か問題のある人は、医師の検討を要する。また、他のダイエット法との併用は、その都度、健康状態に影響を与えないかどうか、検討を要する。

0018

<順応式ダイエットの概要
本発明者らの知見によれば、順応は次の2つの性質を備えている。第1に、上述のようにダイエットを開始すると、人体が基礎代謝を順応によって下げることによって、体脂肪の減少をストップさせようとするわけであるが、順応によって体脂肪の減少をストップさせる程度まで基礎代謝が低下するまでには一定の期間を要する。以下の説明において、「順応によって体脂肪の減少をストップさせる程度まで基礎代謝が低下するのに要する期間」のことを、単に「順応に要する期間」と呼ぶ。第2に、この順応に要する期間は摂取カロリーと消費カロリーの差が激しいほど早くなる傾向がある。これらの性質は、人によって個人差があるもののダイエットをしているすべての人で観察することができる。

0019

これまで、順応に要する期間として、どれくらいの時間を要するかを詳細に調べた研究はなかったが、本発明者らは、順応に要する期間は2〜3日では足りず、7〜10日程の時間を要することを見いだした。また、順応にそれ以上の日数がかかる場合であっても、7〜10日ほどで7,8割程度順応し、その後、じわじわと残りの順応がゆっくり進む傾向があることを見いだした。本発明者らは順応に要する期間を考慮に入れ、一定期間(約1週間)ごとに段階的に摂取カロリーを下げることが重要であることを見いだした。

0020

基礎代謝を低下させる順応は、摂取カロリーが不足するとすぐに始まるが、上述のように順応が完成するまでには一定期間(約1週間)がかかる。その順応が完成する直前に、摂取カロリーがさらに下がると、順応がまたやり直しとなる。そして、それが一週間ごとに繰り返されると、順応が撹乱され、順応に要する期間を実質的に延長させることができる。

0021

また、上述のように、一定期間ごとに摂取カロリーを減らしていった場合、それに伴って順応により基礎代謝量が下がっていくことになるが、これをやり過ぎると基礎代謝量が下がりすぎて人体に無理がかかってしまうことになる。また、摂取カロリーが著しく不足することにもなり、LBMの喪失を促すなどの弊害が生じることになる。そこで、本発明者らは、人体に無理がかかりすぎないようにするために、平均的な基礎代謝量の約40%〜約60%程度まで摂取カロリーを下げることを目標とすることにした。なお、平均的な基礎代謝量とは、性別、標準体重(又は除脂肪体重)、年齢等から算出される基礎代謝量である。なお、以下の説明においては、「摂取カロリーを平均的な基礎代謝量の約40%〜約60%程度まで下げることを目標にする」ということを、単に、「摂取カロリーを平均的な基礎代謝量の約50%まで下げることを目標にする」と表現している。

0022

また、上述のように、ダイエット開始から急激に摂取カロリーを減らした場合には、体はその危機的飢餓状況に急に対応できず、LBMを燃焼することでエネルギーを確保しようとするため、LBMの大幅な喪失が発生する恐れが高い。そこで発明者らは、2〜4段階に分けて、段階的に摂取カロリーを平均的な基礎代謝量の約50%まで下げることとした。例えば、1週間を1つの段階とし、第1段階から第4段階までの4週間を1クールとすることができる。この場合には、4週間かけて摂取カロリーを平均的な基礎代謝量の約50%まで下げることになる。なお、基礎代謝が早く順応することを防ぐため、一つの段階においては、1食分(または1日分)の摂取カロリーを一定に維持する。

0023

なお、順応式ダイエットにおいては、標準体重を計算し、標準体重1kgあたり、約1.0gとして、1日に必要なタンパク質の量を計算する。(1日に必要なタンパク質の量は、適時に増減するが、その範囲は標準体重1kgあたり、0.8〜1.5gとすることが望ましい。)なお、適切な量のタンパク質は、エネルギー源とはならず、筋肉の再合成の原料となるものであるから、原則、標準体重1kgあたり、約1.0gの範囲を保つことが望ましい。つまり、摂取カロリーの増減は、摂取する脂肪及び炭水化物のカロリーにより調整し、タンパク質の摂取量は原則として一定となるようにすることが望ましい。

0024

さらに本発明者らは、平均的な基礎代謝量の約50%まで摂取カロリーを段階的に減らしていった後、基礎代謝量を一旦もとに戻すために、一日の摂取カロリーを第1段階に戻すこととした。言い換えると、1クール目が終わった後、2クール目を開始することとした。その際、各クールの間に、2〜7日ほどの休息を挟むことが望ましい。この休息期間では、菓子類ジュース類ジャンクフード類などの加工度の高いものはできるだけ避け、いわゆるスローフードで、普通の食事をするようにこころがけるとよい。これによって、人体は、低下させていた基礎代謝をもとに戻し、下がっていた基礎代謝量は、ダイエットを始める前の状態に戻りリセットされる。これにより、次のクールでも、安定した体脂肪の減少が期待されることになるからである。

0025

なお、摂取カロリーの計算は、1食当たり、1日当たりの両方に対して行うことを基本とする。1食分当たりだけのカロリーを計算し、1日分のカロリー計算をしない「置き換えダイエット」をしてはならない。例えば、本ダイエットを、「朝食、昼食のみ実行し、夕食は実行しない」などとしてはならない。(この場合、朝食、昼食に、置き換えダイエットを実行していることになる。)1日のうち、2食分だけダイエット食を摂取したとしても、食事量の制限のない1食があれば、その1食で、ダイエット食2食分で不足した分のカロリーを容易に摂取することが可能となり、ダイエットは失敗することが多いからである。

0026

順応式ダイエット法では、上述のように、平均的な基礎代謝量を基準として摂取カロリーの量を決定している。そのため、順応式ダイエットを開始した場合、日常生活において運動量の多い人ほど、カロリーバランスがより大きいマイナスバランスとなる。一般的には、マイナスバランスがより大きいほど、より強い食欲発動し、より苦しいダイエットとなりがちである。しかしながら、順応式ダイエット法では、日常の運動量が大きく、マイナスバランスの大きい人でも、食欲の発動はさほど強くなく、運動量の小さい人と同程度であることがわかった。

0027

例をあげて説明すると、基礎代謝量が1500kcalで、運動による消費カロリーが1000kcalである人と、基礎代謝量が同じ1500kcalで、運動による消費カロリーが1500kcalである人の2名が、順応式ダイエットを、1週目に1日1500kcalのダイエット食で開始した場合、前者は、単純計算上は、1日1000kcal分のマイナスカロリーとなり、後者は1日1500kcalのマイナスカロリーとなる。この場合、より大きいマイナスバランスになっている後者の方に、より強い食欲が発動し、より苦しいダイエットになるよう考えられる。しかしながら、実際には、両者に差は認められなかった。発明者の1名が実際に、日常的に多くの運動をしていた場合と、多くの運動をしてない場合で、順応式ダイエット法を開始した場合にも、結果は同様であった。これは、生命の維持に重要な基礎代謝を維持できるカロリー量からダイエットを開始して、基礎代謝の低下に応じて、カロリーを低下させているためと考えられた。つまり、生命の維持に重要な基礎代謝を維持できるカロリー量からダイエットを開始しているので、強い食欲が発動することがなかったと考えられる。このことは、順応式ダイエットが継続しやすく、より実行しやすいダイエットであることを示唆している。

0028

<順応式ダイエットの具体的適用方法
次に、普通の食生活をしていた人、菓子類、脂肪の摂取が多い食生活をしていた人、菓子類、脂肪の摂取が少ない食生活をしていた人を例に挙げて、上記の順応式ダイエットを、具体的にどう適用すればよいかの適用方法(例えば、第1〜第4段階においてどのような食事をとればよいか等)について、具体例を挙げつつ説明する。

0029

まず、普通の食生活をしていた人に適した順応式ダイエットのやり方について説明する。第1段階目においては、まず、食生活からできるだけ脂肪を減らすようにする。つまり、脂肪は、肉やを摂取する時に一緒に摂取することが多いため、これまでタンパク源として食べていた肉や魚を、ササミ白身イカ貝類などの脂肪をほとんど含まないタンパク源に変えて、脂肪を減らすことによって摂取カロリーを下げる。ここではタンパク質の摂取量は、標準体重1kg当たり1.0gを保つようにする。

0030

第2段階目においては、日食べている炭水化物であるごはん、パンなどを、いつもの量の3分の2に減らす。つまり、茶碗には、いつもの3分の2だけをもるようにし、食パンなら3分の2にカットして食べる。なお、タンパク質の摂取量は第1段階目と同じにする。

0031

第3段階目においては、日頃食べている炭水化物であるごはん、パンなどを、さらに減らして、いつもの量の3分の1に減らす。そして、タンパク質の摂取量は第1段階目と同じにする。

0032

第4段階目においては、第1段階目で脂肪を減らすために変えたタンパク質の摂取量を60〜80%に下げる。なお、場合によっては第4段階目はカットしてもよい。第4段階目が終了したら、基礎代謝が順応によって下がろうとすることを防ぐため、第1段階目に戻して、次のクールを開始する。

0033

次に、菓子類、脂肪の摂取が多い食生活をしていた人に適した順応式ダイエット法のやり方について説明する。第1段階目においては、まず、菓子類、アイスクリームを食べることをやめる。第2段階目においては、食生活からできるだけ脂肪を減らす。つまり、食べる肉や魚のタンパク源を、鳥のササミ、卵の白身、イカ、貝類などに変えることによって、脂肪を減らして摂取カロリーを下げる。ここではタンパク質の摂取量は、標準体重1kg当たり1.0gを保つ。

0034

第3段階目においては、日頃食べている炭水化物であるごはん、パンなどを、2分の1に減らす。つまり、茶碗には、いつもの2分の1だけをもるようにし、食パンなら2分の1にカットして食べる。タンパク質の摂取量は2週目と同じにする。第4段階目においては、第2段階目で脂肪を減らすために変えたタンパク源を、すべてプロテインパウダーに変える。タンパク質の摂取にともなって摂取してしまう脂肪は、かなり減っているものの、そのわずかな脂肪の摂取量をさらに減らすためである。タンパク質の摂取量は、標準体重1kg当たり0.8〜1.0gにする。そして、第4段階目が終了したら、基礎代謝が順応によって下がろうとすることを防ぐため、第1段階目に戻して、次のクールを開始する。

0035

このように、菓子類、脂肪の摂取が多い食生活をしていた人は、第1段階目においては、まず、菓子類、アイスクリームを食べることをやめることから始めてもよい。このようにすれば、ダイエットを始める直前と比べて、摂取カロリー量に大きな差が生じることを抑えることができる。

0036

次に、菓子類、脂肪の摂取が少ない食生活をしていた人に適した順応式ダイエット法のやり方について説明する。もともと、菓子類も食べないし、脂肪の摂取も控えていてたのであれば、第1段階目から、炭水化物の減量を開始してもよい。この場合には、日頃食べている炭水化物であるごはん、パンなどを、2分の1に減らす。つまり、茶碗には、いつもの2分の1だけをもるようにし、食パンなら2分の1にカットして食べる。タンパク質の摂取量は標準体重1kg当たり1.0gを保つようにする。

0037

第2段階目においては、第1段階目で脂肪を減らすために変えたタンパク源を、すべてプロテインパウダーに変える。タンパク質の摂取にともなって摂取してしまう脂肪は、かなり減っているものの、そのわずかな脂肪の摂取をさらに減らすためである。タンパク質の摂取量は、標準体重1kg当たり0.8〜1.0gにする。

0038

第3段階目においては、摂取するカロリーを下げることに限界があるため、摂取カロリー量は第2段階目と同じにする。そして、運動によって消費カロリーを上げることにより、これ以上、低下させることの困難な摂取カロリーを補ってもよい。例えば、会社の帰宅に使用したバスを1つ手前の停留所で降り、早歩きで歩いて帰宅するなどして、運動によって消費カロリーを上げてもよい。そして、第3段階目が終了したら、基礎代謝が順応によって下がろうとすることを防ぐため、第1段階目に戻して、次のクールを開始する。

0039

このように、摂取するカロリーを下げることに限界がある場合には、さらに摂取するカロリーを下げることに代えて、運動によって消費カロリーを上げることにより、これ以上、低下させることの困難な摂取カロリーを補ってもよい。ただし、摂取するカロリーを下げることと、運動の負荷を同時に行ってはならない。体の負担が大きいからである。また、先に説明した2つの具体例においては、第1段階目から第4段階目を1クールとしていたが、3つめの具体例のように、第1段階目から第3段階目を1クールとすることもできる。

0040

なお、上記説明においては、各段階の期間を1週間としていたが、必ずしも各段階の期間が1週間である必要はない。各段階の期間は、個人体質に応じて、延長しても構わないが、14日以内にするのが望ましい。基礎代謝の下げ幅が小さいので、14日を超えると体脂肪の減少が停滞することが多くなる。その場合には、停滞しているより、摂取カロリーを下げて次の段階へ進んだ方が効率的であるといえる。ただし、各段階の期間を、7日より短くするのは望ましくない。下げ幅が小さくても、基礎代謝の順応には1週間弱かかることが多いため、体脂肪が燃えている間は、そのカロリーを維持した方が効率的であるからである。

0041

なお、ダイエット期間中に摂取する食事に関して、実際のメニューは、食品成分表などを使って、カロリー計算をした上で作成してもよい。なお、できるだけ、加工度の低い、つまり加工されていない原産物をつかったメニューが望まれる。例えば、ジャガイモ、米、パンについて言えば、これらは、この順に人が手を加えていない加工度の低い食材であるといえる。ジャガイモは、からとれたそのままの形状の食材であるのに対して、白米精米され外部のヌカが除去されている。パンにいたっては、小麦から粉にされて、さらに塩、油などが加えられている。発明者らの知見によれば、加工度の低い食材を摂取した方が、加工度の高い食材を摂取した場合と比べて、ダイエット中に生じる空腹感が少なくなる傾向がある。もともと、人やその他の動物では、体のカロリーが不足したら空腹を感じ摂食行動が生じて食べ、カロリーが満ち足りたら摂食行動は停止するようにできている。それは、脳の中枢摂食中枢満腹中枢)の働きによるものである。しかし、人間が作り出した加工度の高い食材、つまり、いわゆる「おいしいもの」は、カロリーが満ち足りていても、その脳の中枢に逆らって、食べたくなるように、工夫されたものであるといえる。チョコレート、ケーキなどで、「甘い物は別腹」と言われているのは、まさにこのことを反映していると考えられる。このような加工度の高い食材は、脳の中枢に逆らってでも食べたくなるように、人間が創意工夫して加工した食材である。つまり、食材を加工しているということは、多かれ少なかれ、人間がおいしくなるように、手を加えているので、ダイエットのためには、できるだけ原産物からメニューを作成し、本来そなわって野生の脳の中枢だけで空腹を感じるようにした方が、空腹感を和らげることができる。

0042

なお、上述のように、ダイエット期間中に摂取する食事メニューは原産物から作ることが好ましいが、例えば、仕事場で摂取する昼食など、諸事情で原産物からつくられた食材を摂取することが困難な場合もある。そのような場合には、サプリメント化された食材で、摂取してもよい。

0043

また、上述のように各クールの間に2〜7日ほどの休息を挟むことができるが、各段階においても、そのうちの1食分又は2食分だけ、休息的に好きなものを食べて、心身リフレッシュしてもよい。その場合には、菓子類、ジャンクフードなどの加工度の極端に高い食品をさけることが好ましい。なお、各段階の期間が1週間である場合には、休息的に好きなものを食べる機会を1食分又は2食分に留めておくことが望ましい。発明者らの経験上、3回以上そのような機会を設けた場合、ダイエット自体が失敗する可能性が高くなるからである。

0044

また、ダイエット中は、できるだけダイエット開始前と同じ生活をするようにこころがけることが望まれる。ダイエットのためにスポーツなどを新しく始めることは避けた方がよい。但し、上述のような、摂取カロリーを下げることの代替として運動負荷をする場合を除く。ダイエット開始以前から規則的に行っていた体操、スポーツなどがある場合は、基本的に、そのまま維持することが好ましい。基本的に、身体の運動量をダイエット前とダイエット開始後で、変化させないようにすることが望まれる。身体的な運動量を変えると、基礎代謝の変化に影響を与えてしまう可能性があるからである。基礎代謝の変動は、基本的に、摂取カロリーの変化のみに対応するようになるように心がけることが望まれる。

0045

<順応式ダイエットの実証>
上述の順応式ダイエットの効果を実証するために、本発明者の1人が実際に上述の順応式ダイエットを実践して、ダイエットを行った。

0046

順応式ダイエットを開始する前(平成20年10月3日)に、CTの撮影を行い、ダイエット開始前の体脂肪の様子を記録した(図2の左側写真参照)。その後、同年10月6日から順応式ダイエット方法を開始した。なお、ダイエット開始前の体重は88kgであった。各段階の期間を1週間とし、第1段階〜第4段階(4週間)を1クールとして2クール行うこととした。なお、第1クールと第2クールの間に、1週間の休息期間を設けた。各段階における摂取カロリーは表1のように決定し、1日あたり3食摂取することとした。また、基礎代謝量を1539kcalと設定し、1日に必要なタンパク質の量を60gと設定した。

0047

0048

まず、炭水化物と脂肪を無視できるほど少ないタンパク源から1食あたり約20gを確保し、残りをカロリー数を、80kcalを1単位として、第1段階目に5単位、第2段階目に4単位、第3段階目に3単位、第4段階目に2単位を摂取することとした。この場合には、第1段階目における1日分の摂取カロリーは基礎代謝量の94%、第2段階目における1日分の摂取カロリーは基礎代謝量の約78%、第3段階目における1日分の摂取カロリーは基礎代謝量の約62%、第4段階目における1日分の摂取カロリーは基礎代謝量の47%となった。

0049

具体的には、まず、炭水化物や脂肪をあまり含まず、良質なタンパク質を含む食材から1食あたり約20gのタンパク質を確保した。表2に、良質なタンパク質を多く含む食材の例を挙げる。

0050

0051

表3に示された食材から1食につき一つ選択した後、残りの摂取カロリーを炭水化物により補給するようにした。なお、少量の脂肪を含んでいても構わないこととした。表3に、1単位(80kcal)分の食材を示す。これらの食材の中から、第1段階目は1食につき5単位を選択し、第2段階目は4単位を選択し、第3段階目は3単位を選択し、第4段階目は2単位を選択した。

0052

0053

なお、極力、天然物の食材のみを摂取するようにしたが、職場などにおいて天然ものの食材を摂取することが難しい場合には、サプリメント(プロテインパウダー)を利用することとした。また、ビタミン類ミネラル類の補給のために、市販の総合ビタミン剤を利用した。なお、心身をリラックスさせるために、各段階において2回ずつ(水曜日の夕食と日曜日の夕食)、休憩をとることとした。このときには、ダイエットに関係なく食べたいものを食べることとした。ただし、できるだけ菓子類、ジャンクフードなどはさけ、ごく普通のいわゆるスローフードの食事(パン類、すし、カレーライスラーメンなど)をとり、本人の感覚で、腹八分目にとどめるようにした。

0054

上述のようにして第2クールまで終了した後、体重の測定を行ったところ、70kgであった。また、第2クールの第4段階目が終了した後、再度CTの撮影を行い、ダイエット終了後の体脂肪の様子を記録した(図2の右側写真参照)。図2の左側の写真と、右側の写真は、ほぼ同じ位置の写真を提示している。これをみると、LBMの喪失が見られず、体脂肪だけが大幅に減少していることが確認できる。なお、体が同じサイズになるように脊椎の大きさをもとに画像のサイズを修正している。また、体脂肪に関して言えば、皮下脂肪より内臓脂肪がより著明に減少していることが確認できる。内臓脂肪の蓄積は、生活習慣病の原因とされているので、順応式ダイエットが、健康的であることが示されたといえる。

0055

このように、順応式ダイエットにより、約2ヶ月で体重を88kgから70kgまで減少させることができた。その際に、LBMの喪失は見られず体脂肪だけが大幅に減少していることが確認された。さらに、皮下脂肪よりも内臓脂肪をより著明に減少させることができるという特別の効果も確認できた。また、体重の減少は、ダイエット期間中の最初より終わりまで、ほぼ一定の速度で進み、VLCDに見られたような体重減少速度がダイエット期間中に鈍っていく現象は見られなかった。

0056

<順応式ダイエット用のダイエット食品>
次に、上述の順応式ダイエットのためのダイエット食品について説明する。上述のように、順応式ダイエットにおいては、一つの段階の期間を1週間をとして、4週間を1クールとすることがある。このようにすると、期間の計算が容易であり、ダイエットを実践しているものが忘れにくいという利点がある。そこで、本実施形態にかかるダイエット食品は、第1段階目に摂取するための1週間分の第1のダイエット食品と、第2段階目に摂取するための1週間分の第2のダイエット食品と、第3段階目に摂取するための1週間分の第3のダイエット食品と、第4段階目に摂取するための1週間分の第4のダイエット食品とを備えている。第1〜第4のダイエット食品は、それぞれ1食分ずつ小分けされており、ダイエット食品は、それぞれ1週間分の第1〜第4のダイエット食品を備えている。

0057

第1のダイエット食品は、約80kcalを1単位として6単位分のカロリーを含み、約20gのタンパク質を含有している。第2のダイエット食品は、約80kcalを1単位として5単位分のカロリーを含み、約20gのタンパク質を含有している。第3のダイエット食品は、約80kcalを1単位として4単位分のカロリーを含み、約20gのタンパク質を含有している。第4のダイエット食品は、約80kcalを1単位として3単位分のカロリーを含み、約20gのタンパク質を含有している。
タンパク質の部分と、炭水化物や脂肪を含む部分を整理すると、
1週目タンパク質部分1単位+炭水化物・脂肪部分 5単位 (合計6単位)
2週目 タンパク質部分1単位+炭水化物・脂肪部分 4単位 (合計5単位)
3週目 タンパク質部分1単位+炭水化物・脂肪部分 3単位 (合計4単位)
4週目 タンパク質部分1単位+炭水化物・脂肪部分 2単位 (合計3単位)
となる。

0058

ここで、第1のダイエット食品のカロリー量は、約480kcalである。そのため、第1のダイエット食品を1日3回摂取した場合には、1日の摂取カロリーの合計が約1440kcalとなる。これは、成年男子の平均的な基礎代謝量(約1440kcal)の約100%に相当する。また、第4のダイエット食品のカロリー量は、約240kcalである。そのため、第4のダイエット食品を1日3回摂取した場合には、1日の摂取カロリーの合計が約720kcalとなる。これは、成年男子の平均的な基礎代謝量(約1440kcal)の約50%となる。このように、本実施形態にかかるダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約100%となるように調整された第1のダイエット食品と、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約50%となるように調整された第4のダイエット食品とを含んでいる。

0059

さらに、本実施形態にかかるダイエット食品は、1日の摂取カロリーが、第1のダイエット食品を摂取した場合と、第4のダイエット食品を摂取した場合との中間のカロリーとなるように調整された、第2のダイエット食品及び第3のダイエット食品を備えている。なお、本実施形態においては、第2のダイエット食品は1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約83%となるように調整され、第3のダイエット食品は1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約67%となるように調整されている。

0060

また、第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品の全てにおいて、1食あたり約20gのタンパク質が含まれている。これを1日あたりの摂取量に換算すると約60gとなる。第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品に含まれるタンパク質の量は、1日に必要な摂取量として、標準体重1kgあたり0.8〜1.5gとなるように調整されている。

0061

第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品は、1食分ずつ小分けされていたが、本実施形態はこれには限られない。例えば、1日分ずつが小分けされていてもよい。この場合、1日分の第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品が容易に3分割できるようになっていることが好ましい。

0062

なお、上述のダイエット食品の第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品は、それぞれ、所定量のタンパク質を有するとともに、所定量のカロリーを含むように調整されていた。本発明はこのような形態には限られない。例えば、第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品がそれぞれ、所定量のタンパク質のみを含有するプロテイン部と、炭水化物及び又は脂肪を含有し、所定のカロリーを含むように調整されたフード部とを含んでいてもよい。この場合においては、各プロテイン部に含まれるタンパク質の量は、第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品で共通になるようにしてもよく、第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品で個別に調整してもよい。

0063

上述の第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品は、それぞれ1週間分のダイエット食品を含んでいた。しかしながら本発明はこのような形態には限られず、第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品は、1週間分以上のダイエット食品(例えば10日分)を含んでいてもよい。あるいは、1日分又は1食分(1日3食とした場合)のダイエット食品だけを含んでいてもよい。また、第1のダイエット食品〜第4のダイエット食品はそれぞれ、1日に3食分を摂取することにより必要なタンパク質及びカロリーが摂取できるように調整されていたが、2食(あるいは4食以上)で必要なタンパク質及びカロリーが摂取できるように調整されていてもよい。

0064

また、上述のダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約100%となるように調整された第1のダイエット食品と、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約50%となるように調整された第4のダイエット食品に加えて、1日の摂取カロリーが、第1のダイエット食品を摂取した場合と、第4のダイエット食品を摂取した場合との中間のカロリーとなるように調整された、2種類のダイエット食品(第2のダイエット食品及び第3のダイエット食品)を備えている。本発明はこのような形態には限られず、1日の摂取カロリーが、第1のダイエット食品を摂取した場合と、第4のダイエット食品を摂取した場合との中間のカロリーとなるように調整された、1種類又は3種類以上のダイエット食品を備えていてもよい。

0065

また、本実施形態にかかるダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約50%となるように調整され、1日の摂取タンパク質の量が標準体重1kgあたり0.8〜1.5gとなるように調整された、第4のダイエット食品だけを備えていてもよい。なお、上述のように、第4のダイエット食品がフード部とプロテイン部とを個別に含んでいる場合には、プロテイン部を1食分摂取してフード部を2.5食分摂取することにより、第1のダイエット食品の代用とすることができる。同様にプロテイン部を1食分摂取してフード部を2食分摂取することにより、第2のダイエット食品の代用とすることができ、プロテイン部を1食分摂取してフード部を1.5食分摂取することにより、第3のダイエット食品の代用とすることができる。
また、プロテイン部を20gを1単位とし、フード部を80kalを1単位として小分けにした場合、以下のように摂取することもできる。
1週目プロテイン部1単位+フード部5単位
2週目 プロテイン分1単位+フード部4単位
3週目 プロテイン分1単位+フード部3単位
4週目 プロテイン分1単位+フード分2単位

0066

なお、本実施形態にかかるダイエット食品の各ダイエット食品に含まれるカロリー量は、平均的な基礎代謝量を1440kcalとして調整されているが、必ずしも平均的な基礎代謝量を1440kcalとする必要は無い。ダイエット食品の対象とする人の性別、年齢等に応じて、平均的な基礎代謝量を適宜適切な値に変更しうる。本実施形態にかかるダイエット食品の各ダイエット食品に含まれるタンパク質の量についても同様に、ダイエット食品の対象とする人の性別、年齢等に応じて適宜変更しうる。

0067

なお、本実施形態にかかるダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約50%となるように調整され、1日の摂取タンパク質の量が標準体重1kgあたり0.8〜1.5gとなるように調整された、第4のダイエット食品を含んでいた。このように、第4のダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約50%となるように調整されていることが最も好ましい。なお、発明者の知見によれば、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約45%〜約55%となるように調整されていることが好ましいが、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約40%〜約60%となるように調整されていれば、本実施形態にかかる第4のダイエット食品の代用としうる。

0068

また、本実施形態にかかるダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約100%となるように調整され、1日の摂取タンパク質の量が標準体重1kgあたり0.8〜1.5gとなるように調整された第1のダイエット食品を含んでいた。このように、第1のダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約100%となるように調整されていることが最も好ましい。なお、発明者の知見によれば、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約95%〜約105%に調整されていることが好ましいが、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約90%〜約110%となるように調整されていれば、本実施形態にかかる第1のダイエット食品の代用としうる。

0069

本実施形態にかかるダイエット食品は、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約83%となるように調整され、1日の摂取タンパク質の量が標準体重1kgあたり0.8〜1.5gとなるように調整された第2のダイエット食品と、1日の摂取カロリーが平均的な基礎代謝量の約63%となるように調整され、1日の摂取タンパク質の量が標準体重1kgあたり0.8〜1.5gとなるように調整された第3のダイエット食品とを含んでいた。しかしながら、本発明はこのような形態には限られず、例えば、1日の摂取カロリーが第1のダイエット食品と第4のダイエット食品の中間(平均的な基礎代謝量の約60%〜90%)となるように調整され、1日の摂取タンパク質の量が標準体重1kgあたり0.8〜1.5gとなるように調整されたダイエット食品を含んでいてもよい。

0070

本発明で用いるダイエット食品に含まれる炭水化物は、玄米、小麦等の天然物に含まれる(天然物由来の)炭水化物であることが好ましい。天然物由来の炭水化物を用いることで、必要以上な食欲の発動を抑制することができる。天然物由来の炭水化物は、ダイエット食品に含まれる炭水化物のうち50重量%以上であることが好ましく、70重量%以上であることがより好ましく、90重量%以上であることがさらに好ましい。天然物由来の炭水化物は、100重量%でもよいが、95重量%以下とすることもできる。

0071

本発明で用いるダイエット食品に含まれるタンパク質は、卵、魚、等の天然物に含まれる(天然物由来の)タンパク質であることが好ましい。天然物由来のタンパク質を用いることで、必要以上な食欲の発動を抑制することができる。天然物由来のタンパク質は、ダイエット食品に含まれるタンパク質のうち50重量%以上であることが好ましく、70重量%以上であることがより好ましく、90重量%以上であることがさらに好ましい。天然物由来のタンパク質は、100重量%でもよいが、95重量%以下とすることもできる。

0072

本発明で用いるダイエット食品に含まれるタンパク質は、肉、魚、卵、チーズ牛乳等に含まれる動物性タンパク質であることが好ましい。動物性タンパク質を用いることで、筋肉の委縮が起こりにくくなり、リバウンドしにくくなる。動物性タンパク質は、ダイエット食品に含まれるタンパク質のうち50重量%以上であることが好ましく、60重量%以上であることがより好ましく、70重量%以上であることがさらに好ましい。動物性タンパク質は、100重量%でもよいが、90重量%以下でもよく、80重量%以下でもよい。

0073

本発明で用いるダイエット食品は、上述したカロリーの条件を満たす範囲において、ビタミン、ミネラル、食物繊維、糖質、アミノ酸、脂肪、脂肪酸等の成分を含んでいてもよい。なかでも、ロイシンイソロイシンバリン等の分岐鎖アミノ酸(BCAA)を含むことが好ましい。分岐鎖アミノ酸を含むことで、筋肉の委縮が起こりにくくなり、リバウンドしにくくなる。特に、カロリーの少ないダイエット食品の場合、タンパク質もカロリー源として利用されてしまい、筋肉の委縮につながりやすいが、それを分岐鎖アミノ酸で抑制することができる。

0074

本発明で用いるダイエット食品は、ダイエットをする際に食する食品であればよく、特定保健用食品でもよく、栄養機能食品でもよく、一般食品でもよい。本発明で用いるダイエット食品は、所望の成分を含む粉末顆粒カプセルブロック、又は液体の状態で提供されてもよく、調理前の食材がレトルトパッケージされた状態で提供されてもよく、調理済みの食材が冷凍チルド、又はドライの形態でパッケージされた状態で提供されてもよい。

0075

前述のように、本発明で用いるダイエット食品は、ロイシン、イソロイシン、バリン等の分岐鎖アミノ酸(BCAA)を含むことが好ましい。ダイエット食品に含まれる分岐鎖アミノ酸の量は、2.8〜5.3gとすることが好ましく、3.7〜4.6gとすることがより好ましく、例えば4gとすることができる。ただし、ダイエット食品に含まれるタンパク質の量に対して14〜27質量%が好ましく、18〜23質%がより好ましく、例えば20質量%とすることができる。このとき、ロイシン、イソロイシン、バリンの質量比は、およそ2:1:1となっていることが好ましい。

0076

医療現場では、摂取するアミノ酸の半分強は必須アミノ酸であることがよいとされ、また筋肉中の必須アミノ酸の4割ほどはBCAAとされている。そのため、例えば1食で接種するタンパク質を20gとすると、単純計算で、それが分解したアミノ酸のうち4分の1の5gほどがBCAAであることが好ましい。ただし、普通に摂取したタンパク質が分解したアミノ酸の中には、5質量%程度のBCAA(タンパク質20gでBCAA1g)が含まれているに過ぎないため、本発明のダイエット食品がタンパク質にBCAAを4gほど含んでいれば、十分なBCAAを確保することができる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ