図面 (/)

技術 移植機

出願人 ヤンマー株式会社
発明者 大崎哲也竹山智洋
出願日 2014年12月11日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2014-250930
公開日 2016年6月23日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-111937
状態 特許登録済
技術分野 移植機(1)(主として畑作用)
主要キーワード 前支持部材 後続側 サイドリブ 搬送枠 右ずれ 取出し爪 通過空間 ハンドル支持フレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

枚目苗トレイ後端の鍔部と、その次の2枚目の苗トレイ前端の鍔部が、当たらないようにする。

解決手段

苗トレイ20を、トレイ載台21から移植部3へ搬送する縦搬送装置30において、縦搬送装置30は左右の駆動スプロケット34と、左右の従動輪35と、前記駆動スプロケット34と従動輪35との間を巻回する左右の無端チェーン40と、該左右の無端チェーン40に取り付ける複数の縦送り部材45・45・・・と、該左右の無端チェーン40の間で苗トレイ20の底部を支持して案内する底板26と、苗トレイ20の左右両側を案内する側部案内部材50とを備え、前記底板26の始端とトレイ載台21の終端の間を前記縦送り部材45が通過するように通過空間Sが形成されるとともに、前記底板26の始端側には、一段下がる段差部26cが形成される。

概要

背景

従来、縦横に凹状の部(セル)を配置形成した苗トレイ野菜苗を育てたセル成形苗を苗トレイから一つずつ取り出して上に移植する移植機は、公知となっている(特許文献1参照)。この移植機において、苗トレイはトレイ載台に載置し、縦搬送装置が駆動されることで移植部へ搬送され、移植部において、間欠的に横送りされて苗トレイからセル成形苗が取り出され、畝上へ搬送されて移植されるようになっている。

概要

枚目の苗トレイの後端の鍔部と、その次の2枚目の苗トレイ前端の鍔部が、当たらないようにする。苗トレイ20を、トレイ載台21から移植部3へ搬送する縦搬送装置30において、縦搬送装置30は左右の駆動スプロケット34と、左右の従動輪35と、前記駆動スプロケット34と従動輪35との間を巻回する左右の無端チェーン40と、該左右の無端チェーン40に取り付ける複数の縦送り部材45・45・・・と、該左右の無端チェーン40の間で苗トレイ20の底部を支持して案内する底板26と、苗トレイ20の左右両側を案内する側部案内部材50とを備え、前記底板26の始端とトレイ載台21の終端の間を前記縦送り部材45が通過するように通過空間Sが形成されるとともに、前記底板26の始端側には、一段下がる段差部26cが形成される。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

セル成形苗を収容する部を縦横に複数配置した苗トレイを、トレイ載台から移植部へ搬送する移植機縦搬送装置において、縦搬送装置は左右の歯付回転部材と、左右の無端帯ガイドと、前記歯付回転部材と無端帯ガイドとの間を巻回する左右の無端帯と、該左右の無端帯に取り付けて苗トレイを保持して搬送するための複数の縦送り部材と、該左右の無端帯の間で苗トレイの底部を支持して案内する底板と、苗トレイの左右両側を案内する側部案内部材とを備え、前記底板の始端とトレイ載台の終端の間を前記縦送り部材が通過するように通過空間が形成されるとともに、前記底板の始端側には、一段下がる段差部が形成されることを特徴とする移植機。

請求項2

前記側部案内部材は、前後方向に延設される上ガイド杆と下ガイド板からなり、下ガイド板はトレイ載台の前端から前記空間へ延設され、該下ガイド板の上面は前記上ガイド杆との間隔が徐々に開くように下方に傾斜して形成されることを特徴とする請求項1に記載の移植機。

技術分野

0001

本発明は、苗トレイで育てられたセル成形苗上に移植する移植機における苗トレイの搬送装置に関する。

背景技術

0002

従来、縦横に凹状の部(セル)を配置形成した苗トレイで野菜苗を育てたセル成形苗を苗トレイから一つずつ取り出して畝上に移植する移植機は、公知となっている(特許文献1参照)。この移植機において、苗トレイはトレイ載台に載置し、縦搬送装置が駆動されることで移植部へ搬送され、移植部において、間欠的に横送りされて苗トレイからセル成形苗が取り出され、畝上へ搬送されて移植されるようになっている。

先行技術

0003

特許第2791377号公報

発明が解決しようとする課題

0004

前記特許文献1における縦搬送装置は、左右の駆動スプロケット従動スプロケットとの間に無端チェーン巻回され、対向する左右の無端チェーンの間は搬送部材となる縦送りピンにより左右方向に連結され、縦送りピンは搬送方向に所定間隔をあけて配置される。そして、駆動スプロケットを駆動することにより、無端チェーンが回動され、縦送りピンは苗トレイの下方から鉢部と鉢部の間に入り、無端チェーンの回動とともに苗トレイが縦方向に搬送される構成としていた。

0005

しかし、苗トレイは外周に鍔部が形成されており、苗トレイを連続的に供給していくと、先に送られた1枚目の苗トレイの後端の鍔部と、その次に送られた2枚目の苗トレイ前端の鍔部が当接して、鉢部と鉢部のピッチ広がり、縦送りピンが2枚目の苗トレイの鉢部と鉢部の間に入ることができず、縦送りピンが引っ掛かったり、乗り上げて1列遅れたり、鉢部を潰したりすることがあった。
そこで、1枚目の苗トレイの後端の鍔部と、その次の2枚目の苗トレイ前端の鍔部が、当たらないようにして苗トレイを確実に搬送できるようにする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、セル成形苗を収容する鉢部を縦横に複数配置した苗トレイを、トレイ載台から移植部へ搬送する移植機の縦搬送装置において、縦搬送装置は左右の歯付回転部材と、左右の無端帯ガイドと、前記歯付回転部材と無端帯ガイドとの間を巻回する左右の無端帯と、該左右の無端帯に取り付けて苗トレイを保持して搬送するための複数の縦送り部材と、該左右の無端帯の間で苗トレイの底部を支持して案内する底板と、苗トレイの左右両側を案内する側部案内部材とを備え、前記底板の始端とトレイ載台の終端の間を前記縦送り部材が通過するように通過空間が形成されるとともに、前記底板の始端側には、一段下がる段差部が形成されるものである。

0007

請求項2においては、前記側部案内部材は、前後方向に延設される上ガイド杆と下ガイド板からなり、下ガイド板はトレイ載台の前端から前記空間へ延設され、該下ガイド板の上面は前記上ガイド杆との間隔が徐々に開くように下方に傾斜して形成されるものである。

発明の効果

0008

本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
苗トレイを移植部へ、苗トレイを連続的に供給していくときに、先に送られた先行側(1枚目)の苗トレイの後端の鍔部に対して、その次に送られた後続側(2枚目)の苗トレイ前端の鍔部が下方に位置して両者が当接することがなくなり、縦送り部材が苗トレイの鉢部の底面に当接することなく、鉢部と鉢部の間に入り、縦送りを1列飛ばしたり、鉢部を突き上げて潰したりするようなことをなくすことができ、苗トレイを移植部へ確実に搬送できるようになる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施形態に係る移植機の全体構成を示す側面図。
供給部の斜視図。
縦送り装置の側面図。
駆動スプロケットとチェーンガイドに無端チェーンを巻回した斜視図。
無端チェーンの拡大斜視図。
苗トレイの支持を示す正面図。

実施例

0010

まず、図1より、本発明の一実施形態としての苗供給部2の苗トレイ20の搬送構造を備える移植機10の全体構造について説明する。なお、F方向を前方として、前後方向を規定して説明する。

0011

移植機10は、走行部1と苗供給部2と移植部3と後部に操縦部4とを備え、歩行型の移植機を構成している。走行部1は機体フレーム5の前部上にエンジン6を載置し、機体フレーム5の後部にミッションケース7を支持し、その後部に移植部3を支持している。

0012

機体フレーム5の前部両側から前下方に前輪支持フレーム8・8を突出させ、該前輪支持フレーム8・8先端に前輪9・9を回転自在に支持している。機体フレーム5の後部両側から後輪駆動ケース11・11を後下方に突出させ、該後輪駆動ケース11・11の後下部に後輪12・12を軸支している。前記エンジン6からの動力はミッションケース7を介して変速され、後輪駆動ケース11・11を介して変速後の動力が後輪12・12に伝達される。前記前輪支持フレーム8と後輪駆動ケース11はリンクを介して昇降機構と連結され、昇降機構により畝上面に追随して昇降させ、移植部3によるセル成形苗の植付深さを一定に保持し、または、作業の開始・終了時に昇降できるようにしている。

0013

機体フレーム5の後端部には、左右一対ハンドル支持フレーム15・15を後上方へ向けて延設し、両ハンドル支持フレーム15・15の後端部に平面視でU字状に形成したハンドル16を取り付けている。該ハンドル16には操縦部4を形成している。該ハンドル16には株間調節レバー主変速レバー17や植付クラッチレバー18や昇降レバー19等を取り付けている。

0014

前記ハンドル支持フレーム15・15の間の上部には苗供給部2が配置されている。苗供給部2は、図2図3に示すように、平面視略U字状のパイプを折り曲げて形成された搬送枠31に、トレイ載台21と空トレイ収納台22と縦搬送装置30を取り付けている。
トレイ載台21は苗トレイ20を載置するものであり、側面視で前低後高に配設している。空トレイ収納台22は、移植後の空の苗トレイ20をトレイ載台21の下方で載置するものであり、棒状体を折り曲げ形成して、縦搬送装置30の前下部から上後方に延設している。縦搬送装置30は、図示しない植付ミッションケースからの動力により左右往復移動されるとともに、植付ミッションケースからの動力を縦搬送駆動軸32に伝えて、苗トレイ20を縦送りする。縦搬送装置30の構成は後述する。前記苗トレイ20は、可撓性を有する合成樹脂製で、複数のセル成形苗を収容する凹状の鉢部20a・20a・・・を縦方向及び横方向に複数形成し、左右両側に横鍔部20b、前後両側に縦鍔部20cを形成している。

0015

前記移植部3は、縦搬送装置30の前方に配置して、苗供給部2のトレイ載台21上に載置された苗トレイ20の鉢部20aからセル成形苗(図示せず)を取り出す苗取出装置23と、該苗取出装置23により取り出されたセル成形苗を受けて畝面植え付け植付装置24とを具備している。苗取出装置23は取出アーム苗取出爪を設けて前後往復揺動させて、苗トレイ20の鉢部20aからセル成形苗を取り出し、植付装置24の植付アームに設けた移植爪内に放出する。移植爪は植付アームの上下移動により移植部3から畝上面にセル成形苗を搬送し、移植爪を開いて畝上に移植する。移植後はハンドル支持フレーム15の下部に設けた左右の鎮圧輪29・29により両側から根本の土が押えられる。

0016

前記縦搬送装置30は、図2図3図4に示すように、搬送枠31にトレイ載台21と空トレイ収納台22と側部案内部材50と底板26と駆動軸32と従動軸33が支持される。前記駆動軸32の両側には歯付回転部材として駆動スプロケット34・34が固設され、従動軸33の両側には、チェーンガイドとして従動輪35・35が固設され、駆動スプロケット34と従動輪35との間には無端帯として無端チェーン40が巻回される。前記搬送枠31は平面視略U字状にパイプを折り曲げて形成され、前記ハンドル支持フレーム15に取り付けられる。

0017

前記トレイ載台21は、搬送枠31の後部上に配置して左右両側が固定される。トレイ載台21の上面の左右両側には前後方向に側壁21b・21bが設けられる。トレイ載台21の左右中央上部の前部からはセンターリブ27が前方へ突出されている。こうして、トレイ載台21上に載置した苗トレイ20を側壁21b・21bの間に載置することで、側壁21b・21bとセンターリブ27により左右ずれることなく苗トレイ20が前下方へ滑り下りるようにガイドされる。

0018

また、側面視に置いて前記トレイ載台21の下方延長上に底板26が配置され、該トレイ載台21と底板26の間には無端チェーン40に取り付けられた縦送り部材45を通過させるための通過空間Sが形成される。この通過空間Sの左右両側に側部案内部材50・50が設けられ、左右中央に前記センターリブ27が配設される。前記側部案内部材50は上ガイド杆51と下ガイド板52からなり、上ガイド杆51と下ガイド板52の間を苗トレイ20の左右両側に形成される鍔部20bがガイドされるようにし、苗トレイ20の鉢部20aと鉢部20aの間をセンターリブ27がガイドするように構成している。

0019

左右の前記上ガイド杆51・51の後部は、前記トレイ載台21を搬送枠31に取り付ける左右のステー53・53に固定され、上ガイド杆51・51の前部は搬送枠31の前端に固定した前支持部材60に取り付けられる。該上ガイド杆51は前記側壁21b・21bの前延長方向に配置される。前記前支持部材60は、搬送枠31の前部上に固定される左右の支持ステー61・61と、支持ステー61・61間に横架される支持杆62と、該支持杆62に固定され苗トレイ20の上面をガイドする上ガイドステー63・63・64からなる。左右の上ガイドステー63・63の後端に前記上ガイド杆51・51の前端が固定される。中央の上ガイドステー64の後端からは中上ガイド杆54が前記上ガイド杆51と略平行に後方に延設される。

0020

前記トレイ載台21の前下方には、前記通過空間Sを空けてその延長上に底板26が設けられる。底板26の後部の左右両側が前記搬送枠31に固定され、前下部が駆動軸32にステーを介して支持される。該底板26上の左右両側にはサイドリブ55・55が前後方向に設けられ、サイドリブ55・55は、前記上ガイド杆51・51の延長下方に設けられる。底板26上の左右中央であって前記中上ガイド杆54の下方に、前センターリブ56が前後方向に設けられる。前記上ガイド杆51・51とサイドリブ55・55の上面との間で、苗トレイ20の左右両側に形成される横鍔部20bをガイドし、中上ガイド杆54と前センターリブ56の間で鉢部20aと鉢部20aの間をガイドするようにしている。

0021

前記空トレイ収納台22は、前記搬送枠31の前端下部に横架した支持杆65から側面視で前記駆動スプロケット34の前下部から外周に沿って下方へ伸び、駆動スプロケット34の下部から斜め後上方へ延設している。

0022

また、側面視において、前記トレイ載台21の下端の下方に従動軸33が配置され、前記底板26の前部下方に駆動軸32が配置される。図2に示すように、前記駆動軸32の両側には駆動スプロケット34・34が固設され、従動軸33の両側には円板状の従動輪35・35が固設される。前記駆動スプロケット34・34と従動輪35・35には無端チェーン40・40がそれぞれ巻回される。該左右の無端チェーン40・40の間には所定ピッチで縦送り部材45・45・・・が横架されている。該縦送り部材45は無端チェーン40の送り中心となるリンクプレートとリンクプレートを連結するピンの中心から内方向(巻回状態の内方向)に偏心して取り付けられている。

0023

こうして、苗トレイ20がトレイ載台21に載せられると下方へ滑り落ち、縦搬送装置30が駆動されると、左右の無端チェーン40・40に支持される縦送り部材45が、トレイ載台21の終端となる下端と底板26の始端となる後部との間の通過空間Sを前下方に向かって通過する。この縦送り部材45が通過空間Sを通過するときに、苗トレイ20の下方から鉢部20aと鉢部20aの間に入り込み、縦送り時には鉢部20aの後面に当接して苗トレイ20が強制的に搬送されるようにしている。この縦送りは、苗トレイ20を間欠的に横送りして横1列のセル成形苗が苗取出し爪により取出しが終了すると、1段縦送りして、次の列の苗取りが行われるのである。但し、駆動構成チェーン式に限定するものではなく、ベルト駆動であっても構わない。また、縦送り部材45は横架する構成に限定するものではなく、左右中央側突設する構成であってもよい。

0024

このような構成において、苗トレイ20がトレイ載台21に載せられ、縦搬送装置30が駆動されると、苗トレイ20の左右の鍔部20bの下面は、トレイ載台21の側壁21b・21bから下ガイド板52、底板26の左右両側のサイドリブ55・55とガイドされる。苗トレイ20の左右の鍔部20bの上面は上ガイド杆51から上ガイドステー63にガイドされる。

0025

そして、先行する1枚目の苗トレイ20に続いて、後続の2枚目の苗トレイ20をトレイ載台21に載せて滑り下ろすと、従来では、1枚目の苗トレイ20の後端の鍔部20cと2枚目の苗トレイ20の前端の鍔部20cが当接し、鉢部20aと鉢部20aのピッチが広がることがあった。この状態の通過空間Sでは、2枚目の苗トレイ20の前部の鉢部20aと鉢部20aの間に縦送り部材45が入ることができず、鉢部20aの底面を突き上げ潰すことがあった。

0026

そこで、本実施形態では、図5に示すように、先行する1枚目の苗トレイ20の後部と、後続の2枚目の苗トレイ20の前部が通過空間Sに位置しているときには、1枚目の苗トレイ20の後端の鍔部20cの下側に、2枚目の苗トレイ20の前端の鍔部20cが位置するようにしている。

0027

つまり、側部案内部材50の下ガイド板52とセンターリブ27の前部の上面は、直線状に下がるように傾斜して形成される。

0028

また、図6に示すように、正面視において、下ガイド板52とセンターリブ27の上面の高さはほぼ同じ高さとして、苗トレイ20は平板状のまま搬送されるようにしている。そして、上ガイド杆51と下ガイド板52との間の間隔は、従来、鍔部20bの厚さより若干広くして小さな隙間でガイドしていたが、本実施形態では、その間隔を更に広くして、苗トレイ20の左右の横鍔部20b・20bは上下方向に揺動可能として余裕を持たせている。こうして、1枚目の苗トレイ20の後部の鍔部20cと2枚目の苗トレイ20の前部の鍔部20cが突き当っても、揺動により外れるようにしている。

0029

一方、底板26の後部の、後端部26bは、図5に示すように、一段下がって更に下がる形状に形成され、後続の苗トレイ20前端の鉢部20aの下面がスムース乗り移れるようにしている。この後端部26bの前部には、下方に一段下がる段差部26cが形成されている。この後端部26bは後続側の苗トレイ20の鉢部20aの底面の延長よりも低い位置に配設している。なお、段差部26cの前部及び後部は鉢部20aの底面が引っ掛からないように連続的な傾斜としている。そして、先行する1枚目の苗トレイ20後部が段差部26c近傍に位置しているときには、苗トレイ20の横鍔部20b・20bはサイドリブ55・55に支持され、苗トレイ20の左右中央部は前センターリブ56(図2)により支持され、後端の鉢部20aの底面は苗トレイの剛性により底板26の段差部26cから浮き上がった状態で支持されるようにしている。

0030

このように構成することにより、先行する1枚目の苗トレイ20の後部が段差部26c近傍に位置しているときに、後続の2枚目の苗トレイ20がトレイ載台21に載せられて下されてくると、苗トレイ20の前部は、下ガイド板52とセンターリブ27に支持され、苗トレイ20の前部が通過空間Sに位置すると、下ガイド板52とセンターリブ27の支持がなくなり自重垂れ下がるようになるが、さらに搬送されると、鉢部20aの底面が底板26の後端部26bに至って乗り移る。そして、段差部26c上では、1枚目の苗トレイ20後部の縦鍔部20cの下に、2枚目の苗トレイ20前端の縦鍔部20cが位置する。こうして、鉢部20aと鉢部20aのピッチが広がらず、縦送り部材45が通過空間Sに至ったときに、2枚目の苗トレイ20の鉢部20aが乗り上げることがなくなり潰されるようなこともなくなるのである。

0031

以上のように、セル成形苗を収容する鉢部20aを縦横に複数配置した苗トレイ20を、トレイ載台21から移植部3へ搬送する縦搬送装置30において、縦搬送装置30は左右の駆動スプロケット34と、左右の従動輪35と、前記駆動スプロケット34と従動輪35との間を巻回する左右の無端チェーン40と、該左右の無端チェーン40に取り付けて苗トレイ20を保持して搬送するための複数の縦送り部材45・45・・・と、該左右の無端チェーン40の間で苗トレイ20の底部を支持して案内する底板26と、苗トレイ20の左右両側を案内する側部案内部材50とを備え、前記底板26の始端とトレイ載台21の終端の間を前記縦送り部材45が通過するように通過空間Sが形成されるとともに、前記底板26の始端側(後側)には、一段下がる段差部26cが形成されるので、苗トレイ20を移植部3へ連続的に供給していくときに、先に送られた先行側(1枚目)の苗トレイ20の後端の縦鍔部20cに対して、その次に送られた後続側(2枚目)の苗トレイ20前端の縦鍔部26cが下方に位置して両者が当接することがなくなり、縦送り部材45が苗トレイ20の鉢部20aの底面に当接することなく、鉢部20aと鉢部20aの間に入り、縦送りを1列飛ばしたり、鉢部20aを突き上げて潰したりするようなことをなくすことができ、苗トレイ20を移植部3へ確実に搬送できるようになる。

0032

また、前記側部案内部材50は、前後方向に延設される上ガイド杆51と下ガイド板52からなり、下ガイド板52はトレイ載台21の前端から前記通過空間Sへ延設され、該下ガイド板52の上面は上ガイド杆51との間隔が徐々に開くように下方に傾斜して形成されるので、後続側(2枚目)の苗トレイ20の前部は徐々に下方に傾斜しながら送られるようになり、苗トレイ20の前部が通過空間Sにおいて、自重や振動により上下動することなく安定して搬送される。

0033

3移植部
10移植機
20苗トレイ
20a鉢部
21トレイ載台
26底板
26c段差部
30縦搬送装置
34駆動スプロケット
35従動輪
40無端チェーン
45縦送り部材
50 側部案内部材

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 井関農機株式会社の「 移植機」が 公開されました。( 2019/09/05)

    【課題】トレイの縦送りが確実に行える苗移植機を提供する事。【解決手段】苗22を収容したトレイ20を供給するトレイ供給装置100と、トレイ供給装置を横方向に送るトレイ搬送路移動装置170と、トレイから苗... 詳細

  • 井関農機株式会社の「 作業車両」が 公開されました。( 2019/09/05)

    【課題】苗補給回数が従来よりも減り作業性を向上させること。【解決手段】走行車体2と、走行車体の後方に連結された植付装置1000と、走行車体の位置情報を取得する位置情報取得装置300と、位置情報取得装置... 詳細

  • 井関農機株式会社の「 作業車両」が 公開されました。( 2019/09/05)

    【課題】苗トレイをきれいに整列させることが出来る共に苗トレイを回収しやすい作業車両。【解決手段】走行車体に、ポット苗が配置された苗トレイからポット苗を取り出して圃場に植え付ける植付装置を設け、前記植付... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ