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技術 化粧料

出願人 花王株式会社
発明者 川岸明菜
出願日 2014年12月5日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2014-246785
公開日 2016年6月20日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-108270
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 角層細胞間脂質 オキサゾリン変性シリコーン ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム グルタミン酸アルギニン 水添ポリデセン 水分蒸散 界面活性剤相 ジエチル硫酸塩
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月20日)のものです。
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課題

α−ゲルを形成する化粧料において、塗布後の肌を指で触った際になめらかとなり、また、肌につや感がみられる化粧料を提供する。

解決手段

次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):(A)炭素数10〜24の直鎖脂肪酸由来とするグリセリンモノ脂肪酸エステル又はグリセリンモノアルキルエーテル0.01〜6質量%、(B)炭素数8〜20の高級アルコール0.05〜6質量%、(C)セラミド類0.01〜8質量%、(D)ジアシルグルタミン酸リシン塩0.01〜1.5質量%、(E)水を含有し、成分(D)の酸換算量に対する成分(A)、(B)及び(C)の合計含有量質量割合[((A)+(B)+(C))/(D)]が、1〜220である化粧料。

概要

背景

α−ゲルは、水和型の結晶構造であり、ラメラ構造を有する。皮膚最外層角層に存在する角層細胞間脂質も、その大半がこのα−ゲル構造をとっている。そして、皮膚に対して、外部からの物質侵入、内部からの水分蒸散を抑制すると同時に、そのもの自身が水分を保持することで、皮膚の柔軟性やなめらか外観を保つ機能を有している。皮膚中において、角層は、水分を結合水の形で約33質量%保持しており、角層細胞間脂質は、約13質量%の結合水を保持していることが知られている。
このように、α−ゲルは水分を保持することができるため、化粧料などへの適用が検討されている。

例えば、特許文献1には、セラミド類グリセリンモノ脂肪酸エステル高級アルコールアニオン界面活性剤等を含有する乳化組成物が、α−ゲル構造を形成することが記載され、特許文献2には、セラミド類、グリセリンモノ脂肪酸エステル、高級アルコール、アニオン界面活性剤、特定の極性油を含有する乳化組成物が、α−ゲル構造を形成することが記載されている。

概要

α−ゲルを形成する化粧料において、塗布後の肌を指で触った際になめらかとなり、また、肌につや感がみられる化粧料を提供する。次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):(A)炭素数10〜24の直鎖脂肪酸由来とするグリセリンモノ脂肪酸エステル又はグリセリンモノアルキルエーテル0.01〜6質量%、(B)炭素数8〜20の高級アルコール0.05〜6質量%、(C)セラミド類0.01〜8質量%、(D)ジアシルグルタミン酸リシン塩0.01〜1.5質量%、(E)水を含有し、成分(D)の酸換算量に対する成分(A)、(B)及び(C)の合計含有量質量割合[((A)+(B)+(C))/(D)]が、1〜220である化粧料。なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):(A)炭素数10〜24の直鎖脂肪酸由来とするグリセリンモノ脂肪酸エステル又はグリセリンモノアルキルエーテル0.01〜6質量%、(B)炭素数8〜20の高級アルコール0.05〜6質量%、(C)セラミド類0.01〜8質量%、(D)ジアシルグルタミン酸リシン塩0.01〜1.5質量%、(E)水を含有し、成分(D)の酸換算量に対する成分(A)、(B)及び(C)の合計含有量質量割合[((A)+(B)+(C))/(D)]が、1〜220である化粧料

請求項2

成分(D)の酸換算量に対する成分(A)の質量割合[(A)/(D)]が、0.1〜80である請求項1記載の化粧料。

請求項3

成分(D)の酸換算量に対する成分(B)の質量割合[(B)/(D)]が、0.1〜80である請求項1又は2記載の化粧料。

請求項4

成分(D)の酸換算量に対する成分(C)の質量割合[(C)/(D)]が、0.05〜80である請求項1〜3のいずれか1項記載の化粧料。

請求項5

成分(B)に対する成分(A)の質量割合[(A)/(B)]が、0.01〜14である請求項1〜4のいずれか1項記載の化粧料。

技術分野

0001

本発明は、化粧料に関する。

背景技術

0002

α−ゲルは、水和型の結晶構造であり、ラメラ構造を有する。皮膚最外層角層に存在する角層細胞間脂質も、その大半がこのα−ゲル構造をとっている。そして、皮膚に対して、外部からの物質侵入、内部からの水分蒸散を抑制すると同時に、そのもの自身が水分を保持することで、皮膚の柔軟性やなめらか外観を保つ機能を有している。皮膚中において、角層は、水分を結合水の形で約33質量%保持しており、角層細胞間脂質は、約13質量%の結合水を保持していることが知られている。
このように、α−ゲルは水分を保持することができるため、化粧料などへの適用が検討されている。

0003

例えば、特許文献1には、セラミド類グリセリンモノ脂肪酸エステル高級アルコールアニオン界面活性剤等を含有する乳化組成物が、α−ゲル構造を形成することが記載され、特許文献2には、セラミド類、グリセリンモノ脂肪酸エステル、高級アルコール、アニオン界面活性剤、特定の極性油を含有する乳化組成物が、α−ゲル構造を形成することが記載されている。

先行技術

0004

特開2011−32265号公報
特開2013−53146号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1の乳化組成物は、肌に塗布した後に肌を触ると、きしみ感が感じられた。また、特許文献2では、α−ゲル構造をとる乳化物に特定の極性油を組合わることで、きしみ感を改善されるものの、化粧料を塗布していない場合の肌と比べて、よりなめらかな感触が得られような使用感の向上が得られず、また、塗布後の肌に油剤を塗布したようなてかりのある不自然光沢感が見られた。
そのため、α−ゲル構造を形成し、塗布後の肌に、なめらかな感触が得られ、さらに、塗布後の肌に自然なつや感が得られる化粧料が望まれた。
本発明は、α−ゲルを形成する化粧料において、安定性に優れ、塗布後の肌を指で触るとなめらかな感触が得られ、また、肌に自然なつや感がみられる化粧料に関する。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは、特定のグリセリンモノ脂肪酸エステル又はグリセリンモノアルキルエーテルと、高級アルコール、セラミド類、ジアシルグルタミン酸リシン塩、及び水を、特定の割合で組み合わせることで、皮膚に塗布した際に、α−ゲル構造をとり、安定性に優れ、塗布した後の肌がなめらか感触となり、見た目に自然なつや感が得られることを見出した。

0007

本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)炭素数10〜24の直鎖脂肪酸由来とするグリセリンモノ脂肪酸エステル又はグリセリンモノアルキルエーテル0.01〜6質量%、
(B)炭素数8〜20の高級アルコール0.05〜6質量%、
(C)セラミド類0.01〜8質量%、
(D)ジアシルグルタミン酸リシン塩0.01〜1.5質量%、
(E)水
を含有し、成分(D)の酸換算量に対する成分(A)、(B)及び(C)の合計含有量質量割合[((A)+(B)+(C))/(D)]が、1〜220である化粧料に関する。

発明の効果

0008

本発明の化粧料は、α−ゲル構造を形成し、セラミド結晶化を抑制して安定に含有するとともに、塗布した後の肌をなめらかにすることができ、さらに、塗布後の肌につや感を得ることができる。

0009

本発明で用いる成分(A)の炭素数10〜24の直鎖脂肪酸を由来とするグリセリンモノ脂肪酸エステル又はグリセリンモノアルキルエーテルとしては、例えば、グリセリンモノラウリン酸エステルグリセリンモノミリスチン酸エステル、グリセリンモノパルミチン酸エステルグリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリンモノベヘン酸エステル、グリセリンモノオレイン酸エステルモノセチルグリセリルエーテル、モノステアリルグリセリルエーテル等が挙げられる。
成分(A)のグリセリンモノ脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数は、成分(B)及び(D)との相互作用により、セラミドの結晶化を抑制させる点から、12〜24が好ましく、14〜22がより好ましい。
また、成分(A)のグリセリンモノアルキルエーテルを構成する脂肪酸の炭素数は、成分(B)及び(D)との相互作用により、セラミドの結晶化を抑制させる点から、12〜24が好ましく、14〜22がより好ましく、16〜18がさらに好ましい。

0010

成分(A)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、セラミドの結晶化を抑制し、塗布後の肌のつや感を向上させる点から、含有量は、全組成中に0.01〜6質量%であり、0.05〜3.5質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がより好ましい。

0011

本発明で用いる成分(B)は、炭素数8〜20の高級アルコールであり、例えば、ラウリルアルコールミリスチルアルコールセタノールステアリルアルコールオレイルアルコール等が挙げられる。
高級アルコールの炭素数は、成分(A)及び(D)との相互作用により、セラミドの結晶化を抑制させる点から、10〜20が好ましく、12〜20がより好ましく、14〜18がさらに好ましく、16〜18がよりさらに好ましい。

0012

成分(B)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、セラミドの結晶化を抑制し、塗布後の肌のつや感を向上させる点から、含有量は、全組成中に0.05〜6質量%であり、0.1〜5質量%が好ましく、0.5〜3.5質量%がより好ましく、0.5〜1.8質量%がさらに好ましい。

0013

成分(C)のセラミド類としては、(I)天然由来のセラミド、及び/又は(II)擬
似型セラミドが好ましく、例えば、特開2013−53146号公報記載のセラミドが好ましい。
(I)天然由来のセラミド(以下、天然型セラミドという)の具体例としては、セラミドType1〜7(例えば、J. Lipid Res., 24:759(1983)の図2、及びJ. Lipid. Res.,35:2069(1994)の図4記載のブタ及びヒトのセラミド類)が挙げられる。
更に、これらのN−アルキル体(例えば、N−メチル体)も含まれる。

0014

これらのセラミドは、天然型(D(−)体)の光学活性体を用いても、非天然型(L(+)体)の光学活性体を用いても、更に天然型と非天然型の混合物を用いてもよい。上記化合物立体配置は、天然型の立体配置のものでも、それ以外の非天然型の立体配置のものでも良く、また、これらの混合物によるものでもよい。これらのうち、CERAMIDE1、CERAMIDE2、CERAMIDE3、CERAMIDE5、CERAMIDE6IIの化合物(以上、INCI、8th Edition)及び次式で表わされるものが好ましい。

0015

0016

これらは天然からの抽出物及び/又は合成物のいずれでもよく、市販のものを用いることができる。
このような天然型セラミドの市販のものとしては、Ceramide I、Ceramide III、Ceramide IIIA、Ceramide IIIB、Ceramide IIIC、Ceramide VI(以上、コスファーム社)、Ceramide TIC-001(高砂香料社)、CERAMIDE II(Quest International社)、DS-Ceramide VI、DS-CLA-Phytoceramide、Phytoceramide、DS-ceramide Y3S(DOOSAN社)、CERAMIDE2(セダーマ社)が挙げられる。

0017

0018

(II)擬似型セラミドとしては、次式で表されるN−(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド、N−(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルデカナミド等が挙げられ、N−(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド)が好ましい。

0019

0020

成分(C)のセラミド類は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、成分(C)を十分に皮膚に浸透させる点から、含有量は、全組成中に0.01〜8質量%であり、0.05〜5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がさらに好ましい。

0021

本発明で用いる成分(D)のジアシルグルタミン酸リシン塩は、成分(A)及び(B)との相互作用により、セラミドの結晶化を抑制するために用いられる。
ジアシルグルタミン酸リシン塩としては、成分(A)及び(B)との相互作用により、セラミドの結晶化を抑制する点から、アシル基の炭素数が10〜18であるのが好ましく、12〜18がより好ましい。
また、これらの塩としては、ナトリウムカリウム等のアルカリ金属塩トリエタノールアミン塩等の有機アミン塩アルギニン等の塩基性アミノ酸塩などが挙げられ、同様の点から、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
成分(D)としては、成分(A)及び(B)との相互作用により、セラミドの結晶化を抑制する点から、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム、ジミリストイルグルタミン酸リシンナトリウム、ジステアロイルグルタミン酸リシンナトリウム、ジリノレオイルグルタミン酸リシンナトリウム等が好ましく、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムがより好ましい。

0022

ジアシルグルタミン酸リシン塩は、L−リシン塩酸塩とN−脂肪酸アシル−L−グルタミン酸無水物を反応させて合成することができる。
また、ジアシルグルタミン酸リシン塩の市販品として、例えば、旭化成ケミカルズ社製のペリセアL−30:商品名(ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム、有効含有量29%、水71%)等を使用することができる。

0023

成分(D)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、成分(A)及び(B)との相互作用により、セラミドの結晶化を抑制させる点から、酸に換算した含有量(以下、酸換算量という)は、全組成中に0.01〜1.5質量%であり、0.02〜1.2質量%が好ましく、0.05〜1質量%がさらに好ましい。

0024

本発明において、成分(D)の酸換算量に対する成分(A)、(B)及び(C)の合計含有量の質量割合[((A)+(B)+(C))/(D)]は、セラミドの結晶化を抑制し、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、1〜220であり、2〜150が好ましく、3〜45がより好ましい。

0025

本発明において、成分(D)の酸換算量に対する成分(A)の質量割合[(A)/(D)]は、セラミドの結晶化を抑制し、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、0.1〜80が好ましく、0.3〜40がより好ましく、1〜12がさらに好ましい。
また、成分(D)の酸換算量に対する成分(B)の質量割合[(B)/(D)]は、セラミドの結晶化を抑制し、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、0.1〜80が好ましく、0.7〜50がより好ましく、1〜20がさらに好ましい。
さらに、成分(D)の酸換算量に対する成分(C)の質量割合[(C)/(D)]は、セラミドの結晶化を抑制し、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、0.05〜80が好ましく、0.1〜50がより好ましく、0.1〜35がさらに好ましく、1〜25がよりさらに好ましい。
また、成分(B)に対する成分(A)の質量割合[(A)/(B)]は、セラミドの結晶化を抑制し、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、0.01〜14が好ましく、0.05〜6がより好ましく、0.2〜3がさらに好ましく、0.2〜1.5がよりさらに好ましい。

0026

本発明において、成分(E)の水の含有量は、全組成中に50〜95質量%が好ましく、60〜90質量%がより好ましい。

0027

本発明の化粧料は、さらに、(F)多価アルコールを含有することができ、成分(D)との相互作用により、つや感を向上させることができる。
多価アルコールとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオールプロピレングリコールジグリセリンジプロピレングリコール分子量2000以下のポリエチレングリコール等が挙げられる。これらのうち、成分(D)との相互作用により、つや感を向上させる点から、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールから選ばれる1種以上が好ましく、グリセリン、1,3−ブチレングリコールから選ばれる1種以上がより好ましく、グリセリンがさらに好ましい。

0028

成分(F)の多価アルコールは、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、成分(D)と相互作用することによって、つや感をより向上させる点から、含有量は、全組成中に5〜20質量%が好ましく、7〜15質量%がより好ましい。

0029

本発明の化粧料は、前記以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、25℃で液状の油剤、成分(B)及び(C)以外の25℃でペースト又はワックス状の油脂、成分(A)以外の非イオン性界面活性剤、成分(D)以外のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤両性界面活性剤水溶性高分子エキス類塩基、酸、エタノール防腐剤、香料などを含有することができる。

0030

25℃で液状の油剤とは、25℃での粘度が、10,000mPa・s以下のものをいう。例えば、流動パラフィン水添ポリイソブテン水添ポリデセンスクワラン等の炭化水素油オリーブ油ホホバオイル等の植物油ジメチルポリシロキサンメチルポリシロキサン)、環状ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンアミノ変性シリコーンカルボキシ変性シリコーンアルコール変性シリコーンアルキル変性シリコーンポリエーテル変性シリコーンフッ素変性シリコーン等のシリコーン油パーフルオロアルキルエチルリン酸パーフルオロアルキルポリオキシエチレンリン酸、パーフルオロポリエーテルポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系油アルキル−1,3−ジメチルブチルエーテルジカプリン酸ネオペンチルグリコール等の極性油などが挙げられる。
25℃で液状の油剤は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、含有量は、全組成中に1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、3質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましく、6質量%以下がよりさらに好ましい。

0031

成分(B)及び(C)以外の25℃でペースト又はワックス状の油脂としては、例えば、ワセリン等の炭化水素油;ステアリン酸、ベヘン酸、ミリスチン酸等の直鎖の炭素数10〜22の高級脂肪酸等が挙げられる。
成分(B)及び(C)以外の25℃でペースト又はワックス状の油脂は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がよりさらに好ましい。

0032

成分(A)以外の非イオン性界面活性剤としては、、ポリオキシエチレン基を有するものが好ましく、HLBは10以上が好ましく、12.5〜15.5がより好ましい。
本発明において、HLBとは親水性親油性バランス(Hydrophilic-Lypophilic Balance)を示す指標であり、本発明においては、小田・らによる次式を用いて算出した値を用いている。

0033

0034

成分(A)以外の非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリオキシエチレングリセリルポリオキシエチレンアルキルエーテル等が挙げられ、安定性を向上させる点から、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンが好ましい。
成分(A)以外の非イオン性界面活性剤は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、安定性を向上させ、べたつきを低減させる点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましい。

0035

成分(D)以外のアニオン界面活性剤としては、例えば、炭素数12〜24の脂肪酸を由来とする脂肪酸塩、N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム等の脂肪酸アミドスルホン酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩、N−ステアロイル−L−グルタミン酸アルギニン等の長鎖N−アシルグルタミン酸アルキル硫酸エステル塩アルキルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。
成分(D)以外のアニオン性界面活性剤は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、成分(D)と組合わせて塗布後の肌のつや感、安定性を向上させる点から、含有量は、酸に換算して、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、0.2質量%以上がよりさらに好ましく、3質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1.5質量%以下がさらに好ましく、1質量%以下がよりさらに好ましい。

0036

カチオン界面活性剤、両性界面活性剤の含有量は、全組成中に1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下がさらに好ましく、実質0質量%であるのがよりさらに好ましい。

0037

水溶性高分子としては、例えば、カルボキシビニルポリマーアルギン酸ナトリウムカラギーナンカルボキシメチルセルロースヒドロキシエチルセルロースグアーガムキサンタンガムカルボキシメチルキトサンヒアルロン酸ナトリウムオキサゾリン変性シリコーン、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミドジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体等が挙げられる。
水溶性高分子は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、塗布後の肌のなめらかさ、つや感を向上させる点から、含有量は、全組成中に、0.1質量%以上が好ましく、0.15質量%以上がより好ましく、1質量%以下が好ましく、0.8質量%以下がより好ましく、0.4質量%以下がさらに好ましい。

0039

本発明の化粧料において、塗布時の皮膚化粧料の肌への広がりを向上させる点から、エタノールの含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、6質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい。

0040

本発明の化粧料は、通常の方法により製造することができる。例えば、成分(A)、(B)、(C)を加熱混合して油相を調製し、成分(D)を(E)の一部に溶解して、界面活性剤相を調製し、油相に、界面活性剤相、その他の成分を加えて、均一に加熱混合し、その後、撹拌しながら冷却することにより、製造することができる。

0041

本発明の化粧料は、使用時の垂れにくさを向上させる点から、25℃における粘度が、1000〜50000mPa・sであるのが好ましく、2000〜40000mPa・sがより好ましく、3000〜30000mPa・sがさらに好ましい。なお、粘度は、TVB−10R形回転粘度計(東機産業社製)を用いて測定し、粘度が1000mPa・s以上20000mPa・s未満の範囲では、ローターNo.M3、20000mPa・s以上50000mPa・s以下の範囲では、ローターNo.M4を用いて、いずれも回転数6rpm、25℃で測定した値である。

0042

本発明の化粧料は、α−ゲル(α型結晶)であり、α−ゲルは、X線による構造解析により、確認することができる。α型構造六方晶系のことであり、親油基親水基層の面に対して直角に配向しており、Bragg角21〜23°付近に鋭い一本の回折ピークが現れるのが特徴である。
本発明の化粧料は、例えば、化粧水乳液クリームジェル等として好適である。

0043

実施例1〜2及び比較例1〜4
表1に示す組成の化粧料を製造し、X線による構造解析、安定性、塗布後の肌のなめらかさ及びつや感を評価した。結果を表1に併せて示す。

0044

(製造方法)
成分(A)、(B)及び(C)を含む油相を80〜90℃で加熱混合し、次に80〜90℃に加熱した成分(D)、(E)及び(F)を含む水相を添加し、混合した。さらに攪拌しながら25℃まで冷却して、化粧料を得た。

0045

評価方法
(1)X線による構造解折:
製造直後の化粧料について、2θ=10〜30°の広角X線回折ピークより、WilsonとOttの方法(Wilson,D.A. and Ott,E., J.Chem.Phys., 2, 231-238(1934))に従い、結晶構造を決定した。結晶構造についての評価は以下の基準で示した。
A:α型構造が確認された。
B:α型構造が確認されない。

0046

(2)安定性(室温1週間後の結晶の析出):
製造して室温保存1週間後の各化粧料について、偏光下、光学顕微鏡観察により、また、目視により、結晶の有無を確認した。結晶の有無は以下の基準で評価した。
A:光学顕微鏡観察により結晶が観察されず、目視でも観察されない。
B:光学顕微鏡観察によりわずかに結晶が観察され、目視では観察されない。
C:光学顕微鏡観察により小さな結晶が観察され、目視では観察されない。
D:光学顕微鏡観察により結晶が観察され、目視でも観察される。

0047

(3)塗布後の肌のなめらかさ(測定値、Δμ):
人工皮革(オカモ化成品社製、セラバック#010)の上に、3cm×8cmの大きさに各化粧料1mLを均一に塗布した。その人工皮革をトライギア(新東科学社製、表面性測定機、TYPE:14DR)に取り付け、化粧料を塗布してから5分後に、以下の条件で動摩擦係数の測定を行った。測定値は、測定開始から3スライド目の値(μ(化粧料塗布))をとり、化粧料を未塗布の場合の動摩擦係数(μ(未塗布))との差(Δμ)を求めることにより、肌のなめらかさを評価した。なお、Δμが小さいほど摩擦が低く、肌がなめらかであることを示す。
<条件>
荷重200g
・Speed 2000 mm/sec
・50mmを5スライド(2.5往復)させて測定
(Δμ)=(μ(化粧料塗布))−(μ(未塗布))

0048

(4)塗布後の肌のなめらかさ(官能評価):
専門パネラーが、各化粧料0.2gを手のに指で円を描くように塗布し、塗布直後の肌を指で触ったときのなめらかさについて、以下の4段階の基準で評価した。結果は、専門パネラー3名の評価の合計値で示した。
4:非常になめらかである。
3:なめらかである。
2:わずかになめらかである。
1:なめらかでない。

0049

(5)塗布後の肌のつや感(測定値、ΔG):
人工皮革(オカモト化成品社製、セラヌバック#010)の上に、各化粧料0.02gを3cm×3cmの大きさに均一になるように塗布し、15分後に、GlossymeterGL200(Courage+Khazaka(ドイツ)社製)を用いて、皮膚表面から直接反射した光の量=つや値 Gloss Value(G(化粧料塗布))を測定した。また、化粧料を塗布する前の未塗布のつやの値(G(未塗布))を測定し、その差(ΔG)を求め、つや感を評価した。ΔGの値が大きいほどつや感が高いことを示す。
(ΔG)=(G(化粧料塗布))−(G(未塗布))

0050

(6)塗布後の肌のつや感(官能評価):
専門パネラーが、各化粧料0.2gを手の甲に指で円を描くように塗布し、塗布直後の肌のつや感について、以下の4段階の基準で評価した。結果は、専門パネラー3名の評価の合計値で示した。
4:つや感が非常にある。
3:つや感がある。
2:つや感がわずかにある。
1:つや感がない。

0051

0052

実施例3〜23
実施例1〜2と同様にして、表2、表3及び表4に示す組成の化粧料を製造し、安定性、塗布後の肌のなめらかさ及びつや感を評価した。結果を表2、表3及び表4に併せて示す。

0053

0054

実施例

0055

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