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技術 製袋充填機におけるシール装置

出願人 株式会社フジキカイ
発明者 堀俊浩加藤圭太
出願日 2014年12月2日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-244042
公開日 2016年6月20日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-107997
状態 特許登録済
技術分野 制御・その他I(包装機械の制御) 基本的包装技術IV(容器成形充填) 基本的包装技術3(容器の閉鎖(2))
主要キーワード 偏差パルス 所定区分 両シール体 運転停止前 各動作機構 ピロー包装品 所定駆動 表示切り替え操作
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

物品の噛み込みなどによるシール不良判定を行うための判定値を設定する際に、その設定の目安となる情報を提示する。

解決手段

両シール体12,12が互いに近接移動する1回の包装サイクル毎にエンコーダから取得した閉パルス値を該閉パルス値が属する区分毎に集計して、閉パルス値に関する情報を生成する生成手段と、該生成手段で生成された前記情報を、所定区分毎の閉パルス値の出現数を示すグラフとして表示する表示手段とを備えている。表示手段で表示したグラフを参照して、該グラフから読み取ることができる両シール体12,12の閉位置の傾向に合わせて、シール不良判定の基準となる判定値を、設定手段で簡単に設定することができる。

概要

背景

製袋充填機における横シール手段でフィルムに横シールを施す際に、横シール手段が物品そのものや物品から出た粉などの異物を噛み込むことに起因するシール不良を判定する手段が様々提案されている。例えば特許文献1では、シーラ開閉駆動するサーボモータへの閉じ駆動パルス数から所定パルス数分差し引いたパルス数を、適正なシール動作か否かの判定値に設定し、その判定値に基づき、物品の噛み込みの有無を判定している。

概要

物品の噛み込みなどによるシール不良判定を行うための判定値を設定する際に、その設定の目安となる情報を提示する。両シール体12,12が互いに近接移動する1回の包装サイクル毎にエンコーダから取得した閉パルス値を該閉パルス値が属する区分毎に集計して、閉パルス値に関する情報を生成する生成手段と、該生成手段で生成された前記情報を、所定区分毎の閉パルス値の出現数を示すグラフとして表示する表示手段とを備えている。表示手段で表示したグラフを参照して、該グラフから読み取ることができる両シール体12,12の閉位置の傾向に合わせて、シール不良判定の基準となる判定値を、設定手段で簡単に設定することができる。

目的

本発明は、従来の技術に係るに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、シール不良判定を行うための判定値を設定する際に、その設定の目安となる情報を提示できる製袋充填機におけるシール装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

サーボモータ(14)の正逆回転駆動により作動する作動機構(16)によって、開位置と閉位置との間で互いに近接・離間する開閉動作を行う一対のシール体(12,12)を有し、開位置から閉位置へ閉動作する両シール体(12,12)でフィルムシール圧を付与して横シールを施す横シール手段(10)と、前記一対のシール体(12,12)が開位置から少なくとも閉位置に到達し得る回転量で前記サーボモータ(14)を制御する閉指令パルス値が設定されると共に、該閉指令パルス値に基づきサーボモータ(14)を制御する制御手段(17)とを備え、該制御手段(17)には、前記閉指令パルス値に基づきサーボモータ(14)を制御して両シール体(12,12)を閉動作する包装サイクル毎に、前記閉位置におけるサーボモータ(14)の実際の回転量に対応してエンコーダ(28)から取得される閉パルス値を、入力操作で設定された判定値と対比してシール不良を判定する判定手段(30)が設けられた製袋充填機におけるシール装置において、前記制御手段(17)に設けられ、前記包装サイクル毎に前記エンコーダ(28)から取得した閉パルス値を該閉パルス値が属する区分毎に集計して、閉パルス値に関する情報を生成する生成手段(29)と、該生成手段(29)で生成された前記情報を、所定区分毎の閉パルス値の出現数を示す図表として表示する表示手段(22)と備えたことを特徴とする製袋充填機におけるシール装置。

請求項2

前記判定値は、前記一対のシール体(12,12)の閉動作に際して異物の噛み込みの有無を判定する値であることを特徴とする請求項1記載の製袋充填機におけるシール装置。

請求項3

前記エンコーダ(28)から取得した前記閉パルス値を基準値として、前記生成手段(29)に設定し得る設定手段(20)を備え、前記生成手段(29)は、前記設定手段(20)で設定された基準値を基準とした所定区分毎に、前記閉パルス値を振り分けて集計することを特徴とする請求項1または2記載の製袋充填機におけるシール装置。

請求項4

前記制御手段(17)には、前記包装サイクル毎に前記エンコーダ(28)から取得した閉パルス値が蓄積され、前記表示手段(22)は、前記制御手段(17)に蓄積された閉パルス値に関する情報から前記図表とは別に、最新の包装サイクルから過去の所定包装サイクル数分の閉パルス値を一覧表示可能としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の製袋充填機におけるシール装置。

請求項5

前記閉パルス値は、帰還パルスであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の製袋充填機におけるシール装置。

請求項6

製袋充填機の運転を開始してから所定包装サイクル数の間は、前記判定手段(30)で前記判定値に基づくシール不良判定を行わないように構成したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の製袋充填機におけるシール装置。

技術分野

0001

この発明は、フィルム横シールを施す製袋充填機におけるシール装置に関するものである。

背景技術

0002

製袋充填機における横シール手段でフィルムに横シールを施す際に、横シール手段が物品そのものや物品から出た粉などの異物を噛み込むことに起因するシール不良を判定する手段が様々提案されている。例えば特許文献1では、シーラ開閉駆動するサーボモータへの閉じ駆動パルス数から所定パルス数分差し引いたパルス数を、適正なシール動作か否かの判定値に設定し、その判定値に基づき、物品の噛み込みの有無を判定している。

先行技術

0003

特開2001−48130号公報

発明が解決しようとする課題

0004

異物の噛み込みの判定を行うにあたっては、包装品種の変更によるフィルムの材質、厚み、シール温度などの変化や、周辺温度湿度などの環境変化や、経年変化などに応じて、判定値を変更する必要がある。製袋充填機の使用者にとっては、判定値をどの程度変えればよいか試行錯誤しながら設定するにも目安となる情報が乏しく、判定値の設定が困難である。

0005

すなわち本発明は、従来の技術に係るに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、シール不良判定を行うための判定値を設定する際に、その設定の目安となる情報を提示できる製袋充填機におけるシール装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の製袋充填機におけるシール装置は、
サーボモータの正逆回転駆動により作動する作動機構によって、開位置と閉位置との間で互いに近接・離間する開閉動作を行う一対のシール体を有し、開位置から閉位置へ閉動作する両シール体でフィルムにシール圧を付与して横シールを施す横シール手段と、
前記一対のシール体が開位置から少なくとも閉位置に到達し得る回転量で前記サーボモータを制御する閉指令パルス値が設定されると共に、該閉指令パルス値に基づきサーボモータを制御する制御手段とを備え、
該制御手段には、前記閉指令パルス値に基づきサーボモータを制御して両シール体を閉動作する包装サイクル毎に、前記閉位置におけるサーボモータの実際の回転量に対応してエンコーダから取得される閉パルス値を、入力操作で設定された判定値と対比してシール不良を判定する判定手段が設けられた製袋充填機におけるシール装置において、
前記制御手段に設けられ、前記包装サイクル毎に前記エンコーダから取得した閉パルス値を該閉パルス値が属する区分毎に集計して、閉パルス値に関する情報を生成する生成手段と、
該生成手段で生成された前記情報を、所定区分毎の閉パルス値の出現数を示す図表として表示する表示手段と備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、実際の包装サイクルで得られた閉パルス値の出現数を示す図表を表示手段で参照することで、シール不良を判定する判定手段に設定する判定値をどのような値にしたらよいかの目安を得ることができる。このように、判定値を設定する際の目安となる情報を得ることができるので、判定値の設定に関して使用者の熟練度を要さず、判定値の設定を何度もやり直す試行錯誤の手間を軽減することができ、判定値の設定を簡単に行うことができる。

0007

請求項2に係る発明では、前記判定値は、前記一対のシール体の閉動作に際して異物の噛み込みの有無を判定する値であることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、実際の包装サイクルで得られた閉パルス値の出現数を示す図表を表示手段で参照することができるので、現実に即した閉パルス値の傾向に合わせて判定値を設定することができる。従って、異物の噛み込み判定を精度よく行うことができ、包装効率を向上させることができる。

0008

請求項3に係る発明では、前記エンコーダから取得した前記閉パルス値を基準値として、前記生成手段に設定し得る設定手段を備え、
前記生成手段は、前記設定手段で設定された基準値を基準とした所定区分毎に、前記閉パルス値を振り分けて集計することを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、例えば実際に良好に包装を行った際の閉パルス値を基準値として設定し、その基準値を基準として閉パルス値を振り分けて閉パルス値に関する情報を生成すれば、図表の意味合いを把握し易くすることができる。

0009

請求項4に係る発明では、前記制御手段には、前記包装サイクル毎に前記エンコーダから取得した閉パルス値が蓄積され、
前記表示手段は、前記制御手段に蓄積された閉パルス値に関する情報から前記図表とは別に、最新の包装サイクルから過去の所定包装サイクル数分の閉パルス値を一覧表示可能としたことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、最新の包装サイクルから過去所定包装サイクル数分の閉パルス値を一覧表示し得るので、例えばシール不良が生じた包装サイクルの閉パルス値を把握することなどができ、判定値の設定に資する情報を得ることができる。

0010

請求項5に係る発明では、前記閉パルス値は、帰還パルスであることを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、帰還パルスから複雑な計算を行うことなく閉パルス値を得ることができる。

0011

請求項6に係る発明では、製袋充填機の運転を開始してから所定包装サイクル数の間は、前記判定手段で前記判定値に基づくシール不良判定を行わないように構成したことを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、製袋充填機の運転を開始してから所定包装サイクル数の間は、判定手段において判定値に基づくシール不良の判定を行わないようにすることで、頻繁なシール不良の検出を避けることができる。

発明の効果

0012

本発明に係る製袋充填機におけるシール装置によれば、シール不良判定を行うための判定値を設定する際に、その設定の目安となる情報を提示できる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の好適な実施例に係る製袋充填機のシール装置を示す概略平面図であり、(a)はシール体が開位置にあり、(b)はシール体が閉位置にある。
実施例の制御ブロック図である。
実施例の表示手段に表示されるデータ確認画面である。

0014

次に、本発明に係る製袋充填機におけるシール装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。

0015

実施例に係る製袋充填機は、縦形製袋充填機であって、原反ロールから引き出した帯状フィルム製袋手段で筒状に成形し、筒状フィルムフィルム移送方向に沿う重合端縁部に対し、縦シール手段によって縦シールを施すようになっている。また、筒状フィルム内には、供給手段によって粉流体などの物品が所定タイミングで供給されて、縦シール手段のフィルム移送方向下流側に配設されたシール装置(図1参照)によって、筒状フィルムに横シールが施される。

0016

図1に示すように、シール装置は、筒状フィルムの移送路を挟む左右に対向して配設されて、所要温度に加熱される一対のシール体12,12からなる横シール手段10を備えている。両シール体12,12は、正逆回転駆動されるサーボモータ14に連繋したトグルリンク機構などからなる作動機構16によって互いに近接・離間するように開閉作動され、互いの近接時に両シール体12,12で筒状フィルムを挟んで加熱および加圧することで、筒状フィルムの幅方向(フィルム移送方向と交差する方向)に所定間隔毎に横シールを施すよう構成される。横シール手段10は、フィルム移送手段(図示せず)で筒状フィルムが一包装分移送される包装サイクル毎に、両シール体12,12によって筒状フィルムを挟持して横シールを施すと共に、一方のシール体12に配設したカッタ(図示せず)によって筒状フィルムを切断する。これにより、筒状フィルムに供給された物品の上下位置(前後位置)で横シールが形成されたピロー包装品を得るようになっている。

0017

前記製袋充填機は、供給手段、フィルム移送手段、横シール手段10などの各動作機構に対応した動作データやその他の各種制御データに基づいて制御手段17としての包装制御部18(図2参照)で運転制御されるようになっている。また、製袋充填機は、各動作機構を所定の動作パラメータ作動制御するためのデータ値の入力など、製袋充填機を運転する各種動作データを設定するための設定手段20と、その設定されたデータ値や包装機の運転に係る様々な設定情報などを表示する液晶パネルなどの表示手段22とからなるタッチパネル方式操作手段24を備えている。

0018

前記横シール手段10は、作動機構16に連繋したサーボモータ14を正逆回転することで、両シール体12,12がフィルムの移送路を挟んで互いに離間した開位置(図1(a))と、両シール体12,12が互いに近接移動して横シールを施す閉位置(図1(b))との間で往復移動されるよう構成されている。サーボモータ14は、包装制御部18からの運転信号に基づいて制御手段17としてのサーボ制御部26から出力される指令パルスの量からなる指令パルス値によって回転量が制御される。サーボモータ14には、エンコーダ28が付設され、このエンコーダ28から実際のサーボモータ14の回転量に応じて出力される帰還パルス(フィードバックパルス)がサーボ制御部26にフィードバックされる。サーボ制御部26は、駆動パルスと帰還パルスとの差である偏差パルス(溜まりパルス)がなくなるように位置制御することで、両シール体12,12を開位置に位置付けると共に、両シール体12,12をフィルムを挟持して横シールを施すように開位置から閉位置へ移動するようになっている。すなわち、サーボモータ14を位置制御することによって、両シール体12、12を近接・離間移動させると共にフィルムに適正なシール圧を加えて横シールを施すようになっている。

0019

前記サーボ制御部26には、一対のシール体12,12が開位置から少なくとも閉位置に到達し得る回転量でサーボモータ14を位置制御する指令パルス値(特に区別する場合は、閉指令パルス値)が予め設定されている。そして、サーボ制御部26は、両シール体12,12を開位置から互いに近接移動する閉動作を行う際に、前記指令パルス値でサーボモータ14を位置制御する。実施例では、両シール体12,12のシール面同士がフィルムを挟まないで直接当接した状態で予め作動機構16などの剛性等を考慮して計算された圧力のシール圧を付加し得る閉指令パルス値をサーボモータ14に与えるように設定されている。実施例の指令パルス値は、開位置から両シール体12,12がフィルムを挟まないでシール面同士に圧力が発生しない状態でシール面同士が当接する当接位置まで移動させるのに要する指令パルス値よりも所定指令パルス数分大きくなるように設定される。このように、サーボモータ14には、前記当接位置に対応した指令パルス値より大きい閉指令パルス値がサーボ制御部26から与えられるが、両シール体12,12は当接位置を越えて移動することができないので、シール体12,12の間に挟んだフィルムに適正なシール圧を加えることになる。なお、両シール体12,12を閉位置から開位置に向けて離間移動する開動作を行う際には、両シール体12,12が近接移動を終えた閉位置に対応してエンコーダ28から取得される閉パルス値に応じた指令パルス値をサーボモータを与えて、該サーボモータを両シール体12,12の近接移動時と逆回転駆動すればよい。

0020

前記サーボモータ14は、両シール体12,12の閉動作に際して、前記閉指令パルス値を与えるように制御されるが、フィルムの厚みや異物の噛み込みやフィルムのシワなどにより、互いに近接移動した両シール体12,12がフィルムを挟んで実際に噛み合った閉位置にずれが生じ、閉位置でエンコーダ28から取得される閉パルス値は閉指令パルス値と必ずしも一致するものではない。そして、各包装サイクルにおいて両シール体12,12が前記閉位置となったときに前記エンコーダ28から取得される閉パルス値は、サーボ制御部26を介して包装制御部18に入力されて記憶される。ここで、閉パルス値は、前記閉位置に対応した偏差パルスから算出することもできるが、実施例では閉位置に対応した帰還パルスから得るようにしている。なお、操作手段24の表示画面には、閉パルス値を蓄積するか否かを選択し得るデータ収集開始ボタンが設けられており、データ収集開始ボタンをタッチ操作することで以降の包装サイクルで取得される閉パルス値が包装制御部18に蓄積されるようになっている。

0021

前記包装制御部18には、設定手段20としての操作手段24により予め設定された判定値と、包装サイクル毎にサーボ制御部26から入力される閉パルス値とを対比して、シール不良の有無を判定する判定手段30が設けられている。判定値としては、前記閉指令パルス値よりも小さいパルス値が設定されており、閉位置になったときに両シール体12,12の間隔が大きくなった場合にシール不良を判定するようになっている。なお、実施例の判定手段30では、物品自体または物品の欠片などの異物の噛み込みの有無を判定し得るように、前記判定値を設定している。そして、判定手段30によってシール不良が判定されると、包装制御部18によって、横シール手段10のカッタの作動を休止して異物の噛み込み部分を含む連包の包装品としたり、横シール手段10などの一部動作機構や製袋充填機全体を一時停止して警報を報知したり、異物の噛み込みを判定した包装品を下流側で系外へ排出するなどの所定の処理が行われる。

0022

前記判定手段30は、製袋充填機の運転を一時停止した状態から再開する場合に、運転開始から所定包装サイクル数(例えば10包装分)が経過するまでは、該判定手段30を機能させない、判定手段30が閉パルス値を取得しない、または判定結果を無効とするなどにより、前記判定値に基づくシール不良判定を行わないよう構成されている。実施例では、運転開始から所定包装サイクル数(例えば10包装分)が経過するまでは、包装サイクル毎の閉パルス値が包装制御部18に記憶されず、当該期間に得られる閉パルス値が包装制御部18の蓄積データから排除される。また、実施例では、運転開始から所定包装サイクル数が経過するまでは、前記判定値と別に設定された閾値に基づき、サーボ制御部26を介して包装サイクル毎に入力される閉パルス値が閾値を下回る場合にシール不良を判定し、閉パルス値が閾値以上であれば噛み込みなくシールされているものとして、運転を通常通り継続する。そして、運転開始から所定包装サイクル数を経過した後は、判定手段30の判定基準が前記閾値から判定値に切り替えられ、サーボ制御部26を介して包装サイクル毎に入力される閉パルス値が判定値を下回る場合にシール不良を判定し、閉パルス値が判定値以上であれば噛み込みなくシールされているものとして、運転を通常通り継続する。ここで、閾値は、判定値より小さいパルス値で設定され、判定値に基づくシール不良判定よりも判定基準を緩くしてある。

0023

前記包装制御部18には、包装サイクル毎にエンコーダ28から取得した閉パルス値を該閉パルス値が属する区分毎に集計して、閉パルス値に関する情報(閉パルス値情報という)を生成する生成手段29が設けられている。すなわち、一対のシール体12,12が開位置から閉位置に近接移動する1回の包装サイクル毎にエンコーダ28から取得される閉パルス値は、包装制御部18に蓄積されると共に、その閉パルス値に応じて生成手段29で所定区分毎に振り分けて集計され、閉パルス値の所定区分毎の出現数を含む閉パルス値情報が生成される。ここで、閉パルス値の振り分け区分は、設定手段20としての操作手段24で設定される基準となる閉パルス値(以下、基準値という)を基準として、例えば10パルス数などの間隔で設定されており、基準値を設定変更することで、生成手段29による振り分け区分の基準が自動的に変更される。最初に基準値を設定する場合は、物品が供給されていない状態または物品を供給した状態でフィルムを連続搬送すると共に横シール手段10によって横シールを施し、得られた包装品を確認することで、シワがない良好な横シールを施すことができる設定状態になっていることを確かめ、例えば最後の包装サイクルで取得した閉パルス値を仮の基準値として設定すればよい。なお、図3に示すように、実施例では、「5120」が基準値(横軸「閉位置」の値が「33」)と設定され、「5120」から横軸1目盛10パルス毎の区分で閉パルス値が振り分けられ、生成手段29で区分毎に閉パルス値の出現数が集計して前記閉パルス値情報が生成される。そして、データ収集開始ボタンをタッチ操作して閉パルス値の取得を有効にした状態で、製袋充填機を運転することで、包装サイクル毎の閉パルス値が蓄積される。

0024

前記操作手段24で所定の操作を行うことで、表示手段22としての該操作手段24に、包装制御部18で蓄積した閉パルス値および生成手段29で生成した閉パルス値情報を確認できるデータ確認画面32が切り替え表示されるようになっている。図3に示すように、データ確認画面32には、生成手段29で閉パルス値情報を、所定区分毎の閉パルス値の出現数を示すグラフとして表示するグラフ表示部34が設けられている。実施例のグラフ表示部34には、前記振り分け区分が横軸に設定されると共に、各振り分け区分に属する閉パルス値の出現数が縦軸に設定されたグラフが表示され、閉パルス値がどのような傾向で分布しているのか把握できるようになっている。また、データ確認画面32には、最新の包装サイクルで得られた閉パルス値から過去所定サイクル数分の閉パルス値を一覧表示する一覧表示部36が設けられ、包装サイクル毎に入力される閉パルス値が新規に表示されると共に最も古い包装サイクルの閉パルス値が消えるように順次更新される。更に、データ確認画面32には、蓄積データ表示部38が設けられ、基準値からの差で表された振り分け区分と各振り分け区分の閉パルス値の数とを対応させた表が、蓄積データ表示部38に表示される。データ確認画面32には、基準変更ボタン40が設けられており、基準変更ボタン40をタッチ操作することで、判定値や基準値を設定するための設定画面を切り替え表示またはポップアップ表示することができる。

0025

次に、実施例に係る製袋充填機におけるシール装置の作用効果について説明する。シール不良判定の基準となる判定値を設定しようとする場合に、データ確認画面32のグラフ表示部34に表示されたグラフによって、実際の包装サイクルで得られる閉パルス値の出現傾向を確認することで、判定値をどのような値にしたらよいかの目安を得ることができる。例えば図3のグラフにおいて横軸目盛「22」、すなわち閉パルス値「5010」を物品の噛み込みの判定値として暫定的に設定してから、実際に包装して得た包装品の仕上がり状態などを確認し、判定値の信頼度を評価し、判定値を更新するように、グラフを活用すれば、データ確認画面32において、判定値を設定する際の目安となる情報を得ることができるので、判定値の設定に関して使用者の熟練度を要さず、判定値の設定を何度もやり直す試行錯誤の手間を軽減することができ、判定値の設定を簡単に行うことができる。しかも、データ確認画面32のグラフ表示部34には、所定区分毎の閉パルス値の出現数を示すグラフとして表されるので、閉パルス値の傾向が把握し易い。そして、実際の包装サイクルで得られる閉パルス値の出現数を示すグラフをデータ確認画面32で参照することができるので、現実に即した閉パルス値の傾向に合わせて判定値を設定することができる。従って、異物の噛み込み判定を精度よく行うことができ、包装効率を向上させることができる。

0026

試運転時などで適正な横シールが施された包装サイクルで取得された実際の閉パルス値を基準値として設定し、その基準値に基準として閉パルス値を振り分けて閉パルス値情報を生成すれば、グラフの意味合いを把握し易くすることができる。そして、実際の包装サイクルで得られる閉パルス値の分布を示すグラフをデータ確認画面32で参照して、現実に即した閉パルス値の傾向に合わせて基準値を設定変更することができ、データ確認画面32で得られる情報を現状に合わせてより把握し易くすることができる。また、データ確認画面32には、最新の包装サイクルから過去所定包装サイクル数分の閉パルス値を一覧表示部36に表示し得るので、例えばシール不良が生じた包装サイクルの閉パルス値を把握するなどができ、判定値の設定に資する情報をより多く得ることができる。特に、閉パルス値として帰還パルスを用いることで、複雑な計算を行うことなく閉パルス値を得ることができる。

0027

前記一対のシール体12,12の閉動作に際して、開位置から両シール体12,12がフィルムを挟まないでシール面同士に圧力が発生しない状態でシール面同士が当接する当接位置まで移動させるのに要する指令パルス値よりも所定駆動パルス分大きな指令パルスを単位時間毎に分割指令してサーボモータ14の位置を位置制御(フィードバック制御)するこで、当接位置付近における分割してなる指令パルスの単位時間あたりの変化(傾き)を大きくすることができる。これにより、当接位置付近において応答遅れがないまたは少ない帰還パルスをエンコーダ28が得ることになり、当接位置付近における粉などの物品の噛み込み有無を速やかに判定することが可能になる。

0028

前記製袋充填機は、運転を停止する際に縦シール手段を筒状フィルムの重合端縁部から離間させて、筒状フィルムの焼き付きを防止している。このため、運転停止前に縦シール手段で加熱されて形成された縦シールが冷えて硬くなったり、運転再開時に縦シール手段から筒状フィルムの重合端縁部に伝わる熱量が一時的に変動することなどを要因として、両シール体12,12で横シールを施す際の閉位置が大きく変動することが判っている。すなわち、運転開始から所定包装サイクル数が経過するまでは、閉パルス値が大きくばらつき、縦シール手段による縦シールが安定した状態に合わせて設定された判定値に基づいてシール不良判定を行うと、シール不良を多く検出してしまって包装効率が悪くなってしまう。実施例によれば、製袋充填機の運転を開始してから所定包装サイクル数の間は、安定化した条件に合わせて設定された判定値に基づくシール不良の判定を行わないので、運転開始からの立ち上げ時に、頻繁にシール不良を検出することを回避することができる。そして、製袋充填機の運転を開始してから所定包装サイクル数の間は、前記判定値より緩く設定された閾値に基づいてシール不良の判定を行うことで、シール不良の頻出を防止しつつシール体12などの機器を適切に保護し得る。

実施例

0029

(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1)表示手段の画面構成は、実施例に限定されず、複数の画面を所定の配列で並べたり、あるいは、画面の一部を重ねるようにして表示したり、複数の操作画面を切り替え表示するなど、あるいは、文字数値記号、などの入力補助キーを操作画面の内側や一部に重ねてポップアップウィンドウとして表示するなど、適宜の画面表示方法で選択的に表示するようになっているものであればよい。
(2)実施例では、設定手段と表示手段とを有するタッチパネル方式の操作手段を例示したが、設定手段と表示手段とを別々に備えていてもよい。
(3)横シール手段は、シール体の開閉方向の移動とシール体のフィルム移送方向の移動とを別々のモータで行うボックスモーションタイプであってもよい。
(4)サーボモータを正逆回転させることで一対のシール体を開閉する制御によってシール圧を与えて横シールを施す横シール手段であれば、三方シール四方シールをして包装品を得る横形製袋充填機や縦形製袋充填機やその他の製袋充填機に適用可能である。
(5)一対のシール体が互いに近接する方向に最も移動した閉位置に対応してエンコーダからの帰還パルスからなる閉パルス値を得て表示手段の図表を作成したが、駆動パルスと帰還パルスとの偏差から閉位置に関する情報を得て表示手段の図表を作成してもよい。
(6)サーボモータに付設されたエンコーダとは別に、発信手段としてのエンコーダを配設し、帰還パルスを包装制御部に送るようにしてもよい。
(7)判定手段は、異物の噛み込みに対応した判定値だけでなく、この判定値に代えてまたは判定値に加えて、フィルムにシワが発生していることを判定する別の判定値を設定し得るよう構成してもよい。この場合においても表示手段に表示した図表を参照して、判定値を設定することができる。
(8)表示手段の一覧表示部には、10包装分の閉パルス値を表示する場合を例示したが、その表示数に限定されるものではない。
(9)閉パルス値の分布を示す図表は、製袋充填機の運転中に表示手段に表示されて、リアルタイムに更新される構成であっても、表示手段の表示切り替え操作を行うことで表示される構成であっても何れでもよい。
(10)閉パルス値の分布を示す図表は、棒グラフに限られず、折れ線グラフやその他の閉パルス値の分布が判るものであればよい。
(11)一対のシール体の閉動作に際して、両シール体のシール面がフィルムに圧力をかけることなく接触する位置までサーボモータを位置制御した後、閉じ位置に向けてサーボモータをトルク制御したり、圧力サンサなどが適正なシール圧になったことを検知するまでサーボモータを駆動したりする、閉動作の途中までサーボモータを位置制御した後にモータの制御方式切り換えるシール装置にも適用可能である。
(12)制御手段におけるサーボ制御部が包装制御部が行う一部の制御処理を行うようにするなど、本実施形態とは異なる制御分担方式を採用してもよく、サーボ制御部と包装制御部とを統合してもよい。

0030

10横シール手段,12シール体,14サーボモータ,16作動機構,
17 制御手段,20 設定手段,22 表示手段,28エンコーダ,29 生成手段,
30 判定手段

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