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技術 ラインローラユニット、及び釣糸案内機構

出願人 株式会社シマノ
発明者 平岡宏一平山広和落合浩二
出願日 2015年8月20日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-162694
公開日 2016年6月20日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2016-106619
状態 特許登録済
技術分野 魚釣り(3)釣用リール
主要キーワード ステンレス合金製 磁気シール機構 ロータアーム 磁気シール 釣糸案内機構 ラインローラ 磁性流体 ナット部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月20日)のものです。
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図面 (8)

課題

取り扱いの容易なラインローラユニット、及びこれを用いた釣糸案内機構を提供する。

解決手段

ラインローラユニット25は、ラインローラ4と、ベアリング5と、円筒部材6と、第1磁気シール7とを備える。ラインローラ4は、外周面釣糸を案内する案内部を有する。ベアリング5は、ラインローラ4の内周側に設けられる。円筒部材6は、ベアリング5を保持する保持部を有する。円筒部材6は、ベアリング5の内周側に設けられる。第1磁気シール7は、第1磁石71と、第1磁石71を保持する第1保持部材72と、を有する。第1磁気シール7は、円筒部材6との間で第1磁性流体70を保持するための第1磁気回路を形成する。第1磁気シール7は、ラインローラ4に設けられる。

概要

背景

スピニングリールは、スプールと、一対のロータアームを有するロータと、一対のロータアームの先端部に揺動可能に装着された釣糸案内機構(いわゆるベールアーム)と、を備えている。釣糸案内機構は、釣糸をスプールに案内するための機構である。この釣糸案内機構は、ベールと、ベールの両端部を支持する一対のベール支持部材と、ラインローラと、を有している。

ラインローラは、一般的に、ベアリングを介して軸部材に支持されている。このベアリングに水又は砂などが浸入すると、ラインローラがスムーズに回転しなくなってしまう。これを防ぐため、例えば特許文献1に開示されたラインローラは磁気シール機構を有している。この磁気シール機構は、ベアリング内に水、又は砂等が浸入することを防止するための機構である。

概要

取り扱いの容易なラインローラユニット、及びこれを用いた釣糸案内機構を提供する。ラインローラユニット25は、ラインローラ4と、ベアリング5と、円筒部材6と、第1磁気シール7とを備える。ラインローラ4は、外周面に釣糸を案内する案内部を有する。ベアリング5は、ラインローラ4の内周側に設けられる。円筒部材6は、ベアリング5を保持する保持部を有する。円筒部材6は、ベアリング5の内周側に設けられる。第1磁気シール7は、第1磁石71と、第1磁石71を保持する第1保持部材72と、を有する。第1磁気シール7は、円筒部材6との間で第1磁性流体70を保持するための第1磁気回路を形成する。第1磁気シール7は、ラインローラ4に設けられる。

目的

本発明の課題は、取り扱いの容易なラインローラユニット、及びこれを用いた釣糸案内機構を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

スピニングリールスプール釣糸を案内するための釣糸案内機構を構成するラインローラユニットであって、外周面に前記釣糸を案内する案内部を有するラインローラと、前記ラインローラの内周側に設けられたベアリングと、前記ベアリングを保持する保持部を有し、前記ベアリングの内周側に設けられた円筒部材と、第1磁石及び前記第1磁石を保持する第1保持部材を有し、前記円筒部材との間で第1磁性流体を保持するための第1磁気回路を形成し、前記ラインローラに設けられた第1磁気シールと、を備える、ラインローラユニット。

請求項2

前記円筒部材は、前記ベアリングの内周面に接する第1円筒部と、前記第1円筒部より外径が大きい第2円筒部と、を有し、前記保持部は、前記第1円筒部と前記第2円筒部とによって画定される第1段差部を含み、前記第1段差部は、前記ベアリングの第1端部と接する、請求項1に記載のラインローラユニット。

請求項3

前記円筒部材は、前記第1円筒部の外周側に配置される第3円筒部をさらに有し、前記保持部は、前記第1円筒部と前記第3円筒部とによって画定される第2段差部を含み、前記第2段差部は、前記ベアリングの第2端部と接する、請求項2に記載のラインローラユニット。

請求項4

前記ベアリングは、前記ラインローラの内周側に配置される外輪と、前記円筒部材の外周側に配置される内輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置される複数の転動体と、を有し、前記内輪の第1端部は、前記第1段差部と接する、請求項2又は3に記載のラインローラユニット。

請求項5

前記ベアリングは、前記ラインローラの内周に配置される外輪と、前記円筒部材の外周に配置される内輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置される複数の転動体と、を有し、前記内輪の第2端部は、前記第2段差部と接する、請求項3に記載のラインローラユニット。

請求項6

前記ベアリングは、前記ラインローラの内周に配置される外輪と、前記円筒部材の外周に配置される内輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置される複数の転動体と、を有し、前記内輪の第1端部は、前記第1段差部と接し、前記内輪の第2端部は、前記第2段差部と接する、請求項3に記載のラインローラユニット。

請求項7

前記第1磁気シールは、前記第2円筒部との間で前記第1磁気回路を形成する、請求項2から6のいずれかに記載のラインローラユニット。

請求項8

前記ベアリングは、第1ベアリングと、第2ベアリングとを有し、前記円筒部材は、前記第1ベアリングと前記第2ベアリングとの間において、前記第1円筒部の外周側に配置された第4円筒部を、さらに有する請求項2から7のいずれかに記載のラインローラユニット。

請求項9

前記ベアリングは、第1ベアリングと第2ベアリングとを有する、請求項1から7のいずれかに記載のラインローラユニット。

請求項10

径方向において前記第1磁石と前記ラインローラとの間に配置された非磁性体の第1遮蔽部材をさらに備える、請求項1から9のいずれかに記載のラインローラユニット。

請求項11

前記第1遮蔽部材は、軸方向において、前記第1磁石と前記ラインローラとの間に配置される、請求項10に記載のラインローラユニット。

請求項12

第2磁石及び前記第2磁石を保持する第2保持部材を有し、前記円筒部材との間で第2磁性流体を保持するための第2磁気回路を形成し、前記ラインローラに設けられた第2磁気シール、をさらに備えた、請求項1から11のいずれかに記載のラインローラユニット。

請求項13

径方向において前記第2磁石と前記ラインローラとの間に配置された非磁性体の第2遮蔽部材をさらに備える、請求項12に記載のラインローラユニット。

請求項14

前記第2遮蔽部材は、軸方向において、前記第2磁石と前記ラインローラとの間に配置される、請求項13に記載のラインローラユニット。

請求項15

前記ラインローラの少なくとも一部は、非磁性体で構成されている、請求項1から9のいずれかに記載のラインローラユニット。

請求項16

スピニングリールのロータの一対のロータアームに取り付けられ、スプールに釣糸を案内する釣糸案内機構であって、ベールと、一方の前記ロータアームに取り付けられ、前記ベールの第1端部を支持する第1ベール支持部材と、前記第1ベール支持部材と前記ベールの第1端部との間を延びる軸部材と、前記軸部材に取り付けられる請求項1から15のいずれかに記載のラインローラユニットと、を備える、釣糸案内機構。

技術分野

0001

本発明は、ラインローラユニット、及び釣糸案内機構に関するものである。

背景技術

0002

スピニングリールは、スプールと、一対のロータアームを有するロータと、一対のロータアームの先端部に揺動可能に装着された釣糸案内機構(いわゆるベールアーム)と、を備えている。釣糸案内機構は、釣糸をスプールに案内するための機構である。この釣糸案内機構は、ベールと、ベールの両端部を支持する一対のベール支持部材と、ラインローラと、を有している。

0003

ラインローラは、一般的に、ベアリングを介して軸部材に支持されている。このベアリングに水又は砂などが浸入すると、ラインローラがスムーズに回転しなくなってしまう。これを防ぐため、例えば特許文献1に開示されたラインローラは磁気シール機構を有している。この磁気シール機構は、ベアリング内に水、又は砂等が浸入することを防止するための機構である。

先行技術

0004

特開2013−000097号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述したようなラインローラにおいて、メンテナンスなどのためにラインローラを取り外す際、磁気シールなどを分解する必要があり、取扱いが容易でないといった問題がある。

0006

本発明の課題は、取り扱いの容易なラインローラユニット、及びこれを用いた釣糸案内機構を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明の第1側面に係るラインローラユニットは、スピニングリールのスプールに釣糸を案内するための釣糸案内機構を構成する。このラインローラユニットは、ラインローラと、ベアリングと、円筒部材と、第1磁気シールとを備える。ラインローラは、外周面に釣糸を案内する案内部を有する。ベアリングは、ラインローラの内周側に設けられる。円筒部材は、ベアリングを保持する保持部を有する。円筒部材は、ベアリングの内周側に設けられる。第1磁気シールは、第1磁石と、第1磁石を保持する第1保持部材と、を有する。第1磁気シールは、円筒部材との間で第1磁性流体を保持するための第1磁気回路を形成する。第1磁気シールは、ラインローラに設けられる。

0008

この構成によれば、円筒部材によってベアリングが保持されており、ベアリングはラインローラの内周側に設けられている。また、第1磁気シールは、ラインローラに設けられている。このように、ラインローラ、ベアリング、円筒部材、及び第1磁気シールは、互いにユニット化されているため、取扱いが容易である。

0009

好ましくは、円筒部材は、第1円筒部と、第2円筒部と、を有する。第1円筒部は、ベアリングの内周面に接する。第2円筒部は、第1円筒部より外径が大きい。保持部は、第1円筒部と第2円筒部とによって画定される第1段差部を含む。第1段差部は、ベアリングの第1端部と接する。この構成によれば、ベアリングが第1段差部と接することによって、ベアリングの軸方向の移動が規制される。

0010

好ましくは、円筒部材は、第1円筒部の外周側に配置される第3円筒部をさらに有する。保持部は、第1円筒部と第3円筒部とによって画定される第2段差部を含む。第2段差部は、ベアリングの第2端部と接する。この構成によれば、ベアリングが第2段差部と接することによって、ベアリングの軸方向の移動が規制される。

0011

好ましくは、ベアリングは、外輪と、内輪と、複数の転動体とを有する。外輪は、ラインローラの内周側に配置される。内輪は、円筒部材の外周側に配置される。各転動体は、内輪と外輪との間に配置される。内輪の第1端部は、第1段差部と接する。

0012

好ましくは、内輪の第2端部は、第2段差部と接する。

0013

好ましくは、内輪の第1端部は第1段差部と接し、内輪の第2端部は第2段差部と接する。

0014

好ましくは、第1磁気シールは、第2円筒部との間で第1磁気回路を形成する。

0015

好ましくは、ベアリングは、第1ベアリングと、第2ベアリングとを有する。この構成によれば、少なくとも2つのベアリングによってラインローラを回転可能に支持している。このため、軸方向において、ラインローラと円筒部材との間隔が均一に保持される。この結果、第1磁石と円筒部材との間隔も均一に保持され、ベアリングへの水などの浸入をより確実に防ぐことができる。なお、円筒部材は、第4円筒部をさらに有してもよい。第4円筒部は、第1ベアリングと第2ベアリングとの間において、第1円筒部の外周側に配置される。

0016

好ましくは、ラインローラユニットは、第2磁気シールをさらに備える。第2磁気シールは、第2磁石と、第2磁石を保持する第2保持部材と、を有する。第2磁気シールは、円筒部材との間で第2磁性流体を保持するための第2磁気回路を形成する。第2磁気シールは、ラインローラに設けられる。

0017

好ましくは、ラインローラユニットは、第1遮蔽部材をさらに備える。第1遮蔽部材は、径方向において第1磁石とラインローラとの間に配置される。第1遮蔽部材は、非磁性体である。このように第1磁石とラインローラとの間に第1遮蔽部材を配置することによって、第1磁石とラインローラとの間の磁力を弱め、ひいては第1磁石と円筒部材との間の磁力を強めることができる。

0018

好ましくは、第1遮蔽部材は、軸方向において、第1磁石とラインローラとの間に配置される。この構成によれば、第1磁石と円筒部材との間の磁力をより強めることができる。

0019

好ましくは、ラインローラユニットは、第2遮蔽部材をさらに備える。第2遮蔽部材は、径方向において第2磁石とラインローラとの間に配置される。第2遮蔽部材は、非磁性体である。第2磁石とラインローラとの間に第2遮蔽部材を配置することによって、第2磁石とラインローラとの間の磁力を弱め、ひいては第2磁石と円筒部材との間の磁力を強めることができる。

0020

好ましくは、第2遮蔽部材は、軸方向において、第2磁石とラインローラとの間に配置される。この構成によれば、第2磁石と円筒部材との間の磁力をより強めることができる。

0021

ラインローラの少なくとも一部は、非磁性体によって構成されていてもよい。この構成によれば、各磁石と円筒部材との間の磁力をより強めることができる。なお、ラインローラの全体が非磁性体によって構成されていなくてもよい。例えば、ラインローラ4の少なくとも各磁石が取り付けられる部分が非磁性体によって構成されていればよい。

0022

本発明の第2側面に係る釣糸案内機構は、スピニングリールのロータの一対のロータアームに取り付けられ、スプールに釣糸を案内する。この釣糸案内機構は、ベールと、第1ベール支持部材と、軸部材と、上述したいずれかのラインローラユニットと、を備える。第1ベール支持部材は、一方のロータアームに取り付けられる。第1ベール支持部材は、ベールの第1端部を支持する。軸部材は、第1ベール支持部材とベールの第1端部との間を延びる。ラインローラユニットは、軸部材に取り付けられる。

発明の効果

0023

本発明によれば、取り扱いの容易なラインローラユニット、及びこれを用いた釣糸案内機構を提供することができる。

図面の簡単な説明

0024

スピニングリールの側面図。
釣糸案内機構の断面図。
ラインローラユニットの断面図。
ラインローラの断面図。
筒状部材の断面図。
変形例に係るラインローラユニットの断面図。
変形例に係るラインローラユニットの断面図。

実施例

0025

以下、本発明に係るラインローラユニット、及びこれを用いた釣糸案内機構の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1はスピニングリール100の側面図である。

0026

図1に示すように、スピニングリール100は、リール本体110、スプール120、ロータ130、ハンドル140、及び釣糸案内機構2を備えている。

0027

リール本体110は、内部に収容空間を有しており、種々の機構を収容している。例えば、リール本体110内には、ロータ130を回転させる機構、及びスプール120を前後移動させる機構などが収容されている。

0028

スプール120は、釣糸が巻きつけられる部材である。スプール120は、略円筒状である。ロータ130は、スプール120に釣糸を巻きつけるための部材である。ハンドル140を回転させると、スプール120が前後方向に往復移動し、ロータ130がスプール120の中心軸を中心に回転する。そして、ロータ130とともに回転する釣糸案内機構2が、釣糸をスプール120へと案内する。

0029

詳細には、ロータ130は、ロータ本体部131と、第1及び第2ロータアーム132,133を有している。第1及び第2ロータアーム132、133は、ロータ本体部131の外周面から前方に向かって延びている。第1ロータアーム132と第2ロータアーム133とは、ロータ本体部131の周方向において、反対側の位置に配置されている。そして、釣糸案内機構2は、第1ロータアーム132及び第2ロータアーム133に、揺動可能に取り付けられている。

0030

釣糸案内機構2は、糸案内姿勢糸開放姿勢とを選択可能となるように、揺動可能にロータ130に取り付けられている。釣糸案内機構2は、ベール21、第1ベール支持部材22、第2ベール支持部材23、軸部材24、及びラインローラユニット25を備えている。

0031

ベール21は、略U字状のステンレス合金製の部材である。ベール21は、スプール120の外周面に沿って外方に凸となるように湾曲している。このベール21は、第1端部21aと第2端部21bとを有する。釣糸案内機構2が糸開放姿勢から糸案内姿勢に復帰したときに、ベール21は、釣り糸を第1端部21aを介してラインローラユニット25に導く。

0032

第1ベール支持部材22は、ベール21の第1端部21aを支持する。詳細には、第1ベール支持部材22は、軸部材24を介して、ベール21の第1端部21aを支持する。第1ベール支持部材22は、第1ロータアーム132に取り付けられている。

0033

詳細には、第1ベール支持部材22は、第1ロータアーム132に揺動可能に装着されている。なお、第1ベール支持部材22は、第1ロータアーム132の先端部の外側に揺動可能に装着されている。

0034

第2ベール支持部材23は、ベール21の第2端部21bを支持する。第2ベール支持部材23は、第2ロータアーム133に揺動可能に装着されている。詳細には、第2ベール支持部材23は、第2ロータアーム133の先端部の外側に揺動可能に装着されている。

0035

図2は釣糸案内機構2の断面図である。なお、以下の説明において、軸方向とは、ラインローラユニット25の回転軸Oが延びる方向を意味する。すなわち、軸部材24が延びる方向を意味する。具体的には、図2の左右方向が軸方向を示す。また、径方向とは、回転軸Oを中心とした円の径方向を意味する。また、周方向とは、回転軸Oを中心とした円の周方向を意味する。

0036

図2に示すように、軸部材24は、第1ベール支持部材22とベール21の第1端部21aとの間を延びている。詳細には、軸部材24は、ベール21の第1端部21aから第1ベール支持部材22に向かって延びている。そして、軸部材24の先端部24aは、第1ベール支持部材22に形成された貫通孔22a内に収容されたナット部材22bと螺合している。

0037

ラインローラユニット25は、スピニングリール100のスプール120に釣糸を案内するための部材である。ラインローラユニット25は、軸部材24に取り付けられている。すなわち、ラインローラユニット25は、軸部材24の外周側に配置される。

0038

ラインローラユニット25は、軸方向において、ベール21の第1端部21aと、第1ベール支持部材22との間に配置されている。なお、ラインローラユニット25とベール21の第1端部21aとの間には、第1環状部材26が配置されている。また、ラインローラユニット25と第1ベール支持部材22との間には、第2環状部材27が配置されている。第1及び第2環状部材26,27は、軸部材24に取り付けられており、ラインローラユニット25の軸方向の移動を規制する。

0039

図3はラインローラユニット25の断面図である。図3に示すように、ラインローラユニット25は、ラインローラ4と、ベアリング5と、円筒部材6と、第1磁気シール7と、第2磁気シール8とを備える。

0040

図4は、ラインローラ4の断面図である。図4に示すように、ラインローラ4は、外周面に釣糸を案内する案内部41を有する。詳細には、案内部41に、周方向に延びる環状の溝部42が形成されている。案内部41は、釣糸を溝部42へと案内するよう、両端部から溝部42に向かって傾斜している。

0041

ラインローラ4は、略筒状である。特に限定されるものではないが、ラインローラ4は、例えば、金属製である。例えば、ラインローラ4は、ステンレス鋼によって形成されている。ラインローラ4の内周面は、第1及び第2大径部43,44と小径部45とを有している。第1及び第2大径部43,44の径は、小径部45の径よりも大きい。なお、第1大径部43の径と第2大径部44の径とは、略同じである。軸方向において、小径部45は、第1大径部43と第2大径部44との間に配置されている。

0042

図3に示すように、ベアリング5は、ラインローラ4の内周側に設けられる。詳細には、ベアリング5は、ラインローラ4に嵌合される。このため、ラインローラ4は、ベアリング5を介して、円筒部材6に回転可能に支持される。

0043

ベアリング5は、外輪51、内輪52、及び複数の転動体53を有する。外輪51は、ラインローラ4の内周側に配置される。外輪51は、円筒状である。外輪51は、ラインローラ4に嵌合されており、ラインローラ4と一体的に回転する。なお、外輪51は、ラインローラ4の小径部45に取り付けられる。

0044

外輪51は、円筒部511と、第1カバー部512及び第2カバー部513とを有している。円筒部511は、円筒状であって、ラインローラ4の内周面と接触している。

0045

第1カバー部512は、環状であって、円筒部511の第1端部から径方向内側へ延びている。第1カバー部512の内周面は、内輪52と接触している。また、第1カバー部512の内周側端部は、軸方向において転動体53から離れる方向へと延びている。

0046

第2カバー部513は、環状であって、円筒部511の第2端部から径方向内側へ延びている。第2カバー部513の内周面は、内輪52と接触している。また、第2カバー部513の内周側端部は、軸方向において転動体53から離れる方向へと延びている。これら第1及び第2カバー部512,513によって、ベアリング5の内部へ水が浸入することを抑えることができる。

0047

内輪52は、円筒部材6の外周側に配置される。内輪52は、円筒状である。円筒部材6が内輪52に嵌合している。より詳細には、内輪52は、後述する円筒部材6の保持部60内に収容されている。このため内輪52は、円筒部材6に保持されている。

0048

各転動体53は、外輪51と内輪52との間に配置されている。各転動体53は、周方向において互いに間隔をあけて配置されている。外輪51及び内輪52は、金属によって形成されており、例えば、ステンレス鋼によって形成されている。

0049

円筒部材6は、ベアリング5の内周側に設けられる。図5は、円筒部材6の断面図である。なお、図5の上半分は、円筒部材6のみの断面図、図5の下半分は、ベアリング5が取り付けられた円筒部材6を示している。

0050

図5に示すように、円筒部材6は、ベアリング5を保持する保持部60を有する。保持部60は、第1段差部601と、第2段差部602とを含む。詳細には、保持部60は、周方向に延びる環状の凹部である。この保持部60内にベアリング5の一部が収容される。すなわち、保持部60内にベアリング5の内輪52が収容される。これによって、ベアリング5は軸方向の移動が規制される。

0051

円筒部材6は、第1円筒部61、第2円筒部62、及び第3円筒部63を有する。なお、第1円筒部61と第2円筒部62とは1つの部材によって形成される。第3円筒部63は、第1及び第2円筒部61,62とは、別の部材によって形成される。

0052

第1及び第2円筒部61,62は、円筒状であって、軸方向に延びる。第1円筒部61は、ベアリング5の内周面に接している。第2円筒部62は、第1円筒部61よりも外径が大きい。

0053

第1円筒部61と第2円筒部62とによって第1段差部601が画定される。第1段差部601は、ベアリング5の第1端部と接する。詳細には、第1段差部601は、ベアリング5の内輪52の第1端部521と接する。なお、第1円筒部61の内径は、第2円筒部62の内径と同じである。

0054

第3円筒部63は、第1円筒部61の外周側に配置されている。また、第3円筒部63は、軸方向において、第2円筒部62と間隔をあけて配置される。第1円筒部61は、第3円筒部63に嵌合している。詳細には、第3円筒部63の内径は、第1円筒部61の外径とほぼ同じである。

0055

第3円筒部63は、第1円筒部61よりも外径が大きい。この第1円筒部61と第3円筒部63とによって第2段差部602が画定される。第2段差部602は、ベアリング5の第2端部と接する。詳細には、第2段差部602は、ベアリング5の内輪52の第2端部522と接する。なお、第3円筒部63の外径は、第2円筒部62の外径と略等しい。

0056

図3に示すように、第1磁気シール7は、ラインローラ4の内周面に取り付けられている。詳細には、第1磁気シール7は、ラインローラ4の大径部43に取り付けられている。第1磁気シール7は、円筒部材6との間で第1磁性流体70を保持するための第1磁気回路を形成するように構成されている。詳細には、第1磁気シール7は、第2円筒部62との間で第1磁気回路を形成するように構成されている。

0057

また、第1磁気シール7は、円筒部材6と間隔をあけて配置される。すなわち、第1磁気シール7は、円筒部材6と接していない。そして、第1磁気シール7と円筒部材6との間において、第1磁性流体70が保持される。すなわち、第1磁気シール7と円筒部材6との隙間を、第1磁性流体70が埋めている。

0058

第1磁気シール7は、第1磁石71及び第1保持部材72を有する。第1磁石71は、周方向に延びる環状の永久磁石である。第1保持部材72は、第1磁石71を保持するように構成されている。

0059

例えば、第1保持部材72は、軸方向に間隔をあけて配置される一対の保持板72である。この一対の保持板72が第1磁石71を挟み込むことによって、第1磁石71が保持される。一対の保持板72は、例えば、ラインローラ4の大径部43に形成された溝に嵌合していてもよいし、ラインローラ4の大径部43に接着されていてもよい。

0060

第2磁気シール8は、ラインローラ4の内周面に取り付けられている。詳細には、第2磁気シール8は、ラインローラ4の大径部44に取り付けられている。第2磁気シール8は、円筒部材6との間で第2磁性流体80を保持するための第2磁気回路を形成するように構成されている。詳細には、第2磁気シール8は、第3円筒部63との間で第2磁気回路を形成するように構成されている。

0061

また、第2磁気シール8は、円筒部材6と間隔をあけて配置される。すなわち、第2磁気シール8は、円筒部材6と接していない。そして、第2磁気シール8と円筒部材6との間に第2磁性流体80が保持される。すなわち、第2磁気シール8と円筒部材6との隙間を、第2磁性流体80が埋めている。

0062

第2磁気シール8は、第2磁石81及び第2保持部材82を有する。第2磁石81は、周方向に延びる環状の永久磁石である。第2保持部材82は、第2磁石81を保持するように構成されている。

0063

例えば、第2保持部材82は、軸方向に間隔をあけて配置される一対の保持板82である。この一対の保持板82が第2磁石81を挟み込むことによって、第2磁石81が保持される。一対の保持板82は、例えば、ラインローラ4の大径部44に形成された溝に嵌合していてもよいし、ラインローラ4の大径部44に接着されていてもよい。

0064

以上のように構成されたラインローラユニット25によれば、ラインローラユニット25を一体的に取り外すことができるため、取り扱いが容易である。

0065

[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。

0066

例えば、ベアリング5は、複数のベアリングから構成されていてもよい。詳細には、図6に示すように、ベアリング5は、第1ベアリング5aと、第2ベアリング5bとを有していてもよい。第1ベアリング5aと第2ベアリング5bとは、軸方向において、互いに間隔をあけて配置されてもよいし、互いに接していてもよい。

0067

第1ベアリング5aと第2ベアリング5bとが互いに間隔をあけて配置されている場合、円筒部材6は、第4円筒部64をさらに有することが好ましい。第4円筒部64は、第1ベアリング5aと第2ベアリング5bとの間に配置される。第4円筒部64は、第1及び第2円筒部61,62と別部材である。第4円筒部64は、第1円筒部61の外周側に配置される。

0068

また、図7に示すように、ラインローラユニット25は、第1及び第2遮蔽部材11,12をさらに備えていてもよい。第1及び第2遮蔽部材11、12は、非磁性体である。例えば、第1及び第2遮蔽部材11、12は、真鍮などの非磁性金属材料、又は樹脂などの非磁性の非金属材料などによって構成されている。

0069

第1遮蔽部材11は、略円筒状であって、ラインローラ4に嵌合している。なお、この変形例において、第1磁気シール7は、ラインローラ4に直接取り付けられるのではなく、第1遮蔽部材11に取り付けられている。すなわち、第1磁気シール7は、第1遮蔽部材11を介してラインローラ4に取り付けられている。

0070

第1遮蔽部材11は、径方向において、第1磁石71とラインローラ4との間に配置されている。また、第1遮蔽部材11は、軸方向において、第1磁石71とラインローラ4との間に配置されている。具体的には、第1遮蔽部材11は、円筒部111と、円板部112とを有している。円筒部111は、径方向において、第1磁石71とラインローラ4との間に配置されている。また、円板部112は、軸方向において、第1磁石71とラインローラ4との間に配置されている。円板部112は、円筒部111の端部から径方向内側に延びている。円板部112は、中央に開口部を有している。円筒部111と円板部112とは、一体的に構成されている。

0071

第2遮蔽部材12は、略円筒状であって、ラインローラ4に嵌合している。この変形例において、第2磁気シール8は、ラインローラ4に直接取り付けられるのではなく、第2遮蔽部材12に取り付けられている。すなわち、第2磁気シール8は、第2遮蔽部材12を介してラインローラ4に取り付けられている。

0072

第2遮蔽部材12は、径方向において、第2磁石81とラインローラ4との間に配置されている。また、第2遮蔽部材12は、軸方向において、第2磁石81とラインローラ4との間に配置されている。具体的には、第2遮蔽部材12は、円筒部121と、円板部122とを有している。円筒部121は、径方向において、第2磁石81とラインローラ4との間に配置されている。また、円板部122は、軸方向において、第2磁石81とラインローラ4との間に配置されている。なお、第2遮蔽部材12の材質及びその他の構成は第1遮蔽部材11と実質的に同じであるため、詳細な説明を省略する。

0073

また、上記実施形態では、ラインローラ4は、ステンレス鋼によって形成されているが、ラインローラ4の材質は特に限定されない。例えば、ラインローラ4を非磁性体で構成することができる。これによって、ラインローラ4が、上記変形例の第1及び第2遮蔽部材11,12を兼ねることができる。なお、ラインローラ4の全体を非磁性体で構成しなくてもよい。例えば、ラインローラ4のうち、少なくとも、第1及び第2磁気シール7,8が取り付けられる部分を非磁性体で構成すればよい。具体的には、ラインローラ4の少なくとも第1及び第2大径部43,44を非磁性体で構成すればよい。

0074

2釣糸案内機構
21ベール
21a 第1端部
22 第1ベール支持部材
24軸部材
25ラインローラユニット
4 ラインローラ
41 案内部
5ベアリング
51外輪
52内輪
53転動体
5a 第1ベアリング
5b 第2ベアリング
6円筒部材
60 保持部
601 第1段差部
602 第2段差部
61 第1円筒部
62 第2円筒部
63 第3円筒部
64 第4円筒部
7 第1磁気シール
70 第1磁性流体
71 第1磁石
72 第1保持部材
8 第2磁気シール
80 第2磁性流体
81 第2磁石
82 第2保持部材

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