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技術 混注作業支援装置

出願人 山陰制御有限会社
発明者 花田英輔畑広史
出願日 2016年3月22日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-056700
公開日 2016年6月16日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-105957
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置 医療・福祉事務
主要キーワード 数字盤 工業用機械 作業支援プログラム C言語 作業終了情報 作業支援装置 投薬指示 開示時刻
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

投与単位注射剤処方箋番号に記載された薬品と、混注する薬品との照合を混注作業支援装置支援し、さらに混注から注射までの許容時間に定めがある薬品に関し、混注作業開始時刻適否の判断についても支援する。

解決手段

混注作業支援装置10が、HIS2に接続するPLC11、ディスプレイ13及びバーコードリーダー14を備え、投与単位の注射剤の処方箋番号の入力により、HIS2から最新処方箋における注射剤情報を取得し、混注すべき薬品名及びその使用量と、混注作業者から入力された薬品名及びその使用量とを照合する。さらに、PLC11が混注作業開始時刻の取得機能を備え、混注作業開始時刻から注射予定時刻までの時間を算出し、その算出時間が前記許容時間を超えるときに、混注作業の終了表示を出力する。

概要

背景

多くの大規模医療機関では、医師から投薬が指示されると、投薬指示病院情報システム(HIS:Hospital Information System)に入力され、入力された薬品薬剤部から払い出され、病棟に搬送される。病棟に搬送された薬品は、看護師によって患者分配され、投与されるが、注射用の薬品については、投与前に予め、希釈したり、複数の薬品同士を混合したりして、患者に注射する投与単位注射剤に調製しておく混注作業が必要となる。

混注作業の殆どは、スタッフステーションで看護師によって行われている。その場合、看護師は、HIS端末を用いて投与単位の注射剤の内容を文字情報として確認することができるが、実際の混注作業では、薬品の取り違えや、使用量の誤り等が生じる危険がある。そこで、このような危険を防止するため、混注作業は、通常、二人以上の看護師で、薬品名を読み合わせながら行われている。

このような混注作業を効率化すれば、看護師の負担を軽減することができる。混注作業の効率化に関し、病棟に払い出された個々の薬品に添付されているバーコード読み取り、HISに登録されている注射剤の内容と、看護師による実際の混注作業の内容とを照合する混注作業支援システムが複数提案されている(例えば、特許文献1)。このような混注作業支援システムを使用すると、混注に使用する薬品の過不足チェックだけでなく、薬品が薬剤部から病棟に払い出された後、投薬の指示内容に変更があった場合でも、最新処方箋に基づいて混注作業を行うことができる。

概要

投与単位の注射剤の処方箋番号に記載された薬品と、混注する薬品との照合を混注作業支援装置支援し、さらに混注から注射までの許容時間に定めがある薬品に関し、混注作業開始時刻適否の判断についても支援する。混注作業支援装置10が、HIS2に接続するPLC11、ディスプレイ13及びバーコードリーダー14を備え、投与単位の注射剤の処方箋番号の入力により、HIS2から最新処方箋における注射剤情報を取得し、混注すべき薬品名及びその使用量と、混注作業者から入力された薬品名及びその使用量とを照合する。さらに、PLC11が混注作業開始時刻の取得機能を備え、混注作業開始時刻から注射予定時刻までの時間を算出し、その算出時間が前記許容時間を超えるときに、混注作業の終了表示を出力する。

目的

本発明は、病棟に払い出された注射用の薬品の混注において、投与単位の注射剤の処方箋番号に記載された薬品と、混注する薬品との照合を、使い易く、動作安定性に優れた混注作業支援装置で支援できるようにし、さらに、その混注作業支援装置で、混注から注射までの許容時間の定めがある薬品に関して、混注作業開始時刻の適否の判断についても支援できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

投薬指示内容が記録される病院情報システム(HIS:Hospital Information System)に接続するPLC(Programmable Logic Controller)、ディスプレイ及びバーコードリーダーを備え、混注作業者に関する情報と投与単位注射剤処方箋番号の入力によりHISから最新処方箋情報における注射剤情報を取得し、混注すべき薬品名及びその使用量をディスプレイに表示し、混注すべき薬品名及びその使用量と、混注作業者から入力された薬品名及びその使用量とを照合する混注作業支援装置であって、PLCが混注作業の適正な開始時刻管理機能を有し、該管理機能として、混注作業開始時刻として現在時刻を取得する機能、HISから取得した最新処方箋情報に注射予定時刻が含まれている場合に、混注作業開始時刻から注射予定時刻までの時間を算出し、その算出時間が所定の許容時間を超えるか否かを判断する機能、所定の許容時間を超えるときに、その旨と混注作業の終了表示をディスプレイに出力する機能を備えた混注作業支援装置。

請求項2

薬品の使用量がアンプル又はバイアル単位であり、かつその使用量が整数でない場合に、ディスプレイにおいてその薬品が他の薬品と異なる色で表示される請求項1記載の混注作業支援装置。

請求項3

ラベルプリンタを備え、全ての薬品の照合が済んだ後にバーコード付のラベル発行する請求項1又は2記載の混注作業支援装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれかに記載の混注作業支援装置とHISを備えた混注作業支援システム

技術分野

0001

本発明は、処方箋に含まれる薬品希釈又は混合して投与単位注射剤に調製する混注作業の支援装置に関する。

背景技術

0002

多くの大規模医療機関では、医師から投薬が指示されると、投薬指示病院情報システム(HIS:Hospital Information System)に入力され、入力された薬品が薬剤部から払い出され、病棟に搬送される。病棟に搬送された薬品は、看護師によって患者分配され、投与されるが、注射用の薬品については、投与前に予め、希釈したり、複数の薬品同士を混合したりして、患者に注射する投与単位の注射剤に調製しておく混注作業が必要となる。

0003

混注作業の殆どは、スタッフステーションで看護師によって行われている。その場合、看護師は、HIS端末を用いて投与単位の注射剤の内容を文字情報として確認することができるが、実際の混注作業では、薬品の取り違えや、使用量の誤り等が生じる危険がある。そこで、このような危険を防止するため、混注作業は、通常、二人以上の看護師で、薬品名を読み合わせながら行われている。

0004

このような混注作業を効率化すれば、看護師の負担を軽減することができる。混注作業の効率化に関し、病棟に払い出された個々の薬品に添付されているバーコード読み取り、HISに登録されている注射剤の内容と、看護師による実際の混注作業の内容とを照合する混注作業支援システムが複数提案されている(例えば、特許文献1)。このような混注作業支援システムを使用すると、混注に使用する薬品の過不足チェックだけでなく、薬品が薬剤部から病棟に払い出された後、投薬の指示内容に変更があった場合でも、最新の処方箋に基づいて混注作業を行うことができる。

先行技術

0005

特開2004−348717号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、従来の混注作業支援システムの多くは、パーソナルコンピュータに混注作業支援用のプログラムを組み込んだ端末機をHISと接続して使用するものであったため、混注作業を開始するときにその端末機のスイッチを入れても、混注作業支援用のプログラムが立ち上がるまでには数分の時間がかかる。そのため、忙しい看護師に不便さを感じさせており、また、混注作業支援プログラムの実行中にそのプログラムがフリーズする場合があるという動作の不安定性の問題もあった。

0007

さらに、従来の混注作業支援システムでは、病院内における投薬作業の進行状況をチェックできるように、混注作業の完了、混注した注射剤の注射開始時刻と注射終了時刻などをHISに登録するようになっているが、混注作業の開始時刻を投与単位の注射剤ごとに管理するものはなく、混注された注射剤が、処方箋で期待されている薬効を奏さない場合があるという問題があった。

0008

即ち、薬品の中には、他の薬品との混合により化学反応が進行するため、混注から注射までの許容時間が定められているものがある。このような許容時間は、厳密には組み合わされる薬品によって極めて多岐に亘るため、多くの医療機関では、原則的な許容時間を定めると共に、特定の薬品を含む注射剤については特定の許容時間を定めている。しかしながら、従来の混注作業支援システムには、混注から注射までの許容時間に関して、混注作業開始時刻適否を示すものが存在しなかった。

0009

そこで、本発明は、病棟に払い出された注射用の薬品の混注において、投与単位の注射剤の処方箋番号に記載された薬品と、混注する薬品との照合を、使い易く、動作安定性に優れた混注作業支援装置支援できるようにし、さらに、その混注作業支援装置で、混注から注射までの許容時間の定めがある薬品に関して、混注作業開始時刻の適否の判断についても支援できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明者は、工業用機械の制御に用いられているPLC(Programmable Logic Controller)を、混注作業支援装置の演算装置として使用すると、電源スイッチを入れるだけで直ちに混注支援プログラムが始まるなど、混注作業支援の専用機としての使い勝手が向上すること、この場合に、PLCに混注作業開始時刻の取得機能をもたせると共に、混注作業開始時刻から、HISの処方箋情報から得られる注射予定時刻までの時間を算出し、その時間が、混注から注射までの許容時間内にあるか否かを判断する機能を持たせることにより、混注に係る薬品名と使用量の照合だけでなく、混注から注射までの許容時間の管理についても、混注作業者の負担を軽減できることを見出した。

0011

そこで、本発明は、投薬指示内容が記録される病院情報システム(HIS)に接続するPLC、ディスプレイ及びバーコードリーダーを備え、
混注作業者に関する情報と投与単位の注射剤の処方箋番号が入力されることによりHISから最新処方箋における注射剤情報を取得し、混注すべき薬品名及びその使用量をディスプレイに表示し、混注すべき薬品名及びその使用量と、混注作業者から入力された薬品名及びその使用量とを照合する混注作業支援装置であって、
PLCが混注作業開始時刻の取得機能を備え、
HISから取得した最新処方箋情報に注射予定時刻が含まれている場合に、混注作業開始時刻から注射予定時刻までの時間を算出し、その算出時間が所定の許容時間を超えるときに、混注作業の終了表示をディスプレイに出力する混注作業支援装置を提供する。
また、本発明は、この混注作業支援装置とHISを備えた混注作業支援システムを提供する。

発明の効果

0012

本発明の混注作業支援装置によれば、演算装置にPLCを用いているので、従来のパーソナルコンピュータを用いた混注作業支援装置に比して使い勝手が良く、プログラム動作が安定しており、かつ安価に提供できるものとなる。

0013

さらに、本発明の混注作業支援装置は、混注作業開示時刻の取得機能を備え、HISから取得した最新処方箋情報に注射予定時刻が含まれている場合に、混注作業開始時刻の適否を判断し、不適の場合には混注作業の終了表示をするので、混注する薬品名と使用量に関して誤りを防止するという点だけでなく、混注作業を適正な時刻に開始するという点においても混注作業者の負担を軽減することができる。

0014

したがって、本発明の混注作業支援装置とHISを用いた混注作業支援システムによれば、HISを備えた大学病院等の大規模病院での混注作業を効率化し、医療事故防止の実現を図ることができる。

図面の簡単な説明

0015

図1は、一実施例の混注作業支援システムの全体構成図である。
図2は、一実施例の混注作業支援装置における処理の流れ図である。
図3は、混注すべき薬品の薬品名と使用量の照合を順次行う段階の画面表示の一例である。

実施例

0016

以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は、同一又は同等の構成要素を表している。

0017

図1は、本発明の混注作業支援システム1の一実施例の全体構成図であり、図2は、このシステムで用いる混注作業支援装置10における処理の流れ図である。

0018

図1に示したように、この混注作業支援装置10は、主制御機としてPLC11を有し、タッチパネル付きディスプレイ13及びバーコードリーダー14を備えている。また、混注作業支援装置10は、HIS2にイーサネット(登録商標)で接続し、混注作業支援システム1を構成している。

0019

PLC(Programmable Logic Controller)はラダー論理でプログラムされたものであり、パーソナルコンピュータで使用されているC言語等によるプログラムに比して高い信頼性と安定性を有している。この混注作業支援装置10では、主制御機としてPLC11を使用しているので、その電源スイッチ12を入れるだけで、そこに組み込まれている混注作業支援プログラムを始めさせることができ、また、電源スイッチ12を切るだけで同プログラムを安全に終了させることができる。また、プログラムの実行中にフリーズすることもない。そのため、この混注作業支援装置10は、混注作業者にとって非常に使い勝手のよいものとなる。

0020

HIS2は、少なくとも医師による投薬指示内容、指示ごとの投薬の実施状況投薬履歴等が記録されるデータベースである。HIS2としては、大規模病院で使用されている既存のシステムを使用することができるが、指示医師名、対象患者識別する記号(患者ID)、被注射剤として投与すべき全ての薬品名とその使用量、それらの薬品について投薬を開始すべき投薬予定時刻、注射剤として投与すべき全ての薬品名とその使用量、注射を開始すべき注射予定時刻、注射剤に特定の薬品が使用される場合に混注から注射までの許容時間が含まれていることが好ましい。

0021

また、混注作業支援装置10は、音声出力機能を実現する音声合成ボード15とスピーカー16を備えており、さらに、ラベルプリンタ3が接続されている。

0022

この混注作業支援装置10及び混注作業支援システム1は混注作業において次のように動作する。
まず、混注作業者が混注作業支援装置10の電源スイッチ12を入れる。これによりディスプレイ13が、混注作業者のID入力を求める作業者情報入力画面となる。ディスプレイ13のタッチパネルには文字盤数字盤が現れるので、混注作業者は、これを用いて自分のIDを入力する。この他、バーコードリーダー14で、混注作業者の名札等に印刷されているバーコードを読み取ることによりIDを入力してもよい。

0023

混注作業者のIDが入力されると、混注作業支援装置10はそのIDをHIS2に問い合わせ、得られた氏名などの基本情報をディスプレイ13に表示し、混注作業者に確認を求める。そこで、タッチパネル上の確認ボタンが押されると、次の段階に進む。

0024

混注作業者は、混注作業に係る投与単位の注射剤の処方箋番号を、タッチパネル又はバーコードリーダーを用いて入力する。この「投与単位の注射剤の処方箋番号」は、レシピ番号、投与番号あるいは投与コードとも言われるもので、本願においても以下「投与コード」という。なお、薬剤部から病棟に払い出された薬品には、通常、投与コードを記載した書面が添付されている。

0025

混注作業支援装置10は、投与コードが入力されると、その現在におけるステータスをHIS2に問い合わせ、HIS2から最新の処方箋情報における注射剤情報、そのステータス、及び患者情報を取得する。この時点で、混注作業者が入力した投与コードの処方箋が、既に、変更又は廃止されていたり、前回の投与が完了していないなどステータスに問題があった場合には、混注作業支援装置10はディスプレイ13にその旨を表示し、投与事故を防止する。ステータスが有効であった場合に、取得した処方箋情報に、注射予定時刻が含まれていたときには、混注作業開始時刻から注射予定時刻までの時間が、当該注射剤における混注から注射までの所定の許容時間内であるか否かを判断する段階に進む。

0026

この許容時間に関する判断に際して、混注作業支援装置10は、まず内部時計に基づく現在時刻あるいは通信により外部から取得した現在時刻を混注開始時刻として取得する。次いで、混注作業支援装置10は、混注作業開始時刻から注射予定時刻までの時間を算出し、その算出時間が所定の許容時間を超えるか否かを判断する。

0027

ここで、混注から注射までの所定の許容時間としては、予め混注作業支援装置10に一般的な数値を記憶させておき、それが使用されるようにすればよいが、HIS2から取得した注射剤情報に、許容時間が含まれている場合にはそれを使用する。

0028

また、注射予定時刻としては、点滴のように注射開始予定時刻と注射終了予定時刻ズレが生じる場合には、注射開始予定時刻あるいは注射終了予定時刻のいずれかに定めておく。例えば、注射予定時刻を注射開始予定時刻とした場合、混注作業支援装置10は、混注作業開始時刻から注射開始予定時刻までの時間を前述の許容時間と対比し、混注作業開始時刻の適否を判断する。

0029

混注作業開始時刻が、混注から注射までの許容時間に対して適正である場合や、当該注射剤が、混注から注射までの時間に制限が無いものである場合には、混注作業支援装置10は患者情報の確認画面を表示し、さらに、混注すべき個々の薬品の薬品名と使用量の照合を順次行う段階に進む。

0030

反対に、混注作業開始時刻が、混注から注射までの許容時間に対して早すぎ、混注作業開始時刻から注射予定時刻までの時間が許容時間を超える場合には、混注作業支援装置10はディスプレイ13にその旨と混注作業の終了を表示し、作業者変更の有無を問う画面に進む。作業者変更画面において作業者の変更を選択すると、ディスプレイ13はそれまでの混注作業者の作業終了の確認表示となり、さらに混注作業を終了するか否かを問う画面となる。ここで、作業の終了を選択しないと作業者情報の入力画面に戻り、作業の終了を選択するとディスプレイ13はその旨の確認表示を行う。そして混注作業者が電源スイッチをOFFとすると、混注作業支援装置10はそのプログラムを終了する。一方、作業者変更画面において作業者の変更が無いことを選択すると、新たな注射剤についての投与コードの入力が可能となり、新たな注射剤について上述と同様に注射剤の混注を支援する。こうして、この混注作業支援装置10によれば、混注作業の適正な開始時刻についても管理することができ、混注作業者の負担を軽減することができる。

0031

患者情報の確認画面では、HIS2から取得した処方箋情報における患者氏名や病室番号の患者情報が表示されると共に、混注作業支援装置10の音声出力機能により患者氏名と病室番号が読み上げられ、混注作業者は、これらの患者情報の確認後に、ディスプレイのタッチパネルにおいて確認ボタンを押すよう求められる。このように、この混注作業支援装置10では、混注作業者が患者情報を視覚的にも聴覚的にも確認できるようになっている。混注作業者が確認ボタンを押すと、混注作業支援装置10は、HIS2から取得した最新の注射剤情報をディスプレイ13に出力する。この注射剤情報には、混注すべき薬品の薬品名とその使用量、混注から注射までの時間に制限があるものについてはその情報、注射開始予定時刻、医師のコメントなどが含まれている。

0032

ディスプレイ13は、注射剤情報の表示の後、作業中止の有無を問う画面となる。注射剤情報の表示により、混注作業者が薬品の過不足などに気づき、混注作業をその開始前に中止する場合には、この作業中止を問う画面で作業中止を選択することができる。作業中止を選択すると、ディスプレイ13は作業者変更画面となる。これ以降は、上述の混注作業開始時間が許容時間に対して適正で無い場合と同様に画面が進行する。
作業中止の有無を問う画面で作業中止でなく作業続行を選択すると、ディスプレイ13に表示された注射剤情報の薬品を順次選択し、確認していく段階に進む。

0033

図3は、混注すべき個々の薬品の薬品名と使用量の照合を順次行う薬品選択の段階のディスプレイ13における画面の表示例である。この画面20では、現在日時21、混注作業者名22、投与コード23、混注に関する医師からのコメント24、薬品名25及びその使用量26が表示されている。ここで、使用量がアンプル又はバイアル単位であり、かつその使用量が整数でない場合には、その使用量が他の薬品と異なる色の表示(例えば赤色表示27)となって目立たせられており、混注作業者の注意喚起させている。

0034

混注作業者は、まず、画面に複数あげられている薬品の中から、当該照合で対象とする薬品を選択する。そして、薬品の照合を、個々の薬品に附されたバーコードを用いて行う場合には、タッチパネルになっている「BC照合」ボタンを押し、バーコードリーダー14を用いてその薬品のバーコードを読む。混注作業者が画面上で選択した薬品がバーコードで照合された場合には、照合が適正になされた旨が表示され、画面上その薬品名と使用量とが、他の薬品と異なる背景色にて反転表示28で表示される。

0035

一方、薬品によっては、バーコードが附されていないものがある。その場合には、混注作業者は、タッチパネルになっている「入力照合」ボタンを押し、タッチパネルの文字盤又は数字盤を用いて薬品名を入力する。すると、混注作業支援装置10は音声出力機能によりその薬品名と使用量を読み上げる。混注作業者が薬品を照合できた場合には「照合完了」ボタンを押す。すると、混注作業支援装置10は他の薬品の照合の段階に進む。このような照合方法により、混注作業者は自らの手入力時の目視観察と、音声出力との双方で薬品名を確認することができ、バーコードが附されていない薬品についても、薬品の取り違えを防止することができる。

0036

全ての薬品の照合が完了して混注作業者が、混注照合完了を意味する「混注完了」ボタンを押すと、混注作業支援装置10はディスプレイ13に混注照合完了の旨を表示する。このとき、混注作業支援装置10は、HIS2におけるステータス管理に応じて、混注照合完了時刻をHIS2に送信してもよい。

0037

混注作業者は混注作業を行い、混注作業が終了した場合には、混注作業支援装置10にその旨を入力し、混注作業支援装置10はその時点を混注作業終了時刻として取得し、またHIS2に混注作業終了情報を送信する。この送信によりHIS2は注射剤情報ステータスや患者情報における当該処方箋の実施状態更新する。

0038

混注作業支援装置10は、混注作業の終了が入力されると混注後の注射剤に貼付すべきラベルをラベルプリンタ3に印刷させる指示画面となり、混注作業者の指示によりラベルプリンタ3でラベルを発行することができる。このラベルの印刷項目には、患者の氏名、投与コードとそれをバーコードにしたもの、注射開始時刻、混注された薬品名とその使用量、注射に関する医師のコメント等が含まれる。また、混注後の注射剤が、混注から注射までの許容時間に定めがある薬品を含む場合には、混注開始時刻又は混注作業終了時刻から算出した混注後の注射剤の使用期限が表示されるようにすることが好ましい。

0039

なお、ディスプレイ13に表示された薬品に対して、病棟に払い出された薬品に過不足がある場合には、照合を完了することができず、ラベルを印刷することもできない。そこで、このような場合には、HIS2に対してキャンセル処理を行い、薬剤部に対して薬品を再調達すればよい。キャンセル処理はキャンセルボタンを押すことにより行えるようにしてもよく、作業者情報入力画面で作業者番号ボタンを押すことなどにより行えるようにしてもよい。

0040

キャンセルボタンが押された場合、ディスプレイ13は混注作業の中止を問う画面となり、そこで中止を選択すると作業者変更の有無を問う画面となる。これ以降は、上述の混注作業開始時間が許容時間に対して適正で無い場合と同様に画面が進行する。即ち、この画面で作業者の変更を入力すると、ディスプレイ13はそれまでの作業者の混注作業が終了したことを表示し、次いで混注作業を終了するか否かを問う画面となる。ここで、混注作業者が混注作業の終了を入力すると、ディスプレイ13は、その旨の確認表示を行う。そして、混注作業者が電源スイッチをOFFとすると、混注作業支援装置10はそのプログラムを終了する。一方、混注作業者の変更を問う画面で作業者に変更がないことを入力すると、新たな注射剤についての投与コードの入力が可能となり、混注作業支援装置10は、新たな注射剤について、上述と同様に注射剤の混注を支援する。

0041

以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はさらに種々の態様をとることができる。例えば、バーコードで薬品名を照合できない場合に、薬品名を通常表記の他に、ひらがなでも表示し、目視確認が徹底されるようにしてもよい。薬品の照合画面に、薬情報1、2、…などのタグを設け、随時、各薬品の詳細情報を確認できるようにしてもよい。また、ディスプレイにおけるボタンの配置やデザインなどは適宜に変更することができる。さらに、混注作業支援装置が行う処理は混注に関するもののみとし、混注後のラベル印刷などは省略してもよい。

0042

1混注作業支援システム
2 HIS
3ラベルプリンタ
10 混注作業支援装置
11PLC
12電源スイッチ
13ディスプレイ
14バーコードリーダー
15音声合成ボード
16スピーカー
20画面
21 現在日時
22 混注作業者名
23投与コード
24 混注に関する医師からのコメント
25薬品名
26 使用量
27 使用量の赤色表示
28 異なる背景色での反転表示

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