図面 (/)

技術 プリンタ

出願人 サトーホールディングス株式会社
発明者 陣内孝賢
出願日 2014年12月1日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2014-243078
公開日 2016年6月9日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2016-104531
状態 特許登録済
技術分野 サーマルプリンタ(構造) 目的に特徴のあるプリンター
主要キーワード 突出段差 押圧力調整部材 ロールガイド 階段面 オープンカバー 片側側面 内側面間 押圧箇所
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

印字媒体幅方向に対してサーマルヘッド押圧力を適切かつ簡単に調整することのできるプリンタを提供する。

解決手段

印字ヘッドプラテンローラ押し付け押圧部を有する複数の押圧力調整部と、押圧部の印字媒体幅方向への移動位置を調整できる幅方向調整手段と、を備え、この幅方向調整手段は、押圧部を軸支する軸と、この軸に沿って印字媒体幅方向に移動する押圧部を印字媒体幅方向に対して前記軸に固定する固定部と、を有することを特徴とする。これによって、押圧力調整ができる押圧部を印字媒体の幅方向に移動調整することができる。

概要

背景

ラベルプリンタは、例えば、ラベルを台紙に仮着した状態でロール状に巻かれた連続紙を、シート状に繰り出して搬送する際に、ラベルに所望の情報を印字する機能を有するプリンタである。

このラベルプリンタの印字部には、ラベルに印字を行うサーマルヘッド部と、連続紙を搬送するプラテンローラ部とが互いに対向した状態で配置されている。

印字に際しては、サーマルヘッド部とプラテンローラ部との間に連続紙を挟み込んだ状態でサーマルヘッド部をプラテンローラ部側に押し付け、サーマルヘッド部の印字箇所を連続紙のラベルに密着させることにより印字品質の向上を図っている。

このプラテンローラ部に対してサーマルヘッド部を押し付ける押圧力加減が印字品質に大きな影響を与える。例えば、印字が施される連続紙の厚みや剛性によってサーマルヘッド部が押圧する最適な印字圧は異なる。また、サーマルヘッド部の幅方向圧力分布を一定にしても、サーマルヘッド部の撓みや組み付け誤差などが影響するため、常に最適な印字圧になるとは限らない。

従来、このようなラベル印字機能を有するプリンタについては、サーマルヘッドの押圧力と幅方向の圧力分布とを調整するために、カムスプリングとからなる押圧力調整部を用紙幅方向に複数設け、この押圧力調整部を均等間隔固定配置したものがあった(例えば、特許文献1参照)。

概要

印字媒体幅方向に対してサーマルヘッドの押圧力を適切かつ簡単に調整することのできるプリンタを提供する。印字ヘッドをプラテンローラに押し付ける押圧部を有する複数の押圧力調整部と、押圧部の印字媒体幅方向への移動位置を調整できる幅方向調整手段と、を備え、この幅方向調整手段は、押圧部を軸支する軸と、この軸に沿って印字媒体幅方向に移動する押圧部を印字媒体幅方向に対して前記軸に固定する固定部と、を有することを特徴とする。これによって、押圧力調整ができる押圧部を印字媒体の幅方向に移動調整することができる。

目的

本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、用紙幅方向に対してサーマルヘッドの押圧力を適切かつ簡単に調整することのできるプリンタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

印字媒体印字を行う印字ヘッドと、前記印字ヘッドと対向して配置され、前記印字媒体を前記印字ヘッドと挟持して搬送するプラテンローラと、前記印字ヘッドをプラテンローラに押し付け押圧部を有する複数の押圧力調整部と、前記押圧部の前記印字媒体幅方向への移動位置を調整できる幅方向調整手段と、を備え、前記幅方向調整手段は、前記押圧部を軸支する軸と、前記軸に沿って前記印字媒体幅方向に移動する前記押圧部を前記印字媒体幅方向に対して前記軸に固定する固定部と、を有することを特徴とするプリンタ

請求項2

締結手段を挿入する挿入孔を形成するとともに、前記印字ヘッドと少なくとも前記複数の押圧力調整部の一部を覆う印字ヘッドフレームと、を備え、前記固定部は、前記押圧部に当接して、前記押圧部とともに前記軸に沿って前記印字媒体幅方向に移動するスライド部と、前記印字ヘッドフレームの挿入孔を通して前記スライド部と締結する締結手段と、を有することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。

請求項3

前記スライド部は、前記印字媒体幅方向への移動を操作するための突出部を有し、前記印字ヘッドフレームは、前記突出部を突出させる突出部用孔を形成することを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。

請求項4

前記印字ヘッドフレームの突出部用孔の近傍に、前記突出部の位置を確認するための目盛りを設けたことを特徴とする請求項3記載のプリンタ。

技術分野

0001

本発明は、サーマルヘッドを備えたラベルプリンタに関し、特に、用紙幅方向に対してサーマルヘッドの押圧力を調整する機構に関する。

背景技術

0002

ラベルプリンタは、例えば、ラベルを台紙に仮着した状態でロール状に巻かれた連続紙を、シート状に繰り出して搬送する際に、ラベルに所望の情報を印字する機能を有するプリンタである。

0003

このラベルプリンタの印字部には、ラベルに印字を行うサーマルヘッド部と、連続紙を搬送するプラテンローラ部とが互いに対向した状態で配置されている。

0004

印字に際しては、サーマルヘッド部とプラテンローラ部との間に連続紙を挟み込んだ状態でサーマルヘッド部をプラテンローラ部側に押し付け、サーマルヘッド部の印字箇所を連続紙のラベルに密着させることにより印字品質の向上を図っている。

0005

このプラテンローラ部に対してサーマルヘッド部を押し付ける押圧力の加減が印字品質に大きな影響を与える。例えば、印字が施される連続紙の厚みや剛性によってサーマルヘッド部が押圧する最適な印字圧は異なる。また、サーマルヘッド部の幅方向圧力分布を一定にしても、サーマルヘッド部の撓みや組み付け誤差などが影響するため、常に最適な印字圧になるとは限らない。

0006

従来、このようなラベル印字機能を有するプリンタについては、サーマルヘッドの押圧力と幅方向の圧力分布とを調整するために、カムスプリングとからなる押圧力調整部を用紙幅方向に複数設け、この押圧力調整部を均等間隔固定配置したものがあった(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0007

特開2010−076136号公報

発明が解決しようとする課題

0008

サーマルヘッド部とプラテンローラ部との間に連続紙を挟んで印字しながら搬送するときは、用紙の幅方向端付近は、用紙がある箇所とない箇所との間で、用紙の厚み分の段差が生じる。そして、用紙幅の広い連続紙を印字する場合もあれば、用紙幅の狭い連続紙を印字する場合もあり、印字される連続紙の用紙幅は様々である。そのため、サーマルヘッド部の最適な押圧力と幅方向の圧力分布は、用紙幅の異なる連続紙毎に異なる。また、上記のように、印字が施される連続紙の厚みや剛性によってもサーマルヘッド部が押圧する最適な印字圧は異なることもある。そのため、サーマルヘッド部の押圧力と幅方向の圧力分布の調整は難しく、単純に、押圧力調整部材を用紙幅方向に均等間隔に固定配置しただけでは、その微調整が困難という問題があった。

0009

本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、用紙幅方向に対してサーマルヘッドの押圧力を適切かつ簡単に調整することのできるプリンタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明の実施形態に係るプリンタは、印字媒体に印字を行う印字ヘッドと、上記印字ヘッドと対向して配置され、上記印字媒体を上記印字ヘッドと挟持して搬送するプラテンローラと、上記印字ヘッドをプラテンローラに押し付ける押圧部を有する複数の押圧力調整部と、上記押圧部の上記印字媒体幅方向への移動位置を調整できる幅方向調整手段と、を備え、上記幅方向調整手段は、上記押圧部を軸支する軸と、上記軸に沿って上記印字媒体幅方向に移動する上記押圧部を上記印字媒体幅方向に対して上記軸に固定する固定部と、を有することを特徴とする。
また、締結手段を挿入する挿入孔を形成するとともに、上記印字ヘッドと少なくとも上記複数の押圧力調整部の一部を覆う印字ヘッドフレームと、を備え、上記固定部は、上記押圧部に当接して、上記押圧部とともに上記軸に沿って上記印字媒体幅方向に移動するスライド部と、上記印字ヘッドフレームの挿入孔を通して上記スライド部と締結する締結手段と、を有することを特徴とする。
また、上記スライド部は、上記印字媒体幅方向への移動を操作するための突出部を有し、上記印字ヘッドフレームは、上記突出部を突出させる突出部用孔を形成することを特徴とする。
また、上記印字ヘッドフレームの突出部用孔の近傍に、上記突出部の位置を確認するための目盛りを設けたことを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明の実施形態に係るプリンタは、サーマルヘッドに対する押圧力を調整可能な複数の押圧部を用紙幅方向に移動させることにより、用紙幅方向に対してサーマルヘッドの押圧力を適切かつ簡単に調整することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の一実施の形態に係るプリンタの外観の全体斜視図である。
図1のプリンタの内部を示した斜視図である。
図2のプリンタの側面図である。
(a)は図3の印字ヘッド部の閉止状態時の印字部を斜め正面から見た拡大斜視図、(b)は図3の印字ヘッド部の開放状態時の印字部を斜め正面から見た拡大斜視図である。
印字ヘッド部の外観の斜視図である。
(a)は図5の印字ヘッド部の印字ヘッドフレームとリボン送りローラを除いた斜視図、(b)はスライド部材の拡大斜視図である。
(a)は押圧力調整部の斜視図であり、(b)は印字ヘッドフレームの裏面から見た押圧力変更部の拡大斜視図である。
(a)はサーマルヘッド部を押圧する前段階の印字ヘッド部の概略断面図、(b)はサーマルヘッド部の押圧時における印字ヘッド部の概略断面図である。

実施例

0013

以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。

0014

また、連続紙(印字媒体)を印字のために搬送する方向、具体的には連続紙を用紙供給部からサーマルヘッド部に送る方向を印字方向という。また、特に説明がない場合、搬送方向上流とは印字方向において上流側のことをいい、搬送方向下流とは印字方向において下流側のことをいう。

0015

まず、本実施形態に係るプリンタの概略構成につき、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るプリンタの外観の全体斜視図である。図2は、図1のプリンタの内部を示した斜視図である。図3は、図2のプリンタの側面図である。

0016

本実施の形態のプリンタ1は、例えば、台紙に仮着されたラベルに、文字記号、図形またはバーコード等のような情報を印字するラベル印字機能を備えている。

0017

プリンタ1の正面のフロントカバー部2には、操作パネル部3と、電源スイッチ4と、発行口媒体排出口)5とが設けられている。

0018

操作パネル部3には、メッセージ等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、プリンタ1の動作を操作する複数のキーラインキーフィードキーファンクションキー方向指示キーおよびキャンセルキー等)と、プリンタ1の状態を示す複数のLED(Light Emitting Diode)とが配置されている。

0019

プリンタ1の片側側面には、オープンカバー部6が2箇所のヒンジ部7により上下方向に開閉自在の状態で装着されている。

0020

次に、プリンタ1の内部構造について図2および図3を参照して説明する。図2図1のプリンタの内部を示した斜視図、図3図2のプリンタの側面図である。なお、以下の説明ではプリンタ1の正面側(フロントカバー部2側)を前方(連続紙の搬送方向下流側)、その向かい側の背面側(バックカバー部側)を後方(連続紙の搬送方向上流側)という。

0021

プリンタ1の内部には、その後方に配置された用紙供給部10と、前方に配置された印字部11と、その上方に配置されたインクリボン部12とが設置されている。

0022

用紙供給部10は、連続紙(印字媒体)Pを印字部11に供給する構成部であり、支持軸10aと、その一端に設置されたロールガイド部10bとを備えている。支持軸10aは、ロール状に巻き取られた連続紙Pを回転自在の状態で支持する構成部である。ロールガイド部10bは、ロール状の連続紙Pを固定する構成部であり、連続紙Pの幅に応じて位置を変えられるように支持軸10aの軸方向に沿って移動自在の状態で設置されている。

0023

連続紙Pは、例えば、長尺状の台紙と、その長手方向に沿って予め決められた間隔毎に仮着された複数枚のラベルとを有している。台紙においてラベルの粘着面が接触する面には、シリコーン等のような剥離剤コーティングされており、ラベルを容易に剥離することが可能になっている。また、台紙においてラベルが貼られていない面には、長手方向に沿って予め決められた間隔毎にラベルの位置を示す位置検出マークが形成されている。ラベルは、感熱紙を使用する場合と普通紙を使用する場合とがある。感熱紙の場合は、その表面に、予め決められた温度領域に達すると特定の色(黒や赤等)に発色する感熱発色層が形成されている。

0024

また、連続紙Pには、表巻きラベルと裏巻きラベルとの2種類がある。表巻きラベルは、連続紙Pのラベルがロール状の連続紙Pの外周面に位置する状態で巻回されており、図3で示すように、連続紙Ps(P:破線)が用紙供給部10の高さ方向中央あたりから印字部11の底部に向けて繰り出されている。これに対して、裏巻きラベルは、連続紙Pのラベルがロール状の連続紙Pの内周面に位置する状態で巻回されており、図3に示すように、連続紙Pb(P:実線)がプリンタ1の内部底面あたりから印字部11の底部に向けて繰り出されている。なお、表巻きでも裏巻きでも印字部11での連続紙P(Ps,Pb)の通紙ルートは同じである。また、表巻きラベルでも裏巻きラベルでも連続紙Pはラベルが仮着された面(被印字面)を上に向けた状態で搬送される。

0025

上記した印字部11は、連続紙Pのラベル等に印字を行う構成部であり、印字ヘッド部13と、その下方に配置された支持台14と、それらの後方(印字工程時の連続紙Pの搬送上流)に配置されたダンパ部15とを備えている。

0026

印字ヘッド部13は、後述のように、開閉自在の状態でプリンタ1の内部に設置されている。印字ヘッド部13が閉止状態の場合に、印字ヘッド部13と支持台14との間に通紙ルート(媒体搬送路)が形成される。そして、その通紙ルートは、上記した発行口5(図1参照)に繋がっている。

0027

支持台14には、印字ヘッド部13の閉止状態を維持するヘッドロックレバー部16が設置されている。このヘッドロックレバー部16を操作すると印字ヘッド部13の閉止状態が解除され、印字ヘッド部13の前方部が持ち上がり印字ヘッド部13が開く(プラテンローラ部23に対して離間する)ようになっている。

0028

ダンパ部15は、連続紙Pに張力を付与する構成部である。本実施の形態においては、ダンパ部15が、アウターダンパ部15aとインナーダンパ部15bとを備えているとともに、印字ヘッド部13の開閉に連動して上下に移動(開閉)するようになっている。ただし、印字ヘッド部13の閉止状態時において、アウターダンパ部15aおよびインナーダンパ部15bは、それぞれ連続紙Pに張力を付与可能なように揺動自在の状態で設置されている。

0029

上記したインクリボン部12は、印字用インクを塗布したインクリボンを供給し、巻き取る構成部であり、リボン供給部12aと、その前方横に配置されたリボン巻き取り部12bとを備えている。リボン供給部12aは、ロール状に巻き取られたインクリボンを回転自在の状態で支持する構成部である。リボン巻き取り部12bは、印字済みのインクリボンRBを巻き取り回収する構成部である。インクリボンを使用する場合は、リボン供給部12aから引き出されたインクリボンを印字ヘッド部13の下に通してリボン巻き取り部12bで巻き取る。なお、リボン送りローラ12cは、印字ヘッド部13からリボン巻き取り部12bへのインクリボンの搬送をスムーズにするためのローラである。

0030

このようなプリンタ1においては、用紙供給部10からシート状に繰り出された連続紙P(Ps,Pb)がダンパ部15を介して印字ヘッド部13と支持台14との間の通紙ルートに搬送され、その途中において連続紙Pのラベル等に印字処理がなされた後、発行口5からプリンタ1の外部に排出されるようになっている。

0031

次に、印字ヘッド部13の概要について、図4を参照して説明する。図4(a)は図3の印字ヘッド部の閉止状態時の印字部を斜め正面から見た拡大斜視図、図4(b)は図3の印字ヘッド部の開放状態時の印字部を斜め正面から見た拡大斜視図である。

0032

印字ヘッド部13は、その前方部が後方の回転軸(図示せず)を中心に上下方向に揺動して開閉自在の状態で印字ヘッド部13の片側側面のヘッド支持板17に支持されている。

0033

印字ヘッド部13の下面(通紙ルートを向く面)には、サーマルヘッド部18(図4(b))がその印字面を通紙ルートに向けた状態で設置されている。サーマルヘッド部18は、その印字面に配置された印字ライン18Lの発熱抵抗体により連続紙Pのラベル等に印字を行う印字手段である。この印字ライン18Lには、通電により発熱する複数の発熱抵抗体(発熱素子)が連続紙Pの幅方向(連続紙Pの搬送方向に対し直交する方向)に沿って並んで配置されている。

0034

印字ヘッド部13の前方側の下面にはサーマルヘッド部18を挟むように凹状爪部19,19(図4(b))が設けられている。また、印字ヘッド部13の下面において凹状爪部19の後方には、印字ヘッド部13の両側面から外方に突出するピン20,20が設けられている。

0035

このような印字ヘッド部13は、回転軸に装着されたトーションバネ(図示せず)により開方向に付勢されているが、印字ヘッド部13の下部のピン20,20に、支持台14のロック爪部22,22が引っ掛かることにより閉止状態が維持されている。ロック爪部22は、上記ヘッドロックレバー部16を右方向に引くと、それに連動して右方向に移動し、ピン20から外れるようになっている。ロック爪部22がピン20から外れると、図4(b)に示すように、印字ヘッド部13は、トーションバネ(図示せず)の付勢力により自動的に開くようになっている。

0036

また、印字ヘッド部13の閉止状態時には、印字ヘッド部13の凹状爪部19,19(図4(b))がプラテンローラ部23の回転軸S2の両端部に嵌められるようになっているとともに、印字ヘッド部13に設けられた後述するヘッドプレッシャ板50によりサーマルヘッド部18の印字面が下方のプラテンローラ部23(図4(a),(b)参照)に押し付けられるようになっている。

0037

プラテンローラ部23は、用紙供給部10から繰り出された連続紙Pを通紙ルートに沿って発行口5(図1参照)へ搬送する搬送手段であり、その表面は硬質ゴム等のような弾性材料により被覆されている。このプラテンローラ部23は、正逆方向に回転可能な状態で支持台14の上部に設置されている。プラテンローラ部23の回転軸S2の軸方向一端には、ギアG1が接続されている。このギアG1は、例えば、タイミングベルト(図示せず)等を介してステッピングモータのような駆動体(図示せず)の回転軸に係合されている。

0038

次に印字ヘッド部13の構成について、図5乃至図7を参照して説明する。図5は、印字ヘッド部の外観の斜視図である。図6は、(a)は図5の印字ヘッド部の印字ヘッドフレームとリボン送りローラを除いた斜視図、(b)はスライド部材の拡大斜視図である。図7は、(a)は押圧力調整部の斜視図であり、(b)は印字ヘッドフレームの裏面から見た押圧力変更部の拡大斜視図である。
印字ヘッド部13は、印字ヘッドフレーム41と押圧力調整部42とヘッドプレッシャ板(押圧部)50とスライド位置固定部60とを有している。

0039

印字ヘッドフレーム41は、印字ヘッド部13の前面、上面、後面を覆っている。その上面の前方には、後述する操作部43を挿入する5つの丸孔41aが用紙幅方向に並んで形成されている。また、上面の後方には、後述するネジ63(締結手段)を挿入する5つの長孔41b(挿入孔)が用紙幅方向に並んで形成されている。この長孔41bは、ネジ63が用紙幅方向にスライドできるように用紙幅方向を長手方向に形成されている。さらに、印字ヘッドフレーム41の後面には、後述するスライド部材61(スライド部)の操作部にあたる突出部61cを印字ヘッドフレーム41の外部に突出させるための矩形孔41c(突出部用孔)が用紙幅方向に並んで5つ形成されている。これら丸穴41a、長孔41b及び矩形孔41cは、用紙幅方向に対してそれぞれほぼ同じ位置に配置されている。

0040

押圧力調整部42は、操作部43と押圧力変更部44とコイルバネ45とを有している。押圧力調整部42は、用紙幅方向に並んで5つ配置され、後述する押圧力調整部の操作部43が印字ヘッドフレームの丸穴41aにそれぞれ挿入されるように設置されている。また、押圧力調整部42は、長孔41b及び矩形孔41cと用紙幅方向に対してそれぞれほぼ同じ位置に配置されている。なお、後述するように、押圧力調整部42は、プラテンローラ23を押圧するサーマルヘッド部18の押圧力を調整するものである。

0041

操作部43は、摘み部43aと大径部43bと小径部43cと突部43dとを有している。操作部43は、印字ヘッドフレーム41の丸孔41aにおいて、回転自在の状態で設置されている。

0042

大径部43bの裏面には、小径部43cが一体形成されている。小径部43cは、筒状に形成されており、その筒内には後述するコイルバネ45が装着されている。
小径部43cは、印字ヘッドフレーム41の丸孔41a内に挿入されている。この丸孔41aから印字ヘッドフレーム41の裏面に向けて突出する小径部43cの外周には、小径部43cの径方向に突出する突部43dが形成されている。

0043

押圧力変更部44は、印字ヘッドフレーム41の裏面において丸孔41aの周囲に沿って突出高さが段階的に変わるように階段状に形成されている。そして、操作部の突部43dは押圧力変更部44の階段面に接触している。

0044

コイルバネ45は、操作部の小径部43c内に装着されており、その下端部は、後述するヘッドプレッシャ板50の上面に当接されてヘッドプレシャ板50を押圧する部材である。

0045

これにより、操作部43を回転させると、押圧力変更部44の突出段差に応じて小径部43cの突出長さが段階的に変わり、コイルバネ45によるヘッドプレッシャ板50に対する押圧力が段階的に変わるようになっている。

0046

なお、印字ヘッドフレーム41の上面に配置された操作部43の後方側には押圧力表示部41dが形成されている。
押圧力表示部41dには、弧に沿って次第に直径が大きく又は小さくなるように5つの円が表示されている。ここでは、円の直径が大きくなるほど押圧力が大きくなることを意味しており、回転自在である操作部の摘み部43aが該当する押圧力の大きさを表す円の上方に配置されるようになっている。

0047

ヘッドプレッシャ板50について、図6及び図8を参照して説明する。図8は、(a)はサーマルヘッド部を押圧する前段階の印字ヘッド部の概略断面図、(b)はサーマルヘッド部の押圧時における印字ヘッド部の概略断面図である。
ヘッドプレッシャ板50は、操作部43からの押圧力をサーマルヘッド部18の印字ライン18Lに伝える部材であり、印字ヘッドフレーム41とサーマルヘッド部18との間に、操作部43のコイルバネ45による押圧箇所とサーマルヘッド部18の印字ライン18Lとを繋ぐように延在した状態で設置されている。ヘッドプレッシャ板50は、用紙幅方向に並んで5つ配置されており、5つの押圧力調整部42とそれぞれ一組となる。

0048

各ヘッドプレッシャ板50において用紙幅方向両端は上方に折れ曲がっており、曲折部50aが形成されている。これにより、ヘッドプレッシャ板50は、機械的強度の確保することができるとともに、軽量化を図ることができる。

0049

この曲折部50aにおいてヘッドプレッシャ板50の後方の両端には軸孔50bが形成されている。この軸孔50bには印字ヘッド部13内で固定された回転軸51が挿入されている。これにより、ヘッドプレッシャ板50は、その前方側端部が回転軸51を中心にして上下方向に揺動自在の状態で回転軸51に軸支される。このため、ヘッドプレッシャ板50の前方側端部の高さにつき、押圧力調整部42の調整に基づき印字媒体の厚さに応じて調節することができるので、種々の厚さの連続紙Pに対して良好に印字を行うことができる。

0050

ヘッドプレッシャ板50の前方側端部は、下方に折れ曲がっており、その端部には突部50cが形成されている。この突部50cは、サーマルヘッド部18の印字ライン18Lの裏側を局所的に押圧するように設定されている。ヘッドプレッシャ板50の上面には、上記した操作部43内に装着されたコイルバネ45が接触し、ヘッドプレッシャ板50を押圧するようになっている。なお、突部50cはヘッドプレッシャ板50の前方側端部に形成されているが、前方側端部ではなく、前方側端部付近や、またはヘッドプレッシャ板50の中央付近に形成してもよい。

0051

スライド位置固定部60は、ネジ63とスライド部材61とを有している。なお、スライド位置固定部60は、後述するように、サーマルヘッド部18を押圧するヘッドプレッシャ板50の用紙幅方向の位置を固定するものである。

0052

ネジ63は、印字ヘッドフレーム41の長孔41bに挿入され、後述するスライド部材のネジ孔61bに締結される。

0053

スライド部材61は、その上面は用紙幅方向を長手方向とする矩形状とし、その長手方向端部が下方に向けて直角に折れ曲がることで側面を形成し、縦断面をコの字形状とする部材である。両端の折れ曲がった側面の先端には、回転軸51の外周に沿うように円弧状の切り欠き部61aが形成されており、切り欠き部61aは回転軸51に当接して配置されている。
スライド部材61の用紙幅方向の幅は、スライド部材61の両側面がヘッドプレッシャ板の曲折部50aの内側面に隙間なく当接するように、曲折部50aの内側面間の距離と同じ長さの幅を有している。そして、スライド部材61は、ヘッドプレッシャ板の曲折部50aの内側面に配置される。

0054

これにより、スライド部材61は、回転軸51に沿って用紙幅方向にスライド自在となり、スライド部材がスライドすると、ヘッドプレッシャ板50も同様にスライドする。

0055

スライド部材61の上面の略中央には、ネジ63が締結されるネジ孔61bが形成されている。
また、スライド部材61の上面後方には、スライド部材61を操作するための突出部61cが延設されており、突出部61は印字ヘッドフレーム41の矩形孔41cから印字ヘッドフレーム41の外部に突出した状態で配置される。なお、突出部61cの先端には、突出部61cの幅中央に沿って1本の線溝61dが形成されている。

0056

ユーザーは、印字ヘッドフレーム41の矩形孔41cから印字ヘッド部13の外部に突出した突出部61cを用紙幅方向に動かして操作することで、矩形孔41cの幅の範囲内でヘッドプレッシャ板50を用紙幅方向に任意の位置にスライドさせることができる。
なお、印字ヘッドフレーム41の矩形孔41cの上辺付近には、目盛り41eが設けられており、ユーザーは、スライド部材の突出部の線溝61dの位置と目盛り41eとを比較しながらスライド位置の微調整ができるようになっている。

0057

また、ネジ63が長孔41bを通じてスライド部材61のネジ孔61bに締結されることで、スライド部材61の上面が印字ヘッドフレーム41の裏面に当接して、スライド部材61とヘッドプレッシャ板50とが用紙幅方向に対して固定される。より具体的にいうと、ネジ63とネジ孔61bとは雄ネジ雌ネジとの関係になり、ネジ63とネジ孔61bとを締結すると、印字ヘッドフレーム41を挟んで締結することになる。このとき、スライド部材61は上方にわずかに移動することになり、スライド部材の切り欠き部61aは回転軸51から離間する。そして、ネジ63とネジ孔61bとの締結によるスライド部材61の上方への移動はわずかであることから、依然として、スライド部材61の側面はヘッドプレッシャ板の曲折部50aに当接している。そのため、ヘッドプレッシャ50は用紙幅方向に対し固定されることになる。再び、スライド位置を微調整するときは、ネジ63を緩めて、スライド部材の突出部61cを用紙幅方向に移動させることで、矩形孔41cの幅の範囲内でヘッドプレッシャ板50を用紙幅方向に任意の位置にスライドさせることができる。

0058

すなわち、ユーザーは、サーマルヘッド部18とプラテンローラ23の間に、所望の幅の連続紙を挟み、印字ヘッド部13を閉止状態にした後、連続紙に印字を行う。そして、印字された連続紙の印字状況を確認し、用紙幅方向に最適な印字圧で印字がなされているか確認する。用紙幅方向の印字圧のバランス調整が必要と判断したときは次の操作をする。 サーマルヘッド部18に対する押圧力を調整するために、まず、各押圧力調整部42で押圧力を調整する。続いて、ネジ63の締緩作業を介して、スライド部材の突出部61cを用紙幅方向に移動させることで、ヘッドプレッシャ板50を用紙幅方向に任意の位置にスライドさせて、サーマルヘッド部18に対する押圧力を用紙幅方向に微調整する。
こうすることで、サーマルヘッド部18に対する押圧力を加えるヘッドプレッシャ板50の押圧力を調整するのみならず、用紙幅方向に対して押圧する位置を調整することで、種々の用紙幅や厚みのある連続紙に対して適切かつ簡単に調整することができる。

0059

なお、スライド部材61やヘッドプレッシャ板50をスライドさせて位置調整をする操作は、スライド部材の突出部61cを操作しなくても可能である。すなわち、印字ヘッドフレーム41の長孔41bに挿入されて締結されたネジ63を緩め、ネジ63を長孔41bの長手方向にスライドさせることで、ネジ63と連結したスライド部材61及びそれに連結したヘッドプレッシャ板50を任意の位置に調整することができる。

0060

以上、本発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。

0061

また、前記実施の形態では、ラベルを台紙に仮着したままで連続発行する連続発行モードのプリンタに適用した例を説明したが、ラベルを台紙から剥離して1枚ずつ発行する剥離発行モードのプリンタや、ラベル連続体の台紙を省いた台紙なしラベル発行モードのプリンタ、あるいはこれらの発行モードの2種以上を兼用するプリンタに適用することもできる。

0062

1プリンタ
11印字部
12cリボン送りローラ
13印字ヘッド部
18サーマルヘッド部
18L印字ライン
23プラテンローラ部
41 印字ヘッドフレーム
41a丸孔
41b長孔
41c矩形孔
41d押圧力表示部
41e目盛り
42 押圧力調整部
43 操作部
43a摘み部
43b 大径部
43c小径部
43d 突部
44 押圧力変更部
45コイルバネ
50ヘッドプレッシャ板
50a曲折部
50b軸孔
50c 突部
51回転軸
60スライド位置固定部
61スライド部材
61a切り欠き部
61bネジ孔
61c 突出部
61d線溝
63ネジ
P,Ps,Pb 連続紙

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 富士通コンポーネント株式会社の「 プリンタ」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】記録紙が詰まった状態を検出することのできるプリンタを提供する。【解決手段】記録紙に印字をする印字ヘッドと、前記記録紙を搬送するプラテンローラと、前記プラテンローラの一方の端面の側に設けられた光... 詳細

  • 東芝テック株式会社の「 サーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】消費電力も抑えつつ、低温環境下における印刷品質を確保することができるサーマルプリンタを提供する。【解決手段】サーマルプリンタ1は、発熱素子8aを加熱して印刷を行うサーマルヘッド8と、周囲環境温... 詳細

  • 東芝テック株式会社の「 プリンター」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】ロール紙に対して双方向から張力を付与できるダンパーを備えるプリンターを提供する。【解決手段】プリンター1は、ロール紙Rに対して印刷を行う印刷ヘッドと、印刷ヘッドに向けて搬送されるロール紙Rに張... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ