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技術 受信装置、受信方法、及びプログラム

出願人 シャープ株式会社
発明者 鈴木秀樹鈴木海彦會田玲子西垣智夫村島伸幸
出願日 2014年11月28日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-242623
公開日 2016年6月2日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-103813
状態 特許登録済
技術分野 受信機の回路一般 双方向TV,動画像配信等
主要キーワード 分配システム内 最終セクション サイマル 表示映像データ セクション長 高解像度テレビジョン グループ関係 イベント識別
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

受信した映像データの解像度受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合であっても、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供する。

解決手段

受信装置10は、番組データと、番組に関する情報を含む構成データとを含む放送波を受信し、受信した番組データに含まれる構成データと、映像の解像度を示す情報とに基づいて、番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置15で表示可能な解像度であるか否かを判別する。映像データの解像度が表示装置15で表示できないと判別された場合に、映像データの解像度が表示装置15で表示できないことを示す情報を報知する。

概要

背景

次世代テレビジョン放送サービスとして、4K超高解像度テレビジョン放送(UHDTV:Ultra High Definition Television、以下、4K放送という)に試験放送が開始されている。さらに、8K超高解像度テレビジョン放送(以下、8K放送という)に関する研究開発が進められている。

また、受信品質に応じて固定向け放送移動体向け放送とを選択する受信機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、12セグメント放送を選択再生している状態で、その受信品質が第1のしきい値未満に低下した場合に、1セグメント放送の受信品質が第2のしきい値以上を維持し、かつサイマル放送が行われていることを条件に、1セグメント放送への切り替えが可能である旨のメッセージを表示する。そして、特許文献1に記載の技術では、一定時間内に視聴者切り替え操作を行うと、12セグメント放送から1セグメント放送へ切り替える。

概要

受信した映像データの解像度受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合であっても、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供する。受信装置10は、番組データと、番組に関する情報を含む構成データとを含む放送波を受信し、受信した番組データに含まれる構成データと、映像の解像度を示す情報とに基づいて、番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置15で表示可能な解像度であるか否かを判別する。映像データの解像度が表示装置15で表示できないと判別された場合に、映像データの解像度が表示装置15で表示できないことを示す情報を報知する。

目的

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、受信した映像データの解像度が受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合であっても、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

番組データと、番組に関する情報を含む構成データと、を含む放送波を受信する受信部と、前記受信部によって受信した前記番組データに含まれる前記構成データと、映像解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置表示可能な解像度であるか否かを判別する解像度判別部と、前記解像度判別部によって前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないと判別された場合に、前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する報知情報生成部と、を備える受信装置

請求項2

前記解像度判別部は、前記構成データに含まれる現在放送されている放送番組の解像度を抽出し、抽出した前記現在放送されている放送番組の解像度が、前記表示装置が表示可能な映像の解像度より高い場合に、現在放送されている前記番組データに含まれる映像データの解像度が前記表示装置で表示可能ではないと判別し、前記報知情報生成部は、前記解像度判別部が判別した結果に基づいて、現在放送されている放送番組が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する請求項1に記載の受信装置。

請求項3

前記放送波を送信する送信装置とは異なる他装置と通信して前記番組データと前記構成データとを受け取る通信部と、前記解像度判別部が出力する前記表示装置で表示可能な当該番組データを放送している、前記送信装置である送信元、または前記他装置である配信元を示す情報に応じて、前記送信元または前記配信元から前記番組データと前記構成データとを受信または受け取るように制御する受信データ選択部、をさらに備え、前記解像度判別部は、前記報知情報生成部によって現在放送されている放送番組を前記表示装置で表示できないことを示す情報が報知された後、前記構成データと前記表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が、前記受信部によって受信することができる他の放送波または前記通信部によって受け取れる前記番組データにあるか否かを判別し、前記表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が前記他の放送波または前記通信部によって受け取れる前記番組データにある場合に、前記表示装置で表示可能な当該番組データを放送している前記送信元または前記配信元を示す情報を前記受信データ選択部に出力する請求項1または請求項2に記載の受信装置。

請求項4

前記解像度判別部は、前記表示装置で表示可能な当該番組データを放送している前記送信元または前記配信元がない場合に、前記番組データに含まれる前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できる番組データがないことを示す情報を前記報知情報生成部に出力し、前記報知情報生成部は、前記解像度判別部が出力する前記映像データの解像度が前記表示装置で表示な番組データがないことを示す情報に応じて、前記表示装置で表示できる放送番組の番組データがないことを示す情報を報知する請求項3に記載の受信装置。

請求項5

前記受信データ選択部は、前記表示装置で表示可能な当該番組データを放送している前記送信元または前記配信元が複数ある場合に、所定の優先順位に基づいて、前記送信元または前記配信元を選択し、選択した前記送信元または前記配信元を示す情報に応じて、前記送信元または前記配信元から前記番組データと前記構成データとを受信または受け取るように制御する請求項3または請求項4に記載の受信装置。

請求項6

前記解像度判別部は、前記構成データに含まれる同じチャンネルで放送される次に放送される放送番組の解像度を抽出し、抽出した前記次に放送される放送番組の解像度が、前記表示装置が表示可能な映像の解像度より高い場合に、次に放送される前記番組データに含まれる映像データの解像度が前記表示装置で表示可能ではないと判別し、前記報知情報生成部は、前記解像度判別部が判別した結果に基づいて、前記次に放送される放送番組が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の受信装置。

請求項7

前記解像度判別部は、前記報知情報生成部によって同じチャンネルで放送される次の放送番組を前記表示装置で表示できないことを示す情報が報知された後、前記構成データと前記表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が前記他の放送波または前記通信部によって受け取れる前記番組データにあるか否かを判別し、前記表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が前記他の放送波または前記通信部によって受け取れる前記番組データにある場合に、前記表示装置で表示可能な当該番組データを放送している前記送信元または前記配信元を示す情報を前記受信データ選択部に出力し、前記受信データ選択部は、前記次の放送番組の放送が始まる前に、前記解像度判別部が出力する前記表示装置で表示可能な当該番組データを放送している前記送信元または前記配信元を示す情報に応じて、前記送信元または前記配信元から前記番組データと前記構成データとを受信または受け取るように制御する請求項3または請求項4に記載の受信装置。

請求項8

前記表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報を前記表示装置から取得する解像度取得部、をさらに備え、前記解像度判別部は、前記受信部によって受信した前記番組データに含まれる前記構成データと、前記解像度取得部によって取得された前記表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が前記表示装置で表示可能か否かを判別する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の受信装置。

請求項9

前記表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報を前記表示装置から取得する解像度取得部、をさらに備え、前記解像度判別部は、前記受信部によって受信又は前記通信部によって受け取った前記番組データに含まれる前記構成データと、前記解像度取得部によって取得された前記表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が前記表示装置で表示可能か否かを判別する請求項3、または請求項3を引用する請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の受信装置。

請求項10

受信部が、番組データと、番組に関する情報を含む構成データと、を含む放送波を受信する受信手順と、解像度判別部が、前記受信手順によって受信した前記番組データに含まれる前記構成データと、映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能な解像度であるか否かを判別する解像度判別手順と、報知情報生成部が、前記解像度判別手順によって前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないと判別された場合に、前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する報知情報生成手順と、を含む受信方法

請求項11

番組データと、番組に関する情報を含む構成データと、を含む放送波を受信する受信手順と、前記受信手順によって受信した前記番組データに含まれる前記構成データと、映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能な解像度であるか否かを判別する解像度判別手順と、前記解像度判別手順によって前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないと判別された場合に、前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する報知情報生成手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、受信装置受信方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

次世代テレビジョン放送サービスとして、4K超高解像度テレビジョン放送(UHDTV:Ultra High Definition Television、以下、4K放送という)に試験放送が開始されている。さらに、8K超高解像度テレビジョン放送(以下、8K放送という)に関する研究開発が進められている。

0003

また、受信品質に応じて固定向け放送移動体向け放送とを選択する受信機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、12セグメント放送を選択再生している状態で、その受信品質が第1のしきい値未満に低下した場合に、1セグメント放送の受信品質が第2のしきい値以上を維持し、かつサイマル放送が行われていることを条件に、1セグメント放送への切り替えが可能である旨のメッセージを表示する。そして、特許文献1に記載の技術では、一定時間内に視聴者切り替え操作を行うと、12セグメント放送から1セグメント放送へ切り替える。

先行技術

0004

特開2007−96508号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら特許文献1に記載の技術では、受信した映像データの解像度が受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合、受信した映像データを表示装置に表示することができないという課題があった。

0006

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、受信した映像データの解像度が受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合であっても、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様の受信装置は、番組データと、番組に関する情報を含む構成データと、を含む放送波を受信する受信部と、前記受信部によって受信した前記番組データに含まれる前記構成データと、映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能な解像度であるか否かを判別する解像度判別部と、前記解像度判別部によって前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないと判別された場合に、前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する報知情報生成部と、を備える。

0008

(2)また、本発明の一態様の受信装置における受信方法は、受信部が、番組データと、番組に関する情報を含む構成データと、を含む放送波を受信する受信手順と、解像度判別部が、前記受信手順によって受信した前記番組データに含まれる前記構成データと、映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能な解像度であるか否かを判別する解像度判別手順と、報知情報生成部が、前記解像度判別手順によって前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないと判別された場合に、前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する報知情報生成手順と、を含む。

0009

(3)また、本発明の一態様は、番組データと、番組に関する情報を含む構成データと、を含む放送波を受信する受信手順と、前記受信手順によって受信した前記番組データに含まれる前記構成データと、映像の解像度を示す情報と、に基づいて、前記番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能な解像度であるか否かを判別する解像度判別手順と、前記解像度判別手順によって前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないと判別された場合に、前記映像データの解像度が前記表示装置で表示できないことを示す情報を報知する報知情報生成手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の効果

0010

本発明によれば、受信した映像データの解像度が受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合であっても、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる。

図面の簡単な説明

0011

第1実施形態に係る放送システムの構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る送信装置の構成を示すブロック図である。
放送システムに用いるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。
通信回線におけるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。
MPTの例を示す図である。
アセットグループ記述子データ構造の例を示す図である。
MH映像コンポーネント記述子の例を示す図である。
映像信号解像度に記述される情報の例を示す図である。
第1実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る表示装置上に表示される報知情報の画像の例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置で表示できるサイマル放送がない場合に表示装置上に表示される報知情報の画像の例を示す図である。
第1実施形態に係る報知処理及び受信処理の手順を示すフローチャートである。
MH−イベント情報テーブルのデータ構造の例を示す図である。
第2実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係る報知処理及び受信処理の手順を示すフローチャートである。
第3実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
第3実施形態に係る表示装置上に表示される報知情報の画像の例を示す図である。
第3実施形態に係る報知処理及び受信処理の手順を示すフローチャートである。

実施例

0012

<4K、8K超高解像度テレビジョン放送のロードマップの説明>
2014年9月9に総務省が発表したロードマップ(参考文献1参照)では、日本において2015年に4K超高解像度テレビジョン放送(UHDTV:Ultra High Definition Television)の実用放送開始し、2018年に8K超高解像度テレビジョン放送の実用放送開始としている。なお、以下の説明では、4K、8K超高解像度テレビジョン放送を、単に4K放送、8K放送という。また、このロードマップでは、4K、8K放送は、衛星による放送、ケーブルテレビ放送網による放送、IPTV等による配信が予定されている。また、このロードマップによれば、2016年から8K放送の実験放送を開始し、衛星による放送は、4K放送と8K放送とを時分割で放送することが提案されている。

0013

なお、日本で実用放送が予定されている4K放送とは、空間解像度が3840×2160の放送である。また、8K放送とは、空間解像度が7680×4320の放送である。また、現在放送されている放送を2K放送といい、2K放送の空間解像度は、1920×1080である。
また、日本で実用放送が予定されている4K、8K放送の多重化方式は、MMTMPEG Media Transport、国際標準1参照)と、TLV(Type Length Value、国際標準2参照)IPベースの多重化方式が提案されている。

0014

(参考文献1)「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合中間報告概要」、[online]、総務省、[平成26年11月22日検索]、<URL:http://www.soumu.go.jp/main_content/000312824.pdf>
(国際標準1)MPEG-H MMT(ISO/IEC23008-1:2014)
(国際標準2)ITU-R勧告BT.1869 (2010)

0015

<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る放送システム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、放送システム1は、送信装置20、サーバ装置30、放送衛星41、電波塔42、ネットワーク43、受信装置10、及び表示装置15を含んで構成される。送信装置20は、放送事業者が有する放送設備を構成する。
なお、受信装置10と表示装置15とは、例えば表示装置15が受信装置10を備える一体型の装置であってもよい。

0016

送信装置20は、放送事業者が有する放送設備を構成する。送信装置20は、放送衛星41及び電波塔42に多重化データを送信、及びサーバ装置30に多重化データを格納する。送信装置20は、例えば多重化データを放送する前に、予めサーバ装置30に、当該多重化データを格納する。なお、多重化データには、放送される番組の映像データ、音声データ、付加データが含まれている。ここで、映像データは、2K放送の映像データ、4K放送の映像データ、8K放送の映像データのうち、少なくとも1つである。例えば、送信装置20は、放送衛星41を介して8K放送の多重化データを放送し、電波塔42を介して2K放送の多重化データを放送し、サーバ装置30とネットワーク43を介して4K放送の多重化データを配信する。すなわち、送信装置20は、1つの放送番組について、異なる空間解像度の多重化データを、放送衛星41、電波塔42、及びサーバ装置30とネットワーク43によってサイマル放送することができる。

0017

放送衛星41は、地上の送信装置20から送信された多重化データを受信し、受信した多重化データを変調する。放送衛星41は、変調した多重化データの電波を地上に向けて送信する。なお、放送衛星41は、人工衛星による放送衛星(BS)、及び通信衛星(CS)のうち、少なくとも1つの衛星である。
電波塔42は、送信装置20から送信された多重化データを受信し、受信した多重化データを変調する。電波塔42は、変調した多重化データの電波を送信する。電波塔42は、例えば地上デジタル放送の方式で用いられているUHF帯周波数で変調して送信する。

0018

サーバ装置30は、送信装置20から配信された多重化データを格納し、格納した多重化データを、ネットワーク43を介して受信装置10に配信する(配信サービス)。送信装置20とサーバ装置30とは、例えばケーブル25を介して接続されている。なお、送信装置20とサーバ装置30とは、ネットワークを介して接続されていてもよい。配信サービスは、例えば、VODビデオオンデマンド)サービス、IPマルチキャストサービス、ダウンロードサービス、及びIP再送信サービスのうちのいずれかである。
以下、放送衛星41または電波塔42からの放送を、放送網を用いた放送とも言う。また、ネットワーク43からの放送を、通信網を用いた放送とも言う。

0019

受信装置10及び表示装置15は、各家庭事業所等に設置される。受信装置10は、例えば、チューナ、チューナを有するレコーダ等である。受信装置10は、送信装置20から放送される多重化データを受信し、受信した多重化データを、復調処理分離処理復号処理等を行って、映像データ、音声データ、及び構成データに分離及び復号を行う。受信装置10は、分離及び復号が行われた映像データ及び構成データに基づく画像情報を、表示装置15に出力する。なお、表示装置15が音声出力装置を有している場合、受信装置10は、分離及び復号が行われた音声データも表示装置15に出力する。受信装置10は、受信した付加データに基づいて、受信した番組データに含まれる映像データの空間解像度を判別する。そして、受信装置10は、映像データが表示できない空間解像度の場合、受信装置10で表示できないことを報知する報知情報を生成する。続けて、受信装置10は、生成した報知情報を映像データに合成して、合成後の映像データ及び構成データを表示装置15に出力する。そして、受信装置10は、付加データに含まれる情報に基づいて、表示可能な多重化データが他の放送サービスで放送または配信されているか否かを判別する。受信装置10は、表示可能な多重化データが他の放送サービスで放送または配信されている場合、表示可能な多重化データを受信し、受信した多重化データに含まれる映像データ及び構成データを表示装置15に出力する。

0020

表示装置15は、受信装置10に表示装置15が表示可能な画像の解像度を示す表示可能解像度情報を出力する。ここで、表示可能解像度情報には、空間解像度、映像信号の垂直方向の解像度、放送の種類を示す情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれる。放送の種類を示す情報とは、2K放送、4K放送、及び8K放送のうち、少なくとも1つの情報である。
また、表示装置15は、受信装置10が出力する表示映像データに基づく画像を表示する。受信装置10と表示装置15とは、例えば、HDMI登録商標)(High-Definition Multimedia Interface;高精細度マルチメディアインターフェース)ケーブルによって有線で接続されている。なお、表示装置15が音声出力装置を有している場合、表示装置15は、受信装置10が出力した音声データに基づく音声を再生する。

0021

(送信装置の構成)
次に、本実施形態に係る送信装置20の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る送信装置20の構成を示すブロック図である。送信装置20は、番組データ生成部211、構成情報生成部212、多重化部213、暗号化部214、RF送信部215、及びIP通信部216を含んで構成される。

0022

番組データ生成部211は、放送番組を構成する映像を示す映像データと音声を示す音声データを取得する。番組データ生成部211は、所定の映像符号化方式で符号化された映像データを取得する。所定の映像符号化方式は、例えば、ISO/IEC23008HEVC(International Organization for Standardization/International Electronical Commission 23008 Part2 High Efficiency Video Coding、単に、HEVCとも呼ばれる)で規格化された方式である。番組データ生成部211は、所定の音声符号化方式で符号化された音声データを取得する。所定の音声符号化方式は、例えば、ISO/IEC 14496 Part3(単に、MPEG−4オーディオとも呼ばれる)で規定された音声符号化方式である。番組データ生成部211は、取得した映像データと音声データから所定の形式の番組データを生成し、生成した番組データを多重化部213に出力する。所定の形式の番組データは、例えば、ISO/IEC 23008 Part1 MMT(MPEG Media Transport、単にMMTとも呼ばれる)で規定されたMPU(Media Processing Unit)である。各MPUには、映像や音声の復号処理を行うことができる単位の映像データ又は音声データが含まれる。

0023

構成情報生成部212には、放送番組や放送に伴って提供されるサービスを構成するための情報である構成要素情報を取得する。構成要素情報は、放送番組やサービスの構成要素であるアセット、つまり、映像、音声等のリストや、それらの諸要件を示す情報、例えば、番組の空間解像度を示す情報、他の放送サービスで同じ番組を放送していること示す情報、他の放送サービスで放送されている番組の空間解像度を示す情報を含む。構成情報生成部212は、取得した構成要素情報から所定の形式の構成データを生成し、生成した構成データを多重化部213に出力する。所定の形式の構成データは、例えば、MMT−SI(MMT−System Information)を構成するMPT(MMT Package Table)である。MPTの例については後述する。

0024

多重化部213は、番組データ生成部211が出力する番組データ、及び構成情報生成部212が出力する構成データを多重化して、所定の形の多重化データを生成する。所定の形式とは、例えば、TLV(Type Length Value)パケットである。多重化部213は、生成した多重化データを暗号化部214に出力する。

0025

暗号化部214は、多重化部213が出力する多重化データを所定の暗号化方式を用いて暗号化する。所定の暗号化方式とは、例えば、AES(Advanced Encryption Standard)である。暗号化部214は、暗号化した多重化データをRF送信部215及びIP通信部216に出力する。

0026

RF送信部215は、暗号化部214が出力する多重化データを、放送衛星41及び電波塔42に送信する。RF送信部215は、ベースバンド信号である多重化データで所定の搬送周波数を有する搬送波を変調させて、搬送周波数に対応したチャネル帯域の電波(放送波)をアンテナ(図示せず)により放射する。

0027

IP通信部216は、暗号化部214が出力する多重化データを、ケーブル25を介してサーバ装置30に出力することで、多重化データをサーバ装置30に格納する。

0028

(MMTを用いるシステムのプロトコルスタックの構造)
次に、MMTを用いるシステムのプロトコルスタックの構造の例について説明する。プロトコルスタックには、放送システムに用いるプロトコルスタックと、通信回線におけるプロトコルスタックがある。
まず、放送システムに用いるプロトコルスタックの構造の概略について説明する。
図3は、放送システムに用いるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。図3に示すように、放送システムに用いるプロトコルスタックは、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)、時刻情報、符号化された映像データ、符号化された音声データ、符号化された字幕データ、MMT−SI、HTML5規格で記述されたアプリケーション(単にアプリともいう)、コンテンツダウンロードデータ等を含んで構成される。放送番組の映像信号及び音声信号の符号はMFU(Media Fragment Unit)/MPUである。そして、MFU/MPUは、MMTPペイロードに乗せて送信装置20によってMMTPパケット化され、IPパケットで送信装置20によって伝送される。データコンテンツの伝送は、データが送信装置20によってMMTPパケット化され、IPパケットで送信装置20によって伝送される。このように構成されたIPパケットは、放送伝送路を用いて放送される場合、TLVパケットの形式で送信装置20によって伝送される。一つのIPパケットあるいは一つのヘッダー圧縮したIPパケットは、一つのTLVパケットで送信装置20によって伝送する(ARIB(Association of Radio Industries and Businesses(一般社団法人電波産業会))STD−B32及びSTD−B−60参照)。

0029

さらに、放送システムに用いるプロトコルスタックでは、MMT−SI、TLV−SIの2種類の制御情報が設けられている。MMT−SIとは、放送番組の構成などを示す制御情報である。MMT−SIでは、MMTの制御メッセージの形式とし、送信装置20によってMMTPペイロードに乗せられてMMTPパケット化され、送信装置20によってIPパケットで伝送される。TLV−SIとは、IPパケットの多重に関する制御情報であり、選局のための情報やIPアドレスとサービスの対応情報を提供する。

0030

図3は、放送システムに用いられるプロトコルスタックの構造の例を示す。図3において、TMCCとは、伝送路上の信号の単位(スロット)ごとに変調方式エラー訂正方式を指定する階層変調方式において、伝送フレームに挿入して伝送するこれらの制御情報である。HEVC(High Efficiency Video Coding)とは、映像信号の符号化の手法である。AAC(Advanced Audio Coding)及びALS(Audio Lossless Coding)とは、音声信号の符号化の手法である。UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)とは、通信に使われるプロトコルの1つである。TLV(TYPELEGTH VALUE)とは、データの多重化手法の1つであり、データの符号化をデータタイプ(Type)、長さ(Length)、値(Value)の3つで構成する。

0031

次に、通信回線におけるプロトコルスタックの構造について少し詳しく説明する。
図4は、通信回線におけるプロトコルスタックの構造の例について説明する図である。図4に示すように、通信回線におけるプロトコルスタックは、時刻情報、符号化された映像データ、符号化された音声データ、符号化された字幕データ、MMT−SI、HTML5規格で記述されたアプリケーション(単にアプリともいう)、コンテンツダウンロードデータ等を含んで構成される。通信回線では、ユニキャストマルチキャスト配信形態に応じてIPパケットのまま送信装置20によって伝送される。
図4において、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)とは、通信プロトコルの1つである。

0032

(MPTのデータ構造)
次に、構成データに含まれるアセットのリストやアセットのネットワーク上の位置などパッケージを構成する情報を与えるMPT(MMTPackage Table)の例について説明する。
図5は、MPTの例を示す図である。図5に示す例では、MPTは、MPT記述子領域(MPT_descriptors_byte)とアセット毎にアセットタイプ(asset_type)を含む。MPT記述子領域(MPT_descriptors_byte)は、MPTの記述子が記述される領域である。
構成情報生成部212(図2)は、MH−映像コンポーネント記述子(MH−Video_Component_Descriptor())を生成する。MH−映像コンポーネント記述子は、番組を構成する映像データに関するパラメータが記述される記述子である。

0033

(アセットグループ記述子のデータ構造)
次に、アセットグループ記述子(Asset_Group_Descriptor())の例について説明する。図6は、アセットグループ記述子のデータ構造の例を示す図である。図6に示すように、アセットグループ記述子には、記述子タグ(descriptor_tag)、記述子長(descriptor_length)、グループID(group_identification)、選択レベル(selection_level)を含んでいる。
なお、アセットグループ記述子には、アセットのグループ関係とグループ内での優先度を提供する情報が記述されている。

0034

図6において、記述子タグには、各記述子を識別するための情報が記述される。記述子長には、このフィールドより後に続くデータバイト数が記述される。グループIDには、:例えば映像や音声などのアセットをグループ化したIDが記述される。選択レベルには、グループ内での選択レベルを示す値が記述される。なお、選択レベルの値は、0がデフォルトである。このため、選択レベルは、デフォルトのアセットを選択できない場合に、グループ内で数字が小さいアセットから順に優先していく候補であることを示している。

0035

(MH−映像コンポーネント記述子のデータ構造)
次に、映像コンポーネントに関するパラメータ、説明を示し、エレメンタリストリーム文字形式表現するためにも利用されMH−映像コンポーネント記述子(MH−video_Component_Descriptor())の例について説明する。
図7は、MH−映像コンポーネント記述子の例を示す図である。図7に示す例では、MH−映像コンポーネント記述子は、記述子タグ(descriptor_tag)、記述子長(descriptor_length)、映像信号解像度(video_resolution)、映像信号アスペクト比(video_aspect_ratio)、映像スキャンフラグ(video_scan_flag)、映像信号フレームレート(video_frame_rate)、コンポーネントタグ(component_tag)、言語コード(ISO_639_language_code)を含む。

0036

図7において、記述子タグには、各記述子を識別するための情報が記述される。記述子長には、このフィールドより後に続くデータバイト数が記述される。映像信号解像度(video_resolution)は、映像信号の垂直方向の解像度が記述され、図8に従って符号化される。

0037

図8は、映像信号解像度に記述される情報の例を示す図である。図8に示す例において、映像信号解像度が5の場合が、2K放送の空間解像度を表し、映像信号解像度が6の場合が、4K放送の空間解像度を表し、映像信号解像度が7の場合が、8K放送の空間解像度を表す。
図7に戻って、映像信号アスペクト比には、映像信号のアスペクト比が記述される。
映像スキャンフラグには、映像信号がインターレース信号であるか、プログレッシブ信号であるかを示すフラグが記述される。映像信号フレームレートには、映像信号のフレームレートが記述される。コンポーネントタグには、コンポーネントストリームを識別するためのラベルが記述される。
言語コードには、コンポーネント(音声、あるいはデータ)の言語及びこの記述子に含まれる文字記述の言語を識別するための情報が記述される。

0038

(受信装置の構成)
次に、受信装置10の構成について説明する。
図9は、本実施形態に係る受信装置10の構成を示すブロック図である。受信装置10は、RF受信部101、IP通信部102、復調解除部103、分離部104、制御部105、記憶部106、音声復号部107、拡声部108、映像復号部109、画像切替部110、及び操作入力部111を含んで構成される。また、制御部105は、解像度取得部1051、解像度判別部1052、報知情報生成部1053、及び受信データ選択部1054を含んで構成される。

0039

RF受信部101には、制御部105から放送チャンネルに応じた放送チャンネル帯域を示すチャンネル情報が入力される。RF受信部101は、放送衛星41または電波塔42が送信した多重化データの電波を受信し、受信した多重化データの電波の中からチャンネル情報に応じた放送チャンネル帯域の電波を選択する。RF受信部101のアンテナ(図示せず)は、選択した放送チャンネル帯域の電波を電気信号に変換する。RF受信部101は、電気信号に変換した多重化データを復調・解除部103に出力する。

0040

IP通信部102には、制御部105から配信を受ける通信指示情報が入力される。通信指示情報には、IPアドレスが含まれている。IP通信部102は、通信指示情報に応じてネットワーク43を介してサーバ装置30が配信した多重化データを受け取り、受け取った多重化データを復調・解除部103に出力する。

0041

復調・解除部103には、制御部105の受信データ選択部1054が出力する選択信号が入力される。復調・解除部103は、選択信号に応じて、放送衛星41から受信した電波に基づく多重化データ、電波塔42から受信した電波に基づく多重化データ、及びIP通信部102が受け取った多重化データのうち1つを選択する。復調・解除部103は、選択した多重化データが変調されている場合、変調されている多重化データを復調する。復調・解除部103は、選択した多重化データを、送信装置20の暗号化部214で用いられた方式に対応する暗号化方式(例えば、AES)で暗号を解除し、暗号を解除した多重化データを分離部104に出力する。

0042

分離部104は、復調・解除部103が出力した多重化データから番組データ及び構成情報に分離する。分離部104は、構成情報を制御部105に出力する。また、分離部104は、番組データから音声データと映像データを抽出する。分離部104は、抽出した音声データを音声復号部107に出力し、映像データを映像復号部109に出力する。

0043

制御部105は、受信装置10の種々の動作を制御する。制御部105には、操作入力部111が出力する操作結果を示す情報、分離部104が出力する構成データ、及び表示装置15が出力する表示可能解像度情報が入力される。制御部105は、操作結果を示す情報と構成データとに基づいて選択信号を生成し、生成した選択信号をRF受信部101及びIP通信部102に出力する。

0044

解像度取得部1051は、表示装置15が出力する表示可能解像度情報を取得し、取得した表示可能解像度情報を解像度判別部1052に出力する。
解像度判別部1052は、構成データに含まれるMPTのアセットグループ記述子領域からアセットグループ記述子を抽出する。解像度判別部1052は、抽出したアセットグループ記述子から同じグループIDのアセットグループ記述子を抽出する。解像度判別部1052は、アセットグループ記述子の選択レベルが0のアセットグループ記述子を選択する。解像度判別部1052は、選択した選択レベル0に対応するMH−映像コンポーネント記述子をMTPのMPT記述子領域から抽出する。解像度判別部1052は、抽出したMH−映像コンポーネント記述子の映像信号解像度に基づいて、現在受信している放送番組の映像データの解像度を検出する。解像度判別部1052は、検出した映像データの解像度と、解像度取得部1051が出力する表示可能解像度情報とに基づいて、映像データが表示装置15で表示可能であるか否かを判別する。
選択レベル0の映像データが表示装置15で表示可能である場合、解像度判別部1052は、多重化データの受信または受け取りを継続することを示す情報を受信データ選択部1054に出力する。

0045

選択レベル0の映像データが表示装置15で表示可能ではない場合、解像度判別部1052は、映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報を報知情報生成部1053に出力する。報知情報生成部1053に出力後、解像度判別部1052は、映像データが表示装置15で表示可能ではない場合、アセットグループ記述子の記述から、同じグループIDの未確認の他の選択レベルを選択する。解像度判別部1052は、選択した選択レベルに対応するMH−映像コンポーネント記述子をMTPのMPT記述子領域から抽出する。解像度判別部1052は、抽出したMH−映像コンポーネント記述子の映像信号解像度に基づいて、選択した選択レベルの放送番組の映像データの解像度を検出する。解像度判別部1052は、検出した映像データの解像度と、解像度取得部1051が出力する表示可能解像度情報とに基づいて、映像データが表示装置15で表示可能であるか否かを判別する。
解像度判別部1052は、同じグループIDについてアセットグループ記述子の選択レベルに対応する放送番組の映像データの解像度を順次検出する。

0046

表示装置15で表示可能な解像度の映像データによるサイマル放送(以下、サイマル映像ともいう、更に高階層映像と低階層映像で構成される放送も含まれる)がある場合、解像度判別部1052は、選択したアセットグループ記述子に基づいて、表示装置15で表示可能な解像度の映像データを含む多重化データが送信されている送信元の放送網と放送チャンネルに応じた放送チャンネル帯域、または配信元の通信網とIPアドレス等を抽出する。解像度判別部1052は、抽出した送信元の放送網と放送チャンネルに応じた放送チャンネル帯域を示す情報と解像度それぞれを示す情報とを関連付けて、関連付けた情報を送信元を示す情報として報知情報生成部1053に出力する。また、解像度判別部1052は、抽出した通信網とIPアドレス等と解像度それぞれを示す情報とを関連付けて、関連付けた情報を配信元を示す情報として報知情報生成部1053に出力する。解像度判別部1052は、抽出した結果に基づいて、サイマル放送の送信元を示す情報または配信もとを示す情報を、受信データ選択部1054に出力する。
現在受信している受信網及とは異なる受信網及び通信網にサイマル映像がないとアセットグループ記述子に基づいて判別した場合、解像度判別部1052は、サイマル映像がないことを示す情報を受信データ選択部1054に出力する。

0047

報知情報生成部1053は、解像度判別部1052が出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、現在受信または受け取っている映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。報知情報は、画像であり、例えば図10に示す例のように「この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報である。図10は、本実施形態に係る表示装置15上に表示される報知情報の画像の例を示す図である。図10に示す例は、表示装置15が、2K放送と4K放送の解像度の映像データを表示でき、8K放送を表示できない例である。そして、図10に示す例は、表示装置15の表示面D上に「この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報g101が表示される例である。

0048

また、報知情報生成部1053は、解像度判別部1052が出力するサイマル映像がないことを示す情報に基づいて、表示装置15で表示できるサイマル放送がないことを示す報知データを生成する。報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。報知情報は、画像であり、例えば図11に示す例のように「この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報である。図11は、本実施形態に係る表示装置15で表示できるサイマル放送がない場合に表示装置15上に表示される報知情報の画像の例を示す図である。図11に示す例においても、図10と同様に、表示装置15が、2K放送と4K放送の解像度の映像データを表示でき、8K放送を表示できない例である。そして、図11に示す例は、表示装置15の表示面D上に「この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報g111が表示されている例である。

0049

なお、本実施形態では、報知情報が文字情報を含む画像情報の例を説明したが、これに限られない。報知情報は、音声情報であってもよい。この場合、報知情報生成部1053は、例えば「この表示装置で表示できるサイマル放送がありません」の文字情報を音声信号に変換して、変換した音声信号を拡声部108に出力するようにしてもよい。報知情報生成部1053は、文字情報または音声信号のうち、少なくとも1つを用いて報知を行うようにしてもよい。

0050

受信データ選択部1054は、解像度判別部1052が出力するサイマル放送の送信元を示す情報、または配信元を示す情報に基づいて、選択信号を生成する。選択信号は、どの放送網または通信網によって受信また受け取った多重化データを選択する信号である。なお、選択信号が、放送網を選択する信号の場合、制御部105は、チャンネル情報を生成し、生成したチャンネル情報をRF受信部101に出力する。
なお、受信データ選択部1054は、表示装置15で表示可能なサイマル放送が複数ある場合、検出した解像度のうち、表示装置15で表示可能な最も解像度の高い選択レベルのアセットグループ記述子を選択し、選択したサイマル放送の送信元を示す情報、または配信元を示す情報に基づいて、選択信号を生成する。

0051

例えば、利用者が操作入力部111を操作して選択したチャンネルが放送衛星41から受信した多重化データであり、その多重化データに含まれる映像データの解像度が8K放送の場合、制御部105は、解像度判別部1052によって選択された電波塔42を介して多重化データを受信する。このとき、制御部105は、電波塔42から受信した電波の中から、サイマル放送を選択するために、サイマル放送を送信しているチャンネルに応じたチャンネル情報をRF受信部101に出力する。

0052

記憶部106は、各種のデータを記憶する。記憶部106は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard−disk Drive)、フラッシュメモリ、ROM(Read−only Memory)、RAM(Random Access Memory)またはそれらの組み合わせを含んで構成される。

0053

音声復号部107は、分離部104が出力した音声データを、符号化に用いられた符号化方式(例えば、MPEG−4オーディオ)と対応する復号方式で復号し、元の音声データを生成する。復号した音声データは、各時刻における音声のレベルを示すデータである。音声復号部107は、復号した元の音声データを拡声部108に出力する。

0054

拡声部108は、音声復号部107から入力された音声データに基づく音声を再生する。拡声部108は、例えば、スピーカを含んで構成される。拡声部108は、少なくとも所定のチャンネル数に相当する個数のスピーカを含んで構成される。所定のチャンネル数とは、音声復号部107において音声データを処理可能な再生方式で指定されるチャンネル数に相当する。

0055

映像復号部109は、分離部104が出力する映像データを、符号化に用いられた符号化方式(例えば、HEVC)と対応する復号方式で入力された映像データを復号し、元の映像データを生成する。復号した映像データは、各時刻における映像(フレーム画像)を形成する信号値を示すデータである。映像復号部109は、復号した映像データを画像切替部110に出力する。

0056

画像切替部110は、制御部105の報知情報生成部1053が出力する報知データが入力された場合、報知データを表示用の表示映像データとする。また、画像切替部110は、制御部105の報知情報生成部1053が出力する報知データが入力されなかった場合、映像復号部109が出力する映像データを表示用の表示映像データとする。なお、報知情報については、後述する。画像切替部110は、表示映像データを表示装置15に出力する。

0057

操作入力部111は、利用者によって操作された操作結果を検出し、検出した操作結果を示す情報を制御部105に出力する。操作結果を示す情報には、例えば、受信装置10の電源オン状態またはオフ状態を示す情報、放送波のチャネルを示す情報等が含まれている。操作入力部111は、例えば、操作ボタンリモートコントローラ携帯端末装置等の電子機器から操作信号を受信する入力インタフェース、等である。

0058

(報知処理、受信処理)
次に、本実施形態に係る報知処理及び受信処理について説明する。
図12は、本実施形態に係る報知処理及び受信処理の手順を示すフローチャートである。なお、図12に示す例では、利用者によって放送衛星41を介して放送番組のチャンネルが選択された例を説明する。

0059

(ステップS201)利用者は、操作入力部111(図9)を操作して、チャンネルを選択する。操作入力部111は、操作された操作結果を示す情報を制御部105に出力する。次に、制御部105は、操作入力部111が出力する操作結果を示す情報に応じて、チャンネル情報を生成し、生成したチャンネル情報をRF受信部101に出力する。続けて、RF受信部101は、放送衛星41を介して電波を受信する。

0060

(ステップS202)解像度判別部1052は、構成データに含まれるMPTを検出する。
(ステップS203)解像度判別部1052は、構成データに含まれるMPTのアセットグループ記述子領域からアセットグループ記述子を抽出する。次に、解像度判別部1052は、抽出したアセットグループ記述子から同じグループIDのアセットグループ記述子を抽出する。

0061

(ステップS204)解像度判別部1052は、選択した選択レベル0に対応するMH−映像コンポーネント記述子をMTPのMPT記述子領域から抽出する。
(ステップS205)解像度判別部1052は、抽出したMH−映像コンポーネント記述子の映像信号解像度に基づいて、現在受信している放送番組の映像データの解像度を検出する。続けて、解像度判別部1052は、検出した映像データの解像度と、解像度取得部1051が出力する表示可能解像度情報とに基づいて、抽出した選択レベルに対応する映像データが表示装置15で表示可能であるか否かを判別する。解像度判別部1052は、抽出した選択レベルに対応する映像データが表示装置15で表示可能であると判別した場合(ステップS205;YES)、ステップS210に処理を進め、抽出した選択レベルに対応する映像データが表示装置15で表示できないと判別した場合(ステップS205;NO)、ステップS206に処理を進める。

0062

(ステップS206)報知情報生成部1053は、解像度判別部1052が出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、現在受信している映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。続けて、報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。次に、画像切替部110は、解像度判別部1052が出力する報知データを表示用の表示映像データとする。続けて、画像切替部110は、表示映像データを表示装置15に出力する。次に、表示装置15は、表示映像データに基づいて、現在受信している放送番組が表示できないことを示す文字情報の画像を表示面D上に表示する。

0063

(ステップS207)解像度判別部1052は、同じグループIDの全ての選択レベルについて確認したか否かを判別する。解像度判別部1052は、同じグループIDの全ての選択レベルについて確認したと判別した場合(ステップS207;YES)、ステップS209に処理を進め、同じグループIDの全ての選択レベルについて確認していないと判別した場合(ステップS207;NO)、ステップS208に処理を進める。
(ステップS207)解像度判別部1052は、未確認の他の選択レベルのアセットグループ記述子を選択する。選択後、解像度判別部1052は、ステップS205に処理を戻す。

0064

(ステップS208)解像度判別部1052は、現在受信または受け取っている放送番組の映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報を報知情報生成部1053に出力する。続けて、解像度判別部1052が出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、現在受信または受け取っている映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。次に、報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。続けて、画像切替部110は、報知データを表示用の表示映像データとし、表示映像データを表示装置15に出力する。次に、表示装置15は、表示映像データに基づいて、現在受信している放送番組に対応する表示装置15上で表示可能なサイマル放送がないことを示す文字情報の画像を、図11のように表示面D上に表示する。制御部105は、報知後、処理を終了する。

0065

(ステップS208)受信データ選択部1054は、ステップS205において、現在受信している放送番組が表示装置15上で表示可能な場合、現在受信している放送の受信を継続することを決定する。または、受信データ選択部1054は、現在受信している放送番組が表示装置15上で表示可能ではない場合、解像度判別部1052が出力する配信元を示す情報または送信元を示す情報に基づいて、サイマル放送の送信元または配信元を選択する。なお、解像度判別部1052は、解像度判別部1052が送信元を示す情報と配信元を示す情報の2つを出力した場合、各情報に含まれる選択レベルを比較し、解像度の高い方を選択し、選択した送信元または配信元を再生する放送として決定する。例えば、送信元を示す情報に含まれる選択レベルが2であり、配信元を示す情報に含まれる選択レベルが1である場合、解像度判別部1052は、選択レベルの値が小さい方の放送に対応するサイマル映像を配信している送信元または配信元を選択する。続けて、解像度判別部1052は、決定したサイマル放送の送信元または配信元を示す情報とし受信データ選択部1054に出力し、ステップS211に処理を進める。

0066

(ステップS211)受信データ選択部1054は、ステップS210で決定した再生する放送を示す情報に基づいて、選択信号を生成する。続けて、受信データ選択部1054は、生成した選択信号を復調・解除部103に出力する。次に、復調・解除部103は、選択信号に応じて、放送衛星41から受信した電波に基づく多重化データ、電波塔42から受信した電波に基づく多重化データ、及びIP通信部102が受け取った多重化データのうち1つを選択する。続けて、復調・解除部103は、選択した多重化データを復調及び暗号を解除して、復調及び暗号を解除した多重化データを分離部104に出力する。次に、音声復号部107は、分離部104で分離された音声データを復号して拡声部108から音声信号を再生する。映像復号部109は、分離部104で分離された映像データを復号して、画像切替部110から再生映像データに基づく映像信号を表示装置15に表示する。
なお、選択レベルに対応するサイマル映像が複数有る場合は、)ステップS206の処理を省略してもよい。
以上で、報知処理及び受信処理を終了する。

0067

以上のように、本実施形態の受信装置10は、番組データと、番組に関する情報を含む構成データと、を含む放送波を受信する受信部(例えばRF受信部101)と、受信部によって受信した番組データに含まれる構成データと、映像の解像度を示す情報と、に基づいて、番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能な解像度であるか否かを判別する解像度判別部1052と、解像度判別部によって映像データの解像度が表示装置で表示できないと判別された場合に、映像データの解像度が表示装置で表示できないことを示す情報を報知する報知情報生成部1053と、を備える。

0068

この構成によって、本実施形態の受信装置10は、受信した映像データの解像度が受信装置に接続される表示装置15の解像度より高い場合であっても、受信した番組が表示装置15では表示できないことを報知することができる。これにより、利用者は操作入力部111を操作して選択した番組が表示装置15で表示できない番組であることを知ることができる。この結果、本実施形態の受信装置10では、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる。

0069

また、本実施形態の受信装置10は、表示装置15が表示可能な映像の解像度を示す情報を表示装置から取得する解像度取得部1051、をさらに備え、解像度判別部1052は、受信部(例えばRF受信部101)によって受信した番組データに含まれる構成データと、解像度取得部によって取得された表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能か否かを判別するようにしてもよい。

0070

また、本実施形態の受信装置10は、表示装置15が表示可能な映像の解像度を示す情報を表示装置から取得する解像度取得部1051、をさらに備え、解像度判別部1052は、受信部によって受信した番組データに含まれる構成データと、解像度取得部によって取得された表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能か否かを判別するようにしてもよい。

0071

また、本実施形態の受信装置10Aにおいて、解像度判別部1052は、構成データに含まれる現在放送されている放送番組の解像度を抽出し、抽出した現在放送されている放送番組の解像度が、表示装置15が表示可能な映像の解像度より高い場合に、現在放送されている番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能ではないと判別し、報知情報生成部1053は、解像度判別部が判別した結果に基づいて、現在放送されている放送番組が表示装置で表示できないことを示す情報を報知する。

0072

この構成によって、本実施形態の受信装置10は、受信した映像データの解像度が受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合であっても、受信している現在の番組が表示装置15では表示できないことを報知することができる。これにより、利用者は操作入力部111を操作して選択した現在の番組が表示装置15で表示できない番組であることを知ることができる。この結果、本実施形態の受信装置10では、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる。

0073

この構成によって、本実施形態の受信装置10では、受信装置10と表示装置15とがケーブル等で接続され、かつ利用者によって選択されたチャンネルの放送番組が表示装置15に表示できない解像であっても、表示装置15が表示可能な解像度の映像データを表示装置15に表示させることができる。

0074

また、本実施形態の受信装置10において、放送波を送信する送信装置20とは異なる他装置と通信して番組データと構成データとを受け取る通信部(例えばIP通信部102)と、解像度判別部1052が出力する表示装置で表示可能な当該番組データを放送している、送信装置である送信元、または他装置である配信元を示す情報に応じて、送信元または配信元から番組データと構成データとを受信または受け取るように制御する受信データ選択部1054、をさらに備え、解像度判別部は、報知情報生成部1053によって現在放送されている放送番組を表示装置15で表示できないことを示す情報が報知された後、構成データと表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が、受信部によって受信することができる他の放送波または通信部によって受け取れる番組データにあるか否かを判別し、表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が他の放送波または通信部によって受け取れる番組データにある場合に、表示装置で表示可能な当該番組データを放送している送信元または配信元を示す情報を受信データ選択部に出力するようにしてもよい。

0075

この構成によって、本実施形態の受信装置10は、受信した映像データの解像度が受信装置に接続される表示装置の解像度より高い場合、サイマル放送されている表示装置15で表示可能な放送に自動的に切り換えることができる。これにより、本実施形態の受信装置10は、利用者によって選択されたチャンネルの番組が、表示装置15で表示できない解像度の場合であっても、表示装置15で表示可能な番組を受信装置10が自動的に受信して表示装置15に表示することができる。この結果、利用者は表示装置15で表示できない番組のチャンネルを選択した場合であっても、見たい番組を見逃すことなく見ることができる。

0076

また、本実施形態の受信装置10において、解像度判別部1052は、表示装置15で表示可能な当該番組データを放送している送信元または配信元がない場合に、番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示できる番組データがないことを示す情報を報知情報生成部1053に出力し、報知情報生成部は、解像度判別部が出力する映像データの解像度が表示装置で表示な番組データがないことを示す情報に応じて、表示装置で表示できる放送番組の番組データがないことを示す情報を報知する。

0077

従来技術による受信装置と表示装置では、利用者によって表示装置で表示できない番組のチャンネルが選択された場合、かつ表示装置で表示可能なサイマル放送がない場合、表示装置には、何も表示されなかった。
この構成によって、本実施形態の受信装置10は、利用者によって表示装置で表示できない番組のチャンネルが選択された場合、かつ表示装置で表示可能なサイマル放送がない場合に、表示装置で表示できる放送番組の番組データがないことを示す情報が報知することができる。これにより、利用者は、選択した番組が表示装置15では見ることができないことを知ることができる。そして、利用者は、この報知に基づいて、他の番組にチャンネルを切り換えることができる。この結果、本実施形態の受信装置10では、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる。

0078

<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。
送信装置20、サーバ装置30、放送衛星41、電波塔42、及びネットワーク43は、第1実施形態の放送システム1と同じである。

0079

(MH−イベント情報テーブル(MH−EIT)のデータ構造)
次に、MH−イベント情報テーブルのデータ構造(MH−Event_Information_Table())の例について説明する。
図13は、MH−イベント情報テーブルのデータ構造の例を示す図である。図13に示すように、MH−イベント情報テーブルには、テーブル識別子(table_id)、セクションシンタクス指示(section_syntax_indicator)、セクション長(section_length)、サービス識別(service_id)、バージョン番号(version_number)、カレントクスト指示(current_next_indicator)、セクション番号(section_number)、最終セクション番号(last_section_number)、TLVストリーム識別(tlv_stream_id)、オリジナルネットワーク識別(original_network_id)、セグメント最終セクション番号(segment_last_section_number)、最終テーブル識別(last_table_id)、イベント識別(event_id)、開始時間(start_time)、継続時間(duration)、進行状態(running_status)、スクランブル(free_CA_mode)、記述子ループ長(descriptors_loop_length)、CRC(CRC_32)を含んでいる。
なお、MH−イベント情報テーブルには、受信しているチャンネルについての現在放送されている番組に関する情報と、次に放送される番組に関する情報とが記述されている。

0080

サイマル放送を提供する場合、構成情報生成部212は、記述子ループ長に続く記述子領域(descriptor())に、現在受信している放送番組に対するサイマル放送に関する情報をサイマル放送毎に記述する。ここで、サイマル放送に関する情報とは、サイマル放送が送信または配信されている伝送網を示す情報、サイマル放送が送信されている周波数を示す情報(または放送衛星とチャンネルを示す情報)、サイマル放送が配信されているネットワーク43を示す情報、サイマル放送されている映像信号の垂直方向の解像度を含む情報である。

0081

図13において、テーブル識別子には、各テーブルを識別するための情報が記述される。セクションシンタクス指示には、常に1が記述される。セクション長には、セクション長フィールドの直後からCRC(Cyclic Redundancy Check)を含むセクションの最後までのセクションのバイト数を規定する情報が記述される。サービス識別には、TLVストリーム内の他のサービスからこのサービスを識別するためのラベルの役割をする情報が記述される。バージョン番号には、サブテーブルのバージョン番号が記述される。カレントネクスト指示には、サブテーブルが現在のサブテーブルであることを示す情報、または、送られるサブテーブルがまだ適用されず、次のサブテーブルとして使用されることを示す情報が記述される。セクション番号には、はセクションの番号を表す情報が記述される。TLVストリーム識別には、EITが示すこのTLVストリームをその分配システム内の他の多重から識別するラベルの役割をする情報が記述される。オリジナルネットワーク識別には、元の分配システムネットワーク識別を規定するラベルの役割をする情報が記述される。セグメント最終セクション番号には、サブテーブルのこのセグメントの最後のセクションの番号を規定する情報が記述される。最終テーブル識別には、使用されている最終のテーブル識別する情報が記述される。イベント識別には、記載されているイベントの識別番号を示す情報が記述される。開始時間には、イベントの開始時間、すなわち放送番組の開始時間を日本標準時(JST)と修正ユリウス日で示す情報が記述される。継続時間には、イベントの継続時間、すなわち放送番組の放送時間長を時、分、秒で表す情報が記述される。進行状態には、イベントの状態を示す情報が記述される。スクランブルには、そのイベント内の全てのコンポーネントストリームがスクランブルされていないことを示す情報、または、一つ以上のストリームへのアクセスがCA(Conditional Access)システムにより制御されていることを示す情報が記述される。記述子ループ長には、後続の記述子の全バイト長を示す情報が記述される。CRCには、ITU-T勧告H.222.0に従う情報が記述される。

0082

(受信装置の構成)
次に、受信装置10Aの構成について説明する。
図14は、本実施形態に係る受信装置10Aの構成を示すブロック図である。受信装置10Aは、RF受信部101、IP通信部102、復調・解除部103、分離部104、制御部105A、記憶部106、音声復号部107、拡声部108、映像復号部109、画像切替部110、及び操作入力部111を含んで構成される。また、制御部105Aは、解像度取得部1051、解像度判別部1052A、報知情報生成部1053、及び受信データ選択部1054Aを含んで構成される。
なお、第1実施形態と同じ機能を有する機能部には、同じ符号を用いて説明を省略する。

0083

RF受信部101には、制御部105Aから放送チャンネルに応じた放送チャンネル帯域を示すチャンネル情報が入力される。RF受信部101は、放送衛星41または電波塔42が送信した多重化データの電波を受信し、受信した多重化データの電波の中からチャンネル情報に応じた放送チャンネル帯域の電波を選択する。RF受信部101のアンテナ(図示せず)は、選択した放送チャンネル帯域の電波を電気信号に変換する。RF受信部101は、電気信号に変換した多重化データを復調・解除部103に出力する。

0084

IP通信部102には、制御部105Aから配信を受ける通信指示情報が入力される。通信指示情報には、IPアドレスが含まれている。IP通信部102は、通信指示情報に応じてネットワーク43を介してサーバ装置30が配信した多重化データを受け取り、受け取った多重化データを復調・解除部103に出力する。

0085

復調・解除部103には、制御部105Aの受信データ選択部1054Aが出力する選択信号が入力される。復調・解除部103は、選択信号に応じて、放送衛星41から受信した電波に基づく多重化データ、電波塔42から受信した電波に基づく多重化データ、及びIP通信部102が受け取った多重化データのうち1つを選択する。復調・解除部103は、選択した多重化データが変調されている場合、変調されている多重化データを復調する。復調・解除部103は、選択した多重化データを、送信装置20の暗号化部214で用いられた方式に対応する暗号化方式(例えば、AES)で暗号を解除し、暗号を解除した多重化データを分離部104に出力する。

0086

制御部105Aは、受信装置10Aの種々の動作を制御する。制御部105Aには、操作入力部111が出力する操作結果を示す情報、分離部104が出力する構成データ、及び表示装置15が出力する表示可能解像度情報が入力される。制御部105Aは、操作結果を示す情報と構成データとに基づいて選択信号を生成し、生成した選択信号をRF受信部101及びIP通信部102に出力する。

0087

解像度取得部1051は、表示装置15が出力する表示可能解像度情報を取得し、取得した表示可能解像度情報を解像度判別部1052Aに出力する。
解像度判別部1052Aは、構成データに含まれるMPTのMPT記述子領域からMH−映像コンポーネント記述子を抽出する。解像度判別部1052Aは、抽出したMH−映像コンポーネント記述子の映像信号解像度に基づいて、現在受信している放送番組の映像データの解像度を検出する。解像度判別部1052Aは、検出した映像データの解像度と、解像度取得部1051が出力する表示可能解像度情報とに基づいて、映像データが表示装置15で表示可能であるか否かを判別する。
映像データが表示装置15で表示可能である場合、解像度判別部1052Aは、多重化データの受信または受け取りを継続することを示す情報を受信データ選択部1054Aに出力する。

0088

映像データが表示装置15で表示可能ではない場合、解像度判別部1052Aは、映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報を報知情報生成部1053に出力する。報知情報生成部1053に出力後、解像度判別部1052Aは、映像データが表示装置15で表示可能ではない場合、MH−イベント情報テーブルの記述子領域(descriptor())に記述されている情報と、表示可能解像度情報とに基づいて、表示装置15で表示可能な解像度の映像データによるサイマル放送(以下、サイマル映像ともいう)が、現在受信している受信網とは異なる受信網及び配信網で送信されているか検索する。

0089

サイマル映像がある場合、解像度判別部1052Aは、表示装置15で表示可能な解像度の映像データを含む多重化データが送信されている放送チャンネルに応じた放送チャンネル帯域または配信元のIPアドレス等を抽出する。解像度判別部1052Aは、抽出した受信網と放送チャンネルと解像度それぞれを示す情報とを関連付けて、関連付けた情報を送信元を示す情報として報知情報生成部1053に出力する。また、解像度判別部1052Aは、抽出した通信網とIPアドレス等と解像度それぞれを示す情報とを関連付けて、関連付けた情報を送信元を示す情報として報知情報生成部1053に出力する。解像度判別部1052Aは、抽出した結果に基づいて、サイマル放送の送信元を示す情報を受信データ選択部1054Aに出力する。
現在受信している受信網及とは異なる受信網及び通信網にサイマル映像がない場合、解像度判別部1052Aは、サイマル映像がないことを示す情報を受信データ選択部1054Aに出力する。

0090

報知情報生成部1053は、解像度判別部1052Aが出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、現在受信または受け取っている映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。報知情報は、画像であり、例えば図10に示す例のように「この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報である。

0091

また、報知情報生成部1053は、解像度判別部1052Aが出力するサイマル映像がないことを示す情報に基づいて、表示装置15で表示できるサイマル放送がないことを示す報知データを生成する。報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。報知情報は、画像であり、例えば図11に示す例のように「この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報である。

0092

なお、本実施形態では、報知情報が文字情報を含む画像情報の例を説明したが、これに限られない。報知情報は、音声情報であってもよい。この場合、報知情報生成部1053は、例えば「この表示装置で表示できるサイマル放送がありません」の文字情報を音声信号に変換して、変換した音声信号を拡声部108に出力するようにしてもよい。報知情報生成部1053は、文字情報または音声信号のうち、少なくとも1つを用いて報知を行うようにしてもよい。

0093

受信データ選択部1054Aは、解像度判別部1052Aが出力するサイマル放送の送信元を示す情報、または配信元を示す情報に基づいて、選択信号を生成する。選択信号は、どの放送網または通信網によって受信また受け取った多重化データを選択する信号である。なお、選択信号が、放送網を選択する信号の場合、制御部105Aは、チャンネル情報を生成し、生成したチャンネル情報をRF受信部101に出力する。
なお、受信データ選択部1054Aは、表示装置15で表示可能なサイマル放送が複数ある場合、表示装置15で表示可能な最も高画質なサイマル放送を選択し、選択したサイマル放送の送信元を示す情報、または配信元を示す情報に基づいて、選択信号を生成する。

0094

例えば、利用者が操作入力部111を操作して選択したチャンネルが放送衛星41から受信した多重化データであり、その多重化データに含まれる映像データの解像度が8K放送の場合、制御部105Aは、解像度判別部1052によって選択された電波塔42を介して多重化データを受信する。このとき、制御部105Aは、電波塔42から受信した電波の中から、サイマル放送を選択するために、サイマル放送を送信しているチャンネルに応じたチャンネル情報をRF受信部101に出力する。

0095

画像切替部110は、制御部105Aの報知情報生成部1053が出力する報知データが入力された場合、報知データを表示用の表示映像データとする。また、画像切替部110は、制御部105Aの報知情報生成部1053が出力する報知データが入力されなかった場合、映像復号部109が出力する映像データを表示用の表示映像データとする。なお、報知情報については、後述する。画像切替部110は、表示映像データを表示装置15に出力する。

0096

操作入力部111は、利用者によって操作された操作結果を検出し、検出した操作結果を示す情報を制御部105Aに出力する。操作結果を示す情報には、例えば、受信装置10の電源のオン状態またはオフ状態を示す情報、放送波のチャネルを示す情報等が含まれている。操作入力部111は、例えば、操作ボタン、リモートコントローラ、携帯端末装置等の電子機器から操作信号を受信する入力インタフェース、等である。

0097

(報知処理、受信処理)
次に、本実施形態に係る報知処理及び受信処理について説明する。
図15は、本実施形態に係る報知処理及び受信処理の手順を示すフローチャートである。なお、図15に示す例では、利用者によって放送衛星41を介して放送番組のチャンネルが選択された例を説明する。また、図15に示す例では、サイマル放送を探す場合、放送網の優先順位が通信網の優先順位より高い例を説明する。

0098

(ステップS1)利用者は、操作入力部111(図9)を操作して、チャンネルを選択する。操作入力部111は、操作された操作結果を示す情報を制御部105Aに出力する。次に、制御部105Aは、操作入力部111が出力する操作結果を示す情報に応じて、チャンネル情報を生成し、生成したチャンネル情報をRF受信部101に出力する。続けて、RF受信部101は、放送衛星41を介して電波を受信する。

0099

(ステップS2)解像度判別部1052Aは、構成データに含まれるMPTのMPT記述子領域からMH−映像コンポーネント記述子を検出する。

0100

(ステップS3)次解像度判別部1052Aは、抽出したMH−映像コンポーネント記述子の映像信号解像度に基づいて、現在受信している放送番組の映像データの解像度を検出する。次に、解像度判別部1052Aは、検出した映像データの解像度と表示可能解像度情報とに基づいて、映像データが表示装置15で表示可能であるか否かを判別する。解像度判別部1052Aは、映像データが表示装置15で表示可能であると判別した場合(ステップS3;YES)、ステップS10に処理を進める。解像度判別部1052Aは、映像データが表示装置15で表示可能ではないと判別した場合(ステップS3;NO)、ステップS4に処理を進める。

0101

(ステップS4)報知情報生成部1053は、解像度判別部1052Aが出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、現在受信している映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。続けて、報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。次に、画像切替部110は、解像度判別部1052Aが出力する報知データを表示用の表示映像データとする。続けて、画像切替部110は、表示映像データを表示装置15に出力する。次に、表示装置15は、表示映像データに基づいて、現在受信している放送番組が表示できないことを示す文字情報の画像を表示面D上に表示する。

0102

(ステップS5)報知後、解像度判別部1052Aは、MH−イベント情報テーブルの記述子領域(descriptor())に記述されている情報と、表示可能解像度情報とに基づいて、表示装置15で表示可能な解像度のサイマル放送が、現在受信している受信網とは異なる受信網で送信されているか検索する。続けて、解像度判別部1052Aは、表示装置15で表示可能な解像度のサイマル映像が現在受信している受信網とは異なる受信網で送信されているか否か判別する。解像度判別部1052Aは、現在受信している受信網とは異なる受信網にサイマル映像があると判別した場合、その受信網と放送チャンネルと解像度それぞれを示す情報とを関連付けて、関連付けた情報を送信元を示す情報として報知情報生成部1053に出力する。

0103

(ステップS6)解像度判別部1052Aは、MH−イベント情報テーブルの記述子領域(descriptor())に記述されている情報と、表示可能解像度情報とに基づいて、表示装置15で表示可能な解像度のサイマル放送が、現在受信している受信網とは異なる通信網で配信されているか検索する。続けて、解像度判別部1052Aは、表示装置15で表示可能な解像度のサイマル映像が通信網で送信されているか否か判別する。解像度判別部1052Aは、通信網にサイマル映像があると判別した場合、その通信網と放送チャンネルと解像度それぞれを示す情報とを関連付けて、関連付けた情報を配信元を示す情報として報知情報生成部1053に出力する。

0104

(ステップS7)解像度判別部1052Aは、ステップS5とステップS6との処理の結果に基づいて、表示装置15で表示可能な解像度のサイマル映像が現在受信している受信網とは異なる受信網または通信網で配信されているか否か判別する。解像度判別部1052Aは、現在受信している受信網とは異なる受信網または通信網にサイマル映像があると判別した場合(ステップS7;YES)、ステップS9に処理を進める。解像度判別部1052Aは、現在受信している受信網とは異なる通信網にサイマル映像がない判別した場合(ステップS8;NO)、ステップS8に進める。

0105

(ステップS8)解像度判別部1052Aは、映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報を報知情報生成部1053に出力する。続けて、解像度判別部1052Aが出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、現在受信または受け取っている映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。次に、報知情報生成部1053は、生成した報知データを画像切替部110に出力する。続けて、画像切替部110は、報知データを表示用の表示映像データとし、表示映像データを表示装置15に出力する。次に、表示装置15は、表示映像データに基づいて、現在受信している放送番組に対応する表示装置15上で表示可能なサイマル放送がないことを示す文字情報の画像を、図11のように表示面D上に表示する。制御部105Aは、報知後、処理を終了する。

0106

(ステップS9)受信データ選択部1054Aは、ステップS3において、現在受信している放送番組が表示装置15上で表示可能な場合、現在受信している放送の受信を継続することを決定する。または、受信データ選択部1054Aは、現在受信している放送番組が表示装置15上で表示可能ではない場合、解像度判別部1052Aが出力する配信元を示す情報または送信元を示す情報に基づいて、サイマル放送の送信元または配信元を選択する。なお、受信データ選択部1054Aは、解像度判別部1052Aが送信元を示す情報と配信元を示す情報の2つを出力した場合、各情報に含まれる解像度を比較し、解像度の高い方を選択し、選択した送信元または配信元を再生する放送として決定する。例えば、送信元を示す情報に含まれる解像度が2K放送に対応する解像度であり、配信元を示す情報に含まれる解像度が4K放送に対応する解像度である場合、受信データ選択部1054Aは、4K放送に対応するサイマル映像を配信している配信元を選択する。続けて、受信データ選択部1054Aは、ステップS10に処理を進める。

0107

(ステップS10)受信データ選択部1054Aは、ステップS9で決定した再生する放送を示す情報に基づいて、選択信号を生成する。続けて、受信データ選択部1054Aは、生成した選択信号を復調・解除部103に出力する。次に、復調・解除部103は、選択信号に応じて、放送衛星41から受信した電波に基づく多重化データ、電波塔42から受信した電波に基づく多重化データ、及びIP通信部102が受け取った多重化データのうち1つを選択する。続けて、復調・解除部103は、選択した多重化データを復調及び暗号を解除して、復調及び暗号を解除した多重化データを分離部104に出力する。次に、音声復号部107は、分離部104で分離された音声データを復号して拡声部108から音声信号を再生する。映像復号部109は、分離部104で分離された映像データを復号して、画像切替部110から再生映像データに基づく映像信号を表示装置15に表示する。
以上で、報知処理及び受信処理を終了する。

0108

図15に示した例では、ステップS5において、他の放送網において表示装置15上で表示可能なサイマル映像を検索し、ステップS6において、通信網において表示装置15上で表示可能なサイマル映像を検索する例を説明したが、これに限られない。ステップS5において、報知後、解像度判別部1052Aは、MH−イベント情報テーブルの記述子領域(descriptor())に記述されている情報と、表示可能解像度情報とに基づいて、表示装置15で表示可能な解像度のサイマル放送が、現在受信している受信網とは異なる受信網及び通信網で送信または配信されているか検索するようにしてもよい。そして、解像度判別部1052Aは、検索した結果をステップS5及びステップS6と同様に記憶部106に記憶させるようにしてもよい。

0109

また、受信データ選択部1054Aは、ステップS9において、表示装置15で表示可能な解像度の同じ複数のサイマル放送がある場合、予め定められている優先順位に応じて、サイマル放送の送信元を示す情報、または配信元を示す情報を選択するようにしてもよい。

0110

以上のように、本実施形態の受信装置10Aにおいて、受信データ選択部1054Aは、表示装置15で表示可能な当該番組データを放送している送信元(例えば、放送衛星41、電波塔42)または配信元(例えば、サーバ装置30とネットワーク43)が複数ある場合に、所定の優先順位に基づいて、送信元または配信元を選択し、選択した送信元または配信元を示す情報に応じて、送信元または配信元から番組データと構成データとを受信または受け取るように制御する。

0111

この構成によって、本実施形態の受信装置10は、利用者によって表示装置で表示できない番組のチャンネルが選択された場合、かつ表示装置で表示可能な複数のサイマル放送がある場合に、表示装置15で表示可能な番組を受信装置10が自動的に受信して表示装置15に表示することができる。この結果、利用者は表示装置15で表示できない番組のチャンネルを選択した場合であっても、見たい番組を見逃すことなく見ることができる。

0112

<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。
送信装置20、サーバ装置30、放送衛星41、電波塔42、及びネットワーク43は、第1実施形態の放送システム1と同じである。
次に、受信装置10の構成について説明する。
図16は、本実施形態に係る受信装置10Bの構成を示すブロック図である。受信装置10は、RF受信部101、IP通信部102、復調・解除部103、分離部104、制御部105B、記憶部106、音声復号部107、拡声部108、映像復号部109、操作入力部111、及び画像合成部112を含んで構成される。また、制御部105Bは、解像度取得部1051、解像度判別部1052B、報知情報生成部1053B、及び受信データ選択部1054Bを含んで構成される。

0113

第2実施形態で説明したように、MH−イベント情報テーブルには、受信しているチャンネルについての現在放送されている番組に関する情報と、次に放送される番組に関する情報とが記述されている。
制御部105Bは、受信装置10Aの種々の動作を制御する。制御部105Bには、操作入力部111が出力する操作結果を示す情報、分離部104が出力する構成データ、及び表示装置15が出力する表示可能解像度情報が入力される。制御部105Bは、操作結果を示す情報と構成データとに基づいて選択信号を生成し、生成した選択信号をRF受信部101及びIP通信部102に出力する。

0114

解像度判別部1052Bは、構成データに含まれるMPTのMPT記述子領域からMH−映像コンポーネント記述子を抽出する。解像度判別部1052Bは、抽出したMH−映像コンポーネント記述子の映像信号解像度に基づいて、次に放送される放送番組の映像データの解像度を検出する。解像度判別部1052Bは、検出した映像データの解像度と表示可能解像度情報とに基づいて、映像データが表示装置15で表示可能であるか否かを判別する。
次の放送番組の映像データが表示装置15で表示可能である場合、解像度判別部1052Bは、多重化データの受信または受け取りを継続することを示す情報を受信データ選択部1054Bに出力する。次の放送番組の映像データが表示装置15で表示可能ではない場合、解像度判別部1052Bは、次の放送番組の映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報を報知情報生成部1053Bに出力する。

0115

報知情報生成部1053Bは、解像度判別部1052Bが出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、現在受信または受け取っている映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。報知情報生成部1053Bは、生成した報知データを画像合成部112に出力する。報知情報は、画像であり、例えば図17に示す例のように「次に放送される番組は8K放送です。この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報である。図17は、本実施形態に係る表示装置15上に表示される報知情報の画像の例を示す図である。図17に示す例は、表示装置15が、2K放送と4K放送の解像度の映像データを表示でき、8K放送を表示できない例である。そして、図17に示す例は、表示装置15の表示面D上に「次に放送される番組は8K放送です。この表示装置は8K放送に対応していません」の文字情報を含む画像情報g121が表示される例である。

0116

受信データ選択部1054Bは、解像度判別部1052Bが出力するサイマル放送の送信元を示す情報、または配信元を示す情報に基づいて、選択信号を生成する。選択信号は、どの放送網または通信網によって受信また受け取った多重化データを選択する信号である。なお、選択信号が、放送網を選択する信号の場合、制御部105Bは、チャンネル情報を生成し、生成したチャンネル情報をRF受信部101に出力する。

0117

画像合成部112は、報知情報生成部1053Bが出力する報知データが入力された場合、報知データを映像復号部109が出力する映像データに合成して、合成した映像データを表示用の表示映像データとする。画像合成部112は、表示映像データを表示装置15に出力する。

0118

(報知処理、受信処理)
次に、本実施形態に係る報知処理及び受信処理について説明する。
図18は、本実施形態に係る報知処理及び受信処理の手順を示すフローチャートである。なお、図18に示す例では、利用者によって放送衛星41を介して放送番組のチャンネルが選択された例を説明する。

0119

(ステップS101)利用者は、操作入力部111を操作して、チャンネルを選択する。操作入力部111は、操作された操作結果を示す情報を制御部105Bに出力する。次に、制御部105Bは、操作入力部111が出力する操作結果を示す情報に応じて、チャンネル情報を生成し、生成したチャンネル情報をRF受信部101に出力する。続けて、RF受信部101は、放送衛星41を介して電波を受信する。

0120

(ステップS102)解像度判別部1052Bは、構成データに含まれるMPTのMPT記述子領域からMH−映像コンポーネント記述子を抽出する。次に、解像度判別部1052Bは、抽出したMH−映像コンポーネント記述子の映像信号解像度に基づいて、次に放送される放送番組の映像データの解像度を検出する。

0121

(ステップ103)解像度判別部1052Bは、検出した映像データの解像度と表示可能解像度情報とに基づいて、映像データが表示装置15で表示可能であるか否かを判別する。解像度判別部1052Bは、映像データが表示装置15で表示可能であると判別した場合(ステップS103;YES)、処理を終了する。解像度判別部1052Bは、映像データが表示装置15で表示可能ではないと判別した場合(ステップS103;NO)、ステップS104に処理を進める。

0122

(ステップS104)報知情報生成部1053Bは、解像度判別部1052Bが出力する映像データの解像度を示す情報、及び映像データが表示装置15で表示できないことを示す情報に基づいて、受信または受け取っている映像データが表示装置15で表示できないことを示す報知データを生成する。続けて、報知情報生成部1053Bは、生成した報知データを画像合成部112に出力する。次に、画像合成部112は、報知情報生成部1053Bが出力する報知データが入力された場合、報知データを映像復号部109が出力する映像データに合成して、合成した映像データを表示用の表示映像データとする。次に、表示装置15は、表示映像データに基づいて、現在受信している放送番組が表示できないことを示す文字情報の画像を表示面D上に表示する。
以上で、報知処理及び受信処理を終了する。

0123

なお、本実施形態においても、ステップS104において次の番組が表示装置15で表示できないことを報知した後、第1実施形態または第2実施形態で説明した手法を用いて、表示装置15で表示可能な映像データのサイマル放送を検索して受信するようにしてもよい。この場合、制御部105Bは、次の番組が表示装置15で表示できないことを報知した後、次の番組が始まる前に、表示装置15で表示可能な映像データのサイマル放送を検索して受信するように切り換えるようにしてもよい。

0124

以上のように、本実施形態の受信装置10Bにおいて、解像度判別部1052Bは、構成データに含まれる同じチャンネルで放送される次に放送される放送番組の解像度を抽出し、抽出した次に放送される放送番組の解像度が、表示装置15が表示可能な映像の解像度より高い場合に、次に放送される番組データに含まれる映像データの解像度が表示装置で表示可能ではないと判別し、報知情報生成部1053Bは、解像度判別部が判別した結果に基づいて、次に放送される放送番組が表示装置で表示できないことを示す情報を報知する。

0125

この構成によって、本実施形態の受信装置10Bは、受信しているチャンネルで次に放送される映像データの解像度が受信装置10Bに接続される表示装置15の解像度より高い場合であっても、次に放送される番組が表示装置15では表示できないことを報知することができる。これにより、利用者は操作入力部111を操作して選択した現在見ている番組の次に放送される番組が表示装置15で表示できない番組であることを知ることができる。この結果、本実施形態の受信装置10Bでは、超高解像度テレビジョン放送を利用しやすくすることができる。

0126

また、本実施形態の受信装置10Bにおいて、解像度判別部1052Bは、報知情報生成部1053Bによって同じチャンネルで放送される次の放送番組を表示装置15で表示できないことを示す情報が報知された後、構成データと表示装置が表示可能な映像の解像度を示す情報と、に基づいて、表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が他の放送波及び通信部(例えばIP通信部102)によって受け取れる番組データにあるか否かを判別し、表示装置で表示可能な映像データを含む同じ番組が他の放送波または通信部によって受け取れる番組データにある場合に、表示装置で表示可能な当該番組データを放送している送信元または配信元を示す情報を受信データ選択部に出力し、受信データ選択部は、次の放送番組の放送が始まる前に、解像度判別部が出力する表示装置で表示可能な当該番組データを放送している送信元または配信元を示す情報に応じて、送信元または配信元から番組データと構成データとを受信または受け取るように制御する。

0127

この構成によって、本実施形態の受信装置10Bは、利用者によって選択されたチャンネルで次に放送される番組が表示装置で表示できない場合に、表示装置15で表示可能な番組を受信装置10Bが自動的に受信して表示装置15に表示することができる。この結果、利用者は表示装置15で表示できない番組のチャンネルを選択した場合であっても、見たい番組を見逃すことなく見ることができる。

0128

なお、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態では、放送衛星41または電波塔42からの送信、及びサーバ装置30とネットワーク43とを介した配信の例を説明したが、これに限られない。例えば、多重化データの放送網は、ケーブルテレビ放送網であってもよい。この場合、ケーブルテレビ放送網と受信装置10とは、同軸ケーブルまたは光ケーブルで接続される。そして、受信装置10は、受信した多重化データから利用者によって選択されたチャンネルに対応する多重化データを選択するようにしてもよい。なお、受信装置10の記憶部106には、放送衛星41及び電波塔42を介して放送されている場合のチャンネルと、ケーブルテレビ放送網で放送されているチャンネルとの対応が記憶されているようにしてもよい。制御部105(105A、105B)は、記憶部106に記憶されているチャンネルの対応情報に基づいて、表示装置15で表示可能なサイマル映像を放送しているチャンネルを抽出し、抽出したチャンネルの放送を受信して表示するようにしてもよい。すなわち、制御部105(105A、105B)は、利用者によって選択されたチャンネルの映像データが表示装置15で表示できない場合、表示装置15上に報知した後、他のチャンネルで表示可能なサイマル放送が行われているか検索するようにしてもよい。

0129

また、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態では、超高解像度テレビジョン放送の例として、4K放送、8K放送の例を説明したが、これに限られない。例えば、表示装置15で表示可能な解像度が8K放送に対応する解像度であり、放送される映像データの解像度が2K、4K、8K、16K、・・・等であってもよい。この場合であっても、受信装置10は、利用者によって選択されたチャンネルの映像データの解像度が表示装置15で表示可能か否かを判別し、表示できない場合に報知し、報知後に表示可能なサイマル映像を含むサイマル放送を検索して選択するようにしてもよい。

0130

また、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態で例として示した多重化データに含まれる映像データの解像度、及び表示装置15で表示可能な解像度の値は一例であり、この値に限られない。各解像度の値は、例えば各国が採用する規格に応じた値であってもよい。

0131

また、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態では、例えば放送衛星41から受信した多重化データに含まれる映像データの解像度が1種類の例を説明したが、これに限られない。総務省が発表したロードマップを用いて説明したように、実験放送では、放送衛星41から4Kと8K放送とが1つのチャンネルで時分割によって放送される場合もある。このように、複数種類の解像度が1つのチャンネルで時分割によって放送される場合、制御部105(105A、105B)は、MH−イベント情報テーブルの記述子領域(descriptor())に記述されている情報と、表示可能解像度情報とに基づいて、表示装置15で表示可能な解像度の映像データを抽出して、抽出した映像データに基づいて表示装置15に画像を表示するようにしてもよい。この場合、制御部105(105A、105B)は、受信した放送に8K放送も含まれているが、含まれている8K放送を表示装置15で表示できないことを示す文字情報の画像を4K放送の画像に重ねて合成し、合成した画像を表示装置15に表示させるようにしてもよい。

0132

上述した実施形態では、各種のデータを伝送するための伝送方式として、MPEG−Hで規定されたMMT(MPEG Media Transport)によるメディアトランスポート方式が用いる場合を例にしたが、その他の伝送方式、例えば、MPEG−2
Systemsで規定された方式が用いられてもよい。また、伝送に係るデータ形式、暗号化方式、符号化方式も、その伝送方式で規定された形式または方式が用いられてもよい。

0133

また、上述した実施形態における受信装置10、10A、及び10Bの一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、認識データ伝送装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。

0134

1…放送システム、10、10A、10B…受信装置、15…表示装置、20…送信装置、30…サーバ装置、41…放送衛星、42…電波塔、43…ネットワーク、101…RF受信部、102…IP通信部、103…復調・解除部、104…分離部、105、105A…制御部、106…記憶部、107…音声復号部、108…拡声部、109…映像復号部、110…画像切替部、111…操作入力部、112…画像合成部、1051…解像度取得部、1052、1052A、1052B…解像度判別部、1053、1053B…報知情報生成部、1054、1054A、1054B…受信データ選択部、211…番組データ生成部、212…構成情報生成部、213…多重化部、214…暗号化部、215…RF送信部、216…IP通信部

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