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技術 立体駐車装置の無人確認システムとこれを備える立体駐車装置、及び立体駐車装置の無人確認方法

出願人 新明和パークテック株式会社
発明者 巳波健八田眞志藍原聡太田直人宮本裕之
出願日 2014年11月28日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2014-241475
公開日 2016年6月2日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2016-102343
状態 特許登録済
技術分野 乗り物を格納するための建築物
主要キーワード 平面イメージ図 後部センサ ゲート後 エンジニアリングシステム 開判定 動作モード判定 横行移動 パレット毎
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

立体駐車装置内の無人確認の負担を軽減すると共に、より確実に無人確認を行うシステムを提供する。

解決手段

開閉ゲート34a〜34hが開かれた後に、開かれた開閉ゲートに対して第1の動作モードに基づいて関連付けられた入力操作部16a〜16iと、物体を検知したセンサ24、50〜58に対して第2の動作モードに基づいて関連付けられた入力操作部との表示部を表示状態にすることにより、駐車装置使用者Hに対し、無人確認を慎重に行う必要のある位置情報を提供できるため、無人確認を必要としない場所の無人確認作業が省略でき、使用者Hの移動や無人確認の負担を軽減することができ、更に、全ての入力操作部の表示部が非表示状態になるまで、開閉ゲートの閉動作を抑止することで、表示部が表示状態にされた入力操作部近傍までの移動と、移動した位置からの駐車装置内の無人確認とを促し、より確実に無人確認を実施させることができる。

概要

背景

例えば、非特許文献1に記載されているような、複数の可動式パレットを備える立体駐車装置は、安全性を確保するために、無人確認を行ってから装置の運転操作を行う必要がある。特に、立体駐車装置の前面に設けられた開閉ゲートが開いている間は、装置内へ人が立ち入ることが懸念されるため、駐車装置への車両の入出庫終わり、開閉ゲートを閉じる前には、立体駐車装置内の無人確認を慎重に行う必要がある。又、このような立体駐車装置には、通常、車両の前方のはみ出し検知や、開閉ゲートによる挟まれ防止等を目的として、開閉ゲートの前後に物体を検知するセンサが設置されている。

概要

立体駐車装置内の無人確認の負担を軽減すると共に、より確実に無人確認を行うシステムを提供する。開閉ゲート34a〜34hが開かれた後に、開かれた開閉ゲートに対して第1の動作モードに基づいて関連付けられた入力操作部16a〜16iと、物体を検知したセンサ24、50〜58に対して第2の動作モードに基づいて関連付けられた入力操作部との表示部を表示状態にすることにより、駐車装置の使用者Hに対し、無人確認を慎重に行う必要のある位置情報を提供できるため、無人確認を必要としない場所の無人確認作業が省略でき、使用者Hの移動や無人確認の負担を軽減することができ、更に、全ての入力操作部の表示部が非表示状態になるまで、開閉ゲートの閉動作を抑止することで、表示部が表示状態にされた入力操作部近傍までの移動と、移動した位置からの駐車装置内の無人確認とを促し、より確実に無人確認を実施させることができる。

目的

このように、上述した第1の動作モード及び第2の動作モードを介して、無人確認済入力操作を行う必要のある入力操作部16の表示部14を表示状態にさせることで、立体駐車装置30の使用者H(図6及び図7参照)に対して、表示部14を表示状態にさせた入力操作部16の設置位置から把握できる、無人確認を特に慎重に行う必要のある駐車装置30内の位置情報を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数の可動式パレットと、前面に少なくとも1つの開閉ゲートとを備えた立体駐車装置無人確認システムであって、前記複数の可動式パレットのうち、車両を入出庫する高さにある各可動式パレットの周辺物体を検知する複数のセンサと、前記立体駐車装置内の少なくとも一部についての無人確認済入力操作が行われる、入力を促す表示が可能な表示部を備える複数の入力操作部と、システム制御部とを含み、前記複数の入力操作部の各々は、前記システム制御部の制御により前記表示部が表示状態にされ、前記無人確認済入力操作が行われると前記表示部が非表示状態になるものであり、前記少なくとも1つの開閉ゲートとの間に、各入力操作部と前記少なくとも1つの開閉ゲートとの設置位置の関係に基づいた第1の動作モードが設定され、前記複数のセンサとの間に、各入力操作部と前記複数のセンサとの設置位置の関係に基づいた第2の動作モードが設定されており、前記システム制御部は、前記開閉ゲートが開いた後に、該開状態の開閉ゲートに対して前記第1の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部と、物体を検知したセンサに対して前記第2の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部との表示部を表示状態にさせ、該表示状態にさせた入力操作部の表示部の全てが非表示状態になるまで、前記開閉ゲートの閉動作を抑止するものであることを特徴とする立体駐車装置の無人確認システム。

請求項2

前記複数のセンサは、前記可動式パレットの後部側を検知するための後部センサと、並列方向に隣接する前記可動式パレット間及び並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部を検知するための複数の側部センサとを含み、前記複数の入力操作部は、車両を入出庫する高さにある可動式パレットの、並列方向に隣接する可動式パレット間と、並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部とに対応した位置毎に、前記立体駐車装置の前面側から操作可能な位置に設置されることを特徴とする請求項1記載の立体駐車装置の無人確認システム。

請求項3

前記第1の動作モードは、各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサによって側部が検知される可動式パレットへの、車両の入出庫を制限する開閉ゲートを関連付けるものであり、前記第2の動作モードは、各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサと、該側部センサに可動式パレット1基を挟んで隣接する側部センサとを含む、2つ又は3つの側部センサ、及び、該2つ又は3つの側部センサの間にある可動式パレットの後方を検知する後部センサを関連付けるものであることを特徴とする請求項2記載の立体駐車装置の無人確認システム。

請求項4

請求項1から3のいずれか1項記載の立体駐車装置の無人確認システムを備えた立体駐車装置であって、前記開閉ゲートの開閉操作及び前記可動式パレットの呼び出し操作を行うための操作盤と、装置を制御する装置制御部とを含み、前記システム制御部が前記装置制御部に組み込まれていることを特徴とする立体駐車装置。

請求項5

複数の可動式パレットと、前面に少なくとも1つの開閉ゲートとを備えた立体駐車装置の無人確認方法であって、前記複数の可動式パレットのうち、車両を入出庫する高さにある各可動式パレットの周辺の物体を検知する複数のセンサと、前記立体駐車装置内の少なくとも一部についての無人確認済入力操作が行われる、入力を促す表示が可能な表示部を備える複数の入力操作部と、システム制御部とを設置し、前記複数の入力操作部の各々を、前記システム制御部の制御により、前記表示部を表示状態にさせ、前記無人確認済入力操作を行った後に前記表示部を非表示状態にさせ、前記複数の入力操作部の各々と前記少なくとも1つの開閉ゲートとの間に、各入力操作部と前記少なくとも1つの開閉ゲートとの設置位置の関係に基づいた第1の動作モードを設定し、前記複数の入力操作部の各々と前記複数のセンサとの間に、各入力操作部と前記複数のセンサとの設置位置の関係に基づいた第2の動作モードを設定し、前記システム制御部により、前記開閉ゲートが開いた後に、該開状態の開閉ゲートに対して前記第1の動作モードに基づいて関連付けた入力操作部と、物体を検知したセンサに対して前記第2の動作モードに基づいて関連付けた入力操作部との表示部を表示状態にさせ、該表示状態にさせた入力操作部の表示部の全てを非表示状態にするまで、前記開閉ゲートの閉動作を抑止することを特徴とする立体駐車装置の無人確認方法。

請求項6

前記複数のセンサとして、前記可動式パレットの後部側を検知するための後部センサと、並列方向に隣接する前記可動式パレット間及び並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部を検知するための複数の側部センサとを設置し、前記複数の入力操作部を、車両を入出庫する高さにある可動式パレットの、並列方向に隣接する可動式パレット間と、並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部とに対応した位置毎に、前記立体駐車装置の前面側から操作可能な位置に設置することを特徴とする請求項5記載の立体駐車装置の無人確認方法。

請求項7

各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサによって側部が検知される可動式パレットへの、車両の入出庫を制限する開閉ゲートを関連付けるように、前記第1の動作モードを設定し、更に、各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサと、該側部センサに可動式パレット1基を挟んで隣接する側部センサとを含む、2つ又は3つの側部センサ、及び、該2つ又は3つの側部センサの間にある可動式パレットの後方を検知する後部センサを関連付けるように、前記第2の動作モードを設定することを特徴とする請求項6記載の立体駐車装置の無人確認方法。

技術分野

0001

本発明は、立体駐車装置無人確認システム、この無人確認システムを備える立体駐車装置、及び、立体駐車装置の無人確認方法に関するものである。

背景技術

0002

例えば、非特許文献1に記載されているような、複数の可動式パレットを備える立体駐車装置は、安全性を確保するために、無人確認を行ってから装置の運転操作を行う必要がある。特に、立体駐車装置の前面に設けられた開閉ゲートが開いている間は、装置内へ人が立ち入ることが懸念されるため、駐車装置への車両の入出庫終わり、開閉ゲートを閉じる前には、立体駐車装置内の無人確認を慎重に行う必要がある。又、このような立体駐車装置には、通常、車両の前方のはみ出し検知や、開閉ゲートによる挟まれ防止等を目的として、開閉ゲートの前後に物体を検知するセンサが設置されている。

先行技術

0003

「東京ネオ・トーパーク地上4・3段方式(昇降横行式)駐車装置TPJe型」、東京エンジニアリングシステムズ株式会社、p.1−4

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した立体駐車装置は、駐車装置内の無人確認を、装置の操作者自身の判断により目視で行うのが現状である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、立体駐車装置内の無人確認の負担を軽減すると共に、より確実に無人確認を行うことにある。

課題を解決するための手段

0005

(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。そのため、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。

0006

(1)複数の可動式パレットと、前面に少なくとも1つの開閉ゲートとを備えた立体駐車装置の無人確認システムであって、前記複数の可動式パレットのうち、車両を入出庫する高さにある各可動式パレットの周辺の物体を検知する複数のセンサと、前記立体駐車装置内の少なくとも一部についての無人確認済入力操作が行われる、入力を促す表示が可能な表示部を備える複数の入力操作部と、システム制御部とを含み、前記複数の入力操作部の各々は、前記システム制御部の制御により前記表示部が表示状態にされ、前記無人確認済入力操作が行われると前記表示部が非表示状態になるものであり、前記少なくとも1つの開閉ゲートとの間に、各入力操作部と前記少なくとも1つの開閉ゲートとの設置位置の関係に基づいた第1の動作モードが設定され、前記複数のセンサとの間に、各入力操作部と前記複数のセンサとの設置位置の関係に基づいた第2の動作モードが設定されており、前記システム制御部は、前記開閉ゲートが開いた後に、該開状態の開閉ゲートに対して前記第1の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部と、物体を検知したセンサに対して前記第2の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部との表示部を表示状態にさせ、該表示状態にさせた入力操作部の表示部の全てが非表示状態になるまで、前記開閉ゲートの閉動作を抑止するものである立体駐車装置の無人確認システム(請求項1)。

0007

本項に記載の立体駐車装置の無人確認システムは、立体駐車装置が備える複数の可動式パレットのうち、車両を入出庫する高さにある各可動式パレットの周辺の物体を検知する、複数のセンサを備えている。これにより、車両を入出庫する高さにあることで、駐車装置の開閉ゲートが開いている間に、人が立ち入る可能性のある各可動式パレットの周辺の、人や物体を検知するものである。更に、本無人確認システムは、複数の入力操作部とシステム制御部とを含んでいる。複数の入力操作部は、立体駐車装置内の少なくとも一部についての無人確認済入力操作が行われるものである。このような各入力操作部に対して無人確認済入力操作が行われる際に、無人確認を行うべき、入力操作部毎に設定される立体駐車装置内の範囲は、入力操作部の数量や設置位置等に応じて適宜設定できる。又、各入力操作部は、上述した無人確認済入力操作の入力を促す表示が可能な表示部を備えており、この表示部は、システム制御部の制御により表示状態にされ、上記の無人確認済入力操作が行われると非表示状態になるものである。ここで、表示部の表示状態と非表示状態との切り替えは、例えば、入力操作部が照光式押ボタン等である場合は、押ボタンの点灯消灯との切り替えで行ってもよく、又、入力操作部がタッチパネル等である場合は、入力を促す表示自体を表示状態と非表示状態とに切り替えてもよい。

0008

又、各入力操作部には、立体駐車装置の少なくとも1つの開閉ゲートとの間に、各入力操作部と少なくとも1つの開閉ゲートとの設置位置の関係に基づいた第1の動作モードが設定されている。例えば、開閉ゲートに対して、この開閉ゲートにより車両の入出庫が制限されている可動式パレットの、近傍に設置されている入力操作部が関連付けられるように、第1の動作モードが設定されている。そして、車両の入出庫のために開閉ゲートが開かれた後に、この開かれた開閉ゲートに対して上記の第1の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部の表示部を、システム制御部が表示状態にさせるものである。これにより、開閉ゲートが開かれたときに、この開かれた開閉ゲートから人が立ち入ることが想定される可動式パレットの、近傍に設置されている入力操作部の表示部が表示状態にされる。ここで、立体駐車装置の少なくとも1つの開閉ゲートは、車両を入出庫する高さにある可動式パレット毎に設置された各連ゲートであってもよく、車両を入出庫する高さにある2基や3基の可動式パレット毎に設置された2連ゲートや3連ゲートであってもよい。

0009

更に、各入力操作部には、複数のセンサとの間に、各入力操作部と複数のセンサとの設置位置の関係に基づいた第2の動作モードが設定されている。例えば、各センサに対して、このセンサにより物体を検知している可動式パレットの、近傍に設置されている入力操作部が関連付けられるように、第2の動作モードが設定されている。そして、開閉ゲートが開かれた後に物体を検知したセンサがある場合に、この物体を検知したセンサに対して上記の第2の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部の表示部を、システム制御部が表示状態にさせるものである。これにより、開閉ゲートが開かれた後に、物体を検知した又は検知しているセンサの検知範囲にある可動式パレットの、近傍に設置された入力操作部の表示部が表示状態にされる。このように、上述した第1の動作モード及び第2の動作モードを介して、無人確認済入力操作を行う必要のある入力操作部の表示部を表示状態にさせることで、立体駐車装置の使用者に対して、表示部を表示状態にさせた入力操作部の設置位置から把握できる、無人確認を特に慎重に行う必要のある駐車装置内の位置情報を提供して、無人確認の負担の軽減を図るものである。

0010

又、システム制御部は、自体の制御により表示状態にさせた入力操作部の表示部の全てが、立体駐車装置の使用者による無人確認済入力操作によって非表示状態にされるまで、開かれた開閉ゲートの閉動作を抑止するものである。これにより、駐車装置の使用者は、表示部が表示状態にされた入力操作部の近くに移動して、該入力操作部近傍の無人確認を行った後に、該入力操作部に対して無人確認済入力操作を行う必要がある。このため、駐車装置の使用者に対して、無人確認を特に慎重に行う必要のある位置までの移動と、移動した位置からの駐車装置内の無人確認の実施とを、駐車装置の一連の操作に組み込むことで促し、より確実に無人確認を実施させるものである。

0011

(2)上記(1)項において、前記複数のセンサは、前記可動式パレットの後部側を検知するための後部センサと、並列方向に隣接する前記可動式パレット間及び並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部を検知するための複数の側部センサとを含み、前記複数の入力操作部は、車両を入出庫する高さにある可動式パレットの、並列方向に隣接する可動式パレット間と、並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部とに対応した位置毎に、前記立体駐車装置の前面側から操作可能な位置に設置される立体駐車装置の無人確認システム(請求項2)。

0012

本項に記載の立体駐車装置の無人確認システムは、複数のセンサとして、可動式パレットの後部側の物体を検知する後部センサと、並列方向に隣接する可動式パレット間、及び、並列方向の最も外側に位置している2つの可動式パレットの外側側部を検知する、側部センサとを含むものである。そして、後部センサにより、立体駐車装置内の人の居残りや、車両の後方へのはみ出し等を検知し、側部センサにより、立体駐車装置内の人の居残りや、車両のドアの閉め忘れ等を検知する。このため、立体駐車装置に一般的に設置されている、開閉ゲートの前面側及び後面側を検知するゲート前面センサ及びゲート後面センサと併せて、車両を入出庫する高さにある各可動式パレットの、前部側をゲート後面センサにより、後部側を後部センサにより、並列方向に隣接する可動式パレット間及び左右両側側部を側部センサにより、夫々、検知することで、人が立ち入る可能性のある各可動式パレットの周辺を、より確実に検知するものである。

0013

又、本無人確認システムは、複数の入力操作部が、車両を入出庫する高さにある可動式パレットの、並列方向に隣接する可動式パレット間と、並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部とに対応した位置毎に、立体駐車装置の前面側から操作可能な位置に設置されるものである。すなわち、複数の入力操作部の各々は、複数の側部センサの各々の検知範囲に対応した位置に設置されている。
更に、本無人確認システムは、後部センサ及び側部センサによって、可動式パレットの後部側、並列方向に隣接する可動式パレット間、及び、並列方向の最も外側に位置している2つの可動式パレットの外側側部を通って、立体駐車装置内を移動した人を検知する。そして、上述した第2の動作モードに基づいて、検知したセンサに関連付けられている入力操作部の表示部を表示状態にさせる。これにより、駐車装置内に取り残された人が駐車装置内を移動した場合であっても、各センサの検知範囲を横切って移動した先の可動式パレットに対する、無人確認の実施を促すものとなる。

0014

(3)上記(2)項において、前記第1の動作モードは、各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサによって側部が検知される可動式パレットへの、車両の入出庫を制限する開閉ゲートを関連付けるものであり、前記第2の動作モードは、各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサと、該側部センサに可動式パレット1基を挟んで隣接する側部センサとを含む、2つ又は3つの側部センサ、及び、該2つ又は3つの側部センサの間にある可動式パレットの後方を検知する後部センサを関連付けるものである立体駐車装置の無人確認システム(請求項3)。

0015

本項に記載の立体駐車装置の無人確認システムは、第1の動作モードが、各入力操作部に対して、この入力操作部に最も近い側部センサによって側部が検知される可動式パレットへの、車両の入出庫を制限する開閉ゲートを関連付けるものである。これにより、システム制御部は、第1の動作モードに基づいて、車両の入出庫のために開閉ゲートが開かれた後に、この開かれた開閉ゲートによって車両の入出庫が制限されていた可動式パレットの、側部に対応した位置に設置されている入力操作部の表示部を表示状態にさせる。例えば、開閉ゲートが各連ゲートである場合には、開かれた開閉ゲートにより車両の入出庫が制限されている1基の可動式パレットの、両側部に対応した位置に設置されている2つの入力操作部の表示部を表示状態にさせ、又、開閉ゲートが2連ゲートである場合には、開かれた開閉ゲートにより車両の入出庫が制限されている2基の可動式パレットの、間及び外側側部に対応した位置に設置されている3つの入力操作部の表示部を表示状態にさせる。

0016

又、本項に記載の立体駐車装置の無人確認システムは、第2の動作モードが、各入力操作部に対して、この入力操作部に最も近い側部センサと、この側部センサに可動式パレット1基を挟んで隣接する側部センサとを含む、2つ又は3つの側部センサを関連付け、更に、これら2つ又は3つの側部センサの間にある可動式パレットの後方を検知する後部センサを関連付けるものである。これにより、システム制御部は、第2の動作モードに基づいて、開閉ゲートが開かれた後に、物体を検知した側部センサに対応した位置に設置されている入力操作部と、この入力操作部の両隣の入力操作部との表示部を表示状態にさせる。更に、物体を検知した後部センサによって後方が検知されている可動式パレットの、側部に対応した位置に設置されている入力操作部の表示部を表示状態にさせる。例えば、可動式パレット毎に後部センサが設置されている場合には、検知した後部センサにより後方が検知されている1基の可動式パレットの、両側部に対応した位置に設置されている2つの入力操作部の表示部を表示状態にさせる。又、車両を入出庫する高さにある全ての可動式パレットの後方が、1つの後部センサによって検知されている場合には、後部センサが物体を検知した際に、全ての入力操作部の表示部を表示状態にさせる。

0017

そして、上述した如く、システム制御部によって入力操作部の表示部を表示状態にさせることにより、表示部が表示状態にされた入力操作部の各々は、この入力操作部に最も近い側部センサによって検知される可動式パレット内の無人確認が行われた後に、無人確認済入力操作が行われることとなる。このため、開かれた開閉ゲートを介して人が立ち入る可能性のある可動式パレット、側部センサの検知範囲を横切って移動した可能性のある可動式パレット、及び、後部センサの検知範囲を横切って後方から回り込んで移動した可能性のある可動式パレット等に対する、無人確認の実施を促し、より確実に無人確認を行わせるものとなる。

0018

(4)上記(1)〜(3)項において、前記複数のセンサが、光電センサである立体駐車装置の無人確認システム。
本項に記載の立体駐車装置の無人確認システムは、複数のセンサの各々が、光を利用した光電センサであることで、比較的長距離間にある物体の検知を、非接触で応答性よく行うものである。
(5)上記(1)〜(4)項において、前記複数の入力操作部が、照光式の押ボタンである立体駐車装置の無人確認システム。
本項に記載の立体駐車装置の無人確認システムは、複数の入力操作部の各々が、照光式の押ボタンであることで、入力を促す表示が可能な表示部として押ボタンが点灯され、又、無人確認済入力操作が押ボタンに入力される。従って、入力操作部の機能を、単純な機構かつ低コストで実現を図るものである。

0019

(6)上記(1)〜(5)項のいずれか1項記載の立体駐車装置の無人確認システムを備えた立体駐車装置であって、前記開閉ゲートの開閉操作及び前記可動式パレットの呼び出し操作を行うための操作盤と、装置を制御する装置制御部とを含み、前記システム制御部が前記装置制御部に組み込まれている立体駐車装置(請求項4)。
本項に記載の立体駐車装置は、開閉ゲートの開閉操作及び可動式パレットの呼び出し操作を行うための操作盤と、当該立体駐車装置を制御する装置制御部とを含んでおり、システム制御部が装置制御部に組み込まれているものである。これにより、無人確認システムと立体駐車装置との双方の制御を、装置制御部から一括して行うものとなるため、設備省スペース化が図られると共に、無人確認システムと立体駐車装置との双方に関わる制御を、円滑に行うものとなる。

0020

(7)複数の可動式パレットと、前面に少なくとも1つの開閉ゲートとを備えた立体駐車装置の無人確認方法であって、前記複数の可動式パレットのうち、車両を入出庫する高さにある各可動式パレットの周辺の物体を検知する複数のセンサと、前記立体駐車装置内の少なくとも一部についての無人確認済入力操作が行われる、入力を促す表示が可能な表示部を備える複数の入力操作部と、システム制御部とを設置し、前記複数の入力操作部の各々を、前記システム制御部の制御により、前記表示部を表示状態にさせ、前記無人確認済入力操作を行った後に前記表示部を非表示状態にさせ、前記複数の入力操作部の各々と前記少なくとも1つの開閉ゲートとの間に、各入力操作部と前記少なくとも1つの開閉ゲートとの設置位置の関係に基づいた第1の動作モードを設定し、前記複数の入力操作部の各々と前記複数のセンサとの間に、各入力操作部と前記複数のセンサとの設置位置の関係に基づいた第2の動作モードを設定し、前記システム制御部により、前記開閉ゲートが開いた後に、該開状態の開閉ゲートに対して前記第1の動作モードに基づいて関連付けた入力操作部と、物体を検知したセンサに対して前記第2の動作モードに基づいて関連付けた入力操作部との表示部を表示状態にさせ、該表示状態にさせた入力操作部の表示部の全てを非表示状態にするまで、前記開閉ゲートの閉動作を抑止する立体駐車装置の無人確認方法(請求項5)。

0021

(8)上記(7)項において、前記複数のセンサとして、前記可動式パレットの後部側を検知するための後部センサと、並列方向に隣接する前記可動式パレット間及び並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部を検知するための複数の側部センサとを設置し、前記複数の入力操作部を、車両を入出庫する高さにある可動式パレットの、並列方向に隣接する可動式パレット間と、並列方向の最も外側にある2つの可動式パレットの外側側部とに対応した位置毎に、前記立体駐車装置の前面側から操作可能な位置に設置する立体駐車装置の無人確認方法(請求項6)。

0022

(9)上記(8)項において、各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサによって側部が検知される可動式パレットへの、車両の入出庫を制限する開閉ゲートを関連付けるように、前記第1の動作モードを設定し、更に、各入力操作部に対して、該入力操作部に最も近い側部センサと、該側部センサに可動式パレット1基を挟んで隣接する側部センサとを含む、2つ又は3つの側部センサ、及び、該2つ又は3つの側部センサの間にある可動式パレットの後方を検知する後部センサを関連付けるように、前記第2の動作モードを設定する立体駐車装置の無人確認方法(請求項7)。

0023

そして、(7)〜(9)項の立体駐車装置の無人確認方法は、各々、上記(1)〜(3)項に記載の立体駐車装置の無人システムを用いて実行されることで、上記(1)〜(3)項の立体駐車装置の無人システムに対応する同等の作用を奏するものである。

発明の効果

0024

本発明はこのように構成したので、立体駐車装置内の無人確認の負担を軽減すると共に、より確実に無人確認を行うことが可能となる。

図面の簡単な説明

0025

本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システムと、この無人確認システムを備えた立体駐車装置との構成を、概略的に示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システムを備えた立体駐車装置を示す斜視図である。
図2に示した立体駐車装置の、複数のセンサの設置位置を説明するための平面イメージ図である。
本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システムを利用した無人確認方法の一例を示すフロー図である。
図4に手順を示した無人確認方法を行う際の、各入力操作部の制御の一例を示したフロー図である。
本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システムを備えた立体駐車装置の、図4及び図5のフロー図を説明するための平面イメージ図である。
本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システムを備えた立体駐車装置の、図4及び図5のフロー図を説明するための平面イメージ図である。

実施例

0026

以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。ここで、図面の全体にわたって、同一部分は同一符号で示している。又、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10と、この無人確認システム10を備えた立体駐車装置30との構成の一例を示している。なお、図1において、一点鎖線で囲まれた部位が、立体駐車装置の無人確認システム10に含まれる部位である。又、図2図3は、無人確認システム10を備えた立体駐車装置30の構造の一例を示している。

0027

まず、図1図3を参照して、立体駐車装置30について概略的に説明すると、立体駐車装置30は、複数の支柱42a〜42hと複数の梁44とによって構成された略矩形構造体に、複数の可動式パレット32が移動可能に支持された構造である。図2の例では、立体駐車装置30は、地上4段3連基(図2中上下方向に4段、左右方向に3列)の構造であり、複数の可動式パレット32として、9基の可動式パレット32a〜32iを備えている。更に、立体駐車装置30は、開閉ゲート34、操作盤36、装置制御部38、駆動部40を備えている。

0028

複数の可動式パレット32a〜32iのうち、32b、32cは、車両を入出庫する高さ位置で横行移動のみ行い、32d〜32gは、立体駐車装置30の使用者による呼び出し操作に応じて、車両を入出庫可能な位置(図2において、可動式パレット32a〜32cがある位置)まで、高さ方向及び並列方向に移動可能なものである。一方、可動式パレット32a、32h、32iは、昇降のみ行うものである。又、開閉ゲート34は、所望の可動式パレット32が呼び出された後に開かれ、車両の入出庫が終わった後に、使用者の操作により閉じられるものである。図2の例では、開閉ゲート34は、車両を入出庫する高さにある3基の可動式パレット32に対する車両の入出庫を制限する3連ゲートであり、支柱レール46a、46bにより、上下方向に移動可能に案内支持されている。操作盤36は、立体駐車装置30の各操作を行うための入力が行われるものであり、例えばタッチパネル方式で、開閉ゲート34の開閉操作や、可動式パレット32の呼び出し操作等が入力される。又、装置制御部38は、立体駐車装置30全体の制御を担うものであり、例えば、操作盤36に入力された操作に応じて、駆動部40を介して、可動式パレット32の移動や開閉ゲート34の開閉動作を行わせるものである。駆動部40は、装置制御部38による制御に応じて、可動式パレット32の移動や開閉ゲート34の開閉動作を行うための動力を発生、伝達するものである。

0029

続いて、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10について説明する。図1及び図2に示すように、立体駐車装置の無人確認システム10は、複数のセンサ12、複数の入力操作部16、システム制御部18を含んでいる。複数のセンサ12は、車両を入出庫する高さにある各可動式パレット32の周辺の物体を検知するものである。図2の例では、車両を入出庫する高さにある3基の可動式パレット32a〜32cの周辺に、複数のセンサ12として、各々が投光部と受光部との組から成る複数の光電センサが設置されている。更に、無人確認システム10は、ゲート前面センサ20及びゲート後面センサ22を含んでおり、これらのセンサも、投光部と受光部との組の光電センサで構成されている。

0030

すなわち、図2及び図3に示すように、支柱レール46a、46bに、開閉ゲート34の前面側(図3中下側)を検知するためのゲート前面センサ20(投光部20a、受光部20b)が設置されており、支柱42a、42dに、開閉ゲート34の後面側(図3中上側)を検知するためのゲート後面センサ22(投光部22a、受光部22b)が設置されている。又、3基の可動式パレット32a〜32cの後部側(図3中上側)を検知するセンサ12として、支柱42e、42hに、後部センサ24(投光部24a、受光部24b)が設置されている。更に、可動式パレット32a〜32cの各々の側部を検知するセンサ12として、支柱42a〜42hに、側部センサ26〜29が設置されている。より詳しくは、支柱42e及び42aに、側部センサ26の投光部26a及び受光部26bが、支柱42f及び42bに、側部センサ27の投光部27a及び受光部27bが、支柱42g及び42cに、側部センサ28の投光部28a及び受光部28bが、そして、支柱42h及び42dに、側部センサ29の投光部29a及び受光部29bが、夫々設置されている。図2及び図3には、各センサ12、20、22による検知範囲を破線で示している。

0031

ここで、複数のセンサ12(後部センサ24、側部センサ26〜29)、ゲート前面センサ20、ゲート後面センサ22は、支柱42a〜42h及び支柱レール46a、46bに固定設置されているため、立体駐車装置30内で複数の可動式パレット32が移動したとしても、常に、車両を入出庫する位置に移動されている可動式パレット32の周辺の物体を検知する。なお、図2及び図3の例では、1組の投光部22a及び受光部22bを備えるゲート後面センサ22により、3基の可動式パレット32a〜32cの前部側を検知しているが、可動式パレット32a〜32cの前部側を個々に検知できるように、3組の投光部及び受光部をゲート後面センサ22として設置してもよい。すなわち、支柱42a及び42bに1組の投光部及び受光部を設置し、支柱42b及び42cにもう1組の投光部及び受光部を設置し、支柱42c及び42dに更に別の組の投光部及び受光部を設置すればよい。同様に、可動式パレット32a〜32cの後部側を個々に検知できるように、3組の投光部及び受光部を後部センサ24として設置してもよい。又、複数のセンサ12と、ゲート前面及び後面センサ20及び22との各々は、投光部と受光部との組から成る光電センサに限定されるものではなく、例えば、投光部と受光部とが一体的に形成された光電センサや、物体を検出可能な別のセンサであってもよい。

0032

又、複数の入力操作部16の各々は、入力を促す表示が可能な表示部14を備えており、詳しくは後述するが、立体駐車装置30内の少なくとも一部についての無人確認済入力操作が行われるものである。又、後述するシステム制御部18の制御によって表示部14が表示状態にされ、無人確認済入力操作が行われると表示部14が非表示状態になる。図1及び図2の例では、複数の入力操作部16として、4つの入力操作部16a〜16dを備えている。4つの入力操作部16a〜16dは、図2の例では、側部センサ26〜29の設置位置に対応した位置毎、すなわち、支柱レール46a、支柱42b、42c、支柱レール46bに設置された照光式の押ボタンであり、立体駐車装置30の前面側から操作される。又、複数の入力操作部16の各々には、立体駐車装置30の開閉ゲート34との間に、各入力操作部16と開閉ゲート34との設置位置の関係に基づいた第1の動作モードが設定されている。更に、複数のセンサ12との間に、各入力操作部16と複数のセンサ12との設置位置の関係に基づいた第2の動作モードが設定されている。これら第1及び第2の動作モードについて、詳しくは後述する。なお、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10は、複数の入力操作部16の各々が、照光式の押ボタンに限定されるものではなく、例えば、ランプと押ボタンとが独立したものや、入力を促す表示が可能な表示部14と入力操作が行われる部位とが一体化した、タッチパネル式の入力操作部16であってもよい。

0033

一方、システム制御部18は、立体駐車装置の無人確認システム10の制御を行うものであり、図1の例では、立体駐車装置30の装置制御部38に組み込まれている。システム制御部18は、例えば、複数のセンサ12とゲート前面及び後面センサ20及び22との検知状態や、複数の入力操作部16の表示部14の表示・非表示状態を把握し、又、上述した第1及び第2の動作モードに基づいて、入力操作部16の表示部14を表示状態にさせる。又、表示状態にさせた入力操作部16の表示部14の全てが非表示になるまで、立体駐車装置30の開閉ゲート34が閉じないように、開閉ゲート34の閉動作を抑止するものである。

0034

次に、図4に示すフロー図の流れに沿って、図1及び図2に示した立体駐車装置の無人確認システム10を利用する、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認方法について説明する。又、図5には、本無人確認方法を実施する際の各入力操作部16の制御フローを示しており、必要に応じて、適宜、図5のフロー図も参照する。更に、本無人確認方法の説明は、説明の便宜上、図6(a)の平面イメージ図に示す構成を含む、無人確認システム10及び立体駐車装置30を例にして説明するものとする。なお、図4では、実線で囲まれた工程が立体駐車装置30の使用者が行う工程を示し、破線で囲まれた工程が立体駐車装置30の動作工程を示し、一点鎖線で囲まれた工程が無人確認システム10の処理工程を示している。

0035

まず、図6(a)の平面イメージ図に示す構成を含む、無人確認システム10及び立体駐車装置30の構成を説明する。本説明における立体駐車装置30は、図6中左右方向に8基の可動式パレット32を収容する8連基の構造(高さ方向の段数は任意)であり、図6(a)では、8基の可動式パレット32A〜32Hが車両を入出庫する高さに位置した状態である。更に、開閉ゲート34は各連ゲートであり、車両を入出庫する高さにある8基の可動式パレット32A〜32Hに対して、8つの開閉ゲート34a〜34hが設置されている。又、立体駐車装置30の周囲には、駐車装置30内への人の侵入等を制限する高さで、Fが設けられている。一方、このような立体駐車装置30に設置されている無人確認システム10は、複数の入力操作部16として、8基の可動式パレット32A〜32Hの側部に対応する位置に、9つの入力操作部16a〜16iを備えている。又、複数のセンサ12として、8基の可動式パレット32A〜32Hの後部を検知する後部センサ24と、8基の可動式パレット32A〜32Hの側部を検知する9つの側部センサ50〜58とを備えている。又、図6図7では、後部センサ24及び側部センサ50〜58による検知範囲24s及び50s〜58sを、矢印で図示している。なお、図6図7では、駐車装置30の使用者や、駐車装置30に立ち入っている人を、符号Hで示している。

0036

以下、図4のフロー図に示す工程毎に説明する。
S10(電源「入」操作):無人確認システム10が設置された立体駐車装置30の電源を入れる。この操作は、立体駐車装置30の使用者Hにより、例えば、操作盤36に対して電源「入」の鍵操作が行われることによって実行される。
S20(運転操作):立体駐車装置30の運転操作を行う。すなわち、立体駐車装置30の使用者Hにより、車両を入出庫する所望の可動式パレット32の呼び出し操作が、操作盤36に対して入力される。例えば、所望の可動式パレット32の番号を、操作盤36のタッチパネル式の入力画面に入力する。以降の説明では、説明の便宜上、本工程で呼び出し操作が行われた所望の可動式パレット32を、可動式パレット32xとして説明する。

0037

S30(パレット移動):上記S20で呼び出された可動式パレット32xを、車両を入出庫可能な位置まで移動する。すなわち、操作盤36に入力された可動式パレット32xの情報に基づき、装置制御部38により駆動部40を制御して、入力された可動式パレット32xと、該可動式パレット32xを車両を入出庫可能な位置に移動するために、現在の位置から移動させる必要のある、他の可動式パレット32とを移動する。そして、入力された可動式パレット32xを、車両を入出庫可能な位置、すなわち、図6における可動式パレット32A〜32Hの何れかの位置まで移動する。

0038

S40(開閉ゲート開):上記S20で呼び出された可動式パレット32xが、車両を入出庫可能な位置まで移動した後に、装置制御部38により駆動部40を制御して、開閉ゲート34を上昇させ、可動式パレット32xに車両を入出庫できる状態にする。例えば、図6(a)に示した可動式パレット32Cが、上記S20で呼び出した可動式パレットである場合は、可動式パレット32Cの前方(図6(a)中下方)にある開閉ゲート34cを上昇させて、図6(b)に示すように、可動式パレット32Cに車両を入出庫できる状態にする。
なお、開閉ゲート34cが開けられた時点で、可動式パレット32Cの側部に対応する位置に設置されている2つの入力操作部16c、16dの表示部14が、システム制御部18の制御により表示状態(ハッチングで示す)にされる(図5のS210及びS230参照)。

0039

S50(車両の入出庫):立体駐車装置30の使用者Hにより、車両が入出庫可能な状態にある可動式パレット32Cに対して、車両を入出庫する。
S60(無人確認実施、無人確認済入力操作):立体駐車装置30内の無人確認と、無人確認済入力操作とを行う。すなわち、上記S40において開閉ゲート34cが開けられた状態では、立体駐車装置30内に人が立ち入っていることが考えられ、又、入庫した車両から人が降りて立体駐車装置30内に残っていることが考えられる。このため、複数の入力操作部16a〜16iの表示部14の表示・非表示状態に基づいて、使用者Hにより立体駐車装置30内の無人確認を行う。

0040

例えば、図6(b)に示すように、複数の入力操作部16a〜16iのうち、入力操作部16c、16dの表示部14が表示状態である場合には、入力操作部16c、16dの間にある可動式パレット32Cに、人が立ち入っている可能性があるため、使用者Hは、入力操作部16c、16dの近傍まで移動して、可動式パレット32Cの位置を中心に、立体駐車装置30内の無人確認を行う。そして、可動式パレット32Cの近傍に、人が立ち入っていないことを確認したら、無人確認を行ったことを示す入力操作を、表示部14が表示状態である入力操作部16c、16dに対して行う。このような無人確認と無人確認済入力操作とを、表示部14が表示状態にされた入力操作部16の数だけ繰り返し行う。
なお、表示部14が表示状態である入力操作部16に対して、無人確認済入力操作が行われると、表示状態であった入力操作部16の表示部14が非表示状態になる(図5のS240及びS250参照)。

0041

S70(表示状態判定):システム制御部18により、表示部14が表示状態にされた全ての入力操作部16の、表示部14が非表示状態にされたか否かを判定する。例えば、図6(b)に示すように、2つの入力操作部16c、16dの表示部14が表示状態にされていた状態では、上記S60を経て、2つの入力操作部16c、16dの双方の表示部14が非表示状態にされたか否かを判定する。そして、表示部14が表示状態にされた全ての入力操作部16の表示部14が非表示状態にされたと判定した場合(YES)には、S80へ移行し、表示部14が表示状態にされた全ての入力操作部16の表示部14が非表示状態にされていないと判定した場合(NO)には、S60へ復帰する。すなわち、表示部14が表示状態にされた全ての入力操作部16の表示部14が、上記S60を経て非表示状態にされるまで、次の処理S80への移行を待機する状態となる。

0042

S80(無人状態判断):上記S70において、表示部14が表示状態にされた全ての入力操作部16の表示部14が非表示状態にされたと判定した場合には、表示部14が表示状態にされた全ての入力操作部16に対して、無人確認済入力操作が行われたことを示している。このため、人が立ち入っている可能性のある全ての可動式パレット32を中心に、使用者Hによって立体駐車装置30内の無人確認が行われたものとして、システム制御部18により、立体駐車装置30内が無人状態であると判断する。

0043

S90(開閉ゲート閉操作):立体駐車装置30の使用者Hにより、操作盤36に対して、上記S40において開かれた開閉ゲート34cを閉じるための入力操作、例えば、タッチパネル式の入力操作が行われる。
なお、図4では、無人状態判断S80が行われた後に、開閉ゲートの閉操作S90が行われる順序で示しているが、無人状態判断S80が行われる前に、開閉ゲートの閉操作S90が行われることも想定される。この場合には、開閉ゲート34cの閉操作が入力されても、開閉ゲート34cの閉動作(S100)を実行させずに、システム制御部18による立体駐車装置30内が無人状態であるとの判断を、すなわち、表示部14が表示状態にされた全ての入力操作部16の表示部14が非表示状態にされることを待機する状態となる。
更に、後述する図5のフロー図の説明と併せて確認できるように、無人状態判断S80から下記の開閉ゲート閉動作S100までの処理の間に、複数のセンサ12(後部センサ24、側部センサ50〜58)の何れかが物体を検知し、検知したセンサに関連付けられた入力操作部16の表示部14が表示状態にされた場合は、上記S60へ復帰する。なお、図4では、図示の便宜上、この復帰処理を、S80〜S100からの1本の矢印でまとめて示している。

0044

S100(開閉ゲート閉):立体駐車装置30内が無人状態であると判断された後に、開閉ゲート34cの閉操作が入力された場合には、装置制御部38により駆動部40を制御して、開閉ゲート34cを下降させて閉じる。
S110(電源「切」操作):立体駐車装置30の電源を切る。この操作は、立体駐車装置30の使用者Hにより、例えば、操作盤36に対して電源「切」の鍵操作が行われることによって実行される。ここまでの工程により、立体駐車装置30に対して車両を入出庫する際の、無人確認システム10を利用した立体駐車装置30の無人確認方法を含む一連の主工程が終了となる。

0045

続いて、図5を参照しながら、図4に示した無人確認方法を実施する際の、各入力操作部16の制御フローについて説明する。なお、図5の制御フローは、入力操作部16毎に行われるものであり、図6の例では、9つの入力操作部16a〜16iの夫々に対して行われる。
S200(開閉ゲート開判定):システム制御部18により、図6に示した8つの開閉ゲート34a〜34hのうち、開いている開閉ゲート34があるか否かを判定する。そして、開いている開閉ゲート34があると判定した場合(YES)は、S210へ移行し、開いている開閉ゲート34がないと判定した場合(NO)は、本処理工程S200へ復帰する。すなわち、何れかの開閉ゲート34が開くまで、本処理工程を繰り返す。
なお、図4のS40において、図6(b)に示すように開閉ゲート34cが開かれると、本制御フローでS200からS210へ移行することとなる。

0046

S210(第1の動作モード判定):システム制御部18により、当該入力操作部16に対して第1の動作モードに基づいて関連付けられている開閉ゲート34が開いたか否かを判定する。ここで、第1の動作モードは、各入力操作部16と開閉ゲート34との設置位置の関係に基づいて設定されており、例えば、各入力操作部16に対して、該入力操作部16に最も近い側部センサによって側部が検知される可動式パレット32への、車両の入出庫を制限する開閉ゲート34を関連付けるものである。すなわち、第1の動作モードは、図6の例では、入力操作部16aに対して、この入力操作部16aに最も近い側部センサ50によって側部が検知される可動式パレット32Aへの、車両の入出庫を制限する開閉ゲート34aを関連付け、又、入力操作部16bに対して、この入力操作部16bに最も近い側部センサ51によって側部が検知される可動式パレット32A及び32Bへの、車両の入出庫を制限する開閉ゲート34a及び34bを関連付けている。同様に、入力操作部16cに対して開閉ゲート34b及び34cを、入力操作部16dに対して開閉ゲート34c及び34dを、・・・入力操作部16iに対して開閉ゲート34hを、夫々関連付けている。

0047

そして、本制御フローが適用されている各入力操作部16に対して、上記のような第1の動作モードに基づいて関連付けられている開閉ゲート34が開いたと判定した場合(YES)は、S230へ移行する。例えば、図6(b)に示す状態では、開閉ゲート34cが開かれているため、入力操作部16c及び16dに対する本制御フローにおいて、第1の動作モードにより入力操作部16c及び16dに対して関連付けられている開閉ゲート34cが開いたと判定し、S230へ移行する。一方、各入力操作部16に対して、第1の動作モードに基づいて関連付けられている開閉ゲート34が開いていないと判定した場合(NO)は、S220へ移行する。例えば、図6(b)に示す状態では、開閉ゲート34cが開かれているため、第1の動作モードにより開閉ゲート34cが関連付けられていない入力操作部16a、16b、16e〜16iに対する本制御フローでは、第1の動作モードに基づいて関連付けられている開閉ゲート34が開いていないと判定し、S220へ移行する。

0048

S220(第2の動作モード判定):システム制御部18により、当該入力操作部16に対して第2の動作モードに基づいて関連付けられているセンサ12が物体を検知したか否かを判定する。ここで、第2の動作モードは、各入力操作部16と複数のセンサ12との設置位置の関係に基づいて設定されており、例えば、各入力操作部16に対して、該入力操作部16に最も近い側部センサと、該側部センサに可動式パレット1基を挟んで隣接する側部センサとを含む、2つ又は3つの側部センサ、及び、該2つ又は3つの側部センサの間にある可動式パレット32の後方を検知する後部センサ24を関連付けるものである。

0049

すなわち、第2の動作モードは、図6の例では、入力操作部16aに対して、この入力操作部16aに最も近い側部センサ50と、この側部センサ50に可動式パレット32Aを挟んで隣接する側部センサ51と、側部センサ50、51の間にある可動式パレット32Aの後方を検知する後部センサ24とを関連付ける。又、入力操作部16bに対して、この入力操作部16bに最も近い側部センサ51と、この側部センサ51に可動式パレット32Aを挟んで隣接する側部センサ50と、側部センサ51に可動式パレット32Bを挟んで隣接する側部センサ52と、側部センサ50〜52の間にある可動式パレット32A及び32Bの後方を検知する後部センサ24とを関連付ける。同様に、入力操作部16cに対して側部センサ51〜53及び後部センサ24を、入力操作部16dに対して側部センサ52〜54及び後部センサ24を、・・・入力操作部16iに対して側部センサ57、58及び後部センサ24を、夫々関連付けている。

0050

なお、上記では、1つの後部センサ24により8基の可動式パレット32A〜32Hの後部を検知する場合について説明している。ここで、8基の可動式パレット32A〜32H毎に後方を検知するように、後部センサ24として8つの後部センサが設置される場合や、8基の可動式パレット32A〜32Hの後方を2基の可動式パレット毎に検知するように、後部センサ24として4つの後部センサが設置される場合等について言及する。これらの場合であっても、各入力操作部16に対して第2の動作モードにより関連付けられる2つ又は3つの側部センサの間にある、可動式パレット32の後方を検知する各後部センサを、各入力操作部16に対して関連付ければよい。

0051

本処理工程S220の説明に戻ると、本制御フローが適用されている各入力操作部16に対して、上記のような第2の動作モードに基づいて関連付けられているセンサ12が物体を検知したと判定した場合(YES)は、S230へ移行する。例えば、図7(a)に示す状態では、人Hが駐車装置30内に侵入して、側部センサ52の検知範囲52sを横切り、側部センサ52が人Hを検知している。このため、入力操作部16b〜16dに対する本制御フローにおいて、第2の動作モードにより入力操作部16b〜16dに対して関連付けられている側部センサ52が物体を検知したと判定し、S230へ移行する。又、図7(b)に示す状態では、人Hが駐車装置30内に侵入して、後部センサ24の検知範囲24sを横切り、後部センサ24が人Hを検知している。このため、全ての入力操作部16a〜16iに対する本制御フローにおいて、第2の動作モードにより入力操作部16a〜16iに対して関連付けられている後部センサ24が物体を検知したと判定し、S230へ移行する。

0052

一方、各入力操作部16に対して、第2の動作モードに基づいて関連付けられているセンサ12が物体を検知していないと判定した場合(NO)は、S260へ移行する。例えば、図7(a)に示す状態では、人Hが駐車装置30内に侵入して、側部センサ52が人Hを検知している。このため、第2の動作モードにより側部センサ52が関連付けられていない入力操作部16a、16e〜16iに対する本制御フローでは、第2の動作モードに基づいて関連付けられているセンサ12が物体を検知していないと判定し、S260へ移行する。なお、図7(b)に示す状態では、全ての入力操作部16a〜16iに対して、第2の動作モードにより関連付けられている後部センサ24が物体を検知しているため、制御フローがS220からS260へ移行する入力操作部16は存在しない。

0053

ここで、上記S220の説明では、既に後述するS230へ移行している可能性のある入力操作部16に対する制御フローを含めて説明している。すなわち、例えば、図6(b)、図7(a)、図7(b)で示す状態の順に、立体駐車装置30内の状態が変化した場合は、図6(b)で示す状態の時点で、入力操作部16c及び16dに対する制御フローにおいて、S210からS230へ移行している。そして、図7(a)で示す状態の時点で、入力操作部16bに対する制御フローにおいて、S220からS230へ移行している。更に、図7(b)で示す状態の時点で、入力操作部16a、16e〜16iに対する制御フローにおいて、S220からS230へ移行している。

0054

S230(入力操作部表示状態):システム制御部18により、当該入力操作部16の表示部14を表示状態にさせる。例えば、各入力操作部16が照光式の押ボタンである場合は、押ボタンを点灯させる。
S240(無人確認済入力判定):当該入力操作部16に対して、無人確認済入力操作(図4のS60参照)が行われたか否かを判定する。そして、無人確認済入力操作が行われたと判定した場合(YES)は、S250へ移行し、無人確認済入力操作が行われていないと判定した場合(NO)は、本処理工程S240へ復帰する。すなわち、当該入力操作部16に対して無人確認済入力操作が行われるまで、当該入力操作部16の表示部14の表示状態を維持する。

0055

S250(入力操作部非表示状態):当該入力操作部16に無人確認済入力操作が行われたら、当該入力操作部16の表示部14を非表示状態にする。例えば、各入力操作部16が照光式の押ボタンである場合は、押ボタンを消灯させる。
その後、当該入力操作部16に対して第2の動作モードに基づいて関連付けられているセンサ12が、物体を検知することに備えるため、S220へ復帰する。

0056

S260(他入力操作部判定):システム制御部18により、当該入力操作部16の他の、全ての入力操作部16の表示部14が非表示状態であるか否かを判定する。そして、他の全ての入力操作部16の表示部14が非表示状態であると判定した場合(YES)は、当該入力操作部16を含む、全ての入力操作部16の近傍の可動式パレット32に人Hが取り残されていない状態で、下記S270の開閉ゲート34の閉操作が入力できるようになる(S270へ移行する)。

0057

一方、表示部14が表示状態である入力操作部16が残っていると判定した場合(NO)は、当該入力操作部16以外の入力操作部16の、近傍の可動式パレット32に人Hが取り残されている可能性があると判断する。そして、S220へ復帰して、当該入力操作部16に対して第2の動作モードに基づいて関連付けられているセンサ12が、物体を検知することに備える。例えば、図6(b)に示す状態では、入力操作部16c及び16dの表示部14が表示状態であるため、表示部14が表示状態ではない入力操作部16a、16b、16e〜16iに対する本制御フローにおいて、S220へ復帰する。

0058

S270(閉操作入力判定):使用者Hにより操作盤36に対して、図4のS40において開かれた開閉ゲート34の閉操作が入力され、開閉ゲート34が閉動作をし始めたか否か、すなわち、図4のS90の操作工程が行われ、S100の開閉ゲートの閉動作が始まったか否かを、システム制御部18により判定する。そして、開閉ゲート34の閉動作が開始されたと判定した場合(YES)は、当該入力操作部16に対する本制御フローを終了する。
一方、開閉ゲート34の閉動作が開始されていないと判定した場合(NO)は、S220へ復帰して、当該入力操作部16に対して第2の動作モードに基づいて関連付けられているセンサ12が、物体を検知することに備える。

0059

ここで、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10と無人確認方法とは、図2に示したような構造の立体駐車装置30への適用に限定されるものではない。すなわち、立体駐車装置30は、高さ方向(図2の上下方向)や並列方向(図2の左右方向)により多くの(又はより少ない)可動式パレット32を備えた構成であってもよく、地上だけではなく地下に可動式パレット32を備えた構成であってもよい。又、可動式パレット32が並列方向には移動せずに、高さ方向の列毎に連動して高さ方向のみに移動するものであってもよい。更に、高さ方向や並列方向だけではなく、前後方向(図2右手前から左奥方向)に複数列の可動式パレット32を備えた構成であってもよい。

0060

さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10は、立体駐車装置30が備える複数の可動式パレット32のうち、図2図3に示す状態では、車両を入出庫する高さにある可動式パレット32a〜32cの各々の周辺の物体を検知する、複数のセンサ12を備えている。これにより、車両を入出庫する高さにあることで、駐車装置30の開閉ゲート34が開いている間に、人が立ち入る可能性のある可動式パレット32a〜32cの各々の周辺の、人や物体を検知することができる。

0061

更に、本無人確認システム10は、複数の入力操作部16(図1及び図2の例では4つの入力操作部16a〜16d)とシステム制御部18とを含んでいる。複数の入力操作部16は、立体駐車装置30内の少なくとも一部についての無人確認済入力操作(図4のS60)が行われるものである。このような各入力操作部16に対して無人確認済入力操作が行われる際に、無人確認を行うべき、入力操作部16毎に設定される立体駐車装置30内の範囲は、入力操作部16の数量や設置位置等に応じて適宜設定できる。又、各入力操作部16は、上述した無人確認済入力操作の入力を促す表示が可能な表示部14を備えており、この表示部14は、システム制御部18の制御により表示状態にされ、上記の無人確認済入力操作が行われると非表示状態になるものである。ここで、表示部14の表示状態と非表示状態との切り替えは、例えば、入力操作部16が照光式の押ボタン等である場合は、押ボタンの点灯と消灯との切り替えで行ってもよく、又、タッチパネル式の入力操作部16である場合は、入力を促す表示自体を表示状態と非表示状態とに切り替えてもよい。

0062

又、各入力操作部16には、立体駐車装置30の少なくとも1つの開閉ゲート34との間に、各入力操作部16と少なくとも1つの開閉ゲート34との設置位置の関係に基づいた第1の動作モードが設定されている。例えば、開閉ゲート34に対して、この開閉ゲート34により車両の入出庫が制限されている可動式パレット32の、近傍に設置されている入力操作部16が関連付けられるように、第1の動作モードが設定されている。そして、車両の入出庫のために開閉ゲート34が開かれた後に、この開かれた開閉ゲート34に対して上記の第1の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部16の表示部14を、システム制御部18が表示状態にさせる(図5のS210、S230)ものである。これにより、開閉ゲート34が開かれたときに、この開かれた開閉ゲート34から人が立ち入ることが想定される可動式パレット32の、近傍に設置されている入力操作部16の表示部14が表示状態にされる。ここで、立体駐車装置30の少なくとも1つの開閉ゲート34は、車両を入出庫する高さにある可動式パレット32毎に設置された各連ゲート(図6及び図7参照)であってもよく、車両を入出庫する高さにある2基や3基の可動式パレット32毎に設置された2連ゲートや3連ゲート(図2参照)であってもよい。

0063

更に、各入力操作部16には、複数のセンサ12との間に、各入力操作部16と複数のセンサ12との設置位置の関係に基づいた第2の動作モードが設定されている。例えば、各センサ12に対して、このセンサ12により物体を検知している可動式パレット32の、近傍に設置されている入力操作部16が関連付けられるように、第2の動作モードが設定されている。そして、開閉ゲート34が開かれた後に物体を検知したセンサ12がある場合に、この物体を検知したセンサ12に対して上記の第2の動作モードに基づいて関連付けられている入力操作部16の表示部14を、システム制御部18が表示状態にさせる(図5のS220、S230)ものである。これにより、開閉ゲート34が開かれた後に、物体を検知した又は検知しているセンサ12の検知範囲にある可動式パレット32の、近傍に設置された入力操作部16の表示部14が表示状態にされる。このように、上述した第1の動作モード及び第2の動作モードを介して、無人確認済入力操作を行う必要のある入力操作部16の表示部14を表示状態にさせることで、立体駐車装置30の使用者H(図6及び図7参照)に対して、表示部14を表示状態にさせた入力操作部16の設置位置から把握できる、無人確認を特に慎重に行う必要のある駐車装置30内の位置情報を提供することができため、無人確認の負担を軽減することができる。

0064

又、システム制御部18は、自体の制御により表示状態にさせた入力操作部16の表示部14の全てが、立体駐車装置30の使用者Hによる無人確認済入力操作によって非表示状態にされるまで、開かれた開閉ゲート34の閉動作を抑止する(図4のS70)ものである。これにより、駐車装置30の使用者Hは、表示部14が表示状態にされた入力操作部16の近くに移動して、該入力操作部16近傍の無人確認を行った後に、該入力操作部16に対して無人確認済入力操作を行う必要がある。このため、駐車装置30の使用者Hに対して、無人確認を特に慎重に行う必要のある位置までの移動と、移動した位置からの駐車装置30内の無人確認の実施とを、駐車装置30の一連の操作に組み込むことで促すことができ、より確実に無人確認を実施させることが可能となる。

0065

又、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10は、複数のセンサ12として、図2及び図3に示すような、可動式パレット32の後部側の物体を検知する後部センサ24と、並列方向に隣接する可動式パレット32a〜32cの夫々の間、及び、並列方向の最も外側に位置している2つの可動式パレット32a、32cの外側側部を検知する、側部センサ26〜29とを含むものである。そして、後部センサ24により、立体駐車装置30内の人の居残りや、車両の後方へのはみ出し等を検知し、側部センサ26〜29により、立体駐車装置30内の人の居残りや、車両のドアの閉め忘れ等を検知する。このため、立体駐車装置30に一般的に設置されている、開閉ゲート34の前面側及び後面側を検知するゲート前面センサ20及びゲート後面センサ22と併せて、車両を入出庫する高さにある可動式パレット32a〜32cの各々の、前部側をゲート後面センサ22により、後部側を後部センサ24により、並列方向に隣接する可動式パレット間及び左右両側側部を側部センサ26〜29により、夫々、検知することで、人が立ち入る可能性のある可動式パレット32a〜32cの各々の周辺を、より確実に検知することが可能となる。

0066

又、本無人確認システム10は、図2に示すように、複数の入力操作部16(16a〜16d)が、車両を入出庫する高さにある可動式パレット32a〜32cの、並列方向に隣接する夫々の間と、並列方向の最も外側にある2つの可動式パレット32a、32cの外側側部とに対応した位置毎に、立体駐車装置30の前面側から操作可能な位置に設置されるものである。すなわち、複数の入力操作部16a〜16dの各々は、複数の側部センサ26〜29の各々の検知範囲に対応した位置に設置されている。

0067

更に、本無人確認システム10は、後部センサ24及び側部センサ26〜29によって、可動式パレット32a〜32cの後部側、並列方向に隣接する可動式パレット32a〜32cの夫々の間、及び、並列方向の最も外側に位置している2つの可動式パレット32a、32cの外側側部を通って、立体駐車装置30内を移動した人Hを検知する。そして、上述した第2の動作モードに基づいて、検知したセンサ12に関連付けられている入力操作部16の表示部14を表示状態にさせる。これにより、駐車装置30内に取り残された人Hが駐車装置30内を移動した場合であっても、各センサ12の検知範囲を横切って移動した先の可動式パレット32に対する、無人確認の実施を促すことができ、駐車装置30内に取り残された人Hを発見することができる。

0068

又、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10は、第1の動作モードが、各入力操作部16に対して、この入力操作部16に最も近い側部センサによって側部が検知される可動式パレット32への、車両の入出庫を制限する開閉ゲート34を関連付けるものである。例えば、図6及び図7に示す入力操作部16cに対して開閉ゲート34b及び34cを関連付け、入力操作部16dに対して開閉ゲート34c及び34dを関連付ける。これにより、システム制御部18は、図6(b)に示すように、第1の動作モードに基づいて、車両の入出庫のために開閉ゲート34cが開かれた後に、この開かれた開閉ゲート34cによって車両の入出庫が制限されていた可動式パレット32Cの、側部に対応した位置に設置されている入力操作部16c及び16dの表示部14を表示状態にさせる。

0069

又、本無人確認システム10は、第2の動作モードが、各入力操作部16に対して、この入力操作部16に最も近い側部センサと、この側部センサに可動式パレット1基を挟んで隣接する側部センサとを含む、2つ又は3つの側部センサを関連付け、更に、これら2つ又は3つの側部センサの間にある可動式パレット32の後方を検知する後部センサ24を関連付けるものである。例えば、図6及び図7に示す入力操作部16bに対して、側部センサ50〜52及び後部センサ24を関連付ける。これにより、システム制御部18は、図7(a)に示すように、第2の動作モードに基づいて、開閉ゲート34cが開かれた後に、物体を検知した側部センサ52に対応した位置に設置されている入力操作部16cと、この入力操作部16cの両隣の入力操作部16b及び16dとの表示部14を表示状態にさせる。更に、図7(b)に示すように、物体を検知した後部センサ24によって後方が検知されている可動式パレット32A〜32Hの、側部に対応した位置に設置されている入力操作部16a〜16iの表示部14を表示状態にさせる。

0070

そして、上述した如く、システム制御部18によって入力操作部16の表示部14を表示状態にさせることにより、例えば図7(a)に示す状態では、表示部14が表示状態にされた入力操作部16b〜16dの各々は、これら入力操作部16b〜16dの各々に最も近い側部センサ51〜53の間にある可動式パレット32B、32C内の無人確認が行われた後に、無人確認済入力操作が行われることとなる。このため、開かれた開閉ゲート34cを介して人Hが立ち入る可能性のある可動式パレット32C、側部センサ52の検知範囲を横切って移動した可能性のある可動式パレット32B、及び、後部センサ24の検知範囲を横切って後方から回り込んで移動した可能性のある可動式パレット32A〜32H(図7(b)参照)等に対する、無人確認の実施を促すことができ、より確実に無人確認を行わせることが可能となる。

0071

又、本無人確認システム10は、複数のセンサ12(後部センサ24、側部センサ26〜29又は50〜58)の各々が、光を利用した光電センサであることで、比較的長距離間にある物体の検知を、非接触で応答性よく行うことができる。
更に、複数の入力操作部16の各々が、照光式の押ボタンであることで、入力を促す表示が可能な表示部14として押ボタンが点灯され、又、無人確認済入力操作が押ボタンに入力される。従って、入力操作部16の機能を、単純な機構かつ低コストで実現することができる。

0072

一方、上記のような無人確認システム10を備えた、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置30は、開閉ゲート34の開閉操作及び可動式パレット32の呼び出し操作を行うための操作盤36と、当該立体駐車装置30を制御する装置制御部38とを含んでおり、システム制御部18が装置制御部38に組み込まれているものである。これにより、無人確認システム10と立体駐車装置30との双方の制御を、装置制御部38から一括して行うことができるため、設備の省スペース化を図ることができると共に、無人確認システム10と立体駐車装置30との双方に関わる制御を、円滑に行うことが可能となる。

0073

なお、上述した本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10は、設備の一部を追加又は交換して設置することで、既存の立体駐車装置に適用可能なものである。
又、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認方法は、上述した本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10を用いて実行されることにより、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の無人確認システム10に対応する同等の作用効果を奏するものである。

0074

10:立体駐車装置の無人確認システム、12:センサ、14:入力操作部の表示部、16(16a〜16i):入力操作部、18:システム制御部、24:後部センサ、26〜29、50〜58:側部センサ、30:立体駐車装置、32(32a〜32i、32A〜32H):可動式パレット、34(34a〜34h):開閉ゲート、36:操作盤、38:装置制御部

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