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技術 インストルメントパネル

出願人 スズキ株式会社
発明者 川村善明
出願日 2014年11月28日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2014-241388
公開日 2016年6月2日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-101853
状態 特許登録済
技術分野 計器板 車両用空気調和
主要キーワード 退避ストローク 係合個所 各差し込み片 車両前下方 柱ブロック 分散配設 スクリュー孔 センター機器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

ガーニッシュ衝撃荷重が加わった場合に、衝撃荷重を確実に吸収することができ、重量のある機器インストルメントパネル本体に取り付けた場合であっても、機器をインストルメントパネル本体で確実に保持することができるインストルメントパネルを提供する。

解決手段

インストルメントパネル本体2と、インストルメントパネル本体2の車室内側Rの表面に取り付けられるガーニッシュ3とを有し、インストルメントパネル本体2の表面とガーニッシュ3との間に空間Sが形成され、インストルメントパネル本体2の表面から空間S内に凸部8が突出し、ガーニッシュ3と凸部8との間に隙間Kが形成され、ガーニッシュ3に衝撃荷重が加わった場合、ガーニッシュ3が凸部8に当接してガーニッシュ3の変形が抑制される。

概要

背景

インストルメントパネルは、フロントシート着座した乗員に車両前方側から対向している。そのために、自動車衝突した場合、衝撃で乗員が頭部をインストルメントパネルの上面等に打ち付けることがある。
そこで、乗員を保護するために、従来、特許文献1に開示されているように、インストルメントパネルの後面部又は側面部、即ち、乗員の頭部が衝突するエリア外に、衝突エネルギー吸収用の易破壊部(脆弱部)を設けた技術が開発されていた。これにより、頭部に加わる衝突エネルギーを軽減して頭部の損傷を抑制する。
また、特許文献2に開示されるように、インストルメントパネルのセンター機器設置部に、車室内側(乗員側)に突出する角形突起部を設け、この角形突起部の頂部にフィニッシャガーニッシュに相当)を取り付けた技術があった。この技術においては、静的荷重及び走行振動に対して剛性を確保可能な剛性壁部を角形突起に設けてある。さらに、前記角形突起を下方に倒れ込み変形させる変形用開口面部を角形突起の下面部に設けてある。これにより、前記フィニッシャに衝撃荷重が加わった時に、前記角形突起を倒れ込み変形させて、フィニッシャの退避ストロークを確保している。

概要

ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合に、衝撃荷重を確実に吸収することができ、重量のある機器をインストルメントパネル本体に取り付けた場合であっても、機器をインストルメントパネル本体で確実に保持することができるインストルメントパネルを提供する。インストルメントパネル本体2と、インストルメントパネル本体2の車室内側Rの表面に取り付けられるガーニッシュ3とを有し、インストルメントパネル本体2の表面とガーニッシュ3との間に空間Sが形成され、インストルメントパネル本体2の表面から空間S内に凸部8が突出し、ガーニッシュ3と凸部8との間に隙間Kが形成され、ガーニッシュ3に衝撃荷重が加わった場合、ガーニッシュ3が凸部8に当接してガーニッシュ3の変形が抑制される。

目的

本発明の目的は、ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合に、衝撃荷重を確実に吸収することができ、重量のある機器をインストルメントパネル本体に取り付けた場合であっても、前記機器をインストルメントパネル本体で確実に保持することができるインストルメントパネルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

インストルメントパネル本体と、前記インストルメントパネル本体の車室内側の表面に取り付けられるガーニッシュとを有するインストルメントパネルであって、前記インストルメントパネル本体の表面と前記ガーニッシュとの間に空間が形成され、前記インストルメントパネル本体の表面から前記空間内に凸部が突出し、前記ガーニッシュと前記凸部との間に隙間が形成され、前記ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合、前記ガーニッシュが前記凸部に当接して前記ガーニッシュの変形が抑制されるインストルメントパネル。

請求項2

前記凸部は、突出方向の頂面が車室内側を向く角柱ブロック状に形成されている請求項1に記載のインストルメントパネル。

請求項3

前記ガーニッシュに設けられた係合部が、前記インストルメントパネル本体に設けられた被係合部に係合し、前記凸部は、前記係合部と被係合部との係合個所に隣接している請求項2に記載のインストルメントパネル。

請求項4

前記ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合、前記ガーニッシュが、前記角柱ブロック状の凸部の上壁面に当接して前記ガーニッシュの変形が抑制され、前記上壁面は、車室内側ほど車両下方に位置するように傾斜し、前記上壁面と前記ガーニッシュとの間の隙間の少なくとも車室内側の隙間部分が、前記凸部の先端側ほど大きく形成されている請求項3に記載のインストルメントパネル。

請求項5

前記インストルメントパネル本体は、部品が挿入される部品取り付け孔を備え、前記凸部は前記インストルメントパネル本体に前記部品取り付け孔を車幅方向に挟んで一対設けられ、前記部品が前記部品取り付け孔に挿入された状態で、前記部品に設けられた固定部が、前記インストルメントパネル本体の部品取り付け孔の周部に設けられた被固定部に固定され、前記凸部は、前記インストルメントパネル本体の被固定部よりも車室内側に突出している請求項1〜4のいずれか一つに記載のインストルメントパネル。

請求項6

前記部品は液晶を有する電子部品であり、前記凸部は、前記電子部品の固定部と前記インストルメントパネル本体の被固定部との固定個所に隣接している請求項5に記載のインストルメントパネル。

請求項7

前記ガーニッシュは、空調装置からの空気の吹き出し口を有し、前記空気の吹き出し口に位置するルーバーが前記ガーニッシュに固定され、前記空調装置からの空気を通すダクトが取り付けられるダクト取り付け部が前記インストルメントパネル本体に設けられ、前記ガーニッシュが前記インストルメントパネル本体に取り付けられた状態で、前記空気吹き出し口と前記ダクト取り付け部の開口とが車両前後方向において少なくとも一部重なっている請求項1〜6のいずれか一つに記載のインストルメントパネル。

技術分野

0001

本発明は、
インストルメントパネル本体と、前記インストルメントパネル本体の車室内側の表面に取り付けられるガーニッシュとを有するインストルメントパネルに関する。

背景技術

0002

インストルメントパネルは、フロントシート着座した乗員に車両前方側から対向している。そのために、自動車衝突した場合、衝撃で乗員が頭部をインストルメントパネルの上面等に打ち付けることがある。
そこで、乗員を保護するために、従来、特許文献1に開示されているように、インストルメントパネルの後面部又は側面部、即ち、乗員の頭部が衝突するエリア外に、衝突エネルギー吸収用の易破壊部(脆弱部)を設けた技術が開発されていた。これにより、頭部に加わる衝突エネルギーを軽減して頭部の損傷を抑制する。
また、特許文献2に開示されるように、インストルメントパネルのセンター機器設置部に、車室内側(乗員側)に突出する角形突起部を設け、この角形突起部の頂部にフィニッシャ(ガーニッシュに相当)を取り付けた技術があった。この技術においては、静的荷重及び走行振動に対して剛性を確保可能な剛性壁部を角形突起に設けてある。さらに、前記角形突起を下方に倒れ込み変形させる変形用開口面部を角形突起の下面部に設けてある。これにより、前記フィニッシャに衝撃荷重が加わった時に、前記角形突起を倒れ込み変形させて、フィニッシャの退避ストロークを確保している。

先行技術

0003

特開昭57−37024号公報
特開2008−162347号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記の特許文献1の技術によれば以下の問題があった。
すなわち、最近のカーナビゲーションシステム(以下、「ナビ」と略称する)等の機器は、多機能化画面拡大化により重量が増加傾向にある。一方、インストルメントパネル本体は薄肉に設定されて軽量化されている。このような構造において、ナビ周囲の乗員頭部衝撃エリア外に衝突エネルギー吸収用の易破壊部(脆弱部)、すなわち剛性の低い部分を設け、かつ、ナビ周辺の剛性を確保することは困難である。
特許文献2の技術の場合、インストルメントパネル本体を薄肉に設定して軽量化を図り、前記角形突起の下面部に変形用開口面部を設けた構造において、センター機器設置部に重量の重いナビを設置する構造では、センター機器設置部でナビを確実に保持することが困難になって、センター機器設置部からナビが脱落する恐れがある。
本発明の目的は、ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合に、衝撃荷重を確実に吸収することができ、重量のある機器をインストルメントパネル本体に取り付けた場合であっても、前記機器をインストルメントパネル本体で確実に保持することができるインストルメントパネルを提供する点にある。

課題を解決するための手段

0005

本発明の特徴は、
インストルメントパネル本体と、前記インストルメントパネル本体の車室内側の表面に取り付けられるガーニッシュとを有するインストルメントパネルであって、
前記インストルメントパネル本体の表面と前記ガーニッシュとの間に空間が形成され、
前記インストルメントパネル本体の表面から前記空間内に凸部が突出し、
前記ガーニッシュと前記凸部との間に隙間が形成され、
前記ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合、前記ガーニッシュが前記凸部に当接して前記ガーニッシュの変形が抑制される点にある。(請求項1)

0006

上記の構成により、ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合、ガーニッシュが、ガーニッシュと凸部との間の隙間だけ凹んで前記凸部に受け止められる。これにより、ガーニッシュの過度の変形が抑制される。そして、ガーニッシュと凸部との間の隙間だけガーニッシュが凹むことで衝撃荷重を吸収することができる。
また、ガーニッシュに衝撃荷重が加わらない通常の状態では、ガーニッシュと凸部との間に隙間が形成されているので、走行時に振動でガーニッシュと凸部とが当接することがない。その結果、異音の発生を防止することができる。さらに、面精度不良や寸法精度不良による部品同士の合わせ不良が生じることがない。
例えば、前記凸部等に易破壊部(脆弱部)を設けて衝撃を吸収する構造に比べると、凸部の剛性の低下を抑制することができる。従って、重量のある機器をインストルメントパネル本体に取り付けた構造であっても、前記機器をインストルメントパネル本体で確実に保持することができる。(請求項1)

0007

本発明において、
前記凸部は、突出方向の頂面が車室内側を向く角柱ブロック状に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)

0008

前記凸部は、突出方向の頂面が車室内側を向く角柱ブロック状に形成されているから、凸部が衝撃荷重に対して強くなる。これにより、ガーニッシュが凸部に当接した場合の凸部の変形を防止することができる。結果的に、ガーニッシュの過度な変形や割れを、より確実に防止することができ、インストルメントパネル本体からのガーニッシュの脱落を回避することができる。(請求項2)

0009

本発明において、
前記ガーニッシュに設けられた係合部が、前記インストルメントパネル本体に設けられた被係合部に係合し、
前記凸部は、前記係合部と被係合部との係合個所に隣接していると、次の作用を奏することができる。(請求項3)

0010

前記凸部は、前記係合部と被係合部との係合個所に隣接しているから、前記係合個所に近い位置のガーニッシュの割れや変形を防止できる。その結果、前記係合部と被係合部との係合が解除されにくくなり、インストルメントパネル本体からのガーニッシュの脱落を防止することができる。(請求項3)

0011

本発明において、
前記ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合、前記ガーニッシュが、前記角柱ブロック状の凸部の上壁面に当接して前記ガーニッシュの変形が抑制され、
前記上壁面は、車室内側ほど車両下方に位置するように傾斜し、
前記上壁面と前記ガーニッシュとの間の隙間の少なくとも車室内側の隙間部分が、前記凸部の先端側ほど大きく形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)

0012

角柱ブロック状の凸部の上壁面と前記ガーニッシュとの間の隙間の少なくとも車室内側の隙間部分が、前記凸部の先端側ほど大きく形成されているから、衝撃荷重がガーニッシュに加わってガーニッシュが前記凸部の上壁面に当接する場合、前記係合個所に近い凸部の根元側ではガーニッシュの変形が小さく、凸部の先端側ではガーニッシュの変形が大きくなる。結果的に、前記係合個所に近いガーニッシュ部分の過度の変形を抑えることができる。従って、前記係合部と被係合部との係合が解除されにくくなり、インストルメントパネル本体に取り付けたガーニッシュの脱落を防止できる。一方、凸部の先端側ではガーニッシュの変形によって衝撃を十分吸収できる。(請求項4)

0013

本発明において、
前記インストルメントパネル本体は、部品が挿入される部品取り付け孔を備え、
前記凸部は前記インストルメントパネル本体に前記部品取り付け孔を車幅方向に挟んで一対設けられ、
前記部品が前記部品取り付け孔に挿入された状態で、前記部品に設けられた固定部が、前記インストルメントパネル本体の部品取り付け孔の周部に設けられた被固定部に固定され、
前記凸部は、前記インストルメントパネル本体の被固定部よりも車室内側に突出していると、次の作用を奏することができる。(請求項5)

0014

前記部品を前記部品取り付け孔に挿入する際に、前記一対の凸部によって部品を部品取り付け孔側にガイドすることができる。一例として、部品にブラケットを取り付け、ブラケットの両端を一対の凸部の内側面に摺動させるようにして部品を前記部品取り付け孔に挿入する。これにより、前記一対の凸部によって部品を部品取り付け孔側にガイドすることができる。その結果、インストルメントパネル本体への部品の組み付け性を向上できる。(請求項5)

0015

本発明において、
前記部品は液晶を有する電子部品であり、
前記凸部は、前記電子部品の固定部と前記インストルメントパネル本体の被固定部との固定個所に隣接していると、次の作用を奏することができる。(請求項6)

0016

カーナビゲーションシステムやCDプレイヤーのような液晶を有する電子部品は一般的に重く、電子部品とインストルメントパネル本体との前記固定個所付近が電子部品の自重によって歪んでしまう可能性がある。そのために、電子部品を囲むようにガーニッシュをインストルメントパネル本体に取り付けようとしても、歪みによってガーニッシュをうまく取り付けることができない恐れがある。
しかしながら、本発明の上記構成によれば、凸部が前記固定個所に隣接しているから、前記固定個所付近のインストルメントパネル本体の剛性を向上できる。その結果、電子部品の自重による固定個所付近の歪みを抑えることができ、ガーニッシュをインストルメントパネル本体に円滑に取り付けることができて、ガーニッシュの組み付け性を向上できる。(請求項6)

0017

本発明において、
前記ガーニッシュは、空調装置からの空気の吹き出し口を有し、
前記空気の吹き出し口に位置するルーバーが前記ガーニッシュに固定され、
前記空調装置からの空気を通すダクトが取り付けられるダクト取り付け部が前記インストルメントパネル本体に設けられ、
前記ガーニッシュが前記インストルメントパネル本体に取り付けられた状態で、前記空気吹き出し口と前記ダクト取り付け部の開口とが車両前後方向において少なくとも一部重なっていると、次の作用を奏することができる。(請求項7)

0018

ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合、ガーニッシュが前記凸部に当接して受け止められることで、ガーニッシュの過度な変形が抑制されることから、ガーニッシュ自体にルーバーを取り付ける構造であっても、衝撃荷重によってルーバーがガーニッシュから脱落してしまうことを防止することができる。
また、例えば、インストルメントパネル本体にルーバーとガーニッシュを取り付ける場合、一作業でこれらの3部品を組み付けるのではなく、ガーニッシュにルーバーを組み付け、そのガーニッシュをインストルメントパネル本体に取り付けることができる。その結果、一作業の負担を軽減でき、作業性を向上させることができる。(請求項7)

発明の効果

0019

本発明によれば、
ガーニッシュに衝撃荷重が加わった場合に、衝撃荷重を確実に吸収することができ、重量のある機器をインストルメントパネル本体に取り付けた場合であっても、前記機器をインストルメントパネル本体で確実に保持することができるインストルメントパネルを提供することができた。

図面の簡単な説明

0020

インストルメントパネルを車室内側から見た図
インストルメントパネル本体へのガーニッシュの取り付け構造の分解斜視図
インストルメントパネル本体の凸部の拡大斜視図
図1のA−A断面図

実施例

0021

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車の運転席助手席の前方に配設される樹脂製のインストルメントパネル1を示してある。インストルメントパネル1は、インストルメントパネル本体2と、インストルメントパネル本体2の車室内側R(車両後方側、図2参照)の表面に取り付けられるガーニッシュ3とを有する。このガーニッシュ3によりインストルメントパネル1の見栄えを向上させている。

0022

前記インストルメントパネル本体2には、運転席の前方に位置するメータークラスタ25、速度等のメーター、助手席の前方に位置するグローブボックス取り付け部26、左右両端部に位置するサイドルーバー取り付け部27が設けられ、これらにグローブボックス、サイドルーバーがそれぞれ取り付けられる。

0023

[インストルメントパネル本体2の構造]
インストルメントパネル本体2は車室内のほぼ全幅にわたる長さに設定され、上壁2Jと、上壁2Jの車室内側Rの端部から下方に延びる前壁2Mと、左右一対側壁2Sとを備えている。前壁2Mは運転席及び助手席に着座した乗員に車両前方側Fr(図2参照)から対向する。

0024

[ナビ取り付け孔5の構造]
図2に示すように、前壁2Mの車幅方向中央部に、電子部品(機器)としてのカーナビゲーションシステム4(以下、「ナビ4」と略称する)が挿入されるナビ取り付け孔5(部品取り付け孔に相当)が形成されている。ナビ4は横に長い直方体状に形成され、前面部に液晶画面を有する。ナビ取り付け孔5は横に長い長方形状に形成されている。

0025

[ダクト取り付け部6の構造]
前記前壁2Mのナビ取り付け孔5の車幅方向両側に、断面長方形角筒状のダクト取り付け部6がそれぞれ形成されている。ダクト取り付け部6には、空調装置からの空気を通すダクト(図示せず)の下流側の端部が取り付けられて連通接続する。ダクト取り付け部6の開口は、上下方向の高さ寸法がナビ取り付け孔5の上下方向の高さ寸法よりも短く設定され、車幅方向の長さがナビ取り付け孔5の車幅方向の長さよりも短く設定されている。

0026

係合孔7の構造]
前記前壁2Mのナビ取り付け孔5の上側周部と、左右一対のダクト取り付け部6の上側に位置する前壁2Mと、左右一対のダクト取り付け部6の下側に位置する前壁2Mとに、複数の長方形状の係合孔7(被係合部に相当)が分散配設されている。

0027

差し込み片挿通孔19の構造]
前記前壁2Mのナビ取り付け孔5の上側周部と、左右一対のダクト取り付け部6の上側に位置する前壁2Mとの隣合う一対の係合孔7の間に長方形状の差し込み片挿通孔19が形成されている。

0028

[凸部8の構造]
左右一対のダクト取り付け部6の上側に位置する前壁2Mの表面から車室内側Rに、左右一対の角柱ブロック状の凸部8が各別に突出している。左右一対の凸部8はナビ取り付け孔5を車幅方向に挟んで位置する。

0029

図2図4に示すように、前記凸部8の突出方向の頂面8Tは車室内側Rを向いている。この凸部8は、車幅方向から見た縦断面において台形状に形成され、車両前後方向から見た縦断面において横に長い長方形状に形成されている。つまり、凸部8の上壁面8Jは、車室内側Rほど車両下方に位置するように傾斜し、凸部8の下壁面8Kは、車室内側Rほど車両上方に位置するように傾斜している。凸部8の上壁面8J・下壁面8K・側壁面8Sには孔や切り欠きが形成されていない。以上の凸部8の構成により、凸部8の剛性を向上させることができる。

0030

[ナビ取り付けブラケット9の構造]
前記前壁2Mのナビ取り付け孔5の左右両側部には、金属製のナビ取り付けブラケット9が取り付けられている。前記ナビ4は、このナビ取り付けブラケット9を介して前記前壁2Mに取り付けられる。

0031

ナビ取り付けブラケット9は、ナビ取り付け孔5の左右の側部に車室内側Rから挿通されるナビ取り付け片9Aと、ナビ取り付け孔5の側方の前壁2Mに設けられた被固定部21(図3参照)に車室内側Rから固定される固定片9B(固定部に相当)とから成る。前記被固定部21は、ダクト取り付け部6の上下方向両側の前壁2Mにそれぞれ設けられている。前記固定片9Bは、ナビ取り付け片9Aの車室内側Rの端部からナビ取り付け孔5の幅方向外側に延びている。

0032

ナビ取り付け片9Aと固定片9Bには複数のスクリュー挿通孔9Hが形成されている。そして、ナビ取り付け片9Aのスクリュー挿通孔9Hに挿通されたスクリューがナビ4の側部のスクリュー孔螺合して、ナビ4がナビ取り付け片9Aに取り付けられている。また、固定片9Bのスクリュー挿通孔9Hに挿通されたスクリューが前記前壁2Mの被固定部21のスクリュー孔に螺合されて、ナビ取り付けブラケット9が前記前壁2Mの被固定部21に固定されている。このようにして、ナビ4が前記前壁2Mに固定される。

0033

[ガーニッシュ3の構造]
図2図4に示すように、ガーニッシュ3は、横に長い長方形状のガーニッシュ前壁3Mと、ガーニッシュ前壁3Mの上端部から車両前上方側に延びるガーニッシュ上壁3Jと、ガーニッシュ前壁3Mの下端部から車両前下方側に延びるガーニッシュ下壁3Kとを備えている。

0034

そして、ガーニッシュ前壁3Mに、前記ナビ取り付け孔5に重なるナビ挿入孔10と、前記左右一対のダクト取り付け部6の開口に各別に重なる左右一対の空気吹き出し口11とが形成されている。

0035

[ナビ挿入孔10の構造]
ナビ挿入孔10は、上下方向の高さ寸法がナビ取り付け孔5の上下方向の高さ寸法よりも少し短く設定され、車幅方向の長さはナビ取り付け孔5の車幅方向の長さよりも少し短く設定されている。前記ナビ挿入孔10の周縁部から車両前下方にフランジ状の角筒部12が延びている。

0036

[空気吹き出し口11の構造]
空気吹き出し口11の上下方向の高さ寸法は、ダクト取り付け部6の開口の上下方向の高さ寸法と略同一に設定され、空気吹き出し口11の車幅方向の長さは、ダクト取り付け部6の開口の車幅方向の長さと略同一に設定されている。

0037

ナビ挿入孔10の高さ寸法と空気吹き出し口11の高さ寸法とは略同一に設定され、ナビ挿入孔10と空気吹き出し口11の上側周縁部同士、下側周縁部同士は上下方向で略同一位置に位置している。また、前記空気吹き出し口11の周縁部から車両前下方に角筒部13が延びている。この角筒部13の軸芯は後上がりに傾斜しており、空調装置からの空気は、車室内に車両後上方(図4の矢印A方向)に向かって吹き出される。

0038

係合爪15の構造]
図2に示すように、前記ガーニッシュ上壁3Jの車両前方側Frの端部と、ガーニッシュ下壁3Kの車両前方側Frの端部とから、複数の係合爪15(係合部に相当)が突出している。前記複数の係合爪15は、ガーニッシュ上壁3Jの車両前方側Frの端部に車幅方向に間隔を空けて分散配置されている。

0039

[差し込み片16の構造]
ガーニッシュ上壁3Jの車両前方側Frの端部から複数の差し込み片16が突出している。各差し込み片16は、隣り合う一対の係合爪15の間に位置する。

0040

[ルーバー17の組み付け構造
図2に示すように、ガーニッシュ3の空気吹き出し口11の下側内周部に、上側に突出する下側係合突起20が形成され、上側内周部に、下側に突出する上側係合突起(図示せず)が形成されている。そして、縦に長い長方形状のルーバー17(図1図4参照)が空気吹き出し口11に内嵌している。さらに、ルーバー17の長方形状の枠部材22の下辺部に形成された係合凹部が前記下側係合突起20に係合し、枠部材22の上辺部に形成された係合凹部が前記上側係合突起に係合している。このようにして、前記空気吹き出し口11に位置するルーバー17がガーニッシュ3に固定されている。

0041

[インストルメントパネル本体2へのガーニッシュ3の組み付け構造]
インストルメントパネル本体2へのガーニッシュ3の組み付け前にナビ4が前記前壁2Mに固定される。すなわち、ナビ4が取り付けられたナビ取り付けブラケット9のナビ取り付け片9Aが、ナビ4と一体にナビ取り付け孔5に挿入される。そして、この挿入状態で、ナビ取り付けブラケット9の固定片9Bが前壁2Mの被固定部21(図3参照)に前述のように固定される。図2図3の符号30は前記前壁2Mに突設された位置決めピンであり、この位置決めピン30が固定片9Bの位置決め孔に挿通接触する。

0042

図2に示すように、ガーニッシュ3の複数の係合爪15が、インストルメントパネル本体2の複数の係合孔7に各別に挿入係合し、複数の差し込み片16が複数の差し込み片挿通孔19に各別に挿通されている。前記凸部8は、車幅方向で最も外側の係合爪15と係合孔7との係合個所に、ナビ取り付け孔5側(車幅方向内側)から隣接して近接している。

0043

図4に示すように、インストルメントパネル本体2の前壁2Mの表面とガーニッシュ3との間に空間Sが形成されている。左側の凸部8は、ガーニッシュ上壁3Jの左端部と、この左端部に下方から対向する前記角筒部13の上壁部13Jとの間の空間S内に突出している。また、右側の凸部8は、ガーニッシュ上壁3Jの右端部と、この右端部に下方から対向する前記角筒部13の上壁部13Jとの間の空間S内に突出している。

0044

ガーニッシュ3と凸部8との間には隙間Kが形成され、ガーニッシュ3に上方から衝撃荷重Fが加わった場合、ガーニッシュ上壁3Jが凸部8の上壁面8Jに当接してガーニッシュ3の変形が抑制される。前記上壁面8Jとガーニッシュ上壁3Jとの間の隙間Kの車室内側Rの隙間部分K1が、凸部8の突出方向の先端側ほど大きく形成されている。例えば、前記上壁面8Jとガーニッシュ上壁3Jとの間の隙間Kの全体が、凸部8の突出方向の先端側ほど大きく形成されていてもよい。

0045

図2図3に示すように、前記凸部8は、前記前壁2Mの被固定部21(図3参照)よりも車室内側Rに突出するとともに、取り付けブラケット9の固定片9Bと前記前壁2Mの被固定部21との固定個所に、ナビ取り付け孔5とは反対側(車幅方向外側)から隣接して近接している。

0046

図1図2に示すように、前記ガーニッシュ3がインストルメントパネル本体2の前壁2Mに取り付けられた状態で、空気吹き出し口11とダクト取り付け部6の開口とが車両前後方向において重なっている。前記空気吹き出し口11とダクト取り付け部6の開口とが、車両前後方向において一部だけ重なった構造であってもよい。

0047

上記の構成により、
(1)ガーニッシュ3に上方から衝撃荷重F(図4参照)が加わった場合、ガーニッシュ上壁3Jが、ガーニッシュ3と凸部8との間の隙間Kだけ凹んで凸部8に受け止められる。これにより、ガーニッシュ3の過度の変形が抑制される。そして、前記隙間Kだけガーニッシュ3が凹むことで衝撃荷重を吸収することができる。
また、ガーニッシュ3に衝撃荷重が加わらない通常の状態では、ガーニッシュ3と凸部8との間に隙間Kが形成されているので、走行時に振動でガーニッシュ3と凸部8とが当接することがない。その結果、異音の発生を防止することができる。さらに、面精度不良や寸法精度不良による部品同士の合わせ不良が生じることがない。
例えば、前記凸部8等に易破壊部(脆弱部)を設けて衝撃を吸収する構造に比べると、凸部8の剛性の低下を抑制することができる。従って、ナビ4等の重量のある機器をインストルメントパネル本体2に取り付けた構造であっても、前記機器をインストルメントパネル本体2で確実に保持することができる。

0048

(2) 前記凸部8は、突出方向の頂面8Tが車室内側Rを向く角柱ブロック状に形成されているから、凸部8が衝撃荷重に対して強くなる。これにより、ガーニッシュ3が凸部8に当接した場合の凸部8の変形を防止することができる。結果的に、ガーニッシュ3の過度な変形や割れを、より確実に防止することができ、インストルメントパネル本体2からのガーニッシュ3の脱落を回避することができる。

0049

(3) 前記凸部8は、前記係合爪15と係合孔7との係合個所に隣接して近接しているから、前記係合個所に近い位置のガーニッシュ3の割れや変形を防止できる。その結果、前記係合爪15と係合孔7との係合が解除されにくくなり、インストルメントパネル本体2からのガーニッシュ3の脱落を防止することができる。

0050

(4) 前記凸部8の上壁面8Jとガーニッシュ上壁3Jとの間の隙間Kの車室内側Rの隙間部分K1が、凸部8の突出方向の先端側ほど大きく形成されているから、衝撃荷重F(図4参照)がガーニッシュ3に加わってガーニッシュ上壁3Jが凸部8の上壁面8Jに当接する場合、前記係合個所に近い凸部8の根元側ではガーニッシュ上壁3Jの変形が小さく、凸部8の先端側ではガーニッシュ上壁3Jの変形が大きくなる。
結果的に、前記係合個所に近いガーニッシュ部分の過度の変形を抑えることができる。従って、前記係合爪15と係合孔7との係合が解除されにくくなり、インストルメントパネル本体2の前壁2Mに取り付けたガーニッシュ3の脱落を防止できる。一方、凸部8の先端側ではガーニッシュ3の変形によって衝撃を十分吸収できる。

0051

(5) 前記ナビ4を前記ナビ取り付け孔5に挿入する際に、前記凸部8によってナビ4をナビ取り付け孔5側にガイドすることができる。その結果、インストルメントパネル本体2へのナビ4の組み付け性を向上させることができる。

0052

(6)ナビ4やCDプレイヤーのような液晶を有する電子部品(電子機器)は一般的に重く、電子部品とインストルメントパネル本体2との前記固定個所付近が電子部品の自重によって歪んでしまう可能性がある。そのために、電子部品を囲むようにガーニッシュ3をインストルメントパネル本体2に取り付けようとしても、歪みによってガーニッシュ3をうまく取り付けることができない恐れがある。
しかしながら、本発明の上記構成によれば、凸部8が前記固定個所に隣接して近接しているから、前記固定個所付近のインストルメントパネル本体2の剛性を向上できる。その結果、電子部品の自重による固定個所付近の歪みを抑えることができ、ガーニッシュ3をインストルメントパネル本体2に円滑に取り付けることができて、ガーニッシュ3の組み付け性を向上できる。

0053

(7)ガーニッシュ3に衝撃荷重Fが加わった場合、ガーニッシュ3が前記凸部8に当接して受け止められることで、ガーニッシュ3の過度な変形が抑制されることから、衝撃荷重によってルーバー17がガーニッシュ3から脱落してしまうことを防止することができる。
また、インストルメントパネル本体2にルーバー17とガーニッシュ3を取り付ける場合、一作業でこれらの3部品を組み付けるのではなく、ガーニッシュ3にルーバー17を組み付け、その後に、そのガーニッシュ3をインストルメントパネル本体2に取り付けることができる。その結果、一作業の負担を軽減でき、作業性を向上させることができる。

0054

[別実施形態]
前記部品(機器)はナビ4に限られず、ナビ4以外の部品(機器)、あるいはナビ4以外の電子部品(電子機器)であってもよい。

0055

2インストルメントパネル本体
3ガーニッシュ
4カーナビゲーションシステム(部品、電子部品)
5部品取り付け孔(ナビ取り付け孔)
6ダクト取り付け部
7 被係合部(係合孔)
8 凸部
8J上壁面
8T 頂面
9B固定片(固定部)
11空気吹き出し口(空気吹き出し口)
15 係合部(係合爪)
17ルーバー
21 被固定部
K 隙間
K1 隙間部分
R車室内側
S 空間

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