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技術 化粧板材

出願人 株式会社ノダ
発明者 高山正史
出願日 2014年11月27日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2014-240608
公開日 2016年6月2日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-101680
状態 特許登録済
技術分野 積層体(2) 化粧合板 その他の木材加工、特定木製品の製造
主要キーワード 隣接側面 各外側縁 合成樹脂板材 台形状断面 矩形状シート 裏面被覆 長手辺 天然板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年6月2日)のものです。
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図面 (11)

課題

台形状断面を有する板部材の表面から四周側面を一枚の化粧シートで覆う化粧板材を提供する。

解決手段

台形状断面を有する板部材20の少なくとも表面21と四周側面23〜26を覆うように化粧シート30が貼着されてなる化粧板材10。化粧シートは、板部材の表面を覆う中央部31と、中央部の各辺から外方に延長形成され、板部材の各側面の傾斜面と垂直面を連続して覆う延長部32〜35とを有し、中央部を板部材表面に貼着し、各延長部を板部材表面と各側面との境界線32d〜35dに沿って折り曲げて各側面の傾斜面23a〜26aおよび垂直面23b〜26bに貼着したときに、隣接する延長部同士の継ぎ目が板部材の隣接側面同士の境界線41,42に略合致して位置するので、これらの継ぎ目が目立たない。

概要

背景

天然板材の枯渇化およびそれに伴う価格上昇などを背景として、無垢材に代えて、板部材の表面および四周側面を化粧シート被覆してなる化粧板材建材などに用いることが広く行われている。このような化粧板材の一例が図10に示されており、板部材2と略同一の長手方向長さを有すると共に板部材2より長い短手方向長さを有する化粧シート3を用いて、板部材2の表面からその長手方向に延長する一対の側面を覆い、さらに化粧シート3の両端を板部材2の裏面にまで巻き込むようにして板部材2に貼着し、化粧シート3によっては被覆されない板部材の他の一対の側面には縁材(または化粧シート3とは別の化粧シート)4をそれぞれ貼着して、化粧板材1を形成している。この例では、化粧シート3および縁材4にはそれぞれ木目調印刷模様5,6が形成されている。

また、特許文献1に記載されるように、板部材の表面および四周側面に一枚の化粧シートを貼着してなる化粧板材(シートラッピング製品)も公知である。この化粧板材に用いる化粧シートは、板部材の隣り合う2側面に貼着する貼付片(第一側面貼付片と第二側面貼付片)同士の間が三角形状の切欠きであらかじめ分断されており、板部材の表面から第一側面を覆うように貼着した後、第一側面貼付片の両端を折り返して第二側面貼付片と共に第二側面に貼着して、化粧板材を形成する。

概要

台形状断面を有する板部材の表面から四周側面を一枚の化粧シートで覆う化粧板材を提供する。台形状断面を有する板部材20の少なくとも表面21と四周側面23〜26を覆うように化粧シート30が貼着されてなる化粧板材10。化粧シートは、板部材の表面を覆う中央部31と、中央部の各辺から外方に延長形成され、板部材の各側面の傾斜面と垂直面を連続して覆う延長部32〜35とを有し、中央部を板部材表面に貼着し、各延長部を板部材表面と各側面との境界線32d〜35dに沿って折り曲げて各側面の傾斜面23a〜26aおよび垂直面23b〜26bに貼着したときに、隣接する延長部同士の継ぎ目が板部材の隣接側面同士の境界線41,42に略合致して位置するので、これらの継ぎ目が目立たない。

目的

本発明が解決しようとする課題は、台形状断面を有する板部材の表面から四周側面を一枚の化粧シートで覆う化粧板材であって、意匠性に優れ、長年の使用によっても化粧シートが剥がれにくい化粧板材を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表裏面と、表裏面に対して所定の角度θ(0<θ<90度)で傾斜する傾斜面と該傾斜面の下方に連続して表裏面に対して略垂直である垂直面とから形成される側面とを有してなる板部材と、この板部材の少なくとも表面と各側面を覆うように貼着される化粧シートとからなる化粧板材において、化粧シートは、板部材の表面を覆う中央部と、中央部の各辺から外方に延長形成され、板部材の各側面の傾斜面と垂直面を連続して覆う延長部とを有し、化粧シートの中央部を板部材の表面に貼着し、各延長部を板部材の表面と各側面との交差線に沿って折り曲げて各側面の傾斜面および垂直面に貼着したときに、隣接する延長部同士の継ぎ目が板部材の隣接側面同士の略交差線上に位置することを特徴とする化粧板材。

請求項2

化粧シートの延長部のうち少なくとも一の延長部が、板部材の裏面側に回り込んで板部材の裏面の一部に貼着される裏面被覆部を有することを特徴とする、請求項1記載の化粧板材。

技術分野

0001

本発明は、板部材の表面および四周側面に一枚の化粧シートを貼着してなる化粧板材に関する。

背景技術

0002

天然板材の枯渇化およびそれに伴う価格上昇などを背景として、無垢材に代えて、板部材の表面および四周側面を化粧シートで被覆してなる化粧板材を建材などに用いることが広く行われている。このような化粧板材の一例が図10に示されており、板部材2と略同一の長手方向長さを有すると共に板部材2より長い短手方向長さを有する化粧シート3を用いて、板部材2の表面からその長手方向に延長する一対の側面を覆い、さらに化粧シート3の両端を板部材2の裏面にまで巻き込むようにして板部材2に貼着し、化粧シート3によっては被覆されない板部材の他の一対の側面には縁材(または化粧シート3とは別の化粧シート)4をそれぞれ貼着して、化粧板材1を形成している。この例では、化粧シート3および縁材4にはそれぞれ木目調印刷模様5,6が形成されている。

0003

また、特許文献1に記載されるように、板部材の表面および四周側面に一枚の化粧シートを貼着してなる化粧板材(シートラッピング製品)も公知である。この化粧板材に用いる化粧シートは、板部材の隣り合う2側面に貼着する貼付片(第一側面貼付片と第二側面貼付片)同士の間が三角形状の切欠きであらかじめ分断されており、板部材の表面から第一側面を覆うように貼着した後、第一側面貼付片の両端を折り返して第二側面貼付片と共に第二側面に貼着して、化粧板材を形成する。

先行技術

0004

特開2008−087160号公報

発明が解決しようとする課題

0005

化粧板材は化粧シート貼りによって表面意匠性が向上されているが、特にドア引戸収納家具などの扉体として用いられる場合、その表面から側面にかけて人の手や物に接触する機会が多くなり、このような箇所に化粧シートの継ぎ目が存在すると、化粧シートが剥がれて表面意匠性を損なうことになる。

0006

図10に例示した従来技術によると、板部材2の長手方向両端において表面と側面との境界線7に化粧シート3と縁材4の継ぎ目が現出する。板部材2の表面と側面との境界線7は、この化粧板材を建材として使用した場合に人の目につきやすい箇所であるため、見栄えが悪くなる。化粧シート2と縁材3は別部材であり、これらに木目模様4,5を印刷形成したとしても、連続した木目模様を形成することは不可能であり、色調なども完全に一致させることはできないので、より一層見栄えが悪くなる。加えて、板部材の表面と側面との境界線は人の手や物に接触する機会が多く、線状の小さな接触面積に大きな力が作用して擦れることにより、化粧シート2および/または縁材3が剥がれやすい。

0007

特許文献1記載の従来技術のように一枚の化粧シートで板部材の表面から四周側面を覆うようにした場合は、上記の不利欠点の一部を解消させることができるが、第一側面貼付片の両端を折り返して第二側面貼付片と共に第二側面に貼着したときに、これらの継ぎ目が板部材の第二側面に現出する(図1(a),図2(a),図3(a),図4(a),図5(a)参照)。板部材の側面は、この化粧板材を建材として使用した場合に人の目につきやすい箇所であるため、見栄えが悪くなる。特に木目模様などを印刷した化粧シートを用いる場合、継ぎ目が側面に現出すると、その部分で模様が途切れて連続しないので、見栄えが大きく損なわれる。また、板部材の側面は人の手や物に接触する機会が多いので、第一側面貼付片の両端の折り返し部分が剥がれやすい。

0008

また、特許文献1記載の従来技術は、単純な直方体形状の板部材にしか適用することができず、図10に示したような形状の板部材、すなわち、一対の対向する側面(図10では長手方向に延長する側面)が傾斜面と垂直面とで形成され、断面が台形状である板部材や、各側面が傾斜面と垂直面とで形成され、直交する2つの断面がいずれも台形状である板部材には適用することができない。

0009

したがって、本発明が解決しようとする課題は、台形状断面を有する板部材の表面から四周側面を一枚の化粧シートで覆う化粧板材であって、意匠性に優れ、長年の使用によっても化粧シートが剥がれにくい化粧板材を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

この課題を解決するため、本願の請求項1に係る発明は、表裏面と、表裏面に対して所定の角度θ(0<θ<90度)で傾斜する傾斜面と該傾斜面の下方に連続して表裏面に対して略垂直である垂直面とから形成される側面とを有してなる板部材と、この板部材の少なくとも表面と各側面を覆うように貼着される化粧シートとからなる化粧板材において、化粧シートは、板部材の表面を覆う中央部と、中央部の各辺から外方に延長形成され、板部材の各側面の傾斜面と垂直面を連続して覆う延長部とを有し、化粧シートの中央部を板部材の表面に貼着し、各延長部を板部材の表面と各側面との交差線に沿って折り曲げて各側面の傾斜面および垂直面に貼着したときに、隣接する延長部同士の継ぎ目が板部材の隣接側面同士の略交差線上に位置することを特徴とする。

0011

本願の請求項2に係る発明は、請求項1記載の化粧板材において、化粧シートの延長部のうち少なくとも一の延長部が、板部材の裏面側に回り込んで板部材の裏面の一部に貼着される裏面被覆部を有することを特徴とする。

発明の効果

0012

請求項1に係る本発明によれば、板部材の表面から四周側面にかけて連続して一枚の化粧シートが貼着されるので、色や柄が統一された見栄えの良い化粧板材とすることができる。特に、木目柄を有する化粧シートを用いた場合、板部材の表面だけでなく四周側面にも連続して木目柄が現出するので、天然木材のように見える効果がある。

0013

また、化粧シートの隣接延長部同士の継ぎ目が、板部材の隣接側面同士が交差する交差線上に略位置するので、人の目に付きにくく、継ぎ目が目立つことによって見栄えが悪くなることを防止することができる。

0014

請求項2に係る本発明によれば、上記の効果に加えて、化粧シートが板部材の裏面側まで回り込んで貼着されるので、化粧シートが剥がれて見栄えを悪くすることを防止する効果が発揮される。

図面の簡単な説明

0015

本発明の一実施形態による化粧板材の斜視図である。
この化粧板材の分解斜視図である。
図1中A部拡大図である。
化粧シートの延長部を板部材の側面に貼着する前の状態を示すA部拡大図である。
この化粧板材に用いる板部材の平面図(a)、正面図(b)、背面図(c)、左側面図(d)および右側面図(e)である。
この化粧板材に用いる化粧シートの平面図である。
この化粧板材に使用可能な化粧シートの一例を示す平面図である。
この化粧板材に使用可能な化粧シートの他例を示す平面図である。
この化粧板材に使用可能な化粧シートのさらに他例を示す平面図である。
従来技術により化粧板材の斜視図である。

発明を実施するための最良の形態

0016

本発明の好適な一実施形態による化粧板材について、図1図6を参照して以下に詳述する。この化粧板材10は、板部材20の少なくとも表面および四周側面を覆うように化粧シート30が貼着されてなる。なお、図において板部材20に施されている斜線木目を示すものではなく、化粧シート30との違いを示すためのものである。

0017

板部材20について、特に図2および図5を参照して説明すると、この板部材20は、矩形状の表面21と、矩形状の裏面22と、これら表裏面21,22に対して所定の角度θ(0<θ<90度)で傾斜する傾斜面23a〜26aと該傾斜面の下方に連続して表裏面21,22に対して略垂直である垂直面23b〜26bとから形成される側面23〜26とを有してなる、略直方体である。板部材20の材質は特に限定されず、その用途などに応じて、合板MDFパーティクルボードなどの木質系板材合成樹脂板材金属製板材などを用いることができる。板部材20の寸法は特に限定されないが、この実施形態では、表面21が382mm×525mm、裏面22が397mm×540mm、厚さが18mm(傾斜面23a〜26aの部分の厚さ7.5mm+垂直面23b〜26bの部分の厚さ10.5mm)であり、傾斜面23a〜26aは垂直面23b〜26bに対して45度(表裏面21,22に対しても45度)の傾斜角度θを有し、その面の長さは10.6mmである。

0018

この板部材20の少なくとも表裏面21,22および四周側面23〜26を被覆するために用いられる化粧シート30について、特に図2および図6を参照して説明すると、この化粧シート30は、板部材表面21と同一形状および寸法を有して板部材表面21を被覆する矩形状の中央部31と、四周辺から各々外方に延長する延長部32〜35とを有するシート状部材であり、その表面全般には木目調の印刷模様36が施されている。化粧シート30の材質は、合成樹脂シート化粧紙突板など板部材20に貼着することができるものであれば特に限定されないが、安全性および環境保護の観点が重視されるときは、燃焼時に塩化水素ガスダイオキシンをほとんど発生しないオレフィンポリエチレンポリプロピレンなど)シートを用いることが好ましい。

0019

化粧シート30の延長部32〜35は板部材20の側面23〜26を被覆する部分である。この実施形態では、中央部31の短手辺から延長する一対の延長部32,34については、板部材側面23,25のみを全面的に被覆するために、その傾斜面23a,25aおよび垂直面23b,25bをそれぞれ被覆する傾斜面被覆部32a,34aおよび垂直面被覆部32b,34bを有するものとして形成されているが、中央部31の長手辺から延長する一対の延長部33,35については、板部材側面24,26からさらに裏面22側に回り込んで裏面22の一部をも被覆するために、その傾斜面24a,26aおよび垂直面24b,26bをそれぞれ被覆する傾斜面被覆部33a,35aおよび垂直面被覆部33b,35bに加えて、さらに、板部材20の裏面22に回り込んで裏面22の一部を被覆する裏面被覆部33c,35cを有するものとして形成されている。

0020

このような形状の化粧シート30は、延長部32〜35の各外側縁を四辺とする矩形状シート30’(図6)の4つの角を所定形状に切り欠くことにより形成することができる。延長部32,33を切り離して形成するための切欠37は、延長部32の傾斜面被覆部32aの端縁に表れる辺37aと、その垂直面被覆部32bの端縁に表れる辺37bと、延長部33の傾斜面被覆部33aの端縁に表れる辺37cと、その垂直面被覆部33bおよび裏面被覆部33cの端縁に表れる辺37dとによって規定される。辺37bは、中央部31と延長部32との境界線32dに対して垂直に延長し、辺37dは、中央部31と延長部33との境界線33dに対して垂直に延長する。辺37aと辺37cは、延長部32,33を境界線32d,33dに沿って折り曲げて板部材側面23,24の傾斜面23a,24aに密接させたときに、これら辺37a,37c同士が傾斜面23a,24a同士の交差線41に沿って隙間なく位置するように、境界線32d,33dに対して所要の角度で形成される。他の切欠38〜40についても同様である。

0021

以上の説明から理解されるように、板部材20の各部が前述の寸法を有する場合、化粧シート30の延長部32〜35の両端に表れる辺37a,37cの長さは、それぞれ板部材側面23〜26の傾斜面23a〜26aの面長さと同じ10.6mmであり、延長部32,34の両端に表れる辺37bの長さは、それぞれ板部材側面23,25の垂直面23b,25bの面長さと同じ10.5mmあり、延長部33,35の両端に表れる辺37dの長さは、それぞれ該垂直面長さ10.5mmにさらに裏面被覆部33cの幅(ここでは10mm)を加えた21.5mmとなる。

0022

上記した板部材20と化粧シート30(切欠形成前の化粧シート30’の4つの角に各々切欠37〜40を形成したもの)を用い、化粧シート30の裏面に接着剤を塗布して、その中央部31を板部材20の表面21に貼着し、延長部32,34を板部材20の表面21と側面23,25との角(境界線32d,34d)および傾斜面23a,25aと垂直面23b,35bとの角(境界線32e,34e)に沿って順次に折り曲げて、その傾斜面被覆部32a,34aおよび垂直面被覆部32b,34bをそれぞれ傾斜面23a,25aおよび垂直面23b,25bに貼着すると共に、延長部33,35を板部材20の表面21と側面24,26との角(境界線33d,35d)、傾斜面24a,26aと垂直面24b,26bとの角(境界線33e,35e)および垂直面24b,26bと裏面22との角(境界線33f,35f)に沿って順次に折り曲げて、その傾斜面被覆部33a,35a、垂直面被覆部33b,35bおよび裏面被覆部33c,35cをそれぞれ傾斜面24a,26a、垂直面24b,26bおよび裏面22に貼着する。このようにして化粧シート30を板部材20に貼着することにより、図1の化粧板材10が得られる。さらに、板部材20の素材色柄が裏面22に現出することを防止するために、裏面22に合成樹脂シートなどを貼着しても良い。

0023

このとき、図3および図4に詳細に示されるように、化粧シート30の延長部32,34は、中央部31と傾斜面被覆部32a,34aとの境界線32d,34dおよび傾斜面被覆部32a,34aと垂直面被覆部32b,34bとの境界線32e,32eをそれぞれ折れ線として折り曲げて板部材側面23,25の傾斜面23a,25aおよび垂直面23b,25bに順次に貼着され、延長部33,35は、中央部31と傾斜面被覆部33a,35aとの境界線33d,35d、傾斜面被覆部33a,35aと垂直面被覆部33b,35bとの境界線33e,35eおよび垂直面被覆部33b,35bと裏面被覆部33c,35cとの境界線33f,35fをそれぞれ折れ線として折り曲げて板部材側面23,25の傾斜面23a,25aから垂直面23b,25bを経て裏面22の一部まで順次に貼着され、隣接する延長部の端縁は、板部材20において隣接する側面の傾斜面23a〜26a同士の交差線41および垂直面23b〜26b同士の交差線42上に位置する。すなわち、切欠37〜40によって分断された化粧シート30の隣接延長部同士の継ぎ目が、板部材20の隣接側面同士の交差線41,42に略合致して位置するので、目立たない。この継ぎ目が完全に線上に位置せずに若干の隙間が生じた場合であっても、板部材20の側面同士の交差線41,42に表れるものであるので、表面21と側面23〜26との角(境界線32d〜35d)に表れる場合に比べるとそれほど目立たない。この場合には、より見栄えを良くするために、交差線41,42上に表れる隙間を削って整形したり、隙間に着色しても良い。

0024

既述したように、化粧シート30は板部材20の少なくとも表面21および四周側面23〜26を覆うものであり、中央部31が板部材20の表面21に貼着され、延長部32〜35が板部材20の少なくとも傾斜面23a〜26aおよび垂直面23b〜26bに貼着されるが、これら延長部32〜35の少なくとも一を板部材20の裏面22側に回り込ませて裏面22で貼着するようにしても良い。このようにすると、化粧シート30の端縁が板部材20の裏面22側に位置することになるので、人の手や物に接触しにくく、剥がれにくいものとすることができる。

0025

図2および図6に示す化粧シート30は、延長部32,34には裏面被覆部を設けずに延長部33,35に裏面被覆部33c,35dを設けた例であるが、図示実施形態とは逆に、延長部33,35には裏面被覆部を設けずに延長部32,34に裏面被覆部32c,34dを設けた実施形態(図7)、すべての延長部32〜35を傾斜面被覆部32a〜35aおよび垂直面被覆部32b〜35bで形成して裏面被覆部を設けない実施形態(図9)、すべての延長部32〜35に裏面被覆部32c〜35cを設けた実施形態(図8)なども、本発明の範囲内である。延長部32,34に裏面被覆部32c,34cを設ける場合は、延長部32,34を境界線32d,34dに沿って折り曲げて傾斜面被覆部32a,34aを板部材側面23,25の傾斜面23a,25aに貼着し、境界線32e,34eに沿って折り曲げて垂直面被覆部32b,34bを板部材側面23,25の垂直面23b,25bに貼着し、さらに、境界線32f,34fに沿って折り曲げて裏面被覆部32c,34cを板部材裏面22に貼着する。図8の場合は、延長部32,34の裏面被覆部32c,34cと延長部33,35の裏面被覆部33c,35cとが板部材20の裏面22の角部において部分的に重なり合うことになるが、いずれを上にして貼着しても良いし、重なる部分をカットしても良い。

0026

化粧シート30の延長部32〜35に裏面被覆部32c〜35cを設ける場合、その長さを5mm以上とすることが好ましい。5mm以下であると、板部材20の裏面22側に回り込んだ化粧シート30の端縁が、垂直面23b〜26bと裏面22との角(交差線)からの距離が短すぎて、指先引っ掛かり、徐々に剥がれていく可能性がある。化粧シート30が板部材裏面22に5mm以上貼着されていれば、指先が引っ掛かる可能性が小さくなり、また、たとえ引っ掛かって剥がれ始めたとしても、その剥がれが側面23〜26まで到達して見栄えを悪くする恐れは小さい。

0027

なお、図9に示すように、第一延長部32と第二延長部33のいずれにも裏面被覆部を設けない実施形態の場合は、上述の効果を得ることはできないが、このような実施形態も本発明の範囲内である。

0028

10化粧板材
20板部材
21 表面
22 裏面
23〜26 側面
23a〜26a 傾斜面
23b〜26b垂直面
30化粧シート
30’切欠形成前の化粧シート
31 中央部
32〜35延長部
32a〜35a 傾斜面被覆部
32b〜35b 垂直面被覆部
32c〜35c裏面被覆部
32d〜35d 中央部と傾斜面被覆部の境界線
32e〜35e 傾斜面被覆部と垂直面被覆部の境界線
32f〜35f 垂直面被覆部と裏面被覆部の境界線
36印刷模様
37〜40 切欠
41 板部材の隣接側面の傾斜面同士の交差線
42 板部材の隣接側面の垂直面同士の交差線

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