図面 (/)

技術 色補正装置、色補正方法、及び、プログラム

出願人 富士通株式会社
発明者 岩村康正手塚耕一
出願日 2014年11月21日 (6年3ヶ月経過) 出願番号 2014-236407
公開日 2016年5月30日 (4年8ヶ月経過) 公開番号 2016-100745
状態 拒絶査定
技術分野 FAX画像信号回路 カラー画像通信方式
主要キーワード 粗面領域 タブレット型携帯端末 標示領域 略点対称 リコンフィギュラブル回路 高機能携帯電話 各基準色 色対象
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (19)

課題

色補正の精度を向上させることを可能とする色補正装置色補正方法、及び、プログラムを提供する。

解決手段

情報処理装置1は、表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象試料とともに撮像された撮像画像における第1領域の輝度と第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した第1領域の輝度と第2領域の輝度とに基づいて、撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定する状態判定部46と、状態判定部46により判定された照明環境における面光源の割合に応じた色補正処理を、撮像画像における測色対象の試料のRGB値に対して施す第2補正部48と、を備える。

概要

背景

製造ラインにおける品質検査製造段階などで素材そのものの色を合わせるなどの目的で、測色する技術が知られている。測色を行う際、通常は、光電色度計分光光度計などの専門の測色計が用いられる。専用の測色計は非常に高価なため、一般消費者などのエンドユーザが手軽に使用することは困難である。しかしながら、肌の色を診断したいなど測色計に対する一般消費者などからの高いニーズがある。

このため、携帯端末に搭載あるいは接続されているカメラを専用の測色計のかわりとして使用することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1で提案されている技術は、測色対象照明する光源色味に起因する測色対象の色の変化を補正するものである。

概要

色補正の精度を向上させることを可能とする色補正装置色補正方法、及び、プログラムを提供する。情報処理装置1は、表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における第1領域の輝度と第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した第1領域の輝度と第2領域の輝度とに基づいて、撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定する状態判定部46と、状態判定部46により判定された照明環境における面光源の割合に応じた色補正処理を、撮像画像における測色対象の試料のRGB値に対して施す第2補正部48と、を備える。

目的

本発明は、色補正の精度を向上させることを可能とする色補正装置、色補正方法、及び、プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象試料とともに撮像された撮像画像における前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度とに基づいて、前記撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された前記照明環境における前記面光源の割合に応じた色補正処理を、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して施す補正処理手段と、を備えることを特徴とする色補正装置

請求項2

前記判定手段は、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であるか否かを判定し、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記第1領域と前記第2領域の色情報に対応する輝度をそれぞれ算出する第1輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記第1領域の前記色情報に対応する輝度と前記第2領域の前記色情報に対応する輝度と、前記撮像画像における前記第1領域の輝度と前記撮像画像における前記第2領域の輝度と、に基づいて、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における点光源の割合を算出する第1割合算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記点光源の割合に基づいて、前記測色対象の試料の色の基準となる基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出する第2輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度を算出する第3輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI(Specular Components Include)方式で測色されたRGB値であるSCI値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCI値を推定する第1推定手段と、を、更に、備え、前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値を推定された前記測色対象の試料の前記SCI値に補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の色補正装置。

請求項3

前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記基準試料のSCE(Specular Components Exclude)方式で測色されたRGB値であるSCE値に対応する輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、をそれぞれ算出する第4輝度算出手段を、更に、備え、前記第2輝度算出手段は、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記点光源の割合と、に基づいて、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出し、前記第1推定手段は、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCI値を推定する、ことを特徴とする請求項2に記載の色補正装置。

請求項4

前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、に基づいて、前記基準試料のSCI値に対応する輝度に対する前記測色対象の試料のSCI値に対応する輝度の比を算出する第1比算出手段を、更に、備え、前記第1推定手段は、予め保持している前記基準試料のSCI値に対して前記第1比算出手段により算出された前記比を乗算して、前記測色対象の試料のSCI値を推定する、ことを特徴とする請求項3に記載の色補正装置。

請求項5

前記判定手段は、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であるか否かを判定し、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記第1領域と前記第2領域の色情報に対応する輝度をそれぞれ算出する第1輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記第1領域の前記色情報に対応する輝度と前記第2領域の前記色情報に対応する輝度と、前記撮像画像における前記第1領域の輝度と前記撮像画像における前記第2領域の輝度と、に基づいて、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における点光源の割合を算出する第1割合算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記点光源の割合に基づいて、前記測色対象の試料の色の基準となる基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出する第2輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度を算出する第3輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCE方式で測色されたRGB値であるSCE値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCE値を推定する第2推定手段と、を、更に、備え、前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値を推定された前記測色対象の試料の前記SCE値に補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の色補正装置。

請求項6

前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI方式で測色されたRGB値であるSCI値に対応する輝度と、をそれぞれ算出する第4輝度算出手段を、更に、備え、前記第2輝度算出手段は、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記点光源の割合と、に基づいて、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出し、前記第2推定手段は、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCE値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCE値を推定する、ことを特徴とする請求項5に記載の色補正装置。

請求項7

前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、に基づいて、前記基準試料のSCE値に対応する輝度に対する前記測色対象の試料のSCE値に対応する輝度の比を算出する第2比算出手段を、更に、備え、前記第2推定手段は、予め保持している前記基準試料のSCE値に対して前記第2比算出手段により算出された前記比を乗算して、前記測色対象の試料のSCE値を推定する、ことを特徴とする請求項6に記載の色補正装置。

請求項8

前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合には、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して、補正処理を施こさない、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の色補正装置。

請求項9

前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、予め保持している前記測色対象の試料の色の基準となる基準試料のSCE方式で測色されたRGB値であるSCE値に対応する輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI方式で測色されたRGB値であるSCI値に対応する輝度と、をそれぞれ算出する第5輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度を算出する第6輝度算出手段と、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、予め保持している前記基準試料のSCE値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCE値を推定する第3推定手段と、を、更に、備え、前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合には、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値を前記第3推定手段により推定された前記SCE値に補正する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の色補正装置。

請求項10

前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、に基づいて、前記基準試料のSCE値に対応する輝度に対する前記測色対象の試料のSCE値に対応する輝度の比を算出する第3比算出手段を、更に、備え、前記第3推定手段は、予め保持している前記基準試料のSCE値に対して前記第3比算出手段により算出された前記比を乗算して、前記測色対象の試料のSCE値を推定する、ことを特徴とする請求項9に記載の色補正装置。

請求項11

前記チャートに配置されている前記第1領域と前記第2領域の色は、いずれも、無彩色である、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の色補正装置。

請求項12

表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度とに基づいて、前記撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定し、判定した前記照明環境における前記面光源の割合に応じた色補正処理を、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して施す、ことを特徴とする色補正装置の色補正方法

請求項13

色補正装置のコンピュータに、表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度とに基づいて、前記撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定し、判定した前記照明環境における前記面光源の割合に応じた色補正処理を、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して施す、処理を実行させる、ことを特徴とするプログラム

技術分野

0001

本発明は、色補正装置色補正方法、及び、プログラムに関する。

背景技術

0002

製造ラインにおける品質検査製造段階などで素材そのものの色を合わせるなどの目的で、測色する技術が知られている。測色を行う際、通常は、光電色度計分光光度計などの専門の測色計が用いられる。専用の測色計は非常に高価なため、一般消費者などのエンドユーザが手軽に使用することは困難である。しかしながら、肌の色を診断したいなど測色計に対する一般消費者などからの高いニーズがある。

0003

このため、携帯端末に搭載あるいは接続されているカメラを専用の測色計のかわりとして使用することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1で提案されている技術は、測色対象照明する光源色味に起因する測色対象の色の変化を補正するものである。

先行技術

0004

特開2013−195243号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1で提案されている技術では、照明環境により点光源面光源の割合が異なることを考慮していないため、点光源と面光源の割合の違いに起因する測色対象の色の変化については補正することができない。

0006

一つの側面では、本発明は、色補正の精度を向上させることを可能とする色補正装置、色補正方法、及び、プログラムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

一態様における色補正装置は、表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における第1領域の輝度と第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した第1領域の輝度と第2領域の輝度とに基づいて、撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定する判定手段と、判定手段により判定された照明環境における面光源の割合に応じた色補正処理を、撮像画像における測色対象の試料のRGB値に対して施す補正処理手段と、を備えることを特徴としている。

0008

一態様における色補正方法は、表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における第1領域の輝度と第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した第1領域の輝度と第2領域の輝度とに基づいて、撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定し、判定した照明環境における面光源の割合に応じた色補正処理を、撮像画像における測色対象の試料のRGB値に対して施す、ことを特徴としている。

0009

一態様におけるプログラムは、色補正装置のコンピュータに、表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における第1領域の輝度と第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した第1領域の輝度と第2領域の輝度とに基づいて、撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定し、判定した照明環境における面光源の割合に応じた色補正処理を、撮像画像における測色対象の試料のRGB値に対して施す、処理を実行させることを特徴としている。

発明の効果

0010

一つの側面では、色補正の精度を向上させることが可能となる。

図面の簡単な説明

0011

実施形態におけるカラーチャートの例を示す図である。
実施形態における情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
実施形態におけるマッピング情報記憶部の構成例を示す図である。
実施形態における色情報記憶部の構成例を示す図である。
実施形態における領域種別特定方法について説明するための撮像画像の具体例を示す図である。
図5に示す具体例に対応する各領域に対する番号の割当状態を示す図である。
図5に示す具体例に対応する領域種別の特定結果の例を示す図である。
実施形態における第1補正について説明するための図である。
実施形態における照明環境状態判定方法について説明するための図であり、点光源での光沢面の反射光について説明するための図である。
実施形態における照明環境状態の判定方法について説明するための図であり、点光源での粗面の反射光について説明するための図である。
実施形態における照明環境状態の判定方法について説明するための図であり、面光源での光沢面の反射光について説明するための図である。
実施形態における照明環境状態の判定方法について説明するための図であり、面光源での粗面の反射光について説明するための図である。
実施形態における点光源の割合算出について説明するための図であり、予め測定した点光源及び面光源での光沢面領域と粗面領域の輝度を示したグラフの例である。
実施形態における点光源の割合算出について説明するための図であり、撮像時の光沢面領域と粗面領域の輝度を示したグラフの例である。
実施形態における第2補正について説明するための図である。
実施形態における色補正処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部である。
実施形態における色補正処理のフローを説明するためのフローチャートの例の他の一部である。
実施形態における情報処理装置のハードウェア構成の例を示す図である。

実施例

0012

以下に本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるカラーチャートCCの例を示す図である。図1に示す図は、カラーチャートCCの表面、つまり、色の標示領域(以下、色領域という)などが形成された表示面を上とし、色を計測する対象物(以下、測色対象という)に接するカラーチャートCCの裏面を下としてカラーチャートCCの表示面を上から見た場合の上面図である。

0013

カラーチャートCCは、測色対象の試料を測色する際に、試料表面上に貼付あるいは載置(以下、単に配置という)された状態で試料測色領域Hとともに撮像される。これにより、試料測色領域Hと同様に光源の影響を受けたカラーチャートCCの表示面が、試料測色領域Hとともに撮像された画像(以下、撮像画像という)IMGを得ることができる。

0014

本実施形態におけるカラーチャートCCには、図1に示すように、表示面及び裏面を貫く貫通孔Hが形成されている。この貫通孔Hにより貫通されている領域が、本実施形態における、試料測色領域Hとなる。また、本実施形態におけるカラーチャートCCには、図1に示すように、同一の色領域C1、C2、C3、C4が試料測色領域Hを挟んで表示面の両側に、略点対称となるようにそれぞれ形成されている。なお、以下において、色領域C1を第1基準色領域C1、色領域C2を第2基準色領域C2、色領域C3を第3基準色領域C3、色領域C4を第4基準色領域C4、とそれぞれ称することとする。

0015

図1に示すように、カラーチャートCCの中央部に試料測色領域Hを形成するのは、測色対象の試料表面上にカラーチャートCCが配置された場合に、試料の測色部位をカラーチャートCCの中央部に露出させるためである。このように、試料の測色部位が試料測色領域Hに露出すると、カラーチャートCCの表示面に形成された各基準色領域C1〜C4は、試料の測色部位を取り囲むように配置されることになる。各基準色領域C1〜C4に標示されている色(以下、基準色という)は、試料測色領域Hに露出された試料の測色部位の色を補正する際に基準となる色である。

0016

また、図1に示すように、第1基準色領域C1、第2基準色領域C2、第3基準色領域C3、第4基準色領域C4は、それぞれ、同一色の標示がなされた表示面上の領域である。各基準色領域C1〜C4は、図1に示すように、試料測色領域Hを挟んで互いに向かい合う2組のペアから成っている。

0017

このように、同一色の色領域を互いに向かわせの状態で配置することで、カラーチャートCCの基準色が本来有する色と試料の測色部位とともに撮像画像IMGに写るカラーチャートCCの基準色の色と間の変化量を用いて、撮像画像IMGに写る試料の測色部位の色を補正させる場合に、正確な変化量を算出させることが可能となる。

0018

また、光源によって受ける影響は、必ずしも試料測色領域H全体にわたって一様ではないことから、一箇所の色領域における変化量だけでは、補正によって試料の色を再現するには不十分な場合がある。本実施形態においては、試料測色領域Hを挟んで互いに向かい合う位置に各基準色領域C1〜C4のペアを配置していることから、ペアの領域に挟まれた領域、つまり、試料測色領域Hに、各基準色領域C1〜C4があたかも配置されているかのような変化量を算出させることが可能となる。よって、光源の色味に起因する試料の色の変化を正確に補正させることが可能となる。

0019

また、各基準色領域C1〜C4の2組のペアが略点対称に配置されている。そして、各ペアの色領域は、図1に示すように、同じ大きさ及び同じ形状の領域としている。これによって、同じ大きさ及び同じ形状の色領域が光源によって受けた影響を等分に反映した変化量を算出させることが可能となる。

0020

また、本実施形態におけるカラーチャートCCには、図1に示すように、白色の色領域(以下、白色領域という)Wが所定の間隔(例えば、90度間隔)で配置され、試料測色領域Hを挟んで表示面の両側に、略点対称となるようにそれぞれ形成されている。これによって、白色領域Wの画素値を用いたホワイトバランスの補正を行わせることが可能となる。

0021

さらに、本実施形態におけるカラーチャートCCには、図1に示すように、表面の粗さが異なる2種類の領域、光沢面領域LS及び粗面領域RSが形成されている。試料測色領域Hとともに光沢面領域LSと粗面領域RSが撮像画像IMGに写ることで、撮像時の照明環境状態を判定させることが可能となる。また、光沢面領域LSのペアと粗面領域RSのペアが、図1に示すように、試料測色領域Hを挟んで、互いに向かい合うように配置されている。これによって、光沢面領域LS及び粗面領域RSが、あたかも試料測色領域Hに配置されているような輝度を算出させることが可能となる。したがって、試料測色領域Hにおける撮像時の照明環境状態を正確に判定させることが可能となる。よって、撮像時の照明環境(点光源PLSと面光源SLSの割合)に応じた色補正の精度を向上させることが可能となる。

0022

さらに、本実施形態におけるカラーチャートCCは、図1に示すように、表示面の外周及び内周の形状を円形に形成することによって、外形が円環状に形成されている。これによって、測色対象の試料を露出させる試料測色領域Hを円形にするとともに、カラーチャートCCの外形を円環状にすることができる。したがって、カラーチャートCCの表示面が正面以外の多角的な向きから撮像されたとしても、撮像画像IMGにおける試料測色領域HとカラーチャートCCの変形を楕円形に抑えることができる。これによって、撮像画像IMGから試料測色領域HとカラーチャートCCの表示面を検出させやすくすることができる。

0023

なお、各基準色領域C1〜C4における基準色として、任意の色を採用することができるが、測色対象の試料の色に類似する色であることが好ましい。例えば、4種類の基準色領域C1〜C4をカラーチャートCCに配置する場合には、Red Green Blue Color Model(RGB)空間上で試料の色が分布すると想定される領域の外延を囲む位置に分布する色、例えば、試料の色よりも赤みがかった色や黄みがかった色などを採用すればよい。

0024

また、光沢面領域LSと粗面領域RSは、色領域が配置されているカラーチャートCCに一体的に配置されていなくてもよく、光沢面領域LSと粗面領域RSが配置されているチャートは、色領域が配置されているカラーチャートCCと物理的に独立したものであってもよい。また、光沢面領域LSと粗面領域RSは、各基準色領域C1〜C4のいずれかと組み合わせるようにしてもよい。この場合、例えば、第1基準色領域C1の第1のペアを第1基準色の光沢面領域とし、第2のペアを第1基準色の粗面領域とすればよい。

0025

また、光沢面領域LSと粗面領域RSは、図1に例示するカラーチャートCCでは、試料測色領域Hを挟んで、互いに向かい合うように配置されているが、任意の位置に配置されてもよく、また、ペアでなくてもよい。しかしながら、上述の理由から、光沢面領域LSと粗面領域RSは、試料測色領域Hを挟んで、互いに向かい合うように配置されているのが好ましい。

0026

また、光沢面領域LSと粗面領域RSの色は、任意の色を採用することができるが、無彩色であることが好ましい。なぜなら、無彩色は、光源の色味の違いによる影響を受けにくいからである。

0027

なお、図1中のカラーチャートCCの各領域に付した番号は、便宜的に付したものであり、詳しくは後述する領域番号である。

0028

図2は、本実施形態における情報処理装置1の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態における情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータタブレット型携帯端末携帯電話スマートフォン高機能携帯電話)などであり、カメラCMにより撮像された撮像画像IMGに含まれる測色対象の試料の色を補正する色補正装置である。本実施形態における情報処理装置1は、図2に示すように、入力部10、記憶部20と、出力部30と、制御部40と、を備えている。なお、本実施形態における撮像画像IMGは、試料測色領域Hに露出された測色対象の試料がカラーチャートCCとともに写る様に、測色対象の試料表面上にカラーチャートCCが配置されている状態を撮像した画像であるものとして説明する。

0029

入力部10は、例えば、カメラインターフェース、あるいは、通信モジュールなどを備えており、接続されているカメラCMにより撮像された撮像画像IMGが入力される。そして、入力部10は、入力された撮像画像IMGを、制御部40に出力する。この際、入力部10は、入力された撮像画像IMGをメモリ(不図示)に一時的に格納し、制御部40が処理のタイミングに合わせて撮像画像IMGをメモリから取得するようにしてもよい。

0030

記憶部20は、例えば、Random Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)、Hard Disk Drive(HDD)などを備えている。記憶部20は、制御部40が備える、例えば、Central Processing Unit(CPU)のワークエリア、情報処理装置1全体を制御するための動作プログラムなどの各種プログラムを格納するプログラムエリア、詳しくは後述する閾値Zなどの各種データを格納するデータエリアとして機能する。

0031

また、記憶部20は、図2に示すように、マッピング情報記憶部21、色情報記憶部22として機能する。

0032

図3は、本実施形態におけるマッピング情報記憶部21の構成例を示す図である。マッピング情報記憶部21は、例えば、図3に示すように、カラーチャートCCの領域種別ごとのマッピング情報をテーブル化して格納している。本実施形態におけるマッピング情報記憶部21は、例えば、特定部41(詳しくは後述)が抽出した各領域における領域種別の特定を行う際に参照される。また、例えば、本実施形態におけるマッピング情報記憶部21は、第1算出部44(詳しくは後述)が各基準色領域C1〜C4の変化量を算出する際に参照される。なお、本実施形態におけるマッピング情報は、図3に示すように、領域番号とRGB値である。

0033

領域種別は、カラーチャートCCの領域の種別であり、本実施形態においては、上述したように、白色領域Wと、第1基準色領域C1と、第2基準色領域C2と、第3基準色領域C3と、第4基準色領域C4と、光沢面領域LSと、粗面領域RSと、が存在する。

0034

領域番号は、カラーチャートCCの各領域を一意識別するための識別子であり、「領域番号」欄には、対応する領域種別の領域に割り当てられている領域番号が格納されている。なお、図3に示すマッピング情報記憶部21に格納されている領域番号は、図1に示すカラーチャートCCの具体例に対応する領域番号である。

0035

RGB値は、対応する領域種別の領域のRGB値であり、本RGB値は、例えば、専用の測色計で予め測色されたものであってもよいし、対応する領域種別の領域の理想的な値であってよい。

0036

図4は、本実施形態における色情報記憶部22の構成例を示す図である。色情報記憶部22は、例えば、図4に示すように、測定対象と測色方式の組み合わせごとの色情報をテーブル化して格納している。本実施形態における色情報記憶部22は、例えば、第2算出部47(詳しくは後述)が撮像時の照明環境における点光源PSLの割合を算出する際に参照される。また、例えば、本実施形態における色情報記憶部22は、第2補正部48(詳しくは後述)が補正を行う際に参照される。なお、本実施形態における色情報は、図4に示すように、RGB値であるが、輝度と色差との組み合わせであってもよい。

0037

測定対象は、色情報を予め測定すべき対象であり、本実施形態においては、カラーチャートCCの光沢面領域LS及び粗面領域RSと、基準試料である。基準試料は、ユーザが測色対象とする試料の基準となる試料(典型的な試料)である。

0038

測色方式種別は、測色方式の種別であり、本実施形態においては、Specular Components Include(SCI)方式とSpecular Components Exclude(SCE)方式である。SCI方式は、積分球を用いて試料表面にあらゆる方向から光を与え、ある一つの方向に正反射光RRLを含む反射光を取り出す方式である。SCE方式は、積分球を用いて試料表面にあらゆる方向から光を与え、ある一つの方向に正反射光RRLを除く反射光(乱反射光IRLのみ)を取り出す方式である。

0039

RGB値は、対応する測定対象を対応する測色方式で測色したRGB値である。このようにSCI方式とSCE方式でそれぞれ測色したRGB値を保持するのは、詳しくは後述するように、SCI方式でのRGB値(以下、SCI値ともいう)は面光源SLSの割合が100%の照明環境でのRGB値に相当すると考えることができるからである。また、SCE方式でのRGB値(以下、SCE値ともいう)は点光源PLSの割合が100%の照明環境でのRGB値に相当すると考えることができるからである。

0040

図2戻り、出力部30は、例えば、機器インターフェース、あるいは、通信モジュールなどを備えている。出力部30は、例えば、第2補正部48により推定されたSCI値とSCE値に試料測色領域H内のRGB値がそれぞれ補正された撮像画像IMGを、例えば、接続されている表示装置(不図示)に出力する。

0041

制御部40は、例えば、CPUなどを備えており、記憶部20のプログラムエリアに格納されている動作プログラムを実行して、図2に示すように、特定部41と、代表値算出部42と、ホワイトバランス補正部43と、第1算出部44と、第1補正部45と、状態判定部46と、第2算出部47と、第2補正部48としての機能を実現する。また、制御部40は、動作プログラムを実行して、情報処理装置1全体を制御する制御処理や詳しくは後述の色補正処理などの処理を実行する。

0042

特定部41は、撮像画像IMG全体を探索して、カラーチャートCCの各領域を抽出し、抽出した領域の領域種別を特定する。より具体的には、特定部41は、カラーチャートCCの領域を特定し、カラーチャートCC内の各領域を抽出する。そして、特定部41は、例えば、マッピング情報記憶部21の領域種別ごとのRGB値と、カラーチャートCC内の抽出した各領域におけるRGB値と、を比較して、RGB値が類似する領域種別をそれぞれ特定する。この際、特定部41は、さらに、マッピング情報記憶部21の領域種別ごとの領域番号を参照することで、抽出した領域の全てにおいてRGB値を比較することなく、各領域における領域種別を精度良く特定することが可能となる。また、カラーチャートCCの所定位置マーカーを配置し、特定部41は、マーカーの検出位置に基づいて、抽出した各領域における領域種別を特定するようにしてもよい。

0043

ここで、図3図5図7を参照して、具体例に従って、特定部41が果たす機能について更に説明する。図5は、本実施形態における領域種別の特定方法について説明するための撮像画像IMGの具体例を示す図である。図6は、図5に示す具体例に対応する各領域に対する番号の割当状態を示す図である。図7は、図5に示す具体例に対応する領域種別の特定結果の例を示す図である。

0044

図5に示す撮像画像IMGを参照して、特定部41は、撮像画像IMG全体を探索して、例えば、既存の輪郭検出技術を用いて、カラーチャートCCの領域を抽出する。そして、カラーチャートCCの領域を抽出すると、特定部41は、例えば、カラーチャートCCの領域の外側から中心に向かって時計回り渦巻き状に探索を行い、カラーチャートCCの各領域を抽出する。

0045

なお、カラーチャートCCの抽出された各領域、カラーチャートCCの外側領域、カラーチャートCCの試料測色領域Hに相当する領域、にそれぞれ付与されている番号は便宜的に付与した番号である。本具体例においては、番号2〜25が付与された領域がカラーチャートCC内の領域である。図6に示す図は、便宜的に付与した番号を各層ごとに纏めた表を示すものである。

0046

そして、特定部41は、図3に示すマッピング情報記憶部21を参照して、抽出したカラーチャートCCの各領域の領域種別を特定する。本具体例における特定結果の例が図7に示されている。

0047

図2に戻り、代表値算出部42は、カラーチャートCCの色領域(白色領域Wと各基準色領域C1〜C4)のRGB値を計測し、領域種別が同一の色領域ごとに、RGB値の代表値(以下、代表RGB値という)を算出する。より具体的には、代表値算出部42は、特定部41により抽出され領域種別が特定された領域を、領域種別ごとに分類する。そして、代表値算出部42は、領域種別が同一の色領域ごとに、RGB値を計測して、計測したRGB値に対して加重平均相加平均などの統計処理を施して、代表RGB値を算出する。つまり、代表値算出部42は、白色領域Wと各基準色領域C1〜C4の代表RGB値をそれぞれ算出する。

0048

また、代表値算出部42は、光沢面領域LSと粗面領域RSの代表RGB値を算出する。より具体的には、代表値算出部42は、特定部41により特定された光沢面領域LSのRGB値を計測し、計測したRGB値に対して加重平均や相加平均などの統計処理を施して、光沢面領域LSの代表RGB値を算出する。同様にして、代表値算出部42は、特定部41により特定された粗面領域RSのRGB値を計測し、計測したRGB値に対して加重平均や相加平均などの統計処理を施して、粗面領域RSの代表RGB値を算出する。

0049

さらに、代表値算出部42は、試料測色領域Hの代表RGB値を算出する。より具体的には、代表値算出部42は、特定部41により抽出された試料測色領域HのRGB値を計測し、計測したRGB値に対して加重平均や相加平均などの統計処理を施して、試料測色領域Hの代表RGB値を算出する。

0050

ホワイトバランス補正部43は、撮像画像のホワイトバランスを補正する。より具体的には、例えば、階調が8ビットの場合には、ホワイトバランス補正部43は、例えば、白色領域Wの代表RGB値の各値が“255”となるホワイトバランスの補正量(R用補正量、G用補正量、B用補正量)をそれぞれ算出する。そして、ホワイトバランス補正部43は、少なくとも各基準色領域C1〜C4と試料測色領域Hの各代表RGB値に対して、ホワイトバランスの補正量を乗算する。これにより、色温度により色のばらつきを低減させることができる。なお、ホワイトバランス補正部43は、光沢面領域LSと粗面領域RSの代表RGB値に対しても、ホワイトバランスの補正量を乗算してもよい。

0051

第1算出部44は、各基準色領域C1〜C4におけるRGB値の変化量をそれぞれ算出する。より具体的には、第1算出部44は、マッピング情報記憶部21から各基準色領域C1〜C4のRGB値を取得する。そして、第1算出部44は、ホワイトバランス補正が施された各基準色領域C1〜C4の代表RGB値から、取得した各基準色領域C1〜C4のRGB値を減算することで、各基準色領域C1〜C4におけるRGB値の変化量をそれぞれ算出する。

0052

第1補正部45は、第1算出部44により算出された各基準色領域C1〜C4におけるRGB値の変化量に基づいて、少なくとも試料測色領域H内のRGB値を補正する。この際、第1補正部45は、光沢面領域LSのRGB値と粗面領域RSのRGB値を、更に、変化量に基づいて補正してもよい。なお、以下において、第1補正部45による補正を第1補正と称することとする。

0053

ここで、図8を参照して、第1補正について更に説明する。図8は、本実施形態における第1補正について説明するための図である。図8中のC1〜C4は、マッピング情報記憶部21に格納されている各基準色領域C1〜C4のRGB値をRGB空間における色ベクトル(各基準色の色ベクトル)としたものである。図8中のC1’〜C4’は、ホワイトバランス補正後の各基準色領域C1〜C4の代表RGB値をRGB空間における色ベクトル(ホワイトバランス補正後の各基準色の色ベクトル)としたものである。

0054

図8中のS0は、試料本来のRGB値(理想的なRGB値、例えば、SCI値)をRGB空間における色ベクトル(試料本来の色ベクトル)としたものであり、図8中のS’は、ホワイトバランス補正後の試料測色領域H内の代表RGB値をRGB空間における色ベクトル(ホワイトバランス補正後の試料の色ベクトル)としたものである。図8中のD1〜D4は、ホワイトバランス補正後の試料測色領域Hの代表RGB値とホワイトバランス補正後の各基準色領域C1〜C4の代表RGB値とのRGB空間での距離をそれぞれ表している。

0055

各基準色領域C1〜C4が配置されたカラーチャートCCが測色対象の試料と一緒に撮像された場合、光源の影響により、撮像画像における各基準色領域C1〜C4のRGB値(図8中のC1’〜C4’)は、図8に示すように、マッピング情報記憶部21に格納されている各基準色領域C1〜C4のRGB値(図8中のC1〜C4)から変化してしまう。同様に、撮像画像における試料測色領域HのRGB値(図8中のS’)は、光源の影響により、図8に示すように、試料本来のRGB値(図8中のS0)から変化してしまう。

0056

また、RGB値が試料本来のRGB値により近い基準色ほど、光源から受ける影響が、試料が光源から受ける影響に近いと考えられる。

0057

そこで、第1補正部45は、ホワイトバランス補正後の試料測色領域Hの代表RGB値とのRGB空間での距離がより近いホワイトバランス補正後の代表RGB値を有する基準色領域の変化量ほど、変化量に付与する重みを大きくする重み付けを行うことで、試料測色領域HのRGB値を補正する。つまり、第1補正部45は、例えば、式1にしたがって、試料測色領域H内のRGB値を補正する。

0058

0059

なお、式1中のSとS’は、それぞれ、第1補正後の試料測色領域H内のRGB値と、第1補正前(ホワイトバランス補正後)の試料測色領域H内の代表RGB値である。式1中のC1〜C4はマッピング情報記憶部21に格納されている各基準色領域C1〜C4のRGB値をそれぞれ表しており、式1中のC1’〜C4’はホワイトバランス補正後の各基準色領域C1〜C4の代表RGB値をそれぞれ表している。つまり、式1中の|S’−Ck’|(k=1,2,3,4)は、ホワイトバランス補正後の試料測色領域Hの代表RGB値と各基準色領域C1〜C4の代表RGB値とのRGB空間での距離D1〜D4を表している。また、式1中の(Ck’−Ck)は、第1算出部44により算出された各基準色領域C1〜C4におけるRGB値の変化量を表している。式1中のAは、以下の式2に示すように定義されている。

0060

0061

なお、式1は、距離D1〜D4の2乗の逆数を変化量の重み付けに用いるように定義されているが、上述したように、距離が近いほど変化量に付与する重みが大きくなればよく、例えば、以下の式3にしたがって、第1補正部45は、試料測色領域H内のRGB値を補正してもよい。なお、式3中のA’は、以下の式4に示すように定義されている。

0062

0063

0064

図2に戻り、状態判定部46は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合が100%であるか、それとも、点光源PLSが含まれているか否かを判定する。

0065

ここで、図9図12を参照して、照明環境状態の判定方法について説明する。図9は、本実施形態における照明環境状態の判定方法について説明するための図であり、点光源PLSでの光沢面LSの反射光について説明するための図である。図10は、本実施形態における照明環境状態の判定方法について説明するための図であり、点光源PLSでの粗面RSの反射光について説明するための図である。図11は、本実施形態における照明環境状態の判定方法について説明するための図であり、面光源SLSでの光沢面LSの反射光について説明するための図である。図12は、本実施形態における照明環境状態の判定方法について説明するための図であり、面光源SLSでの粗面RSの反射光について説明するための図である。

0066

点光源PLSでの光沢面LSの反射光においては、図9に示すように、正反射光RRLが強く、乱反射光IIRが弱い。一方、点光源PLSでの粗面RSの反射光においては、図10に示すように、光沢面LSと比較すると、正反射光RRLが弱く、乱反射光IRLが強い。ここで、正反射光RRLは、光源から照明された照明光IL入射角度と逆方向の同じ角度に反射した反射光であり、乱反射光IRLは、正反射光RRL以外のいろいろな方向に拡散して反射する反射光である。

0067

通常、人が物の色を観察するとき、正反射光RRLがない角度で観察している。点光源PLSで試料の測色を行うために試料を撮像する場合においても同じであり、乱反射光IRLを撮像して試料の色を測定する。つまり、点光源PLSでの試料の撮像画像IMGによる測色は、SCE方式の測色に相当すると考えることができ、カメラCMに入射する粗面RSでの反射光の輝度は、カメラCMに入射する光沢面LSでの反射光の輝度より大きくなる。

0068

面光源SLSでの反射光においては、面光源SLSは小さな点光源PSLが面状に無数に並んでいるものと考えることができることから、図11図12に示すように、測色対象の表面が光沢面LSあるいは粗面RSのいずれの場合であっても、反射光が均一に分布する。つまり、カメラCMに入射する粗面RSでの反射光の輝度は、カメラCMに入射する光沢面LSでの反射光の輝度とほぼ等しくなる。

0069

また、面光源SLSは小さな点光源PSLが面状に無数に並んでいるものとみなした場合、カメラCMに入射する面光源SLSでの反射光には、小さな点光源PSLから照明された照明光ILの正反射光RRLが含まれていると考えることができる。つまり、面光源SLSでの試料の撮像画像IMGによる測色は、SCI方式の測色に相当すると考えることができる。

0070

したがって、状態判定部46は、以下の式5にしたがって、代表値算出部42により算出された光沢面領域LSと粗面領域RSの代表RGB値(あるいは、第1補正後の代表RGB値)にそれぞれ対応する輝度を算出する。

0071

0072

そして、カメラCMに入射する光沢面LSでの反射光の輝度に対する、カメラCMに入射する粗面RSでの反射光の輝度の比をM、Zを所定の閾値(例えば、0.05)として、|M−1|≦Zを満たす場合には、状態判定部46は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合が100%であると判定する。一方、|M−1|>Zを満たす場合には、状態判定部46は、撮像時の照明環境に点光源PLSが含まれていると判定する。

0073

図2に戻り、第2算出部47は、状態判定部46により点光源PLSが含まれていると判定された場合に、点光源PLSの割合を算出する。

0074

ここで、図13図14を参照して、点光源PLSの割合算出について説明する。図13は、本実施形態における点光源PLSの割合算出について説明するための図であり、予め測定した点光源PLS及び面光源SLSでの光沢面領域LSと粗面領域RSの輝度を示したグラフの例である。図14は、本実施形態における点光源PLSの割合算出について説明するための図であり、撮像時の光沢面領域LSと粗面領域RSの輝度を示したグラフの例である。

0075

まず、第2算出部47は、色情報記憶部22に格納されている光沢面領域LSと測色方式種別との組み合わせと、粗面領域RSと測色方式種別との組み合わせごとのRGB値に対応する輝度を、上述の式5にしたがって、算出する。

0076

点光源PLSに相当するSCE方式では、上述したように、粗面領域RSの輝度の方が光沢面領域LSの輝度より高くなる。また、面光源SLSに相当するSCI方式では、上述したように、粗面領域RSの輝度と光沢面領域LSの輝度はほぼ等しくなる。ここで、色情報記憶部22の粗面領域RSのSCE値に対応する輝度をa(点A)、色情報記憶部22の光沢面領域LSのSCE値に対応する輝度をa’(点A’)、とする。また、色情報記憶部22の粗面領域RSのSCI値に対応する輝度をc(点Q)、色情報記憶部22の光沢面領域LSのSCI値に対応する輝度をc’(点Q)、とする。この場合、点Aと点A’と点Qの関係は、図13に示すような関係となる。なお、図13に示すグラフのX軸は面光源SLSの割合、Y軸は輝度を表している。

0077

また、面光源SLSの割合がP%の場合の粗面領域RSの輝度をb(点B)、光沢面領域LSの輝度をb’(点B’)と、すると、点Bと点B’は、それぞれ、直線AQ、直線A’Q上にあるとみなすことができる。したがって、図13に示すように、点Bと点B’は、それぞれ、直線(X=P%)と直線AQとの交点、直線(X=P%)と直線A’Qとの交点となる。

0078

ここで、直線(Y=c=c’)と直線(X=0%)との交点を点O、直線(Y=c=c’)と直線(X=P%)との交点を点P、とする。この場合、距離OQに対する距離PQの比(距離PQ/距離OQ)は、以下の式6に表すように、(b−b’)/(a−a’)と等しくなる。

0079

0080

次に、図14を参照して、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がP’%であると仮定し、状態判定部46により算出された粗面領域RSの輝度をb”(点B”)、光沢面領域LSの輝度をb#(点B#)とする。また、粗面領域RSをSCE方式で測定した場合の輝度を仮にa”(点A”)、光沢面領域LSをSCE方式で測定した場合の輝度を仮にa#(点A#)、粗面領域RSをSCI方式で測定した場合の輝度を仮にc”(点Q’)、光沢面領域LSをSCI方式で測定した場合の輝度を仮にc#(点Q’)、とする。この場合、上述したように、点A”と点B”と点Q’は同一直線上の点とみなすことができ、同様に、点A#と点B#と点Q’は同一直線上の点とみなすことができる。

0081

したがって、直線(Y=c”=c#)と直線(X=0%)との交点を点O’、直線(Y=c”=c#)と直線(X=P’%)との交点を点P’、とすると、距離O’Q’に対する距離P’Q’の比(距離P’Q’/距離O’Q’)は、以下の式7に表すように、(b”−b#)/(a”−a#)と等しくなる。

0082

0083

専用の測色計での光沢面領域LSと粗面領域RSのSCE値とSCI値は撮像画像IMGに基づいて算出した光沢面領域LSと粗面領域RSのSCE値とSCI値とそれぞれ等しいので、三角形QAA’と三角形Q’A”A#は、相似の関係にある。したがって、以下の式8の関係が成り立つ。そこで、式8の関係を、式7に代入すると、以下の式9の関係を導き出すことができる。

0084

0085

0086

距離OQと距離O’Q’は、いずれも、面光源SLSの割合の差を表しており、距離OQ=距離O’Q’である。よって、距離OQ=距離O’Q’の関係を、式9に代入することで、以下の式10の関係を導き出すことができる。

0087

0088

したがって、輝度aと輝度a’を算出すれば、状態判定部46により算出された粗面領域RSの輝度b”と光沢面領域LSの輝度b#とを用いることで、点光源PLSの割合(距離P’Q’/距離O’Q’=(100−P’)/100)を算出することができる。

0089

以上のことから、第2算出部47は、色情報記憶部22の粗面領域RSのSCE値に対応する輝度aと色情報記憶部22の光沢面領域LSのSCE値に対応する輝度a’を、式5にしたがって、それぞれ算出する。そして、第2算出部47は、算出した輝度aと輝度a’と、状態判定部46により算出された輝度b”と輝度b#と、に基づいて、式10にしたがって、点光源PSLの割合(距離P’Q’/距離O’Q’=(100−P’)/100)を算出する。

0090

図2に戻り、第2補正部48は、測色対象の試料におけるSCE値とSCI値を推定し、試料測色領域H内のRGB値を推定したSCE値とSCI値にそれぞれ補正する。なお、以下において、第2補正部48による補正を、第2補正と称することとする。

0091

ここで、図15を参照して、第2補正部48による第2補正について更に説明する。図15は、本実施形態における第2補正について説明するための図である。

0092

図15を参照して、色情報記憶部22の基準試料のSCE値に対応する輝度をI(点E)、色情報記憶部22の基準試料のSCI値に対応する輝度をII(点K)、とする。また、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合をP’%とし、直線(Y=II)と直線(X=0%)との交点を点J、直線(Y=II)と直線(X=P’%)との交点を点P’、とする。この場合、以下の式11の関係が成り立つ。

0093

0094

ここで、基準試料の撮像時の照明環境における輝度をsl(点F)とすると、距離P’K/距離JK=(II−sl)/(II−I)が成り立つので、式10とより、基準試料の撮像時の照明環境における輝度slは、以下の式12にしたがって、算出することができる。つまり、撮像時の照明環境における点光源PLSの割合と、輝度Iと、輝度IIと、に基づいて、基準試料の撮像時の照明環境における輝度slは算出することができる。

0095

0096

次に、測色対象の試料のSCI値とSCE値を推定するために、基準試料のSCE値に対応する輝度Iに対する測色対象の試料のSCE値に対応する輝度I’の比I’/Iと、基準試料のSCI値に対応する輝度IIに対する測色対象の試料のSCI値に対応する輝度II’の比II’/IIと、を算出する。

0097

直線EKと直線E’K’は平行とみなすことができるので、比I’/Iは、以下の式13にしたがって、比II’/IIは、以下の式14にしたがって、算出することができる。

0098

0099

0100

したがって、撮像時の照明環境に点光源PSLが含まれている場合には、第2補正部48は、色情報記憶部22の基準試料のSCE値に対応する輝度Iを、上述の式5にしたがって、算出すると共に、色情報記憶部22の基準試料のSCI値に対応する輝度IIを、上述の式5にしたがって、算出する。そして、第2補正部48は、第2算出部47により算出された点光源PSLの割合と、算出した輝度Iと輝度IIと、に基づいて、上述の式12にしたがって、基準試料の撮像時の照明環境における輝度slを算出する。

0101

そして、第2補正部48は、第1補正後の試料測色領域HのRGB値に対応する輝度sl’を、上述の式5にしたがって、算出する。そして、第2補正部48は、算出した輝度Iと輝度slとsl‘とに基づいて、上述の式13にしたがって、比I’/Iを算出すると共に、算出した輝度IIと輝度slとsl‘とに基づいて、上述の式14にしたがって、比II’/IIを算出する。

0102

そして、第2補正部48は、色情報記憶部22の基準試料のSCE値に対して、算出した比I’/Iを乗算して測色対象の試料のSCE値を推定すると共に、色情報記憶部22の基準試料のSCI値に対して、算出した比II’/IIを乗算して測色対象の試料のSCI値を推定する。そして、第2補正部48は、撮像画像IMGを複製し、撮像画像IMGの試料測色領域HのRGB値を推定したSCE値とSCI値にそれぞれ補正する。つまり、第2補正部48は、撮像画像IMGの試料測色領域HのRGB値を推定したSCE値に補正した画像と、撮像画像IMGの試料測色領域HのRGB値を推定したSCI値に補正した画像と、を生成する。

0103

なお、撮像時の照明環境に点光源PSLが含まれていない場合、つまり、撮像画像IMGの試料測色領域Hの代表RGB値が測色対象の試料のSCI値と等しい場合には、第2補正部48は、色情報記憶部22の基準試料のSCE値に対応する輝度Iを、上述の式5にしたがって、算出する。また、第2補正部48は、色情報記憶部22の基準試料のSCI値に対応する輝度IIを、上述の式5にしたがって、算出する。

0104

そして、第2補正部48は、第1補正後の試料測色領域HのRGB値(測色対象の試料のSCI値)に対応する輝度II’を、上述の式5にしたがって、算出する。そして、第2補正部48は、以下の式15にしたがって、基準試料のSCE値に対応する輝度Iに対する測色対象の試料のSCE値に対応する輝度I’の比I’/Iを算出する。

0105

0106

そして、第2補正部48は、色情報記憶部22の基準試料のSCE値に対して、算出した比I’/Iを乗算して測色対象の試料のSCE値を推定する。そして、第2補正部48は、撮像画像IMGを複製し、撮像画像IMGの試料測色領域HのRGB値を推定したSCE値に補正する。

0107

なお、第2補正は、一般的な矩形のカラーチャートを用いた色補正においても、光沢面領域LSと粗面領域RSとが配置されているチャートを併用することで、適用することが可能である。

0108

次に、図16図17を参照して、本実施形態における色補正処理の流れについて説明する。図16図17は、それぞれ、本実施形態における色補正処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部と、他の一部である。本色補正処理は、例えば、色補正アプリケーション起動されている状態で、撮像画像IMGが入力されたことをトリガとして開始される。

0109

特定部41は、撮像画像IMGが入力されたか否かを判定する(ステップS001)。特定部41により、撮像画像IMGは入力されていないと判定された場合には(ステップS001;NO)、処理はステップS001の処理を繰り返し、撮像画像IMGが入力されるのを待つ。

0110

一方、撮像画像IMGが入力されたと判定された場合には(ステップS001;YES)、特定部41は、撮像画像IMGのカラーチャートCCの各領域を抽出し(ステップS002)、抽出した各領域の領域種別を特定する(ステップS003)。

0111

そして、代表値算出部42は、特定部41により特定された白色領域Wの代表RGB値を算出すると共に(ステップS004)、特定部41により特定された各基準色領域C1〜C4の代表RGB値をそれぞれ算出する(ステップS005)。また、代表値算出部42は、特定部41により特定された粗面領域RSと光沢面領域LSの代表RGB値をそれぞれ算出すると共に(ステップS006)、特定部41により抽出された試料測色領域Hの代表RGB値を算出する(ステップS007)。

0112

そして、ホワイトバランス補正部43は、代表値算出部42により算出された白色領域Wの代表RGB値に基づいて、撮像画像IMGをホワイトバランス補正する(ステップS008)。そして、第1算出部44は、各基準色領域C1〜C4におけるRGB値の変化量をそれぞれ算出する(ステップS009)。

0113

そして、第1補正部45は、第1算出部44により算出された各基準色領域C1〜C4におけるRGB値の変化量に基づいて、少なくとも撮像画像IMGの試料測色領域HのRGB値を第1補正する(ステップS010)。そして、状態判定部46は、代表値算出部42により算出された光沢面領域LSの代表RGB値(あるいは、第1補正後の光沢面領域LSの代表RGB値)に対応する輝度b”を算出すると共に、代表値算出部42により算出された粗面領域RSの代表RGB値(あるいは、第1補正後の粗面領域RSの代表RGB値)に対応する輝度b#を算出する(ステップS011)。

0114

そして、状態判定部46は、撮像時の照明環境が100%面光源SLSであるか否かを判定する(ステップS012)。状態判定部46により、撮像時の照明環境が100%面光源SLSであると判定された場合には(ステップS012;YES)、第2補正部48は、色情報記憶部22の基準試料のSCE値に対応する輝度IとSCI値に対応する輝度IIを算出する(ステップS013)。

0115

そして、第2補正部48は、第1補正後の試料測色領域HのRGB値(測色対象の試料のSCI値)に対応する輝度II’を算出する(ステップS014)。そして、第2補正部48は、算出した輝度Iと輝度IIと輝度II’と、色情報記憶部22の基準試料のSCE値と、に基づいて、測色対象の試料のSCE値を推定する(ステップS015)。そして、第2補正部48は、撮像画像IMGを複製し、試料測色領域HのRGB値を推定したSCE値に補正し(ステップS016)、試料測色領域HのRGB値を推定したSCE値に補正した撮像画像IMGと第1補正後の撮像画像IMGを出力する(ステップS017)。そして、本処理は終了する。

0116

一方、ステップS012の処理において、状態判定部46により、点光源PLSが含まれていると判定された場合には(ステップS012;NO)、第2算出部47は、色情報記憶部22の粗面領域RSのSCE値に対応する輝度aと色情報記憶部22の光沢面領域LSのSCE値に対応する輝度a’をそれぞれ算出する(ステップS018)。そして、第2算出部47は、算出した輝度aと輝度a’と、状態判定部46により算出された輝度b”と輝度b#と、に基づいて、点光源PSLの割合を算出する(ステップS019)。

0117

そして、第2補正部48は、色情報記憶部22の基準試料のSCE値に対応する輝度IとSCI値に対応する輝度IIをそれぞれ算出する(ステップS020)。そして、第2補正部48は、第2算出部47により算出された点光源PSLの割合と、算出した輝度Iと輝度IIと、に基づいて、基準試料の撮像時の照明環境における輝度slを算出する(ステップS021)。

0118

そして、第2補正部48は、第1補正後の試料測色領域HのRGB値に対応する輝度sl’を算出する(ステップS022)。そして、第2補正部48は、算出した輝度Iと輝度slと輝度sl’と、色情報記憶部22の基準試料のSCE値と、に基づいて、測色対象の試料のSCE値を推定すると共に(ステップS023)、算出した輝度IIと輝度slと輝度sl’と、色情報記憶部22の基準試料のSCI値と、に基づいて、測色対象の試料のSCI値を推定する(ステップS024)。

0119

そして、第2補正部48は、撮像画像IMGを複製し、撮像画像IMGの試料測色領域HのRGB値を推定したSCE値とSCI値にそれぞれ補正し(ステップS025)、試料測色領域HのRGB値を推定したSCE値に補正した撮像画像IMGと試料測色領域HのRGB値を推定したSCI値に補正した撮像画像IMGとを出力する(ステップS026)。そして、本処理は終了する。

0120

上記実施形態によれば、情報処理装置1は、表面粗さが異なる粗面領域RSと光沢面領域LSとが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像IMGにおける粗面領域RSの輝度b”と光沢面領域LSの輝度b#とを算出する。そして、情報処理装置1は、算出した粗面領域RSの輝度b”と光沢面領域LSの輝度b#とに基づいて、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がほぼ100%であるか否かを判定する。そして、情報処理装置1は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がほぼ100%ではない場合には、予め保持している粗面領域RSと光沢面領域LSのSCE値にそれぞれ対応する輝度a、輝度a’を算出し、算出した輝度aと輝度a’と輝度b”と輝度b#とに基づいて、撮像時の照明環境における点光源PLSの割合を算出する。そして情報処理装置1は、予め保持している基準試料のSCE値とSCI値にそれぞれ対応する輝度I、輝度IIを算出し、算出した点光源PLSの割合と、算出した輝度Iと輝度IIと、に基づいて、基準試料の撮像時の照明環境における輝度slを算出する。そして、情報処理装置1は、撮像画像IMGの測色対象の試料における輝度sl’を算出する。そして、情報処理装置1は、算出した輝度IIと輝度slと輝度sl’と、予め保持している基準試料のSCI値と、に基づいて、測色対象の試料のSCI値を推定する。そして、情報処理装置1は、撮像画像IMGの測色対象の試料におけるRGB値を推定したSCI値に補正する。

0121

こうすることで、測色対象の試料の表面粗さに関係なく測色対象の試料本来の色を正確に示すことが可能となる。

0122

また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、算出した輝度Iと輝度slと輝度sl’と、予め保持している基準試料のSCE値と、に基づいて、測色対象の試料のSCE値を推定する。そして、情報処理装置1は、撮像画像IMGの測色対象の試料におけるRGB値を推定したSCE値に補正する。こうすることで、人の目を基準とした場合における測色対象の試料本来の色を正確に示すことが可能となる。

0123

また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がほぼ100%ではない場合における測色対象の試料のSCI値を推定する際に、算出した輝度IIと輝度slと輝度sl’とに基づいて、基準試料のSCI値に対応する輝度IIに対する測色対象の試料のSCI値に対応する輝度II’の比II’/IIを算出する。そして、情報処理装置1は、予め保持している基準試料のSCI値に対して算出した比II’/IIを乗算して、測色対象の試料のSCI値を推定する。

0124

また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がほぼ100%ではない場合における測色対象の試料のSCE値を推定する際に、算出した輝度Iと輝度slと輝度sl’とに基づいて、基準試料のSCE値に対応する輝度Iに対する測色対象の試料のSCE値に対応する輝度I’の比I’/Iを算出する。そして、情報処理装置1は、予め保持している基準試料のSCE値に対して算出した比I’/Iを乗算して、測色対象の試料のSCE値を推定する。

0125

また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がほぼ100%である場合には、撮像画像IMGの測色対象の試料におけるRGB値をSCI値とする。こうすることで、測色対象の試料の表面粗さに関係なく測色対象の試料本来の色を正確に示すことが可能となる。

0126

また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がほぼ100%である場合には、予め保持している基準試料のSCE値とSCI値にそれぞれ対応する輝度I、輝度IIを算出すると共に、撮像画像IMGの測色対象の試料における輝度II’(=sl’)を算出する。そして、情報処理装置1は、算出した輝度Iと輝度IIと輝度II’と、予め保持している基準試料のSCE値と、に基づいて、測色対象の試料のSCE値を推定する。そして、情報処理装置1は、撮像画像IMGの測色対象の試料におけるRGB値を推定したSCE値に補正する。こうすることで、人の目を基準とした場合における測色対象の試料本来の色を正確に示すことが可能となる。

0127

また、上記実施形態によれば、情報処理装置1は、撮像時の照明環境における面光源SLSの割合がほぼ100%である場合における測色対象の試料のSCE値を推定する際に、算出した輝度Iと輝度IIと輝度II’とに基づいて、基準試料のSCE値に対応する輝度Iに対する測色対象の試料のSCE値に対応する輝度I’の比I’/Iを算出する。そして、情報処理装置1は、予め保持している基準試料のSCE値に対して算出した比I’/Iを乗算して、測色対象の試料のSCE値を推定する。

0128

また、上記実施形態によれば、測色対象の試料とともに撮像するチャートの粗面領域RSと光沢面領域LSの色を無彩色とする。無彩色は、光源の色味に起因する影響を受け難いため、撮像時の照明環境状態をより正確に判定することが可能となる。

0129

図18は、実施形態における情報処理装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図2に示す情報処理装置1は、例えば、図18に示す各種ハードウェアにより実現されてもよい。図18の例では、情報処理装置1は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、カメラCMを接続するためのカメラインターフェース205、表示装置などの出力装置を接続するための機器インターフェース206、通信モジュール207、読取装置208を備え、これらのハードウェアはバス209を介して接続されている。

0130

CPU201は、例えば、HDD204に格納されている動作プログラムをRAM202にロードし、RAM202をワーキングメモリとして使いながら各種処理を実行する。CPU201は、動作プログラムを実行することで、図2に示す制御部40の各機能部を実現することができる。

0131

なお、上記動作を実行するための動作プログラムを、フレキシブルディスク、Compact Disk−Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Magneto Optical disk(MO)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体210に記憶して配布し、これを情報処理装置1の読取装置208で読み取ってコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行するようにしてもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に動作プログラムを記憶しておき、通信モジュール207を介して、情報処理装置1のコンピュータに動作プログラムをダウンロード等するものとしてもよい。

0132

なお、実施形態に応じて、RAM202、ROM203、HDD204以外の他の種類の記憶装置が利用されてもよい。例えば、情報処理装置1は、Content Addressable Memory(CAM)、Static Random Access Memory(SRAM)、Synchronous Dynamic Random Access Memory(SDRAM)などの記憶装置を有してもよい。

0133

なお、実施形態に応じて、情報処理装置1のハードウェア構成は図18とは異なっていてもよく、図18に例示した規格・種類以外のその他のハードウェアを情報処理装置1に適用することもできる。

0134

例えば、図2に示す情報処理装置1の制御部40の各機能部は、ハードウェア回路により実現されてもよい。具体的には、CPU201の代わりに、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのリコンフィギュラブル回路や、Application Specific IntegratedCircuit(ASIC)などにより、図2に示す制御部40の各機能部が実現されてもよい。もちろん、CPU201とハードウェア回路の双方により、これらの機能部が実現されてもよい。

0135

以上において、いくつかの実施形態及びその変形例について説明した。しかしながら、実施形態は上記の実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態及び代替形態包含するものとして理解されるべきである。例えば、各種実施形態は、その趣旨及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態を成すことができることが理解されよう。更には、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して又は置換して、或いは実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。

0136

以上の実施形態を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度をそれぞれ算出し、算出した前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度とに基づいて、前記撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記照明環境における前記面光源の割合に応じた色補正処理を、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して施す補正処理手段と、
を備えることを特徴とする色補正装置。
(付記2)
前記判定手段は、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であるか否かを判定し、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記第1領域と前記第2領域の色情報に対応する輝度をそれぞれ算出する第1輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記第1領域の前記色情報に対応する輝度と前記第2領域の前記色情報に対応する輝度と、前記撮像画像における前記第1領域の輝度と前記撮像画像における前記第2領域の輝度と、に基づいて、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における点光源の割合を算出する第1割合算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記点光源の割合に基づいて、前記測色対象の試料の色の基準となる基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出する第2輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度を算出する第3輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI(Specular Components Include)方式で測色されたRGB値であるSCI値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCI値を推定する第1推定手段と、
を、更に、備え、
前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値を推定された前記測色対象の試料の前記SCI値に補正する、
ことを特徴とする付記1に記載の色補正装置。
(付記3)
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記基準試料のSCE(Specular Components Exclude)方式で測色されたRGB値であるSCE値に対応する輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、をそれぞれ算出する第4輝度算出手段を、更に、備え、
前記第2輝度算出手段は、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記点光源の割合と、に基づいて、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出し、
前記第1推定手段は、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCI値を推定する、
ことを特徴とする付記2に記載の色補正装置。
(付記4)
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、に基づいて、前記基準試料のSCI値に対応する輝度に対する前記測色対象の試料のSCI値に対応する輝度の比を算出する第1比算出手段を、更に、備え、
前記第1推定手段は、予め保持している前記基準試料のSCI値に対して前記第1比算出手段により算出された前記比を乗算して、前記測色対象の試料のSCI値を推定する、
ことを特徴とする付記3に記載の色補正装置。
(付記5)
前記判定手段は、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であるか否かを判定し、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記第1領域と前記第2領域の色情報に対応する輝度をそれぞれ算出する第1輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記第1領域の前記色情報に対応する輝度と前記第2領域の前記色情報に対応する輝度と、前記撮像画像における前記第1領域の輝度と前記撮像画像における前記第2領域の輝度と、に基づいて、前記撮像画像の撮像時の前記照明環境における点光源の割合を算出する第1割合算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記点光源の割合に基づいて、前記測色対象の試料の色の基準となる基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出する第2輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度を算出する第3輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCE方式で測色されたRGB値であるSCE値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCE値を推定する第2推定手段と、
を、更に、備え、
前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値を推定された前記測色対象の試料の前記SCE値に補正する、
ことを特徴とする付記1に記載の色補正装置。
(付記6)
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、予め保持している前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI方式で測色されたRGB値であるSCI値に対応する輝度と、をそれぞれ算出する第4輝度算出手段を、更に、備え、
前記第2輝度算出手段は、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記点光源の割合と、に基づいて、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度を算出し、
前記第2推定手段は、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、予め保持している前記基準試料のSCE値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCE値を推定する、
ことを特徴とする付記5に記載の色補正装置。
(付記7)
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%ではないと判定された場合に、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、前記基準試料の撮像時の前記照明環境における輝度と、に基づいて、前記基準試料のSCE値に対応する輝度に対する前記測色対象の試料のSCE値に対応する輝度の比を算出する第2比算出手段を、更に、備え、
前記第2推定手段は、予め保持している前記基準試料のSCE値に対して前記第2比算出手段により算出された前記比を乗算して、前記測色対象の試料のSCE値を推定する、
ことを特徴とする付記6に記載の色補正装置。
(付記8)
前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合には、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して、補正処理を施こさない、
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか一に記載の色補正装置。
(付記9)
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、予め保持している前記測色対象の試料の色の基準となる基準試料のSCE方式で測色されたRGB値であるSCE値に対応する輝度と、予め保持している前記基準試料のSCI方式で測色されたRGB値であるSCI値に対応する輝度と、をそれぞれ算出する第5輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度を算出する第6輝度算出手段と、
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値に対応する輝度と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、予め保持している前記基準試料のSCE値と、に基づいて、前記測色対象の試料のSCE値を推定する第3推定手段と、
を、更に、備え、
前記補正処理手段は、前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合には、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値を前記第3推定手段により推定された前記SCE値に補正する、
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか一に記載の色補正装置。
(付記10)
前記照明環境における前記面光源の割合が略100%であると判定された場合に、前記基準試料のSCE値に対応する輝度と、前記基準試料のSCI値と、前記撮像画像における前記測色対象の試料の輝度と、に基づいて、前記基準試料のSCE値に対応する輝度に対する前記測色対象の試料のSCE値に対応する輝度の比を算出する第3比算出手段を、更に、備え、
前記第3推定手段は、予め保持している前記基準試料のSCE値に対して前記第3比算出手段により算出された前記比を乗算して、前記測色対象の試料のSCE値を推定する、
ことを特徴とする付記9に記載の色補正装置。
(付記11)
前記チャートに配置されている前記第1領域と前記第2領域の色は、いずれも、無彩色である、
ことを特徴とする付記1乃至10のいずれか一に記載の色補正装置。
(付記12)
表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度をそれぞれ算出し、
算出した前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度とに基づいて、前記撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定し、
判定した前記照明環境における前記面光源の割合に応じた色補正処理を、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して施す、
ことを特徴とする色補正装置の色補正方法。
(付記13)
色補正装置のコンピュータに、
表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度をそれぞれ算出し、
算出した前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度とに基づいて、前記撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定し、
判定した前記照明環境における前記面光源の割合に応じた色補正処理を、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して施す、
処理を実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
(付記14)
色補正装置のコンピュータに、
表面粗さが異なる第1領域と第2領域とが配置されているチャートを、測色対象の試料とともに撮像された撮像画像における前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度をそれぞれ算出し、
算出した前記第1領域の輝度と前記第2領域の輝度とに基づいて、前記撮像画像の撮像時の照明環境における面光源の割合を判定し、
判定した前記照明環境における前記面光源の割合に応じた色補正処理を、前記撮像画像における前記測色対象の試料のRGB値に対して施す、
処理を実行させる、
ことを特徴とするプログラムを記憶した記録媒体。

0137

CCカラーチャート
中心点
H試料測色領域(貫通孔)
W白色領域
C1 第1基準色領域
C2 第2基準色領域
C3 第3基準色領域
C4 第4基準色領域
LS 光沢面領域
RS粗面領域
N1〜24領域番号
1情報処理装置
10 入力部
20 記憶部
21マッピング情報記憶部
22色情報記憶部
30 出力部
40 制御部
41 特定部
42代表値算出部
43ホワイトバランス補正部
44 第1算出部
45 第1補正部
46状態判定部
47 第2算出部
48 第2補正部
IMG撮像画像
D1〜4 距離
C1〜4RGB空間における理想環境での各基準色の色ベクトル
C1’〜4’ RGB空間における撮像環境での各基準色の色ベクトル
S0 RGB空間における試料本来の色ベクトル
S’ RGB空間における撮像環境での試料の色ベクトル
PLS点光源
SLS面光源
IL照明光
RRL正反射光
IRL乱反射光
CMカメラ
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 HDD
205カメラインターフェース
206機器インターフェース
207通信モジュール
208読取装置
209バス
210 記録媒体

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ