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技術 温度検知部材のバスバーへの取付構造および配線モジュール

出願人 株式会社オートネットワーク技術研究所住友電装株式会社住友電気工業株式会社
発明者 中山治岡本怜也福島直樹
出願日 2014年11月25日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-237397
公開日 2016年5月30日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-100248
状態 特許登録済
技術分野 電池及び電池容器の装着・懸架 二次電池の保守(充放電、状態検知) 電池の接続・端子
主要キーワード 延出基端 連結ユニット 受入溝 電極ポスト 配線モジュール 露出芯線 伸び方向 電圧検知端子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月30日)のものです。
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図面 (11)

課題

部品点数作業工程が少ない温度検知端子バスバーへの取付構造、および、配線モジュールを提供する。

解決手段

正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子の電極端子に重ねられて複数の蓄電素子の隣り合う電極端子を電気的に接続するバスバーに、当該バスバーの温度を検知する温度検知部材を取り付ける構造であって、温度検知部材は板状の検知部を備え、当該検知部をバスバーのうち電極端子に重ねられる領域以外の領域に重ねるとともに、検知部に設けたかしめ片をバスバーにかしめることにより、温度検知部材をバスバーに対して取り付ける。

概要

背景

電気自動車ハイブリッド車用蓄電モジュールにおいては、出力を大きくするために、複数の蓄電素子横並びに接続されている。複数の蓄電素子は、隣り合う電極端子間バスバーなどの接続部材で接続することにより、直列並列に接続されるようになっている。

このような蓄電モジュールを高温状態で使用すると寿命が低下することがあり、リチウムイオン電池などを複数個接続してなる蓄電モジュールでは、充電の際に過度高温になることがある。そこで、このような事態を避けるべく、蓄電モジュールには蓄電素子の温度を検知するための温度センサが取り付けられる。

温度センサとしては、例えば、バスバーやバスバーに重ねられる電圧検知端子等に対して重ねて配される平板状の検知部を備え、この検知部に挿通孔を形成したものがある。この挿通孔に、電極端子電極ポスト、あるいは、電極端子の孔部に締結するボルト挿通し、バスバーや電圧検知端子を電極端子に締結接続する際にこれらと共締めすることにより、温度センサを蓄電素子に熱的に取り付ける構成とされている。

概要

部品点数作業工程が少ない温度検知端子のバスバーへの取付構造、および、配線モジュールを提供する。正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子の電極端子に重ねられて複数の蓄電素子の隣り合う電極端子を電気的に接続するバスバーに、当該バスバーの温度を検知する温度検知部材を取り付ける構造であって、温度検知部材は板状の検知部を備え、当該検知部をバスバーのうち電極端子に重ねられる領域以外の領域に重ねるとともに、検知部に設けたかしめ片をバスバーにかしめることにより、温度検知部材をバスバーに対して取り付ける。

目的

本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数や作業工程が少ない温度検知端子のバスバーへの取付構造、および、配線モジュールを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子の前記電極端子に重ねられて複数の前記蓄電素子の隣り合う前記電極端子を電気的に接続するバスバーに、当該バスバーの温度を検知する温度検知部材を取り付ける構造であって、前記温度検知部材は板状の検知部を備え、当該検知部を前記バスバーのうち前記電極端子に重ねられる領域以外の領域に重ねるとともに、前記検知部に設けたかしめ片を前記バスバーにかしめることにより前記温度検知部材を前記バスバーに対して取り付ける、温度検知部材のバスバーへの取付構造

請求項2

前記かしめ片は前記検知部を前記バスバーに重ねた状態において前記バスバーの縁部に沿う位置に設けられている請求項1に記載の温度検知部材のバスバーへの取付構造。

請求項3

前記バスバーの縁部に、前記かしめ片を嵌め入れる凹部が設けられている請求項2に記載の温度検知部材のバスバーへの取付構造。

請求項4

前記検知部のうち、前記かしめ片がかしめられた前記バスバーの縁部と対向する対向縁部に対応する位置に、前記対向縁部に突き当たる当接片が設けられている請求項2または請求項3に記載の温度検知部材のバスバーへの取付構造。

請求項5

請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の温度検知部材のバスバーへの取付構造を有する前記バスバーおよび前記温度検知部材と、前記バスバーおよび前記温度検知部材を保持する絶縁プロテクタと、を備える配線モジュール

技術分野

0001

本明細書に開示される技術は、温度検知部材バスバーへの取付構造および配線モジュールに関する。

背景技術

0002

電気自動車ハイブリッド車用蓄電モジュールにおいては、出力を大きくするために、複数の蓄電素子横並びに接続されている。複数の蓄電素子は、隣り合う電極端子間をバスバーなどの接続部材で接続することにより、直列並列に接続されるようになっている。

0003

このような蓄電モジュールを高温状態で使用すると寿命が低下することがあり、リチウムイオン電池などを複数個接続してなる蓄電モジュールでは、充電の際に過度高温になることがある。そこで、このような事態を避けるべく、蓄電モジュールには蓄電素子の温度を検知するための温度センサが取り付けられる。

0004

温度センサとしては、例えば、バスバーやバスバーに重ねられる電圧検知端子等に対して重ねて配される平板状の検知部を備え、この検知部に挿通孔を形成したものがある。この挿通孔に、電極端子電極ポスト、あるいは、電極端子の孔部に締結するボルト挿通し、バスバーや電圧検知端子を電極端子に締結接続する際にこれらと共締めすることにより、温度センサを蓄電素子に熱的に取り付ける構成とされている。

先行技術

0005

特開2014−191953号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで近年、バスバーと電極端子との接続において、ボルトやナット等の締結に代えて、レーザー溶接による接続方法が提案されている。しかしこのような接続方法が採用された場合、上述した構成の温度センサをバスバーに固定するためには温度センサ専用の締結部材が必要となり、部品点数が増加するとともに、固定作業別途必要となる。

0007

本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数や作業工程が少ない温度検知端子のバスバーへの取付構造、および、配線モジュールを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するものとして本明細書に開示される技術は、正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子の前記電極端子に重ねられて複数の前記蓄電素子の隣り合う前記電極端子を電気的に接続するバスバーに、当該バスバーの温度を検知する温度検知部材を取り付ける構造であって、前記温度検知部材は板状の検知部を備え、当該検知部を前記バスバーのうち前記電極端子に重ねられる領域以外の領域に重ねるとともに、前記検知部に設けたかしめ片を前記バスバーにかしめることにより前記温度検知部材を前記バスバーに対して取り付けることを特徴とする。

0009

上記構成によれば、温度検知部材の検知部をバスバーに重ねるとともに、かしめ片をバスバーにかしめることにより、検知部とバスバーとを確実に接触した状態とすることができる。従って、温度検知部材をバスバーに対して固定する締結部材を設ける必要がなく、部品点数を少なくすることができるとともに、作業工程も減らすことができる。

0010

上述した温度検知部材のバスバーへの取付構造は、以下の構成を有してもよい。

0011

かしめ片は検知部をバスバーに重ねた状態において、バスバーの縁部に沿う位置に設けられている構成としてもよい。

0012

このような構成とすると、例えば、かしめ片をバスバーの縁部より内側に設けた孔部に挿通させてかしめる構成と比較して、かしめ片のバスバーへの取り付け作業が容易になる。

0013

バスバーの縁部に、かしめ片を嵌め入れる凹部が設けられる構成としてもよい。

0014

このような構成によれば、検知部のバスバーに対する位置決めがなされるから、温度検知部材が接続部材に対してずれ難くなり、接触状態をより確実に保持することができる。

0015

検知部のうち、かしめ片がかしめられたバスバーの縁部と対向する対向縁部に対応する位置に、対向縁部に突き当たる当接片が設けられている構成としてもよい。

0016

このような構成によれば、検知部はかしめ片および当接片によりバスバーに対する位置決めがより確実になされるから、温度検知部材をバスバーに対してより安定的に保持させることができる。

0017

また本明細書に開示される技術は、上記取付構造を有するバスバーおよび温度検知端子を、絶縁プロテクタ内に保持させた配線モジュールである。

発明の効果

0018

本明細書に開示される技術によれば、部品点数や作業工程が少ない温度検知部材のバスバーへの取付構造、および、配線モジュールを得ることができる。

図面の簡単な説明

0019

一実施形態の単電池群の平面図
温度検知部材の平面図
図2のA−A線における断面図
バスバーの平面図
バスバーに温度検知部材を取り付けた状態の平面図
図5のB−B線における断面図
温度検知部材およびバスバーを配置した状態の配線モジュールの平面図
図7のC−C線における一部断面図
カバーを閉じた状態の電池モジュールの平面図
図9のD−D線における一部断面図

実施例

0020

本明細書に記載の温度検知端子のバスバーへの取付構造および配線モジュール20を電池モジュールMに適用した一実施形態を、図1ないし図10を参照しつつ説明する。

0021

本実施形態に係る電池モジュールMは、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための電源として使用される。電池モジュールMは、電池パック11(蓄電素子の一例)を複数並べてなる単電池群10と、単電池群10に取り付けられた配線モジュール20と、を備える(図9参照)。

0022

以下の説明において、図9における下側を前方とし、上側を後方奥方)とする。また、図10における上側を上方とし、下側を下方とする。また、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。

0023

(単電池群10)
本実施形態の電池モジュールMは、4個の単電池(図示せず)を直列接続してなる電池パック11を複数並べてなる単電池群10を有する(図1参照)。本実施形態において、単電池は厚みの薄いラミネート型の単電池であり、その内部には発電要素が収容されている。

0024

本実施形態の電池パック11は、扁平な略直方体形状をなしている。電池パック11の上面には、長手方向の両端部寄りの位置に、正極および負極の電極端子12A,12Bが上方に突出して形成されている。正極の電極端子12Aおよび負極の電極端子12Bは同形同大である。各電極端子12A,12Bは四角柱状をなしており、その上面は平坦電極面とされている。複数の電池パック11は、隣り合う電極端子12が異なる極性となるように並べられ、単電池群10を構成している。隣り合う電池パック11は、後述するバスバー21により電気的に接続される。

0025

正極および負極の電極端子12A,12Bの間には、図1および図10に示すように、上方が開口した筒状のコネクタ部13が設けられている。コネクタ部13の外壁には、相手側のコネクタ40を係止する係止突部14が形成されている。

0026

コネクタ部13内には各単電池と接続された4つの雄型の端子15が突出して配されている。これら4つの端子15は、相手方のコネクタ40の端子47と電気的に接続されるようになっている。

0027

(配線モジュール20)
配線モジュール20は、隣り合う電池パック11の正極の電極端子12Aおよび負極の電極端子12Bに接続される金属製の複数のバスバー21と、バスバー21を保持するバスバー保持部24を有する絶縁材料からなる絶縁プロテクタ23と、バスバー21の温度を検知する温度検知部材51と、を備える。

0028

(バスバー21)
バスバー21は、銅、銅合金ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等からなる金属製の板材を所定の形状にプレス加工することにより形成され、図4に示すように、全体として略長方形状をなしている。

0029

バスバー21の一対の長尺の縁部のうちの一方側の縁部(第1縁部21Aとする)の中央には、後述するかしめ片55を嵌め入れるべく、第1縁部21Aから内側に向けて凹状に切り欠かれた凹部22が形成されている。この凹部22の幅寸法L5は、かしめ片55の幅寸法L1と同等あるいは同等より僅かに大きい寸法に設定されている(L5≧L1)。なお、第1縁部21Aと対向する縁部を、以下、第2縁部21B(対向縁部の一例)として説明する。

0030

(絶縁プロテクタ23)
絶縁プロテクタ23は、複数の連結ユニット23Aを連結してなり、図9に示すように、電池パック11の並び方向(図9における左右方向)に細長い形状をなしている。絶縁プロテクタ23には、上方に開口すると共に外部と仕切ってバスバー21を保持可能な仕切壁を有する複数のバスバー保持部24が、その長手方向に沿って2列に並んで設けられている。各バスバー保持部24には、バスバー21が上方に抜けるのを防止する押さえ片29が複数形成されている。

0031

2列のバスバー保持部24のうち、奥方(図7における上側)に並んでいるバスバー保持部24の外側壁24Aは、一部が切り欠かれており、後述する温度検知部材51の検知部54を通す通し部25とされている。通し部25は、所定の一のバスバー保持部24の外側壁24Aのうち、その伸び方向におけるほぼ中央部(配線モジュール20が単電池群10に取り付けられた状態における、隣り合う電極端子12の間に対応する位置)に設けられている。

0032

通し部25の幅寸法L10は、後述する温度検知部材51の検知部54の幅寸法と、その幅方向における当接片56の検知部54からの突出寸法との和L2(図2参照)と同等あるいは同等より僅かに大きい寸法に設定されている(L10≧L2)。

0033

この通し部25の底部25Aは、バスバー21がバスバー保持部24内に収容された状態において、バスバー21の上面と面一になる高さに設定されている(図8参照)。また、通し部25の底部25Aのうち、通し部25の幅方向における一端側(図7の左側)は下方に向けて凹状に窪んだ凹部25Bとされており、この凹部25Bに、後述する温度検知部材51の当接片56の先端部が嵌るように設定されている。なおこの凹部25Bの深さは、バスバー21の板厚と同等寸法あるいは同等より僅かに大きい寸法に設定されている(図8参照)。

0034

また、図7に示すように、奥方に並んでいるバスバー保持部24の外側には、後述する温度検知部材51の素子収容部53を受け入れ受入溝31が形成されている。

0035

受入溝31は複数のバスバー保持部24の並び方向(図7の左右方向)に伸びて形成されている。受入溝31には、後述する温度検知部材51の素子収容部53および素子収容部53から導出された電線W2が配されている。受入溝31の上方は開口している。

0036

また、2列のバスバー保持部24のうち、奥方に並んでいるバスバー保持部24の外側壁24Aにおいては、隣り合うバスバー保持部24の間に、後述するカバー33を係止するカバー係止孔30が設けられている。カバー係止孔30の孔壁には、カバー33に設けた後述するロック片35のロック突部36(被係止部の一例)を受け入れる係止部(図示せず)が形成されている。

0037

また、2列のバスバー保持部24の間には、コネクタ保持部26が設けられており、コネクタ保持部26と各バスバー保持部24の間にはそれぞれ電線収容溝27が設けられている。

0038

電線収容溝27は、コネクタ保持部26に保持されるコネクタ40の端子収容部45に収容される端子47の一端部に接続される電線W1を収容するためのものである。

0039

2つの電線収容溝27は、図8に示すように、一対の溝壁部27A,27Bおよびこれらをつなぐ底部27Cを有しており、その内部に複数の電線W1を収容可能としている。

0040

また、電線収容溝27の上端縁には、電線収容溝27から電線W1のはみ出しを規制する電線固定部28が、一方の溝壁部27Aから他方の溝壁部27Bに至って設けられている。電線固定部28は、隣り合うバスバー保持部24の間に位置して設けられている。

0041

本実施形態においては、2つの電線収容溝27の間にコネクタ保持部26が設けられている。コネクタ保持部26は、コネクタ40の外周に沿った形状をなしている。

0042

(カバー33)
本実施形態では、受入溝31の開口した部分を覆うカバー33が設けられている。本実施形態では、カバー33は絶縁プロテクタ23とヒンジ32を介して一体となっている。カバー33は絶縁プロテクタ23と同様に絶縁材料からなる。

0043

カバー33は受入溝31の伸び方向(図7の左右方向)に沿って設けられている。カバー33の縁部のうち、カバー33が閉じた状態において、上述した絶縁プロテクタ23のカバー係止孔30に対応する位置には、カバー係止孔30内の図示しない係止部に係止されるロック突部36(被係止部の一例)が設けられたロック片35が突出形成されている(図8参照)。

0044

カバー33が閉じた状態とされると、ロック突部36が図示しない係止部と係止することにより、カバー33は開かない状態とされる(図10参照)。

0045

(コネクタ40)
コネクタ保持部26に保持されるコネクタ40には、例えば図9に示すように、4つの端子47が収容されるようになっている。コネクタ40は略直方体状ハウジング41と、ハウジング41に収容される4個の端子47と、を備える。

0046

ハウジング41には、図10に示すように、コネクタ部13の係止突部14を受け入れて電池パック11に対し係止される係止片42が形成されている。係止片42には係止突部14が嵌り込む係止孔42Aが形成されている。

0047

ハウジング41には、コネクタ部13を受け入れる溝部44が形成されている。ハウジング41には4つの端子収容部45が並列して形成されている。端子収容部45の内周面には、端子収容部45内へ撓み可能に突出することにより、端子収容部45内に収容された端子47と係合するランス46が形成されている。

0048

ハウジング41に収容されている端子47はいわゆる雌型の端子47であり、一端部(図10における上端部)には電線W1が接続されるバレル部48,49が形成され、他端部(図10における下端部)には箱状をなし、単電池と接続可能な接続部50が形成されている。

0049

バレル部48,49は、詳細は図示しないが、電線W1の端末において露出する露出芯線(図示せず)に圧着されるワイヤバレル部48と、電線W1の絶縁被覆により被覆されている部分に圧着されるインシュレーションバレル部49とを有する。

0050

接続部50には、図示しない弾性接触片が形成されており、弾性接触片とコネクタ部13の端子15とが接触することにより単電池とコネクタ40の端子47とが電気的に接続されるようになっている。また、端子47の接続部50とバレル部48,49との間にはランス46と係合する係合部(図示せず)が形成されている。

0051

コネクタ40に収容されている端子47は単電池の電圧を検出する端子47である。端子47に接続されている電線W1は、端子収容部45からハウジング41の外側に導出され、ハウジング41の係止片42とは反対側の電線収容溝27に配されて電池モジュールMの外部に導出され、例えばECUなどのようなコントロールユニット(図示せず)に接続されている。

0052

(温度検知部材51)
温度検知部材51は、図2および図3に示すように、図示しない温度検出素子を収容し電線W2が導出される素子収容部53と、検知部54と、を有する。

0053

素子収容部53は筒状をなしており、その内部に電線W2が接続された温度検出素子が収容されている。温度検出素子は、例えば、サーミスタにより構成される。サーミスタとしては、PTCサーミスタ、又はNTCサーミスタを適宜に選択できる。また、温度検出素子としては、サーミスタに限られず、温度を検出可能であれば任意の素子を適宜に選択できる。

0054

温度検出素子には一対の電線W2が接続されており素子収容部53から外側に導出されている。電線W2は、図示しない外部回路に接続されており、温度検出素子からの信号はこの電線W2を介して外部回路に送信されるようになっている。外部回路は、例えば図示しない電池ECUに配されて、温度検出素子からの信号によってバスバー21の温度を検知するようになっている。

0055

検知部54は、素子収容部53の伸び方向における一方側の端部において素子収容部53の伸び方向から垂直方向延出された平板状をなしており、温度検知部材51全体は平面視略L字形状とされている。この検知部54は上述したバスバー21に重ねられ、バスバー21と面接触する。

0056

検知部54の先端部(図2における下端部)には、その幅方向の全域に亘って、検知部54をバスバー21に対してかしめるためのかしめ片55が延出形成されている(図3参照)。このかしめ片55は、検知部54をバスバー21に取り付ける前の状態において、検知部54の板面から図3中下方に向けて垂直方向に屈曲された形状とされている。このかしめ片55の幅寸法L1(図2の左右方向の寸法)は、上述したバスバー21の凹部22の幅寸法L5と同等あるいは同等より僅かに小さい寸法に設定されている(L1≦L5)。

0057

さらに、検知部54の素子収容部53からの延出基端の一方側の縁部(図2の左側の縁部)には、外側に向けて突出する当接片56が設けられている。この当接片56は、検知部54から素子収容部53の伸び方向(左右方向)に沿って突出するとともに、検知部54の板面から図3における下方に向けて垂直に屈曲された形状とされている。

0058

当接片56の幅寸法は、バスバー保持部24の外側壁24Aの壁厚とほぼ同等とされている。また、当接片56の検知部54からの下方側への突出寸法L3は、バスバー21の板厚とほぼ同等の寸法とされている(図3および図6参照)。また、当接片56のうち、かしめ片55側の側縁部(図3における左側の側縁部)から、かしめ片55の内側の面(図3における右側の面)までの寸法L4は、バスバー21のうち、凹部22が設けられた部分の幅方向の寸法L6(図4参照)と同等あるいは同等より僅かに大きい寸法に設定されている(L4≧L6、図6参照)。

0059

素子収容部53は、図3に示すように、検知部54と比べると厚み寸法が大きくなっている。また、素子収容部53の上面は検知部54の上面と面一とされている。

0060

本実施形態の温度検知部材51は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等からなる金属製の板材に加工を施すことにより作製される。温度検知部材51は、例えば、金属板材を所定形状にプレスしたものに曲げ加工等を施すことにより筒状の素子収容部53を形成し、電線W2を接続した温度検出素子を素子収容部53内に入れた後、素子収容部53内に絶縁性樹脂(例えばエポキシ樹脂)を流し込んで固める方法などにより作製される。

0061

(温度検知部材51のバスバー21への取付方法
本実施形態の温度検知部材51をバスバー21に取り付ける際には、まず、検知部54のかしめ片55をバスバー21の第1縁部21Aの凹部22に嵌め込むとともに、当接片56の一方側の側縁部をバスバー21の第2縁部21Bに当接させつつ、検知部54をバスバー21に重ね合わせて面接触させる(図5および図6参照)。バスバー21は、かしめ片55と当接片56の側縁部との間に嵌め込まれた状態とされる。また、かしめ片55はその幅方向においてバスバー21の凹部22に嵌め込まれた状態とされる。これらにより、バスバー21の板面に対する検知部54の横ずれが防止され、位置決めがなされる。

0062

次に、かしめ片55の先端部をバスバー21の下面側(検知部54が重ねられた面と反対側の面)に沿わせるように曲げ加工して、かしめ片55をバスバー21に対してかしめつける。これにより、温度検知部材51がバスバー21に対して接触した状態に保持される。換言すると、温度検知部材51とバスバー21とは、伝熱的に接続された状態に保持される。これにより、充電または放電により電池パック11で発生した熱は、電極端子12からバスバー21へ伝達され、バスバー21から温度検知部材51へと伝達されるようになっている。

0063

(配線モジュール20の組立方法
本実施形態の配線モジュール20を組み立てる際には、まず、上述したように温度検知部材51が取り付けられた状態のバスバー21を、絶縁プロテクタ23の所定のバスバー保持部24内に収容するとともに、それ以外のバスバー保持部24内に、バスバー21の単体を収容する(図7参照)。温度検知部材51は、検知部54がバスバー21とともにバスバー保持部24内に収容され、素子収容部53は、受入溝31内に収容される。また検知部54の素子収容部53からの延出基端は、通し部25に嵌め込まれる。温度検出素子に接続された電線W2は、受入溝31内に配索される。なお、バスバー保持部24内に収容されたバスバー21は、その縁部が押さえ片29により係止されて、上方への抜け止めがなされる。

0064

この状態において、当接片56の先端(下端)は、通し部25の凹部25B内に嵌り込んだ状態とされる(図8参照)とともに、検知部54は通し部25の一対の溝壁(外側壁24A)に挟まれた状態とされ(図7参照)、もって、温度検知部材51の絶縁プロテクタ23に対する位置決めがなされる。

0065

次に、一端部に電線W1を接続した端子47をコネクタ40の端子収容部45に収容し、このコネクタ40をコネクタ保持部26に嵌めこんでコネクタ保持部26に取り付ける。

0066

そして、コネクタ40に接続された電線W1を電線収容溝27に収容する(図7および図8参照)。電線W1を収容する際には、その電線W1が接続されているコネクタ40のハウジング41に設けられている係止片42とは反対側の電線収容溝27に収容する。

0067

次に、カバー33をヒンジ32のところで折り曲げて、受入溝31の開口部を覆う。カバー33のロック片35は、ロック突部36がカバー係止孔30の孔縁に当接すると外側方向にたわみ変形し、ロック突部36がカバー係止孔30内の係止凹部30Aに至ると弾性復帰する。これにより、ロック突部36が係止凹部30Aに係止される。

0068

(単電池群10への組み付け方法
複数の電池パック11を、隣り合う電極端子12A,12Bが異なる極性となるようにならべておき、温度検知部材51、バスバー21およびコネクタ40を配置した配線モジュール20を、電池パック11の電極端子12A,12Bが形成されている面に取り付ける。すると、コネクタ保持部26内に電池パック11のコネクタ部13が配される。

0069

次に、各バスバー21と電極端子12とが重ねられた部分にレーザー溶接を行い、バスバー21と電極端子12とを電気的に接続する。その後、各コネクタ40を下方に押しこんでコネクタ40と単電池とを電気的に接続する。これにより、電池モジュールMが完成する。

0070

(本実施形態の作用、効果)
本実施形態によれば、温度検知部材51の検知部54をバスバー21に重ねて面接触させるとともに、かしめ片55をバスバー21にかしめることにより、検知部54とバスバー21とを接触した状態に保持することができる。従って、温度検知部材51をバスバー21に対して固定する締結部材を別途設ける構成と比較して、部品点数を少なくすることができるとともに、作業工程も減らすことができる。

0071

また、バスバー21の縁部に凹部22を設け、この凹部22に検知部54に設けたかしめ片55を嵌め入れてかしめる構成とされているから、検知部54をバスバー21に対して簡単に位置決めし、取り付けることができる。しかもずれ難いから、接触状態をより確実に保持することができる。

0072

さらに本実施形態では、検知部54に、かしめ片55とともにバスバー21を挟む当接片56が設けられる構成であるから、バスバー21に対する検知部54の位置決めがより確実になされ、温度検知部材51をバスバー21に対してより安定的に保持させることができる。

0073

<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。

0074

(1)上記実施形態では、かしめ片55を、検知部54がバスバー21に重ねられている状態においてバスバー21の縁部に沿う位置に設ける構成としたが、例えばバスバー21の内側の領域に孔部を設け、その孔部にかしめ片を挿通させて、バスバー21にかしめる構成としてもよい。

0075

(2)また、かしめ片55をバスバー21の縁部に沿う位置に設ける場合であっても、凹部22は必ずしも設けなくてもよい。

0076

(3)また、当接片56も必ずしも設けなくてもよく、省略することもできる。

0077

(4)上記実施形態では、検知部54を、バスバー21のうち電極端子12A,12Bに重ねられる一対の領域の間に重ね合わせる構成としたが、バスバー21に重ね合わせる領域は上記実施形態に限るものではなく、一対の電極端子とバスバーとの接続を妨げない領域であれば、どの領域に重ね合わせてもよい。

0078

(5)温度検知部材51の構成は、上記実施形態に限るものではなく、例えば、素子収容部と検知部とがT字形状に連結された構成や、検知部54の上方に素子収容部が配される構成等、本明細書に開示された技術を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。

0079

M…電池モジュール
10…単電池群
11…電池パック(蓄電素子)
12A,12B…電極端子
20…配線モジュール
21…バスバー
21A…第1縁部(縁部)
21B…第2縁部(対向縁部)
22…凹部
23…絶縁プロテクタ
24…バスバー保持部
25…通し部
31…受入溝
51…温度検知部材
53…素子収容部
54…検知部
55…かしめ片
56…当接片

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