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技術 レバー式コネクタ

出願人 住友電装株式会社
発明者 杉本慎平
出願日 2014年11月21日 (6年9ヶ月経過) 出願番号 2014-236171
公開日 2016年5月30日 (5年3ヶ月経過) 公開番号 2016-100185
状態 特許登録済
技術分野 雄雌嵌合接続装置細部
主要キーワード 両側端壁 逃げスペース 合初期位置 同心円弧状 被覆壁 先端突起 ストッパ溝 上下両壁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

キャビティ個数を増加させることが可能なレバー式コネクタを提供する。

解決手段

レバー60のカム板61には、嵌合位置にて両ハウジング10、90を嵌合状態に保持する撓み可能なロックアーム71と、ロックアーム71の過度撓みを規制する過度撓み規制部81とが設けられている。カム板61は、ハウジング本体11の支持面13に沿って配置される内面64を有している。カム板61の内面64を含む基準平面50を境とした上下領域のうち、下側領域Bにハウジング本体11が配置され、上側領域Aにロックアーム71が配置される場合に、過度撓み規制部81が上側領域Aに設けられている。

概要

背景

特許文献1に開示のレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対コネクタハウジングを備えている。雌側のコネクタハウジングは、雌側端子金具端子金具)を挿入可能な複数のキャビティを有するブロック状のハウジング本体(ハウジング)と、ハウジング本体のレバー装着面(支持面)に嵌合初期位置初期位置)と嵌合完了位置(嵌合位置)とに回動可能に支持される一枚のカム板をもったレバーとを備えている。カム板には、撓み可能な片持ち状の係止片ロックアーム)が設けられている。係止片が雄側のコネクタハウジングに設けられたロック突部に弾性的に係止されることにより、両コネクタハウジングが嵌合状態に保持される。カム板には、係止片の後端部(係止片操作部)の周りを取り囲む方形枠状の保護部が設けられている。係止片が過度に撓み変形しようとすると、保護部の下辺部に係止片が当接することにより、係止片のそれ以上の撓み動作が規制されるようになっている。つまり、保護部の下辺部は、係止片の過度撓みを規制する過度撓み規制部として機能し得る。

ここで、カム板の内面は、ハウジング本体のレバー装着面に対向して配置されている。そして、保護部の下辺部は、カム板の内面を含む基準平面よりも下方に設けられている。

概要

キャビティの個数を増加させることが可能なレバー式コネクタを提供する。レバー60のカム板61には、嵌合位置にて両ハウジング10、90を嵌合状態に保持する撓み可能なロックアーム71と、ロックアーム71の過度撓みを規制する過度撓み規制部81とが設けられている。カム板61は、ハウジング本体11の支持面13に沿って配置される内面64を有している。カム板61の内面64を含む基準平面50を境とした上下領域のうち、下側領域Bにハウジング本体11が配置され、上側領域Aにロックアーム71が配置される場合に、過度撓み規制部81が上側領域Aに設けられている。

目的

本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、キャビティ数を増加させることが可能なレバー式コネクタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

相手ハウジングに嵌合可能とされ、端子金具挿入可能な複数のキャビティを有するハウジング本体と、前記ハウジング本体の支持面初期位置と嵌合位置との間を回動可能に支持され、前記相手ハウジングと係合した状態で前記初期位置から前記嵌合位置に回動させられることで前記相手ハウジングと前記ハウジング本体との嵌合を進める一枚のカム板をもったレバーとを備え、前記カム板には、前記嵌合位置にて前記相手ハウジングと前記ハウジング本体とを嵌合状態に保持する撓み可能なロックアームと、前記ロックアームとその撓み方向で対向するように配置されて前記ロックアームの過度撓みを規制する過度撓み規制部とが設けられ、前記カム板は、前記ハウジング本体の支持面に沿って配置される内面を有し、前記カム板の前記内面を含む基準平面を境とした上下領域のうち、下側領域に前記ハウジング本体が配置され、上側領域に前記ロックアームが配置される場合に、前記過度撓み規制部が前記上側領域に設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ

請求項2

前記ロックアームは、前記カム板の本体部に連なるアーム本体と、前記アーム本体の両側縁から張り出す一対の張出片とを有し、前記過度撓み規制部は、前記一対の張出片のそれぞれと対向する位置に対をなして設けられていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。

技術分野

0001

本発明は、レバー式コネクタに関する。

背景技術

0002

特許文献1に開示のレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対コネクタハウジングを備えている。雌側のコネクタハウジングは、雌側端子金具端子金具)を挿入可能な複数のキャビティを有するブロック状のハウジング本体(ハウジング)と、ハウジング本体のレバー装着面(支持面)に嵌合初期位置初期位置)と嵌合完了位置(嵌合位置)とに回動可能に支持される一枚のカム板をもったレバーとを備えている。カム板には、撓み可能な片持ち状の係止片ロックアーム)が設けられている。係止片が雄側のコネクタハウジングに設けられたロック突部に弾性的に係止されることにより、両コネクタハウジングが嵌合状態に保持される。カム板には、係止片の後端部(係止片操作部)の周りを取り囲む方形枠状の保護部が設けられている。係止片が過度に撓み変形しようとすると、保護部の下辺部に係止片が当接することにより、係止片のそれ以上の撓み動作が規制されるようになっている。つまり、保護部の下辺部は、係止片の過度撓みを規制する過度撓み規制部として機能し得る。

0003

ここで、カム板の内面は、ハウジング本体のレバー装着面に対向して配置されている。そして、保護部の下辺部は、カム板の内面を含む基準平面よりも下方に設けられている。

先行技術

0004

特許第4678333号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記従来のレバー式コネクタの場合、ハウジング本体のレバー装着面よりも下方に、保護部の下辺部を収容するための逃げスペースが設けられることになる。そうすると、逃げスペースと対応する部分にはキャビティを設けることができないため、その分、キャビティ数の減少を余儀なくされるという事情がある。

0006

本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、キャビティ数を増加させることが可能なレバー式コネクタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明のレバー式コネクタは、相手ハウジングに嵌合可能とされ、端子金具を挿入可能な複数のキャビティを有するハウジング本体と、前記ハウジング本体の支持面に初期位置と嵌合位置との間を回動可能に支持され、前記相手ハウジングと係合した状態で前記初期位置から前記嵌合位置に回動させられることで前記相手ハウジングと前記ハウジング本体との嵌合を進める一枚のカム板をもったレバーとを備え、前記カム板には、前記嵌合位置にて前記相手ハウジングと前記ハウジング本体とを嵌合状態に保持する撓み可能なロックアームと、前記ロックアームとその撓み方向で対向するように配置されて前記ロックアームの過度撓みを規制する過度撓み規制部とが設けられ、前記カム板は、前記ハウジング本体の支持面に沿って配置される内面を有し、前記カム板の前記内面を含む基準平面を境とした上下領域のうち、下側領域に前記ハウジング本体が配置され、上側領域に前記ロックアームが配置される場合に、前記過度撓み規制部が前記上側領域に設けられているところに特徴を有する。

発明の効果

0008

カム板にロックアームの過度撓みを規制する過度撓み規制部が設けられているという事情があっても、その過度撓み規制部がロックアームの配置される上側領域に設けられているため、ハウジング本体の支持面よりも下方に過度撓み規制部を収容するための逃げスペースを設ける必要がなく、その分、キャビティ数を増加させることができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施例に係るレバー式コネクタにおいて、ハウジングに対してレバーが嵌合位置にある状態を示す背面図である。
同じく平面図である。
ハウジングに対してレバーが初期位置にある状態を示す平面図である。
同じく一部破断平面図である。
同じく底面図である。
レバーの断面図である。

実施例

0010

本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記ロックアームは、前記カム板の本体部に連なるアーム本体と、前記アーム本体の両側縁から張り出す一対の張出片とを有し、前記過度撓み規制部は、前記一対の張出片のそれぞれと対向する位置に対をなして設けられている。仮に、過度撓み規制部が両持ち状に架設された形態であると、成形時の樹脂流動性の観点から薄肉の過度撓み規制部を成形しにくいという事情があるが、本構成のように、過度撓み規制部が一対の張出片のそれぞれと対向する位置に対をなして設けられていれば、薄肉の過度撓み規制部を支障なく成形することができ、ひいては、小型のレバー式コネクタにも対応することができる。

0011

<実施例>
以下、実施例を図面に基づいて説明する。本実施例のレバー式コネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に対して初期位置と嵌合位置とに回動可能に取り付けられるレバー60とを備えている。ハウジング10(詳細には後述するハウジング本体11)は相手ハウジング90と嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、90が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とする。また、上下方向及び左右方向(幅方向に同じ)については、図1を基準とする。

0012

相手ハウジング90は合成樹脂製であって、図3に示すように、幅方向に長い略角筒状フード部91を有している。フード部91内には、図示しない相手端子金具雄タブが突出して配置されている。フード部91の上下両壁には、その内面の幅方向略中央部に、一対のカムフォロア92が突出して設けられている。カムフォロア92は略円柱状をなし、レバー60の後述するカム溝69と係合可能とされている。また、フード部91の上壁には、その内面の幅方向一端側に、ロック部93が突出して設けられている。さらに、フード部91の上壁には、その内面の幅方向他端側に、解除部94が突出して設けられている。

0013

ハウジング10は合成樹脂製であって、図2に示すように、フード部91内に嵌合可能とされ、図1に示すように、幅方向に長い略角ブロック状のハウジング本体11を有している。ハウジング本体11には、複数のキャビティ12が幅方向及び上下方向に整列して設けられている。各キャビティ12には、後方から図示しない端子金具が挿入される。端子金具は、図示しない電線の端部に圧着により接続され、両ハウジング10、90の正規嵌合時に相手端子金具に導通接続される。

0014

図1に示すように、ハウジング本体11の上面は、レバー60の後述するカム板61を回動可能に支持する支持面13とされている。支持面13は、幅方向及び前後方向に沿うようにほぼ平坦に形成されている。ハウジング本体11の支持面13の幅方向略中央部には、一対の支軸14が突出して設けられている。支軸14は略円柱状をなし、レバー60を回動可能に支持する役割をはたす。そして、支軸14は、ハウジング本体11の下面にも設けられている。図4に示すように、ハウジング本体11の支持面13には、支軸14の近傍に、ストッパ部15が突設されている。

0015

また、ハウジング10には、ハウジング本体11の支持面13を上方から覆う被覆壁16と、ハウジング本体11の支持面13の前端と被覆壁16の前端とをつなぐ前端壁17と、ハウジング本体11の支持面13の幅方向両端と被覆壁16の幅方向両端とをつなぐ両側端壁18とが設けられている(図1及び図4を参照)。ハウジング本体11、被覆壁16、前端壁17及び両側端壁18によって囲まれる内側の空間は、図1に示すように、収容空間19として後方に開放されている。収容空間19は、幅方向に細長スリット状に開口する形態とされ、レバー60のカム板61を収容可能とされている。

0016

また、ハウジング10には、ハウジング本体11と被覆壁16とをつないで収容空間19を前後方向に延びる突条部21が設けられている(図1及び図4を参照)。突条部21の後端部には、係止突部22が幅方向に膨出して設けられている。図4に示すように、係止突部22には、レバー60の後述する係止アーム67が係止可能とされている。

0017

図3に示すように、被覆壁16には、突条部21と隣接して前後方向に延びる解除進入溝23が切り込むようにして設けられている。解除進入溝23は、前端壁17に開口し(図4を参照)、内部に前方から相手ハウジング90の解除部94が進入可能とされている。また、被覆壁16の幅方向略中央部には、前後方向に延びるカム進入溝24が切り込むようにして設けられている。カム進入溝24は、前端壁17に開口し、内部に前方から相手ハウジング90のカムフォロア92が進入可能とされている。さらに、被覆壁16には、カム進入溝24を挟んで解除進入溝23とは反対側の位置に、前後方向に延びるロック進入溝25が切り込むようにして設けられている。ロック進入溝25は、前端壁17に開口し、内部に前方から相手ハウジング90のロック部93が進入可能とされている。

0018

続いてレバー60について説明する。レバー60は同じく合成樹脂製であって、平板状のカム板61と、カム板61とほぼ平行に配置される平板状の補助板62と、補助板62とカム板61とをつなぐ上下方向に沿った連結部63とからなり、全体として門型に形成されている(図6を参照)。

0019

カム板61は、図1に示すように、ハウジング10の収容空間19に収容された状態でハウジング本体11の支持面13に沿って配置される内面64を有している。カム板61の内面64は、幅方向及び前後方向に沿うようにほぼ平坦に形成されている。カム板61の内面64には、支軸14を受ける軸受部65が凹設されている。レバー60は、軸受部65に嵌合された支軸14を中心として初期位置と嵌合位置とに回動可能とされている。初期位置では、図3に示すように、カム板61の後部がハウジング10から外側に大きく突出して配置され、嵌合位置では、図2に示すように、後述する掛片部85を除くカム板61のほぼ全体がハウジング10の収容空間19に収容されるようになっている。

0020

カム板61の内面64には、図4に示すように、軸受部65を中心とした同心円弧状ストッパ溝66が設けられている。カム板61がハウジング本体11の支軸14に取り付けられると、ストッパ溝66にストッパ部15が進入し、ストッパ溝66の両端にストッパ部15が当接することによって、レバー60の回動範囲が初期位置と嵌合位置との間に規定されるようになっている。

0021

図4に示すように、カム板61の先端部(連結部63から離れた端部)には、カム板61の外周面に沿うように片持ち状に延びる係止アーム67が設けられている。係止アーム67の先端部には、爪状の先端突起68が設けられている。レバー60が初期位置にあるときに、係止アーム67の先端突起68が係止突部22に弾性的に係止されることにより、レバー60が嵌合位置に向けて回動するのが規制されるようになっている。

0022

カム板61の外面(内面64とは反対側の面)には、所定方向に延びて外周縁に開口するカム溝69が凹設されている。両ハウジング10、90の嵌合時には、カム溝69にカムフォロア92が進入して係合可能となっている。

0023

カム板61の基端部(連結部63に近い端部)には、図4に示すように、撓み可能なロックアーム71が設けられている。カム板61の本体部73(カム板61のうちのロックアーム71を除く部分)には、前後方向にほぼ平行に延びて後端に開口する2条のスリット部72が設けられ、ロックアーム71は、両スリット部72間に配置されている。ロックアーム71は、本体部73から後方へ向けて片持ち状に突出するアーム本体74と、アーム本体74の後端部の外面(上面)に突出するロック突起75とを有している。ロック突起75は幅方向に延びるリブ状の形態になっている。

0024

図2に示すように、レバー60が嵌合位置に至ると、アーム本体74の撓み動作を伴ったあとロック突起75にロック部93が係止可能に配置され、両ハウジング10、90が嵌合状態に保持されるようになっている。図4に示すように、アーム本体74の幅方向両端部には、前後方向に延びる一対のリブ76が設けられ、両リブ76に、ロック突起75の幅方向両端が一体に連結されている。また、カム板61には、両リブ76間で且つロック突起75の前方に、レバー60の回動過程でロック部93を逃がす凹溝77が設けられている。

0025

図6に示すように、アーム本体74の後端部には、前端部よりも一段高い位置に解除操作部78が設けられている。両ハウジング10、90の離脱時に、解除操作部78が押圧されると、ロックアーム71が撓み変形してロック部93との係止が解除されるようになっている。

0026

図4に示すように、アーム本体74の後端部には、その幅方向両端から側方張り出す一対の張出片79が設けられている。両張出片79は、板片状をなし、図6に示すように、アーム本体74の後端部においてアーム本体74の前後方向途中から解除操作部78に向けて次第に上り勾配となる傾斜部分にその傾斜方向に沿って形成されている。また、図4に示すように、両張出片79は、ロック突起75を挟んだ幅方向両側に配置され、両リブ76の両側外面に一体に連結されている。

0027

カム板61の後端部には、図1に示すように、両スリット部72の溝面から互いに対向して突出する一対の過度撓み規制部81が設けられている。両過度撓み規制部81は、板片状をなし、図6に示すように、両スリット部72の溝面の下端部(カム板61の厚み方向下端部)に前後方向に沿って配置されている。図1に示すように、両過度撓み規制部81の上方には、両張出片79が位置している。つまり、両過度撓み規制部81は、ロックアーム71の撓み方向で両張出片79と対向する位置に配置されている。ロックアーム71が下方へ過度に撓み変形させられようとすると、両張出片79が両過度撓み規制部81に上方から当接し、ロックアーム71のそれ以上の撓み動作が規制される。これにより、ロックアーム71が弾性限度を超えて過度に撓み変形するのが防止される。なお、図1に示すように、過度撓み規制部81の上下方向の厚みは張出片79の上下方向の厚みよりもやや薄く、過度撓み規制部81は薄肉に形成されている。

0028

また、両過度撓み規制部81の下面は、カム板61の内面64と同一高さでほぼ面一に連続して配置されている。ここで、図1に示すように、カム板61の内面64を含む平面を基準平面50とし、基準平面50を境とする上下両側のうち、ハウジング本体11の位置する側を下側領域Bとし、ロックアーム71の位置する側を上側領域Aとした場合に、両過度撓み規制部81は上側領域Aに設置されている。よって、両過度撓み規制部81は、カム板61の内面64から下側(ハウジング本体11側)に突き出る部分を有さず、ハウジング本体11の支持面13には、両過度撓み規制部81を逃がすための逃げスペースが設けられていない。

0029

カム板61の後端部には、両過度撓み規制部81よりも後方に、図1に示すように、解除操作部78の上方及び両側方を覆うように配置されるアーチ状の保護部83が設けられている。保護部83は、解除操作部78に異物干渉するのを回避して、ロックアーム71が不用意に撓み変形するのを規制する役割をはたす。そして、保護部83は、カム板61から立ち上がる一対の脚部84を有している。両脚部84は下端に向けて幅寸法を増加させる形態とされ、両脚部84の下端間は幅狭に形成されている。そして、両脚部84の下端と対応する位置に、上記両過度撓み規制部81が配置されている。

0030

また、図1に示すように、レバー60には、カム板61、連結部63及び補助板62のそれぞれの後端部に跨って外側に張り出す掛片部85が設けられている。掛片部85の上端部は、保護部83の連結部63寄りの脚部84に一体に連結されている。レバー60の回動時には、掛片部85を指で把持して回動操作することが可能とされている。

0031

図5に示すように、補助板62は、カム板61よりも小さいサイズで構成され、カム板61と違ってカム溝69を有していない。補助板62には、支軸14を受ける軸受部65が設けられている。補助板62の先端部には、レバー60の回動方向と交差する方向に突出する引掛部86が設けられている。両ハウジング10、90が正規の嵌合姿勢から傾いた状態で嵌合が進むと、レバー60が嵌合位置に至る直前に、引掛部86が相手ハウジング90の図示しない被引掛部を引っ掛けて、両ハウジング10、90を正規の嵌合姿勢に矯正することが可能とされている。

0032

次に、本実施例の作用を説明する。
レバー60の組み付けに際し、ハウジング10の収容空間19に後方からレバー60のカム板61を挿入し、カム板61の軸受部65に支軸14を嵌入させるとともに、補助板62の軸受部65に支軸14を嵌入させ、ハウジング10に対してレバー60を初期位置に留め置く。初期位置では、図4に示すように、係止アーム67の先端突起68が突条部21の係止突部22に係止可能に配置されるとともに、ストッパ部15がストッパ溝66の一端部に当接可能に配置されることにより、レバー60がその回動を規制された状態に保持される。また、初期位置では、カム板61のカム溝69の入り口が前方を向いて開口する。

0033

続いて、図3に示すように、相手ハウジング90のフード部91内にハウジング10を浅く嵌合する。すると、ロック部93がロック進入溝25に進入するとともに、カムフォロア92がカム進入溝24に進入した状態でカム溝69の入り口に挿入され、且つ、解除部94が解除進入溝23に進入した状態で先端突起68と干渉し、係止アーム67が解除部94に押圧されて撓み変形させられ、係止アーム67と係止突部22との係止が解除される。これにより、レバー60の嵌合位置への回動が許容される。

0034

次いで、掛片部85を指で摘みつつレバー60を嵌合位置へ向けて回動させる。レバー60が回動されるに伴い、カム溝69の溝面にカムフォロア92が摺動し、レバー60と相手ハウジング90との間にカム作用が発揮され、両ハウジング10、90が低嵌合力で嵌合させられる。

0035

レバー60が嵌合位置に至る直前には、ロック進入溝25に進入したロック部93がロック突起75と干渉してロックアーム71が撓み変形させられる。その後、レバー60が嵌合位置に至ると、図2に示すように、カム溝69の奥端部にカムフォロア92が移行し、ロックアーム71が弾性復帰して、ロック部93がロック突起75に係止可能に配置され、両ハウジング10、90が正規嵌合された状態に保持される。また、嵌合位置では、掛片部85がハウジング10の後端に沿って配置される。

0036

上記の状態で、仮に、ロックアーム71が下方へ撓み変形させられると、両張出片79が両過度撓み規制部81に当接することで、ロックアーム71が過度撓みするのが規制されるとともに、アーム本体74が両過度撓み規制部81間に進入してハウジング本体11の支持面13に当接可能に配置される。したがって、両ハウジング10、90が正規嵌合された状態では、ロックアーム71の過度撓みが確実に防止されるようになっている。

0037

以上説明したように、本実施例によれば、レバー60のカム板61にロックアーム71の過度撓みを規制する過度撓み規制部81が設けられているという事情があっても、その過度撓み規制部81が基準平面50を基準としてロックアーム71の位置する上側領域Aに設けられているため、ハウジング本体11の支持面13よりも下方に過度撓み規制部81を収容するための逃げスペースを設ける必要がない。したがって、図1に示すように、ハウジング本体11の支持面13の直下に、最上段の各キャビティ12を幅方向に高密度に並んで配置させることができ、ハウジング本体11に設けられるキャビティ12の個数を増加させることができる。また、過度撓み規制部81がカム板61に対をなして設けられているため、樹脂成形に際して薄肉の過度撓み規制部81を支障なく成形することができ、ひいては、小型のレバー式コネクタにも対応することができる。

0038

<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)ロックアームがハウジングに弾性的に係止されて、両ハウジングが嵌合状態に保持される構成であってもよい。
(2)過度撓み規制部がカム板の両スリット部の溝面間に架け渡される両持ち状の形態であってもよい。
(3)過度撓み規制部が保護部と一体に連結される形態であってもよい。
(4)過度撓み規制部の下面がカム板の内面よりも上方に位置する構成であってもよい。

0039

10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…キャビティ
13…支持面
50…基準平面
60…レバー
61…カム板
64…(カム板の)内面
71…ロックアーム
73…本体部
74…アーム本体
79…張出片
81…過度撓み規制部
90…相手ハウジング
A…上側領域
B…下側領域

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