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技術 表示機能付きICカードおよびその表示機能に表示された表示データを消去または変更する方法

出願人 凸版印刷株式会社
発明者 松村秀一
出願日 2014年11月26日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2014-239289
公開日 2016年5月30日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2016-099973
状態 特許登録済
技術分野 記憶装置の機密保護 デジタルマーク記録担体
主要キーワード 閉塞処理 未発行状態 表示機能付きICカード 複合型ICカード アプリケーション状態情報 ブロック状態 カレント状態 エリア群
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月30日)のものです。
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図面 (7)

課題

複数のアプリケーション中の特定のアプリケーションに関連する表示データが表示されている場合に、その表示データを消去または変更して、セキュリティリスクを回避できるICカードを提供する。

解決手段

複数のアプリケーションを搭載し、いずれかのアプリケーションの情報を表示するICカードにおいて、表示機能に表示されたデータと関連するアプリケーションの情報である表示アプリケーション情報をメモリに保持し、特定のアプリケーションを指定する情報を受信すると、特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報をメモリから検索し(S11)、検索したアプリケーション管理情報内のアプリケーションを識別するアプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とを比較し(S13)、アプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とが一致した場合(S14)に、表示機能の表示データを消去または変更する(S15)。

概要

背景

従来から、磁気を利用して情報を記録する磁気カードに代わって、プラスチック板カードに薄いIC(集積回路チップを組み込んだICカードが、キャッシュカードクレジットカード等の幅広い分野で、利用されている。このICカードに組み込んだICチップには、CPU(中央演算処理装置)や情報を記憶するためのメモリ(記憶部)等が搭載されている。

ICカードの種類は、ICカードの表面に設けた接触端子を介して外部端末通信を行う接触型ICカード、ICカードに内蔵したアンテナを介して外部端末と通信を行う非接触型ICカード接触型および非接触型の機能を有する複合型ICカード等が知られている。接触型ICカードは、ICカードをリーダライタ等の外部端末に差し込むことで、ICチップと電気的に接続された接触端子を介して電力が供給され、外部端末と情報のやり取りを行うことができる。非接触型ICカードは、ICカードをリーダライタ等の外部端末に近づけることで、リーダライタ等のアンテナから発生している電磁波をICカードのアンテナコイル等で受信し、電圧に変換して電力が供給され、外部端末と情報のやり取りを行うことができる。

近年では、カードの表面に表示機能実装した表示機能付きICカードが検討されている。例えば、ICチップに複数のアプリケーションを搭載している場合に、表示機能に表示する表示データに対して、アプリケーションの内容がわかるような識別子が貼付されている表示機能付きICカードが知られている(特許文献1参照)。これにより、表示データがどのアプリケーションと紐付けられているのかを確認することができるとされている。

概要

複数のアプリケーション中の特定のアプリケーションに関連する表示データが表示されている場合に、その表示データを消去または変更して、セキュリティリスクを回避できるICカードを提供する。複数のアプリケーションを搭載し、いずれかのアプリケーションの情報を表示するICカードにおいて、表示機能に表示されたデータと関連するアプリケーションの情報である表示アプリケーション情報をメモリに保持し、特定のアプリケーションを指定する情報を受信すると、特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報をメモリから検索し(S11)、検索したアプリケーション管理情報内のアプリケーションを識別するアプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とを比較し(S13)、アプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とが一致した場合(S14)に、表示機能の表示データを消去または変更する(S15)。

目的

本発明はこのような要望答えるため、その目的とするところは、複数のアプリケーション中の特定のアプリケーションに関連する表示データが表示機能に表示されている場合に、表示機能からその表示データを消去または変更して、セキュリティリスクを回避できる表示機能付きICカードを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数のアプリケーションを搭載し、前記複数のアプリケーション中のいずれかの情報をカード表面に設けた表示機能に表示する表示機能付きICカードであって、前記表示機能に表示された表示データと関連するアプリケーションの情報である表示アプリケーション情報をメモリに保持する表示アプリケーション情報保持手段と、特定のアプリケーションを指定する情報を受信すると、前記特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を前記メモリから検索するアプリケーション管理情報検索手段と、前記検索したアプリケーション管理情報内のアプリケーションを識別する情報であるアプリケーション管理IDと前記表示アプリケーション情報とを比較するアプリケーション管理ID比較手段と、前記アプリケーション管理IDと前記表示アプリケーション情報とが一致した場合に、前記表示機能の表示データを消去または変更する表示データ消去手段とを備えたことを特徴とする表示機能付きICカード。

請求項2

表示データを消去または変更した際に、前記表示アプリケーション情報を前記消去または変更した表示データに対応する情報に更新する表示アプリケーション情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示機能付きICカード。

請求項3

前記表示機能の表示データを変更した後の前記表示アプリケーション情報の内容は、変更する前の表示データに関連する前記特定のアプリケーションと異なるアプリケーションの情報であることを特徴とする請求項2に記載の表示機能付きICカード。

請求項4

前記特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を閉塞した状態に設定するアプリケーション管理情報閉塞手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示機能付きICカード。

請求項5

前記特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を消去するアプリケーション管理情報消去手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示機能付きICカード。

請求項6

複数のアプリケーションを搭載し、前記複数のアプリケーション中のいずれかの情報をカード表面に設けた表示機能に表示する表示機能付きICカードの前記表示機能に表示された表示データを消去または変更する方法であって、前記表示機能に表示された表示データと関連するアプリケーションの情報である表示アプリケーション情報をメモリに保持するステップと、特定のアプリケーションを指定する情報を受信すると、前記特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を前記メモリから検索するステップと、前記検索したアプリケーション管理情報内のアプリケーションを識別する情報であるアプリケーション管理IDと前記表示アプリケーション情報とを比較するステップと、前記アプリケーション管理IDと前記表示アプリケーション情報とが一致した場合に、前記表示機能の表示データを消去または変更するステップとを含むことを特徴とする方法。

請求項7

複数のアプリケーションを搭載し、前記複数のアプリケーション中のいずれかの情報をカード表面に設けた表示機能に表示する表示機能付きICカードに備えられたプロセッサを、前記表示機能に表示された表示データと関連するアプリケーションの情報である表示アプリケーション情報をメモリに保持する表示アプリケーション情報保持手段と、特定のアプリケーションを指定する情報を受信すると、前記特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を前記メモリから検索するアプリケーション管理情報検索手段と、前記検索したアプリケーション管理情報内のアプリケーションを識別する情報であるアプリケーション管理IDと前記表示アプリケーション情報とを比較するアプリケーション管理ID比較手段と、前記アプリケーション管理IDと前記表示アプリケーション情報とが一致した場合に、前記表示機能の表示データを消去または変更する表示データ消去手段、として機能させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、表示機能付きICカードに関し、より詳細には、複数のアプリケーションを搭載し、アプリケーション中のいずれかに関連する表示データを表示機能に表示する表示機能付きICカードに関する。

背景技術

0002

従来から、磁気を利用して情報を記録する磁気カードに代わって、プラスチック板カードに薄いIC(集積回路チップを組み込んだICカードが、キャッシュカードクレジットカード等の幅広い分野で、利用されている。このICカードに組み込んだICチップには、CPU(中央演算処理装置)や情報を記憶するためのメモリ(記憶部)等が搭載されている。

0003

ICカードの種類は、ICカードの表面に設けた接触端子を介して外部端末通信を行う接触型ICカード、ICカードに内蔵したアンテナを介して外部端末と通信を行う非接触型ICカード接触型および非接触型の機能を有する複合型ICカード等が知られている。接触型ICカードは、ICカードをリーダライタ等の外部端末に差し込むことで、ICチップと電気的に接続された接触端子を介して電力が供給され、外部端末と情報のやり取りを行うことができる。非接触型ICカードは、ICカードをリーダライタ等の外部端末に近づけることで、リーダライタ等のアンテナから発生している電磁波をICカードのアンテナコイル等で受信し、電圧に変換して電力が供給され、外部端末と情報のやり取りを行うことができる。

0004

近年では、カードの表面に表示機能を実装した表示機能付きICカードが検討されている。例えば、ICチップに複数のアプリケーションを搭載している場合に、表示機能に表示する表示データに対して、アプリケーションの内容がわかるような識別子が貼付されている表示機能付きICカードが知られている(特許文献1参照)。これにより、表示データがどのアプリケーションと紐付けられているのかを確認することができるとされている。

先行技術

0005

特開2003−006591号公報

発明が解決しようとする課題

0006

表示機能付きICカードは、外部端末から電力が供給されなくなっても表示機能から表示データが消えない、例えば、電気泳動方式電子粉流体方式またはコレステリック液晶方式等の電子ペーパ技術が利用されている。なお、データを表示するためのバッテリーを内蔵すること等により、表示機能から表示データが消えないようにすることもできる。

0007

このような表示機能付きICカードにおいて、カードを廃棄する際の情報漏えい防止等のセキュリティリスク回避ため、アプリケーションを閉塞ブロック)または消去する場合に、そのアプリケーションとリンクしている表示データを消去または変更することが好ましい。ここで、アプリケーションを「閉塞する」とは、アプリケーションを実行不能に設定することをいう。

0008

このとき、ICカードに搭載されたアプリケーションが単一のアプリケーションであれば、表示データがその単一のアプリケーションとリンクしていることが明らかである。したがって、表示データとアプリケーションとがリンクしているかどうかを識別しなくても表示データを消去または変更することができる。

0009

ところが、ICカードに搭載されたアプリケーションが複数の場合、特定のアプリケーションの閉塞または消去に応じて表示データを消去または変更する際に、その特定のアプリケーションが表示データとリンクしているかどうかを識別する必要がある。そこで、ICカードに搭載されたアプリケーションが複数の場合であっても、特定のアプリケーションが表示データとリンクしているかどうかを識別し、その特定のアプリケーションに関連する表示データを消去または変更したいという要望がある。

0010

本発明はこのような要望に答えるため、その目的とするところは、複数のアプリケーション中の特定のアプリケーションに関連する表示データが表示機能に表示されている場合に、表示機能からその表示データを消去または変更して、セキュリティリスクを回避できる表示機能付きICカードを提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

このような目的を達成するために、本発明係る表示機能付きICカードは、複数のアプリケーションを搭載し、複数のアプリケーション中のいずれかの情報をカード表面に設けた表示機能に表示する表示機能付きICカードであって、表示機能に表示された表示データと関連するアプリケーションの情報である表示アプリケーション情報をメモリに保持する表示アプリケーション情報保持手段と、特定のアプリケーションを指定する情報を受信すると、特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報をメモリから検索するアプリケーション管理情報検索手段と、検索したアプリケーション管理情報内のアプリケーションを識別する情報であるアプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とを比較するアプリケーション管理ID比較手段と、アプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とが一致した場合に、表示機能の表示データを消去または変更する表示データ消去手段とを備えたことを特徴とする。

0012

また、本発明に係る表示機能付きICカードの表示機能に表示された表示データを消去または変更する方法は、複数のアプリケーションを搭載し、複数のアプリケーション中のいずれかの情報をカード表面に設けた表示機能に表示する表示機能付きICカードの表示機能に表示された表示データを消去または変更する方法であって、表示機能に表示された表示データと関連するアプリケーションの情報である表示アプリケーション情報をメモリに保持するステップと、特定のアプリケーションを指定する情報を受信すると、特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報をメモリから検索するステップと、検索したアプリケーション管理情報内のアプリケーションを識別する情報であるアプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とを比較するステップと、アプリケーション管理IDと表示アプリケーション情報とが一致した場合に、表示機能の表示データを消去または変更するステップとを含むことを特徴とする。

発明の効果

0013

以上説明したように、本発明に係る表示機能付きICカードによれば、複数のアプリケーション中の特定のアプリケーションに関連する表示データが表示機能に表示されている場合に、表示機能からその表示データを消去または変更して、セキュリティリスクを回避することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の一実施形態に係る表示機能付きICカードの例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る表示機能付きICカードの内部構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係るICチップ内不揮発性メモリ部を示す図である。
本発明の一実施形態に係るICチップ内のCPUの機能を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係るデータ表示命令処理方法を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係るアプリケーション閉塞命令の処理方法を示すフローチャートである。

実施例

0015

以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。

0016

図1に、本発明の一実施形態に係る表示機能付きICカードの例を示す。本実施形態に係る表示機能付きICカード101は、表示機能付きICカード101の表面に、リーダライタ(図示せず)の端子と接触する接触端子102と、電子マネーカード決済等のアプリケーションに関連した表示データを表示する表示部103を備えている。

0017

接触端子102は、表示機能付きICカード101をリーダライタに差し込むことで、リーダライタの端子と接触して表示機能付きICカード101に電力を供給し、リーダライタと情報のやり取りを行うためのものである。表示部103は、例えば液晶表示や電子ペーパ等を用いることができ、文字数字または画像等の表示データを表示する。なお、表示部103には、一つのアプリケーションの情報にリンクする一つの表示データを表示してもよいし、複数のアプリケーションの情報にリンクした複数の表示データを表示してもよい。

0018

図1の表示機能付きICカード101は、一例として接触型ICカードを表している。しかし、本実施形態に係る表示機能付きICカード101は、接触端子102を持たず電磁波により外部端末と通信を行う非接触型ICカードであってもよいし、接触型および非接触型の機能を有する複合型ICカード等であってもよい。また、表示部103は、外部端末からの電力供給がなくなっても表示内容が消えない機能を備えるものや、表示部103の表示内容を保持するためにバッテリーを内蔵したものでもよい。

0019

図2に、本発明の一実施形態に係る表示機能付きICカード101の内部構成を示す。本実施形態の表示機能付きICカード101の内部には、外部装置201と通信を行うICカード専用のICチップ202と、ICチップ202および表示部103と接続され表示部103を制御する外部表示コントローラ203を備えている。表示部103は、外部表示コントローラ203の制御に従って表示データを表示する。

0020

ICチップ202は、CPU(中央演算処理装置)211と、揮発性メモリ部212と、不揮発性メモリ部213と、プログラム214と、通信機能215を備えている。

0021

CPU211は、通信機能215を介して外部装置201から電力供給および命令を受けて、揮発性メモリ部212、不揮発性メモリ部213およびプログラム214等のICチップ202内の各回路を制御する。

0022

揮発性メモリ部212は、一時的なデータを読み書きするためのメモリであり、電力供給がなくなると記憶内容が失われる。揮発性メモリ部212は、RAM(Random Access Memory)またはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成することができる。

0023

不揮発性メモリ部213は、電力を供給しなくても記憶を保持するメモリで、複数のアプリケーション等が記録されている。不揮発性メモリ部213は、ROM(Read Only Memory)またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等で構成することができる。

0024

プログラム214は、例えば、入出力等のCPU211が制御する各機能の処理を実行させるためのプログラムやアプリケーションのプログラムを含み、不揮発性メモリ等に記録されている。通信機能215は、外部装置201の端子と接触することにより電力供給を受け、情報のやり取りを行う。このとき、外部装置201と表示機能付きICカード101のICチップ202とは、例えば、ISO7816-3またはISO14443に準拠した、接触通信または非接触通信を行う。

0025

外部表示コントローラ203は、ICチップ202と接続され、CPU211からの命令を受信して表示部103の表示を制御する。

0026

図3に、本発明の一実施形態に係るICチップ202内の不揮発性メモリ部213を示す。

0027

本実施形態の不揮発性メモリ部213は、不揮発性メモリ部213に記録された各アプリケーションの管理情報であるアプリケーション管理情報からなるアプリケーション管理情報群301と、アプリケーション管理情報により管理されるアプリケーション管理エリア群302と、表示機能管理領域303等で構成されている。本実施形態では、不揮発性メモリ部213に3つのアプリケーションAP(01)、AP(02)およびAP(03)が格納されている例を示しているが、アプリケーションの数は3つに限られない。

0028

アプリケーション管理情報群301に格納されている各アプリケーションのアプリケーション管理情報は、それぞれアプリケーション管理ID311、先頭アドレス312、アプリケーション管理サイズ313、アクセス条件314およびアプリケーション状態情報315で構成されている。

0029

アプリケーション管理ID311は、各アプリケーションを識別するアプリケーションID情報を示す(例えば、01、02、03等)。先頭アドレス312は、各アプリケーションに割り当てられたアプリケーション管理エリアの先頭アドレスを示す(例えば、AD01、AD02、AD03等)。アプリケーション管理サイズ313は、各アプリケーションに割り当てられた先頭アドレス312からのアプリケーションのサイズを示す(例えば、SZ01、SZ02、SZ03等)。アクセス条件314は、各種命令の実行を制限するための条件を示す(例えば、AC01、AC02、AC03等)。

0030

アプリケーション状態情報315は、各アプリケーションの状態として発行状態閉塞状態ブロック状態)を示す情報などが割り当てられている。本実施形態では、例えば、アプリケーション状態情報315が「00」(2進法で「00」)の場合は、発行状態が未発行でアプリケーションの閉塞状態が閉塞していない通常の状態を示している。また、アプリケーション状態情報315が「02」(2進法で「10」)の場合は、発行状態が発行済でアプリケーションの閉塞状態が閉塞していない通常の状態を示し、アプリケーション状態情報315が「03」(2進法で「11」)の場合は、発行状態が発行済でアプリケーションの閉塞状態が閉塞した状態を示している。ここで、発行状態が発行済とは、ユーザの個人情報等が書き込まれていてアプリケーションの実行が可能な状態をいう。また、閉塞した状態とは、そのアプリケーションが実行不能に設定されている状態をいう。

0031

アプリケーション管理エリア群302は、例えば、各アプリケーションの発行状態を示す情報、各アプリケーションの実行に必要なデータおよびユーザの個人情報等を記録する領域である。各アプリケーションの発行状態には、例えば、発行済み状態321、表示機能へ表示中(発行済み状態)322または未発行状態323がある。

0032

表示機能管理領域303には、表示部103に表示されている表示データと関連するアプリケーションのアプリケーション管理ID311が書き込まれた表示アプリケーション情報331が格納されている。本実施形態では、アプリケーションAP(02)のアプリケーション管理ID311と同一の「02」が表示アプリケーション情報331に書き込まれている。表示機能管理領域303は、外部装置201からの電力供給がなくなっても、表示アプリケーション情報331を不揮発性メモリ部213に保持する表示アプリケーション情報保持部の役割も果たしている。表示機能管理領域303の表示アプリケーション情報331により、表示部103に表示されている表示データとICチップ202に搭載されているアプリケーションの情報とを紐付けて、表示データがどのアプリケーションとリンクしているのかを識別することができる。表示部103に表示データが表示されていない非表示の場合、表示アプリケーション情報331には、アプリケーション管理ID311として使用しないID値(例えば、00hex,FFhex等)が設定される。なお、本実施形態では、表示機能管理領域303に1つの表示アプリケーション情報331が格納されているが、表示アプリケーション情報331は2つ以上格納されていてもよい。表示機能管理領域303に表示アプリケーション情報331が2つ以上格納されている場合は、表示部103に複数の表示データを表示することができ、各表示データと関連するアプリケーションのアプリケーション管理ID311が各表示アプリケーション情報331に書き込まれる。

0033

図4に、本発明の一実施形態に係るICチップ202内のCPU211の機能を示す。本実施形態のCPU211は、アプリケーション管理情報検索部(AP管理情報検索部)401と、表示アプリケーション情報更新部(表示AP情報更新部)402と、レスポンスデータ生成部403と、アプリケーション管理ID比較部(AP管理ID比較部)404と、表示データ消去部405と、アプリケーション管理情報閉塞部(AP管理情報閉塞部)406を備えている。

0034

アプリケーション管理情報検索部401は、例えば、外部装置201からの命令に従って、不揮発性メモリ部213に記録された複数のアプリケーションの中からデータの表示、閉塞または消去等の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を検索し、それを揮発性メモリ部212へ読み出す。

0035

表示アプリケーション情報更新部402は、例えば、データ表示命令を受信した場合に、不揮発性メモリ部213内の表示アプリケーション情報331を、表示部103に表示する表示データにリンクするアプリケーションのアプリケーション管理ID311に書き換えて更新する。これにより、表示部103に表示されている表示データと不揮発性メモリ部213に搭載されているアプリケーションの情報とを紐付けているため、表示データがどのアプリケーションと関連しているのかを識別することができる。

0036

さらに、表示アプリケーション情報更新部402は、表示部103に表示された表示データを消去または変更した際に、表示アプリケーション情報331を消去または変更した表示データに対応する情報に更新することもできる。例えば、表示部103の表示データを消去した場合は、表示部103に表示データが表示されていない非表示の場合であるから、表示アプリケーション情報331には、アプリケーション管理ID311として使用しないID値(例えば、00hex,FFhex等)が設定される。また、表示部103の表示データを、閉塞または消去等の対象となる特定のアプリケーションと異なるアプリケーションの情報に変更した場合は、表示アプリケーション情報331には、その異なるアプリケーションのアプリケーション管理ID311(例えば、図3の「01」または「03」等)が設定される。

0037

レスポンスデータ生成部403は、外部装置201から入力された、データ表示命令、アプリケーション閉塞命令またはアプリケーション消去命令等の処理が完了するとレスポンスデータを生成し、外部装置201へ送信する。

0038

アプリケーション管理ID比較部404は、閉塞または消去等の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報内のアプリケーション管理ID311とデータ表示命令内のアプリケーションのID情報とを比較する。

0039

表示データ消去部405は、外部からのアプリケーション閉塞命令またはアプリケーション消去命令等に応答し、アプリケーション管理ID比較部404での比較結果が一致の場合に、特定のアプリケーション管理情報内のアプリケーション管理ID311とリンクしている表示部103の表示データを消去または変更する。

0040

アプリケーション管理情報閉塞部406は、不揮発性メモリ部213中の閉塞の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を閉塞した状態に設定する。なお、アプリケーション管理情報閉塞部406は、消去等の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を消去等する処理を実行することもできる。

0041

次に、図5を用いて、データの表示命令処理フローについて説明する。

0042

図5は、本発明の一実施形態に係るデータ表示命令の処理方法を示すフローチャートである。

0043

ステップ1において、アプリケーション管理情報検索部401は、外部装置201からCPU211へデータ表示命令が入力されると、不揮発性メモリ部213に記録された複数のアプリケーションからデータ表示命令で指定された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を検索する。本実施形態では、例えば、図3のアプリケーション管理情報群301内の太枠で示した、アプリケーション管理ID311が「02」のアプリケーション管理情報が、特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報である。なお、表示機能付きICカード101の表面に操作ボタン等を備えて、その操作ボタン等によりCPU211へデータ表示命令等を入力するようにしてもよい。

0044

ステップ2において、アプリケーション管理情報検索部401は、ステップ1で検索された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を揮発性メモリ部212へ読み出す。

0045

ステップ3において、外部表示コントローラ203は、特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報の揮発性メモリ部212への読み出しに応答して、その読み出された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報とリンクする表示データを表示させるように表示部103を制御する。

0046

ステップ4において、表示アプリケーション情報更新部402は、特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報をアプリケーション管理情報検索部401から受け取ると、不揮発性メモリ212内の表示アプリケーション情報331のアプリケーション管理ID311を、表示部103に表示した表示データとリンクする特定のアプリケーションのアプリケーション管理ID311に書き換えて更新する。

0047

ステップ5において、レスポンスデータ生成部403は、表示アプリケーション情報331の更新処理が完了した情報を表示アプリケーション情報更新部402から受け取ると、レスポンスデータを生成し、そのレスポンスデータを外部装置201へ送信して、データ表示命令の処理が完了する。

0048

次に、図6を用いて、本発明の一実施形態に係るアプリケーション閉塞命令の処理フローについて説明する。図6の処理は、ICチップ202内の複数のアプリケーションのうち、有効期限切れ等により使用不可となったアプリケーションを閉塞した状態に設定する際の処理を示している。なお、図6の処理は、ICカード内の一部のアプリケーションを消去する際の処理にも用いることができる。

0049

図6は、本発明の一実施形態に係るアプリケーション閉塞命令の処理フローを示すフローチャートである。本実施形態では、外部装置201からの電力供給がされなくなった後でも表示部103に表示データが表示されている場面での処理フローを示している。

0050

ステップ11において、アプリケーション管理情報検索部401は、外部装置201からCPU211へアプリケーション閉塞命令が入力されると、不揮発性メモリ部213に記録された複数のアプリケーションからアプリケーション閉塞命令で指定された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を検索する。本実施形態では、例えば、図3のアプリケーション管理情報群301内の太枠で示した、アプリケーション管理ID311が「02」のアプリケーション管理情報が特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報である。

0051

ステップ12において、アプリケーション管理情報検索部401は、ステップ11で検索された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を揮発性メモリ212へ読み出す。

0052

ステップ13において、アプリケーション管理ID比較部404は、アプリケーション管理情報検索部401から特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報の揮発性メモリ部212への読み出しに応答して、その読み出された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報内のアプリケーション管理ID311と、表示機能管理領域303内の表示アプリケーション情報331のアプリケーション管理IDとを比較する。

0053

ステップ14において、読み出された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報内のアプリケーション管理ID311と表示機能管理領域303内の表示アプリケーション情報331のアプリケーション管理IDとが一致する場合には、ステップ15へ移行し、一致しない場合には、ステップ16へ移行する。

0054

ステップ15において、表示データ消去部405は、読み出された特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報内のアプリケーション管理ID311と表示機能管理領域303内の表示アプリケーション情報331のアプリケーション管理IDとが一致する情報をアプリケーション管理ID比較部404から受け取ると、その特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報内のアプリケーション管理ID311とリンクする表示部103の表示データを消去する。

0055

ステップ16において、アプリケーション管理情報閉塞部406は、閉塞の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報をアプリケーション管理ID比較部404または表示データ消去部405から受け取ると、その特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を閉塞した状態に設定する。なお、アプリケーション管理情報閉塞部406は、消去等の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報を消去等する処理を実行することもできる。具体的には、例えば、消去の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション状態情報315を、未発行状態を示す情報に変更することができる。また、消去したアプリケーションのアプリケーション管理ID311を「FFh」として予め定義しておくことにより、消去したアプリケーションのアプリケーション管理ID311を「FFh」に変更し、かつ、アプリケーション状態情報315を、未発行状態を示す情報に変更することもできる。

0056

ステップ17において、レスポンスデータ生成部403は、閉塞の対象となる特定のアプリケーションのアプリケーション管理情報の閉塞処理が完了した情報をアプリケーション管理情報閉塞部406から受け取ると、レスポンスデータを生成し、そのレスポンスデータを外部装置201へ送信して、アプリケーション閉塞命令の処理が完了する。

0057

以上説明したように、本実施形態の表示機能付きICカード101によれば、特定のアプリケーションを閉塞または消去等する場合に、表示機能の表示データが特定のアプリケーションに関連するデータであるかを識別して、その表示データを表示部103から消去または変更することができる。これにより、表示部103に不要なデータを表示したままにせず、表示機能付きICカード101を廃棄する際の情報漏えい防止等のセキュリティリスクを回避することが可能となる。

0058

また、本発明に係る表示機能付きICカードによれば、特定のアプリケーションを更新する際に、アプリケーションの更新の実行可否を確認する場合にも、その特定のアプリケーションにリンクした表示データを識別して更新することができる。

0059

なお、図5および図6のフローチャートで示した処理の順序は例示的なものにすぎず、これらの順序の入れ替え、省略、または別の処理が追加されてもよい。

0060

また、図5のデータ表示命令の処理フローにおいて、アプリケーションの検索とデータ表示とを1つの命令で処理することもできるし、別々の2つの命令で処理することもできる。別々の2つの命令で処理する一例として、まずアプリケーション管理情報検索部401は、外部装置201からCPU211へアプリケーション検索命令が入力されると、上記図5のステップ1およびステップ2と同様の処理を実行する。このとき、読み出されたアプリケーション管理情報のアプリケーションが表示可能な状態(カレント状態)となる。次に、ICチップ202のCPU211は、外部装置201からデータ表示命令を受信すると、表示データを表示部103に表示させる制御命令を外部表示コントローラ203に送信する。外部表示コントローラ203は、CPU211から制御命令を受信すると、表示可能な状態のアプリケーションとリンクする表示データを表示させるように表示部103を制御する。そして、図5のステップ4と同様の処理を実行することにより、表示アプリケーション情報331は、表示可能な状態のアプリケーションのアプリケーション管理ID311に書き換えられる。

0061

図6のアプリケーション閉塞命令の処理フローにおいて、図5の処理フローと同様に、アプリケーションの検索とアプリケーションの閉塞とを1つの命令で処理することもできるし、別々の2つの命令で処理することもできる。

0062

101表示機能付きICカード
102接触端子
103 表示部
201 外部装置
202ICカード専用のICチップ
203 外部表示コントローラ
211 CPU
212揮発性メモリ部
213不揮発性メモリ部
214プログラム
215通信機能
301アプリケーション管理情報群
302アプリケーション管理エリア群
303表示機能管理領域
311 アプリケーション管理ID
312先頭アドレス
313 アプリケーション管理サイズ
314アクセス条件
315アプリケーション状態情報
321発行済み状態
322 表示機能へ表示中
323未発行状態
331表示アプリケーション情報
401 アプリケーション管理情報検索部(AP管理情報検索部)
402 表示アプリケーション情報更新部(表示AP情報更新部)
403レスポンスデータ生成部
404 アプリケーション管理ID比較部(AP管理ID比較部)
405 表示データ消去部
406 アプリケーション管理情報閉塞部(AP管理情報閉塞部)

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