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図面 (6)

課題

資源を有効利用しつつ、複数の受信部を備える構成に対応する処理を実行できるようにする。

解決手段

印刷装置11の印刷制御部201は、処理対象を第1受信バッファー24、及び、第2受信バッファー26のいずれかに切り替え、処理対象としたバッファーに格納されたデータに基づいて設定ファイルSFを用いて印刷部21を制御し、処理対象を第1受信バッファー24から第2受信バッファー26に切り替えるときに設定ファイルSFの画像設定情報リセットし、処理対象を第2受信バッファー26から第1受信バッファー24に切り替えるときに設定ファイルSFを復元する。

概要

背景

従来、複数の受信部(インターフェース)を備え、複数の外部装置から複数の受信部を
介して受信したデータを、受信部ごとに用意された処理プログラムにより処理する印刷
置(画像形成装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

資源を有効利用しつつ、複数の受信部を備える構成に対応する処理を実行できるようにする。印刷装置11の印刷制御部201は、処理対象を第1受信バッファー24、及び、第2受信バッファー26のいずれかに切り替え、処理対象としたバッファーに格納されたデータに基づいて設定ファイルSFを用いて印刷部21を制御し、処理対象を第1受信バッファー24から第2受信バッファー26に切り替えるときに設定ファイルSFの画像設定情報リセットし、処理対象を第2受信バッファー26から第1受信バッファー24に切り替えるときに設定ファイルSFを復元する。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の受信部を備える印刷装置
、及び、当該印刷装置を備える印刷システムについて、資源を有効利用しつつ、複数の受
信部を備える構成に対応する処理を実行できるようにするすることを目的とする

効果

実績

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請求項1

記録媒体印刷を行う印刷部と、データを受信する第1受信部と、前記第1受信部で受信したデータを格納する第1受信バッファーと、データを受信する第2受信部と、前記第2受信部で受信したデータを格納する第2受信バッファーと、処理対象を前記第1受信バッファー、及び、前記第2受信バッファーのいずれかに切り替え、処理対象としたバッファーに格納されたデータに基づいて設定ファイルを用いて前記印刷部を制御する印刷制御部を、備え、前記印刷制御部は、処理対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えるときに前記設定ファイルをリセットし、処理対象を前記第2受信バッファーから前記第1受信バッファーに切り替えるときに前記設定ファイルを復元することを特徴とする印刷装置

請求項2

前記第2受信バッファーで受信するデータは、前記設定ファイルを書き換える設定ファイル書換コマンドを含み、前記印刷制御部は、処理対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えた後、前記第2受信バッファーに格納されたデータに含まれる前記設定ファイル書換コマンドに基づいて前記設定ファイルを書き換え、書き換え後の前記設定ファイルを用いて、前記第2受信バッファーに格納されたデータに基づいて前記印刷部を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。

請求項3

前記設定ファイルには、前記記録媒体に印刷する画像に関する画像設定情報と、前記記録媒体に印刷するときの動作に関する動作設定情報とが記録され、前記印刷制御部は、処理対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えるときに、設定ファイルの前記画像設定情報をリセットし、バッファーの切り替え後、前記設定ファイル書換コマンドに基づいて前記画像設定情報を書き換える一方、前記動作設定情報の書き換えを行わないことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。

請求項4

レシート発行させるデータを送信するPOS端末と、所定の情報が印刷された紙片を発行させるデータを送信する制御装置と、記録媒体に印刷を行い、前記記録媒体を切断して前記レシート又は前記紙片を発行する印刷部、前記POS端末からデータを受信する第1受信部、前記第1受信部で受信したデータを格納する第1受信バッファー、前記制御装置からデータを受信する第2受信部、前記第2受信部で受信したデータを格納する第2受信バッファー、及び、処理対象を前記第1受信バッファーと前記第2受信バッファーのいずれかに切り替え、処理対象としたバッファーに格納されたデータに基づいて設定ファイルを用いて前記印刷部を制御する印刷制御部を有する印刷装置と、を備え、前記印刷装置の前記印刷制御部は、処理対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えるときに前記設定ファイルをリセットし、処理対象を前記第2受信バッファーから前記第1受信バッファーに切り替えるときに前記設定ファイルを復元することを特徴とする印刷システム

請求項5

前記印刷装置の前記第2受信バッファーで受信するデータには、前記設定ファイルを書き換える設定ファイル書換コマンドを含み、前記印刷装置の前記印刷制御部は、処理対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えた後、前記第2受信バッファーに格納されたデータに含まれる前記設定ファイル書換コマンドに基づいて前記設定ファイルを書き換え、書き換え後の前記設定ファイルを用いて、前記第2受信バッファーに格納されたデータに基づいて前記印刷部を制御することを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。

請求項6

前記設定ファイルには、前記記録媒体に印刷する画像に関する画像設定情報と、前記記録媒体に印刷するときの動作に関する動作設定情報とが記録され、前記印刷装置の前記印刷制御部は、前記設定ファイル書換コマンドに基づいて、前記設定ファイルの画像設定情報を書き換える一方、前記動作設定情報の書き換えを行わないことを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。

請求項7

前記印刷装置の前記第1受信部は、有線通信で前記POS端末からデータを受信し、前記印刷装置の前記第2受信部は、無線通信で前記制御装置からデータを受信することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の印刷システム。

技術分野

0001

本発明は、印刷装置、及び、印刷ステムに関する。

背景技術

0002

従来、複数の受信部(インターフェース)を備え、複数の外部装置から複数の受信部を
介して受信したデータを、受信部ごとに用意された処理プログラムにより処理する印刷装
置(画像形成装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開平10−312250号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述した印刷装置は、処理プログラムを受信部ごとに用意する必要があり、記憶領域の
有効利用や、処理プログラムの有効利用等、資源の有効利用に課題があった。一方、受信
部ごとに処理プログラムを用意しない構成とする場合、複数の受信部を備える構成に対応
する処理を実行する必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の受信部を備える印刷装置
、及び、当該印刷装置を備える印刷システムについて、資源を有効利用しつつ、複数の受
信部を備える構成に対応する処理を実行できるようにするすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、記録媒体に印刷を行う印刷部と、デ
ータを受信する第1受信部と、前記第1受信部で受信したデータを格納する第1受信バッ
ファーと、データを受信する第2受信部と、前記第2受信部で受信したデータを格納する
第2受信バッファーと、処理対象を前記第1受信バッファー、及び、前記第2受信バッフ
ァーのいずれかに切り替え、処理対象としたバッファーに格納されたデータに基づいて設
ファイルを用いて前記印刷部を制御する印刷制御部を、備え、前記印刷制御部は、処理
対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えるときに前記設定
ファイルをリセットし、処理対象を前記第2受信バッファーから前記第1受信バッファー
に切り替えるときに前記設定ファイル復元することを特徴とする。
本発明の構成によれば、複数の受信部を備える印刷装置について、資源を有効利用しつ
つ、複数の受信部を備える構成に対応する処理を実行できる。

0006

また、本発明の印刷装置は、前記第2受信バッファーで受信するデータは、前記設定フ
イル書き換える設定ファイル書換コマンドを含み、前記印刷制御部は、処理対象を前
記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えた後、前記第2受信バッフ
ァーに格納されたデータに含まれる前記設定ファイル書換コマンドに基づいて前記設定フ
ァイルを書き換え、書き換え後の前記設定ファイルを用いて、前記第2受信バッファーに
格納されたデータに基づいて前記印刷部を制御することを特徴とする。
本発明の構成によれば、第2受信バッファーに格納されたデータに基づく処理について
、データに対応して設定ファイルを書き換えた上で処理を実行できる。

0007

また、本発明の印刷装置は、前記設定ファイルには、前記記録媒体に印刷する画像に関
する画像設定情報と、前記記録媒体に印刷するときの動作に関する動作設定情報とが記録
され、前記印刷制御部は、処理対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファ
ーに切り替えるときに、設定ファイルの前記画像設定情報をリセットし、バッファーの切
り替え後、前記設定ファイル書換コマンドに基づいて前記画像設定情報を書き換える一方
、前記動作設定情報の書き換えを行わないことを特徴とする。
本発明の構成によれば、第1受信バッファーに格納されたデータに基づく処理、及び、
第2受信バッファーに格納されたデータに基づく処理を、同一の動作設定情報に基づいて
実行できる。

0008

また、上記目的を達成するために、本発明の印刷システムは、レシート発行させるデ
ータを送信するPOS端末と、所定の情報が印刷された紙片を発行させるデータを送信す
制御装置と、記録媒体に印刷を行い、前記記録媒体を切断して前記レシート又は前記紙
片を発行する印刷部、前記POS端末からデータを受信する第1受信部、前記第1受信部
で受信したデータを格納する第1受信バッファー、前記制御装置からデータを受信する第
2受信部、前記第2受信部で受信したデータを格納する第2受信バッファー、及び、処理
対象を前記第1受信バッファーと前記第2受信バッファーのいずれかに切り替え、処理対
象としたバッファーに格納されたデータに基づいて設定ファイルを用いて前記印刷部を制
御する印刷制御部を有する印刷装置と、を備え、前記印刷装置の前記印刷制御部は、処理
対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファーに切り替えるときに前記設定
ファイルをリセットし、処理対象を前記第2受信バッファーから前記第1受信バッファー
に切り替えるときに前記設定ファイルを復元することを特徴とする。
本発明の構成によれば、複数の受信部を有する印刷装置を備える印刷システムについて
、資源を有効利用しつつ、複数の受信部を備える構成に対応する処理を実行できる。

0009

また、本発明の印刷システムは、前記印刷装置の前記第2受信バッファーで受信するデ
ータには、前記設定ファイルを書き換える設定ファイル書換コマンドを含み、前記印刷装
置の前記印刷制御部は、処理対象を前記第1受信バッファーから前記第2受信バッファー
に切り替えた後、前記第2受信バッファーに格納されたデータに含まれる前記設定ファイ
ル書換コマンドに基づいて前記設定ファイルを書き換え、書き換え後の前記設定ファイル
を用いて、前記第2受信バッファーに格納されたデータに基づいて前記印刷部を制御する
ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、第2受信バッファーに格納されたデータに基づく処理について
、データに対応して設定ファイルを書き換えた上で処理を実行できる。

0010

また、本発明の印刷システムは、前記設定ファイルには、前記記録媒体に印刷する画像
に関する画像設定情報と、前記記録媒体に印刷するときの動作に関する動作設定情報とが
記録され、前記印刷装置の前記印刷制御部は、前記設定ファイル書換コマンドに基づいて
、前記設定ファイルの画像設定情報を書き換える一方、前記動作設定情報の書き換えを行
わないことを特徴とする。
本発明の構成によれば、第1受信バッファーに格納されたデータに基づく処理、及び、
第2受信バッファーに格納されたデータに基づく処理を、同一の動作設定情報に基づいて
実行できる。

0011

また、本発明の印刷システムは、前記印刷装置の前記第1受信部は、有線通信で前記P
OS端末からデータを受信し、前記印刷装置の前記第2受信部は、無線通信で前記制御装
置からデータを受信することを特徴とする。
本発明の構成によれば、有線接続されたPOS端末の制御に基づくレシートの発行を実
行できる状態を維持しつつ、無線接続された制御装置の制御に基づく紙片の発行を、適宜
、実行できる。

図面の簡単な説明

0012

本実施形態に係る印刷システムの構成を示す図。
印刷システムが備える各装置の機能的構成を示すブロック図。
POS端末、印刷装置の動作を示すフローチャート
タブレット端末、印刷装置の動作を示すフローチャート。
印刷装置の動作を示すフローチャート。

実施例

0013

以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷システム1の仕様態様の一例を示す図である。

0014

図1は、来店した顧客に飲み物、及び、食べ物を提供する飲食店Tに印刷システム1が
適用された様子を模式的に示す。
図1に示す飲食店Tは、ホールT1と、キッチンT2とに分かれている。
ホールT1は、来店した顧客が滞在し、ホールT1の担当者(以下、「ホール担当者」
という。)が飲食物の提供等のサービスを顧客に提供するエリアである。ホールT1には
、複数のホール担当者が、存在する。ホールT1には、料理等を載置可能な複数のテーブ
ルTBや、顧客が座るイスCHが設けられる。

0015

ホールT1において、出入口DGの近傍には、顧客が会計を行う会計カウンターLCが
設けられる。会計カウンターLCには、POS端末10と、POS端末10に有線接続さ
れた印刷装置11とが設けられる。POS端末10には、デバイスとして、モニターMT
と、キャッシュドロアーKSとが接続される。
顧客の会計に際し、ホール担当者は、POS端末10に、会計に応じた入力を行う。P
OS端末10は、入力に応じて、モニターMT、及び、キャッシュドロアーKSを制御し
、モニターMTに会計に関する情報を表示し、また、キャッシュドロアーKSを利用した
現金の受け渡しを可能とする。また、POS端末10は、印刷装置11を制御して、印刷
装置11にレシートを発行させる。印刷装置11により発行されたレシートは、顧客に引
き渡される。

0016

複数のホール担当者には、顧客からの注文受け付ける際に使用するタブレット端末1
3(制御装置)が、事前に、付与される。タブレット端末13は、前面にタッチパネル
1(図2参照)が設けられたタブレット型のコンピューターである。
ホールT1において、顧客からの注文を受け付ける際、ホール担当者は、顧客の近くに
行き、顧客から注文を聞き、タブレット端末13に注文に対応する入力を行う。注文の受
け付けが完了すると、ホール担当者は、会計カウンターLCの近くに行き、タブレット端
末13と、印刷装置11とを、Bluetooth(登録商標)に従って、無線接続する。次いで
、ホール担当者は、タブレット端末13に対して所定の入力を行う。当該所定の入力に応
じて、タブレット端末13は、印刷装置11を制御して、少なくとも注文された飲食物の
名称、及び、注文された数量が印刷された注文伝票を発行させる。ホール担当者は、印刷
装置11が発行した注文伝票を、キッチンT2の所定の位置に載置する。

0017

キッチンT2は、キッチンT2の担当者(以下、「キッチン担当者」という。)が飲食
物を作るエリアであり、ドリンクサーバーや、ガスコンロ冷蔵庫等が設けられる。キッ
チン担当者は、ホール担当者が所定の位置に載置した注文伝票を受け取り、注文伝票に基
づいて、注文が入った飲食物を認識し、飲食物を作る。キッチン担当者が作った飲食物は
、ホール担当者に渡され、ホール担当者により、顧客に引き渡される。

0018

印刷システム1の各装置の機能的構成を示すブロック図である。

0019

印刷装置11は、ロール紙(記録媒体)を収容し、感熱紙であるロール紙にライン型
サーマルヘッドによってドットを形成することにより画像を印刷するラインサーマルプリ
ンターである。
図2に示すように印刷装置11は、制御部20と、印刷部21と、記憶部22と、US
Bインターフェース23(第1受信部)と、第1受信バッファー24と、無線通信インタ
フェース25(第2受信部)と、第2受信バッファー26と、を備える。

0020

制御部20は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、印刷装置11を
制御する。制御部20は、所定の制御プログラム読み出して実行することにより、印刷
制御部201として機能する。印刷制御部201については後述する。

0021

印刷部21は、印刷装置11の筐体に収容されたロール紙を搬送する搬送機構や、サー
マルヘッドによってロール紙にドットを形成して画像を印刷する印刷機構、ロール紙を所
定の位置で切断する切断機構等を備える。印刷部21は、制御部20の制御で、搬送機構
によりロール紙を搬送しつつ、印刷機構によりロール紙に画像を印刷し、切断機構により
所定の位置でロール紙を切断して、上述したレシート、及び、注文伝票を発行する。

0022

記憶部22は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。記憶部22は、設定
ファイルSFを記憶する。設定ファイルSFについては後述する。

0023

USBインターフェース23は、USBの規格に従ったポートを有するインターフェー
スボード等を備え、制御部20の制御で、ポートに接続されたUSBケーブルを介して、
POS端末10と、USBの規格に従って通信する。
第1受信バッファー24は、USBインターフェース23がPOS端末10から受信し
たデータを格納するバッファーである。

0024

無線通信インターフェース25は、Bluetoothの規格に従った無線通信機能を有する無
通信モジュール等を備え、制御部20の制御で、タブレット端末13と、Bluetoothの
規格に従って無線通信する。
第2受信バッファー26は、無線通信インターフェース25がタブレット端末13から
受信したデータを格納するバッファーである。

0025

POS端末10は、印刷装置11を制御するホストコンピューターである。
図2に示すように、POS端末10は、POS端末制御部30と、POS端末記憶部3
1と、POS端末通信インターフェース32と、POS端末入力部33と、POS端末デ
バイス通信部34と、を備える。

0026

POS端末制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、PO
S端末10を制御する。

0027

POS端末記憶部31は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。

0028

POS端末通信インターフェース32は、POS端末制御部30の制御で、印刷装置1
1と、USBの規格に従って通信する。

0029

POS端末入力部33は、テンキーや、操作スイッチ等の入力手段を備え、入力手段に
対する入力を検出し、POS端末制御部30に出力する。POS端末制御部30は、PO
端末入力部33からの入力に基づいて、入力に対応する処理を実行する。

0030

POS端末デバイス通信部34は、POS端末制御部30の制御で、POS端末10に
接続されたデバイスと通信する。POS端末10には、デバイスとして、モニターMTと
、キャッシュドロアーKSとが接続される。
モニターMTを、液晶表示パネル等の表示手段を備え、POS端末制御部30の制御絵
、表示手段に各種画像を表示する。
キャッシュドロアーKSは、現金を収容するトレイと、筐体からトレイを引き出す引出
機構と、トレイをロックするロック機構とを備える。キャッシュドロアーKSは、POS
端末制御部30の制御で、ロック機構のロックを解除し、引出機構により筐体からトレイ
を引き出す。

0031

タブレット端末13は、前面にタッチパネル41が設けられたタブレット型のコンピュ
ーターである。
図2に示すように、タブレット端末13は、タブレット端末制御部40と、タッチパネ
ル41と、タブレット端末記憶部42と、タブレット端末通信インターフェース43とを
備える。

0032

タブレット端末制御部40は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、
タブレット端末13を制御する。

0033

タッチパネル41は、液晶表示パネル等の表示パネルと、表示パネルに重ねて設けられ
タッチセンサーとを備える。表示パネルは、タブレット端末制御部40の制御で、各種
画像を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、タブレット端末制御部40に
出力する。タブレット端末制御部40は、タッチパネル41からの入力に基づいて、タッ
チ操作に対応する処理を実行する。

0034

タブレット端末記憶部42は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。

0035

タブレット端末通信インターフェース43は、タブレット端末制御部40の制御で、印
刷装置11と、Bluetoothの規格に従って無線通信する。

0036

次に、レシートを発行するときのPOS端末10と、印刷装置11との動作について、
図3のフローチャートを用いて説明する。
なお、後に詳述するように、本実施形態では、第1受信バッファー24と、第2受信バ
ッファー26とのいずれかに処理対象が切り替えられ、第1受信バッファー24が処理対
象の場合に、印刷装置11はレシートの発行に係る処理を実行する。しかしながら、以下
図3のフローチャートを用いた説明では、説明の便宜を考慮して、処理対象が第1受信
バッファー24である状態が維持されるものとする。

0037

上述したように、会計カウンターLCにおける顧客の会計に際し、ホール担当者は、P
OS端末10のテンキー等を介して会計に応じた入力を行う。POS端末10は、入力に
応じて、モニターMT、及び、キャッシュドロアーKSを制御し、モニターMTに会計に
関する情報を表示し、また、キャッシュドロアーKSを利用した現金の受け渡しを可能と
する。
POS端末10のPOS端末制御部30は、顧客の会計に応じて決済処理を行い、決済
処理に基づいて、レシートの発行を指示する制御データ(以下、「レシート発行データ」
という。)を生成する(ステップSA1)。
詳述すると、POS端末10は、機能ブロックとして、POSアプリケーションを実行
するPOSアプリケーション実行部と、プリンタードライバーを実行するプリンタードラ
イバー実行部と、を備える。
POSアプリケーション実行部は、顧客の会計に応じて、レシートに印刷する情報を含
レシート情報を生成する。レシート情報は、レシートに印刷するロゴに関する情報や、
レシートの発行日時(日付+時刻)を示す情報、顧客が購入した商品の名称、商品の単価
、購入した商品の数量、に関する情報、合計購入金額、顧客から受け取った金銭の額、
釣りを示す情報、その他の情報を含む情報である。POSアプリケーション実行部は、
テンキー等の入力手段に対するレジ担当者の入力に基づいてレシート情報を生成する。レ
シート情報の生成後、POSアプリケーション実行部は、レシート情報をプリンタードラ
イバー実行部に出力する。
プリンタードライバー実行部は、入力されたレシート情報に基づいて、印刷装置11の
コマンド体系に従って、レシート発行データを生成する。レシート発行データは、印刷装
置11のコマンド体系に従った制御コマンドを複数含んで構成されたデータである。

0038

レシート発行データの生成後、POS端末制御部30は、POS端末通信インターフェ
ース32を制御して、生成したレシート発行データを印刷装置11に送信する(ステップ
SA2)。

0039

図3(B)に示すように、印刷装置11のUSBインターフェース23は、レシート発
行データを受信し、第1受信バッファー24に格納する(ステップSB1)。
制御部20の印刷制御部201は、記憶部22が記憶する設定ファイルSFを参照する
(ステップSB2)。
設定ファイルSFは、印刷装置11に関する設定情報が、複数、記録されたデータであ
る。設定情報とは、設定項目と、設定項目にセットされる設定値との組み合わせにより構
成される情報である。
本実施形態では、設定情報の種類として、画像設定情報と、動作設定情報とがある。

0040

画像設定情報とは、記録媒体に記録される画像の印刷結果に影響を与える設定情報であ
る。画像設定情報の設定項目には、例えば、左右上下のマージンや、フォント行間等が
ある。
画像設定情報は、レシートのレイアウトに応じて、所定の手段で事前に設定される。

0041

動作設定情報とは、印刷装置11が印刷に係る処理を実行するときの動作に影響を与え
る設定情報である。動作設定情報の設定項目には、例えば、印刷濃度や、印刷速度等があ
る。

0042

設定ファイルSFに記録された情報は、所定の手段により、ユーザーが任意のタイミン
グで書き換えることが可能である。

0043

設定ファイルSFを参照した後、印刷制御部201は、第1受信バッファー24に格納
されたレシート発行データを読み出す(ステップSB3)。
次いで、印刷制御部201は、読み出したレシート発行データに基づいて、設定ファイ
ルSFに記録された設定情報(画像設定情報、及び、動作設定情報)に従って、印刷部2
1を制御し、レシートを発行させる(ステップSB4)。

0044

次に、注文伝票を発行するときのタブレット端末13と、印刷装置11との動作につい
て、図4のフローチャートを用いて説明する。
なお、後に詳述するように、本実施形態では、第1受信バッファー24と、第2受信バ
ッファー26とのいずれかに処理対象が切り替えられ、第2受信バッファー26が処理対
象の場合に、印刷装置11は注文伝票の発行に係る処理を実行する。しかしながら、以下
図4のフローチャートを用いた説明では、説明の便宜を考慮して、処理対象が第2受信
バッファー26である状態が維持されるものとする。

0045

なお、タブレット端末13には、事前に、所定のネイティブアプリケーションイン
トールされる。以下の説明では、タブレット端末13のタブレット端末制御部40の機能
は、ネイティブアプリケーション、その他付随するプログラムにより実現される。

0046

上述したように、ホール担当者は、顧客から注文を聞き、ネイティブアプリケーション
の機能により提供される所定のユーザーインターフェースに、注文に対応する入力を行う
。注文の受け付けが完了すると、ホール担当者は、会計カウンターLCの近くに行き、タ
ブレット端末13と、印刷装置11とを、Bluetoothに従って、無線接続する。無線接続
時、タブレット端末13と印刷装置11との間で、Bluetoothの規格に従ったペアリング
が行われ、これら装置間で通信リンク確立され、これら装置間でデータの送受信が行え
る状態が確立される。タブレット端末13と印刷装置11とを無線接続した後、ホール担
当者は、ユーザーインターフェースに所定の入力を行う。

0047

ユーザーインターフェースに対する所定の入力に応じて、タブレット端末制御部40は
、注文伝票の発行を指示する制御データ(以下、「注文伝票発行データ」という。)を生
成する(ステップSC1)。上述したように、注文伝票は、少なくとも注文された飲食物
の名称、及び、注文された数量が印刷された紙片である。ここで、ネイティブアプリケー
ションは、上述したPOSアプリケーション、及び、プリンタードライバーの機能と同様
の機能を有するプログラムを有する。タブレット端末制御部40は、ネイティブアプリケ
ーションの機能により、注文伝票発行データを生成する。
注文伝票発行データは、印刷装置11のコマンド体系に従った制御コマンドを複数含ん
で構成されたデータである。特に、注文伝票発行データは、先頭の制御コマンドに、設定
ファイル書換コマンドを含む。設定ファイル書換コマンドについては、後述する。

0048

注文伝票発行データの生成後、タブレット端末制御部40は、タブレット端末通信イン
ターフェース43を制御して、印刷装置11に、注文伝票発行データを送信する(ステッ
プSC2)。

0049

図4(B)に示すように、印刷装置11の無線通信インターフェース25は、注文伝票
発行データを受信し、第2受信バッファー26に格納する(ステップSD1)。
次いで、制御部20の印刷制御部201は、記憶部22が記憶する設定ファイルSFを
参照する(ステップSD2)。
次いで、設定ファイルSFを参照した後、印刷制御部201は、第2受信バッファー2
6に格納された注文伝票発行データを読み出す(ステップSD3)。
次いで、印刷制御部201は、読み出した注文伝票発行データに基づいて、設定ファイ
ルSFに記録された設定情報(画像設定情報、及び、動作設定情報)に従って、印刷部2
1を制御し、注文伝票を発行させる(ステップSD4)。

0050

ところで、飲食店Tにおいて、POS端末10、及び、印刷装置11により構成される
システム(以下、「POSシステム」という。)は、既存のシステムであり、このPOS
システムを用いて会計が行われていた。そして、従来、注文伝票の発行は、紙媒体の用紙
に、ホール担当者が手書きで注文に関する情報を書き込むことにより行われていた。一方
で、本実施形態の印刷システム1は、印刷装置11がレシートだけでなく、注文伝票を発
行する構成とし、ホール担当者の作業の負担を低減している。
ここで、飲食店Tに、紙片を発行する機能を有する専用の装置を新たに設け、当該専用
の装置により、注文伝票を発行する構成とすることによって、ホール担当者の作業の負担
を低減することも可能である。しかしながら、この構成とした場合、専用の装置を設ける
必要があるため、コストの増大につながる。これを踏まえ、本実施形態では、印刷装置1
1がレシート、及び、注文伝票の双方を発行する構成とし、注文伝票を発行する専用の装
置を設けることに起因したコストの増大を防止する。しかしながら、この構成の場合、以
下の課題、及び、ニーズがある。

0051

すなわち、POSシステムは、既存のシステムであり、POSシステムが有するPOS
端末10に対して、できるだけ改変(例えば、インストールされたPOSアプリケーショ
ンのプログラム修正や、プリンタードライバーのプログラム修正等)を加えたくないとす
るニーズがある。POS端末10の改変を伴う場合、改変のための作業が必要となり、作
業負担が増大するからである。
また、既存のPOSシステムは、POS端末10と、印刷装置11とが一対一の関係で
常時接続されることが前提のシステムである。従って、POS端末10の制御による印刷
装置11のレシートの発行が正常に行われる状態を維持した上で、タブレット端末13の
制御による印刷装置11の注文伝票の発行が行われるようにする必要がある。また、印刷
装置11の設定ファイルSFに記録された画像設定情報は、レシートのレイアウトに対応
した内容であり、注文伝票のレイアウトに対応した内容ではなく、このことに対応する処
理を実行する必要がある。
また、印刷装置11についても既存の装置を用いるため、印刷装置11の記憶資源、計
算資源を有効活用し、印刷装置11に対してメモリー増設や、高性能なCPUへの交換
等を行わなくてもいいようにしたい、とするニーズがある。

0052

これらの課題、ニーズを踏まえ、本実施形態に係る印刷装置11は、以下の処理を実行
する。

0053

図5は、印刷装置11の動作を示すフローチャートである。
なお、後述するように、印刷装置11の制御部20の印刷制御部201は、第1受信バ
ッファー24、又は、第2受信バッファー26のいずれかに、処理対象とするバッファー
を切り替える。そして、図5のフローチャートの開始時点では、処理対象のバッファーは
、第1受信バッファー24である。

0054

図5に示すように、印刷制御部201は、タブレット端末13から注文伝票発行データ
を新たに受信し、受信した注文伝票発行データが第2受信バッファー26に格納されたか
否かを監視する(ステップSE1)。上述したように、無線通信インターフェース25は
、注文伝票発行データを受信した場合、受信した注文伝票発行データを、第2受信バッフ
ァー26に、順次、格納する。
印刷制御部201は、第1受信バッファー24、及び、第2受信バッファー26の状態
を監視しており、これらバッファーに新たなデータが格納された場合、そのことを検出で
きる。

0055

第2受信バッファー26に注文伝票発行データが格納された場合(ステップSE1:Y
ES)、印刷制御部201は、第1受信バッファー24に格納されたレシート発行データ
について、全てのレシート発行データの読み出しが完了し、全てのレシート発行データに
基づく処理(レシートの発行)が完了した状態か否かを判別する(ステップSE2)。こ
の完了した状態は、印刷制御部201による第1受信バッファー24に格納されたデータ
に基づく印刷部21の制御が完了した状態を含む。

0056

第1受信バッファー24に格納された全てのレシート発行データに基づく処理が完了し
た状態ではない場合(ステップSE2:NO)、印刷制御部201は、処理手順をステッ
プSE16へ移行する。ステップSE16以下の処理は、後述する。

0057

第1受信バッファー24に格納されたレシート発行データに基づく処理が完了した状態
の場合(ステップSE2:YES)、印刷制御部201は、処理が完了してから、予め定
められた第1の所定期間が経過した状態か否かを判別する(ステップSE3)。ここで、
印刷制御部201は、直近で行った(=最後に行った)レシート発行データに基づく処理
が完了した場合、完了した後の経過時間を計時する機能を有する。ステップSE3で、印
刷制御部201は、計時した経過時間と、予め定められた第1の所定期間とを比較し、比
較結果に基づいて、処理が完了してから予め定められた第1の所定期間が経過した状態か
否かを判別する。

0058

第1の所定期間が既に経過した状態の場合(ステップSE3:YES)、印刷制御部2
01は、処理手順をステップSE6へ移行する。この場合、後に明らかとなるとおり、印
刷制御部201は、第1受信バッファーから第2受信バッファーへ処理対象を即時に切り
替える。

0059

第1の所定期間が経過していない状態の場合(ステップSE3:NO)、印刷制御部2
01は、最後に行った第1受信バッファー24に格納されたレシート発行データに基づく
処理が完了してから第1の所定期間が経過したか否かを監視しつつ(ステップSE5)、
POS端末10からレシート発行データを新たに受信し、受信したレシート発行データが
第1受信バッファー24に格納されたか否かを監視する(ステップSE4)。

0060

第1の所定期間が経過する前に、新たに受信したレシート発行データが第1受信バッフ
ァー24に格納された場合(ステップSE4:YES)、印刷制御部201は、処理手順
をステップSE16へ移行する。この場合、後に明らかとなるとおり、印刷制御部201
は、処理対象とするバッファーの切り替えを行わず、第1受信バッファー24に格納され
たレシート発行データに基づく処理を優先して実行する。

0061

新たにレシート発行データを受信することなく第1の所定期間が経過した場合(ステッ
プSE5:YES)、印刷制御部201は、処理手順をステップSE6へ移行する。

0062

ステップSE6において、印刷制御部201は、処理対象とするバッファーを、第1受
信バッファー24から第2受信バッファー26へ切り替える。
処理対象とするバッファーを切り替えるとは、データを読み出す対象とするバッファー
を1のバッファーから他のバッファーへ変更することを意味する。第1受信バッファー2
4が処理対象の場合、印刷制御部201は、第1受信バッファー24からデータ(レシ
ト発行データ)を読み出して実行する。一方、第2受信バッファー26が処理対象の場合
、印刷制御部201は、第2受信バッファー26からデータ(注文伝票発行データ)を読
み出して実行する。

0063

このように、第1受信バッファー24に格納されたデータに基づく処理が完了した後、
所定期間の経過を待ってから、バッファーの切り替えを行う理由は以下である。
すなわち、上述したように、レシート発行データは、複数の制御コマンドを含んで構成
されたデータである。従って、1の制御コマンドが第1受信バッファー24に格納されて
から、当該1の制御コマンドの次の制御コマンドが第1受信バッファー24に格納される
までに、タイムラグが生じる場合がある。一方で、1枚のレシートの発行を指示するレシ
ート発行データに含まれる制御コマンドは、一連の処理で連続して実行する必要がある。
一連の処理で連続して実行しないと、レシートが正常に発行されないからである。以上を
踏まえ、レシート発行データに含まれる制御コマンドが第1受信バッファー24に格納さ
れるタイミングにタイムラグが生じた場合であっても、1枚のレシートの発行を指示する
レシート発行データに含まれる制御コマンドを、一連の処理で連続して実行するために、
第1受信バッファー24に格納されたデータに基づく処理が完了した後、所定期間の経過
を待ってから、バッファーの切り替えが行われる。

0064

ステップSE6で処理対象のバッファーを第1受信バッファー24から第2受信バッフ
ァー26へ切り替えた後、印刷制御部201は、設定ファイルSFをコピーしたデータを
所定の記憶領域に記憶する(ステップSE7)。ステップSE7の処理は、設定ファイル
SFを退避する処理に相当する。
次いで、印刷制御部201は、設定ファイルSFの画像設定情報をリセットする(ステ
ップSE8)。画像設定情報をリセットするとは、画像設定情報が有する設定項目のそれ
ぞれにセットされる設定値をデフォルト値とすることを意味する。

0065

次いで、印刷制御部201は、第2受信バッファー26に格納された注文伝票発行デー
タに含まれる制御コマンドのうち、先頭の制御コマンドである設定ファイル書換コマンド
を読み出す(ステップSE9)。
設定ファイル書換コマンドは、設定ファイルSFに記録された画像設定情報の書き換え
を実行させる制御コマンドである。画像設定情報の書き換えとは、画像設定情報が有する
設定項目のそれぞれに、所定の設定値をセットすることを意味する。設定ファイル書換
マンドには、画像設定情報の各設定項目と、各設定項目に設定する設定値とを示す情報が
含まれる。設定項目と、設定値との組み合わせを示す情報は、所定の手段により事前にタ
ブレット端末13に登録される。タブレット端末13は、注文伝票発行データを生成する
際、登録された情報に基づいて設定ファイル書換コマンドを生成する。

0066

次いで、印刷制御部201は、読み出した設定ファイル書換コマンドを実行し、設定フ
ァイルSFの画像設定情報を書き換える(ステップSE10)。
このように、本実施形態では、第1受信バッファー24から第2受信バッファー26へ
の処理対象の切り替え時に、設定ファイルSFの画像設定情報がリセットされる。その後
、第2受信バッファー26に格納された注文伝票発行データに含まれる設定ファイル書換
コマンドに基づいて、画像設定情報が書き換えられる。この構成のため、画像設定情報の
内容を、注文伝票に対応したものとすることができる。
さらに、本実施形態では、第1受信バッファー24から第2受信バッファー26へと処
理対象が切り替わる際に、設定ファイルSFに記録された設定情報のうち、動作設定情報
はリセットされず、また、設定ファイル書換コマンドによって書き換えられない。これは
以下の理由による。すなわち、動作設定情報は、上述したように、印刷濃度や、印刷速度
等の印刷装置11が印刷に係る処理を実行するときの動作に影響を与える設定情報である
。このため、動作設定情報は、レシートを発行したときの印刷結果がフィードバックされ
た上で、印刷装置11の個体差、飲食店Tで行われる業務の実態等を踏まえ、適宜、設定
されるものと想定される。従って、動作設定情報は、発行する紙片の種類に応じて変更せ
ず、発行する紙片の種類にかかわらず同一の情報を利用する方が適切だからである。
なお、設定ファイル書換コマンドに、動作設定情報の書き換えを指示する制御コマンド
が含まれている場合、印刷制御部201は、当該制御コマンドを実行せずに読み捨てる。
これにより、処理対象のバッファーの切り替え時に動作設定情報が書き換えられることが
防止される。

0067

画像設定情報の書き換え後、印刷制御部201は、設定ファイルSFを参照しつつ、第
2受信バッファー26に格納された注文伝票発行データに含まれる制御コマンドを、順次
、読み出して実行することにより、印刷部21を制御し、印刷部21に注文伝票を発行さ
せる(ステップSE11)。

0068

注文伝票発行データの読み出しが全て完了し、注文伝票発行データに基づく注文伝票の
発行に係る処理が完了すると、印刷制御部201は、処理が完了してから第2の所定期間
が経過したか否かを監視しつつ(ステップSE13)、タブレット端末13から注文伝票
発行データを新たに受信し、受信した注文伝票発行データが第2受信バッファー26に格
納されたか否かを監視する(ステップSE12)。
第2の所定期間の値は、上述した第1の所定期間の値と同じでもよく、異なっていても
よい。

0069

第2の所定期間が経過する前に、新たに受信した注文伝票発行データが第2受信バッフ
ァー26に格納された場合(ステップSE12:YES)、印刷制御部201は、処理手
順をステップSE9へ戻し、設定ファイル書換コマンドに基づく設定ファイルSFの書き
換え、及び、注文伝票発行データに基づく注文伝票の発行を実行する。
新たに注文伝票発行データを受信することなく第2の所定期間が経過した場合(ステッ
プSE13:YES)、印刷制御部201は、処理手順をステップSE14へ移行する。

0070

ステップSE14において、印刷制御部201は、所定の記憶領域に記憶した設定ファ
イルSFのコピーに基づいて、設定ファイルSFを上書きする(設定ファイルSFを復元
する)。
このステップSE14の処理により、設定ファイルSFが、ステップSE6で処理対象
が第1受信バッファー24から第2受信バッファー26に切り替えられる直前のものへと
復元される。

0071

設定ファイルSFの復元後、印刷制御部201は、処理対象とするバッファーを、第2
受信バッファー26から第1受信バッファー24へと切り替える(ステップSE15)。

0072

一方、ステップSE16において、印刷制御部201は、以下の処理を実行する。印刷
制御部201は、設定ファイルSFを参照し、第1受信バッファー24に格納されたデー
タ(レシート発行データ)に基づく処理(レシートの発行)を実行する(ステップSE1
6)。

0073

レシート発行データに基づく処理の実行後、印刷制御部201は、処理が完了してから
第1の所定期間が経過したか否かを監視しつつ(ステップSE18)、POS端末10か
らレシート発行データを新たに受信し、受信したレシート発行データが第1受信バッファ
ー24に格納されたか否かを監視する(ステップSE17)。

0074

第1の所定期間が経過する前に、新たに受信したレシート発行データが第1受信バッフ
ァー24に格納された場合(ステップSE17:YES)、印刷制御部201は、処理手
順をステップSE16へ移行し、新たに受信したレシート発行データに基づく処理を実行
する。

0075

新たにレシート発行データを受信することなく第1の所定期間が経過した場合(ステッ
プSE18:YES)、印刷制御部201は、処理手順をステップSE6へ移行する。上
述したように、ステップSE6以下の処理により、処理対象が第1受信バッファー24か
ら第2受信バッファー26に切り替えられ、第2受信バッファー26に格納されたデータ
に基づく処理が実行される。

0076

以上のように、本実施形態では、POS端末10から印刷装置11に送信するデータ(
レシート発行データ)が変更されることなく、印刷装置11は、図5のフローチャートで
説明した処理を実行する。このため、POS端末10に対する改変(例えば、インスト
ルされたPOSアプリケーションのプログラム修正や、プリンタードライバーのプログ
修正等)が必要ない。
また、印刷装置11の印刷制御部201は、タブレット端末13から注文伝票発行デー
タを受信した場合、POS端末10から受信したレシート発行データに基づく処理が完了
してから所定期間が経過している場合に、処理対象を第1受信バッファー24から第2受
信バッファー26へ切り替える。次いで、印刷制御部201は、注文伝票発行データに基
づく注文伝票の発行を実行する。注文伝票の発行後は、印刷制御部201は、処理対象を
第2受信バッファー26から第1受信バッファー24へ切り替える。このため、POS端
末10の制御による印刷装置11のレシートの発行が正常に行われる状態を維持した上で
、タブレット端末13の制御による印刷装置11の注文伝票の発行を行うことができる。
また、印刷制御部201は、第1受信バッファー24から第2受信バッファー26に処
理対象を切り替えるときに設定ファイルSFを退避し、第2受信バッファー26から第1
受信バッファー24に処理対象を切り替えるときに設定ファイルSFを復元する。また、
印刷制御部201は、第2受信バッファー26に格納された注文伝票発行データに基づく
処理を実行する場合は、当該データに含まれる設定ファイル書換コマンドに基づいて、設
定ファイルSFの内容を書き換えた後に実行する。このため、印刷制御部201は、レシ
ートを発行するときはレシートのレイアウトに対応した印刷を、また、注文伝票を発行す
るときは注文伝票のレイアウトに対応した印刷を実行できる。
また、本実施形態では、通信インターフェース(USBインターフェース23、無線
信インターフェース25)ごとに、処理プログラムを用意するのではなく、同一の処理プ
ログラムで動作する印刷制御部201が、各通信インターフェースを介して受信したデー
タに基づく処理を実行する。このため、通信インターフェースごとに処理プログラムを用
意する必要がなく、記憶資源、計算資源の有効活用を実現できる。また、本実施形態では
、通信インターフェースごとに設定ファイルSFを記憶する構成ではなく、1つの設定フ
ァイルSFを必要に応じて切り替えて、使用する構成である。このため、記憶資源の有効
活用を実現できる。

0077

以上説明したように、本実施形態に係る印刷システム1は、POS端末10と、タブ
ット端末13(制御装置)と、印刷装置11と、を備える。
POS端末10は、レシートを発行させるレシート発行データ(データ)を送信する。
タブレット端末13は、注文された飲食物の名称、及び、注文された数量(所定の情報
)が印刷された注文伝票(紙片)を発行させる注文伝票発行データ(データ)を送信する

印刷装置11は、ロール紙(記録媒体)に印刷し、ロール紙を切断してレシート、又は
、注文伝票を発行する印刷部21と、POS端末10からレシート発行データを受信する
USBインターフェース23(第1受信部)と、USBインターフェース23で受信した
レシート発行データを格納する第1受信バッファー24と、タブレット端末13から注文
伝票発行データを受信する無線通信インターフェース25と、無線通信インターフェース
25で受信した注文伝票発行データを格納する第2受信バッファー26と、処理対象を第
1受信バッファー24と第2受信バッファー26とのいずれかに切り替え、処理対象とし
たバッファーに格納されたデータに基づいて印刷部21を制御する一方、第1受信バッフ
ァー24に格納されたレシート発行データに基づく印刷部21の制御が所定の状態となっ
た場合、処理対象を第1受信バッファー24から第2受信バッファー26へと切り替え、
第2受信バッファー26に格納されたデータに基づく前記印刷部の制御が完了した場合、
処理対象を第1受信バッファー24に切り替える印刷制御部201と、を備える。
この構成によれば、印刷装置11は、通信インターフェースごとに処理プログラムを用
意することなく、POS端末10から受信したデータ、及び、タブレット端末13から受
信したデータに基づく処理を切り替えて実行できる。すなわち、印刷装置11、及び、印
刷システム1は、資源を有効利用しつつ、複数の通信インターフェース(受信部)を備え
る構成に対応する処理を実行できる。

0078

また、本実施形態では、印刷装置11の印刷制御部201は、第2受信バッファー26
に注文伝票発行データが格納された状態の場合、第1受信バッファー24に格納されたレ
シート発行データに基づく印刷部21の制御が完了後、第1の所定期間(所定期間)が経
過したときに、処理対象を第2受信バッファー26に切り替える。
この構成によれば、レシート発行データに基づくレシートの発行を確実に完了した後に
、処理対象を第1受信バッファー24から第2受信バッファー26に切り替えることがで
きる。

0079

また、本実施形態では、印刷制御部201は、処理対象を第1受信バッファー24、及
び、第2受信バッファー26のいずれかに切り替え、処理対象としたバッファーに格納さ
れたデータに基づいて設定ファイルSFを用いて印刷部21を制御し、処理対象を第1受
信バッファー24から第2受信バッファー26に切り替えるときに設定ファイルSFの画
像設定情報をリセットし、処理対象を第2受信バッファー26から第1受信バッファー2
4に切り替えるときに設定ファイルSFを復元する。
この構成によれば、印刷制御部201は、設定ファイルSFに基づいて、レシートを発
行するときはレシートのレイアウトに対応した印刷を実行できる。特に、通信インターフ
ェースごとに設定ファイルSFを記憶する構成ではなく、1つの設定ファイルSFを必要
に応じて切り替えて、使用する構成のため、記憶資源の有効活用を実現できる。すなわち
、印刷装置11、及び、印刷システム1は、資源を有効利用しつつ、複数の通信インター
フェース(受信部)を備える構成に対応する処理を実行できる。

0080

また、本実施形態では、注文伝票発行データには設定ファイル書換コマンドが含まれる
。そして、印刷制御部201は、処理対象を第1受信バッファー24から第2受信バッフ
ァー26に切り替えた後、第2受信バッファー26に格納された注文伝票発行データに含
まれる設定ファイル書換コマンドに基づいて設定ファイルSFを書き換え、書き換え後の
設定ファイルSFを用いて、第2受信バッファー26に格納された注文伝票発行データに
基づいて印刷部21を制御する。
この構成によれば、印刷制御部201は、設定ファイルSFに基づいて、レシートを発
行するときはレシートのレイアウトに対応した印刷を、注文伝票を発行するときは注文伝
票のレイアウトに対応した印刷を実行できる。

0081

また、本実施形態では、設定ファイルSFには、ロール紙に印刷する画像に関する画像
設定情報と、ロール紙に印刷するときの動作に関する動作設定情報とが記録される。
そして、印刷制御部201は、設定ファイル書換コマンドに基づいて、設定ファイルS
Fの画像設定情報を書き換える一方、動作設定情報の書き換えを行わない。
この構成によれば、印刷制御部201は、レシートの発行、及び、注文伝票の発行を、
同一の動作設定情報に基づいて実行できる。

0082

また、本実施形態では、印刷装置11のUSBインターフェース23は、有線通信でP
OS端末10からレシート発行データを受信する。印刷装置11の無線通信インターフェ
ース25は、無線通信でタブレット端末13から注文伝票発行データを受信する。
この構成によれば、印刷装置11は、有線接続されたPOS端末10の制御に基づくレ
シートの発行を実行できる状態を維持しつつ、無線接続されたタブレット端末13の制御
に基づく注文伝票の発行を、適宜、実行できる。

0083

<変形例>
次いで、変形例について説明する。
上述した実施形態では、印刷制御部201は、処理対象が第1受信バッファー24の場
合に、タブレット端末13から注文伝票発行データを受信した場合、第1受信バッファー
24に格納された全てのレシート発行データに基づく処理が完了してから第1の所定期間
の経過後、バッファーの切り替えを実行した。しかしながら、1つのレシート発行データ
に含まれる制御コマンドのうち、特定の種類の制御コマンドが、最後に処理される制御コ
マンドである場合は、印刷制御部201が、当該特定の種類の制御コマンドを実行した後
、所定期間の経過を減ることなく、即時に、バッファーの切り替えを実行する構成でもよ
い。特定の種類の制御コマンドは、例えば、ロール紙の切断を指示するカットコマンド
ある。
この構成によれば、1枚のレシートの発行を指示するレシート発行データに含まれる制
御コマンドを一連の処理で連続して実行した後に、バッファーの切り替えが行われるよう
にすることができる。さらに、上記構成によれば、所定期間の経過を待つことなく、バッ
ファーの切り替えを実行できるため、処理効率の向上、及び、処理に要する時間の短縮を
実現できる。

0084

なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の
範囲内で任意に変形および応用が可能である。
上述した実施形態では、通信インターフェースは、USBインターフェース23と、無
線通信インターフェース25の2つであった。しかしながら、印刷装置11が備える通信
インターフェースの数は2つに限らず、3つ以上であってもよい。また、通信インターフ
ェースが対応する通信プロトコルも、USBや、Bluetoothに限らず、例えば、イーサ
ット(登録商標)でもよく、RS232C等の所定のシリアル通信に係る規格でもよい。
また、上述した実施形態では、印刷装置11は、タブレット端末13からの要求に応じ
て、注文伝票を発行していたが、印刷装置11がPOS端末10以外の装置からの要求に
応じて発行する紙片は注文伝票に限らず、整理番号が印刷された紙片や、クーポン等でも
よい。
また、上述した実施形態では、印刷システム1が飲食店Tに適用された場合を例示した
が、印刷システム1が適用される施設は飲食店Tに限らない。
また、上述した実施形態では、処理対象のバッファーの切り替えに応じて、設定ファイ
ルSFに記録された設定情報のうち、画像設定情報が書き換えられる構成であったが、動
作設定情報も併せて書き換えられる構成であってもよい。

0085

1…印刷システム、10…POS端末、13…タブレット端末(制御装置)、11…印
刷装置、21…印刷部、23…USBインターフェース23(第1受信部)、24…第1
受信バッファー、25…無線通信インターフェース(第2受信部)、26…第2受信バッ
ファー、201…印刷制御部、SF…設定ファイル。

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