図面 (/)

技術 搬送ローダおよび加工ライン

出願人 コマツNTC株式会社
発明者 佐々木久雄
出願日 2014年11月21日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2014-236072
公開日 2016年5月30日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2016-097472
状態 特許登録済
技術分野 工作物の供給 多工程加工の機械及びシステム
主要キーワード 直線移動ガイド リンク連結部材 搬送ローダ ベアリングブロック 式昇降装置 開き角度θ 部分平面 搬送ベース
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

設備を簡素化してスペース効率を高め、かつ高速で搬送する。

解決手段

搬送ベース2に配設された直線移動機構3と、直線移動機構3に移動自在に支持された1対の第1移動体4および第2移動体5と、第1移動体4の第1移動装置41と、第2移動体5の第2移動装置51と、一端が第1移動体4に回転自在に連結された第1昇降リンク6と、一端が第2移動体5に回転自在に連結された第2昇降リンク8と、第1昇降リンク6の他端と第2昇降リンク8の他端とを回転自在に係合させた状態で連結するリンク連結部材9と、を有し、リンク連結部材9は、第1昇降リンク6の開き角度と第2昇降リンク8の開き角度とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させる同期回転装置90を備えた。

概要

背景

従来、多数の工作機械を並べた加工ラインにおいて、工作機械の工程間をガントリローダで搬送する技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。ガントリローダは、搬送方向に沿って配設された搬送レール走行台車が自走して搬送し、走行台車にはワークを昇降する昇降装置が搭載されている。

特許文献1に記載のガントリローダは、ラックとピニオンでワークを吊り下げ把持するハンド部を昇降させるいわばラック式昇降装置が開示されている。特許文献2に記載のガントリローダは、いわゆる直線移動ガイド機構ボールねじを利用したいわばボールねじ式昇降装置が開示されている。

概要

設備を簡素化してスペース効率を高め、かつ高速で搬送する。搬送ベース2に配設された直線移動機構3と、直線移動機構3に移動自在に支持された1対の第1移動体4および第2移動体5と、第1移動体4の第1移動装置41と、第2移動体5の第2移動装置51と、一端が第1移動体4に回転自在に連結された第1昇降リンク6と、一端が第2移動体5に回転自在に連結された第2昇降リンク8と、第1昇降リンク6の他端と第2昇降リンク8の他端とを回転自在に係合させた状態で連結するリンク連結部材9と、を有し、リンク連結部材9は、第1昇降リンク6の開き角度と第2昇降リンク8の開き角度とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させる同期回転装置90を備えた。

目的

本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、設備を簡素化してスペース効率が高く、しかも高速で搬送できる搬送ローダおよび加工ラインを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

被搬送物を水平方向および上下方向に移動自在に搬送可能な搬送ローダであって、搬送ベースと、この搬送ベースに前記水平方向に沿って配設された直線移動機構と、この直線移動機構に移動自在に支持された1対の第1移動体および第2移動体と、前記第1移動体を前記水平方向に移動させる第1移動装置と、前記第2移動体を前記水平方向に移動させる第2移動装置と、一端が前記第1移動体に回転自在に連結された第1昇降リンクと、一端が前記第2移動体に回転自在に連結された第2昇降リンクと、前記第1昇降リンクの他端と前記第2昇降リンクの他端とを回転自在に係合させた状態で連結し前記被搬送物を支持して搬送するリンク連結部材と、を有し、前記リンク連結部材は、第1昇降リンクの開き角度と第2昇降リンクの開き角度とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させる同期回転装置を備えたこと、を特徴とする搬送ローダ。

請求項2

前記同期回転装置は、前記第1昇降リンクの他端に固定された第1ギヤ歯と、前記第2昇降リンクの他端に固定された第2ギヤ歯と、前記第1ギヤ歯と前記第2ギヤ歯とを噛合させた噛合部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送ローダ。

請求項3

前記第1移動装置および第2移動装置のうち少なくとも一方は、前記直線移動機構に移動自在に支持された移動ベースと、この移動ベースに配設されたモータと、このモータで駆動されるピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛合されるように前記水平方向に沿って前記搬送ベースに配設されたラックと、を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送ローダ。

請求項4

工作機械を多数並べた加工ラインに沿って請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送ローダを設置し、前記搬送ローダは、前記加工ラインに沿って被搬送物を搬送することを特徴とする加工ライン。

技術分野

0001

本発明は搬送ローダおよび加工ライン係り、特に、被搬送物を水平方向および上下方向に移動自在に搬送する搬送ローダおよび加工ラインに関する。

背景技術

0002

従来、多数の工作機械を並べた加工ラインにおいて、工作機械の工程間をガントリローダで搬送する技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。ガントリローダは、搬送方向に沿って配設された搬送レール走行台車が自走して搬送し、走行台車にはワークを昇降する昇降装置が搭載されている。

0003

特許文献1に記載のガントリローダは、ラックとピニオンでワークを吊り下げ把持するハンド部を昇降させるいわばラック式昇降装置が開示されている。特許文献2に記載のガントリローダは、いわゆる直線移動ガイド機構ボールねじを利用したいわばボールねじ式昇降装置が開示されている。

先行技術

0004

特開2012−213824号公報(段落0022、図5参照)
特開2002−103166号公報(段落0015、図3参照)

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来のラック式昇降装置やボールねじ式昇降装置では、ワークを搬送方向に搬送する駆動モータと上下方向に昇降する駆動モータが別個に必要であり構成が複雑になるという問題があった。
また、従来の昇降装置では、構成の特質上、昇降装置を構成するラックやボールねじが搬送レールから上方に突出して配設されるため、装置全体の高さが高くなり、天井スペース圧迫して見通しが悪く、ライン構成も複雑になってしまうという問題があった。

0006

本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、設備を簡素化してスペース効率が高く、しかも高速で搬送できる搬送ローダおよび加工ラインを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決するため、本発明は、被搬送物を水平方向および上下方向に移動自在に搬送可能な搬送ローダであって、搬送ベースと、この搬送ベースに前記水平方向に沿って配設された直線移動機構と、この直線移動機構に移動自在に支持された1対の第1移動体および第2移動体と、前記第1移動体を前記水平方向に移動させる第1移動装置と、前記第2移動体を前記水平方向に移動させる第2移動装置と、一端が前記第1移動体に回転自在に連結された第1昇降リンクと、一端が前記第2移動体に回転自在に連結された第2昇降リンクと、前記第1昇降リンクの他端と前記第2昇降リンクの他端とを回転自在に係合させた状態で連結し前記被搬送物を支持して搬送するリンク連結部材と、を有し、前記リンク連結部材は、第1昇降リンクの開き角度と第2昇降リンクの開き角度とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させる同期回転装置を備えたこと、を特徴とする。

0008

本発明の請求項1に係る搬送ローダは、第1移動体に連結された第1昇降リンクの他端と第2移動体に連結された第2昇降リンクの他端とをリンク連結部材で連結することで、前記第1移動体および前記第2移動体のうち少なくとも一方を水平方向に移動させて前記被搬送物を水平方向および上下方向に移動させることができる。

0009

例えば、第1移動体と第2移動体を互いに離隔する方向に逆方向に移動させた場合には、第1昇降リンクと第2昇降リンクは、それぞれ垂直方向に対する開き角度が増大するため、リンク連結部材に支持された被搬送物を水平方向に移動させずにそのまま上方に移動させることができる。同様に、第1移動体と第2移動体を互いに接近する方向に逆方向に移動させた場合には、第1昇降リンクと第2昇降リンクは、それぞれ垂直方向に対する開き角度が減少するため、リンク連結部材に支持された被搬送物を水平方向に移動させずにそのまま下方に移動させることができる。

0010

また、第1移動体および第2移動体の一方を移動させずに、他方を移動させた場合にも第1移動体と第2移動体が離隔する方向に移動するため、同様にそれぞれ垂直方向に対する開き角度が増大し被搬送物を水平方向に移動させながら上方に移動させることができる。
そして、このとき、同期回転装置によって、第1昇降リンクの開き角度と第2昇降リンクの開き角度とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させることで、被搬送物が水平方向に傾かないように保持した状態で移動させることができる。

0011

また、第1移動体と第2移動体を同じ方向に移動させた場合には、第1昇降リンクと第2昇降リンクは、それぞれの開き角度を維持したままで移動するため、第1昇降リンクの他端と第2昇降リンクの他端を結ぶ線が水平になったままで、被搬送物を上下方向に移動させずにそのまま水平方向に移動させることができる。

0012

このようにして、本発明の請求項1に係る搬送ローダは、第1移動体および第2移動体のうち少なくとも一方を水平方向に移動させて、被搬送物を水平方向および上下方向に自在に搬送することができるため、水平方向に移動させる移動装置と上下方向に移動させる移動装置とを共用化して軽量化を図り、設備を簡素化してスペース効率を向上させ、しかも被搬送物を高速で搬送することができる。

0013

本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の搬送ローダであって、前記同期回転装置は、前記第1昇降リンクの他端に固定された第1ギヤ歯と、前記第2昇降リンクの他端に固定された第2ギヤ歯と、前記第1ギヤ歯と前記第2ギヤ歯とを噛合させた噛合部と、を備えたことを特徴とする。

0014

かかる構成により、前記同期回転装置は、前記第1ギヤ歯と前記第2ギヤ歯とを噛合させた噛合部を備えたことで、簡易な構成により剛性が高く確実に第1昇降リンクと第2昇降リンクの開き角度を同期させることができる。

0015

本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の搬送ローダであって、前記第1移動装置および第2移動装置のうち少なくとも一方は、前記直線移動機構に移動自在に支持された移動ベースと、この移動ベースに配設されたモータと、このモータで駆動されるピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛合されるように前記水平方向に沿って前記搬送ベースに配設されたラックと、を備えたことを特徴とする。

0016

かかる構成によれば、ピニオンギヤに噛合されるようにラックを搬送ベースに配設することで、移動装置を簡素化して搬送ベースのスペースを効率的に利用して、設備をコンパクトに構成することができる。

0017

本発明の請求項4に係る発明は、工作機械を多数並べた加工ラインに沿って請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送ローダを設置し、前記搬送ローダは、前記加工ラインに沿って被搬送物を搬送することを特徴とする加工ラインである。

0018

請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送ローダは、前記第1移動体および前記第2移動体のうち少なくとも一方を水平方向に移動させて第1昇降リンクおよび第2昇降リンクを開閉させることで、前記被搬送物を上下方向に昇降させることができる。
つまり、本発明に係る搬送ローダは、移動体に連結された昇降リンクの開閉で被搬送物を昇降させることができるため、従来のラック式昇降装置やボールねじ式昇降装置のように搬送ベースからラックやボールねじが上方に突出して配設されることを抑制することができる。

0019

このため、本発明の請求項4に係る加工ラインは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送ローダを採用することで、装置全体の高さを低くして、天井スペースを圧迫することなく見通しを良好に確保し、かつライン構成の自由度を好適に拡張することができる。

発明の効果

0020

本発明は、設備を簡素化してスペース効率が高く、しかも高速で搬送できる搬送ローダおよび加工ラインを提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の実施形態に係る搬送ローダの構成を示す正面図である。
本発明の実施形態に係る搬送ローダの構成を示す側面断面図である。
本発明の実施形態に係る搬送ローダの構成を示す部分平面図である。
本発明の実施形態に係る搬送ローダの動作を説明するための正面図である。
本発明の実施形態に係る搬送ローダの動作を説明するための模式的正面図である。
本発明の変形例に係る搬送ローダの構成を示す正面図である。
本発明の変形例に係る搬送ローダの構成を示す図6の側面断面図である。
本発明の実施形態に係る搬送ローダを適用した加工ラインを示す正面図である。
本発明の実施形態に係る搬送ローダにおける同期回転装置の変形例を示す要部正面図である。

実施例

0022

本発明の実施形態に係る搬送ローダ1について、適宜図を参照しながら詳細に説明する。
搬送ローダ1は、図8に示すように、マシニングセンタ10,10,10等の工作機械を多数(例えば、3台)並べてワークWを加工する加工ライン100において、被搬送物であるワークWを搬送方向(水平方向のX軸方向)および上下方向(昇降方向、Z軸方向)に移動して各工程間を次工程まで搬送する装置である。

0023

なお、本実施形態では、工作機械を立形のマシニングセンタ10としたが、これに限定されるものではなく、横形のマシニングセンタであってもよいし、ボーリング加工機等の種々の工作機械に適用することができる。また、ワークWの移動方向は、水平方向において送り方向の搬送方向(X軸方向)に直交する前後方向(Y軸方向)の移動装置(不図示)を組み合わせて3軸方向の搬送装置に利用することもできる。

0024

搬送ローダ1は、図1に示すように、搬送ベース2と、搬送ベース2に水平方向に沿って配設された直線移動機構3と、直線移動機構3に移動自在に支持された1対の第1移動体4および第2移動体5と、第1移動体4を移動させる第1移動装置41と、第2移動体5を移動させる第2移動装置51と、一端が第1移動体4に回転自在に連結された第1昇降リンク6と、一端が第2移動体5に回転自在に連結された第2昇降リンク8と、第1昇降リンク6の他端と第2昇降リンク8の他端とを連結するリンク連結部材9と、を有し、リンク連結部材9は、第1昇降リンク6の開き角度θ1と第2昇降リンク8の開き角度θ1とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させる同期回転装置90を備えている。

0025

<搬送ベース>
搬送ベース2は、図2に示すように、工場内の床(不図示)に固定された支柱11と、支柱11に支持され加工ライン100(図8参照)の上方に搬送方向に沿って架設された桁部材12と、を備えている。桁部材12は、水平方向に基準を出すために高さ調整ボルト12a,12aを介して支柱11に固定されている。

0026

<直線移動機構>
直線移動機構3は、第1移動体4および第2移動体5を搬送方向にガイドする機構であり、桁部材12に固定され搬送方法に沿って配設されたレール31と、レール31にガイドされて直線移動し第1移動体4を支持するスライダ32および第2移動体5(図1参照)を支持するスライダ33(図1参照)と、を備えている。

0027

<移動体>
図1に示すように、左側の第1移動体4と右側の第2移動体5は、一対をなして同様に構成されているため、左側の第1移動体4の構成について図2を参照しながら説明し、右側の第2移動体5の詳細な図示や説明は省略する。
第1移動体4は、図2に示すように、スライダ32に固定された移動ベース4aと、この移動ベース4aに配設されたモータ4bと、このモータ4bで駆動されるピニオンギヤ4cと、を備え、これらの構成要素が移動ベース4aとともに搬送方向に移動する。

0028

第2移動体5は、図1に示すように、スライダ33に固定された移動ベース5aと、この移動ベース5aに配設されたモータ5bと、このモータ5bで駆動されるピニオンギヤ5c(図3参照)と、を備え、これらの構成要素が移動ベース5aとともに搬送方向に移動する。

0029

<移動装置>
第1移動装置41と第2移動装置51は、いわゆるラックとピニオンからなりそれぞれ同様に構成されている。このため、第1移動体4を移動させる第1移動装置41の構成について図2を参照しながら詳細に説明し、重複を避けるため第2移動装置51については詳細な図示や説明は省略する。

0030

第1移動装置41は、図2に示すように、移動ベース4aに搭載されて第1移動体4を構成する前記モータ4bおよびピニオンギヤ4cと、ピニオンギヤ4cに噛合されるように水平方向に沿って搬送ベース2の桁部材12に配設されたラック41aと、を備えている。

0031

かかる構成により、第1移動装置41は、ラック41aが固定側の搬送ベース2に配設され、モータ4bが移動側の移動ベース4aに搭載されているため、モータ4bでピニオンギヤ4cを回転させることで、第1移動体4を搬送方向に沿って移動させることができる。

0032

第2移動装置51は、図1に示すように、移動ベース5aに搭載されて第2移動体5を構成する前記モータ5bおよびピニオンギヤ5c(図3参照)と、を備えている。また、ラック41aは、第1移動装置41と共用されている。

0033

なお、本実施形態においては、第1移動装置41においてモータ4bを移動ベース4aに搭載したが、これに限定されるものではなく、モータ4bを固定側の搬送ベース2に配設して、タイミングベルト等の動力伝達機構(不図示)を介して第1移動体と第2移動体を駆動してもよい。また、第2移動装置51におけるモータ5bに対しても同様である。

0034

<昇降リンク>
図1に示すように、左側の第1昇降リンク6と右側の第2昇降リンク8は、左右対称に一対をなして同様に構成されている。このため、第1昇降リンク6の構成について図2と適宜図3を参照しながら詳細に説明し、第2昇降リンク8の詳細な図視や説明は省略する。

0035

第1昇降リンク6は、移動ベース4aに固定されたベアリングブロック61と、ベアリングブロック61に内蔵されたベアリング62と、ベアリング62に回転自在に支持された軸部材63と、を介して移動ベース4aに対して回転自在に連結されている。

0036

第2昇降リンク8は、図1に示すように、移動ベース5aに固定されたベアリングブロック81と、ベアリングブロック81に内蔵されたベアリング(不図示)と、ベアリング(不図示)に回転自在に支持された軸部材83と、を介して移動ベース5aに対して回転自在に連結されている。

0037

かかる構成により、第1昇降リンク6は、一端(上部側)が軸部材63によって第1移動体4に対して回転自在に軸支され、所定の回転角度範囲揺動回転するようになっている。回転角度範囲は、例えば、図1図4に示すように、鉛直方向に対して第1昇降リンク6がなす角度を開き角度θで表すと、所定の回転角度範囲の最小値が開き角度θ1(図1参照)であり、最大値が開き角度θ2(図4参照)である。第2昇降リンク8についても同様である。

0038

なお、開き角度θ1は、図1に示すように、第1移動体4と第2移動体5との干渉等を考慮して適宜設定され、開き角度θ2は、図4に示すように、リンク連結部材9と搬送ベース2との干渉等を考慮して適宜設定される(図4参照)。

0039

また、第1昇降リンク6と第2昇降リンク8は、所定の回転角度範囲の最大の開き角度θ2を規制するために、図4に示すように、互いにチェーンCHで連結され、予め設定した開き角度θ2に到達するとチェーンCHが引っ張られてそれ以上開度が増大しないようになっている。

0040

第1昇降リンク6および第2昇降リンク8の他端側(下部側)は、リンク連結部材9に連結されている。

0041

<リンク連結部材>
リンク連結部材9は、図1と適宜図2に示すように、第1昇降リンク6の他端と第2昇降リンク8の他端とを軸支し、ワークW(図2参照)を支持して搬送する部材である。
リンク連結部材9は、第1ベアリング91(図2参照)と第2ベアリング92が内蔵されたベアリングケース9a(図2参照)と、第1ベアリング91に回転自在に軸支された第1軸93と、第2ベアリング92に回転自在に軸支された第2軸94と、第1軸93に固定された第1ギヤ95と、第2軸94に固定された第2ギヤ96と、第1ギヤ95と第2ギヤ96を覆うカバー9bと、を備えている。

0042

そして、第1ギヤ95は、第1昇降リンク6の他端(下部側)に固定されているため、第1昇降リンク6が第1軸93を中心として揺動回転すると、同じ回転角度だけ第1ギヤ95も回転する。
同様に、第2ギヤ96は、第2昇降リンク8の他端(下部側)に固定されているため、第2昇降リンク8が第2軸94を中心として揺動回転すると、同じ回転角度だけ第2ギヤ96も回転する。

0043

また、第1ギヤ95と第2ギヤ96は、噛合部90aで噛合されているため、第1ギヤ95が第1昇降リンク6の揺動回転に伴って一方に回転すると、第2ギヤ96は逆方向に同じ角度だけ回転する。

0044

噛合部90aは、第1ギヤ95に形成された第1ギヤ歯(噛合部90aを構成する特定のギヤ歯の意)と第2ギヤ96に形成された第2ギヤ歯(噛合部90aを構成する特定のギヤ歯の意)が噛み合う部分である。

0045

なお、本実施形態においては、第1ギヤ95と第2ギヤ96を歯車として構成したが、これに限定されるものではなく、揺動回転角度範囲適合するように噛合部で係合して逆方向に同じ角度だけ回転するようになっていればよく、噛合部をギヤではなく凹形状部と凸形状部で構成することもできる。

0046

同期回転装置90は、第1昇降リンク6に固定された第1ギヤ95と、第2昇降リンク8に固定された第2ギヤ96と、第1ギヤ95と第2ギヤ96とを噛合させた噛合部90aと、を備えて構成されている。
同期回転装置90は、第1昇降リンク6が揺動回転すると第2昇降リンク8も同じ回転角度だけ逆方向に回転させ、第2昇降リンク8が揺動回転すると第1昇降リンク6も同じ回転角度だけ逆方向に回転させる装置である。

0047

なお、本実施形態においては、第1ギヤ95と第2ギヤ96とを噛合させて同期回転装置90を構成したが、これに限定されるものではなく、図9に示すように、リンク機構を利用して同期回転装置90Bを構成することもできる。
同期回転装置90Bは、第1昇降リンク6Bと、第1昇降リンク6Bの先端部形成された関節部J1、J2と、第2昇降リンク8Bと、第2昇降リンク8Bの先端部形成された関節部J3、J4と、関節部J1と関節部J3を連結する連結リンクL1と、関節部J2と関節部J4を連結する連結リンクL2と、を備えている。

0048

かかる構成により、図9(a)に示す開き角度θ3の状態から図9(b)に示す開き角度θ4の状態まで第1昇降リンク6Bと第2昇降リンク8Bを同じ角度だけ逆方向に回転させることができる。

0049

また、本実施形態における第1ギヤ95と第2ギヤ96に代えてそれぞれ第1プーリ(不図示)と第2プーリ(不図示)を使用し、伝動ベルトをX字状に掛け回して同期回転装置(不図示)を構成することもできる。

0050

以上のように構成された本発明の実施形態に係る搬送ローダ1の動作について主として図5を参照しながら説明する。図5は、搬送ローダ1の動作を説明するための模式図であり、第1移動体4の位置をP11〜P16で示し、第2移動体5の位置をP21〜P30で示し、リンク連結部材9の位置をQ1〜Q31で示すものとする。

0051

<両方の移動体を逆方向に移動>
搬送ローダ1は、図5(a)に示すように、第1移動体4と第2移動体5を互いに離隔する方向に逆方向に移動させた場合には、第1昇降リンク6と第2昇降リンク8は、それぞれ垂直方向に対する開き角度θが増大するため、リンク連結部材9に支持されたワークW(図2参照)を水平方向に移動させずにそのまま上方に移動させることができる。

0052

具体的には、第1移動体4をP11からP15まで移動させ、第2移動体5をP21からP25まで移動させると、ワークWを水平(第1軸93と第2軸94の中心を結ぶ線分を水平)に保持したままで、リンク連結部材9をQ1からQ5まで移動することができる。

0053

同様にして、第1移動体4と第2移動体5を互いに接近する方向に逆方向に移動させた場合には、第1昇降リンク6と第2昇降リンク8は、それぞれ垂直方向に対する開き角度θが減少するため、リンク連結部材9に支持されたワークW(図2参照)を水平方向に移動させずにそのまま下方に移動させることができる。

0054

<一方の移動体のみを移動>
搬送ローダ1は、図5(b)に示すように、第1移動体4を移動させずに(P11で静止)、第2移動体5を第1移動体4に対して離隔する方向に移動(P21から図の左方向にP29まで)させた場合には、それぞれ垂直方向に対する開き角度が増大するためリンク連結部材9をQ10からQ14まで移動させることができる。
なお、第1移動体4が移動しないように、移動を規制するブレーキ装置(不図示)を設けてもよい。

0055

そして、このとき、同期回転装置90によって、第1昇降リンク6の開き角度θ14と第2昇降リンク8の開き角度θ14とが同じになるように反対方向に同じ回転角度だけ回転させることで、ワークW(図2参照)が水平方向に傾かないように保持した状態でリンク連結部材9をQ10からQ14まで移動させることができる。

0056

<両方の移動体を同方向に移動>
第1移動体4と第2移動体5を同じ方向に移動させた場合には、第1昇降リンク6と第2昇降リンク8は、それぞれの開き角度θ12を維持したままで移動するため、第1昇降リンク6の他端と第2昇降リンク8の他端を結ぶ線が水平になったままでリンク連結部材9を上下方向に移動させずに水平方向にQ30からQ31まで移動させることができる。このため、ワークW(図2参照)も水平状態を維持したままで移動させることができる。

0057

このようにして、本発明の実施形態に係る搬送ローダ1は、第1移動体4および第2移動体5のうち少なくとも一方を水平方向に移動させて、ワークW(図2参照)を水平方向および上下方向に自在に搬送することができるため、水平方向に移動させる移動装置と上下方向に移動させる移動装置とを共用化して軽量化を図り、設備を簡素化してスペース効率を向上させ、しかもワークW(図2参照)を高速で搬送することができる。

0058

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した各実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、前記実施形態に係る搬送ローダ1では、モータ4b,5bを回転軸出力軸)が上下方向になるようにそれぞれの移動ベース4a,5aに配設したが、これに限定されるものではなく、図6図7に示すように、モータ4b,5bの回転軸(出力軸)が搬送方向(X軸方向)に直交する幅方向(Y軸方向)に配設することもできる。図6は、本実施形態の変形例に係るモータを横向きにした搬送ローダ1Aの構成を示す部分正面図、図7は側面断面図である。

0059

搬送ローダ1Aは、前記した搬送ローダ1における直線移動機構3、第1移動体4と第2移動体5、および第1移動装置41と第2移動装置51の向きを変更して、モータ4bA,5bAの回転軸(出力軸)が搬送方向(X軸方向)に直交する幅方向(Y軸方向)になるようにしたものである。
このため、図6図7において、前記した搬送ローダ1と同じ要素については同じ符号を付し、共通する要素については符号の末尾にAを付して図示し、詳細な説明は省略する。

0060

搬送ローダ1Aは、モータ4bA,5bAの回転軸(出力軸)が搬送方向(X軸方向)に直交する幅方向(Y軸方向)になるように配設したことで、図7に示すように、装置全体の高さを低くして、天井スペースを圧迫することなく見通しを良好に確保し、かつライン構成の自由度を好適に拡張することができる。

0061

本実施形態においては、第1移動装置41と第2移動装置51をいわゆるラックとピニオンで構成したが、これに限定されるものではなく、ボールねじを搬送方向に沿って配設し、ナットをボールねじに螺合して構成したいわゆるボールねじ式の移動装置を採用することもできる。

0062

1,1A搬送ローダ
2搬送ベース
3直線移動機構
4 第1移動体
4a移動ベース
4b,4bAモータ
4cピニオンギヤ
5 第2移動体
5a 移動ベース
5b,5bA モータ
5c ピニオンギヤ
6,6B 第1昇降リンク
8 第2昇降リンク
8A,8B 第2昇降リンク
9リンク連結部材
10マシニングセンタ(工作機械)
11支柱
12桁部材(搬送ベース)
31レール(直線移動機構)
32スライダ(第1移動体)
33 スライダ(第2移動体)
41 第1移動装置
41a ラック
51 第2移動装置
90,90B同期回転装置
90a 噛合部
95 第1ギヤ(第1ギヤ歯)
96 第2ギヤ(第2ギヤ歯)
100加工ライン
W ワーク

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社FUJIの「 工作機械および加工機械ライン」が 公開されました。( 2019/07/18)

    【課題・解決手段】回転支持された主軸用回転軸にワークを把持する主軸チャックが固定された主軸装置と、刃物、回転工具、タレットチャック等が取り付け可能であり、機体上下方向に配置された旋回用回転軸を中心に回... 詳細

  • 株式会社北川鉄工所の「 グリッパ」が 公開されました。( 2019/07/18)

    【課題・解決手段】ピストンの外径を大きくでき、しかも、コンパクトで、且つ、低コストなグリッパの本体ケースを提供する。ピストンをその中心軸に沿ってスライドするように収容するシリンダ室を有するシリンダ部が... 詳細

  • ブラザー工業株式会社の「 工作装置」が 公開されました。( 2019/07/18)

    【課題】工作機械と、ワーク交換装置とを備え、床の汚染を防止することができる工作装置を提供する。【解決手段】工作装置は、工作機械と、該工作機械の開閉扉の隣に配置してあり、前記工作機械の内外を移動してワー... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ