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技術 送受信装置

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 尾田勝哉
出願日 2014年10月31日 (6年2ヶ月経過) 出願番号 2014-222385
公開日 2016年5月23日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-092502
状態 未査定
技術分野 送受信機 雑音の除去 送信機
主要キーワード 大電力増幅 送信信号入力 セルラー用 ディジタル加算器 アナログ加算器 ベースバンド信号出力 受信信号出力 打消し
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課題

歪みを抑えつつ安価に構成する、時分割複信方式利用可能な送受信装置を提供する。

解決手段

受信時にアンテナ接続部41、受信信号出力部42、第1増幅部17、アナログ加算器18、A/D変換部20、を順に介してベースバンド信号出力部24にベースバンド受信信号を出力する。送信時にベースバンド信号入力部23に入力されるベースバンド送信信号を基に、ディジタル加算器8、D/A変換部9、第2増幅部12、送信信号入力部43、アンテナ接続部41を順に介して送信信号を出力する。さらに、第2増幅部12の出力の一部をアナログ加算器18に入力し、アナログ加算器18の出力をA/D変換部20を介し、所定の歪補償係数掛けてディジタル加算器8に入力する。

概要

背景

LTE−TDD等において、同じ周波数帯を単位時間(タイムスロット)に分割し、上り下りを交互に切り替えて利用する時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式が知られている。この時分割複信方式利用可能な送受信装置において、発生する歪みを抑える技術が特許文献1に開示されている。

概要

歪みを抑えつつ安価に構成する、時分割複信方式で利用可能な送受信装置を提供する。受信時にアンテナ接続部41、受信信号出力部42、第1増幅部17、アナログ加算器18、A/D変換部20、を順に介してベースバンド信号出力部24にベースバンド受信信号を出力する。送信時にベースバンド信号入力部23に入力されるベースバンド送信信号を基に、ディジタル加算器8、D/A変換部9、第2増幅部12、送信信号入力部43、アンテナ接続部41を順に介して送信信号を出力する。さらに、第2増幅部12の出力の一部をアナログ加算器18に入力し、アナログ加算器18の出力をA/D変換部20を介し、所定の歪補償係数掛けてディジタル加算器8に入力する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外部のアンテナ接続可能なアンテナ接続部と、前記アンテナ接続部から入力される受信信号を出力する受信信号出力部と、入力される送信信号を前記アンテナ接続部へ出力する送信信号入力部とを有する送受信分離部と、ベースバンド信号出力部を備え、前記受信信号出力部から出力される受信信号を基に前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号出力可能な受信部と、ベースバンド送信信号が入力可能なベースバンド信号入力部を備え、前記ベースバンド送信信号を基に前記送信信号入力部に送信信号を出力可能な送信部と、を備え、前記受信部は、前記受信信号出力部と前記ベースバンド信号出力部との間に設けられた第1増幅部と、前記第1増幅部と前記ベースバンド信号出力部との間に設けられたA/D変換部と、前記A/D変換部と前記第1増幅部との間に設けられたアナログ加算器と、を備え前記送信部は、前記ベースバンド信号入力部と前記送信信号入力部との間に設けられた第2増幅部と、前記第2増幅部と前記ベースバンド信号入力部との間に設けられたD/A変換部と、前記D/A変換部と前記ベースバンド信号入力部との間に設けられたディジタル加算器と、を備える、時分割複信方式利用可能な送受信装置であって、受信時においては、前記アンテナ接続部、前記受信信号出力部、前記第1増幅部、前記アナログ加算器、前記A/D変換部、を順に介して前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力し、送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2増幅部、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介し、所定の歪補償係数掛けて前記ディジタル加算器に入力する、送受信装置。

請求項2

請求項1に記載の送受信装置であって、前記送信部において、前記第2増幅部と前記送信信号入力部との間に分配器を設け、前記送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2増幅部、前記分配器、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を、前記分配器を用いて分配して前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介し、所定の歪補償係数を掛けて前記ディジタル加算器に入力する、

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の送受信装置であって、歪補償係数算出部を備え、送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2増幅部、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介して前記歪補償係数算出部に入力し、前記歪補償係数算出部において所定の歪補償係数を掛けて前記ディジタル加算器に入力する、送受信装置。

請求項4

請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の送受信装置であって、受信時においては、前記アンテナ接続部、前記受信信号出力部、前記第1増幅部、前記アナログ加算器、前記A/D変換部、を順に介して前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を、所定の遅延と所定の増幅を与えて前記アナログ加算器に入力する、送受信装置。

請求項5

請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の送受信装置であって、前記アナログ加算器と前記A/D変換部との間に設けられ、第1の周波数から、前記第1の周波数より低い第2の周波数に変換する第1周波数変換部と、前記D/A変換部と前記第2増幅部との間に設けられ、第3の周波数から前記第1の周波数に変換する第2周波数変換部と、を備え、受信時においては、前記アンテナ接続部、前記受信信号出力部、前記第1増幅部、前記アナログ加算器、前記第1周波数変換部、前記A/D変換部、を順に介して前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力し、送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2周波数変換部、前記第2増幅部、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介し、所定の歪補償係数を掛けて前記ディジタル加算器に入力する、送受信装置。

請求項6

請求項5に記載の送受信装置であって、前記第2周波数変換部は、前記第2の周波数から前記第1の周波数ではない第4の周波数に変換可能であり、前記受信時において、前記第2周波数変換部は、前記第3の周波数から前記第4の周波数に変換する、送受信装置。

請求項7

請求項5又は請求項6に記載の送受信装置であって、前記第3の周波数は、前記第2の周波数と同じである、送受信装置。

請求項8

請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の送受信装置であって、前記アンテナ接続部に接続されたバンドバスフィルタを設け、前記バンドバスフィルタを介して外部のアンテナに接続可能な、送受信装置。

請求項9

請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の送受信装置であって、前記第1増幅部は、低雑音増幅部である、送受信装置。

請求項10

請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の送受信装置であって、前記第2増幅部は、大電力増幅部である、送受信装置。

技術分野

0001

本発明は、送信と受信を時分割切り替え時分割複信方式利用可能な、セルラー用通信端末基地局等の送受信装置に関する。

背景技術

0002

LTE−TDD等において、同じ周波数帯を単位時間(タイムスロット)に分割し、上り下りを交互に切り替えて利用する時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式が知られている。この時分割複信方式で利用可能な送受信装置において、発生する歪みを抑える技術が特許文献1に開示されている。

先行技術

0003

特開2012−60433号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、時分割複信方式で利用可能な送受信装置において、歪みを抑えつつ安価に構成することが、引き続き求められている。

課題を解決するための手段

0005

本発明の送受信装置は、外部のアンテナ接続可能なアンテナ接続部と、前記アンテナ接続部から入力される受信信号を出力する受信信号出力部と、入力される送信信号を前記アンテナ接続部へ出力する送信信号入力部とを有する送受信分離部と、ベースバンド信号出力部を備え、前記受信信号出力部から出力される受信信号を基に前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号出力可能な受信部と、ベースバンド送信信号が入力可能なベースバンド信号入力部を備え、前記ベースバンド送信信号を基に前記送信信号入力部に送信信号を出力可能な送信部と、を備え、前記受信部は、前記受信信号出力部と前記ベースバンド信号出力部との間に設けられた第1増幅部と、前記第1増幅部と前記ベースバンド信号出力部との間に設けられたA/D変換部と、前記A/D変換部と前記第1増幅部との間に設けられたアナログ加算器と、を備え、前記送信部は、前記ベースバンド信号入力部と前記送信信号入力部との間に設けられた第2増幅部と、前記第2増幅部と前記ベースバンド信号入力部との間に設けられたD/A変換部と、前記D/A変換部と前記ベースバンド信号入力部との間に設けられたディジタル加算器と、を備える、時分割複信方式で利用可能な送受信装置であって、受信時においては、前記アンテナ接続部、前記受信信号出力部、前記第1増幅部、前記アナログ加算器、前記A/D変換部、を順に介して前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力し、送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2増幅部、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介し、所定の歪補償係数掛けて前記ディジタル加算器に入力する。

0006

この構成により、受信時に第1増幅部、A/D変換部等を介してベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力し、送信時には、D/A変換部、第2増幅部等介して送信信号を出力するとともに、第2増幅部の出力の一部を、受信時に利用するA/D変換部を介して、D/A変換部の入力に対して歪補償を行うことができる。これにより、第2増幅部等での歪みを低減できるとともに、受信時と送信時にA/D変換部を共用することで送受信装置を安価に構成することができる。

0007

また、本発明の送受信装置は、前記送信部において、前記第2増幅部と前記送信信号入力部との間に分配器を設け、前記送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2増幅部、前記分配器、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を、前記分配器を用いて分配して前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介し、所定の歪補償係数を掛けて前記ディジタル加算器に入力する。

0008

また、本発明の送受信装置は、歪補償係数算出部を備え、送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2増幅部、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介して前記歪補償係数算出部に入力し、前記歪補償係数算出部において所定の歪補償係数を掛けて前記ディジタル加算器に入力する。

0009

また、本発明の送受信装置は、受信時においては、前記アンテナ接続部、前記受信信号出力部、前記第1増幅部、前記アナログ加算器、前記A/D変換部、を順に介して前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を、所定の遅延と所定の増幅を与えて前記アナログ加算器に入力する。

0010

一般に、受信時に第2増幅部等で熱雑音等が増幅され送信信号入力部にノイズが入力され、送受信分離部において受信信号出力部にノイズが回り込んで、受信信号にノイズが重畳されて第1増幅部に入力されることがあるが、この構成により、第2増幅部が出力するノイズの一部を、所定の遅延と所定の増幅を与えてアナログ加算器で受信信号に足して、回り込んだノイズを打ち消す様にすることができる。

0011

また、本発明の送受信装置は、前記アナログ加算器と前記A/D変換部との間に設けられ、第1の周波数から、前記第1の周波数より低い第2の周波数に変換する第1周波数変換部と、前記D/A変換部と前記第2増幅部との間に設けられ、第3の周波数から前記第1の周波数に変換する第2周波数変換部と、を備え、受信時においては、前記アンテナ接続部、前記受信信号出力部、前記第1増幅部、前記アナログ加算器、前記第1周波数変換部、前記A/D変換部、を順に介して前記ベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力し、送信時においては、前記ベースバンド信号入力部に入力される前記ベースバンド送信信号を基に、前記ディジタル加算器、前記D/A変換部、前記第2周波数変換部、前記第2増幅部、前記送信信号入力部、前記アンテナ接続部を順に介して送信信号を出力するとともに、前記第2増幅部の出力の一部を前記アナログ加算器に入力し、前記アナログ加算器の出力を前記A/D変換部を介し、所定の歪補償係数を掛けて前記ディジタル加算器に入力する。

0012

この構成により、受信時に第1増幅部、第1周波数変換部、A/D変換部等を介してベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力し、送信時には、D/A変換部、第2周波数変換部、第2増幅部等介して送信信号を出力するとともに、第2増幅部の出力の一部を、受信時に利用する第1周波数変換部、A/D変換部を介して、D/A変換部の入力に対して歪補償を行うことができる。これにより、第2増幅部等での歪みを低減できるとともに、受信時と送信時に第1周波数変換部とA/D変換部を共用することで送受信装置を安価に構成することができる。

0013

また、本発明の送受信装置は、前記第2周波数変換部は、前記第3の周波数から前記第1の周波数ではない第4の周波数に変換可能であり、前記受信時において、前記第2周波数変換部は、前記第3の周波数から前記第4の周波数に変換する。

0014

この構成により、受信時において、第2周波数変換部は第3の周波数から、第1の周波数ではない第4の周波数に変換するので、D/A変換部等での熱雑音は第4の周波数に変換され、送受信分離部において受信信号出力部に回り込んだとしても、第1増幅部等において第1の周波数である受信信号に悪影響を与えることが抑制される。

0015

また、本発明の送受信装置は、前記第3の周波数は、前記第2の周波数と同じである。

0016

また、本発明の送受信装置は、前記アンテナ接続部に接続されたバンドバスフィルタを設け、前記バンドバスフィルタを介して外部のアンテナに接続可能である。

0017

また、本発明の送受信装置は、前記第1増幅部は、低雑音増幅部である。

0018

また、本発明の送受信装置は、大電力増幅部である。

発明の効果

0019

本発明によれば、受信時に第1増幅部、A/D変換部等を介してベースバンド信号出力部にベースバンド受信信号を出力し、送信時には、D/A変換部、第2増幅部等介して送信信号を出力するとともに、第2増幅部の出力の一部を、受信時に利用するA/D変換部を介して、D/A変換部の入力に対して歪補償を行うことができる。これにより、第2増幅部等での歪みを低減できるとともに、受信時と送信時にA/D変換部を共用することで送受信装置を安価に構成することができる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の第1の実施の形態等に係る送受信装置の概略構成を示すブロック図
本発明の第1の実施の形態に係る送受信装置の動作を示すタイムチャート図
本発明の第1の実施の形態の変形例に係る送受信装置の動作を示すタイムチャート図
本発明の第2の実施の形態に係る送受信装置の動作を示すタイムチャート図

実施例

0021

(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。

0022

図1は、本実施の形態の送受信装置1等の構成を示すブロック図である。送受信装置1は凡そ、送受信分離部4と、送信部2と、受信部3とで構成される。

0023

送受信分離部4は、アンテナ接続部41と受信信号出力部42と送信信号入力部43とを備え、アンテナ接続部41から入力される受信信号を受信信号出力部42へ出力するとともに、送信信号入力部43から入力される送信信号をアンテナ接続部41へ出力する。送受信分離部4は、例えば磁化されたフェライト材料等の受動素子で作成されるサーキュレータで構成される。その為、送信信号入力部43から入力される送信信号の全てをアンテナ接続部41へ出力するのではなく、送信信号の一部は受信信号出力部42へ出力されてしまう場合がある。アンテナ接続部41は、バンドバスフィルタ14を介して、外部のアンテナ15に接続されている。

0024

送信部2は、ベースバンド信号入力部23、ディジタル加算器8、D/A変換部9、発振器11、第2周波数変換部19、第2増幅部12、及び分配器13で構成される。

0025

ベースバンド信号入力部23は、外部のベースバンド部22より、送信用のベースバンド信号の入力を受け、ディジタル加算器8に出力する。この送信用ベースバンド信号のシンボルレートは、例えば500[sbs]である。

0026

ディジタル加算器8は、ベースバンド信号入力部23より入力された送信用のベースバンド信号(ディジタル信号)に、後述する歪補償係数算出部21より入力されるディジタル信号を加算して、D/A変換部9に出力する。

0027

D/A変換部9は、ディジタル信号をアナログ信号に変換する機能を持ち、送信用のベースバンド信号(ディジタル信号)をアナログ信号に変換して、第2周波数変換部19に出力する。このアナログ信号の周波数(第3の周波数)は、例えば150[MHz]である。

0028

発振器11は、VCOとPLL等から成り、所定の周波数で発振した正弦波を第2周波数変換部19に出力する。ここで所定の周波数としては、例えば2.2GHz]である。更に、発振器11は、この所定の周波数以外の他の周波数で発振した正弦波を第2周波数変換部19へ出力することも可能である。

0029

第2周波数変換部19は、発振器11が出力する正弦波を利用して、D/A変換部9が出力するアナログ信号の周波数(第3の周波数)を、第3の周波数より大きい第1の周波数に変換し、送信用のRF信号として第2増幅部12へ出力する。ここで第1の周波数としては、例えば2.35[GHz]である。更に、第2周波数変換部19は、発振器11から他の周波数の正弦波が入力される場合、D/A変換部9が出力するアナログ信号の周波数(第3の周波数)を、第3の周波数より大きく、且つ第1の周波数と異なる第4の周波数に変換し、第2増幅部12へ出力することも可能である。

0030

第2増幅部12は、複数の増幅器(図示せず)を多段に接続されたもので構成され、全体として大きな増幅率を得ることができる。従って、この第2増幅部12の出力としては、大きな電力の信号を得ることができる。このことから、第2増幅部12は、大電力増幅部と捕らえることも可能である。これら複数の増幅器においては、特に最終段の増幅器は効率を高める為に、歪みが大きく発生する回路形式が採用される場合がある。

0031

第2増幅部12で大きく増幅された送信用のRF信号は分配器13に出力される。分配器13は、入力された送信用のRF信号の一部を、後述するスイッチ5に出力するとともに、残りの送信用のRF信号を、前述した送信信号入力部43に入力する。

0032

ここで、D/A変換部9の出力部分、第2周波数変換部19、第2増幅部12はアナログ回路であって、それぞれで熱雑音が発生する。特に、第2増幅部12より前にあるD/A変換部9の出力部分、第2周波数変換部19で発生する熱雑音は、第2増幅部12で大きく増幅される可能性がある。更に、送受信装置1の受信時は、D/A変換部9の出力部分、第2周波数変換部19、第2増幅部12に通過する所定の信号は無く、代わってこれらの熱雑音が支配的になって増幅されて第2増幅部12から分配器13に出力される場合がある。

0033

次に、受信部3は、第1増幅部17、アナログ加算器18、第1周波数変換部10、A/D変換部20、及びスイッチ7で構成される。

0034

第1増幅部17は、前述した受信信号出力部42より受信信号(受信用のRF信号)が入力され、所定の増幅率で増幅した上でアナログ加算器18に出力する。第1増幅部17で用いられる増幅器は、雑音の低い増幅器が用いられる。このことから、第1増幅部17は、低雑音増幅部と捕らえることも可能である。

0035

アナログ加算器18は、第1増幅部17から入力される受信用のRF信号に、後述するスイッチ6より出力される信号をアナログ的に加算して、第1周波数変換部10へ受信用のRF信号として出力する。

0036

第1周波数変換部10は、アナログ加算器18から出力される受信用のRF信号の周波数を第1の周波数から第2の周波数(第1の周波数>第2の周波数)に変換し、A/D変換部20へ出力する。

0037

A/D変換部20は、アナログ信号をディジタル信号に変換する機能を持ち、受信用のRF信号を受信用のベースバンド信号(ディジタル信号)に変換して、スイッチ7へ出力する。この受信用のベースバンド信号のシンボルレートは、前述の送信用ベースバンド信号のシンボルレートと同じである。

0038

スイッチ7は、送受信装置1の送信動作受信動作切り替わりに伴い、送信時には、後述する歪補償係数算出部21へA/D変換部20からの信号を出力し(端子aに切り替わり)、受信時には、前述のベースバンド信号出力部24へ出力する(端子bに切り替わる)。

0039

送受信装置1は、更に、スイッチ5、スイッチ6、位相調整部16、及び歪補償係数算出部21を備える。

0040

スイッチ5は、分配器13に接続され、スイッチ6はアナログ加算器18に接続される。送受信装置1の送信時に、スイッチ5及びスイッチ6は、分配器13の出力を直接、アナログ加算器18に入力する。即ち、送受信装置1の送信時は、スイッチ5で端子aに、スイッチ6で端子aに切り替わる。送受信装置1の受信時に、スイッチ5及びスイッチ6は、分配器13の出力を、位相調整部16を介してアナログ加算器18に入力する。即ち、送受信装置1の受信時は、スイッチ5で端子bに、スイッチ6で端子bに切り替わる。歪補償係数算出部21は、スイッチ7の出力に歪補償係数を掛けて、ディジタル加算器8に出力する。

0041

図2は、送受信装置1の動作を示すタイムチャート図である。図2において、横軸時間軸を示す。縦軸について、下から送信/受信は、送受信装置の送信動作と受信動作の切り替わりを示す。下から次に、スイッチ7、スイッチ6、スイッチ5は、それぞれ端子aと端子bに切り替わりを示す。一番上の第2周波数変換部19については、常に第1の周波数に変換していることを示す。

0042

即ち、送受信装置1において送信時には、D/A変換部9、第2周波数変換部19、第2増幅部12等介して送信信号を出力するとともに、分配器13が出力するRF信号の一部をスイッチ5の端子aとスイッチ6の端子bを介してアナログ加算器18に入力され、第1周波数変換部10、A/D変換部20、スイッチ7の端子aを介して、歪補償係数算出部21に入力される。歪補償係数算出部21では、第2増幅部12で発生する歪みを打ち消す様に係数を求め、求めた係数をスイッチ7の端子aより入力された信号に掛け算をして、ディジタル加算器8に出力する。これにより、第2増幅部12が出力する信号の歪みを低減できるとともに、受信時と送信時に第1周波数変換部10とA/D変換部20を共用することで送受信装置を安価に構成することができる。

0043

また、送受信装置1において受信時には、第2増幅部等が出力する熱雑音等に起因するノイズの一部を分配器13が出力し、スイッチ5の端子b、位相調整部16、スイッチ6の端子bを介して、アナログ加算器18に入力する。位相調整部16において、受信信号出力部42から出力され第1増幅部17で増幅されたノイズと打消し合うように位相振幅を調整することで、アナログ加算器18において、第2増幅部等が出力する熱雑音等に起因するノイズを打ち消し、低減することができる。

0044

なお、スイッチ5とスイッチ6における送信/受信に伴う切り替え動作は無くても良い。即ち、図3に示すようにスイッチ5とスイッチ6を両方とも端子aに固定する様にしてもよい。この様にした場合でも送信時に第2増幅部12が出力する信号の歪みを低減できるとともに、受信時と送信時に第1周波数変換部10とA/D変換部20を共用することで送受信装置を安価に構成することができる。

0045

また、送受信装置1において、第1周波数変換部10と第2周波数変換部19は無くても良い。即ち、D/A変換部の出力を直接、第2増幅部12に入力し、アナログ加算器18の出力を直接、A/D変換部20に入力するようにしても良い。

0046

また、送受信装置1において、バンドバスフィルタ14は無くても良い。即ち、アンテナ接続部41の出力を直接、アンテナ15に入力するようにしても良い。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態の送受信装置101の構成は第1の実施の形態の送受信装置1と基本的に共通であり、第2周波数変換部19の動作が異なる。

0047

図3は、送受信装置101の動作を示すタイムチャート図である。図3において、一番上の第2周波数変換部19については、第1の周波数と第4の周波数の切り替わりを示している。ここ以外は、図2と共通である。即ち、第2周波数変換部19は、送受信装置101の受信時は第4の周波数に変換し、送受信装置101の送信時には第1の周波数に変換する。

0048

この構成により、送受信装置1と同様の作用効果を備えるとともに、送受信装置101の受信時において、第2周波数変換部19は第3の周波数から、第1の周波数ではない第4の周波数に変換するので、D/A変換部9等での熱雑音は第4の周波数に変換され、送受信分離部4において受信信号出力部42に回り込んだとしても、第1増幅部17等において第1の周波数である受信信号に悪影響を与えることが抑制される。

0049

なお、第2の周波数と第3の周波数は異なる周波数であることを前提に説明をしたが、第2の周波数と第3の周波数を同じにしても良い。

0050

本発明の送受信装置は、LTE−TDD等の時分割複信方式の送受信装置で利用可能である。

0051

1、101送受信装置
2 送信部
3 受信部
4送受信分離部
5、6、7 スイッチ
8ディジタル加算器
9 D/A変換部
10 第1周波数変換部
12 第2増幅部(大電力増幅部)
13分配器
14バンドバスフィルタ
15アンテナ
16位相調整部
17 第1増幅部(低雑音増幅部)
18アナログ加算器
19 第2周波数変換部
20 A/D変換部
21歪補償係数算出部
23ベースバンド信号入力部
24ベースバンド信号出力部
41アンテナ接続部
42受信信号出力部
43送信信号入力部

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