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技術 コネクタ

出願人 日本航空電子工業株式会社
発明者 中村恵介
出願日 2014年11月5日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2014-225053
公開日 2016年5月23日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-091804
状態 特許登録済
技術分野 雄雌嵌合接続装置細部 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード 電気導通状態 ロック用突起 上側板 下側板 可動領域 フレキシブルプリント回路 実装パッド ロック解除位置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

合状態にある平板状またはシート状の接続対象物の抜けを効果的に防止することができるコネクタを提供する。

解決手段

ロック部材16の上腕16Aの前端部16Dが上側板状部21の上腕収容部21B内に収容されて上側板状部21の下面21Aよりも上方で上側板状部21に拘束され、下腕16Bの後端部16Hのハウジング保持部16Jが下側板状部22に保持されており、アクチュエータ12をロック位置に操作すると、カム部材12Aによりロック部材16の上腕16Aの後端部16Gが弾性的に持ち上げられ、下腕16Bの中央部分が連結部16Cを介して+Z方向に引っ張られ、下腕16Bの前端部16Eが+Z方向に持ち上げられて、ロック用突起16Fが接続対象物17の切り欠き部17E内に突出する。

概要

背景

この種のコネクタにおいては、コネクタに接続対象物が嵌合された後にこれら両者間に何らかの応力が作用して接続対象物がコネクタから抜けることを防止するために、抜け止め部材を有するものが考案されている。
例えば、特許文献1には、図10に示されるように、ハウジング1に抜け止め部材2が保持されたコネクタが開示されている。抜け止め部材2は、接続対象物3の挿入方向に延びる上腕4および下腕5を有すると共に、上腕4および下腕5のそれぞれの中央部分を連結部6で互いに連結した構造を有している。
接続対象物3の接続端部をコネクタの内部に挿入して抜け止め部材2の上腕4の前端部と下腕5の前端部との間に位置させた後、コネクタのアクチュエータ7を操作して抜け止め部材2の上腕4の後端部を上方へ持ち上げると、上腕4の前端部が下降して接続対象物3の接続端部が下方へ押しつけられ、抜け止め部材2の下腕5の前端部に上方を向いて突出形成されている突起5Aが接続対象物3の接続端部の切り欠き3A内に挿入されることで、接続対象物3がコネクタから抜けることを防止している。

概要

合状態にある平板状またはシート状の接続対象物の抜けを効果的に防止することができるコネクタを提供する。ロック部材16の上腕16Aの前端部16Dが上側板状部21の上腕収容部21B内に収容されて上側板状部21の下面21Aよりも上方で上側板状部21に拘束され、下腕16Bの後端部16Hのハウジング保持部16Jが下側板状部22に保持されており、アクチュエータ12をロック位置に操作すると、カム部材12Aによりロック部材16の上腕16Aの後端部16Gが弾性的に持ち上げられ、下腕16Bの中央部分が連結部16Cを介して+Z方向に引っ張られ、下腕16Bの前端部16Eが+Z方向に持ち上げられて、ロック用突起16Fが接続対象物17の切り欠き部17E内に突出する。

目的

この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、嵌合状態にある平板状またはシート状の接続対象物の抜けを効果的に防止することができるコネクタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

アクチュエータロック解除位置からロック位置に操作することによりハウジング平板状またはシート状の接続対象物機械的に保持して接続対象物の接点部をコンタクト電気的に接続するコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記接続対象物が挿入される正面側に向かって互いに平行に延びる上側板状部および下側板状部を有すると共に前記上側板状部の下面と前記下側板状部の上面との間に正面側に向かって開放された接続対象物受け入れ部を有し、前記ハウジングに保持されると共に前記接続対象物受け入れ部内に挿入された前記接続対象物の接続端部の位置をロックするためのロック部材を備え、前記ロック部材は、それぞれ前記接続対象物の挿入方向に延びると共に前記接続対象物の挿入方向の中央部分が互いに連結された上腕および下腕を有し、前記上腕の前端部は前記上側板状部の下面よりも上方で前記上側板状部に沿って正面側へ延びて前記上側板状部に拘束され、前記下腕の前端部は前記下側板状部に沿って正面側へ延びると共に前記下腕の前端部に前記上側板状部に向かって突出するロック用突起が形成され、前記下腕の後端部は前記ハウジングに対して位置固定され、前記アクチュエータが前記ロック位置に操作されると、前記ロック部材の前記上腕の後端部が前記下腕の後端部から離れるように押し上げられることにより、前記下腕の前端部が前記上腕の前端部に接近し、前記ロック用突起が前記接続対象物受け入れ部内を前記上側板状部に向かって変位して前記接続対象物の接続端部の位置をロックすることを特徴とするコネクタ。

請求項2

前記ロック用突起は、前記アクチュエータが前記ロック解除位置に操作されたときに、前記下側板状部の上面よりも下方に位置し、前記アクチュエータが前記ロック位置に操作されると、前記接続対象物受け入れ部内に突出する請求項1に記載のコネクタ。

請求項3

前記ロック用突起は、前記アクチュエータが前記ロック解除位置に操作されたときから前記接続対象物受け入れ部内に突出しており、前記下側板状部は、前記接続対象物受け入れ部内に前記接続対象物を挿入する際に前記ロック用突起が前記接続対象物に接触することで押し下げられる前記ロック部材の前記下腕の前端部を収容する下腕収容部を有する請求項1に記載のコネクタ。

請求項4

前記上側板状部は、前記ロック部材の前記上腕の前端部を収容し且つ前記上腕の前端部を正面側および前記下側板状部に向かって変位しないように拘束する上腕収容部を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。

請求項5

前記ロック部材は、前記下腕の後端部に連結された基板実装部を有し、前記コンタクトは、前記ハウジングに保持されると共に前記ハウジングの後部に突出する基板接続部を有し、前記ハウジングは、前記コンタクトの前記基板接続部を基板に接続することにより前記基板に固定され、前記ロック部材は、前記基板実装部を前記基板に実装することにより前記基板に固定されると共に前記下腕の後端部が前記ハウジングに対して位置固定される請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ。

請求項6

前記ロック部材は、前記下腕の後端部に連結されたハウジング保持部を有し、前記ハウジング保持部を前記ハウジングに保持させることにより前記下腕の後端部が前記ハウジングに対して位置固定される請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ。

請求項7

前記アクチュエータは、前記ロック部材の前記上腕の後端部と前記下腕の後端部との間に配置され且つ前記アクチュエータが前記ロック位置に操作されたときに前記ロック部材の前記上腕の後端部を押し上げるカム部材を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のコネクタ。

技術分野

0001

この発明は、コネクタ係り、特に、FPC(フレキシブルプリント回路、Flexible PrintedCircuit)およびFFC(フレキシブルフラットケーブル、Flexible Flat Cable)等の平板状またはシート状の接続対象物の接続を行うコネクタに関する。

背景技術

0002

この種のコネクタにおいては、コネクタに接続対象物が嵌合された後にこれら両者間に何らかの応力が作用して接続対象物がコネクタから抜けることを防止するために、抜け止め部材を有するものが考案されている。
例えば、特許文献1には、図10に示されるように、ハウジング1に抜け止め部材2が保持されたコネクタが開示されている。抜け止め部材2は、接続対象物3の挿入方向に延びる上腕4および下腕5を有すると共に、上腕4および下腕5のそれぞれの中央部分を連結部6で互いに連結した構造を有している。
接続対象物3の接続端部をコネクタの内部に挿入して抜け止め部材2の上腕4の前端部と下腕5の前端部との間に位置させた後、コネクタのアクチュエータ7を操作して抜け止め部材2の上腕4の後端部を上方へ持ち上げると、上腕4の前端部が下降して接続対象物3の接続端部が下方へ押しつけられ、抜け止め部材2の下腕5の前端部に上方を向いて突出形成されている突起5Aが接続対象物3の接続端部の切り欠き3A内に挿入されることで、接続対象物3がコネクタから抜けることを防止している。

先行技術

0003

特開2011−23236号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1のコネクタでは、接続対象物3の接続端部が抜け止め部材2の下腕5の突起5Aを乗り越えつつコネクタ内に挿入されることとなり、上腕4と下腕5との間に、接続対象物3の接続端部が下腕5の突起5Aを乗り越えるだけの、少なくとも突起5Aの高さ分に相当する可動領域を予め形成する必要がある。このため、コネクタに接続された状態の接続対象物3に上方に向く応力が作用して、接続対象物3の切り欠き3Aの形成箇所が可動領域の範囲内で上方に持ち上げられると、切り欠き3Aが抜け止め部材2の下腕5の突起5Aから外れて、接続対象物3がコネクタから抜けるおそれを生じてしまう。

0005

この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、嵌合状態にある平板状またはシート状の接続対象物の抜けを効果的に防止することができるコネクタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

この発明に係るコネクタは、アクチュエータをロック解除位置からロック位置に操作することによりハウジングに平板状またはシート状の接続対象物を機械的に保持して接続対象物の接点部をコンタクト電気的に接続するコネクタにおいて、ハウジングは、接続対象物が挿入される正面側に向かって互いに平行に延びる上側板状部および下側板状部を有すると共に上側板状部の下面と下側板状部の上面との間に正面側に向かって開放された接続対象物受け入れ部を有し、ハウジングに保持されると共に接続対象物受け入れ部内に挿入された接続対象物の接続端部の位置をロックするためのロック部材を備え、ロック部材は、それぞれ接続対象物の挿入方向に延びると共に接続対象物の挿入方向の中央部分が互いに連結された上腕および下腕を有し、上腕の前端部は上側板状部の下面よりも上方で上側板状部に沿って正面側へ延びて上側板状部に拘束され、下腕の前端部は下側板状部に沿って正面側へ延びると共に下腕の前端部に上側板状部に向かって突出するロック用突起が形成され、下腕の後端部はハウジングに対して位置固定され、アクチュエータがロック位置に操作されると、ロック部材の上腕の後端部が下腕の後端部から離れるように押し上げられることにより、下腕の前端部が上腕の前端部に接近し、ロック用突起が接続対象物受け入れ部内を上側板状部に向かって変位して接続対象物の接続端部の位置をロックするものである。

0007

ロック用突起は、アクチュエータがロック解除位置に操作されたときに、下側板状部の上面よりも下方に位置し、アクチュエータがロック位置に操作されると、接続対象物受け入れ部内に突出するように構成することができる。
あるいは、ロック用突起は、アクチュエータがロック解除位置に操作されたときから接続対象物受け入れ部内に突出しており、下側板状部は、接続対象物受け入れ部内に接続対象物を挿入する際にロック用突起が接続対象物に接触することで押し下げられるロック部材の下腕の前端部を収容する下腕収容部を有するように構成することもできる。

0008

上側板状部は、ロック部材の上腕の前端部を収容し且つ上腕の前端部を正面側および下側板状部に向かって変位しないように拘束する上腕収容部を有することが好ましい。
ロック部材は、下腕の後端部に連結された基板実装部を有し、コンタクトは、ハウジングに保持されると共にハウジングの後部に突出する基板接続部を有し、ハウジングは、コンタクトの基板接続部を基板に接続することにより基板に固定され、ロック部材は、基板実装部を基板に実装することにより基板に固定されると共に下腕の後端部がハウジングに対して位置固定されるように構成することができる。あるいは、ロック部材は、下腕の後端部に連結されたハウジング保持部を有し、ハウジング保持部をハウジングに保持させることにより下腕の後端部がハウジングに対して位置固定されるように構成してもよい。
アクチュエータは、ロック部材の上腕の後端部と下腕の後端部との間に配置され且つアクチュエータがロック位置に操作されたときにロック部材の上腕の後端部を押し上げるカム部材を有することが好ましい。

発明の効果

0009

この発明によれば、ロック部材の上腕の前端部は上側板状部の下面よりも上方で上側板状部に沿って正面側へ延びて上側板状部に拘束され、下腕の前端部は下側板状部に沿って正面側へ延びると共に下腕の前端部に上側板状部に向かって突出するロック用突起が形成され、アクチュエータがロック位置に操作されると、ロック部材の上腕の後端部が下腕の後端部から離れるように押し上げられることにより、下腕の前端部が上腕の前端部に接近し、ロック用突起が接続対象物受け入れ部内を上側板状部に向かって変位して接続対象物の接続端部の位置をロックするので、嵌合状態にある平板状またはシート状の接続対象物の抜けを効果的に防止することが可能となる。

図面の簡単な説明

0010

この発明の実施の形態1に係るコネクタを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は正面図、(D)は側面図である。
図1(B)のA−A線断面図である。
図1(B)のB−B線切断斜視図である。
実施の形態1に係るコネクタに嵌合される接続対象物を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
接続対象物との嵌合状態にある実施の形態1のコネクタを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は正面図、(D)は側面図である。
図5(B)のC−C線断面図である。
図5(B)のD−D線切断斜視図である。
実施の形態2に係るコネクタを示し、図1(B)のB−B線断面に相当する切断斜視図である。
実施の形態2に係るコネクタを示し、図5(B)のD−D線断面に相当する切断斜視図である。
従来のコネクタを示す断面図である。

実施例

0011

実施の形態1
以下、この発明の実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。
図1(A)〜(D)に、実施の形態1に係るコネクタ100の構成を示す。このコネクタ100は、FPCおよびFFC等の平板状またはシート状の接続対象物の接続を行う小型のコネクタであり、幅方向細長いほぼ直方体形状の外形を有するハウジング11と、ハウジング11に回転操作可能に取り付けられたアクチュエータ12と、ハウジング11の幅方向に配列され且つそれぞれハウジング11の正面11A側から背面11B側に向かって延びる複数のコンタクト13を備えている。それぞれのコンタクト13は、ハウジング11の背面11B側に一部が露出する第1コンタクト14と、ハウジング11の正面11A側に一部が露出する第2コンタクト15から構成されている。

0012

さらに、コネクタ100は、複数のコンタクト13の配列方向の両側にそれぞれ配置され且つハウジング11に保持された一対のロック部材16を有している。
ここで、便宜上、複数のコンタクト13の配列方向をX方向、ハウジング11の正面11A側から背面11B側に向かう方向をY方向、ハウジング11の下部から上部へ向かう方向をZ方向と呼ぶこととする。

0013

ハウジング11は、接続対象物が挿入される正面11A側に向かって−Y方向に互いに平行に延び且つ互いにZ方向に対向する上側板状部21および下側板状部22を有しており、上側板状部21の下面21Aと下側板状部22の上面22Aとの間に、正面11A側に向かって開放された接続対象物受け入れ部23が形成されている。
ハウジング11の背面11B側の上部は開放されており、このハウジング11の開放された背面11B側の上部に、アクチュエータ12がロック解除位置とロック位置との間でハウジング11の幅方向すなわちX方向に延びる回転軸周りに回転操作可能に取り付けられている。アクチュエータ12がロック解除位置に位置するときには、接続対象物の接続端部をY方向に沿って接続対象物受け入れ部23に抜き差しすることができ、アクチュエータ12がロック位置に位置するときには、接続対象物の接続端部が接続対象物受け入れ部23に挿入された状態にロックされる。図1(A)〜(D)には、アクチュエータ12がロック解除位置に位置する状態が示されている。

0014

ハウジング11には、それぞれ正面11A側から背面11B側までY方向に貫通する、互いに平行な複数のスリット24が形成され、これら複数のスリット24にそれぞれ対応する第1コンタクト14および第2コンタクト15が圧入され固定されている。
第1コンタクト14は、図2に示されるように、ハウジング11の正面11A側から背面11B側に向かってY方向に延びると共に中央部分がZ方向に互いに連結された上腕14Aおよび下腕14Bを有し、上腕14Aの−Y方向端部である前端部はハウジング11の上側板状部21に沿って正面11A側へ延び、下腕14Bは、ハウジング11の下側板状部22に沿ってY方向に延びている。上腕14Aの前端部と下腕14Bの前端部の間に接続対象物受け入れ部23が位置している。

0015

上腕14Aの前端部に、接続対象物受け入れ部23に向けて−Z方向に突出する接点部14Cが形成されているが、アクチュエータ12がロック解除位置に位置するときには、接点部14Cがハウジング11の上側板状部21の下面21Aよりも上方に位置している。さらに、下腕14Bの+Y方向端部である後端部は下側板状部22に固定されると共に、この下腕14Bの後端部に、ハウジング11の背面11Bから露出して図示しない基板の接続パッドに接続される基板接続部14Dが連結されている。また、上腕14Aの後端部と下腕14Bの後端部の間に、アクチュエータ12に具備されたカム部材12Aが配置されている。

0016

第2コンタクト15は、ハウジング11の正面11A側において下側板状部22に固定され、一端が下側板状部22の上面22Aから接続対象物受け入れ部23に突出して接点部15Aを形成すると共に、他端がハウジング11の正面11Aから露出して基板接続部15Bを形成している。

0017

図3に示されるように、ロック部材16は、第1コンタクト14と同様に、それぞれハウジング11の正面11A側から背面11B側に向かってY方向に延びる上腕16Aおよび下腕16Bを有しており、上腕16Aおよび下腕16Bの中央部分が互いに連結部16Cを介してZ方向に連結されている。
上腕16Aの前端部16Dは、ハウジング11の上側板状部21に沿って正面11A側へ延びると共に、下腕16Bの前端部16Eは、ハウジング11の下側板状部22に沿って正面11A側へ延び、これら上腕16Aの前端部16Dと下腕16Bの前端部16Eの間に接続対象物受け入れ部23が位置している。また、下腕16Bの前端部16Eには、上側板状部21に向かって接続対象物受け入れ部23内に突出するロック用突起16Fが形成されている。

0018

上側板状部21には、上方すなわち+Z方向に向かって開放された上腕収容部21Bが形成されており、上腕16Aの前端部16Dは、この上腕収容部21B内に収容されている。上腕収容部21Bの−Y方向端部および−Z方向端部は、それぞれ閉じられており、これにより、上腕16Aの前端部16Dは、上側板状部21の下面21Aよりも上方で、ハウジング11の正面11A側に向かった−Y方向への変位および下側板状部22に向かった−Z方向への変位が禁止されるように上側板状部21に拘束されている。
一方、下側板状部22にも、+Z方向に向かって開放された下腕収容部22Bが形成されており、下腕16Bの前端部16Eは、Z方向に変位可能に下腕収容部22B内に収容されている。下側板状部22の下腕収容部22Bは、下腕16Bの前端部16Eが−Z方向に変位したときに、ロック用突起16Fが下側板状部22の上面22Aよりも下方に位置するような大きさに予め形成されている。

0019

また、上腕16Aの後端部16Gと下腕16Bの後端部16Hの間には、アクチュエータ12のカム部材12Aが配置され、さらに、下腕16Bの後端部16Hには、下側板状部22に保持するためのハウジング保持部16Jが連結されると共にハウジング11の背面11Bから露出して図示しない基板に実装される基板実装部16Kが連結されている。

0020

図4に接続対象物17の接続端部17Aを示す。接続対象物17は、例えばFPCからなり、可撓性を有する絶縁基板17Bと、接続端部17Aにおける絶縁基板17Bの両面上にそれぞれ配列形成された複数の第1接点部17Cおよび複数の第2接点部17Dを有している。また、接続対象物17の接続端部17Aの両側端には、それぞれ切り欠き部17Eが形成されている。
なお、複数の第1接点部17Cおよび複数の第2接点部17Dの配列ピッチは、コネクタ100の複数の第1コンタクト14および複数の第2コンタクト15の配列ピッチに等しく、接続対象物17の接続端部17Aがコネクタ100の接続対象物受け入れ部23に挿入されたときに、複数の第1接点部17Cおよび複数の第2接点部17Dがそれぞれコネクタ100の対応する第1コンタクト14および第2コンタクト15と同じX方向の位置となり、双方の切り欠き部17Eは、それぞれ対応するロック部材16と同じX方向の位置となるように配置されているものとする。

0021

次に、この実施の形態1の動作について説明する。
コネクタ100は、複数の第1コンタクト14の基板接続部14Dおよび複数の第2コンタクト15の基板接続部15Bをそれぞれ図示しない基板の対応する接続パッドに半田付けして接続すると共に一対のロック部材16の基板実装部16Kをそれぞれ図示しない基板の対応する実装パッドに半田付けして固定した状態で使用される。
まず、図1(A)〜(D)に示されるように、アクチュエータ12をロック解除位置に位置させた状態で、接続対象物受け入れ部23に接続対象物17の接続端部17Aを挿入する。

0022

アクチュエータ12がロック解除位置に位置するときには、図2に示したように、第1コンタクト14の接点部14Cがハウジング11の上側板状部21の下面21Aよりも上方に位置しており、接続対象物17の接続端部17Aは、下側板状部22の上面22Aから突出する第2コンタクト15の接点部15Aと上側板状部21の下面21Aとの間を通りつつ接続対象物受け入れ部23内に挿入される。これにより、接続対象物17の複数の第1接点部17Cが、それぞれ対応する第1コンタクト14の接点部14Cの直下に位置し、接続対象物17の複数の第2接点部17Dが、それぞれ対応する第2コンタクト15の接点部15Aの直上に位置することとなる。

0023

また、このとき、接続対象物17の接続端部17Aの両側端部に位置する絶縁基板17Bは、図3に示したように、接続対象物受け入れ部23内に突出するロック部材16のロック用突起16Fに接触して下腕16Bの前端部16Eを弾性的に下腕収容部22B内に押し下げながら接続対象物受け入れ部23内に挿入される。
そして、接続対象物17の接続端部17Aの先端が接続対象物受け入れ部23の奥部に位置する突き当たり面23Aに接触するまで、接続対象物17の接続端部17Aを接続対象物受け入れ部23に挿入すると、接続対象物17の切り欠き部17Eがロック部材16のロック用突起16Fの直上に位置し、下腕収容部22B内に押し下げられていた下腕16Bの前端部16Eの変位が解消されて、ロック用突起16Fが接続対象物17の切り欠き部17E内に突出した状態となる。

0024

その後、アクチュエータ12をX方向に延びる回転軸の周りに回転操作して、図5(A)〜(D)に示されるように、アクチュエータ12をロック位置に位置させる。
このとき、図6に示されるように、アクチュエータ12のカム部材12Aが回転することで、第1コンタクト14の上腕14Aの後端部と下腕14Bの後端部の間隔が拡げられるが、下腕14Bの後端部が下側板状部22に固定されているので、上腕14Aの後端部が弾性的に+Z方向に持ち上げられる。ここで、上腕14Aおよび下腕14Bは、中央部分がZ方向に互いに連結されているため、上腕14Aの後端部が持ち上げられることで、上腕14Aの前端部が−Z方向に押し下げられ、上腕14Aの前端部に突出形成されている接点部14Cが接続対象物17に押しつけられる。これにより、接続対象物17の表面上に配置されている複数の第1接点部17Cが、それぞれ対応する第1コンタクト14の接点部14Cに接触すると共に、接続対象物17の裏面上に配置されている複数の第2接点部17Dが、それぞれ対応する第2コンタクト15の接点部15Aに接触し、接続対象物17の複数の第1接点部17Cおよび複数の第2接点部17Dとコネクタ100の複数の第1コンタクト14および第2コンタクト15との間の電気的接続確立される。

0025

また、図7に示されるように、アクチュエータ12のカム部材12Aが回転することで、ロック部材16の上腕16Aの後端部16Gと下腕16Bの後端部16Hの間隔も拡げられるが、下腕16Bの後端部16Hが下側板状部22に固定されているので、上腕16Aの後端部16Gが弾性的に+Z方向に持ち上げられる。ここで、上腕16Aの前端部16Dは、上側板状部21の上腕収容部21B内に収容されることでハウジング11の正面11A側に向かった−Y方向への変位および下側板状部22に向かった−Z方向への変位が禁止されているため、下腕16Bの中央部分が連結部16Cを介して+Z方向に引っ張られ、下腕16Bの後端部16Hのハウジング保持部16Jが下側板状部22に保持されると共に基板実装部16Kが図示しない基板に固定されていることから、下腕16Bの前端部16Eが+Z方向に持ち上げられる。その結果、下腕16Bの前端部16Eに突出形成されているロック用突起16Fが、さらに、接続対象物17の切り欠き部17E内に突出することとなる。

0026

このようにして、接続対象物17がコネクタ100に嵌合されるが、このとき、接続対象物17の接続端部17Aの+Z方向を向いた表面は、上側板状部21の下面21Aに接触し、−Z方向を向いた裏面上に配置されている複数の第2接点部17Dは、それぞれ対応する第2コンタクト15の接点部15Aに押しつけられ、さらに、切り欠き部17Eの近傍において接続端部17Aの裏面がロック部材16の下腕16Bの前端部16Eにより+Z方向に押しつけられた状態にある。

0027

このため、コネクタ100に接続された状態の接続対象物17にZ方向の応力が作用しても、接続対象物17の接続端部17Aは、コネクタ100に対して相対的に+Z方向にも−Z方向にも移動することがなく、接続端部17Aの位置が接続対象物受け入れ部23内に確実にロックされる。また、ロック部材16の下腕16Bのハウジング保持部16Jが下側板状部22に保持されると共に基板実装部16Kが図示しない基板の対応する実装パッドに固定され、下腕16Bの前端部16Eに突出形成されたロック用突起16Fが接続対象物17の切り欠き部17E内に突出しているため、接続対象物17に−Y方向を向いた、コネクタ100から引き抜く力が作用しても、ロック用突起16Fが切り欠き部17Eに引っ掛かることで、接続対象物17がコネクタ100から抜けることが防止される。
従って、接続対象物17とコネクタ100との間に信頼性の高い電気導通状態が実現されることとなる。

0028

実施の形態2
上記の実施の形態1では、図3に示したように、アクチュエータ12がロック解除位置に位置するときに、ロック部材16のロック用突起16Fが既に接続対象物受け入れ部23内に突出しており、接続対象物17の接続端部17Aが、ロック用突起16Fに接触して下腕16Bの前端部16Eを弾性的に下腕収容部22B内に押し下げながら接続対象物受け入れ部23内に挿入されたが、これに限るものではない。

0029

例えば、図8に示される実施の形態2のコネクタ101のように、アクチュエータ12がロック解除位置に位置するときに、ロック部材161のロック用突起161Fが下側板状部22の下腕収容部22B内に収容されて下側板状部22の上面22Aよりも下方に位置していてもよい。
これにより、接続対象物17の接続端部17Aを接続対象物受け入れ部23内に挿入する際に、ロック部材16のロック用突起161Fに接触して下腕161Bの前端部161Eを押し下げることがなくなり、接続対象物17を接続対象物受け入れ部23内に挿入しやすくなる。
なお、この実施の形態2に係るコネクタ101は、実施の形態1のコネクタ100においてロック部材16の代わりにロック部材161を用いたものであり、他の部材は、実施の形態1のコネクタ100と同様である、また、ロック部材161は、実施の形態1におけるロック部材16の下腕16B、下腕16Bの前端部16Eおよびロック用突起16Fの代わりに、ロック部材161の下腕161B、下腕161Bの前端部161Eおよびロック用突起161Fを用いた他は、実施の形態1のロック部材16と同様の構成を有している。

0030

アクチュエータ12をロック位置に位置させたときには、図9に示されるように、上述した実施の形態1と同様にして、アクチュエータ12のカム部材12Aによりロック部材161の上腕16Aの後端部16Gが+Z方向に持ち上げられて、下腕161Bの前端部161Eが+Z方向に持ち上げられ、下側板状部22の下腕収容部22B内に収容されていたロック用突起161Fが接続対象物17の切り欠き部17E内に突出する状態となる。従って、実施の形態1のコネクタ100と同様に、接続対象物17のコネクタからの抜けを効果的に防止することが可能となる。

0031

なお、上記の実施の形態1および2においては、ロック部材16または161が下腕16Bまたは161Bの後端部16Hに連結されたハウジング保持部16Jおよび基板実装部16Kを有し、ハウジング保持部16Jが下側板状部22に保持されると共に基板実装部16Kが図示しない基板の対応する実装パッドに半田付けにより固定されていたが、これに限るものではない。
ロック部材16または161の下腕16Bまたは161Bの後端部16Hがハウジング11に対して位置固定されていればよく、例えば、ロック部材16または161がハウジング保持部16Jを具備せずに、基板実装部16Kが図示しない基板の実装パッドに固定されるだけの構成とすることもできる。この場合、複数の第1コンタクト14の基板接続部14Dおよび複数の第2コンタクト15の基板接続部15Bをそれぞれ図示しない基板の対応する接続パッドに半田付けすることで、ハウジング11が基板に固定されるので、ロック部材16または161の基板実装部16Kを基板の実装パッドに固定することにより、基板を介して、ロック部材16または161はハウジング11に対し位置固定されることとなる。

0032

あるいは、ロック部材16または161が基板実装部16Kを具備せずに、ハウジング保持部16Jによりハウジング11の下側板状部22に保持されるだけの構成とすることもできる。このようにしても、ロック部材16または161の下腕16Bまたは161Bの後端部16Hは、ハウジング11に対して位置固定される。

0033

1ハウジング、2 抜け止め部材、3接続対象物、3A切り欠き、4上腕、5 下腕、5A突起、6 連結部、7アクチュエータ、11 ハウジング、11A ハウジングの正面、11B ハウジングの背面、12 アクチュエータ、12Aカム部材、13コンタクト、14 第1コンタクト、14A 上腕、14B 下腕、14C接点部、14D基板接続部、15 第2コンタクト、15A 接点部、15B 基板接続部、16,161ロック部材、16A 上腕、16B,161B 下腕、16C 連結部、16D 上腕の前端部、16E,161E 下腕の前端部、16F,161Fロック用突起、16G 上腕の後端部、16H 下腕の後端部、16J ハウジング保持部、16K基板実装部、17 接続対象物、17A接続端部、17B絶縁基板、17C 第1接点部、17D 第2接点部、17E 切り欠き部、21上側板状部、21A 上側板状部の下面、21B 上腕収容部、22下側板状部、22A 下側板状部の上面、22B 下腕収容部、23 接続対象物受け入れ部、24スリット、100,101コネクタ。

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