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技術 オーディオ装置およびコンピュータで読み取り可能なプログラム

出願人 株式会社ディーアンドエムホールディングス
発明者 小牧将人
出願日 2014年10月30日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-221417
公開日 2016年5月23日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-090646
状態 特許登録済
技術分野 音声の分析・合成 他に分類されない音響(残響,カラオケ等)
主要キーワード 試験周波数 フィルタリング済み 周波数パラメータ 可聴範囲 記憶操作 音質低下 最小周波数 記憶対象
関連する未来課題
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図面 (5)

課題

オーディオデータを記憶する記憶装置の記憶容量を効率的に活用することのできるオーディオ装置を提供する。

解決手段

オーディオ装置1において、オーディオ入力部103に入力されたオーディオデータは、プロファイル情報記憶部102に記憶されているユーザプロファイル情報に従い、フィルタ部104によって、ユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数帯域およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数帯域の少なくとも一方がカットされた後、コーデック部105によりエンコードされて、オーディオ記憶部100に記憶される。このため、ユーザに音質低下感じさせることなくオーディオデータを圧縮してオーディオ記憶部100に記憶できるので、より多くの楽曲等のオーディオデータをオーディオ記憶部100に記憶することが可能となる。

概要

背景

従来、CDプレーヤ等から出力されたオーディオデータエンコードしてメモリカード等の記憶装置に記憶したり、記憶装置に記憶されたオーディオデータをデコードしてスピーカから再生したりするオーディオ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。

概要

オーディオデータを記憶する記憶装置の記憶容量を効率的に活用することのできるオーディオ装置を提供する。 オーディオ装置1において、オーディオ入力部103に入力されたオーディオデータは、プロファイル情報記憶部102に記憶されているユーザプロファイル情報に従い、フィルタ部104によって、ユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数帯域およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数帯域の少なくとも一方がカットされた後、コーデック部105によりエンコードされて、オーディオ記憶部100に記憶される。このため、ユーザに音質低下感じさせることなくオーディオデータを圧縮してオーディオ記憶部100に記憶できるので、より多くの楽曲等のオーディオデータをオーディオ記憶部100に記憶することが可能となる。

目的

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オーディオデータを記憶する記憶装置の記憶容量を効率的に活用することのできるオーディオ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

オーディオデータ記憶装置に記憶するオーディオ装置であって、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を記憶するプロファイル情報記憶手段と、記憶対象のオーディオデータの入力を受け付けオーディオ入力手段と、前記オーディオ入力手段にオーディオデータが入力された場合に、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該入力されたオーディオデータから当該最大周波数より高い周波数帯域カットするとともに、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該入力されたオーディオデータから当該最小周波数より低い周波数帯域をカットする帯域カット手段と、前記帯域カット手段により帯域カットされたオーディオデータを前記記憶装置に記憶するオーディオ記憶制御手段と、を有することを特徴とするオーディオ装置。

請求項2

請求項1に記載のオーディオ装置であって、ユーザから、前記記憶装置に記憶されているオーディデータの指定を伴う更新操作を受け付けるための更新操作受付手段をさらに有し、前記オーディオ記憶制御手段は、前記更新操作受付手段によりユーザから前記更新操作を受け付けた場合に、当該更新操作で指定されたオーディオデータを前記記憶装置から読み出して前記帯域カット手段に出力するとともに、前記記憶装置に記憶され、かつ当該更新操作で指定されたオーディオデータを、前記帯域カット手段により帯域カットされたオーディオデータに更新し、前記帯域カット手段は、前記オーディオ記憶制御手段からオーディオデータを受け取った場合に、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該受け取ったオーディオデータから当該最大周波数より高い周波数帯域をカットするとともに、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該受け取ったオーディオデータから当該最小周波数より低い周波数帯域をカットすることを特徴とするオーディオ装置。

請求項3

請求項1または2に記載のオーディオ装置であって、ユーザから可聴範囲検出試験開始操作を受け付けるための試験操作受付手段と、前記試験操作受付手段により前記可聴範囲検出試験の開始操作を受け付けた場合に、周波数の異なるオーディオ試験信号を周波数の高い順あるいは低い順に出力し、前記ユーザから各オーディオ試験信号の聴き取り可否を受け付けることにより、当該ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を検出する可聴範囲検出試験手段と、前記可聴範囲検出試験手段により検出された最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を前記プロファイル情報記憶手段に記憶するプロファイル情報記憶制御手段と、をさらに有することを特徴とするオーディオ装置。

請求項4

請求項1ないし3のいずれか一項に記載のオーディオ装置であって、設定された周波数帯域を所定数に分割することにより得られる周波数帯域毎に、入力されたオーディオデータのレベルを調整するレベル調整手段と、前記レベル調整手段によりレベル調整されたオーディオデータを出力するオーディオ出力手段と、ユーザから、前記記憶装置に記憶されているオーディデータの指定を伴う再生操作を受け付けるための再生操作受付手段と、をさらに有し、前記オーディオ記憶制御手段は、前記再生操作受付手段によりユーザから前記再生操作を受け付けた場合に、当該再生操作で指定されたオーディオデータを前記記憶装置から読み出して、前記レベル調整手段に出力し、前記レベル調整手段は、前記オーディオ記憶制御手段からオーディオデータを受け取った場合に、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該最大周波数を、前記設定された周波数帯域の最大値に設定し、当該最大周波数が含まれていないならば、所定の第一基準周波数を、前記設定された周波数帯域の最大値に設定するとともに、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該最小周波数を、前記設定された周波数帯域の最小値に設定し、当該最小周波数が含まれていないならば、前記第一基準周波数よりも低い所定の第二基準周波数を、前記設定された周波数帯域の最小値に設定することを特徴とするオーディオ装置。

請求項5

ネットワーク経由でオーディオデータを送信するオーディオ装置であって、ユーザ毎に、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を記憶するプロファイル情報記憶手段と、前記オーディオデータを送信する場合に、当該オーディオデータの送信先のユーザに対応付けられて前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該オーディオデータから当該最大周波数より高い周波数帯域をカットするとともに、当該送信先のユーザに対応付けられて前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該オーディオデータから当該最小周波数より低い周波数帯域をカットする帯域カット手段と、前記帯域カット手段により帯域カットされたオーディオデータを前記ネットワーク経由で当該オーディオデータの送信先に送信するオーディオ送信手段と、を有することを特徴とするオーディオ装置。

請求項6

請求項5に記載のオーディオ装置であって、ユーザから、当該ユーザの指定を伴う可聴範囲検出試験の開始操作を受け付けるための試験操作受付手段と、前記試験操作受付手段により前記可聴範囲検出試験の開始操作を受け付けた場合に、周波数の異なるオーディオ試験信号を周波数の高い順あるいは低い順に出力し、前記ユーザから各オーディオ試験信号の聴き取り可否を受け付けることにより、当該ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を検出する可聴範囲検出試験手段と、前記可聴範囲検出試験手段により検出された最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を、前記可聴範囲検出試験の開始操作で指定されているユーザに対応付けて前記プロファイル情報記憶手段に記憶するプロファイル情報記憶制御手段と、をさらに有することを特徴とするオーディオ装置。

請求項7

コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、前記プログラムは、前記コンピュータを、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を記憶するプロファイル情報記憶手段、記憶対象のオーディオデータの入力を受け付けるオーディオ入力手段、前記オーディオ入力手段にオーディオデータが入力された場合に、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該入力されたオーディオデータから当該最大周波数より高い周波数帯域をカットするとともに、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該入力されたオーディオデータから当該最小周波数より低い周波数帯域をカットする帯域カット手段、および前記帯域カット手段により帯域カットされたオーディオデータを記憶装置に記憶するオーディオ記憶制御手段、として機能させることを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。

請求項8

コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、前記プログラムは、前記コンピュータを、ユーザ毎に、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を記憶するプロファイル情報記憶手段、オーディオデータを送信する場合に、当該オーディオデータの送信先のユーザに対応付けられて前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該オーディオデータから当該最大周波数より高い周波数帯域をカットするとともに、当該送信先のユーザに対応付けられて前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該オーディオデータから当該最小周波数より低い周波数帯域をカットする帯域カット手段、および前記帯域カット手段により帯域カットされたオーディオデータをネットワーク経由で当該オーディオデータの送信先に送信するオーディオ送信手段、として機能させることを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。

技術分野

0001

本発明は、オーディオデータ記憶装置に記憶するオーディオ装置、あるいは記憶装置に記憶されたオーディオデータをネットワーク経由で送信するオーディオ装置に関する。

背景技術

0002

従来、CDプレーヤ等から出力されたオーディオデータをエンコードしてメモリカード等の記憶装置に記憶したり、記憶装置に記憶されたオーディオデータをデコードしてスピーカから再生したりするオーディオ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2001−283521号

発明が解決しようとする課題

0004

一般に、CD−DA等のオーディデータには、20Hz〜20kHzの可聴周波数帯域のデータが用いられている。

0005

しかしながら、実際に聴き取り可能な周波数帯域は、個人によって異なる。例えば、老人は、高周波数帯域の音を聴き取り難い傾向にある一方、若者は、低周波数帯域の音を聴き取り難い傾向にある。従来のオーディオ装置は、このような実際に聴き取り可能な周波数帯域の個人による違いを考慮せずに、20Hz〜20kHzの可聴周波数帯域を一律に取り扱っている。このため、オーディオデータを記憶するメモリカード等の記憶装置の記憶容量を効率的に活用できていない。また、再生したオーディオ無線LAN等のネットワーク経由でネットワークスピーカ携帯端末等の送信先に送信する場合、ネットワークの通信帯域を効率的に活用できていない。

0006

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オーディオデータを記憶する記憶装置の記憶容量を効率的に活用することのできるオーディオ装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、オーディオデータの送信に利用するネットワークの通信帯域を効率的に活用することのできるオーディオ装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明の一態様では、記憶対象のオーディオデータから、ユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数帯域およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数帯域のうちの少なくとも一方をカットして、記憶対象のオーディオデータを圧縮する。それから、この圧縮した記憶対象のオーディオデータをメモリカード等の記憶装置に記憶する。

0008

例えば、本発明の一態様は、オーディオデータを記憶装置に記憶するオーディオ装置であって、
ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を記憶するプロファイル情報記憶手段と、
記憶対象のオーディオデータの入力を受け付けオーディオ入力手段と、
前記オーディオ入力手段にオーディオデータが入力された場合に、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該入力されたオーディオデータから当該最大周波数より高い周波数帯域をカットするとともに、前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該入力されたオーディオデータから当該最小周波数より低い周波数帯域をカットする帯域カット手段と、
前記帯域カット手段により帯域カットされたオーディオデータを前記記憶装置に記憶するオーディオ記憶制御手段と、を有する。

0009

また、本発明の他の態様では、送信対象のオーディオデータから、ユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数帯域およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数帯域のうちの少なくとも一方をカットして、送信対象のオーディオデータを圧縮する。それから、この圧縮した送信対象のオーディオデータをネットワーク経由でネットワークスピーカ、携帯端末等の送信先に送信する。

0010

例えば、本発明の他の態様は、ネットワーク経由でオーディオデータを送信するオーディオ装置であって、
ユーザ毎に、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報を記憶するプロファイル情報記憶手段と、
前記オーディオデータを送信する場合に、当該オーディオデータの送信先のユーザに対応付けられて前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最大周波数が含まれているならば、当該オーディオデータから当該最大周波数より高い周波数帯域をカットするとともに、当該送信先のユーザに対応付けられて前記プロファイル情報記憶手段に記憶されているユーザプロファイル情報に前記最小周波数が含まれているならば、当該オーディオデータから当該最小周波数より低い周波数帯域をカットする帯域カット手段と、
前記帯域カット手段により帯域カットされたオーディオデータを前記ネットワーク経由で当該オーディオデータの送信先に送信するオーディオ送信手段と、を有する。

発明の効果

0011

本発明によれば、オーディオデータは、ユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数帯域およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数帯域のうちの少なくとも一方の帯域がカットされて、記憶装置に記憶あるいはネットワーク経由で送信先に送信される。このため、ユーザに音質低下感じさせることなくオーディオデータを圧縮して記憶装置に記憶できるので、より多くの楽曲等のオーディオデータを記憶装置に記憶することが可能となり、オーディオデータを記憶する記憶装置の記憶容量を効率的に活用することができる。また、ユーザに音質低下を感じさせることなくオーディオデータを圧縮してネットワーク経由で送信先に送信できるので、オーディオデータの送信によりネットワークの通信帯域が圧迫される可能性を低減でき、オーディオデータの送信に利用するネットワークの通信帯域を効率的に活用することができる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、本発明の第一実施の形態に係るオーディオ装置1の概略機能構成図である。
図2は、オーディオ装置1の可聴範囲検出試験を説明するためのフロー図である。
図3は、本発明の第二実施の形態に係るオーディオ装置2の概略機能構成図である。
図4は、オーディオ装置2の可聴範囲検出試験を説明するためのフロー図である。

実施例

0013

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。

0014

[第一実施の形態]
図1は、本発明の第一実施の形態に係るオーディオ装置1の概略機能構成図である。

0015

図示するように、本実施の形態に係るオーディオ装置1は、オーディオ記憶部100と、操作受付部101と、プロファイル情報記憶部102と、オーディオ入力部103と、フィルタ部104と、コーデック部105と、イコライザ部106と、D/A変換部107と、オーディオ出力部108と、可聴範囲検出試験部109と、主制御部110と、を備えて構成される。

0016

オーディオ記憶部100には、コーデック部105によりエンコードされたオーディオデータが記憶される。

0017

操作受付部101は、ユーザから各種操作を受け付ける。図示するように、操作受付部101は、オーディオ記憶部100へのオーディオデータの記憶操作を受け付ける記憶操作受付部1010と、オーディオ記憶部100に記憶されているオーディオデータの更新操作を受け付ける更新操作受付部1011と、オーディオ記憶部100に記憶されているオーディオデータの再生操作を受け付ける再生操作受付部1012と、後述の可聴範囲検出試験の操作を受け付ける試験操作受付部1013と、を有する。

0018

プロファイル情報記憶部102には、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報が記憶される。

0019

オーディオ入力部103は、CDプレーヤ等の他の装置からオーディオ装置1にCD−DA等のオーディオデータを入力するためのインターフェースである。

0020

フィルタ部104は、プロファイル情報記憶部102に記憶されているユーザプロファイル情報に従い、オーディオ入力部103に入力あるいはコーデック部105によりデコードされた処理対象のオーディオデータをフィルタリングして、このオーディオデータから所望の周波数帯域をカットする。

0021

コーデック部105は、フィルタ部104により処理されたオーディオデータをエンコードする。また、オーディオ記憶部100より読み出されたエンコード済みのオーディオデータをデコードする。

0022

イコライザ部106は、プロファイル情報記憶部102に記憶されているユーザプロファイル情報に従い設定される入力レンジの周波数帯域を所定数分解能により定まる数)に分割することにより得られる周波数帯域毎に、コーデック部105によりデコードされたオーディオデータのレベルを調整する。

0023

D/A変換部107は、イコライザ部106によりレベル調整されたオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換する。

0024

オーディオ出力部108は、D/A変換部107によりオーディオデータから変換されたアナログオーディオ信号を、スピーカ、ヘッドホン等に出力する。

0025

可聴範囲検出試験部109は、後述の可聴範囲検出試験を行って、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を検出する。

0026

そして、主制御部110は、オーディオ装置1の各部100〜109を統括的に制御する。

0027

つぎに、上記構成のオーディオ装置1の動作を説明する。

0028

まず、オーディオデータの記憶処理の動作を説明する。この動作は、主制御部110が、操作受付部101の記憶操作受付部1010を介してユーザから記憶操作を受け付けることにより開始される。

0029

オーディオ入力部103にオーディオデータが入力されると、フィルタ部104は、プロファイル情報記憶部102に記憶されているユーザプロファイル情報に従い、このオーディオデータをフィルタリングする。具体的には、ユーザが聴き取り可能な最大周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、オーディオ入力部103に入力されたオーディオデータから、この最大周波数より高い周波数帯域をカットする。また、ユーザが聴き取り可能な最小周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、オーディオ入力部103に入力されたオーディオデータから、この最小周波数より低い周波数帯域をカットする。フィルタ部104は、フィルタリング済みのオーディオデータをコーデック部105に出力し、コーデック部105は、フィルタ部104から受け取ったオーディオデータをエンコードして主制御部110に出力する。これを受けて、主制御部110は、コーデック部105から受け取ったエンコード済みのオーディオデータをオーディオ記憶部100に記憶する。

0030

つぎに、オーディオデータの更新処理の動作を説明する。この動作は、主制御部110が、操作受付部101の更新操作受付部1011を介してユーザから、オーディオ記憶部100に記憶されているエンコード済みのオーディオデータの指定を伴う更新操作を受け付けることにより開始される。

0031

主制御部110は、更新操作で指定されたエンコード済みのオーディオデータをオーディオ記憶部100から読み出してコーデック部105に渡す。コーデック部105は、主制御部110から受け取ったエンコード済みのオーディオデータをデコードして、フィルタ部104に渡す。フィルタ部104は、デコードされたオーディオデータをコーデック部105から受け取ると、プロファイル情報記憶部102に記憶されているユーザプロファイル情報に従い、このオーディオデータをフィルタリングする。具体的には、ユーザが聴き取り可能な最大周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、コーデック部105によりデコードされたオーディオデータから、この最大周波数より高い周波数帯域をカットする。また、ユーザが聴き取り可能な最小周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、コーデック部105によりデコードされたオーディオデータから、この最小周波数より低い周波数帯域をカットする。フィルタ部104は、フィルタリング済みのオーディオデータをコーデック部105に出力し、コーデック部105は、フィルタ部104から受け取ったオーディオデータを再エンコードして主制御部110に出力する。これを受けて、主制御部110は、オーディオ記憶部100に記憶されているオーディオデータのうち、更新操作で指定されたエンコード済みのオーディオデータを、コーデック部105から受け取った再エンコード済みのオーディオデータに書き換える。

0032

なお、本実施の形態においては、ユーザが、帯域カットされたオーディオデータに更新すべきオーディオデータを一つずつ指定しているが、ユーザから複数のオーディオデータの指定を受け付けた場合には、これらのオーディオデータを、順次、帯域カットしたオーディオデータに更新してもよい。例えば、オーディオデータからフォルダの指定と更新時刻の指定を受け付け、更新時刻の到来により、このフォルダに格納されているすべてのオーディオデータを、帯域カットしたオーディオデータに更新する処理を開始するようにしてもよい。

0033

つぎに、オーディオデータの再生処理の動作を説明する。この動作は、主制御部110が、操作受付部101の再生操作受付部1012を介してユーザから、オーディオ記憶部100に記憶されているエンコード済みのオーディオデータの指定を伴う再生操作を受け付けることにより開始される。

0034

主制御部110は、再生操作で指定されたエンコード済みのオーディオデータをオーディオ記憶部100から読み出してコーデック部105に渡す。コーデック部105は、主制御部110から受け取ったエンコード済みのオーディオデータをデコードして、イコライザ部106に渡す。イコライザ部106は、コーデック部105からデコードされたオーディオデータを受け取ると、プロファイル情報記憶部102に記憶されているユーザプロファイル情報に従い設定される入力レンジの周波数帯域を所定数(分解能により定まる数)に分割することにより得られる周波数帯域毎に、このオーディオデータのレベルを調整する。具体的には、ユーザが聴き取り可能な最大周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、この最大周波数を入力レンジの最大値に設定し、最大周波数が含まれていないならば、所定の第一基周波数(例えば20kHz)を入力レンジの最大値に設定する。また、ユーザが聴き取り可能な最小周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、この最小周波数を入力レンジの最小値に設定し、最小周波数が含まれていないならば、上述の第一基準周波数よりも低い所定の第二基準周波数(例えば20Hz)を入力レンジの最小値に設定する。そして、このようにして設定された周波数の最大値および最小値により特定される入力レンジを所定数に分割することにより得られる周波数帯域毎に、オーディオデータのレベルを、予め設定された情報もしくは再生操作受付部1012を介してユーザより受け付けた指示に従い調整する。イコライザ部106は、レベル調整されたオーディオデータをD/A変換部107に出力し、D/A変換部107は、イコライザ部106から入力されたオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換してオーディオ出力部108から出力する。

0035

つぎに、オーディオ装置1の可聴範囲検出試験を説明する。図2は、オーディオ装置1の可聴範囲検出試験を説明するためのフロー図である。このフローは、主制御部110が、操作受付部101の試験操作受付部1013を介してユーザから可聴範囲検出試験の開始操作を受け付けることにより開始される。

0036

まず、試験操作受付部1013は、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数のいずれを検出するのかについてユーザから指定を受け付けて、その指定内容を主制御部110に通知する(S100)。主制御部110は、試験操作受付部1013を介してユーザから最大周波数の検出を指定されると(S100で「最大周波数」)、可聴範囲検出試験部109に最大周波数の検出を指示して、S101に進む。一方、試験操作受付部1013を介してユーザから最小周波数の検出を指定されると(S100で「最小周波数」)、可聴範囲検出試験部109に最小周波数の検出を指示して、S111に進む。

0037

S101において、可聴範囲検出試験部109は、周波数パラメータFmaxに、予め定められた最大試験周波数(例えば、CD−DA等のオーディデータで採用される可聴周波数帯域の最大値(例えば20kHz))を設定する。つぎに、可聴範囲検出試験部109は、周波数パラメータFmaxに設定された周波数の試験用オーディオデータを生成して、D/A変換部107に出力する。D/A変換部107は、可聴範囲検出試験部109から入力された試験用オーディオデータをアナログオーディオ信号(試験用オーディオ信号)に変換して、オーディオ出力部108から出力する(S102)。

0038

それから、可聴範囲検出試験部109は、試験操作受付部1013を介してユーザから、試験用オーディオ信号を聴き取れたことを示す聴取確認の操作がなされるのを待つ。そして、所定時間(例えば10秒)以内に聴取確認の操作がなされなかったならば(S103でNO)、可聴範囲検出試験部109は、現在の周波数パラメータFmaxの設定値から所定周波数ΔF(例えば1kHz)だけダウンした周波数を、新たに周波数Fmaxパラメータに設定する(S104)。そして、S102に戻る。一方、所定時間以内に聴取確認の操作がなされたならば(S103でYES)、そのときの周波数パラメータFmaxの設定値を、ユーザが聴き取り可能な最大周波数に設定する(S105)。そして、この最大周波数を主制御部110に通知する。

0039

これを受けて、主制御部110は、プロファイル情報記憶部102に、この最大周波数を含むユーザプロファイル情報を記憶する。すでにユーザプロファイル情報が記憶されている場合、このユーザプロファイル情報に最大周波数が含まれていなければ、このユーザプロファイル情報にこの最大周波数を追加し、このユーザプロファイル情報に最大周波数が含まれていれば、このユーザプロファイル情報に含まれている最大周波数を、新たに設定した最大周波数に更新する(S106)。

0040

S111において、可聴範囲検出試験部109は、周波数パラメータFminに、予め最大試験周波数よりも小さく定められた最小試験周波数(例えば、CD−DA等のオーディデータで採用される可聴周波数帯域の最小値(例えば20Hz))を設定する。つぎに、可聴範囲検出試験部109は、周波数パラメータFminに設定された周波数の試験用オーディオデータを生成して、D/A変換部107に出力する。D/A変換部107は、可聴範囲検出試験部109から入力された試験用オーディオデータをアナログオーディオ信号(試験用オーディオ信号)に変換して、オーディオ出力部108から出力する(S112)。

0041

それから、可聴範囲検出試験部109は、試験操作受付部1013を介してユーザから、試験用オーディオ信号を聴き取れたことを示す聴取確認の操作がなされるのを待つ。そして、所定時間(例えば10秒)以内に聴取確認の操作がなされなかったならば(S113でNO)、可聴範囲検出試験部109は、現在の周波数パラメータFminの設定値から所定周波数ΔF’(例えば1Hz)だけアップした周波数を、新たに周波数パラメータFminに設定する(S114)。そして、S112に戻る。一方、所定時間以内に聴取確認の操作がなされたならば(S113でYES)、そのときの周波数パラメータFminの設定値を、ユーザが聴き取り可能な最小周波数に設定する(S115)。そして、この最小周波数を主制御部110に通知する。

0042

これを受けて、主制御部110は、プロファイル情報記憶部102に、この最小周波数を含むユーザプロファイル情報を記憶する。すでにユーザプロファイル情報が記憶されている場合、このユーザプロファイル情報に最小周波数が含まれていなければ、このユーザプロファイル情報にこの最小周波数を追加し、このユーザプロファイル情報に最小周波数が含まれていれば、このユーザプロファイル情報に含まれている最小周波数を、新たに設定した最小周波数に更新する(S106)。

0043

以上、本発明の第一実施の形態について説明した。

0044

本実施の形態において、オーディオ入力部103に入力されたオーディオデータは、フィルタ部104により、ユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数の帯域およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数の帯域の少なくとも一方の帯域がカットされて、オーディオ記憶部100に記憶される。このため、ユーザに音質低下を感じさせることなくオーディオデータを圧縮してオーディオ記憶部100に記憶できるので、より多くの楽曲のオーディオデータをオーディオ記憶部100に記憶することが可能となり、したがって、オーディオ記憶部100の記憶容量を効率的に活用することができる。

0045

また、本実施の形態において、オーディオ記憶部100から読み出されたオーディオデータは、フィルタ部104により、ユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数の帯域がカットされて、オーディオ記憶部100に書き戻される。このため、オーディオ記憶部100に記憶されているオーディオデータをより圧縮されたものに更新することができるので、オーディオ記憶部100の記憶容量をさらに効率的に活用することができる。

0046

また、本実施の形態において、可聴範囲検出試験部109は、最大試験周波数として定められた周波数(例えば可聴周波数帯域の最大値)から周波数を徐々にダウンしながら試験用オーディオ信号を出力して、ユーザに対して試験用オーディオ信号の聴取確認を行うことにより、ユーザが聴き取り可能な最大周波数を検出する。また、最小試験周波数として定められた周波数(例えば可聴周波数帯域の最小値)から周波数を徐々にアップしながら試験用オーディオ信号を出力して、ユーザから試験用オーディオ信号の聴取確認を行うことにより、ユーザが聴き取り可能な最小周波数を検出する。このため、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数を精度よく検出して、ユーザプロファイル情報に登録することができる。

0047

また、本実施の形態において、イコライザ部106は、ユーザプロファイル情報に含まれている二つの周波数(ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数)に従って設定される入力レンジの周波数帯域を所定数に分割することにより得られる周波数帯域毎に、再生対象のオーディオデータのレベルを調整する。このため、入力レンジの周波数帯域に、ユーザが聴き取り困難な周波数帯域が割り当てられるのを防止できるとともに、実際にユーザが聴き取り可能な周波数帯域の範囲内においてより細やかなレベル調整を行うことができる。

0048

なお、本実施の形態において、オーディオ記憶部100は、メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体でもよい。また、NAS(Network Attached Storage)等のネットワーク経由で接続されているものでもよい。

0049

また、本実施の形態において、可聴範囲検出試験部109は、ユーザが聴き取り可能な最大周波数を検出するために周波数を徐々にダウンしながら試験用オーディオ信号を出力しているが、周波数を徐々にアップしながら試験用オーディオ信号を出力して、ユーザに対して試験用オーディオ信号の聴取確認を行うことにより、ユーザが聴き取り可能な最大周波数を検出してもよい。また、周波数を徐々にダウンしながら試験用オーディオ信号を出力して、ユーザから試験用オーディオ信号の聴取確認を行うことにより、ユーザが聴き取り可能な最小周波数を検出してもよい。

0050

また、本実施の形態において、図1に示すオーディオ装置1の機能構成は、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)、マイクロコンピュータなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、およびHDD、DVD−ROM等の補助記憶装置を備えたPC、PDA、スマートホン等のコンピュータシステムにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。

0051

[第二実施の形態]
図3は、本発明の第一実施の形態に係るオーディオ装置2の概略機能構成図である。

0052

図示するように、本実施の形態に係るオーディオ装置2は、オーディオ記憶部200と、ネットワークIF部201と、操作受付部202と、プロファイル情報記憶部203と、コーデック部205と、フィルタ部204と、可聴範囲検出試験部206と、主制御部207と、を備えて構成される。

0053

オーディオ記憶部200には、コーデック部205によりエンコードされたオーディオデータが記憶される。

0054

ネットワークIF部201は、無線LAN等のネットワークを介して、ネットワークスピーカ、PC、携帯端末等のオーディオ再生機能を有するネットワーク端末通信するためのインターフェースである。

0055

操作受付部202は、ネットワークIF部201を介してネットワーク端末のユーザから各種操作を受け付ける。図示するように、操作受付部202は、オーディオ記憶部200へのオーディオデータの記憶操作を受け付ける記憶操作受付部2020と、オーディオ記憶部200に記憶されているオーディオデータの再生操作を受け付ける再生操作受付部2021と、後述の可聴範囲検出試験の操作を受け付ける試験操作受付部2022と、を有する。

0056

プロファイル情報記憶部203には、ネットワーク端末のユーザ毎に、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を含むユーザプロファイル情報が記憶される。

0057

コーデック部205は、ネットワークIF部201を介してネットワーク端末より受け取ったオーディオデータをエンコードする。また、オーディオ記憶部200より読み出されたエンコード済みのオーディオデータをデコードする。

0058

フィルタ部204は、主制御部207より通知されたユーザに対応付けられてプロファイル情報記憶部203に記憶されているユーザプロファイル情報に従い、コーデック部205によりデコードされた処理対象のオーディオデータをフィルタリングして、このオーディオデータから所望の周波数帯域をカットする。

0059

可聴範囲検出試験部206は、後述の可聴範囲検出試験を行って、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数の少なくとも一方を検出する。

0060

そして、主制御部207は、オーディオ装置2の各部200〜206を統括的に制御する。

0061

つぎに、上記構成のオーディオ装置2の動作を説明する。

0062

まず、オーディオデータの記憶処理の動作を説明する。この動作は、操作受付部202の記憶操作受付部2020が、ネットワークIF部201を介してネットワーク端末から記憶操作を受け付けて、これを主制御部207に通知することにより開始される。

0063

まず、主制御部207は、ネットワークIF部201を介して、記憶操作の送信元のネットワーク端末に記憶対象のオーディオデータの送信要求を送信する。つぎに、コーデック部205は、ネットワークIF部201を介して、ネットワーク端末からオーディオデータを受信すると、このオーディオデータをエンコードして、主制御部207に出力する。これを受けて、主制御部207は、コーデック部205から受け取ったエンコード済みのオーディオデータをオーディオ記憶部200に記憶する。

0064

つぎに、オーディオデータの再生処理の動作を説明する。この動作は、操作受付部202の再生操作受付部2021が、ネットワークIF部201を介してネットワーク端末から、ネットワーク端末のユーザおよびオーディオ記憶部200に記憶されているエンコード済みのオーディオデータの指定を伴う再生操作を受け付けて、これを主制御部207に通知することにより開始される。

0065

まず、主制御部207は、再生操作で指定されたエンコード済みのオーディオデータをオーディオ記憶部200から読み出してコーデック部205に渡す。また、主制御部207は、再生操作で指定されたユーザをフィルタ部204に通知するとともに、再生操作の送信元のネットワーク端末をネットワークIF部201に通知する。コーデック部205は、主制御部207から受け取ったエンコード済みのオーディオデータをデコードして、フィルタ部204に渡す。フィルタ部204は、コーデック部205からデコードされたオーディオデータを受け取ると、主制御部207から通知されたユーザに対応付けられてプロファイル情報記憶部203に記憶されているユーザプロファイル情報に従い、このオーディオデータをフィルタリングする。具体的には、ユーザが聴き取り可能な最大周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、コーデック部205によりデコードされたオーディオデータから、この最大周波数より高い周波数帯域をカットする。また、ユーザが聴き取り可能な最小周波数がユーザプロファイル情報に含まれているならば、コーデック部205によりデコードされたオーディオデータから、この最小周波数より低い周波数帯域をカットする。フィルタ部204は、フィルタリング済みのオーディオデータをネットワークIF部201に出力し、ネットワークIF部201は、フィルタ部204からオーディオデータを受け取ると、このオーディオデータを主制御部207から通知されたネットワーク端末に送信する。

0066

つぎに、オーディオ装置2の可聴範囲検出試験を説明する。図4は、オーディオ装置2の可聴範囲検出試験を説明するためのフロー図である。このフローは、操作受付部202の試験操作受付部2022が、ネットワークIF部201を介してネットワーク端末から可聴範囲検出試験の開始操作を受け付けて、これを主制御部207に通知することにより開始される。

0067

まず、試験操作受付部2022は、ネットワークIF部201を介してネットワーク端末より、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数のいずれを検出するのかについての指定を、ユーザの指定とともに受け付けて、その指定内容を主制御部207に通知する(S200)。主制御部207は、試験操作受付部2022から最大周波数の検出を通知されると(S200で「最大周波数」)、可聴範囲検出試験部206に最大周波数の検出を指示して、S201に進む。一方、試験操作受付部2022から最小周波数の検出を通知されると(S200で「最小周波数」)、可聴範囲検出試験部206に最小周波数の検出を指示して、S211に進む。

0068

S201において、可聴範囲検出試験部206は、周波数パラメータFmaxを、予め定められた最大試験周波数(例えば、CD−DA等のオーディデータで採用される可聴周波数帯域の最大値(例えば20kHz))に設定する。つぎに、可聴範囲検出試験部206は、周波数パラメータFmaxに設定された周波数の試験用オーディオデータを生成して、ネットワークIF部201に出力する。ネットワークIF部201は、可聴範囲検出試験部206から入力された試験用オーディオデータを、可聴範囲検出試験の開始操作の送信元であるネットワーク端末に送信する(S202)。

0069

それから、可聴範囲検出試験部206は、試験操作受付部2022およびネットワークIF部201を介してネットワーク端末から、試験用オーディオ信号を聴き取れたことを示す聴取確認を受け付けるのを待つ。そして、所定時間(例えば10秒)以内に聴取確認を受け付けなかったならば(S203でNO)、可聴範囲検出試験部206は、現在の周波数パラメータFmaxの設定値から所定周波数ΔF(例えば1kHz)だけダウンした周波数を、新たに周波数パラメータFmaxに設定する(S204)。そして、S202に戻る。一方、所定時間以内に聴取確認を受け付けたならば(S203でYES)、そのときの周波数パラメータFmaxの設定値を、ユーザが聴き取り可能な最大周波数に設定する(S205)。そして、この最大周波数を主制御部207に通知する。

0070

これを受けて、主制御部207は、プロファイル情報記憶部203に、この最大周波数を含むユーザプロファイル情報を、指定されたユーザに対応付けて記憶する。指定されたユーザに対応付けられたユーザプロファイル情報がすでに記憶されている場合、このユーザプロファイル情報に最大周波数が含まれていなければ、このユーザプロファイル情報にこの最大周波数を追加し、このユーザプロファイル情報に最大周波数が含まれていれば、このユーザプロファイル情報に含まれている最大周波数を、新たに設定した最大周波数に更新する(S206)。

0071

S211において、可聴範囲検出試験部206は、周波数パラメータFminに、予め最大試験周波数よりも小さく定められた最小試験周波数(例えば、CD−DA等のオーディデータで採用される可聴周波数帯域の最小値(例えば20Hz))を設定する。つぎに、可聴範囲検出試験部206は、周波数パラメータFminに設定された周波数の試験用オーディオデータを生成して、ネットワークIF部201に出力する。ネットワークIF部201は、可聴範囲検出試験部206から入力された試験用オーディオデータを、可聴範囲検出試験の開始操作の送信元であるネットワーク端末に送信する(S212)。

0072

それから、可聴範囲検出試験部206は、試験操作受付部2022およびネットワークIF部201を介してネットワーク端末から、試験用オーディオ信号を聴き取れたことを示す聴取確認を受け付けるのを待つ。そして、所定時間(例えば10秒)以内に聴取確認を受け付けなかったならば(S213でNO)、可聴範囲検出試験部206は、現在の周波数パラメータFminの設定値から所定周波数ΔF’(例えば1Hz)だけアップした周波数を、新たに周波数パラメータFminに設定する(S214)。そして、S212に戻る。一方、所定時間以内に聴取確認を受け付けたならば(S213でYES)、そのときの周波数パラメータFminの設置値を、ユーザが聴き取り可能な最小周波数に設定する(S215)。そして、この最小周波数を主制御部207に通知する。

0073

これを受けて、主制御部207は、プロファイル情報記憶部203に、この最小周波数を含むユーザプロファイル情報を、指定されたユーザに対応付けて記憶する。指定されたユーザに対応付けられたユーザプロファイル情報がすでに記憶されている場合、このユーザプロファイル情報に最小周波数が含まれていなければ、このユーザプロファイル情報にこの最小周波数を追加し、このユーザプロファイル情報に最小周波数が含まれていれば、このユーザプロファイル情報に含まれている最小周波数を、新たに設定した最小周波数に更新する(S206)。

0074

以上、本発明の第二実施の形態について説明した。

0075

本実施の形態において、ネットワーク端末の指示に従いオーディオ記憶部200から読み出されたオーディオデータは、フィルタ部204により、このネットワーク端末のユーザが聴き取り可能な最大周波数より高い周波数の帯域およびユーザが聴き取り可能な最小周波数より低い周波数の帯域の少なくとも一方の帯域がカットされて、このネットワーク端末に送信される。このため、ユーザに音質低下を感じさせることなくオーディオデータを圧縮してネットワーク経由でユーザのネットワーク端末に送信できるので、オーディオデータの送信によりネットワークの通信帯域が圧迫される可能性を低減でき、したがって、オーディオデータの送信に利用するネットワークの通信帯域を効率的に活用することができる。

0076

また、本実施の形態において、可聴範囲検出試験部206は、最大試験周波数として定められた周波数(例えば可聴周波数帯域の最大値)から周波数を徐々にダウンしながら試験用オーディオ信号をネットワーク端末に送信して、ネットワーク端末から試験用オーディオ信号の聴取確認を受け付けることにより、このネットワーク端末のユーザが聴き取り可能な最大周波数を検出する。また、最小試験周波数として定められた周波数(例えば可聴周波数帯域の最小値)から周波数を徐々にアップしながら試験用オーディオ信号をネットワーク端末に送信して、ネットワーク端末から試験用オーディオ信号の聴取確認を受け付けることにより、このネットワーク端末のユーザが聴き取り可能な最小周波数を検出する。このため、ネットワーク端末のユーザ毎に、ユーザが聴き取り可能な最大周波数および最小周波数を精度よく検出して、ユーザプロファイル情報に登録することができる。

0077

なお、本実施の形態において、オーディオ記憶部200は、メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体でもよい。また、NAS(Network Attached Storage)等のネットワーク経由で接続されているものでもよい。

0078

また、本実施の形態において、可聴範囲検出試験部206は、ユーザが聴き取り可能な最大周波数を検出するために周波数を徐々にダウンしながら試験用オーディオ信号を出力しているが、周波数を徐々にアップしながら試験用オーディオ信号をネットワーク端末に送信して、ネットワーク端末から試験用オーディオ信号の聴取確認を受け付けることにより、このネットワーク端末のユーザが聴き取り可能な最大周波数を検出してもよい。また、周波数を徐々にダウンしながら試験用オーディオ信号をネットワーク端末に送信して、ネットワーク端末から試験用オーディオ信号の聴取確認を受け付けることにより、このネットワーク端末のユーザが聴き取り可能な最小周波数を検出してもよい。

0079

また、本実施の形態において、図3に示すオーディオ装置2の機能構成は、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)、マイクロコンピュータなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、およびHDD、DVD−ROM等の補助記憶装置を備えたPC、PDA、スマートホン等のコンピュータシステムにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。

0080

1、2:オーディオ装置、 100、200:オーディオ記憶部、 101、202:操作受付部、 102、203:プロファイル情報記憶部、 103:オーディオ入力部、 104、204:フィルタ部、 105、205:コーデック部、 106:イコライザ部、 107:D/A変換部、 108:オーディオ出力部、 109、206:可聴範囲検出試験部、 110、207:主制御部、 201:ネットワークIF部、 1010、2020:記憶操作受付部、 1011:更新操作受付部、 1012、2021:再生操作受付部、 1013、2022:試験操作受付部

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