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技術 サポートカテーテル

出願人 ニプロ株式会社
発明者 宮川克也谷川昌洋
出願日 2014年11月6日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-226116
公開日 2016年5月23日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-087147
状態 特許登録済
技術分野 媒体導出入付与装置
主要キーワード 各切込み溝 切込み溝 挿入深度 深度マーカ 押込み性 交換部材 ロータブレータ サイドアーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

ガイディングカテーテル内において治療用カテーテル一緒に押し進められる際の押込み性を向上させることができるサポートカテーテルを提供する。

解決手段

サポートカテーテル1は、ガイディングカテーテル4とバルーンカテーテル5と共に使用される。サポートカテーテル1は、ガイディングカテーテル4の基端側開口4bから挿入されて先端側開口4aから突出する長さを有し、バルーン23を狭窄部3まで案内するようになっている。サポートカテーテル1は、サポートカテーテル本体31と留め具40とを備え、サポートカテーテル本体31は、先端側部分31aにディスタルシャフト33を有し、基端側部分31bが基端側開口4bから突出している。留め具40は、サポートカテーテル本体31の基端側部分31bに取付けられ、バルーンカテーテル5の基端側部分21cを装着して留めることができるようになっている。

概要

背景

経皮冠動脈インターベーションPCI)では、治療用カテーテル及びガイディングカテーテルと共にサポートカテーテルが使用されることがあり、サポートカテーテルとしては、例えば特許文献1のような迅速交換カテーテルステムが知られている。特許文献1の迅速交換カテーテルシステムは、交換部材シャフトとによって構成されているカテーテル本体を有している。カテーテル本体の先端側は、交換部材によって構成され、カテーテル本体の基端側は、シャフトによって構成されている。迅速交換カテーテルシステムは、ガイディングカテーテルの基端側開口から挿入され、挿入チューブをガイディングカテーテルの先端側開口から突出させて使用される。

概要

ガイディングカテーテル内において治療用カテーテルと一緒に押し進められる際の押込み性を向上させることができるサポートカテーテルを提供する。 サポートカテーテル1は、ガイディングカテーテル4とバルーンカテーテル5と共に使用される。サポートカテーテル1は、ガイディングカテーテル4の基端側開口4bから挿入されて先端側開口4aから突出する長さを有し、バルーン23を狭窄部3まで案内するようになっている。サポートカテーテル1は、サポートカテーテル本体31と留め具40とを備え、サポートカテーテル本体31は、先端側部分31aにディスタルシャフト33を有し、基端側部分31bが基端側開口4bから突出している。留め具40は、サポートカテーテル本体31の基端側部分31bに取付けられ、バルーンカテーテル5の基端側部分21cを装着して留めることができるようになっている。

目的

本発明は、ガイディングカテーテル内において治療用カテーテルと一緒に押し進められる際の押込み性を向上させることができるサポートカテーテルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

治療部位治療するための治療用カテーテルと、前記治療用カテーテルが挿入され且つ血管内において前記治療用カテーテルを案内するためのガイディングカテーテルと共に使用され、前記ガイディングカテーテルの基端側開口部から挿入されて前記ガイディングカテーテルの先端開口部から突出する長さを有し、前記治療用カテーテルの先端部分を前記治療部位まで案内するサポートカテーテルであって、前記治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成されるディスタルシャフトを先端側部分に有し、基端側部分が前記ガイディングカテーテルの基端側開口部から突出するサポートカテーテル本体と、前記サポートカテーテル本体の基端側部分に取付されている留め具とを備え、前記留め具は、前記治療用カテーテルの基端側部分を装着して留めることができるようになっている、サポートカテーテル。

請求項2

前記留め具は、前記治療用カテーテルの基端側部分を着脱できるようになっている、請求項1に記載のサポートカテーテル。

請求項3

前記留め具は、先端部分が前記ディスタルシャフトに挿入されている状態の前記治療用カテーテルの基端側部分を装着して留められるようになっている、請求項1又は2に記載のサポートカテーテル。

請求項4

前記留め具は、2つの切込み溝を有し、前記2つの切込み溝は、前記サポートカテーテル本体の基端側部分及び前記治療用カテーテルの基端側部分を嵌挿して留めておけるように形成されている、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のサポートカテーテル。

請求項5

前記治療用カテーテルを相対変位可能に保持することができる保持具とを備える、前記サポートカテーテル本体は、前記ディスタルシャフトから延在し、且つ前記サポートカテーテルの基端側部分を構成するプロキシマルシャフトを有し、前記保持具は、前記プロキシマルシャフトの先端側部分に設けられている、請求項1乃至4のいずれか1つに記載のサポートカテーテル。

技術分野

0001

本発明は、治療用カテーテル及びガイディングカテーテルと共に使用され、治療用カテーテルを治療部位に案内するラピッドエクスチェンジタイプのサポートカテーテルに関する。

背景技術

0002

経皮冠動脈インターベーションPCI)では、治療用カテーテル及びガイディングカテーテルと共にサポートカテーテルが使用されることがあり、サポートカテーテルとしては、例えば特許文献1のような迅速交換カテーテルステムが知られている。特許文献1の迅速交換カテーテルシステムは、交換部材シャフトとによって構成されているカテーテル本体を有している。カテーテル本体の先端側は、交換部材によって構成され、カテーテル本体の基端側は、シャフトによって構成されている。迅速交換カテーテルシステムは、ガイディングカテーテルの基端側開口から挿入され、挿入チューブをガイディングカテーテルの先端側開口から突出させて使用される。

先行技術

0003

特開平6−197972号明細書

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1の迅速交換カテーテルシステムは、ガイディングカテーテルの先端側開口から突出された後、治療用カテーテルが挿入される。しかしながら手技としては、カテーテル本体と治療用カテーテルとを一緒にガイディングカテーテルに挿入されることが可能である。この場合、施術者は、カテーテル本体と治療用カテーテルとを手元側で把持しながらガイディングカテーテルに挿入し、把持する位置を変えながら押し進めていく。施術者は、交換部材の先端部分をガイディングカテーテルの先端側開口から突出させて冠動脈内の狭窄部まで推し進める。挿入チューブの先端部分が狭窄部に到達したことを確認すると、施術者は治療用カテーテルだけを押し進め、治療用カテーテルの先端部分を挿入チューブの先端部分から突出させて狭窄部に配置する。これにより、カテーテル本体は、狭窄部により近い位置で治療用カテーテルをサポートすることができ、狭窄部から治療用カテーテルの先端部分が受ける反力に抗する力を治療用カテーテルに与えることができる。即ち、施術者は、カテーテル本体及び治療用カテーテルを一定の距離分押し進め、その後カテーテル本体及び治療用カテーテルから一度手を離してその手をカテーテル本体の基端側に戻して再度カテーテル本体及び治療用カテーテルを把持して押し進める。このように2つのカテーテルを押し進めていくので、カテーテル同士が絡まったり血管が曲がりくねっている箇所を押し進めたりすることがある。この際、カテーテル本体及び治療用カテーテルのいずれか一方だけが押し込まれ、他方を押し込むことができないことがある。

0005

そこで本発明は、ガイディングカテーテル内において治療用カテーテルと一緒に押し進められる際の押込み性を向上させることができるサポートカテーテルを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

本発明のサポートカテーテルは、治療部位を治療するための治療用カテーテルと、前記治療用カテーテルが挿入され且つ血管内において前記治療用カテーテルを案内するためのガイディングカテーテルと共に使用され、前記ガイディングカテーテルの基端側開口部から挿入されて前記ガイディングカテーテルの先端開口部から突出する長さを有し、前記治療用カテーテルの先端部分を前記治療部位まで案内するサポートカテーテルであって、前記治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成されるディスタルシャフトを先端側部分に有し、基端側部分が前記ガイディングカテーテルの基端側開口部から突出するサポートカテーテル本体と、前記サポートカテーテル本体の基端側部分に取付されている留め具とを備え、前記留め具は、前記治療用カテーテルの基端側部分を装着して留めることができるようになっているものである。

0007

本発明に従えば、留め具によって治療用カテーテルを留めることができるので、サポートカテーテルと一緒に治療用カテーテルをガイディングカテーテルに挿入する際、サポートカテーテル及び治療用カテーテルは、留め具を介して互いに反力を与え合ってサポートすることができる。それ故、サポートカテーテル及び治療用カテーテルを一体的に押し込みやすくなり、サポートカテーテル及び治療用カテーテルの押込み性を向上させることができる。

発明の効果

0008

本発明によれば、ガイディングカテーテル内において治療用カテーテルと一緒に押し進められる際の押込み性を向上させることができることができる。

図面の簡単な説明

0009

本件発明のサポートカテーテルを治療用カテーテル及びガイディングカテーテルと共に使用した状態を示す図である。
図1のサポートカテーテル及び治療用カテーテルを示す側面図である。
図2の留め具を拡大して示す拡大斜視図である。
図1のサポートカテーテル及び治療用カテーテルの基端側を拡大して示す拡大図である。
その他の実施形態のサポートカテーテル及び治療用カテーテルを示す側面図である。

実施例

0010

以下、本発明に係る実施形態のサポートカテーテル1について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明するサポートカテーテル1は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。

0011

図1に示すような冠動脈2内に形成される狭窄部3を拡張するための手技として、例えば経皮的冠動脈インターベーション(PCI)が知られている。PCIでは、主にガイディングカテーテル4と、バルーンカテーテル5と、サポートカテーテル1とが用いられている。

0012

<ガイディングカテーテルについて>
ガイディングカテーテル4は、血管、例えば橈骨動脈51に挿入され、血管内においてバルーンカテーテル5及びサポートカテーテル1を案内するためのカテーテルである。ガイディングカテーテル4は、ガイディングカテーテル本体11と、先端側チップ12と、Y型コネクタ13とを有している。

0013

ガイディングカテーテル本体11は、長尺チューブ形状になっており、ガイディングカテーテル本体11の中にバルーンカテーテル5及びサポートカテーテル1を挿入できるように構成されている。また、ガイディングカテーテル本体11は、湾曲可能な円筒状の可撓性チューブであり、湾曲する血管内を押し進めることができるようになっている。また、ガイディングカテーテル本体11の先端部には、先端側チップ12が設けられている。先端側チップ12は、造影剤である酸化ビスマス等が配合されたポリアミドエラストマから成る円筒状部材であり、ガイディングカテーテル本体11の先端部分に一体成型されている。

0014

Y型コネクタ13は、本体部分13a及びサイドアーム13bを有している。本体部分13aは、大略円筒状になっており、本体部分13aの先端部分がガイディングカテーテル本体11の基端部に取付けられている。また、本体部分13aの中には図示しない逆止弁が設けられており、血液が本体部分13aから外側がに逆流しないようになっている。また、本体部分13aの外周部分には、本体部分13aから分岐し且つ本体部分13aの基端側へと斜めに延在するサイドアーム13bが形成されており、サイドアーム13bから薬液や造影剤が注入できるようになっている。また、本体部分13aの基端に基端側開口13cを有しており、その基端側開口13cからバルーンカテーテル5及びサポートカテーテル1を挿入することができるようになっている。

0015

<バルーンカテーテルについて>
治療用カテーテルであるバルーンカテーテル5は、従来公知のものが適宜に採用可能である。バルーンカテーテル5は、冠動脈内の狭窄部3に挿入し、狭窄部3を押し拡げるためのカテーテルである。バルーンカテーテル5は、例えばラピッドエクスチェンジ型(RX型)のカテーテルであり、図1及び図2に示すように治療用カテーテル本体21及びコネクタ22を備えている。治療用カテーテル本体21は、長尺のチューブ形状に形成されており、コネクタ22を介してその中に圧力流体を流すことができるようになっている。また、治療用カテーテル本体21の先端部分には、ステント24が外装されたバルーン23が設けられていてもよい。ステント24は、従来公知のものが適宜に採用可能である。なお、本実施形態では、治療用カテーテル本体21は、その先端部分にステント24及びバルーン23を有している。このように構成されているバルーンカテーテル5は、ガイディングカテーテル4及びサポートカテーテル1と共に使用される。

0016

<サポートカテーテルについて>
サポートカテーテル1は、冠動脈2の入口より更に狭窄部3に近い位置、即ち狭窄部3までバルーンカテーテル5のバルーン23を案内するためのものであって、狭窄部3にバルーン23を挿入する際にバルーン23をサポートするためのカテーテルである。サポートカテーテル1は、図2に示すようにサポートカテーテル本体31と、留め具40とを備えており、サポートカテーテル本体31は、ディスタルシャフト33と、プロキシマルシャフト34、ハブ32とを有している。ディスタルシャフト33は、バルーンカテーテル5を挿入可能な大略円筒状に形成されており、サポートカテーテル本体31の先端側部分31aを構成している。ディスタルシャフト33は、シャフト本体35と、先端チップ36と、被覆チューブ37とを有している。

0017

シャフト本体35は、内層補強層、及び外層の3つの層を有する三層構造の大略円筒部材で構成されている。内層は、例えばポリテトラフルオロエチレンPTFE)又はテトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等から成り、外層は、例えばポリエステル等に造影剤を配合されたポリアミド、ポリアミドエラストマ−、又は材料から成っている。なお、内層及び外層の材料は、互いに同じ材料を用いて構成されてもよく、前述のような材料に限定されない。内層と外層との間には、ステンレス鋼から成るメッシュ状の大略円筒部材が埋設されており、このメッシュ状の円筒部材が補強層を構成している。また、シャフト本体35の外周面には、ポリウレタンジフェニルメタンジイソシアネートMDI)、及びポリビニルピロリドンPVP)等を含有する親水性ポリマコーティングされている。

0018

このように構成されているシャフト本体35の先端には、先端チップ36が一体的に設けられている。先端チップ36は、例えば造影剤である酸化ビスマス等が配合されたポリアミドエラストマから成り、大略円筒状に形成されている。先端チップ36は、放射線不透過性を有しており、放射線透視下において陰影が現れるようになっている。またシャフト本体35の基端側部分の外周面には、被覆チューブ37が被覆されている。被覆チューブ37は、熱可塑性を有する樹脂材料から成る大略円筒状部材であり、シャフト本体35の基端側部分に外装されるようになっている。外装された状態で被覆チューブ37に熱が加えられることによって被覆チューブ37が塑性変形し、被覆チューブ37がシャフト本体35の外周面に被着するようになっている。また、被覆チューブ37とシャフト本体35との間には、プロキシマルシャフト34が介在しており、被覆チューブ37をシャフト本体35に被着させることでプロキシマルシャフト34がディスタルシャフト33に固定されるようになっている。

0019

プロキシマルシャフト34は、例えばステンレス鋼から成る長尺の線材であり、その表面には、PTFEがコーティングされている。プロキシマルシャフト34は、その先端部分をシャフト本体35と被覆チューブ37との間に挟ませることでディスタルシャフト33に固着される。このようにしてディスタルシャフト33に取付けられたプロキシマルシャフト34は、後述するハブ32と共にサポートカテーテル本体31の基端側部分31bを構成している。プロキシマルシャフト34の中間部分には、2つの深度マーカ38,39が設けられている。2つの深度マーカ38,39は、プロキシマルシャフト34の軸線方向に間隔をあけて配置されており、放射線透視下において深度マーカ38,39の陰影が現れるようになっている。それ故、血管内における各深度マーカ38,39の陰影の位置を確認することで血管内に挿入したサポートカテーテル1の挿入深度を確認することができるようになっている。

0020

更に、プロキシマルシャフト34は、ガイディングカテーテル4の全長より長尺に形成されており、サポートカテーテル1をガイディングカテーテル4に挿入した状態でシャフト本体35がガイディングカテーテル4の先端側開口4aから突出し、プロキシマルシャフト34の基端側部分34a(即ち、サポートカテーテル本体31の基端側部分31b)がガイディングカテーテル4の基端側開口4b(即ち、Y型コネクタ13の基端側開口13c)から突出するようになっている。つまり、サポートカテーテル1は、ガイディングカテーテル4の基端側開口4bから挿入されてサポートカテーテル本体31の先端側部分31a(換言すると、サポートカテーテル1の先端側部分1a)がガイディングカテーテル4の先端側開口4aから突出させることができる長さを有している。また、プロキシマルシャフト34の基端部には、ハブ32が設けられている。

0021

ハブ32は、ポリアミドエラストマ等から成る円柱状部材であり、施術者が指で把持できるようになっている。本実施形態では、ハブ32の先端側部分は、ハブ32の基端側部分に比べて大径且つテーパ状に形成されている。ハブ32は、サポートカテーテル1の操作部としての役割を果たしており、施術者は、ハブ32を把持して動かすことでサポートカテーテル1を操作するようになっている。また、ハブ32には、留め具40が設けられている。

0022

図3に示すように留め具40は、バルーンカテーテル5を装着可能に構成され、且つ装着されたバルーンカテーテル5がサポートカテーテル本体31に対して相対変位しないようにバルーンカテーテル5を留めておくためのものである。留め具40は、留め具本体41を有している。留め具本体41は、図3に示すように大略直方体形状に形成されており、ガイディングカテーテル4の基端側開口4bに挿入できないようになっている。また、留め具40の所定方向両面、本実施形態において上下両面には、切込み溝42,43が形成されている。

0023

切込み溝42,43は、各面の中央線L1,L2に位置しており、平面視で(本実施形態において、上方から見て)長手方向に直線的、即ち線状に形成されている。このように形成されている切込み溝42,43は、長手方向一方の側面から他方の側面(本実施形態において、前面から後面)まで留め具本体41を貫通している。また、各切込み溝42,43は、留め具40の中心に向かって上下方向に深く延在しており、上下方向先端部分42a,43aが前側から見て大略円形状になっており、それらの直径R1,R2が各切込み溝42,43の残余の部分42b,43bの幅H1,H2より大径になっている。他方、上下方向先端部分42a,43aの直径R1,R2は、サポートカテーテル1のハブ32の基端側部分の直径R3及びバルーンカテーテル5の治療用カテーテル本体21の基端側部分21cの直径R4より若干小さく形成されている。

0024

このような形状を有する留め具40は、弾性を有する材料から成り、各切込み溝42,43にハブ32及び治療用カテーテル本体21を夫々挿入すると、各切込み溝42,43が左右方向に押し広げられるようになっている。これにより、直径R3,R4より小さい幅H1,H2で形成される切込み溝42,43にプロキシマルシャフト34及び治療用カテーテル本体21を挿入することができる。また、上下方向先端部分42a,43aの直径R1,R2が幅H1,H2より大径になっているので、ハブ32及び治療用カテーテル本体21を上下方向先端部分42a,43aまで押し込むことで残余の部分42b,43bへと戻りにくくすることができるようになっている。

0025

更に、留め具40では、下方向先端部分42a,43aの直径R1,R2が直径R3,R4より若干小さく形成されているので、留め具40によってハブ32及び治療用カテーテル本体21が挟持されるようになっている。これにより、留め具40は、ハブ32に装着することでハブ32に着脱可能に固定することができ、また留め具40に治療用カテーテル本体21を装着することで、留め具40に対して治療用カテーテル本体21を留めておくことができる。つまり、ハブ32及び治療用カテーテル本体21が互いに相対変位しないように留め具40に留めておくことができる。

0026

このように構成されている留め具40は、前述の通りハブ32を一方の切込み溝42に嵌挿させてサポートカテーテル1の基端側部分1bに取付けられている。また、他方の切込み溝43に治療用カテーテル本体21の基端側部分21cを嵌挿させて、基端側部分21cに留め具40が装着されている。このようにサポートカテーテル1の留め具40にバルーンカテーテル5を装着して留めておき、この状態でガイディングカテーテル4の基端側開口4bに挿入することができるようになっている。また、留め具40は、サポートカテーテル1の基端側部分1bを構成するハブ32に取付けているので、サポートカテーテル1の先端側部分1a(つまり、サポートカテーテル本体31の先端側部分31a)をガイディングカテーテル4から突出させた状態でガイディングカテーテル4の外側、即ち患者の体外に位置させることができ、前記状態において留め具40からバルーンカテーテル5を取り外すことができる(図4の矢印及び3点鎖線参照)。

0027

<サポートカテーテルの使用方法について>
このように構成されているサポートカテーテル1は、前述の通りハブ32に取付けられた留め具40にバルーンカテーテル5を装着し、バルーンカテーテル5と共にガイディングカテーテル4の基端側開口4bに挿入されるようになっている。以下では、サポートカテーテル1、ガイディングカテーテル4及びバルーンカテーテル5を用いて行われるPCIについて図1乃至4を参照しながら説明する。PCIでは、まず施術者が橈骨動脈51を図示しない針で穿刺し、穿刺箇所シース7を挿入する。次に、シース7を通じてガイディングカテーテル4が橈骨動脈51に挿入され、ガイディングカテーテル4の先端側開口4aが冠動脈2の入口2a(即ち、狭窄部3付近)に達するまでガイディングカテーテル4が推し進められる。

0028

他方、バルーンカテーテル5は、留め具40に装着される。即ち、バルーンカテーテル5は、前述の通り治療用カテーテル本体21の基端側部分21cを留め具40の他方の切込み溝43に挿入して留め具40に装着される。このように装着されたバルーンカテーテル5は、バルーン23及びステント24がサポートカテーテル1のディスタルシャフト33内に挿通され(図2二点鎖線参照)、ディスタルシャフト33内でバルーン23及びステント24が保護されるようになっている。留め具40にバルーンカテーテル5が装着された後、サポートカテーテル1は、バルーンカテーテル5と共にガイディングカテーテル4の基端側開口4bから挿入される。

0029

挿入されたサポートカテーテル1は、サポートカテーテル1の先端側部分1aがガイディングカテーテル4の先端側開口4aに達して先端側開口4aから突出するまでガイディングカテーテル4内をバルーンカテーテル5と共に押し進められる。そうすると、サポートカテーテル1の先端側部分1aが冠動脈2内に挿入され、更に狭窄部3に達する。サポートカテーテル1の先端側部分1aが狭窄部3に達すると、ガイディングカテーテル4外に位置する留め具40からバルーンカテーテル5が外され、バルーンカテーテル5だけが更に押し進められる。更に押し進めると、バルーンカテーテル5の先端部分21dがディスタルシャフト33の先端から突出し、狭窄部3に挿入される(図1参照)。狭窄部3にバルーン23及びステント24を狭窄部3に位置させると、次にバルーン23にチューブ27を介して図示しない供給装置から圧力流体が送り込まれる。これにより、圧力流体によってバルーン23が膨らみ、ステント24が展開拡張される。これによって、狭窄部3が拡張されて狭窄部3の血流回復する。

0030

このように構成されているサポートカテーテル1は、ガイディングカテーテル4によって冠動脈2の入口2a(即ち、狭窄部3近傍)まで案内されるバルーンカテーテル5を狭窄部3まで案内することができる。また、サポートカテーテル1のディスタルシャフト33が狭窄部3又はその近くまで延びているので、ディスタルシャフト33の先端部分によってバルーンカテーテル5がサポートすることができる。つまり、狭窄部3から受ける反力に抗する力をディスタルシャフト33からバルーンカテーテル5の先端部に作用させることができ、バルーンカテーテル5の先端部分に十分な力を作用させて狭窄部3内にバルーン23を挿入することができる。

0031

また、サポートカテーテル1では、ハブ32に固定された留め具40にバルーンカテーテル5を留めることでバルーンカテーテル5をサポートカテーテル1に固定することができる。サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5は、この状態でガイディングカテーテル4の基端側開口4bから挿入されて押し進められる。つまり、サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5は、留め具40によって一体化され、一体化された状態でガイディングカテーテル4内を押し進められる。それ故、サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5は、互いに絡まったり、血管が曲がりくねっている箇所を押し進められたりする際に一方のカテーテル1,5が他方のカテーテル5,1をサポートして反力を発生させることができる。これにより、サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5を一体的に押し込みやすくなり、サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5の押込み性を向上させることができる。

0032

また、サポートカテーテル1では、バルーンカテーテル5の先端部分をディスタルシャフト33に挿入させた状態でバルーンカテーテル5と一緒にガイディングカテーテル4に挿入することができる。更に、サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5を一体的に押し込むことができるので、バルーン23及びステント24をディスタルシャフト33で保護した状態で狭窄部3まで到達させることができる。それ故、バルーン23及びステント24が変形することを抑制することができる。このようにバルーン23及びステント24がサポートカテーテル1のディスタルシャフト33内に挿通されることは、薬剤溶出バルーン(DEB)やバルーン拡張タイプの薬剤溶出ステント(DES)を使用する際に特に有用である。即ち、ディスタルシャフト33内孔に薬剤溶出バルーン等を配置したまま治療部位まで到達することができるので、薬剤コーティングが剥がれずに治療ができる。また、バルーンカテーテル5の先端部分をディスタルシャフト33に挿入させることで、バルーンカテーテル5の先端部分をディスタルシャフト33にしじさせることができる。これによっても、サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5の押込み性を向上させることができる。

0033

また、サポートカテーテル1では、ガイディングカテーテル4にサポートカテーテル1を挿入した際、サポートカテーテル1のハブ32がガイディングカテーテル4の外側に位置しており、この留め具40がハブ32に固定されている(図4参照)。即ち、留め具40は、ガイディングカテーテル4にサポートカテーテル1を挿入した際に体外に位置しており、留め具40からバルーンカテーテル5を外してバルーンカテーテル5だけを押し進める際、施術者の手で留め具40からバルーンカテーテル5を外すことができ、バルーンカテーテル5を外す作業が容易である。

0034

また、留め具40では、他方の切込み溝43にバルーンカテーテル5を嵌挿することでバルーンカテーテル5を留め具40に装着して固定することができる。逆に、バルーンカテーテル5を他方の切込み溝43から抜くことでバルーンカテーテル5を留め具40、即ちサポートカテーテル1から外すことができる。このように、切込み溝43に入れたり出したりすることでバルーンカテーテル5をサポートカテーテル1に装着できるので、バルーンカテーテル5の脱着が容易である。

0035

[その他の実施形態]
本実施形態のサポートカテーテル1が使用される手技に関して、PCIの橈骨動脈からアプローチする方法について説明した、大腿動脈からアプローチする方法のPCIであってもよく、サポートカテーテル1が使用される手技は限定されない。また、サポートカテーテル1では、バルーン23にステント24を外装させているが、必ずしもバルーン23にステント24を外装させている必要はない。また、治療用カテーテルとしては、バルーンカテーテル5に限定されず、ロータブレーター(RA)及び方向性アテレクトミー(DCA)等のカテーテルであってもよい。

0036

更に、サポートカテーテル1のディスタルシャフト33は、必ずしも三層構造である必要はなく、単層構造二層構造、又は四層以上の複数層を有する構造で当てもよい。またサポートカテーテル1のディスタルシャフト33及びプロキシマルシャフト34を構成する材料も上述するような材料に限定されず、適当な材料が用いられればよい。

0037

また、サポートカテーテル1では、サポートカテーテル本体31の基端側部分を構成するハブ32に留め具40を取付けることによって、サポートカテーテル1及びバルーンカテーテル5とがばらけることを防いでいるが、図5に示すようにサポートカテーテル1のプロキシマルシャフト34の先端側部分34bにばらけ防止部材44を設けてもよい。ばらけ防止部材44は、例えば留め具40と同じような構成を有しており、他方の切込み溝43の上下方向先端部分43aがバルーンカテーテル5の基端側部分21cより若干大径に形成される。これにより、バルーンカテーテル5がばらけ防止部材44に対してスライドできるようになり、留め具40からバルーンカテーテル5を取り外した後、バルーンカテーテル5を狭窄部3に向かって押し進めることができるようになる。

0038

また、留め具40は、大略直方体形状で形成されているが、円柱状であってもよく、どのような形状に形成されてもよい。また、留め具40では、切込み溝43にバルーンカテーテル5を挿入して留めておくことができるようになっているが、必ずしも溝でなくてもよく爪のようなものに引っ掛けて留めておくようにしてもよい。また、本実施形態では、留め具40がハブ32に固定されているが、固定されている部分はハブ32に限定されず、プロキシマルシャフト34の基端側部分34aであってもよく、ガイディングカテーテル4の基端側開口4bから突出する部分、つまりサポートカテーテル本体31の基端側部分31bであればよい。また、留め具40は、必ずしもハブ32に固定されている必要はなく、相対変位可能に取り付けられていてもよい。

0039

1サポートカテーテル
2冠動脈
2a 入口
狭窄部位
4ガイディングカテーテル
4a 先端側開口
4b基端側開口
5バルーンカテーテル
21c基端側部分
23バルーン
24ステント
31 サポートカテーテル本体
31a 先端側部分
31b 基端側部分
33ディスタルシャフト
34プロキシマルシャフト
40留め具
42切込み溝
43 切込み溝
44 ばらけ防止部材

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