図面 (/)

技術 情報処理システム及びプログラム

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 源田公平
出願日 2014年10月27日 (6年2ヶ月経過) 出願番号 2014-218701
公開日 2016年5月19日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-086313
状態 特許登録済
技術分野 タイプライター等へのデジタル出力 ファクシミリ一般 付属装置、全体制御
主要キーワード 累積駆動回数 選定サーバ 選択指示情報 対処処理 対象処理 処理内容情報 対処情報 保守業務
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

情報処理装置の不具合予兆される場合に、当該不具合が発生しやすい処理が無制限に実行されることを抑制する情報処理システムを提供する。

解決手段

情報処理システムは、情報処理装置の内部状態が、或る不具合の発生を予兆されることを示すものであり、かつ、実行要求にかかる処理が不具合の発生に影響を与える設定を含む関連処理である場合に、当該処理の実行を制限する。

概要

背景

特許文献1には、保守者により定期的に保守がなされている情報処理装置内部状態を表した内部情報と、情報処理装置の利用者の求めによる不定期な保守の発生数と、の関係から、情報処理装置から取得した内部情報に応じて利用者の求めによる不定期な保守が発生する可能性を判断して、保守が必要かどうかを判断する技術が開示されている。

情報処理装置から取得した内部情報に応じて、利用者の求めによる不定期な保守が発生する可能性が有ると判断された場合は保守を行うこととしているが、実際に保守が実行されるまでにはある程度時間がかかるため、保守が実行される前に不具合が生じ利用者からの不定期な保守の求めが発生することがある。

概要

情報処理装置の不具合が予兆される場合に、当該不具合が発生しやすい処理が無制限に実行されることを抑制する情報処理システムを提供する。情報処理システムは、情報処理装置の内部状態が、或る不具合の発生を予兆されることを示すものであり、かつ、実行要求にかかる処理が不具合の発生に影響を与える設定を含む関連処理である場合に、当該処理の実行を制限する。

目的

本発明の目的の一つは、情報処理装置の不具合が予兆される場合に、当該不具合が発生しやすい処理が無制限に実行されることを抑制する情報処理システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

情報処理装置で検知される当該情報処理装置の内部状態を表す内部情報を取得する取得手段と、前記情報処理装置に対する処理の実行要求を取得する取得手段と、前記実行要求に従って前記処理を実行する処理実行手段と、を含み、前記取得した内部情報が、前記情報処理装置において或る不具合の発生を予兆されることを示すものであり、かつ、前記処理が前記不具合の発生に影響を与える設定を含む関連処理である場合に、前記処理実行手段は当該処理の実行を制限する制限処理を行う、ことを特徴とする情報処理システム

請求項2

前記制限処理は、前記処理が実行される前に、当該処理を実行するか否かを当該処理の実行要求をしたユーザーに選択させることを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。

請求項3

前記関連処理の代替処理である対応処理を当該関連処理に関連付けて記憶手段に記憶する手段、をさらに含み、前記制限処理は、当該関連処理の代わりに、当該関連処理に関連付けられている前記対応処理を実行することを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。

請求項4

前記関連処理に複数の前記対応処理が関連付けられており、前記制限処理は、前記複数の対応処理のうち優先度に応じて選定される前記対応処理を実行することを含む、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。

請求項5

前記複数の対応処理から実行する前記対応処理を利用者に選択させるための選択指示情報を出力する選択指示情報出力手段、をさらに含み、前記制限処理は、前記複数の対応処理のうち前記利用者により選択された前記対応処理を実行することを含む、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。

請求項6

前記対応処理が、他の情報処理装置による前記処理の実行を含む場合に、前記選択指示情報に前記他の情報処理装置の状態を示す情報を表示する、ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。

請求項7

情報処理装置で検知される当該情報処理装置の内部状態を表す内部情報を取得する取得手段、前記情報処理装置に対する処理の実行要求を取得する取得手段、前記実行要求に従って前記処理を実行する処理実行手段、としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記取得した内部情報が、前記情報処理装置において或る不具合の発生を予兆されることを示すものであり、かつ、前記処理が前記不具合の発生に影響を与える設定を含む関連処理である場合に、前記処理実行手段は当該処理の実行を制限する制限処理を行う、ことを特徴とするプログラム。

技術分野

0001

本発明は、情報処理システム及びプログラムに関する。

背景技術

0002

特許文献1には、保守者により定期的に保守がなされている情報処理装置内部状態を表した内部情報と、情報処理装置の利用者の求めによる不定期な保守の発生数と、の関係から、情報処理装置から取得した内部情報に応じて利用者の求めによる不定期な保守が発生する可能性を判断して、保守が必要かどうかを判断する技術が開示されている。

0003

情報処理装置から取得した内部情報に応じて、利用者の求めによる不定期な保守が発生する可能性が有ると判断された場合は保守を行うこととしているが、実際に保守が実行されるまでにはある程度時間がかかるため、保守が実行される前に不具合が生じ利用者からの不定期な保守の求めが発生することがある。

先行技術

0004

特開2013−201609号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的の一つは、情報処理装置の不具合が予兆される場合に、当該不具合が発生しやすい処理が無制限に実行されることを抑制する情報処理システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

請求項1に記載の発明は、情報処理システムであって、情報処理装置で検知される当該情報処理装置の内部状態を表す内部情報を取得する取得手段と、前記情報処理装置に対する処理の実行要求を取得する取得手段と、前記実行要求に従って前記処理を実行する処理実行手段と、を含み、前記取得した内部情報が、前記情報処理装置において或る不具合の発生を予兆されることを示すものであり、かつ、前記処理が前記不具合の発生に影響を与える設定を含む関連処理である場合に、前記処理実行手段は当該処理の実行を制限する制限処理を行う、こととしたものである。

0007

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理システムであって、前記制限処理は、前記処理が実行される前に、当該処理を実行するか否かを当該処理の実行要求をしたユーザーに選択させることを含む、こととしたものである。

0008

請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の情報処理システムであって、前記関連処理の代替処理である対応処理を当該関連処理に関連付けて記憶手段に記憶する手段、をさらに含み、前記制限処理は、当該関連処理の代わりに、当該関連処理に関連付けられている前記対応処理を実行することを含む、こととしたものである。

0009

請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報処理システムであって、前記関連処理に複数の前記対応処理が関連付けられており、前記制限処理は、前記複数の対応処理のうち優先度に応じて選定される前記対応処理を実行することを含む、こととしたものである。

0010

請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報処理システムであって、前記複数の対応処理から実行する前記対応処理を利用者に選択させるための選択指示情報を出力する選択指示情報出力手段、をさらに含み、前記制限処理は、前記複数の対応処理のうち前記利用者により選択された前記対応処理を実行することを含む、こととしたものである。

0011

請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報処理システムであって、前記対応処理が、他の情報処理装置による前記処理の実行を含む場合に、前記選択指示情報に前記他の情報処理装置の状態を示す情報を表示する、こととしたものである。

0012

請求項7に記載の発明は、情報処理装置で検知される当該情報処理装置の内部状態を表す内部情報を取得する取得手段、前記情報処理装置に対する処理の実行要求を取得する取得手段、前記実行要求に従って前記処理を実行する処理実行手段、としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記取得した内部情報が、前記情報処理装置において或る不具合の発生を予兆されることを示すものであり、かつ、前記処理が前記不具合の発生に影響を与える設定を含む関連処理である場合に、前記処理実行手段は当該処理の実行を制限する制限処理を行う、こととしたものである。

発明の効果

0013

請求項1及び7に記載の発明によれば、情報処理装置の不具合が予兆される場合に、当該不具合が発生しやすい処理が無制限に実行されることを抑制することができる。

0014

請求項2に記載の発明によれば、利用者の選択に応じて、情報処理装置の不具合が発生しやすい処理が実行されることを抑制することができる。

0015

請求項3に記載の発明によれば、情報処理装置の不具合が予兆される場合に、当該不具合が発生しにくい代替処理を実行することができる。

0016

請求項4に記載の発明によれば、情報処理装置の不具合が発生しにくい複数の代替処理から最適な代替処理を選定して実行することができる。

0017

請求項5に記載の発明によれば、情報処理装置の不具合が発生しにくい複数の代替処理から利用者の選択により代替処理を選定して実行することができる。

0018

請求項6の記載の発明によれば、不具合が発生しにくい複数の他の情報処理装置から利用者が代替処理として最適な他の情報処理装置を選択することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る判断サーバ選定サーバ情報収集サーバ及び画像処理装置により実行される主な機能の一例を示す機能ブロック図である。
UM対応情報記憶部に記憶されているUM対応情報を示す図である。
処理内容情報の一例を示す図である。
判断情報の一例を示す図である。
対処情報の一例を示す図である。
処理対応情報の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報処理システムが実行する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
画像処理装置における条件設定画面の一例を示す図である。
判断サーバの判断情報生成部が実行する判断情報生成処理の流れの一例を示すフロー図である。
選定サーバの処理対応情報生成部が実行する処理対応情報生成処理の流れの一例を示すフロー図である。
実行可否選択指示情報の一例を示す図である。
対応処理選択指示情報の一例を示す図である。
実行可否選択指示情報の一例を示す図である。
対応処理選択指示情報の一例を示す図である。
端末装置の表示部に表示する対応処理選択指示情報の一例を示す図である。

実施例

0020

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、情報処理装置の一例として画像処理装置40を用いて説明しているが、その他の情報処理装置であってもよい。

0021

図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。本実施形態に係る情報処理システムは、管理サーバ100、及び画像処理装置40を含んで構成される。図1に示すように、管理サーバ100、画像処理装置40は、ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネットなどの通信手段を介して互いに接続されており、互いに通信されるようになっている。

0022

管理サーバ100は、情報収集サーバ30、判断サーバ10、選定サーバ20を含んで構成される。

0023

情報収集サーバ30は、例えば、サーバコンピュータ等であって、情報収集サーバ30にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子ハードディスクドライブなどである記憶部、他の機器との間で有線又は無線によりデータの送受信を行う、ネットワークボード無線LANモジュールなどである通信部、ディスプレイマウスキーボードなどを含んでいる。本実施形態では情報収集サーバ30は、判断サーバ10、選定サーバ20、及び画像処理装置40の間の情報の授受を仲介するサーバである。

0024

判断サーバ10は、例えば、サーバコンピュータ等であって、判断サーバ10にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどである記憶部、他の機器との間で有線又は無線によりデータの送受信を行う、ネットワークボードや無線LANモジュールなどである通信部、ディスプレイ、マウス、キーボードなどを含んでいる。

0025

選定サーバ20は、例えば、サーバコンピュータ等であって、選定サーバ20にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどである記憶部、他の機器との間で有線又は無線によりデータの送受信を行う、ネットワークボードや無線LANモジュールなどである通信部、ディスプレイ、マウス、キーボードなどを含んでいる。

0026

画像処理装置40は、例えば、複合機プリンタ等の画像処理装置40であって、画像処理装置40にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである制御部、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどである記憶部、他の機器との間で有線又は無線によりデータの送受信を行う、ネットワークボードや無線LANモジュールなどである通信部、ディスプレイ、操作デバイススキャナ印刷部などを含んでいる。

0027

本実施形態においては、画像処理装置40には、各種のセンサが内蔵されており、それらのセンサによって画像処理装置40の様々な内部状態が検知される。そして、画像処理装置40内で検知された内部状態を表した内部情報が管理サーバ100へ送信される。

0028

情報処理システム1は、画像処理装置40から取得する内部情報を用いて画像処理装置40の保守業務を管理するためのシステムである。画像処理装置40の利用者と、画像処理装置40を保守する保守者と、は異なる者であり、保守者は画像処理装置40を保守するに当たって画像処理装置40の設定場所訪問する。なお、保守者は、管理サーバ100、その他の情報処理装置を用いて通信手段を介した遠隔操作により画像処理装置40を保守したり、電話による対応を行ったりもする。保守者によるこのような保守行動は、利用者が画像処理装置40の不具合の発生に基づいて保守者に依頼する場合もあるし、保守者が内部情報を参照することで自主的に行う場合もある。

0029

情報処理システム1では、画像処理装置40から取得する内部情報を用いて、利用者からの依頼による突発的な保守行動(UM:Unscheduled Maintenance)の発生の予兆を判断し、実際にUMが発生することを抑制するための対応処理を画像処理装置40へ出力する。

0030

以下、情報処理システム1が実現する機能の具体例について、説明する。図2は、本実施形態に係る判断サーバ10、選定サーバ20、情報収集サーバ30及び画像処理装置40により実行される主な機能の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、本実施形態における判断サーバ10は、機能的には、例えば、予兆判断部14及び関連性判断部16を含む判断情報生成部12、UM対応情報記憶部18、を含んで構成されている。これらの機能のうち予兆判断部14、関連性判断部16、判断情報生成部12は、記憶部に記憶されたプログラムを制御部が実行することにより実現されている。このプログラムは、例えば、光ディスク磁気ディスク磁気テープ光磁気ディスクフラッシュメモリ等のコンピュータ可読な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信手段を介して判断サーバ10に供給される。また、UM対応情報記憶部18は、記憶部によって実現される。

0031

また、本実施形態に係る選定サーバ20は、機能的には、例えば、代替処理選定部24を含む処理対応情報生成部22、対処情報記憶部26、を含んで構成されている。これらの機能のうち代替処理選定部24、処理対応情報生成部22は、記憶部に記憶されたプログラムを制御部が実行することにより実現されている。このプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ可読な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信手段を介して選定サーバ20に供給される。また、対処情報記憶部26は、記憶部によって実現される。

0032

また、本実施形態に係る情報収集サーバ30は、機能的には、例えば、情報取得部32、情報出力部34、選択指示情報生成部36、を含んで構成されている。これらの機能は、記憶部に記憶されたプログラムを制御部が実行することにより実現されている。このプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ可読な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信手段を介して情報収集サーバ30に供給される。

0033

また、本実施形態に係る画像処理装置40は、機能的には、例えば、内部情報送信部41、処理実行受付部42、処理内容情報送信部43、処理対応情報取得部44、選択指示情報取得部45、選択指示情報表示部46、選択部47、処理実行部48、を含んで構成されている。これらの機能は、記憶部に記憶されたプログラムを制御部が実行することにより実現されている。このプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ可読な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信手段を介して画像処理装置40に供給される。

0034

判断サーバ10の予兆判断部14は、画像処理装置40が送信した内部情報が示す内部状態が、画像処理装置40の不具合と判断される第2の条件より緩い第1の条件を満たすか否かを判断する。ここで、第2の条件とは、画像処理装置40の不具合が発生した際の、当該不具合の指標となる状態とする。第2の条件より緩い第1の条件とは、UMが発生する予兆を示す状態とする。具体的には、第1の条件は、第2の条件より良い状態であって、時間経過、画像処理装置40の使用条件に応じて近いうちにUMが発生すると予想される状態である。また、不具合は、画像処理装置40に対する保守行動が必要となるような画像処理装置40の状態であり、利用者が認識している不具合もあるが、利用者は認識しておらず保守者が特定する不具合もある。また、例えば紙詰まりのように、画像処理装置40内で内部情報の一種としてセンサで検知される不具合もあるが、例えば画質のように、センサによる直接の検知が困難な不具合もある。

0035

第1の条件及び第2の条件は、UMの発生原因及び発生条件対応付けられてUM対応情報として判断サーバ10のUM対応情報記憶部18に予め記憶されている。UMの発生原因は、画像処理装置40の不具合のうち、利用者が保守行動を依頼する原因となった不具合のことである。発生条件は、処理の内容を示すものであり、当該処理を実行することでUMの発生原因となる不具合が生じる処理のことである。図3は、UM対応情報記憶部18に記憶されているUM対応情報を示す図である。図3に例示するように、UM対応情報は、UMの発生原因毎に、発生条件と、1種類以上の内部状態とを対応付けており、それぞれの内部状態に第1の条件及び第2の条件が対応付けられている。このように、UMの発生原因に対応付けられている内部状態は、例えば部材の累積駆動回数トナー濃度値などの数値で表される内部状態であり、UMの発生原因の指標とされる内部状態である。

0036

また、第1の条件及び第2の条件は、過去に発生したUMに関する情報に基づいて算出されてもよい。例えば、UMが発生する度に、UMの発生原因に対応付けられている内部状態の数値が取得され、UMの発生原因、内部状態の数値、及び保守行動の内容が関連付けられて保守行動情報として記憶部に記憶される。保守行動の内容は、保守行動を行った日時、保守行動の具体的な行動内容(例えば、トナー交換部品交換など)、が含まれる。このような保守行動情報に基づいて、UMの発生原因毎に、UMが発生する条件となる内部状態の数値が統計的に算出される。このように算出されたUMが発生する条件となる内部状態の数値を第2の条件としてもよい。そして、第1の条件は、第2の条件より小さい値に設定され、例えば第2の条件の80%などに設定される。

0037

判断サーバ10の関連性判断部16は、判断サーバ10の予兆判断部14による判断結果と、情報収集サーバ30から取得した処理内容情報と、に基づいて処理内容情報に含まれる処理内容と、第1の条件を満たすと判断された内部状態と、の関連性を判断する。ここで、処理内容情報は、図4に例示するように、画像処理装置40の機器ID、画像処理装置40の種類情報、及び画像処理装置で設定された条件を示す処理内容が含まれる。ここでは、処理内容情報に含まれる処理内容が示す処理を実行することによる、UMの発生する可能性の有無が判断される。具体的には、関連性判断部16は、判断サーバ10の予兆判断部14による判断結果、処理内容情報、及びUM対応情報に基づいて関連性を判断する。関連性判断部16は、UM対応情報において、予兆判断部14が第1の条件を満たすと判断した内部状態に対応付けられている発生条件が示す処理と、処理内容情報に含まれる処理内容が示す処理と、が一致する場合に関連性有りと判断する。

0038

判断サーバ10の判断情報生成部12は、予兆判断部14及び関連性判断部16が判断した結果を示す判断情報を生成する。図5は判断情報の一例を示す図である。図5に示すように、判断情報は、機種ID、機種情報、判断結果、予兆不具合、及び処理内容を対応付けている。機種IDは、内部状態を送信した画像処理装置40を識別するための識別子である。機種情報は、内部状態を送信した画像処理装置40の種類を示す情報である。判断結果は、画像処理装置40から送信された内部状態に対する予兆判断部14による判断結果を示している。つまり、判断結果は、内部状態が第1の条件を満たすか否かを示すものであり、UMが発生する予兆の有無を示すものである。予兆不具合は、処理内容情報に含まれる処理内容が示す処理を実行することでUMの発生が予兆される不具合を示すものである。ここでは、UM対応情報において、予兆判断部14が第1の条件を満たすと判断した内部状態であって、当該内部状態に対応付けられている発生条件が示す処理と、処理内容情報に含まれる処理内容が示す処理と、が一致する内部状態、に対応付けられているUMの発生原因を予兆不具合とする。処理内容は、処理内容情報に含まれる処理内容であり、当該処理内容が示す処理を実行することでUMの発生が予兆される処理内容である。なお、予兆判断部14が、内部状態が第1の条件を満たさない(UMが発生する予兆が無い)と判断した場合、または関連性判断部16が関連性無しと判断した場合は、判断結果に予兆無を示す情報が対応付けられ、予兆不具合には何も対応付けられない。

0039

選定サーバ20の対処情報記憶部26は、本実施形態では、例えば、UMの発生原因に対する対処の方法を示す対処情報を記憶する。図6は対処情報の一例を示す図である。図6に例示するように、対処情報は、画像処理装置40の機種を示す機種情報、UMの発生原因となる不具合、UMの発生原因となる不具合が生じる条件を示す発生条件、UMの発生原因となる不具合が生じないようにするための対処の方法を示す対処方法、を含んでいる。対処方法情報は、UMの発生原因に対して1以上の対処方法を対応付けている。対処方法は、不具合が発生した画像処理装置40の設定を変更する対処方法もあれば、不具合が発生した画像処理装置40とは別の画像処理装置40を使用する対処方法もある。

0040

選定サーバ20の処理対応情報生成部22は、予兆判断部14が第1の条件を満たすと判断した内部状態に影響を与える関連処理に対応する処理対応情報を生成する。予兆判断部14が第1の条件を満たすと判断した内部状態に影響を与える関連処理とは、当該関連処理を実行することで、第1の条件を満たすと判断された内部状態が第2の条件を満たす可能性がある処理のことである。つまりは、当該関連処理を実行することで、UMが発生する可能性のある処理のことである。本実施形態では、予兆判断部14が第1の条件を満たすと判断した内部状態に影響を与える関連処理(以下、UM予兆処理とする)は、対処情報記憶部26に記憶されている対処情報の発生条件に相当する。UM予兆処理は、判断情報と、対処情報記憶部26に記憶されている対処情報とに基づいて決められる。具体的には、対処情報において、判断情報に含まれる予兆不具合と一致するUM発生原因に対応づけられている発生条件がUM予兆処理となる。そして、処理対応情報生成部22は、UM予兆処理に対応する処理を選定して処理対応情報を生成する。図7は処理対応情報の一例を示す図である。図7に例示するように、処理対応情報は、処理内容情報に含まれる処理内容(ここでは、UM予兆処理となる)と、対応処理と、を対応付けて構成されている。対処処理は、処理内容が示す処理をそのまま実行させること(図7に示す同一処理に対応する)、処理内容が示す処理の代替となる処理を実行させること(図7に示す代替処理に対応する)を含む。図7に例示する処理対応情報には、対処処理として同一処理及び代替処理を含んでいるが、対処処理として代替処理だけを含んでいてもよい。代替処理は、たとえば、処理内容が示す処理と同一の処理を他の装置で実行させることや、処理の内容が示す処理の一部の設定を変更して行うことなどを含む。ここで、代替処理は選定サーバ20の代替処理選定部24により選定される。

0041

選定サーバ20の代替処理選定部24は、UM予兆処理の替わりとなる代替処理を選定する。本実施形態では、選定サーバ20の代替処理選定部24は、選定サーバ20の処理対応情報生成部22が生成する処理対応情報に含む代替処理を選定する。代替処理は、対処情報記憶部26に記憶されている対処情報に基づいて選定される。代替処理選定部24は、対処情報において、判断情報に含まれる予兆不具合と一致するUM発生原因に対応づけられている1以上の対処方法を代替処理候補とし、代替処理候補から代替処理を選定する。代替処理選定部24は、すべての代替処理候補を代替処理として選定してもよいし、複数の代替処理候補から1以上の代替処理を選定してもよい。また、代替処理選定部24は複数の代替処理候補から優先度に応じて代替処理を選定してもよい。優先度は、例えば、UM発生の可能性に応じて定められることとする。具体的には、複数の代替処理候補のうち、当該代替処理に対応する画像処理装置40の内部状態が良好な代替処理の優先度を高くする。また、現在の画像処理装置40の設定条件を変更する代替処理と、他の画像処理装置40を使用する代替処理とでは、現在の画像処理装置40の設定条件を変更する代替処理の優先度を高くすることとしてもよい。逆に、他の画像処理装置40を使用する代替処理の優先度を高くすることとしてもよい。

0042

また、選定サーバ20の代替処理選定部24は、対処情報に対応付けられている対処方法が他の画像処理装置40を使用することである場合は、使用可能な他の画像処理装置40のリストを情報収集サーバ30から取得する。

0043

情報収集サーバ30の記憶部には、拠点毎にグループとして管理されている複数の画像処理装置40の情報を示す拠点関連付け情報が記憶されていることとする。拠点は、例えば、事業所部署、等のサブネットワーク単位とし、拠点毎に1以上の画像処理装置40を含む。拠点関連付け情報は、拠点を示す情報毎に、当該拠点に含まれる画像処理装置40を識別するための機器IDと、各機器IDが示す画像処理装置40の状態を示す状態情報と、が関連付けられている。状態情報は、例えば、画像処理装置40の設置場所使用可否使用頻度を示す情報であって、情報収集サーバ30が定期的に各画像処理装置40から情報を取得して記憶してもよい。そして、選定サーバ20の代替処理選定部24は、判断情報に含まれる機器IDと同じ拠点に関連付けられている機器ID及び状態情報のリストを情報収集サーバ30から取得する。そして、代替処理選定部24は、取得した機器ID及び状態情報のリストに基づいて代替処理として使用する1以上の画像処理装置40を選定する。

0044

ここで、代替処理選定部24は、判断情報に含まれる機器IDと同じ拠点に関連付けられている機器IDが示す画像処理装置40の状態情報に基づいて、代替処理として使用する画像処理装置40を選定してもよい。具体的には、代替処理選定部24は、状態が良好な画像処理装置40を選定することとし、例えば、使用可能な状態となっている画像処理装置40を選定してもよいし、使用頻度の高い(または、低い)画像処理装置40を選定してもよい。また、代替処理選定部24は、各画像処理装置40から取得した内部情報、判断サーバ10の予兆判断部14による判断結果、等を用いて判定した各画像処理装置40の状態の良好度に基づいて、代替処理として使用する画像処理装置40を選定してもよい。例えば、代替処理選定部24は、判断サーバ10の予兆判断部14により第1の条件を満たすと判断された内部状態が存在しない画像処理装置40を優先的に選定してもよい。また、代替処理選定部24は、画像処理装置40の設置場所を示す情報から、現在の画像処理装置40と位置が近い画像処理装置40を優先的に選定してもよい。また、代替処理選定部24は、情報収集サーバ30から利用者情報を取得して、利用者が使用する頻度の高い画像処理装置40を優先的に選定してもよい。利用者情報は、画像処理装置40の利用者を示す情報であり情報収集サーバ30の記憶部に予め記憶されていてもよい。利用者情報は、利用者を識別するための利用者識別子(利用者ID)、利用者の所属を示す所属情報、利用者が通常使用する画像処理装置40を示す機器識別子(機器ID)を含んでいる。

0045

情報収集サーバ30の情報取得部32は、画像処理装置40の内部情報送信部41が送信する内部情報、画像処理装置40の処理内容情報送信部43が送信する処理内容情報、判断サーバ10の判断情報生成部12が生成する判断情報、選定サーバ20の処理対応情報生成部22が生成する処理対応情報、などを取得して情報収集サーバ30の記憶部に記憶する。

0046

情報収集サーバ30の情報出力部34は、情報収集サーバ30の記憶部に記憶されている情報を画像処理装置40、判断サーバ10、選定サーバ20へ出力する。

0047

情報収集サーバ30の選択指示情報生成部36は、UM予兆処理の実行の可否を利用者に選択させるための実行可否選択指示情報、及びUM予兆処理に対応する処理対応情報に基づいて利用者に対応処理を選択させるための対応処理選択指示情報を生成する。選択指示情報生成部36は、利用者からのUM予兆処理の実行の要求に応じて、当該UM予兆処理の実行の可否を利用者に選択させる実行可否選択指示情報を生成する。本実施形態では、判断サーバ10の判断情報生成部12が生成した判断情報において予兆有を示す情報が含まれている場合に、選択指示情報生成部36は実行可否選択指示情報を生成する。実行可否選択指示情報は、UM予兆処理の実行の可否を利用者に選択させるための選択指示だけであってもよいし、判断情報に含まれる予兆不具合が発生する可能性があることを示す警告を含んでもよい。また、対応処理選択指示情報は、選定サーバ20の処理対応情報生成部22が生成した処理対応情報に含まれる対応処理からいずれかの対応処理を利用者に選択させるためのものであり、処理対応情報に含まれる対応処理すべてを選択候補としてもよいし、処理対応情報に含まれる対応処理のうち1以上の対応処理を選択候補としてもよい。

0048

画像処理装置40の内部情報送信部41は、画像処理装置40で検知される当該画像処理装置40の内部状態を表す内部情報を管理サーバ100へ送信する。画像処理装置40の内部情報送信部41は、定期的(例えば1日1回)に内部情報を管理サーバ100へ送信してもよいし、不定期に内部情報を管理サーバ100へ送信してもよい。

0049

画像処理装置40の実行要求取得部は、コピー、印刷、スキャンなどの処理の実行要求を利用者から受け付ける。

0050

画像処理装置40の処理内容情報送信部43は、実行要求取得部が受け付けた実行要求が示す処理の内容を示す処理内容情報を情報収集サーバ30へ送信する。

0051

画像処理装置40の処理対応情報取得部44は、選定サーバ20の処理対応情報生成部22が生成した処理対応情報を情報収集サーバ30から取得する。

0052

画像処理装置40の選択指示情報取得部45は、情報収集サーバ30の選択指示情報生成部36が生成した選択指示情報を情報収集サーバ30から取得する。

0053

画像処理装置40の選択指示情報表示部46は、選択指示情報取得部45が取得した選択指示情報を画像処理装置40の表示部に表示する。

0054

画像処理装置40の選択部47は、選択指示情報表示部46が表示部に表示した選択指示情報から、利用者が指定する処理を選択する。

0055

画像処理装置40の処理実行部48は、実行要求取得部42が取得した実行要求に従って処理を実行する。しかし、内部情報が示す内部状態が、不具合と判断される第2の条件より緩い第1の条件を満たし、かつ、実行要求取得部42が取得した実行要求にかかる処理が関連処理である場合に、処理実行部48は、実行要求取得部42が取得した実行要求にかかる処理の実行を制限する。処理実行部48が実行する処理の制限として、具体的には、処理対応情報取得部44が取得した処理対応情報に基づく処理、または選択部47が選択した処理を実行する。処理実行部48は、UM予兆処理の実行の可否を利用者に選択させるための実行可否選択指示情報において、利用者によるUM予兆処理の実行の可否の選択に応じて、処理対応情報取得部44が取得した処理対応情報に基づく処理を実行する。具体的には、利用者がUM予兆処理の実行の可を選択した場合は、処理対応情報に含まれる対応処理のうち処理内容と同一の処理を実行する。これにより利用者が実行要求した処理がそのまま実行される。また、利用者がUM予兆処理の実行の否を選択した場合は、処理対応情報に含まれる対応処理のうち代替処理に対応する処理を実行する。ここで、処理実行部48は、選定サーバ20の代替処理選定部24にて優先的に選定された一の代替処理に対応する処理を実行してもよいし、複数の代替処理候補から利用者が選択した一の代替処理に対応する処理を実行してもよい。

0056

ここで、本実施形態に係る情報処理システム1が実行する処理の流れの一例を図8に示すシーケンス図を参照して説明する。ここでは、利用者が画像処理装置40を用いて画像のコピー処理を実行する例について説明する。

0057

まず、利用者は画像処理装置40を操作して、コピー対象となる画像をコピーする際の条件を設定する。例えば、両面印刷、N−up印刷コピー部数などの条件が設定されることとする。そして、画像処理装置40の処理実行受付部42が、利用者から画像のコピー処理の実行要求を受け付ける(S1)。

0058

そして、画像処理装置40の処理内容情報送信部43が、処理S1で画像処理装置40の処理実行受付部42が受け付けた実行要求が示す処理の内容を示す処理内容情報を情報収集サーバ30へ送信し、画像処理装置40の内部情報送信部41が、画像処理装置40の内部状態を示す内部情報を情報収集サーバ30へ送信する(S2)。

0059

図9は、画像処理装置40における条件設定画面の一例を示す図である。図9に示すように、コピー処理の際の条件として、例えば、原稿読み取りを「両面」、コピー部数を「50」、出力を「両面」、が設定される。利用者により条件設定画面の「開始」ボタンが選択されると、画像処理装置40の処理実行受付部42がコピー処理の実行要求を受け付ける。そして、条件設定画面で設定された条件を示す情報を含む処理内容情報が情報収集サーバ30へ送信される。

0060

情報収集サーバ30の情報取得部32が、画像処理装置40の処理内容情報送信部43が送信した処理内容情報と、画像処理装置40の内部情報送信部41が送信した内部情報と、を取得して情報収集サーバ30の記憶部に記憶する(S3)。そして、情報収集サーバ30の情報出力部34が、処理S3で取得した処理内容情報と、内部情報と、を判断サーバ10へ送信する(S4)。

0061

判断サーバ10の判断情報生成部12が、情報収集サーバ30が送信した内部情報及び処理内容情報に基づいて判断情報を生成する判断情報生成処理を実行する(S5)。判断サーバ10の判断情報生成部12が実行する判断情報生成処理については、図10に示すフロー図を参照して説明する。

0062

[判断情報生成処理]
図10に示すように、まず、判断情報生成部12は、情報収集サーバ30が送信した内部情報及び処理内容情報を取得する(S101)。そして、予兆判断部14は、取得した内部情報が示す内部状態が、画像処理装置40の不具合と判断される第2の条件より緩い第1の条件を満たすか否かを判断する(S102)。

0063

処理S102の判断の結果、処理S101で取得した内部情報が示す内部状態が第1の条件を満たすと判断された場合は(S102:Y)、関連性判断部16は、第1の条件を満たすと判断された内部状態と、処理S101で取得した処理内容情報が示す処理と、の関連性の有無を判断する(S103)。

0064

処理S103の判断の結果、処理S102で第1の条件を満たすと判断された内部状態と、処理S101で取得した処理内容情報が示す処理と、の関連性が有ると判断された場合は(S103:Y)、判断情報生成部12が、処理S101で取得した処理内容情報が示す処理を実行することでUMが発生する予兆が有ることを示す判断結果の情報、画像処理装置40を識別するための機器ID、画像処理装置40の種類を示す機種情報、及び発生の予兆のある不具合を示す予兆不具合の情報と、を含む判断情報を生成し(S104)、リターンする。この場合の具体的な判断情報は、図5に例示するように、機器ID「001」、機種情報「N5100」、判断結果「予兆有」、予兆不具合「PaperFeedDupJam」、処理内容「出力:両面」が関連付けられて生成されることとする。

0065

また、処理S102の判断の結果、処理S101で取得した内部情報が示す内部状態が第1の条件を満たさないと判断された場合(S102:N)、または、処理S103の判断の結果、処理S102で第1の条件を満たすと判断された内部状態と、処理S101で取得した処理内容情報が示す処理と、の関連性が無いと判断された場合は(S103:N)、判断情報生成部12が、処理S101で取得した処理内容情報が示す処理を実行することでUMが発生する予兆は無いことを示す判断結果の情報、画像処理装置40を識別するための機器ID、及び画像処理装置40の種類を示す機種情報、を含む判断情報を生成し(S105)、リターンする。

0066

そして、判断情報生成処理にて生成された判断情報が、判断サーバ10から情報収集サーバ30へ送信される(S6)。そして、情報収集サーバ30の情報取得部32が判断サーバ10から送信された判断情報を取得して記憶部に記憶する。次に、判断情報が、UMが発生する予兆があることを示している場合は(S7:Y)、情報収集サーバ30の情報出力部34が、判断情報を選定サーバ20へ送信する(S8)。また、判断情報が、UMが発生する予兆があることを示している場合は(S7:Y)、情報収集サーバ30の選択指示情報生成部36が、利用者が実行要求を行った処理の実行の可否を利用者に選択させるための実行可否選択指示情報を生成する(S9)。ここで、実行可否選択指示情報は、画像処理装置40の表示部に表示できる画像データとして生成されることとする。そして、情報収集サーバ30の情報出力部34が、選択指示情報生成部36が生成した実行可否選択指示情報を画像処理装置40へ送信する(S10)。

0067

また、処理S8にて、情報収集サーバ30の情報出力部34が送信した判断情報を選定サーバ20が取得すると、選定サーバ20の処理対応情報生成部22が処理対応情報生成処理を実行する(S11)。選定サーバ20の処理対応情報生成部22が実行する処理対応情報生成処理については図11に示すフロー図を参照して説明する。

0068

[処理対応情報生成処理]
図11に示すように、まず、処理対応情報生成部22は、対処情報記憶手段に記憶されている対処情報に、判断情報に含まれる機種情報に対応する情報が含まれているかを判断する(S201)。ここで、図5に示す判断情報と、図6に示す対処情報と、を用いると、図5に示す判断情報に含まれる機種情報「N5100」に対応する情報が対処情報に含まれているかが判断される。

0069

処理S201の判断の結果、対処情報記憶手段に記憶されている対処情報に、判断情報に含まれる機種情報に対応する情報が含まれていると判断された場合は(S201:Y)、処理対応情報生成部22は、判断情報に含まれる機種情報に対応する情報のうち、その情報に対応付けられているUM発生原因が示す不具合と、判断情報に含まれる予兆不具合が示す不具合と、が一致する情報があるかを判断する(S202)。

0070

処理S202の判断の結果、対処情報における判断情報に含まれる機種情報に対応する情報のうち、その情報に対応付けられているUM発生原因が示す不具合と、判断情報に含まれる予兆不具合が示す不具合と、が一致する情報があると判断された場合は(S202:Y)、対処情報生成処理部は、その情報に対応付けられている対処方法に他の画像処理装置40を使用することが含まれているかを判断する(S203)。ここで、図6に示す対処情報では、機種情報「N5100」に対応する情報のうち、UM発生原因が「PaperFeedDupJam」である情報が該当し、その情報に対応付けられている対処方法は「出力:片面」及び「他装置使用」となる。

0071

処理S203の判断の結果、対処方法に他の画像処理装置40を使用することが含まれている場合は(S203:Y)、代替処理選定部24が、他の画像処理装置40のリストを情報収集サーバ30から取得する(S204)。そして、代替処理選定部24は、他の画像処理装置40のリストから代替対象として優先度の高い画像処理装置40を代替処理として選定する(S205)。そして、処理対応情報生成部22は、判断情報に含まれる予兆不具合が示す不具合と一致するUM発生原因に対応付けられている発生条件が示す処理をUM予兆処理とし、当該UM発生原因に対応付けられている対処方法を代替処理(代替処理選定部24が選定した代替処理を含む)とする処理対応情報を生成する(S206)。図6に示す対処情報では、「他装置使用」の対処方法が含まれているので、代替処理選定部24が他の画像処理装置40のリストから代替対象として優先度の高い画像処理装置40(例えば、機器ID:002とする)を代替処理として選定する。この場合に処理対応情報生成部22が生成する処理対応情報は、図に示すように、処理内容「出力:両面」、同一処理「出力:両面」、代替処理「出力:片面」、「使用機器ID:002」及び「使用機器ID:004」を含む。

0072

また、処理203の判断の結果、対処方法に他の画像処理装置40を使用することが含まれていない場合は(S203:N)、処理対応情報生成部22が、判断情報に含まれる予兆不具合が示す不具合と一致するUM発生原因に対応付けられている発生条件が示す処理をUM予兆処理とし、当該UM発生原因に対応付けられている対処方法を代替処理とする処理対応情報を生成する(S206)。

0073

また、処理S201の判断の結果、対処情報記憶手段に記憶されている対処情報に、判断情報に含まれる機種情報に対応する情報が含まれていないと判断された場合(S201:N)、または処理S202の判断の結果、対処情報における判断情報に含まれる機種情報に対応する情報のうち、その情報に対応付けられているUM発生原因が示す不具合と、判断情報に含まれる予兆不具合が示す不具合と、が一致する情報がないと判断された場合は(S202:N)、処理対応情報生成部22が、代替処理を含まない処理対応情報を生成し(S207)リターンする。この場合に処理対応情報生成部22が生成する処理対応情報は、処理内容と、対応処理である同一処理と、を含む。

0074

そして、処理S11にて処理対応情報生成処理により生成された処理対応情報が情報収集サーバ30へ送信される(S12)。そして、情報収集サーバ30の情報取得部32が、選定サーバ20が送信した処理対応情報を取得して記憶部に記憶する(S13)。情報収集サーバ30の選択指示情報生成部36は、記憶部に記憶されている処理対応情報に含まれる対応処理のうち実行するべき対応処理を利用者に選択させるための対応処理選択指示情報を生成する(S14)。ここで、対応処理選択指示情報は、画像処理装置40の表示部に表示できる画像データとして生成されることとする。

0075

ここで、画像処理装置40の選択指示情報取得部45は、処理S10にて情報収集サーバ30の情報出力部34が送信した実行可否選択指示情報を取得し、画像処理装置40の選択指示情報表示部46が取得した実行可否選択指示情報を画像処理装置40の表示部に表示する。そして、表示部に表示された実行可否選択指示情報に基づいて利用者が実行要求した処理の実行否が選択されると(S15:N)、画像処理装置40の選択指示情報取得部45は、情報収集サーバ30の情報出力部34が送信する(S16)対応処理選択指示情報を取得し、画像処理装置40の選択指示情報表示部46は、取得した対応処理選択指示情報を画像処理装置40の表示部に表示する。

0076

そして、画像処理装置40の選択部47が、表示部に表示された対応処理選択指示情報に基づいて実行するべき対応処理を選択し(S17)、画像処理装置40の処理実行部48が、選択された対応処理に応じた処理を実行する(S18)。

0077

また、処理S15にて、画像処理装置40の表示部に表示された実行可否選択指示情報に基づいて利用者が実行要求した処理の実行可が選択されると(S15:Y)、処理実行部48が、利用者が実行要求した処理を実行する(S18)。

0078

また、処理S7にて、判断情報が、UMが発生する予兆がないことを示している場合は(S7:N)、情報収集サーバ30が画像処理装置40に対して処理実行指示を送信し(S19)、処理実行指示に応じて処理実行部48が、利用者が実行要求した処理を実行する(S18)。

0079

図12は実行可否選択指示情報の一例を示す図である。図12に示すように、実行可否選択指示情報は、利用者が実行要求した処理を実行することで、UMの発生を予兆した不具合(予兆不具合)が発生する可能性があることを示す警告表示と、利用者が実行要求した処理の実行可否を選択させるためのボタン表示(ここでは、「このまま」及び「変更」)と、を含む。ここで、利用者が「このまま」のボタンを選択することで、利用者が実行要求した処理の実行可を選択することとなり、「変更」のボタンを選択することで、利用者が実行要求をした処理の実行否が選択されることとなる。ここで、「変更」のボタンが選択され、利用者が実行要求をした処理の実行否が選択されると、対応処理選択指示情報が表示部に表示される。

0080

図13は対応処理選択指示情報の一例を示す図である。図13に例示する対応処理選択指示情報は、図7に例示する処理対応情報のうち現在の画像処理装置40の設定条件を変更する対応処理に基づいて生成されたものとする。図13に示すように、対応処理選択指示情報は、処理対応情報に含まれる対応処理のうち出力設定を選択させるためのボタン表示(ここでは、代替処理に対応する「片面」と、利用者の要求した処理に対応する「両面」)を含む。そして、利用者が「片面」を選択してOKボタンを指示することで、選択部47が、出力設定を「片面」とする対応処理を選択する。そして、処理実行部48により、出力設定を「片面」としたコピー処理が、利用者の実行要求した処理の代替処理として実行される。また、利用者が「両面」を選択してOKボタンを指示することで選択部47が、出力設定を「両面」とする対応処理を選択する。そして、処理実行部48により、出力設定を「両面」としたコピー処理(利用者の実行要求した処理)が実行される。なお、利用者が実行要求した処理に対応する「両面」のボタンは選択不可となっていてもよい。

0081

また、対応処理選択指示情報は、他の画像処理装置40を使用する対応処理に基づいて生成されてもよい。この場合は、図7に例示する処理対応情報に基づいて、図14に示すような実行可否選択指示情報が表示部に表示される。ここでは、実行可否選択指示情報は、UMの発生を予兆した不具合(予兆不具合)が発生する可能性があることを示す警告表示、他の画像処理装置40を選択することを勧める表示、及び利用者が実行要求した処理の実行可否を選択させるためのボタン表示(ここでは、「このまま」及び「変更」)と、を含む。ここで、「変更」のボタンが選択され、利用者が実行要求をした処理の実行否が選択されると、図15に示す対応処理選択指示情報が表示部に表示される。図15に示す対応処理選択指示情報は、代替処理可能な他の画像処理装置40を示す機器一覧(ここでは、代替処理に対応する「機器ID:002」を示す「ApeosPort IV」、「機器ID:004」を示す「ApeosPort V」)を含む。利用者が「了解」ボタンを指示することで、選択部47が他の画像処理装置40を使用する対応処理を選択する。そして、処理実行部48が、他の画像処理装置40を使用して処理を実行するために、現在の画像処理装置40における処理を終了する。

0082

また、パーソナルコンピュータ等の端末装置から画像処理装置40に対して画像の印刷等の処理の実行要求を行う際に、端末装置で条件設定を行う場合がある。このような場合には、端末装置の表示部に実行可否選択指示情報及び対象処理選択指示情報が表示される。ここで、対応処理選択指示情報として他の画像処理装置40を選択させるための機器一覧を含む場合に、対応処理選択指示情報に他の画像処理装置40を選択させるためのボタンを含むこととしてもよい。

0083

図16は、端末装置の表示部に表示する対応処理選択指示情報の一例を示す図である。図16に示す対応処理選択指示情報は、図7に示す処理対応情報に基づいて生成されていることとする。図16に示すように、対応処理選択指示情報は、代替処理可能な他の画像処理装置40を示す機器一覧(ここでは、代替処理に対応する「機器ID:002」を示す「ApeosPort IV」、「機器ID:004」を示す「ApeosPort I)と、各機器名の横にいずれかの機器を選択させるための選択ボタン(ここでは、○ボタン)と、を含む。利用者がいずれかの機器に対応する選択ボタン(例えば、「ApeosPort IV」に対応する選択ボタンとする)を選択して「了解」ボタンを指示することで、使用する画像処理装置40を「ApeosPort IV」とする対応処理が選択され、画像処理装置40「ApeosPort IV」に対して処理の実行要求が実行される。

0084

また、対応処理選択指示情報は、現在の画像処理装置40の設定条件を変更する対応処理と、他の画像処理装置40を使用する対応処理と、を含めて生成されてもよい。また、他の画像処理装置40を示す機器一覧に各画像処理装置40の状態を示す情報を含めてもよい。この場合は、利用者が画像処理装置40の状態に応じて使用する画像処理装置40を選択する。

0085

なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。

0086

例えば、情報収集サーバ30、選定サーバ20、及び判断サーバ10が別体の装置である例について示したが、これらは一体の装置であってもよい。

0087

また、判断サーバ10における予兆判断部14による処理、選定サーバ20における処理対応情報生成部22による処理は、画像処理装置40における処理実行要求に応じて実行される例に限定されず、情報収集サーバ30が画像処理装置40から内部情報を取得するタイミングで予め実行されてもよい。この場合は、情報収集サーバ30は、画像処理装置40における処理実行要求に応じて処理内容情報だけを取得し、予め実行されている予兆判断処理及び処理対応情報生成処理の結果に基づいてその他の処理を実行することとしてもよい。

0088

1情報処理システム、10判断サーバ、12判断情報生成部、14予兆判断部、16 関連性判断部、18 UM対応情報記憶部、20選定サーバ、22処理対応情報生成部、24代替処理選定部、26対処情報記憶部、30情報収集サーバ、32情報取得部、34情報出力部、36選択指示情報生成部、40画像処理装置、41内部情報送信部、42実行要求取得部、43処理内容情報送信部、44 処理対応情報取得部、45 選択指示情報取得部、46 選択指示情報表示部、47 選択部、48処理実行部、100管理サーバ。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • セイコーエプソン株式会社の「 印刷装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】筐体部の内側に異物が侵入することを抑制する。【解決手段】印刷領域に位置する媒体に印刷を行う印刷部6と、印刷部6を収容し、印刷領域を覆う筐体部32と、媒体を支持可能であり、筐体部32の外側の位置... 詳細

  • キヤノン株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】画像形成条件の調整用のテストパターンの読取画像に異常が生じた場合であっても、画像形成条件の調整を高精度に行うことができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置(プリンタ300)は、A... 詳細

  • セイコーエプソン株式会社の「 記録装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】記録媒体を透過したインクによって記録媒体が汚れてしまうことが抑制された記録装置を提供する。【解決手段】記録装置は、記録媒体を支持する支持面を有する支持部23と、支持面に支持される記録媒体にイン... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ