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技術 車両におけるキャニスターおよび補機用バッテリの配置構造

出願人 三菱自動車工業株式会社
発明者 國井謙一佐野孝幸
出願日 2014年10月23日 (6年2ヶ月経過) 出願番号 2014-216072
公開日 2016年5月19日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-083951
状態 特許登録済
技術分野 車両用電気・流体回路 車両用車体構造 推進装置の冷却,吸排気,燃料タンクの配置
主要キーワード 前部空間 パージパイプ 取り付け片 国向け フィードパイプ 断面ハット形状 パージ空気 車幅方向外
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

リアフロアパネルの下方の空間を利用して補機用バッテリと共に大容量のキャニスターを配置する。

解決手段

キャニスター26がリアフロアパネル36Bに取り付けられた状態で、キャニスター26とマフラー24と補機用バッテリ20とは、車両前後方向において後輪14よりも後方に配置され、キャニスター26は、車幅方向においてマフラー24と補機用バッテリ20との間に配置されている。キャニスター26は、マフラー24と補機用バッテリ20との間に位置しているため、後輪14からの飛び石は、マフラー24、補機用バッテリ20にぶつかって保持具50およびキャニスター26に到達しにくく、キャニスター26を飛び石から保護しキャニスター26の耐久性を高める上で有利となる。

概要

背景

内燃機関駆動源とする車両には、燃料タンク内燃料から蒸発する燃料蒸発ガス吸着することで大気中への燃料蒸発ガスの放出を防止するキャニスターが設けられている。
また、法規により大気中への燃料蒸発ガスの放出が厳しく規制されている国向けの車両では、大容量のキャニスターを設けることが必要となる。
通常、キャニスターは車室前方の車両前部空間エンジンルーム)に配置される場合が多いが、大容量のキャニスターは限られたスペースのエンジンルームに配置することが難しい。
そこで、比較的スペースを確保し易いリヤフロアパネルの下方にキャニスターを配置することが提案されている(特許文献1参照)。
上記従来技術では、フロントパネルの後部に上向きに立ち上がる連結壁を介してリアフロアパネル連接し、リヤフロアパネルの下方に燃料タンクを配置し、連結壁の後面と燃料タンクの前面との間にキャニスターを配置している。
これにより大容量のキャニスターの配置を可能としている。

概要

リアフロアパネルの下方の空間を利用して補機用バッテリと共に大容量のキャニスターを配置する。キャニスター26がリアフロアパネル36Bに取り付けられた状態で、キャニスター26とマフラー24と補機用バッテリ20とは、車両前後方向において後輪14よりも後方に配置され、キャニスター26は、車幅方向においてマフラー24と補機用バッテリ20との間に配置されている。キャニスター26は、マフラー24と補機用バッテリ20との間に位置しているため、後輪14からの飛び石は、マフラー24、補機用バッテリ20にぶつかって保持具50およびキャニスター26に到達しにくく、キャニスター26を飛び石から保護しキャニスター26の耐久性を高める上で有利となる。

目的

本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、リアフロアパネルの下方の空間を利用して補機用バッテリと共に大容量のキャニスターを配置する上で有利な車両キャニスターおよび補機用バッテリを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

車室後部の床を構成するリアフロアパネルの床部の下方で、且つ車両前後方向において後輪よりも後方に、補機用バッテリと、キャニスターと、マフラーが配置された車両であって、キャニスターは、車幅方向においてマフラーと補機用バッテリとの間に配置されている、ことを特徴とする車両におけるキャニスターおよび補機用バッテリの配置構造

請求項2

車両前後方向において、キャニスターの前面は、補機用バッテリの前面およびマフラーの前面よりも後方に位置している、ことを特徴とする請求項1記載の車両におけるキャニスターおよび補機用バッテリの配置構造。

請求項3

上下方向において、キャニスターの底面は、補機用バッテリの底面およびマフラーの底面よりも上方に位置している、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両におけるキャニスターおよび補機用バッテリの配置構造。

請求項4

補機バッテリとキャニスターは、後輪よりも後方に位置し、車幅方向に延在するクロスメンバの後方に位置し、車両前後方向に延在するリアサイドメンバの車幅方向内側に配置されている、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の車両におけるキャニスターおよび補機用バッテリの配置構造。

請求項5

補機用バッテリは、リアサイドメンバと、リアサイドメンバとは車幅方向内側で、車両前後方向に延在する補強リブに挟まれ、且つ床部の下方に突出して設けられたバッテリ収容凹部に配置されており、キャニスターは保持具により補強用リブに保持される、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の車両におけるキャニスターおよび補機用バッテリの配置構造。

技術分野

0001

本発明は車両におけるキャニスターおよび補機用バッテリ配置構造に関する。

背景技術

0002

内燃機関駆動源とする車両には、燃料タンク内燃料から蒸発する燃料蒸発ガス吸着することで大気中への燃料蒸発ガスの放出を防止するキャニスターが設けられている。
また、法規により大気中への燃料蒸発ガスの放出が厳しく規制されている国向けの車両では、大容量のキャニスターを設けることが必要となる。
通常、キャニスターは車室前方の車両前部空間エンジンルーム)に配置される場合が多いが、大容量のキャニスターは限られたスペースのエンジンルームに配置することが難しい。
そこで、比較的スペースを確保し易いリヤフロアパネルの下方にキャニスターを配置することが提案されている(特許文献1参照)。
上記従来技術では、フロントパネルの後部に上向きに立ち上がる連結壁を介してリアフロアパネル連接し、リヤフロアパネルの下方に燃料タンクを配置し、連結壁の後面と燃料タンクの前面との間にキャニスターを配置している。
これにより大容量のキャニスターの配置を可能としている。

先行技術

0003

特開平8−58404号公報

発明が解決しようとする課題

0004

一方、内燃機関とモータとの双方を駆動源とするハイブリッド車においては、車両前部空間に内燃機関、モータ、ジェネレータインバータ、補機用バッテリなどの多くの部品を収容する必要があり、それら全ての部品を車両前部空間に収容することが難しくなっている。
この場合、内燃機関、モータ、ジェネレータ、インバータは、動力伝達上および配線上互いに近接した箇所に配置することが必要であり、そのため、補機用バッテリを車両前部空間以外の箇所であるフロアパネルに配置する必要がある。
上記従来技術は、フロントフロアパネルの連結壁の後面と燃料タンクの前面との間にキャニスターを配置することに留まるものであり、キャニスターと共に補機用バッテリを如何にしてフロアパネルに配置するかについては考慮されていない。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、リアフロアパネルの下方の空間を利用して補機用バッテリと共に大容量のキャニスターを配置する上で有利な車両キャニスターおよび補機用バッテリを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、請求項1記載の発明は、車室後部の床を構成するリアフロアパネルの床部の下方で、且つ車両前後方向において後輪よりも後方に、補機用バッテリと、キャニスターと、マフラーが配置された車両であって、キャニスターは、車幅方向においてマフラーと補機用バッテリとの間に配置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、車両前後方向において、キャニスターの前面は、補機用バッテリの前面およびマフラーの前面よりも後方に位置していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上下方向において、キャニスターの底面は、補機用バッテリの底面およびマフラーの底面よりも上方に位置していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、補機バッテリとキャニスターは、後輪よりも後方に位置し、車幅方向に延在するクロスメンバの後方に位置し、車両前後方向に延在するリアサイドメンバの車幅方向内側に配置されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、補機用バッテリは、リアサイドメンバと、リアサイドメンバとは車幅方向内側で、車両前後方向に延在する補強リブに挟まれ、且つ床部の下方に突出して設けられたバッテリ収容凹部に配置されており、キャニスターは保持具により補強用リブに保持されることを特徴とする。

発明の効果

0006

請求項1記載の発明によれば、キャニスターは、マフラーと補機用バッテリとの間に位置しているため、後輪からの飛び石は、マフラー、補機用バッテリにぶつかってキャニスターに到達しにくく、キャニスターを飛び石から保護しキャニスターの耐久性を高める上で有利となる。
そのため、リアフロアパネルの下方の空間を利用して補機用バッテリと共に大容量のキャニスターを配置する上で有利となる。
また、マフラーからの熱をキャニスターが受熱しやすくなり、キャニスターのパージ効果を高める上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、後輪からの飛び石は、補機用バッテリの前面およびマフラーの前面に到達するものの、キャニスターの前面には到達しにくくなり、キャニスターを飛び石から保護しキャニスターの耐久性を高める上でより有利となる。
請求項3記載の発明によれば、後輪からの飛び石は、補機用バッテリの底面およびマフラーの底面に到達するものの、キャニスターの底面には到達しにくくなり、キャニスターを飛び石から保護しキャニスターの耐久性を高める上でより有利となる。
請求項4記載の発明によれば、衝突による衝撃を、クロスメンバおよびリアサイドメンバで保護し、キャニスターの耐久性を高める上でより有利となる。
請求項5記載の発明によれば、後輪からの飛び石は、バッテリ収容凹部を介して間接的に補機用バッテリにぶつかるため、補機用バッテリを飛び石から保護しそれらの耐久性を高める上でより有利となる。
また、リアサイドメンバと補強用リブによってバッテリ収容凹部が囲まれることでバッテリ収容凹部の強度が確保され、重量がある補機用バッテリのリアフロアパネルでの支持を強固に行なう上で有利となる。
また、キャニスターは補強用リブに保持されるため、キャニスターのリアフロアパネルに対する取り付け強度を高める上で有利となり、車両衝突時のボディ破損に対してキャニスターの保護を図り、キャニスターの耐久性を高める上で有利となる。

図面の簡単な説明

0007

実施の形態に係る車両を下方から見た図である。
図1上下反転させた状態でXX矢視から見た図である。
図1を上下反転させた状態でYY矢視から見た図である。
図1を上下反転させた状態でZ矢視から見た図である。
(A)はキャニスターの保持具の平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)の(D)矢視図である。
キャニスターの取り付け状態を示す斜視図である。
キャニスターが保持具に取着された状態を示す斜視図である。

実施例

0008

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施の形態は、車両が内燃機関とモータとの双方を駆動源とするハイブリッド車である場合について説明するが、本発明は、ハイブリッド車に限定されるものではなく、キャニスターおよび補機用バッテリを備える車両に広く適用可能であり、プラグインハイブリッド車、あるいは、内燃機関のみを駆動源とする車両などにも適用可能である。

0009

図1に示すように、車両10は、車体12、不図示のエンジン、不図示のフロントモータリアモータ13、不図示の前輪、後輪14、走行用バッテリ16、燃料タンク18、補機用バッテリ20、バッテリ収容凹部22、マフラー24、キャニスター26を含んで構成されている。
なお、本明細書において左右方向は車両10の前方を向いた状態で規定するものとする。また、図中、矢印Fは車両の前方を示し、矢印Bは車両の後方を示し、矢印Lは車両の左方を示し、矢印Rは車両の右方を示し、矢印Uは車両の上方を示し、矢印Dnは車両の下方を示す。

0010

車体12は、一対のサイドメンバ28と、複数のクロスメンバ30と、前後のサスペンションクロスメンバ32と、前後のバンパビーム34と、フロアパネル36とを含んで構成されている。
一対のサイドメンバ28は、車両10の車幅方向に間隔をおいて車両前後方向に延在している。
複数のクロスメンバ30は、車両10の前後方向に間隔をおいて配置され、それぞれ車幅方向に延在して一対のサイドメンバ28を連結している。
図1では、車両前後方向の中間部および後部にそれぞれ配置されたクロスメンバ30A、30Bが図示されている。言い換えると、クロスメンバ30Aは後輪14の前方に配置され、クロスメンバ30Bは後輪14の後方に配置されている。
前後のサスペンションクロスメンバ32は、車両10の前後方向に間隔をおいて配置され、それぞれ車幅方向に延在して一対のサイドメンバ28を連結している。
前後のサスペンションクロスメンバ32は、それぞれ前輪および後輪14のサスペンション装置が組み付けられるものであり、図1では後輪14のサスペンションクロスメンバ32が図示されている。
後輪14のサスペンションクロスメンバ32は、車両前後方向において中間部のクロスメンバ30Aと後部のクロスメンバ30Bとの間に位置している。
図1に示すように、バンパビーム34は、車両前後方向において後部のクロスメンバ30Bよりも後方に配置され、バンパビーム34は、一対のサイドメンバ28の後端に取り付けられ、車幅方向に延在している。なお、符号35はリアバンパである。

0011

フロアパネル36は、車体12の下部に配置され、鋼板で構成されている。フロアパネル36は、フロアパネル36の下面の車幅方向の両側が一対のサイドメンバ28に溶接により接合されている。
フロアパネル36は、車両10の前部に配置されたフロントフロアパネル36Aと、フロントフロアパネル36Aの後端に接続され、車両10の後部に配置されたリアフロアパネル36Bとで構成されている。
リアフロアパネル36Bは、車室後部の床を構成する床部37を備え、一対のサイドメンバ28、クロスメンバ30Bは床部37の下方に配置されている。

0012

エンジンおよび不図示のフロントモータは車室の前方に位置する車両前部空間に配置され、リアモータ13はフロアパネル36の下方に配置されている。
エンジンは、燃料を燃焼することにより発生した動力により前二輪を回転させ、あるいは、その動力により不図示のジェネレータを駆動して発電を行わせ、発電された電力を走行用バッテリ16に供給するものである。
フロントモータおよびリアモータ13は、走行用バッテリ16から供給される電力によって駆動され、前二輪および後二輪をそれぞれ回転させるものである。
なお、車両前部空間には、のジェネレータ、走行用バッテリ16から供給される直流電力交流電力に変換してフロントモータおよびリアモータ13に供給する不図示のインバータなども配置されている。

0013

走行用バッテリ16は、フロントモータおよびリアモータ13に電力を供給するものであり、フロントフロアパネル36Aの下方に配置され、バッテリ本体16Aと、バッテリ本体16Aを収容するバッテリケース16Bとを備えている。
バッテリ本体16Aは、互いに直列に接続された複数の電池モジュールと、これら電池モジュールを機能させるための周辺部品とを含んで構成されている。各電池モジュールは互いに直列に接続された複数の電池セルを備えている。
バッテリケース16Bは、平面視矩形板状を呈し、長手方向を車両10の車両前後方向に合致させて車幅方向の中央に配置されている。
バッテリケース16Bは、フロアパネル36の下方で一対のサイドメンバ28の間に配置され、不図示の取り付け部材を介して一対のサイドメンバ28に取着されている。

0014

燃料タンク18は、燃料を貯留してエンジンに供給するものであり、走行用バッテリ16の後方かつ後側のサスペンションクロスメンバ32の前方の箇所でフロントフロアパネル36Aの下方に配置されている。
燃料タンク18は、平面視細長形状を呈し、長手方向を車幅方向に合致させて車幅方向の中央に配置され、不図示の取り付け部材を介してクロスメンバ30A、30Bの間に配置された不図示のクロスメンバに取着されている。

0015

補機用バッテリ20は、車両10に搭載された補機に電力を供給するものである。補機とは、走行用バッテリ16の出力電圧よりも低い電圧で作動する機器であり、例えば、インストルメントパネルに設けられた計器類カーナビゲーションシステムオーディオシステムパワーウインドウなどである。
リアフロアパネル36Bの床部37には、補機用バッテリ20を収容するためのバッテリ収容凹部22が下方に突出して設けられている。
図4に示すように、補機用バッテリ20は、車室側からバッテリ収容凹部22に収容された状態で不図示の取り付け部材によりバッテリ収容凹部22に取着されている。
図1に示すように、補機用バッテリ20は、平面視矩形板状を呈し、長手方向を車両10の車両前後方向に合致させて配置されている。
図4に示すように、補機用バッテリ20がバッテリ収容凹部22に収容された状態で、補機用バッテリ20の上面は床部37の下方に位置している。

0016

図1に示すように、バッテリ収容凹部22は、リアフロアパネル36Bのうち、車両後方寄りで、かつ、左側のサイドメンバ28に隣接し、該サイドメンバ28よりも車幅方向の内側の箇所に設けられている。
図1図3図4に示すように、バッテリ収容凹部22は、平面視、補機用バッテリ20の輪郭よりも一回り大きな矩形状を呈して水平面上を延在する底面2202と、底面2202の四辺から起立してリアフロアパネル36Bの下面に接続する4つの側面とを備える。
4つの側面は、車両前方に対向する前面2204と、車両後方に対向する後面2206と、車両左方に対向する左側面2208と、車両右方に対向する右側面2210とで構成されている。

0017

図1に示すように、バッテリ収容凹部22の前側に後部のクロスメンバ30Bが近接し、バッテリ収容凹部22の左側に一方のサイドメンバ28が近接し、バッテリ収容凹部22の右側に補強用リブ38が近接している。
図1図2に示すように、補強用リブ38は、後部のクロスメンバ30Bの後面の箇所からリアフロアパネル36Bの後縁まで車両前後方向に沿って延在し、補強用リブ38は、一方のリヤサイドメンバ28と対向している。
図2図4に示すように、補強用リブ38は、リアフロアパネル36Bの下面に溶接で接合され、車幅方向において互いに対向する一対の側壁3802と、それら一対の側壁3802を接続する底壁3804と、一対の側壁3802の上縁からそれぞれ外側に突設されたフランジ3806とを備えている。
このように後部のクロスメンバ30B、一方のサイドメンバ28、補強用リブ38によってバッテリ収容凹部22が囲まれることでバッテリ収容凹部22の強度が確保され、重量がある補機用バッテリ20のリアフロアパネル36Bでの支持が強固になされるように図られている。
また、補強用リブ38は、後述するようにキャニスター26の保持具50を取り付けるための取り付け部を構成している。

0018

図1に示すように、マフラー24は、エンジンから排気管40を介して排気が導入されることで排気騒音を低減させるものである。
マフラー24は、平面視矩形状の輪郭を有し、長手方向を車幅方向に合致させて、床部37の下方かつ後部のクロスメンバ30Bの後方で、バッテリ収容凹部22に対して車幅方向に間隔をおいて配置され、リアフロアパネル36Bの下面に不図示の取り付け部材を介して取着されている。
図1図2に示すように、マフラー24は、車両前方に対向する前面2402と、下方に対向する底面2404とを備えている。

0019

キャニスター26は、燃料タンク18の燃料蒸発ガスを吸着するものであり、床部37の下方に配置されている。
図1から図4に示すように、キャニスター26は、キャニスター本体42と、ベーパーパイプ44と、パージパイプベント)46と、フィードパイプ48と、保持具50とを含んで構成されている。
キャニスター本体42は、平面視、長方形状を呈する底面4202と、底面4202の四辺から起立する4つの側面と、各側面を接続し底面4202に対向する上面4212とを備えている。
4つの側面は、車両前方に対向する前面4204と、車両後方に対向する後面4206と、車両左方に対向する左側面4208と、車両右方に対向する右側面4210とで構成されている。
また、図6図7に示すように、左側面4208には、前後方向に間隔をおいて2つの左取り付け部4220が突設され、右側面4210には、前後方向に間隔をおいて2つの右取り付け部4222が突設されている。各取り付け部4220、4222にはボルト挿通孔貫通形成されている。
キャニスター本体42は、内部に活性炭などからなる燃料吸着剤を収容している。
ベーパーパイプ44は、燃料タンク18とキャニスター本体42とを接続するものであり、燃料タンク18内の燃料から蒸発する燃料蒸発ガスをキャニスター本体42に導入して燃料吸着剤に吸着させるものである。
パージパイプ46は、パージ空気をキャニスター本体42に導入するものであり大気側に連通している。
フィードパイプ48は、キャニスター本体42とエンジンとを接続するものであり、燃料吸着剤に吸着された燃料をパージパイプ46から導入されたパージ空気と共にエンジンに供給して燃焼させるものである。
このようにして燃料タンク18で発生した燃料蒸発ガスが燃料吸着剤で吸着され、燃料吸着剤で吸着された燃料がエンジンに供給されることで燃料蒸発ガスが大気中に放出されることが防止される。

0020

保持具50は、キャニスター本体42を保持しキャニスター26をリアフロアパネル36Bに取り付けるものである。
図5から図7に示すように、保持具50は、キャニスター本体42の上面4212を覆う長方形状の上片5002と、保持具50をキャニスター本体42に取り付けるための取り付け片と、保持具50をリアフロアパネル36Bに取り付けるための取り付け片とを備えている。
保持具50をキャニスター本体42に取り付けるための取り付け片は、2つの左取り付け片5004と2つの右取り付け片5006とを有している。
また、保持具50をリアフロアパネル36Bに取り付けるための取り付け片は、2つの左取り付け片5010と1つの右取り付け片5012とを有している。
右取り付け片5012には、ウェルドナット2が設けられている。
キャニスター本体42は、2つの左取り付け片5004と2つの右取り付け片5006が、ボルトB1およびナットN1を介してキャニスター26の取り付け部4220、4222に取着されることで、保持具50に保持されている。

0021

図2図4に示すように、補強用リブ38の底壁3804上には、2つの右取り付け片5006に対応する箇所にウェルドナット4が設けられている。
図3図4に示すように、リアフロアパネル36Bには、第2の取り付け片52Bに対応する箇所に断面ハット形状の凹部56が形成され、凹部56の底壁には、1つの右取り付け片5012のウェルドナット2に対応する箇所にボルト挿通孔が設けられている。凹部56は保持具50を取り付けるための取り付け部を構成し、キャニスター26支持用の補強用リブとして機能する。
2つの左取り付け片5010と1つの右取り付け片5012とは、ボルトB10およびウエルドナット2、4を介して補強用リブ38および凹部56に取着されている。

0022

このようなキャニスター本体42の取り付け状態において、図2に示すように、キャニスター26は床部37の下方に位置し、キャニスター本体42の左側面4208の上部分は、車幅方向外側に対して補強用リブ38で覆われている。
また、図3に示すように、キャニスター本体42の右側面4210の上部の中央は車幅方向外側に対して凹部56で覆われるが残りの部分は露出している。

0023

図1に示すように、キャニスター本体42は、リアフロアパネル36Bに取り付けられた状態で、キャニスター本体42の長手方向が車両前後方向と合致している。
また、図4に示すようにキャニスター26の底面4202は、バッテリ収容凹部22の底面2202(補機用バッテリ20の底面)およびマフラー24の底面2404よりも上方に位置している。
また、図1から図3に示すように、キャニスター26の前面4204は、バッテリ収容凹部22の前面2204(補機用バッテリ20の前面)およびマフラー24の前面2404よりも車両後方に位置している。
また、図1から図3に示すように、保持具50の前方に後部のクロスメンバ30Bが位置し、保持具50の後方にバンパビーム34が位置している。

0024

本実施の形態では、図1に示すように、キャニスター26がリアフロアパネル36Bに取り付けられた状態で、キャニスター26とマフラー24と補機用バッテリ20とは、車両前後方向において後輪14よりも後方に配置され、キャニスター26は、車幅方向においてマフラー24と補機用バッテリ20との間に配置されている。
したがって、キャニスター26は、マフラー24と補機用バッテリ20との間に位置しているため、後輪14からの飛び石は、マフラー24、補機用バッテリ20にぶつかって保持具50およびキャニスター26に到達しにくく、キャニスター26を飛び石から保護しキャニスター26の耐久性を高める上で有利となる。
そのため、リアフロアパネル36Bの下方の空間を利用して補機用バッテリ20と共に大容量のキャニスター26を配置する上で有利となる。
また、排気ガスで加熱されたマフラー24からの熱をキャニスター26が受熱しやすくなり、キャニスター26のパージ効果を高める上で有利となる。そのため、キャニスター26の燃料吸着剤の容量を抑制でき、キャニスター26の小型化を図る上でも有利となる。

0025

また、本実施の形態では、図2図3に示すように、車両前後方向において、キャニスター26の前面4204は、バッテリ収容凹部22の前面2204(補機用バッテリ20の前面)およびマフラー24の前面2404よりも後方に位置している。
したがって、後輪14からの飛び石は、バッテリ収容凹部22の前面2204(補機用バッテリ20の前面)およびマフラー24の前面2404に到達するものの、キャニスター26の前面4204には到達しにくくなり、キャニスター26を飛び石から保護しキャニスター26の耐久性を高める上でより有利となる。

0026

また、本実施の形態では、図4に示すように、上下方向において、キャニスター26の底面4202は、バッテリ収容凹部22の底面2202(補機用バッテリ20の底面)およびマフラー24の底面2404よりも上方に位置している。
したがって、後輪14からの飛び石は、バッテリ収容凹部22の底面2202(補機用バッテリ20の底面)およびマフラー24の底面2404に到達するものの、キャニスター26の底面4202には到達しにくくなり、キャニスター26を飛び石から保護しキャニスター26の耐久性を高める上でより有利となる。

0027

また、本実施の形態では、図1図4に示すように、補機バッテリ20とキャニスター26とマフラー24は、後輪14よりも後方に位置し車幅方向に延在するクロスメンバ30Bの後方に位置し、車両前後方向に延在するリアサイドメンバ28の車幅方向内側に配置されている。
したがって、衝突による衝撃を、クロスメンバ30Bおよびリアサイドメンバ28で保護し、キャニスター26の耐久性を高める上でより有利となる。

0028

また、本実施の形態では、図1図4に示すように、補機用バッテリ20は、リアサイドメンバ28と、リアサイドメンバ28とは車幅方向内側で、車両前後方向に延在する補強リブ38に挟まれ、且つ床部37の下方に突出して設けられたバッテリ収容凹部22に配置されており、キャニスター26は保持具50により補強用リブ38に保持されている。
したがって、後輪14からの飛び石は、バッテリ収容凹部22を介して間接的に補機用バッテリ20にぶつかるため、補機用バッテリ20に加わる衝撃が緩和され、補機用バッテリ20を飛び石から保護し補機用バッテリ20およびキャニスター26の耐久性を高める上でより有利となる。
また、リアサイドメンバ28と補強用リブ38によってバッテリ収容凹部22が囲まれることでバッテリ収容凹部22の強度が確保され、重量がある補機用バッテリ20のリアフロアパネル36Bでの支持を強固に行なう上で有利となる。
また、キャニスター26は補強用リブ38に保持具50で保持されているため、キャニスター26のリアフロアパネル36Bに対する取り付け強度を高める上で有利となり、車両衝突時のボディ破損に対してキャニスター26の保護を図り、キャニスター26の耐久性を高める上で有利となる。

0029

また、本実施の形態では、図1から図3に示すように、キャニスター26の後方にはバンパビーム34が配置されているため、車両10が後方から衝突された場合、キャニスター26がバンパビーム34で保護される。
したがって、キャニスター26を保護するための特別なプロテクター部材を設けることなく、キャニスター26の保護を図り、キャニスター26の耐久性を高める上で有利となる。

0030

また、本実施の形態では、キャニスター26が、バッテリ収容凹部22の補強用の補強用リブ38に取り付けられているため、キャニスター26のリアフロアパネル36Bに対する取り付け強度を高める上で有利となり、車両10衝突時のボディ破損に対してキャニスター26の保護を図り、キャニスター26の耐久性を高める上で有利となる。

0031

また、本実施の形態では、走行用バッテリ16をフロントフロアパネル36Aの下方に配置し、燃料タンク18を走行用バッテリ16の後方かつ後側のサスペンションクロスメンバ32の前方の箇所でフロントフロアパネル36Aの下方に配置した。
したがって、リアフロアパネル36Bの床部37の下方の空間を利用して補機用バッテリ20と共に大容量のキャニスター26を配置しつつ、フロントフロアパネル36Aの下方のスペースを利用して、走行用バッテリ16および燃料タンク18の双方を配置するため、走行用バッテリ16および燃料タンク18の容量を確保する上でも有利となる。

0032

10 車両
14後輪
20補機用バッテリ
22バッテリ収容凹部
24マフラー
2402 前面
2404 底面
26キャニスター
28リヤサイドメンバ
30Bクロスメンバ
36Bリアフロアパネル
37 床部
42 キャニスター本体
4202 底面
4204 前面
50 保持具

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