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技術 太陽電池ケーブルの保持構造、及び外設部材の取付構造

出願人 元旦ビューティ工業株式会社
発明者 舩木元旦北村浩一西田和倫朝倉大輔桑原健
出願日 2015年6月2日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2015-111848
公開日 2016年5月16日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-079795
状態 特許登録済
技術分野 屋根ふき・それに関連する装置または器具
主要キーワード 短冊材 谷状部分 線接触状 金属押出材 締着ナット ズレ動き 金属面板 折返し状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月16日)のものです。
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図面 (11)

課題

太陽電池モジュール等から延在するケーブルを容易に保持することができる太陽電池ケーブルの保持構造及び外設部材取付構造を提供する。

解決手段

外装面5を構成する外装材5にて形成される凸状部51に固定する取付部材1と、取付部材1に取り付ける連絡材6Aと、連絡材6Aに固定して太陽電池パネルから延在するケーブルを保持する受け材6Bとからなる太陽電池ケーブルの保持構造であって、取付部材1は、凸状部51の上方に位置する上面部21と、上面部21の端縁から外方へ延在する取付横片26と、その側端を傾斜状に折り上げた取付傾斜片27と、を備え、連絡材6Aは、上端に位置する取付部61と、取付部61から下方へ延在する受面部62と、を備え、連絡材6Aの取付部61を、取付部材1の取付傾斜片27の係合溝271に配置して取り付けると共に、受け材を連絡材6Aの受面部62に固定した。

概要

背景

太陽電池パネルから延在するケーブル配線材)等を保持する架台としては、例えば特許文献1〜4などに記載される提案がなされている。
例えば特許文献1〜3には、ケーブルを収容するための空間(配線収容部、配線枠、収納空間)をフレームの一部に組み込んだ例である。
特許文献4には、太陽電池パネルを支持する桟部材側方に取り付ける保持部材にケーブルを収容する構造が提案されている。

概要

太陽電池モジュール等から延在するケーブルを容易に保持することができる太陽電池ケーブルの保持構造及び外設部材取付構造を提供する。外装面5を構成する外装材5にて形成される凸状部51に固定する取付部材1と、取付部材1に取り付ける連絡材6Aと、連絡材6Aに固定して太陽電池パネルから延在するケーブルを保持する受け材6Bとからなる太陽電池ケーブルの保持構造であって、取付部材1は、凸状部51の上方に位置する上面部21と、上面部21の端縁から外方へ延在する取付横片26と、その側端を傾斜状に折り上げた取付傾斜片27と、を備え、連絡材6Aは、上端に位置する取付部61と、取付部61から下方へ延在する受面部62と、を備え、連絡材6Aの取付部61を、取付部材1の取付傾斜片27の係合溝271に配置して取り付けると共に、受け材を連絡材6Aの受面部62に固定した。

目的

本発明は、新設既設を問わず建築物屋根等の外装面に施工される多種の縦葺き(縦張り外装構造に取り付けた取付部材に対し、容易に且つ安定に連絡材(連絡金具)を取り付け、更に受け材(受け金具)を取り付けることができ、太陽電池パネルから延在するケーブルを容易に保持することができる太陽電池ケーブルの保持構造、及び外設部材の取付構造を提案することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に固定する取付部材と、該取付部材に取り付ける連絡材と、該連絡材に固定して太陽電池パネルから延在するケーブルを保持する受け材と、からなる太陽電池ケーブルの保持構造であって、前記取付部材は、凸状部の上方に位置する上面部と、該上面部の端縁から外方へ延在する取付横片と、その側端を傾斜状に折り上げると共にその上端係合溝を形成した取付傾斜片と、を備え、前記連絡材は、上端に位置する取付部と、該取付部から下方へ延在する受面部と、を備え、前記連絡材の取付部を、前記取付部材の取付傾斜片の係合溝に配置して取り付けると共に、受け材を前記連絡材の受面部に固定したことを特徴とする太陽電池ケーブルの保持構造。

請求項2

連絡材は、更に受面部の下端折曲した横片部を有し、該横片部の先端を取付部材の側壁面に臨ませたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池ケーブルの保持構造。

請求項3

取付傾斜片に連絡材を取り付けると共に取付横片の先端に連絡材に設けた突起係合させることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池ケーブルの保持構造。

請求項4

連絡材の取付部は、上端を折返し状に形成して上方から係合できるか、内側へ延在する上側横片を前記取付横片の上方に臨ませると共に該上側横片に設けた通孔に上方から締着具を配してその下端を前記取付横片の上面に圧接するように締着させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の太陽電池ケーブルの保持構造。

請求項5

外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に、請求項1〜4の何れか一項に記載の取付部材を固定し、該取付部材に連絡材を取り付け、更に受け材を固定すると共に、直接的に外設部材を、或いは支持材を介して間接的に外設部材を取り付けたことを特徴とする外設部材の取付構造

技術分野

0001

本発明は、新設既設を問わず建築物屋根等の外装面施工される多種の縦葺き(縦張り外装構造に取り付けた取付部材に対し、容易に且つ安定に連絡材(連絡金具)を取り付け、更に受け材受け金具)を取り付けることができ、太陽電池パネルから延在するケーブルを容易に保持することができる太陽電池ケーブルの保持構造、及び外設部材取付構造に関する。

背景技術

0002

太陽電池パネルから延在するケーブル(配線材)等を保持する架台としては、例えば特許文献1〜4などに記載される提案がなされている。
例えば特許文献1〜3には、ケーブルを収容するための空間(配線収容部、配線枠、収納空間)をフレームの一部に組み込んだ例である。
特許文献4には、太陽電池パネルを支持する桟部材側方に取り付ける保持部材にケーブルを収容する構造が提案されている。

先行技術

0003

特開2014−084572号公報
特開2013−174061号公報
特許第4679435号公報
特許第4942379号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記特許文献1〜3及び前記特許文献4の構造では、太陽電池パネルから延在するケーブルの保持には所定の効果が果たされるものの、何れも単なる支持フレームであるから、この支持フレームを、例えばハゼ締め式折板屋根等に太陽電池パネルや緑化屋根パネル等の外設部材を取り付けることができる取付部材として適用することは困難であった。

0005

そこで、本発明は、新設、既設を問わず建築物の屋根等の外装面に施工される多種の縦葺き(縦張り)外装構造に取り付けた取付部材に対し、容易に且つ安定に連絡材(連絡金具)を取り付け、更に受け材(受け金具)を取り付けることができ、太陽電池パネルから延在するケーブルを容易に保持することができる太陽電池ケーブルの保持構造、及び外設部材の取付構造を提案することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に固定する取付部材と、該取付部材に取り付ける連絡材と、該連絡材に固定して太陽電池パネルから延在するケーブルを保持する受け材とからなる太陽電池ケーブルの保持構造であって、前記取付部材は、凸状部の上方に位置する上面部と、該上面部の端縁から外方へ延在する取付横片と、その側端を傾斜状に折り上げると共にその上端係合溝を形成した取付傾斜片と、を備え、前記連絡材は、上端に位置する取付部と、該取付部から下方へ延在する受面部と、を備え、前記連絡材の取付部を、前記取付部材の取付傾斜片の係合溝に配置して取り付けると共に、受け材を前記連絡材の受面部に固定したことを特徴とする太陽電池ケーブルの保持構造に関するものである。

0007

また、本発明は、前記太陽電池ケーブルの
保持構造において、連絡材は、更に受面部の下端折曲した横片部を有し、該横片部の先端を取付部材の側壁面に臨ませたことを特徴とする太陽電池ケーブルの保持構造をも提案する。

0008

また、本発明は、前記太陽電池ケーブルの保持構造において、取付傾斜片に連絡材を取り付けると共に取付横片の先端に連絡材に設けた突起係合させることを特徴とする太陽電池ケーブルの保持構造をも提案する。

0009

また、本発明は、前記太陽電池ケーブルの保持構造において、取付部材は、凸状部を挟んで臨む左右一対の底面部と、該底面部の締め付け手段と、を備え、前記締め付け手段を締め付けることにより、前記底面部の内側端を凸状部に挟着できることを特徴とする太陽電池ケーブルの保持構造をも提案する。

0010

また、本発明は、前記太陽電池ケーブルの保持構造において、連絡材の取付部は、上端を折返し状に形成して上方から係合できるか、内側へ延在する上側横片を前記取付横片の上方に臨ませると共に該上側横片に設けた通孔に上方から締着具を配してその下端を前記取付横片の上面に圧接するように締着させることを特徴とする太陽電池ケーブルの保持構造をも提案する。

0011

さらに、本発明は、外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に、前記構成の取付部材を固定し、該取付部材に連絡材を取り付け、更に受け材を固定すると共に、直接的に外設部材を、或いは支持材を介して間接的に外設部材を取り付けたことを特徴とする外設部材の取付構造をも提案するものである。

発明の効果

0012

本発明の太陽電池ケーブルの保持構造は、取付部材に設けた取付横片と取付傾斜片に対し、連絡材及び受け材を容易に且つ安定に取り付けたものであり、連絡材の取付部は、係合溝に配置しているので、前後方向にズレ動くことがなく取り付けられる。
また、太陽電池パネル自体は、前記取付傾斜片を位置規制部として容易に配設することができ、太陽電池パネルから延在するケーブルは、受け材やそれに固定した各種の金具などに適宜に収容、保持させることができる。

0013

また、連絡材が、更に受面部の下端を折曲した横片部を有し、該横片部の先端を取付部材の側壁面に臨ませた場合には、受面部と取付部材の側壁面と横片部とで囲まれる空間が形成され、該空間を、受け材を固定するための止着具の収容空間として利用することができる。

0014

また、取付傾斜片に連絡材を取り付けると共に取付横片の先端に連絡材に設けた突起を係合させる場合には、連絡材の取付が上下から挟むように行われるため、より安定に取り付けられるものとなる。

0015

また、取付部材が、凸状部を挟んで臨む左右一対の底面部と、該底面部の締め付け手段と、を備え、前記締め付け手段を締め付けることにより、前記底面部の内側端を凸状部に挟着でき場合には、後述する図示実施例に示すように取付部材を、比較的簡易な構成の複数部材にて構成することができる。

0016

また、連絡材の取付部が、上端を折返し状に形成して上方から係合できる場合には、容易に取り付けることができる。また、内側へ延在する上側横片を前記取付横片の上方に臨ませると共に該上側横片に設けた通孔に上方から締着具を配してその下端を前記取付横片の上面に圧接するように締着させる場合には、より強固により安定に取り付けることができる。

0017

さらに、本発明の前記取付部材を用いた外設部材の取付構造は、各種の外設部材を、外装面に安定に配置させた前記取付部材に直接的に、或いは支持材を介して間接的に取り付けた構成であり、外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に対し、太陽電池モジュール等を簡易な構造にて安定に取り付けることができる。

図面の簡単な説明

0018

(a)本発明の第1実施例における取付部材に連絡材を取り付けた状態を示す正面図、(b)その右側面図、(c)更に受け材を取り付けた状態を示す正面図、(d)それに用いた受け材の正面図、(e)その平面図、(f)その左側面図、(g)その右側面図である。
(a)外装面の凸状部に取り付けた第1実施例の取付部材に、予め一体的に固定した連絡材と受け材を臨ませた状態を示す斜視図、(b)外装面の凸状部に第1実施例の取付部材、連絡材、受け材を取り付け、更に太陽電池パネルを臨ませた状態を示す斜視図、(c)それに用いた取付部材の斜視図、(d)それに用いた連絡材の斜視図、(e)それに用いた受け材の斜視図である。
(a)第1実施例における取付部材の正面図、(b)その上面図、(c)その底面図、(d)その左側面図、(e)その右側面図、(f)第1実施例の取付部材を外装面の凸状部に取り付けた状態を示す正面図である。
(a)第2実施例における取付部材の正面図、(b)その上面図、(c)その底面図、(d)その左側面図、(e)その右側面図、(f)第2実施例の取付部材を外装面の凸状部に取り付けた状態を示す正面図である。
(a)第3実施例における取付部材の正面図、(b)その上面図、(c)その底面図、(d)その左側面図、(e)その右側面図、(f)第3実施例の取付部材を外装面の凸状部に取り付けた状態を示す正面図である。
(a)第4実施例における取付部材の正面図、(b)その上面図、(c)その底面図、(d)その左側面図、(e)その右側面図、(f)第1実施例の取付部材を外装面の凸状部に取り付けた状態を示す正面図である。
(a)第1比較例における取付部材の正面図、(b)その右側面図、(c)その上面図、(d)第2比較例における取付部材に、連絡材及び受け材を取り付けた状態を示す斜視図、(e)その正面図、(f)それに用いた連絡材及び受け材を示す斜視図、(g)第3比較例における取付部材に、連絡材及び受け材を取り付けた状態を示す正面図、(h)その上面図、(i)それに用いた連絡材の斜視図である。
(a)本発明の第5実施例における連絡材を示す正面図、(b)上面図、(c)底面図、(d)左側面図、(e)右側面図、(f)背面図、(g)斜視図、(h)受け材を取り付けた状態を示す斜視図である。
(a)第5実施例における取付部材を示す斜視図、(b)該取付部材に連絡材を取り付けた状態を示す斜視図、(c)更に受け材を取り付けた状態を示す斜視図、(d)第5実施例における外装材に取り付けた取付部材を示す斜視図、(e)該取付部材に連絡材を取り付けた状態を示す斜視図、(f)更に受け材を取り付けた状態を示す斜視図である。
(a)外装面の凸状部に第5実施例の取付部材を取り付けた状態を示す正面図、(b)該取付部材に、連絡材及び受け材を取り付けた状態を示す正面図である。

0019

本発明の太陽電池ケーブルの保持構造は、外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に固定する取付部材(I)と、該取付部材に取り付ける連絡材(II)と、該連絡材に固定して太陽電池パネルから延在するケーブルを保持する受け材(III)とからなる太陽電池ケーブルの保持構造である。なお、連絡材、受け材については、連絡金具、受け金具の名称では、金属製成形体に限定されることを回避するために、金具の名称を避けたが、特にその材質について限定するものではない。

0020

前記取付部材(I)は、凸状部の上方に位置する上面部(イ)と、該上面部の端縁から外方へ延在する取付横片(ロ)と、その側端を傾斜状に折り上げると共にその上端に係合溝を形成した取付傾斜片(ハ)と、を備える構成である。
より望ましくは、前記構成に加え、凸状部を挟んで臨む左右一対の底面部(ニ)と、該底面部の締め付け手段(ホ)と、を備え、前記締め付け手段を締め付けることにより、前記底面部の内側端を凸状部に挟着できるものである。

0021

前記上面部(イ)は、前述のように凸状部の上方に位置する横片部分を指すものであって、さらにこの取付部材の上方に太陽電池パネル等の外設部材を配設する場合にはそれを支持する受面部となる。この上面部は、後述する図示実施例に示すように略水平状が望ましいが、必ずしも限定するものではない。

0022

前記取付横片(ロ)は、前述のように前記上面部の端縁から外方へ延在する横片部分を指すものであって、この取付横片の先端が連絡材の下端(突起)に係合する係止突部である。この取付横片は、後述する図示実施例に示すように略水平状が望ましいが、必ずしも限定するものではない。

0023

前記取付傾斜片(ハ)は、前述のように前記取付横片の側端を傾斜状に折り上げると共にその上端に係合溝を形成した傾斜片部分を指すものである。上端に係合溝を形成するということは、上端から切欠溝を形成することであるから、上端の前後には切り欠かれない部分が残存し、該部分が、連絡材を係合溝に取り付けた際に、前後方向へのズレ外れを防止する役割を果たす。また、この取付傾斜片は、後述する図示実施例に示すように太陽電池パネルを配設する際の端縁を係止する役割をも果たし、容易に太陽電池パネルを配設するための位置規制部でもある。

0024

前記底面部(二)は、前述のように凸状部を挟んで臨む左右一対の横片部分を指すものであり、左右の何れか一方に配する一方部材と、その他方に配する他方部材との両方に横片部分を設け、該横片部分の内側端を挟着部とする。この底面部は、後述する図示実施例に示すように略水平状が望ましいが、必ずしも限定するものではない。

0025

前記締め付け手段(ホ)は、前述のように前記底面部を左右から締め付けるための手段を指すものであり、前記底面部を形成する部材、即ち左右に配した部材を締め付けるものであれば、特にその構成を限定するものではない。
例えばこの締め付け手段としては、左右の部材に架け渡すように配した横向きボルトとそれを締め付けるナットからなる構成でもよいし、後述する図示実施例に示すように上方部材下方部材とを一体化させると共に締め付ける縦向きボルトとそれを締め付けるナットからなる構成でもよい。

0026

前記連絡材(II)は、上端に位置する取付部(ヘ)と、該取付部から下方へ延在する受面部(ト)と、を備える。なお、前記受面部の下端を折曲して横片部(チ)を形成してもよい。

0027

前記取付部(ヘ)は、連絡材の上方部分に形成されるものであって、前記取付部材の取付傾斜片に形成される係合溝に上方から配置できるものであれば、特に具体的に限定するものではなく、例えば上端を折返し状に形成して上方から係合(掛合)できるようにしてもよいし、或いは内側へ延在する上側横片を前記取付横片(ロ)の上方に臨ませると共に該上側横片に設けた通孔に上方から締着具を配してその下端を前記取付横片(ロ)の上面に圧接するように締着させることにより取り付けるようにしてもよい。前者の態様においては容易に取り付けることができ、後者の態様においてはより強固により安定に取り付けることができる。何れに態様においても、後述する図示実施例のように当該取付部自体を傾斜状に設けることにより、より安定に取り付けることができる。

0028

前記受面部(ト)は、前記取付部(ヘ)から下方へ延在する,即ち連絡材の中段部分に形成されるものであって、後述する図示実施例のように略垂下する縦片状でもよいが、特に限定するものではない。この受面部は、ボルトナット等を用いて受け材を取り付ける部分である。

0029

前記横片部(チ)は、前述のように必須の構成ではないが、前記受面部の下端を折曲して形成してもよく、その先端(=当接部)が取付部材の側壁面を傷つけることがないように断面が略円弧状に形成されることが望ましい。なお、この当接部が設けられる横片部は、前記受面部を取付部材の側壁面から離す役割をも果たす。即ち前記受面部と取付部材の側壁面とは、この横片部を底面とする空間を形成し、該空間内には、後述する図示実施例に示すように受け材を固定するための止着具(ナット)などが位置する。

0030

なお、この連絡材(II)には、前記取付部(ヘ)として、上端を折返し状に形成して上方から係合させる態様の場合には、前記取付横片の先端(係止突部)に係合する突起を備えることが望ましい。この場合、上方の係合溝を上顎とすると、突起が下顎となり、上下から取付傾斜片を挟む(噛む)ように取り付けることができる。即ち容易に且つ安定に取り付けることができる。
また、前記取付部(ヘ)として、前記締着具を用いて締着させる態様の場合には、前記取付横片(ロ)の下面に沿うように内側へ延在させた下側横片を設けることが望ましい。この場合、この下側横片が前記取付横片(ロ)の強度を補足補強)する役割を果たし、前記締着具を強固に取り付けることができる。更にこの下側横片の先端を上方へ折り上げることにより、前記取付横片(ロ)への取付強度及び取付安定性はより高いものとなる。

0031

前記受け材(III)は、前記連絡材に固定して太陽電池パネルから延在するケーブルを保持するものであって、特に構成を限定するものではない。例えば後述する図示実施例では、短幅の受皿状の受け材としたが、該受け材に直接的に太陽電池パネルから延びるケーブル等を保持させるようにしてもよいし、隣り合う受け材に連続する支持材を配設して該支持材にケーブル等を保持させるようにしてもよい。

0032

なお、前記底面部(二)には、後述する図示実施例のように接地部(リ)を設けるようにしてもよい。この接地部とは、下方へ突出する先端を指し、外装面に線接触状に載置するものである。即ちこの接地部としては、後述する図示実施例のようにアルミ押出型材等からなる硬質材料の場合には、先端を断面略円弧状に形成してもよいし、弾性材料成形体からなる軟質材料の場合には、その形状を限定するものではない。また、この接地部は、底面部を形成する左右の横片部分の下面にそれぞれ設けられるが、長さ方向に連続するものでも、断続的に連続するものでもよく、後述する図示実施例に示すように左右の側端近傍にそれぞれ一条(一列)ずつ設けることが好ましいが、特にそれに限定するものではなく複数条複数列)ずつ設けるようにしてもよい。
なお、この本発明における「線接触状」とは、前述のように例えば硬質材料の鋭利な先端が外装面に接触している状態ではなく、広幅の面接触でもなく、細幅(=数mm以下)の面接触状とも太幅(=約1mm以上)の線接触状とも言えるものであり、経年摩擦等が生じても金属板表面防錆塗装等の表面処理を剥がさないものである。
前述のようにこの接地部は、硬質材料の先端を断面略円弧状に形成される内側端としても、軟質材料の先端としても、外装面と線接触状に載置されるので、外装面を形成する金属面板が変形していても確実に接地するものとなる。

0033

そして、本発明の太陽電池ケーブルの保持構造は、前記取付傾斜片(ハ)の係合溝に前記連絡材(II)の取付部(へ)を取り付けると共に、横片部(チ)の先端(当接部)を前記取付部材(I)の側壁面に臨ませ、受け材(III)を前記連絡材(II)の受面部(ト)に固定した構成である。

0034

なお、前記取付部材としては、原則的には単一部材からなるものでもよいが、左右一対の底面部を形成するために左右に分割できる弾性を有し、且つ凸状部に強力に固定するための剛性を有する必要があるため、現実的ではなく、金属押出材などから成形される複数部材からなるものが現実的である。

0035

例えば後述する図示実施例では、凸状部の上方及び左右の何れか一方に配する上方部材(A)と、該上方部材と回動自在に枢着されて凸状部の他方に配される下方部材(B)と、該下方部材に取り付けられて前記上方部材を貫通する取付ボルト(C)と、該取付ボルトの先端に螺合される締着ナット(D)とからなる構成とし、上方部材に上面部(イ)、取付横片(ロ)、及び取付傾斜片(ハ)を形成すると共に、回動自在に枢着した上方部材と下方部材で左右一対の底面部(ニ)を形成し、取付ボルトに締着ナットを取り付けて締め付け手段(ホ)を形成した。

0036

そして、この取付部材では、回動自在に枢着した上方部材と下方部材で凸状部を左右から挟むように配設した状態で、取付ボルトに締着ナットを取り付けて締め付けることにより、取付部材を一体化することで、上方部材及び下方部材を凸状部に係止させ、取付ボルトを上方部材上に起立させることができる。

0037

(A)上方部材
前記上方部材は、前述のように凸状部の上方及び左右の何れか一方に配する部材であって、上面部(イ)、取付横片(ロ)、及び取付傾斜片(ハ)を形成する。詳しくは、この上方部材は、凸状部を覆う部分と、凸状部の一方側の基端に当接する部分、即ち底面部(ニ)の一方の横片部分と、を有する構成であり、(B)下部部材との間には空間が形成され、該空間に凸状部を位置させるように配設する。底面部(ニ)を形成する横片部分には、下面に接地部(リ)を形成してもよい。
また、この上方部材は、前述のように(B)下方部材とは回動自在に枢着されている構成である。詳しくは、上方部材か下方部材の何れかに凸状の枢支部が設けられ、他方には凹状の枢支受部が設けられて回動自在に枢着(嵌合)されている構成である。
さらに、この上方部材は、前述のように(C)取付ボルトが貫通するものであって、取付ボルトが貫通するための孔を備える構成である。この貫通孔が取付ボルトの径と略同一の場合には、貫通孔に対して対して取付ボルトが正対する方向しか許容されないため、上方部材と下方部材との回動も制御されてしまう。したがって、横長に貫通孔を形成することが望ましい。
なお、この上方部材は、頂部に上面部(イ)が形成されているので、この上面部に外設部材や太陽電池パネルを安定に支持させることができる。

0038

(B)下方部材
前記下方部材は、前述のように凸状部の左右の他方に配する部材であり、一方に配する上方部材と同様に凸状部の他方側の基端に当接する部分、即ち底面部(ニ)の他方の横片部分を有する構成である。底面部(ニ)を形成する横片部分には、下面に接地部(リ)を形成してもよい。
また、この下方部材には、前述のように(C)取付ボルトが取り付けられるが、例えば通孔を形成して裏面側から取付ボルトを突出させてもよいし、取付ボルトの頭部を配する溝状又は凹状の収容部を設けるようにしてもよく、この場合には容易に且つ安定に取付ボルトを下方部材に配設することができ、凸状部への取付作業においても取付ボルトが下方部材から脱離する事故を防ぐことができる。

0039

(C)取付ボルト
この取付ボルトは、この取付部材における「取付部」を形成するものである。前述のように(B)下方部材に取り付けられ、(A)上方部材を貫通するものであるから、上方部材と下方部材との連結部材としても作用する。この取付ボルト自体は、通常の六角ボルト等が利用される。

0040

(D)締着ナット
この締着ナットは、上方から前記(C)取付ボルトに締め付けることにより、(A)上方部材と(B)下方部材を一体的に固定すると共に、各部材に設けた挟着部を凸状部の基端の左右に配置させるので、上方部材及び下方部材を凸状部に係止させ、取付ボルトを上方部材上に起立させる作用を果たす。この締着ナット自体は、通常の六角ナット等が利用される。したがって、前記(C)取付ボルトとこの(D)締着ナットとで締め付け手段(II)が形成される。

0041

これらの取付部材を構成する(A)〜(D)の部材のうち、回動自在に枢着されている(A)上方部材及び(B)下方部材は、特にその形状を限定するものではないが、前述のように凸状部を位置させる空間を形成するものであって、後述する図示実施例のように断面略筺状に形成されることが望ましい。
断面を略筺状に形成するためには、例えば一方を右、他方を左とすると、回動軸(枢支部及び枢支受部)は上面左端に位置させ、上方部材は上面と右側面と底面右側を形成し、下方部材は左側面と底面左側を形成すればよい。なお、このような構成は、後述する図示実施例の第1実施例に相当する最も簡易な構成を示したものであり、前述の構成並びに作用、効果を損なわない限り、どのような構成を採用してもよい。

0042

前記取付部材の取り付け対象である凸状部は、外装面を構成する外装材にて形成されるものであって、山状部分谷状部分とが連続する構成の外装面であれば、山状部分を指し、新築でも既設でもよい。また、後述する図示実施例に示すように山状部分である突状部の頂部に、外装材の側縁を略垂直状に立ち上げカシメて凸部を形成したものでも、その外側にキャップ状のカバー材を配したものでも、一方の側縁に他方の側縁を重合させて形成したものでもよく、特にその構成を限定するものではない。

0043

また、本発明は、前記構成の取付部材を用いた外設部材の取付構造をも提案するものであり、外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に、前記構成の取付部材を固定し、該取付部材に連絡材を取り付け、更に受け材を固定すると共に、直接的に外設部材を、或いは支持材を介して間接的に外設部材を取り付けたものである。

0044

前記外設部材としては、太陽電池パネルや緑化パネル(構造)、或いは新設の屋根材(構造)等の屋根面の大きな面積を占めるものであっても、雪止め金具避雷針アンテナ等の部分的に設けるものであってもよい。また、太陽電池パネルにおいても、太陽電池モジュールの周縁フレーム材を配したものも、太陽電池を外装材に一体的に設けたものであってもよくその構成は特に問わない。

0045

外設部材を支持する支持材としては、前記取付部材の取付ボルトに直接的に取り付けてもよいし、補助部材を介して間接的に取り付けてもよい。
この支持材は、特にその形状や構成等を限定するものではないが、後述する図示実施例のように桁行き方向に連続する逆U字状長尺材横桟材)又は定尺材でもよいし、流れ方向に連続する長尺材(縦桟材)又は定尺材でもよい。

0046

図1(c)及び図2(b)に示す本発明の太陽電池ケーブルの保持構造の第1実施例は、凸状部51に固定する取付部材1と、該取付部材1に取り付ける連絡材6Aと、該連絡材6Aに固定して太陽電池パネル7から延在するケーブル(図示せず)を保持する受け材6Bと、からなる構成である。

0047

まず、前記取付部材1は、凸状部51の上方に位置する上面部と、該上面部の端縁から外方へ延在する取付横片26と、その側端を傾斜状に折り上げると共にその上端に係合溝271を形成した取付傾斜片27と、凸状部51を挟んで臨む左右一対の底面部23,32と、該底面部23,32の締め付け手段1B,1Cと、を備え、前記締め付け手段1B,1Cを締め付けることにより、前記底面部23,32の内側端25,35を凸状部51に挟着できる構成である。

0048

この第1実施例における取付部材1は、図3(a)〜(e)に示すように凸状部51の上方及び左右の何れか一方(=右方)に配する上方部材2と、該上方部材2と回動自在に枢着されて凸状部51の他方(=左方)に配される下方部材3と、該下方部材3に取り付けられて前記上方部材2を貫通する取付ボルト1Bと取付ボルト1Bと締着ナット1Cと、該取付ボルト1Bの先端に螺合される締着ナット1Cとからなる。これらの取付ボルト1Bと締着ナット1Cとが締め付け手段を構成する。
また、前記上方部材2と前記下方部材3とは、組み合わせ状態が断面略筺状になるように形成され、凸状部51を挟んで略水平状に臨む左右一対の横片部分である底面部23,32を有し、内部に空間10が形成される。
さらに、前記底面部23,32の下面には、下方へ突出し、先端が断面略円弧状に形成される接地部231,321がそれぞれ長さ方向に連続するように設けられている。

0049

前記上方部材2は、前述のように凸状部51の上方及び右方に配する部材であり、図示するように凸状部51を囲う筺状部分の上面に相当する横片21と、右側面に相当する縦片22と、底面右側に相当する横片である底面部23とを形成する略つ字状のアルミ押出材である。前記横片21には、取付ボルト1Bが貫通する横長の孔211が設けられている。そして、下方部材3と回動自在に枢着するための軸部15を形成する凹状の枢支受部24は、上面左端(横片21の左端)に位置し、凸状部51に当接する底面部23の先端が挟着部25である。
なお、この上方部材2には、前記横片21の一方(図面右方)に略水平状に延在する取付横片26と、その略中央を傾斜状に折り上げた取付傾斜片27が設けられている。前記取付横片26は、先端261が係止突部であって、前端付近及び後端付近にそれぞれ孔262が設けられている。また、前記取付傾斜片27は、中央上端が切り欠かれた板状であって、この切欠溝を係合溝271とし、残存する前後の上端272,272とする。

0050

前記下方部材3は、前述のように凸状部51の左方に配する部材であり、図示するように左側面に相当する縦片31と、底面左側に相当する横片である底面部32とを形成する略L字状のアルミ押出材である。そして、取付ボルト1Bの頭部が嵌着される凹状の収容部33が略中央、即ち前記上面(横片21)の裏面側に形成され、上方部材2と回動自在に枢着するための軸部15を形成する凸状の枢支部34は、左側面上端(縦片31の上端)に位置し、凸状部51に当接する底面部32の先端が挟着部35である。

0051

前記取付ボルト1Bは、図示するように下端に頭部16が位置し、上方に雄ネジ部分17が位置する六角ボルトである。
また、前記締着ナット1Cは、六角ナットである。

0052

そして、これらの部材を図示ずるように一体的に組み合わせるのであるが、上方部材2と下方部材3とは回転自在に枢着されて軸部15を形成し、下方部材3の収容部33にその頭部16を取り付けられた取付ボルト1Bの雄ネジ部分17の先端は、上方部材2に設けた孔211を貫通して上方に突出するように組み合わせる。
なお、締着ナット1Cは、それを締め付ける作業まで取り外した状態としておくようにしてもよいし、取付ボルト1Bの雄ネジ部分17の先端に緩く取り付けておくようにしてもよい。

0053

次に、前記連絡材6Aは、上端に位置する取付部61と、該取付部61から下方へ延在する受面部62と、とを備え、金属製の成形材でも硬質樹脂製の成形材でもよい。この第1実施例における連絡材6Aには、更に前記受面部62の下端を折曲して横片部63を形成している構成である。

0054

この第1実施例における連絡材6Aは、図2(d)に示すように前記係合溝271の横幅とほぼ等しくやや狭い短冊状の金属材等を折曲成形して作成される部材である。そして、断面7字状に形成される取付部61の下方には、下方外側へ延在して略垂下状に下方へ延在する受面部62が設けられ、その下端を内側へ折曲すると共に先端を断面円弧状に形成した横片部63とが設けられている。この横片部63の先端が、断面が略円弧状に形成された当接部631である。また、この連絡材6Aの上方には上端を折返し状に形成して下方が開放する溝状の取付部61と内側上方へ突出する突起612とが設けられる。なお、内側、外側とは、取り付ける取付部材1に向かう方向を内側とし、その逆を外側とした。

0055

また、前記受け材6Bは、図2(e)に示すように前端及び後端が下方へ折曲された断面逆皿状の短冊材等を折曲して作成される部材であって、前記連絡材6Aより広幅に形成される。そして、左右方向に略水平状に形成される中央部65の内側及び外側を上方へ折り曲げ、内側の折り曲げ部分を側部66とした。これらの中央部65や側部66には、それぞれ円状(651,661)、細孔(652,662)が形成されている。なお、図1(d)〜(g)に示す三面図では右側の側部66の中央に比較的大径の円孔661を設けたが、図1(c)や図2(a),(e)に示すようにこの右側の側部66が左方に位置するように配設した。

0056

そして、前記取付部材1に前記連絡材6Aを取り付けるには、前記取付傾斜片27に設けた係合溝271に、前記連絡材6Aの取付部61を上方から配置(係合)するが、前後の上端272,272に挟まれる形で係合しているので、前後方向にズレ動くことがなく取り付けられる。しかも、取付部61自体を傾斜状に設けたので、前記係合溝271への取付部61の係合が共に傾斜状で行われるため、安定に係合させることができる
また、突起612の下端を、取付横片26の係止突部261に嵌まり込むように係合(嵌合)させる。即ち取付部61を上顎とすると、突起612が下顎となり、上下から取付傾斜片27を噛むように取り付けることができる。

0057

この状態で、連絡材6Aには、前述のように横片部63が設けられているので、その先端(当接部631)が取付部材1の側壁面22に臨む状態となっているが、断面が略円弧状に形成されているため、側壁面22と当接部631とが仮に当接することがあっても表面を傷付けることがない。
このように連絡材6Aには横片部63が設けられているので、受面部62と取付部材1の側壁面22と横片部63とで囲まれる空間67が形成され、該空間67には、受け材6Bを固定するための前記ナット6dgが位置している。

0058

なお、この状態で連絡材6Aには自重やそれに作用する正荷重により、外側への傾倒は防止されるが、取付部61に遊び(深さの余裕)を設けているため、必要に応じて連絡材6Aを上方へ持ち上げることにより、突起612を係止突部261から外してこの連絡材6Aを容易に取り外すことができる。

0059

次に、前記連絡材6Aに対し、前記受け材6Bを固定するが、この作業は連絡材6Aの取付以前に予め行ってもよいし、受け材6Bの取付後に行うようにしてもよい。
前述のように前記受け材6Bは、断面逆皿状に形成されているため、前記連絡材6Aの受面部62に対し、側部66が包持するように沿わせ、側方からボルト6c及びナット6dを取り付けて一体化すればよい。その際、ボルト6cは側部66に設けた円孔661を挿通させて取り付ける。

0060

このように、本発明では、前記連絡材6Aの取付部61を、前記取付部材の取付傾斜片27の係合溝271に取り付けると共に、当接部631を前記取付部材1の側壁面22に臨ませ、受け材6Bを前記連絡材6Aの受面部62に固定した構成である。

0061

なお、図2(a),(b)に示した外装面(外装材)5上に形成される凸状部51は、山状部分と谷状部分とが連続する構成の外装面5において、山状部分の頂部に形成されたものであり、図示しないタイトフレーム上に固定された吊子(図示せず)の起立片に、左右の外装材5,5の側縁部52,52の端部を略垂直状に立ち上げて重合状に沿わせ、カシメて形成したものである。

0062

そして、前記凸状部51に対し、前記取付部材1を取付施工するには、以下の第1〜第3の工程を実施すればよい。
まず、第1の工程として、上方部材2と下方部材3と取付ボルト1Bとを予め緩く一体的に組み合わせた状態で、上方部材2と下方部材3で形成される空間10に位置させるように凸状部51に配置する。
上方部材2及び下方部材3は、回動自在に枢着されているので、上方部材2を凸状部51の右側に配設し、底面部23の内側端である挟着部25を凸状部51の立ち上がり基部に沿わせ、下方部材3を凸状部51の左側に配設し、底面部32の内側端である挟着部35を凸状部51の立ち上がり基部に沿わせ、左右から挟むように配設する。

0063

次に、第2の工程として、前記取付ボルト1Bに締着ナット1Cを取り付けて上方から工具等で締め付ける。この締め付けにより、取付ボルト1Bを引っ張り上げる作用が働き、上方部材2と下方部材3とが一体的に固定する。この状態では、左右一対の底面部23,32が凸状部51の立ち上がり基部を右左から挟む状態となり、該底面部23,32の内側端である挟着部25,35が挟着する状態となるため、上方部材2及び下方部材3が凸状部51に係止状に取り付けられ、取付ボルト1Bが上方部材2上に起立し、前記底面部23,32から下方へ突出する接地部231,321が外装面5に線接触させて載置されるように取り付けられる。

0064

その後、第3の工程として、固定した取付部材1の取付傾斜片27に設けた係合溝271に、前記連絡材6Aの取付部61を上方から取り付ける(係合する)。そして、突起612の下端を、取付横片26の係止突部261に嵌まり込むように係合(嵌合)させる。
その後、前記連絡材6Aに対し、前記受け材6Bを固定するが、前述のようにこの作業は連絡材6Aの取付以前に予め行ってもよい。

0065

そして、第4の工程として、図2(b)に示すように固定した取付部材1の上面(横片21)に太陽電池パネル7を臨ませ、傾斜取付片27の端縁(=前後方向の端縁)に沿わせる(係止する)ように配設する。
なお、この太陽電池パネル7の取付に際しては、取付部材1の取付ボルト1Bの雄ネジ部分17の先端に、直接的に取り付けてもよいし、適宜支持材などを介して間接的に取り付けるようにしてもよい。また、前述のように取付部材1には受け材6Bが一体的に取り付けられているので、太陽電池パネル7から延在するケーブルをこの受け材6Bに直接的に保持させるようにしてもよいし、隣り合う受け材6B,6Bに連続する支持材を配設して該支持材にケーブル等を保持させるようにしてもよい。

0066

このように施工される本発明の太陽電池ケーブル7の保持構造は、取付部材1に設けた取付横片26と取付傾斜片27に対し、連絡材6A及び受け材6Bを容易に且つ安定に取り付けたものであり、連絡材6Aの取付部61は、前後の上端272,272に挟まれる形で係合(嵌合)しているので、前後方向にズレ動くことがなく取り付けられる。
また、太陽電池パネル7自体は前記取付傾斜片27(の前後方向の端縁)を位置規制部として容易に配設することができ、太陽電池パネル7から延在するケーブルは、受け材6Bやそれに固定した各種の金具などを適宜に収容、保持させることができる。
さらに、取付横片26に設けた孔262は、太陽電池パネル7の取付孔として用いることができる。

0067

また、この第1実施例では、取付横片26及び取付傾斜片27に取り付けた連絡材6Aに、横片部63が設けられているので、受面部62と取付部材1の側壁面22と横片部63とで囲まれる空間67が形成され、該空間67を、受け材6Bを固定するための止着具(6c,6d)の収容空間として利用することができる。

0068

また、この第1実施例における取付部材1は、外装面5に載置される接地部231,321が断面略円弧状に形成されているので、外装面5との接触が線接触状となるため、仮に外装面(外装材)5を形成する金属板材の変形等が生じても確実且つ安定な配設が行われるものとなる。また、接地部231,321により、底面部23,32と外装面5とは面接触することがないため、経年の摩擦等によっても外装材5を形成する金属板表面の防錆塗装等の処理が剥がされることがなく、サビ腐食の原因となることがない。なお、底面部23,32と外装面5との間に形成される空間4は、雨水(水分)を保持するものではないため、サビ等の原因とならない。

0069

また、この第1実施例では、凸状部51の上方及び右方に配する上方部材2と、該上方部材2と回動自在に枢着されて凸状部51の左方に配される下方部材3と、該下方部材3に取り付けられて前記上方部材2を貫通する取付ボルト1Cと、該取付ボルト1Cの先端に螺合される締着ナット1Bと、からなり、回動自在に枢着した上方部材2と下方部材3で凸状部51を左右から挟む挟着部231,321を形成し、取付ボルト1Cに締着ナット1Bを取り付けて締め付け手段を形成したので、この取付部材1を取り付けて一体化させることで、上方部材2及び下方部材3を凸状部51に係止させ、取付ボルト1Bを上方部材2上に起立させることができる。

0070

図4(a)〜(e)に示す本発明の第2実施例における取付部材12は、左右一対の横片部分である底面部23,32の下面に、下方へ長く突出し、先端が断面略円弧状に形成される接地部232,322が設けられている上方部材22、下方部材32からなる以外は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
即ちこの第2実施例では、底面部23,32の下面の接地部232,322を足長に形成しているが、図4(f)に示すようにその凸状部512が首長に形成される外装面(外装材)52に好適に適応するものであり、底面部23,32と外装面52との間に前記第1実施例における空間4よりも大きな空間42を形成するものである。

0071

図5(a)〜(e)に示す本発明の第3実施例における取付部材13は、底面部23,32の下面に接地部が設けられず、側壁面を形成する縦片223,313がそれぞれ鉛直状ではなく、下方へ向かって広がるように傾斜状に形成されている構成である以外は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
即ちこの第3実施例では、図5(f)に示す外装構造に対して面状に接触して安定に載置されている。

0072

図6(a)〜(e)に示す本発明の第4実施例の取付部材14は、底面部23,32の下面の接地部234,324を中央寄りに形成している以外は、前記第1実施例と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
即ちこの第4実施例では、図6(f)に示す外装構造では設置安定性について判断できないが、底面部23,32と外装面54との間に前記第1実施例における空間4よりも小さな空間44を形成するものである。

0073

図7(a)〜(c)に示す第1比較例における取付部材15は、上面(横片21)の右端縁に、前後方向の端縁付近に下方へ傾斜する下向き傾斜片28,28を、前後方向の略中央に上方へ傾斜する上向き傾斜片29を設けた構成であり、この上向き傾斜片29には係合溝(271)が設けられていない。
したがって、この第1比較例では、仮に前記連絡材(6A)を取り付けようとしても前後方向へのズレ動きが生じてしまうし、下向き傾斜片28に設けられた孔281は少なくとも太陽電池パネル(7)の取付用としては望ましくない。

0074

図7(d)〜(f)に示す第2比較例における取付部材16は、上面(横片21)の右端縁に、前後方向に沿う下方へ傾斜する下向き傾斜片28',28'を、前後方向の略中央に上方へ傾斜する上向き傾斜片29'を設けた構成であり、連絡材6Aに代えて用いる連絡材6Eには横片部(63)が設けられておらず、受け材6Bは全く同様である。
この第2比較例では、前後方向のズレを防止するため、連絡材6Eの上端を係合した状態で、この連絡材6Eの受面部62に設けた孔621からビス6gを打ち込んで下向き傾斜片29'に固定している。
なお、この例(続く第3比較例も同様)における凸状部51'は、山状部分と谷状部分とが連続する構成の外装面5において、山状部分の頂部に形成された点では、前記実施例等と同様であるが、タイトフレーム5C上に固定された吊子5Bの起立片に、左右の外装材5',5’の側縁部52',52'の端部を略垂直状に立ち上げて重合状に沿わせ、カシメて形成したものである。

0075

図7(g)〜(i)に示す第3比較例では、取付部材17自体は、前記第2比較例の取付部材16とほぼ同様であるが、連絡材6Aに代えて用いる連絡材6Fは、取付部61の中央寄りに取付ボルト1Bの上端に締着ナット1Cと共締めされる共締め部68が設けられている。

0076

図8(a)〜(g)に示す第5実施例における連絡材8は、上端に位置する取付部81と、該取付部81から下方へ延在する受面部82と、を備え、更に前記受面部82の下端を折曲して横片部83を形成している構成である。
この連絡材8の取付部81は、外側への下り傾斜部811a、垂直部811b、内側への下り傾斜部811cからなる断面7字状に形成される傾斜基部811と、前記下り傾斜部811aの上端から内側へ向かって延在する上側横片812と、前記下り傾斜部811cから内側へ向かって延在する下側横片813と、からなる。また、前記上側横片812を貫通して上方から締着具8bが配設され、前記下側横片813の先端は、斜め上方へ折り上げられている。

0077

この構成の連結材8を取付部材1に取り付けるには、図9(b),(e)に示すように取り付ければ良い。
即ち図9(d)〜(f)及び図10(a),(b)に、外装材5に取り付けた取付部材1に対して連絡材8及び受け材6Bを取り付ける手順を示しているが、敢えて図9(a)〜(c)では外装材5を省略してこの連絡材8の取付機構を明確に示すようにした。
要するに図9(b)に示すように、前記連結材8の取付部81を前記取付部材1の係合溝271に取り付ける。その際、傾斜基部811が係合溝271に配設され、前後方向へのズレ外れが防止されるのはその他の実施例と同様であるが、当該実施例では、前記傾斜基部811から延在する前記上側横片812を、前記取付横片26の上方に臨ませると共に、該上側横片812に上方から締着具8bを配してその下端を前記取付横片26の上面に圧接するように締着させる。

実施例

0078

しかも当該実施例における連絡材8には、前記下側横片813を設けているので、図10(b)に示すように該下側横片813を前記取付横片26の下面に沿うように配設する(取り付ける)と、この下側横片813は、前記取付横片26の強度を補強する役割を果たすため、前記締着具8bを強固に締め付けて取り付けることができる。
したがって、この第5実施例における連絡材8の取付部81は、前記取付横片26への取付強度及び取付安定性がより高いものとなる。
なお、当該第5実施例における取付部材1や受け材6Bは、前記実施例と同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。

0079

1,12〜14取付部材(実施例)
15〜17 取付部材(比較例)
10 空間
15 軸部
16 頭部
17雄ネジ部分
1B取付ボルト
1C締着ナット
2上方部材
21横片(上面)
22縦片(右側面)
23 底面部
231接地部
24枢支受部
25挟着部
26取付横片
261係止突部
27 取付傾斜片
271係合溝
272上端
3下方部材
32 底面部
321 接地部
33 収容部
34 枢支部
35 挟着部
5,5'外装面(外装材)
51,51' 凸状部
52,52'側縁部
6A連絡材(実施例)
6E,6F 連絡材(比較例)
61 取付部
62 受面部
63 横片部
631 当接部
6B受け材
65 中央部
66 側部
67 空間
68 共締め部
7太陽電池パネル
8 連絡材
8b締着具
81 取付部
811 傾斜基部
812 上側横片
813 下側横片
82 受面部
83 横片部

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