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技術 貼付剤の製造方法、及び、貼付剤

出願人 ダイヤ製薬株式会社
発明者 守金眞滋守金大蔵
出願日 2014年10月15日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2014-221990
公開日 2016年5月16日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2016-079164
状態 特許登録済
技術分野 医薬品製剤 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード 薄板シート状 突条リブ 保水ゲル 先端刃先 積層構成物 型切断装置 外気雰囲気 非流動状態
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重要な関連分野

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図面 (16)

課題

保持部材の表面に、柔軟効能組成物を厚さ、形状、位置等を高精度で積層形成可能であるとともに、押切刃型を用いて柔軟効能組成物を所望形状に切断する際に、柔軟効能組成物が押切刃型に付着することを抑制できる貼付剤の製造方法及び貼付剤を提供。

解決手段

第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有する複数の組成成分を含有する柔軟効能組成物1と効能組成物1を保持する保持部材2とを備えた貼付剤の製造方法であって、柔軟効能組成物1を第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成する工程を備えることを特徴とする。

概要

背景

人体発熱に対する氷枕氷嚢の代わりに、携帯性貼付性に優れている人体貼付用冷却材として、主として含水水溶性高分子を含有する含水ゲル組成物を備えた種々の冷却用貼付剤が提案されている。
また、含水水溶性高分子を含有する含水ゲル組成物に鎮痛成分消炎成分などの薬効成分を含有し、人体に貼付することにより経皮的に作用して、その薬効成分に対応する効能を奏する種々の薬効用貼付剤が提案されている。
また、水を含有しない非水系組成物合成ゴム天然ゴム等の弾性を有する非水弾性組成物に鎮痛成分、消炎成分などの薬効成分を含有し、人体に貼付することにより経皮的に作用して、その薬効成分に対応する効能を奏する種々の薬効用貼付剤が提案されている。

例えば、特開2000−107219号公報(特許文献1)には、水溶性高分子からなりかつ水が40重量%以上含有された保水性母材と、該保水性母材内に分散保持された少なくとも表面が親水性を有する繊維とからなり、該繊維の少なくとも一部が上記保水性母材表面露出している保冷保湿ゲルであって、保水性母材内に多量に保水することができ保湿能に優れており、また繊維によって該母材内を水分が移動し易く、且つこれらの繊維によって保水性母材から外部への水分の揮散も容易に起き、保冷能にも優れる効果が開示されている。

特開2004−298474号公報(特許文献2)には、伸縮性シートの片面に複数個突起が設けられた支持体の突起を有する面に(A)ポリアクリル酸及び/又はその塩、(B)架橋剤を配合した含水ゲルが塗工されてなる貼付剤であって、優れた指圧効果を発揮し、患部の高い血流改善治療効果が得られる。また、柔軟性・弾力性を有する含水ゲル層クッションとなり突起物による鋭い痛み感じないため、長時間にわたって心地よい使用感を奏する効果が開示されている。

特開2004−231577号公報(特許文献3)には、少なくとも水溶性高分子と水分と官能成分とを含む保水ゲル中に、アロマオイル薬理活性物質などの官能成分を担持して徐放するゲル粒子が分散されてなるパッド材であって、保水ゲルを用いたパッド材を人体に貼付し続けた場合において、次第に、このパッド材による実質的な官能効果感覚的な官能効果が低下するのを抑制し、長時間にわたって十分な官能効果を奏する効果が開示されている。

特開2003−183156号公報(特許文献4)には、支持体に膏体層を設けてなる外用貼付剤において、該膏体層を形成する膏体組成物が、非水性基剤インドメタシン等の薬効成分及びポリエチレングリコールを含有すること外用貼付剤であって、貼付剤の粘着性や使用感等を良好に保ちつつ、皮膚障害を抑制できる効果を奏することが開示されている。

再表2001−47559号公報(特許文献5)には、支持体と該支持体上に塗工された薬物保持層とを有する外用貼付剤であって、前記薬物保持層が、水溶性高分子物質、架橋剤、水、及び保水剤を必須成分とする粘着性ゲル基剤に、薬効成分としてテトラカインプロカインジブカインリドカインベンゾカイン、キシロイン、又はこれらの薬学的に許容される塩の化合物からなる局所麻酔剤及びケトプロフェンピロキシカムフェルビナクブフェキサマクスプロフェンフルルビプロフェンジクロフェナックイブプロフェン、又はこれらの薬学的に許容される塩の化合物からなる非ステロイド系消炎鎮痛剤を含有してなる薬物含有基剤からなる外用貼付剤であって、慢性関節リウマチ変形性関節症、及び腰痛症からなる群から選択される炎症を伴う痛みに対する鎮痛用剤である外用貼付剤であって、慢性関節リウマチや変形性関節症、腰痛症等の炎症を伴う痛みの鎮痛効果を改善しうる効果が開示されている。

特開2001−64161号公報(特許文献6)には、支持体部と膏体部からなる貼付剤において、膏体部を有し、インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナク、又はクロモグリク酸などの水難溶性薬物を含有する貼付剤であって、剥がれ、めくれを生じす、且つ膏体表面についている剥離ライナーが剥がしやすく、肩、等へも貼付しやすく、剥がした際に膏体が皮膚表面に残らない使用性に優れた効果を奏することが開示されている。

特開2003−116903号公報(特許文献7)には、複数のゲル組成物充填用凹部を形成した帯状シートを供給し、搬送する帯状シート供給搬送手段と、少なくとも水溶性高分子および水を含みゲル化し得るよう調製されたゲル組成物を貯留し、下部にゲル組成物を帯状シート上に送り出すための送出し口を有する貯留槽と、前記送出し口に設置され、帯状シートの搬送による移動に伴って前記送出し口から帯状シート上に送り出されたゲル組成物を帯状シートの各凹部内に押し込み、充填するゲル組成物充填手段とを備えたゲル組成物をブリスタ型容器に充填する貼付剤の充填装置であって、ゲル組成物を、ブリスタ型容器に空気を含まずに自動的に充填できる効果が開示されている。

特開2007−190325号公報(特許文献8)には、高含水率低粘着性含水ゲル体が形成された保持シートの反対側の面に設けられた非水溶性粘着剤を用いた粘着層剥離シート剥離可能に貼着された冷却シートと、収容凹部の周囲に鍔部が設けられたブリスタ型収容容器とを備えた携帯用冷却シートにおいて、上記の冷却シートにおける剥離シートが保持シート及び含水ゲル体よりも大きく形成され、この冷却シートにおける含水ゲル体が上記の収容凹部の底部側に位置するようにして、含水ゲル体と保持シートとがこのブリスタ型収容凹部内に収容されると共に、この収容凹部から鍔部側に突出した剥離シートを覆うようにして、閉塞部材がブリスタ型収容容器の鍔部に貼着されている携帯用冷却シートであって、高い冷却効果が長い時間維持でき、簡単に剥がれないように身体の貼付部位に適切に貼付できる冷却シートが簡単に得られる効果が開示されている。

概要

保持部材の表面に、柔軟効能組成物を厚さ、形状、位置等を高精度で積層形成可能であるとともに、押切刃型を用いて柔軟効能組成物を所望形状に切断する際に、柔軟効能組成物が押切刃型に付着することを抑制できる貼付剤の製造方法及び貼付剤を提供。第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有する複数の組成成分を含有する柔軟効能組成物1と効能組成物1を保持する保持部材2とを備えた貼付剤の製造方法であって、柔軟効能組成物1を第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成する工程を備えることを特徴とする。

目的

本発明は、上記課題を解決して、保持部材の表面に、柔軟効能組成物を、厚さ、面積、形状、積層位置などを高精度で積層形成可能である貼付剤の製造方法及び貼付剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

少なくとも、複数の組成成分を含有し効能を奏する柔軟効能組成物と、前記効能組成物の一面に接合され前記効能組成物を保持する保持部材とを備えた貼付剤の製造方法であって、前記柔軟効能組成物は、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有し、前記柔軟効能組成物は、前記第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成される工程を備えた工程により製造されてなることを特徴とする貼付剤の製造方法。

請求項2

(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(C)前記流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物を所定形状に切断して切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材に前記切断冷却非変形効能組成物を積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を調製する冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする請求項1に記載の貼付剤の製造方法。

請求項3

(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(C)前記流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材の所定の表面領域に前記複数個の切断冷却非変形効能組成物を積層付着して、保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数個の冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させるとともに柔軟化した柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・複数個の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする請求項1に記載の貼付剤の製造方法。

請求項4

(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種類の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形形成効能組成物を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形効能組成物を順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物を前記保持部材に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする請求項1に記載の貼付剤の製造方法。

請求項5

(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材の所定の表面の平面領域所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物を互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに前記保持部材に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物が前記保持部材の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする請求項1に記載の貼付剤の製造方法。

請求項6

(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(AB)前記保持部材に前記流動効能組成物原料を積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料が非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成した保持部材・冷却非変形効能組成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却非変形効能組成物を所定形状に切断して保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする請求項1に記載の貼付剤の製造方法。

請求項7

(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(AB)前記保持部材に前記流動効能組成物原料を積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC−a)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料が非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成した保持部材・冷却効能組成物積層構成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却効能組成物積層構成物を複数個の所定形状に切断して複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する複数個切断冷却所定形状形成工程、(E−a)前記複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した複数個の保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする請求項1に記載の貼付剤の製造方法。

請求項8

さらに、(F)上面開口された収容凹部とその凹部の周縁に形成された鍔とを有するブリスタ型容器を供給するブリスタ型容器供給工程、と(AF)前記ブリスタ型容器の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、を備え、前記(B)流動効能組成物原料調製工程と前記(C)冷却所定形状形成工程を経て、前記(D)冷却非変形効能組成物積層工程において、前記ブリスタ型容器材の凹部に配置された前記保持部材に前記切断冷却非変形効能組成物を積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製し、その後、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程を経ることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。

請求項9

さらに、前記柔軟効能組成物の他面に、使用時に剥離される剥離保護部材を備えた貼付剤の製造方法であって、(G−a)前記剥離保護部材を供給する剥離保護部材供給工程、及び、(G−b)前記(D)冷却非変形効能組成物積層工程の後に、前記冷却非変形効能組成物の他面に前記剥離保護部材を積層して保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程、又は、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程の後に、前記柔軟効能組成物の他面に前記剥離保護部材を積層して保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程、を備えることを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。

請求項10

さらに、使用時に剥離される剥離保護部材を備えた貼付剤の製造方法であって、さらに、(G−a)前記剥離保護部材を供給する剥離保護部材供給工程、及び、(G−b)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物の他面と前記ブリスタ型容器の鍔とを覆った状態で前記剥離保護部材を設置するとともに、前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を大気圧よりも減圧状態になるように減圧した状態で、前記剥離保護部材と前記ブリスタ型容器の鍔とを接合して、これにより、減圧密封包装体を調製する密封工程を備えることを特徴とする請求項8に記載の貼付剤の製造方法。

請求項11

前記(B)流動効能組成物原料調製工程において、前記流動効能組成物原料は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、前記第一流動温度において流動可能な流動状態であり、前記第一流動温度よりも低温になるに従って切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態になり、その非変形状態から第三非流動柔軟温度に処理した時に流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる性質を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。

請求項12

人体の皮膚に貼付したとき、冷却効能又は冷感効能を奏することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。

請求項13

前記流動効能組成物原料または前記効能組成物は、さらに、経皮吸収性を有する薬効成分を含有し、人体の皮膚に貼付したとき、前記薬効成分が発揮する薬効を奏することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。

請求項14

前記保持部材は、空気、水分及び湿気のうちの少なくとも一つを通過可能な微細凹凸表面を有する多孔性材料より構成され、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程において、前記切断冷却非変形効能組成物が非変形状態から柔軟状態に変化するとともに柔軟化した柔軟効能組成物の一部が前記保持部材の微細凹凸表面の凹凸の内部に入り込む状態で付着して、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に剥がれることなく固着する状態に処理することを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。

請求項15

前記流動効能組成物原料は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、前記第一流動温度は、前記流動効能組成物原料が流動可能な約15℃〜約90℃であり、前記第二冷却非変形温度は、前記冷却非変形効能組成物が切断時に変形しない約5℃以下の温度領域であり、前記第三非流動柔軟温度は、前記柔軟効能組成物が流動性を有しない約5℃〜約50℃であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の貼付剤の製造方法。

請求項16

少なくとも、保持部材と、柔軟効能組成物とを備え、前記柔軟効能組成物は、互いに組成成分の異なる複数種類の柔軟効能組成物を有し、前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物は互いに異なる効能を奏し、前記複数種類の柔軟効能組成物は前記保持部材に積層されて構成されてなることを特徴とする貼付剤。

請求項17

前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が前記保持部材の上に厚さ方向に積層され接合されて構成されてなることを特徴とする請求項16に記載の貼付剤。

請求項18

前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が前記保持部材の平面領域に配置されて互いに接合されて構成されてなることを特徴とする請求項16に記載の貼付剤。

請求項19

前記保持部材と前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が、上面が開口された収容凹部の周縁に鍔が設けられたブリスタ型容器の中に収容された状態で構成されてなることを特徴とする請求項16乃至18のいずれかに記載の貼付剤。

請求項20

前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有することを特徴とする請求項16乃至19のいずれかに記載の貼付剤。

請求項21

前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも、人体の皮膚に貼付したとき、冷却効能を奏することを特徴とする請求項16乃至20のいずれかに記載の貼付剤。

請求項22

前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも、経皮吸収性の薬効成分を含有し、人体の皮膚に貼付したとき、前記薬効成分が有する薬効を奏することを特徴とする請求項16乃至20のいずれかに記載の貼付剤。

請求項23

前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも、経皮吸収性の薬効成分を含有する第一柔軟効能組成物と、人体の皮膚に貼付したときに前記第一柔軟効能組成物よりも強い接着力を奏する第に柔軟効能組成物とを備えることを特徴とする請求項16乃至21のいずれかに記載の貼付剤。

請求項24

前記それぞれの柔軟効能組成物は、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有し、前記それぞれの柔軟効能組成物は、前記第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成される工程を備えた工程により製造されことを特徴とする請求項16乃至23のいずれかに記載の貼付剤。

発明の詳細な説明

技術分野

0001

本発明は、人体貼付することにより、冷感効能温感効能、清涼効能、鎮痛効能、消炎効能、又は、その他の薬理効能、等の効能を奏する貼付剤及び貼付剤の製造方法に関する。

背景技術

0002

人体の発熱に対する氷枕氷嚢の代わりに、携帯性貼付性に優れている人体貼付用冷却材として、主として含水水溶性高分子を含有する含水ゲル組成物を備えた種々の冷却用貼付剤が提案されている。
また、含水水溶性高分子を含有する含水ゲル組成物に鎮痛成分消炎成分などの薬効成分を含有し、人体に貼付することにより経皮的に作用して、その薬効成分に対応する効能を奏する種々の薬効用貼付剤が提案されている。
また、水を含有しない非水系組成物合成ゴム天然ゴム等の弾性を有する非水弾性組成物に鎮痛成分、消炎成分などの薬効成分を含有し、人体に貼付することにより経皮的に作用して、その薬効成分に対応する効能を奏する種々の薬効用貼付剤が提案されている。

0003

例えば、特開2000−107219号公報(特許文献1)には、水溶性高分子からなりかつ水が40重量%以上含有された保水性母材と、該保水性母材内に分散保持された少なくとも表面が親水性を有する繊維とからなり、該繊維の少なくとも一部が上記保水性母材表面露出している保冷保湿ゲルであって、保水性母材内に多量に保水することができ保湿能に優れており、また繊維によって該母材内を水分が移動し易く、且つこれらの繊維によって保水性母材から外部への水分の揮散も容易に起き、保冷能にも優れる効果が開示されている。

0004

特開2004−298474号公報(特許文献2)には、伸縮性シートの片面に複数個突起が設けられた支持体の突起を有する面に(A)ポリアクリル酸及び/又はその塩、(B)架橋剤を配合した含水ゲルが塗工されてなる貼付剤であって、優れた指圧効果を発揮し、患部の高い血流改善治療効果が得られる。また、柔軟性・弾力性を有する含水ゲル層クッションとなり突起物による鋭い痛み感じないため、長時間にわたって心地よい使用感を奏する効果が開示されている。

0005

特開2004−231577号公報(特許文献3)には、少なくとも水溶性高分子と水分と官能成分とを含む保水ゲル中に、アロマオイル薬理活性物質などの官能成分を担持して徐放するゲル粒子が分散されてなるパッド材であって、保水ゲルを用いたパッド材を人体に貼付し続けた場合において、次第に、このパッド材による実質的な官能効果感覚的な官能効果が低下するのを抑制し、長時間にわたって十分な官能効果を奏する効果が開示されている。

0006

特開2003−183156号公報(特許文献4)には、支持体に膏体層を設けてなる外用貼付剤において、該膏体層を形成する膏体組成物が、非水性基剤インドメタシン等の薬効成分及びポリエチレングリコールを含有すること外用貼付剤であって、貼付剤の粘着性や使用感等を良好に保ちつつ、皮膚障害を抑制できる効果を奏することが開示されている。

0007

再表2001−47559号公報(特許文献5)には、支持体と該支持体上に塗工された薬物保持層とを有する外用貼付剤であって、前記薬物保持層が、水溶性高分子物質、架橋剤、水、及び保水剤を必須成分とする粘着性ゲル基剤に、薬効成分としてテトラカインプロカインジブカインリドカインベンゾカイン、キシロイン、又はこれらの薬学的に許容される塩の化合物からなる局所麻酔剤及びケトプロフェンピロキシカムフェルビナクブフェキサマクスプロフェンフルルビプロフェンジクロフェナックイブプロフェン、又はこれらの薬学的に許容される塩の化合物からなる非ステロイド系消炎鎮痛剤を含有してなる薬物含有基剤からなる外用貼付剤であって、慢性関節リウマチ変形性関節症、及び腰痛症からなる群から選択される炎症を伴う痛みに対する鎮痛用剤である外用貼付剤であって、慢性関節リウマチや変形性関節症、腰痛症等の炎症を伴う痛みの鎮痛効果を改善しうる効果が開示されている。

0008

特開2001−64161号公報(特許文献6)には、支持体部と膏体部からなる貼付剤において、膏体部を有し、インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナク、又はクロモグリク酸などの水難溶性薬物を含有する貼付剤であって、剥がれ、めくれを生じす、且つ膏体表面についている剥離ライナーが剥がしやすく、肩、等へも貼付しやすく、剥がした際に膏体が皮膚表面に残らない使用性に優れた効果を奏することが開示されている。

0009

特開2003−116903号公報(特許文献7)には、複数のゲル組成物充填用凹部を形成した帯状シートを供給し、搬送する帯状シート供給搬送手段と、少なくとも水溶性高分子および水を含みゲル化し得るよう調製されたゲル組成物を貯留し、下部にゲル組成物を帯状シート上に送り出すための送出し口を有する貯留槽と、前記送出し口に設置され、帯状シートの搬送による移動に伴って前記送出し口から帯状シート上に送り出されたゲル組成物を帯状シートの各凹部内に押し込み、充填するゲル組成物充填手段とを備えたゲル組成物をブリスタ型容器に充填する貼付剤の充填装置であって、ゲル組成物を、ブリスタ型容器に空気を含まずに自動的に充填できる効果が開示されている。

0010

特開2007−190325号公報(特許文献8)には、高含水率低粘着性含水ゲル体が形成された保持シートの反対側の面に設けられた非水溶性粘着剤を用いた粘着層剥離シート剥離可能に貼着された冷却シートと、収容凹部の周囲に鍔部が設けられたブリスタ型収容容器とを備えた携帯用冷却シートにおいて、上記の冷却シートにおける剥離シートが保持シート及び含水ゲル体よりも大きく形成され、この冷却シートにおける含水ゲル体が上記の収容凹部の底部側に位置するようにして、含水ゲル体と保持シートとがこのブリスタ型収容凹部内に収容されると共に、この収容凹部から鍔部側に突出した剥離シートを覆うようにして、閉塞部材がブリスタ型収容容器の鍔部に貼着されている携帯用冷却シートであって、高い冷却効果が長い時間維持でき、簡単に剥がれないように身体の貼付部位に適切に貼付できる冷却シートが簡単に得られる効果が開示されている。

先行技術

0011

特開2000−107219号公報特開2004−298474号公報特開2004−231577号公報特開2003−183156号公報再表2001−47559号公報特開2001−64161号公報特開2003−116903号公報特開2007−190325号公報

発明が解決しようとする課題

0012

上記従来の貼付剤において、一般に、不織布等の多孔性繊維からなる保持部材の表面に、含水ゲル組成物又は膏体組成物などの流動状態の効能組成物を積層し、その後、積層した効能組成物を流動しない程度のゲル状態又は軟質状態に処理する工程を含む製造方法により、貼付剤が製造されている。このように、流動状態の効能組成物を保持部材の表面に直接に積層する製造方法であるために、積層される貼付剤の厚さ、面積、形状、積層位置などを高精度で形成するために複雑な製造工程を必要としていた。
また、柔軟効能組成物を所望形状に形成するために、通常の押切刃型を用いて、柔軟効能組成物を所望形状に切断する場合、切断動作後に柔軟効能組成物の残渣が押切刃型の刃先に付着し、その結果、繰り返しの切断を行う量産工程において、押切刃型の刃先の付着物清掃除去のための作業を必要としている。

0013

本発明は、上記課題を解決して、保持部材の表面に、柔軟効能組成物を、厚さ、面積、形状、積層位置などを高精度で積層形成可能である貼付剤の製造方法及び貼付剤を提供する。また、本発明は、上記課題を解決して、通常の押切刃型を用いて、柔軟効能組成物を所望形状に切断する場合、切断動作後の柔軟効能組成物の残渣が押切刃型の刃先に付着することを抑制できる貼付剤の製造方法及び貼付剤を提供する。

課題を解決するための手段

0014

本発明の貼付剤の製造方法は、少なくとも、複数の組成成分を含有し効能を奏する柔軟効能組成物と、前記効能組成物の一面に接合され前記効能組成物を保持する保持部材とを備えた貼付剤の製造方法であって、前記柔軟効能組成物は、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有し、前記柔軟効能組成物は、前記第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成される工程を備えた工程により製造されてなることを特徴とする

0015

本発明の貼付剤の製造方法において、望ましくは、(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(C)前記流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物を所定形状に切断して切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材に前記切断冷却非変形効能組成物を積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を調製する冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする

0016

望ましくは、(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(C)前記流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材の所定の表面領域に前記複数個の切断冷却非変形効能組成物を積層付着して、保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数個の冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させるとともに柔軟化した柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・複数個の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、
を備えることを特徴とする

0017

望ましくは、(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種類の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形形成効能組成物を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形効能組成物を順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物を前記保持部材に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする

0018

望ましくは、(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材の所定の表面の平面領域所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物を互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに前記保持部材に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物が前記保持部材の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする

0019

望ましくは、(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(AB)前記保持部材に前記流動効能組成物原料を積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料が非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成した保持部材・冷却非変形効能組成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却非変形効能組成物を所定形状に切断して保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備えることを特徴とする。

0020

望ましくは、(A)保持部材を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料を調製する流動効能組成物原料調製工程、(AB)前記保持部材に前記流動効能組成物原料を積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC−a)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料が非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成した保持部材・冷却効能組成物積層構成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却効能組成物積層構成物を複数個の所定形状に切断して複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する複数個切断冷却所定形状形成工程、(E−a)前記複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した複数個の保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0021

望ましくは、さらに、(F)上面開口された収容凹部とその凹部の周縁に形成された鍔とを有するブリスタ型容器を供給するブリスタ型容器供給工程と、(AF)前記ブリスタ型容器の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、備え、前記(B)流動効能組成物原料調製工程と前記(C)冷却所定形状形成工程を経て、前記(D)冷却非変形効能組成物積層工程において、前記ブリスタ型容器材の凹部に配置された前記保持部材に前記切断冷却非変形効能組成物を積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製し、その後、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程を経ることを特徴とする。

0022

望ましくは、さらに、前記柔軟効能組成物の他面に、使用時に剥離される剥離保護部材を備えた貼付剤の製造方法であって、(G−a)前記剥離保護部材を供給する剥離保護部材供給工程、及び、(G−b)前記(D)冷却非変形効能組成物積層工程の後に、前記冷却非変形効能組成物の他面に前記剥離保護部材を積層して保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程、又は、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程の後に、前記柔軟効能組成物の他面に前記剥離保護部材を積層して保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程、を備えることを特徴とする。

0023

望ましくは、さらに、使用時に剥離される剥離保護部材を備えた貼付剤の製造方法であって、さらに、(G−a)前記剥離保護部材を供給する剥離保護部材供給工程、及び、
(G−b)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物の他面と前記ブリスタ型容器の鍔とを覆った状態で前記剥離保護部材を設置するとともに、前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を大気圧よりも減圧状態になるように減圧した状態で、前記剥離保護部材と前記ブリスタ型容器の鍔とを接合して、これにより、減圧密封包装体を調製する密封工程を備えることを特徴とする。

0024

望ましくは、前記(B)流動効能組成物原料調製工程において、前記流動効能組成物原料は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、前記第一流動温度において流動可能な流動状態であり、前記第一流動温度よりも低温になるに従って切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態になり、その非変形状態から第三非流動柔軟温度に処理した時に流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる性質を有することを特徴とする。

0025

望ましくは、人体の皮膚に貼付したとき、冷却効能又は冷感効能を奏することを特徴とする。

0026

望ましくは、前記流動効能組成物原料または前記効能組成物は、さらに、経皮吸収性を有する薬効成分を含有し、人体の皮膚に貼付したとき、前記薬効成分が発揮する薬効を奏することを特徴とする。

0027

望ましくは、前記保持部材は、空気、水分及び湿気のうちの少なくとも一つを通過可能な微細凹凸表面を有する多孔性材料より構成され、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程において、前記切断冷却非変形効能組成物が非変形状態から柔軟状態に変化するとともに柔軟化した柔軟効能組成物の一部が前記保持部材の微細凹凸表面の凹凸の内部に入り込む状態で付着して、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に剥がれることなく固着する状態に処理することを特徴とする。

0028

望ましくは、前記流動効能組成物原料は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、前記第一流動温度は、前記流動効能組成物原料が流動可能な約15℃〜約90℃であり、前記第二冷却非変形温度は、前記冷却非変形効能組成物が切断時に変形しない約約5℃以下の温度領域であり、前記第三非流動柔軟温度は、前記柔軟効能組成物が流動性を有しない約5℃〜約50℃であることを特徴とする。

0029

本発明の他の貼付剤は、少なくとも、保持部材と、柔軟効能組成物とを備え、前記柔軟効能組成物は、互いに組成成分の異なる複数種類の柔軟効能組成物を有し、前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物は互いに異なる効能を奏し、前記複数種類の柔軟効能組成物は前記保持部材に積層されて構成されることを特徴とする。

0030

前記貼付剤において、望ましくは、前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が前記保持部材の上に厚さ方向に積層され接合されて構成されてなることを特徴とする。

0031

望ましくは、前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が平面領域において互いに接合するとともに前記保持部材に積層されて構成されてなることを特徴とする。

0032

望ましくは、前記保持部材と前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が、上面が開口された収容凹部の周縁に鍔が設けられたブリスタ型容器の中に収容された状態で構成されてなることを特徴とする。

0033

望ましくは、前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有することを特徴とする。

0034

望ましくは、前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも、人体の皮膚に貼付したとき、冷却効能を奏することを特徴とする。

0035

望ましくは、前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも、経皮吸収性の薬効成分を含有し、
人体の皮膚に貼付したとき、前記薬効成分が有する薬効を奏することを特徴とする。

0036

望ましくは、前記複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも、経皮吸収性の薬効成分を含有する第一柔軟効能組成物と、人体の皮膚に貼付したときに前記第一柔軟効能組成物よりも強い接着力を奏する第に柔軟効能組成物とを備えることを特徴とする。

0037

望ましくは、前記それぞれの柔軟効能組成物は、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有し、前記それぞれの柔軟効能組成物は、前記第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成される工程を備えた工程により製造されことを特徴とする。

発明の効果

0038

(効果イ)
本発明の貼付剤の製造方法により、保持部材に積層される柔軟効能組成物を、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいて高精度で形成可能となり、また、含有する組成成分割合貼付剤製品において変動することなく安定して高精度で量産形成可能であり、その結果、良品歩留まりを著しく向上可能で、所望の品質を有する貼付剤を安定して量産することができ、著しいコストダウンが可能となる。
さらに、通常の押切刃型を用いて、柔軟効能組成物を所望の形状に切断する場合、切断動作後の押切刃型の刃先に付着する柔軟効能組成物の残渣等の付着物の量を抑制できる。

0039

(効果ロ)
少なくとも、複数の組成成分を含有し効能を奏する柔軟効能組成物と、前記効能組成物の一面に接合され前記効能組成物を保持する保持部材とを備えた貼付剤の製造方法であって、前記柔軟効能組成物は、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有し、前記柔軟効能組成物は、前記第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成される工程を備えた工程を備えた貼付剤の製造方法により、保持部材に積層される柔軟効能組成物を、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいて高精度で形成可能となり、また、含有する組成成分割合も貼付剤製品において変動することなく安定して高精度で量産形成可能であり、その結果、良品歩留まりを著しく向上可能で、所望の品質を有する貼付剤を安定して量産することができ、コストダウンが可能となる。
さらに、通常の押切刃型を用いて、柔軟効能組成物を所望の形状に切断する場合、切断動作後の押切刃型の刃先に付着する柔軟効能組成物の残渣等の付着物の量を抑制でき、その結果、所望の品質を有する貼付剤を安定して量産することができ、コストダウンが可能となる。

0040

(効果ハ)
(C)前記流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物を所定形状に切断して切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程を備えた貼付剤の製造方法により、切断時の変形が抑制されて、所望形状に容易に高精度で切断可能になり、前記(効果ロ)の効果を更に著しく発揮する貼付剤が得られる。

0041

(効果ニ)
(C)前記流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物を形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程を備えた貼付剤の製造方法により、複数個の柔軟効能組成物を、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいてそれぞれの柔軟効能組成物を高精度で形成可能となり、また、含有する組成成分割合も貼付剤製品において変動することなく安定して高精度で量産形成可能であり、その結果、良品歩留まりを著しく向上可能で、所望の品質を有する貼付剤を安定して量産することができ、コストダウンが可能となる。

0042

(効果ホ)
互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却するとともに所定形状に切断形成し、所定形状に形成された複数種の切断冷却非変形効能組成物を保持部材に多層に積層する工程を備えた貼付剤の製造方法により、組成成分の異なる複数種類の柔軟効能組成物を、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいて複数種類の柔軟効能組成物を高精度で形成可能となり、また、含有する組成成分割合も貼付剤製品において変動することなく安定して高精度で量産形成可能であり、その結果、良品歩留まりを著しく向上可能で、所望の品質を有する貼付剤を安定して量産することができる。例えば、保持部材の表面に強い粘着力を有する第一形状の柔軟効能組成物を積層し、その第一形状の柔軟効能組成物の表面の内側領域に、冷却効能又は鎮痛効能を奏する第二形状柔軟効能組成物を積層して形成することにより、周囲において強い粘着力を有し、内側領域において冷却効能又は鎮痛効能を奏する貼付剤を得ることができる。

0043

(効果ヘ)
互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却するとともに所定形状に切断形成し、所定形状に形成された複数種の切断冷却非変形効能組成物を保持部材の平面領域に付着する工程を備えた貼付剤の製造方法により、組成成分の異なる複数種類の柔軟効能組成物を、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいて複数種類の柔軟効能組成物を高精度で形成可能となり、また、含有する組成成分割合も貼付剤製品において変動することなく安定して高精度で量産形成可能になるとともに、さらに、一つの貼付剤の表面において互いに異なる組成成分の領域を有する貼付剤を容易に形成することが可能となり、その結果、所望の品質を有する貼付剤を安定して量産することができる。例えば、冷却効能を奏する貼付剤領域、鎮痛効能を奏する貼付剤領域、強い粘着性を発揮する貼付剤領域などを、保持部材の表面領域の横方向に、互いに交互に形成することにより、所望の効能を発揮するとともに優れた粘着性能を有する貼付剤を得ることができる。

0044

(効果ト)
互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却するとともに所定形状に切断形成し、所定形状に形成された複数種の切断冷却非変形効能組成物を、収容凹部を形成したブリスタ型容器の中に配置された(a)保持部材の平面領域に付着する工程、又は(b)保持部材の表面に順次多層に積層して付着する工程、備えた貼付剤の製造方法により、
保持部材に積層される柔軟効能組成物を、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいて高精度で形成可能となり、また、含有する組成成分割合も貼付剤製品において変動することなく安定して高精度で量産形成可能であり、その結果、良品歩留まりを著しく向上可能で、所望の品質を有するブリスタ型貼付剤を安定して量産することができる。

0045

(効果チ)
ブリスタ型容器を構成し、そのブリスタ型容器に保持部材と所定形状に形成された複数種の切断冷却非変形効能組成物を配置し、(G−b)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物の他面と前記ブリスタ型容器の鍔とを覆った状態で前記剥離保護部材を設置するとともに、前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を大気圧よりも減圧状態になるように減圧した状態で、前記剥離保護部材と前記ブリスタ型容器の鍔とを接合する密封工程を備えた貼付剤の製造方法により、前述の(効果ト)の効果に加えて、減圧密封により柔軟効能組成物の中に残存する気泡が著しく減少しする効果、また、不織布製の保持部材の空隙に柔軟効能組成物が入り込んで保持部材と柔軟効能組成物との接合性着性が著しく向上する効果、さらに、減圧脱気により密封容器の中の酸素量が少なくなるために柔軟効能組成物の酸化劣化が防止されて、長期間の保存が可能であり優れた保存安定性を奏する貼付剤が得られる。

0046

(効果リ)
流動効能組成物原料調製工程において、流動効能組成物原料は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、第一流動温度において流動可能な流動状態であり、第一流動温度よりも低温になるに従って切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態になり、その非変形状態から第三非流動柔軟温度に処理した時に流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる性質を有する構成を備えた貼付剤の製造方法により、前述の(効果イ)から(効果チ)の効果を発揮する含水ゲル状柔軟効能組成物を構成する貼付剤が得られる。更に、含水ゲル組成物はそのゲル成分や薬効成分を自由に設計可能であり、貼付剤を人体に貼付した時に、含水成分に起因する適度の冷感と共に、薬効成分に起因する薬効を奏する貼付剤が得られ、また、皮膚炎症を最小限に抑制可能で皮膚に優しい貼付剤が得られる。また、比較的流動性の高い含水ゲル組成物を、冷却して、冷却非変形効能組成物に調製した状態で、切断することにより、精度良く切断して所定形状の切断冷却非変形効能組成物を得ることができ、更に、切断時に使用される刃型に、含水ゲル組成物が付着するという欠点が抑制され、量産時の不良発生が抑制されて、生産性が著しく向上する。

0047

(効果ル)
特に、前記保持部材は、空気、水分及び湿気のうちの少なくとも一つを通過可能な微細凹凸表面を有する多孔性材料より構成され、効能組成物柔軟化付着積層工程において、切断冷却非変形効能組成物が非変形状態から柔軟状態に変化するとともに柔軟化した柔軟効能組成物の一部が保持部材の微細凹凸表面の凹凸の内部に入り込む状態で付着して、柔軟状態の柔軟効能組成物が保持部材に剥がれることなく固着する状態に処理する工程を備えた貼付剤の製造方法により、前述の(効果イ)から(効果ヌ)の効果を発揮するとともに、保持部材に強く接合された柔軟効能組成物を構成した貼付剤が得られる。

0048

(効果オ)
特に、前記流動効能組成物原料または前記効能組成物は、人体の皮膚に貼付したとき、冷却効能又は冷感効能を奏する貼付剤の製造方法により、優れた冷却効能又は冷感効能を奏する貼付剤が得られる。

0049

(効果ワ)
特に、前記流動効能組成物原料または前記効能組成物は、さらに、経皮吸収性を有する薬効成分を含有し、人体の皮膚に貼付したとき、前記薬効成分が発揮する薬効を奏する貼付剤の製造方法により、含有する効能組成物が有する薬効を奏する貼付剤が得られる。

0050

(効果カ)
特に、(G−b)前記(D)冷却非変形効能組成物積層工程の後に、前記冷却非変形効能組成物の他面に前記剥離保護部材を積層して保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程、又は、
前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程の後に、前記柔軟効能組成物の他面に前記剥離保護部材を積層して保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程、を備えた製造方法により、剥離保護部材を効率良く、柔軟効能組成物に積層した貼付剤を製造でき、生産性が向上する。

0051

(効果a)
本発明の、少なくとも、保持部材と、柔軟効能組成物とを備え、前記柔軟効能組成物は、互いに組成成分の異なる複数種類の柔軟効能組成物を有し、前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物は互いに異なる効能を奏し、前記複数種類の柔軟効能組成物は前記保持部材に積層されて構成されてなる貼付剤により、組成成分の異なる複数種類の柔軟効能組成物が、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいて、高精度で形成された貼付剤が得られる。また、含有する組成成分割合も貼付剤製品において変動することなく安定して含有された貼付剤が得られる。また、種々の効能を奏する貼付剤の設計が容易となる。

0052

(効果b)
前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が厚さ方向に互いに積層され接合されるとともに前記保持部材に積層されて構成される貼付剤により、前述の(効果a)が得られるとともに、更に、例えば、保持部材の表面に冷却効能又は鎮痛効能を奏する第一形状柔軟効能組成物を積層し、その第一柔軟効能組成物の表面に強い粘着力を有する第二柔軟効能組成物を積層して形成することにより、強い粘着力を有するとともに、冷却効能又は鎮痛効能を奏する貼付剤が得られる。

0053

(効果c)
前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が平面領域において互いに接合するとともに前記保持部材に積層されて構成される貼付剤により、前述の(効果a)が得られるとともに、更に、一つの貼付剤の表面において互いに異なる組成成分の領域を有する貼付剤が容易に得られ、所望の品質を有する貼付剤を安定して量産できる。例えば、冷却効能を奏する貼付剤領域、鎮痛効能を奏する貼付剤領域、強い粘着性を発揮する貼付剤領域などを、保持部材の表面領域の横方向に、互いに交互に形成することにより、所望の効能を発揮するとともに優れた粘着性能を有する貼付剤を得ることができる。

0054

(効果d)
前記保持部材と前記複数種類の柔軟効能組成物のそれぞれの柔軟効能組成物が、上面が開口された収容凹部の周縁に鍔が設けられたブリスタ型容器の中に収容された状態で構成されてなる貼付剤により、保持部材に積層される柔軟効能組成物が、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置などにおいて高精度で形成された貼付剤が得られる。また、含有する組成成分割合も貼付剤製品において変動することなく安定して優れた薬効を奏するブリスタ型貼付剤が得られる

0055

(効果e)
複数種類の柔軟効能組成物は、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有し、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有する貼付剤により、前述の(効果a)から(効果d)の効果を発揮する貼付剤が得られるとともに、更に、含水ゲル組成物はそのゲル成分や薬効成分を自由に設計可能であり、貼付剤を人体に貼付した時に、含水成分に起因する適度の冷感と共に、薬効成分に起因する薬効を奏する貼付剤が得られ、また、皮膚炎症を最小限に抑制可能で皮膚に優しい貼付剤が得られる。また、比較的流動性の高い含水ゲル組成物を、冷却して、冷却非変形効能組成物に調製した状態で、切断することにより、精度良く切断して所定形状の切断冷却非変形効能組成物を得ることができ、更に、切断時に使用される刃型に、含水ゲル組成物が付着するという欠点が抑制され、量産時の不良発生も抑制されて、生産性が著しく向上する。特に、含水ゲル状柔軟効能組成物が含水架橋ゲル状の柔軟効能組成物又は非架橋性含水ゲル組成物が望ましい。

図面の簡単な説明

0056

本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する図であり、(A)は工程説明図であり、(B)は概略工程模式図である。(実施形態1)本発明の一実施例の種々の形状に切断された切断冷却非変形効能組成物の形状を示す平面模式図である。(実施形態1)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態2)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態3)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態4)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態5)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態6)本発明の一実施例の貼付剤の複数種類の柔軟効能組成物の配置を示す概略平面模式図である。(実施形態6)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する図であり、(A)は工程説明図であり、(B)は概略工程模式図である。(実施形態7)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態8)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態9b)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態9c)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態9e)本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の概略工程模式図である。(実施形態9f)本発明の貼付剤の製造方法の冷却非変形効能組成物を切断する工程の一実施例を示す模式図である。

0057

以下に、本発明の貼付剤の製造方法及び貼付剤について説明する。
本発明の貼付剤の製造方法は、少なくとも、複数の組成成分を含有し効能を奏する柔軟効能組成物と、前記効能組成物の一面に接合され前記効能組成物を保持する保持部材とを備えた貼付剤の製造方法であって、前記柔軟効能組成物は、第一流動温度において流動可能な流動状態を有し、前記第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有し、前記第二冷却非変形温度を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有し、前記柔軟効能組成物は、前記第二冷却非変形温度に冷却した状態で所定形状に加工形成される工程を備えた工程により製造されことを特徴とする。
これにより、前述の(効果イ)と(効果ロ)の作用効果が得られる。

0058

語句の定義)
なお、前記第一流動温度における柔軟効能組成物の「流動可能な流動状態」は、柔軟効能組成物を約200mlのポリスチレン製カップ状容器に満たした状態に入れて、そのカップを約45度の角度に傾けた場合に、約5秒以内に柔軟効能組成物が容器から流動して変形し出すような性質を有する流動状態を意味する。
第二冷却非変形温度における柔軟効能組成物の「切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態」は、先端刃先角度約30度、高さ約5mm幅両刃形状の押切刃型を装着した平板型切断装置を用いて、冷却非変形効能組成物を切断した時、冷却非変形効能組成物が、流動することなく切断されて、所望の形状に切断分離された非変形状態を意味する。
第三非流動柔軟温度における「流動性のない柔軟状態」は、約1mm厚で300mm平方ポリエチレンテレフタレート製繊維を含有する屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材の表面に、約3mm厚に塗布配置し、その柔軟効能組成物が配置された柔軟効能組成物を約45度の角度に60秒間維持した時に、柔軟効能組成物が流動することなく、変形することなく、元の形状を維持した非変形状態を維持する状態を意味する。

0059

(実施形態1)
本発明の貼付剤の製造方法について更に詳細に説明する。図1(A)は本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する工程図であり、図1(B)は本発明の一実施例の貼付剤の製造方法の製造工程を示す概略工程模式図である。図2は本発明の一実施例の種々の形状に切断した切断冷却非変形効能組成物の形状を示す平面模式図である。
図1において
本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、
(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、(C)前記流動効能組成物原料1aを非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物1bを形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物1bを所定形状に切断して切断冷却非変形効能組成物1cを調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2に前記切断冷却非変形効能組成物1cを積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を調製する冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物1に変化させるとともにその柔軟効能組成物1を前記保持部材2に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
これにより、前述の(効果ハ)の作用効果が得られる。

0060

なお、上記の製造方法において、図示されていないが、さらに、(G)前記柔軟効能組成物の他面に使用時に剥離される剥離保護部材を積層して保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程を備える貼付剤の製造方法が望ましい。
剥離部材積層工程としては、前記(D)前記保持部材2に前記切断冷却非変形効能組成物1cを積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を調製する冷却非変形効能組成物積層工程の後に、前記切断冷却非変形効能組成物1cの上に剥離保護部材を積層し、その後、その保持部材と断冷却非変形効能組成物と剥離保護部材との積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える製造法が望ましい。
剥離部材積層工程の他の一実施例としては、上記の(E)保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程の後に、前記柔軟効能組成物1の上に剥離保護部材を積層して、保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える製造方法も実施可能である。

0061

剥離保護部材は、粘着性を有する柔軟効能組成物の表面に積層して柔軟効能組成物表面を保護し、使用時には、剥離除去される。
剥離保護部材としては、特に限定されないが、ポリエチレン製フィルムポリエステル製フィルム、その他のプラスチック製フィルムの、保存時に柔軟効能組成物の表面を保護可能な程度の機械的強度を有するとともに、使用時に強い粘着性を有することなく容易に柔軟効能組成物表面から剥離可能な粘着性を有する部材が使用出来る。

0062

本発明の(C)冷却所定形状形成工程は、流動効能組成物原料1aを非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物1bを形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物1bを所定形状に切断して切断冷却非変形効能組成物1cを調製する工程、を備える貼付剤の製造方法が望ましい。これにより、前述の(効果ハ)の作用効果が得られる。
冷却非変形効能組成物1bを所定形状に切断する切断方法としては、特に限定されないが、例えば、冷却された非変形状態の薄板シート状冷却非変形効能組成物1b又は帯状冷却非変形効能組成物1bを、平板型押切断装置、平板型押圧切抜装置ロール型押圧切断装置又はロール型押圧切抜装置を使用して、所定形状に切断することができる。
切断形状としては、特に限定されないが、例えば、図2に示すような、長方形、円、楕円ハート形、及び、その他の多角形、花形、記号形、任意の動植物形状、その他の任意の所望の形状に切断して、切断冷却非変形効能組成物1bが得られる。
この切断工程において、複数個に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物1bを形成することもできる。

0063

第一流動温度よりも低温の第二冷却非変形温度において切断可能であるとともに切断時に変形しない程度の非変形状態を有する冷却非変形効能組成物1bになり、前記冷却非変形効能組成物を昇温した第三非流動柔軟温度において流動性のない柔軟状態を有する柔軟効能組成物1になる性質を有する流動効能組成物原料としては、特に限定されないが、例えば、少なくとも水と前記水を含む水溶性高分子を含有する含水ゲル状組成物が使用出来る。これにより、前述の(効果リ)の作用効果が得られる。
含水ゲル状柔軟効能組成物になる性質を有する流動効能組成物原料の使用により製造される貼付剤は、少なくとも、人体の皮膚に貼付したとき、冷却効能を発揮する効能も有する。
また、互いに効能の異なる複数種類の含水ゲル状柔軟効能組成物が、厚さ方向、又は、平面領域に配置されてなる貼付剤は、前述の(効果e)の作用効果を奏する。

0064

特に、含水ゲル状の柔軟効能組成物になる性質を有する流動効能組成物原料1aとしては、少なくとも、水と、前記水を含む化学構造的に架橋可能な架橋性水溶性高分子と、架橋剤を含有する架橋性含水ゲル組成物、を含有し、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程において、または、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程の後において、架橋性水溶性高分子を化学構造的に架橋して、流動性のない含水架橋ゲル状の柔軟効能組成物になる性質を有する流動効能組成物原料が使用できる。これにより、前述の(効果リ)の作用効果が得られる。
このような流動性のない含水架橋ゲル状の柔軟効能組成物になる性質を有する流動効能組成物原料1aは、例えば、第一流動温度としての約15℃〜約90℃(望ましくは約30℃〜約80℃)において、流動可能な流動状態であり、第二冷却非変形温度としての低温の約5℃以下の低温領域(望ましくは約−30℃〜約3℃)において、非流動性になるとともに切断可能であって切断時に変形しない程度の非変形状態になり、前記(E)工程または(E)工程の後において非変形状態から第三非流動柔軟温度としての約5℃〜約50℃(望ましくは約7℃〜約40℃)に処理する過程において化学構造的に架橋されて流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる性質を有する。
このような、第一流動温度、第二冷却非変形温度、第三非流動柔軟温度は、用いる流動効能組成物原料の種類により異なる。

0065

また、含水ゲル状の柔軟効能組成物になる性質を有する他の流動効能組成物原料1aとしては、少なくとも、水と、前記水を含む化学構造的に架橋されない非架橋性水溶性高分子を含む非架橋性含水ゲル組成物を含有し、前記効能組成物は、前記第一流動温度としての約15℃より高温になるに従って流動性を有する流動状態を呈し、約5℃より低温において流動性のない非流動状態のゲル状態を呈し、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程において、または、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程の後において、前記切断冷却非変形効能組成物1bを前記第三非流動柔軟温度としての室温に処理して流動性のない非流動状態のゲル状態の柔軟効能組成物になる性質を有する流動効能組成物原料1aが使用できる。これにより、前述の(効果リ)の作用効果が得られる。
このような化学構造的に架橋されない非架橋性含水ゲル組成物を有する流動効能組成物原料1aは、例えば、第一流動温度としての約15℃〜約90℃において(望ましくは約30℃〜約80℃)流動可能な流動状態であり、第二冷却非変形温度としての低温の約−30℃〜約5℃において(望ましくは約−30℃〜約3℃)非流動性になるとともに切断可能であって切断時に変形しない程度の非変形状態になり、前記(E)工程または(E)工程の後において非変形状態から第三非流動柔軟温度としての約5℃〜約50℃(望ましくは約7℃〜約40℃)の室温付近において流動性のない柔軟効能組成物1になる性質を有する。このような、第一流動温度、第二冷却非変形温度、第三非流動柔軟温度は、用いる流動効能組成物原料の種類により異なる。
このような、含水ゲル状の柔軟効能組成物において、非流動性になるとともに切断可能であって切断時に変形しない程度の非変形状態になる第二冷却非変形温度としては、約5℃以下の低温領域が望ましく、さらに望ましくは約−30℃〜約3℃の温度領域望ましい。約5℃を超える温度領域においては、その温度が上がるに従って、流動性が徐々に増して、切断作業時に、効能組成物原料が再癒着して精度良く切断できなくなる傾向があり、また、切断に使用する刃型に効能組成物原料が付着して量産性に劣る傾向がある。
第二冷却非変形温度が約−30℃以下の場合には、容易に切断可能であるが、しかしながら、約−30℃以下の温度に設定するための電力費用が高価になり、製造コストが上がる傾向がある。
第一流動温度としては、約15℃〜約90℃が望ましく、約15℃以下になるに従って、流動性が減少して、原材料の混合などの作業性が劣り、生産性に劣る傾向にあり、また、約90℃を超える場合には、含有成分の熱劣化が生じたり、含有水分蒸発する等の不都合が生じる傾向がある。
第三非流動柔軟温度として、約5℃以下の場合には、柔軟効能組成物がやや硬くなり、人体に貼付した時に違和感を与える傾向があり、また、約50℃を超える場合には、柔軟効能組成物が柔らかくなりすぎて、使用時に違和感を与える傾向がある。

0066

含水ゲル状柔軟効能組成物、架橋ゲル状柔軟効能組成物などの、含水ゲル状柔軟効能組成物になる性質を有する流動効能組成物原料1aとして使用される水溶性高分子としては、保水性が高く、保形性にも優れた水溶性高分子が使用でき、水溶性高分子は合成水溶性高分子及び天然水溶性高分子の何れであってもよい。
一般に、天然水溶性高分子としては、特に限定されないが、例えば、カラギーナンゼラチンペクチンローカストビーンガムキサンタンガムジェランガムアーネストガムアガロースデキストリングルコマンナンポリグルタミン酸及びその塩等を用いることができる。

0067

合成水溶性高分子としては、特に限定されないが、例えば、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸の部分中和物ポリアクリル酸ナトリウムなどのポリアクリル酸の塩類カルボキシビニルポリマーポリビニルアルコールポリビニルピロリドン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、アーネストガム、メチルセルロースヒドロキシプロピルセルロースヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリグルタミン酸、ポリグルタミン酸の塩類、ポリグルタミン酸の部分中和物、アルギン酸、アルギン酸の塩類、カルボキシビニルポリマグラフト澱粉、等が使用できる。
所望のゲル性能を得るためにこれらの天然水溶性高分子と合成水溶性高分子とを混合して使用することも可能である。また、これらの水溶性高分子の数種混合して用いることが可能で、保水・粘着力等の点から、例えば、ポリアクリル酸とポリアクリル酸ナトリウムとから選択される少なくとも1種と、カルボキシビニルポリマーとの混合物、または、ポリアクリル酸の部分中和物と、カルボキシビニルポリマーとの混合物を用いることができる。

0068

含水ゲル状柔軟効能組成物は、水溶性高分子及び水を含んでゲル化するゲル組成物で構成されるが、このゲル組成物は、架橋剤、増粘剤ゲル化剤等の添加物を必要としてゲル化するものであっても、またこのような添加物を用いなくてゲル化するものであってもよい。

0069

含水ゲル状柔軟効能組成物は、水分量が少なくとも30重量%以上含まれるように調製されることが好ましく、水溶性高分子や架橋剤その他の添加物を適宜選択することにより最高95重量%まで含有させることが可能である。

0070

含水ゲル状柔軟効能組成物に、アロマオイルや薬理活性物質を含有させることができる。そして、このように含水ゲル状柔軟効能組成物にアロマオイルや薬理活性物質を含有させると、含水ゲル状柔軟効能組成物からこれらの物質が身体の貼付部位Pに徐々に伝わり、保冷・保湿効果と共に、これらの物質による効果も得られるようになる。

0071

ここで、上記のアロマオイルとしては、一般にアロマテラピーに用いられる精油成分精油類)をそのまま用いることができる。この精油成分としては、例えばワンダー・セラー著「アロマテラピーのための84の精油成分」、フレグランスジャーナル社に記載されているものが挙げられる。具体的には、アニスアンジェリカ、安息香、イモテルカモミールガーリックカルダモンガルバナム、キャラウェイキャロットシード、グアヤックウッドグレーフルーツ、サイブレスシダーウッド、スターアニスセージゼラニウムセロリタイムタラゴンテレピン乳香バイオレットパイン、パセリフェンネルブラックペッパ、ボダイジュ花、レモンレモングラスローズマリーローレル、シモツケギク、シモツケソウヤグルマギクアーモンドアルニカウイキョウエニシダクレソンゲンチアナショウノウスモモセイヨウナシタイソウタンポポチモチョレイトウガシノイバラハッカ、トネリコ、ブクリョウメリッサモモヤドリギユーカリヨクイニン、ラベンダレンギョウ等からの抽出物を挙げることができるが、別段これらに限定されない。

0072

また、上記の含水ゲル状柔軟効能組成物においては、含水量を増量させたり、保水ゲル20の内部での液体の移動を容易にしたり、貼付部位Pに液体の放散を促進する等の目的で、少なくとも表面が親水性を有する繊維を含水ゲル状柔軟効能組成物保の内部に分散させ、またこの繊維の一部をの表面に露出させるようにすることが好ましい。
繊維としては、例えば、パルプ木綿糸レーヨンその他の各種親水性樹脂繊維の他、疎水性樹脂繊維の表面を親水性処理したもの等を用いることができるが、これらに限定されない。繊維は含水ゲル状柔軟効能組成物内において三次元的に絡み合うように分散させることが好ましい。

0073

さらに、含水ゲル状柔軟効能組成物に、吸水性ポリマーや、水に溶解して吸熱する化合物や、揮散して冷却・保冷効果を高める低級アルコールメントールハッカ油や、グリセリン,ポリエチレングリコール,ソルビトール等の公知の保湿剤を含有させることも可能である。

0074

なお、上記の含水ゲル状柔軟効能組成物は、通常はpHを4〜10の範囲に調節し、皮膚の冷感と剥離後の爽快感とが得られるようにするためには、pH5〜9の範囲、より好ましくはpH6〜8の範囲に調整する。

0075

架橋性水溶性高分子としては、特に限定されないが、例えば、上記の水溶性高分子のうち、化学構造式においての架橋反応可能な官能基を有する水溶性高分子が使用される。水に溶解されたポリアクリル酸を含む架橋性含水ゲル組成物を含有する流動効能組成物原料が使用され、貼付剤の製造過程中に、塩化合物などの架橋剤を混合することにより、架橋された架橋含水ゲル組成物が得られる。一般に、架橋された架橋含水ゲル組成物は流動性が無くなり、保水性を維持するとともに保形性が向上する。

0077

このような流動効能組成物原料1aの中に、必要に応じて、芳香剤皮膚吸収促進剤酸化防止剤紫外線吸収剤無機充填材多価アルコール類シリコーン油類、その他の所望の添加剤を含有せしめることも可能である。
芳香剤としては、特に限定されないが、例えば、各種アロマオイル、アニス、アンジェリカ、安息香、イモーテル、カモミール、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、キャラウェイ、キャロットシード、グアヤックウッド、グレープフルーツ、サイブレス、シダーウッド、スターアニス、セージ、ゼラニウム、セロリ、タイム、タラゴン、テレピン、乳香、バイオレット、パイン、パセリ、フェンネル、ブラックペッパ、ボダイジュ花、レモン、レモングラス、ローズマリー、ローレル、シモツケギク、シモツケソウ、ヤグルマギク、アーモンド、アルニカ、ウイキョウ、エニシダ、クレソン、ゲンチアナ、ショウノウ、スモモ、セイヨウナシ、タイソウ、タンポポ、チモ、チョレイ、トウガシ、ノイバラ、ハッカ、トネリコ、ブクリョウ、メリッサ、モモ、ヤドリギ、ユーカリ、ヨクイニン、ラベンダ、レンギョウ等からの抽出物が使用出来る。

0078

皮膚吸収促進剤としては、ラノリン、流動パラフィン、ミツロウ、メントール、リモネン、ピネン、ピペリトン、テルピノール、カルベオール、ホホバ油、アーモンド油、オリーブ油、ツバキ油、パーシック油、ハッカ油、ゴマ油、ダイズ油、ミンク油、綿実油、トウモロコシ油、サフラワー油、ブドウ油、マカデミアナッツ油、卵黄油、紅花油等が使用できる。
多価アルコール類としては、グリセリン、プロピレングリコールオクタンジオール、ポリエチレングリコール、D−ソルビットクロタミトン等が使用できる。
シリコーン油としては、メチルシロキサンメチルフェニルポリシロキサンドデカメチルポリシロキサン等が使用できる。

0079

他の流動効能組成物原料1aとしては、さらに、経皮吸収性を有する薬効成分を含有し、人体の皮膚に貼付したとき、薬効成分が発揮する薬効を奏する流動効能組成物原料1aが使用できる。これにより、前述の(効果オ)の作用効果が得られる。
このような薬効成分としては、特に限定されないが、例えば、インドメタシン、ロキソプロフェン、ケトプロフェン、ジクロフェナック、ジクロフェナックナトリウム、ピロキシカム、スプロフェン、イブプロフェン、ケトロラク、リドカイン、フルルビプロフェン、テルビナフィンカプサイシンオオバエキスメフェナム酸グリチルリチン酸ジカリウム、メントール、カンフルヒアルロン酸類サルチル酸エステルアルブチン酢酸トコフェロールアラントインビタミン類アズレン類アクリノール、オオバクエキス、その他の植物エキス、アルブチン、酢酸トコフェロール、ビタミンC類、水溶性アズレンポリフェノールエコンザイム、プラセンタエキス、等の鎮痛剤消炎剤栄養剤精神安定剤温熱剤冷感剤、保湿剤、美白剤、皮膚しみそばかす消滅剤、その他の経皮吸収性薬剤などが使用出来る。
これらの薬効成分に加えて、医薬品または化粧品に使用される防腐剤殺菌剤香料着色剤抗酸化剤界面活性剤粘性調整剤微粉末などの添加剤も添加含有可能である。

0080

保持部材2は、空気、水分及び湿気のうちの少なくとも一つを通過可能な微細凹凸表面を有する多孔性材料より構成され、(E)効能組成物柔軟化付着積層工程において、切断冷却非変形効能組成物1cが非変形状態から柔軟状態に変化するとともに柔軟化した柔軟効能組成物の一部が前記保持部材2の微細凹凸表面の凹凸の内部に入り込む状態で付着して、柔軟状態の柔軟効能組成物1が保持部材から剥がれることなく固着する、などの性質を有する。
このような保持部材2としては、特に限定されないが、上記の柔軟効能組成物1が保持部材2に浸透して、柔軟効能組成物1が充分に保持されるものであればよく、例えば、各種の合成繊維及び天然繊維を用いた不織布又は織布等の繊維集合体、紙等の繊維集合体を用いることができる。保持部材2としては、特に、伸縮性を有する構造体が望ましく、保持部材2に含水ゲル状柔軟効能組成物及び非水系弾性組成物などを積層した貼付剤を人体に貼って使用するときに、貼付剤を伸縮自在に人体に貼付可能であり、貼付した後においても人体の動きに対応して貼付剤が自在に伸縮し、保持部材2と柔軟効能組成物1との境界分離することなく、また、貼付剤が人体から剥がれることなく安定して使用可能となる。

0081

(実施形態2)
図3に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。
本発明の貼付剤の製造方法の(C)冷却所定形状形成工程において、冷却非変形効能組成物1bを複数個の所定形状に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを調製する工程を備える製造方法も実施可能である。すなわち、図3に示すように、本発明の貼付剤の他の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、(C)前記流動効能組成物原料1aを非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物1bを形成し、その後、前記冷却非変形効能組成物1bを複数個の所定形状に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面領域に前記複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを積層付着して、保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数個の冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを非変形状態から柔軟状態に変化させるとともに柔軟化した柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟状態の柔軟効能組成物1が前記保持部材2に付着した保持部材・複数個の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
これにより、前述の(効果ニ)の作用効果が得られる。

0082

なお、上記の製造方法において、図示されているように、さらに、(G)前記柔軟効能組成物の他面に使用時に剥離される剥離保護部材を積層して保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する剥離部材積層工程を備える貼付剤の製造方法が望ましい。
この剥離部材積層工程としては、(D)前記保持部材2の所定の表面領域に前記複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを積層付着して、保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数個の冷却非変形効能組成物積層工程の後に、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物1cの上に剥離保護部材3を積層し、その後、その保持部材2と切断冷却非変形効能組成物1cと剥離保護部材3との積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、保持部材・複数個の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える製造法が望ましい。又は、上記の(E)保持部材・複数個の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程の後に、前記柔軟効能組成物1の上に剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数個の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える製造方法も実施可能である。
また、図示されていないが、得られた保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を2本ロールの間に通過させて、保持部材と柔軟効能組成物との密着性をさらに向上するとともに、厚さを更に正確に整える工程を備えることも可能である。

0083

(実施形態3)
図4に剥離保護部材を構成した他の実施例の貼付剤の製造工程図を示す。図4において、剥離保護部材を構成した他の実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、(C−a)前記流動効能組成物原料1aを非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物1bを形成する冷却工程、(D)前記保持部材2に前記冷却非変形効能組成物1bを積層して、保持部材・冷却非変形効能組成物積層物を調製する冷却非変形効能組成物積層工程、
(G)前記保持部材・冷却非変形効能組成物積層物に剥離保護部材3を積層して保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調整し、その後、前記保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を所定形状に切断して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調整する保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物切断工程、及び、(E)前記保持部材・冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物1に変化させるとともにその柔軟効能組成物1を保持部材2と剥離保護部材3に付着させて、柔軟効能組成物1が保持部材2に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物・剥離保護部材を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える。

0084

冷却非変形効能組成物、保持部材・冷却非変形効能組成物、又は、保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物、を複数個の所定形状に切断する切断方法としては、特に限定されないが、例えば、冷却された非変形状態の帯状シート又は薄板状積層物を、平板型又はロール型の押圧切断装置、押圧切抜装置を使用して、所定形状の複数個の切断冷却非変形効能組成物、保持部材・冷却非変形効能組成物、又は、保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物に切断することができる。
切断形状としては、特に限定されないが、例えば、長方形、多角形、円、楕円、ハート形、花形、任意の動植物形状、これらの組み合わせた形状、その他の任意の所望の形状に切断することができる。
また、互いに効能の異なる複数種類の柔軟組成物が、所望の厚さ、面積、形状、重量、積層位置等において構成された貼付剤は、前述の(効果a)の作用効果を奏する。

0085

なお、上記の製造方法において、図3に示されているように、さらに、前述の(G)工程により形成された保持部材・複数個の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を、所定の形状に切断分離して、個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物より構成された貼付剤が得られる。

0086

(実施形態4)
図5に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。図5において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料とB2組成物原料)11a、12aを調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物とB2冷却組成物)11b、12bを形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種類の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形形成効能組成物(B1切断冷却組成物とB2切断冷却組成物)11c、12cを調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形効能組成物11c、12cを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物を前記保持部材に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
さらに、上記の製造方法において、図5に示されているように、さらに、前述の(E)工程により形成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を所定の形状に切断分離して、個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物より構成された貼付剤が得られる。

0087

(実施形態5)
図6に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。
図6において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B3組成物原料とB2組成物原料)13a、12aを調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C−a)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料13a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B3冷却組成物とB2冷却組成物)13b、12bを形成する冷却工程、(D)保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物11b、12bを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(C−b)保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を所定形状に切断して、所定形状の切断冷却非変形効能組成物13c、12cを有する保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を形成する保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物切断工程、(E)前記保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物を前記保持部材に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物1が保持部材2に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0088

このような図5図6に示される工程により製造された貼付剤は、前述の(効果ホ)の作用効果を奏する。
また、このような、複数種類の柔軟組成物を厚さ方向に積層して接合した構成の貼付剤は、前述の(効果b)の作用効果を奏する。
例えば、保持部材の表面に冷却効能又は鎮痛効能を奏する第一柔軟効能組成物を積層し、その第一柔軟効能組成物の表面に強い粘着力を有する第二柔軟効能組成物を積層した構成により、使用時に、冷却効能又は鎮痛効能を奏するとともに、強い粘着力を奏する貼付剤が得られる。

0089

複数種類の柔軟組成物を厚さ方向に積層して接合した構成の貼付剤の形状としては、特に限定されなく、例えば、前述の図2に示されるような形状の貼付剤が実施可能である。

0090

(実施形態6)
図7に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。図7において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料とB2組成物原料)11a、12aを調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物とB2冷却組成物)11b、12bを形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物とB2切断冷却組成物)11c、12cを調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0091

なお、図7に示される貼付剤の製造方法において、剥離保護部材3を構成した製造法も実施可能である。すなわち、図7において、前述の(D)複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程の後に、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える。

0092

これらの図7に示される製造方法により、前述の(効果ヘ)の作用効果が得られる。また、このような、複数種類の柔軟組成物を厚さ方向に積層して接合した構成の貼付剤は、前述の(効果c)の作用効果を奏する。
例えば、冷却効能を奏する貼付剤領域、鎮痛効能を奏する貼付剤領域、強い粘着性を発揮する貼付剤領域などを、保持部材の表面領域の横方向に、互いに交互に形成することにより、所望の効能を発揮するとともに優れた粘着性能を有する貼付剤を得ることができる。
例えば、保持部材の表面に強い粘着力を有する第一形状の柔軟効能組成物を積層し、その第一形状の柔軟効能組成物の表面の内側領域に、冷却効能又は鎮痛効能を奏する第二形状柔軟効能組成物を積層して形成することにより、周囲において強い粘着力を有し、内側領域において冷却効能又は鎮痛効能を奏する貼付剤を得ることができる。

0093

複数種類の柔軟組成物を平面領域内に配置して接合した構成の貼付剤の形状としては、持に限定されなく、例えば、前述の図8に示されるような形状の貼付剤が実施可能である。
図8は、本発明の貼付剤の製造方法により製造される複数種類の柔軟効能組成物の配置図の一実施例を示す平面模式図である。例えば、図8の(A)から(D)において、柔軟効能組成物11は冷感又は温感などの効能を奏する組成物であり、柔軟効能組成物13は消炎鎮痛などの効能を奏する組成物であり、柔軟効能組成物14は清涼感を奏する組成物であり、柔軟効能組成物12は柔軟効能組成物11、13、14よりも強い接着力を奏する組成物である。このような種々の柔軟効能組成物を組み合わせて構成することにより、強い接着力を奏するとともに、優れた冷感、温感、鎮痛、又は、温感などの効能を奏する貼付剤を得ることができる。

0094

(実施形態7)
図9に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。図9において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、(AB)前記保持部材2に前記流動効能組成物原料1aを積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料1aが非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物1bを形成した保持部材・冷却非変形効能組成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却非変形効能組成物を所定形状に切断して保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物1cを冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物1に変化させるとともにその柔軟効能組成物1を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0095

(実施形態8)
図10に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。図10において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、(AB)前記保持部材2に前記流動効能組成物原料1aを積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC−a)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料1aが非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物1bを形成した保持部材・冷却効能組成物積層構成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却効能組成物積層構成物を複数個の所定形状に切断して複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する複数個切断冷却所定形状形成工程、(E−a)前記複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した複数個の保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0096

なお、図10に示される貼付剤の製造方法において、剥離保護部材3を構成した製造法も実施可能である。すなわち、図10において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、(AB)前記保持部材2に前記流動効能組成物原料1aを積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC−a)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料1aが非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物1bを形成した保持部材・冷却効能組成物積層構成物を調整し、その後、(ABC−b)前記保持部材・冷却効能組成物原料積層構成物の上に、剥離保護部材3を積層して保持部材・冷却効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却効能組成物・剥離保護部材積層構成物を複数個の所定形状に切断して複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調製する複数個切断冷却所定形状形成工程、(E−a)前記複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を前記第三非流動柔軟温度に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物1に変化させるとともにその柔軟効能組成物1を前記保持部材2に付着させて、柔軟効能組成物1が前記保持部材2に付着した複数個の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0097

(実施形態9a)
本発明において、ブリスタ型容器を構成した貼付剤の製造方法も実施可能である。すなわち、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、前述の実施形態1から実施形態7において、さらに、(F)上面開口された収容凹部とその凹部の周縁に形成された鍔とを有するブリスタ型容器を供給するブリスタ型容器供給工程、と(AF)前記ブリスタ型容器の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、を備え、 前記(B)流動効能組成物原料調製工程と前記(C)冷却所定形状形成工程を経て、前記(D)冷却非変形効能組成物積層工程において、前記ブリスタ型容器材の凹部に配置された前記保持部材に前記切断冷却非変形効能組成物を積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製し、その後、前記(E)効能組成物柔軟化付着積層工程を経ることを特徴とする。
このようにして、ブリスタ型容器の中に収納された保持部材2と複数種類の柔軟効能組成物1を備えた貼付剤が得られる。
これにより、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。

0098

(実施形態9b)
上記のブリスタ型容器を構成した貼付剤の製造方法について、一実施例の貼付剤の製造方法について説明する。
図11に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。図11において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部とその凹部の周縁に形成された鍔とを有するブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料とB2組成物原料)11a、12aを調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物とB2冷却組成物)11b、12bを形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種類の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形形成効能組成物(B1切断冷却組成物とB2切断冷却組成物)11c、12cを調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記ブリスタ型容器材の凹部に配置された保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形効能組成物11c、12cを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)前記ブリスタ型容器材の鍔と保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を覆って剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物を前記保持部材に接合させ、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させるとともに、剥離保護部材3が複数種類の柔軟効能組成物11、12を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
これにより、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。

0099

(実施形態9c)
上記のブリスタ型容器を構成した貼付剤の製造方法について、一実施例の貼付剤の製造方法について説明する。
図12に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。図12において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部とその凹部の周縁に形成された鍔とを有するブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料とB2組成物原料)11a、12aを調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物とB2冷却組成物)11b、12bを形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物とB2切断冷却組成物)11c、12cを調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記ブリスタ型容器4の凹部に配置された保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0100

なお、図12に示される貼付剤の製造方法において、剥離保護部材3を構成した製造法も実施可能である。
すなわち、図12において、前述の(D)複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程の後に、(G)ブリスタ型容器4の鍔と前記凹部に配置された保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合されるとともに、剥離保護部材3が複数種類の柔軟効能組成物11、12を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
これにより、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。

0101

(実施形態9d)
前述の実施形態9dに類似して、4種類の柔軟効能組成物を平面領域に配置した貼付剤の製造方法について説明する。
本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部とその凹部の周に形成された鍔とを有するブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11a、B2組成物原料12a、B3組成物原料13a、B4組成物原料14a)、を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11b、B2冷却組成物12b、B3冷却組成物13b、B4冷却組成物14b)を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11c、B2切断冷却組成物12c、B3切断冷却組成物13c、B4切断冷却組成物14c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記ブリスタ型容器4の凹部に配置された保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12c、13c、14cを、図8(C)に示すように互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)ブリスタ型容器4の鍔と前記凹部に配置された保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合されるとともに、剥離保護部材3が複数種類の柔軟効能組成物11、12を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0102

(実施形態9e)
図13に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示す。図13は前述の実施形態9b又は実施形態9cにおいて、ブリスタ型容器4の凹部の底面側に柔軟効能組成物1が配置され、その柔軟効能組成物1の上に保持部材2が配置され、ブリスタ型容器の鍔とブリスタ型容器4の凹部に配置された柔軟効能組成物・保持部材積層物を覆った状態で剥離保護部材を構成するような、貼付剤の製造方法である。すなわち、図13において、本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部とその凹部の周縁に形成された鍔とを有するブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料とB2組成物原料)11a、12aを調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物とB2冷却組成物)11b、12bを形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状に切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物とB2切断冷却組成物)11c、12cを調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)(i)前記ブリスタ型容器4の凹部の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、又は、(ii)前記ブリスタ型容器4の凹部に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを順次多層に積層して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に配置された切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cの上に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0103

なお、図13に示される貼付剤の製造方法において、剥離保護部材3を構成した製造法も実施可能である。
すなわち、図13において、前述の(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に配置された切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cの上に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程の後に、(G)ブリスタ型容器4の鍔と前記凹部に配置された保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合されるとともに、剥離保護部材3が保持部材2を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
これにより、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。

0104

(実施形態9f)
図14に本発明の一実施例の他の貼付剤の製造方法の製造工程を説明する概略工程模式図を示し、(A)は複数種類の柔軟効能組成物が多層に積層配置された構成を示し、(B)は複数種類の柔軟効能組成物が平面領域に配置された構成を示す。図14は前述の実施形態9b、9cにおいて、ブリスタ型容器の鍔とブリスタ型容器4の凹部に配置された柔軟効能組成物・保持部材積層物を覆った状態で剥離保護部材を構成し、減圧状態で、前記剥離保護部材と前記ブリスタ型容器の鍔とを接合して、減圧密封包装体を調製する貼付剤の製造方法である。すなわち、本発明の他のブリスタ型容器を構成した貼付剤の製造方法は、さらに、(G−a)前記剥離保護部材を供給する剥離保護部材供給工程、及び、(G−b)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物の他面と前記ブリスタ型容器の鍔とを覆った状態で前記剥離保護部材を設置するとともに、前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を大気圧よりも減圧状態になるように減圧した状態で、前記剥離保護部材と前記ブリスタ型容器の鍔とを接合して、これにより、減圧密封包装体を調製する密封工程を備える。
なお、図14に図示されていないが、前述の実施形態9dにおいて、(G−b)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物の他面と前記ブリスタ型容器の鍔とを覆った状態で前記剥離保護部材を設置するとともに、前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を大気圧よりも減圧状態になるように減圧した状態で、前記剥離保護部材と前記ブリスタ型容器の鍔とを接合して、これにより、減圧密封包装体を調製する密封工程を備える工程も実施可能である。これにより、前述の(効果チ)の作用効果が得られる。

0105

ブリスタ型容器は、凹部とその凹部の周縁に鍔を形成した形状を有する容器であり、その凹部の中に柔軟効能組成物が収納される。
ブリスタ型容器の柔軟効能組成物が収納される凹部以外の領域に、例えば、網目状等の二次元方向に凹凸、突条リブ、鍔などが形成されている容器形状が望ましい。これにより、柔軟効能組成物が大きな薄片状で形成される場合でも、歪、たわみ等が抑制された薄片状貼付剤を得ることができる。

0106

このようなブリスタ型容器材としては、射出成形真空成形圧空成形等が可能な熱可塑性プラスチック(例えば、ポリエチレンポリプロピレンポリエチレンテレフタレートポリスチレンポリアミドアクリル樹脂、等)及び、アルミニウム箔アルミ蒸着したプラスチック製容器などが使用可能であるが、これに限定されるものではない。収容される柔軟効能組成物の性質を考慮して、透光性又は遮光性等の特性をもつ材質を用いることが好ましい。ブリスタ容器は単一の樹脂で構成されたものであっても、複数のプラスチック層ラミネート体や、プラスチック層と金属層その他の層とのラミネート体であってもよい。ブリスタ容器の厚みは、携帯時、流通時、保存時等に加わる力に耐える機械的強度を有するように設定することが好ましく、例えば、射出成形による場合には、30〜1000μmが望ましい。
剥離保護部としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアミド、アクリル樹脂などのプラスチックフイルム、又はこれらのプラスチック製フィルムをラミネートしたラミネートフィルムが使用され、特に、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアミドフイルム熱溶着層としてポリエチレンまたはポリプロピレンとをラミネートしたラミネートフィルムの使用が望ましい。

0107

ブリスタ型容器材と剥離保護部とを接合して切断冷却非変形効能組成物を大気圧よりも減圧状態になるように減圧密封して減圧密封包装体を得る工程において、ブリスタ型容器の凹部の周囲に形成された鍔と、剥離保護部材とを熱溶着することにより、容易に減圧状態で密封して接合される。減圧状態で、ブリスタ型容器の鍔と剥離保護部材とを密封する方法としては、例えば、ブリスタ型容器を中に配置した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物と剥離保護部材とを大きな減圧自在な減圧吸引可能容器の中に入れて、減圧吸引可能容器内を所定の真空度に減圧した状態で、ブリスタ型容器の鍔と剥離保護部材とを熱溶着し、その後、減圧吸引可能容器内を大気圧に戻すことによって、減圧密封された貼付剤が得られる。

0108

このような、ブリスタ型容器と一緒に用いられる剥離保護部材としては、前述の剥離保護部材の他に、例えば、保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を空気や湿度等の外気雰囲気から遮断し、柔軟効能組成物の劣化等の性能変化を防止できる程度の空気湿度遮断性を有する包装体の使用が望ましく、例えば、ポリエステルフィルムポリアミドフィルムなどの外装フィルムと、アルミ箔アルミ蒸着フィルムなどの空気遮断性を有する金属層と、ポリエチレンフィルムポリプロピレンフィルムなどの熱溶着可能な溶着層をラミネートしたラミネートフィルムからなる剥離保護部材も使用出来る。

0109

大気圧よりも減圧状態になるような減圧状態としては、特に限定されないが、例えば、10mmHgから700mmHgの範囲が望ましい。10mmHgよりも高真空の場合は、減圧状態にするために長時間の真空吸引作業を必要とするため生産性に劣る傾向があるとともに、含有する成分が気化することがある。従って、減圧状態としては、約100mmHgから約600mmHgの範囲が特に望ましい。

0110

以下、本発明の貼付剤の製造方法及び貼付剤について典型的実施例を説明する。

0111

(典型的実施例1:各種流動効能組成物原料の調製)
(典型的実施例1−1:流動可能な流動状態を有するB1流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程):
ポリアクリル酸ナトリウム4g、ゼラチン1g、ポリビニルアルコール2g、グリセリン18g、カルボキシメチルセルロースナトリウム1g、カラギーナン2g、エチルアルコール1g、パラベン0.1g、水70.9g、合計100gを準備する。次に、ゼラチンとカラギーナンを水20gに約80℃に加温して溶解物aを得る。また、ポリビニルアルコールを水20gに約80℃に加温して溶解物bを得る。これら加温溶解物aと加温溶解物bと混合して、よく撹拌混合する。別途、ポリアクリル酸ナトリウムとカルボキシメチルセルロースナトリウムとグリセリンとを混合して約80℃に加温して溶解物cを得る。これらの溶解物aと溶解物bと溶解物cとパラベンと残りの水を加えて、約80℃に加温混合撹拌して、その後、溶液温度を約70℃〜約75℃に降下させると共に、この溶液内の気泡が排除されるのを待つ。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃のB1流動効能組成物原料11aを調製する。
このようにして調製されたB1流動効能組成物原料11aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏する効果を有する。

0112

(典型的実施例1−2)
流動可能な流動状態を有するB2流動効能組成物原料12aを調製する流動効能組成物原料調製工程):
流動効能組成物原料12aの全量を100質量%として、以下の処方のゲル状組成物を調製した。すなわち、先ず別の容器に所定量の水をとり、そこに架橋剤(KCl)0.02質量%を添加しておく。別途、カッパーカラギーナン0.6質量%、ローカストビーンガム0.2質量%、グルコマンナン0.4質量%、ポリアクリル酸部分中和物0.05質量%等のゲル成分を、約半量のブチレングリコール5質量%によく攪拌しながら少量ずつ加えた後、これにシリカ粉体サイロピュア25)3質量%を少量ずつ添加してよく攪拌し、ゲル成分・シリカ粉体湿潤液を得る。なお、ゲル成分は予め少量のエタノールに湿潤・分散させておいてもよい。一方、残りのブチレングリコール5質量%に防腐剤(パラベン0.2質量%)及びポリエチレングリコール1質量%並びに有効成分(ラズベリケトン0.5質量%、カフェイン0.1質量%、茶エキス0.1質量%、海藻エキス0.1質量%、グルコース糖成分2質量%)を加え、加温下で攪拌しながら完全に溶解させ、ブチレングリコール溶液を得る。このブチレングリコール溶液の粗熱がとれたら、これを少量ずつ上記のゲル成分・シリカ粉体湿潤液によく攪拌しながら添加する。次いでこれを、残りの水にソルビトール5質量%を加えたものによく攪拌しながら加え、ゲル成分を膨潤させる。得られたゲル成分膨潤液を80〜85℃程度に加熱し、膨潤したゲル成分が均一に溶解したら、これに別途用意した架橋剤水溶液攪拌下滴下して加え、80〜85℃にて約30分間程維持する。その後、70〜75℃に調節したウォーターバスに浸して溶液温度を降下させると共に、この溶液内の気泡が排除されるのを待つ。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃(第一流動温度)のB2流動効能組成物原料12aを調製する。
このようにして調製されたB2流動効能組成物原料12aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏するとともに、前述のB1流動効能組成物原料11aを用いた含水ゲル状柔軟効能組成物よもより強い接着力を奏する効果を有する。

0113

(典型的実施例1−3)
流動可能な流動状態を有するB3流動効能組成物原料13aを調製する流動効能組成物原料調製工程:
前述の典型的実施例1の工程において、さらに、鎮痛消炎効能を奏する薬効成分としてのインドメタシン約0.1gを加えて混合・溶解する工程を有する。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃のB3流動効能組成物原料13aを調製する。
このようにして調製されたB3流動効能組成物原料13aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏するとともに鎮痛消炎効能を奏する効果を有する。

0114

(典型的実施例1−4)
流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料14aを調製する流動効能組成物原料調製工程:前述の典型的実施例1において、さらに、冷感清涼感を奏する薬効成分としてのl−メントール約0.1gを加えて混合・溶解する工程を有する。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃のB4流動効能組成物原料14aを調製する。
このようにして調製されたB3流動効能組成物原料13aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏するとともに清涼効能を奏する効果を有する。

0115

(典型的実施例2)
含水ゲル状の柔軟効能組成物を備えた貼付剤の製造:
図1に示される実施形態1に関する典型的実施例について説明する。
(A工程)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維及びその他の結合剤等を含有する厚さ約1mm、縦幅約300mm、横幅約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材を準備する。
(B工程)前述の典型的実施例1−1と同じようにして、各成分が均一に混合又は溶解された流動可能な約40℃〜約70℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを調製する。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む
(C工程)冷却所定形状形成工程:B1流動効能組成物原料11aを非変形状態になる約−10〜約3℃の第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成し、その後、冷却非変形効能組成物を図2の(C)に示される楕円形状に切断して切断冷却非変形効能組成物11cを調製する。
(D)保持部材2に切断した楕円形状の切断冷却非変形効能組成物11cを積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を調製する。
(E)保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を第三非流動柔軟温度の約10℃〜約25℃に昇温させて、切断冷却非変形効能組成物11cを冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物11に変化させるとともにその柔軟効能組成物11を保持部材2に付着させて、柔軟効能組成物11が保持部材2に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する。
このようにして、横幅14cm、縦幅10cm、厚さ約1.5mmの平面楕円状の保持部材・柔軟効能組成物積層構成物が得られる。
このような製造方法により、前述の(効果イ)、(効果ロ)、(効果ハ)の効果が得られた。また、このようにして得られた貼付剤は、人体の皮膚に貼付した時に、冷却効能を奏する。

0116

前述の(C工程)冷却所定形状形成工程について詳細に説明する。図15に本発明の貼付剤の製造方法の冷却非変形効能組成物を切断する工程の一実施例を示す模式図を示す。図15において、先端刃先角度30度、高さ約5mmの両刃形状を有する押切刃型7を平板型切断装置の上盤9に装着するとともに、約−10℃〜約3℃の冷却状態の冷却非変形効能組成物11bを平板型切断装置の下盤に配置した状態で、上盤9を稼働して、切断冷却非変形効能組成物11cを切断して所定形状の楕円形の冷却非変形効能組成物11cを得る。
切断時に、冷却非変形効能組成物11bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の楕円形の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。

0117

(比較例2)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約70℃〜約75℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃〜約25℃の流動効能組成物原料を図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。
また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。

0118

(典型的実施例3)
複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを調製する工程を備えた含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造
図3に示される実施形態2に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、図3に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、前述の典型的実施例2と同じ(A工程)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材を供給する保持部材供給工程、及び(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有するB1流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程を経る。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。そして、(C)前記流動効能組成物原料11aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10〜約3℃)に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成し、その後、典型的実施例2と同じようにして前記冷却非変形効能組成物11bを複数個の横14cm、縦10cmの長方形に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物11cを調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面領域に前記複数個の切断冷却非変形効能組成物11cを積層付着して、保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数個の冷却非変形効能組成物積層工程、その後、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物11cの上に剥離保護部材3を積層する剥離保護部材積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約10〜約25℃)に昇温させて、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物11cを非変形状態から柔軟状態に変化させるとともに柔軟化した柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟状態の柔軟効能組成物11が前記保持部材2に付着した保持部材・複数個の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。その後、保持部材・複数個の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物の、柔軟効能組成物を含む保持部材と剥離保護部材との所定位置を切断して、個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横幅14cm、縦幅10cm、厚さ約2.51mmの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物が得られる。
なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。これにより、前述の(効果ニ)の作用効果が得られる。

0119

このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。

0120

(比較例3)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを室温付近の約20℃〜25℃になるまで放置し、その約20℃〜25℃の流動効能組成物原料を図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。

0121

(典型的実施例4)
複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを調製する工程を備えた含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図4に示される実施形態3に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、図4に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材を供給する保持部材供給工程、及び(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有するB1流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程を経る。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。そして、(C−a)前記流動効能組成物原料11aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成する冷却工程、(D)前記保持部材2に前記冷却非変形効能組成物11bを積層して、保持部材・冷却非変形効能組成物積層物を調製する冷却非変形効能組成物積層工程、(G)前記保持部材・冷却非変形効能組成物積層物に剥離保護部材3を積層して保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調整し、その後、前記保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を所定形状(横約14cm、縦幅約10cmの長方形)に切断して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調整する保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物切断工程、及び、(E)前記保持部材・冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温させて、冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物1に変化させるとともにその柔軟効能組成物11を保持部材2と剥離保護部材3に付着させて、柔軟効能組成物1が保持部材2に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物・剥離保護部材を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える。このようにして、横14cm、縦10cm、厚さ約2.51mmの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物が得られる。
なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横幅14cm、縦幅10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ニ)の作用効果が得られる。
このようにして、横14cm、縦10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が製造される。

0122

このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。

0123

(比較例4)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃〜約25℃の流動効能組成物原料を図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。

0124

(典型的実施例5)
複数種類の効能組成物を多層に積層構成した含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図5に示される実施形態4に関する典型的実施例について説明する。すなわち、図5に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製した。また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製した。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.0mmの厚さになるように流し込み、また、そのB2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11bとB2冷却組成物12b)を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状(横約14cm、縦約10cmの長方形)に切断して、複数種類の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形形成効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形効能組成物11c、12cを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物11、12を前記保持部材2に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物11、12を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
さらに、前述の(E)工程により形成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を所定の形状に切断分離して、個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物より構成された貼付剤が得られる。なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ホ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果b)の作用効果を奏する。特に、接着力の強いB2組成物原料12aの厚さを冷却効能の優れたB1切断冷却組成物11cよりも薄く構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、冷却効能の優れた貼付剤が得られる。

0125

このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11b、12bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11c、12cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。

0126

(比較例5)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料11a、12aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃〜約25℃の流動効能組成物原料を図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。

0127

(典型的実施例6)
複数種類の効能組成物を多層に積層構成した他の含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図6に示される実施形態5に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、図6に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B3組成物原料13aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B3組成物原料13aは、前述の典型的実施例1−3において調製したB3流動効能組成物原料13aと同じように調製した。また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製した。そのB3流動効能組成物原料13aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.0mmの厚さになるように流し込み、また、そのB2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。
(C−a)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料13a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B3冷却組成物13bとB2冷却組成物12b)を形成する冷却工程、(D)保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物13b、12bを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(C−b)保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を所定形状に切断して、所定形状の切断冷却非変形効能組成物13c、12cを有する保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を形成する保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物切断工程、(E)前記保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物を前記保持部材に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物1が保持部材2に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ホ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果b)の作用効果を奏する。
特に、接着力の強いB2柔軟効能組成物12の厚さを鎮痛効能の優れたB3柔軟効能組成物13よりも薄く構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、鎮痛効能の優れた貼付剤が得られる。

0128

このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物13b、12bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物13c、12cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物13c、12cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。

0129

(比較例6)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料13a、12aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃の流動効能組成物原料を図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。

0130

(典型的実施例7−a)
複数種類の効能組成物を平面領域に構成した含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図7に示される実施形態6に関する典型的実施例について説明する。すなわち、図7に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1m、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製した。また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製した。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、また、そのB2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11bとB2冷却組成物12b)を形成し、その後、B1切断冷却組成物11cを横10cm、縦10cmに切断し、B2切断冷却組成物12cを横2cm、縦10cmに切断し、それらの所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを図8(A)に示すように互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0131

なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ヘ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果C)の作用効果を奏する。
特に、接着力の強いB2柔軟効能組成物12と冷却効能の優れたB1柔軟効能組成物11とを所望位置に構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、冷却効能の優れた貼付剤が得られる。
なお、本実施例において、B2流動効能組成物原料12aに替えて、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aを使用した貼付剤も実施可能である。

0132

このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11b、12bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温後には、各切断冷却非変形効能組成物11c、12cは互いに隣同士で接合しあっていることを確認した。このように、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11c、12cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。

0133

(比較例7−a)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料11a、12aを室温付近の約20〜25℃になるまで放置し、その約20℃の流動効能組成物原料を図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。

0134

(典型的実施例7−b)
複数種類の効能組成物を平面領域に構成した含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図7に類似の他の実施形態6として、4種類の流動効能組成物を構成した貼付剤に関する他の典型的実施例について説明する。すなわち、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11a、B2組成物原料12a、B3組成物原料13a、B4組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11a、B2組成物原料12a、B3組成物原料13a、B4組成物原料14aは、前述の典型的実施例1−1、1−2、1−3、1−4において調製した各流動効能組成物原料と同じように調製した。B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、B3流動効能組成物原料13aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、B4流動効能組成物原料14a、を縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、また、B2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ1.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11b、B2冷却組成物12b、B3冷却組成物13b、B4冷却組成物14b)を形成し、その後、B1流動効能組成物原料11a、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aのそれぞれの冷却非変形効能組成物を横約4cm、縦約10cmに切断し、B2流動効能組成物原料12aを横約1.0cm、縦約10cmに切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11c、B2切断冷却組成物12c、B3切断冷却組成物13c、B4切断冷却組成物14c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12c、13c、14cを図8(C)に示すように互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12、13、14が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0135

なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ヘ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果c)の作用効果を奏する。
特に、接着力の強いB2柔軟効能組成物12、冷却効能の優れたB1柔軟効能組成物11、鎮痛効能を奏するB3柔軟効能組成物13、清涼感を奏するB4柔軟効能組成物14を所望位置に構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、冷却効能、鎮痛効能、清涼効能の優れた貼付剤が得られる。
なお、本実施例において、B2流動効能組成物原料12aに替えて、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aを使用した貼付剤も実施可能である。

0136

このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11b、12b、13b、14bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温後には、各切断冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cは互いに隣同士で接合しあっていることを確認した。このように、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。

0137

(比較例7−b)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料11a、12a、13a、14aを室温付近の約20℃〜25℃になるまで放置し、その約20℃の流動効能組成物原料を図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。

0138

(典型的実施例8)
本発明の一実施例の他の含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造工程を説明する:
図9に示される実施形態7に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、図9に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製し、B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。
(AB)前記保持部材2に前記流動効能組成物原料11aを積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料11aが非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成した保持部材・冷却非変形効能組成物を調整し、その後、B1流動効能組成物原料11aを横約14cm、縦約10cmに切断して保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物11cを冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物11に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。

0139

(典型的実施例9)
本発明の一実施例の他の含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造工程を説明する:
図10に示される実施形態8に関する典型的実施例について説明する。すなわち、図10に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製し、B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。(AB)前記保持部材2に前記流動効能組成物原料11aを積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC−a)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料11aが非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成した保持部材・冷却効能組成物積層構成物を調整し、その後、(ABC−b)前記保持部材・冷却効能組成物原料積層構成物の上に、剥離保護部材3を積層して保持部材・冷却効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却効能組成物・剥離保護部材積層構成物を横約14cm、縦約10cmに切断して複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調製する複数個切断冷却所定形状形成工程、(E−a)前記複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を前記第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物11cを冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物11に変化させるとともにその柔軟効能組成物1を前記保持部材2に付着させて、柔軟効能組成物1が前記保持部材2に付着した複数個の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。

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