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技術 紙製容器

出願人 日清食品ホールディングス株式会社
発明者 松村泰冶池田久太郎
出願日 2014年10月14日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-209665
公開日 2016年5月16日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-078868
状態 特許登録済
技術分野 紙製の円筒・円錐容器
主要キーワード フランジ断面 底板部材 液体物 プレス加工前 フランジ上面 カール成形 胴部材 ヒートシール幅
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

ヒートシール幅を十分確保するとともに、ヒートシール後の蓋の見栄えを良くする紙製容器を提供する。

解決手段

胴部材と、底板部材と、からなる断熱性紙製容器であって、前記胴部材の開口部上縁にはフランジ部が設けられており、前記フランジ部の少なくとも上面が平らになるように加工されている紙製容器。

概要

背景

現在、食品包装するために、様々な包装形態が提案されている。中でも、容器内に食品を収納し、蓋をヒートシールすることで容器内を密閉する包装形態がよく知られている。

このような包装形態を用いる食品としては、液体物が入ったポーションや、防湿が必要な即席カップめんヨーグルトなどが入った容器等がよく知られている(特許文献1参照)。

概要

ヒートシール幅を十分確保するとともに、ヒートシール後の蓋の見栄えを良くする紙製容器を提供する。胴部材と、底板部材と、からなる断熱性紙製容器であって、前記胴部材の開口部上縁にはフランジ部が設けられており、前記フランジ部の少なくとも上面が平らになるように加工されている紙製容器。

目的

本発明の課題は、ヒートシール幅を十分確保するとともに、ヒートシール後の蓋の見栄えを良くすることにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

胴部材と、底板部材と、からなる断熱性紙製容器であって、前記胴部材の開口部上縁にはフランジ部が設けられており、前記フランジ部の少なくとも上面が平らになるように加工されている紙製容器

請求項2

フランジの側面が円弧状またはテーパ状に加工されている請求項1記載の紙製容器。

請求項3

フランジの下面が、前記フランジの上面よりも開口部から離れる側に突出している請求項1または2に記載の紙製容器。

請求項4

前記フランジ上面の平らな面の幅が1〜5mmである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紙製容器。

請求項5

前記フランジの上下方向の厚みが、加工前の厚みと比較して、30%〜90%となっている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紙製容器。

技術分野

0001

本発明は、紙製容器に関する。より詳しくは、少なくともフランジの上面を平ら成形した紙製容器に関する。

背景技術

0002

現在、食品包装するために、様々な包装形態が提案されている。中でも、容器内に食品を収納し、蓋をヒートシールすることで容器内を密閉する包装形態がよく知られている。

0003

このような包装形態を用いる食品としては、液体物が入ったポーションや、防湿が必要な即席カップめんヨーグルトなどが入った容器等がよく知られている(特許文献1参照)。

先行技術

0004

実公平4−4613号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、容器に蓋などをヒートシールする場合、容器のフランジと蓋との接触面積(以下、「ヒートシール幅」という。)が大きいほど、ヒートシールを強固に行うことができる。しかしながら、即席カップめんなどの容器においては、容器内のスープを飲む際の口当たりをよくするために、フランジがカールしている。そのため、ヒートシール幅が狭くなり、ヒートシール不良が発生する可能性がある。また、フランジがカールしているため、蓋の縁に皺がより、見栄えが良くないといった問題がある。

0006

本発明は上記問題点を鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、ヒートシール幅を十分確保するとともに、ヒートシール後の蓋の見栄えを良くすることにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、本発明の課題は、ヒートシール幅を十分確保するとともに、ヒートシール後の蓋の見栄えを良くする方法について、鋭意検討を行った。そして、フランジの形状を角型にすることで、ヒートシール幅を増やすことができるともに、ヒートシール後の蓋の見栄えも改善できることを見出し、本発明を完成させるに至った。

0008

上記課題解決のため、本発明は、胴部材と、底板部材と、からなる断熱性紙製容器であって、前記胴部材の開口部上縁にはフランジ部が設けられており、前記フランジ部の少なくとも上面が平らになるように加工されている紙製容器を提供する。

0009

かかる構成によれば、フランジの上面が平らになっているため、十分なヒートシール幅が確保できる。これにより、ヒートシール不良を予防することができる。また、フランジが平らになっているので、蓋の縁に皺をよりにくくすることができる。

0010

前記した構成において、フランジの側面が円弧状またはテーパ状に加工されているものであることが好ましい。また、前記した構成において、フランジの下面が、前記フランジの上面よりも開口部から離れる側に(外側に)突出しているものであることが好ましい。

0011

かかる構成によれば、フランジの側面を円弧状またはテーパ状に成形されるため、フランジの縁が口に触れた際の口当たりをよくすることができる。

0012

前記した構成において、フランジ上面の平らな面の幅が1〜5mmのものであることが好ましい。

0013

かかる構成によれば、フランジ上面の平らな面を所定幅にすることで、ヒートシール性開封のしやすさを両立することができる

0014

前記した構成において、フランジの上下方向の厚みが、加工前の厚みと比較して、30%〜90%となっているものであることが好ましい。

0015

かかる構成によれば、所定の圧縮率にすることで、所定のヒートシール幅を得ることができる。また、口径寸法の安定性を高めることができる。

発明の効果

0016

本発明により、ヒートシール幅を十分確保するとともに、ヒートシール後の蓋の見栄えを良くすることができる。また、容器の口径寸法安定性を向上させることができる。さらに、フランジの強度を高めることができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明にかかる紙製容器のフランジの側面が円弧状である場合を説明する拡大断面図である。
本発明にかかる紙製容器のフランジの側面がテーパ状である場合を説明する拡大断面図である。

実施例

0018

以下、本発明を実施するための好適な形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。

0019

本発明にかかる紙製容器は、紙を基材とした胴部材と、同様に紙を基材とした底板部材とで構成されている。

0020

基材となる紙としては、耐水性と成形性を備えていれば、特に限定されない。また、基材となる紙の両面に密度の異なるポリエチレンフィルムラミネートしたラミネート紙を用いてもよい。

0021

ラミネート紙としては、例えば坪量200〜350g/m2の紙の片面にLDPEを15〜30μmラミネートしたものや、坪量200〜350g/m2の紙の片面にLDPEを15〜80μmと、もう片面にLDPE,MDPE,HDPEを15〜40μmラミネートしたものが挙げられる。このようなラミネート紙を用いることで、断熱性紙製容器を得ることができる。

0022

本発明にかかる紙製容器は、フランジの少なくとも上面が平らに加工されていることを特徴とする。より具体的には、カールしているフランジを型に嵌めて上下方向から圧を加えて平らに成形することを特徴とする。

0023

フランジをカール成形する場合、紙を加熱しながら行うことで成形が行いやすくなる。なお、ラミネート紙からなる紙製容器をカール成形する場合には、ポリエチレンフィルムが溶着しない程度の温度で加熱することが好ましい。

0024

カールしているフランジを型に嵌めて成形する場合、フランジの上下方向の厚みが加工前の上下方向の厚みに対して30〜90%の厚みとなるように圧縮されていることが好ましく、40〜70%の厚みとなるように圧縮されていることがさらに好ましい。圧縮率が30%未満だと、十分なフランジ強度が得られなかったり、カールが復元してしまったりするといった問題がある。また、圧縮率が90%より大きいと、角型成型の効果がなく、見栄えも変わらないといった問題がある。なお、圧縮率とは、加工前後における上下方向の厚みの比をいう。

0025

ここで、カールしているフランジを型に嵌めて成形する場合、超音波を当てながら成形することが好ましい。これにより、フランジを成形しやすくすることができるとともに、超音波融着によってカールが復元することを防ぐことができる。これにより、蓋とのヒートシールが不十分になることを防ぐことができる。なお、これらの方法は、フランジを平らに成形するのと同時に行ってもよいし、フランジを平らに成形した後に行ってもよい。

0026

本発明において、上面の平らに加工された面の幅(すなわち、ヒートシール幅w(図1参照))としては、1〜5mmであることが好ましく、2〜4mmであることがより好ましい。ヒートシール幅wが1mm未満では、蓋材とのヒートシールが不十分であるとともに、ヒートシール後の蓋材の端に皺がより見栄えが良くないといった問題がある。一方、ヒートシール幅wが5mmを超えてしまうと、胴部材と蓋材とのヒートシールが強固になりすぎてしまい、開封しづらいといった問題が生じる。

0027

さらに、本発明において、フランジ断面における側面がストレート状(すなわち、垂直)であることが好ましいが、図1及び図2に示すように円弧状またはテーパ状であってもよい。フランジの側面を円弧状またはテーパ状にすることで、フランジの縁が口に触れた際の口当たりを改善することができる。

0028

次に、紙製容器の製造方法の一例について説明する。本実施例においては、断熱性紙製容器を例に説明する。本実施例で用いる断熱性紙製容器は、胴部材の内面と外面にポリエチレンフィルムが設けられている。そして、内面のポリエチレンは、外面のポリエチレンよりも密度が高く設定されている。また、底板部材の上面にもポリエチレンフィルムが設けられている。

0029

まず、胴部材を作成する。胴部材の作成方法としては、あらかじめ密度の異なるポリエチレンフィルムが両面にラミネートされた基材を扇形打ち抜く。次に、高密度ポリエチレンフィルム面が内側に来るように打ち抜いた基材を巻き込み、円筒状の胴部材を形成する。次に、形成された胴部材の底部の一部を容器の内側に折り曲げておく。

0030

続いて、底板部材を作成する。底板部材の作成方法としては、あらかじめポリエチレンフィルムが片面にラミネートされた基材を円形に打ち抜く。次に、打ち抜いた基材の周縁部をプレスにより折り曲げることで底板部材を形成する。

0031

続いて、周縁部が折り曲げられた底板部材を胴部材に嵌め込む。このとき、胴部材の折り曲げられた底部の間に、底板部材の周縁部が挟み込まれるようにする。そして、胴部材と底板部材を熱溶着などにより固着する。

0032

続いて、胴部材の上部の縁を少しずつカール成形し、外側に向かってカールしたフランジを成形する。次に、フランジを成形した容器を鋳型嵌め込み、フランジの上面からプレス加工する。このとき、鋳型が平面になっているため、フランジの上面及び下面が平らに成形される。また、フランジをプレス成型することにより、口径寸法がのばらつきを抑えることができる。なお、フランジの側面については、所望の形状となるように鋳型を形成しておけばよい。

0033

例えば、本実施例においては、プレス加工前のフランジの上下方向における厚みは3.5mmであった。容器を鋳型に嵌め込み、プレス加工を行った。プレス加工後のフランジの上下方向における厚みは2.6mmであった。また、ヒートシール幅wは3.5mmであった。

0034

最後に、加熱加工を行った容器をオーブン内で加熱発泡させる。これにより、断熱性紙製容器が得られる。

0035

その後、得られた断熱性紙製容器内に製品が入れ、ヒートシールによって蓋を容器に貼り合わせて密封する。上記実施例では、ヒートシール幅wが3.5mmあり、また口径寸法が安定しているため、ヒートシール不良の発生を低減させることができる。また、フランジの上面が平面になっているため、蓋の縁に皺がよりにくい。これにより、見栄えを良くすることができ、消費者購買意欲を促進することができる。

0036

以上説明したように、本発明においては、フランジの少なくとも上面を平らにすることによって、ヒートシール性と見栄えを改善できる。

0037

w ヒートシール幅

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